ギターはどこで売ってる?初心者必見のおすすめ販売店と失敗しない選び方を解説

ギターはどこで売ってる?初心者必見のおすすめ販売店と失敗しない選び方を解説

「ギターを始めたいけど、どこで買えばいいんだろう?」

そう悩んでいるギター初心者の方は、実はとっても多いんです。
楽器店ってなんだか敷居が高い気がするし、ネットで買うのも不安…わかります、その気持ち!
この記事では、ギターが売っている場所から、失敗せずに自分にぴったりの1本を見つけるための超具体的な選び方まで、モモストアがわかりやすく解説していきますね。
この記事を読めば、もう迷うことなく、最高のギターライフをスタートできますよ!

・ギターはどこで売ってる?主な購入先はこの3パターン!
・【実店舗編】大手楽器チェーン店で買うメリット・デメリット
・【ネット通販編】Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングで買うメリット
・ギターをフリマアプリ(メルカリなど)で買うのはアリ?注意点とは
・ギター選びの最初の一歩!エレキギターとアコギどっちを選ぶべき?
  1. ギターはどこで売ってる?主な購入先はこの3パターン!
    1. 圧倒的な安心感と品揃え!大手楽器チェーン店
    2. 掘り出し物が見つかるかも?専門的な個人店
    3. 自宅から選べる手軽さ!ネット通販サイト
  2. 【実店舗編】大手楽器チェーン店で買うメリット・デメリット
    1. 大手チェーン店のメリットは「試奏」「サポート」「立地」の三拍子!
    2. 大手チェーン店のデメリット:在庫の偏りと価格競争
  3. 【ネット通販編】Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングで買うメリット
    1. ネット通販の最大の魅力は「価格」と「種類」
      1. 低価格で初心者セットが手に入る
      2. 地方でもレアなモデルを比較検討できる
    2. 誰にも触られていない「新品未展示品」が手に入る可能性
  4. ギターをフリマアプリ(メルカリなど)で買うのはアリ?注意点とは
    1. メルカリなどのメリットとリスク
  5. ギター選びの最初の一歩!エレキギターとアコギどっちを選ぶべき?
    1. 自宅練習派なら断然エレキギターがおすすめな理由
    2. 弾き語りがしたいならアコースティックギター!
  6. 初心者必見!失敗しないためのギター選びの最重要ポイント
    1. 試奏して「フィーリング」を確かめることの重要性
    2. 最初のギターは「見た目の好み」を優先してOK
  7. 【種類別】初心者におすすめのギター人気メーカーとその特徴
    1. エレキギターのおすすめメーカー3選
      1. YAMAHA(ヤマハ)
      2. Squier(スクワイヤー) by Fender
      3. Epiphone(エピフォン) by Gibson
    2. アコギのおすすめメーカー3選
      1. YAMAHA(ヤマハ)
      2. Epiphone(エピフォン)
      3. Fender(フェンダー)
  8. 最初の1本に必要な予算はいくら?初心者セットのメリット
    1. 初心者セットは本当に必要なものが揃っていてお得
  9. ギターと一緒に買うべき必須アイテムとアクセサリーリスト
    1. エレキとアコギで必要なものが違う!必須アイテムリスト
      1. 【両方に必須】チューナーとピック、そしてストラップ
      2. 【エレキ特有】アンプとシールド
      3. 【アコギ特有】カポタスト(カポ)
  10. 楽器店に行かなくてもOK?ネット通販で買うときの注意点
    1. 「初期調整」の有無を必ずチェックする
    2. 返品・交換ポリシーと保証期間を確認する
    3. 中古ギターやヴィンテージ品を探すならどこがいい?
  11. 初心者必見!失敗しないためのギター選びの最重要ポイント
    1. ギターを長続きさせるための3大原則
      1. 原則1:とにかく「見た目」と「フィーリング」を優先する
      2. 原則2:無理のない予算で「信頼性」を確保する
      3. 原則3:購入後の「相談先」を確保しておく
  12. ギター購入前に知っておきたい!楽器店のプロに相談するコツ
    1. 恥ずかしがらずに伝えるべき3つのこと
      1. 「完全な初心者である」ことを伝える
      2. 「予算の目安」と「やりたい音楽」を伝える
      3. 「自宅での練習環境」を伝える

ギターはどこで売ってる?主な購入先はこの3パターン!

momo-store.jp

結論から言うと、ギターは主に3つの場所で購入することができます。
それは、「実店舗の楽器店」「ネット通販サイト」「中古・フリマアプリ」の3つです。
それぞれにメリットとデメリットがあり、特にギター初心者の方にとっては、最初の購入場所選びがその後のモチベーションに大きく影響することもあります。

あなたがギターで何をしたいか、どんな生活スタイルで練習したいかによって、最適な購入場所は変わってきますので、まずはそれぞれの特徴をしっかり見ていきましょう。

圧倒的な安心感と品揃え!大手楽器チェーン店

最も王道で、初心者の方にモモストアが一番におすすめしたいのが、島村楽器や石橋楽器店、山野楽器といった大手楽器チェーン店です。
これらの店舗は、ショッピングモールや大型商業施設の中に出店していることが多く、気軽に立ち寄れる雰囲気があります。
楽器店と聞くと、なんだかプロしか入れないようなイメージがあるかもしれませんが、大手チェーン店の多くは、初めて楽器に触れる方でも入りやすいオープンな店構えになっているのが特徴です。

品揃えも幅広く、初心者向けのギターセットから、ある程度弾けるようになった中級者向けのモデルまで豊富に揃っています。
特に初心者セットは、ギター本体だけでなく、アンプ(エレキの場合)、チューナー、ピック、ケースなど、すぐに演奏を始めるために必要なものが一通り揃っているので、「何を揃えたらいいかわからない…」という方には最適ですよ。

さらに、大手ならではの充実したアフターサービスや、音楽教室を併設している店舗も多いため、購入後のサポート体制が整っている点も大きな安心材料です。
もし購入したギターに不具合があっても、すぐに相談できる環境があるのは心強いですよね。実際にギターを手に取って、そのサイズ感や重さ、そして何より弾き心地を試せるのは、実店舗の最大のメリットと言えるでしょう。

お店のウェブサイトで、希望のギターが置いてあるか、試奏用のスペースがあるかなどを事前にチェックしてから行くのが賢い方法です。また、店舗によってはクラシックギター専門や、管楽器専門など、取り扱い楽器が分かれている場合があるので、エレキやアコギを探している場合は「LM楽器(軽音楽器)」を取り扱っているかを確認してくださいね。

掘り出し物が見つかるかも?専門的な個人店

東京の御茶ノ水や大阪の心斎橋など、楽器店が密集する「楽器の聖地」のような場所には、特定のブランドやギターの種類に特化した個人経営の専門店が数多く存在します。
これらの店舗は、大手チェーン店にはないようなビンテージ品や、マニアックなモデルを取り扱っていることが多く、特定のギターを深く追求したい方にはたまらない空間です。

個人店のメリットは、なんといっても店員さんの知識の深さ!
その道のエキスパートである店主やスタッフが、あなたの音楽の好みやレベルに合わせて、ピンポイントで最適なギターを提案してくれます。
まるで秘密基地のような雰囲気の店内で、普段は見られないような珍しいギターを気軽に試奏できるのも、大型店にはない特別な楽しみ方です。

ただし、初心者の方がいきなりこうした専門店に行くのは、少しだけハードルが高いかもしれません。
専門用語が飛び交うこともありますし、品揃えが特定のものに偏っている場合もあります。最初の1本を探す場合は、まずは大手チェーン店で基本的な知識や相場を把握してから、興味のあるジャンルの専門店を訪れてみる、というステップを踏むのがおすすめです。

自宅から選べる手軽さ!ネット通販サイト

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、そして楽器専門の通販サイト(サウンドハウスなど)も、ギターを購入できる主要な場所の一つです。
ネット通販の最大の魅力は、やはり自宅にいながらにして、日本全国、世界中のギターを比較検討できる手軽さでしょう。
特に地方に住んでいて、近くに大型の楽器店がない方にとっては、通販は非常に強力な選択肢になります。

価格競争が激しいネットでは、実店舗よりも価格が安い傾向があるのも見逃せません。初心者向けのギターセットなどは、特に驚くほどリーズナブルな価格で提供されていることがあります。

ただし、ネット通販には「実際に触れない」という大きなデメリットがあります。
ギターは工業製品でありながら、木材の個体差や、ネックの反り具合、弦の高さ(弦高)など、一本一本で弾き心地が微妙に異なるデリケートな製品です。
写真で見た印象と、実際に届いたときの色味や質感、そして何より弾きやすさが違う、というリスクもゼロではありません。
そのため、通販で購入する場合は、信頼できる大手楽器店のオンラインストアや、返品・交換保証がしっかりしているサイトを選ぶことが重要になります。

後述しますが、「このモデルを買う!」と決めている場合は、実店舗で試奏してから、価格の安い通販で購入する、という賢い買い方をする人も増えていますよ。

【実店舗編】大手楽器チェーン店で買うメリット・デメリット

実店舗、特に大手楽器チェーン店での購入は、ギター初心者の方が失敗を避けるための最も確実な方法です。
その理由を、メリットとデメリットに分けて詳しく見ていきましょう。

大手チェーン店のメリットは「試奏」「サポート」「立地」の三拍子!

大手チェーン店が初心者におすすめできる最大の理由は、何と言っても「実際にギターに触れられる試奏環境」が整っていることです。ギターは、身体の一部のように扱う楽器なので、触ったときの感触や、ネックの握りやすさが非常に重要です。

例えば、手の小さい方なら、ボディサイズが小さめのアコースティックギター(FSシリーズやOOOサイズなど)を選ぶべきですが、これは実際に抱えてみないとわかりません。また、エレキギターでも、ネックの太さや形状はメーカーによって様々です。これらを店員さんに声をかけて試させてもらうことで、「なんか弾きやすいな」という直感的なフィーリングを確かめることができます。

もう一つの大きなメリットは、「充実したアフターフォロー」です。
新品のギターでも、環境の変化(湿度や温度)によってネックが反ったり、弦高が変わったりすることはよくあります。
大手チェーン店では、購入後の無料調整や、修理受付の窓口がしっかり設けられています。ギターを弾き始めたばかりの頃は、チューニングや弦交換だけでも不安になるものですが、困ったときにプロに相談できる環境があるのは、安心して練習を続けるための大きな支えになります。

さらに、多くの店舗が駅前やショッピングモール内にあるため、アクセスが良く、他の買い物ついでに立ち寄りやすいという立地の良さも、継続的な利用を促します。
ギターを弾くにはピックや弦などの消耗品が不可欠ですから、買い出しのついでに気軽に立ち寄れる場所にあるのは、地味ですが非常に大切な要素です。

メリット項目 具体的な内容 初心者への重要度
実機試奏 ネックの握りやすさ、重さ、音色を体感できる 極めて重要
専門スタッフ 個人の要望に合わせた適切なアドバイスがもらえる 非常に重要
アフターサポート ネック調整や初期不良対応、修理受付が万全 必須
初心者セット 必要なものが全て揃ったパッケージが豊富 高い

大手チェーン店のデメリット:在庫の偏りと価格競争

大手チェーン店にも、いくつか注意すべきデメリットがあります。

まず、「特定のモデルやビンテージ品が少ない」という点です。
大手は幅広い層に対応するため、初心者〜中級者向けの、売れ筋の定番モデルを中心に在庫を揃える傾向があります。そのため、「あのアーティストが使っている、あのマイナーなメーカーのギターが欲しい!」といった特定のこだわりがある場合、店舗では見つからず、取り寄せや専門店巡りが必要になることがあります。

次に、「価格競争力」です。
実店舗は、テナント料や人件費などの運営コストがかかるため、極限までコストを削減できるネット通販専業店と比較すると、販売価格がやや高めに設定されている場合があります。もちろん、実店舗でもセールや特価品はありますが、「とにかく安さ優先」で探している方にとっては、価格面では通販に軍配が上がることもあります。

しかし、忘れてはいけないのは、実店舗で購入することで得られる「安心感」と「調整」の価値です。多少価格が高くても、プロによる初期調整が施され、弾きやすい状態で購入できることは、特にギターを始めたばかりで何が正しい状態かわからない初心者にとっては、価格差以上の価値があるとモモストアは考えます。

デメリットを理解した上で、最初の1本は実店舗でじっくり選び、消耗品や2本目以降のギターは通販を利用する、という使い分けをするのが最も賢い購入方法かもしれませんね。

【ネット通販編】Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングで買うメリット

現代のギター購入において、ネット通販は無視できない大きな存在です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの巨大なECサイトを利用してギターを購入することには、実店舗にはない魅力がたくさんあります。ここでは、ネット通販のメリットと、賢く利用するためのヒントをお伝えします。

ネット通販の最大の魅力は「価格」と「種類」

ネット通販が実店舗を上回る最大のメリットは、「驚異的な価格競争力」「圧倒的な品揃え」です。

低価格で初心者セットが手に入る

ネットショップは、実店舗のような固定費(家賃や人件費)が少なく済むため、その分を価格に還元しやすい傾向があります。
特に、初心者向けのギターセットは、1万円台〜3万円台という破格の値段で提供されていることが多く、まずは「試しにギターを弾いてみたい」「続くかわからないから初期費用を抑えたい」という方にとって、非常に魅力的な選択肢となります。
セット内容も、ギター本体、ミニアンプ、チューナー、ピック、ストラップ、教則本など、至れり尽くせりになっているものがほとんどです。

また、実店舗での販売価格が固定されているような人気モデルでも、通販サイト独自のポイント還元やセールを利用することで、実質的に安く手に入れられるチャンスが多いのも魅力の一つです。

地方でもレアなモデルを比較検討できる

あなたが住んでいる地域の楽器店では、数種類のギターしか置いていないかもしれません。
しかし、ネット通販であれば、国内外のあらゆるメーカー、あらゆるモデルを、画面上で瞬時に比較することができます。
「遠方の楽器店まで足を運ぶ必要がない」というのは、特に地方在住の方や、忙しくてなかなか時間が取れない社会人の方にとって、大きなメリットですよね。

さらに、商品ページには、詳細なスペックや高解像度の写真、時には試奏動画まで用意されているため、実機に触れられなくても、ある程度の情報を得ることができます。
もちろん、実機確認にはかないませんが、情報収集と価格比較の面では、ネット通販が圧倒的に優位です。

通販サイトの種類 特徴 おすすめのユーザー
大手ECサイト(Amazon/楽天/Yahoo!) ポイント利用やセールが豊富。楽器店が出店していることも多い。 ポイントを貯めたい人、すぐに届けてほしい人。
楽器専門通販サイト(サウンドハウスなど) 専門的な機材、アクセサリー類まで網羅。価格が非常に安いことが多い。 価格重視の人、必要なアクセサリーが明確な人。

誰にも触られていない「新品未展示品」が手に入る可能性

実店舗で展示されているギターは、多くの人に試奏されています。もちろん、お店側は丁寧に管理していますが、「誰も弾いていない、本当に真新しいギターが欲しい」というこだわりを持つ方もいます。
ネット通販専業の在庫を持っているショップや、実店舗を持つ大手でも「通信販売専用在庫」を持っている場合があります。これらは店頭に並ぶことなく、倉庫から直接出荷されるため、誰にも触られていない、文字通りの「新品」を手に入れることができる可能性があります。

もし未展示品にこだわりたい場合は、注文前にショップに問い合わせて「未展示在庫を希望する」旨を伝えてみましょう。柔軟に対応してくれるショップはたくさんありますよ。通販を上手に利用すれば、安さと新品品質の両方を手に入れることが可能になります。

ただし、前述の通り、通販は初期調整が不十分なまま届くリスクもあります。届いたらすぐに自分で弦高を調整したり、チューニングをしっかり合わせたりする手間がかかることは覚悟しておきましょう。その手間すら楽しめてしまうのが、ギターという趣味の醍醐味ではありますが、不安な方は実店舗の安心感を選んでくださいね。

ギターをフリマアプリ(メルカリなど)で買うのはアリ?注意点とは

最近はメルカリやヤフオクなどのフリマアプリやオークションサイトでも、数多くのギターが出品されています。
「中古なら安く買えるし、ちょっと古めの珍しいギターに出会えるかも?」と魅力を感じる方も多いでしょう。結論から言うと、フリマアプリでの購入は「アリ」ですが、初心者の方にはあまりおすすめできません。その理由と、もし購入する場合の注意点を解説します。

メルカリなどのメリットとリスク

フリマアプリで購入する最大のメリットは、「価格の安さ」と「掘り出し物に出会える可能性」です。
特に、製造が終了したモデルや、限定生産されたレアなカラーリングのギターなど、現行品にはない魅力的な商品が見つかることがあります。また、すでにギターをやめてしまった人が出品している場合などは、相場よりもかなり安く出品されていることも珍しくありません

しかし、その裏には大きなリスクが潜んでいます。

フリマ購入のリスク 具体的な問題点 初心者への影響
状態の不透明さ ネックの反り、フレットの減り、内部配線の断線など、写真では見えない問題 致命的(弾きにくくて練習が続かない)
アフターサポートなし 購入後に不具合があっても、返品・修理の保証がない 不安材料になる
輸送中の破損 ギターの梱包が不十分で、配送中にネックが折れるなどの事故 大きな損失に繋がる

特に初心者にとって危険なのは、ギターの状態が悪いことに気付かず購入してしまうことです。
例えば、「ネックが反っている」状態のギターは、弦高が高くなりすぎて指が痛くなり、弾きにくさから挫折の原因になってしまいます。経験者なら自分で調整できますが、初心者では判断も調整も難しいですよね。

もしフリマアプリで購入する場合は、以下の点に細心の注意を払ってください

  • 「ネックの反り」と「フレットの残量」について、必ず質問欄で尋ねる。
  • 製造年、型番、メーカーを正確に確認し、事前にインターネットでそのモデルの評判を調べる。
  • 保証書や購入時の情報があるか確認する。
  • 写真だけでなく、「ヘッドからブリッジまでの全体像」など、細部まで写真を追加してもらう。
  • あまりにも価格が安すぎるものは、何か重大な欠陥がある可能性を疑う。

モモストアとしては、最初の1本は、プロの調整が入った実店舗や信頼できる大手通販サイトで購入することを強くおすすめします。中古品は、ギターの構造を理解し、自分で調整できるようになってから検討しても遅くはありません。

ギター選びの最初の一歩!エレキギターとアコギどっちを選ぶべき?

さあ、どこで買うかが分かったところで、次に立ちはだかる大きな壁が「エレキギター(エレキ)とアコースティックギター(アコギ)、どちらを選ぶべきか?」という問題です。
これは多くのギター初心者が最初に悩むポイントであり、あなたの音楽の好みや、練習環境によって正解が変わってきます。ここでは、それぞれの特徴を比較し、あなたに最適な選択肢を見つけるお手伝いをします。

自宅練習派なら断然エレキギターがおすすめな理由

もしあなたが、「バンドサウンドが好き」「ロックやポップスを演奏したい」「自宅で夜間に練習したい」と考えているなら、エレキギターが断然おすすめです。

エレキギターは、アンプ(スピーカー)に繋いで初めて大きな音が出ます。つまり、アンプにヘッドフォンを繋げば、深夜でも周りを気にせず、小さな音で大迫力のサウンドで練習できるのです。これは、アパートやマンション住まいの方にとっては、非常に大きなメリットとなります。

さらに、初心者にとって嬉しいポイントがもう一つあります。それは、エレキギターの方が弦が細く、柔らかいことです。
アコギに比べて、弦を押さえる力が少なくて済むため、ギターを弾き始めたばかりのときに誰もが経験する「指の痛み」を感じにくいのです。指が痛くて練習が嫌になってしまう、という挫折を防ぎやすいのは、エレキギターの大きな利点と言えます。

また、エレキギターは「パワーコード」という、たった1本の指で押さえられる簡単なコードを覚えるだけで、すぐに様々なロック曲が弾けるようになります。すぐに曲を弾く楽しさを味わえることも、モチベーション維持に繋がります。

比較項目 エレキギター アコースティックギター
弦の太さ・硬さ 細く柔らかい(指が痛くなりにくい) 太く硬い(押さえる力が必要)
音量・練習環境 ヘッドホンで消音可能(自宅練習に最適) 生音が大きい(夜間練習にはミュートが必要)
初期費用 ギター本体に加え、アンプなど周辺機器が必要 ギター本体のみでOK
向いている音楽 ロック、メタル、ポップス、ジャズ(バンド系) 弾き語り、フォーク、カントリー、ソロギター

弾き語りがしたいならアコースティックギター!

一方、アコースティックギター(アコギ)は、「エレキギターの前に立つ」ような、エレキには出せない温かく、豊かな生音が魅力です。
「コードを弾いて歌いたい」「弾き語りをしてみたい」「キャンプや友達との集まりでギターを弾きたい」という方には、アコギがぴったりです。

アコギの最大のメリットは、アンプなどの機材が一切不要で、すぐに演奏を始められることです。本体とピックさえあれば、どこでも演奏が可能です。

ただし、アコギの弦はエレキよりも太く硬いため、初心者のうちは指先が痛くなりやすいというデメリットがあります。こればかりは慣れが必要ですが、最近は「FSシリーズ」のように、ボディが小さく設計されており、手の小さな女性や子供でも抱えやすく、比較的弾きやすいモデルも増えているので、ぜひ実店舗で試奏して、自分に合うサイズを見つけてくださいね。

また、アコギの中には、「エレクトリック・アコースティックギター(エレアコ)」という種類もあります。これは、アコギにピックアップ(マイク)が内蔵されており、アンプに繋いで大きな音が出せるようにしたものです。
「普段は家で生音を楽しみたいけど、将来的にライブハウスで演奏してみたい」という方には、エレアコを選ぶと後々後悔せずに済みますよ。

結局のところ、ギターの選び方の最も重要な秘訣は、「あなたが弾きたい曲を弾いているアーティストがどちらのギターを使っているか」、そして「見た目や音色にグッとくるのはどちらか」という、あなたの「好き」という気持ちを優先することです。
「好き」な気持ちがあれば、指の痛みや練習の難しさも乗り越えられます。ぜひ、妥協せずに自分の直感を信じて選びましょう。

初心者必見!失敗しないためのギター選びの最重要ポイント

エレキかアコギか、購入場所はどこにするか、という大きな選択を終えたら、次は実際にどのモデルを選ぶかという段階に入ります。
初めてのギター選びは情報が多くて混乱しがちですが、これだけは押さえておきたいという最重要ポイントを、モモストアが厳選してご紹介します。 このポイントを知っているかどうかで、あなたのギターライフのスタート地点が大きく変わってきますよ。

試奏して「フィーリング」を確かめることの重要性

前述の通り、ギターは個体差があるため、必ず実店舗で試奏(試し弾き)をすることをおすすめします。
もちろん、初心者の方は「弾けないのに試奏なんて恥ずかしい…」と感じるかもしれませんね。でも大丈夫です!楽器店の店員さんは、初心者の方の試奏を心から歓迎しています。

試奏で確認すべきことは、大きく分けて以下の3つです。

  1. ネックの握りやすさ:自分の手のサイズに合っているか、握ったときに違和感がないか。
  2. ボディのサイズと重さ:座って弾くとき、立ってストラップをかけて弾くときに、身体に馴染むか、重すぎないか。
  3. 音色:店員さんに弾いてもらって、そのギターから出る音色が自分の好みに合っているか。

特に、プロが教える選び方でも言われているように、「店員さんに弾いてもらい、客観的に聴いてみる」のは、音色の好みを判断する上で非常に有効な手段です。
初心者だからこそ、現時点で「ピンとくる」音や見た目のギターを選ぶことが、愛着を持って練習を続けるためのいちばんの秘訣なんです。

最初のギターは「見た目の好み」を優先してOK

ギター選びのプロのアドバイスや、ネット上の口コミを気にしすぎる必要はありません。
「この形が好き」「この色に一目惚れした」「好きなアーティストと同じ形のギターが欲しい」――こうした「好き」という気持ちが、ギターを長続きさせる最大の原動力になります。

もし、あなたの欲しいギターが高額なモデルであれば、まずは「形と色が同じ、手の届きやすいエントリーモデル」を選ぶのが賢明です。
例えば、Fender(フェンダー)のギターが欲しいなら、そのエントリーブランドであるSquier(スクワイヤー)から選ぶといった具合です。見た目のモチベーションがあれば、多少弾きにくいと感じても、「好きだから頑張れる」という力が湧いてきます。

逆にもし、「スペックは良いけど、デザインがあまり好きじゃない」というギターを選んでしまうと、練習へのモチベーションが上がらず、部屋の隅でホコリをかぶってしまう可能性が高くなります。
性能の良し悪しは、弾けるようになってから分かるもの。最初のうちは、「家に帰って弾きたくなるような、かっこいいギター」を基準に選んでみてください。

また、予算についても考えましょう。最低でも3万円〜5万円程度の予算を確保することを強くおすすめします。
あまりにも安すぎるギターは、チューニングが安定しなかったり、パーツの品質が悪かったりして、それが原因で「ギターって難しい…」と誤解してしまいがちです。
大手日本メーカーのエントリーモデルは、この価格帯でも品質が非常に優秀なので、安心して選べますよ。

【種類別】初心者におすすめのギター人気メーカーとその特徴

ギター選びで迷う大きな要因の一つが、膨大な数のメーカーとブランドです。
しかし、初心者の方が最初に選ぶべきメーカーは、ある程度絞られています。
ここでは、品質と価格のバランスが良く、多くのプロからも信頼されているメーカーを、エレキギターとアコースティックギターに分けてご紹介します。

エレキギターのおすすめメーカー3選

エレキギター界の定番中の定番で、世界中のギタリストに愛されているモデルを安価に手に入れられるメーカーを中心に見ていきましょう。

YAMAHA(ヤマハ)

ピアノや管楽器など、あらゆる楽器を手掛ける日本の巨大メーカーです。
ヤマハのギターは、品質の安定性と、精密な設計が世界的に評価されています。
特にエレキギターでは、「PACIFICA(パシフィカ)」シリーズが、初心者向けの超定番モデルとして知られています。3万円台から購入できるモデルがあり、非常に弾きやすく、どんなジャンルにも対応できるオールマイティなサウンドが魅力です。
「どのメーカーが良いか分からない」と迷ったら、まずはヤマハのパシフィカから試してみるのが最も確実な選択です。

Squier(スクワイヤー) by Fender

エレキギターの代名詞とも言えるFender(フェンダー)の、エントリーモデル(初心者向け)ブランドがSquierです。
多くの有名ギタリストが愛用する「ストラトキャスター」や「テレキャスター」といった定番モデルの形や設計思想をそのままに、価格を大幅に抑えて提供しているのが特徴です。
「いつかフェンダーのギターが欲しいけど、最初は予算を抑えたい」という方に最適です。見た目は憧れのフェンダーそのままなので、モチベーションも維持しやすいですよ。

Epiphone(エピフォン) by Gibson

SquierがFenderの妹ブランドであるのに対し、Epiphoneはエレキギターのもう一つの巨人、Gibson(ギブソン)のエントリーブランドです。
ロックの象徴とも言える「レスポール」や「SG」といったモデルを、非常にリーズナブルな価格で手に入れることができます。
特にレスポールは、分厚いサウンドが特徴で、ブルースやロックをやりたい方に人気があります。ギブソン直系のサウンドとルックスを、低価格で楽しめるのがエピフォンの魅力です。

メーカー/ブランド 特徴的なモデル 初心者への推奨ポイント
YAMAHA PACIFICA 品質が安定、オールマイティなサウンド、弾きやすさ重視
Squier ストラトキャスター、テレキャスター Fender直系デザイン、有名シェイプを安価に手に入れられる
Epiphone レスポール、SG Gibson直系デザイン、ロック・ブルース好きにおすすめ

アコギのおすすめメーカー3選

弾き語りやフォークソングに欠かせないアコースティックギターも、国内外に素晴らしいメーカーがたくさんあります。こちらでも、品質と価格で選ぶべき3社をご紹介します。(メーカー情報はこちら

YAMAHA(ヤマハ)

エレキ同様、アコースティックギターでもヤマハは非常に高い評価を得ています。
初心者セットにもよく採用されている「FG/FSシリーズ」は、購入しやすい価格帯でありながら、しっかりとした鳴りと演奏性の高さを実現しています。
「FG」はボディが大きく、音量豊かで力強いサウンド。「FS」はボディがコンパクトで抱えやすく、手の小さな方や女性にもおすすめです。
どちらも「最初の1本として申し分ない」と断言できる、世界に誇る日本のエントリーモデルです。

Epiphone(エピフォン)

エレキだけでなく、アコギでもエピフォンは活躍しています。
ギブソン社の有名なアコギ(ハミングバード、J-45など)の美しいデザインを継承したモデルを、低価格で提供しています。
特に見た目にこだわりたい方や、「いずれはギブソンのアコギを」と考えている方の入門機として、非常に人気があります。

Fender(フェンダー)

フェンダーはエレキギターのイメージが強いですが、アコギも製造しています。
フェンダーのアコギは、ネックの握りがエレキギターに近い形状になっているモデルが多く、エレキギター経験者や、手の小さな方でも弾きやすいという特徴があります。
また、伝統的なアコギメーカーとは一線を画した、モダンで洗練されたデザインやカラーリングが魅力で、他の人とは少し違うアコギが欲しい、という方におすすめです。

最初の1本に必要な予算はいくら?初心者セットのメリット

ギターを始めるにあたり、誰もが気になるのが「結局、いくらくらいかかるの?」というお金の問題です。
「安ければ安いほど良い」というわけではありませんが、無理のない予算で、あなたのやる気を削がない品質のギターを選ぶことが非常に重要です。ここでは、適正な予算の目安と、初心者セットのメリットについて解説します。

初心者セットは本当に必要なものが揃っていてお得

結論から言うと、ギター初心者の方が最初の1本を選ぶ際の予算目安は、「本体と周辺機器込みで3万円〜5万円」を見ておくのがベストです。
この価格帯で、YAMAHAやSquier、Epiphoneといった信頼できるメーカーのエントリーモデルを購入できます。

そして、この予算を最も賢く収める方法が、「初心者セット」を購入することです。
初心者セットは、ギター本体に加えて、以下の必須アイテムがすべてセットになっています。

アイテム 用途 エレキ/アコギ
チューナー 音程を正確に合わせる(必須) 両方
ピック 弦を弾く道具(複数枚あると安心) 両方
ストラップ 立って演奏するときに肩にかける 両方
ギターケース 持ち運び、保管用 両方
アンプ 音を増幅させる(必須) エレキのみ
シールド ギターとアンプを繋ぐケーブル エレキのみ

これらを一つ一つバラバラに揃えると、セットで購入するよりも割高になってしまうことがほとんどです。また、「何が必要なのか」をリストアップする手間もかかりません。
初心者セットは、ギター販売のプロが「これがないと演奏を始められない」というアイテムを厳選してくれているので、「買ってすぐに弾き始められる」という大きなメリットがあります。

ただし、一点注意が必要です。あまりにも安価な初心者セット(1万円台前半など)の中には、チューナーの精度が悪かったり、アンプの音が悪かったりする場合があります。
そのため、大手楽器店や信頼できるメーカーのオンラインストアが提供している、3万円以上のセットを選ぶように心がけてください。そうすることで、品質の面で後悔するリスクを大幅に減らすことができますよ。

ギターと一緒に買うべき必須アイテムとアクセサリーリスト

ギター本体を手に入れたら、次に必要になるのが周辺のアクセサリー類です。
これがないと演奏や練習ができない、という必須アイテムと、あると上達が加速する便利アイテムを、エレキギターとアコースティックギターに分けてご紹介します。

エレキとアコギで必要なものが違う!必須アイテムリスト

まずは、ギターを演奏し、保管するために最低限必要なアイテムからチェックしていきましょう。

【両方に必須】チューナーとピック、そしてストラップ

ギターは、弾く前に必ずチューニング(音程合わせ)が必要です。正確な音程で練習しないと、耳が育たないため、正確で使いやすいチューナーは必須中の必須アイテムです。
クリップ式でヘッドに挟むタイプが主流で、初心者でも簡単に使えます。

ピックももちろん必要です。ピックは形や硬さが無数にありますが、最初は「ティアドロップ型」で「ミディアム(M)」くらいの硬さを選ぶのが無難です。安いものなので、数種類買って試してみるのがおすすめですよ。

そして、立って演奏するならストラップ。座って弾く場合でも、ストラップの長さの感覚に慣れておくことは大切です。デザインも豊富なので、ギターの色や自分のファッションに合わせて選ぶのも楽しいですよ!

アイテム名 推奨される理由 補足
クリップ式チューナー 正確な音程で練習することが上達の鉄則 スマホアプリもあるが、クリップ式の方が正確で手軽
ピック(数種類) 演奏スタイルによって使い分ける 最初はミディアム硬度を数枚用意
替え弦 弦は消耗品。切れたり錆びたりしたらすぐに交換 エレキは「.009〜.042」、アコギは「.012〜.053」が定番
ギタースタンド ケースに入れっぱなしだと弾かなくなる原因に すぐに手に取れる場所に置くことが練習継続のコツ

【エレキ特有】アンプとシールド

エレキギターは、アンプ(Amplifier)がないとほとんど音が出ません。自宅練習用であれば、ヘッドフォン端子付きの小型ミニアンプや、さらに小さなヘッドフォンアンプ(手のひらサイズのアンプ)で十分です。
特にミニアンプは、持ち運びも簡単で、ちょっとした部屋の移動にも便利です。

そして、ギターとアンプを繋ぐケーブルが「シールド」です。エレキギターの場合、このシールドの品質が音に影響することもありますが、最初は長さ3m程度の一般的なものを選んでおけば問題ありません。

【アコギ特有】カポタスト(カポ)

アコースティックギターで弾き語りをする際に、キー(曲の高さ)を変えるために必須となるのが「カポタスト」、略して「カポ」です。
これを使うと、コードの形を変えずにキーを簡単に上げられるので、女性ボーカルの曲を男性が歌う時など、キー調整が必要な場面で大活躍します。
カポは必須アイテムではないものの、弾き語りをするなら早めに手に入れておくと、演奏できる曲の幅が格段に広がりますよ。

楽器店に行かなくてもOK?ネット通販で買うときの注意点

近くに信頼できる楽器店がない、忙しくて足を運ぶ時間がない、という方にとって、ネット通販は非常に心強い味方です。
しかし、実店舗とは違うからこそ、注意しておきたい点がいくつかあります。これを知っておけば、通販でも失敗せずに満足のいくギターを手に入れることができます

「初期調整」の有無を必ずチェックする

最も重要な注意点は、「初期調整(セットアップ)」が施されているかどうかです。
先ほどもお伝えしたように、ギターは温度や湿度の影響を受けやすく、工場から出荷された状態のままでは、ベストな弾き心地になっていないことがほとんどです。

実店舗を持つ大手通販サイトでは、「プロによる点検・初期調整を施してから発送します」と明記しているところが多いです。この一言があるだけで、届いた瞬間の弾きやすさが全く違ってきます。
もし、安価な通販サイトで、初期調整に関する記載がない場合は、届いたギターが「弾きにくい状態」である可能性が高いことを覚悟しておきましょう。その場合、自分で調整するか、楽器店に持ち込んで有料で調整してもらう必要が出てきます。

返品・交換ポリシーと保証期間を確認する

実機を見ずに買う通販では、「思っていた色と違った」「想像以上に大きかった」というミスマッチが起こる可能性があります。
そのため、「お客様都合の返品・交換を受け付けているか」というポリシーを、購入前に必ずチェックしてください。
信頼できるショップであれば、未開封はもちろん、試し弾き程度であれば返品・交換に応じている場合が多いです。

また、「メーカー保証」や「店舗独自の保証期間」についても確認しておきましょう。新品であれば通常1年間のメーカー保証が付いていますが、初期不良(届いた時点でパーツが壊れているなど)が発生した場合に、迅速に対応してくれるかどうかが、そのショップの信頼度を測る重要な指標になります。

通販購入のチェック項目 リスク軽減策
初期調整の有無 「調整済み」と明記されている大手サイトを選ぶ
保証・返品ポリシー 最低でも1週間の初期不良対応があるか確認
レビュー評価 そのショップの過去の評価や口コミをチェックする
商品の詳細情報 写真だけでなく、木材の材質や寸法まで細かく確認

中古ギターやヴィンテージ品を探すならどこがいい?

「最初の1本は新品が良いけど、2本目以降は中古やヴィンテージにも興味がある」という方もいるでしょう。
中古品やヴィンテージギターを探すなら、中古楽器の専門店や、大手楽器店の中古専門フロア、あるいは楽器専門のオンラインモール(Jギター、デジマートなど)を利用するのが最も安全で確実です。(楽器店一覧を参考に

これらの専門ルートで販売されている中古品は、プロのリペアマン(修理士)による厳しいチェックとメンテナンスを受けており、ネックの反りやフレットの減りといった致命的な問題が修正されているため、安心して購入できます。
フリマアプリとは違い、保証も付いていることが多いので、中古でも安心して探せますよ。掘り出し物を見つける楽しさは、中古品ならではの醍醐味です。

初心者必見!失敗しないためのギター選びの最重要ポイント

ここでは、もう一度初心に戻って、ギター選びにおいて最も心を砕くべきポイントを、具体的なチェックリスト形式でまとめます。
これらのポイントをクリアできれば、あなたがギターを途中で投げ出すリスクは大幅に低くなります。

ギターを長続きさせるための3大原則

ギターは、最初の数ヶ月間の「指が痛い」「コードが押さえられない」「音が合わない」という壁を乗り越えられるかどうかが全てです。
この壁を乗り越えるために、以下の3つの原則を意識してギターを選んでください。

原則1:とにかく「見た目」と「フィーリング」を優先する

プロのギタリストも口を揃えて言うのが、「気に入ったギターであれば、多少の困難は乗り越えられる」ということです。
色、形、ツヤ感、すべてを含めて「かっこいい!」「可愛い!」と思えるギターを選びましょう。家に置いてあるだけで気分が上がるようなギターであれば、自然と手にとって弾きたくなります。

また、実店舗で試奏したときに、「なんか弾きやすいな」「ネックが手に馴染むな」と感じたフィーリングを最優先してください。スペック表の数字よりも、あなたの手の感覚が、そのギターとの相性を教えてくれます。

原則2:無理のない予算で「信頼性」を確保する

低価格帯のギターでも、ヤマハ、スクワイヤー、エピフォンといった大手メーカーのエントリーモデルであれば、品質は保証されています。
繰り返しますが、1万円台前半のノーブランド品は避けて、最低でも3万円〜5万円程度の信頼できるセットを選びましょう。
信頼性は、チューニングの安定性や、ネックの耐久性に直結し、あなたの練習効率を左右します

原則3:購入後の「相談先」を確保しておく

ギターを弾き始めると、必ず疑問や問題が出てきます。「変な音がする」「弦が切れた」「ペグが回らない」など、最初は全てが不安です。
実店舗で購入すれば、そのお店があなたの相談先になります。
通販で購入する場合でも、「このお店なら電話やメールで相談に乗ってくれそう」というサポート体制が整っているショップを選ぶことが、初心者にとっては非常に大切です。

これらの原則を守って選んだギターであれば、きっとあなたの一生の相棒になってくれるはずですよ。最後に、上達に役立つちょっとしたヒントも見てみましょう。

ギターの種類と特徴を詳しく知るのも良いでしょう。

ギター購入前に知っておきたい!楽器店のプロに相談するコツ

初めて楽器店を訪れる際、「店員さんにどう話しかければいいんだろう」「知識がないのがバレるのが恥ずかしい」と尻込みしてしまうかもしれませんね。
でも安心してください!楽器店の店員さんは、あなたのような新しいギタリストの誕生を心から応援しています。ここでは、プロの店員さんから最高のサポートを引き出すための「話し方のコツ」をお伝えします。

恥ずかしがらずに伝えるべき3つのこと

楽器店の店員さんに話しかけるときは、難しく考える必要はありません。以下の3つのことを正直に伝えるだけで、プロはあなたに最適なギターをスムーズに提案してくれます。 これは、遠回りせず最高のギターに出会うための最短ルートだと心得てください。

「完全な初心者である」ことを伝える

「ギターを触るのが本当に初めてなんです」「知識が全くありません」と、正直に伝えることが最も大切です。
そうすることで、店員さんは専門用語を避け、一から丁寧に説明してくれますし、初心者でも弾きやすいモデルから提案してくれます。
変に知ったかぶりをすると、店員さんはあなたが中級者だと勘違いして、難しいモデルを勧めてしまうかもしれません。

「予算の目安」と「やりたい音楽」を伝える

「予算は3万円〜5万円で探しています」「〇〇というアーティストの曲を弾きたいんです」と具体的に伝えましょう。
予算を伝えるのは全く恥ずかしいことではありません。予算内で最高のギターを選ぶのがプロの仕事です。また、やりたい音楽を伝えることで、エレキかアコギか、どんな音色が合うか、という方向性が明確になります。

初心者として伝えるべき情報 店員さんの対応
「全くの初心者です」 専門用語を避けて、丁寧にゼロから説明してくれる
「予算は〇〇円くらいです」 予算内で最も品質の良いモデルやセットを提案してくれる
「〇〇さんの曲を弾きたい」 その曲に合ったギターの種類(エレキ/アコギ)やブランドを提案

「自宅での練習環境」を伝える

「マンションなので、夜はほとんど音が出せません」という情報も非常に重要です。
もしそう伝えれば、店員さんはエレキギター+ヘッドフォンアンプの組み合わせや、アコギ用の消音グッズ(サウンドホールカバーなど)を提案してくれます。
練習環境に合ったモデルを選ばないと、騒音問題で練習自体が難しくなり、挫折の原因になってしまうからです。

これらの情報を準備してからお店に行けば、あなたは必ず自分にぴったりのギターと、心強い相談相手を見つけることができるでしょう。ギターを弾く楽しさを最大限に味わうために、ぜひプロの知恵を借りてくださいね。

さあ、この記事でギターをどこで買うべきか、どう選ぶべきかの不安は解消されたはずです。早速、お近くの楽器店を検索して、あなたの運命の1本を探しに行きましょう!

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