アフターピルはどこで買える?病院・クリニックでの入手方法と値段を完全解説!

アフターピルはどこで買える?病院・クリニックでの入手方法と値段を完全解説!

「避妊に失敗したかも…」そんな時、一刻を争うアフターピルの入手について不安になりますよね。
アフターピルは処方箋が必要な薬ですが、実は病院だけでなく、
時間や場所に縛られないオンライン診療という便利な入手方法もあるんです。
この記事では、病院・オンライン診療・薬局の3つの購入ルートと、気になる価格相場を徹底解説します。
筆者モモストアが、あなたの不安を少しでも早く解消できるよう、最適な購入方法を見つけるお手伝いをしますね!

この記事でわかること(目次の代わり)

・アフターピルはどこで買える?購入できる「3つの正規ルート」を徹底比較
・【最速で手に入る!】オンライン診療の具体的な流れとメリット・デメリット
・アフターピルは病院(婦人科・産婦人科)でどうやって処方してもらうの?
・土日祝日や夜間にアフターピルを入手したいときの「裏ワザ」
・アフターピルの値段相場はいくら?種類別・購入方法別の価格を徹底比較

  1. アフターピルはどこで買える?購入できる「3つの正規ルート」を徹底比較
    1. 対面診療(病院・婦人科・産婦人科)
      1. 対面診療のメリットとデメリット
    2. オンライン診療(遠隔診療)
      1. オンライン診療のメリットとデメリット
    3. 薬局での試験販売(限定的なルート)
  2. 【最速で手に入る!】オンライン診療の具体的な流れとメリット・デメリット
    1. オンライン診療でアフターピルを処方してもらう5つのステップ
    2. オンライン診療の大きなメリットは「迅速さ」と「プライバシー」
    3. オンライン診療を選ぶ上でのデメリットと注意点
  3. アフターピルは病院(婦人科・産婦人科)でどうやって処方してもらうの?
    1. 病院での処方までの具体的な流れ
    2. スムーズな診察のための「持ち物リスト」と「伝えるべきこと」
    3. 土日祝日でも診察を受けられる病院の探し方
  4. 土日祝日や夜間にアフターピルを入手したいときの「裏ワザ」
    1. 裏ワザ1:24時間対応の「オンライン診療」を迷わず利用する
    2. 裏ワザ2:夜間・休日診療に対応した地域の救急外来を探す
    3. 裏ワザ3:薬局の試験販売ルートをチェックする(地域限定)
  5. アフターピルの値段相場はいくら?種類別・購入方法別の価格を徹底比較
    1. アフターピルの費用相場は「10,000円〜20,000円」が目安
    2. 薬の種類別!アフターピルの価格相場と効果持続時間
    3. 購入方法別!総額費用の比較
  6. 最も一般的で避妊成功率が高い「レボノルゲストレル」の特徴と費用
    1. レボノルゲストレルは「避妊成功率97%超」の信頼性が魅力
    2. 先発薬「ノルレボ」とジェネリック「レボノルゲストレル」の違いは?
    3. レボノルゲストレルを選ぶメリットと価格帯
  7. 【時間が経ってからでも間に合う】120時間対応の「エラワン」とは?
    1. エラワンの最大の特徴は「120時間対応」という時間の猶予
    2. エラワンは72時間以内でも高い効果が持続
    3. エラワンのデメリットと費用相場
  8. アフターピルは保険適用になる?全額自己負担(自由診療)の仕組みを解説
    1. 原則:避妊目的の医療行為はすべて自由診療
    2. 例外:「治療目的」のピル処方や検査は保険適用になる
    3. 費用を抑えるための賢い選び方
  9. オンライン診療を選ぶ際の「失敗しないクリニック」の選び方
    1. チェックポイント1:配送スピードと対応エリア
    2. チェックポイント2:診察時間と対応方法(24時間対応か?)
    3. チェックポイント3:取り扱っている薬の種類と費用
    4. チェックポイント4:プライバシーへの配慮(梱包と決済)
    5. チェックポイント5:アフターフォローの有無
  10. アフターピルの副作用は?吐き気や頭痛が出た時の対処法
    1. 最も起こりやすい代表的な副作用
    2. 副作用で吐いてしまった!嘔吐時の対処法
    3. 副作用を軽減するための「工夫と注意点」
  11. 薬局・ドラッグストアでの「試験販売」の現状と購入条件
    1. 試験販売は「処方箋なし」で買えるが場所は限定的
    2. 薬局での購入時に必要な3つの条件
    3. 薬局の試験販売とオンライン診療の比較
  12. アフターピルを個人輸入や通販サイトで購入するのは「絶対にNG」な理由
    1. 危険な「偽造品・粗悪品」のリスク
    2. 副作用やトラブル発生時に「相談相手がいない」リスク
    3. 個人情報流出や金銭トラブルのリスク
  13. アフターピル服用後に避妊成功を確認する方法と、その後の避妊計画
    1. 避妊成功を確認する唯一の方法は「消退出血(生理)」
    2. 服用後3週間経っても生理が来ない場合はどうすべき?
    3. 最も大切なのは「次の避妊計画」を立てること
  14. アフターピルと低用量ピルの違いは?正しい避妊の知識を持とう
    1. 目的も成分量も全く違う二つのピル
    2. 低用量ピルは避妊効果以外にもメリットがたくさん
    3. 緊急避妊はアフターピル、計画避妊は低用量ピルで

アフターピルはどこで買える?購入できる「3つの正規ルート」を徹底比較

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アフターピル(緊急避妊薬)は、非常にデリケートで緊急性の高いお薬です。
そのため、一般的なドラッグストアや薬局で市販されているものではなく、必ず医師の診察と処方箋が必要な「医療用医薬品」に分類されています。
「すぐに手に入れたい!」という焦りから、誤った方法を選んでしまうと、
偽造品のリスクや、服用後のトラブルに適切に対処できない危険性があります。
ここでは、厚生労働省が認めている「3つの正規ルート」について、メリットとデメリットを比較しながら詳しくご紹介しますね。

対面診療(病院・婦人科・産婦人科)

最もオーソドックスで、信頼性の高い方法です。婦人科や産婦人科を受診し、医師と直接顔を合わせて診察を受けます。
初めてアフターピルを服用する方や、他に持病がある方、不安な点を直接相談したい方には特におすすめできる方法です。

診察を受ける際の注意点として、ほとんどの病院が予約制であること、土日祝日や夜間は休診となることが多い点を覚えておきましょう。
また、突然の来院では在庫がない可能性もゼロではないため、事前に電話で「緊急避妊薬の処方が可能か」「予約は必要か」「在庫があるか」を確認してから向かうのが確実です。

対面診療のメリットとデメリット

メリット デメリット
医師と直接相談できるため安心感が非常に高い 診察時間や休診日の制約がある(土日夜間の入手は難しい)
副作用や服用方法についてその場で詳しく聞ける 予約なしでは長時間待たされる可能性がある
ジェネリックなど薬の種類を選べる場合がある クリニックまでの移動時間や交通費がかかる
院内薬局や近隣薬局で比較的早く薬を受け取れる 家族や知人に通院を知られるリスクがある

オンライン診療(遠隔診療)

近年、特に利用者が増えているのがオンライン診療です。
場所や時間にとらわれず、スマホやパソコンを使って医師の診察を受け、自宅や指定の場所に薬を配送してもらうことができます。
「すぐに病院に行けない」「人目を気にせず購入したい」という方にとって、非常に便利な選択肢です。

オンライン診療の仕組みはクリニックによって多少異なりますが、一般的にはビデオ通話、音声通話、またはLINEなどを使ったチャットでの診察が行われます。
診察後は、薬が自宅に届くのを待つだけですが、最短当日配送に対応しているクリニックも増えてきました。ただし、住んでいる地域(特に離島など)によっては配送に時間がかかる場合があるため、予約時に配送スピードを必ず確認しましょう。

オンライン診療のメリットとデメリット

メリット デメリット
24時間365日対応のクリニックがある 薬の到着までにタイムラグがある(最短当日〜翌日)
自宅や好きな場所から診察を受けられるためプライバシーが守られる 診察は非対面のため、直接的な安心感は対面より劣る
交通費がかからず、トータルコストが安くなる傾向がある 配送料が別途かかる場合がある
薬代+診察代がセットになっているなど料金体系がわかりやすい 薬の受け取り時に家族にバレるリスクがある(梱包は配慮されている)

薬局での試験販売(限定的なルート)

2023年11月から、厚生労働省の調査研究の一環として、一部の薬局で処方箋なしのアフターピル試験販売が開始されました。
これは、避妊の緊急性を考慮し、より早く薬を届けられるようにするための取り組みです。しかし、誰でもどこでも買えるわけではありません。

試験販売を行っている薬局は、以下の厳しい条件を満たす必要があります。

  • 緊急避妊薬の調剤に関する研修を修了した薬剤師が在籍していること。
  • 夜間や土日祝日など、医療機関が閉まっている時間帯も対応できること。
  • 購入者と個室などで相談できるプライバシー確保の環境が整っていること。
  • 近隣の産婦人科医との連携体制が構築できていること。

購入の際には、薬剤師による問診と、その場で薬を服用することが義務付けられています。また、薬代とは別に、妊娠検査薬の購入が必要となるケースもあります。この方法はまだ試験的なものであり、取り扱い薬局が限定されているため、お住まいの地域で実施されているかどうかを事前に確認する必要があります。(参考:厚生労働省の緊急避妊薬の薬局での試験的販売に関する情報

【最速で手に入る!】オンライン診療の具体的な流れとメリット・デメリット

「一刻も早くアフターピルが欲しい」という状況では、オンライン診療が最も迅速な選択肢となることが多いです。
特に、夜間や土日祝日など、病院が閉まっている時間帯でも対応できるクリニックが多いのは大きな強みと言えるでしょう。
ここでは、オンライン診療でアフターピルを処方してもらう際の具体的なステップと、そのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

オンライン診療でアフターピルを処方してもらう5つのステップ

オンライン診療の流れは非常にシンプルで、スマホ一つで完結できる場合がほとんどです。初めて利用する方でも迷わないように、一般的なステップを解説します。

  1. 予約と問診票の記入:
    クリニックの公式サイトや提携しているアプリから、希望日時を選択して予約します。この時、オンラインで問診票(最終性交日、既往歴、アレルギー、現在服用している薬など)を記入します。服用から時間が経つほど効果が下がるため、最終性交日は正確に伝えましょう。
  2. 医師による診察(ビデオ・電話・チャット):
    予約した時間になると、医師から連絡が来ます。ビデオ通話、電話、またはチャット(LINEなど)で、問診票の内容に基づいた診察が行われます。
    診察時間は5分~10分程度と短く、症状や不安な点を伝えるだけでスムーズに完了します。プライバシー保護のため、顔出しなしの電話診察を選べるクリニックも多いですよ。
  3. 薬の処方と決済:
    医師が処方を決定したら、そのままオンラインで決済を行います。クレジットカード、銀行振込、後払いなど、様々な決済方法に対応しているクリニックが増えています。
  4. 薬の発送・配送:
    決済が完了したら、すぐに薬が梱包・発送されます。最短で「当日中に都内バイク便で配送」や「最短翌日到着」など、スピードを重視したサービスを選ぶことが可能です。
    梱包は中身が分からないように配慮された簡易包装が基本なので、家族や同居人にバレる心配も少ないでしょう。
  5. 薬の受け取りと服用:
    自宅やコンビニなど、指定した場所で薬を受け取り、医師の指示に従って速やかに服用します。

オンライン診療の大きなメリットは「迅速さ」と「プライバシー」

オンライン診療が緊急時に選ばれる最大の理由は、やはりその「迅速性」と「プライバシー保護」にあります。

病院に行く場合、移動時間、待ち時間、薬局での待ち時間、すべてを合わせると数時間かかることも珍しくありません。しかし、アフターピルは72時間以内、あるいは120時間以内という制限時間があるため、この時間のロスは避妊成功率に直結してしまいます。
オンラインなら、予約から診察まで最短10分程度で完了し、あとは薬が届くのを待つだけです。もし当日中に薬が手に入る地域に住んでいるなら、これほど心強い方法はありません。

また、プライバシーへの配慮も徹底されています。

  • 診察: 自宅など安心できる場所で受けられるため、精神的な負担が少ない
  • 配送: 品名が「雑貨」などと記載され、外から見てもピルと分からないように梱包されている。
  • 支払い: 後払いやコンビニ決済など、様々な方法が選べる。

こうした配慮があるため、「婦人科に行くのは抵抗がある」「誰にも知られたくない」という方でも安心して利用できます。

オンライン診療を選ぶ上でのデメリットと注意点

迅速で便利なオンライン診療ですが、いくつか注意しておくべき点もあります。

  1. 配送料がかかる場合がある:
    薬代や診察代は比較的安価なことが多いですが、配送料(500円〜1,500円程度)が別途かかる場合があります。トータルの費用で比較することが大切です。
  2. 薬の到着に時間がかかる地域がある:
    都市部では当日配送が可能でも、地方や離島では翌日〜数日かかる可能性があります。服用が遅れると避妊効果が低下するため、配送スピードは最重要チェック項目です。
  3. 対面での診察がない:
    非対面であるため、医師があなたの状態を細かくチェックすることができません。持病や服用中の薬については、問診票や診察時に正直に、正確に伝えるようにしましょう。

これらのデメリットを理解した上で、ご自身の状況に合ったオンラインクリニックを選んでくださいね。

アフターピルは病院(婦人科・産婦人科)でどうやって処方してもらうの?

「やはり対面でしっかり相談してから処方してもらいたい」という方には、婦人科や産婦人科などの医療機関での対面診療がおすすめです。
対面診療は、医師に直接会って話せるため、服用後の不安や、今後の避妊方法についてじっくり相談できるという大きな安心感があります。
ここでは、病院で処方を受ける際の具体的なステップと、スムーズに診察を受けるためのポイントをモモストアが解説します。

病院での処方までの具体的な流れ

病院での処方は、基本的に以下の流れで進みます。

  1. 病院選びと予約:
    まずは、緊急避妊薬の処方を行っている婦人科・産婦人科を探します。厚生労働省のホームページなどで、緊急避妊に対応可能な医療機関一覧を確認できます。
    病院を見つけたら、必ず電話で「アフターピルの処方を希望していること」「予約が必要か」「当日在庫があるか」を確認しましょう。ほとんどの病院では、緊急避妊薬の処方を希望する場合は予約を優先・必須としています。
  2. 来院・受付:
    予約した日時に来院し、受付で保険証を提出し、問診票を記入します。アフターピルは保険適用外の自由診療となるため、保険証は身分証明としてのみ使用されることが一般的です。
  3. 医師の診察と問診:
    診察室で医師の問診を受けます。聞かれる主な内容は、最終性交日、生理周期、既往歴、服用中の薬などです。
    医師は、あなたがアフターピルを服用しても問題がないか、また、処方する薬の種類を判断するために必要な情報を聞き取ります。服用する本人でないと処方できないため、必ず本人が来院することが必須です。
  4. 薬の処方箋発行と調剤:
    診察の結果、処方が決まれば、院内薬局または門前の薬局で薬を受け取ります。
    薬局では、薬剤師から薬の説明と服用指導を受け、その場または指定された場所で薬を飲みます(特に薬局での試験販売ルートの場合)。
  5. 会計:
    診察代と薬代を合わせて会計します。相場は10,000円〜20,000円程度ですが、病院によって異なります。

病院に行くと、診察や待ち時間で数時間かかる可能性も考慮して、時間に余裕を持って行動することが大切です。

スムーズな診察のための「持ち物リスト」と「伝えるべきこと」

緊急性の高い状況で焦ってしまうのは当然ですが、落ち着いて準備をしておくことで、診察がスムーズに進みます。

【必須の持ち物リスト】

  • 現金(15,000円〜20,000円程度): アフターピルは自由診療のため、クレジットカードが使えない病院も多いです。念のため多めに現金を用意しておきましょう。
  • 身分証明書(保険証・マイナンバーカードなど): 本人確認のために必要です。
  • メモ: 最終性交日、前回の生理開始日、普段の生理周期をメモしておくと、問診でスムーズに伝えられます。

【医師に伝えるべき重要な情報】

特に以下の3点については、医師に正直に、正確に伝えることが重要です。

医師に伝えるべき重要事項

最終性交日と時間: 服用までの時間が効果に直結するため、最も重要な情報です。
服用中の薬: 他の薬(特に抗生物質や一部のサプリメント)との相互作用で、アフターピルの効果が弱まる可能性があります。
既往歴・アレルギー: 深刻な持病(心臓病、肝臓病など)や、過去に薬でアレルギー反応が出た経験がある場合は必ず伝えましょう。

これらの情報をもとに、医師は最も安全で効果の高いアフターピルを処方してくれますよ。

土日祝日でも診察を受けられる病院の探し方

平日昼間に時間が取れない、あるいは週末に緊急事態が発生した、という場合は、「土日祝日診療」や「夜間診療」に対応している婦人科を探す必要があります。

探し方のコツとしては、「地域の名前+婦人科+土日診療」や「地域の名前+緊急避妊薬+夜間」などのキーワードで検索することです。また、自治体が運営している医療情報提供サービスや、救急医療情報センターのウェブサイトでも、休日当番医の情報を得られることがあります。(参考:救急医療情報センターなどの検索サービス
ただし、土日や夜間は診療費が割高になる可能性もあるため、電話確認の際にその点も尋ねておくと安心です。

土日祝日や夜間にアフターピルを入手したいときの「裏ワザ」

アフターピルが必要になる状況は、選べませんよね。特に「今、夜中の2時だけどどうすれば…」「明日から連休で病院が全部休み」といった状況は、不安でいっぱいになることでしょう。
そんな、「病院が開いていない時間帯」に緊急避妊薬を入手したいときのための「裏ワザ」というか、賢い対処法をモモストアがお伝えします。

裏ワザ1:24時間対応の「オンライン診療」を迷わず利用する

土日祝日や深夜に最も頼りになるのが、先ほどもご紹介した24時間対応のオンライン診療クリニックです。これは裏ワザというより、現代における最も有効な正規ルートです。

なぜオンライン診療が夜間・休日に強いのかというと、実店舗を持つ病院と違い、医師が自宅などから遠隔で待機している体制が整っているからです。
主なメリットは以下の通りです。

対応時間 24時間365日(クリニックによる)
診察方法 電話、ビデオ通話、LINEなど(顔出し不要を選べる)
薬の受け取り 最短当日バイク便(地域限定)、または翌日配送

夜間に診察を受け、翌日午前中には薬が手元に届くサービスを利用すれば、病院の営業時間に関係なく、服用までの時間を極限まで短縮できます。
「今すぐどうにかしたい」という時は、まず24時間対応のオンラインクリニックのウェブサイトをチェックしてみてください。診察料が無料のところもあり、費用面でも安心できる場合があります。(参考:24時間オンライン診療に対応しているクリニックの比較情報

裏ワザ2:夜間・休日診療に対応した地域の救急外来を探す

「どうしても対面で相談したい」「薬をすぐに手渡しで受け取りたい」という場合は、地域の夜間・休日診療に対応した医療機関の救急外来を探すという方法もあります。

これは一般的な婦人科とは異なり、あくまで緊急時の対応となります。すべての救急外来でアフターピルの処方ができるわけではありませんが、大きな総合病院の産婦人科救急では対応している可能性があります。

救急外来を検討する際の注意点

必ず事前に電話で確認する: 「緊急避妊薬の処方に対応しているか」を尋ねましょう。無駄足になるのを防げます。
待ち時間が非常に長い可能性がある: 救急患者優先のため、アフターピルの処方は後回しにされ、長時間待つ覚悟が必要です。
費用が割高になる可能性がある: 休日・夜間加算で、通常の診察時間よりも費用が高くなることが多いです。

服用までの時間を考えると、オンライン診療の方が早いケースがほとんどですが、「今すぐこの手で薬を受け取りたい」という切迫した状況では、この方法も選択肢の一つとして覚えておくと良いかもしれません。

裏ワザ3:薬局の試験販売ルートをチェックする(地域限定)

先述の通り、一部の薬局では処方箋なしでのアフターピル試験販売が行われています。
この試験販売を実施している薬局は、夜間や土日祝日も対応できる体制を整えていることが条件の一つです。
もし、お住まいの地域でこの試験販売に参加している薬局があり、かつ夜間対応が可能であれば、「処方箋なし」で「夜間」に「薬剤師の指導のもと」薬を受け取れるという非常に便利なルートになります。

ただし、この情報は常に変動しているため、最新の情報を地域の薬局協会や厚生労働省のウェブサイトで確認することが不可欠です。この方法が利用できれば、診察待ちの時間を省けるため、時間的なメリットは大きいです。ただし、薬剤師の目の前で服用する必要があるなど、いくつかのルールがありますので、指示に従いましょう。

アフターピルの値段相場はいくら?種類別・購入方法別の価格を徹底比較

アフターピルが必要な時、費用がいくらかかるのかは非常に気になるところですよね。
結論から言うと、アフターピルは保険適用外の「自由診療」になるため、病院やクリニック、薬の種類によって値段が大きく異なります。相場を知っておくことで、慌てずに、かつ費用を抑えて購入する手助けになりますよ。

アフターピルの費用相場は「10,000円〜20,000円」が目安

一般的に、アフターピルの購入にかかる総額は、10,000円から20,000円程度を目安に考えておくと良いでしょう。
この総額には、薬代だけでなく、医師の診察料、そしてオンライン診療の場合は配送料などが含まれます。

特に値段に差が出る主な要因は以下の3つです。

  1. 薬の種類: ノルレボ(先発薬)、レボノルゲストレル(ジェネリック)、エラワン(120時間用)など、薬の種類によって卸値が異なります。
  2. 購入方法: 対面診療かオンライン診療か、オンラインでも診察料が無料か有料かなどで総額が変わります。
  3. 医療機関の方針: 自由診療のため、クリニックが自由に価格を設定できるため、都心部のクリニックでは高めの傾向があります。

薬の種類別!アフターピルの価格相場と効果持続時間

現在日本国内で主に処方されているアフターピルは、大きく分けて3種類です。効果持続時間と費用が大きく異なるため、自分の状況に合わせて選ぶ必要があります。

薬の種類 服用期限 避妊成功率 価格相場(目安)
レボノルゲストレル(ジェネリック) 性交後72時間以内 97〜99% 8,000円〜11,000円
ノルレボ(先発薬) 性交後72時間以内 97〜99% 9,000円〜15,000円
エラワン(ウリプリスタル酢酸エステル) 性交後120時間以内 99%(72時間以内) 9,000円〜20,000円
プラノバール(ヤッペ法) 性交後72時間以内 80%前後 3,000円〜8,000円

※上記価格は診察料を含まない薬代の相場である場合が多く、総額は変動します。

特に注目してほしいのが、レボノルゲストレル(ジェネリック)です。先発薬のノルレボと成分・効果は同等にもかかわらず、価格が抑えられているため、費用を重視する方に選ばれています。医師も推奨することが多い、最も一般的な選択肢です。

購入方法別!総額費用の比較

トータルでかかる費用は、購入方法によっても傾向があります。

購入方法 総額費用相場(目安) 内訳の特徴
対面診療(病院・婦人科) 12,000円〜20,000円 診察料(3,000円〜7,000円)+薬代が中心。土日夜間は加算あり。
オンライン診療 8,000円〜15,000円 薬代+(診察料:無料〜3,000円)+配送料(500円〜1,500円)。比較的安価な傾向
薬局(試験販売) 7,000円〜10,000円 薬代のみ。ただし妊娠検査薬代が必要な場合がある。診察料は不要。

総額を抑えたいのであれば、オンライン診療で「診察料無料」や「ジェネリック」の取り扱いがあるクリニックを選ぶのが最も効率的です。ただし、価格だけでなく、配送のスピードや信頼性も必ず考慮に入れてくださいね。

最も一般的で避妊成功率が高い「レボノルゲストレル」の特徴と費用

アフターピルを探し始めたあなたが、おそらく最も目にするであろう名前が「レボノルゲストレル」です。
これは、日本国内で緊急避妊薬として最も推奨され、広く処方されているお薬です。その理由を、避妊効果の高さ、服用期限、そして費用面から徹底的に解説します。

レボノルゲストレルは「避妊成功率97%超」の信頼性が魅力

レボノルゲストレルは、性交後72時間以内(3日以内)に1錠服用することで、高い避妊効果を発揮します。世界保健機関(WHO)も推奨している緊急避妊薬のスタンダードです。

避妊の成功率は、服用が早ければ早いほど高くなることがわかっています。

服用タイミング 避妊成功率
性交後24時間以内 約99%
性交後48時間以内 約98%
性交後72時間以内 約97%

見ての通り、服用期限の72時間ギリギリよりも、24時間以内、できれば12時間以内に服用することが最も重要です。この高い効果と、たった1錠で済むという手軽さから、多くの医師が第一選択薬として推奨しているのです。

先発薬「ノルレボ」とジェネリック「レボノルゲストレル」の違いは?

レボノルゲストレルという名前は、実は薬の成分名です。この成分を使った緊急避妊薬には、以下の2種類があります。

  1. ノルレボ錠: 先発医薬品(オリジナル開発薬)。
  2. レボノルゲストレル錠: ノルレボのジェネリック医薬品(後発品)。

「ジェネリックって効果が低いんじゃないの?」と心配になるかもしれませんが、それは大きな誤解です。
ジェネリック医薬品は、先発薬と全く同じ有効成分、同じ分量、同じ効能・効果があることが国によって認められています。違うのは、開発コストがかかっていないため、薬価が安く設定されている点だけです。

つまり、ノルレボもレボノルゲストレルも、避妊効果の高さは同じです。そのため、費用を抑えたい方は、医師に「レボノルゲストレル(ジェネリック)でお願いします」と伝えるのがおすすめです。

レボノルゲストレルを選ぶメリットと価格帯

レボノルゲストレルを選ぶ最大のメリットは、高い避妊成功率と費用のバランスの良さです。

【メリットまとめ】

  • 高い避妊効果: 72時間以内の服用で97%以上の高い成功率が期待できます。
  • 服用が簡単: 1錠の服用で完了するため、飲み忘れのリスクが少ないです。
  • 副作用が比較的少ない: 古いヤッペ法(プラノバール)に比べて、吐き気などの副作用が少ないとされています。
  • 安価な選択肢がある: ジェネリック(レボノルゲストレル錠)を選べば、先発薬よりも数千円安く購入できる可能性があります。

【価格帯の目安】

種類 オンライン診療相場(総額) 対面診療相場(総額)
レボノルゲストレル錠(ジェネリック) 8,000円〜12,000円 10,000円〜15,000円
ノルレボ錠(先発薬) 10,000円〜15,000円 12,000円〜20,000円

費用を抑えたいなら、オンライン診療でレボノルゲストレルを処方してもらうのが最も賢い選択と言えるでしょう。

【時間が経ってからでも間に合う】120時間対応の「エラワン」とは?

アフターピルが必要な状況でも、性交から72時間を過ぎてしまった…という場合もあるかもしれません。
「もう間に合わないかも」と絶望する必要はありません。そんな時のために、性交後120時間(5日間)以内まで服用が可能な「エラワン(EllaOne)」という選択肢があります。

エラワンの最大の特徴は「120時間対応」という時間の猶予

エラワンの有効成分は「ウリプリスタル酢酸エステル」です。レボノルゲストレルとは異なる成分で作用し、避妊効果の持続時間が長いのが最大の特徴です。

レボノルゲストレルが72時間(3日)以内なのに対し、エラワンはなんと120時間(5日)以内まで避妊効果が認められています。
もちろん、これも早く服用するほど効果は高まりますが、72時間を過ぎた場合でも避妊のチャンスがあるというのは、非常に心強いですよね。

エラワンは72時間以内でも高い効果が持続

エラワンは、服用期限が長いだけでなく、服用から時間が経過しても避妊効果が落ちにくいという点も優れています。

レボノルゲストレルが時間経過とともに避妊成功率が低下するのに対し、エラワンは性交後72時間以内であれば、レボノルゲストレルと同等か、それ以上の高い避妊効果が報告されています。72時間を過ぎてから服用する場合、エラワンが唯一の現実的な選択肢となります。

【エラワンのメリット】

  • 服用期限が長い: 性交後120時間(5日間)以内まで対応可能。
  • 時間の経過による効果の低下が少ない: 72時間以降でも高い効果を維持できる。
  • 1錠で服用完了: レボノルゲストレルと同様に、1錠飲むだけで済みます。

エラワンのデメリットと費用相場

非常に優れた効果を持つエラワンですが、レボノルゲストレルと比較してデメリットとなる点もあります。

【デメリット】

  1. 価格が高い傾向:
    日本ではまだ新しい薬であり、また効果持続時間も長いため、レボノルゲストレルよりも高価になる傾向があります。
  2. 取り扱いがないクリニックがある:
    ノルレボやレボノルゲストレルはほとんどの婦人科で処方されますが、エラワンはまだ取り扱いがないクリニックも存在します。事前にオンライン診療や病院に確認が必要です。

【価格帯の目安】

エラワンの価格は、クリニックによってかなり幅があります。特にオンライン診療では、価格競争により比較的安価で提供されているところもあります。

購入方法 総額費用相場(目安)
オンライン診療 9,000円〜16,000円
対面診療 12,000円〜20,000円超

「間に合わないかも」と焦る前に、まずはオンラインでエラワンの取り扱いがあるか、そして最短でいつ手に入るかをチェックするのがおすすめです。

アフターピルは保険適用になる?全額自己負担(自由診療)の仕組みを解説

アフターピルの費用を聞いて、「高すぎる」「保険が使えないの?」と感じた方も多いかもしれません。実際、アフターピル(緊急避妊薬)の処方は、原則として公的医療保険の対象外、つまり「自由診療」となります。

この仕組みについて詳しく理解しておくことで、トータルの費用を把握しやすくなりますし、なぜ高いのかという疑問も解消できるでしょう。

原則:避妊目的の医療行為はすべて自由診療

日本の公的医療保険は、病気や怪我の治療を目的とした医療行為に対して適用されます。しかし、アフターピルの服用目的は「望まない妊娠を防ぐ」という避妊目的の医療行為です。

そのため、以下の医療行為はすべて保険適用外となり、全額自己負担(10割負担)となります。

  • アフターピルの処方
  • 低用量ピル(経口避妊薬)の処方(月経困難症など治療目的以外)
  • 人工妊娠中絶手術
  • 美容医療や人間ドックなど

診察代、薬代、検査費用など、すべてが自由診療の扱いになるため、クリニックが独自に価格を設定できることになります。これが、同じ薬でも病院によって値段が異なる理由です。

例外:「治療目的」のピル処方や検査は保険適用になる

「ピル」と聞くとすべて自由診療だと思われがちですが、実はピルの中でも「治療目的」で処方されるものは保険が適用されます。

目的 保険適用 主なピルの種類
避妊目的(緊急避妊含む) × 適用外(自由診療) アフターピル(ノルレボ、レボノルゲストレル、エラワン)
低用量ピル(避妊目的の場合)
月経困難症・PMS・ニキビなどの治療目的 〇 適用(保険診療) 超低用量・低用量ピル(ルナベル、ヤーズ、ジェミーナなど)

アフターピルは緊急避妊という明確な目的があるため、この「治療目的」の例外には当てはまりません。しかし、服用後の生理が遅れるなどの体の変化があり、その後の検査や診察を行う場合は、それが病気の「治療」と判断されれば、一部が保険適用になる可能性はあります。この点は、医師に確認してみるのが確実です。

費用を抑えるための賢い選び方

全額自己負担だからこそ、費用を抑えるためには賢くクリニックを選ぶ必要があります。

  1. ジェネリックを選ぶ:
    前述の通り、先発薬(ノルレボ)ではなくジェネリック(レボノルゲストレル)を選ぶだけで、薬代が安くなります。
  2. オンライン診療を選ぶ:
    クリニックによっては「診察料無料」や「薬代のみ」といった価格設定をしているところがあります。対面診療よりもトータルコストが安くなる傾向です。
  3. ヤッペ法は推奨されない:
    費用が最も安い「プラノバール(ヤッペ法)」は、避妊成功率が低く、吐き気などの副作用も強いため、現在の主流ではありません。安さだけで選ぶのは避けた方が賢明です。

費用は抑えたいですが、最も大切なのは「避妊の成功」です。信頼できる正規ルートで、効果の高い薬を選ぶことを最優先にしましょう。

オンライン診療を選ぶ際の「失敗しないクリニック」の選び方

オンライン診療は便利ですが、選択肢が多くてどこを選べばいいか迷ってしまいますよね。
緊急性の高いアフターピルだからこそ、「安全で、迅速で、信頼できる」クリニックを選ぶことが、失敗しないための鍵となります。モモストアが、オンラインクリニック選びでチェックすべき5つのポイントをお教えします。

チェックポイント1:配送スピードと対応エリア

アフターピルは時間との勝負です。配送スピードは最重要チェックポイントです。

  • 最短当日配送(バイク便): 東京都内など、都市部限定で「診察後最短1時間〜3時間で薬が届く」バイク便に対応しているクリニックがあります。これが最も早いです。
  • 最短翌日配送: 全国対応で、翌日午前中には届くサービスを提供しているクリニックが多いです。
  • 発送時間: 当日発送の締め切り時間(例:平日16時、土日祝13時など)を必ず確認し、間に合うように予約しましょう。

また、「自分が住んでいる地域が、最短配送エリアに入っているか」を予約前に確認しておくことが非常に大切です。公式サイトのFAQや配送情報ページを必ず見ておきましょう。

チェックポイント2:診察時間と対応方法(24時間対応か?)

緊急事態はいつ起こるかわかりません。特に夜間や休日に対応しているかは必須項目です。

  • 24時間対応: 365日、深夜でも診察を受け付けているクリニックを選べば、最も安心です。
  • 診察方法: ビデオ通話(顔出し)が必須なのか、電話やチャット(顔出しなし)でも処方可能かを確認しましょう。プライバシーを重視するなら、電話・チャット対応のクリニックがおすすめです。

チェックポイント3:取り扱っている薬の種類と費用

希望する薬が処方できるか、費用は適正かを確認します。

  • 薬の種類: レボノルゲストレル(ジェネリック)、ノルレボ(先発薬)、エラワン(120時間用)の全てを扱っているクリニックであれば、選択肢が広がり、もし服用が遅れても対応が可能です。
  • 総額費用: 薬代だけでなく、診察料や配送料を含めた「総額」で比較しましょう。「薬代が安い!」と思っても、診察料や送料が高くて結局トータルでは高くなる、というケースもあります。

特に「初診料無料」「再診料無料」のクリニックは、費用を抑える上で有利です。

チェックポイント4:プライバシーへの配慮(梱包と決済)

家族や同居人にバレたくないという方は、以下の点に注目してください。

  1. 梱包: 配送時の品名が「雑貨」「化粧品」などになっており、外見からピルだとわからないようになっているか
  2. クリニック名: 配送伝票に記載される発送元名が、クリニック名ではなく、運営会社の名前などプライバシーに配慮された名称になっているか
  3. 決済: 後払いやコンビニ決済など、様々な決済方法が選べるか。

チェックポイント5:アフターフォローの有無

アフターピル服用後、無事に生理が来るか、副作用が強く出ないかなど、不安は続きますよね。
良心的なクリニックは、服用後の医療相談を無料で受け付けている場合があります。万が一の時や、生理が遅れた場合の相談窓口があるかどうかも、クリニックの信頼性を測る重要な指標になります。

この5つのポイントを基準にして、あなたにぴったりのオンラインクリニックを見つけてくださいね。

アフターピルの副作用は?吐き気や頭痛が出た時の対処法

アフターピルは、妊娠を防ぐためのホルモン剤です。そのため、服用後に一時的な体の変化や副作用が出る可能性があります。
「副作用が怖くてなかなか飲めない」という方もいるかもしれませんが、事前にどんな症状が出る可能性があるのかを知っておけば、落ち着いて対処できます。モモストアが具体的な症状と対処法を解説します。

最も起こりやすい代表的な副作用

アフターピルの副作用は個人差がありますが、一般的に多いとされるのは以下の症状です。

  1. 吐き気・嘔吐:
    最も多く見られる副作用の一つです。服用後数時間で吐き気を感じたり、実際に嘔吐してしまうことがあります。
  2. 頭痛・倦怠感:
    ホルモンバランスが一時的に大きく変化することで、頭痛やだるさ(倦怠感)を感じることがあります。
  3. 不正出血:
    服用後すぐに少量の出血(破綻出血)が見られることがあります。これは避妊効果とは直接関係なく、ホルモンによる一時的な反応です。
  4. 乳房の張り・腹痛:
    生理前の症状に似て、胸の張りや下腹部の痛みを訴える方もいます。

これらの副作用は、ほとんどの場合服用後24時間以内に治まることが多く、重篤なものではありませんので、過度に心配する必要はありません。しかし、症状が重い場合は医師に相談しましょう。

副作用で吐いてしまった!嘔吐時の対処法

アフターピルの成分が体に吸収される前に吐いてしまうと、避妊効果が十分に発揮されない可能性があります。特に注意が必要なのが、「服用後2時間以内」に嘔吐してしまった場合です。

【服用後2時間以内に嘔吐した場合の対処法】

すぐにクリニックに連絡してください!

・薬が吸収されていない可能性が高いです。
再度服用が必要になる場合があります。
・医師の指示に従い、追加で薬を処方してもらう必要があります。

このため、吐き気を感じやすい方は、医師に相談して吐き気止めを一緒に処方してもらうことを強くおすすめします。特にヤッペ法(プラノバール)は副作用が強く出やすい傾向があるため、吐き気止めは必須と言えるでしょう。レボノルゲストレルは比較的副作用が少ないですが、不安な場合は処方してもらいましょう。

副作用を軽減するための「工夫と注意点」

副作用を少しでも軽くするために、ご自身でできる対処法があります。

  • 服用は食後すぐにする:
    胃が空っぽの状態よりも、食事をした後に服用する方が、吐き気を軽減できる場合があります。
  • 安静にする:
    服用後は無理せず、できるだけリラックスして安静に過ごしましょう。
  • 市販薬の併用:
    軽度の頭痛や吐き気であれば、市販の頭痛薬や酔い止め薬を服用しても問題ありませんが、必ず医師や薬剤師に相談してから服用してください。

また、「いつもと違う」「症状が重すぎる」と感じた場合は、我慢せずにすぐに処方してもらったクリニックの医師に連絡しましょう。オンライン診療のクリニックであれば、アフターフォローとして無料で相談に乗ってくれる場合が多いです。(参考:アフターピルの副作用に関する一般的な情報

薬局・ドラッグストアでの「試験販売」の現状と購入条件

「アフターピルが薬局で買えるようになる」というニュースを聞いて、ドラッグストアや近所の薬局に行けば手に入ると思っている方もいるかもしれませんね。
結論から言うと、アフターピルはまだ「一般市販薬」としては販売されていません。しかし、2023年11月より、厚生労働省主導のもと、一部の薬局で「試験販売」が開始されています。

試験販売は「処方箋なし」で買えるが場所は限定的

この試験販売の最大のポイントは、医師の処方箋なしで緊急避妊薬(レボノルゲストレル錠)が購入できるという点です。これは、緊急性の高いアフターピルを、より早く、必要な人に届けることを目的としています。

しかし、これはあくまで「調査研究」の一環であり、全国すべての薬局で実施されているわけではありません。非常に限定的な地域・店舗でのみ実施されています。

また、この試験販売に参加している薬局は、以下のような厳しい条件を満たしている必要があります。

  • 緊急避妊薬の調剤に関する研修を修了した薬剤師が常駐している。
  • 夜間や土日祝日も対応できる体制がある。
  • プライバシーを確保できる個室が薬局内にある。
  • 近隣の産婦人科医との連携体制が整っている。

薬局での購入時に必要な3つの条件

試験販売を実施している薬局で購入する場合でも、誰でも自由に買えるわけではなく、以下の条件があります。

  1. 本人の来局が必須:
    代理での購入はできません。必ず服用する本人が薬局に来る必要があります。
  2. 薬剤師との対面でのやり取り:
    個室で、薬剤師による問診や指導を対面で受ける必要があります。
  3. 原則としてその場で服用:
    不正転売を防ぐため、薬剤師の目の前で薬を服用することが原則とされています。ただし、薬剤師が必要と認めれば持ち帰りも可能です。

また、購入時には妊娠していないことを確認するための妊娠検査薬(実費負担)の購入が必要となる場合があるため、薬代と合わせて費用がかかることを覚えておきましょう。

薬局の試験販売とオンライン診療の比較

薬局での購入とオンライン診療、どちらがあなたにとって最適かを比較してみましょう。

薬局(試験販売) オンライン診療
処方箋の有無 なし(薬剤師の指導) 医師の診察・処方箋が必要
スピード 来局後すぐに入手・服用可能 最短当日〜翌日配送
プライバシー 個室での対面相談が必要 自宅など好きな場所で完結、配送も配慮
対応時間 薬局の営業時間による(夜間対応必須) 24時間対応のクリニックが多い
費用相場 7,000円〜10,000円(薬代+検査薬代) 8,000円〜15,000円(総額)

薬局での購入は、自宅の近くで試験販売を行っている場合に限り、非常に迅速な選択肢となります。しかし、対応している薬局が見つからない場合は、全国どこからでも利用できるオンライン診療がおすすめです。

試験販売薬局の一覧は、厚生労働省のウェブサイトで公開されていますが、情報が更新されている可能性があるため、常に最新の情報をチェックしてくださいね。(参考:厚生労働省の試験販売に関する最新情報

アフターピルを個人輸入や通販サイトで購入するのは「絶対にNG」な理由

「病院やオンライン診療は高いから、海外の通販サイトで安く買いたい」「個人輸入なら処方箋がいらないから手軽だ」そう考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、モモストアは強くお伝えします。アフターピルを個人輸入や医師の診察を伴わない通販サイトで購入するのは「絶対にNG」です。

危険な「偽造品・粗悪品」のリスク

個人輸入や海外の通販サイトで販売されている医薬品の中には、有効成分が入っていない偽造品や、粗悪な環境で製造された粗悪品が紛れているケースが後を絶ちません。

偽造品を服用しても、避妊効果はゼロです。それどころか、不純物が含まれていることで、体に深刻な健康被害をもたらす可能性もあります。特に、緊急避妊薬は人生を左右する重要な薬です。効果がなければ「望まない妊娠」という取り返しのつかない結果を招いてしまいます。

正規の病院やオンラインクリニックで処方される薬は、厚生労働省が認めたルートで輸入・管理された「安全な正規品」です。価格は高く感じるかもしれませんが、自分の体と未来を守るための必要経費だと考えてください。

副作用やトラブル発生時に「相談相手がいない」リスク

個人輸入した薬は、万が一服用後に重い副作用が出たり、体調に異変が起きたりした場合に、相談できる医師や薬剤師がいないという非常に大きなリスクを伴います。

正規のルートであれば、以下のサポートが受けられます。

  • 対面診療: 診察した医師にすぐに連絡・再診ができる。
  • オンライン診療: 無料のアフターフォロー相談窓口があり、専門の医師や看護師に相談できる。
  • 薬局(試験販売): 薬剤師に相談できる体制がある。

しかし、個人輸入では、すべて自己責任となり、病院に駆け込むことになったとしても、医師は「何の薬をどれだけ飲んだか」を正確に把握できず、適切な処置が遅れる可能性もあります。

個人情報流出や金銭トラブルのリスク

海外のサイトや怪しい通販サイトを利用することは、個人情報流出のリスクを高めます。
クレジットカード情報などが漏洩し、不正利用される金銭トラブルに巻き込まれる危険性もあります。また、注文したのに商品が届かない、といった詐欺被害も報告されています。

「安く済ませたい」という気持ちは理解できますが、アフターピルに関しては、安全と信頼性を最優先し、必ず正規の医療機関やオンライン診療を利用してください。オンライン診療も近年は競争が激化し、以前よりも安価で安全に処方してもらえるようになっています。(参考:厚生労働省の個人輸入に関する注意喚起

アフターピル服用後に避妊成功を確認する方法と、その後の避妊計画

アフターピルを無事に服用し終わったら、次に気になるのは「本当に避妊に成功したのか?」という点ですよね。
アフターピルは高い避妊効果を誇りますが、100%ではありません。避妊の成否を確認する方法と、服用後すぐに考えるべき今後の避妊計画について解説します。

避妊成功を確認する唯一の方法は「消退出血(生理)」

アフターピル服用後に、体が妊娠していないことを確認する最もわかりやすいサインは、通常の生理(消退出血)が来ることです。

アフターピルに含まれる大量のホルモンの作用で、服用後3日〜3週間程度で、普段の生理に似た出血(消退出血)が起こります。この出血が起こると、避妊に成功した可能性が非常に高いと考えられます。

【注意点】

出血が「消退出血」であるかどうかの判断

出血量: いつも通りの生理ほどの出血量が必要です。少量のにじむような出血(不正出血)は、避妊成功のサインではない場合があります。
出血時期: 服用から3週間以上経っても出血がない場合は、妊娠の可能性を疑い、すぐに婦人科を受診してください。

服用後3週間経っても生理が来ない場合はどうすべき?

アフターピルを服用しても、ストレスや体調の変化などで生理が遅れることもあります。しかし、服用から3週間経っても生理が来ない場合は、必ず妊娠検査薬でチェックするか、すぐに婦人科を受診してください。

妊娠検査薬は、薬局やドラッグストアで手軽に購入できます。正確な結果を得るためにも、性交日から3週間後を目安に使用するのがおすすめです。結果が陽性であった場合は、すぐに病院で相談しましょう。

最も大切なのは「次の避妊計画」を立てること

アフターピルはあくまで「緊急」の避妊薬であり、頻繁に服用するものではありません。体が受ける負担も大きいですし、費用も高額になります。 今回の経験を教訓に、「計画的な避妊」を始めることが、最も大切なステップです。

計画的な避妊方法としては、以下の選択肢があります。

  1. 低用量ピル(OC/LEP):
    毎日決まった時間に1錠飲むことで、高い避妊効果を得られます。緊急避妊薬よりも避妊成功率が高く、生理周期の安定やPMSの改善など、様々なメリットがあります。
  2. IUD/IUS(子宮内避妊具):
    子宮内に器具を装着することで、長期間(数年間)にわたって避妊効果が持続します。

低用量ピルも、現在はオンライン診療で手軽に処方してもらえる時代です。アフターピルの診察時に、今後の避妊方法についても医師に相談し、あなたに合った避妊計画を立てましょう。安心できる毎日を送るための第一歩です。

アフターピルと低用量ピルの違いは?正しい避妊の知識を持とう

アフターピル(緊急避妊薬)と低用量ピル(経口避妊薬)は、どちらもホルモン剤ですが、その目的、成分量、服用方法、そして避妊効果の持続期間が全く異なります。この違いを正しく理解することは、安全で計画的な避妊生活を送る上で非常に重要です。

目的も成分量も全く違う二つのピル

アフターピルは「緊急避難」、低用量ピルは「日常的な予防」だと考えるとわかりやすいでしょう。

アフターピル(緊急避妊薬) 低用量ピル(OC/LEP)
目的 避妊失敗後の緊急避妊(一時的) 日常的な避妊、生理痛・PMSの改善(継続的)
ホルモン量 高用量(一時的に大量投入) 低用量(毎日一定量を服用)
服用方法 性交後72時間/120時間以内に1錠 毎日決まった時間に1錠(21日/28日周期)
避妊成功率 服用タイミングによる(最大99%) 非常に高い(99.7%)
保険適用 原則自由診療 治療目的の場合のみ保険適用

アフターピルは、卵胞の成熟を止めたり、排卵を遅らせたり、受精卵の着床を妨げたりするために、一時的に大量のホルモンを体内に送り込みます。このため、体に負担がかかり、副作用も強く出やすいのです。

一方、低用量ピルは、毎日少しずつホルモンを摂取することで、体が妊娠している状態と錯覚し、排卵を抑制します。ホルモン量が少ないため、継続的な服用が可能で、体への負担も少ないのが特徴です。

低用量ピルは避妊効果以外にもメリットがたくさん

低用量ピルは、その高い避妊効果だけでなく、女性の悩みを解決してくれる様々なメリットがあります。

低用量ピルの嬉しいメリット

生理周期の安定: ほぼ決まった日に生理が来るようになるので、予定が立てやすい。
生理痛・PMS(月経前症候群)の改善: 痛みを和らげたり、精神的な不調を軽減したりする効果がある。
ニキビ・肌荒れの改善: ホルモンバランスが整うことで、肌の調子が良くなる方も多い。
子宮内膜症や卵巣がんのリスク軽減: 一部の病気のリスクを下げることが報告されている。

低用量ピルは、治療目的であれば保険が適用される場合もあります。もし生理痛やPMSに悩んでいるなら、保険診療でピルを始めることができるか、医師に相談してみましょう。

緊急避妊はアフターピル、計画避妊は低用量ピルで

アフターピルに頼る状況は、精神的にも肉体的にも負担が大きいです。もしもあなたが、現在、性交渉の機会があるのなら、ぜひこの機会に低用量ピルによる「計画的な避妊」を検討してみてください。

低用量ピルもオンライン診療で簡単に処方を受けられます。あなたの未来と健康を守るために、最も安全で確実な方法を選んでいきましょう。

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