プリペイド携帯はどこで買える?販売店舗から契約方法まで徹底解説!
「プリペイド携帯が欲しいけど、最近お店で見かけない…」「どこで売っているのか最新情報が知りたい」と疑問に思っていませんか?
実は、ドコモやau、ソフトバンクの従来のプリペイド携帯は販売が終了していますが、それに代わる便利な新しい選択肢がたくさんありますよ!
この記事では、現在の販売場所から契約のコツまで、モモストアが詳しく解説します。もう買えないと諦めていた方も、ぜひチェックしてくださいね。
・プリペイド携帯はもう買えない?販売終了の背景を解説
・【現在の主流】プリペイド携帯の代わりになる3つの選択肢
・主要キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のプリペイドサービスはどうなった?
・プリペイド携帯・SIMが今買える場所【実店舗編】
・プリペイド携帯・SIMが今買える場所【オンライン編】
- プリペイド携帯はもう買えない?販売終了の背景を解説
- 【現在の主流】プリペイド携帯の代わりになる3つの選択肢
- 主要キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のプリペイドサービスはどうなった?
- プリペイド携帯・SIMが今買える場所【実店舗編】
- プリペイド携帯・SIMが今買える場所【オンライン編】
- コンビニで買えるプリペイドSIMのメリット・デメリット
- プリペイド携帯を選ぶメリットと「こんな人におすすめ」な理由
- プリペイド携帯のデメリットと利用上の注意点
- プリペイド携帯の購入から利用開始までの具体的なステップ
- 利用期限切れ後のチャージ(延長)方法と注意すべき点
- プリペイド携帯を「スマホ」として使うための端末選びのコツ
- プリペイド携帯の料金プランとデータ通信の仕組み
- プリペイド携帯に関するよくある質問Q&A
プリペイド携帯はもう買えない?販売終了の背景を解説

昔はコンビニでも手軽に購入できた「プリペイド携帯」ですが、最近はめっきり見かけなくなりましたよね。
結論から言うと、かつての主要キャリアが販売していたフィーチャーフォン型(ガラケー)のプリペイド携帯は、ほとんどが新規受付を終了しています。これは、時代の流れとともに、プリペイド携帯を取り巻く環境が大きく変化したことが原因なんです。
なぜプリペイド携帯は市場から姿を消したのか?
従来のプリペイド携帯が市場から姿を消したのには、主に3つの大きな理由があります。これを知ると、なぜ今の主流が「プリペイドSIM」に移行したのかがよくわかりますよ。
- 犯罪利用の防止: 2000年代、本人確認が不要な手軽さから、プリペイド携帯が特殊詐欺などの犯罪に悪用されるケースが増加しました。これを受けて、国の法律(携帯電話不正利用防止法)が強化され、契約時の厳格な本人確認が義務付けられたことが大きな転換点です。手軽さが失われたことで、プリペイド携帯のメリットが薄れてしまったんですね。
- スマートフォンの普及: 携帯電話市場の主役がガラケーからスマートフォンへと完全に移行しました。キャリア各社は、リソースを高性能なスマホ向けサービスに集中させるようになり、旧式のプリペイド携帯サービスは維持が難しくなりました。
- 格安SIM(MVNO)の台頭: 月額料金の安さを求めるユーザーは、プリペイド携帯ではなく、月々の維持費が非常に安い格安SIMへと流れました。特にデータ通信専用のプリペイドSIMは、外国人観光客や一時的な利用者に需要があるため、形を変えて生き残る道を選びました。
これらの背景から、現在「プリペイド携帯」を探すというのは、「プリペイド型の格安SIM」や「データチャージ式のSIM」を探すことと同義になっています。
特に、日本に一時的に滞在する外国人観光客向けの需要は依然として高く、形を変えて様々な商品が販売されていますよ。
プリペイドSIMと従来のプリペイド携帯の違いは?
「プリペイド」という言葉は同じですが、現在のプリペイドSIMと、かつてのプリペイド携帯には、大きな違いがあります。
| 項目 | 従来のプリペイド携帯(例: 2000年代のドコモ、au) | 現在の主流(プリペイドSIM) |
| 端末 | キャリア指定のガラケー(フィーチャーフォン) | SIMフリーのスマートフォン、タブレット |
| 主な機能 | 音声通話がメイン、メール | データ通信(インターネット)がメイン |
| 有効期限 | チャージ額に応じて30日~90日程度 | SIMの開通から7日、14日、30日など期間単位が多い |
| 本人確認 | 必須(現在は非常に厳格) | 必須(音声通話付きの場合)、データ通信のみなら不要な場合あり |
ご覧の通り、主流は「データ通信」にシフトしているのが分かりますね。今欲しいのが「電話番号」なのか「インターネット接続」なのかで、選ぶべきものが変わってきます。
もしあなたが求めているのが、「最低限の通話とネットができて、月々の契約がない手軽なもの」なら、現在のプリペイドSIMで十分ニーズを満たせますよ!
もし最新のプリペイドSIMについて詳しく知りたい場合は、インターネットで「プリペイドSIM 最新」と調べてみてくださいね。様々な会社のサービスを比較検討することができます。(Google検索で「プリペイドSIM 最新」を見てみる)
【現在の主流】プリペイド携帯の代わりになる3つの選択肢
従来のプリペイド携帯がなくなったとはいえ、それに代わる便利なサービスはたくさん登場しています。ここでは、契約の手間をかけずに「必要なときだけ」通信や通話ができる、現在の主流となる3つの選択肢をご紹介します。
データ通信専用の「プリペイドSIM」
これが現在最も主流の選択肢です。SIMカードを購入し、手持ちのSIMフリー端末に挿入するだけで、すぐにインターネットが使えるようになります。特に以下のようなニーズを持つ方には最適です。
- 一時的な利用: 短期間の出張や旅行、入院などで一時的にデータ通信量を増やしたいとき。
- サブ回線として: メイン回線とは別に、タブレットやモバイルルーターで使いたいとき。
- 外国人観光客: 日本滞在中のインターネット接続用。
多くの商品がデータ容量や利用期間(例: 5GB/30日間、10GB/7日間)であらかじめ区切られています。利用期間が過ぎたらSIMカードは使えなくなりますが、月額料金や解約手続きが一切不要なのが最大のメリットです。
有名なサービスとしては、IIJmioのプリペイドパックや、日本通信のb-mobileなどがあります。これらは家電量販店やオンラインで手軽に購入できますよ。
契約不要の「レンタルWi-Fi」または「モバイルルーター」
携帯電話としての機能は不要で、純粋に「インターネット接続」だけが欲しい場合は、モバイルルーターが便利です。特にレンタルWi-Fiは、契約不要で必要な期間だけ借りられるため、一時利用には最強です。
メリット
- 端末を複数台接続できるため、パソコンやタブレットも同時に使える。
- SIMの抜き差しや設定が不要で、電源を入れるだけで使えるものが多い。
- 端末自体もレンタルできるため、手持ちの端末がなくてもOK。
デメリット
- 通話機能はない(LINE通話などは可能)。
- レンタル期間によってはプリペイドSIMより高くなる場合がある。
これも広義の「プリペイド型サービス」と言えるでしょう。空港やオンラインで簡単に申し込めますよ。
格安SIMの「最低維持費プラン」
「電話番号は絶対に欲しい」「たまにしか使わないけど、いつでも使える状態にしておきたい」という方には、プリペイドではありませんが、月額料金が数百円という格安SIMの低容量プランが実質的な代替案となります。
例えば、データ通信量が1GB以下で済むなら、月額500円~1000円程度で維持できるキャリアが増えています。確かに契約は必要ですが、解約金がない場合がほとんどなので、従来のプリペイド携帯よりも維持費が安く、かつ電話番号をずっと持ち続けられるという大きなメリットがあります。
主なサービス:楽天モバイル(0円~)、IIJmioの音声SIMの低容量プランなどです。長期的な利用を考えるなら、この選択肢が一番お得かもしれません。
ご自身の利用目的(データだけ?通話も必要?)に合わせて、これらの3つの選択肢から選んでみてくださいね。選び方が変わると、購入場所も変わってきますよ!
格安SIMの低価格プランについて比較検討したい場合は、「格安SIM 最低維持費」で調べてみると、最新のお得な情報が見つかりますよ。(Google検索で「格安SIM 最低維持費」を見てみる)
主要キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のプリペイドサービスはどうなった?
「昔はドコモやauで買えたのに…」と思っている方も多いでしょう。ここでは、かつてプリペイド携帯サービスを提供していた主要キャリア3社の現状と、残っている代替えサービスについて詳しく解説します。残念ながら、純粋な「プリペイド携帯」はほぼ過去のサービスとなってしまっています。
NTTドコモのプリペイド携帯「ぷりコール」の現状
ドコモが提供していたプリペイドサービスは「ぷりコール」という名称でした。このサービスは、すでに2012年に新規受付を終了しており、現在ではサービス自体が完全に終了しています。ドコモショップへ行っても、プリペイド携帯の販売やチャージはできません。
しかし、ドコモのグループ企業では、外国人観光客や一時帰国者向けの「プリペイド型SIM」を販売しています。これは音声通話はできず、データ通信専用となりますが、ドコモの高品質な回線を手軽に利用できるのが魅力です。
- ドコモ回線の代替サービス: ドコモのSIMフリー端末や、ドコモ対応のSIMフリースマホで利用可能なデータ通信専用のプリペイドSIMは、オンラインストアや一部の空港、家電量販店で手に入ります。
auのプリペイドサービス「ぷりペイド」の現状
auのプリペイド携帯サービスは、ドコモと同じく「ぷりペイド」という名前で親しまれていました。こちらもフィーチャーフォン(ガラケー)の新規受付は終了しています。auも時代の流れとともに、プリペイドの利用者が減少したため、サービスを段階的に縮小しました。
auショップでプリペイド携帯に関する相談をしても、新規契約はできないため、代わりにau回線を利用した格安SIMの低容量プランを勧められる可能性が高いです。特にauは、UQモバイルというサブブランドで非常に安価なプランを提供しているため、そちらが実質的な代替サービスとなっています。
ソフトバンクのプリペイドサービス「プリモバイル」「シンプルスタイル」の現状
ソフトバンクは、以前「プリモバイル」という名称でプリペイド携帯を販売し、その後「シンプルスタイル」としてサービスを継続していました。ソフトバンクのプリペイドサービスは、他のキャリアよりも比較的長く続いていたため、覚えている方も多いかもしれません。
しかし、シンプルスタイルも現在では新規契約や機種変更は終了しており、すでに契約済みのユーザーに対するサービス提供のみとなっています。こちらも、実店舗での新規購入は基本的に不可能です。
ソフトバンク回線でプリペイド型のサービスを探すなら、同じソフトバンクグループのワイモバイルやLINEMOのような、月額制の格安プランが現実的な選択肢となります。
キャリアショップへ行く前に確認すべきこと
もしあなたが「キャリアショップに行けば昔のプリペイド携帯が買えるかも」と考えているなら、ちょっと待ってください!
時間と労力を無駄にしないためにも、以下のことを知っておきましょう。
キャリアショップ(ドコモ・au・ソフトバンク)では、原則として音声通話ができるプリペイド携帯の新規販売はしていません。
もし店員さんに尋ねる場合は、「一時的に使えるデータ通信用のSIMはありますか?」と具体的に質問するのがおすすめです。そうすれば、外国人観光客向けのプリペイドSIMや、安価な月額制プランの紹介を受けられる可能性がありますよ。
従来のプリペイド携帯の歴史について深掘りしたい方は、各キャリアの過去のサービス名でインターネット検索をしてみると面白い発見があるかもしれません。(Google検索で「ドコモ ぷりコール 歴史」を見てみる)
プリペイド携帯・SIMが今買える場所【実店舗編】
「ネットで買うのは不安」「すぐに手に入れて使いたい」という方のために、実際に足を運んでプリペイドSIM(現行のプリペイド携帯の代替品)が購入できる実店舗を詳しくご紹介します。購入できるものは、主にデータ通信専用のSIMカード、またはSIMフリーのスマホとセットになったパッケージです。
家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機など)
家電量販店は、プリペイドSIMを購入する上で最もおすすめできる場所です。
多くのキャリアやMVNOのプリペイドSIMがコーナーに並べられており、種類が豊富です。特に外国人観光客向けのSIMや、データ容量や利用期間が異なる複数の商品を比較しながら選べるのが大きなメリットです。
- 取り扱いブランドの例: IIJmio、OCN、日本通信、一部の海外系SIMなど。
- メリット: 専門のスタッフに相談できる(ただしプリペイドに詳しいとは限らない)、SIMフリー端末も同時に購入できる。
- 注意点: SIMフリー端末がないと使えないため、手持ちのスマホが対応しているか事前に確認が必要です。
総合ディスカウントストア(ドン・キホーテなど)
ドン・キホーテのようなディスカウントストアでも、一部のプリペイドSIMを取り扱っている店舗があります。特に都市部の大きな店舗や、外国人観光客が多いエリアの店舗で取り扱いが多い傾向にあります。
- メリット: 営業時間帯が広く、深夜でも購入できる場合がある。
- デメリット: 取り扱いがない店舗も多い。商品の種類が限られている。
中古携帯販売店・リサイクルショップ(イオシス、ゲオなど)
ここでは「プリペイド携帯」自体を購入するというより、プリペイドSIMを使うための端末(スマホ)を探すのに最適です。
特にイオシスのような中古専門店の店頭には、SIMフリーのiPhoneやAndroid端末が豊富に並んでいます。これらの端末と、別途購入したプリペイドSIMを組み合わせることで、月額費用ゼロの「プリペイドスマホ」を完成させることができます。
- メリット: 状態の良い中古のSIMフリー端末を安く手に入れられる。
- デメリット: SIMカードは売っていないことが多いので、SIMは別で用意する必要があります。
コンビニエンスストア(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど)
昔はコンビニでプリペイド携帯がチャージできましたし、一部の国際的なプリペイドSIMは現在も購入できますが、日本の主要MVNOのプリペイドSIMは、ほとんど販売されていません。
ただし、コンビニではチャージ用のギフトカードや、各種オンラインサービスの決済ができるため、間接的にプリペイドSIMの利用をサポートする場所としては非常に重要です。海外系のSIMやWi-Fiルーターの受け取りサービスを利用できる場合もあります。
実店舗での購入時に必要なものは?
実店舗でプリペイドSIMを購入する場合、特にデータ通信専用SIMであれば、本人確認書類は不要なことがほとんどです。しかし、念のため以下のものを用意しておくと安心です。
- 購入費用: SIM代金と、必要なら端末代金。
- 身分証明書(念のため): 音声通話付きのプリペイドSIMや、格安SIMの契約をする場合は必須です。
- 利用する端末: SIMのサイズ(標準、マイクロ、ナノ)を確認するため。
店舗で購入する最大の魅力は、「すぐに使える」という点です。オンラインで購入するより少し割高になることがありますが、即時性を求めるなら実店舗がおすすめです。
お住まいの地域でプリペイドSIMの取り扱いがあるか確認したい場合は、各家電量販店のオンラインストアなどで在庫状況を検索してみると良いですよ。(Google検索で「プリペイドSIM 実店舗 購入」を見てみる)
プリペイド携帯・SIMが今買える場所【オンライン編】
「店舗に行く時間がない」「とにかく一番安く手に入れたい」「色々な商品をじっくり比較したい」という方は、オンラインストアでの購入が断然おすすめです。オンラインであれば、実店舗では取り扱いがないニッチな商品や、期間限定のキャンペーン商品なども手に入りますよ。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング
オンラインショッピングモールは、プリペイドSIMの主要な購入先となっています。特にAmazonでは、非常に多くのMVNOや海外SIMの販売代理店が出品しており、価格競争が激しいため、掘り出し物が見つかることもあります。
オンラインモールで購入するメリット
- 豊富な種類: 利用期間(7日、15日、30日など)やデータ容量(1GB、5GB、無制限など)で絞り込み検索が簡単。
- 即日発送: 翌日配送に対応している商品も多く、急ぎの場合でも対応可能。
- レビュー確認: 実際に使った人のレビューを見て、通信速度や設定のしやすさを事前にチェックできる。
購入の際は、必ず「SIMフリー端末でのみ使用可能」であること、そしてご自身の端末のSIMサイズ(ナノSIMなど)が合っているかを確認してください。また、「音声通話機能」があるかどうかも、商品によって異なるので要チェックです。
MVNO(格安SIM会社)の公式オンラインストア
IIJmio、日本通信、mineoなど、MVNOの公式サイトでもプリペイドSIMパックを購入できます。公式ストアで購入する最大のメリットは、最新のキャンペーン価格で手に入れられる可能性が高い点です。また、購入後のサポートが充実している場合が多いのも安心材料です。
- メリット: 公式ならではの特典がある場合がある。最新のSIMを確実に入手できる。
- 注意点: 発送までに時間がかかる場合がある(特に本人確認が必要な音声通話付きSIM)。
中古売買フリマサイト(メルカリ、ラクマなど)
メルカリなどのフリマサイトでも、未使用のプリペイドSIMやモバイルルーターが出品されていることがあります。これらは、購入者が「思っていたものと違った」「利用期間内に使い切れなかった」といった理由で出品していることが多いです。
- メリット: 定価よりも安く手に入る可能性がある。
- デメリット: 動作保証やサポートがない。利用期限が始まっている可能性もあるため、購入前に残りの期間を必ず確認する必要がある。
特にSIMカードは、一度開封して利用が開始されていると、トラブルの原因になることが多いため、「未開封・未使用」であることをしっかり確認した上で購入してくださいね。
オンライン購入で失敗しないためのチェックリスト
オンラインでプリペイドSIMを購入する際は、以下の3点を必ずチェックしましょう!
- 対応回線と周波数帯: 自分のスマホが「ドコモ回線」「au回線」「ソフトバンク回線」のどれに対応しているか、SIMの回線が対応しているか。
- SIMサイズ: Nano-SIMが主流ですが、古い端末だとMicro-SIMの場合もあります。
- 有効期限: 「購入後○ヶ月以内に開通すること」という期限と、「開通後○日間使える」という利用期限の二つがあります。
これらの確認を怠ると、「買ったのに使えない!」という悲しい結果になってしまいますので、購入ボタンを押す前に、もう一度よく商品の説明文を読んでみてください。
Amazonや楽天市場でのプリペイドSIMの売れ筋ランキングをチェックすると、多くの人に選ばれている商品が一目でわかりますよ。(AmazonでプリペイドSIMの売れ筋を見てみる)
コンビニで買えるプリペイドSIMのメリット・デメリット
かつてのプリペイド携帯はコンビニでチャージカードが買える手軽さが魅力でしたが、現在の「コンビニで買えるプリペイドSIM」は、どのような商品が中心で、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?コンビニに特化した情報を詳しく見ていきましょう。
コンビニで見かけるプリペイドSIMの正体
現在のコンビニ(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど)で最もよく見かけるのは、訪日外国人観光客向けのデータ通信専用SIMです。具体的には、Wi-Fiレンタル会社や一部のMVNOが、手軽に買えるようにコンビニでパッケージ販売しているものです。
- 主な特徴:
- データ通信専用(音声通話は基本的に不可)
- 利用期間が短い(7日、15日、30日など)
- パッケージの裏面に簡単な設定方法が記載されている
残念ながら、日本人が日常的に使うことを想定した長期間利用のプリペイドSIMは、コンビニではあまり取り扱われていません。その理由は、コンビニ側が多数の通信会社の在庫を管理するのが難しいからです。
コンビニ購入の大きなメリット「即時性と手軽さ」
コンビニでプリペイドSIMを買う最大のメリットは、なんといっても「思い立ったらすぐ買える」という即時性です。オンラインで購入すると、注文から受け取りまでどんなに早くても半日~1日かかってしまいますが、コンビニならそれが不要です。
| メリット | 詳細 |
| 待ち時間ゼロ | レジで支払いを済ませれば、すぐにSIMカードが手に入ります。 |
| 24時間購入可能 | 深夜や早朝など、一般的な店舗が閉まっている時間帯でも買えるのは非常に便利です。 |
| クレジットカード不要 | 現金で購入できるため、クレジットカードを持っていない方でも安心です。 |
「今すぐインターネットが必要なのに、カフェのWi-Fiが繋がらない!」といった緊急時には、コンビニのプリペイドSIMは救世主となりますね。
購入前に知っておきたいデメリットと注意点
手軽さの反面、コンビニで購入するプリペイドSIMには、いくつかデメリットがあります。
- 割高になりやすい: 即時性のコストとして、オンラインや公式ストアで購入するよりも価格が数百円~数千円割高になっていることが多いです。
- 種類が限定的: 前述の通り、選べるキャリアや容量、期間が非常に限定されます。自分のニーズにぴったりの商品がない場合が多いでしょう。
- サポート体制が薄い: コンビニの店員さんは通信の専門家ではありません。設定方法などで困った場合、その場で詳しいサポートを受けることはできません。基本的には、パッケージに記載されたコールセンターやウェブサイトで自己解決する必要があります。
したがって、コンビニでの購入は、「緊急時」や「短期利用」に限って検討し、長期的な利用や安さを追求する場合は、オンラインストアの利用をおすすめします。
コンビニの最新の取り扱い情報については、各コンビニチェーンの公式ウェブサイトのサービス紹介ページで確認できます。(Google検索で「コンビニ プリペイドSIM 購入」を見てみる)
プリペイド携帯を選ぶメリットと「こんな人におすすめ」な理由
従来のプリペイド携帯がなくなったとはいえ、それに代わるプリペイドSIMなどのサービスは、月額制の通常の携帯契約にはない独自のメリットを持っています。ここでは、プリペイド型のサービスがなぜ今でも選ばれているのか、そしてどんな人におすすめなのかを深く掘り下げていきましょう。
プリペイド型サービスならではの3つの大きなメリット
プリペイド型サービス(SIMやルーター)の魅力は、その「手軽さ」と「安心感」に集約されます。
- 月額料金・解約金ゼロ:最大のメリットはこれです。通常の携帯契約のように「毎月いくら」という固定費が発生しません。SIMを購入し、チャージした分だけ使えば、それ以上の費用はかかりません。利用期間が終われば自動的に契約が終了するため、面倒な解約手続きも不要です。
- 使いすぎの心配がない(予算管理が楽):プリペイド(Pre-paid = 事前払い)なので、チャージした金額以上は絶対に使えません。子どもに持たせる場合や、予算を決めて通信費を管理したい方にとっては、予期せぬ高額請求の心配がなく、非常に安心感があります。
- 厳格な本人確認が不要な場合がある:データ通信専用のSIMであれば、犯罪利用防止法の適用外となり、音声通話SIMのような厳格な本人確認書類(運転免許証など)の提示が不要なケースが多いです。手軽にインターネット接続手段を確保したい方には、この手軽さが選ばれる理由の一つです。
プリペイド携帯・SIMが特に「こんな人」におすすめ!
プリペイド型サービスが最大限に活かせるのは、特定の利用シーンやライフスタイルを持つ方々です。
一時的な利用をしたい人(短期出張、旅行、入院など)
数日から数週間の短期間だけ、普段使っているキャリアとは別のデータ通信が必要になった場合、プリペイドSIMは最強です。
例えば、旅行先でメインスマホのデータ容量が足りなくなったときや、引っ越し先で光回線が開通するまでの間など、「つなぎ」として使うのに非常に便利です。
副業やビジネス専用の番号が欲しい人
音声通話付きのプリペイドSIMはほとんどありませんが、一部のサービスでは短期間だけ利用できる音声通話付きプランを提供していることもあります。もし、仕事や趣味で「一時的な電話番号」が必要になった場合、月額契約なしで番号を持てるのは大きなメリットです。
通信費を徹底的に抑えたい人
普段は自宅のWi-Fiだけで済ませていて、「外出先ではほとんど使わない」という方。月額500円でも通信費を払いたくないというなら、プリペイドSIMを購入し、必要な時だけチャージするという使い方が最も経済的です。
家族・子どもに持たせたい人
お子さんにスマホを持たせる場合、高額請求のリスクは親御さんにとって大きな不安材料です。プリペイドなら、チャージした分しか使えないため、安心して持たせられます。もし紛失しても、チャージ残高以上の損害は発生しません。
これらのメリットを考えると、プリペイド型サービスは「万が一の時の備え」や「特定期間の集中利用」に適した、非常に合理的な選択肢と言えるでしょう。
プリペイド携帯のデメリットと利用上の注意点
プリペイド型サービスは手軽で便利な反面、月額制のサービスにはないいくつかのデメリットや、利用上の注意点があります。購入後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、デメリットをしっかり把握しておくことが大切です。
知っておくべきプリペイド型サービスの3つのデメリット
プリペイドSIMなどを利用する上で、特に注意すべき3つのデメリットをまとめました。
- データ単価が割高になることが多い:月額制の格安SIMやキャリアのプランと比較すると、1GBあたりのデータ通信料が割高になる傾向があります。これは、一時利用を前提としたパッケージ販売であるため、長期契約による割引が適用されないからです。
日常的に大量のデータを使うヘビーユーザーには、プリペイドは不向きと言えます。 - 利用期間と容量に期限がある:プリペイドSIMは「○日間で○GB」という設定がほとんどです。期間が過ぎる、または容量を使い切ると、すぐに使えなくなります。特に利用期間のカウントは「開通した日から」始まるため、購入してすぐに使わないと、利用可能な日数が減ってしまうという注意が必要です。
- 音声通話機能に制限がある:現在主流のプリペイドSIMはデータ通信専用であり、090や080から始まる電話番号での通話ができません。LINE通話やSkypeなどのIP電話は利用できますが、緊急通報(110番、119番)や、金融機関、病院などへの固定電話への発信が必要な場合は、別途手段を考える必要があります。
利用期限が切れたらどうなる?
プリペイドSIMの利用期限が切れると、そのSIMカードは通信機能が停止し、使えなくなります。基本的に、SIMカードは使い捨てとなり、期間延長(チャージ)ができない商品が多いです。
ただし、一部のプリペイドSIMでは、「チャージ機能」があり、期限切れになる前に追加で容量や期間を購入することで、引き続き同じSIMを使い続けられるものもあります。購入前にチャージの可否を必ず確認しましょう。
注意!機種(端末)との相性問題
プリペイドSIMを購入したものの、「手持ちのスマホにSIMを挿してもなぜか使えない…」というトラブルは非常に多いです。主な原因は以下の二つです。
- SIMロック: キャリアで購入した端末(ドコモ、au、ソフトバンク)には、そのキャリア以外のSIMを使えないようにする「SIMロック」がかかっている場合があります。このロックを解除(SIMロック解除)しないと、他社のプリペイドSIMは使えません。
- APN設定: プリペイドSIMは、挿入するだけで自動的に設定されることは少なく、「APN設定」という初期設定を手動で行う必要があります。この設定方法はパッケージに記載されていることが多いので、必ず設定手順書を読みながら行ってください。
特にAPN設定は、少しでも間違えると通信ができなくなるため、不安な方は購入前に「APN設定 方法」などで検索して予習しておくと安心です。
SIMロック解除の手順について確認したい場合は、お使いのキャリア名と「SIMロック解除」で検索してみてください。(Google検索で「キャリア SIMロック解除 方法」を見てみる)
プリペイド携帯の購入から利用開始までの具体的なステップ
プリペイド型のサービスは、月額契約のスマホとは少し手順が異なります。ここでは、プリペイドSIMや端末を「購入」してから「実際に使えるようになる」までの、具体的な5つのステップを、順を追って詳しく解説します。
ステップ1: 利用目的と必要なスペックの決定
まずは、あなたがプリペイド型のサービスを「何のために使うのか」を明確にしましょう。これが決まると、どの商品を選ぶべきかが決まります。
| 目的 | 必要なスペック |
| 短期間の旅行・出張 | 7日〜15日間の期間設定、3GB〜10GB程度のデータ容量 |
| スマホのバッテリー切れ対策 | モバイルバッテリー内蔵型のモバイルルーター(SIM不要の場合もある) |
| 長期的なサブ回線 | チャージ機能付きのSIM、または月額制の低容量SIM |
| 外国人観光客向け | 日本の主要な場所で繋がりやすいドコモ回線またはソフトバンク回線SIM |
特に「データ容量」は、動画視聴が多いなら1日1GB以上、SNSやウェブ閲覧だけなら総容量で5GB程度を目安に選びましょう。
ステップ2: SIMフリー端末の準備とSIMサイズの確認
プリペイドSIMを使うには、SIMフリーのスマートフォンが必要です。もし手持ちのスマホがキャリアで購入したものであれば、必ずSIMロック解除手続きを済ませておきましょう。
次に、あなたの端末がどのSIMサイズ(標準SIM、Micro-SIM、Nano-SIM)に対応しているかを確認します。最新のスマホはほとんどがNano-SIMですが、古い端末やタブレットの場合は異なる場合があるため、注意が必要です。
ステップ3: 実店舗またはオンラインでの購入
ステップ1と2で決めたスペックに合う商品を、前述の「購入できる場所」から選びます。
- 即日性を重視: 家電量販店、ディスカウントストア
- 価格と種類を重視: Amazon、楽天市場、公式オンラインストア
購入時には、「SIMカードのみ」なのか、「端末とSIMカードのセット」なのかを間違えないようにしましょう。データ通信専用SIMであれば、基本的に本人確認書類は不要で、すぐに購入が完了します。
ステップ4: SIMカードの挿入とAPN設定
購入したSIMカードが手元に届いたら、いよいよ利用開始のための設定です。
- SIMカードを挿入: 端末の電源を切り、SIMトレイを開けて正しい向きでSIMカードを挿入します。
- APN設定: 端末の「設定」メニューから「モバイルネットワーク」や「APN」といった項目を探し、SIMパッケージに記載されている設定情報(APN、ユーザー名、パスワードなど)を手動で入力します。
APN設定が完了し、設定を保存すると、すぐにアンテナマークの横に「4G」や「LTE」の表示が現れ、インターネットに接続できるようになります。もしうまくいかない場合は、再起動を試みましょう。
ステップ5: 通信のテストと利用開始
設定が完了したら、必ずウェブサイトを開いたり、動画を再生したりして、通信速度と接続安定性をテストします。問題なくインターネットが使えれば、利用開始です!
多くのプリペイドSIMは、この「通信が初めて開始された時点」から利用期間のカウントがスタートします。無駄なく使い切るようにしましょう。
これらのステップを踏めば、誰でも簡単にプリペイド型の通信サービスを利用することができますよ!
利用期限切れ後のチャージ(延長)方法と注意すべき点
プリペイド型サービスの一番のネックは、利用期限やデータ容量に上限があることです。ここでは、「期限が切れそうになったらどうすればいいの?」「チャージして使い続けられるの?」といった、延長利用に関する疑問について解説します。
チャージ(延長)の可否は商品によって大きく異なる
まず大前提として、すべてのプリペイドSIMがチャージ(延長)できるわけではありません。これは商品によって対応が大きく異なります。
| タイプ | チャージの可否 | 主な目的 |
| 使い切り型SIM | チャージ不可(ほとんどがこれ) | 短期利用、使い捨てを前提とする |
| チャージ可能型SIM | 指定のオンラインストアなどでチャージ可能 | 長期的なサブ回線、リピーター向け |
長期的に利用したい、または「期限が来たらまた買えばいいや」という手間を省きたいなら、「チャージ可能」と明記されている商品を選ぶことが重要です。購入前に、必ずパッケージや商品ページで「リチャージ(Recharge)」の可否を確認しましょう。
チャージ可能なプリペイドSIMの延長方法
チャージ可能なSIMの場合、延長手続きは基本的に以下の2つの方法で行われます。
公式ウェブサイトからのオンライン決済
これが最も一般的な方法です。SIMを提供しているMVNOの公式ウェブサイトにアクセスし、SIMカードの裏面に記載されている「SIM ID(電話番号)」や「ユーザーID」を入力してログインします。
- 手順: ログイン後、「チャージ」「リチャージ」「データ追加」といったメニューから、希望のデータ容量や利用期間を選び、クレジットカードやPayPalなどで決済します。
- メリット: 24時間いつでも手続きができ、すぐにデータが反映されます。
コンビニなどで専用チャージカードを購入
一部のチャージ可能型SIMでは、以前のプリペイド携帯のように、コンビニや家電量販店で専用のチャージカード(プリペイドカード)を購入し、その裏面に記載されているPINコードをウェブサイトに入力してチャージする方法が採用されています。
- メリット: クレジットカードが不要で、現金でチャージできます。
チャージする際の「2つの落とし穴」
チャージ手続きで失敗しないために、特に注意してほしい2つの点があります。
- チャージ期限: SIMカードには、「SIM自体が有効でいられる期間」が設定されています。例えば、「最後の通信から1年間」などです。このSIM自体の有効期限が切れてしまうと、いくらチャージを試みても復活できません。期限切れになる前にチャージを完了させましょう。
- APN設定の再確認: SIMの期限が切れて通信ができなくなると、APN設定がリセットされてしまう場合があります。チャージ後に通信が復活しない場合は、もう一度端末の設定画面でAPN設定が正しく入力されているか確認してみましょう。
チャージ可能なSIMを利用することで、使い捨ての手間が省け、より経済的にプリペイド型サービスを継続利用することができますよ。
プリペイド携帯を「スマホ」として使うための端末選びのコツ
プリペイドSIMを挿入して使う「プリペイドスマホ」は、通常の月額契約スマホと同じように使えますが、SIMカードが特殊なため、端末選びにはいくつかのポイントがあります。ここでは、失敗しないための端末選びのコツを詳しく解説します。
最も重要なポイント「SIMフリー端末」を選ぶ!
大前提として、プリペイドSIMを使うにはSIMロックがかかっていない端末(SIMフリー端末)が必要です。SIMロック解除済みの元キャリア端末でもOKですが、最初からSIMフリーとして販売されている端末を選ぶのが最もトラブルが少ないです。
- 新品を選ぶ場合:メーカーの公式ストアや、Amazonなどのオンラインストアで「SIMフリー」と明記されているものを購入しましょう。
- 中古を選ぶ場合:「SIMロック解除済み」と明記されているか、または最初からSIMフリーとして販売された端末であることを確認しましょう。
端末のスペックとプリペイドSIMの相性
プリペイドSIMはデータ通信量が限られていることが多いので、端末の性能が高すぎてもオーバースペックになることがあります。予算に合わせて最適なスペックを選びましょう。
| 項目 | 重要度 | チェックすべき理由 |
| 対応周波数帯(バンド) | ★★★★★ | これが合わないと、電波の掴みが悪くなったり、全く繋がらなくなったりします。SIMが利用しているキャリアのバンドに端末が対応しているか確認が必要です。 |
| RAM(メモリ)容量 | ★★★☆☆ | 2GB〜4GBあれば、SNSやウェブ閲覧は十分可能です。ゲームや動画編集をするなら8GB以上が望ましいです。 |
| バッテリー容量 | ★★★★☆ | チャージ機能のないSIMを使う場合、外出先でバッテリー切れになると通信手段が途絶えます。4,000mAh以上あると安心です。 |
| カメラ性能 | ★☆☆☆☆ | 主に通信用と割り切るなら、高性能なカメラは不要です。予算を抑えられます。 |
中古スマホをプリペイドスマホにする際の注意点
中古のSIMフリースマホは安価で魅力的ですが、以下の2点だけは必ず確認してください。
バッテリーの状態
中古端末の最大のネックはバッテリーの劣化です。「バッテリー残量○○%以上」などと記載されている商品を選び、極端に安い端末はバッテリー交換が必要になる可能性があることを頭に入れておきましょう。
赤ロムのリスク
「赤ロム」とは、前の所有者が端末代金の支払いを滞納したために、キャリアから通信制限がかけられてしまった端末のことです。一度赤ロムになると、SIMカードを挿しても通信ができません。中古販売店では「赤ロム永久保証」を付けているところが多いので、必ず保証付きの端末を選びましょう。
もし赤ロムになっていないか心配になったら、端末の「IMEI番号」をインターネットで検索し、ネットワーク利用制限の照会サイトで確認することができます。
中古スマホの購入を検討したい場合は、「SIMフリー 中古 スマホ」で検索して、信頼できる販売店を探してみてくださいね。(Google検索で「SIMフリー 中古 スマホ」を見てみる)
プリペイド携帯の料金プランとデータ通信の仕組み
現在のプリペイド型サービスは、月額制のサービスとは料金の仕組みが大きく異なります。ここでは、どのようにして料金が決まり、データ通信量がカウントされているのか、プリペイド特有の仕組みを分かりやすく解説します。
プリペイドSIMの料金を構成する3つの要素
プリペイドSIMの料金は、基本的に「パッケージ料金」に含まれています。このパッケージ料金は、以下の3つの要素で構成されています。
- SIMカードの初期費用: SIMカードを発行するための費用。
- データ通信量: 使えるデータ容量(例: 5GB、10GBなど)。
- 利用期間: 使える日数(例: 7日間、30日間など)。
つまり、「SIMカード初期費用」+「データ通信料」+「期間保証料」をまとめて先に支払う、というイメージです。パッケージの価格が高いほど、使えるデータ容量が多かったり、利用期間が長かったりします。
データ容量のカウント方法
プリペイドSIMのデータ容量のカウント方法は、大きく分けて2種類あります。
| カウント方法 | 詳細 | 適している人 |
| 総容量タイプ | 利用期間を通して合計○○GBが使える。使い切ったら終了。 | 短期間に集中してデータを使いたい人。 |
| 日次容量タイプ | 1日あたり○○MBが使える。翌日になると容量がリセットされる。 | 毎日少しずつデータを使いたい人。特定の日に使いすぎたくない人。 |
ほとんどのプリペイドSIMは総容量タイプですが、中には日次容量タイプもあり、知らないで買うと「すぐに使えなくなった!」と勘違いすることがありますので、パッケージをよく確認しましょう。
通信速度の「理論値」と「実測値」について
プリペイドSIMの商品説明には、「最大速度150Mbps」といった理論値が記載されていますが、これはあくまで最高の条件が揃った場合の数字です。実際に使う際の「実測値」は、以下の要因で大きく変動します。
- 時間帯: 朝の通勤時間帯や夜間など、多くの人がスマホを使う時間帯は、速度が大幅に低下します。
- 場所: 建物の地下や奥まった場所、山間部など、電波が届きにくい場所では速度が遅くなります。
- SIMのキャリア: プリペイドSIMがどのキャリア(ドコモ回線など)の電波を使っているかによって、速度や安定性が異なります。
特に安いプリペイドSIMは、混雑時に速度が遅くなる傾向があるため、「レビュー欄の実測値」を参考に、自分の利用目的(動画視聴など)に耐えられるか判断しましょう。
音声通話とSMSの料金体系
データ通信専用のプリペイドSIMでは、通話やSMS(ショートメッセージ)はできませんが、一部の音声通話付きプリペイドSIMの料金体系についても知っておきましょう。
- 音声通話: 従量課金制が基本です。使った分だけチャージ残高から引かれていく仕組みです。
- SMS: 送信時に1通あたり数円~数十円がチャージ残高から引かれます。
通話料金の単価は、月額制の格安SIMよりも割高になることが多いです。頻繁に通話をする場合は、プリペイドではなく、「通話かけ放題オプション」がある月額制の格安SIMを選ぶ方が経済的です。
プリペイド携帯に関するよくある質問Q&A
最後に、プリペイド携帯・SIMについて、読者の方からよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。あなたの疑問もここで解決するかもしれませんよ!
Q1. プリペイドSIMは日本国内専用ですか?海外でも使えますか?
A. ほとんどが日本国内専用です。
日本国内のMVNOが販売しているプリペイドSIMは、日本のキャリアの回線を利用しているため、基本的に日本国内でしか使えません。海外旅行中に使いたい場合は、別途「海外用Wi-Fiルーターのレンタル」または「海外専用のプリペイドSIM」を現地または日本で購入する必要があります。
Q2. プリペイドSIMのデータ容量を使い切ったら、すぐに通信はできなくなりますか?
A. はい、基本的には通信できなくなります。
使い切り型SIMの場合、データ容量を使い切ると、即座に通信速度が極端に遅い状態(低速モード)になるか、完全に通信が停止します。低速モードになった場合でも、実用的な速度ではないため、ウェブ閲覧などは非常に困難になります。
もし容量を使い切ってしまった場合は、以下のいずれかの対応が必要です。
- チャージ可能なSIMなら、追加チャージを行う。
- 使い切りSIMなら、新しいSIMカードを購入する。
Q3. プリペイドSIMでもテザリング(Wi-Fi共有)は使えますか?
A. 多くの商品で使えますが、一部制限がある場合があります。
プリペイドSIMでも、挿入したスマートフォンやモバイルルーターがテザリング機能に対応していれば、基本的にテザリングは可能です。ただし、テザリングを多用するとデータ容量の消費が激しくなるため、あっという間に容量を使い切ってしまう可能性がある点には注意が必要です。
特に、一部の安価なプリペイドSIMでは、テザリング機能が制限されている、または有料オプションになっている場合もありますので、パッケージや商品詳細をよく確認しましょう。
Q4. 契約時、本人確認書類以外に何か必要なものはありますか?
A. データ通信専用SIMなら、ほとんど何も必要ありません。
データ通信専用のプリペイドSIMは、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類は不要な場合がほとんどです。必要なのは購入代金と、SIMを挿入するSIMフリー端末だけです。
ただし、音声通話付きのプリペイドSIMや、月額制の格安SIMを契約する場合は、クレジットカードや本人確認書類、場合によっては口座情報が必要になります。
Q5. プリペイドSIMの利用期限が切れた後、SIMカードはどうすればいいですか?
A. 基本的にハサミで切って廃棄して大丈夫です。
利用期限が切れて通信ができなくなったSIMカードは、再利用ができません(チャージ可能な商品を除く)。個人情報保護のためにも、ハサミなどで金属部分(ICチップ)を細かく切断し、自治体のルールに従って不燃ごみとして廃棄してください。
これらのQ&Aで、プリペイド携帯・SIMに関する疑問が解消されたなら嬉しいです。あなたの目的に合った最適な通信手段を見つけて、快適なスマホライフを送ってくださいね!
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