カブトムシはどこで売ってる?販売場所や価格、捕まえ方まで徹底解説!
夏の楽しみといえば、やっぱりカブトムシ!
子供の頃に夢中になって探した方も多いのではないでしょうか。
最近では自然の中で見つけるのが難しくなっている分、「どこで売っているの?」と探す方も増えていますよね。
このページでは、モモストアがカブトムシの販売場所、販売時期、だいたいの価格について、詳しく解説していきます。
身近なホームセンターや意外なお店、そして最近主流になりつつあるオンライン通販まで、徹底的に調査しました!
さらに、購入だけでなく、自分で捕まえたい方向けのマル秘テクニックもご紹介していますので、ぜひ最後まで読んで、今年の夏はカブトムシとの素敵な思い出を作ってくださいね!
・ホームセンターはカブトムシ探しの王道!主要店舗を徹底調査
・ペットショップや専門店なら珍しいカブトムシにも出会える!
・スーパーやディスカウントストアでも売ってる?意外な販売場所
・カブトムシのオンライン通販は種類が豊富!Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング
- カブトムシが販売されるのはいつから?時期をチェック!
- ホームセンターはカブトムシ探しの王道!主要店舗を徹底調査
- ペットショップや専門店なら珍しいカブトムシにも出会える!
- スーパーやディスカウントストアでも売ってる?意外な販売場所
- カブトムシのオンライン通販は種類が豊富!Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング
- フリマアプリ(メルカリなど)でカブトムシを買うのはアリ?
- 国産カブトムシと外国産カブトムシの価格相場を比較
- カブトムシの飼育に必要なグッズと初期費用はどれくらい?
- 【販売以外】カブトムシを自分で捕まえるためのマル秘テクニック
- カブトムシが好きな木と、見つけるためのベストな時間帯
- カブトムシを捕まえる際に注意すべき場所と危険なこと
- 幼虫から成虫まで!カブトムシの一生と飼育の楽しみ方
- 購入・捕獲後にチェックしたいカブトムシが元気な見分け方
カブトムシが販売されるのはいつから?時期をチェック!

カブトムシを探し始める前に、まず知っておきたいのが「いつから店頭に並ぶのか」という販売時期です。
いくらお店を探しても、時期がずれているとカブトムシに出会うことはできません。日本のカブトムシの旬は短いので、タイミングを逃さないように注意が必要です。
販売時期は地域によって差がある?一般的な傾向とピーク
日本のカブトムシ(ヤマトカブト)が羽化して活動を始めるのは、だいたい6月下旬から7月上旬頃です。
これに合わせて、店頭での販売もこの時期からスタートします。
- 販売開始:6月下旬〜7月上旬
- 販売のピーク:7月中旬〜8月上旬(夏休み期間)
- 販売終了:8月下旬
この期間の中でも、最もカブトムシの数と種類が充実するのは、やはり夏休みが始まる7月の中旬から8月の上旬にかけてです。
この時期を狙って探しに行くと、元気で立派なカブトムシに出会える確率がグッと高まりますよ。
ただし、沖縄などの暖かい地域ではもう少し早く、東北や北海道などの涼しい地域では少し遅くなる傾向があります。
また、お店側も在庫切れを避けるため、人気が高まるお盆前後に最も力を入れて販売することが多いです。
「どうしても早くカブトムシが欲しい!」という方は、昆虫専門店や一部のオンラインショップであれば、ハウス栽培などで時期を早めたカブトムシを、6月に入ってから販売していることもあります。早めの情報は Google検索で確認 してみるのがおすすめです。
幼虫と成虫で販売時期は違うの?
カブトムシは成虫のイメージが強いですが、実は幼虫も販売されています。それぞれの販売時期は次のようになっています。
| 形態 | 主な販売時期 | 特徴 |
| 成虫 | 6月下旬〜8月下旬 | すぐに飼育、観察を楽しめる。寿命は短い。 |
| 幼虫 | 秋〜春(9月頃から翌年5月頃) | 育てる楽しみがある。羽化を見届けられる。 |
幼虫からの飼育は、成虫になるまでの過程を観察できるのが大きな魅力です。
秋に購入して適切な環境で冬を越し、翌年の初夏に羽化を待つという長期的な楽しみ方ができます。
最近は、幼虫の飼育セットも充実しているので、初心者の方でも安心してチャレンジできますよ。
ちなみに、成虫は夏が終わると販売がほぼ終了してしまいますので、もし「夏休みの自由研究に使いたい!」という目的があるなら、7月中には手に入れておくのがベストだとモモストアは考えます。
ホームセンターはカブトムシ探しの王道!主要店舗を徹底調査
カブトムシの販売場所として、まず思い浮かぶのがホームセンターではないでしょうか。
特に家族連れの方が気軽に立ち寄れるホームセンターは、毎年カブトムシの特設コーナーを設けているところが多く、最もポピュラーな購入場所と言えます。
コーナン、カインズ、DCMなどの大型ホームセンターの販売状況
大型ホームセンターは、カブトムシの生体だけでなく、飼育に必要なグッズもまとめて手に入るのが最大のメリットです。
主要なホームセンターの販売状況をまとめました。
〇カインズホーム(CAINZ)
カインズホームでは、毎年夏になると園芸用品売り場やペット用品売り場の近くにカブトムシコーナーが登場します。
比較的安価で、元気な国産カブトムシが手に入りやすいのが特徴です。
飼育マットやゼリー、ケースの種類も豊富なので、初心者の方には特におすすめできます。
価格帯はオスで500円〜1,000円程度、メスはさらに安価なことが多いです。
〇コメリ(KOMERI)
特に地方に強いコメリは、地域密着型でカブトムシの仕入れに力を入れている店舗が多いです。
品揃えは店舗の規模によりますが、基本的な飼育セットは必ず揃っています。
また、農作業用品が多いコメリならではで、高品質な腐葉土や昆虫マットが見つかることもありますよ。
〇DCMグループ(ホーマック、カーマなど)
DCMグループも、夏場は昆虫販売に積極的です。
広い敷地を活かして、カブトムシやクワガタの展示方法を工夫している店舗もあり、子供たちが飽きずに楽しめる工夫がされていることもあります。
時期によっては、カブトムシ以外の外国産クワガタなども少量ですが取り扱っていることがあります。
ホームセンターでの購入のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ① 生体と飼育グッズが一度に揃う | ① ほとんどが国産カブトムシのみ |
| ② 価格が比較的安定していて安い | ② 混雑時は在庫切れになることがある |
| ③ 店員さんに簡単な飼育相談ができる | ③ 大きさや形を選べない場合がある |
ホームセンターは、とにかく手軽で安心感があるのが良い点です。
ただし、専門的な知識を持ったスタッフがいるわけではないので、詳しい飼育方法を知りたい場合は、後述の専門店や、カブトムシ飼育の専門サイト で情報収集するのが確実です。
ホームセンターで見当たらない場合の裏技
「お店に行ったけどカブトムシが見当たらない…」という場合、実は意外なところに置かれていることがあります。
- 裏技1:園芸用品売り場をチェック
カブトムシは「ペット」というよりも「昆虫」として、園芸用品の土や肥料の近くに置かれていることが意外と多いです。 - 裏技2:店舗の裏側や屋外倉庫を確認
カブトムシは直射日光を嫌うため、涼しい屋外の影や、普段はお客さんが入らない倉庫の入り口付近にひっそりと置かれていることがあります。
もし店内に見当たらなければ、臆せず店員さんに「カブトムシはどこにいますか?」と聞いてみるのが一番の近道です。夏の人気商品なので、在庫がないことは稀ですが、置いてある場所が毎年変わることもありますよ。
ペットショップや専門店なら珍しいカブトムシにも出会える!
国産のカブトムシでは物足りない、もっと珍しい種類や立派なサイズのカブトムシが欲しいという方におすすめなのが、ペットショップや昆虫専門店です。
これらの店舗は、カブトムシの生体の管理や知識が豊富で、より安心して購入できるのが魅力です。
アミーゴ、ひごペットなど主要ペットショップの取り扱い
全国展開している大型のペットショップでは、カブトムシの販売に力を入れている店舗が多いです。
〇アミーゴ、ひごペットフレンドリー
これらのペットショップでは、犬猫などの哺乳類だけでなく、爬虫類や昆虫コーナーが充実しています。
国産カブトムシはもちろんのこと、ヘラクレスオオカブトやアトラスオオカブトといった外国産カブトムシを取り扱っていることもあります。
特にヘラクレスオオカブトは人気が高く、時期になると特設コーナーが設けられることも多いですよ。
ペットショップの利点は、専門の知識を持ったスタッフが多いことです。
初めて外国産カブトムシを飼育する場合でも、温度管理やエサの与え方など、細かいアドバイスをもらえるので安心です。
〇昆虫専門店(クワガタ・カブトムシ専門)
カブトムシの「本気」を求めるなら、昆虫専門店を訪れるのがベストです。
専門店では、一般のお店ではまず見かけないような超大型の国産カブトムシや、世界各地の珍しいカブトムシ、稀少な色のカブトムシなどが販売されています。
専門店は価格帯は高めですが、その分品質管理が徹底されており、血統書付きの個体や、ブリード用のペア個体なども手に入ります。
マニアの方々が集まる場所でもあるので、店員さんや他のお客さんと情報交換ができるのも楽しみの一つです。
外国産カブトムシを購入する際の注意点
外国産カブトムシはとても魅力的ですが、購入する際にはいくつかの注意点があります。
- 注意点1:温度管理
熱帯性のカブトムシが多いので、日本の夏の暑さでは弱ってしまうことがあります。
特に25度以下を保つためのエアコンや、ワインセラーを利用した温度管理が必要になることが多いです。 - 注意点2:自治体の条例確認
一部の外国産昆虫は、万が一逃げ出した際に日本の生態系を乱す恐れがあるため、飼育や譲渡に制限がある場合があります。必ずお住まいの自治体の条例を確認しましょう。 - 注意点3:価格帯の確認
ヘラクレスオオカブトなどの人気種は、小さなものでも数千円、大型で血統の良い個体だと数万円を超えることも珍しくありません。
事前に 価格相場をリサーチ しておくことをおすすめします。
ペットショップや専門店は、カブトムシへの愛情が深く、知識も豊富なので、何か困ったことがあったらすぐに相談できる環境が整っているのが心強いですね。
スーパーやディスカウントストアでも売ってる?意外な販売場所
「ホームセンターや専門店は遠い…」という方もいらっしゃるかと思います。
実は、私たちが普段利用しているスーパーやディスカウントストアでも、カブトムシが販売されていることがあるのをご存知でしょうか?
思いがけない場所での出会いが、夏の思い出をより一層特別なものにしてくれますよ。
イオンやイトーヨーカドーなどの大型スーパー
イオンやイトーヨーカドーなどの大型スーパーは、夏休み期間になると特設の「おもちゃ・レジャー用品コーナー」または「園芸・ペットコーナー」にカブトムシを置くことがあります。
- 販売時期:主に7月の中旬から8月のお盆にかけて
- 取り扱い:基本的には元気な国産カブトムシのオス・メス
- 価格帯:ホームセンターと同等か、少し高めの設定が多い
スーパーのメリットは、買い物のついでに立ち寄れる手軽さです。
特に、都市部の店舗では、子どもたちの目に留まりやすいように、非常に目立つ場所に展示されていることが多いです。
ただし、専門的な飼育用品の品揃えはホームセンターに比べて劣るため、マットやゼリーは事前に購入しておくことをおすすめします。
ドン・キホーテなどディスカウントストアの販売事情
ドン・キホーテのようなディスカウントストアは、「何でも揃う驚安の殿堂」というだけあって、カブトムシの取り扱いがある店舗も存在します。
しかし、全店舗で取り扱っているわけではなく、また毎年必ず販売するというわけでもありません。
- 取り扱い:店舗の規模や地域、その年の仕入れ状況による
- 特徴:飼育用品とセットで販売されていることが多い
ディスカウントストアで見かけた場合は、それは「ラッキーな出会い」だと思って良いでしょう。
もし見つけたら、その場で即決するのが鉄則です。すぐに売り切れてしまう可能性が高いので、迷っている暇はありませんよ!
その他の意外な販売場所は?
さらに、カブトムシは以下のような場所でも一時的に販売されることがあります。
- 道の駅やサービスエリア:
地元の昆虫愛好家が持ち込んだ、元気なカブトムシを販売していることがあります。田舎の道の駅などは特に狙い目です。 - 地域のお祭りや縁日:
夏祭りなどで、子ども向けの「カブトムシ・クワガタくじ」や販売ブースが出ていることがあります。 - 一部のガチャガチャ(カプセルトイ):
最近では、カブトムシのフィギュアではなく、本物のカブトムシの幼虫や、孵化前の卵が入ったカプセルトイが話題になることがあります。これは非常に稀ですが、見つけたらぜひチャレンジしてみてください。
このように、カブトムシは私たちが思っている以上に様々な場所で販売されています。
ふと立ち寄ったお店で見つかることもあるので、夏の期間は常にアンテナを張っておくと良いでしょう。
カブトムシのオンライン通販は種類が豊富!Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング
「お店を回る時間がない」「珍しい種類のカブトムシが欲しい」という方に今や主流なのが、オンライン通販での購入です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、驚くほど多種多様なカブトムシや飼育用品が販売されています。
通販サイトごとの特徴と選び方
大手通販サイトは、それぞれに強みがあります。
〇Amazon(アマゾン)
Amazonでは、「すぐに届く」というスピード感が最大の魅力です。
プライム会員であれば翌日配送が可能な商品も多く、急にカブトムシが必要になった時に大変便利です。
ただし、販売者(出品者)が個人であることも多いので、レビューや評価をしっかりチェックしてから購入しましょう。
飼育ケースとマット、ゼリーがセットになった「初心者向けオールインワンセット」も豊富に揃っています。
特に、カブトムシの飼育は夏の暑い時期に行うため、配送の速さはカブトムシの体調を守るうえで非常に重要です。
〇楽天市場・Yahoo!ショッピング
楽天市場やYahoo!ショッピングでは、昆虫専門のブリーダーが運営するショップが多く出店しています。
そのため、血統のしっかりした個体や、特定の産地のカブトムシなど、マニアックな商品が見つかりやすいのが特徴です。
ポイントアップキャンペーンなども頻繁に行われるので、飼育用品を大量に購入する際は、ポイントを意識して選ぶとお得になります。
これらのサイトでは、商品の説明文にカブトムシのサイズ(角の長さ)や重さが細かく記載されていることが多く、こだわって選びたい方におすすめです。
通販でカブトムシを購入する際の注意点
手軽な通販ですが、生き物を購入する上での注意点もあります。
- 注意点1:死着保証の確認
輸送中にカブトムシが弱ってしまったり、最悪の場合「死着」してしまうリスクがあります。
信頼できるショップは、「死着保証」や「交換対応」の規定を明確に設けていますので、購入前に必ず確認しましょう。 - 注意点2:温度対策の確認
真夏の配送は、箱の中が高温になる危険があります。
ショップが保冷剤や断熱材を適切に使用しているか、発送方法(クール便の有無など)も確認しておくと安心です。 - 注意点3:到着後のケア
カブトムシが届いたら、すぐに直射日光の当たらない涼しい場所で静かに休ませてあげましょう。
すぐにエサを与えず、まずは環境に慣れさせることが大切です。
オンライン通販は、種類、サイズ、価格を比較検討しやすいという点で、現代のカブトムシ探しの強力なツールとなっています。
特に外国産カブトムシを探している方は、ぜひ一度 ネット通販のラインナップ を見てみてください。その豊富さに驚くはずですよ。
フリマアプリ(メルカリなど)でカブトムシを買うのはアリ?
最近では、カブトムシの取引がフリマアプリやオークションサイトでも活発に行われています。
特にメルカリやヤフオク!では、趣味でカブトムシをブリードしている個人の方が出品しているケースが多く見られます。
ここでは、フリマアプリでの購入のメリットと、気をつけるべきポイントを詳しく解説します。
フリマアプリで購入するメリットとデメリット
フリマアプリでの購入は、一般の店舗や専門ブリーダーからの購入とは異なる魅力とリスクがあります。
〇メリット
- 掘り出し物が見つかる可能性:
専門店では高価な血統の良い個体や、珍しい色のカブトムシが、格安で出品されていることがあります。 - 幼虫や卵の取引が豊富:
成虫だけでなく、幼虫や卵のセット販売が豊富で、より安価に購入できることが多いです。 - 地域限定の取引が可能:
出品者と直接受け渡しができる場合があり、輸送によるストレスを避けられることがあります。
〇デメリット
- 死着保証がないことが多い:
個人間の取引のため、輸送中の事故や死着に対しての保証がない場合がほとんどです。 - 品質のバラつき:
飼育環境や血統に関する情報が、専門店ほど明確でないことがあります。 - 取引マナーの問題:
購入後の質問に対する対応が遅いなど、個人間の取引ならではのトラブルが発生する可能性もあります。
トラブルを避けるために確認すべき3つのこと
フリマアプリでカブトムシを購入する際は、トラブルを避けるために以下の3点を必ず確認しましょう。
確認点1:出品者の評価と説明文
過去の取引の評価をチェックし、「生き物」の取引実績があるか、評価は良好かを必ず確認してください。
また、説明文に「死着保証なし」と書かれている場合は、そのリスクを理解した上で購入しましょう。
確認点2:生体の状態を示す写真
写真が鮮明であるか、複数枚掲載されているかを確認しましょう。
可能であれば、最近の日付で撮影された写真を追加でアップロードしてもらうよう依頼すると、より安心です。
確認点3:発送方法と梱包
カブトムシは生き物なので、「宅急便」や「ゆうパック」などの追跡・補償がある方法で送ってもらうように依頼しましょう。
定形外郵便などの安価な発送方法は、輸送中の環境が悪くなりがちなので避けるべきです。
梱包に関しても、「保冷剤を使用するか」「通気孔があるか」などを質問し、丁寧に扱ってもらえるかを確認しておきましょう。
フリマアプリは、お得にカブトムシを手に入れることができる魅力的な方法ですが、自己責任の度合いが高い取引であることを理解して、慎重に進めるようにしてくださいね。
国産カブトムシと外国産カブトムシの価格相場を比較
カブトムシを購入する際、気になるのが価格です。国産カブトムシと外国産カブトムシでは、価格に大きな開きがあります。
ここでは、それぞれの種類と大きさによる価格相場を比較し、購入予算の目安を立てるお手伝いをします。
国産カブトムシ(ヤマトカブト)の価格帯
日本の夏を彩るヤマトカブトは、最も身近で手に入れやすい種類です。
価格は、販売場所やサイズ、時期によって変動しますが、だいたい以下のようになっています。
| 販売場所 | オス(1匹)の価格相場 | メス(1匹)の価格相場 |
| ホームセンター・スーパー | 500円〜1,000円 | 300円〜600円 |
| オンライン通販 | 800円〜1,500円(送料別) | 500円〜800円(送料別) |
| 昆虫専門店 | 1,200円〜3,000円(大型個体) | 800円〜1,500円(大型個体) |
| 幼虫(1匹) | 300円〜800円(販売場所問わず) | – |
価格が高くなるのは、角が長く、体の大きな「大型個体」や、血統が明確な「ブリード個体」です。
特に70mmを超えるような立派なオスは、専門店では2,000円以上の値がつくこともあります。もちろん、自分で捕まえることができれば0円で楽しめますよ!
外国産カブトムシ(ヘラクレス、アトラスなど)の価格帯
外国産カブトムシは、その迫力ある姿から非常に人気が高く、国産とは比べ物にならないほど高価になることがあります。
ここでは代表的な人気種である「ヘラクレスオオカブト」と「アトラスオオカブト」の価格相場を見てみましょう。
〇ヘラクレスオオカブト
「世界のカブトムシの王様」と呼ばれるヘラクレスオオカブトは、その大きさによって価格が劇的に変わります。
- 小型(約100mm以下):オスで5,000円〜10,000円
- 中型(約120mm前後):オスで10,000円〜30,000円
- 大型(約150mm以上):オスで30,000円〜100,000円以上(血統による)
メスはサイズにあまり差がないため、一般的に数千円程度で取引されます。
ヘラクレスは長寿なのも魅力で、適切な飼育環境であれば半年〜1年近く生きますが、その分、初期投資も高くなります。
〇アトラスオオカブト、コーカサスオオカブト
これらのカブトムシは、ヘラクレスほど高価ではありませんが、それでも国産カブトムシよりは高値です。
- オス(1匹):2,000円〜5,000円程度
外国産カブトムシは、流通量や為替レート、その年のブリード状況によって価格が大きく変動します。
特に人気種の動向は常に変わるので、購入前には 最新の相場情報 を確認することをおすすめします。
価格が高い分、失敗なく飼育できるように、必要な飼育用品も同時に準備しておきましょう。
カブトムシの飼育に必要なグッズと初期費用はどれくらい?
カブトムシを無事にゲットしたら、次は快適に過ごさせてあげるための飼育環境を整える必要があります。
必要なグッズは比較的シンプルですが、何を揃えるかで初期費用は大きく変わってきます。
ここでは、カブトムシ飼育に必要なマストアイテムと、初期費用の目安をご紹介します。
マストで揃えたい!カブトムシ飼育の必需品リスト
カブトムシを健康的に飼育するために、絶対に欠かせない「マストアイテム」はこの4点です。
- 飼育ケース:
カブトムシが動き回れる十分な広さが必要です。小型のケースだとストレスが溜まる原因になるため、中型(W30cm程度)以上を選びましょう。
また、脱走防止のためにフタがしっかり閉まるものが鉄則です。 - 昆虫マット(床材):
カブトムシが潜ったり、休んだりするためのベッドです。「カブトムシ用」と明記された発酵マットを選びましょう。
ケースの底から5〜10cm程度の深さに敷き詰めるのが目安です。 - 昆虫ゼリー(エサ):
栄養価が高く、カブトムシが好む専用ゼリーを選びます。
リンゴやバナナなどの人間の食べ物を与えると、雑菌が湧きやすく、ダニの発生原因にもなるので避けてください。
高タンパクのゼリーは長生きの秘訣です。 - 止まり木・隠れ家:
転倒防止や、オスとメスが喧嘩した際の隠れ場所になります。
マットに潜れないメスが休む場所としても重要です。天然の木や、木の皮などが売られています。
初期費用とランニングコストの目安
これらのグッズを揃えるための初期費用の目安は以下の通りです。(カブトムシ本体の価格は含みません)
| アイテム | 価格帯(目安) | 備考 |
| 飼育ケース(中型) | 800円〜2,000円 | フタが頑丈なものを選ぶと安心 |
| 昆虫マット(10L) | 1,000円〜2,000円 | 交換頻度によってサイズを選ぶ |
| 昆虫ゼリー(50個入り) | 800円〜1,500円 | 高タンパクタイプは少し高め |
| 止まり木・隠れ家 | 500円〜1,000円 | 100均の木材などで代用も可能 |
| 合計初期費用 | 約3,100円〜6,500円 |
ランニングコストとしては、主に昆虫ゼリーとマットの追加購入費がかかります。
カブトムシが元気だとゼリーの消費は早いですし、マットは衛生のために月1回程度は交換が必要です。
ゼリーは50個入りで約1ヶ月〜1.5ヶ月分、マットは10Lでケース2回分くらいが目安になります。
便利なアイテム:飼育の質を高めるプラスαグッズ
必須ではありませんが、あるとカブトムシの飼育がもっと快適になるグッズもあります。
- 霧吹き:
マットの乾燥を防ぎ、適度な湿度を保つのに使います。乾燥はカブトムシの体力を奪います。 - 温度計・湿度計:
外国産カブトムシには特に重要です。国産カブトムシでも、28度を超えるような環境は避けるように管理しましょう。 - 防虫シート(ダニ対策):
カブトムシにダニがつくのを防ぐためのシートです。衛生的な環境を保つためにも有効です。
飼育セットは、これらのアイテムが全て揃って販売されているものも多いので、初めて飼育する方は、セット商品を購入するのが一番簡単で確実です。
特にAmazonや楽天市場では「カブトムシ飼育セット」で検索すると、評価の高い商品がたくさん見つかりますよ。
【販売以外】カブトムシを自分で捕まえるためのマル秘テクニック
「買うのもいいけど、やっぱり自分で捕まえたい!」という方も多いでしょう。
カブトムシ捕りは、夏の夜の最高のレジャーです!
しかし、ただ闇雲に探すだけでは見つかりません。ここでは、モモストアが実践している「確実にカブトムシを捕まえる」ためのマル秘テクニックを伝授します。
トラップ(仕掛け)を使った最も効率の良い捕獲法
カブトムシは、樹液を求めて夜間に活動します。
その習性を利用して、カブトムシを特定の一箇所におびき寄せる「トラップ」を仕掛けるのが最も効率的です。
〇王道はバナナトラップ!その作り方と設置方法
最も有名で効果的なのがバナナトラップです。カブトムシが好きな、発酵した甘い匂いで誘い出します。
- バナナの準備:
熟したバナナを皮ごと適当な大きさに潰し、そこに焼酎(または日本酒)を少量と、黒砂糖(またはメープルシロップ)を混ぜます。 - 発酵させる:
これをビニール袋に入れ、半日〜1日ほど温かい場所に放置して発酵させます。匂いが強烈になるのが成功のサインです。 - 設置:
発酵したバナナをガーゼやネットで包み、カブトムシがいそうなクヌギやコナラの木に紐でしっかりと結びつけます。
このトラップを仕掛けるのは夕方(日没前)です。そして、カブトムシが集まり始める夜9時頃から深夜にかけて見回りに行くと、驚くほどたくさんのカブトムシに出会えますよ。
〇光を使った捕獲法(街灯・自動販売機)
カブトムシは、夜間の強い光に集まる習性もあります。
特に有効なのは、山に近い地域にある街灯や、木々に囲まれた場所にある自動販売機の光です。 夜間に見回りに行くと、光の下の地面や、自動販売機の側面にカブトムシが張り付いているのをよく見かけます。
この方法はトラップを仕掛ける手間がない分、手軽にチャレンジできますね。
捕獲に行く際の服装と持ち物チェックリスト
夜の山や林は危険がいっぱいです。安全にカブトムシ捕りを楽しむために、以下の準備を怠らないようにしましょう。
- 服装:
長袖、長ズボン、帽子(木の枝から頭を守るため)
長靴や運動靴(サンダルは厳禁) - 持ち物:
強力な懐中電灯(ヘッドライトが便利)、虫よけスプレー、虫かご、捕獲網、軍手、飲み物。 - 注意点:
ハチやマムシなどの危険生物、また、蚊などの虫刺され対策は必須です。
できる限り一人ではなく、大人数で行動するようにしましょう。
捕獲場所は、地元の図書館やインターネットで「雑木林」や「クヌギの木」が多い場所を事前に調べておくのがおすすめです。
また、私有地に無断で入るのは絶対にやめてくださいね。
カブトムシが好きな木と、見つけるためのベストな時間帯
カブトムシ捕りの成功の鍵は、彼らが大好きな「特定の木」と、活動が活発になる「特定の時間帯」を知ることです。
闇雲に探す時間を短縮し、効率よくカブトムシに出会うための知識を深めましょう。
カブトムシが最も集まる「樹液の出る木」を特定する
カブトムシは、木の樹液を栄養源としています。特に、樹液が豊富に出る木を重点的に探しましょう。
〇クヌギとコナラが二大巨頭
カブトムシが最も好むのは、クヌギ(檪)とコナラ(小楢)の木です。
これらの木は、幹に傷がつくと発酵した甘い樹液を出しやすく、カブトムシにとって最高のレストランとなります。
- 見分け方:
クヌギは葉の裏が白っぽく、ドングリの帽子(殻斗)にフサフサの毛が生えているのが特徴です。
コナラはクヌギよりも葉が小さく、ドングリの帽子には毛がありません。
もし、幹の途中から黒っぽい液体が垂れていて、甘酸っぱい匂いがしたら、それが樹液です。
樹液が出ている場所の周辺や、木の根元を重点的に探すと、カブトムシやクワガタ、カナブンなどが集まっているのが見つかるはずです。
〇その他のカブトムシスポットになる木
クヌギやコナラ以外にも、カブトムシが好む木はあります。
- ヤナギ(柳):
水辺に生えていることが多く、こちらも樹液を出すことがあります。 - シイやカシ:
樹液はあまり出ませんが、近くにクヌギやコナラがない場合、これらの木でも見つかることがあります。
大切なのは、「一本の木だけを見るのではなく、その周辺の木々を幅広くチェックする」ことです。
特に、雑木林の入り口付近や、林道沿いの木は、比較的見つけやすいですよ。
カブトムシを探すのに最も適した「ベストタイム」
カブトムシは夜行性です。活動のピークを知り、効率的に捕獲に挑みましょう。
〇一番の狙い目は「夜9時以降」
カブトムシは、日没後に活動を開始しますが、最も樹液を吸いに集まるのは、周囲が完全に暗くなった夜9時頃から深夜にかけてです。
この時間帯に懐中電灯を持って樹液の出ている木を照らすと、驚くほど多くのカブトムシが食事をしている姿が見られます。
〇早朝も実は穴場!
「夜はちょっと怖い…」という方は、早朝(日の出直後、午前5時〜6時頃)も狙い目です。
夜間に樹液を吸いに来たカブトムシが、まだ木から離れずにいることが多く、朝露に濡れた姿を見つけることができます。
早朝は人も少なく、捕獲競争率も低いので、穴場の時間帯と言えます。
【天候のポイント】
カブトムシは、雨上がりで湿度が高く、蒸し暑い夜を好みます。
前日が雨で、翌日の夜が晴れるという日は、特に期待大ですよ!
ただし、雷や強風の日は非常に危険 なので、無理をせず安全を優先してください。
カブトムシを捕まえる際に注意すべき場所と危険なこと
カブトムシ捕りは楽しいですが、山や林は自然の一部であり、危険も潜んでいます。
特に夜間の活動は注意が必要です。ここでは、カブトムシ捕りをする際に絶対に注意すべき場所や、遭遇する可能性がある危険なことについて解説します。
立ち入ってはいけない「危険な場所」リスト
カブトムシがいそうだからといって、どこでも入っていいわけではありません。以下の場所は立ち入らないようにしましょう。
- 私有地(畑、庭、山林など):
他人の土地に無断で立ち入るのは不法侵入です。必ず所有者の許可を得るか、公の公園や林道で探しましょう。 - 電柱や送電線の下:
カブトムシは電柱の光にも集まりますが、電線や電気設備に近づくのは感電の危険があり非常に危険です。絶対に手を出さないでください。 - 崖や急斜面、水辺の近く:
特に夜間は足元が見えにくく、滑落や転倒の危険があります。安全な足場が確保できる場所でのみ活動しましょう。 - 立ち入り禁止の看板がある場所:
危険な獣が出没したり、整備されていない危険な場所である可能性が高いです。看板の指示には必ず従いましょう。
カブトムシが見つからなくても、安全が最優先です。無理な場所には絶対に立ち入らないでください。
夜の林で遭遇する可能性のある危険生物
夜間にカブトムシ捕りをする際、注意すべきはカブトムシだけではありません。危険な生物に遭遇する可能性があります。
〇ハチ(スズメバチなど)
樹液にはカブトムシだけでなく、スズメバチなどのハチも集まります。
ハチは昼間だけでなく、夜間も活動していることがあります。もしハチを見かけたら、絶対に刺激せず、静かにその場を離れましょう。
カブトムシを捕獲しようとして、ハチの巣を刺激してしまうケースもあります。木の穴や、地面の穴には近づかないようにしましょう。
〇ヘビ(マムシなど)
木の根元や草むらには、毒を持つマムシなどが潜んでいる可能性があります。
長靴を履き、草むらや木の根元を不用意に踏みつけないように注意が必要です。懐中電灯で足元をしっかり照らしながら歩きましょう。
〇野生動物(イノシシ、シカなど)
山間部や田舎の林では、イノシシやシカ、運が悪いとクマなどに遭遇する可能性もあります。
野生動物は基本的に人間を避けますが、特に親子連れの動物には近づかないでください。
鈴やラジオなどで音を出しながら歩くと、動物の方から避けてくれることが多いです。
カブトムシ捕獲後のモラルとマナー
カブトムシ捕りを楽しむ上で、自然環境を守るためのマナーも大切です。
- 必要以上に捕獲しない:
飼育できる分だけを捕まえ、必要以上に捕獲して捨てるようなことは絶対にやめましょう。 - 木を傷つけない:
ナイフなどで木の幹を削って樹液を出させるのは、木を枯らす原因になります。
自然に樹液が出ている木を探すか、トラップを使いましょう。 - ゴミは持ち帰る:
バナナトラップの残骸や、飲み物のゴミなどは全て持ち帰り、来た時よりも綺麗にする気持ちでいましょう。
カブトムシ捕りは、自然との調和を楽しむ遊びです。マナーを守って、安全に、そして楽しく夏の思い出を作りましょう。
幼虫から成虫まで!カブトムシの一生と飼育の楽しみ方
カブトムシは、成虫になってからの寿命は短いですが、幼虫として過ごす期間が長く、その一生を通して様々な姿を見せてくれます。
カブトムシの一生を知ることで、飼育がより一層楽しくなり、命の大切さを学ぶことができます。
カブトムシのライフサイクルを理解しよう
カブトムシは、「完全変態」をする昆虫です。卵→幼虫→サナギ→成虫という劇的な変化を遂げます。
- 卵(約10日〜2週間):
メスが産卵した卵は、土の中で静かに孵化を待ちます。 - 幼虫(約10ヶ月〜1年):
これが一生の中で最も長い期間です。腐葉土や朽木を食べて成長し、体重を増やしていきます。
この時期に適切な栄養を与えることが、立派な成虫になるための鍵です。 - サナギ(約3週間〜1ヶ月):
幼虫が土の中で「蛹室(ようしつ)」という部屋を作り、サナギになります。この時期は最もデリケートで、衝撃を与えたり、触ったりするのは厳禁です。 - 成虫(約1〜3ヶ月):
サナギから羽化し、土から出て活動を開始します。この時期が、私たちが観察できる「夏のカブトムシ」です。
成虫としての寿命は短いですが、約1年の大半を幼虫として過ごし、次の世代に命を繋いでいきます。
このサイクルを自宅で観察できるのは、カブトムシ飼育の醍醐味と言えます。
幼虫飼育の楽しみと注意点
幼虫からの飼育は、成虫の飼育とはまた違った楽しさがあります。
〇幼虫飼育の魅力
- 成長を見守る楽しみ:
最初は小さな幼虫が、秋には驚くほど大きくなり、指先ほどにもなる姿を観察できます。 - 羽化の感動:
幼虫からサナギになり、そして成虫へと変わる「変態の瞬間」を見届けられるのは、何にも代えがたい感動があります。
〇幼虫飼育の注意点
- マットの品質:
幼虫の栄養源となるマットは、「幼虫用」と明記された高品質な発酵マットを選びましょう。
マットが悪いと、大きくならなかったり、羽化不全の原因になります。 - 温度管理:
冬場は特に、凍らない程度の温度(5度〜15度程度)を保てる場所で管理しましょう。 - 多頭飼育の可否:
カブトムシの幼虫は基本的に共食いをしないため、大きなケースであれば多頭飼育が可能です。
ただし、蛹室を作る時期になると、他の幼虫の振動で蛹室を壊してしまう危険性があるので、その時期が近づいたら個別に分ける方が安全です。
もし、幼虫飼育に興味が出てきたら、秋頃にホームセンターやオンラインショップで「カブトムシの幼虫」を探してみてください。
幼虫から育てて、翌年の夏に立派な成虫を羽化させる喜びは、きっと忘れられない思い出になりますよ。
購入・捕獲後にチェックしたいカブトムシが元気な見分け方
カブトムシをせっかく手に入れたのなら、できるだけ長く、元気に過ごしてほしいですよね。
購入時や捕獲後に、そのカブトムシが健康で長生きできる「良いカブトムシ」かどうかを見分けるためのポイントを知っておきましょう。
モモストアが教える、元気なカブトムシを見分けるチェックリストです。
すぐに使える!元気なオス・メスを見分ける5つのポイント
店頭に並んでいるカブトムシの中から、より元気な個体を選ぶために、以下の5点をチェックしてみてください。
- ツノと体全体にツヤがあるか?:
健康なカブトムシは、ツノや体に自然なツヤがあります。
ツヤがなく、粉を吹いたように白っぽくなっている個体は、弱っているか、寿命が近い可能性があります。 - 動きが活発で力強いか?:
ケースの底に置いた時、すぐにマットに潜ろうとしたり、足の力が強く、手に持った時にガシッと掴んでくる個体は元気な証拠です。
動きが鈍く、ひっくり返ってもなかなか起き上がれない個体は避けた方が無難です。 - フ節(足の先)が全て揃っているか?:
カブトムシは、喧嘩やストレスで足の先(フ節)を失ってしまうことがあります。
フ節がないとマットに潜ったり、エサを食べたりする力が弱くなるため、足が全て揃っているかをチェックしましょう。 - ゼリーを食べているか?:
販売ケース内でゼリーを夢中で食べている個体は、食欲旺盛で元気な証拠です。
ゼリーから離れてケースの隅でじっとしている個体は、体調が優れない可能性があります。 - 羽(上翅)に傷がないか?:
激しい喧嘩をした個体は、背中の硬い羽(上翅)に傷がついていることがあります。
傷があるとそこから雑菌が入る原因になるため、なるべく無傷の個体を選びましょう。
長生きさせるための購入後のケア
元気なカブトムシを選んだ後も、自宅でのケアが非常に重要です。
特に、購入直後のカブトムシは輸送や環境の変化で疲れていることが多いので、優しく接してあげましょう。
〇静かな場所で休ませる
購入したカブトムシは、直射日光が当たらない、静かで涼しい場所に置いてあげましょう。
子供が頻繁に触ったり、ケースを揺らしたりするのはストレスになるので、最初の数日間はそっとしておくのが大切です。
〇環境に慣れさせる時間
新しいマットとゼリーを用意し、カブトムシをケースに入れたら、すぐにエサをあげましょう。
ただし、すぐに食べ始めなくても焦る必要はありません。環境に慣れれば自然と活動を始めます。
カブトムシが動き回り、マットに潜り始めることが、「新しい家に馴染んだサイン」です。
〇水分の補給
マットが乾燥していると、カブトムシは体内の水分を奪われて弱ってしまいます。
霧吹きでマットの表面が少し湿る程度に水分を補給し、乾燥を防いであげましょう。
マットを握って、形が崩れない程度の湿り気がベストです。
これらのポイントを参考に、ぜひ立派で元気なカブトムシを見つけ、今年の夏を思いっきり楽しんでくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
モモストアが、カブトムシの販売から捕獲、飼育の全てについて解説させていただきました。
ホームセンターやオンライン通販でカブトムシを見つけるのは比較的簡単ですが、もし「外国産の大型個体を飼育してみたい」という場合は、
やはり昆虫専門店や、専門店が出品している楽天市場やYahoo!ショッピングの利用が確実です。
また、自分で捕まえる場合は、夜間の安全対策と、クヌギやコナラといった特定の木を見つけることが重要です。
特に夜9時以降のバナナトラップの見回りなどは、大人にとってもワクワクする時間になるはずですよ!
カブトムシを飼育することで、命の尊さや自然の偉大さを改めて感じることができますよね。
この情報が、あなたの夏のカブトムシ探しと飼育に役立つことを願っています!
ぜひ、あなたが見つけたカブトムシの写真を SNSなどでシェア して、夏の思い出を共有してくださいね。

