フェルトはどこに売ってる?主要店舗と種類別のおすすめ購入場所を徹底解説!

フェルトはどこに売ってる?主要店舗と種類別のおすすめ購入場所を徹底解説!

こんにちは、モモストアです!
手芸や工作、DIYで大活躍するフェルト
急に必要になったとき、「あれ?どこに売ってるんだっけ?」と迷ってしまうことはありませんか?

実は、フェルトは購入できる場所によって、価格や種類、サイズ展開が大きく異なります
作りたい作品に最適なフェルトを効率よく手に入れるためにも、事前に購入場所の情報を知っておくことは非常に大切です!

この記事では、身近な100円ショップから手芸専門店、そして便利なネット通販まで、フェルトの主要な販売場所を徹底的に調査しました。
さらに、ハードフェルトやウォッシャブルフェルトなど、種類別の選び方まで詳しく解説しています。
この記事を読めば、もうフェルト探しで迷うことはなくなりますよ!

・【店舗別】フェルトが確実に売っている主要な購入場所リスト
・【100均】ダイソー・セリア・キャンドゥのフェルトの品揃えを徹底比較!
・ユザワヤやオカダヤなど手芸専門店で買うメリットとデメリット
・ホームセンター(カインズ・コーナン)は工作用フェルトに強い?
・ロフトや東急ハンズなど雑貨店でのフェルトの取り扱い状況

  1. 【店舗別】フェルトが確実に売っている主要な購入場所リスト
    1. 最も身近で手軽な選択肢:100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)
    2. 品質と種類を重視するなら:手芸専門店(ユザワヤ・オカダヤ・クラフトハートトーカイなど)
    3. 工作・DIY用途なら:ホームセンター(カインズ・コーナン・DCMなど)
    4. 雑貨・文具としても使える:雑貨店・文房具店(ロフト・東急ハンズなど)
    5. 主要購入場所の比較表
  2. 【100均】ダイソー・セリア・キャンドゥのフェルトの品揃えを徹底比較!
    1. ダイソーのフェルト:多色展開とサイズの豊富さが魅力
    2. セリアのフェルト:ウォッシャブルタイプや柄物など、付加価値の高い商品に注目
    3. キャンドゥのフェルト:ハードフェルトや厚手のフェルトを探すなら
    4. 100均フェルトの賢い選び方まとめ
  3. ユザワヤやオカダヤなど手芸専門店で買うメリットとデメリット
    1. 手芸専門店でフェルトを買う4つのメリット
    2. 手芸専門店でフェルトを買う2つのデメリット
    3. 専門店フェルトを最大限に活用する方法
  4. ホームセンター(カインズ・コーナン)は工作用フェルトに強い?
    1. ホームセンターで見つかるフェルトの主な種類と特徴
    2. 手芸用途でホームセンターを使う際の注意点
  5. ロフトや東急ハンズなど雑貨店でのフェルトの取り扱い状況
    1. 雑貨店で販売されるフェルトの魅力
    2. 雑貨店での購入が向いている人
  6. 大型スーパー(イオン・イトーヨーカドー)の手芸コーナーをチェック!
    1. スーパーのフェルトの立ち位置と品揃え
    2. 大型スーパーでの購入メリットと注意点
  7. ハードフェルト、ウォッシャブルフェルトなど種類別の選び方
    1. 主要なフェルトの種類とその特徴
    2. フェルトの種類を使い分けるポイント
  8. アイロン接着フェルトやシールフェルトを使うメリットとは?
    1. アイロン接着フェルトのメリットと使い方
    2. シールフェルト(粘着付きフェルト)のメリットと使い方
    3. 作品制作での使い分け
  9. 【価格帯別】お得にフェルトを購入するための賢い選び方
    1. 【超低価格帯】100円ショップのフェルトの活用術
    2. 【中価格帯】手芸専門店・ネット通販のセット品の活用術
    3. 【高価格帯】ウールフェルト・特殊フェルトの選び方
  10. フェルトの主要なメーカーと品質の違いをチェック
    1. サンフェルト (SUN FELT)
    2. 清原株式会社 (KIYOHARA)
    3. その他のメーカーや工業用フェルトについて
  11. 大判サイズや業務用フェルトを買いたい時の最適な場所
    1. 大判サイズの切り売りは手芸専門店の「生地売り場」へ
    2. 業務用の大量購入・特殊な大判はネット通販専門業者
  12. ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するメリットと注意点
    1. ネット通販でフェルトを買う4つのメリット
    2. オンライン購入で失敗しないための3つの注意点
  13. フェルトとフリースや不織布との素材の違いと使い分け
    1. フェルト、フリース、不織布の決定的な違い
    2. フェルトを選ぶべき3つの理由
    3. 作品に合わせた使い分けの例
  14. 【モモストア解説】失敗しない!フェルト選びの最終チェックポイント
    1. チェックポイント1:作品の「耐久性」と「洗濯の必要性」を考える
    2. チェックポイント2:必要な「サイズ」と「厚さ」を明確にする
    3. チェックポイント3:「色」と「色味の安定性」を重視する
    4. チェックポイント4:用途に合わせて購入場所を使い分ける
    5. チェックポイント5:オンライン購入時の安心策

【店舗別】フェルトが確実に売っている主要な購入場所リスト

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フェルトを探しに行く際、「どこなら確実にあるか」を知っておくことが、時間と労力の節約につながります。
フェルトの購入場所は大きく分けて、「安さを追求できる場所」「専門的な品揃えを期待できる場所」の2種類に分けられます。
モモストアが調べた主要な購入先と、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

最も身近で手軽な選択肢:100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)

手芸初心者の方や、少量だけ欲しい場合にまずチェックしたいのが、おなじみの100円ショップ(100均)です。
ダイソー、セリア、キャンドゥの各店舗では、多くの場合、手芸用品コーナーにフェルトが並んでいます。

100均のフェルトの最大の魅力は、やはりその安さです。110円(税込)でA4サイズ程度のフェルトが1枚、または多色パックとして数枚入っていることが多く、色をたくさん揃えたい場合に非常に便利です。
ただし、店舗や時期によっては品揃えにバラつきがあり、特に特定の厚さやサイズ、特殊な色を探している場合は見つからない可能性もあります。
「試しに何か作ってみたい」「子供のちょっとした工作に使いたい」といった用途には最適ですが、本格的な作品作りには向かない場合もありますので、その点は注意が必要です。

品質と種類を重視するなら:手芸専門店(ユザワヤ・オカダヤ・クラフトハートトーカイなど)

手芸専門店は、フェルトを専門的に、かつ豊富に取り扱っている場所です。
ユザワヤ、オカダヤ、クラフトハートトーカイといった大型手芸店では、100均では手に入らないような、高品質なフェルトや特殊なフェルトを見つけることができます。

例えば、羊毛100%のウールフェルトや、厚さ数ミリにもなるしっかりとした厚手フェルト、人形作りに特化したドールスキンフェルトなど、非常に多様なバリエーションが揃っています。
また、色数も非常に豊富で、グラデーションカラーのフェルトパックや、業務用としても使える大判サイズ(メーター売り)の取り扱いがあるのも専門店ならではの強みです。
価格は100均よりも上がりますが、作品の仕上がりや耐久性を重視したい方にとっては、最も信頼できる購入先と言えるでしょう。

工作・DIY用途なら:ホームセンター(カインズ・コーナン・DCMなど)

ホームセンターの手芸・DIYコーナーにもフェルトの取り扱いがあります。
ただし、ホームセンターで売られているフェルトは、手芸専門店で見かけるものとは少し毛色が異なることが多いです。

主に、家具のキズ防止用フェルト、吸音材として使える工業用フェルト、または子供向けの簡単な工作キットに入っているフェルトが中心となります。
特に、フローリングや家具の脚に貼るための粘着付きフェルトシートは、ホームセンターの得意分野です。
布として縫製を前提としたフェルトのカラーバリエーションや繊細な厚さのものは期待できませんが、「工作」「DIY」「保護材」といった目的であれば、必要なものが手に入る可能性が高いです。

雑貨・文具としても使える:雑貨店・文房具店(ロフト・東急ハンズなど)

ロフトや東急ハンズ(ハンズ)といった雑貨店では、文房具やクラフト用品売り場にフェルトが陳列されることがあります。
こちらで販売されているのは、どちらかというと「パッケージが可愛い」「カラフルなセットになっている」「特定のイベント(ハロウィン、クリスマスなど)の飾り付け用」といった、装飾性の高いフェルトが多い傾向にあります。

手芸専門店ほどの専門的な品揃えはありませんが、おしゃれな色合いのフェルトや、すでにカットされたアップリケ状のフェルトなど、すぐに使えるキットやパーツとして販売されているのが特徴です。
もし街中に手芸店が見当たらない場合でも、これらの雑貨店を覗いてみる価値は十分にありますよ。

このように、フェルトは多様な場所で販売されていますが、用途に合わせて選ぶことが重要です。
例えば、大きなマスコットを作るなら手芸専門店の大判フェルト、ちょっとした小物を作るなら100均の多色パック、といった具合に使い分けるのがおすすめです。

主要購入場所の比較表

購入場所 品揃えの傾向 価格帯 主な用途
100円ショップ 色数豊富だが品質は均一。薄手中心。 非常に安い(110円~) 小物、簡単な工作、試し作り
手芸専門店 種類(ウール、厚手など)と色数が圧倒的。専門的。 中~高価格帯 本格的な手芸、人形、大判作品
ホームセンター 工業用、DIY、家具保護用フェルトが中心。 中価格帯 DIY、キズ防止、吸音材
雑貨店・文具店 装飾用、キット、アップリケなど。デザイン性重視。 中価格帯 飾り付け、ラッピング、文具
ネット通販 すべて(セット品、業務用含む)揃う。レビューで品質確認。 幅広い(セット品がお得な傾向) まとめ買い、特殊なフェルト、最安値検索

ご覧のように、それぞれの店舗に強みがありますので、目的に応じて賢く使い分けてくださいね!

【100均】ダイソー・セリア・キャンドゥのフェルトの品揃えを徹底比較!

手軽さから利用頻度が最も高いのが、やはり100円ショップのフェルトです。
しかし、ダイソー、セリア、キャンドゥの3大100均チェーンも、それぞれフェルトの品揃えに特徴があります。
モモストアが各店舗の傾向を徹底的に比較してみましたので、お買い物の参考にしてください。

ダイソーのフェルト:多色展開とサイズの豊富さが魅力

ダイソーは、手芸用品の品揃えが非常に充実している傾向があり、フェルトに関しても例外ではありません。
特に目立つのは、色のバリエーションの多さです。単色のフェルトはもちろん、テーマに合わせた色(例えば「パステルカラーセット」「ビビッドカラーセット」など)が組み合わされた多色パックも豊富です。

また、サイズ展開にも力を入れており、一般的なA4サイズに近いものから、少し大きめのもの、そして小さなアップリケ用カットフェルトまで見つけることができます。
さらに、ダイソーは手芸キットの取り扱いも多いので、フェルトと一緒に必要な目玉パーツや綿などもまとめて購入できる利便性があります。
初心者向けの手芸本や、フェルトマスコットのレシピ本なども置いてあることが多く、フェルトを使った趣味を始めるには最適な場所と言えるでしょう。

ただし、ダイソーのフェルトは比較的薄手のものが多く、立体的な作品を作る際は、中に綿を詰めるなどの工夫が必要になることがあります。また、店舗によっては季節のイベント用品(クリスマス、ひな祭りなど)に手芸コーナーのスペースが一時的に奪われることもあるため、時期によっては品薄になることも考慮しておきましょう。

セリアのフェルト:ウォッシャブルタイプや柄物など、付加価値の高い商品に注目

セリアは、他の100均に比べて「おしゃれ」「可愛い」といったデザイン性の高い商品が多いのが特徴です。
フェルトのコーナーでも、その傾向は健在です。

セリアで特に注目したいのが、ウォッシャブルフェルト(洗えるフェルト)の取り扱いです。これは、お子様の口に入る可能性のある食べ物モチーフのおもちゃや、頻繁に洗濯したいアップリケなどを作る際に非常に役立ちます。
普通のフェルトは水に濡れると縮んだり、色落ちしたりすることがありますが、ウォッシャブルタイプなら安心して使えます。

また、ドット柄やストライプ柄、チェック柄などの柄物フェルトが充実している点もセリアの魅力の一つです。これらの柄物フェルトは、単色フェルトと組み合わせるだけで作品の表情を豊かにしてくれます。
ただし、セリアのフェルトは、他の2店舗に比べて「正方形」や「小さめのセット」といったコンパクトなサイズ展開が多い印象があります。大判のフェルトを探している場合は、ダイソーや手芸専門店の方が適しているかもしれません。

キャンドゥのフェルト:ハードフェルトや厚手のフェルトを探すなら

キャンドゥもフェルトを取り扱っていますが、ダイソーやセリアとは少し異なり、「ハードフェルト」や「厚手フェルト」といった、しっかりとした質感のフェルトが見つかることがあります。
ハードフェルトは、樹脂加工が施されており、紙のように硬さがあるため、自立する人形や箱、ブローチの土台など、形をキープしたい立体作品を作るのに最適です。

また、キャンドゥは他の100均に比べて手芸資材の「ニッチな商品」を置いていることがあるため、他の店で見つからなかった特殊なカラーや、ラメ入りのフェルトなどに出会える可能性も秘めています。

全体的な色数やバリエーションはダイソーやセリアに一歩譲るかもしれませんが、「硬さ」や「厚さ」を重視する作品を作る前には、ぜひ一度チェックしてみることをお勧めします。

100均フェルトの賢い選び方まとめ

このように、100均でもお店によってフェルトのラインナップは大きく異なります。

店舗名 強い点(注目商品) 弱い点(注意点)
ダイソー 多色パック、色数、手芸キットとの連携 薄手が多い、人気色は品切れしやすい
セリア ウォッシャブルフェルト、柄物、デザイン性 大判サイズは少ない、小型商品中心
キャンドゥ ハードフェルト、厚手フェルト、特殊素材 全体的な色数、店舗によってばらつきあり

「まずは色をたくさん揃えたいならダイソー」「洗いたいものを作るならセリア」「しっかりした土台が必要ならキャンドゥ」と目的別に使い分けるのが、失敗しない100均フェルト選びのコツです。

ユザワヤやオカダヤなど手芸専門店で買うメリットとデメリット

本格的な手芸を趣味にされている方や、プロとして作品を制作されている方にとって、手芸専門店は欠かせない存在です。
ユザワヤやオカダヤ、クラフトハートトーカイといった店舗は、フェルトに関して「ないものはない」と言えるほどの専門的な品揃えを誇ります。
しかし、手芸専門店での購入には、100均やホームセンターにはない、明確なメリットと、知っておきたいデメリットの両方があります。モモストアが、それぞれの側面を詳しく解説します。

手芸専門店でフェルトを買う4つのメリット

メリット1:驚異的な色数と素材のバリエーション
手芸専門店の最大の強みは、その圧倒的な色数です。単色だけでも数十種類、微妙な色の違いまで含めると、作りたい作品の色味に完全にマッチするものを見つけることができます。
また、素材に関しても、アクリルやポリエステルが主体の安価なフェルトだけでなく、ウール100%の高品質なフェルトや、より高級感のあるメリノウールフェルトなど、専門性の高い素材が手に入ります。
特に、人形の肌色に使うドールスキンフェルトは、色合いが重要になるため、専門店で直接見て選ぶのが安心です。

メリット2:大判サイズや業務用サイズが手に入る
大きなタペストリーや、衣装、イベントの装飾など、広い面積が必要な作品を作る場合、100均の小さなフェルトでは継ぎはぎだらけになってしまいます。
専門店では、幅広の生地をメーター単位で切り売りしてくれるため、無駄なく、そして継ぎ目のない美しい大判作品を制作することが可能です。

メリット3:厚さのバリエーションが豊富
フェルトの厚さは、作品の仕上がりに大きく影響します。専門店では、薄手のもの(約1mm)から、非常に分厚いもの(3mm〜5mm以上)まで、様々な厚さのフェルトが揃っています。
特に厚手のフェルトは、バッグやポーチなど、強度が必要な作品に最適です。

メリット4:専門知識を持つ店員さんに相談できる
どんなフェルトを選べばいいか迷ったとき、専門店の店員さんは強い味方です。
「この作品にはどの素材が良いか」「この色を出すにはどのフェルトが最適か」など、具体的な質問に対して的確なアドバイスをもらうことができます。これは、ネット通販や100均では得られない、大きな安心感です。

手芸専門店でフェルトを買う2つのデメリット

デメリット1:価格が高い傾向にある
高品質なフェルトが多い分、当然ながら価格は100円ショップのフェルトよりも高くなります。
特に、ウール素材や大判のフェルトを購入する場合、予算を多めに見ておく必要があります。

デメリット2:店舗数が限られる
ユザワヤやオカダヤのような大型手芸専門店は、都市部の主要な駅周辺などに集中しており、地方や郊外では店舗を見つけるのが難しい場合があります。
そのため、お店に行くまでに時間や交通費がかかるという点がデメリットになります。
しかし、最近では各専門店もオンラインストアに力を入れていますので、遠方の方は後述するネット通販の利用も検討してみましょう。

専門店フェルトを最大限に活用する方法

本格的な作品を作る際には、まず専門店でメインの素材や色を選び、消耗品や色のテスト用として100均のフェルトを併用するのが賢い買い方です。
例えば、マスコットの顔などの重要パーツは専門店の上質なフェルトを使い、手足や背景などの目立たない部分は100均のフェルトで済ませる、といった工夫をすることで、費用を抑えつつ作品の質を保つことができますよ。

ホームセンター(カインズ・コーナン)は工作用フェルトに強い?

DIYや日曜大工のイメージが強いホームセンターですが、実はフェルトの意外な穴場となることがあります。
カインズ、コーナン、DCMといった主要なホームセンターで取り扱われているフェルトは、手芸専門店や100均とはまた違った特徴を持っています。モモストアでは、特に「工作用」や「機能性」に特化したフェルトに注目して調査しました。

ホームセンターで見つかるフェルトの主な種類と特徴

ホームセンターのフェルトは、手芸コーナーよりも「DIY・工具コーナー」「家具・収納コーナー」「断熱材・吸音材コーナー」といった場所に分散していることが多いです。主な種類は以下の通りです。

1. 家具・インテリア保護用フェルト
これがホームセンターで最もポピュラーなフェルトかもしれません。椅子の脚や家具の裏側に貼り付け、床の傷つきを防いだり、滑りを良くしたりするためのものです。
裏面が強力な粘着テープになっている「シールフェルト」が主流で、丸型、角型、そして自由にカットできるシート状など、サイズや形が豊富に揃っています。
色も、家具に馴染みやすいブラウン、ベージュ、ブラック、ホワイトなどが中心です。これを手芸に転用して、バッグの底板の保護材に使ったり、硬い土台を作ったりする上級者もいます。

2. 工作・クラフト用の厚手フェルト
手芸専門店ほどではないですが、学用品や子供向けのクラフトコーナーに、厚みのあるカラーフェルトが数色セットで販売されていることがあります。
これは学校の教材や、週末の親子工作需要に対応したもので、耐久性や厚みを重視したポリエステル素材のものが多く、比較的リーズナブルです。

3. 吸音・断熱用フェルト(工業用)
ホームセンターの奥深く、建材コーナーに近い場所で見つかるのが、この工業用フェルトです。
防音対策や断熱材として利用されるもので、非常に大判で厚みがあり、色もグレーや黒など地味なものが多いです。
手芸には向きませんが、防音室のDIYや、ガレージでの作業台の保護マットとして非常に優秀な機能を発揮します。

手芸用途でホームセンターを使う際の注意点

ホームセンターのフェルトは、主に「機能」や「実用性」に特化しているため、手芸専門店のような繊細な色合いや豊富な素材を求めるのには向いていません。
例えば、肌の色に使うドールスキンフェルトや、グラデーションカラーのフェルトパックは、まず見つからないと考えて良いでしょう。

しかし、「バッグの持ち手の補強に硬い芯材として使いたい」「壁に飾るための大きなフェルトの背景を作りたい」といった実用的な用途や、DIYの素材としてフェルトを探している場合は、ホームセンターが最も適していると言えます。
必要な機能やサイズが明確な場合は、まずホームセンターのDIYコーナーからチェックしてみると、思いがけない掘り出し物が見つかるかもしれません。

ロフトや東急ハンズなど雑貨店でのフェルトの取り扱い状況

おしゃれな雑貨やユニークな文具が集まるロフトや東急ハンズ(ハンズ)は、手芸用品というよりは、「ホビー」「クラフト」「文具」といったジャンルの中でフェルトを取り扱っています。
ここでは、実用性よりもデザイン性やギフト用途に特化したフェルトを見つけることができるのが大きな特徴です。

雑貨店で販売されるフェルトの魅力

雑貨店で取り扱われるフェルトは、以下のような点で独自性があります。

1. ユニークな加工や色合い
手芸専門店ではあまり見かけないような、グリッター(ラメ)加工が施されたフェルトや、蛍光色、ネオンカラーといった、目を引く特殊な色のフェルトが販売されることがあります。
これらは、パーティーグッズやコスプレの装飾、目を引くアップリケなど、特別な用途に最適です。

2. セット商品やキットとしての販売
フェルト生地単体というよりも、「フェルトで作る〇〇キット」として販売されていることが多いです。
例えば、「フェルトでつくるスイーツセット」「クリスマスオーナメントキット」など、必要なフェルトが全てカット済みで、作り方の説明書や必要な糸、ビーズなどが一式揃っているため、手軽に手芸を始めたい方や、ギフトとして贈りたい方に人気があります。

3. 季節商品との連動
ロフトやハンズは季節ごとのイベント(バレンタイン、ハロウィン、クリスマスなど)に合わせた特集コーナーを設けることが多く、その時期限定でイベントモチーフのフェルトや、それに合わせたカラーセットが販売されます。
これらの限定品は、その年のトレンドを取り入れたデザインになっていることが多く、チェックする楽しみがあります。

雑貨店での購入が向いている人

ロフトやハンズでのフェルト購入が特におすすめなのは、次のような方です。

  • 手芸はほとんどしないが、特定のイベント用の飾りを作りたい人
  • デザイン性の高い特殊な色や加工のフェルトを探している人
  • 面倒な準備なしに、すぐに作品を完成させたい手芸初心者
  • ギフトやプレゼント用に、パッケージが魅力的なフェルトキットを選びたい人

ただし、専門的な大判フェルトや、ウール100%などの高品質な素材を求める場合は、やはり手芸専門店を訪れるか、ネット通販を利用するのが確実です。
雑貨店はあくまで「ホビー・クラフトの入り口」として利用するのが賢明でしょう。

また、東急ハンズは、手芸資材の取り扱いがロフトよりも豊富で、特にDIYやクラフトのジャンルでは、手芸店とホームセンターの中間のような品揃えをしている店舗もあります。
もしお近くに東急ハンズがある場合は、手芸・クラフトコーナーだけでなく、素材系のコーナーも合わせてチェックしてみると良いかもしれませんね。

大型スーパー(イオン・イトーヨーカドー)の手芸コーナーをチェック!

毎日の買い物ついでにフェルトが手に入ったら便利ですよね。
イオンやイトーヨーカドー、西友といった大型スーパーの中には、生活用品や衣料品に混ざって「手芸・ホビーコーナー」を設けている店舗があります。
これらの手芸コーナーは、手芸専門店ほどの規模はありませんが、実は「急に必要になった」「日常使いのものを手軽に買いたい」という需要に完璧に応えてくれる、非常に便利な存在なのです。

スーパーのフェルトの立ち位置と品揃え

大型スーパーで取り扱われているフェルトは、主に以下の3つの目的で構成されています。

1. 学校や家庭科の授業需要
スーパーの手芸コーナーは、小学校や中学校の家庭科、図工の授業で使うような基本的なアイテムが中心です。
そのため、最も一般的な厚さとサイズ(例:約20cm×20cm)のカラーフェルトが、赤、青、黄、緑、白、黒など、主要な色で揃えられています。
夏休み期間や新学期前など、学生の需要が高まる時期には、特に品揃えが充実する傾向があります。

2. 簡単な補修・ワッペン用途
衣料品売り場に近いこともあり、衣類の補修や、子供の持ち物に貼るためのアップリケ・ワッペン作りに特化したフェルトも置かれています。
特に、アイロンで簡単に接着できるアイロン接着フェルトや、すでに動物やキャラクターの形にカットされたワッペン状のフェルトが見つかることも多いです。

3. シーズンイベントのクラフト
クリスマスやハロウィンなど、季節のイベントが近づくと、それに関連した季節限定のフェルトキットや、それに使えるフェルトが一時的に並びます。
例えば、クリスマスのオーナメントを作るための緑や赤のフェルトセットなどです。

大型スーパーでの購入メリットと注意点

メリット:

  • 買い物のついでに寄れる:日常生活の動線上で購入できる利便性は、他の店舗にはない強みです。
  • 基本的な色は揃っている:複雑な色はなくても、よく使う基本的な色ならまず間違いなく手に入ります。
  • 必要な手芸用品が同時に揃う:フェルト以外にも、針や糸、綿、ボンドなども同時に手芸コーナーで済ませられるため、手芸用品の「ついで買い」に最適です。

注意点:

  • 店舗によるバラつきが大きい:手芸コーナーがないスーパーも多く、また、規模も店舗によって大きく異なります。事前にウェブサイトなどで確認するか、大規模な店舗を選ぶのが賢明です。
  • 特殊なフェルトはない:ウール100%の高級フェルトや、業務用・大判サイズは期待できません。あくまで「一般的なもの」に限られます。

 

お近くの大型スーパーに手芸用品売り場があるなら、急いでいる時や、基本的なフェルトが必要な時には、ぜひ利用してみてください。わざわざ専門店の遠い店舗まで出向く手間が省けますよ。

ハードフェルト、ウォッシャブルフェルトなど種類別の選び方

フェルトは素材や加工方法によって、手触りや使い勝手が全く異なります。
「フェルト」と一言で言っても、実は様々な種類があり、作りたい作品に合わせて最適なものを選ぶことが、作品の仕上がりを大きく左右する重要なポイントになります。
ここでは、主要なフェルトの種類と、それぞれどのような作品に向いているのかをモモストアが詳しく解説します。

主要なフェルトの種類とその特徴

フェルトは、大きく分けて「素材」と「加工」によって分類されます。

1. ハードフェルト(固いフェルト)

  • 特徴:樹脂加工が施されており、紙のようなしっかりとした硬さがあります。
  • 向いている作品:自立させたい人形や箱の土台、ブローチの芯材、しっかりとした形のアップリケ。
  • 解説:張りが強いため、縫い付けずにカットして貼り合わせるだけでも、きっちりとした形をキープできます。特に、マスコットの耳や羽根など、ピンと立たせたいパーツに最適です。

2. ソフトフェルト(柔らかいフェルト)

  • 特徴:一般的なフェルトで、柔らかく、ドレープ性があります。
  • 向いている作品:マスコット、ぬいぐるみ、手芸の基礎的な練習、服の装飾。
  • 解説:最も汎用性が高く、縫いやすく、中に綿を詰める作業もしやすいです。色数も豊富で、初心者の方が最初に使うのに適しています。

3. ウォッシャブルフェルト(洗えるフェルト)

  • 特徴:ポリエステルなどの水に強い素材で作られており、洗濯しても縮んだり色落ちしたりしにくい加工がされています。
  • 向いている作品:赤ちゃんのおもちゃ、おままごと用の食べ物モチーフ、頻繁に洗濯する子供の服のアップリケ。
  • 解説:耐久性が高く、衛生的に保ちたい作品に必須のフェルトです。通常のフェルトは洗濯すると型崩れや毛羽立ちがひどくなるため、洗いたい場合は必ずこのタイプを選びましょう。

4. ウールフェルト(羊毛フェルト)

  • 特徴:羊毛を主原料としており、手触りが非常に柔らかく、温かみのある風合いが特徴です。
  • 向いている作品:高級なマスコット、大人向けのブローチ、洋服の飾り、北欧風のインテリア小物。
  • 解説:価格は高くなりますが、アクリルフェルトにはない上質な質感と美しい発色が魅力です。特にメリノウールフェルトは、肌触りの良さから人形作りに人気があります。

フェルトの種類を使い分けるポイント

作品の用途と品質の希望によって、以下のように使い分けるのがおすすめです。

作りたい作品 選ぶべきフェルトの種類 向いている購入場所
自立する小さな箱やブローチ ハードフェルト 手芸専門店、キャンドゥ
おままごと用のケーキなど ウォッシャブルフェルト 手芸専門店、セリア、ネット通販
初心者向けのマスコット ソフトフェルト(アクリル・ポリエステル) 100円ショップ、手芸専門店
高品質な人形や飾り ウールフェルト 手芸専門店、ネット通販(専門店系)
家具のキズ防止、DIY シールフェルト、工業用フェルト ホームセンター、Amazon

このように、フェルト選びは作品作りの第一歩です。
どんな仕上がりにしたいかをイメージして、最適な種類のフェルトを選んでくださいね!

アイロン接着フェルトやシールフェルトを使うメリットとは?

フェルトの中には、通常の布のように縫い付けるだけでなく、特殊な加工によって作業効率を格段に上げてくれる便利なタイプがあります。それが、アイロン接着フェルトシールフェルトです。
これらを上手に活用することで、針と糸を使わずに手芸を楽しんだり、作業時間を大幅に短縮したりすることができます。

アイロン接着フェルトのメリットと使い方

アイロン接着フェルトは、裏面に熱で溶ける糊(接着剤)がついており、アイロンの熱を加えるだけで布や他のフェルトにピタッと貼り付く優れものです。

メリット:

  • 縫い付け不要で時短:ワッペンやアップリケを服やバッグに貼り付ける際、細かく縫う手間が一切かかりません。
  • ほつれの心配がない:切りっぱなしでも端がほつれにくく、特に小さなパーツや複雑な形を貼り付けるのに適しています。
  • 強度が高い:しっかりと熱を加えれば、洗濯しても簡単には剥がれにくい(ウォッシャブルタイプの場合)。

使い方:
作りたい形にカットした後、接着面を下にして、当て布の上から中温のアイロンを数秒間押し当てて固定します。冷めるまで触らないのがポイントです。

シールフェルト(粘着付きフェルト)のメリットと使い方

シールフェルトは、裏面が剥離紙(はくりし)になっており、シールのように台紙を剥がすだけで貼り付けることができるタイプです。

メリット:

  • アイロン不要で手軽:熱を使わないため、子供の工作や、アイロンが使えない素材に貼る場合に便利です。
  • 多用途:手芸だけでなく、ホームセンターで売られているように家具のキズ防止や滑り止め、スマホケースの装飾など、クラフト以外のDIY用途にも幅広く使えます。
  • カットがしやすい:台紙が付いているため、ハサミやカッターで直線や曲線を正確にカットしやすいです。

使い方:
形をカットし、裏側の剥離紙を剥がして貼りたい場所にしっかりと押し付けるだけです。ただし、アイロン接着タイプに比べると、水濡れや摩擦に弱いため、頻繁に洗濯する衣類への使用は避けた方が無難です。

作品制作での使い分け

アイロン接着とシールタイプは、作品の用途に応じて使い分けることが大切です。

タイプ 接着方法 強度・耐久性 向いている用途
アイロン接着 熱(アイロン) 強い(洗濯可のものもある) 衣類へのアップリケ、バッグ、長く使いたいもの
シール(粘着付き) 粘着剤(シール) やや弱い(水濡れに注意) 文房具、工作、家具の保護、一時的な装飾

特に、フェルトを重ねて立体感を出す作品では、土台を縫い付けた後、細かいパーツ(目、鼻、口など)をシールフェルトで貼っていくと、作業がスムーズに進みますよ。

【価格帯別】お得にフェルトを購入するための賢い選び方

手芸材料の価格は、作りたい作品の規模や頻度によって、予算を大きく左右します。
フェルトは比較的安価な材料ですが、少しでもお得に、そして無駄なく購入するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
モモストアが、価格帯別に最も賢いフェルトの選び方をご紹介します。

【超低価格帯】100円ショップのフェルトの活用術

目的:色をたくさん揃える、試し作り、子供の工作
100均のフェルトは、単色でも多色セットでも、1枚あたりの単価が最も安くなります。

賢い選び方:

  • 多色パックを狙う:単色で買うよりも、10色や20色といった多色パックの方が、1色あたりの価格がお得になる場合が多いです。
  • 予備や練習用にする:高価なウールフェルトを使う前の試作や、思い切りよく使える練習用素材として活用しましょう。
  • 色の濃淡に注意:100均のフェルトはロットによって色の濃さが微妙に異なることがあるため、同じ作品に使う場合は、一度にまとめて購入するように心がけましょう。

【中価格帯】手芸専門店・ネット通販のセット品の活用術

目的:本格的な作品、特定の色のまとめ買い、品質と価格のバランス
手芸専門店や、Amazon、楽天市場などのネット通販では、品質と価格のバランスが取れた「セット販売」が主流です。

賢い選び方:

  • Amazonや楽天でレビューを確認:品質の良し悪しが価格に反映されていることが多いため、購入前には必ずレビューをチェックし、特に「厚さ」「色落ち」「毛羽立ち」についての評価を見て判断しましょう。
  • 専門店のセールを活用:ユザワヤやオカダヤなどの専門店では、定期的に会員限定のセールやクーポンを発行しています。これらの時期を狙ってまとめ買いすると、高品質なフェルトをお得に手に入れられます。
  • 大判セットをチェック:A4サイズが何十枚も入った「大判フェルトセット」は、個別に買うよりもはるかにお得です。大量に消費する予定があるなら、迷わずセットを選びましょう。

【高価格帯】ウールフェルト・特殊フェルトの選び方

目的:最高級の品質、プロの作品、プレゼント用の作品
ウール100%のフェルトや、極端に厚いフェルト、特殊な染め色のフェルトなどは、どうしても価格が高くなります。

賢い選び方:

  • 少量ずつ試す:初めて使う高品質なフェルトは、いきなり大判を買わず、小さなサイズを少量だけ購入して、手触りや色味を確認してから本格的に購入することをおすすめします。
  • 専門店で直接触る:ウールフェルトなどは、写真では伝わりにくい「肌触り」が重要です。可能であれば専門店で実際に触ってから購入するのが、失敗を防ぐ最大のポイントです。

このように、フェルトの購入は「安ければ良い」わけではなく、「作りたい作品の品質」と「予算」のバランスを考えることが大切です。
用途に合わせて購入場所と価格帯を使い分けて、賢く手芸ライフを楽しみましょう!

フェルトの主要なメーカーと品質の違いをチェック

フェルトには、日本の手芸メーカーや工業用素材メーカーが製造しているものが多く、メーカーによってその品質や特徴が異なります。
特に手芸用のフェルトを選ぶ際は、どのメーカーの製品を選ぶかによって、作品の仕上がりや耐久性が変わってきます。ここでは、手芸用フェルトを製造する主要なメーカーと、その品質の違いについてモモストアが解説します。

サンフェルト (SUN FELT)

特徴:
サンフェルトは、日本国内でもトップクラスの知名度を誇る手芸用フェルトの専門メーカーです。
色のバリエーションと品質の安定性に定評があり、多くの手芸専門店で取り扱われています。
特に「ミニーフェルト」や「フェルトキット」など、初心者から上級者まで幅広く使える商品ラインナップが特徴です。

品質の違い:

  • 高い色再現性:写真やイラストで見た色と実物の色の差が少なく、こだわりの色を見つけやすいです。
  • 豊富な種類:アクリルフェルト、ウールフェルト、シールフェルト、型抜きフェルトなど、種類が豊富です。
  • 信頼性:長年手芸愛好家に支持されてきた実績があり、安心して使える品質です。

清原株式会社 (KIYOHARA)

特徴:
清原は、フェルトだけでなく、布地、糸、ボタンなど、幅広い手芸材料を取り扱う総合商社です。
フェルトに関しては、実用的なセット商品や、学校教材向けの商品を多く手がけています。

品質の違い:

  • 実用性とコストパフォーマンス:プロ向けの高級品というよりは、誰もが手に取りやすい価格帯で、安定した品質のフェルトを提供しています。
  • ウォッシャブルタイプに強い:子供向け用品や、頻繁に洗う必要があるものを作るためのウォッシャブルフェルトのラインナップが充実しています。

その他のメーカーや工業用フェルトについて

手芸専門店以外では、フェルトの製造元は工業用素材メーカーや、海外メーカーである場合が多いです。

メーカー/製造元 主に販売されている場所 品質の傾向
工業用素材メーカー(日本フエルトなど) ホームセンター、DIYショップ 耐久性、吸音性、断熱性など機能性重視。色は地味。
海外メーカー(主に輸入品) 100円ショップ、一部のネット通販 色数が多いが、厚さや硬さにバラつきがあることも。価格が安い。
国内小規模手芸メーカー 手芸専門店(プライベートブランド含む) ニッチな素材(羊毛100%など)や、特殊な染め色に特化。

本格的な作品作りでは、サンフェルトや清原といった国内手芸メーカーの製品を選ぶと失敗が少ないでしょう。
一方、価格重視や特定の機能(防音など)を求める場合は、工業用フェルトも選択肢に入ってきます。
購入時には、パッケージに記載されている「素材(アクリルかウールかなど)」と「製造元」をチェックする習慣をつけると、より作品に合ったフェルトを選べるようになりますよ。

大判サイズや業務用フェルトを買いたい時の最適な場所

一般的な手芸店で販売されているフェルトは、A4サイズやその半分のサイズが主流です。
しかし、大きなタペストリー、クリスマスツリーのスカート、衣装、または店舗のディスプレイ装飾など、広い面積をカバーしたい場合や、大量にフェルトが必要な場合は、大判サイズや業務用フェルトを購入する必要があります。
こうした特殊なフェルトは、どこで手に入れるのが最も効率的で賢明なのでしょうか。モモストアが最適解を提案します。

大判サイズの切り売りは手芸専門店の「生地売り場」へ

大判サイズのフェルトを一枚の布として手に入れたいなら、ユザワヤやオカダヤなどの大型手芸専門店の「生地売り場」が最適です。
これらの専門店では、通常のフェルトコーナーとは別に、ロール状に巻かれた生地としてフェルトを取り扱っていることがあります。

メリット:

  • 必要な長さだけ買える:10cm単位や50cm単位で必要な分だけ切り売りしてくれるため、無駄がありません。
  • 継ぎ目なし:大きな作品でも、継ぎ目なしの美しい一枚のフェルトで仕上げることができます。
  • 幅が広い:通常のフェルトよりも幅が広く作られているものが多いため、効率的に大きな面をカバーできます。

注意点:
切り売りは、一般的なA4サイズのフェルトよりも価格が高くなる傾向があります。また、店舗によっては色数が限られる場合もあるため、事前に電話やウェブサイトで確認してから向かうのが確実です。

業務用の大量購入・特殊な大判はネット通販専門業者

学校の教材用、イベント会社での装飾用、またはフリマサイトなどで販売する作品のために「同じ色を大量に」「特殊な工業用の厚手フェルトをロールで」といった業務用レベルの購入を考えている場合は、ネット通販の専門業者や、メーカー直販のオンラインストアを利用するのが最もお得で確実です。

購入先 最適な用途 購入のポイント
Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング 「20枚セット」「50色セット」など、手芸用フェルトの大量パック レビュー評価の高い「業務用」セットを探す。大量購入で単価が下がる。
フェルト専門のオンラインストア 特定のメーカーの製品をまとめて買う、極厚フェルトなど特殊品 規格が細かく選べ、品質が安定している。
工業資材通販サイト 防音、断熱などの機能性を求める工業用フェルト(色不問) 一般的な手芸店では扱わない機能性フェルトが見つかる。

ネット通販の最大の利点は、実店舗では在庫切れになりがちな商品でも、全国から探せる点です。
特に楽天市場やYahoo!ショッピングでは、手芸専門店が独自のオンラインショップを出店していることも多く、店舗と同等以上の品揃えから選ぶことができます。

ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するメリットと注意点

現代において、フェルトを購入する場所として、実店舗に匹敵する、あるいはそれ以上の利便性を提供してくれるのが、ネット通販です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要なECサイトは、フェルトの購入に関して非常に大きなメリットがありますが、実店舗にはない注意点もあります。モモストアが、オンラインでの賢い購入術を解説します。

ネット通販でフェルトを買う4つのメリット

メリット1:色数と在庫の無限の選択肢
実店舗ではスペースの制約上、すべての色や種類を揃えることはできませんが、ネット通販では何百色というカラーバリエーションから選ぶことが可能です。
また、大量のフェルトが必要な場合でも、在庫切れの心配がほとんどありません。特殊な素材や、限定カラーなども見つけやすいです。

メリット2:価格比較が容易
複数のショップが出店している楽天市場やYahoo!ショッピングでは、同じ商品でも価格が異なることがあります。そのため、最安値を瞬時に比較し、最もお得なショップから購入することができます。
特に、送料無料ラインを考慮することで、実店舗で購入するよりもトータルコストを抑えられる場合があります。

メリット3:レビューで品質が判断できる
実店舗では触って確認できますが、オンラインではそれができません。しかし、Amazonや楽天では、実際に購入した他のユーザーのレビューや評価を参考に、フェルトの「厚さ」「手触り」「色落ちの有無」などを事前に知ることができます。
特に、海外製の安価なセット品を購入する際には、レビューが非常に重要な判断基準になります。

メリット4:セット購入がお得
10色、20色といったカラーセットや、大判サイズのまとめ買いセットは、ネット通販の方が種類も豊富で、実店舗よりも単価が安くなることが多いです。大量にフェルトを使う予定があるなら、迷わずオンラインのセット品を選びましょう。

オンライン購入で失敗しないための3つの注意点

注意点1:実物の色との誤差(カラーギャップ)
これがオンライン購入の最大の難点です。モニターやスマホ画面の色設定によって、実際の色味と届いたフェルトの色が微妙に異なることがあります。
特に、肌の色や淡い色など、微妙なニュアンスが重要な場合は、レビューの写真や、可能であれば公式サイトの色見本も参考にして、慎重に選びましょう。

注意点2:送料と納期
商品価格が安くても、送料が高くつくことがあります。送料無料の条件や、配送オプション(ゆうパケットなどのポスト投函サービス)があるかを確認しましょう。
また、注文してから届くまでに数日かかるため、「今日中に欲しい!」という急な需要には対応できません。計画的に購入しましょう。

注意点3:厚さと硬さの表記
「厚手」「薄手」といった表記は主観的な場合があるため、可能であれば「〇mm」といった具体的な厚さの記載がある商品を選びましょう。
また、「ハードフェルト」「ソフトフェルト」といった硬さについても、レビューを参考に実物に近い情報を得るようにしてください。

フェルトとフリースや不織布との素材の違いと使い分け

手芸や工作をしていると、フェルトの他にも「フリース」や「不織布」といった、見た目や手触りが似ている素材に出会うことがあります。
これらはすべて繊維をシート状にした素材ですが、製造方法や素材の特性が全く異なり、使い分けを間違えると作品の仕上がりが大きく変わってしまいます。
ここでは、これらの素材がどのように違うのか、そしてどのように使い分けるべきかをモモストアが分かりやすく解説します。

フェルト、フリース、不織布の決定的な違い

素材名 製法 主な特徴 向いている用途
フェルト 繊維を圧縮・絡ませて固める(ニードルパンチなど) 毛羽立ちがあるが、端がほつれない。厚さや硬さが豊富。 マスコット、アップリケ、裏地、人形の制作
フリース 編み物(ニット)を起毛させ、カットしたもの 非常に柔らかく、伸縮性がある。保温性が高い。 防寒着、ぬいぐるみ、ブランケット
不織布 繊維を化学的または機械的に結合させたもの 薄く、安価。紙に近い質感。耐久性や伸縮性は低い。 エコバッグ、ラッピング材、使い捨てマスク、芯材

フェルトを選ぶべき3つの理由

1. ほつれない(端の処理が不要)
フェルトは織物ではないため、ハサミでどんな形にカットしても端がほつれることがありません。これが最大の利点であり、細かいアップリケや複雑な曲線カットが求められる手芸に最適です。

2. 立体的な成形がしやすい
特にハードフェルトは適度な硬さがあり、立体的なマスコットや小箱を作る際の「土台」や「芯材」として非常に優秀です。フリースや不織布ではこの硬さを出すことが難しいです。

3. 縫いやすく、貼りやすい
フリースのように伸びすぎることがなく、不織布のように破れやすこともないため、手縫いでもミシンでも扱いやすいのが特徴です。また、シールや接着剤との相性も良いです。

作品に合わせた使い分けの例

  • 人形の胴体や顔:形をしっかり出したいのでフェルト(ウールフェルトがベスト)。
  • 人形の洋服やマフラー:柔らかさや暖かさを出したいのでフリース
  • バッグの裏地やエコバッグ:耐久性や通気性、安さを重視して不織布

このように、フェルトは「形を整えたい」「ほつれを防ぎたい」といった目的に特化した万能な素材です。それぞれの素材の特性を理解して、作品のクオリティを上げましょう!

【モモストア解説】失敗しない!フェルト選びの最終チェックポイント

これまで、フェルトがどこで買えるのか、どんな種類があるのか、そしてどう使い分けるのかを詳しく解説してきました。
最後に、実際にフェルトを購入する際に、失敗を避けて最高の作品を作るためにモモストアが推奨する最終チェックポイントをまとめます。
この5つのチェックリストを確認すれば、あなたのフェルト選びは完璧です!

チェックポイント1:作品の「耐久性」と「洗濯の必要性」を考える

Q: その作品は洗いますか?
A: はい → ウォッシャブルフェルト(手芸店、セリアなど)一択。
A: いいえ → 通常のフェルトでOK。

Q: その作品は長く使いますか?
A: はい → ウールフェルトや国内メーカーの高品質フェルト(手芸店、ネット通販)を選びましょう。安価なアクリルフェルトは毛玉ができやすいです。
A: いいえ(一時的な装飾など) → 100均のフェルトで十分です。

チェックポイント2:必要な「サイズ」と「厚さ」を明確にする

Q: 大判で継ぎ目なく作りたいですか?
A: はい → 手芸専門店(切り売り)か、ネット通販の業務用大判セット。100均や雑貨店では見つかりません。

Q: 形をしっかり立たせたいですか?
A: はい → ハードフェルト(手芸店、キャンドゥ)または、極厚フェルト。
A: いいえ(柔らかいマスコットなど) → ソフトフェルト。

【重要】ネット通販で購入する際は、必ず「〇mm」という厚さの記載を確認し、レビューで「薄すぎる」といった意見がないかをチェックしましょう。

チェックポイント3:「色」と「色味の安定性」を重視する

Q: 微妙なニュアンスの色が必要ですか?(人形の肌など)
A: はい → 手芸専門店(実店舗で直接見て確認)での購入を強く推奨します。ネット通販は色味の失敗のリスクが高いです。

Q: 大量のフェルトを何回かに分けて購入しますか?
A: はい → 国内メーカーの安定したラインナップ(サンフェルトなど)を選ぶか、ネット通販で「ロット番号を揃えて発送可能」な専門店を選びましょう。ロット違いで色が微妙に変わることがあります。

チェックポイント4:用途に合わせて購入場所を使い分ける

最終的に、フェルト購入場所の使い分けは以下のようになります。

最優先事項 最適な購入場所 具体的な店舗・サイト
安さ・手軽さ 100円ショップ ダイソー、セリア、キャンドゥ
品質・色数・特殊素材 手芸専門店 ユザワヤ、オカダヤ、クラフトハートトーカイ
DIY・機能性・保護材 ホームセンター カインズ、コーナン、DCM
まとめ買い・最安値 ネット通販 Amazon楽天市場Yahoo!ショッピング

チェックポイント5:オンライン購入時の安心策

オンラインでフェルトを買う際は、フェルト手芸レビューを参考に、特に「〇〇色」や「厚手」といったキーワードで検索して、実際の使用感を確認するのがおすすめです。
また、購入する際は、手芸ブログフェルト作品の作り方サイトで、他の人がどのようなフェルトを使っているかをチェックするのも非常に参考になります。

さあ、これらのポイントを参考に、あなたにとって最適なフェルトを見つけて、素敵な作品作りを楽しんでくださいね!

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