頭痛薬はどこで売ってる?今日すぐに買える販売場所と選び方を徹底解説!
急な頭痛に見舞われたとき、「今すぐ薬が欲しい!」と焦りますよね。
頭痛薬の販売場所はドラッグストアだけでなく、コンビニやスーパーなど意外とたくさんありますが、種類や営業時間が異なるため、どこへ行けば目的に合った薬が手に入るのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、筆者モモストアが頭痛薬の主要な販売店を徹底的に比較し、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
さらに、効果の高い薬から胃に優しい薬まで、あなたの症状にぴったり合った頭痛薬の失敗しない選び方までご紹介します。この記事を読めば、もう薬探しで困ることはありませんよ!
・ドラッグストア(薬局)が最もおすすめな3つの理由とは?
・24時間営業!コンビニで購入できる頭痛薬の種類と注意点
・スーパー・ディスカウントストアでも買える?取扱店の探し方
・頭痛薬はネット通販(Amazon・楽天)で買うのが賢いって知ってた?
- 頭痛薬が「今すぐ欲しい!」ときに買える販売店一覧
- ドラッグストア(薬局)が最もおすすめな3つの理由とは?
- 24時間営業!コンビニで購入できる頭痛薬の種類と注意点
- スーパー・ディスカウントストアでも買える?取扱店の探し方
- 頭痛薬はネット通販(Amazon・楽天)で買うのが賢いって知ってた?
- 【成分別】自分に合う頭痛薬の失敗しない選び方をチェック
- ロキソプロフェン系とイブプロフェン系の効き目の違いを徹底比較
- 胃に優しいのはどれ?胃への負担を減らしたい人におすすめの成分
- 【症状別】片頭痛・緊張型頭痛に効く薬の選び分けのコツ
- 15歳未満や妊婦・授乳中の人が頭痛薬を選ぶ際の注意点
- 頭痛薬を飲む前に知っておきたい!効果を高める正しい服用タイミング
- 買い置きが切れた!緊急時に使える頭痛薬以外の対処法
- 使わない手はない!頭痛薬をお得に買うための裏ワザ
頭痛薬が「今すぐ欲しい!」ときに買える販売店一覧

外出先や深夜など、突発的に頭痛に襲われた場合、すぐに薬が手に入る場所を知っておくことが非常に重要です。主な販売店は以下の通りです。
販売場所ごとの特徴と、向いている人をわかりやすい表にまとめました。
| 販売場所 | 営業時間帯 | 頭痛薬の品揃え | 向いている人 |
| ドラッグストア/薬局 | 9時〜22時頃(店舗による) | ◎(非常に豊富) | 薬剤師に相談したい、種類を比較して選びたい人 |
| コンビニエンスストア | 24時間(薬販売時間帯は店舗による) | △(限定的) | 深夜や早朝に緊急で少量欲しい人、近くにドラッグストアがない人 |
| スーパーマーケット | 10時〜21時頃(店舗による) | △〜○(中程度) | 日用品の買い物ついでに購入したい人 |
| ディスカウントストア(ドンキなど) | 店舗による(深夜営業もあり) | ○(定番品は揃う) | とにかく安く定番品を手に入れたい人 |
| ネット通販(Amazon/楽天など) | 24時間注文可能 | ◎(全種類網羅) | 事前に調べてゆっくり選びたい人、自宅に常備薬を届けて欲しい人 |
特に重要なのは、「ロキソニンS」などの第一類医薬品を取り扱っているかどうかです。これは薬剤師がいる時間帯しか購入できません。
急ぎの場合は、まずは24時間営業しているドラッグストアをチェックするのが最も確実な方法といえます。
それぞれの販売場所について、さらに詳しく見ていきましょう。
ドラッグストア(薬局)が最もおすすめな3つの理由とは?
頭痛薬を購入する場所として、やはり王道はドラッグストアや調剤薬局併設の店舗です。ドラッグストアが頭痛薬の購入場所として最も優れているのには、明確な理由が3つあります。
これらの理由を知っておけば、「やっぱりドラッグストアに来てよかった!」と思えるはずです。
最も豊富な品揃え!あらゆる症状に対応できる
ドラッグストアは、市販されているほとんどの頭痛薬を取り揃えています。
アセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソプロフェンといった主要成分はもちろんのこと、プレミアム処方の高価格帯のものから、ジェネリック的な低価格帯のものまで、選択肢が非常に豊富です。
たとえば、ドラッグストアでは以下のような薬を比較検討できます。
- 速効性重視:ロキソプロフェン系(ロキソニンSなど)
- 胃への優しさ重視:アセトアミノフェン系(タイレノールなど)
- 生理痛・鎮静成分入り:イブプロフェン系(イブA錠など)
- 複合的な症状に対応:複数の鎮痛成分や胃保護成分が配合されたプレミアムタイプ
単なる頭痛ではなく、生理痛が原因の場合や、胃が弱いなどの体質的な悩みがある場合でも、必ず自分に合った一品を見つけることができるのは、圧倒的な品揃えがあるドラッグストアならではのメリットです。棚をじっくり見て、成分や効能を比較する時間があるなら、迷わずドラッグストアへ足を運んでみてくださいね。
薬剤師・登録販売者から専門的なアドバイスがもらえる
これがドラッグストアの最大の強みかもしれません。
市販の頭痛薬は、薬剤師による説明が必要な「第一類医薬品」と、登録販売者でも販売できる「第二類医薬品」に分かれています。
特に強力な効き目を持つ「ロキソニンS」やそのジェネリック品などの第一類医薬品は、薬剤師が在籍している店舗でしか購入できません。
そして、薬剤師や登録販売者は、薬の専門家です。
「今飲んでいる他の薬との飲み合わせは大丈夫か?」や、「頭痛の種類(片頭痛か緊張型か)から見て、より適した薬はどれか?」といった、セルフメディケーションでは判断が難しい疑問に対して、的確なアドバイスをくれます。
もしあなたが初めて飲む薬を試す場合や、持病があって不安な場合は、面倒でも必ず専門家に相談しましょう。
多くのドラッグストアでは、レジ横や相談カウンターに専門家が常駐していますので、気軽に声をかけてみてください。
Tポイントやクーポンでお得に購入できる
日頃からドラッグストアを利用している人にとっては、これも大きな魅力です。
例えば、ウェルシアやマツモトキヨシ、スギ薬局など、多くのチェーン店ではポイントカードやアプリ会員向けの割引クーポンを提供しています。
頭痛薬は常備薬として定期的に購入するものなので、ポイントを貯めたり、クーポンを使ったりすることで、長期的に見るとかなりお得になります。
特に毎月特定の日にポイントが倍増するキャンペーンを利用すれば、他の日用品と一緒にまとめ買いすることで、薬代の節約にも繋がりますね。
「どうせ買うなら少しでも安く」と考える方は、お近くのドラッグストアのアプリやチラシをチェックしてみると良いでしょう。
24時間営業!コンビニで購入できる頭痛薬の種類と注意点
夜中に急に頭が痛み出したときや、出張先で薬を忘れてしまったときなど、「今すぐ、どこでも」手に入る場所として頼りになるのがコンビニです。
24時間営業のコンビニが増えたことで、本当に便利になりましたよね!
コンビニで買える頭痛薬の「分類」を知っておこう
コンビニで医薬品が販売できるようになったのは、規制緩和があったからです。
ただし、すべてのコンビニで、すべての種類の頭痛薬が買えるわけではありません。
基本的に、コンビニで取り扱っているのは以下の分類の頭痛薬です。
- 第二類医薬品:イブプロフェン系(一部のイブシリーズなど)、アセトアミノフェン系(タイレノールなど)の定番品。
- 第三類医薬品:ビタミン剤など。
コンビニの医薬品販売には「登録販売者」が常駐しているという条件が必要ですが、すべてのコンビニがこの条件を満たしているわけではありません。
また、第一類医薬品であるロキソプロフェン系(ロキソニンSなど)は、薬剤師がいないと販売できないため、原則としてコンビニでは購入できません。
コンビニで買えるのは、効き目はマイルドながら副作用が少なく、安全性の高い定番の第二類医薬品がメインだと覚えておきましょう。
主要コンビニ3社(セブン・ファミマ・ローソン)の現状
各コンビニチェーンも医薬品の取り扱いを強化していますが、店舗数はまだ限定的です。最新の店舗数を正確に把握するのは難しいですが、傾向としては以下の通りです。
| コンビニチェーン | 医薬品取扱いの傾向 | ポイント |
| セブン-イレブン | 登録販売者常駐店舗が増加傾向 | 定番のアセトアミノフェン系、イブプロフェン系の取り扱いがあることが多い。 |
| ファミリーマート | 薬局・ドラッグストアとの一体型店舗も展開 | 地域によっては独自の医薬品販売コーナーを設けている店舗がある。 |
| ローソン | ドラッグストア併設型店舗(ローソン+マツキヨなど)が多い | 併設店舗であれば、第一類医薬品の取り扱いも期待できるが、薬剤師の在籍時間に注意。 |
特に注意したいのは、「24時間営業でも、薬の販売は時間限定」という店舗が多いことです。登録販売者が不在の時間帯(深夜など)は、薬の棚に鍵がかかっていて購入できないこともあります。
急いでいる場合は、事前に各コンビニの公式HPで医薬品取扱店舗を検索するか、電話で確認するのが確実です。
緊急時!コンビニで薬がない場合の裏技
せっかくコンビニに行ったのに、登録販売者がいなくて薬が買えなかった、という最悪のケースも考えられます。 そんな緊急時に使える裏技として、頭痛を緩和する食品や飲み物を活用しましょう。
- カフェイン入りの飲み物(コーヒー、エナジードリンク):片頭痛は血管が拡張して起こることが多いため、カフェインによる血管収縮作用で痛みが和らぐことがあります。
- マグネシウムを含む食品(アーモンドなど):マグネシウムは血管の緊張を緩める働きがあり、特に緊張型頭痛に効果が期待できると言われています。
- 冷却ジェルシートや氷:痛む部位(こめかみや首筋)を冷やすことで、炎症を抑えたり、感覚を麻痺させたりする効果があります。
もちろん薬の代わりにはなりませんが、一時しのぎとしては非常に有効です。痛みを我慢せず、まずはこれらの方法を試してみてくださいね。
スーパー・ディスカウントストアでも買える?取扱店の探し方
日々の食料品や日用品の買い物ついでに、スーパーやディスカウントストアで頭痛薬を購入したいと考える人も多いはず。
これらの店舗では、ドラッグストアやコンビニとはまた違ったメリットや注意点があります。
スーパーでの頭痛薬の取り扱い状況
最近は、イオンやイトーヨーカドーといった大型スーパーや、ライフ、サミットなどでも医薬品の取り扱いが増えています。
特に、敷地内にドラッグストアが併設されていたり、調剤薬局のカウンターがあったりする店舗であれば、第二類医薬品はもちろん、第一類医薬品(ロキソニンSなど)の購入も可能です。
ただし、スーパー内の医薬品コーナーは、基本的にドラッグストアの品揃えには及びません。
ごく一般的な定番品(バファリンA、イブA錠など)が中心となり、特殊な成分のものやプレミアム系の薬は取り扱っていないことが多いです。
また、薬剤師の在籍時間も短く設定されていることが多いため、第一類医薬品を狙う場合は、事前に営業時間を確認しておく必要があります。
- メリット:買い物ついでに済ませられる、ポイントが共通で貯められる。
- デメリット:品揃えが少なめ、薬剤師不在の時間が多い。
ドン・キホーテなどディスカウントストアのメリット
ディスカウントストアの代表格であるドン・キホーテでも、医薬品の取り扱いは非常に豊富です。特に以下の点で優れています。
- 価格の安さ:他店に比べて価格が安い場合が多く、大容量パックなどもお得に買える可能性があります。
- 深夜営業:多くの店舗が深夜または24時間営業しているため、急な発症にも対応しやすいです。
- 品揃え:定番の第二類医薬品だけでなく、美容系や健康食品と連携した医薬品の取り扱いも特徴的です。
ただし、ディスカウントストアもドラッグストアと同様に、第一類医薬品の販売には薬剤師の常駐が必要です。
深夜帯に訪れる場合は、薬剤師が不在で第一類医薬品が買えない可能性があることを念頭に置いておきましょう。また、陳列が独特なため、薬の場所を見つけるのに時間がかかるかもしれません。
最寄りのドン・キホーテが医薬品を取り扱っているかは、店舗情報をチェックしてみてくださいね。
頭痛薬はネット通販(Amazon・楽天)で買うのが賢いって知ってた?
「頭痛薬はやっぱり実店舗で買うもの」と思っていませんか?
実は、ネット通販を上手に活用することで、圧倒的なメリットを享受できるのです。特に「常備薬として買い置きしておきたい」「じっくり比較して選びたい」という方には、ネット通販が断然おすすめです。
ネット通販のメリット!価格・品揃え・時間すべてを制する
ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)のメリットは、実店舗を遥かに超えています。
圧倒的な品揃えと価格競争
実店舗ではスペースの都合上、どうしても定番品に偏りがちですが、ネット通販では市販されているほとんどすべての頭痛薬を比較・検討できます。普段利用しているドラッグストアでは見かけないマイナーな薬や、海外のサプリメントなども見つかるかもしれません。
また、店舗家賃や人件費が少ない分、実店舗よりも価格が安いことも多く、セールやポイントアップを活用すれば、非常にお得に購入できます。
第一類医薬品も購入可能
「ロキソニンS」などの第一類医薬品も、ネット通販で購入が可能です。
ただし、購入時にはサイト上で薬剤師による「問診票」の記入や、薬剤師からの情報提供を受ける必要があります。この手間をかけるだけで、強力な薬が自宅に届くのは非常に便利です。
メルカリやフリマアプリは避けるべき理由
フリマアプリ(メルカリなど)で頭痛薬が出品されているのを見かけることもありますが、これは医薬品医療機器法(薬機法)違反の可能性が高いため、絶対に購入しないでください。
適切な管理下になかった薬は品質が保証されていませんし、使用期限切れや偽造品のリスクもあります。必ず正規の販売ルート(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ドラッグストアなど)を利用しましょう。
ネット購入時の注意点:急ぎの時は向かない
ネット通販は確かに便利ですが、「今すぐ!」頭痛薬が欲しいときには向きません。
注文から到着までには通常1日〜数日かかるため、あくまでも「常備薬の補充」や「急いでいない買い置き」として利用するのが賢明です。
また、薬剤師による情報提供は義務付けられていますが、対面ではないため、自分の症状を正確に伝えにくいというデメリットもあります。
持病やアレルギー、他に服用中の薬がある場合は、購入前に必ずかかりつけの医師や薬剤師に相談してくださいね。
【成分別】自分に合う頭痛薬の失敗しない選び方をチェック
どこで頭痛薬を買うかが分かったら、次は「どれを選ぶか」です。
市販の頭痛薬は、主に配合されている「鎮痛成分」によって効き方や副作用が異なります。
自分の体質や頭痛のタイプに合わない薬を選んでしまうと、効き目が悪かったり、胃を荒らしてしまったりする原因になります。
主要な鎮痛成分4種類の特徴を理解し、失敗しない選び方を身につけましょう!
主要な市販の鎮痛成分4種類の特徴と選び方
頭痛薬の成分は、大きく分けて「NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)」と「アセトアミノフェン」の2系統があります。
| 成分名 | 代表的な商品 | 効き目の強さ | 副作用(胃腸) | 主な特徴と向いている人 |
| ロキソプロフェン | ロキソニンS、ロキソニンSプレミアム | 最強クラス(速効性◎) | やや注意が必要 | とにかく速く、強い痛みを止めたい人。抗炎症作用も強い。第一類が多い。 |
| イブプロフェン | イブA錠、イブクイック | 強い(鎮静作用も伴う) | やや注意が必要 | 生理痛や歯痛にもよく効く人。眠くなる成分が入っている場合もある。 |
| アセトアミノフェン | タイレノール、カロナール(処方薬) | マイルド | 非常に少ない | 胃が弱い人、15歳未満の小児、妊婦・授乳中の人。空腹時でも服用しやすい。 |
| エテンザミド | セデス、ナロンエースなど複合薬 | 中程度 | 複合薬による | 他の成分と組み合わせて効果を高める目的で使われることが多い。 |
痛みの強さで選ぶなら、ロキソプロフェン系かイブプロフェン系がおすすめです。
体への優しさで選ぶなら、アセトアミノフェン系を選ぶと安心です。
複合成分の「プレミアム」を選ぶべきか?
最近は、「ロキソニンSプレミアム」や「イブクイック頭痛薬DX」といった「プレミアム」と名の付く製品が増えていますよね。
これらは、主成分の鎮痛成分(ロキソプロフェンやイブプロフェン)に加えて、以下の成分を配合していることが多いです。
- 胃保護成分(酸化マグネシウムなど):胃粘膜への刺激を和らげます。
- 鎮静成分(アリルイソプロピルアセチル尿素など):痛みの感じ方を和らげ、リラックスさせる作用があります。(ただし眠くなる原因にもなります)
- 鎮痛作用補助成分(無水カフェイン):血管を収縮させ、鎮痛成分の吸収を促進し、効果をアップさせます。
「色々な成分が入っている方が効きそう」と感じるかもしれませんが、シンプルな処方の方が体に合う人もいます。
胃の弱さが気になる方は、胃保護成分が入ったプレミアムを選ぶ価値はありますが、「とにかく効き目だけを重視したい」場合は、シンプルなロキソプロフェン単剤でも十分な効果が期待できますよ。
ロキソプロフェン系とイブプロフェン系の効き目の違いを徹底比較
市販薬の中でも特に人気が高く、ドラッグストアの主役となっているのが、ロキソプロフェン系(ロキソニンなど)とイブプロフェン系(イブなど)の頭痛薬です。
どちらも同じNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)ですが、実は「効き始める速さ」と「得意な痛み」に違いがあります。
効き始める速さの軍配は「ロキソプロフェン」に!
痛みを抑える速さで比較すると、一般的にはロキソプロフェンに軍配が上がります。
体内に吸収されて効果を発揮するまでの時間は以下の通りです。
- ロキソプロフェン系:服用後、約30分〜1時間程度で最大血中濃度に達する。
- イブプロフェン系:服用後、約1時間〜2時間程度で最大血中濃度に達する。
これは、ロキソプロフェンが体内で速やかに有効成分に変換される独自のメカニズムを持っているためです。「痛みがピークに達する前に、とにかく早く抑えたい!」という場合は、ロキソプロフェン系を選ぶと、痛みが大きくなる前に対応できる可能性が高まります。
生理痛や痛みの慢性化には「イブプロフェン」も強い
一方で、イブプロフェン系も非常に優秀な鎮痛薬です。イブプロフェンは特に以下の症状に効果が高いとされています。
- 生理痛(月経痛):イブプロフェンは子宮への移行性が高く、生理痛の原因となる物質の生成を抑える力が強いため、生理前後に起こる頭痛や痛みに強い味方となります。
- 炎症を伴う痛み:頭痛だけでなく、肩こりや関節炎、風邪による喉の痛みなどの「炎症」を伴う痛みにも高い効果を発揮します。
また、イブプロフェン系の製品には、鎮静成分やアリルイソプロピルアセチル尿素(鎮静成分)が配合されているものが多く、これが「イブの方が効く」と感じる人がいる理由の一つです。
これらの成分は痛みの感覚を鈍らせるため、痛みが慢性化している人や、少しでもリラックスして眠りたい人には、イブプロフェン系が合うかもしれません。
胃に優しいのはどれ?胃への負担を減らしたい人におすすめの成分
頭痛薬は効くけど、飲むと胃がムカムカしたり、キリキリ痛んだりするのが嫌だ……という悩みは非常に多いですよね。
NSAIDs(ロキソプロフェン、イブプロフェンなど)は、痛みを抑える効果が高い反面、胃の粘膜を保護する物質の生成も抑えてしまうため、胃への負担が避けられません。
胃への優しさナンバーワンは「アセトアミノフェン」
胃への負担を最優先で考えるなら、迷わずアセトアミノフェンを主成分とする頭痛薬を選びましょう。
代表的なのは「タイレノール」などです。アセトアミノフェンは、NSAIDsとは作用機序が異なり、胃粘膜への影響が非常に少ないのが特徴です。
- 空腹時でも服用しやすい:胃が荒れやすい人は、痛みがあっても「食後に飲もう」と我慢しがちですが、アセトアミノフェンは食事の有無に関わらず服用できるため、痛みが始まってすぐに飲めるというメリットがあります。
- 15歳未満も服用できる:子供用の解熱鎮痛剤にも使われている成分で、安全性が高いため、市販薬では15歳未満の小児でも服用可能な製品があります。
ただし、アセトアミノフェンはNSAIDsに比べて効き目がマイルドなので、非常に強い頭痛には物足りなく感じるかもしれません。あくまでも「軽度〜中度の頭痛」や「胃腸がデリケートなとき」に選ぶと良いでしょう。
NSAIDs系で胃を守るための工夫
「やっぱりNSAIDsの強い効き目が欲しいけど、胃も守りたい!」という方もご安心ください。
以下の工夫をすることで、NSAIDsの胃への負担を軽減できます。
- 胃保護成分配合の薬を選ぶ:酸化マグネシウムやメタケイ酸アルミン酸マグネシウムなどの胃保護成分が配合されている「プレミアム」と名の付く製品を選ぶと、胃への刺激が和らぎます。
- 必ず食後、または牛乳と一緒に飲む:薬が胃の粘膜に直接触れる時間を減らすために、必ず何か胃に入れてから服用するのが鉄則です。水よりも牛乳と一緒に飲む方が、胃粘膜をコーティングする効果が期待できます。
- 水なしで飲めるタイプを避ける:水なしで溶けるタイプの薬は、成分が口の中で溶けるため、胃に到達する前に刺激を与える可能性があります。胃腸が弱い人は、大量の水で一気に流し込む錠剤やカプセルタイプを選びましょう。
薬の選び方一つで、胃の不快感は大きく変わります。ご自身の体調を第一に考えて、優しく効く薬を選んでくださいね。
【症状別】片頭痛・緊張型頭痛に効く薬の選び分けのコツ
頭痛には大きく分けて「片頭痛」と「緊張型頭痛」の2種類があり、実は種類によって効きやすい薬や、避けた方が良い薬があります。
自分の頭痛がどちらのタイプかを知ることは、頭痛薬選びの最初のステップです!
ズキンズキン!血管拡張が原因の「片頭痛」の場合
片頭痛は、頭の片側(または両側)が脈打つように「ズキンズキン」と痛み、吐き気や光・音に敏感になる症状を伴うことが多いです。
これは、脳の血管が急激に拡張し、周囲の神経を刺激することが原因と考えられています。
- おすすめの成分:ロキソプロフェン系やイブプロフェン系のNSAIDs。これらの成分が痛みの元となる物質の生成を強力に抑えます。
- 速効性重視:特に痛みが始まったばかりの軽度の片頭痛には、速効性が高いロキソプロフェン系がおすすめです。
- カフェイン入りの薬:カフェインには血管を収縮させる作用があるため、血管拡張が原因の片頭痛には有効に働くことがあります。カフェイン入りの頭痛薬を選ぶのも一つの手です。
ただし、痛みが強くなってから飲むと効きにくいことがあるため、「予兆を感じたらすぐに飲む」のが鉄則です。
じんわり重い!筋肉の緊張が原因の「緊張型頭痛」の場合
緊張型頭痛は、頭全体を締め付けられるような「ぎゅーっと重い」痛みが特徴で、肩こりや首のこりを伴うことが多いです。
これは、ストレスや長時間の同じ姿勢などによって、首や肩の筋肉が緊張し、血行が悪くなることが主な原因です。
- おすすめの成分:アセトアミノフェン系やイブプロフェン系。
- 避けるべき成分:カフェイン。緊張型頭痛は血行不良が原因であるため、血管を収縮させるカフェインが入った薬を常用すると、かえって痛みが悪化する可能性があります。
- プラスαの対策:筋肉の緊張をほぐすために、入浴やストレッチ、温湿布などを併用することが非常に効果的です。薬だけでなく、根本原因にアプローチしましょう。
もし自分の頭痛がどちらか分からない場合は、まずは安全性の高いアセトアミノフェン系の薬を試してみるか、薬剤師に相談して選ぶのが最も確実です。
15歳未満や妊婦・授乳中の人が頭痛薬を選ぶ際の注意点
市販の頭痛薬は手軽に手に入りますが、年齢や体調によっては服用が制限されている成分がたくさんあります。
特に15歳未満のお子様や、妊娠中・授乳中の方、また持病がある方は、自己判断せずに細心の注意が必要です。
15歳未満のお子様の頭痛薬選び
お子様が頭痛を訴えた場合、まず大人用の頭痛薬を与えるのは絶対に避けてください。
特にイブプロフェンやロキソプロフェンなどのNSAIDsは、15歳未満の小児には使用が認められていない製品がほとんどです。
- 推奨される成分:アセトアミノフェン。安全性が高く、小児用の解熱鎮痛薬の主成分として広く使われています。
- 重要な注意点:「小児用バファリン」や「小児用タイレノール」など、パッケージに「小児用」と明記されているものを選んでください。必ず年齢・体重に合った用法・用量を守りましょう。
- 避けたい病態:インフルエンザや水ぼうそうなどの病気で発熱している場合、NSAIDs(イブプロフェンやロキソプロフェン)を使用すると、「ライ症候群」という重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、絶対にアセトアミノフェンを選んでください。
妊婦さん・授乳中の方の頭痛薬選び
妊娠中の薬の服用は、胎児への影響を考慮し、自己判断をせず必ず医師や薬剤師に相談してください。
市販薬の成分は、妊娠時期によってリスクが異なります。
- 妊娠初期・中期:一般的に、アセトアミノフェンが比較的安全だとされています。
- 妊娠後期(特に妊娠28週以降):イブプロフェンやロキソプロフェンなどのNSAIDsは、胎児の循環系に悪影響を及ぼす可能性があるため、服用は厳禁です。
- 授乳中:薬の成分が母乳に移行する可能性があるため、短期間の服用でも医師や薬剤師に相談し、アセトアミノフェン系の薬を選ぶのが無難です。
市販薬のパッケージには「妊婦または妊娠していると思われる人は服用前に医師または薬剤師に相談してください」と必ず記載されています。この注意書きを無視せず、必ず専門家の指示を仰ぎましょう。それが、ご自身とお子様を守る最も大切な行動です。
頭痛薬を飲む前に知っておきたい!効果を高める正しい服用タイミング
頭痛薬は、ただ飲めば良いというものではありません。実は、飲むタイミングを少し工夫するだけで、薬の効果を最大限に引き出し、痛みを最小限に抑えることができるのです。
「薬が効かない」と感じている方は、服用タイミングを見直すだけで状況が改善するかもしれませんよ!
飲むタイミングの鉄則は「痛くなり始め」
頭痛薬を飲む上で最も重要な鉄則は、「痛みが軽いうちに飲む」ということです。
多くの方が「もう少し我慢しよう」「痛みが強くなったら飲もう」と考えがちですが、これは頭痛薬の効果を弱める最大の原因の一つです。
鎮痛薬は、痛みを感じる原因となる物質(プロスタグランジンなど)が作られるのをブロックする働きをします。つまり、痛みの原因物質が大量に作られてしまう前に、薬を飲んでおく必要があるのです。
- 片頭痛の場合:吐き気や目のチカチカなど、「前兆」や「予兆」を感じた時点で服用するのが理想的です。
- 緊張型頭痛の場合:肩こりや首のこりがひどくなり、「そろそろ頭が重くなりそう」と感じた時点で服用しましょう。
痛みがピークに達してから飲むと、すでに痛み物質が大量に発生しているため、薬が効き始めるまで時間がかかったり、薬の量が足りなくなったりして、「全然効かない!」と感じやすくなります。痛みを感じたらすぐに服用することを心がけてください。
2回目の服用は「間隔」を空ける
もし1回目の服用で痛みが治まらなかったとしても、焦ってすぐに2回目を飲んではいけません。
市販薬には、成分によって服用間隔が定められています。主な服用間隔は以下の通りです。
| 成分 | 服用間隔(目安) | ポイント |
| ロキソプロフェン系 | 4時間以上 | 1日2回までが多い。痛みが再発したら飲む。 |
| イブプロフェン系 | 4〜6時間以上 | 製品によって異なるため、添付文書を必ず確認。 |
| アセトアミノフェン系 | 4〜6時間以上 | 空腹時でも飲めるが、飲みすぎには注意。 |
定められた間隔を無視して短時間で続けて飲むと、成分が体内に過剰に残り、胃腸障害や肝機能障害などの重大な副作用を引き起こすリスクが高まります。
「痛いからもっと!」という気持ちは分かりますが、薬の箱や添付文書をよく読んで、用法用量を守ることが、安全かつ効果的に薬を使うための絶対条件です。
買い置きが切れた!緊急時に使える頭痛薬以外の対処法
急いで薬を買いに行けない状況や、うっかり常備薬を切らしてしまったときなど、頭痛薬がないと絶望的な気持ちになりますよね。
しかし、ご安心ください!薬を飲まなくても、今すぐ家でできる応急処置で、痛みを和らげることができるかもしれません。
片頭痛と緊張型頭痛で対処法は真逆!
先ほども述べたように、頭痛の種類によって対処法が大きく異なります。間違った対処法をすると、かえって痛みが悪化するので注意が必要です。
【片頭痛】冷やす・暗く静かにする
片頭痛は血管の拡張が原因なので、冷やして血管を収縮させることがポイントです。
- 冷却:保冷剤や氷を入れた袋をタオルで包み、こめかみや首の後ろ(動脈が通っている部分)に当てて冷やします。
- 光と音を遮断:光や音の刺激が痛みを増幅させるため、カーテンを閉め、テレビやスマホを消し、静かな暗い部屋で横になります。
- カフェイン摂取:コーヒーや紅茶を少量飲むことで、血管収縮作用により痛みが和らぐことがあります。ただし、飲みすぎるとかえって悪化する場合があるので注意が必要です。
【緊張型頭痛】温める・ストレッチをする
緊張型頭痛は筋肉のこりや血行不良が原因なので、温めて血行を促進させることがポイントです。
- 温める:蒸しタオルや温かいシャワーで、首や肩、目の周りを集中的に温めます。血行が良くなることで筋肉の緊張が緩みます。
- ストレッチ:ゆっくりと首を回したり、肩甲骨を動かしたりする簡単なストレッチを行います。ただし、痛みが強いときは無理をせず、軽めに留めてください。
- ツボ押し:首の後ろにある「天柱(てんちゅう)」や「風池(ふうち)」、手の親指と人差し指の間にある「合谷(ごうこく)」などのツボを優しく押してみましょう。
この二つの対処法を間違えると、「片頭痛なのに温めて悪化させてしまった」ということになりかねません。自分の頭痛タイプを正確に把握しておくことが、薬なしで乗り切るための鍵となります。
使わない手はない!頭痛薬をお得に買うための裏ワザ
頭痛薬は、常備薬として定期的に買うものなので、少しでも安くお得に手に入れたいですよね。
ドラッグストアやネット通販を賢く活用すれば、定価よりも大幅に安く購入できる裏ワザがあります。モモストアが実践しているお得な購入方法をご紹介します!
裏ワザ1:ネット通販の「合わせ買い」と「定期便」
ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)の最大の強みは、セールとまとめ買いです。
- セール・キャンペーンの活用:楽天スーパーセールやお買い物マラソン、Amazonプライムデーなど、ポイント還元率が大幅にアップするタイミングを狙って購入しましょう。頭痛薬のように使用頻度の高いものは、まとめて2~3箱買っておくのがおすすめです。
- Amazonの定期おトク便:Amazonでは、定期便に登録することで通常価格からさらに5%〜15%程度の割引が適用されます。頭痛薬は使用頻度が安定しないかもしれませんが、他の日用品と合わせて登録することで、全体のコストを抑えることができます。
特に、ネット通販は価格比較サイトで最安値を簡単に探せるのも魅力です。実店舗に行く前に、まずはネットで価格をチェックする習慣をつけましょう。
裏ワザ2:ドラッグストアの「特定日ポイントアップ」を狙う
ドラッグストアチェーンの多くは、毎月決まった日にちや曜日に大幅なポイントアップデーを設けています。
- ウエルシア:毎月20日は「Tポイントデー」で、貯まったポイントの1.5倍分の買い物ができます。
- マツモトキヨシ:アプリ会員限定のクーポンで、常に10%オフや15%オフなどの割引が利用できることが多いです。
- スギ薬局:特定商品や曜日限定でポイント5倍、10倍キャンペーンなどを実施していることがあります。
これらの特定日を狙って買い物をすることで、実質的な薬の購入費を大きく節約できます。
もし急ぎでなければ、「次のポイントアップデーまで待とう」と計画的に購入するだけで、年間で数千円〜数万円の節約に繋がりますよ!

