バスカーウイスキーが「売ってない!」と話題沸騰!在庫ありの販売店と入手方法を徹底解説
今、ウイスキー好きの間で「コスパ最強のアイリッシュウイスキー」として急速に人気を集めているのが、このバスカー(The Busker)です。
SNSや口コミで「フルーティーで飲みやすい」「この価格でこの味わいは驚異的!」と話題になる一方で、実際に店舗に行ってみると「全然売ってない!」という声も続出していますよね。
とくに定番の「緑」以外の種類は、幻のボトル扱いされることも珍しくありません。この記事では、なぜバスカーウイスキーが見つからないのか、そして最も確実に在庫を見つけるための具体的な販売ルートと入手方法を、筆者(モモストア)が徹底的に調査してご紹介します!
・【朗報】バスカーウイスキーはどこに売ってる?主要な販売店舗一覧
・バスカー「緑・青・赤・グレー」種類別!見つけやすさ・入荷状況
・最も確実に手に入れるならココ!大手通販サイトの在庫状況をチェック
・コンビニ・スーパーで見かけるのはどの種類?探すときのポイント
- バスカーウイスキーが「売ってない」と言われる本当の理由とは?
- 【朗報】バスカーウイスキーはどこに売ってる?主要な販売店舗一覧
- バスカー「緑・青・赤・グレー」種類別!見つけやすさ・入荷状況
- 最も確実に手に入れるならココ!大手通販サイトの在庫状況をチェック
- コンビニ・スーパーで見かけるのはどの種類?探すときのポイント
- ドン・キホーテや酒専門店での在庫傾向と穴場を解説
- バスカーウイスキーの定価はいくら?種類別の価格帯を比較
- なぜこんなに人気?バスカーウイスキーが持つ魅惑的な味わいの秘密
- バスカーウイスキーの美味しい飲み方!ハイボールだけじゃない楽しみ方
- バスカーが見つからない!「似た味わい」の代替アイリッシュウイスキー
- バスカーウイスキーの種類別!選び方とテイスティングノート
- バスカーウイスキーの生産者「ロイヤルオーク蒸溜所」のこだわり
- バスカーウイスキーに関するよくあるQ&A
- 【まとめ】バスカーウイスキーは探せば見つかる!狙い目の種類と場所
バスカーウイスキーが「売ってない」と言われる本当の理由とは?

「バスカーウイスキーがどこにも売っていない!」という声が後を絶たない背景には、いくつかの複合的な理由があります。
単なる人気というだけでなく、このウイスキーが持つ特殊な立ち位置と、日本市場での供給体制が大きく関わっているため、具体的な理由を理解することで、より効率的にボトルを探しやすくなりますよ。
「売ってない」の最大の原因は圧倒的なコスパの良さと受賞歴
バスカーウイスキーの大きな特徴は、その味わいのクオリティに反比例するような「手頃な価格帯」にあります。アイリッシュウイスキーとしては比較的新しい銘柄でありながら、バーボン樽、シェリー樽、そして珍しいマルサラワイン樽という3種類の樽を贅沢に使用しているのがポイントです。
これにより、一般的なアイリッシュウイスキーが持つフルーティーさに加え、トロピカルフルーツやバニラのような華やかなアロマと滑らかな口当たりが実現されています。
しかも、これが2,000円台という破格の値段で提供されているため、ウイスキー初心者からベテランまで、幅広い層から一気に注目が集まりました。
さらに、このバスカーは、世界的な権威を持つ「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション 2021」や「ワインエンスージアスト誌」などで数々の賞を受賞しており、その品質が世界的に認められています。
バスカーウイスキーの受賞歴を詳しく見てみることで、そのすごさがよく分かります。
「美味しくて安い」という最強の組み合わせが、結果的に爆発的な需要を生み出し、供給が追いつかない状況を引き起こしている最大の要因なのです。
定番の「緑」は増産傾向だが、レアな「青・赤・グレー」は極端に少ない
一口に「バスカー」と言っても、実は様々な種類があり、「売ってない」状況も種類によって大きく異なります。
最もスタンダードなのが緑色のラベルの「バスカー アイリッシュウイスキー(トリプルカスク・トリプルスムース)」で、これはブレンデッドウイスキーのカテゴリです。この緑ラベルは人気が高いため、輸入元も増産・再入荷に力を入れています。
しかし、「売ってない」という声が集中するのは、青(シングルモルト)、赤(シングルグレーン)、グレー(シングルポットスチル)といったシングルカスクシリーズのラインナップです。
これらのシングル系は、単に数量が限定的であるだけでなく、特定の酒販店や特定の時期にのみ入荷される傾向があり、流通量が圧倒的に少ないため、一度店頭から姿を消すと再入荷まで時間がかかることが多いのです。
とくに、ウイスキーブームの加熱により、多くの人が「飲み比べたい」という動機で全種類を探すため、レアなボトルはさらに見つかりにくい状況となっています。見つけたとしても、棚に1本だけ残っている「ラスイチ」というケースも珍しくありません。
販売チャネルの絞り込みと購入者の行動パターン
ウイスキーの販売チャネルは、大手スーパー、コンビニ、ディスカウントストア、酒類専門店、そして通販と多岐にわたりますが、バスカーの供給は特定の輸入業者が担っているため、各店舗への割り当てには偏りが出ることがあります。
たとえば、大手スーパーやコンビニでは、回転率の高い緑ラベルを中心に扱うことが多く、赤や青はごく一部の店舗でしか扱われません。
さらに、ウイスキー好きの間では、特定の銘柄が品薄になると、「見つけたら即買い」という行動パターンが定着しています。これにより、棚に並んだとしてもすぐに売り切れてしまい、一般の消費者が来店したときにはもう空になっている、という状況が頻繁に発生しているのです。
このように、供給の偏り、購入者の購買意欲の高さ、そして製品自体の人気という三つの要素が絡み合い、「売ってない」という状況が生まれています。効率的に探すためには、どの種類を、どこで、どう探すかを戦略的に考える必要があります。
【朗報】バスカーウイスキーはどこに売ってる?主要な販売店舗一覧
「売ってない」と言われているバスカーウイスキーですが、もちろん全く売っていないわけではありません。需要が供給を上回っているだけで、特定の販売店やタイミングを狙えば、十分に入手可能です。
ここでは、筆者の調査に基づき、バスカーウイスキーを取り扱っている可能性が高い主要な販売店舗を、その特徴や狙い目と合わせて詳しくご紹介します。ご自身が住む地域でどの店舗が近くにあるか、チェックしてみてください。
酒類専門チェーン(やまや、リカーマウンテンなど)が最も有力な販売店
まず、バスカーウイスキーを見つけるための最有力候補となるのが、全国展開している酒類専門のディスカウントストアやチェーン店です。具体的には「やまや」や「リカーマウンテン(リカマン)」などが該当します。
これらの専門店は、ウイスキーの仕入れに力を入れており、インポーターとの直接的な取引や大量仕入れを行っていることが多いため、他のスーパーやコンビニよりも圧倒的に在庫を抱えている可能性が高いです。
特に、緑の定番ボトルだけでなく、青や赤といったシングルカスクシリーズも、専門店の大型店舗や旗艦店では取り扱っていることがあります。
もし「家の近くに専門店がある」という方は、まずはこれらの店舗の棚をチェックしてみることを強くおすすめします。
ただし、専門店の店員さんもバスカーの人気の高さを知っているため、入荷してすぐに売り切れてしまうこともあります。狙うべきは、入荷のタイミングを店員さんに聞いてみることです。「いつ頃新しいウイスキーが入荷しますか?」と尋ねてみるだけでも、購入できる確率がぐっと上がりますよ。
大手スーパーマーケット(イオン、ロピア、OKストアなど)の在庫傾向
日常生活で利用する大手スーパーマーケットも、バスカーウイスキーの販売チャネルの一つです。
特に、食料品だけでなく酒類にも力を入れている「イオン」「イトーヨーカドー」「ロピア」「OKストア」といった店舗では、ウイスキーコーナーが充実していることが多いです。
しかし、これらのスーパーで見かけるバスカーは、ほぼ例外なく緑の「バスカー アイリッシュウイスキー(ブレンデッド)」に限定されます。
価格帯が手頃で日常的な需要が高いため、スーパーの酒類担当者が定番商品として仕入れているためです。
逆に、青、赤、グレーのシングル系は、スーパーではほとんど見かけることがありません。
スーパーの利点は、「ついで買い」がしやすいことと、週末や給料日後に一気に入荷される傾向があることです。もし緑ラベルを探しているなら、近所の大型スーパーの酒類コーナーを、食料品の買い出しついでに覗いてみましょう。意外とひっそりと棚に並んでいることがあります。
ディスカウントストア(ドン・キホーテ)の取り扱いと穴場情報
様々な商品を扱うディスカウントストアの代表格である「ドン・キホーテ」も、ウイスキーを探す上での隠れた穴場となることがあります。
ドン・キホーテは店舗によって仕入れの自由度が高く、一般的な酒販店では見かけないような珍しいウイスキーや、限定のセット商品などを取り扱っていることがあるためです。
バスカーに関しても、緑の定番ボトルは多くの店舗で見かけますが、稀に青や赤のボトルを扱っている店舗があるという情報も寄せられています。
これは、ドン・キホーテの特定の仕入れルートや、地域店舗の担当者の裁量によるものが大きいため、まさに「運とタイミング」が重要になります。
ドン・キホーテで探す際のポイントは、酒類コーナー全体が充実している「大型店」や「メガドンキ」を狙うことです。小型の店舗よりも、ウイスキーの在庫量が多い傾向にあります。
もし見つからない場合は、店員さんに「バスカーウイスキーは取り扱っていますか?」と尋ねてみるのも有効な手段です。バックヤードに在庫が残っている可能性も否定できません。
バスカー「緑・青・赤・グレー」種類別!見つけやすさ・入荷状況
バスカーウイスキーは、色の異なるラベルで識別されるように、全部で4種類の基本ラインナップがあります。これらの種類によって、市場での「売ってなさ」のレベルが大きく異なってきます。それぞれの特徴と、探す上での難易度を具体的に解説しますので、ご自身の探しているボトルがどのくらいのレア度なのかを確認してみてください。
緑ラベル:バスカー アイリッシュウイスキー(定番)
バスカー アイリッシュウイスキー
これは最も一般的で、市場に流通している量も多い、緑色のラベルのブレンデッドウイスキーです。
アイリッシュウイスキーの「トリプルカスク・トリプルスムース」の名の通り、バーボン樽、シェリー樽、マルサラワイン樽で熟成された原酒がブレンドされており、トロピカルフルーツのような香りと、非常に滑らかな飲み口が特徴です。
【見つけやすさ】:★★★★☆(比較的見つけやすい)
【主な取扱店】:大手スーパー、コンビニ(ローソン、ファミリーマートなど)、ディスカウントストア、酒類専門店、通販サイト
【入手難易度】:日によって棚が空になることもありますが、再入荷の頻度が高いため、根気よく探せば手に入ります。特に通販サイトでは、常に在庫が補充されている傾向があります。
【狙い目】:普段使いやハイボール用に一番人気が高いため、「バスカーデビュー」するならこの緑ラベルから探すのがセオリーです。スーパーやコンビニの入荷直後を狙うのが効果的です。
青ラベル:バスカー シングルモルト(レア度高め)
バスカー シングルモルト
大麦麦芽のみを使用し、バーボン樽とシェリー樽で熟成されたシングルモルトウイスキーで、フルーティーで華やかな香りが際立っています。アルコール度数も44.3%と、ブレンデッドよりも少し高めです。
【見つけやすさ】:★★☆☆☆(稀に見かける)
【主な取扱店】:酒類専門店(やまや、リカーマウンテンの一部大型店)、大手通販サイト
【入手難易度】:高め。緑ラベルに比べると流通量が格段に少なく、店頭で見かけることは非常に稀です。ウイスキー愛好家からの人気も高いため、入荷情報が出るとすぐに売り切れます。
【狙い目】:専門店か、通販サイトの「セット販売」を狙うのが確実です。単体での販売は品切れが多いので、青ラベル目当てで探す場合は、他のシングルカスクシリーズとの抱き合わせ販売をチェックしましょう。
赤ラベル:バスカー シングルグレーン(レア度極めて高し)
バスカー シングルグレーン
トウモロコシなどの穀類を主原料とし、バーボン樽とマルサラワイン樽で熟成させたシングルグレーンウイスキーです。マルサラ樽由来の甘くまろやかな風味が特徴的で、バスカーの中でも個性が光る一本です。
【見つけやすさ】:★☆☆☆☆(幻のボトルレベル)
【主な取扱店】:ごく一部の酒類専門店、限定的な大手通販サイト
【入手難易度】:極めて高い。シングルカスクシリーズの中でも特に流通量が少なく、店頭ではほとんど見かけません。もし店頭で見つけたら、それは非常に幸運だと言えるでしょう。
【狙い目】:基本的に通販サイトで在庫を探すことになります。また、酒販店の「限定入荷」情報や、ウイスキー専門のバーでテイスティングさせてもらう、という間接的な楽しみ方を見つけるのも手です。
グレーラベル:バスカー シングルポットスチル(最もレア)
バスカー シングルポットスチル
アイルランド特有の「ポットスチル(単式蒸留器)」で蒸留された、モルトと未発芽大麦を原料とするウイスキーです。バーボン樽とシェリー樽熟成で、スパイシーさとクリーミーな甘さが調和した、複雑な味わいが魅力です。
【見つけやすさ】:★☆☆☆☆(幻のボトルレベル)
【主な取扱店】:ごく一部の酒類専門店、限定的な大手通販サイト
【入手難易度】:赤ラベルと同様に極めて高い。シングルポットスチルは、そもそも生産量が少ないアイリッシュウイスキーの中でも、さらに希少なカテゴリーに属します。バスカーのラインナップの中でも最も入手が困難だとされています。
【狙い目】:これは「見つけたら即購入」レベルのレアアイテムです。価格も他のバスカーより高めに設定されていることが多く、ウイスキーコレクターが追い求める一本となっています。再入荷情報は常にチェックしておきましょう。
最も確実に手に入れるならココ!大手通販サイトの在庫状況をチェック
「近所の店を探し回るのはもう疲れた…」という方にとって、最も効率的で確実性の高い入手方法となるのが、大手通販サイトを利用することです。
通販サイトは、実店舗とは比べ物にならないほどの在庫量を抱えていることが多く、また、全国からの注文を捌くために定期的な入荷を行っているため、タイミングさえ合えば比較的容易にバスカーウイスキーを手に入れることができます。
ただし、通販サイトでも人気が集中するため、押さえておくべきポイントと、チェックすべきサイトの優先順位がありますので、一つずつ見ていきましょう。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングが最強の「探偵ツール」
ウイスキーの品揃えにおいて、Amazon、楽天市場、そしてYahoo!ショッピングの3大プラットフォームは最強の「探偵ツール」となります。
これらのサイトには、全国の様々な酒販店が出店しており、在庫状況がリアルタイムで反映されているため、「売ってない」と言われているボトルでも、どこかの店舗には残っている可能性が高いからです。
【楽天市場・Yahoo!ショッピングの活用術】
特に楽天市場やYahoo!ショッピングでは、大型酒販店だけでなく、地域に根差した中小の酒屋さんも出店しています。
検索窓に「バスカー ウイスキー」と入力し、検索結果を「価格が安い順」や「在庫あり」で絞り込むことで、思わぬ穴場店舗の在庫を発見できることがあります。
また、これらのサイトでは、緑の定番ボトルだけでなく、青、赤、グレーのシングルカスクシリーズが「飲み比べセット」として販売されていることも多く、レアなボトルを確実に手に入れるための賢い選択肢となります。
【Amazonの活用術】
Amazonでは、大型のディスカウントストアや、信頼できる正規輸入業者が直接販売しているケースもあります。Amazon独自の在庫管理システムにより、頻繁に在庫が補充される傾向があるため、「在庫切れ」と表示されていても、時間を置いてチェックすると復活していることがよくあります。ウィッシュリストに入れておき、通知設定をしておくのがおすすめです。
家電量販店系の通販サイトも意外な狙い目!
「ウイスキーなのに家電量販店?」と思うかもしれませんが、ヨドバシ.comやビックカメラ.comのような家電量販店系の通販サイトも、お酒の販売に非常に力を入れています。
これらのサイトは、実店舗での取り置きサービスに対応していたり、ポイント還元率が高かったりするメリットがあり、特に都市部に住んでいる方にとっては非常に便利です。
バスカーウイスキーに関しても、緑の定番ボトルを中心に、取り扱いが確認されています。これらのサイトの強みは、他の大手通販サイトよりも競争率が若干低い可能性がある点です。
ウイスキー好きの多くは、まず楽天市場やAmazonをチェックするため、家電量販店系のサイトは盲点になりがちです。定期的にチェックリストに加えておくと、他の人が気づかない在庫を見つけられるかもしれません。
メルカリなどのフリマアプリの利用は注意が必要
品薄のウイスキーを探していると、ついついフリマアプリの「メルカリ」や「ラクマ」などに手を出しがちですが、利用する際には注意が必要です。
フリマアプリでは、定価よりも高値で取引されていることが多く、中には状態の悪いボトルや、転売目的で不当に高額な価格設定がされているケースも散見されます。
また、個人のやり取りとなるため、配送時のトラブルや品質保証の問題も無視できません。ウイスキーは繊細な飲み物ですから、保管状態が悪いと風味が損なわれている可能性もあります。
「どうしても今すぐ手に入れたい!」という気持ちは分かりますが、まずは正規の販売ルートである通販サイトや実店舗を徹底的に探し、それでも見つからない場合の「最終手段」として考えた方が賢明でしょう。
コンビニ・スーパーで見かけるのはどの種類?探すときのポイント
「仕事帰りや買い物のついでにサッと手に入れたい」という方にとって、コンビニエンスストアや大手スーパーは最も身近な購入場所です。しかし、これらの店舗では、バスカーウイスキーの「売ってない」状況が特に顕著に出やすい場所でもあります。ここでは、コンビニとスーパーでバスカーを探す際の具体的な状況と、見つけるためのポイントを詳しく解説します。
コンビニ(ローソン・ファミマなど)での販売実態と狙い目
コンビニエンスストアは、全国どこにでもあるため、バスカーウイスキーを見つけることができれば非常に便利です。実際に、ローソンやファミリーマートといった大手コンビニチェーンの一部店舗では、バスカーウイスキーの取り扱いが確認されています。
ただし、コンビニで取り扱われているのは、ほぼ緑の「バスカー アイリッシュウイスキー(ブレンデッド)」の700mlボトルか、あるいは限定販売されたハイボール缶に限定されます。
青・赤・グレーのシングルカスクシリーズがコンビニで販売されることは、まずないと考えて良いでしょう。コンビニの酒類コーナーは陳列スペースが限られているため、回転率の高い定番商品が優先されるからです。
【コンビニでの探し方のポイント】
- 深夜・早朝を狙う:
コンビニは基本的に毎日、あるいは決まった曜日に商品を入荷します。入荷直後であれば、まだ棚に並んでいる可能性が高いため、深夜から早朝の時間帯にチェックしてみるのがおすすめです。 - 酒類コーナーをくまなく探す:
バスカーは他の有名ウイスキー(ジャパニーズやスコッチなど)の隣ではなく、アイリッシュウイスキーのコーナーにひっそりと置かれていることが多いです。棚の上段や下段など、目の高さ以外の場所も探してみましょう。 - 限定ハイボール缶の再販:
過去にはローソン限定でバスカーのハイボール缶が販売され、大きな話題となりました。こうした限定品が再販されるタイミングも、バスカーブランドがコンビニの棚に並ぶ絶好の機会となります。ニュースリリースやSNSの情報をチェックしておくと良いでしょう。
大手スーパーの品揃えと穴場となる店舗の特徴
イオンやイトーヨーカドー、西友などの大手スーパーも、コンビニ同様に緑の定番ボトルを中心に扱っていますが、コンビニよりも在庫量が多い傾向にあります。特に、酒類専門のコーナーを設けている大型店舗や、郊外にある「メガ」が付くような店舗は要チェックです。
また、前述したように「ロピア」や「OKストア」のように、ディスカウントを売りにしているスーパーは、仕入れ価格を抑えるためにバスカーのようなコスパの高いウイスキーを積極的に取り扱っているケースが多いです。これらの店舗が近くにある場合は、定期的に足を運んでみましょう。
【スーパーでの探し方のポイント】
- 土日の午後を避ける:
スーパーは週末の夕方から夜にかけて、家族連れや晩酌用のお酒を求める客で混み合います。特に金曜日の夕方や土日の午後は、ウイスキーが最も売れる時間帯です。入荷があるのは平日が多いので、平日の午前中から昼過ぎを狙うと、売り切れる前に見つけやすいでしょう。 - 地域密着型の酒屋を併設している店舗:
スーパーの中には、独立した酒屋がテナントとして入っている場合があります。こうした併設店舗は、スーパー本体とは異なる仕入れルートを持っている可能性があり、レアな青や赤のボトルを見つける意外な穴場となることがあります。
コンビニもスーパーも、緑の定番ボトルを探すには非常に有効な場所ですが、人気商品のため、棚が空になっていても諦めずに、時間を変えて再訪することが成功の鍵となります。まずは最寄りのコンビニ・スーパーの営業時間と入荷タイミングを観察することから始めてみてください。
ドン・キホーテや酒専門店での在庫傾向と穴場を解説
コンビニやスーパーで見つからなかった場合、次に狙うべきは、酒類に特化した店舗や、独自の仕入れルートを持つディスカウントストアです。ドン・キホーテ(ドンキ)や全国チェーンの酒専門店は、バスカーウイスキーを探す上で、単なる「緑」だけでなく、「赤」や「青」といったレアなシングルカスクシリーズに出会える可能性が高まる場所として、ウイスキー愛好家の間では知られています。ここでは、これらの店舗での在庫傾向と、どのように探せば良いかのヒントをご紹介します。
ドン・キホーテは「緑」の安定在庫と「レア物」の奇跡がある
ドン・キホーテは、その幅広い商品ラインナップと、店舗ごとのユニークな仕入れ体制が魅力です。ウイスキーに関しても、定番品から掘り出し物まで、価格帯も種類も幅広く取り扱っています。
バスカーウイスキーに関して言えば、ほとんどの店舗で緑の定番ボトル(アイリッシュウイスキー)の取り扱いがあります。特に大型の「メガドンキ」では、酒類コーナーが非常に充実しており、在庫が安定していることが多いです。
しかし、ドン・キホーテの真価は、「青(シングルモルト)」や「赤(シングルグレーン)」のようなレアボトルが、何の予告もなく陳列されていることがある点にあります。これは、特定の輸入業者や卸業者との関係、あるいは地域限定の特別仕入れなど、様々な要因によるものです。
【ドン・キホーテを穴場にするための戦略】
- 大型店・郊外店を狙う:
都心部の小型店よりも、郊外にある駐車場付きの大型店(メガドンキなど)の方が、在庫スペースが広く、レアなボトルを仕入れている可能性が高いです。 - ウイスキー陳列棚の隅々まで確認:
バスカーは人気商品のため、目立つ場所にあることもありますが、稀に他のアイリッシュウイスキーや、低価格帯のウイスキーの棚の端に紛れていることがあります。宝探しをするつもりで、棚をじっくりと見て回りましょう。 - POPや値札に注目:
ドン・キホーテは独自のPOPや手書きの値札を多用します。「限定入荷」や「再入荷」といったPOPが付いている場合は、それがレアボトルのサインかもしれません。
酒類専門店の「仕入れの強さ」とテイスティングの機会
「やまや」「リカーマウンテン」「カクヤス」といった酒類専門チェーンは、ウイスキー探しの最後の砦となることが多いです。これらの店舗は、酒のプロフェッショナルであり、バスカーを含む人気ウイスキーの仕入れに最も強い力を持っています。
【酒類専門店で探すメリット】
- 全種類を取り扱っている可能性:
緑だけでなく、青・赤・グレーのシングルカスクシリーズを全て取り扱っているのは、ほぼ酒類専門店だけです。特に大型店では、全種類を並べていることもあります。 - 入荷情報の確実性:
店員さんはウイスキーの知識が豊富で、入荷情報や次回入荷予定について尋ねると、具体的な情報を教えてくれることがあります。「やまやのバスカー入荷状況」などを検索して、口コミを参考にしつつ、直接尋ねてみましょう。 - テイスティングの機会:
一部の専門店や併設されたバーでは、バスカーウイスキーのテイスティングサービスを提供していることがあります。「売ってない」なら、まずは「飲んでみる」というのも一つの手です。
専門店での探し方のコツは、「緑」は安定してあるとして、「青」や「赤」といったレアボトルは、お店のSNSやチラシの情報を事前にチェックしてから来店することです。これらの情報は、瞬時に売り切れる可能性があるため、事前準備が非常に重要になってきます。
バスカーウイスキーの定価はいくら?種類別の価格帯を比較
バスカーウイスキーが「売ってない!」と騒がれる大きな理由の一つに、その定価の安さがあります。しかし、人気が高すぎるため、市場価格は定価から大きく変動しているのが実情です。ここでは、バスカーの主要な4種類の定価(希望小売価格)と、実際に市場で取引されている価格帯を比較し、「適正価格」で購入するための目安をご紹介します。価格の知識を身につけることで、高値掴みを避けることができますよ。
バスカー主要4種類:定価と実売価格の比較表
バスカーウイスキーは、その品質の高さから、実売価格が定価よりも高くなる傾向があります。特にレアなシングルカスクシリーズは、価格が高騰しやすいです。
以下の表は、一般的な販売店や大手通販サイトで取引されている価格帯をまとめたものです。あくまで目安として参考にしてください。
| 種類(ラベル色) | 正式名称 | 定価(目安・税込) | 実売価格帯(目安・税込) | コメント |
| 緑 | バスカー アイリッシュウイスキー | 2,500円前後 | 2,100円~3,000円 | 最も流通量が多く、定価以下で買えることもある。 |
| 青 | バスカー シングルモルト | 3,500円前後 | 3,200円~4,500円 | 品薄のため、定価を超えることが多い。 |
| 赤 | バスカー シングルグレーン | 3,500円前後 | 3,500円~5,000円 | 流通量が少なく、高値になりやすい。 |
| グレー | バスカー シングルポットスチル | 4,000円前後 | 4,000円~6,000円 | 最もレアで、定価以上の価格になることも珍しくない。 |
高騰する実売価格の背景と「転売ヤー」への注意喚起
ご覧の通り、バスカーウイスキーは、緑の定番ボトルを除き、実売価格が定価を上回るケースが非常に多くなっています。これは、メーカーの想定を遥かに超える需要に対して、供給が追いついていないことが最大の原因です。
特に、シングルカスクシリーズは、製造に手間と時間がかかるため、一気に入荷量を増やすことが難しく、その希少性が価格に反映されやすいのです。
この状況に目をつけ、フリマアプリや一部のネットオークションでは、「転売ヤー」による不当な高値での販売が目立ちます。
例えば、定価3,500円程度のボトルが、平気で6,000円や7,000円で出品されていることもあります。もちろん、最終的に購入するかどうかは個人の判断ですが、極端に高い価格での購入は、転売行為を助長してしまうことにもつながりかねません。
適正価格で購入するためには、前述したAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトの正規取扱店や、信頼できる酒販店の実店舗を根気よくチェックし、定価に近い価格での再入荷を待つのが最も賢明な方法です。また、海外の通販サイトの価格を参考にするのも、現在の適正価格を知る上で役立ちます。
飲み比べセットは結果的にコスパが良い選択肢
もし、あなたが青・赤・グレーのレアボトルを含めた全種類を飲んでみたいと考えているなら、「飲み比べセット」や「全種類セット」での購入を検討してみてください。
単体で購入しようとすると、レアなボトルは品切れや高値で手を出しにくいですが、セット販売は比較的高値になりにくく、一度に全種類を手に入れられるという大きなメリットがあります。
セット価格は一見高く見えますが、もし単品でレアボトルを高値掴みしてしまった場合と比較すると、結果的にセットで購入する方が、時間と労力、そして金銭的なコストパフォーマンスが良くなるケースが多いのです。特に通販サイトでは、季節の変わり目や年末年始などに、こうしたセット商品が販売される傾向があります。ウイスキー専門店のオンラインストアや、大手通販サイトの検索窓に「バスカー 全種類 セット」と入力して探してみましょう。
なぜこんなに人気?バスカーウイスキーが持つ魅惑的な味わいの秘密
バスカーウイスキーが、これほどまでに「売ってない」と嘆かれるほど人気を集める最大の理由は、やはりその独特で魅惑的な味わいにあります。特に、アイリッシュウイスキーとしては異例の製法と、トロピカルなフレーバーが、従来のウイスキーファンだけでなく、新しい層の飲酒家も取り込んでいる秘密を、深掘りして解説します。
アイリッシュウイスキーの伝統を破る「3種の樽」
バスカーウイスキーの味わいを語る上で、絶対に欠かせないのが、熟成に使用される「3種類の樽」です。一般的なアイリッシュウイスキーは、バーボン樽やシェリー樽のみを使用して熟成されることが多いのですが、バスカーはこれに加えて非常に珍しい「マルサラワイン樽」を使用しています。
マルサラワインは、イタリアのシチリア島で造られる酒精強化ワイン(フォーティファイドワイン)の一種で、カラメルやバニラ、そしてドライフルーツのような濃厚な甘い香りが特徴です。
このマルサラワインを熟成させた樽でウイスキーを後熟(フィニッシュ)させることで、バスカー特有の「トロピカルフルーツ」のような華やかな香りと、滑らかでとろりとした口当たりが生まれます。
この「3種の樽」の組み合わせが、バスカーを他のアイリッシュウイスキーから一線を画す、非常にユニークな存在にしているのです。この製法こそが、多くの人を虜にする「美味しさの秘密」と言えるでしょう。
フルーティーさとクリーミーさの絶妙なバランス
バスカーの緑ラベル(ブレンデッド)のテイスティングノートを見ると、「プラム」「トロピカルフルーツ」「バニラ」「ハチミツ」といった単語が並びます。これらの単語が示すように、バスカーは非常にフルーティーで甘みが強いウイスキーです。
しかし、単に甘いだけでなく、口に含むとモルトやダークチョコレート、シナモンといった複雑な風味が広がり、最後にはクリーミーでなめらかな余韻が残ります。
この「フルーティーで華やかな香り」と「舌触りの滑らかさ(スムースさ)」の絶妙なバランスこそが、ウイスキー初心者でも抵抗なく飲める最大の要因です。
特に、ウイスキーを飲み慣れていない人にとって、「ピート香(スモーキーフレーバー)」や「アルコールの刺激」が少ないことは、非常に重要な要素です。バスカーはそうした要素が控えめで、優しい甘さが前面に出ているため、「飲みやすい」「美味しい」と感じやすいのです。この飲みやすさが、口コミやSNSでの拡散力を高め、人気に火をつけたと言えます。
個性豊かなシングルカスクシリーズの探求心
緑のブレンデッドでバスカーの魅力に気づいた人々は、次に「青」「赤」「グレー」のシングルカスクシリーズへと興味が移ります。
このシングルカスクシリーズは、それぞれが異なる特徴と個性を持ち、ウイスキー愛好家の「探求心」をくすぐります。
* 青(シングルモルト):よりリッチで華やかな香りを求める人向け。
* 赤(シングルグレーン):マルサラ樽の甘さをより強く楽しみたい人向け。
* グレー(シングルポットスチル):アイリッシュの伝統的な製法と、スパイシーな複雑さを楽しみたい人向け。
このように、シリーズ全体で「バスカーの世界観」を表現しているため、一度ファンになると全種類をコンプリートしたくなる衝動に駆られるのです。このコレクション性の高さも、「売ってない」ボトルを探し求める人の多さにつながっています。
バスカーウイスキーの美味しい飲み方!ハイボールだけじゃない楽しみ方
バスカーウイスキーは、そのフルーティーでスムースな特性から、どんな飲み方でも美味しく楽しめます。特に初心者の方は、ハイボールから入るのが定番ですが、せっかく手に入れた魅惑のボトルですから、ハイボールだけではもったいない!
ここでは、バスカーの個性を最大限に引き出す、いくつかの美味しい飲み方と、それぞれの飲み方で感じられる味わいの変化を詳しくご紹介します。飲み方を変えるだけで、同じボトルが全く違う顔を見せてくれますよ。
バスカーの定番!トロピカルな風味を活かしたハイボール
まず、バスカーの魅力である「トロピカルフルーツの風味」と「スムースな口当たり」を最も手軽に楽しめるのが、ハイボールです。
ウイスキーの香りは開かせつつ、アルコール度数を抑えることで、食事との相性も抜群になります。ハイボールにする際のポイントは、炭酸水だけでなく、柑橘系のフレーバーを少し加えることです。
【モモストアおすすめのバスカーハイボール】
- ライムスライス添え:
グラスに氷をたっぷり入れ、バスカーを注ぎ、冷やした炭酸水で割ります。最後にライムを軽く絞ってスライスを添えると、マルサラ樽由来のトロピカルな香りがライムの爽やかさでさらに引き立ちます。 - ジンジャーエール割り:
通常の炭酸水ではなく、少し甘みのあるジンジャーエールで割ると、バスカーのバニラやハチミツのような甘さが強調され、カクテルのような飲み口になります。
特に、緑のブレンデッドボトルは、ハイボールにしても風味が負けず、スッキリと飲めるため、夏の暑い日や、食後のリフレッシュに最適です。炭酸水は、できるだけ強炭酸で、ミネラル分の少ないクリアなものを選ぶと、バスカー本来の味が引き立ちます。
シングルカスクは「ストレート」と「ロック」でじっくりと
もし、あなたが青、赤、グレーのシングルカスクシリーズを手に入れたなら、まずはストレートかロックでじっくりと味わうことを強くおすすめします。
これらのレアボトルは、ブレンデッドよりもアルコール度数が高く、原酒の個性が強く出ているため、加水や割材で風味を薄めてしまうのは非常にもったいないからです。
【味わいの変化を楽しむ飲み方】
| 飲み方 | おすすめの種類 | 味わいの特徴 |
| ストレート | 青(シングルモルト)、グレー(ポットスチル) | 原酒本来の華やかな香りと、複雑な風味をダイレクトに感じる。チェイサーを準備して、ゆっくりと香りの変化を楽しんでください。 |
| トワイスアップ | 全種類(特に赤やグレー) | ウイスキーと同量の水を加える飲み方です。アルコールの刺激が和らぎ、バスカー特有のトロピカルな香りが最も開きやすいと言われています。 |
| ロック | 緑(ブレンデッド) | 時間の経過とともに氷が溶け、温度が下がることで、まろやかさと甘さが強調されます。ロックは飲み口がスムースなバスカーに最適です。 |
ストレートで飲む際は、グラスの縁から香りを嗅ぎ、舌の上で転がすようにゆっくりと味わうことで、マルサラ樽由来の甘さや、シェリー樽のドライフルーツのような風味をより深く感じることができます。特に、温度が低いと甘さが際立ち、温度が上がると複雑な香りが広がるため、飲み進める中で変化する味わいを楽しむのも、ウイスキーの醍醐味の一つです。
バスカーが見つからない!「似た味わい」の代替アイリッシュウイスキー
「バスカーがどうしても売ってない!」「今すぐフルーティーなアイリッシュウイスキーを飲みたい!」という状況に陥ったときのために、バスカーの持つ「フルーティーさ」「飲みやすさ」「コスパの良さ」といった特徴に共通点を持つ、おすすめの代替アイリッシュウイスキーをいくつかご紹介します。
これらのボトルは、バスカーほど品薄になっていないことが多く、同じように楽しむことができるため、次の入荷を待つ間の「つなぎ」としても最適ですよ。
ジェムソン:アイリッシュの定番中の定番
ジェムソン アイリッシュウイスキー
アイリッシュウイスキーの代名詞とも言えるのが「ジェムソン」です。バスカーと同じく3回蒸留されており、非常にスムーズで飲みやすいのが特徴です。
* 共通点:スムースな飲み口、華やかな香りで初心者にも飲みやすい。
* 違い:バスカーのようなトロピカルフルーツ感は控えめで、ナッツやバニラ、かすかなスパイシーさが特徴。よりオーソドックスなアイリッシュの味わいです。
* コスパ:バスカーに負けないくらいの高いコスパを誇り、コンビニやスーパーでもほぼ確実に入手できます。
バスカーが見つからなかった場合、ジェムソンであればどこでも手に入るため、まずはジェムソンでアイリッシュウイスキーの魅力を再確認してみるのも良いでしょう。特にハイボールにすると、バスカーと遜色ない飲みやすさを楽しめます。
タラモアデュー:アイリッシュ独特のクリーミーさ
タラモアデュー
タラモアデューもまた、世界中で愛されているアイリッシュウイスキーの一つです。ブレンデッドウイスキーでありながら、モルト、グレーン、そしてポットスチルの3種の原酒をブレンドしている点が特徴です。
* 共通点:複雑ながらも非常に滑らかで、クリーミーな口当たり。バニラやハチミツのような甘さがあります。
* 違い:バスカーのマルサラ樽由来の華やかさとは異なり、よりクリーミーで、穏やかな麦芽の甘さが際立ちます。全体的に優しい印象です。
* コスパ:こちらも非常に手頃な価格帯で、大型スーパーや酒専門店では定番商品として扱われています。
バスカーの「スムースで優しい甘さ」が好きなら、タラモアデューは非常に気に入る可能性が高いです。特にロックやトワイスアップで飲むと、そのクリーミーな質感が際立ちます。
ブッシュミルズ シングルモルト10年:ワンランク上の選択肢
ブッシュミルズ シングルモルト 10年
もし、あなたがバスカーの「シングルモルト(青ラベル)」を探していて、ワンランク上の味わいを求めているなら、ブッシュミルズの10年をおすすめします。これもバスカーと同じく3回蒸留されていますが、シングルモルトならではの重厚感があります。
* 共通点:非常にフルーティーで、柑橘系の爽やかな香りが特徴的。
* 違い:バスカーよりも熟成年数が長いため、より複雑で奥行きのある味わいです。シェリー樽とバーボン樽の両方の特徴がバランスよく出ています。
* コスパ:価格はバスカーよりも高くなりますが、シングルモルト10年として考えれば非常にコスパが高いボトルです。
バスカーでアイリッシュモルトの魅力に目覚めた方は、ブッシュミルズ10年を次に試すことで、アイリッシュウイスキーの奥深さをさらに探求できるでしょう。 バスカーの代替ウイスキーをさらに探すこともできます。
バスカーウイスキーの種類別!選び方とテイスティングノート
バスカーウイスキーの魅力は、4つの異なるボトルが存在し、それぞれがユニークな個性を持っていることです。この多様性が、多くのファンを魅了し、「全種類飲みたい!」という探求心を生み出しています。
ここでは、あなたがどのボトルを選ぶべきか迷ったときのために、各ボトルの特徴を詳しく解説し、テイスティングノートを比較します。あなたの好みに合った一本を見つけてみてください。
バスカーの4タイプ:味わいのマトリックス
バスカーの4種類は、主に「原料」と「使用樽」の違いによって、味わいが明確に分かれています。自分がどのタイプのウイスキーが好きかによって、狙うべきボトルが変わってきます。
| 種類 | 原料 | 主要な熟成樽 | 味わいの特徴 | おすすめの飲み方 |
| 緑 (ブレンデッド) | モルトとグレーン | バーボン、シェリー、マルサラ | トロピカルフルーツ、バニラ、ハチミツの甘さ。圧倒的なスムースさ。 | ハイボール、ロック |
| 青 (シングルモルト) | 大麦麦芽100% | バーボン、シェリー | フルーティーで華やか。ビターチョコのようなコクとクリーミーな余韻。 | ストレート、トワイスアップ |
| 赤 (シングルグレーン) | トウモロコシなど | バーボン、マルサラ | マルサラ樽由来の甘みが強く、まろやか。キャラメルのような風味。 | ロック、ハイボール(贅沢に) |
| グレー (ポットスチル) | モルトと未発芽大麦 | バーボン、シェリー | スパイシーさと甘さの調和。温かみがあり、複雑でリッチな味わい。 | ストレート、ロック |
初心者から上級者まで、バスカーの「最適解」を選ぶ
【ウイスキー初心者・ハイボール好きなら】
迷わず緑の「バスカー アイリッシュウイスキー」を選びましょう。このボトルは、価格、飲みやすさ、入手のしやすさ、すべてにおいてバランスが取れています。
トロピカルなフルーティーさがハイボールで最大限に活かされ、ウイスキーの持つアルコール感が苦手な方でも、非常に美味しく楽しめます。「バスカーが売ってない」と言われる中でも、この緑ラベルが最も在庫を見つけやすいので、まずはここからスタートするのが最適解です。
【アイリッシュモルトの個性を堪能したいなら】
青の「バスカー シングルモルト」がおすすめです。バーボン樽とシェリー樽の組み合わせは、モルトウイスキーの王道であり、ブレンデッドよりも濃厚な麦芽の風味と、華やかなアロマが楽しめます。ストレートやトワイスアップで飲むことで、その豊かな香りがより際立ちます。ただし、緑に比べると入手難易度は格段に上がることを覚悟してください。
【マルサラ樽の個性を極めたいなら】
赤の「バスカー シングルグレーン」は、マルサラ樽の個性が最も強く表現されているボトルの一つです。グレーンウイスキーならではの軽快な酒質と、マルサラ樽の甘くまろやかな風味が一体となり、非常にユニークな味わいを生み出しています。甘いウイスキーや、食後の一杯を楽しみたい方に特におすすめです。最も入手が難しいボトルの一つなので、見つけたら即買いをおすすめします。
バスカーウイスキーの生産者「ロイヤルオーク蒸溜所」のこだわり
バスカーウイスキーの類稀なる品質と個性の秘密は、その生産地であるアイルランドのロイヤルオーク蒸溜所(Royal Oak Distillery)にあります。この蒸溜所は、アイリッシュウイスキーの伝統を守りつつも、革新的な挑戦を続けることで知られており、バスカーという銘柄が持つストーリーの核となっています。
「売ってない」と言われるほどの人気を支える、蒸溜所のこだわりと背景を深く掘り下げてみましょう。
「全てを一つ屋根の下で」の哲学
ロイヤルオーク蒸溜所は、アイルランドのカーロウ州にある歴史的な土地に位置しています。この蒸溜所の最大の特徴は、アイリッシュウイスキーの3つの主要なスタイル、すなわちシングルモルト、シングルグレーン、シングルポットスチルのすべてを、「One Roof(一つ屋根の下)」で製造している点にあります。
これは、現代のアイルランドの蒸溜所としては非常に珍しく、一つの場所で全てのタイプの原酒を造り分けることで、バスカーというブランド全体に多様性と一貫性をもたらしています。
これにより、バスカーはブレンデッド(緑ラベル)において、自社で製造した高品質な原酒のみをブレンドすることが可能となり、一般的なブレンデッドウイスキーよりも高い品質と、豊かな風味を実現しているのです。この「全てを自社で」というこだわりが、バスカーのコスパの良さと、受賞歴につながっています。
伝統的な「3回蒸留」と革新的な「マルサラ樽」
ロイヤルオーク蒸溜所は、アイリッシュウイスキーの伝統である「3回蒸留」を厳格に守っています。3回蒸留を行うことで、ウイスキーは非常にクリアでスムーズな酒質となり、バスカーの代名詞である「トリプルスムース」の基礎が築かれます。これが、初心者でも飲みやすい、滑らかな口当たりにつながる重要なプロセスです。
一方で、革新的な試みとして、マルサラワイン樽の導入があります。伝統的な製法を守りつつも、新しい樽の使用によって、これまでのアイリッシュウイスキーにはなかった「トロピカル」というフレーバーを生み出したことは、ウイスキー業界全体に大きなインパクトを与えました。この伝統と革新の融合こそが、ロイヤルオーク蒸溜所、そしてバスカーウイスキーの成功の鍵なのです。
このように、ロイヤルオーク蒸溜所は、高い技術力と飽くなき探求心によって、バスカーという銘柄を生み出しました。その結果、ロイヤルオーク蒸溜所の歴史は、まだ浅いながらも、世界的な注目を集めているのです。彼らの品質へのこだわりが、多くのファンを魅了し、結果的に「売ってない」という状況を生み出していると言えるでしょう。
バスカーウイスキーに関するよくあるQ&A
バスカーウイスキーを探している方や、これから飲んでみたいと考えている方から寄せられる、よくある疑問や質問をQ&A形式でまとめてみました。これらの疑問を解消することで、バスカー探しがさらにスムーズになりますよ。
Q1: バスカーウイスキーの「緑」と「赤・青」は具体的に何が違うの?
A1: 最も大きな違いは「ウイスキーのカテゴリ」と「熟成樽」です。
- 緑(バスカー アイリッシュウイスキー):
これは複数の原酒をブレンドしたブレンデッドウイスキーです。モルト、グレーン、ポットスチルの原酒が含まれており、バーボン、シェリー、そしてマルサラの3種の樽で熟成されています。バランスが良く、最も飲みやすいタイプです。 - 赤・青・グレー(シングルカスクシリーズ):
これらは単一の蒸留所の原酒のみを使用したシングルウイスキーです。青は「シングルモルト」、赤は「シングルグレーン」、グレーは「シングルポットスチル」に分類され、それぞれが持つ原料や蒸留方法の違いによって、非常に個性的で濃厚な味わいを持っています。特に赤とグレーは、流通量が少なく、高値で取引されることが多いです。
簡単に言えば、緑は「万人受けする飲みやすい代表作」、シングルカスクシリーズは「ウイスキーの個性を深く楽しむための専門的なボトル」という位置づけです。
Q2: コンビニでバスカーのハイボール缶を見かけなくなったけど、もう販売してないの?
A2: バスカーのハイボール缶は、過去にローソン限定などで期間限定で販売されていました。非常に人気が高く、発売直後に「売ってない」状態になったため、現在はレギュラー商品として店頭に並んでいないことが多いです。
しかし、ウイスキー自体の人気が続いているため、輸入元や販売元が再販を検討する可能性は十分にあります。コンビニの公式サイトやSNSで「バスカー ハイボール缶 再販」などの情報を定期的にチェックするか、ハイボール缶の最新情報を検索してみてください。
もし見つからなくても、緑のボトルを購入し、ご自宅で強炭酸水と割ってハイボールを作れば、缶よりも美味しいハイボールが楽しめますよ。
Q3: バスカーウイスキーは、なぜ他のアイリッシュウイスキーよりフルーティーなの?
A3: これには主に2つの理由があります。
- マルサラワイン樽での熟成:
先述の通り、マルサラワイン樽がもたらすトロピカルフルーツやドライフルーツのような濃厚な甘い香りが、バスカーの個性を作り出しています。 - 3回蒸留によるクリアな酒質:
アイリッシュウイスキーの伝統である3回蒸留によって、原酒に含まれる雑味や重たい風味が取り除かれ、フルーティーさや華やかな香りが前面に出やすくなっているためです。
この二つの要素が組み合わさることで、バスカーは他のアイリッシュウイスキーよりも、より明るく、トロピカルな印象の味わいとなっています。このフルーティーさが、初心者にも人気が出る大きな要因です。
【まとめ】バスカーウイスキーは探せば見つかる!狙い目の種類と場所
バスカーウイスキーが「売ってない」と多くの人が感じているのは、その圧倒的なコスパの良さと受賞歴による爆発的な人気、そしてレアなシングルカスクシリーズの流通量が少ないという事実が背景にあります。
しかし、決して手に入らない「幻のウイスキー」ではありません。探し方の戦略を立てることで、あなたの探しているボトルに必ず出会えます。
バスカーウイスキーを探すための最終チェックリスト
最後に、あなたがバスカーウイスキーを見つけるための具体的な行動リストをまとめておきます。このリストを参考に、賢く、効率的にバスカーを探しに行きましょう!
- 【最優先】通販サイトの在庫チェックを行う:
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで「バスカー ウイスキー」を検索し、在庫がある正規の酒販店を見つけましょう。特にレアボトルは、「飲み比べセット」を狙うのが最も確実です。 - 【定番狙いなら】コンビニ・スーパーの入荷直後を狙う:
緑の定番ボトルが欲しい場合は、平日の午前中など、週末の混雑時を避けて大手スーパーの酒類コーナーをチェックしましょう。 - 【レアボトル狙いなら】酒類専門店を徹底攻略する:
青・赤・グレーのシングルカスクシリーズを探すなら、「やまや」「リカーマウンテン」などの大型専門店を狙い、店員さんに次回入荷予定を聞いてみるのが最も有効な手段です。 - 【価格チェックは必須】定価以上の高値掴みをしない:
実売価格が定価(緑:約2,500円、シングル系:約3,500~4,000円)から大きく離れていないかを確認し、フリマアプリでの高額購入は避けて、再入荷を待ちましょう。 - 【楽しみ方を知る】代替えのボトルで繋ぐ:
待っている間は、ジェムソンやタラモアデューといった、バスカーと共通のフルーティーさを持つ他のアイリッシュウイスキーで楽しむのも賢い選択です。
バスカーウイスキーは、その品質と味わいから、時間をかけて探す価値のある素晴らしい一本です。ぜひこの解説を参考に、あなたのお気に入りのバスカーを見つけ、そのトロピカルでスムースな味わいを堪能してくださいね!

