キリン富士山麓ウイスキーが終売となった理由!今買える種類とプレミア価格の全貌
こんにちは、モモストアです!
ウイスキーファンの方なら誰もが耳にしたであろう
あの「富士山麓 樽熟原酒50°」の終売(販売終了)のニュース。
コスパ最強と名高く、多くの人に愛されていた銘柄だけに、当時大きな衝撃が走りましたよね。
終売から時間が経った今でも、「富士山麓」はSNSやフリマアプリで話題に上り、その価格は高騰し続けています。
今回は、終売に至った切実な理由から、現在手に入るラインナップ、そして驚きのプレミア価格まで、
富士山麓ウイスキーの「今」を徹底的に深掘りしていきます!
・「樽熟原酒50°」が終売に追い込まれた切実な理由
・終売の背景にあるジャパニーズウイスキー全体の原酒不足問題
・富士山麓ウイスキーにはどんな種類があった?【終売品と現行品】
・プレミア価格を徹底調査!終売した「樽熟原酒50°」の現在価格
- 富士山麓ウイスキー終売の衝撃!なぜ人気商品が姿を消したのか?
- 「樽熟原酒50°」が終売に追い込まれた切実な理由
- 終売の背景にあるジャパニーズウイスキー全体の原酒不足問題
- 富士山麓ウイスキーにはどんな種類があった?【終売品と現行品】
- プレミア価格を徹底調査!終売した「樽熟原酒50°」の現在価格
- もう一つの幻の終売品「シングルモルト18年」の驚くべき相場価格
- 現行品「シグニチャーブレンド」は終売品の代わりになる?その特徴
- 富士山麓の後継!? キリンが推すウイスキー「陸(Riku)」の特徴と評価
- 「富士山麓」が持つ味わいの特徴!ノンチルフィルタードの魅力
- 定番の飲み方で味わう!ハイボール、ロック、ストレートのおすすめ
- 富士山麓ウイスキーを今すぐ手に入れる方法【ECサイトと実店舗】
- 飲まないなら買取がおすすめ!高価買取のポイントと注意点
- まとめ:富士山麓の終売は日本のウイスキー文化の一つの転機
富士山麓ウイスキー終売の衝撃!なぜ人気商品が姿を消したのか?

キリンディスティラリーが富士御殿場蒸溜所で手掛ける「富士山麓」ブランド。
中でも「富士山麓 樽熟原酒50°」は、その名の通りアルコール度数50度という骨太な設計でありながら、
驚くほどのコストパフォーマンスの良さ(実売価格1,600円程度)で、
多くのウイスキー愛好家やハイボールファンに支持されていました。
それが突如、2018年11月に終売が発表され、2019年3月下旬の出荷分をもって販売終了というニュースが流れました。
「え、まさかあの富士山麓が…?」と、私も思わず二度見したのを覚えています。
なぜ終売が衝撃的だったのか?その理由を徹底解説
この終売のニュースがウイスキー業界に大きな衝撃を与えたのには、いくつかの理由があります。
まず、富士山麓 樽熟原酒50°は、キリンのウイスキー事業にとって
売上の3割以上を占める主力商品だったことです。(出典:ねとらぼ – キリンの定番ウイスキー「富士山麓樽熟原酒50°」が3月末に終売)
まさか主力中の主力、会社の看板とも言える商品を自ら手放すとは、当時の状況がいかに切迫していたかを物語っています。
さらに、この銘柄は世界的にも高い評価を受けていた点も見逃せません。
国際的な酒類品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」で金賞を受賞するなど、
その品質は世界に認められていました。
高品質なのに安価で手に入る、まさに「デイリーウイスキーの最高峰」だったわけです。
そんな優等生が市場から姿を消すことは、消費者はもちろん、提供していた飲食店にとっても大打撃でした。
終売は一時的な休売ではない!キリンの苦渋の決断
ウイスキーの販売終了には「休売」と「終売」の2種類があります。
「休売」は一時的に供給を止め、在庫が回復したら再開する可能性がありますが、
「終売」は基本的にその商品の製造・販売を完全に終了することを意味します。
キリン広報部からの発表では、この商品は「一時販売休止ではなく終売」と明言されました。
これは、単なる在庫調整ではなく、将来にわたって安定した品質のウイスキーを提供するための、構造的な決断だったと言えます。
つまり、中途半端な原酒で品質を落としてまで販売を継続するのではなく、
一度ラインナップを見直して、今後のブランド展開のために原酒を温存するという、
企業としての誠実な姿勢の表れでもありました。
消費者にしてみれば残念なニュースでしたが、キリンのマスターブレンダーである田中城太氏が
「アイコンズ・オブ・ウイスキー 2017」で世界最優秀ブレンダーに選ばれるなど、
品質への評価が上がったことも、予想を上回る売れ行きにつながった一因と言われています。
人気が出すぎたがゆえの「原酒の枯渇」こそが、終売の決定的な理由となったのです。
モモストアとしても、あの価格であの品質のウイスキーが手に入らなくなったのは本当に寂しい限りです。
終売した「富士山麓」を手に入れるには、現在ではECサイトやオークションサイトを探すしかありません。
少しでも安く手に入れたいなら、複数のサイトを横断して比較するのがおすすめです。
特にAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、価格や在庫状況が常に変動していますよ。
「樽熟原酒50°」が終売に追い込まれた切実な理由
主力商品であり、国際的な賞も受賞していた「富士山麓 樽熟原酒50°」。
なぜ、キリンはこれを「終売」という形で手放さざるを得なかったのでしょうか?
その背景には、ウイスキーという商品の特殊性と、ジャパニーズウイスキーを取り巻く環境の変化があります。
ウイスキーは「時間を買う」商品であることの難しさ
ビールや日本酒と違い、ウイスキーは熟成に長い年月を要するお酒です。
樽の中で最低でも数年、長いものでは十数年という時間をかけて、ゆっくりと旨味と香りを深めていきます。
この「熟成期間」が、ウイスキーメーカーの最大の悩みどころなのです。
例えば、「このウイスキーが売れそうだ!」と分かっても、
ウイスキーはビールのように「はい、来月までに増産します」とはいきません。
増産のための原酒を仕込んでも、それが商品として出荷できるようになるまでには、
最低でも5年、10年といった未来の需要を予測する必要があります。
バブル崩壊後の長い低迷期を経て、日本のウイスキー市場は一時的に縮小していました。
そのため、メーカー各社は10年以上前に、現在の爆発的な需要を予測できていなかったのです。
樽熟原酒50°は「ノンエイジ(熟成年数表記なし)」ながらも、
力強い50度という度数を実現するために、長期熟成原酒を多く使用していたことが推測されます。
これが、想定外の販売ペースによって、供給が追いつかなくなる原因となりました。
人気の高まりによる想定外の需要増加
2010年代以降、日本では「ハイボールブーム」が再燃し、
手軽にウイスキーを楽しむ文化が定着しました。
さらに、日本のウイスキーは世界的なコンペティションで次々と最高賞を受賞し、
ジャパニーズウイスキー全体が海外からの熱烈な注目を集めるようになりました。
特に富士山麓は、その価格帯からは考えられない高品質さから、
国内外で予想をはるかに上回る人気となり、消費のスピードが原酒の熟成スピードを圧倒的に上回ってしまったのです。
キリンの発表にもあったように、「このままでは将来的に安定して供給することが困難になる」という判断は、
品質を第一に考えるメーカーとしては、非常に重い決断だったと言えるでしょう。
もし、品質を犠牲にしてでも販売を続ければ、
「あれ?味が落ちた?」と消費者に失望され、ブランドイメージを損ねるリスクがあります。
キリンはそうなることを避け、一度終売という形で原酒を温存し、
将来の「富士」ブランドの発展に賭けたと見るのが自然でしょう。
このニュースは、日本のウイスキーメーカー全体が抱える「嬉しい悲鳴」の象徴的な出来事だったのです。
「樽熟原酒50°」の製法が終売を早めた可能性
樽熟原酒50°は、一般的なウイスキーの度数(40〜43度)よりも高い50度でボトリングされていました。
アルコール度数を高く設定するということは、加水する量を減らすということです。
同じ原酒の量があったとしても、度数が高ければ高いほど、製造できるボトルの総量は少なくなります。
樽熟原酒50°の「力強い味わい」という魅力的な特徴が、
皮肉にも製造できる総量の限界を低く設定してしまった可能性も考えられます。
これも、終売に至った複雑な要因の一つと言えるでしょう。
ちなみに、樽熟原酒50°は、富士御殿場蒸溜所で造られるモルト原酒とグレーン原酒をブレンドしたブレンデッドウイスキーです。
富士山の麓、標高約600mという冷涼な環境と、富士山の伏流水を使用することで、
柔らかく繊細な原酒が生まれています。この稀有なテロワール(風土)も、
富士山麓の個性的で世界的な評価につながった要因であり、代替が効かない理由の一つでもあります。
もし終売品を探しているなら、ネットショッピングが一番の近道です。
状態の良いボトルを見つけたら、即決することをおすすめします。
価格は日々変動しているので、こまめなチェックが重要ですよ!
終売の背景にあるジャパニーズウイスキー全体の原酒不足問題
富士山麓の終売は、キリン一社の問題ではなく、
ジャパニーズウイスキー業界全体が抱える構造的な課題を象徴する出来事でした。
ここでは、なぜこれほどまでに原酒不足が深刻化しているのか、その背景を詳しく見ていきましょう。
世界的な「ジャパニーズウイスキー」ブームの到来
2000年代後半から2010年代にかけて、日本のウイスキーは世界の舞台で脚光を浴び始めました。
特にサントリーの「山崎」「響」、ニッカウヰスキーの「竹鶴」などが、
権威ある国際コンペティションで次々と最高賞を受賞。
これにより、「ジャパニーズウイスキー=高品質で繊細」というイメージが世界中に広がり、
海外からの需要が爆発的に増加しました。
例えば、アメリカやヨーロッパ、アジア圏の富裕層の間で、
ジャパニーズウイスキーはステータスシンボルとなり、
高級なバーだけでなく、一般のコレクターからも熱狂的に求められるようになりました。
需要は増えたものの、ウイスキーの増産は先に述べた通り、時間がかかるためすぐにはできません。
「10年以上の長期熟成原酒」は、10年以上前の需要予測に基づいて仕込まれているため、
急なブームには全く対応できなかったのです。
他社でも相次いだ「休売・終売」の波
富士山麓の終売は、この原酒不足の波の中で起こった一連の出来事の一つにすぎません。
実際、同時期には他の大手メーカーからも、多くの人気銘柄が市場から姿を消しました。
| メーカー名 | 終売・休売となった主な銘柄(時期) | 特記事項 |
| サントリー | 響17年、白州12年(2018年) | 特に熟成年数表記(エイジ表記)のある銘柄が相次いで休売に。 |
| ニッカウヰスキー | 竹鶴17年、21年、25年(2020年) ニッカウヰスキー12年 |
ニッカも長期熟成のピュアモルトを中心に休売を発表。 |
| キリン | 富士山麓 樽熟原酒50°(2019年) 富士山麓 シングルモルト18年 |
低価格帯の主力商品も終売せざるを得ない状況に。 |
このように、日本の主要なウイスキーメーカーのほとんどが、
長期熟成原酒の不足により、「熟成年数表記のある銘柄」や「人気の高かったノンエイジ銘柄」を市場から一時的に撤退させるという
苦渋の選択を迫られました。
富士山麓 樽熟原酒50°は、他の休売品とは異なり、比較的安価な価格帯だったという点で、
その終売はより多くの消費者に影響を与えました。
メーカー各社の今後の展望と取り組み
各メーカーは、この事態を受けて、原酒不足解消に向けて巨額の投資を行っています。
例えば、富士御殿場蒸溜所でも、生産能力の増強に向けた大規模な設備投資が発表されています。
増強された設備で仕込まれた原酒が、市場に出回るまでにはさらに長い時間がかかりますが、
2030年代以降には、再び安定した供給が見込めるようになると期待されています。
それまでは、終売品はプレミア価格で取引され、
現行品である「富士山麓 シグニチャーブレンド」や後継品「陸」が
日本のウイスキー文化を支えていくことになるでしょう。
終売品を探す際は、Amazonや楽天市場といった信頼できるECサイトを選ぶことが重要です。
中には価格が高騰しすぎているものもありますので、相場をしっかり確認してくださいね。
富士山麓ウイスキーにはどんな種類があった?【終売品と現行品】
「富士山麓」というブランド名で販売されていたウイスキーには、複数のラインナップがありました。
現在ではそのほとんどが終売となっており、現行品として手に入るのはたった一つだけです。
ここでは、富士山麓ウイスキーの歴代ラインナップと、それぞれの特徴を整理してみましょう。
終売となった「幻の銘柄」たち
終売品①:富士山麓 樽熟原酒50°(ふじさんろく たるじゅくげんしゅ50ど)
・容量:700ml
・アルコール度数:50度
・特徴:今回の終売騒動の中心となった銘柄。アルコール度数50度という骨太さと、ノンチルフィルタード(非冷却ろ過)製法による、樽熟成由来の甘いバニラ香と、しっかりとしたモルトの旨味が特徴です。
ストレートやロックはもちろん、ハイボールにしても味が負けない力強さから、デイリーウイスキーとして非常に人気がありました。
終売品②:富士山麓 シングルモルト18年(ふじさんろく シングルモルト18ねん)
・容量:700ml
・アルコール度数:43度
・特徴:こちらはブレンデッドではなく、富士御殿場蒸溜所で造られたモルト原酒のみを使用した、長期熟成の高級シングルモルトです。
18年という長い熟成期間を経て生まれる、芳醇で複雑な果実香、クリーミーな口当たり、そして奥深いコクが特徴。定価で手に入れるのは極めて困難で、現在では驚くほどのプレミア価格で取引されています。
終売品③:富士山麓 ブレンデッド 18年
・特徴:過去には、同じく18年熟成のブレンデッドウイスキーも存在しました。こちらも現在は終売しており、市場ではほとんど見かけない希少なボトルとなっています。
現行品として唯一販売されている銘柄
現行品:富士山麓 シグニチャーブレンド(ふじさんろく シグニチャーブレンド)
・容量:700ml
・アルコール度数:50度
・特徴:終売のニュースが流れた当時も、唯一販売が継続された上位モデルです。
「熟成のピークを迎えた原酒」を厳選し、マスターブレンダーがその個性を最大限に引き出した、ブランドの“署名(シグニチャー)”を冠するにふさわしい一本です。
華やかな果実香と、黒糖や焼き菓子のような甘く香ばしい香りが特徴。度数は樽熟原酒50°と同じ50度ですが、味わいはより複雑で、ストレートやロックでじっくりと楽しむのに最適です。
富士山麓のファンの中には、このシグニチャーブレンドを「樽熟原酒50°の事実上の後継品」として楽しんでいる人も多いですが、
価格帯は当時の樽熟原酒50°よりも高いため、購入の際にはご注意ください。
富士山麓の種類まとめ
| 銘柄名 | 終売/現行 | タイプ | アルコール度数 | 現在の入手難易度 |
| 樽熟原酒50° | 終売(2019年) | ブレンデッド | 50度 | 非常に困難(プレミア価格) |
| シングルモルト18年 | 終売 | シングルモルト | 43度 | 極めて困難(超プレミア価格) |
| シグニチャーブレンド | 現行 | ブレンデッド | 50度 | 比較的容易(定価、またはそれに近い価格) |
現在、現行品のシグニチャーブレンドは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで、比較的安定して手に入りやすい状況です。
終売品の「富士山麓」を探す場合は、オークションサイトやメルカリも選択肢に入りますが、
個人間取引にはリスクが伴うため、信頼できるECサイトの酒販店からの購入を強くおすすめします。
プレミア価格を徹底調査!終売した「樽熟原酒50°」の現在価格
終売となってから数年が経過した「富士山麓 樽熟原酒50°」ですが、
その価格の高騰ぶりは凄まじく、当時の定価を知る者からすると驚きを隠せません。
ここでは、樽熟原酒50°の定価と、現在の市場価格の相場を徹底的に調査し、
なぜここまで価格が上がってしまったのかを考察していきます。
樽熟原酒50°の定価と現在の相場
まず、当時の定価(実売価格)を確認しましょう。
| 時期 | 銘柄 | 当時の実売価格(目安) |
| 2019年終売時まで | 富士山麓 樽熟原酒50° | 1,500円~1,700円程度(税抜) |
この価格で、アルコール度数50度、ノンチルフィルタードの高品質なウイスキーが手に入ったのですから、
いかにコストパフォーマンスに優れていたかが分かりますね。
では、終売から数年が経過した現在、ECサイトやオークションサイトではどの程度の価格で取引されているのでしょうか?
モモストアが独自に調査した現在の相場感(目安)は以下の通りです。
| 入手ルート | 現在の取引価格(目安) | 特記事項 |
| Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング | 7,000円~12,000円程度 | 在庫状況により価格の変動が激しい。業者や並行輸入品の場合もある。 |
| フリマアプリ(メルカリなど) | 6,000円~10,000円程度 | 個人間取引のため、価格は比較的手頃な場合もあるが、品質保証はない。 |
| オークションサイト | 5,000円~15,000円程度 | 競争入札となるため、価格が不安定。高値がつくことも多い。 |
ご覧の通り、当時の定価と比較すると、約5倍から8倍以上にまで価格が高騰していることが分かります。
特に状態が良好なボトルや、希少な限定ラベルのものなどは、さらに高値で取引される傾向があります。
なぜ価格は高騰し続けるのか?3つの要因
これほどまでに「富士山麓 樽熟原酒50°」の価格が高騰し続けるのには、明確な理由があります。
要因①:純粋な希少性(終売による絶対的な在庫の減少)
最大の理由は、やはり「終売」という事実です。
一度市場から姿を消した商品は、二度と新規で供給されることがありません。
市場に出回っているのは、消費者が買い占めた在庫や、酒販店が抱えていたデッドストックのみです。
時間が経つにつれて、開栓されて消費されるボトルが増えるため、市場に残る本数は絶対的に減っていきます。
この希少性が、価格を押し上げる最大の力となります。(出典:福ちゃん – 富士山麓ウイスキーの定価を調査)
要因②:品質への高い評価とファンの多さ
ただ終売になったからといって全てが高騰するわけではありません。
富士山麓 樽熟原酒50°は、前述の通り、世界的な評価と、確固たる国内ファンベースを持っていました。
「あの味をもう一度飲みたい」「ストックが切れたら困る」という根強いファンが多いため、
価格が高くなっても「飲みたい」という需要が途切れないのです。
要因③:転売・投資の対象になっている
ジャパニーズウイスキー全体の高騰を受け、ウイスキーが「飲むもの」から「投資の対象」へと変化しています。
富士山麓のような人気銘柄の終売品は、今後も値上がりする可能性が高いと見なされ、
転売目的や長期保有を目的とした買い占めが行われることも、価格高騰に拍車をかけています。
モモストアからのアドバイスとしては、「飲みたい!」と思った時が買い時です。
価格はどこまで上がるか分かりませんが、定価に近い価格で手に入ることはもうありません。
ご自身の予算と相談して、ぜひ探してみてくださいね。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで「富士山麓」と検索すれば、様々な酒販店の価格を比較できます。
購入前に、必ず販売元の評判やボトルの状態(未開封か、液面低下はないか)を確認することをおすすめします。
もう一つの幻の終売品「シングルモルト18年」の驚くべき相場価格
樽熟原酒50°の終売が大きな話題となりましたが、
富士山麓ブランドには、もう一つ、桁違いの希少価値を持つ幻の銘柄がありました。
それが「富士山麓 シングルモルト18年」です。
樽熟原酒50°とは一線を画す高級品
富士山麓 シングルモルト18年は、樽熟原酒50°のようなデイリーウイスキーとは異なり、
最初から富裕層やコレクターをターゲットとした高級ウイスキーとして販売されていました。
富士御殿場蒸溜所で18年以上熟成されたモルト原酒のみを使用し、
その当時の定価は3万円台〜5万円台と、非常に高価でした。
18年という熟成年数は、ウイスキーの品質がピークを迎える一つの指標とされており、
原酒の熟成感、複雑さ、バランスが最高の状態にあることを示します。
特に、ジャパニーズウイスキーの熟成年数表記(エイジ表記)のあるボトルは、
原酒不足の現在、その価値が天文学的に跳ね上がっています。
シングルモルト18年の現在の相場価格
樽熟原酒50°の価格高騰も驚きですが、シングルモルト18年の相場はさらに凄まじいことになっています。
終売から数年が経過した現在の市場価格の目安は以下の通りです。
| 銘柄 | 当時の定価(目安) | 現在の取引価格(目安) |
| 富士山麓 シングルモルト18年 | 30,000円~50,000円 | 150,000円~300,000円超え |
当時定価で買えた方は、まさに「買った瞬間から価値が上がった」と言えるでしょう。
取引価格が定価の5倍から10倍になることも珍しくなく、
その希少性と品質の高さが、価格にそのまま反映されている状態です。
この価格帯になると、もはや「飲むためのウイスキー」というよりは、「投資対象」や「コレクションの頂点」としての価値が非常に高くなります。
オークションなどでは、状態によっては30万円を超える価格で落札されることもあります。(出典:サケウル – 富士山麓ウイスキーの味わいは?)
熟成年数表記ウイスキーの価値が急上昇している理由
なぜ熟成年数表記のあるウイスキー、特に18年以上の長期熟成ボトルは、これほどまでに高騰するのでしょうか?
それは、現在のウイスキーメーカーが「今」すぐに18年物の原酒を生み出すことができないからです。
つまり、市場に残っているボトルが、文字通り「最後」の在庫であり、
今後も原酒不足が解消するまでの間、市場に新規で供給されることはほぼありません。
この「絶対的な供給の限界」が、そのままプレミアム価格へとつながっています。
シングルモルト18年を見つけることができたら、それはまさに「運命の出会い」と言えるでしょう。
もしご自宅の棚に眠っているのを見つけたら、すぐに買取査定を依頼してみるのも一つの手ですよ!
もしシングルモルト18年を探すのであれば、フリマアプリよりも、信頼できる酒販店が出品しているAmazonや楽天市場での購入をおすすめします。
高額商品ですので、偽物やボトルの状態には特に注意が必要です。
現行品「シグニチャーブレンド」は終売品の代わりになる?その特徴
終売品ばかりが話題になりますが、現在でも唯一、正規のラインナップとして販売が続いている「富士山麓 シグニチャーブレンド」について、
その特徴と、終売品「樽熟原酒50°」との違いを深掘りしていきましょう。
シグニチャーブレンドのコンセプトと味わい
シグニチャーブレンドは、富士山麓ブランドのプレミアムなブレンデッドウイスキーとして、
樽熟原酒50°よりも後に登場しました。
特徴のまとめ
- アルコール度数:50度(樽熟原酒50°と同じ)
- 製法:ノンチルフィルタード(非冷却ろ過)
- 原酒構成:富士御殿場蒸溜所のモルト原酒・グレーン原酒を厳選しブレンド。
- 味わい:熟成のピークを迎えた原酒を厳選使用しているため、非常にバランスが良く、華やかな果実香、黒糖や焼き菓子のような甘い香りが際立っています。
樽熟原酒50°が「骨太で力強く、ハイボールにも負けない」というイメージだとすれば、
シグニチャーブレンドは「より繊細で複雑、アロマティック(芳香豊か)」という印象です。
度数は同じ50度ですが、こちらの方が口当たりがまろやかで、熟成感と甘みがより強調されています。
「樽熟原酒50°」との決定的な違い
どちらも「富士山麓」の名前を冠し、度数も50度ですが、味わいの方向性は異なります。
| 比較項目 | 富士山麓 樽熟原酒50°(終売品) | 富士山麓 シグニチャーブレンド(現行品) |
| 価格帯(当時/定価) | 手頃(約1,700円) | プレミアム(約5,500円) |
| 味わいの方向性 | 樽由来のバニラ、力強いモルト感。骨太でドライ。 | 華やかさ、果実香、甘い熟成香。繊細で複雑。 |
| 推奨される飲み方 | ハイボール、ロック | ストレート、ロックでじっくり |
| 位置付け | デイリーユースのコスパ最強ウイスキー | ブランドの顔となるプレミアムボトル |
シグニチャーブレンドは、「樽熟原酒50°の代替品」としてよりも、「富士御殿場蒸溜所の技術の粋を集めたボトル」として捉える方が正確です。
樽熟原酒50°の終売後、富士山麓ブランドのエントリーモデルの役割は、
後述する「キリンウイスキー 陸」が引き継いだと言えるでしょう。
シグニチャーブレンドがおすすめな人
終売品が高騰している今、シグニチャーブレンドは富士山麓の個性を手軽に味わう唯一の方法です。
- とにかく富士山麓の味わいに触れたい人:終売品の味は再現できませんが、同じ蒸溜所の原酒、同じ50度の力強さ、ノンチルフィルタードの恩恵を感じられます。
- ストレートやロックでじっくり楽しみたい人:繊細なアロマと複雑な味わいは、水や炭酸で割らずに飲むことで真価を発揮します。
- コレクションとして一本持っておきたい人:価格は高めですが、終売の心配がなく、いつでも手に入る安心感があります。
もし樽熟原酒50°の力強いハイボール感が忘れられない方は、
次に紹介する「陸」を試してみることを強くおすすめします!
シグニチャーブレンドは、ネットではもちろん、実店舗でも見つけやすいですよ。
定価と大きく変わらない価格であれば、迷わずゲットして、その贅沢な味わいを堪能してください。
富士山麓の後継!? キリンが推すウイスキー「陸(Riku)」の特徴と評価
「富士山麓 樽熟原酒50°」の終売後、キリンがその事実上のエントリーモデルのポジションを埋めるために投入したのが、
「キリンウイスキー 陸(Riku)」です。
富士山麓のファンからは「後継品」とも呼ばれるこの「陸」について、
その特徴と、富士山麓との違い、そして実際の評価について詳しく見ていきましょう。
キリンウイスキー「陸」のコンセプトと魅力
「キリンウイスキー 陸」は、2020年5月に発売された、ワールド・ブレンデッドウイスキーです。
陸の主な特徴
- 名称:キリンウイスキー 陸(Riku)
- アルコール度数:50度(富士山麓 樽熟原酒50°と同じ)
- コンセプト:「軽やかで飲みやすい、新しいスタンダード」を目指し、富士御殿場蒸溜所の原酒に、海外から厳選した原酒をブレンドしています。
- 味わい:ほのかな甘い香りと、澄んだ口当たりが特徴です。富士山麓のような骨太な樽感よりも、軽やかでフルーティーなニュアンスが前面に出ています。
特筆すべきは、富士山麓 樽熟原酒50°と同じアルコール度数50度を維持している点です。
これは、ハイボールにした時に味がぼやけず、しっかりとしたウイスキーの風味を楽しんでほしいという、
キリンの強いこだわりが感じられます。
「富士山麓」と「陸」の決定的な違い
同じキリンのエントリー価格帯(当時)の50度ウイスキーですが、富士山麓と陸には製法上の大きな違いがあります。
| 比較項目 | 富士山麓 樽熟原酒50°(終売品) | キリンウイスキー 陸(現行品/後継) |
| 原酒の主体 | モルト原酒主体 | グレーン原酒主体 |
| 原酒の産地 | 日本(富士御殿場蒸溜所) | ワールド・ブレンデッド(海外原酒も使用) |
| 味わいの傾向 | 樽香、バニラ、骨太、ヘビー | 軽やか、フルーティー、スムース、ライト |
富士山麓はモルト原酒の比率が高く、重厚で力強い味わいでしたが、
陸はグレーン原酒の比率が高いため、よりクリアで軽やかな飲み口になっています。
また、原酒不足に対応するため、海外原酒を使用することで、安定した供給を実現している点も大きな違いです。
陸(Riku)はどんな飲み方がおすすめ?
陸の最大の魅力は、その軽やかさと50度という度数のバランスにあります。
特に、富士山麓のファンが愛したハイボールには最適です。
- おすすめ①:軽やかハイボール
陸のフルーティーな香りが炭酸によって引き立ち、非常に爽快なハイボールになります。
食中酒としても最適で、和食や軽食にも合わせやすいのが特徴です。 - おすすめ②:水割り
グレーン主体のクリアな味わいは、水で割ることでさらに飲みやすくなります。
旅先の駅弁と一緒に楽しむなど、カジュアルなシーンにもぴったりです。
樽熟原酒50°の終売で「何を飲もう…」と迷っていた方は、
この「キリンウイスキー 陸」を試してみる価値は十分にあります。
富士御殿場蒸溜所の技術は継承しつつ、現代のニーズに合わせて進化を遂げた、新しいキリンのスタンダードウイスキーです。
陸は、富士山麓の終売後に登場した新定番ということもあり、スーパーやコンビニでも手に入りやすいのが嬉しいポイント。
もちろん、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでも、定価に近い価格で安定して販売されていますよ。
「富士山麓」が持つ味わいの特徴!ノンチルフィルタードの魅力
終売品、現行品、そして後継品を見てきましたが、
「富士山麓」ブランドが一貫して大切にしてきた「味わいの個性」について、もう少し深く掘り下げてみましょう。
その鍵となるのが、「富士御殿場蒸溜所の環境」と「ノンチルフィルタード製法」です。
富士山麓のテロワール(風土):冷涼な環境と伏流水
ウイスキーの味わいは、蒸溜所の立地によって大きく左右されます。
富士御殿場蒸溜所は、その名の通り、富士山の麓、標高約600mの場所に位置しています。
富士御殿場蒸溜所の特別な環境
- 冷涼な気候:一年を通して平均気温が低く、ウイスキーの熟成が緩やかに進みます。
ゆっくりと熟成することで、原酒はより繊細でバランスの取れた味わいへと変化していきます。 - 富士山の伏流水:仕込み水、割り水には、富士山の雪解け水が長い年月をかけてろ過された伏流水を使用しています。
この水は、非常に清らかでミネラルバランスが優れており、ウイスキーの風味を邪魔することなく、まろやかで澄んだ口当たりを生み出します。
富士山麓という名前は、単なるネーミングではなく、この恵まれたテロワールを最大限に活かしたウイスキーであることを示しています。
味わいの深さを生み出す「ノンチルフィルタード製法」
富士山麓のほとんどの銘柄(樽熟原酒50°、シグニチャーブレンド)が採用していたのが、ノンチルフィルタード(Non Chill Filtered:非冷却ろ過)製法です。
ノンチルフィルタードとは?
一般的なウイスキーは、ボトルに詰める前に、冷却し、ろ過を行います(チルフィルタード)。
これは、ウイスキーを冷やした時や加水した時に発生する白濁(にごり)の原因となる香味成分を取り除くためです。
この白濁は「フーゼル油」などの成分が固まることによって起こり、品質には問題ありませんが、見た目の美しさを保つために行われます。
しかし、ノンチルフィルタード製法では、あえて冷却ろ過を行いません。
ノンチルフィルタードのメリット
- 旨味成分の温存:白濁の原因となる成分には、樽熟成で生まれた大切な旨味や香り成分も含まれています。
ろ過をしないことで、これらの成分をそのままボトルに閉じ込めることができます。 - 濃厚な味わい:ウイスキー本来の「骨太さ」「複雑さ」「テクスチャー(舌触り)」が強調され、より濃厚な味わいとなります。
- 樽熟成の個性の強調:特に樽熟原酒50°のような力強い銘柄では、この製法が樽の持つバニラ香や甘さを最大限に引き出す役割を果たしていました。
富士山麓の銘柄が、その価格帯を超えた高品質だと評価されたのは、
この富士山の恵まれた風土と、「旨味を逃さない」というノンチルフィルタードのこだわりがあったからこそ、と言えるでしょう。
現在手に入るシグニチャーブレンドでも、この製法による恩恵をしっかりと感じることができます。
富士山麓の個性をじっくりと味わいたいなら、ぜひノンチルフィルタード製法が持つ奥深さに注目して飲んでみてください。
もちろん、現行品のシグニチャーブレンドは、Amazonや楽天市場でいつでも購入可能です。
この機会に、富士山麓の哲学を体現した一本を試してみてはいかがでしょうか。
定番の飲み方で味わう!ハイボール、ロック、ストレートのおすすめ
富士山麓ウイスキーの魅力は、その味わいの力強さからくる飲み方の幅広さにあります。
終売した樽熟原酒50°や、現行のシグニチャーブレンド、そして後継の陸まで、
それぞれの銘柄に合わせた、おすすめの定番の飲み方と、
富士御殿場蒸溜所のウイスキーを最大限に楽しむためのコツをご紹介します。
樽熟原酒50°&陸に最適な飲み方:究極のハイボール
樽熟原酒50°と陸は、どちらもアルコール度数50度という高い度数を誇ります。
これにより、炭酸で割っても味が薄まらず、ウイスキー本来の風味と力強さを保ったハイボールが楽しめます。
黄金比率で作る最高のハイボールレシピ
樽熟原酒50°のような骨太なウイスキーは、ウイスキー1:炭酸3〜4の比率がおすすめです。
| 手順 | ポイント |
| ①グラスを冷やす | グラスに氷をたっぷり入れ、マドラーで混ぜてグラス全体を冷やし、溶けた水を捨てる。 |
| ②ウイスキーを注ぐ | ウイスキー(富士山麓または陸)を適量注ぎ、氷と馴染ませるように軽く混ぜる。 |
| ③炭酸水を注ぐ | 冷えた炭酸水を氷に当てないように静かに注ぐ。 |
| ④混ぜすぎない | 炭酸が抜けないよう、マドラーで縦に一回だけそっと混ぜる。 |
特に樽熟原酒50°は、ハイボールにするとバニラのような甘い香りと、
力強いモルト感が炭酸によって解放され、非常に爽快で飲みごたえのある一杯になります。
陸は、よりフルーティーでライトなハイボールになるので、食事との相性も抜群ですよ!
シグニチャーブレンドに最適な飲み方:ストレート&ロック
現行品の「富士山麓 シグニチャーブレンド」は、熟成のピークを迎えた原酒の複雑なアロマを楽しむために、
加水をせずに、じっくりと飲むのがおすすめです。
①ストレート:最も純粋な味わい
ウイスキーをそのままの温度と濃度で飲むのがストレートです。
シグニチャーブレンドの華やかな果実香や、黒糖のような甘い香りを、
鼻と舌でダイレクトに感じることができます。
チェイサー(水)を片手に、ゆっくりと時間をかけて味わってください。
②ロック:温度変化を楽しむ
大きな氷(できれば丸氷)にウイスキーを注ぎ、時間をかけて氷が溶けることで、
温度と濃度が少しずつ変化していく過程を楽しむことができます。
最初は力強い50度の味わいですが、氷が溶けるにつれてまろやかになり、
ウイスキーの持つ様々な表情が引き出されるのが魅力です。
実は美味しい!トワイスアップの勧め
「トワイスアップ」とは、ウイスキーと水を1:1で割る飲み方です。
これは、ウイスキーの香りを最も開かせる飲み方として、テイスティングの際にも用いられます。
シグニチャーブレンドのような芳香豊かな銘柄を常温の水で割ることで、
ウイスキーの複雑なアロマが立ち上がり、より深く香りを楽しむことができます。
もしストレートで飲むには度数が高いと感じる方は、ぜひトワイスアップを試してみてください。
終売品、現行品、後継品、どの富士山麓ウイスキーも、様々な飲み方で楽しむことができる素晴らしい銘柄です。
ぜひ自分好みの飲み方を見つけて、富士御殿場蒸溜所のウイスキーを堪能してくださいね。
富士山麓の終売品は希少ですが、Amazonや楽天市場で熱心に探せば、まだ手に入る可能性があります。
価格と在庫をチェックして、最高のボトルを手に入れましょう!
富士山麓ウイスキーを今すぐ手に入れる方法【ECサイトと実店舗】
「富士山麓 樽熟原酒50°」のような終売品から、現行品の「シグニチャーブレンド」、
そして後継とされる「陸」まで、富士山麓ブランドのウイスキーを手に入れる方法はいくつかあります。
特に終売品は入手の難易度が非常に高いため、それぞれのルートの特徴と注意点をしっかり理解しておくことが重要です。
ルート①:ECサイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)
終売品を探す上で、最も手軽で安全なのがECサイトです。
メリットとデメリット
- メリット:価格の比較が容易で、複数の酒販店からの出品を一度にチェックできます。
大手ECサイトのシステムを介するため、個人間取引よりも比較的安心感が高いです。 - デメリット:終売品は定価をはるかに上回るプレミア価格です。
在庫状況が常に変動しており、タイミングを逃すとすぐに売り切れてしまいます。
賢い検索と購入のコツ
終売品を探す際は、以下の検索ワードとチェックポイントを試してみてください。
- 検索ワード:「富士山麓 50度 終売」「富士山麓 樽熟原酒50」「キリン 富士山麓 18年」
- チェックポイント:
- 販売元:「酒類販売免許を持つ正規の酒販店」が出品しているか確認する。
- 商品の状態:「未開封」であること、「液面低下がないか」を画像でチェックする。
- 価格の相場:あまりにも安すぎる商品は偽物の可能性があるため、現在の相場を把握しておく。(出典:Whisky Port – 富士山麓ウイスキーがやばいほど美味い!)
現行品の「シグニチャーブレンド」と後継の「陸」は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで安定供給されており、定価に近い価格で購入できます。
ルート②:実店舗(酒販店、ディスカウントストア)
終売から時間が経っているため、大手チェーン店での発見はほぼ不可能です。
狙い目の店舗
- 地元の個人経営の酒屋さん:大手では在庫管理されてしまうボトルも、昔から営業している地元の酒屋さんの棚の奥に眠っている可能性があります。
- リサイクルショップ・質屋:お酒の買取を行っているリサイクルショップや質屋も、思わぬ掘り出し物が見つかることがあります。
これらの店舗を巡る「ウイスキーハンティング」は、根気と運が必要ですが、定価に近い価格で発見できる唯一の可能性が残されています。
ルート③:フリマアプリ・ネットオークション
終売品は、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリ・オークションサイトでも活発に取引されています。
メリットと注意点
- メリット:出品数が多く、市場価格よりも安く手に入るチャンスがあります。
- 注意点:個人間取引のため、偽物や粗悪な状態のボトルが送られてくるリスクがあります。
出品者の評価を必ず確認し、商品の画像(特に封や液面)を細かくチェックするようにしてください。
終売品を購入する際は、「自己責任」の意識を持って、慎重に判断することが大切です。
モモストアとしては、まずはAmazonや楽天市場といった信頼できるECサイトでの購入を検討することをおすすめします。
あなたが求めている「富士山麓」のボトルが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで見つかることを祈っています。
価格が高騰していても、その価値に見合う素晴らしいウイスキーであることは間違いありません。
飲まないなら買取がおすすめ!高価買取のポイントと注意点
もしご自宅の棚や倉庫に、未開封の「富士山麓 樽熟原酒50°」や「シングルモルト18年」が眠っているなら、
それは今や非常に価値のある「資産」となっています。
飲まないまま保管し続けるよりも、専門の買取業者に査定を依頼することで、驚くほどの高値がつく可能性があります。
ここでは、富士山麓ウイスキーを高く売るためのポイントと、買取時の注意点をご紹介します。
高価買取を実現するための3つの重要ポイント
ウイスキーの買取価格は、希少性に加えて、「ボトルの状態」によって大きく変動します。
ポイント①:未開封であること(絶対条件)
これは言うまでもなく最も重要な条件です。
開封済みのボトルは、衛生面や品質保証の観点から、高価買取どころか買取自体が不可能になるケースがほとんどです。
コルク栓に巻かれた封印やキャップの状態がきれいであることを確認しましょう。
ポイント②:付属品とボトルの状態の良さ
特に「シングルモルト18年」のような高級ボトルは、化粧箱や冊子といった付属品の有無が査定額に大きく影響します。
- 化粧箱:破れ、汚れ、日焼けがないか。
- ラベル:剥がれ、破れ、シミがないか。
- 液面低下(メジャーロス):長期間の保管により、アルコールが蒸発して液面が下がってしまう現象です。
液面が高い位置にあるほど、品質が保たれていると判断され高額査定になります。
ポイント③:国産ウイスキーの実績が豊富な業者を選ぶ
ウイスキーの価値は、専門知識がないと正確に見極められません。
リサイクルショップではなく、ウイスキー、特にジャパニーズウイスキーの買取実績が豊富な専門業者を選ぶようにしましょう。
実績が少ない業者は、富士山麓の現在のプレミア価値を見逃し、相場よりも低い価格を提示する可能性があります。
業者の公式サイトで「富士山麓」の買取実績があるか確認するのが確実です。
買取を依頼する際の注意点
買取業者に査定を依頼する際には、以下の点に注意してください。
| 注意点 | 詳細 |
| 品質の劣化 | 直射日光や高温多湿な場所で保管していた場合、中身が変色したり、風味が劣化している可能性があります。 冷暗所で保管していたボトルが高価買取の対象となります。 |
| 相見積もり | 1社だけでなく、複数の買取業者に査定を依頼する(相見積もりを取る)ことで、最も高い買取価格を提示した業者を選ぶことができます。 |
| 郵送買取時の梱包 | 宅配買取を利用する場合、輸送中に破損しないよう、厳重な梱包を心がけてください。 |
特に「富士山麓 シングルモルト18年」は、数十万円の価値を持つこともあるため、
専門性の高い業者に依頼することで、その価値を最大限に引き出すことができます。
ウイスキーは、その終売によって、思わぬ形で価値が高まることがあります。
もしご自宅に未開封の「富士山麓」がある方は、一度買取査定を検討してみてはいかがでしょうか。
きっと満足のいく結果が得られるはずですよ。
まとめ:富士山麓の終売は日本のウイスキー文化の一つの転機
キリンウイスキー「富士山麓 樽熟原酒50°」の終売は、日本のウイスキー文化にとって大きな転機となりました。
それは、単に一つの銘柄が市場から姿を消したというだけでなく、
ジャパニーズウイスキーが世界的なブームとなり、原酒の供給が追いつかなくなったという事実を、
多くの消費者に突きつけた出来事だったからです。
富士山麓が残したもの、そして今後の展望
樽熟原酒50°は終売となりましたが、その精神は現行品の「シグニチャーブレンド」や、
後継のエントリーモデル「陸」に引き継がれています。
- 終売品の価値:樽熟原酒50°やシングルモルト18年は、今後も希少価値が高まり続けるでしょう。
飲んで楽しむだけでなく、コレクションや投資の対象としての価値も維持されていきます。 - 現行品と後継品:シグニチャーブレンドは、富士御殿場蒸溜所の高い技術と品質の証明です。
また、陸は、ハイボールに最適な50度の度数という、樽熟原酒50°の役割の一部を引き継ぎ、日本のデイリーウイスキーの新しいスタンダードとなりつつあります。
モモストアからのメッセージ
終売というニュースは残念でしたが、富士山麓が持つ「品質への絶対的なこだわり」と「富士山のテロワール」は、
今後もキリンのウイスキー造りの根幹であり続けるでしょう。
メーカー各社が増産体制を整えている今、数年後、数十年後には、
新たな長期熟成の銘柄が市場に登場し、再び日本のウイスキーが豊作の時代を迎えることを期待しましょう。
それまでは、今手に入る「シグニチャーブレンド」や「陸」を楽しみながら、
時折、Amazonや楽天市場で終売品の価格をチェックしてみるのも面白いかもしれません。
いつか、あなたにとって最高の富士山麓ボトルが見つかることを願っています。
終売品「富士山麓」を手に入れるには、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトをくまなくチェックするのが最も確実です。
価格高騰はしていますが、在庫があるうちに手に入れて、その伝説的な味わいをぜひ体験してみてくださいね。

