透明ピアス・ガラス製ピアスはどこで売ってる？　販売店からメリット・デメリットまで徹底解説！

学校や職場の規定で、どうしてもピアスを隠さなければならないときってありますよね。
そんな時、「透明ピアス」は心強い味方になってくれますが、一体どこで売っているのか、そしてホールに優しいと言われる「ガラス製」は手に入りにくいのではないか、と悩んでいませんか？

この記事では、透明ピアスの種類から、ドラッグストアやドンキなどの実店舗での販売状況、そしてオンラインで確実に手に入れる方法まで、モモストアが詳しく解説していきます。
これを読めば、もう「どこにも売ってない！」と焦ることはありません。最適な透明ピアスを見つけて、ルールを守りながら快適にピアスライフを送りましょう！

透明ピアス・ガラス製ピアスが買えるお店【実店舗編】

「今すぐ必要！」というとき、頼りになるのはやはり実店舗ですよね。透明ピアスは比較的一般的なアイテムですが、実は素材（樹脂かガラスか）によって、取り扱っているお店が大きく異なります。

まずは、主な実店舗での透明ピアス、特にガラス製の取り扱い状況について、詳しく見ていきましょう。急いでいる方は、このリストを参考に無駄足にならないようにしてくださいね。

実店舗で購入できる可能性のある場所

• ドラッグストア・薬局（マツモトキヨシ、スギ薬局、ウェルシアなど）
• バラエティショップ（ロフト、東急ハンズ/ハンズ、PLAZAなど）
• ディスカウントストア（ドン・キホーテ）
• アクセサリーショップ（ファッションビル内の店舗など）
• 医療系用品店（まれ）

主な販売店リストと取り扱いの傾向

透明ピアスを探す際、特に確認しておきたい主要なお店の傾向をまとめました。一般的に、手に入りやすいのは樹脂（プラスチック・アクリル）製の透明ピアスで、ガラス製は専門店やオンラインに偏る傾向にあります。

店舗の種類	透明ピアス（樹脂製）	ガラス製透明ピアス	価格帯の目安
ドラッグストア	◎（非常に高い）	×（ほぼ取り扱いなし）	数百円〜1,000円程度
バラエティショップ	○（高い）	△（一部取り扱いあり）	1,000円〜2,000円程度
ドン・キホーテ	◎（高い）	△（ごく一部の店舗）	数百円〜1,500円程度
アクセサリー専門店	△（低い）	○（ボディピアス専門店なら高い）	1,000円〜3,000円程度
100円ショップ	△（低いが品質注意）	×（取り扱いなし）	110円（税込）

お分かりのように、実店舗でガラス製を見つけるのは、なかなか難しいのが現状です。もしガラス製を求めているなら、後述するオンラインでの購入を視野に入れた方が、種類も豊富で確実ですよ。

アクセサリー専門店での購入は穴場？

ファッションビルや駅ビルに入っているような一般的なアクセサリーショップでは、残念ながら透明ピアスそのものを取り扱っていないことがほとんどです。なぜなら、彼らが主に扱うのはファッション性の高い金属や天然石のピアスだからです。

しかし、「ボディピアス専門店」となると話は別です。原宿や渋谷、地方都市のファッションビルなどにあるボディピアス専門店は、ピアッシング用品全般を扱っているため、ホールを隠すためのガラス製ピアスを取り扱っている可能性が非常に高いです。特に拡張したホール用など、特殊なサイズのガラス製ピアスを探している場合は、専門店に問い合わせてみる価値があります。

専門店なら、ゲージ（ピアスの太さ）や内径（ピアスの長さ）についても詳しいスタッフに相談できるため、「自分のホールに本当に合うのか」という不安も解消しやすいという大きなメリットがあります。ただし、価格は一般的な樹脂製に比べて高くなる傾向がありますので、予算も考慮に入れて検討してください。

もし近くに専門店がない場合は、次に紹介するドラッグストアやディスカウントストアをチェックしてみましょう。

【豆知識】透明ピアスとファーストピアス

誤解されがちですが、透明ピアスをファーストピアスとして使用するのは、ピアッシングスタジオや皮膚科では強く推奨されていません。ファーストピアスはホールを安定させるために、金属アレルギーが起きにくいチタンやサージカルステンレス製であるべきとされています。透明ピアスはあくまで「一時的にホールを隠すため」のものですので、ホールが完成していない状態での使用は避けてくださいね。

ドラッグストア（薬局）で透明ピアスは買える？

「ピアス」と聞くと、アクセサリー売り場よりも、絆創膏や衛生用品を扱うドラッグストアを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実際、ドラッグストアは透明ピアスの購入場所として最もポピュラーな選択肢の一つです。

しかし、ここでも「透明ピアス」の種類に注意が必要です。ドラッグストアで一般的に売られているのは、ピアッシング直後に使用する「ピアッサーのおまけ」として付いているものか、緊急用の「樹脂製ピアス」です。ガラス製の透明ピアスは、残念ながらほぼ取り扱いがないと考えて良いでしょう。なぜなら、ドラッグストアの衛生用品の棚では、ガラスというデリケートな素材よりも、安価で大量生産しやすい樹脂製の方が主流だからです。

もしあなたが求めているのが、「一時的に隠せればいい」程度の樹脂製ピアスであれば、ドラッグストアで十分です。しかし、金属アレルギーがあり、より衛生的なガラス製を探しているなら、他の場所を当たる必要があります。

マツキヨ、スギ薬局、ウェルシアの取り扱い傾向

全国展開している主要なドラッグストアの透明ピアスの取り扱いには、だいたい共通の傾向があります。

• 取り扱い商品の種類:
  • 主に樹脂製（プラスチックまたはアクリル）のストレートタイプ。
  • ピアッサーの隣など、「ピアッシング用品」の近くに陳列されていることが多い。
  • まれに、消毒液や化膿止めと一緒に並んでいることもある。
• 特徴:
  • 価格は数百円と安価。
  • セット販売（複数個入り）されていることが多い。
  • ゲージ（太さ）は、一般的な18G〜20Gがメイン。
• 注意点:
  • ガラス製、チタン製、サージカルステンレス製などの高品質な素材はほぼ見かけません。
  • 店舗によっては、取り扱い自体がない場合もあるため、事前に電話などで確認する方が確実です。

お近くのドラッグストアで探す際は、「衛生用品」や「化粧雑貨」のコーナーを重点的にチェックしてみてください。もし見つからなければ、次の100円ショップの可能性も検討してみましょう。

100円ショップ（ダイソー・セリア）の透明ピアスはアリ？

節約したい！という気持ちから、ダイソーやセリアなどの100円ショップで透明ピアスを探す方もいるでしょう。結論から言うと、100円ショップでも透明ピアスが販売されていることがあります。ただし、取り扱いがない店舗や時期もあるため、確実ではありません。

100円ショップの透明ピアスは、もちろん樹脂製です。その最大の魅力は価格ですが、使用する上では注意が必要です。低価格ゆえに、以下のようなデメリットも考慮しなければなりません。

100円ショップ製透明ピアスの懸念点

懸念点	具体的なリスク	対策
素材の品質	使用されている樹脂が粗悪で、アレルギー反応を起こす可能性がある。	肌が弱い人は短時間使用に留める。
表面の粗さ	ピアスの表面が滑らかでなく、ホール内部を傷つけやすい。	使用前に必ず消毒し、装着時に痛みを感じたらすぐに使用を中止する。
耐久性	非常に折れやすく、キャッチが緩んで外れやすい。	予備を常に持ち歩き、長期間の着けっぱなしは避ける。

もしあなたが、まだピアスホールが完成していない段階である、または金属アレルギーを持っている場合は、衛生面やホールの維持を考慮し、最低でもドラッグストアで売られている程度のものを選ぶことを強くおすすめします。ホールを大切に育てるためにも、安価なものを選ぶ際は自己責任のもと、十分に注意してくださいね。

ちなみに、100円ショップではピアスの「キャッチだけ」の販売はよく見かけますので、もし手持ちの透明ピアスのキャッチをなくしてしまった場合は、キャッチだけを探しに行くのはアリですよ。

ドン・キホーテやバラエティショップの透明ピアスの取り扱い状況

ドン・キホーテやロフト、ハンズといったバラエティショップは、様々な商品が混沌と並んでいるため、「ひょっとしたら掘り出し物が見つかるかも？」という期待を抱かせる場所です。透明ピアスに関しても、これらの店舗はドラッグストアとはまた違った特徴を持っています。

結論として、ドン・キホーテやバラエティショップは「豊富なデザインの樹脂製」または「ボディピアス系」の取り扱いがある可能性が高く、特にロフトやハンズでは、ガラス製の取り扱いがある場合があるため、実店舗の中ではガラス製を見つける穴場とも言えます。

一つずつ詳しく見ていきましょう。

ドン・キホーテで見つけるならどのコーナー？

ディスカウントストアのドン・キホーテは、化粧品や美容グッズ、アクセサリーの取り扱いが豊富です。透明ピアスは、主に以下のコーナーに陳列されていることが多いです。

ドン・キホーテの透明ピアス陳列場所

• アクセサリー・小物コーナー: ファッションピアスと一緒に陳列。種類は樹脂製のカラーバリエーションが多い。
• 化粧品・美容グッズコーナー: ピアッサーやピアスホールケア用品と一緒に陳列。緊急用のシンプルな樹脂製が多い。
• ボディピアスコーナー（一部大型店）: 大型店では、拡張ピアスやへそピアスなどのボディピアス専門のコーナーがあり、運が良ければガラス製のリテーナー（目立たないピアス）が見つかることがあります。

ドン・キホーテのメリットは、深夜まで営業している店舗が多いため、「明日までに絶対必要！」という緊急事態に駆け込める点です。ただし、商品の入れ替わりが激しく、店舗によって取り扱いが大きく異なるため、事前に電話で確認するか、在庫があることを期待して来店する必要があります。

ドン・キホーテで見つかる透明ピアスは、「とにかく安く、すぐに手に入れたい」というニーズには最適ですが、ホールケアや素材の安全性にこだわる方は、品質表示をよく確認するようにしてくださいね。

ロフト・東急ハンズ（ハンズ）はガラス製の穴場？

ロフトや東急ハンズ（現：ハンズ）は、アイデアグッズやこだわりの美容・健康用品を多く取り扱うバラエティショップです。これらの店舗は、単なるアクセサリーではなく、「機能性」や「安全性」を重視した商品を扱っている傾向にあります。

そのため、ロフトやハンズでは、以下のような透明ピアスに出会える可能性があります。

• 医療用アクリルやテフロン（PTFE）などの高品質樹脂ピアス: 樹脂製の中でも、より安全性の高い素材を使用したもの。
• ガラス製リテーナー（目立たないピアス）: ガラス素材がホールに優しいという特性から、一部の店舗では取り扱いがあります。特に、ボディピアス専門店と提携しているコーナーや、特定のブランドのポップアップなどで見かけることがあります。
• 「目立たない」をコンセプトにしたデザイン性の高い透明ピアス: 石の代わりに透明な樹脂を埋め込んだものなど、工夫された商品。

特にハンズは、手芸やDIY用品、健康グッズの専門性が高いことから、ホールケア用品や、普通のアクセサリーショップにはない特殊なゲージのピアスが置いてある場合があります。ただし、ドラッグストアと比べると価格はやや高めになりますが、品質や安全性を求めるなら、一度チェックしてみる価値は十分にありますよ。

どちらの店舗も、「ピアスケア」「ボディピアス」「医療用アクセサリー」といったキーワードで売り場を探すと見つけやすいでしょう。店員さんに声をかけてみるのが一番確実です。

ガラス製透明ピアスを確実に手に入れるならココ！【専門店・オンライン】

ここまで実店舗を見てきましたが、「やっぱりガラス製が良い！」「確実に入手したい！」という方にとって、最も確実で選択肢が豊富なのは、オンライン通販とボディピアス専門店のウェブサイトです。

ガラス製透明ピアスは、その製造工程や衛生的な品質の高さから、樹脂製に比べて専門的な知識を扱う店舗での取り扱いが中心となります。特にボディピアスユーザーの間では、ホールへの負担が少ないガラス製は非常に人気が高いため、オンラインの専門店での競争は激しいくらいですよ！

ネット通販の最大のメリットは「種類が豊富」なこと

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトは、透明ピアスを探す上で最強のツールと言えます。その最大のメリットは、何と言っても「種類と在庫の豊富さ」です。

実店舗では、どうしても一般的な樹脂製がメインになりがちですが、オンラインでは以下のような、あなたのニーズにぴったり合うガラス製ピアスが見つかります。

• ゲージ（太さ）の多様性: 一般的な18Gや16Gはもちろん、拡張した方向けの大きなゲージ（00Gなど）のガラス製リテーナーも簡単に見つかります。
• 内径（長さ）の細かな選択: 耳たぶの厚さに合わせた短いもの（6mm）から、軟骨用、へそ用などの長いもの（10mm以上）まで、1mm単位で選べます。
• 形状のバリエーション: ストレートバーベル型だけでなく、L字型やJ字型、目立ちにくい「隠しキャッチ」タイプなど、様々な形状があります。
• レビューによる品質確認: 実際に購入した人のレビューや評価を参考にできるため、「使ってみたらキャッチがすぐ外れた」といった失敗を防げます。

ただし、オンライン購入の注意点としては、実際に手に取って見られないため、サイズをしっかり測ってから注文することが重要です。特にゲージや内径は、間違えるとホールを傷つけてしまう原因になりますので、手持ちのピアスや定規で正確に確認しましょう。

ピアス専門店サイトの強み

大手通販サイトだけでなく、モモストアが特に推奨したいのが、「ボディピアス専門店の自社サイト」です。彼らは、単に商品を売るだけでなく、ピアッシングやホールケアに関する専門知識を持っています。

専門店サイトを利用するメリットは計り知れません。

専門店サイトを利用するメリット

メリット	詳細
品質保証	医療現場でも使用されるレベルの高品質なガラスやサージカルステンレスを扱っていることが多い。
専門的な情報	ピアスの装着方法、ケア方法、素材の特性など、役立つ情報が豊富に掲載されている。
サポート体制	サイズ選びやトラブルに関する問い合わせに、専門的な立場から対応してくれる。
限定商品	自社開発の独自の目立ちにくいキャッチ構造など、他にはない商品がある。

「ガラス製透明ピアス」という、やや専門的なアイテムを探している場合は、ぜひ一度「ボディピアス 専門店 ガラス」といったキーワードで検索し、いくつかの専門店のサイトをチェックしてみてください。安心して使える商品と出会えるはずです。

そして、専門店サイトで見つけた商品が、Amazonや楽天市場に出品されていることもあります。その場合は、ポイントが付くなどのメリットを考慮して、どこで購入するかを決めるのも賢い方法ですね。

特に、ガラス製は滅菌消毒がしやすく、ピアスホールがまだ安定しきっていない方や、金属アレルギーで悩んでいる方にとっては、最良の選択肢の一つです。樹脂製に比べて価格は高くなりますが、その分、ホールへの優しさは段違いですよ。

透明ピアスで隠したい！正しい使用シーンと注意点

透明ピアスを使う目的はただ一つ、「ピアスホールを隠すこと」ですよね。しかし、ただ着けるだけでなく、「バレにくく」「ホールに負担をかけない」ための正しい使用方法と、絶対に避けるべき注意点があります。

特に、ガラス製はホールに優しいですが、樹脂製と同じように、長時間の使用にはリスクが伴います。このセクションでは、透明ピアスを最大限に活用するための知識を深めていきましょう。

仕事や学校で「バレたくない」ときの心得

透明ピアスを使用する最大の理由は、校則や職場の規定によるものです。できるだけ目立たずに、規則をクリアするための心得をいくつかご紹介します。

バレにくくするための工夫リスト

• 素材の選び方:
  • 樹脂製よりもガラス製の方が、光の反射が自然で、肌馴染みが良いため、よりバレにくいと言われています。
  • 色付きの樹脂は論外ですが、肌色に近いベージュやブラウン系のキャッチを選ぶと、さらに目立ちにくくなります。
• 形状の選び方:
  • キャッチ部分が平らな「ディスクタイプ」や「隠しキャッチ」タイプを選ぶと、耳の裏側や影になりやすい部分でより目立ちません。
  • シャフト（軸）が短すぎると、ピアスホールが目立ってしまうため、耳たぶの厚さにぴったりの内径を選びましょう。
• 髪型でのカモフラージュ:
  • 髪の毛で耳たぶを覆うようにすると、最も効果的です。ポニーテールやアップスタイルにする際も、耳の前に細い毛束を垂らすなど、工夫を凝らしましょう。
• メイクとの合わせ技:
  • ファンデーションやコンシーラーを透明ピアスの上から軽く塗ると、さらに肌馴染みが良くなり、目立ちにくくなります。

どんなに優れた透明ピアスでも、光の加減や至近距離で見れば見えてしまうものです。しかし、これらの工夫を重ねることで、日常的なチェックや遠目からはほぼ分からなくなるはずですよ。

長時間の着用は危険？透明ピアスのNG行動リスト

透明ピアスは便利なアイテムですが、「樹脂」であれ「ガラス」であれ、長期間の着けっぱなしは厳禁です。特に樹脂製は、ホールにとって様々なリスクがあります。

透明ピアスの主なリスクとNG行動

リスク	ガラス製	樹脂製	NG行動
雑菌の繁殖	△（しにくい）	◎（しやすい）	洗わずに1週間以上着けっぱなしにする
ホールの癒着	△（しにくい）	◎（しやすい）	ホールが安定していないのに長期間外さない
ホールの縮小	△（起こる）	△（起こる）	細いゲージ（20Gなど）を毎日使い続ける
破損・怪我	△（割れる可能性）	◎（折れやすい）	寝ている間に無理な力がかかる

特に樹脂製は、目には見えないミクロの傷がつきやすく、そこに皮脂や汗が溜まって雑菌が繁殖しやすいという決定的なデメリットがあります。これが、ピアスホールが臭くなる主な原因の一つです。ガラス製はその点、表面が滑らかで傷がつきにくく、熱湯消毒などもできるため、樹脂製に比べて圧倒的に衛生的です。ガラス製がホールに優しいと言われる所以はここにあります。

透明ピアスは、あくまで「隠す必要がある時だけ」の緊急避難用だと心に留めておきましょう。帰宅後はすぐに、サージカルステンレスやチタンなどの安全な素材のピアスに付け替える習慣をモモストアは強くおすすめします。どうしても数日間着けっぱなしにする場合は、毎日丁寧にシャワーで洗い、ピアスを前後させずに、周りの汚れだけを拭き取るようにしてくださいね。

樹脂製？ガラス製？透明ピアスの素材別メリット・デメリット比較

透明ピアスと一口に言っても、素材は主に「樹脂（プラスチック、アクリル）」と「ガラス」の二種類があります。どちらを選ぶかは、あなたのピアスホールの状態、使用目的、そしてお肌の敏感さによって決めるべき重要なポイントです。

このセクションでは、それぞれの素材が持つメリットとデメリットを徹底的に比較し、あなたにとって最適な素材選びのお手伝いをします。特にホールにトラブルを抱えやすい方は、この情報をぜひ参考にしてください。

樹脂（プラスチック・アクリル）製のメリットと注意点

ドラッグストアや100円ショップで手に入る透明ピアスのほとんどは、この樹脂製です。手軽さが最大の魅力ですが、ホールにとってはリスクも多いことを理解しておく必要があります。

樹脂製透明ピアスのメリット

• 圧倒的な低価格: 数百円程度で購入でき、予備を複数個ストックしやすい。
• どこでも手に入る: ドラッグストア、バラエティショップ、コンビニ（ピアッサー付属品など）など、急な時でも入手しやすい。
• 軽さ: 非常に軽いため、耳たぶへの負担は少ない。

樹脂製透明ピアスの注意点（デメリット）

• 傷がつきやすい: 表面にミクロの傷がつきやすく、雑菌が繁殖する温床となり、臭いの原因にもなる。
• 劣化・変色: 消毒液や体液で劣化しやすく、黄色く変色しやすい。
• 金属アレルギー対応ではない: アクリル素材はアレルギーを引き起こす可能性があり、特にホールが未完成の場合は避けるべき。
• 折れやすい: 強い力がかかると折れてしまい、折れた破片がホール内に残るリスクもある。

樹脂製を選ぶべきなのは、「ピアスホールが完全に完成していて、かつ、数時間〜1日程度の短時間だけ隠したい」という緊急の場合に限定するのが賢明です。長期間の着用や、まだ安定していないホールへの使用は、ホールのトラブルを招く可能性が非常に高いので注意してください。

ガラス製がピアスホールに優しいと言われる理由

一方、ガラス製透明ピアスは、主にボディピアス専門店やオンラインで取り扱われており、ピアスユーザーの間では「ホールに優しいリテーナー（目立たないピアス）」として高い評価を得ています。

ガラス製透明ピアスのメリット

メリット	理由・詳細
衛生的な滑らかさ	ガラスの表面は非常に滑らかで、ミクロの傷がつきにくく、雑菌が繁殖しにくい。
高い安全性	ガラスは体液と反応せず、金属アレルギーのリスクがゼロ。医療現場でも使用されるほど安全性が高い。
高い耐熱性	煮沸消毒（熱湯消毒）が可能で、常に清潔な状態を保てる。
目立ちにくい	樹脂製よりも透明度が高く、光の反射が自然なため、肌に馴染んでバレにくい。

ガラス製透明ピアスのデメリット

• 価格がやや高い。
• 実店舗での取り扱いが少ない。
• 強い衝撃が加わると割れる可能性がある。（滅多にありませんが、樹脂製にはないリスクです）

「費用はかかっても、ホールの健康を最優先したい」「金属アレルギーがある」という方には、モモストアは迷わずガラス製を推奨します。特に、仕事で長時間の着用が避けられない場合は、衛生面でのメリットが大きいガラス製を選ぶことで、トラブルを未然に防ぐことに繋がりますよ。

樹脂製とガラス製、それぞれの特性を理解し、ご自身のライフスタイルとピアスの状態に合わせて賢く選び分けてくださいね。

【体験談】透明ピアスを使うときのよくある失敗と対策

透明ピアスは、便利な反面、独特のトラブルや失敗談が絶えません。「キャッチを失くした」「ホールから変な臭いがする」「ピアスが中で折れた」など、モモストアにも多くのお悩み相談が寄せられます。

このセクションでは、透明ピアスユーザーが経験しがちな「あるある」な失敗とその具体的な対策を、筆者のモモストアの視点と、読者から寄せられた体験談を交えてご紹介します。これらの失敗を回避できれば、あなたの透明ピアスライフはもっと快適になりますよ！

失敗１：ピアスホールが臭くなったときの対策

透明ピアス、特に樹脂製を長時間着け続けていると、ピアスホール周辺やピアス自体から「ツンとした嫌な臭い」がすることがあります。これは、ピアスの軸に付着した皮脂、汗、古い角質などが分解されることで発生する「雑菌の臭い」が原因です。

臭い対策の具体的なステップ

1. 素材をガラス製に変える:根本的な解決策です。前述の通り、ガラスは表面が滑らかで傷がなく、雑菌が溜まりにくい素材です。特に臭いが気になるなら、ガラス製への切り替えを強くおすすめします。
2. 毎日の洗浄習慣:お風呂に入る際、透明ピアスを外すか、外せない場合は装着したまま、専用のピアスホールクリーナー（細い糸状のフロスなど）や、消毒効果のある泡立てた石鹸で丁寧に洗います。ピアスを前後に動かしすぎるとホールを傷つけるので、優しく行いましょう。
3. 定期的な交換:樹脂製は消耗品です。透明度が落ちたり、表面に曇りや傷が見えてきたら、どんなに臭い対策をしても雑菌の温床になるため、迷わず新しいものに交換しましょう。
4. ピアスを外す時間を設ける:可能であれば、帰宅後や休日は金属製（サージカルステンレスなど）に付け替えて、ホールに新鮮な空気を触れさせ、休ませてあげることも重要です。

「臭い」はホールがSOSを出しているサインかもしれません。放置せず、こまめなケアを心がけてください。

失敗２：キャッチを失くしやすい問題の解決法

透明ピアスのキャッチは小さくて目立たないため、着脱時や寝ている間にいつの間にか外れてしまい、「あれ？ない！」となることが非常に多いです。

キャッチ紛失を防ぐための対策

• 予備のキャッチを常にストック:100円ショップやドラッグストアで「予備のピアスキャッチ」だけを購入し、常にポーチや財布の中にストックしておきましょう。いざという時に焦らずに済みます。
• 「Oリング」タイプのキャッチを選ぶ:ガラス製ピアスの多くは、シリコン製の小さなゴム製リング（Oリング）をキャッチとして使用します。このOリングは、通常のキャッチよりも摩擦でしっかりと固定されるため、外れにくいというメリットがあります。Oリングは経年劣化で緩むため、定期的に交換しましょう。
• 平らな場所での着脱:キャッチの着脱は、洗面台の上ではなく、タオルを敷いた平らな机の上などで行うように徹底します。外れても転がりにくく、見つけやすい環境を作ることが大切です。
• ネジ式（内ネジ式）を選ぶ:ボディピアス専門店で扱っているガラス製ピアスの中には、キャッチ部分がピアスホール内でネジでしっかりと固定される「ネジ式」のものがあります。これは最も外れにくい構造の一つであり、ホールケアにも優れています。

キャッチを失くしてホールを塞いでしまった…という最悪の事態を防ぐためにも、キャッチは消耗品だと割り切り、常に複数の予備を持つ習慣をつけましょう。特にガラス製ピアスはキャッチ部分がないデザイン（フックやコーン型など）もありますが、ホールを隠す目的ならば、平らなキャッチが付いているタイプが最適です。

これらの失敗と対策を知っておくことで、より快適に透明ピアスを使いこなせるはずです。ホールの健康を第一に、上手に付き合っていきましょう。

ピアスホールを維持しつつバレにくくする秘訣とは？

透明ピアスを使う目的の多くは、「ルール上隠さなければならないが、ピアスホールは絶対に塞ぎたくない」という切実な願いですよね。ホールを維持することと、バレにくさを両立させるには、いくつかの秘訣があります。

ここでは、透明ピアスの「色」「サイズ」の選び方から、さらにバレにくくするための裏技まで、モモストアが実践的なノウハウを伝授します。ちょっとした工夫で、あなたのピアスライフは劇的に楽になるはずですよ！

色選びとサイズ選びの極意

透明ピアスと言っても、完全に透明なものだけでなく、色々な種類があります。バレにくさを追求するなら、次の2点に注目してください。

【極意１】肌馴染みの良い「色」を選ぶ

• 「完全に透明」：一見良さそうですが、実は光が反射しやすく、意外と目立ちます。特に樹脂製は光沢があるため、鏡の前で角度を変えて見てみると、反射して光っているのがわかるはずです。
• 「ガラス製」：樹脂製に比べて透明度が高く、光の屈折が自然なため、肌に馴染んでバレにくいと評価されています。価格が高くてもガラス製を選ぶ理由の一つです。
• 「肌色・ベージュ」：ピアスホールの入り口やキャッチ部分に、ファンデーションの色に近い「肌色」や「ベージュ」のキャップ（キャッチ）が付いているタイプは、近くで見ても非常に目立ちにくいです。特に目立つのはキャッチ部分なので、この部分の色にこだわるのがポイントです。

【極意２】ジャストフィットな「サイズ」を選ぶ

• ゲージ（太さ）:ホールが完成しているなら、普段使用している金属ピアスと同じゲージ（太さ）を選んでください。細すぎる（20Gなど）と、ホールが縮小する原因になり、いざ金属ピアスに戻そうとしたときに通らない、という事態になりかねません。
• 内径（長さ）:耳たぶの厚さに対して長すぎる内径を選ぶと、ピアスが前後に動きやすく、ホールの摩擦が増えて傷つきやすくなります。また、長すぎるとキャッチ部分も目立ってしまいます。ぴったりとフィットする、または少しだけ余裕がある程度の長さを選びましょう。通販で購入する際は、手持ちのピアスを定規で測って正確な内径を知っておくことが大切です。

この色とサイズの極意を押さえるだけで、バレにくさとホールの維持はかなりレベルアップするはずです。

マスキングテープや絆創膏でさらに隠す裏技

「それでも絶対にバレたくない！」という時の最終手段として、透明ピアスの上からさらにカモフラージュする裏技もあります。

ただし、この方法はあくまでも一時的なものとし、肌への負担や衛生面を考慮して、短時間使用に留めるようにしてください。

【裏技１】肌色のマスキングテープを小さく切る

• 方法:肌色のサージカルテープ（医療用のテープ）や、薄い肌色のマスキングテープを、ホールの大きさに合わせて丸く、または四角く小さくカットします。
• 効果:透明ピアスのヘッド部分（前側）の上からペタッと貼り付けます。これにより、ピアスホールそのものが「肌のシミ」や「ニキビ跡」のように見え、ピアスだと認識されにくくなります。非常に目立ちにくくなりますが、テープのフチが浮いてこないように注意が必要です。

【裏技２】半透明の絆創膏を貼る

• 方法:ごく小さな半透明の丸い絆創膏を、ピアスホールの周囲を覆うように貼ります。特にホール周辺が赤くなったり、軽い炎症を起こしているときには、ピアスを隠すカモフラージュ効果と同時に、「肌荒れの保護」という言い訳も成立しやすいです。
• 注意点:絆創膏は蒸れやすく、雑菌が繁殖しやすい環境を作り出すため、長時間貼ることは避け、数時間おきに貼り替えるか、帰宅したらすぐに剥がすようにしましょう。絆創膏の粘着部分がホールに触れないように注意してください。

これらの裏技は、面接や写真撮影など、特にバレたくない重要な場面で活用してみてください。日常的に使うには、ホールの通気性が悪くなり、トラブルの原因になる可能性があるので、ほどほどに利用しましょうね。

透明ピアスに関するQ&A！使用期間や着けっぱなしの注意点

透明ピアスを使う上で、多くの方が抱く素朴な疑問や不安をQ&A形式でまとめました。「これってどうなの？」とモヤモヤしていた疑問がスッキリ解決するはずです。

特に、着けっぱなしにして良いのか、飛行機に乗る時など特別な場合の注意点について、モモストアが詳しくお答えします。

着けっぱなしにしても大丈夫？

A. 基本的にNGです。特に樹脂製は絶対に避けるべきです。

前述の通り、透明ピアスはホールを隠すための「一時的なリテーナー」であり、金属製のファーストピアスやセカンドピアスのように「ホールを安定させる」ためのものではありません。

【樹脂製の場合】

• 表面の傷から雑菌が繁殖し、ピアスホールが炎症を起こしたり、化膿したりするリスクが非常に高まります。
• 着けっぱなしにできるのは、最長でも24時間程度と考え、帰宅後や入浴時には必ず外して洗浄し、可能であれば金属製のピアスに付け替えて休ませてください。

【ガラス製の場合】

• ガラス製は樹脂製に比べて圧倒的に衛生的で、金属アレルギーの心配もないため、長期的なリテーナーとして使用されることがあります。
• しかし、ピアスホールは常に酸素を必要としています。長期間外さないと、ホールの洗浄や乾燥が不十分になり、トラブルの原因となります。
• ガラス製であっても、1週間に一度は必ず外して、煮沸消毒などを行い、ホールとピアスを清潔に保つようにしましょう。

「着けっぱなしOK」を謳っている商品もありますが、それはあくまで素材が安全であるという意味であり、ホールケアの必要性がなくなるわけではないことを理解しておきましょう。あなたのピアスホールの健康を最優先してくださいね。

飛行機に乗るときに透明ピアスでも引っかかる？

A. 透明ピアスで保安検査に引っかかる可能性は、ほぼゼロです。

空港の保安検査場にある金属探知機は、非常に敏感ですが、樹脂やガラスといった非金属の素材には一切反応しません。安心して着用していて大丈夫です。

稀に、透明ピアスではない金属製のピアス、特に拡張ピアスや多数のピアスを着けている場合に、金属探知機が反応することがありますが、それはピアスの金属に反応しているためです。この場合も、透明ピアスに付け替える必要はありませんが、検査官にピアスを見せて確認してもらう必要があります。

【特別な注意点】

• もしあなたが耳以外の部分（へそや舌など）に透明ピアスを着けている場合でも、ガラスや樹脂製であれば反応することはありません。
• ただし、透明ピアスのキャッチ部分にごく微量の金属が含まれている場合（ネジ式の一部など）は、理論上は反応する可能性がありますが、その量はごくわずかなため、まず心配する必要はありません。

飛行機に乗る際や、病院でのMRI検査など、金属探知機や検査機器が関係する場所では、透明ピアスは非常に役立つアイテムです。特にMRI検査では、金属製ピアスは火傷のリスクがあるため、必ずガラスや樹脂製に付け替えるように指示されますよ。

旅行前や検査前に慌てないよう、ガラス製の透明ピアスを一つ持っておくと、いざという時に困らずに済みます。オンライン通販などで、信頼できるガラス製ピアスを探しておくと安心ですね。

ガラス製透明ピアスを快適に使うための選び方とメンテナンス

ガラス製透明ピアスは、ホールに優しく、バレにくいという最強のメリットを持つアイテムです。しかし、そのメリットを最大限に活かすためには、「正しい選び方」と「適切なメンテナンス」が不可欠です。

このセクションでは、ガラス製特有の注意点を含め、快適に長く使い続けるための専門的な知識をモモストアがお伝えします。高い安全性を誇るガラス製だからこそ、正しい知識で使用しましょう。

ホールサイズに合わせたゲージ選びの重要性

ピアスを選ぶ際、「ゲージ」（G）と呼ばれる太さの単位を気にしていますか？このゲージ選びは、ホールの健康に直結する非常に重要なポイントです。特に透明ピアスの場合、「細い方が目立たないから」と細いゲージを選ぶのは絶対にやめてください。

ゲージ選びの基本

ゲージ	太さ（mm）	一般的な用途	注意点
14G	約1.6mm	軟骨・ボディピアス	太すぎる透明ピアスはホールを拡張するリスク。
16G	約1.2mm	セカンドピアス・軟骨	耳たぶの安定したホールに最適。
18G	約1.0mm	一般的なファッションピアス	最も細くてもこの太さに留めるべき。
20G	約0.8mm	非常に細い、一時的	ホールが縮小する可能性があり、日常使いは避ける。

あなたが普段着けている金属ピアスと同じ太さのゲージを選ぶことが、ホールを維持しつつ透明ピアスを使う上での鉄則です。特にガラス製は表面摩擦が少ないため、細いゲージを選ぶとすぐにホールが縮んでしまい、金属ピアスに戻すときに痛みを感じたり、最悪の場合、入らなくなってしまうことがあります。

購入前に、一度手持ちのピアスやピアッシングスタジオで正確なゲージを測定してもらうと安心ですよ。オンラインで購入する場合も、「自分のホールサイズは16G」と明確にしてから検索するようにしましょう。

ガラスピアスの正しいお手入れ方法

ガラス製透明ピアス最大のメリットは、そのメンテナンスのしやすさにあります。樹脂製ではできなかった「煮沸消毒」が可能なため、常にホールに触れるピアスを完全に滅菌状態で保つことができます。

ガラス製ピアスのメンテナンス手順

1. 取り外しと洗浄:ピアスをホールから外し、中性洗剤（食器用洗剤など）を薄めたぬるま湯で、指の腹を使って優しく表面の皮脂や汚れを洗い落とします。細かな部分は綿棒を使うと便利です。
2. 煮沸消毒（最も推奨される方法）:鍋に水を入れ、ピアスを沈めます。沸騰後、5分から10分程度煮沸します。これにより、ピアスに付着したほとんどの雑菌を死滅させることができます。ただし、シリコン製のOリング（キャッチ）は熱で劣化することがあるため、Oリングは外してから煮沸しましょう。
3. 消毒液を使用する場合:煮沸が難しい場合は、エタノールなどの消毒液に数十分間浸す方法もあります。ただし、この方法は煮沸ほどの完全な滅菌効果は期待できません。
4. 乾燥と保管:消毒後は、清潔なタオルやキッチンペーパーの上で自然乾燥させます。水分が残っていると雑菌の原因になるため、完全に乾かしてから、ホコリの入らない清潔なケースに保管しましょう。

この煮沸消毒のしやすさこそが、ガラス製が「ホールに優しい」と言われる最大の理由です。特に、汗をかきやすい方や、ピアスホールにトラブルが起きやすい方は、このメンテナンスを週に一度は行うようにモモストアはおすすめします。正しいケアで、ピアスホールを健やかに保ちましょう。

迷ったらこれ！おすすめの透明ピアス・ガラスピアスの選び方

いざ透明ピアスを探そうと思っても、素材や形状、サイズなど、たくさんの種類があって迷ってしまいますよね。そこで、あなたの使用目的別に、最適な透明ピアス・ガラスピアスの選び方をまとめました。

このセクションを読むことで、「自分はどのタイプを選ぶべきか」が明確になり、購入の際の失敗を防ぐことができるはずです。目的を明確にして、賢く選びましょう！

セカンドピアスとして使う場合の選び方

セカンドピアスとは、ファーストピアスを外した後、ピアスホールを安定させるために使用するピアスのことです。本来、セカンドピアスはサージカルステンレスやチタンなどの金属製が推奨されますが、「仕事や学校でどうしても隠したい」という場合は、透明ピアスをセカンドピアス代わりに使うことになります。

セカンドピアス代わりに使用する場合の選び方（最重要）

• 素材は「ガラス製」一択:ホールが完全に安定していない時期は、樹脂製を使うとほぼ確実にトラブルが発生します。ホールに傷がつかず、衛生的に保てるガラス製を選ぶのが、ホールへの優しさを優先した唯一の選択肢です。
• ゲージは16Gか18G:細すぎる20Gは、ホール縮小の原因になります。特にファーストピアスが16Gだった場合は、必ず16Gのガラス製を選びましょう。
• 内径は余裕を持たせる:ホールが腫れる可能性も考慮し、耳たぶの厚さより1mmほど長めの内径を選ぶと、圧迫を防げます。圧迫はホールの炎症の大きな原因の一つです。
• ネジ式・プッシュピン式を選ぶ:キャッチが外れにくい構造のものが理想です。ネジ式や、裏側から棒状のピンを差し込んで固定するプッシュピン式のガラス製ピアスは、着脱が簡単でホールの負担も少ないため、セカンドピアス代わりにおすすめです。

ピアスホールが安定するまでの期間は、非常にデリケートです。一時的な透明ピアスを使用する場合は、「清潔さ」と「ホールの維持」を最優先できるガラス製を選ぶように徹底してください。

医療用としての安全性を重視する場合

「自分は金属アレルギーがひどい」「肌が弱く、すぐにかぶれてしまう」といった理由で、何よりも安全性を重視したい方もいるでしょう。この場合も、選ぶべきはガラス製です。

安全性を最重視する場合の選び方

重視ポイント	ガラス製が優れている理由	具体的な商品例
アレルギー対応	ガラスは体液と反応しない非金属素材であり、アレルギー反応のリスクがゼロ。	パイレックスガラス、ソーダガラスを使用したリテーナー。
生体適合性	医療現場でも使用されるレベルの安全性の高い素材であるため、ホールに優しい。	熱湯消毒が可能な耐熱ガラス製品。
洗浄のしやすさ	表面が滑らかで、煮沸消毒で完全に滅菌状態にできる。	キャッチまで全てガラスでできている一体型タイプ。

もし、ピアスホールにトラブル（肉芽など）を抱えていて、しばらく金属を避けたいと医師に言われた場合も、ガラス製の透明ピアスは非常に役立ちます。ただし、ガラス製であっても、必ず医師の指導のもとで使用してください。

また、通販サイトで「医療用」と表記されていても、念のため素材の表記（パイレックスガラス、ソーダガラスなど）を確認し、信頼できる専門店のものを選ぶようにしましょう。価格が高いと感じるかもしれませんが、ホールの健康は、一度失うと取り戻すのに時間と手間がかかります。安全な素材への投資は、決して無駄にはなりませんよ。

Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングで購入するメリットと注意点

実店舗でガラス製透明ピアスを見つけるのは難しいことが分かりましたね。やはり、種類も豊富で確実に手に入るオンライン通販、特にAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手モールが、主な購入場所となります。

このセクションでは、オンラインで購入する際の最大のメリットと、失敗しないために必ずチェックすべき注意点を詳しく解説します。オンラインショッピングの利便性を最大限に活用しましょう！

オンライン購入でチェックすべきポイント

オンライン通販は非常に便利ですが、実際に商品を手に取って見られない分、「届いたら思っていたのと違った！」という失敗も起こりがちです。特に透明ピアスはサイズが非常にデリケートなため、購入前に次の3つのポイントを必ずチェックしてください。

【必須チェックポイント１】サイズ表記を正確に確認する

• ゲージ（G）： 16Gか18Gか、ミリ表記（1.2mmか1.0mmか）を必ず確認。普段着けているピアスのサイズと照合しましょう。
• 内径（mm）： ピアスホールの長さです。耳たぶの厚さを測るか、手持ちのピアスと比較して、6mm、8mm、10mmなど、あなたに合った内径であるかを確認してください。
• ヘッド/ディスク径（mm）： キャッチやヘッド部分の直径です。これが大きすぎると目立ちます。目立たないタイプを探しているなら、直径3mm以下のものを選ぶのがおすすめです。

【必須チェックポイント２】レビューと評価を重視する

• 特に「キャッチが外れやすい」「すぐに折れた/割れた」といったネガティブなレビューがないかを確認しましょう。
• ガラス製の場合は、「透明度が高い」「肌馴染みが良い」といったレビューが多いかを確認すると、バレにくさの参考になります。
• レビューの中に、実際に着けた写真があれば、サイズ感や目立ちにくさのイメージがしやすくなります。

【必須チェックポイント３】素材と販売者をチェックする

• 「ガラス製」とあっても、「パイレックスガラス」や「ソーダガラス」など、具体的な素材名が記載されているかを確認しましょう。
• 販売者が、ボディピアス専門店か、信頼できるアクセサリーショップであるかを確認してください。特に、海外の出品者からの購入は、品質や到着までの時間にリスクが伴うため、注意が必要です。

この3点をチェックするだけで、オンライン購入の不安はかなり解消されるはずです。

公式サイトとマーケットプレイスの選び分け

オンラインで購入する場合、メーカーの公式サイト（専門店の自社サイト）と、Amazonや楽天市場といった「マーケットプレイス（多数の店舗が出店している場所）」のどちらを選ぶかという選択肢があります。

公式サイト（専門店サイト）

• メリット: 品質保証がしっかりしており、専門的なサポートを受けやすい。オリジナルの高品質な商品が多い。
• デメリット: ポイント利用などができない場合があり、送料がかかることがある。

マーケットプレイス（Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング）

• メリット: 多くの商品のレビューを比較できる。ポイントが利用できたり、送料無料になる条件を満たしやすい。普段の買い物とまとめて購入できる。
• デメリット: 質の悪い商品も紛れている可能性がある。問い合わせ窓口がモール経由となり、対応に時間がかかる場合がある。

モモストアのおすすめは、「専門店サイトで商品の品質と情報を確認し、Amazonや楽天でその商品を探してポイントを利用して購入する」という流れです。このハイブリッドな買い方をすれば、安心感と利便性の両方を手に入れることができますよ。

また、メルカリやラクマなどのフリマアプリでも透明ピアスが出品されていることがありますが、衛生用品であるピアスを中古で購入することは、いくら消毒ができるガラス製であっても、衛生面のリスクが非常に高いため、モモストアは新品の購入を強く推奨します。

まとめ：透明ピアス・ガラスピアスを上手に活用しましょう

透明ピアス・ガラス製ピアスはどこで売っているのか、そしてどのように選べば良いのか、すべてご理解いただけたでしょうか。最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。

【重要ポイントの再確認】

1. 販売場所:樹脂製はドラッグストアやドン・キホーテで手軽に入手可能ですが、ガラス製はオンライン通販（Amazon、楽天など）やボディピアス専門店が確実です。
2. 素材の選び方:ホールの健康と衛生面を最優先するなら、煮沸消毒も可能で非金属のガラス製が圧倒的におすすめです。樹脂製は短時間使用に限定しましょう。
3. 選び方の注意点:「目立たない細さ」よりも「ホールを維持できる太さ（ゲージ）」を優先し、普段着けている金属ピアスと同じサイズを選びましょう。
4. 使用方法:透明ピアスはあくまで「隠すため」の緊急避難用です。帰宅後は清潔な金属製のピアスに付け替えて、ホールを休ませてください。

透明ピアスは、社会的なルールと、あなた自身のピアスホールへの愛情を両立させてくれる素晴らしいアイテムです。特に、ガラス製の持つ高い安全性と衛生性は、ピアスライフを長く楽しむ上で大きな味方になってくれます。

この記事を参考に、あなたにぴったりの透明ピアスを見つけ、快適でトラブルのないピアスライフを送ってくださいね！

もし、どの商品を選べば良いか迷ったら、Amazonや楽天市場で「ガラス リテーナー 16G」といったキーワードで検索し、レビューの良いものからチェックしてみてください。必ず、満足できる商品と出会えるはずですよ。