せいろはどこで売ってる?種類別・価格帯別の販売場所と選び方【永久保存版】
「せいろ」のある暮らしに憧れている皆さん、こんにちは!モモストアです。
ほくほくの肉まんや、ふっくら蒸し野菜など、せいろで調理する蒸し料理は格別ですよね。
でも、いざ「買おう!」と思っても、「どこに売っているんだろう?」「どんな種類があるの?」と迷うことが多いのではないでしょうか?
ホームセンター、ニトリ、無印良品、はたまた本格的な専門店まで、せいろが買える場所は本当にたくさんあります。
この記事では、皆さんが自分にぴったりの「せいろ」に出会えるよう、種類ごとの特徴から、具体的な販売場所、失敗しない選び方まで、徹底的に詳しく解説していきますね!
さあ、憧れのせいろライフをスタートさせるための第一歩を踏み出しましょう!
・せいろの販売店①:手軽に買えるホームセンター(カインズ・コーナン・DCMなど)
・せいろの販売店②:おしゃれなアイテムが見つかるニトリや無印良品
・せいろの販売店③:本格派ならデパートや調理器具専門店の「和せいろ」
・せいろの販売店④:中華街やアジア食材店ならプロ仕様の「中華せいろ」が豊富
- まず確認!「せいろ」ってどんな種類があるの?
- せいろの販売店①:手軽に買えるホームセンター(カインズ・コーナン・DCMなど)
- せいろの販売店②:おしゃれなアイテムが見つかるニトリや無印良品
- せいろの販売店③:本格派ならデパートや調理器具専門店の「和せいろ」
- せいろの販売店④:中華街やアジア食材店ならプロ仕様の「中華せいろ」が豊富
- せいろの販売店⑤:実は100円ショップ(ダイソー・セリア)でも買える?
- せいろの販売店⑥:大型のIKEAやロフトでの取り扱いは?
- 失敗しない!せいろの「素材別」メリット・デメリット比較
- 使い勝手が命!せいろの「サイズ別」選び方とおすすめ
- はじめてでも大丈夫!せいろを長く使うためのお手入れ方法
- せいろを使う時に必要な「蒸し布」や「鍋」の選び方
- 確実に手に入れるなら!ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)が最強説
- 中古でもOK?フリマアプリ(メルカリなど)で買うメリット・注意点
- 【まとめ】自分にぴったりのせいろを見つけて蒸し料理を楽しもう!
まず確認!「せいろ」ってどんな種類があるの?

お店を探し始める前に、まずは「せいろ」の種類について知っておきましょう。一言で「せいろ」と言っても、実は大きく分けて「中華せいろ」と「和せいろ」の2種類があります。
この2つの違いを知っておくと、どこで買うべきか、どんなものを選ぶべきかが明確になりますよ!
中華せいろ:手軽さと汎用性の高さが魅力
中華せいろは、皆さんが肉まんなどを蒸すときにイメージする、竹や木を編んで作られたものです。丸い形をしていて、蓋と身が別売りになっていることが多いですね。
その特徴は、なんといっても手軽さとスタッキング(積み重ね)できる汎用性の高さにあります。
中華せいろの多くは竹製で、比較的安価なものから本格的なものまで幅広く販売されています。竹は水蒸気に強く、丈夫なため、毎日のように使いたい方にもおすすめです。
中華せいろの主なメリット
- 重ねて一度にたくさんの量を蒸せる
- 蓋と身が独立しており、手持ちの鍋と合わせやすい
- 比較的安価なものも多く、初心者でも挑戦しやすい
- デザインが可愛らしく、そのまま食卓に出してもおしゃれ
和せいろ:本格派、一生モノの道具を求めるなら
一方、和せいろは、杉や檜(ひのき)といった木材を主に使用し、底が簀の子(すのこ)状になっているのが特徴です。中華せいろと比べて木材の香りが強く、より本格的な蒸し料理の風味を楽しむことができます。
和せいろは、専用の鍋(蒸し板を使うこともありますが)とセットになっていることが多く、サイズも中華せいろより大きめで、おこわや蒸し寿司など、日本の伝統的な蒸し料理を作るのに適しています。
和せいろの主なメリット
- 杉や檜の良い香りが食材に移り、料理の質が上がる
- 丈夫で長く使えるものが多く、手入れをすれば一生モノになる
- 深い身が多く、高さのあるものや大量の食材を蒸すのに向いている
このように、せいろは種類によって売っている場所や価格帯が大きく異なります。ご自身のライフスタイルや作りたい料理に合わせて、まずは「中華せいろ」か「和せいろ」かを決めておくと、お店選びがグッと楽になりますよ!
ちなみに、より詳しい選び方については、後の見出し「失敗しない!せいろの「素材別」メリット・デメリット比較」や「使い勝手が命!せいろの「サイズ別」選び方とおすすめ」でじっくり解説していますので、そちらもぜひ参考にしてくださいね。
せいろの販売店①:手軽に買えるホームセンター(カインズ・コーナン・DCMなど)
「まずは手軽にせいろを試してみたい!」という初心者の方に、モモストアが一番におすすめしたいのが、ホームセンターです!
カインズ、コーナン、DCM(旧ホーマック・カーマ・ダイキなど)といった大手ホームセンターでは、調理器具コーナーやキッチン用品売り場でせいろを取り扱っていることが非常に多いです。
ホームセンターで販売されているせいろの特徴
ホームセンターで見かけるのは、ほとんどが「中華せいろ」タイプです。サイズは15cmから24cm程度が主流で、蓋と身がセットになったものや、蒸し板が付属しているものもあります。
ホームセンターの大きなメリットは、なんといっても「価格の安さ」と「汎用性の高さ」にあります。本格的な専門店と比べると、竹の編み方や素材の質は劣るかもしれませんが、数千円以内で購入できるものが多く、肉まんや簡単な蒸し野菜を作る分には十分な性能を持っています。
主な取り扱い商品の傾向
| 商品タイプ | 主に竹製の中華せいろ(蓋と身が別売りの場合もあり) |
| 価格帯 | 1,000円〜3,000円程度(比較的リーズナブル) |
| メリット | 実物を見て買える、価格が安い、ついでに蒸し布や対応する鍋も探しやすい |
| 注意点 | 本格的な和せいろの取り扱いは少ない、竹の質にばらつきがある場合がある |
在庫確認は事前にするべき理由
ただし、一つ注意点があります。せいろは、フライパンやお鍋ほど定番のアイテムではないため、店舗によっては在庫がない場合や、季節商品として扱われている場合があります。
特に、大きなサイズのせいろや、特定の素材(檜など)のものは、取り扱い自体がないことも珍しくありません。せっかくお店に行ったのに空振り……とならないよう、お目当てのホームセンターに行く前に、一度「カインズ せいろ 在庫」などのキーワードでウェブサイトや電話で確認することをおすすめします。(Google検索で在庫状況を調べるのが一番早くて確実です。)
ホームセンターは、他のキッチン用品や生活雑貨と一緒に購入できる利便性も高いので、ぜひ一度足を運んでみてください。初心者向けのせいろを探す場所としては最適解の一つと言えるでしょう。
せいろの販売店②:おしゃれなアイテムが見つかるニトリや無印良品
せいろを選ぶとき、「機能性はもちろんだけど、見た目のおしゃれさやインテリアとの調和も大事!」と考える方も多いはず。そんな方にぴったりなのが、ニトリや無印良品といった人気のおしゃれな生活雑貨店です。
これらの店舗では、ホームセンターとは少し違った視点でせいろが選定・販売されているのが特徴です。
ニトリのせいろ:コスパとデザインの両立
「お、ねだん以上。」のニトリでは、もちろんせいろの取り扱いもあります。ニトリのせいろは、「中華せいろ」がメインで、特に注目したいのが、ニトリが独自に開発したシリーズのせいろです。
ニトリは調理器具にも力を入れているため、せいろとセットで使える「蒸し鍋」や「蒸し板」も同時に購入できることが多く、はじめてせいろを使う方でも必要なものが一式揃えやすいのが魅力です。価格帯はホームセンターと大きく変わりませんが、デザインがシンプルでモダンなものが多いため、キッチンに出しっぱなしにしていても様になるのが嬉しいポイントですね。
また、ニトリのオンラインストアも充実しているので、近くに店舗がない場合は「ニトリ せいろ オンライン」で検索してチェックしてみるのも良いでしょう。
無印良品のせいろ:シンプルで上質な竹製
無印良品は、一部の店舗やオンラインストアで、竹製のせいろを取り扱っていることがあります。無印良品の商品は、その名のとおり「印のない良い品」であり、派手さはありませんが、素材の良さが際立つシンプルなデザインが特徴です。
無印のせいろは、サイズ展開が限定的な場合が多いですが、その分、一つ一つが厳選された質の良い竹材で作られている傾向があります。もし無印良品で見つけたら、それはあなたのキッチンに馴染む、長く愛用できる一品となるかもしれません。
注意点:IKEAは取り扱いが少ない傾向
海外の大型家具・雑貨店であるIKEAもチェックしたいところですが、IKEAではせいろの取り扱いが非常に少ないか、全くない場合が多いようです。蒸し料理文化の違いからか、日本ほど一般的なアイテムではないのかもしれません。IKEAでおしゃれなせいろを探そうと考えていた方は、ニトリや無印良品から探してみることをおすすめします。
せいろの販売店③:本格派ならデパートや調理器具専門店の「和せいろ」
「どうせ買うなら、本格的なものが欲しい!」「一生モノの道具として、檜や杉の和せいろを探している」という方は、販売店の選択肢をデパートや調理器具の専門店に絞りましょう。
これらのお店では、ホームセンターや雑貨店では手に入らない、高品質な「和せいろ」に出会うことができます。
デパートのキッチン用品売り場
三越、伊勢丹、高島屋などのデパート(百貨店)には、高級な調理器具を扱うコーナーが必ずあります。ここでは、一流ブランドの鍋や包丁と並んで、国産の木曽檜や秋田杉などを使用した高品質な和せいろが販売されていることが多いです。
価格帯は、ホームセンターのものとは比べ物にならないほど高くなりますが、その分、素材の香り、耐久性、そして使い心地は格別です。デパートのメリットは、知識豊富な店員さんに相談できること。サイズ選びやお手入れ方法など、不安な点を直接質問して解決できるのは、高価な買い物をする上で大きな安心材料となります。
調理器具専門店(合羽橋道具街など)
より専門的な視点から選びたいなら、東京の合羽橋道具街のような、調理器具専門の街やお店が最適です。ここでは、プロの料理人も愛用するような、多種多様なせいろが並んでいます。
- 中華せいろの老舗ブランド
- 職人手作りの和せいろ
- 蒸し器と一体型の特殊なせいろ
など、他の場所では見られない珍しいせいろにも出会えます。特に、和せいろは「どの鍋と合わせるか」が重要になるため、実物を見ながら、手持ちの鍋のサイズに合うものを選ぶことができるのは、専門店ならではの大きな利点です。
合羽橋道具街へのアクセスが難しい方は、老舗の調理器具店のオンラインショップをGoogleで検索してチェックしてみましょう。デパートと同じく、上質なものが手に入ります。
本格派のせいろは、一生モノの道具として、手入れをしながら長く使っていく楽しみがあります。初期投資は高くなりますが、その価値は十分にあると言えるでしょう。
せいろの販売店④:中華街やアジア食材店ならプロ仕様の「中華せいろ」が豊富
「せいろと言えば、やっぱり点心!」という中華料理好きの方や、「自宅で本格的な中華料理を再現したい」という方には、中華街やアジア食材店が最強のスポットです。
これらの場所では、一般のホームセンターやデパートとは違い、中華せいろに特化した、プロ仕様のラインナップが豊富に揃っています。価格も比較的リーズナブルなものが多いので、大量に購入したい方や、様々なサイズを揃えたい方にもおすすめです。
横浜中華街・神戸南京町など、中華街の魅力
横浜中華街や神戸南京町といった有名な中華街には、たくさんの食材店や調理道具店が軒を連ねています。これらの店では、
- 直径6cmのミニせいろから、業務用の30cm以上の特大せいろまで
- 竹の質や編み方にこだわった職人技のせいろ
- 蒸し板や竹製のへらなど、関連商品
が、ところ狭しと並べられています。中華街でせいろを買う最大のメリットは、「実際に中華料理店で使われているものに近い品質」のものを、「非常に安価」に手に入れられる可能性があることです。
アジア食材店の意外な穴場感
また、意外な穴場として、近年増えているアジア食材店や輸入雑貨店も見逃せません。ベトナムやタイ、台湾などの食材を扱うお店では、現地で使われている竹製のせいろが販売されていることがあります。
これらは、中華せいろと似た構造ですが、竹の種類や作り方が異なり、独特の風合いを持っています。価格は中華街よりもさらに安いこともあり、見つけたらラッキーかもしれません。ただし、説明書きが外国語のみの場合もあるため、サイズや使い方をしっかりと確認してから購入するようにしましょう。
中華街でせいろを選ぶ際のポイント
中華街でせいろを選ぶ際は、竹の編み目が均一で、ささくれがないかをチェックしましょう。また、蓋と身を合わせてみて、隙間なくぴったりと閉まるかどうかも重要なポイントです。蒸気が漏れてしまうと、うまく蒸し上がらない原因になりますからね。
せいろの販売店⑤:実は100円ショップ(ダイソー・セリア)でも買える?
「せいろを試してみたいけど、まずはとにかく安く済ませたい!」という方。実は、100円ショップでも「せいろ」に関連するアイテムを見つけることができます。
ただし、ここでいう「せいろ」は、本格的な竹製の蒸し器本体ではなく、「せいろの代わりになるもの」や「せいろに必要な周辺アイテム」が中心となります。100円ショップを賢く活用して、プチプラで蒸し料理を楽しみましょう!
ダイソー・セリアで見つかる代替品
ダイソーやセリアなどの100円ショップでは、残念ながら本格的な中華せいろや和せいろ本体が販売されていることは稀です。しかし、代わりに以下のアイテムが使えることがあります。
シリコン製やプラスチック製の「蒸し器」
折りたたみ式のシリコン製や、プラスチック製の蒸し器(蒸し皿)は、100円〜300円商品として販売されていることがあります。これらはお鍋にセットして使うことで、せいろと同じ「蒸す」調理法を実現できます。竹の香りを楽しむことはできませんが、手軽さや洗いやすさでは優れています。
「蒸し布」や「クッキングシート」
せいろで食材が底にくっつくのを防ぐために使う「蒸し布」は、100円ショップでも手に入ります。また、せいろのサイズに切って使えるクッキングシートや、穴あきアルミホイルなども、蒸し布の代用品として優秀です。これらは、本格的なせいろを買う際にも必要になるアイテムなので、まずは100円ショップで揃えておくのも賢い方法です。
100円ショップのメリットとデメリット
| メリット | 圧倒的に安い、シリコン製のものは手入れが簡単、関連商品が豊富 |
| デメリット | 本格的な「せいろ本体」はほぼ売っていない、蒸気漏れしやすい可能性がある |
「蒸し料理に挑戦したいけど、調理器具を増やしたくない…」というミニマリスト志向の方には、100円ショップのシリコン蒸し器から始めるのは大いにアリです。本格的なせいろの良さを知るためにも、まずは「100均 シリコン蒸し器 レビュー」などで口コミをチェックしてみることをおすすめします。
せいろの販売店⑥:大型のIKEAやロフトでの取り扱いは?
前の見出しでも少し触れましたが、大型のインテリア・雑貨店でのせいろの取り扱いはどうなっているのでしょうか?特に、IKEAやロフト、東急ハンズといった人気店について、もう少し深掘りして調べてみました。
IKEAは「蒸し器」はあるけど「せいろ」は少ない
IKEAは、世界的な規模で展開しているため、アジアの伝統的な調理器具である「せいろ」の取り扱いは非常に限定的か、ほとんどありません。しかし、IKEAのキッチンコーナーには、ステンレス製やガラス製の「蒸し器」は豊富にあります。
IKEAでのお買い物は、せいろを探すというよりも、せいろと組み合わせて使える「お鍋」や「ボウル」を探す場として活用するのがおすすめです。IKEAの鍋はサイズが豊富なので、後から買うせいろにぴったりの鍋を見つけられるかもしれません。
ロフト・東急ハンズは中華せいろが中心
一方、日本の生活雑貨を幅広く扱うロフトや東急ハンズは、せいろの取り扱いがあります。特に、東急ハンズは、調理器具のセレクトに力を入れているため、中華せいろを中心に、品質の良いものが並んでいることが多いです。
ロフトや東急ハンズのせいろは、ホームセンターのものよりも少し高価ですが、デザイン性が高く、贈り物にもできるようなパッケージに入っているものが多いのが特徴です。また、手芸やDIYのコーナーが充実しているので、せいろの修理や、オリジナルの蒸し布を作るための材料なども一緒に手に入れることができますよ。
販売店の傾向まとめ
| 店舗名 | せいろの有無・傾向 | 購入のメリット |
| IKEA | せいろ本体の取り扱いはほぼなし | せいろと組み合わせる鍋や周辺アイテムを探すのに適している |
| ロフト | 竹製中華せいろを少量取り扱い | デザイン性が高く、手軽なサイズが多い |
| 東急ハンズ | 竹製中華せいろを中心に、比較的品質の良いものを扱う | 関連商品(竹串、蒸し布など)も豊富に揃っている |
これらの店舗は、買い物ついでにふらっと立ち寄って、現物を見てみたいという方におすすめです。実際に手に取って、竹のささくれがないか、蓋の重みはどうかなどを確かめてみてくださいね。
失敗しない!せいろの「素材別」メリット・デメリット比較
「せいろがどこで売っているか」がわかったところで、次は「どんなせいろを選ぶべきか」を深掘りしていきましょう。せいろ選びで最も重要なポイントの一つが、「素材」です。
素材によって、価格、香り、耐久性、そしてお手入れの手間が大きく変わってきます。ここでは、主に使われる竹、杉、檜の3つの素材について、詳しく比較していきます。
竹製せいろ:中華せいろの定番!コスパ最強の優等生
最も流通しており、価格も手頃なのが竹製のせいろです。中華せいろのほとんどがこの素材で作られています。
- メリット:
- 価格が安く、手に入りやすいため初心者向け。
- 竹特有の丈夫さがあり、カビが生えにくいと言われている。
- 香りが控えめなので、食材の風味を邪魔しない。
- デメリット:
- 杉や檜に比べると、熱が伝わりやすく、水滴が落ちやすいことがある。
- ささくれができやすいものもあるため、購入時に注意が必要。
毎日気軽に蒸し料理を楽しみたい、という方には、竹製がおすすめです。
杉製せいろ:豊かな木の香りが魅力
杉は、和せいろによく使われる素材の一つです。竹よりも柔らかく、温かみのある風合いが特徴です。
- メリット:
- 杉の持つ豊かな木の香りが、おこわなどのご飯ものと相性抜群。
- 断熱性が高く、水滴が比較的落ちにくい。
- デメリット:
- 竹に比べるとカビが生えやすく、使用後のお手入れに注意が必要。
- 価格帯は竹よりも高めになることが多い。
特に、おこわや蒸し寿司など、本格的な和の蒸し料理を楽しみたい方に最適です。
檜(ひのき)製せいろ:一生モノ!耐久性と香りの最高峰
せいろの素材の最高峰と言えるのが檜です。デパートや専門店で取り扱われる高級品は、この檜が使われていることが多いです。
- メリット:
- 耐久性が非常に高く、一生モノとして使える。
- 檜の清々しい香りは、食材の美味しさを引き立てる。
- 抗菌作用があると言われており、カビや腐食に強い。
- デメリット:
- 価格が最も高くなる。
- 香りが強いため、繊細なスイーツなどを蒸すのには向かない場合がある。
価格は張りますが、最高の使い心地と香りを求める方、そして「檜せいろ 手入れ 方法」で検索して長く大切に使う覚悟のある方におすすめです。
使い勝手が命!せいろの「サイズ別」選び方とおすすめ
せいろを購入する際、素材と並んで非常に重要になるのが「サイズ」です。せいろのサイズは、直径(円形の場合)や一辺の長さ(四角形の場合)で表されますが、「誰の分をどれくらい作るか」によって、最適なサイズは全く異なります。
サイズ選びに失敗すると、せいろを使わなくなってしまう原因にもなりかねません。ここでは、世帯人数別に、おすすめのサイズをご紹介します。
世帯人数別のおすすめサイズ一覧
| 世帯人数 | おすすめのサイズ(直径・cm) | 用途の目安 |
| 一人暮らし | 13cm〜18cm | 肉まん1〜2個、一人分の蒸し野菜、ご飯一膳 |
| 二人暮らし | 18cm〜21cm | メインのおかず、夫婦二人の肉まん4個程度 |
| 3人〜4人家族 | 24cm〜27cm | 一度に大量の野菜を蒸す、パーティー料理、本格的なおこわ作り |
| 業務用・大家族 | 30cm以上 | お祭りやイベント、大量調理、特注品の和せいろなど |
サイズ選びで押さえておくべき2つのポイント
手持ちの「鍋」のサイズを先に測る
中華せいろの多くは、お手持ちのお鍋やフライパンの上に置いて使います。そのため、せいろを購入する前に、せいろを置く予定の鍋の「内径」を必ず測っておきましょう。せいろが鍋の縁にきちんと乗るサイズを選ぶことが、蒸気漏れを防ぎ、美味しく蒸し上げるための大前提となります。
もしぴったり合う鍋がない場合は、「蒸し板(ステンレス製の輪っか)」を購入することで、多少サイズが合わない鍋でもせいろを使うことができるようになります。購入する場所(ホームセンターやネット通販)で蒸し板も一緒に売っているかを確認しておきましょう。
「高さ」や「深さ」もチェックする
直径だけでなく、せいろの「深さ(高さ)」も重要です。深さがないせいろだと、肉まんのような高さのある食材を蒸した際に、蓋に水滴がついて、それが食材に落ちてしまうことがあります。
特にパンやケーキなどのスイーツを蒸したい場合は、深さがしっかりとあるもの(蓋と身を合わせて10cm以上が目安)を選ぶと安心です。
一人暮らしでも、週末にまとめて作り置きをするなら少し大きめの21cmを選ぶなど、「今」ではなく「これから」の用途を考えてサイズを選ぶと、後悔が少なくなりますよ。
はじめてでも大丈夫!せいろを長く使うためのお手入れ方法
せいろは天然素材でできていますから、長く愛用するためには、適切な「お手入れ」が欠かせません。せいろを長く使っていくうえで最も気をつけたいのは、「カビ」と「ひび割れ」です。
「お手入れが大変そう…」と心配に思うかもしれませんが、基本的な手順はとてもシンプル。このシンプルなルーティンを実践するだけで、あなたのせいろは一生モノの道具に変わります。
「使い始め」のお手入れ:アク抜きと水慣らし
新しいせいろを使う前には、まず「アク抜き」と「水慣らし」をしましょう。これをすることで、木や竹に含まれる油分や臭みが取れ、また、乾燥によるひび割れを防ぐことができます。
- せいろを水に浸す:せいろを全体が浸るくらいの水に30分〜1時間ほど浸します。
- お湯で蒸す:せいろが浸るくらいの大きなお鍋に水を張り、その上にせいろを乗せて何も入れずに10分〜15分ほど蒸します。
- 陰干しする:蒸し終わったら、すぐに水気を拭き取り、風通しの良い日陰で十分に乾燥させます。
この手順で、せいろの繊維が水と熱に馴染み、ひび割れしにくい、丈夫な状態になります。特に杉や檜の和せいろは、この水慣らしが非常に重要です。
「使った後」のお手入れ:洗剤は厳禁!
せいろを使った後のお手入れは、「洗剤を使わないこと」が鉄則です。
せいろは天然素材のため、洗剤の成分を吸い込んでしまい、次に蒸したときに料理に洗剤の匂いが移ってしまう可能性があります。
- 軽い汚れの場合:熱いうちに、お湯または水でサッと洗い流します。たわしやブラシを使い、目の細かい部分の汚れを優しくかき出しましょう。
- 油っぽい汚れの場合:油汚れがひどい場合は、熱湯をかけながらブラシで擦り落とします。それでも落ちない場合は、少量の塩をブラシにつけて擦ると、天然の研磨剤となり油分を吸い取ってくれることがあります。
「保管」のお手入れ:とにかく乾燥させること
せいろをダメにしてしまう最大の敵は「カビ」です。カビを防ぐためには、使用後の徹底した乾燥が何よりも大切です。
洗った後は、風通しの良い日陰で、完全に乾くまで立てかけて保管しましょう。数日間かかることもありますので、すぐに使いたい場合は2つ以上のせいろをローテーションして使うのがおすすめです。乾燥が不十分なまま棚などにしまうと、すぐにカビが生えてしまうので注意が必要です。
もしカビが生えてしまった場合は、お酢を薄めた水で拭き取り、天日干しを短時間行うことで対処できますが、基本的には日頃の乾燥で予防するのがベストです。
せいろを使う時に必要な「蒸し布」や「鍋」の選び方
せいろ本体を購入する際、同時に準備しておきたいのが、せいろを乗せるための「鍋」と、食材がせいろの底にくっつくのを防ぐ「蒸し布」です。これら関連アイテム選びも、せいろライフの快適さを大きく左右します。
せいろは買えたけど、家に合う鍋がなかった…とならないよう、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
せいろを乗せる「鍋」の選び方
中華せいろを使う場合、せいろを乗せるお鍋は、せいろの底が鍋の中に落ち込まず、縁にしっかりと乗るサイズであることが絶対条件です。
鍋のタイプと注意点
| タイプ | 特徴 | 購入時の注意点 |
| 両手鍋・片手鍋 | 最も一般的で、家庭に一つはあるはず。 | 鍋の内径がせいろのサイズと合っているか。 |
| フライパン | 深さがあるタイプなら代用可能。 | 水がすぐになくならないよう、ある程度深さが必要。 |
| 蒸し板(リング) | せいろと鍋のサイズが合わない時に使うステンレスの輪っか。 | せいろと鍋のサイズ差が許容範囲内か確認。(通常、数cm程度の差ならOK) |
| 専用鍋 | 和せいろによくある、せいろとぴったりセットの鍋。 | せいろと鍋をセットで購入すればサイズ合わせの心配なし。 |
特に蒸し板(蒸しリング)は非常に便利です。これがあれば、多少サイズが違う鍋でもせいろを使うことが可能になるため、「鍋のサイズに合うか不安」という方は、せいろと一緒に購入することをおすすめします。
食材がくっつかない「蒸し布」の選び方
せいろで蒸し料理をする際、肉まんや餃子、おこわなどがせいろの底にくっついてしまうのを防ぐのが「蒸し布(ふかし布)」です。
素材別の特徴
- 綿・麻素材:最も一般的で、耐久性が高く、蒸気の通りが良いのが特徴です。特にガーゼ素材は、余分な水滴を吸い取ってくれるため、ご飯ものをふっくらと仕上げるのに適しています。
- クッキングシート(穴あき):使い捨てができて衛生的ですが、蒸気の通り道を確保するために必ず穴あきタイプか、自分で穴を開けたものを使用しましょう。シリコン加工されているものは、食材がくっつきにくいので便利です。
- キャベツや白菜の葉:餃子や肉まんなどを蒸す際に、野菜の葉っぱを敷くのも、蒸し布の代わりになります。風味も移って一石二鳥です。ただし、葉が変色するため、見た目を気にしない料理に限ります。
蒸し布は、せいろ本体が売っている場所(ホームセンターやネット通販)で一緒に売られていることがほとんどです。複数枚あると、洗い替えができて便利ですよ。
確実に手に入れるなら!ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)が最強説
ここまで様々な実店舗をご紹介してきましたが、「お店に行っても在庫がなかった」「忙しくてなかなかお店に足を運べない」という方には、やはりネット通販が最も確実で最強の購入場所となります。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでは、実店舗をはるかに上回るラインナップの中から、自分の条件にぴったりのせいろを簡単に見つけることができます。
ネット通販の圧倒的なメリット
- 在庫が豊富:実店舗で品切れだったとしても、通販ならすぐに手に入ります。特に、「このサイズじゃないとダメ」「この素材がいい」といったこだわりがある場合に、ネット通販の品揃えは非常に頼りになります。
- 価格比較が容易:複数のショップのせいろを比較検討でき、最も安価なものや、セットでお得なものを見つけやすいです。ポイント還元なども考慮すれば、実店舗よりもお得になることが多いでしょう。
- レビューで失敗を回避:実際に購入した人のレビュー(口コミ)を参考にできるのが最大のメリットです。「竹のささくれがあった」「蓋の閉まりが悪かった」といったネガティブな情報も事前に知ることができるため、失敗のリスクを大幅に減らせます。
- 本格的な老舗の商品も手に入る:実店舗を持たない、あるいは地方の老舗せいろ店の製品も、通販を通じて手軽に購入できます。本格派の和せいろを探している方は、ぜひ老舗のショップ名をGoogleで検索してみましょう。
ネット通販での注意点
ネット通販は便利ですが、いくつか注意点もあります。
- 実物を見られない:竹や木の質感、重さ、蓋の閉まり具合などを実際に手に取って確認できないため、レビューをしっかり読み込むことが重要です。
- サイズを間違えやすい:「直径」を測り間違える、鍋の「外径」と「内径」を勘違いするなど、サイズ間違いによる失敗が多いです。購入前に必ずメジャーで再確認しましょう。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの検索窓に「せいろ 〇〇cm 竹」など、詳細な条件を入れて検索すれば、あなたの希望にぴったりのせいろがすぐに見つかるはずです。
中古でもOK?フリマアプリ(メルカリなど)で買うメリット・注意点
「新品にこだわらない」「珍しいレトロなせいろが欲しい」という方は、メルカリやラクマといったフリマアプリを覗いてみるのも一つの手です。フリマアプリは、一般的なお店には並ばない、ユニークなせいろに出会える可能性があります。
フリマアプリでせいろを買うメリット
- 掘り出し物がある:昔ながらの珍しい和せいろや、現在は生産されていないメーカーのせいろなど、ヴィンテージ品が見つかることがあります。
- 価格交渉ができる:出品者との交渉次第で、新品よりも安価に手に入れられる可能性があります。特に、「未使用だが箱がない」といった商品は狙い目です。
中古品の購入で絶対確認すべき注意点
せいろは食材に直接触れる調理器具です。そのため、中古品を購入する際には、新品以上に注意が必要です。
確認すべき重要ポイント
| ポイント | 詳細な確認事項 |
| カビの有無 | 最も重要!せいろの隙間などに黒っぽいカビがないかを写真で確認し、質問する。 |
| ひび割れ・欠け | 蓋や身の側面に大きなひび割れや、竹・木の欠けがないかを確認。蒸気漏れの原因になります。 |
| 匂い | 写真では確認できないが、「使用時の匂いは残っていませんか?」と質問して確認する。特にカビ臭や洗剤臭は注意。 |
| 付属品 | 蓋と身がセットか、専用の鍋や蒸し板は付属するかを確認。 |
中古のせいろを手に入れた場合は、必ず先述した「使い始め」のお手入れ、特に念入りな熱湯消毒と乾燥を行ってから使用しましょう。また、フリマアプリで探す際は、「メルカリ せいろ 未使用 美品」などのキーワードで検索して、できるだけ状態の良いものに絞り込むことをおすすめします。
【まとめ】自分にぴったりのせいろを見つけて蒸し料理を楽しもう!
せいろがどこで売っているか、そしてどのように選ぶべきか、詳しく見てきました。
最後に、あなたの理想のせいろを見つけるための「お店選びの早見表」をまとめてみました。ぜひ、この表を参考に、購入場所を決定してくださいね。
せいろ購入場所の選び方:タイプ別早見表
| あなたのタイプ | おすすめの購入場所 | 主なせいろのタイプ |
| とにかく安く試したい | ホームセンター、ニトリ、100円ショップ(代替品) | 竹製中華せいろ(簡易的) |
| 品質とデザイン重視(中級) | 無印良品、東急ハンズ、ネット通販 | 竹製中華せいろ(高品質) |
| 本格的な和せいろが欲しい | デパート、調理器具専門店、老舗のネット通販 | 檜・杉の和せいろ |
| 品揃えと価格を比較したい | Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング | すべての種類、全サイズ |
| 珍しいものを安く探したい | フリマアプリ(メルカリなど) | 中古の和せいろ・中華せいろ |
せいろ選びは、まるで相性の良い一生の道具を探すようなもの。
ホームセンターの竹製から、デパートの檜製まで、それぞれに魅力があります。
「まずはお手入れしやすい小さな竹製から」と気軽に始めるのも良し、「一生モノとして奮発して檜製を」と本格的に始めるのも良しです。
この記事を読んで、あなたのせいろライフがさらに豊かで美味しいものになることを、モモストアは願っています。この記事をきっかけに、「せいろ 初心者 レシピ」と検索して、素敵な蒸し料理のレパートリーを増やしてみてくださいね!

