「のし餅」はどこで買える？販売店と確実に手に入れる方法を徹底解説！

年末年始の準備で一番気になるのが、つきたての美味しい「のし餅」がどこで買えるのかですよね！ スーパー、お米屋さん、通販など、購入場所ごとの特徴や確実に手に入れる方法を、モモストアが詳しく解説します。

のし餅はどこで買える？主な購入先と販売時期をチェック！

「のし餅」は、お正月に向けて準備する方が多いため、販売時期や場所が限られることが多いんです。まず、どこで買えるのか、そしていつ頃から販売されるのか、全体像を把握しておきましょう。

のし餅の主要な購入チャンネルは3つ

のし餅を手に入れる方法は、大きく分けて次の3つのチャンネルがあります。

• 身近な店舗（スーパー・量販店）：手軽さが一番。年末に集中して販売されます。
• 専門店（お米屋さん・和菓子店）：品質や「杵つき」などの製法にこだわる方向け。予約が主流です。
• 通販（ECサイト・メーカー直販）：年中購入可能な場合もあり、多様な銘柄を比較できます。

特に年末が近づくと、「つきたて」を求める方が増えるため、専門店や人気の通販サイトでは早々に予約が埋まってしまうこともあるので注意が必要です。計画的に動くことが、美味しいのし餅を手に入れる最大のコツですよ。

ちなみに、のし餅はほとんどがもち米と水だけで作られた無添加の生ものです。そのため、製造直後に店頭に並ぶ専門店のお餅は、日持ちが短いため、食べる直前に購入するのが理想的ですが、年末の混雑を考えると、やはり「予約」や「通販の配送日指定」を活用するのが賢明と言えるでしょう。

ここでは、それぞれの販売場所について、さらに深掘りして具体的な特徴や販売時期をまとめてみました。

購入場所	主な販売時期	メリット	デメリット
スーパー・量販店	12月中旬〜年末	手軽に買える、価格が抑えめ	品切れの可能性、種類が少ない
お米屋さん・餅専門店	11月下旬予約開始〜年末	つきたてが買える、品質が高い	予約が必要、価格が高め
百貨店・デパート	11月下旬予約開始〜年末	贈答品に最適、高級な銘柄が多い	高価、受け取り日が限定される
Amazon/楽天市場など	通年（年末は配送が集中）	全国の銘柄を比較できる、便利	送料がかかる、実際に触って選べない

お正月に向けて、どんなお餅で年を越したいかによって、選ぶべき購入先が変わってきますね。例えば、「とにかく手軽に済ませたい！」という方はスーパーへ、「コシの強いつきたてが食べたい！」という方は専門店や通販を利用するのがおすすめです。

特に年末は、スーパーでもお餅コーナーが拡大されますが、のし餅（板餅）の状態で販売されるのは、年内の比較的早い時期に集中し、後半になると切り餅が多くなる傾向があります。そのため、のし餅の状態で欲しい方は、12月25日くらいまでには購入しておくと安心ですよ。

また、お餅選びで大切なのは、もち米の品種です。特に美味しいと評判なのは、新潟県の「こがねもち」や岩手県の「ヒメノモチ」などです。通販や専門店では、これらの銘柄を100%使用していることをアピールしている商品が多いので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ついついお餅のことに熱くなってしまいましたが、まずはご自身のライフスタイルに合わせて、どこで購入するのがベストかを見極めてみてください！

年末が勝負！スーパー・量販店でのし餅を見つけるコツ

最も身近な購入先として、スーパーや大型量販店を検討される方も多いでしょう。手軽に買えるのは魅力ですが、年末は競争率が高くなるため、いくつか「見つけるコツ」と「注意点」を知っておく必要があります。

スーパーでのし餅の陳列時期と場所

スーパーでのし餅の販売が本格化するのは、例年12月中旬からです。それまでは、通常の切り餅やパック餅がメインですが、クリスマスの飾りつけが終わり次第、お正月用品コーナーとして特設棚が設けられます。

• 陳列時期： 12月15日頃から徐々に。ピークは25日以降。
• 陳列場所： お正月用品特設コーナー、米穀売り場の周辺、または精肉・鮮魚売り場の近くの通路エンドなど、いつもとは違う場所に設置されることが多いです。

普段の棚には置かれず、特設コーナーでひっそり（？）と売られていることがあるので、お見逃しのないように、いつもより広範囲に店内をチェックしてみてください。

スーパーでのし餅選びの注意点

スーパーで売られているのし餅は、多くが大量生産品ですが、中には地域の老舗メーカーのお餅が並ぶこともあります。しかし、添加物（保存料など）が入っているものと入っていないものが混在しています。

チェックすべきポイント：

1. 原材料名： 「もち米」と「水」だけか、それ以外に何か添加物が入っていないか確認しましょう。無添加の方が風味は豊かですが、日持ちはしないので冷凍保存が必須になります。
2. もち米の産地と品種： 「国産もち米100%」と書かれているか、さらに品種（例：こがねもち、ヒメノモチ）が明記されているかを見ると、品質の目安になります。
3. 「スリットカット」の有無： 最近ののし餅には、包丁を使わなくても手で簡単に割れるように切れ目（スリット）が入っているものが増えています。これは手間を省きたい方に非常に便利ですよ！

また、もし年末ギリギリになってスーパーに行った場合、のし餅（板状）は売り切れて、すでにカット済みの切り餅しか残っていない可能性も高いです。板状のお餅から自分で好きなサイズに切りたい、というこだわりがある方は、できるだけ早い時期に探しに行くことをおすすめします。もし、お目当てのものがなくても、諦めずに別のスーパーや量販店をハシゴしてみるのも一つの手かもしれません。

大手スーパーのイオンやイトーヨーカドーなどでは、毎年独自のこだわりお餅を販売しているので、公式サイトで年末のチラシ情報をチェックするのも有効です。特に地域密着型のスーパーでは、地元の餅店と提携しているケースもあるため、掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。

専門店ならではの美味しさ！お米屋さん・和菓子店での購入方法

「やっぱりお正月は、コシがあって伸びるつきたての餅を食べたい！」という餅好きの方に強くおすすめしたいのが、お米屋さんや和菓子店といった専門店での購入です。

専門店のお餅が美味しい理由

専門店のお餅は、スーパーで売られているものと何が違うのでしょうか？それは、主に「製法」と「材料」へのこだわりにあります。

• 杵つき（きねつき）製法： 伝統的な杵と臼でつくことで、お餅の粘りやコシが格段に強くなります。機械で練る方法とは一線を画す食感です。
• もち米の品質： 自家精米した高品質なもち米（例：ヒメノモチ、マンゲツモチ）を厳選し、使う水にもこだわっている店舗が多いです。
• 無添加・つきたて： 保存料を使わず、注文に合わせてつきたてを提供してくれるため、お餅本来の風味を最大限に楽しめます。

特に、お米屋さんでは、お米のプロが選んだ最上級のもち米を使っていますし、和菓子店では、お餅の扱いにも慣れているため、きめ細やかで上品な仕上がりが期待できます。一度、専門店のお餅を食べると、その違いに驚くはずです！

専門店でのし餅を購入する際のポイント

専門店での購入を検討するなら、最も重要なのは「予約」です。特に年末の需要期は、職人さんが一つ一つ手作業でついているため、生産できる量に限りがあります。

購入の流れと注意点：

1. 予約時期： 11月下旬から12月初旬には予約を開始するお店が多いです。人気店は早めに締め切ってしまうため、早めの確認が必要です。
2. 受け取り日： 「つきたて」を提供するため、お店側で受け取り日（例：12月28日〜30日）を指定していることがあります。自分の予定に合わせて受け取り可能か確認しましょう。
3. カットの有無： 自分で切るのが面倒な方のために、あらかじめ希望のサイズにカットしてくれるサービス（有料の場合あり）を提供しているお店もあります。

予約は、店頭だけでなく、電話や公式ホームページ、最近ではLINE公式アカウントから受け付けているお店も増えています。例えば、あいと電氣餅店のように、冷凍配送に対応している専門店もありますので、遠方の方や、つきたての味をいつでも楽しみたい方は通販をチェックしてみましょう。

店頭でのし餅を購入する場合、もし予約なしで当日購入できるお店を見つけても、人気のお餅は午前中で売り切れることが多いです。そのため、できるだけ開店直後を狙って行くのが確実です。専門店ならではの深い味わいを、ぜひ一度体験してみてください！

デパート・百貨店で買うのし餅の特徴と予約のポイント

デパートや百貨店で販売されるのし餅は、品質や見た目、そして「贈答用」としての利用を意識しているのが大きな特徴です。特に、実家や親戚への手土産として持参したい、という方には特におすすめの購入先です。

デパートののし餅は「ブランド力」と「安心感」

デパートや百貨店で取り扱われるのし餅は、主に次の2パターンです。

1. 全国の有名和菓子店・老舗餅店の特設販売： 年末の期間限定で、普段その地域では買えないような、全国の銘店ののし餅が手に入ることがあります。
2. デパート独自の厳選銘柄： デパートのバイヤーが厳選した、もち米の品種や製法にこだわった高級ラインナップが並びます。

価格帯はスーパーや専門店よりも高めになる傾向がありますが、それだけ品質やパッケージ、そして贈答品としての安心感は抜群です。特に年末の帰省シーズンには、手土産として購入する方も多く、予約なしでは手に入りにくい状況になります。

また、デパートののし餅は、贈答用として「木箱入り」や「風呂敷包み」など、見た目にも美しい状態で販売されていることが多いため、フォーマルな場での贈り物としても最適です。中には、紅白ののし餅をセットにしたものや、豆や粟が入った変わり種のお餅を取り扱っている店舗もあります。

デパートでの確実な予約方法

デパートでののし餅購入も、やはり「予約」が基本です。

• 予約の窓口： 地下食品フロアの和菓子コーナーや、特設のお歳暮・迎春コーナーで受け付けていることが多いです。
• 予約開始時期： 早いところでは11月下旬、遅くとも12月上旬には予約がスタートします。
• 受け取り： 多くのデパートでは、12月27日から31日までの間に店頭で受け取る形になります。配送サービスを行っている場合もありますが、年末は混み合うため、事前に確認が必要です。

デパートの予約は、年末の需要を予測して限定数を設けているため、「ちょっと遅れたかな？」と感じたら、すぐに電話で問い合わせてみるのが一番です。もし人気の銘柄が予約で完売してしまっていても、別のブランドののし餅を紹介してもらえる可能性もあります。

特に、お供え餅とセットになっている商品や、鏡餅として飾れる特別なのし餅など、デパートならではの品揃えを楽しむのも良いですね。高品質なのし餅を探しているなら、ぜひ三越伊勢丹などのデパートのオンラインストアや店頭情報をチェックしてみてください。

【年中買える】Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの通販徹底比較

「仕事が忙しくて年末に店舗に行く時間がない」「一年中美味しいお餅を食べたい」「遠方の有名なお餅を取り寄せたい」という方にとって、通販サイトは最強の味方です。

ECサイトの最大の魅力は「多様な選択肢」

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、全国各地の様々なお餅屋さんがのし餅を出品しています。その魅力はなんといっても、比較検討のしやすさと「年中買える」商品の多さです。

• 価格競争： 多くのメーカーが出品しているため、価格を比較しながらお得なのし餅を見つけやすいです。
• 地域銘柄： 新潟の「こがねもち」、岩手の「ヒメノモチ」など、特定の地域や品種にこだわったお餅を、自宅にいながら簡単に注文できます。
• レビューで判断： 実際に購入した人のレビューや評価を参考にできるため、品質の目安をつけやすいです。

特に年末は、ECサイトも「年末お届け限定」のつきたて、無添加の予約商品が豊富に並びます。人気の「スリットカット」加工がされているものも多く、自分で切る手間を省きたい方には非常に便利です。

通販でのし餅を購入する際の注意点

通販は便利ですが、年末の購入にはいくつかの注意点があります。

知っておきたい通販の注意点：

1. 配送日指定： 年末（12月28日〜31日）は、運送会社の荷物が集中するため、指定した日時に届かないなどのトラブルが発生しやすいです。できるだけ余裕を持った配送日を指定することをおすすめします。
2. 送料： のし餅自体は安くても、クール便などの送料がかかる場合があります。「送料無料」の商品を探すか、複数枚まとめて購入して送料を抑える工夫が必要です。
3. 保存方法： 無添加ののし餅は、賞味期限が短い（常温で数日）ため、届いたらすぐに冷蔵または冷凍保存が必要です。冷凍庫のスペースを確保しておきましょう。

特に、楽天市場やYahoo!ショッピングでは、お正月向けに2kgや4kgといった大容量ののし餅を送料無料で販売するお店も多く、家族が多いご家庭には大変お得です。また、ふるさと納税の返礼品として出している自治体もありますので、そちらもチェックしてみる価値がありますよ。

自宅にいながら全国の美味しいお餅を比較して選べるのは、通販ならではの特権です。ぜひ各サイトで「のし餅」と検索して、お気に入りの一品を見つけてくださいね。

地域限定の銘柄にも注目！ふるさと納税で手に入れる方法

「のし餅」を探すとき、単に「どこで買えるか」だけでなく、「どんなお餅があるか」にも注目してみると、もっとお正月が楽しくなりますよ。特に、ふるさと納税は、地方の隠れた名産品であるのし餅を手に入れる絶好の機会です。

ふるさと納税で手に入るのし餅の魅力

ふるさと納税の返礼品には、その地域でしか手に入らないような、こだわりののし餅が多数登録されています。

• 希少なもち米品種： 地域の在来種や、特別な栽培方法で作られたもち米を使用した、希少価値の高いお餅が手に入ります。
• つきたての鮮度： 多くの自治体では、年末に合わせて「つきたて」を冷凍または冷蔵で配送してくれるため、専門店品質のお餅を自宅で楽しめます。
• 変わり種のお餅： 豆餅、よもぎ餅、粟餅など、地域特有の食材を練り込んだ「変わり種のし餅」に出会えるのも魅力です。

ふるさと納税を利用すれば、実質的な負担額を抑えながら、全国の美味しいお餅を試すことができるわけですから、餅好きにはたまりませんね！ただし、年末近くになると申し込みが集中するため、配送日指定ができなかったり、年明けの配送になったりすることがあるので、早めの申し込みが必要です。

ふるさと納税での申し込みタイミング

「お正月までにのし餅が欲しい！」という場合は、遅くとも11月中には申し込みを済ませておくことをおすすめします。人気のある返礼品は、早めに在庫がなくなってしまうこともありますし、年明けに配送されても困りますよね。

申し込み時のチェックポイント：

1. お届け時期： 必ず「12月〇日〜〇日の間に発送」など、年内のお届けが確約されているかを確認しましょう。
2. 内容量： 2kgや4kgといった大容量のものが多いので、冷凍庫のサイズを考慮して選びましょう。
3. レビュー評価： 実際に寄付をした人のレビューを見て、お餅のコシや風味、そして配送の対応が丁寧だったかを確認すると失敗が少ないです。

ふるさと納税サイト（例：さとふる、ふるさとチョイスなど）で「のし餅」と検索する際には、「年末」「もち米」といったキーワードも一緒に使うと、お目当ての品が見つかりやすいですよ。ぜひ、この機会に地方の美味しいのし餅を見つけて、いつもとは違うお正月を過ごしてみてはいかがでしょうか。

のし餅と切り餅の違いって？用途に合わせた選び方を解説

のし餅を探していると、「のし餅」と「切り餅」という言葉が出てきますよね。どちらもお餅には変わりないのですが、それぞれの特徴と用途を知っておくと、より自分に合ったお餅を選ぶことができます。

「のし餅」と「切り餅」の明確な違い

簡単に言えば、のし餅は「板状のお餅」のことで、切り餅は「四角くカットされた個包装のお餅」のことです。

項目	のし餅（板餅）	切り餅（パック餅）
形状	大きな長方形の板状	小さな四角（または丸）に個別にカット
価格	グラム単価は比較的安い	グラム単価は比較的高め
製法	つきたてのものが多い（無添加多し）	大量生産品が多い（添加物が入る場合あり）
用途	自分で好きなサイズ・形に切る、雑煮、焼いて食べる	手軽に食べる、一つずつ調理

のし餅のメリット：

• 自分の好きな厚さ、好きな大きさにカットできるので、雑煮用、ぜんざい用、焼く用など、用途によって調整がしやすいです。
• つきたてのものが多く、コシが強く風味豊かで、美味しいお餅を食べたい人向けです。

切り餅のメリット：

• 個包装なので、カビが生えにくく長期保存が可能です。
• 調理の手間がなく、すぐに食べたいときに便利です。

どちらを選ぶべき？用途別おすすめ

どちらを選ぶかは、あなたの「お正月のお餅の使い方」によって決まります。

1. こだわり派＆大食い家族： 大容量でつきたての美味しさを追求したいなら、断然のし餅がおすすめです。自分で切る手間はかかりますが、その分、新鮮で美味しいお餅を存分に楽しめます。
2. 手軽さ重視＆一人暮らし： 必要な分だけサッと取り出せて、保存が簡単な切り餅を選ぶのが良いでしょう。最近は品質の良い切り餅も増えています。
3. ハイブリッド派： 年末にのし餅を購入して、すぐに食べきれない分は、自分で切り餅サイズにカットして冷凍保存すれば、美味しさを保ちつつ、手軽さも両立できます。

のし餅は、自分で切り分けることで、お餅の切り方一つにも個性が出るのが楽しいところです。例えば、雑煮用には薄めに切ってつるっとした食感を楽しんだり、焼く用には厚めに切ってモチモチ感を堪能したり、色々試してみるのも面白いですね。

失敗しない！美味しい「のし餅」を選ぶ3つのチェックポイント

のし餅をどこで買えるか分かったところで、次に大切なのが「どう選ぶか」です。スーパーや通販サイトでたくさんの商品が並んでいる中で、本当に美味しいのし餅を見分けるための3つのチェックポイントを解説します。

もち米の「品種」と「産地」をチェック

美味しいお餅は、まず良いもち米から作られます。もち米にも様々な品種があり、それぞれに特徴があります。

• こがねもち（新潟県）： 粘り、コシ、風味が最も優れていると言われる品種です。「もち米の王様」とも呼ばれ、高級な餅によく使われます。
• ヒメノモチ（岩手県など）： 非常に白くきめ細やかで、なめらかな舌触りが特徴です。伸びが良く、餅らしい食感を楽しめます。

原材料表示を見て、ただ「もち米」とだけ書かれているものよりも、「新潟県産こがねもち100%使用」のように、具体的な品種と産地が明記されているものを選ぶと、品質へのこだわりが感じられます。特に、産地名が書かれていれば、その土地の気候で育った質の良いお米である可能性が高いです。

「杵つき製法」か「無添加」表示があるか

製法は、お餅の食感を大きく左右します。美味しさへのこだわりを示すキーワードを覚えておきましょう。

• 「杵つき（きねつき）」： 伝統的な製法で、コシの強さと粘り、お米の風味を最大限に引き出します。この表示があれば、まず美味しいお餅だと判断してOKです。
• 「無添加」： もち米と水だけで作られている証拠です。保存料が入っていないため、日持ちはしませんが、純粋なお米の甘みと風味を楽しめます。

「杵つき」で「無添加」であれば、それが最高の組み合わせです。もし無添加でなくても、「つきたて風味」や「低温製法」など、品質をアピールする表示にも注目してみましょう。

製造者（メーカー）の評判と「切り方のサービス」

初めて買うメーカーの場合は、通販サイトのレビューや口コミを参考にしてみましょう。特に老舗のお餅屋さんやお米屋さんが製造しているものは、信頼性が高いです。

また、のし餅の状態で販売されている場合、「スリットカット（切れ目入り）」や「カットサービス」があるかどうかも大切な選択基準になります。

• スリットカット： 板状でありながら、手でポキポキと割れる切れ目が入っています。自分で包丁を使うのが不安な方におすすめです。
• カットサービス： 専門店や一部通販では、希望のサイズにカットして配送してくれるサービスがあります（有料の場合あり）。このサービスを利用すれば、のし餅の鮮度を楽しみつつ、手間なく切り餅と同じように使えます。

これらのポイントを総合的にチェックすれば、きっとあなたのお正月にぴったりの、極上ののし餅に出会えるはずです！

「のし餅」の値段相場はいくら？サイズや重さで比較

のし餅を購入するにあたって、やっぱり気になるのは値段ですよね。購入先や重さによって価格は大きく変わってきますので、だいたいの相場を知っておくと予算を立てやすいでしょう。

購入先別！のし餅の価格相場（1kgあたり）

のし餅は、通常1kg、1.8kg（一升）、2kgなどの単位で販売されます。ここでは、比較しやすいように「1kgあたりの目安価格」で相場を見てみましょう。

購入場所	1kgあたりの相場（目安）	特徴
スーパー・量販店	800円〜1,300円	大量生産品、手軽さ重視、品種の記載がない場合あり
通販・専門店	1,500円〜2,500円	杵つき、無添加、高級品種もち米使用、送料が別途かかる場合あり
デパート・高級品	2,000円〜3,500円	贈答用、木箱入り、有名老舗ブランド、限定品

相場を見てみると、スーパーと専門店・通販では、価格帯に大きな差があることが分かります。これは、先に解説した通り、「製法」と「もち米の品種」にコストがかかっているからなんです。

例えば、スーパーで安く売られているのし餅は、もち米の品種が不明確だったり、機械練りが主体だったりする場合があります。一方、専門店のお餅は、職人の手間暇がかかる「杵つき」製法で、厳選されたもち米を使っているため、どうしても価格は高くなります。

「一升餅（約1.8kg）」はどれくらいの量？

のし餅は、「一升餅」という単位で売られることが多いです。「一升」は、もち米の重さで約1.5kgですが、お餅にすると水分量などにより約1.8kg〜2kg前後になります。

この一升餅（1.8kg）を一般的な切り餅サイズ（約50g）にカットすると、約36個分になります。一家族で年末年始に食べる量としては十分ですが、親戚が多く集まる場合や、お餅をよく食べるご家庭では、2枚（二升餅、約3.6kg）を準備される方もいます。

また、のし餅は重さだけでなく、「厚み」も重要です。薄く伸ばされたお餅はグラム単価が安く見えますが、焼いたときの満足感が足りないこともあります。通販サイトなどで購入する際は、グラム数だけでなく、「厚さ〇cm」といった情報も確認し、厚みのあるお餅を選ぶのがおすすめです。

ご家庭の食べる量と、お餅に対するこだわりを考慮して、予算内で最適な一枚を選んでみてくださいね。特に年末は「つきたて」のお餅を求め、少し高くなっても専門店や通販で買う方が増えていますよ。

買ってきたのし餅を上手に切る裏技！固くなる前と後の切り方

のし餅を無事に手に入れたら、次に立ちはだかるのが「どうやってきれいに切るか」という問題です。つきたての柔らかい状態と、少し時間が経って固くなった状態とでは、切り方のコツが異なります。裏技を知っていれば、ストレスなくきれいに切り分けられますよ！

つきたて（柔らかい状態）の切り方

つきたてのお餅は、粘りが強すぎて包丁にベタベタとくっつきやすく、そのまま切ろうとすると形が崩れてしまいます。この場合は、「半日ほど置いて半生状態にする」か、「包丁に油を塗る」のが裏技です。

1. 半日放置： 買ったのし餅を袋から出し、ラップをかけずに半日〜1日ほど常温で置いておきます。表面が少し乾燥して固くなり、粘り気が落ち着くので切りやすくなります。
2. 包丁を温める： 包丁を熱湯で温めて水分を拭き取ってから切ると、お餅が包丁にくっつきにくくなります。
3. 目印をつける： 定規などを使って、切りたいサイズの縦横に浅く切り込みを入れておくと、まっすぐきれいに切れます。

最も簡単なのは、「糸」や「ワイヤー」を使う方法です。調理用のタコ糸を使い、お餅に押し当てて両端を引っ張ると、包丁よりも遥かにきれいに、そして力を入れずにカットできます。特に、つきたての柔らかいお餅には最適ですよ！

固くなったお餅の切り方

冷蔵庫などで保存して、カチカチに固くなってしまったお餅は、力任せに切ろうとすると包丁が滑って危険です。この場合は、「電子レンジで軽く温める」のが鉄則です。

• 電子レンジで10〜20秒： のし餅全体をラップで包み、電子レンジで10〜20秒ほど温めて、表面を少し柔らかくします。餅の中心は固いままなので、温めすぎないように注意しましょう。
• 力を入れずに上から押す： 柔らかくなった表面を狙い、定規などを使って真っ直ぐ切り込みを入れ、その後、力を入れずにゆっくりと包丁の重みを使って切っていきます。

ただし、固いお餅を切る際は、包丁が滑らないように、濡れ布巾などを敷いた滑りにくい台の上で作業しましょう。また、もし「スリットカット」されているのし餅を選んだ場合は、完全に固くなる前に、切れ目に沿って手で割ってしまうのが一番簡単で安全です。

せっかく手に入れた美味しいのし餅ですから、最後まで丁寧に、そして安全に切り分けて、美味しくいただきましょうね！

無添加の「のし餅」を長持ちさせる正しい保存方法

専門店やこだわりの通販で買うのし餅は、「無添加」であることが多いですが、それは同時にカビが生えやすいということでもあります。美味しいお餅を最後まで無駄なく楽しむための、正しい保存方法を解説します。

基本は「冷蔵」または「冷凍」保存

つきたての無添加のし餅は、常温保存だと2～3日でカビが生え始めてしまうことがあります。購入したら、すぐに以下のいずれかの方法で保存しましょう。

短期間で食べきる場合（冷蔵保存）

一週間程度で食べきる予定の場合は、冷蔵保存で大丈夫です。

• 保存容器： のし餅全体を清潔な布巾やキッチンペーパーで包み、密閉できるタッパーなどの容器に入れます。
• 「ワサオーロ」の活用： 専門店でよくおまけとして付いてくる「ワサオーロ」（天然由来の防カビ剤）がある場合は、一緒に入れるとカビの発生を遅らせることができます。

ただし、冷蔵庫に入れても、時間が経つと水分が抜けてお餅がカチカチに固くなってしまうので、早めに食べるのが鉄則です。

長期間保存する場合（冷凍保存）

年明け以降も食べたい、または大量に購入した場合は、必ず冷凍保存しましょう。冷凍すれば、半年〜1年近く鮮度を保つことが可能です。

1. カットする： まず、食べやすい切り餅サイズに全てカットします。固くなる前に切るのがポイントです。
2. 個別包装： 一つずつラップでぴったりと包み、空気に触れないようにします。
3. 密閉： ラップで包んだお餅をさらにジップロックなどの密閉袋に入れ、できるだけ空気を抜いてから冷凍庫に入れます。

こうして冷凍したお餅は、食べる時に冷凍庫から出してそのまま焼いたり、煮たりして使えます。解凍せずに調理できるため、非常に便利ですよ！ただし、一度解凍したお餅は再冷凍しないようにしましょう。

正しい保存方法で、つきたての美味しさを長期間キープして、お正月の後も、お餅ライフを楽しんでくださいね！

【地域別】ユニークなのし餅（棒餅・豆餅など）の楽しみ方

のし餅と聞くと、白い四角いお餅を思い浮かべる方が多いと思いますが、日本全国には、その地域ならではのユニークなお餅がたくさんあります。地域独特のお餅を知れば、また違ったのし餅の楽しみ方が見つかるはずです！

個性豊かな「変わり種」のし餅

地域によっては、もち米だけでなく、様々な食材を練り込んでつくる「変わり種」のし餅が主流の場合もあります。

• 豆餅（まめもち）： 煎った黒豆や青豆、大豆などをもち米に混ぜてつくったお餅です。豆の香ばしさと塩気が効いていて、焼いてそのまま食べるのが最高に美味しいです。東北地方や北陸地方でよく見られます。
• 棒餅（ぼうもち）： 餅を板状ではなく、太い棒状に伸ばして作るお餅です。秋田県や山形県などで見られ、食べる分だけ輪切りにして使います。
• 粟餅・稗餅： 粟（あわ）や稗（ひえ）などの雑穀をもち米に混ぜてついたお餅です。プチプチとした食感が特徴で、素朴な風味を楽しめます。

これらの変わり種のお餅は、普通の白いお餅よりも風味や食感に個性があるため、バターを塗って焼いたり、シンプルに醤油をつけたりして食べるのがおすすめです。特に豆餅は、お正月だけでなく、普段のおやつとしても楽しめますよ。

ユニークなお餅はどこで買える？

このような地域限定のユニークなお餅は、地元の道の駅、農産物直売所、または通販サイトの地域特産品コーナーで見つけることができます。

例えば、北海道や東北地方の道の駅では、自家製のもち米を使った棒餅や、地域特有の豆を使った豆餅などが並びます。年末の帰省や旅行の際に、現地の直売所を覗いてみるのも楽しいですね。

もちろん、遠方で購入できなくても、Amazonや楽天市場でも「豆餅」「よもぎ餅」といったキーワードで検索すれば、全国からお取り寄せが可能です。例えば、岩手県の「くるみ餅」や、山梨県の「信玄餅」のように、お餅をベースにした和菓子もたくさんありますので、のし餅のついでに、地域のユニークなお餅を試してみるのもおすすめです。

今年は、いつもの白いお餅だけでなく、ちょっと珍しい変わり種ののし餅にも挑戦して、食卓に新しい発見を加えてみてはいかがでしょうか。

お正月を過ぎても美味しい！のし餅のアレンジレシピ

「大量にのし餅を買いすぎて、お正月が終わっても余ってしまった…」というのは、お餅あるあるですよね。でも大丈夫！のし餅はアレンジの幅が広いので、飽きずに最後まで美味しく食べきることができます。

お餅消費に最適！簡単アレンジレシピ

いつもの「磯辺焼き」や「雑煮」に飽きたら、ぜひ試してほしいアレンジレシピをいくつかご紹介します。

餅チーズベーコン巻き（洋風）

これは子供から大人まで大人気のレシピです。固くなったお餅でもOK！

1. お餅を細長く切ります（切り餅の半分くらいのサイズ）。
2. ベーコンとスライスチーズ（またはピザ用チーズ）でお餅を巻きます。
3. フライパンでベーコンに焼き色がつくまで焼いたら完成。塩コショウで味を調えます。

餅の揚げ出し（和風）

外はカリッと、中はトローリ！お餅が最高の状態になります。

1. お餅を食べやすい大きさに切ります。
2. 片栗粉を薄くまぶし、180℃の油で表面がきつね色になるまで揚げます。
3. 熱いうちに、温かいつゆ（麺つゆを薄めたものなど）に大根おろしやネギを添えて完成です。

お餅のかりんとう（おやつ）

カリカリとした食感で、手が止まらなくなるおやつです。

1. お餅をサイコロ状、または細い棒状にカットします。
2. 低温（150℃くらい）の油でじっくりと揚げて、膨らませます。
3. 醤油と砂糖を煮詰めたタレ、またはきな粉と砂糖をまぶして完成です。

特に「餅の揚げ出し」は、固くなったお餅を美味しく蘇らせる最強のレシピです。冷凍保存しておいたお餅も、解凍せずにそのまま揚げることもできますよ。少し手間を加えるだけで、お餅が全く別の料理に生まれ変わります。

また、お餅を細かく砕いて（またはすりおろして）お好み焼きやチヂミの生地に混ぜ込むと、もちもちとした食感が加わり、これもまた美味しいです。余らせてカビさせてしまう前に、様々なアレンジレシピを試して、のし餅のポテンシャルを最大限に引き出してあげましょう！

のし餅の予約はいつから始めるべき？年末の争奪戦に勝つ方法

のし餅を購入する場所や選び方が分かったところで、最後にもう一度、「いつ行動すべきか」についてまとめておきましょう。つきたての美味しいお餅を手に入れるためには、年末の「争奪戦」に勝つための戦略が必要です。

専門店・デパートの予約は11月が鍵！

最も品質が高く、無添加でつきたてののし餅を提供してくれる専門店やデパートは、生産量に限りがあるため、予約開始が早いです。

• 予約開始目安： 11月下旬〜12月上旬
• 確実な手に入れ方： 11月中に、購入したい店舗の公式サイトや店頭で、予約開始日をチェックし、開始直後に申し込むのが鉄則です。
• メリット： 品質や受け取り日時が保証されるため、年末に慌てずに済みます。

特に、地元で評判の餅屋さんなど、人気のある店舗は、予約開始から数日で締め切られてしまうことも珍しくありません。もし出遅れても、電話で「キャンセル待ち」ができないか聞いてみる価値はありますよ。

スーパー・量販店での購入は12月中旬〜25日頃まで

予約はしないけれど、板状ののし餅をスーパーで手に入れたい場合は、販売が本格化する時期を逃さないことが重要です。

• 購入推奨時期： 12月20日頃まで
• 確実な手に入れ方： 12月に入ったら、週に一度はお正月用品の特設コーナーができていないかチェックしましょう。25日を過ぎると、一気に切り餅に切り替わってしまうことが多いです。
• メリット： 予約の手間がなく、手軽に買える。

通販での購入は「配送日指定」と「レビュー」が重要

通販は年中利用できますが、年末のお届けを確実にするためのポイントがあります。

• 申し込み時期： 12月上旬までには注文を完了させましょう。
• 確実な手に入れ方： 配送日指定ができる場合は、12月28日以前の受け取りを指定して、配送の遅延リスクを回避しましょう。また、販売実績とレビューの多い信頼できる店舗を選んでください。

お餅は、お正月を迎えるための大切な縁起物です。早めの情報収集と計画的な行動で、あなたのご家庭にぴったりの、最高に美味しいのし餅を、ぜひ手に入れてくださいね！

のし餅を贈答品にするなら知っておきたいマナーと選び方

のし餅は、単に食べるだけでなく、親戚や取引先への「お歳暮」や「年越しのご挨拶」として贈答品にする方も多いです。贈り物として選ぶ場合に知っておきたいマナーと、選び方のポイントを解説します。

贈答品としての「のし餅」の選び方

贈答品として選ぶのし餅は、自分で食べるものとは少し視点を変える必要があります。

1. 品質と銘柄： 相手に喜ばれるよう、もち米の品種（こがねもちなど）や「杵つき」など、品質の高さが明確な銘柄を選びましょう。デパートや専門店での予約品が最も適しています。
2. パッケージ： 贈答品としてふさわしい「木箱入り」や「風呂敷包み」など、見た目にも丁寧なパッケージのものを選びます。
3. 日持ち・保存方法： 相手に負担をかけないよう、日持ちのする「個包装の切り餅」がセットになったものや、冷凍配送に対応しているものを選ぶと親切です。もし生ののし餅を贈る場合は、必ず保存方法（冷凍必須など）を丁寧に伝えましょう。

相手がご高齢の方であれば、自分で切る手間がないように、あらかじめ「スリットカット済みのもの」を選ぶ配慮も大切です。贈る側の気遣いが伝わる選び方を心がけましょう。

のし餅を贈る際のマナー（熨斗について）

お正月に関わる品物を贈る際には、「熨斗（のし）」の選び方も重要です。

• 時期： お歳暮として贈る場合は、12月10日～20日頃までに到着するように手配するのが一般的です。
• 熨斗の種類：
  • 結び方： 何度でも結び直せる「蝶結び（花結び）」を選びます。お正月は毎年迎えるおめでたい行事なので、繰り返しの慶事に使用する蝶結びが適切です。
  • 表書き： 12月上旬から25日頃までは「お歳暮」、それ以降は「御年賀」または「御挨拶」とするのが一般的です。

特に通販で贈る場合は、購入時に「熨斗希望」として、表書きと名入れを正しく指定することを忘れないようにしましょう。こうした細やかなマナーを守ることで、より丁寧な気持ちが伝わります。のし餅という縁起の良い贈り物を、マナーを守って気持ちよく贈ってくださいね！

地域によって異なる！「のし餅」の様々な食べ方

のし餅は、焼いて醤油をつけたり、雑煮に入れたりするのが一般的ですが、実は地域や家庭によって様々な食べ方があり、そのバリエーションを知るだけでも食卓が豊かになります。

地域で変わる！お雑煮の餅の形と出汁

お正月に欠かせないお雑煮ですが、東日本と西日本で、お餅の形と出汁の味が大きく変わります。

• 東日本（主に関東）： 角餅（四角い切り餅）を使うのが主流です。出汁は醤油ベースのすまし仕立てが多く、具材は鶏肉や小松菜などを使います。
• 西日本（主に関西）： 丸餅（丸い切り餅）を使うのが主流です。出汁は白味噌仕立てが多く、具材は里芋や大根などを使うのが特徴です。

のし餅は、もともと長方形の板状なので、切る前に「関東風の角餅」にするか「関西風の丸餅」にするか、どちらも作れるのが嬉しい点です。関西風の丸餅にする場合は、のし餅から丸い形を切り出して作ることもありますが、少し手間がかかるので、通販で「丸のし餅」を探すのもおすすめです。

シンプルな食べ方を楽しむコツ

つきたての美味しいのし餅を手に入れたら、まずはシンプルな食べ方で、その風味を最大限に楽しんでみましょう。

• 焼き餅（バター醤油）： 焼いたお餅にバターを乗せて溶かし、少し醤油を垂らすだけ。香ばしさとバターのコクが、お餅の甘みを引き立てます。
• きな粉餅： 柔らかく茹でたお餅に、砂糖を混ぜたきな粉をたっぷりまぶします。シンプルですが、もち米の甘さが際立つ、和のデザートです。
• 納豆餅： 細かく切ったお餅を焼くか茹でるかして、納豆と和える食べ方です。東北地方でよく見られ、栄養満点で腹持ちも良いですよ。

特に豆餅などの変わり種ののし餅は、焼いて何もつけずにそのまま食べたり、少し塩を振るだけで、中の豆や雑穀の風味が際立って美味しくいただけます。のし餅一枚から、様々な地域の食文化を楽しんでみてくださいね。

もしものし餅が手に入らなかったら？代替品と対処法

年末ギリギリになって探し始めたら、どこに行っても「のし餅」が売り切れ！という状況になる可能性もゼロではありません。もしお目当てののし餅が手に入らなかった場合の、賢い代替品と対処法を知っておきましょう。

代替品としての「切り餅」の活用法

のし餅が手に入らなくても、個包装の「切り餅」であれば、スーパーやコンビニエンスストアで比較的最後まで手に入りやすいです。

• 高品質な切り餅を選ぶ： 最近は、切り餅でも「こがねもち使用」や「杵つき製法」を謳う、高品質なものが増えています。のし餅に近い美味しさを求めるなら、メーカーのこだわりが感じられる切り餅を選びましょう。
• 雑煮は切り餅で代用： お雑煮に入れる分には、切り餅をそのまま使っても問題ありません。ただし、板状ののし餅から自分で切るよりも、一つあたりの価格が高くなることは覚えておきましょう。

「餅つき機」で自宅でつくるという選択肢

「どうしてもつきたての味が諦められない！」という方は、いっそのこと「餅つき機」を導入するという選択肢もあります。もち米さえ手に入れば、自宅でいつでもつきたてホカホカののし餅を作ることができます。

• 餅つき機のメリット： 圧倒的な鮮度と美味しさが手に入る、お正月以外にも楽しめる、家族で餅つきを楽しめる。
• 餅つき機のデメリット： 初期費用がかかる、もち米の準備や機械の手入れの手間がある。

最近の餅つき機は、もち米を洗ってセットすれば、蒸しからつきまで自動でやってくれるものが多く、昔よりもずっと手軽になっています。もし、毎年お餅を大量に消費するご家庭であれば、長期的に見て経済的かもしれません。餅つき機の価格や機能は、価格比較サイトなどでチェックできます。

また、「もち米」だけを購入して、地域にある餅つきのイベントやサービスを利用するという方法もあります。お米屋さんが、つきたてをサービスで提供してくれる場合もあるので、地元の情報もチェックしてみてくださいね。

のし餅と切り餅の保存と食べ方の決定版比較！

ここまで、のし餅の購入場所から保存方法、食べ方まで詳しく見てきました。最後に、のし餅と切り餅それぞれの「保存と食べ方」の決定版を比較表でまとめておきます。あなたがどちらを選ぶかの最終判断の参考にしてくださいね。

項目	のし餅（板餅）	切り餅（パック餅）
日持ち（常温）	約2〜3日（無添加の場合）	数ヶ月〜1年（個包装・脱酸素剤による）
長期保存方法	カットして個包装し、冷凍保存が必須	未開封であれば常温でOK、開封後は冷蔵・冷凍
カットの手間	必要（柔らかい時/固い時のコツが必要）	不要（最初からカット済み）
美味しさのポテンシャル	非常に高い（つきたて・風味豊か）	メーカーのこだわりによる（個包装で風味は劣る傾向）
おすすめの用途	お雑煮（自分で形を決めたい）、ぜんざい、きな粉餅など	手軽な磯辺焼き、急なおやつ、災害時の備蓄

のし餅は、「美味しさ」と「自由な形」を求める方には最高の選択肢ですが、その分、「保存」と「カット」に手間がかかります。一方で切り餅は、「手軽さ」と「長期保存」という点では圧倒的に優れています。

どちらを選ぶにしても、今年の年末は、早めに準備を始めることで、美味しいお餅で気持ちよく新年を迎えられること間違いなしです！Amazonや楽天市場で、全国の銘柄を比べてみたり、地元のお米屋さんに予約を入れてみたり、あなたのベストな「のし餅」を見つける旅を、楽しんでくださいね。