エズラブルックスは終売なのか？現在の在庫状況と代替バーボン銘柄を徹底解説！

「エズラブルックス、最近見かけないけど終売なの？」と心配されているバーボンファンの方、多いのではないでしょうか？
この深い味わいが特徴の銘柄について、終売の真相と、今すぐ手に入れられる場所、そしてもしもの時の「代わり」になるバーボンまで、モモストアが徹底的に調査しました。
あなたのお気に入りの一本を見つけるお手伝いをしますね！

エズラブルックスの「終売」の噂は本当？現在の状況を解説！

結論からお伝えしましょう。エズラブルックスの銘柄の「全て」が終売になったわけではありません。ご安心ください！
ただ、バーボン愛好家の間で「終売」の噂がこれほどまでに広まってしまったのには、いくつかの複雑な理由があります。そして、その噂の原因となるような状況が、実際に一部の銘柄で起きているのも事実なんです。
特に、長年親しまれてきた旧ボトルデザインの終売や、特定の輸入ルートの変更などが重なり、「もう手に入らない」という誤解を生んでしまったと考えられます。

現在、エズラブルックスを製造しているのは、ケンタッキー州にあるラックスロウ蒸留所（Lux Row Distillers）です。
この蒸留所自体はバーボン製造を続けており、エズラブルックスも彼らの主要ブランドの一つとしてラインナップされています。しかし、世界的なバーボン人気の高まりや、蒸留所側が新しいブランドや限定品に注力する影響で、日本市場への安定供給が一時的に難しくなることがあります。
これが、特定の時期に店頭から商品が消え、「終売か？」とファンを焦らせる大きな要因となっているんですね。

モモストアが調査したところ、現在の国内市場では、「エズラブルックス ブラック」「エズラブルックス 99」「エズラブルックス ライ」などの主要な銘柄については、流通量が不安定ながらも購入が可能であることが確認できています。
もちろん、過去に存在した特定の限定品や旧規格のボトルは、文字通り「終売」となり、二次流通市場でしか手に入らない状況です。

ですから、あなたがもし「エズラブルックス ブラック」を探しているのであれば、まだ諦める必要はありません。
大切なのは、どこで、どうやって探すかの正しい知識を持つことです。この後の見出しで、具体的な探し方や、終売と勘違いしやすいポイントについて詳しく解説していきますね。

終売と思われがちな3つの理由

なぜファンが「終売だ！」と騒ぎ出すのか。そこには、バーボン市場特有の事情と、エズラブルックスの歴史が絡み合っています。

1. 旧ボトルのデザイン変更と終売：
   バーボンはしばしばボトルのデザインやラベルを一新します。エズラブルックスも例外ではなく、以前のボトルデザインは順次新しいものに切り替わっていきました。古いデザインに愛着を持つファンにとっては、見慣れたボトルが店頭から消えることが「終売」のサインに見えてしまうのです。特に、旧ボトルの味わいを好む方は、現在のボトルと飲み比べて違いを探す方も多く、「あの味のボトルはもう手に入らない」という意味での終売と言えるかもしれません。
2. 輸入代理店の変更や供給の不安定化：
   過去には輸入代理店が変わった時期があり、そのたびに一時的に市場への供給が滞ることがありました。流通経路が変わると、店頭に並ぶまでのタイムラグが生じ、その期間に在庫が払底してしまうと「入荷がない＝終売」と誤解されやすいです。現在は安定傾向にあるものの、突然の在庫切れは今後も起こり得るため、最新の供給状況を定期的にチェックすることをおすすめします。
3. バーボンブームによる需要の急増：
   世界的にクラフトバーボンやライウイスキーのブームが起こっており、エズラブルックスもその恩恵を受けています。需要が急激に伸びる一方で、バーボンは熟成に時間がかかるため、供給が追いつかなくなります。この需給のバランスの崩れが、特定の銘柄や地域での品薄状態を引き起こし、「終売」というワードを連想させてしまうのです。

これらの要因が複合的に作用し、エズラブルックスの「終売」神話が生まれてしまいました。しかし、正しい情報を知っていれば、必要以上に心配することはありませんよ。

なぜ「終売」と囁かれているの？噂が広まった背景を深掘り

エズラブルックスは、決して高価なプレミアムバーボンというわけではありませんが、そのコストパフォーマンスの高さと、しっかりとしたバーボンらしい味わいから、熱狂的なファンを持つ銘柄です。それゆえ、少しでも店頭から姿を消すと、ファンは敏感に反応し、「終売か？」という不安が一気に広がる傾向にあります。

特に注目すべきは、製造元であるラックスロウ蒸留所の方針転換です。彼らは近年、エズラブルックス以外にも「ブラッズフォード」「リーベル・イエール」といった新しいブランドや、プレミアムな限定品を次々とリリースしています。蒸留所の生産リソースは有限ですから、新しいブランドに力を入れる分、エズラブルックスの定番銘柄への生産・供給量が相対的に減ってしまう、という側面は否定できません。
また、新しいラインナップが好調な場合、蒸留所はそちらに樽のストックを優先的に割り当てることもあります。これもまた、日本市場に回ってくるエズラブルックスの数が減る一因となり、「終売」の噂を加速させるのです。

さらに、バーボンはアメリカの法律で厳格に定められた基準で造られますが、細かな製法や熟成樽の選定は蒸留所の裁量に委ねられています。蒸留所が最新の市場トレンドに合わせて、ウイスキーの香味を微調整することも珍しくありません。味の変化に敏感な古くからのファンが、「昔の味と違う！」と感じ、それが「旧銘柄が終売になった」という話に繋がるケースもあります。
モモストアとしては、この「終売の噂」自体が、エズラブルックスがいかに多くの人に愛されているかを示す証拠だと感じています。ファンが多いからこそ、ちょっとした変化も見逃されないんですね。

過去の輸入代理店変更がもたらした影響

エズラブルックスの流通が大きく変動したのは、過去に輸入代理店が変更になったタイミングです。一般的に、ウイスキーの輸入代理店が変わると、次のような混乱が生じやすいです。

1. 旧代理店の在庫切れと新代理店の在庫補充までの空白期間：
   旧代理店が在庫を売り切ってから、新代理店が新しい流通ルートで商品を仕入れ、通関手続きを経て市場に投入するまでに、数ヶ月間の空白期間が生じます。この間、店頭の在庫は減る一方となり、多くの店で「品切れ」の状態が発生します。
2. 価格設定とボトルの仕様変更：
   代理店が変わると、為替やコスト計算が変わり、販売価格が一新されることが多いです。価格が大幅に上がると、「買いにくくなった＝実質終売のようなもの」と感じる消費者も出てきます。また、新代理店が輸入するボトルの仕様（アルコール度数、容量、ラベルの日本語表記など）が変更されることもあり、「以前のボトルが良かった」という声が、結果的に終売の噂を助長してしまいます。
3. 流通の集中と偏り：
   新代理店の販売戦略によって、以前は全国の酒販店に均等に並んでいたものが、特定の大型量販店やネットショップに集中して供給されるようになるケースもあります。これにより、地元の小さな酒屋などでは手に入らなくなり、「終売」と受け取られることがあるのです。

これらの経緯を経て、エズラブルックスは何度も「終売騒動」を乗り越えてきました。だからこそ、モモストアとしては「今は少し手に入りにくい時期だけど、完全に消えたわけじゃない」というメッセージを、バーボンファンの方にお伝えしたいのです。

【銘柄別】現在日本で手に入るエズラブルックスの種類と特徴

エズラブルックスは一つのボトルだけではなく、いくつかの魅力的なラインナップを持っています。終売の噂に惑わされる前に、現在購入可能な主要銘柄の特徴をしっかり把握しておきましょう。
同じエズラブルックスでも、アルコール度数や原料の配合（マッシュビル）が違うだけで、驚くほど味わいが変わるのがバーボンの面白いところです。

現在、主に流通しているのは以下の3種類です。それぞれに熱烈なファンがいるんですよ。

エズラブルックス ブラック：バーボンらしい王道の味わい

エズラブルックス ブラック（Ezra Brooks Black Label）は、このブランドの顔とも言える定番中の定番です。アルコール度数は40度（80プルーフ）が一般的で、クセが少なく、非常に飲みやすいのが特徴です。
熟成期間は非公表ですが、しっかりとしたバニラやキャラメルのような甘い香りと、オーク樽由来のスパイシーさがバランス良く感じられます。

【特徴】

• 香り：バニラ、カラメル、トーストしたオーク、ほのかなコーンの甘さ。
• 味わい：スムーズで口当たりが良く、ナッツやメープルシロップのような優しい甘さが広がります。後味には心地よいスパイシーさが残ります。
• おすすめの飲み方：ロックや水割り、ハイボールなど、どんな飲み方にも対応できる万能さが魅力です。コストパフォーマンスが高いので、日常の晩酌用バーボンとしてストックしているファンが多いです。

このブラックラベルは、最も流通量が多い銘柄ですが、それでも突然品薄になることがあるため、見つけたらまとめて購入しておくのが賢明かもしれません。モモストアの周りでも、「ブラックがないと困る！」という声はよく聞かれますよ。

エズラブルックス 99：ストレートで楽しめる高アルコール度数

次に紹介するのは、エズラブルックス 99（Ezra Brooks 99 Proof）です。この「99」という数字は、アルコール度数の「99プルーフ」を示しており、%表記では49.5%という高めのアルコール度数になります。
アルコール度数が高いと聞くと飲みにくいと感じるかもしれませんが、実はバーボン本来の濃厚な風味や樽の力を強く感じられるため、ストレートやロックでじっくりと味わいたい上級者から人気を集めています。

【特徴】

アルコール度数	49.5% (99プルーフ)
テイスト	濃厚で力強い。樽由来のタンニンと複雑なスパイス感が際立つ。
アロマ	深みのあるキャラメル、焼き菓子の生地、強いオークの香り。
ベストな飲み方	ストレート、ロック。少量の加水で香りがさらに開きます。

高い度数のおかげで、ハイボールにしても味が薄まらず、しっかりとした飲みごたえを楽しめるのが嬉しいポイントです。
もし、あなたが「ブラックラベルは少し物足りない」と感じていたら、この99プルーフを試してみることを強くおすすめします。まさに「バーボンの魂」を感じられる一本です。

エズラブルックス ライ：スパイシーな風味を楽しむ通好みの銘柄

バーボンではなく、ライウイスキーのカテゴリーに入るのが、エズラブルックス ライ（Ezra Brooks Straight Rye）です。
バーボンは原料の51%以上がトウモロコシですが、ライウイスキーは51%以上がライ麦（Rye）で造られています。ライ麦特有の爽快でスパイシーな風味が特徴で、バーボンとは一味違う魅力を持っています。

【特徴】

• ベース：ライ麦が主原料のため、スパイシーでドライな味わい。
• 香り：ペッパー、ミント、シトラスのような爽やかなアロマ。
• カクテル：クラシックカクテル、特にマンハッタンやサゼラックのベースとして非常に優れています。

ライウイスキーは近年特に人気が高まっており、エズラブルックスのライも入荷後すぐに売り切れてしまうことがあります。
バーボンファンだけでなく、カクテル好きの方も、ぜひこのライウイスキーの魅力を体験してみてください。普段のハイボールをライに変えるだけでも、驚くほど味が洗練されますよ！

エズラブルックスはどこで買える？実店舗とネット通販の在庫状況

「終売じゃないのは分かったけど、じゃあどこで買えるの？」これが最も重要な疑問ですよね。
エズラブルックスは、以前ほど大量に店頭に並ぶことは少なくなりましたが、賢く探せばまだ手に入れるチャンスはたくさんあります。実店舗とネット通販、それぞれのメリットと在庫状況をチェックしていきましょう。

実店舗の在庫を探す際のポイント

実店舗の最大のメリットは、すぐに手に入る安心感と、現地の店員さんから生きた情報を聞けることです。
エズラブルックスを探すなら、以下の種類の店舗を重点的に回ってみましょう。

大型酒類専門店（やまや、リカーマウンテンなど）

これらの大型店は、国内外のウイスキーを幅広く取り扱っているため、エズラブルックスの定番銘柄（ブラック、99）を置いている可能性が高いです。特に、輸入代理店と直接取引がある場合、新入荷のタイミングで在庫が復活することがあります。
ポイントは、大型店の「郊外店舗」を狙うことです。都心部の店舗よりも、郊外の方がバーボンファンの競争率が低く、在庫が残っているケースが散見されます。訪問前に電話で在庫を確認するのが最も確実な方法です。

ディスカウントストア（ドン・キホーテなど）

ドン・キホーテなどのディスカウントストアは、時々驚くような掘り出し物があることで有名です。ウイスキー担当者が独自ルートで仕入れた商品や、旧ボトルが紛れ込んでいることも稀にあります。
ただし、在庫は非常に不安定で、入荷してもすぐに売り切れてしまうことがほとんどです。定期的な「パトロール」が必要ですが、もし見つけたらラッキー！という気持ちで探してみましょう。

地域の個人酒販店

昔ながらの個人経営の酒販店は、意外な「穴場」となることがあります。大手チェーン店では取り扱わなくなった旧規格のボトルや、お店の倉庫に眠っていたデッドストックが見つかることもあります。
店主との会話から、入荷情報や「終売」の真相など、ネットでは得られない貴重な情報を得られるのも魅力です。ぜひ、お近くの酒販店に足を運んでみてください。

実店舗の探し方と注意点

店舗タイプ	在庫傾向	探し方のコツ
大型酒類専門店	安定供給だが品切れも多い	郊外店を狙う、電話で事前確認
ディスカウントストア	不安定、掘り出し物の可能性あり	週末や入荷日を狙って定期的に訪問
個人酒販店	旧ボトルやデッドストックの可能性	店主とコミュニケーションをとる

Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格帯を比較！

「実店舗を回るのは大変…」という方にとって、ネット通販は最も頼りになる購入ルートです。特にAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、複数のショップがエズラブルックスを取り扱っているため、在庫さえあれば比較的容易に手に入れることができます。

ECサイトで購入する際の注意点

ECサイトの最大のメリットは、自宅にいながらにして全国の在庫をチェックできることですが、いくつかの注意点があります。

並行輸入品と正規輸入品

ECサイトで販売されているエズラブルックスには、主に「正規輸入品」と「並行輸入品」の2種類があります。
正規輸入品は日本の正規代理店を通して輸入されたもので、日本語のラベルが貼られています。
並行輸入品は、海外のショップから独自ルートで輸入されたもので、価格が正規輸入品よりも安い場合がありますが、品質保証や輸送中のトラブル対応については、ショップによって対応が分かれます。また、円安の影響で並行輸入品の価格が高騰していることもあるので、購入前に必ずどちらの輸入品か確認しましょう。

価格帯の比較（目安）

エズラブルックス ブラック（750ml/40%）を例にとると、価格はショップや在庫状況によって大きく変動します。

エズラブルックス ブラックの価格帯比較（変動あり）

ECサイト	最安値の傾向	平均価格帯（税抜）
Amazon	並行輸入品で価格競争が激しい	2,500円～3,500円
楽天市場	ポイント還元率で実質価格が変わる	2,800円～3,800円
Yahoo!ショッピング	クーポンやセール時に安価になる	2,700円～3,700円

最も安く見える価格に惑わされず、送料を含めた総額で比較することが大切です。
また、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングはそれぞれ独自のポイント制度があるため、普段利用しているサイトや、ポイントアップキャンペーン中のサイトを選ぶと、実質的なコストを抑えることができます。

確実に手に入れるための予約・通知設定

人気が高く品薄になりやすいエズラブルックス 99やライウイスキーなどは、入荷後すぐに売り切れることが予想されます。
ECサイトによっては、「在庫切れ通知」を設定できる機能がありますので、必ず設定しておきましょう。また、「〇月〇日入荷予定」といった予約販売を行っているショップもありますので、予約販売の情報をこまめにチェックするのも有効な手段です。

メルカリやヤフオク！での旧ボトル・限定品の取引状況は？

実店舗や大手ECサイトで見つからなかった場合、最後の砦となるのが二次流通市場です。メルカリ、ヤフオク！といったオークションサイトやフリマアプリでは、終売となった旧ボトルや、日本にはほとんど輸入されなかった限定品が出品されていることがあります。

特にエズラブルックスファンにとって、旧ボトルは「終売」の噂が生まれる以前の味わいを知る上で非常に価値が高いとされています。なぜなら、バーボンは熟成樽や熟成庫の環境によって味わいが変わるため、旧ボトルの持つ独特の風味を求めているコレクターが多く存在するからです。

旧ボトルを見分けるためのチェックポイント

メルカリやヤフオク！で旧ボトルを探す際は、出品者の説明文だけでなく、写真でボトルを細かくチェックする必要があります。

1. ラベルのデザイン：
   古いデザインのボトルは、ロゴや文字のフォント、ラベルの色合いが現行品と大きく異なります。特に、日本語ラベル（正規輸入品）の旧デザインは、ネットで画像を検索して事前に確認しておきましょう。
2. アルコール度数表記：
   過去には「90プルーフ」（45%）のボトルが流通していたことがあります。現行品のブラックラベルは40%が主流なので、この表記があるボトルは旧規格である可能性が高いです。
3. キャップシールの状態：
   未開封であることが前提ですが、キャップシールの破損や液漏れの跡がないかを確認しましょう。古いボトルは特に、液面低下（エンジェルズシェア以外の自然蒸発）が起こりやすいため、写真で液面の高さもチェックすることが重要です。
4. 付属の箱やケース：
   コレクター品の場合、ボトルだけでなく、当時の外箱や付属品が揃っているかどうかも価値を左右します。

二次流通市場の価格の傾向

メルカリやヤフオク！では、基本的に「出品者の言い値」が価格となります。

二次流通市場での価格傾向

銘柄	傾向	価格の変動要因
エズラブルックス ブラック（旧ボトル）	現行品より1.5倍〜2倍程度	状態の良さ、液面の高さ、付属の箱の有無
エズラブルックス 90プルーフ	希少性が高いため、高値で取引される	出品頻度が低く、見つけたら即購入推奨
限定品（シングルバレルなど）	定価の数倍になることも。競争率が高い	情報公開後すぐに価格が高騰する傾向

二次流通市場で購入する際は、出品者の評価を必ず確認し、高すぎる値段で飛びつかないよう冷静な判断が必要です。
また、モモストアからのアドバイスとして、飲酒目的ではなく、あくまでコレクション目的として探すのが、精神衛生上も良いかもしれませんね。
旧ボトル探しに疲れたら、一度メルカリでの過去の取引事例をチェックして、相場観を養ってみてください。

終売前に買うべきエズラブルックスのおすすめボトル３選

「終売の噂があるなら、今のうちにストックしておきたい！」
そう考えるのはバーボンファンとして当然の心理です。ここでは、モモストアが厳選した、今のうちに確保しておくべきエズラブルックスのおすすめボトル3選をご紹介します。

エズラブルックス ブラック：迷ったらこれ！圧倒的コスパの定番

先ほども触れましたが、やはりこのブランドの真価を最も手軽に味わえるのは、ブラックラベルです。
「バーボンとはかくあるべし」という教科書のような味わいで、バニラ、キャラメル、そして程よい樽香が一体となり、非常にバランスが取れています。

【おすすめ理由】

1. 万能性：ストレートからカクテルまで、飲み方を選びません。
2. コストパフォーマンス：価格帯に対して味わいの満足度が非常に高いです。
3. 終売の可能性：最も流通量が多いとはいえ、今後供給が不安定になった場合、まず手に入りにくくなるのはこの定番ボトルです。日常飲みのストックとして最適です。

もしあなたがエズラブルックス初心者なら、まずはブラックラベルから試して、このブランドのベースとなる香味を体感してみてください。その美味しさに、きっと納得するはずですよ。

エズラブルックス 99プルーフ：高アルコールで味わいの深みを堪能

「バーボンは味が濃い方が好き」「ロックでガツンと飲みたい」という方には、間違いなく99プルーフがおすすめです。
アルコール度数が高い分、樽由来のスパイシーさやウッディな風味が凝縮されており、ストレートで一口含むと、その力強さに驚かされるでしょう。

【テイスティングコメント】

• 外観：深い琥珀色。粘度が高く、グラスに注ぐとゆっくりとしたレッグ（涙）が見られます。
• 香り：焦げたキャラメル、濃いメープル、シナモンやクローブのようなスパイスが強く香ります。
• 味わい：口に含むと熱さを感じますが、すぐに重厚な甘さと複雑なスパイスが広がります。フィニッシュは長く、樽のタンニンが心地よく舌に残ります。

99プルーフはブラックラベルよりも流通量が少ないため、見つけた時の「ラッキー感」もひとしおです。終売の噂が立つたびに品薄になりやすい銘柄ですので、バーボン好きならストック必須の一本と言えます。

エズラブルックス ライ：スパイシーさが魅力の通好みのライウイスキー

バーボンとは違いますが、同じ蒸留所が造るライウイスキーとして、ぜひ味わってほしいのが「エズラブルックス ライ」です。
従来のバーボンの甘さに飽きてしまった方や、食中酒としてウイスキーを楽しみたい方にはぴったりです。ライ麦が持つ清涼感のあるスパイシーさが、口の中をリフレッシュしてくれます。

【カクテルでの活用】
エズラブルックス ライは、特にカクテルベースとして優秀です。

エズラブルックス ライが映えるカクテル

カクテル名	特徴	ライウイスキーの役割
マンハッタン	ウイスキーとベルモットのクラシックカクテル	甘さを引き締め、ドライで上品な味わいを演出
サゼラック	アブサンを使ったニューオーリンズ発祥の個性派カクテル	ライのスパイシーさが複雑な風味に深みを与える
ライ・ハイボール	シンプルなハイボール	爽快感が際立ち、ミントのような後味が残る

バーボンとライウイスキーの違いを楽しめるのも、エズラブルックスというブランドの魅力の一つです。
終売の噂が出ると、バーボンだけでなく、同じブランドのライウイスキーも連動して品薄になる傾向がありますので、お早めに手に入れておきたいですね。

エズラブルックスの代わりにおすすめしたい類似バーボン銘柄

残念ながら、どうしてもエズラブルックスが見つからない！
そんな時、バーボンファンを救ってくれるのが「代替銘柄」です。エズラブルックスに近い味わい、同じ蒸留所が手掛ける別ブランド、または価格帯が近い銘柄の中から、モモストアが特におすすめの3銘柄をご紹介します。

ラックスロウ蒸留所の別ブランドもチェック

エズラブルックスを製造しているのは、先述の通りラックスロウ蒸留所です。この蒸留所は他にも魅力的なバーボンやウイスキーを製造しています。
同じ蒸留所のウイスキーは、使っている水や酵母、熟成庫の環境などが共通しているため、エズラブルックスと共通する「蒸留所由来のキャラクター」を持っている可能性が高いです。

ライターズ・ティアーズ（Writers’ Tears）

厳密にはバーボンではなくアイリッシュウイスキーですが、ラックスロウ蒸留所が取り扱うブランドの一つです。
非常にスムーズで飲みやすく、フルーティーな甘さが特徴です。エズラブルックスの「スムーズさ」や「飲みやすさ」を好む方には、ぜひ試していただきたい銘柄です。
もし「重厚すぎるバーボンは苦手」という日があったら、ライターズ・ティアーズがあなたのウイスキーライフを豊かにしてくれるはずです。
この銘柄のファンは世界中にいるため、一度その魅力を調べてみるのも楽しいですよ。

エライジャ・クレイグ スモールバッチ（Elijah Craig Small Batch）

エズラブルックスと同じケンタッキー州で造られるバーボンで、こちらも非常に人気が高い銘柄です。
味わいの傾向が近く、特に樽の焦げ目からくるバニラやキャラメルの風味が濃厚で、エズラブルックス 99のような力強さを求める方に強くおすすめできます。
熟成期間も長めに取られており、価格はエズラブルックスよりも若干高くなりますが、その分、満足度の高い深い味わいを楽しむことができます。

ヘンリー・マッケンナ（Henry McKenna）

エズラブルックスと同じく、比較的手頃な価格帯でありながら、しっかりとバーボンの主張がある銘柄です。
オークの風味が強めで、トーストしたパンのような香ばしさがあり、エズラブルックスの持つ「オールドスクールなバーボンらしさ」を継承していると感じられます。
日常的に飲むバーボンを探している方にとって、エズラブルックスと並ぶ優秀な選択肢となるでしょう。

エズラブルックスの代替銘柄

銘柄	類似点	特徴
ライターズ・ティアーズ	スムーズな口当たり、フルーティーさ	同じ蒸留所（系列）が取り扱うアイリッシュウイスキー
エライジャ・クレイグ スモールバッチ	濃厚なバニラ・キャラメル香、力強い味わい	樽熟成の深さを求める人に最適
ヘンリー・マッケンナ	価格帯と王道的なバーボンらしさ	ハイボールや水割りにしても味が崩れない安定感

これらの銘柄は、エズラブルックスの終売を心配するあなたにとって、きっと新しい発見と満足感を与えてくれるはずですよ。

【製造元】ラックスロウ蒸留所とは？エズラブルックスの歴史

エズラブルックスの終売問題を考える上で、切っても切り離せないのが、現在の製造元であるラックスロウ蒸留所（Lux Row Distillers）の存在です。
この蒸留所は、ケンタッキー州の歴史ある土地に新しく建設された施設であり、比較的新しいながらも、伝統的なバーボン製法を尊重しつつ、革新的なウイスキー造りを行っていることで知られています。

ラックスロウ蒸留所は、かつて複数の場所で造られていたエズラブルックスをはじめとする様々なブランドを集約し、一貫した品質管理のもとで生産する体制を確立しました。この統合によって、ウイスキーの品質は安定しましたが、同時に生産体制の変更が「終売」の噂の一因ともなったのです。

蒸留所が持つバーボン作りのこだわり

ラックスロウ蒸留所が製造するエズラブルックスには、いくつかのこだわりが詰まっています。

• コーン比率の高いマッシュビル：
  エズラブルックスのバーボンは、原料のトウモロコシ（コーン）比率が高めに設定されていると言われています。これにより、ウイスキーにまろやかで甘い口当たりと、バニラのような香りが生まれます。
• 伝統的なサワーマッシュ製法：
  バーボン造りに欠かせないサワーマッシュ（発酵工程で前回のもろみを一部再利用する）製法を採用することで、常に一定のpH値を保ち、安定した品質と複雑な風味を生み出しています。
• 熟成樽へのこだわり：
  法律で定められている通り、新品のオーク樽を内側から焼き焦がしたもの（チャーリング）を使用して熟成を行います。この樽から、バーボン特有の琥珀色と、キャラメル、スパイス、オークの風味が抽出されるのです。

ラックスロウ蒸留所がエズラブルックスのブランドを大切に守り続けていることは、ファンにとって大きな安心材料となります。彼らが提供するバーボンは、最新の設備と伝統の技術が融合した、まさに現代のクラシックバーボンと言えるでしょう。
この蒸留所の他のブランドも試してみることで、エズラブルックスの味わいのルーツがどこにあるのか、より深く理解できるかもしれません。

エズラブルックスをさらに美味しく！おすすめの飲み方アレンジ

せっかく手に入れたエズラブルックス、どうせなら最高の状態で楽しみたいですよね。
バーボンはストレートやロックも美味しいですが、エズラブルックスはその甘さとスパイシーさのバランスが良いため、様々なアレンジに活用できる柔軟性を持っています。いくつかの試していただきたい飲み方をご紹介します。

バーボン好きが唸る！究極のハイボールの作り方

ただウイスキーを炭酸水で割るだけではもったいない！エズラブルックスの風味を最大限に引き出す、こだわりのハイボールの作り方をご紹介します。

1. グラスを冷やす：
   グラス全体に氷を入れ、マドラーで混ぜてグラスをしっかり冷やします。グラスが冷えたら、溶けた水は捨てます。
2. ウイスキーを注ぐ：
   エズラブルックスをグラスに注ぎます（濃さはお好みですが、ウイスキー1：炭酸水3〜4の比率が黄金比と言われています）。
3. 炭酸水を注ぐ：
   冷やした炭酸水を、氷に当てないように静かに注ぎます。
4. 一回だけ軽く混ぜる：
   炭酸が抜けないよう、マドラーで氷の底からそっと一回だけ持ち上げるように混ぜます。
5. 完成！：
   可能であれば、ライムやレモンの皮を軽く絞り、グラスの縁に香りを添えると、さらにプロの味わいに近づきます。

特にエズラブルックス 99で作るハイボールは、高アルコール度数のおかげで炭酸で割っても味が薄くならず、濃厚なバーボンの風味を最後まで楽しむことができます。

カクテルで楽しむエズラブルックス

バーボンはカクテルのベースとしても非常に優秀です。エズラブルックスの甘い香りは、カクテルに深みと複雑さを加えます。

オールドファッションド

バーボンを代表するクラシックカクテルです。

オールドファッションドのレシピ

材料	分量
エズラブルックス	45ml（シングルショット）
角砂糖またはシュガーシロップ	1個/1tsp
アンゴスチュラビターズ	2〜3ダッシュ
チェリー、オレンジピール	飾り

角砂糖にビターズを染み込ませ、少量の水を加えてつぶし、エズラブルックスと氷を加えて混ぜます。エズラブルックスの甘さとビターズの苦みが絶妙にマッチし、まさに大人の味わいを楽しむことができます。

バーボンサワー

爽やかな酸味とバーボンの甘さが融合したカクテルです。

• エズラブルックス：45ml
• レモンジュース：20ml
• シュガーシロップ：10ml

これらの材料をシェーカーでよく振り、氷を入れたグラスに注げば完成です。エズラブルックスのバニラ香がレモンの酸味と調和し、非常に飲みやすい一杯になりますよ。

ストレートで飲むのに疲れたら、ぜひカクテルアレンジでエズラブルックスの新たな一面を発見してみてくださいね。
バーボンカクテルのレシピ集を参考に、いろいろな飲み方を試すのも楽しいですよ。

バーボン好きなら知っておきたい！エズラブルックスの豆知識

エズラブルックスをさらに深く愛するため、その歴史やボトルの細部に込められた意味など、知っておくとちょっと自慢できる豆知識をご紹介します。

ボトルデザインに込められた意味

エズラブルックスのボトルの形状は、伝統的なバーボンボトルのデザインを踏襲していますが、ラベルには「リアル・サワーマッシュ・バーボン」という言葉が強調されています。
これは、先ほども触れたように、彼らが伝統的なサワーマッシュ製法にこだわり、本格的なバーボン造りを行っていることの証です。
また、ボトルには「Ezra Brooks」「Kentucky Straight Bourbon Whiskey」の文字が刻印されており、品質への自信と、法律を遵守したストレートバーボンであることの表明がなされています。
最近のデザイン変更では、より洗練されたモダンな印象になりましたが、この「伝統と品質へのこだわり」という核となるメッセージは変わっていません。

ブランド名の由来と受賞歴

「エズラブルックス」という名前は、架空のキャラクター名という説や、創業者の名前が由来という説など、いくつかの憶測がありますが、正確な由来は公表されていません。しかし、その名前自体がどこか古き良きアメリカのバーボン蒸留所を連想させるため、ブランドイメージの構築に一役買っています。
また、エズラブルックスは過去に様々な国際的なコンペティションで受賞歴を持っています。

エズラブルックスの主な受賞歴（例）

コンペティション	受賞銘柄	受賞内容
サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション	エズラブルックス ブラック	金賞
インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ	エズラブルックス ライ	銀賞

これらの受賞歴は、終売の噂があろうとも、エズラブルックスの品質が世界的に認められていることの何よりの証拠です。
ボトルを手に取った際は、ぜひ「この一本は世界に認められたバーボンなんだ」という誇らしい気持ちで味わってみてください。

まとめ：エズラブルックスは諦めるな！賢く探してバーボンライフを満喫しよう

今回は、バーボンファンの間で囁かれる「エズラブルックス 終売」の真相と、現在の購入方法、そして代替銘柄について、モモストアが徹底的に解説しました。
改めて結論をお伝えすると、エズラブルックスは完全に終売になったわけではありません。特定の旧ボトルや限定品は手に入りにくくなっていますが、主要な銘柄は現在も製造・流通が続けられています。

在庫状況は不安定かもしれませんが、焦って高額な転売品に手を出してしまう必要はありません。

【最後に確認したい３つのアクション】

1. ECサイトの在庫通知を設定する：Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで欲しい銘柄の在庫通知をONにしておけば、入荷時にすぐに対応できます。
2. 実店舗を定期的にチェックする：特に郊外の大型酒販店や個人酒販店は、思わぬ掘り出し物が見つかる穴場です。
3. 代替銘柄にも目を向ける：エライジャ・クレイグやヘンリー・マッケンナなど、エズラブルックスと同じ魅力を持つバーボンはたくさんあります。これらの銘柄を試すことで、あなたのバーボンライフはさらに豊かになるでしょう。

エズラブルックスは、多くのバーボンファンに愛され続ける魅力的な銘柄です。終売の噂に惑わされず、正しい情報を元に、賢く、楽しくバーボン探しを続けていきましょう。
あなたのバーボンライフが、これからも豊かな香りと味わいに満ち溢れますように！
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。