ピアノを売っている場所はどこ?購入前に知りたい選び方と注意点

ピアノを売っている場所はどこ?購入前に知りたい選び方と注意点

こんにちは、モモストアです!
「ピアノを始めたい」「子どものために買ってあげたい」そう思った時、まず悩むのが「どこで買えばいいの?」という疑問ですよね。

ひとくちにピアノと言っても、グランドピアノアップライトピアノ、そして電子ピアノと種類が豊富で、それによって販売店もさまざまです。
この疑問を解決するため、モモストアがピアノが売っている場所を徹底的に調査しました!

この記事では、販売場所のメリット・デメリットから、失敗しないための購入前のチェックポイントまで、あなたが最高のピアノに出会えるように必要な情報をすべてお伝えします。ぜひ、最後まで読んでみてくださいね!

・ピアノを売っている場所は大きく分けて5種類!
・【専門店】ヤマハ・カワイなど楽器店のメリット・デメリット
・【手軽さ重視】家電量販店や大型店舗でもピアノは買える?
・【予算重視】中古ピアノを扱うお店とフリマアプリの選び方
・種類別!アップライトと電子ピアノの「売っている場所」の違い
  1. ピアノを売っている場所は大きく分けて5種類!
    1. 生ピアノ(アップライト・グランド)を買うなら専門店が安心な理由
  2. 【専門店】ヤマハ・カワイなど楽器店のメリット・デメリット
    1. メリット:専門的な知識と購入後の手厚いサポート
    2. デメリット:価格交渉の余地が少ない、店舗数が限られる
  3. 【手軽さ重視】家電量販店や大型店舗でもピアノは買える?
    1. 家電量販店の強み:ポイント還元と手軽な比較
    2. ディスカウントストアの取り扱いと注意点
  4. 【予算重視】中古ピアノを扱うお店とフリマアプリの選び方
    1. 中古ピアノ専門店:安心と品質のバランス
    2. リサイクルショップ:掘り出し物を見つける楽しさ
    3. フリマアプリ・ネットオークション:自己責任の最安値
  5. 種類別!アップライトと電子ピアノの「売っている場所」の違い
    1. アップライトピアノ:試弾必須のため「実店舗」一択
    2. 電子ピアノ:鍵盤にこだわらなければ「オンライン」も選択肢に
  6. 失敗しないピアノの選び方!予算・目的・設置場所の考え方
    1. 予算設定:どこまで許容できるかがカギ
    2. 購入目的:誰が、何を、どれくらい練習するのか
    3. 設置場所:防音対策と置き場所の確保
  7. 初心者必見!電子ピアノ選びでチェックすべき5つの機能
    1. 鍵盤の方式:タッチは生ピアノに近づいているか
    2. 音源(サンプリング):豊かな響きと音色の多さ
    3. 録音・再生機能:自分の演奏を客観視する
    4. メトロノーム機能:リズム感を養う基礎練習
    5. ヘッドホン端子:夜間練習の心強い味方
  8. アップライトピアノを購入するなら必ず確認したい3つのポイント
    1. 個体の状態:試弾と専門家のチェック
    2. 設置環境と搬入経路:見落としがちな重要事項
    3. 保証とアフターサービス:購入後の安心を買う
  9. ネットでピアノを買うのはアリ?実店舗とのメリット比較
    1. ネット通販のメリット:価格と利便性
    2. 実店舗のメリット:試弾と専門家の意見
  10. 【メーカー別】人気のピアノの特徴と売っている場所一覧
    1. ヤマハ(YAMAHA):高い技術力と幅広いラインナップ
    2. カワイ(KAWAI):繊細な音色と木製鍵盤へのこだわり
    3. ローランド(Roland):先進的なデジタル技術
    4. カシオ(CASIO):手頃な価格とスタイリッシュなデザイン
  11. ピアノ購入後に忘れちゃいけない「調律」と「搬入」の手配
    1. 調律の重要性:生ピアノは年1回の定期メンテナンスが必要
    2. 搬入の手配:専門業者に任せるのが鉄則
  12. 中古ピアノのリスクを回避!保証とアフターサービスの重要性
    1. 中古ピアノの保証内容を徹底チェック
    2. お店の評判:地域での信頼性を確認する
  13. ピアノを「売る」ことを考えているなら知っておきたいこと
    1. 売却価格を決める要因:メーカーと状態
    2. 売却方法:専門業者か、フリマアプリか
  14. まとめ:あなたの目的とライフスタイルに合った一台を探そう!

ピアノを売っている場所は大きく分けて5種類!

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ピアノが売っている場所は、大きく分けて5つのカテゴリーに分類することができます。あなたが求めているピアノの種類(生ピアノか電子ピアノか)や予算、購入に求めるサービスによって、選ぶべきお店が変わってきますよ。

まずは、主な販売場所と、それぞれの特徴をまとめた表を見てみましょう。

販売場所 主な取扱商品 価格帯(目安) 強み・メリット
楽器専門店 アップライト、グランド、電子ピアノ、中古 高〜中 専門知識、調律・修理、試弾環境、保証
家電量販店 電子ピアノ、キーボード 中〜低 ポイント還元、手軽さ、他家電との比較
中古・リサイクル店 アップライト、電子ピアノ(中古中心) 低〜中 掘り出し物、安価、現物を見て選べる
ネット通販(Amazon/楽天など) 電子ピアノ、キーボード、一部中古 低〜中 圧倒的な品揃え、価格比較、自宅配送
フリマ/オークション(メルカリなど) 電子ピアノ、キーボード(個人売買) 最安〜低 個人間取引による格安購入

この中で、本格的なアップライトやグランドピアノを探している場合は、「楽器専門店」「中古・リサイクル店」がメインの選択肢になります。

一方で、「まずは手軽に始めてみたい」「夜間でも練習したい」という理由で電子ピアノを探している場合は、「家電量販店」「ネット通販」が非常に便利です。

次の章からは、それぞれの販売場所について、さらに詳しくメリット・デメリットを掘り下げていきますね。

特に、初めてピアノを購入する方にとっては、お店選びそのものがピアノ選びの成功を左右すると言っても過言ではありません。後悔しないよう、ご自身の目的と照らし合わせながら読み進めてください。

生ピアノ(アップライト・グランド)を買うなら専門店が安心な理由

アップライトやグランドピアノといった「生ピアノ」は、電子ピアノとは違い、調律やメンテナンスが必須です。また、湿度や温度の変化に非常に敏感なデリケートな楽器でもあります。そのため、購入後のサポート体制が最も重要になってきます。

楽器専門店を選ぶ最大のメリットは、調律師さんが常駐している、または契約しているケースがほとんどだという点です。彼らはピアノの構造を熟知しており、購入前の相談はもちろん、購入後の定期的な調律や急な修理にも対応してくれます。

たとえば、中古のアップライトピアノを選ぶ際、外装がきれいでも内部のハンマーや弦の状態が悪ければ、思わぬ出費につながることがあります。専門店では、こうした内部の状態まで専門家の目でしっかりチェックし、保証をつけて販売してくれるので安心感が格段に高いんです。

また、専門店は在庫が豊富で、さまざまなメーカーのピアノを弾き比べることができます。音色や鍵盤のタッチは、実際に触れてみないとわからないものですよね。時間をかけて納得いくまで試弾できる環境は、専門店ならではの大きな強みと言えます。

【専門店】ヤマハ・カワイなど楽器店のメリット・デメリット

ピアノ界の二大巨頭といえば、やはりヤマハ(YAMAHA)カワイ(KAWAI)ですよね。これらのメーカー直営店や、契約している特約店は、ピアノ専門店の中でも最も信頼性の高い選択肢の一つです。

専門店での購入は、価格だけ見ると家電量販店やネット通販よりも高くなりがちです。しかし、価格以上の「安心」と「サービス」が付いてくるのが大きな魅力です。

メリット:専門的な知識と購入後の手厚いサポート

楽器店のスタッフは、当然ながらピアノに関する知識が豊富です。
「設置場所の湿度は?」「マンションだけど音の問題は大丈夫?」「このモデルとあのモデルの音色の違いは?」といった、具体的な質問にも的確に答えてくれます。

特に、アップライトピアノやグランドピアノを購入する場合、配送や設置、そして定期的な調律の手配は非常に複雑です。専門店であれば、これらすべてを一括で手配してくれるため、購入者は何も心配する必要がありません。

また、購入後の保証期間が長いのも特徴です。数年間にわたる自然故障の保証だけでなく、調律の初回サービスなどが含まれていることも多く、長く大切に使っていくための基盤が整います。

デメリット:価格交渉の余地が少ない、店舗数が限られる

一方で、デメリットとしては、価格が定価に近い水準になることが多く、大幅な値引き交渉は難しい傾向にあります。これは、提供されるサービスや品質を考えると当然とも言えますが、少しでも予算を抑えたい方にとってはネックになるかもしれません。

さらに、大都市圏を除くと、ヤマハやカワイなどの直営店や大型特約店は店舗数が限られてきます。自宅から遠い店舗まで足を運ぶ手間がかかる点は、購入前の検討が必要です。そのため、訪問前に必ず公式サイトなどで最寄りの店舗情報を調べてみることをおすすめします。

モモストアの見解としては、初めてアップライトピアノを購入する方や、アフターサービスを重視する方は、多少高くなっても専門店を選ぶべきだと考えます。一生ものになるかもしれない高価な買い物ですから、信頼できるプロのサポートを受けるのが一番ですよ。

【手軽さ重視】家電量販店や大型店舗でもピアノは買える?

「楽器店は敷居が高い…」と感じる方や、「気軽に電子ピアノを見てみたい」という方にとって、家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラなど)や大型ディスカウントストア(ドン・キホーテなど)は非常に身近な選択肢です。結論から言うと、これらの店舗では主に電子ピアノやキーボードが販売されています。

生ピアノ(アップライトやグランド)は、設置スペースやメンテナンスの必要性から、ほとんど取り扱われていません。しかし、電子ピアノに限れば、専門店に負けないほどの品揃えと独自のメリットがあります。

家電量販店の強み:ポイント還元と手軽な比較

家電量販店の最大のメリットは、何と言ってもポイント還元です。数万円〜数十万円する電子ピアノを購入すれば、数千円〜数万円分のポイントが還元されます。このポイントで、ヘッドホンや椅子、防音マットといった周辺機器を実質無料で揃えられるのは非常に魅力的ですよね。

また、他のメーカーの電子ピアノを横並びで比較しやすいのも特徴です。ヤマハ、カワイ、カシオ(CASIO)、ローランド(Roland)といった主要メーカーのモデルが、一つのフロアに集められていることが多いため、鍵盤のタッチや音の違いを短時間でチェックできます。

ただし、注意したいのは、店舗スタッフが必ずしもピアノの専門家ではない点です。機能面の質問には答えられても、「グランドピアノに近いタッチはどれか?」「表現力豊かなモデルは?」といった音楽的な深みに関するアドバイスは期待できない可能性があります。

ディスカウントストアの取り扱いと注意点

ドン・キホーテなどのディスカウントストアでも、安価なキーボードや、一部の入門用電子ピアノが売られていることがあります。価格は非常に安いのが魅力ですが、多くの場合、おもちゃに近いグレードの製品であるため、本格的な練習には不向きなケースが多いです。

趣味として「音を出すだけ」で十分な場合は良いかもしれませんが、将来的に上達を目指すなら、鍵盤数(88鍵が基本)や鍵盤の重さ(タッチ感)をしっかり確認することが大切です。購入前に電子ピアノの基本的な選び方を把握しておくと失敗を防げます。

家電量販店で購入する際は、配送や設置サービスがどこまで含まれているか、保証期間はメーカー保証のみか、店舗独自の保証があるか、といった点を事前に確認しておきましょう。

【予算重視】中古ピアノを扱うお店とフリマアプリの選び方

「新品は高すぎるけど、本物のピアノの音色が欲しい」という方に人気なのが、中古ピアノ市場です。中古というと「古い」「状態が悪い」といったイメージがあるかもしれませんが、適切なメンテナンスを施されたピアノは、新品と遜色ない、むしろ「弾き込まれて鳴りが良くなっている」名器に出会える可能性もあります。

中古ピアノの販売場所は主に「中古ピアノ専門店」「リサイクルショップ」「フリマアプリ・ネットオークション」の3つに分けられます。

中古ピアノ専門店:安心と品質のバランス

中古ピアノ専門店は、使われなくなったピアノを買い取り、内部のオーバーホール(分解清掃や部品交換)を行った上で販売しています。価格は新品より安く、かつ購入後の保証や調律サービスも付帯しているため、安心感が非常に高いです。

特に、アップライトピアノは本体重量が200kg以上あるため、個人で運搬するのは不可能です。専門店であれば、搬送業者との連携も慣れており、設置場所の確認から搬入までスムーズに対応してくれます。

中古専門店をいくつか回って、年代やモデルごとの音の違いを試弾してみるのが、良いピアノを見つけるコツですよ。

リサイクルショップ:掘り出し物を見つける楽しさ

街のリサイクルショップでも、電子ピアノや古いアップライトピアノが置かれていることがあります。ここでは、専門的なメンテナンスは期待できませんが、その分破格の値段で販売されていることもあります。

ただし、リサイクルショップでアップライトピアノを購入する場合は、調律や内部の修理が必要になることを前提として考えるべきです。購入後に専門の調律師を呼ぶ費用(数万円)も予算に組み込んでおきましょう。あくまで「自己責任」の要素が強いため、中古ピアノの購入に関する注意点を熟読してから検討してください。

フリマアプリ・ネットオークション:自己責任の最安値

メルカリやヤフオクなどのフリマアプリでは、電子ピアノやキーボードが個人間で頻繁に取引されています。価格は非常に安いですが、以下のリスクを理解しておく必要があります。

  • 保証がない:初期不良も含めて、購入後の保証は一切ありません。
  • 配送の手配:電子ピアノでも大型の場合、購入者が配送業者を手配し、送料を負担する必要があります。
  • 状態の確認:写真や説明文だけで判断せざるを得ず、「思っていたのと違う」というトラブルになりがちです。

フリマアプリは、「電子ピアノの特定のモデルを安く手に入れたい」「自己責任でメンテナンスできる知識がある」という上級者向けの購入方法と言えます。

種類別!アップライトと電子ピアノの「売っている場所」の違い

ピアノ選びで最初に決めるべきは、「生ピアノ(アップライトやグランド)」にするか、「電子ピアノ」にするか、ですよね。実は、この選択によって、どこで売っているかという「販売チャネル」が明確に分かれます

それぞれのピアノが、どの店舗で最も多く、そして最も良質な状態で販売されているのかを知っておくことで、効率的にピアノ探しができますよ。

アップライトピアノ:試弾必須のため「実店舗」一択

アップライトピアノは、弦とハンマーの物理的な動作によって音が出るため、個体差が非常に大きいです。同じモデル、同じ製造年であっても、設置環境や弾き込み方によって音色やタッチが異なります。したがって、ネット通販でポチッと購入するのは絶対に避けるべきです

主な販売場所:

  1. 楽器専門店(ヤマハ、カワイなどの特約店): 新品・中古の在庫が豊富で、最も信頼できる。
  2. 中古ピアノ専門店: 良質なオーバーホール済の中古が見つかる。
  3. 一部の大型リサイクルショップ: 非常に少ないが、掘り出し物として存在する可能性あり(要専門家チェック)。

特に、アップライトピアノの鍵盤の重さや、ペダルの感触は、実際に弾いてみないとわかりません。最低でも3台以上のピアノを試弾して、自分の指に馴染む一台を見つけることが重要です。

電子ピアノ:鍵盤にこだわらなければ「オンライン」も選択肢に

電子ピアノは、メーカーの工場で均一の品質で製造されるため、個体差がほとんどありません。そのため、鍵盤のタッチや音源が気に入っていれば、実店舗での試弾なしに購入するのも比較的リスクが少ないと言えます。

主な販売場所:

  1. 家電量販店: 主要メーカーのモデルを試弾・比較できる。ポイント還元も魅力。
  2. ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング): 品揃えが豊富で、価格競争が激しいため、最安値が見つかることが多い。
  3. フリマアプリ(メルカリなど): 中古品を非常に安価に手に入れられる。

電子ピアノ選びの重要なポイントは「鍵盤」です。プラスチック鍵盤なのか、木製鍵盤なのか、ハンマーアクションが再現されているのか、など、詳細な仕様はメーカーの公式サイトや、ネット通販の詳細ページで確認できます。もし、近所に家電量販店がない場合は、ネットのレビューや人気ランキングを参考に、モデルを絞り込んでから購入するのが効率的です。

失敗しないピアノの選び方!予算・目的・設置場所の考え方

「よし、ピアノを買うぞ!」と意気込んでも、いざお店に行くとモデルの多さに圧倒されてしまうかもしれません。しかし、事前にこの3つの要素を明確にしておけば、迷わず最適な一台に辿り着けます。

予算設定:どこまで許容できるかがカギ

ピアノの価格は非常に幅広いです。キーボードなら数千円から、電子ピアノなら5万円〜30万円程度が主流です。一方、新品のアップライトピアノは70万円〜150万円、グランドピアノは200万円以上が一般的です。

ただ本体価格だけでなく、付随する費用も考慮に入れて予算を組みましょう。

種類 本体価格目安 付随費用(初期費用)
キーボード 5千円〜3万円 なし(スタンド、椅子は別途)
電子ピアノ 5万円〜30万円 防音マット、ヘッドホン、椅子(セットの場合あり)
アップライトピアノ 70万円〜150万円(新品)
30万円〜80万円(中古)
運送・設置費(数万円〜)、初回調律費(数千円〜)、防音対策費(インシュレーター、防音パネルなど)

特にアップライトピアノは、運送・設置費用がエレベーターの有無や搬入経路によって大きく変動します。お店の見積もりをしっかり確認し、隠れた費用がないかをチェックすることが重要です。

購入目的:誰が、何を、どれくらい練習するのか

ピアノを何のために買うのか、という目的が最も重要です。目的によって、必要な機能や鍵盤の品質が全く変わってきます。

  • 趣味で時々弾く(大人):
    多機能な電子ピアノや、タッチの良いキーボードで十分です。
  • 子どもの習い事(初心者〜中級者):
    できればアップライトピアノが理想ですが、電子ピアノの場合は「木製鍵盤」「ハンマーアクション機能」など、アコースティックピアノに近いタッチを再現しているモデルを選びましょう。将来的に本格的に取り組むなら、タッチ感の再現度は非常に大切です。
  • 音大受験やプロを目指す:
    アップライトピアノは必須。できればグランドピアノで練習できる環境が望ましいです。

「すぐに飽きるかも」という不安がある場合は、まずは中古や安価な電子ピアノで始めて、継続できそうならワンランク上のモデルに買い替えるという戦略も賢明です。

設置場所:防音対策と置き場所の確保

ピアノは大型の楽器です。設置場所を確保できるか、そして近隣への音の問題をクリアできるかが、購入前の最大の障壁となります。

アップライトピアノの場合: * 床補強:重量が重いため、床が抜ける心配はほとんどありませんが、床の凹み防止や振動対策として、専用のインシュレーター(敷物)が必要です。 * 壁からの距離:響板(ピアノの背面にある板)を壁から10〜15cmほど離して設置すると、音がきれいに響きます。 * 防音:近隣への配慮として、背面に取り付ける防音パネルや、サイレント機能(後付け可能)の導入を検討しましょう。 電子ピアノの場合: * 比較的自由:ヘッドホンを使用すれば夜間でも練習可能です。ただし、鍵盤を叩く「打鍵音」は響くことがあるため、防音マットや集合住宅での設置場所の工夫は必要です。
打鍵音の対策方法を検索して、事前に知識を持っておくと安心です。

初心者必見!電子ピアノ選びでチェックすべき5つの機能

電子ピアノは多機能で便利ですが、その分「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。特に初心者の方がチェックすべき、演奏の上達に直結する重要な機能を5つに絞って解説します。

鍵盤の方式:タッチは生ピアノに近づいているか

電子ピアノ選びにおいて、鍵盤のタッチは最も重要です。上達を目指すなら、できるだけアコースティックピアノ(生ピアノ)に近い構造を持つものを選びましょう。

チェックすべき方式:

  1. グレードハンマー(GH)/ RHC方式:
    鍵盤の奥にハンマーの重さを再現する機構が入っており、低音域は重く、高音域は軽くなるという、生ピアノ特有の重さのグラデーションを再現しています。
  2. 木製鍵盤:
    鍵盤の素材が生ピアノと同じ木材でできており、プラスチック鍵盤よりも耐久性や触感が優れています。
  3. 象牙調/黒檀調仕上げ:
    鍵盤の表面が滑りにくい素材で加工されており、汗をかいても指が滑りにくく、本物に近い弾き心地を提供します。

価格が高くなるほど、これらの技術が組み合わされ、より自然な弾き心地になります。試弾できる場合は、必ず強弱をつけて弾いてみて、音の出方や指への反発力を確認してください。

音源(サンプリング):豊かな響きと音色の多さ

電子ピアノの「音」は、アコースティックピアノの音を録音(サンプリング)したデータから生成されています。この音源の品質が、表現力に直結します。

最新の電子ピアノは、鍵盤を叩く強さによって単に音量を大きくするだけでなく、音色そのものが変化する仕組みになっています。ピアニッシモ(弱く)からフォルテッシモ(強く)まで、何段階の音色を収録しているか(多段階サンプリング)が、メーカーごとに競争されている部分です。

また、ペダルを踏んだ時の響きの再現(ダンパーレゾナンス)や、弾いた時の弦の共鳴音(ストリングレゾナンス)といった、生ピアノならではの複雑な「響き」を再現しているかも重要なポイントです。

録音・再生機能:自分の演奏を客観視する

電子ピアノの非常に便利な機能の一つが、自分の演奏を録音・再生できる機能です。練習において、自分の演奏を客観的に聞くことは上達への近道です。

多くのモデルが、本体に内蔵されたメモリに録音できますが、USBメモリなどに保存できる機能があると、パソコンに取り込んで管理したり、先生に聞かせたりするのに便利です。

メトロノーム機能:リズム感を養う基礎練習

基本的な機能ですが、内蔵のメトロノーム機能は必須です。正確なリズム感を養うための基礎練習に欠かせません。テンポ(速さ)の調整はもちろん、拍子(3/4拍子、4/4拍子など)を細かく設定できるかも確認しておきましょう。電子ピアノの中には、リズムパターン(ワルツやロックなど)が内蔵されているモデルもあり、飽きずに楽しく練習できます。

ヘッドホン端子:夜間練習の心強い味方

電子ピアノの最大のメリットは、ヘッドホンを使って夜間や早朝でも音を気にせず練習できる点です。ヘッドホン端子が2つ付いているモデルだと、先生や親御さんが横で音を聞きながら指導することもできるので、特にレッスン用として使う場合はチェックしておきたい機能です。

アップライトピアノを購入するなら必ず確認したい3つのポイント

アップライトピアノの購入は、電子ピアノとは比べ物にならないほど高額で、かつ搬入・設置に手間がかかる大きな買い物です。だからこそ、購入前には細心の注意を払い、以下の3つのポイントを必ず確認しましょう。

個体の状態:試弾と専門家のチェック

生ピアノは一台一台が「生き物」です。中古はもちろん、新品であっても、展示されていた期間や環境によって状態が異なります。そのため、以下の点を確認しながら念入りに試弾する必要があります。

  • 鍵盤の動き:特定の鍵盤だけ重すぎたり、軽すぎたりしないか。弾いた後の戻りはスムーズか。
  • 音色の均一性:低音域、中音域、高音域で、音色のバランスが取れているか。特定の音がキンキンしたり、こもったりしていないか。
  • ペダルの感触:ダンパーペダル(右)を踏んだ時、全ての音がしっかり伸びるか。ソステヌートペダル(真ん中)、ソフトペダル(左)が正しく機能するか。

中古ピアノの場合は、可能であれば調律師に同行してもらい、内部のハンマーや弦の状態を確認してもらうのが最も確実です。お店側がこうした外部の専門家のチェックを受け入れるかどうかも、そのお店の信頼性を測る一つの基準になります。

設置環境と搬入経路:見落としがちな重要事項

アップライトピアノの設置は、専門の業者が行いますが、その業者さんがスムーズに作業できる環境を整えておくのは購入者の責任です。

チェックリスト:

項目 確認内容 注意点
搬入経路 玄関、廊下、階段の幅、曲がり角の広さ エレベーターなしの2階以上は追加料金が発生します。クレーン搬入が必要かどうかも要確認。
設置場所 直射日光、エアコンの風が直接当たらないか ピアノの木材は温度・湿度の急激な変化に弱いため、窓際やエアコンの近くは避けましょう。
床の強度 畳や絨毯の上は不可。フローリングが基本。 畳の上に置く場合は、専用の補強板(敷板)が必要です。

これらの確認事項について、お店の担当者と事前に細かく打ち合わせをし、もし追加費用が発生する場合は見積書に明記してもらうようにしましょう。後から高額な追加費用を請求されるトラブルを避けるためにも、書面での確認が大切です。

保証とアフターサービス:購入後の安心を買う

生ピアノは、購入後もメンテナンス費用がかかり続ける楽器です。そのため、お店が提供する保証とアフターサービスの内容は、価格と同じくらい重要です。

新品の場合、通常はメーカー保証が付きますが、中古の場合はお店独自の保証になります。最低でも以下の項目をチェックしてください。

  • 保証期間:自然故障に対する保証は、何年間有効か。
  • 調律サービス:初回調律が無料サービスに含まれているか。購入後の調律師の紹介は受けられるか。
  • 修理対応:修理が必要になった際、迅速に対応してくれる体制か、また出張費はかかるのか。

特に、地元の老舗楽器店などは、地域に密着した手厚いアフターフォローを提供していることが多いです。信頼できるお店を見つけることが、良いピアノライフを送るための第一歩です。

ネットでピアノを買うのはアリ?実店舗とのメリット比較

近年、ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)で電子ピアノを購入する人が増えています。実店舗で購入するメリットは「試弾できる」「専門家のアドバイスが聞ける」ことですが、ネット購入にも実店舗にはない大きなメリットがあります。

ネット通販のメリット:価格と利便性

最大のメリットは、やはり価格の安さと品揃えの豊富さです。

メリット項目 詳細
価格競争 実店舗よりもテナント料や人件費が少ない分、価格が安く設定されやすい。特にセール時期は見逃せない。
口コミ評価 実際に購入した人のレビュー(弾き心地、音色、組み立てやすさなど)を多数確認でき、客観的な情報が得られる。
自宅配送 大型の電子ピアノでも自宅まで届けてくれるため、運搬の手間が一切かからない。(組み立ては自分で行うケースが多い)
メルカリでの売買 ネット通販で購入したモデルは、フリマアプリのメルカリでも比較的売買が活発なため、買い替え時に売りやすい。

電子ピアノの場合、モデルさえ決まっていれば、ネット通販で購入するのは非常に「アリ」な選択肢です。ただし、組み立て作業が必要になるモデルが多いので、説明書を読みながら自分で組み立てる自信がない方は、組み立てサービスがあるかを確認しましょう。

実店舗のメリット:試弾と専門家の意見

一方で、実店舗でしか得られないメリットもあります。特に、初めてピアノを購入する方にとっては、実店舗の役割は非常に大きいです。

  • 鍵盤の触感を直接確認できる:
    これはネット通販では絶対にできないことです。鍵盤の重さ、反発力、タッチノイズなどを、自分の指で確かめられます。
  • 音の響きを確認できる:
    ヘッドホンで聞く音と、スピーカーから出る音、そして部屋全体に響く音は全く異なります。実店舗で大きな音を出して、音の広がり方を確認しましょう。
  • 専門家のアドバイス:
    演奏レベルや予算、設置環境を伝えれば、プロの視点から最適なモデルを提案してもらえます。

モモストアのおすすめは、「実店舗で試弾・比較し、ネット通販で最安値を探す」という方法です。もちろん、実店舗で購入すれば、その後のサポートや信頼関係を築けるというメリットもありますので、どちらを重視するかは、最終的にご自身の判断になります。

【メーカー別】人気のピアノの特徴と売っている場所一覧

ピアノ界には、長年の歴史と技術を持つ魅力的なメーカーがたくさんあります。ここでは、代表的な4つのメーカーの特徴と、それぞれがどんな場所で主に販売されているかを解説します。

ヤマハ(YAMAHA):高い技術力と幅広いラインナップ

日本の楽器メーカーの代名詞とも言えるヤマハは、世界でもトップシェアを誇ります。グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ(Clavinova/クラビノーバなど)すべてにおいて、非常に高いクオリティを維持しています。

  • 特徴:
    クリアで華やかな音色が特徴。アップライトピアノは「Uシリーズ」が有名。電子ピアノのクラビノーバシリーズは、鍵盤のタッチや音源の再現性に優れ、練習用として最も人気が高いモデルの一つです。
  • 主な販売場所:
    直営店、特約楽器店(生ピアノ)、家電量販店、ネット通販(電子ピアノ)。

電子ピアノのクラビノーバは、家電量販店やネット通販で手に入りやすいですが、アップライトやグランドピアノは、やはりヤマハ特約店で専門のスタッフに相談しながら購入するのが安心です。

カワイ(KAWAI):繊細な音色と木製鍵盤へのこだわり

ヤマハと並び称されるカワイも、日本を代表するメーカーです。特に、繊細で温かみのある音色と、鍵盤への強いこだわりを持っています。

  • 特徴:
    電子ピアノの「CAシリーズ」など、いち早く木製鍵盤を採用したモデルを多数展開しており、生ピアノに近い自然なタッチ感を追求しています。また、グランドピアノの「Shigeru Kawai」シリーズは、世界的なコンサートホールでも採用されるほどの高い評価を得ています。
  • 主な販売場所:
    直営店、特約楽器店(生ピアノ)、家電量販店、ネット通販(電子ピアノ)。

カワイのピアノは、その「響き」を重視する方に特に人気があります。ぜひ、実店舗でヤマハとカワイの音色を弾き比べてみてください。音の好みは人それぞれで、きっと違いがわかるはずですよ。

ローランド(Roland):先進的なデジタル技術

ローランドは、電子楽器やシンセサイザーの分野で世界的に有名なメーカーです。電子ピアノにおいても、独自のデジタル技術を駆使した革新的なモデルを数多く生み出しています。

  • 特徴:
    独自の「スーパーナチュラル・ピアノ音源」や、鍵盤から指が離れる瞬間まで音色を制御できる「モデリング技術」など、デジタルならではの強みを活かした技術が満載です。デザイン性の高いモデルも多く、インテリアにこだわる方にも人気です。
  • 主な販売場所:
    家電量販店、ネット通販、一部の楽器店

ローランドの電子ピアノは、特に最新のデジタル技術を体感したい方におすすめです。多機能ながらも操作が簡単で、練習をサポートする機能も充実しています。

カシオ(CASIO):手頃な価格とスタイリッシュなデザイン

カシオは、リーズナブルな価格帯で高品質な電子ピアノを提供しており、特にエントリーモデルとして高い人気があります。「Privia(プリヴィア)」シリーズなどが有名です。

  • 特徴:
    薄型でスタイリッシュなデザインが多く、場所を取らないのが魅力です。価格の割に鍵盤のタッチがしっかりしており、「とりあえずピアノを始めてみたい」という初心者や、予算が限られている学生さんなどにも手が届きやすいのがポイントです。
  • 主な販売場所:
    家電量販店、ネット通販

カシオの電子ピアノは、コスパを重視しつつ、デザイン性も諦めたくない方にぴったりです。実店舗では家電量販店のピアノコーナーに行くと、ほとんどの場合、カシオのモデルが置いてありますよ。

ピアノ購入後に忘れちゃいけない「調律」と「搬入」の手配

ピアノ本体を購入して終わりではありません。特にアップライトやグランドピアノの場合、購入後の「調律」と「搬入」の手配は、ピアノを最高の状態で使い続けるために不可欠な要素です。

調律の重要性:生ピアノは年1回の定期メンテナンスが必要

アップライトピアノやグランドピアノは、弦を張る力が非常に強く、温度や湿度の変化によって弦が伸びたり縮んだりして音が狂ってしまいます。そのため、年に1〜2回の定期的な調律が必須です。

調律を怠るとどうなるか:

  1. 音感が狂う:
    狂った音で練習を続けると、演奏者自身の「絶対音感」や「相対音感」が狂ってしまう危険性があります。
  2. 故障の原因:
    弦の張り具合が不安定になると、最悪の場合、弦が切れたり、アクションと呼ばれる内部の複雑な機構に不具合が生じたりすることがあります。
  3. ピアノの価値低下:
    定期的なメンテナンスをされていないピアノは、将来売却する際の価値が大きく下がってしまいます。

新品を購入する場合、多くのお店が初回調律をサービスしてくれますが、2回目以降は自己負担です。地域によって異なりますが、1回あたり1万円〜2万円程度の費用がかかることを覚えておきましょう。

搬入の手配:専門業者に任せるのが鉄則

ピアノは非常に重く、精密な楽器です。家具の運搬とは異なり、専門の知識と技術を持った「ピアノ運送専門業者」に依頼するのが鉄則です。一般的な引っ越し業者に依頼すると、振動や衝撃で内部の部品が破損するリスクがあります。

楽器店や中古専門店で購入する場合、業者の手配はすべてお店側が行ってくれるので安心です。しかし、フリマアプリなどで個人売買を行う場合は、自分で業者を探し、費用の交渉からすべて行う必要があります

搬入費用の決まり方:

要素 詳細
ピアノの種類・重量 アップライトよりグランドピアノの方が高額。
移動距離 距離が長くなるほど費用が高くなります。
作業環境 階段の有無、エレベーターの有無、クレーン搬入の必要性(窓からの搬入など)。

特に、階段やクレーン作業が発生する場合は、費用が数万円〜10万円以上かかることも珍しくありません。個人売買で「本体価格は安い!」と思っても、搬入費用を合わせると新品と変わらない、というケースもあるので注意が必要です。事前にピアノ運送業者の料金体系を調べておくと良いでしょう。

中古ピアノのリスクを回避!保証とアフターサービスの重要性

予算を抑えたい方にとって中古ピアノは魅力的な選択肢ですが、その分リスクもあります。このリスクを最小限に抑えるためには、「保証」と「アフターサービス」を重視して購入先を選ぶことが何よりも大切です。

中古ピアノの保証内容を徹底チェック

中古ピアノの保証は、新品のメーカー保証とは異なり、販売店ごとに内容が大きく異なります。以下の保証内容を必ず確認しましょう。

  • 自然故障の保証期間:
    最低でも1年間は保証が付いているお店を選びましょう。調律直後ではなく、半年〜1年後に音の狂いがないか、鍵盤に不具合が出ないかを確認できる期間が必要です。
  • 修理費用の負担範囲:
    保証期間内であっても、すべての修理が無料になるわけではありません。運搬費、出張費、部品代のどこまでを販売店が負担してくれるのかを明確にしましょう。
  • 返品・交換の可否:
    納品後、致命的な欠陥が発覚した場合の返品や交換に応じてくれるかどうかも、信頼できるお店選びの重要なポイントです。

保証が一切ない中古ピアノは、どんなに安くても手を出さない方が賢明です。それは、購入後に数万円〜数十万円の修理費用が発生するリスクを背負うことになるからです。中古専門店は、この保証がしっかりしているからこそ、安心して購入できるのです。

お店の評判:地域での信頼性を確認する

中古ピアノは、販売店のメンテナンス技術と倫理観が商品の品質に直結します。そのため、購入前にそのお店の評判や実績を調べることが非常に重要です。

調べるべきポイント:

  • 営業年数:
    長年、その地域でピアノ販売・修理を行っているお店は、技術と信頼性がある証拠です。
  • Googleマップや口コミサイトの評価:
    実際に利用した人の生の声を聞くことができます。特に、購入後の調律や修理に関するコメントに注目しましょう。
  • 日本ピアノ調律師協会の会員か:
    お店の調律師が信頼できる団体に所属しているかどうかも、品質を測る一つの指標になります。

お店の担当者と話す際も、「このピアノはいつ頃製造されたものか」「どのようなメンテナンスを施したか」といった質問に、明確に答えられるかどうかをチェックしましょう。曖昧な返答しか得られない場合は、購入を控えるべきかもしれません。

ピアノを「売る」ことを考えているなら知っておきたいこと

購入時の話だけでなく、「いつか手放す時が来るかもしれない」という視点も大切です。ピアノは大型で高額なため、売却時にもそれなりの手間と知識が必要になります。ここでは、ピアノを売る際に知っておきたいことをまとめました。

売却価格を決める要因:メーカーと状態

ピアノの売却価格(買取価格)は、主に以下の要因で決まります。

査定に有利な要因 査定に不利な要因
ヤマハ・カワイ製 無名メーカー、海外メーカー(再販ルートが少ない)
定期的な調律記録がある 調律を長年放置している(修理が必要になるため)
製造年が新しい 製造年が古すぎる(40年〜50年以上経過)
外装・内部に大きな傷がない 外装に目立つ傷や、鍵盤にカビ・変色がある

特に、ヤマハとカワイのアップライトピアノは、中古市場でも非常に需要が高く、安定した価格で売却しやすい傾向にあります。将来的な売却を考えるなら、これらの有名メーカーを選ぶのが無難です。

売却方法:専門業者か、フリマアプリか

ピアノを売る方法は、大きく分けて「買取専門業者」と「フリマアプリなどの個人売買」の2つがあります。

買取専門業者: * メリット:手続きが簡単で、運搬費も業者が負担してくれることがほとんど。すぐに現金化できる。 * デメリット:買取価格は、再販価格よりも低くなる。 フリマアプリ(メルカリなど): * メリット:自分で価格を設定できるため、買取業者よりも高く売れる可能性がある。 * デメリット:購入希望者との価格交渉、搬出・運送の手配(購入者負担にすることが多いが、交渉が煩雑)、ノークレームノーリターンなどの条件設定が非常に面倒。また、売れるまでに時間がかかる。

アップライトやグランドピアノといった大型のものは、トラブル回避のためにも買取専門業者に依頼するのが最も安全です。電子ピアノやキーボードであれば、梱包と発送が比較的簡単なので、フリマアプリを利用するのも良いでしょう。まずは無料の一括査定サイトを利用して、おおよその買取相場を把握することから始めてみてください。

まとめ:あなたの目的とライフスタイルに合った一台を探そう!

この記事では、「ピアノを売っている場所」から「失敗しない選び方」「購入後の注意点」まで、幅広く解説してきました。

もう一度、購入場所の選び方のポイントをまとめておきましょう。

  • 本格的な生ピアノ(アップライト・グランド)が欲しい方:
    楽器専門店(ヤマハ・カワイの特約店)または中古ピアノ専門店一択です。試弾、保証、アフターサービスを重視しましょう。
  • 夜間練習がメインの電子ピアノが欲しい方:
    鍵盤のタッチを重視するなら家電量販店で試弾。価格と利便性を重視するならネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)がおすすめです。
  • 予算を最優先したい方:
    中古専門店(保証付き)、またはフリマアプリ(メルカリなど)ですが、後者は自己責任であることを忘れずに。

ピアノは、あなたの生活に豊かな彩りを与えてくれる素晴らしい楽器です。焦らず、あなたの目的とライフスタイルにぴったりの「最高の相棒」を見つけてくださいね。モモストアは、あなたのピアノライフを応援しています!

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