食品用乾燥剤はどこで買える?人気商品の種類と販売店を徹底調査!
大切な食品を湿気から守りたいけど、どこに売っているのか分からない…」「どんな種類を選べばいいの?」そう思っている方は多いですよね。
特に梅雨時や夏場は湿気との戦いです。湿気は食品の品質を低下させ、カビや劣化の原因となってしまいます。
この記事では、食品用乾燥剤の意外な販売場所から、種類ごとの選び方、さらにおすすめの活用術まで、モモストアが徹底的に解説していきます!
この記事を読めば、もう乾燥剤の購入で迷うことはありません。適切な乾燥剤を選んで、大切な食べ物をしっかり守りましょう。
・【100均】ダイソー・セリアでの乾燥剤の取り扱い状況をチェック
・ドラッグストア(マツキヨ・スギ薬局)で食品用は買える?
・ホームセンター(カインズ・コーナン)は業務用や大容量が豊富?
・コンビニ・スーパーで食品用乾燥剤は手に入る?
- 食品用乾燥剤が売っている意外な場所は?
- 【100均】ダイソー・セリアでの乾燥剤の取り扱い状況をチェック
- ドラッグストア(マツキヨ・スギ薬局)で食品用は買える?
- ホームセンター(カインズ・コーナン)は業務用や大容量が豊富?
- コンビニ・スーパーで食品用乾燥剤は手に入る?
- 種類別!乾燥剤の主役「シリカゲル」と「生石灰」の違い
- 食品の鮮度を守る「脱酸素剤」とは?乾燥剤との違いを解説
- お菓子作りで大活躍!乾燥剤を使うべき具体的な食品リスト
- 乾燥剤の選び方:容量とサイズ、A型・B型の見分け方
- 乾燥剤の効果的な使い方と保存のコツ
- 使用済みのシリカゲルは再利用できる?再生方法と注意点
- 購入できなかった場合の代用品・応急処置
- 【通販徹底比較】Amazon、楽天、ヤフーで買うメリットとおすすめ商品
- モモストア編集部がおすすめする人気乾燥剤メーカー3選
食品用乾燥剤が売っている意外な場所は?

食品用乾燥剤を探すとき、多くの方がまずホームセンターやドラッグストアを思い浮かべるでしょう。
しかし、実は「え、こんなところにも売っているの?」と驚くような、意外な場所にも食品用乾燥剤はひっそりと並んでいることがあるんです。
知っておくと、急に必要になった時や、少量だけ欲しい時にとても便利ですよ。
製菓材料専門店や大型スーパーの製菓コーナーは穴場です
食品用乾燥剤の主な用途の一つが、手作りのお菓子やパンの保存です。特に、湿気に弱いクッキーやマカロンなどを焼く方にとっては必須アイテムですよね。
そのため、製菓材料を専門に扱うお店や、大型スーパーにある製菓材料コーナーには、食品に特化した乾燥剤が豊富に揃っていることが多いんです。
一般的なホームセンターでは衣類用や押し入れ用の大きな乾燥剤がメインになりがちですが、製菓コーナーでは食品に安全に使用できる小袋タイプのシリカゲルや、脱酸素剤なども見つけやすいですよ。
主な製菓材料専門店の例
全国展開している店舗や、地域の老舗店などがあります。ネット通販も便利ですが、急ぎの場合は店頭でチェックしてみましょう。
- 富澤商店(TOMIZ): こちらは食品用乾燥剤の品揃えが非常に豊富です。シリカゲルはもちろん、脱酸素剤やアルコール揮散剤など、用途に合わせたものが手に入ります。
- クオカ(cuoca): お菓子作り愛好家にはお馴染みですね。ここでも、手作りお菓子用の乾燥剤がサイズ違いで販売されています。
- 大型スーパー(イオン、イトーヨーカドーなど)の製菓材料コーナー: 専門店の近くになくても、これらのスーパーの製菓材料が陳列されている棚を覗いてみてください。特に季節のイベント前(バレンタインなど)は、特設コーナーができることもあります。
これらの場所で売られている乾燥剤は、食品衛生法に適合した安全性の高いものがほとんどですので、安心して使用できますね。
薬局・調剤薬局の意外な取り扱い
普段、薬しか買わない薬局や調剤薬局でも、実は乾燥剤が手に入ることがあります。
ただし、これは「食品用」として売られているわけではありません。
薬やサプリメントの瓶の中に最初から入っている、あの小さな乾燥剤です。調剤薬局によっては、薬剤保存用のシリカゲルを分けて販売している、あるいは無料で提供しているケースも稀にあります。
ただし、これは店舗や薬剤師さんの判断によるため、確実に手に入るわけではありません。
「自宅で使うお菓子の保存用に、少量のシリカゲルが欲しいのですが…」と尋ねてみるのも一つの手ですが、あくまで期待しすぎず、ダメ元で聞いてみる程度にしましょう。
また、薬の保存用として提供されるシリカゲルは、食品用としても使えることがほとんどですが、自己責任での使用になりますのでご注意ください。
このように、食品用乾燥剤は、一般的な販売店以外にも、その用途が密接に関わる場所で見つけられることがあります。探す手間が省けるかもしれませんので、ぜひ頭の片隅に入れておいてくださいね。
もし、お近くに製菓材料専門店があるかどうか知りたい場合は、「製菓材料 専門店 近く」で検索してみると良いでしょう。
【100均】ダイソー・セリアでの乾燥剤の取り扱い状況をチェック
「とりあえず試してみたい」「大量に必要ではないから安く済ませたい」という時に、真っ先に思い浮かぶのが100円ショップではないでしょうか。
ダイソーやセリアといった大手100円ショップは、日用品から趣味のアイテムまで何でも揃う便利な場所です。
結論から言うと、食品用乾燥剤ももちろん販売されています!
しかし、いくつかの注意点や、探すときのコツがあるので、それを詳しく解説していきますね。
ダイソーの乾燥剤コーナーで見つける食品用シリカゲル
ダイソーは、商品の種類が非常に豊富です。乾燥剤も例外ではなく、様々な用途のものが取り扱われています。
- 食品用乾燥剤の発見場所:
- 製菓コーナー: クッキーやマフィンなどの材料が並んでいる場所の近くに、小分けパックのシリカゲルが置かれていることが多いです。
- キッチン消耗品コーナー: ラップやアルミホイル、ジップロックなどが並ぶ場所の近くに、まとめて陳列されていることもあります。
- 防湿・防カビコーナー: どちらかというと衣類や押し入れ用がメインですが、その中に食品にも使えるシリカゲルが紛れていることがあります。
- 取り扱い商品の特徴:ダイソーで販売されている食品用乾燥剤のほとんどは、シリカゲルタイプです。
生石灰タイプは、取り扱いが少なく、あっても少量パックになるでしょう。
特に「食品衛生法適合」と明記されているものを選べば安心です。小袋タイプ(1g、5g程度)が中心で、手作りお菓子のラッピングなどに最適です。注意点: シリカゲルにはA型(吸湿後も形が変わらない)とB型(吸湿後も乾燥させることで再利用できる)がありますが、100均の商品はA型であることが多いです。再利用したい方は、パッケージをよく確認しましょう。
セリアの乾燥剤は「ラッピング」用途で探すのがコツ
セリアもダイソーと同様に乾燥剤を取り扱っていますが、店舗のレイアウトが少し違います。セリアで探す際のキーワードは「ラッピング」です。
- ラッピング・製菓材料コーナー: セリアはラッピング用品が充実していることで知られています。手作りお菓子をプレゼントする際の袋や箱、リボンなどが並ぶ一角に、セットで使える乾燥剤が陳列されていることが多いです。
- 取り扱い商品の傾向:セリアもシリカゲルタイプが主流です。特に、可愛いデザインの小袋に入った乾燥剤や、少量でセットになったものが多く、趣味でのお菓子作りにはぴったりです。
ただし、業務用や大容量パックは基本的に取り扱いがありません。もし大容量が必要なら、次のホームセンターの項目を参考にしてくださいね。
100均乾燥剤のメリット・デメリット
手軽さが魅力の100均ですが、利用する上でのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
| メリット | デメリット |
| 価格が安い(1個あたりコスパが良い) | 大容量パックがない |
| 必要な時にすぐ手に入る | 種類がシリカゲルに偏りがち |
| 小分けパックが多く使いやすい | 食品衛生法適合の表示を要確認 |
結論として、100円ショップは「急いでいる時」や「少量だけ欲しい時」には最適の場所です。ただし、大量消費する方や、特殊な乾燥剤(脱酸素剤など)が欲しい方は、次の販売店を検討しましょう。
最寄りのダイソーの製菓コーナーの場所を探したい場合は、「ダイソー 製菓コーナー」で検索してみましょう。
ドラッグストア(マツキヨ・スギ薬局)で食品用は買える?
薬や日用品のついでに乾燥剤も買いたい、という場合、ドラッグストアは非常に便利な選択肢です。
全国どこにでもあるマツモトキヨシやスギ薬局、ウエルシアなど、品揃えも充実しています。
では、ドラッグストアで「食品用」の乾燥剤は手に入るのでしょうか?
答えは、「店舗によるが、除湿剤コーナーを探せば見つかる可能性がある」です。
衣類・押し入れ用が中心!食品用を探すポイント
ドラッグストアの乾燥剤・除湿剤コーナーは、主に衣類や押し入れ、靴箱用の製品がメインとなっています。
大容量のタンク型除湿剤や、防虫剤と一体化したシートタイプなどが棚の多くを占めています。
- 探すべき場所(除湿剤・防虫剤コーナー):このコーナーをよく見ると、小さな袋に入ったシリカゲルが並んでいることがあります。これらの多くは「汎用(はんよう)」の乾燥剤として売られており、「食品用」という明記がない場合もあります。
ここで重要なのが、成分の確認です。食品に使用するなら、基本的に「シリカゲル」と書かれているものを選んでください。
衣類用の中には、防虫成分や芳香成分が含まれている場合があり、これは食品には絶対に使用できません。
パッケージに「食品への使用不可」と注意書きがないか、念入りにチェックしましょう。 - 製菓材料の取り扱いがあるか:一部の大型ドラッグストアや、地域の特性に合わせて品揃えをしている店舗では、お菓子作りセットやラッピング用品を扱っていることがあります。
もしそういったコーナーがあれば、その近くに食品用のシリカゲルが置かれている可能性が高いです。
ドラッグストアで買うメリットと注意点
ドラッグストアで購入する最大のメリットは、ポイントが使えることや、他の買い物とまとめて済ませられることですね。
メリット
- 他の日用品(薬、洗剤、化粧品など)と一緒に購入できる。
- ポイント制度を利用できるため、実質的に安く手に入る場合がある。
- 多くの店舗で夜遅くまで営業しているため、急な入用に対応しやすい。
注意点
- 生石灰乾燥剤はほぼ見つからない: 食品用として高性能な生石灰乾燥剤(後述)は、ドラッグストアではまず見かけません。
- 品揃えが不安定: 季節商品として扱われることが多く、梅雨時期や夏を過ぎると、棚から姿を消してしまうことがあります。
- 大容量の業務用は期待できない: 家庭で使い切れる程度の少量パックが中心です。
ドラッグストアで探す際は、「シリカゲル」「食品衛生法適合」の二点をキーワードに、除湿剤コーナーをじっくり探してみてください。
もし見つからなかった場合は、次の項目で紹介するホームセンターへ足を運ぶか、確実なネット通販を利用するのがおすすめです。
ご近所のドラッグストアの営業時間を調べる場合は、「マツモトキヨシ 営業時間」などで検索してみましょう。
ホームセンター(カインズ・コーナン)は業務用や大容量が豊富?
「大量にお菓子を焼いたから業務用が欲しい」「乾物を多く保存したいから、大きな袋の乾燥剤が良い」
こんなニーズに応えてくれるのが、ホームセンターです。
カインズ、コーナン、DCMなどの大型ホームセンターは、乾燥剤を探す上で最も頼りになる場所と言っても過言ではありません。なぜなら、家庭用からプロ仕様まで幅広い品揃えがあるからです。
乾燥剤の「専門棚」があるのが強み
ホームセンターの大きな魅力は、乾燥剤や除湿剤専用の広大な棚があることです。
ここでは、ドラッグストアや100円ショップでは見かけないような、専門的な乾燥剤を見つけることができます。
- 探すべき場所(防湿・防カビ・収納用品コーナー):収納用品や塗料、工具などが並ぶ一角に、防湿関連のアイテムが集中しています。
この中でも、特にチェックしてほしいのが「農業・園芸用品」や「飼料・ペットフード」のコーナーです。
乾燥したドッグフードや肥料の保存にも乾燥剤が使われるため、大容量のシリカゲルや、強力な吸湿力を持つ生石灰乾燥剤が、非常にコストパフォーマンスの良い価格で販売されていることがあります。 - 大容量・業務用パックの特徴:ホームセンターで扱う大容量パックは、例えば100gのシリカゲルが10個入り、といったセットではなく、1kg単位の粒状シリカゲルを袋詰めにしたものなどが見つかります。
これらは、自分で小袋に詰め替えて使う手間はありますが、とにかく単価を抑えたい方にとっては最高の選択肢です。注意点: ただし、業務用のものは「食品用」という明確な表示がない場合があります。
純粋なシリカゲルや生石灰であれば問題ありませんが、念のため成分表示を確認し、添加物が含まれていないかをチェックする慎重さが必要です。
シリカゲル、生石灰、そして特殊な乾燥剤も
ホームセンターでは、シリカゲルと生石灰という二大乾燥剤のどちらも手に入りやすいです。
ホームセンターで見つかる乾燥剤の種類
| 種類 | 特徴 | 主な用途 |
| シリカゲル | 吸湿力が穏やかで、再利用可能。 | お菓子、乾物、カメラ(防湿庫) |
| 生石灰(石灰乾燥剤) | 非常に強力な吸湿力。使い切りタイプ。 | 海苔、米、湿気を嫌う穀物 |
| 活性炭入り | 乾燥と同時に消臭効果も。 | 靴箱、引き出し(食品には不向き) |
特に生石灰乾燥剤は、ホームセンターが最も品揃えが良い傾向にあります。
湿気でパリパリ感が失われがちな海苔や煎餅の保存には、この生石灰タイプが非常に強力で効果的です。
大容量のシリカゲルを探す場合は、「シリカゲル 大容量 業務用」で検索して、事前に取り扱いがあるか確認してから店舗へ行くのも時間の節約になりますね。
ホームセンターは、「量」と「種類」を求める方には最高の購入場所と言えるでしょう。
コンビニ・スーパーで食品用乾燥剤は手に入る?
「今すぐ一つだけ欲しい!」「深夜に急遽必要になった!」
そんな時、最終手段として頼りになるのが、コンビニエンスストアや一般のスーパーです。
残念ながら、結論から言うと、食品用乾燥剤を常時取り扱っている店舗はほとんどありません。
コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)での販売状況
コンビニは、本当に基本的な日用品に特化しているため、乾燥剤のような「専門的な消耗品」は基本的に置いていません。
もし乾燥剤を探すなら、以下の二つの可能性をチェックするしかありません。
- 季節限定の除湿剤:梅雨時や夏場など、湿気が多くなる特定の時期に、小型の除湿剤(水が溜まるタンク型)が日用品コーナーに並ぶことがあります。
しかし、これは「食品用シリカゲル」ではなく、あくまで部屋や押し入れの除湿剤です。食品には適していませんので、購入の際は注意が必要です。 - 製菓キットのセット品:バレンタインやクリスマスなどのイベント時期に、手作りお菓子のキットやラッピング用品が販売されます。
このラッピング用品の中に、ごく小さな食品用シリカゲルが数個入っているセットが見つかる可能性があります。
あくまでセット販売なので割高になりますが、緊急時には助かるかもしれません。
基本的には、コンビニで食品用乾燥剤を見つけるのは非常に難しいと考えておいた方が良いでしょう。
一般のスーパー(イオン、西友など)での販売状況
一般のスーパーマーケットも、コンビニと同様に、食品用乾燥剤を専門的に扱うことは少ないです。
しかし、スーパーの場合は探すべき特定のコーナーがあります。
スーパーで乾燥剤を探すチェックポイント
- 製菓材料・ラッピングコーナー:前述の製菓材料専門店と同じく、スーパーの製菓材料コーナーには、お菓子作りに使う小袋の乾燥剤が置かれていることがあります。これは最も可能性が高い場所です。
- 乾物・米のコーナー:海苔やお米、お茶などの乾燥した食品が並ぶ棚の近くに、それらの食品の保存に特化した乾燥剤(特に生石灰タイプや米びつ用の防虫・防湿剤)が置かれていることがあります。
結論として、スーパーやコンビニは、「緊急時の最終確認場所」または「製菓材料を専門的に扱う大型スーパー」以外では、乾燥剤の購入場所としては期待薄です。
確実に手に入れたいなら、前述のホームセンターやネット通販を利用するのが賢明です。
もし、どうしても近くのお店で確認したい場合は、「スーパー 製菓材料 乾燥剤」といった具体的なキーワードで検索してみるのも良いでしょう。
種類別!乾燥剤の主役「シリカゲル」と「生石灰」の違い
食品用乾燥剤と一口に言っても、実は様々な種類があり、それぞれ得意なこと、苦手なことがあります。
特に市場の二大勢力であるシリカゲルと生石灰(せいせっかい)は、その性質が大きく異なるため、保存したい食品に合わせて適切に選ぶことが非常に重要です。
ここでは、この二つの主役の乾燥剤について、モモストアが詳しく解説していきます。
シリカゲル乾燥剤:再利用可能で汎用性が高い優等生
シリカゲル(Silica Gel)は、二酸化ケイ素というガラスの主成分と同じ物質から作られています。
見た目は透明または半透明の粒状で、お菓子の箱や海苔の袋によく入っているのを見かけますね。
シリカゲルの特徴とメリット
- 吸湿力が穏やかで持続性がある:
急激に湿気を吸うのではなく、ゆっくりと湿度を下げ、一定の湿度を保つことに優れています。これにより、食品が乾燥しすぎるのを防ぎます。 - 安全性が高い:
化学的に安定しており、誤って口に入れても体内で吸収されず排出されます(ただし食べ物ではありません)。食品衛生法に適合した製品がほとんどです。 - 再利用が可能(B型シリカゲル):
種類によっては、加熱することで吸湿力が復活します。これにより、コストを抑えて繰り返し使えるのが大きな魅力です。
シリカゲルの弱点
短時間で強力に湿気を取り除きたい場合、生石灰に比べると吸湿スピードが劣ります。
また、梅雨時のように湿度が極端に高い環境では、シリカゲルだけでは対応しきれない場合もあります。
生石灰(酸化カルシウム)乾燥剤:驚異的な吸湿スピードとパワー
生石灰乾燥剤は、成分が酸化カルシウム(CaO)で、海苔や煎餅などの「パリパリ感」が命の食品によく使われています。
水に触れると発熱するという性質を持つため、取り扱いには注意が必要です。
生石灰乾燥剤の特徴とメリット
- 非常に強力な吸湿力:
湿気を吸う際に化学変化(水和反応)を起こし、水酸化カルシウムに変化します。この反応が非常に強力で、密閉空間の湿度を短時間で極限まで下げることが可能です。 - 即効性に優れる:
吸湿スピードが速いため、食品を詰めた直後にすぐに湿気を除去したい場合に最適です。
生石灰の弱点と注意点
- 再利用が不可:
一度湿気を吸うと水酸化カルシウムに変化するため、加熱しても元の生石灰には戻りません。使い切りです。 - 取り扱いに注意が必要:
水に触れると発熱するため、誤って大量の水をかけてしまったり、子供が口に入れたりしないよう、特に厳重な管理が必要です。
用途別!乾燥剤の使い分け一覧表
保存したい食品の特性に合わせて、乾燥剤を賢く使い分けましょう。
| 食品カテゴリー | 推奨される乾燥剤 | 理由 |
| クッキー、焼き菓子 | シリカゲル(A型) | 急激な乾燥は不要で、安全性が高い。 |
| 海苔、煎餅、あられ | 生石灰 | パリパリ感を保つため、強力な乾燥が必要。 |
| ドライフラワー | シリカゲル(B型) | 再利用が可能で、ゆっくりと水分を除去。 |
| 粉類(小麦粉、片栗粉) | 生石灰またはシリカゲル | 生石灰は強力だが、袋の破損に注意。 |
これらの特性を理解することで、乾燥剤選びの失敗はなくなるはずです。自分の用途に最適な乾燥剤を見つけて、食品の品質を守りましょう。
生石灰乾燥剤の取り扱いについてさらに詳しく知りたい場合は、「生石灰 乾燥剤 使い方」で検索してみることをお勧めします。
食品の鮮度を守る「脱酸素剤」とは?乾燥剤との違いを解説
乾燥剤を探していると、「脱酸素剤(だつさんそざい)」という商品を目にすることがあります。
これも食品の保存に使われるものですが、乾燥剤とは目的も機能も全く異なります。
食品の保存性を飛躍的に高める脱酸素剤について、乾燥剤との違いを明確に理解しておきましょう。
脱酸素剤の役割:湿気ではなく「酸素」を取り除く
脱酸素剤は、その名の通り、密閉容器内の酸素を吸収して取り除くための薬剤です。
主成分は鉄粉で、鉄が酸化(サビ)する際に酸素を消費する化学反応を利用しています。
脱酸素剤が食品に与えるメリット
- 酸化防止:食品の酸化(油の変質、色や風味の変化)を防ぎ、鮮度を長く保ちます。特にナッツ類、コーヒー豆、油分の多い食品の保存に絶大な効果を発揮します。
- カビ・害虫の発生抑制:カビや好気性(酸素を必要とする)の菌、ほとんどの害虫は酸素がないと生きていけません。
脱酸素剤はこれらを抑制し、食品の安全性を高めます。 - ビタミンの保持:ビタミンCなどの栄養素は酸素によって分解されやすいですが、脱酸素剤を使うことでその分解を防ぎ、栄養価を保つことができます。
乾燥剤と脱酸素剤の決定的な違い
両者はパッケージが似ていますが、使い分けることで食品の保存性を最大限に引き出せます。
| 乾燥剤(シリカゲル・生石灰) | 脱酸素剤(エージレスなど) | |
| 目的 | 湿気(水分)を取り除く | 酸素を取り除く |
| 効果 | パリパリ感、サクサク感を維持 | カビ・酸化・変色を防止 |
| 適した食品 | 海苔、煎餅、乾燥野菜、クッキー | ナッツ、コーヒー豆、米、干物、生菓子 |
| 必須条件 | 特になし(密閉した方が効果は高い) | 完全な密封が必要 |
乾燥剤と脱酸素剤の併用で保存性を極める
「乾燥させたいし、酸化も防ぎたい」という場合、両方を併用することが可能です。
この二刀流が、食品保存の最強の組み合わせとなります。
- 併用がおすすめの食品例:
- 手作りのクッキーやパウンドケーキ: 湿気でベタつくのを防ぐ(乾燥剤)+ 油分の酸化を防ぐ(脱酸素剤)。
- 高品質な乾物や茶葉: 湿気を防ぎ品質を保つ(乾燥剤)+ 風味の劣化を防ぐ(脱酸素剤)。
- 併用時の注意点:脱酸素剤は、酸素を通さない袋(ガスバリア性の高い袋)で完全に密封しないと効果がありません。
普通のビニール袋では酸素が透過してしまうため、専用の袋を用意する必要があります。乾燥剤はどのような袋でも効果を発揮しますが、脱酸素剤を使う場合は必ず専用の袋を用意しましょう。
脱酸素剤はホームセンターや製菓材料店、ネット通販で手に入ります。
特に「エージレス」という商品名で知られており、食品保存を極めたい方には欠かせないアイテムです。
お菓子作りで大活躍!乾燥剤を使うべき具体的な食品リスト
食品用乾燥剤の具体的な販売場所や種類が分かったところで、次に気になるのが「具体的にどんな食品に使えば効果的なのか?」ということではないでしょうか。
乾燥剤は、湿気を吸うことで食品の劣化を防ぎ、食感を保つためのものです。
ここでは、モモストア編集部が推奨する、乾燥剤を積極的に使うべき食品リストをご紹介します。
「サクサク」「パリパリ」をキープしたい食品
食感が命のこれらの食品は、湿気を吸うと一気に美味しさが損なわれてしまいます。特に梅雨時や夏場は、乾燥剤の使用が必須です。
- クッキー、ビスケット:手作りのクッキーはもちろん、市販の開封済みのお菓子も、乾燥剤を入れた密閉容器で保存しましょう。特にバターを多く使ったクッキーは、湿気だけでなく酸化も同時に防ぎたいので、脱酸素剤との併用もおすすめです。
- 海苔、煎餅(せんべい)、あられ:日本の湿気は海苔の天敵です。海苔や煎餅には、強力な吸湿力を持つ生石灰乾燥剤を使うのがベストです。密閉容器に入れ、乾燥剤を惜しみなく使用することで、最後までパリッとした食感が楽しめます。
- ポテトチップス、スナック菓子:開封後の袋に乾燥剤を数個入れてクリップで止めたり、密閉容器に移し替えて保存しましょう。食べる時の「パリッ」という音が違ってきますよ。
湿気で固まりやすい・品質が落ちやすい食品
湿気は食品の品質を落とすだけでなく、時には固めてしまったり、カビの原因になったりします。
- 乾物類(干し椎茸、昆布、煮干しなど):これらの乾物は、湿気を含むと風味が落ちたり、カビが生えやすくなったりします。特に長期間保存したい場合は、シリカゲル乾燥剤をたっぷり入れて保存しましょう。
- 茶葉、コーヒー豆:茶葉やコーヒー豆は湿気と匂いを吸いやすい性質があります。乾燥剤と脱酸素剤を併用し、密閉度の高い缶などで保存するのが理想です。湿度が高すぎると、風味が飛んでしまうので要注意です。
- 粉類(小麦粉、パン粉、片栗粉など):湿気を吸ってダマになりやすい粉類も、乾燥剤の効果でサラサラの状態をキープできます。ただし、粉類には虫がわくリスクもあるため、脱酸素剤との併用も検討しましょう。
- スパイス、ハーブ:湿気で香りが飛んでしまうと、料理の味が台無しです。密閉されたスパイス瓶の中に、ごく小さなシリカゲルを入れておくと、香りを長持ちさせることができます。
乾燥剤を入れない方が良い食品の例
乾燥剤は万能ではありません。中には、乾燥剤を入れることでかえって品質が落ちてしまう食品もあります。
| 食品名 | 理由 |
| 生鮮食品(野菜、果物) | 極端に乾燥させるとしなびてしまう。冷蔵庫で湿度を保つ方が良い。 |
| パン、餅 | 乾燥させすぎると硬くなり、パサついて美味しくなくなる。 |
| 水分を多く含む和菓子 | 乾燥剤よりも冷蔵・冷凍保存が推奨される。 |
このように、乾燥剤は「乾燥していることで美味しく保てる食品」に特化して使用するのが鉄則です。乾燥剤の特性を最大限に活かし、日々の食卓を豊かにしてくださいね。
乾燥剤の選び方:容量とサイズ、A型・B型の見分け方
食品用乾燥剤を購入する際、「どれくらいの量が必要なの?」「パッケージに書いてあるA型、B型って何?」と疑問に思う方も多いでしょう。
適切な乾燥剤を選ぶためには、「吸湿力」と「再利用の可否」を決めるいくつかの要素を理解しておく必要があります。
ここでは、乾燥剤選びで失敗しないための具体的なチェックポイントを解説します。
保存する食品の量で決まる!適切な乾燥剤の容量計算
乾燥剤には、1g、5g、10gといった様々な容量があります。この「g(グラム)」は乾燥剤自体の重さではなく、「どのくらいの量の食品を保存するために推奨されるか」の目安、または「吸湿できる水分の最大量」の目安として使われます。
- 容量の目安:一般的に、食品の総重量に対して約1/1000〜1/500の乾燥剤が必要とされています。
例えば、クッキー500gを保存するなら、0.5g〜1gの乾燥剤が必要という計算になります。ただし、これはあくまで目安です。より安全な目安:
手作りの焼き菓子など、湿気させたくない食品の場合、食品100gに対して1gのシリカゲルを目安にすると、より高い効果が期待できます。
ただし、乾燥させすぎると食感が悪くなる食品もあるため、過剰に入れるのは避けましょう。 - 密閉容器の大きさで選ぶ:乾燥剤は、食品自体よりも、容器内の空気に含まれる湿気を吸い取ります。
したがって、容器が大きければ大きいほど、中の空気の量が増えるため、より大容量の乾燥剤が必要になります。
大きな米びつや乾物ストッカーには、30g以上の大型の乾燥剤を使うのが効果的です。
シリカゲルA型とB型の決定的な違いと見分け方
シリカゲルには、主にA型とB型という二つのタイプがあります。どちらを選ぶかで、再利用の可否や吸湿後の状態が変わります。
A型シリカゲル:一般的に普及している使い切りタイプ
- 特徴:低温・低湿度の環境でも高い吸湿力を発揮します。湿度が高くなっても、湿度の変化に合わせて吸湿量が大きく変わらないのが特徴です。
- 見分け方:青い粒やオレンジ色の粒が入っていることが多く、吸湿するとその粒の色が変化します(青→ピンク、オレンジ→緑など)。この変色によって吸湿限界を知ることができます。
- 再利用:基本的に再利用はできません(加熱しても吸湿力が完全には戻らないことが多い)。
B型シリカゲル:再利用可能で湿度調整に優れるタイプ
- 特徴:A型よりも吸湿スピードは緩やかですが、高湿度で一気に吸湿し、乾燥すると湿気を放出する(調湿作用)性質を持っています。
これにより、食品が乾燥しすぎるのを防ぐことができます。 - 見分け方:色が変わる粒が入っておらず、全ての粒が半透明なことが多いです。パッケージに「調湿タイプ」「再利用可能」と書かれています。
- 再利用:可能です。電子レンジやフライパンで加熱することで、吸湿力が復活し、繰り返し使えます(詳しくは後述)。
どちらのシリカゲルも食品用として安全ですが、再利用したいならB型、確実に乾燥させたいならA型を選ぶと良いでしょう。
乾燥剤の効果的な使い方と保存のコツ
せっかく乾燥剤を手に入れても、その使い方を間違ってしまうと効果は半減してしまいます。
「湿気がまた戻ってきた」「すぐに効果が切れてしまった」とならないために、乾燥剤のパワーを最大限に引き出すための、ちょっとしたコツをモモストアが伝授します。
このテクニックを知るだけで、食品の鮮度がグッと長持ちしますよ。
密閉が命!容器選びと隙間の排除
乾燥剤が働くのは、基本的に密閉された空間の中だけです。
乾燥剤を入れる容器選びが、効果を左右すると言っても過言ではありません。
- 高性能な密閉容器を選ぶ:クリップで止めるだけの袋や、蓋を乗せるだけの容器では、外気の湿気がどんどん侵入してしまいます。
必ずパッキン付きの密閉容器(タッパー、ガラス瓶、ジップ付きの厚手の袋など)を選びましょう。
特にシリコンパッキンが付いているものは、空気の出入りが非常に少なく、乾燥剤の効果を長時間持続させることができます。 - 空気を入れすぎない:乾燥剤は、容器内の「空気」に含まれる湿気を吸います。
食品の量が少なく、容器内の空間(ヘッドスペース)が大きいと、それだけ乾燥剤は多くの空気の湿気を吸わなければなりません。
できるだけ食品を容器いっぱいに詰めたり、袋の場合は中の空気をしっかり抜いてから密封したりすることが、乾燥剤の負担を減らし、効果を高めるコツです。
乾燥剤の適切な配置場所
乾燥剤をどこに入れるか、これも重要なポイントです。
- 食品と分けて入れる:乾燥剤が食品と直接触れても問題ありませんが、シリカゲルの粒が生石灰の袋が破れて食品に混入するのを防ぐため、食品と乾燥剤を別の小さな袋や紙で包んで入れるのが安全です。
- 容器の底に入れる(生石灰の場合):生石灰は吸湿した水分が容器の底に溜まりやすいので、容器の底に敷くように入れると、全体的に効果が行き渡りやすくなります。
- 乾燥剤の交換タイミングを見極める:A型シリカゲル(青やオレンジの粒入り): 色が変わった(青→ピンク、オレンジ→緑)ら交換の合図です。
生石灰乾燥剤: 袋がパンパンに膨らんだり、石灰が粉っぽく固まったりしたら交換です。吸湿力が著しく低下しています。
梅雨時の追加テクニック
特に湿度の高い梅雨の時期や、高温多湿の夏場は、乾燥剤の効果が早く切れてしまいがちです。
そんな時は、乾燥剤を少し多めに入れることをお勧めします。
例えば、通常1gで足りるところを2gにする、または、数日後に新しい乾燥剤に交換する前提で保存を始めるなど、湿度との「短期決戦」を意識しましょう。
梅雨時期の食品保存についてさらに詳しく知りたい場合は、「梅雨 食品保存 対策」で検索して、他の湿気対策も確認すると完璧です。
使用済みのシリカゲルは再利用できる?再生方法と注意点
お菓子や海苔の袋に入っているシリカゲル。「もったいないから捨てたくない」「環境にも優しい方法で使いたい」
そうお考えの方は多いのではないでしょうか。
実は、シリカゲルは種類によっては家庭で簡単に再生させることができ、繰り返し利用することが可能です!
特に「B型シリカゲル」であれば、ほぼ新品同様の吸湿力を取り戻すことができます。モモストアがその再生方法を詳しく解説します。
シリカゲルの再生は「加熱」がカギ
シリカゲルが吸湿力が落ちるのは、水分を吸い込んだ状態になっているからです。
この水分を熱で蒸発させてやれば、シリカゲルの内部構造が再び水分を吸える状態に戻ります。これが「再生」です。
再生方法1:フライパンで加熱する(最も簡単な方法)
- 準備: フライパンにアルミホイルを敷くか、テフロン加工のものを使用します。
- 加熱: シリカゲル(袋から出して粒だけ)をフライパンに入れ、弱火でじっくりと加熱します。
※高温すぎると袋が溶けたり、シリカゲルが劣化したりするので、絶対に中火以上にはしないでください。 - 目安: 加熱していると、シリカゲルから湯気が出始めます。青色の粒が完全に青色に戻るまで(またはオレンジ色が元の色に戻るまで)加熱を続けます。
- 冷却: 再生が終わったら、火を止めて完全に冷めるまで放置します。熱いうちに密閉容器に入れると、蒸発した水分が再吸湿してしまうため要注意です。
再生方法2:電子レンジを使う(時短で手軽)
- 準備: 耐熱皿にシリカゲル(袋から出して粒だけ)を広げます。
- 加熱: 500W〜600Wで30秒〜1分ずつ加熱します。一度に長時間加熱せず、様子を見ながら少しずつ行いましょう。
※加熱しすぎるとスパークしたり、シリカゲルが焦げ付いたりする危険性があります。 - 目安: フライパン同様、色の変化を確認しながら進めます。完全に色が変わるまで繰り返します。
再生時の注意点と安全性の確認
シリカゲルの再生は非常に便利ですが、いくつかの注意点を守ることが安全な再利用に繋がります。
- 必ず袋から出す:紙やプラスチックの袋に入ったまま加熱すると、袋が燃えたり、溶けたりする原因になります。必ず袋から粒だけを取り出して加熱してください。
再生した粒は、新しいお茶パックや不織布の袋に詰め替えて使用しましょう。 - B型シリカゲルか確認する:前述の通り、A型シリカゲルは再生効果が薄いことが多いです。再利用する際は、パッケージに「B型」「再生可能」と書かれているか、または色の変化がはっきり起こるタイプかを確認しましょう。
- 生石灰乾燥剤は絶対に再生しない:生石灰(酸化カルシウム)は一度湿気を吸うと水酸化カルシウムに変化し、熱を加えても元には戻りません。再生を試みても無駄なだけでなく、発火の危険性もあるため絶対に行わないでください。
再生したシリカゲルは、食品用だけでなく、カメラのレンズやアクセサリーの保管、靴箱の除湿など、様々な用途で活用できます。
ご自宅の「乾燥剤ストック」を常に新鮮な状態に保ち、エコで賢い保存生活を送りましょう。
シリカゲルの色の変化についてさらに知りたい場合は、「シリカゲル 再生 色 変化」で確認してみてください。
購入できなかった場合の代用品・応急処置
急にお菓子をラッピングする必要が出た、大切な乾物を保存したいけど乾燥剤を切らしてしまった…。
そんな緊急事態に、すぐに店舗へ買いに行けない時もあるかもしれません。
ご自宅にあるもので、食品用乾燥剤の代わりになるものはあるのでしょうか?
結論から言うと、完全に同じ効果は期待できませんが、湿気対策として役立つ応急処置的な代用品はいくつか存在します。モモストアが、すぐに試せる代用品と注意点をご紹介します。
乾燥剤の代わりになる3つのアイテム
これらのアイテムは、全て吸湿性のある物質です。使い捨てになりますが、一時的な湿気対策には効果的です。
お米
- 仕組み: お米(特に生米)は、水分を吸いやすい性質を持っています。
- 使い方:小さな布袋や茶こし袋などに少量のお米を入れ、口をしっかり縛ります。これを保存したい食品と一緒に密閉容器に入れます。
ジャムや塩などの調味料の瓶の中に数粒入れると、湿気で固まるのを防ぐのにも役立ちます。 - 注意点:長時間放置すると、お米自体に湿気がこもり、カビの原因になる可能性があります。数日〜1週間程度で必ず交換するか、取り出すようにしましょう。
重曹(ベーキングソーダ)
- 仕組み: 重曹は、湿気を吸うだけでなく、消臭効果も兼ね備えています。
- 使い方:重曹を平らな容器や小さな布袋に入れ、蓋を開けた状態で保存容器の隅に置きます。
特に冷蔵庫や食器棚など、湿気と一緒にニオイも気になる場所での使用に最適です。 - 注意点:食品に直接触れないように注意が必要です。重曹が固まってきたら、吸湿力の限界です。固まった重曹は、掃除などに再利用できますよ。
新聞紙
- 仕組み: 新聞紙は紙の中でも特に吸湿性が高いです。
- 使い方:保存容器の蓋の裏側に新聞紙を折りたたんで挟んだり、食品と容器の隙間に丸めて入れたりします。
特に、湿気を含んだものを乾燥させたい時(野菜の保存など)に役立ちます。 - 注意点:インクが食品に触れないように、クッキングシートやラップで包んでから使用しましょう。効果は非常に一時的ですので、あくまで「つなぎ」として考えてください。
最も大切なのは「密閉」と「短期決戦」
代用品を使う場合でも、最も効果的な湿気対策は「完璧な密閉」と「早めの消費」です。
代用品はあくまで応急処置であり、食品用乾燥剤のような長期間にわたる安定した効果は得られません。
応急処置で一時的に湿気から守りつつ、早めに本物の乾燥剤を購入し、保存環境を整えることが食品の品質を保つ上で最も重要です。
代用品を使った湿気対策についてさらに詳しく知りたい場合は、「乾燥剤 代用 アイテム」で他のアイデアも探してみてください。
【通販徹底比較】Amazon、楽天、ヤフーで買うメリットとおすすめ商品
ホームセンターや100円ショップでの購入も可能ですが、やはりネット通販は、種類・容量・価格の全ての面で最も優れている購入手段です。
「業務用を安く大量に欲しい」「特殊な脱酸素剤が欲しい」といったニーズにも、ネット通販なら確実に応えてくれます。
ここでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのそれぞれのメリットと、モモストアが厳選するおすすめ商品をご紹介します。
通販サイトごとの特徴とメリット
それぞれのECサイトには独自の強みがあり、購入の目的によって使い分けるのが賢い方法です。
Amazon:スピードと圧倒的な品揃え
- メリット: プライム会員なら翌日配送など、「スピード」が最大の武器です。また、海外の製品や、国内ではあまり流通していない特殊な乾燥剤(例:防錆・乾燥剤一体型)なども見つけやすいです。
- デメリット: ショップによっては、食品衛生法適合の表示が曖昧な場合があるので、レビューや商品説明を慎重に確認する必要があります。
- おすすめの選び方: 「食品用 シリカゲル 大容量」「生石灰 業務用」など、具体的なキーワードで絞り込み、レビュー数の多い商品を選ぶのが確実です。
楽天市場:ポイント還元と多種多様なショップ
- メリット: 「お買い物マラソン」などのキャンペーンを利用すれば、ポイント還元率が非常に高く、実質的な最安値になることが多いです。製菓材料専門店や業務用資材店が多数出店しているため、専門性の高い乾燥剤(脱酸素剤、アルコール揮散剤など)を見つけやすいのも魅力です。
- デメリット: 発送元が異なるため、複数のショップで購入すると送料がかさむ場合があります。
- おすすめの選び方: 製菓材料カテゴリや、店舗ごとのレビューを重視し、「まとめ買い」による送料無料ラインを狙うのがお得です。
Yahoo!ショッピング:PayPayとの連携が強力
- メリット: PayPayユーザーには非常にお得です。PayPayステップや各種キャンペーンの還元率が高く、日常的にPayPayを利用している方にとっては、実質的な割引額が最も大きくなる可能性があります。
- デメリット: 楽天市場ほど専門店の出店数は多くないため、ニッチな商品は見つけにくい場合があります。
- おすすめの選び方: 普段の食料品や日用品と乾燥剤を一緒に購入し、PayPayの還元を最大化するのが賢い使い方です。
モモストア厳選!通販でおすすめの乾燥剤メーカー3選
どのサイトで購入する場合でも、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。
| メーカー名 | 特徴 | 代表的な商品 |
| 鳥繁産業 | 食品業界で高いシェアを持つ脱酸素剤(エージレス)の有名メーカー。 | エージレス(脱酸素剤)、シリカゲル |
| 和光化学(WAKO) | 家庭用から業務用まで、高品質なシリカゲルを幅広く展開。 | WAKOシリカゲル、食品用乾燥剤 |
| トーヤク | 生石灰乾燥剤を多く取り扱い、海苔や煎餅の保存に特化した商品が豊富。 | 生石灰乾燥剤(トーヤク石灰)、汎用シリカゲル |
特に鳥繁産業の脱酸素剤は、ナッツやコーヒー豆の酸化防止に絶大な信頼があります。乾燥剤とセットで購入し、最高の保存環境を整えましょう。
高品質な乾燥剤を探したい場合は、「食品用 乾燥剤 メーカー 比較」で検索して、より詳細な情報を得ることをおすすめします。
モモストア編集部がおすすめする人気乾燥剤メーカー3選
ここまで、乾燥剤の販売場所から種類、そして選び方までを詳しく解説してきました。
最後に、モモストア編集部が自信を持っておすすめできる、信頼と実績のある人気乾燥剤メーカー3社を改めてご紹介します。
これらのメーカーの製品を選べば、品質や安全性で後悔することはまずないでしょう。
鳥繁産業:保存性を極めるならこのメーカー
鳥繁産業は、主に業務用の食品保存資材を製造・販売しているメーカーです。
一般消費者には「エージレス」という脱酸素剤が有名ですが、シリカゲル乾燥剤も非常に高品質です。
- おすすめポイント:脱酸素剤「エージレス」は、酸素を完全に除去する能力に優れており、酸化による食品の劣化を完全にシャットアウトします。
ナッツやドライフルーツ、コーヒー豆など、風味の維持が重要な食品の保存には、このメーカーの脱酸素剤と乾燥剤の併用が最強です。 - 用途:主に脱酸素剤を使いたい方、高品質なB型シリカゲルで繰り返し使いたい方におすすめ。
和光化学(WAKO):家庭用から業務用まで信頼のブランド
和光化学は、汎用性が高く、一般家庭でも手に入りやすいシリカゲル製品を多く展開しています。
「WAKOシリカゲル」という名前で、製菓材料店やホームセンターでもよく見かけるブランドです。
- おすすめポイント:食品衛生法適合のシリカゲル製品を多数取り揃えており、安心して食品に使用できます。
小袋タイプから、自分で詰め替えるための大容量の粒状シリカゲルまで、ラインナップが豊富で、自分のニーズに合わせて細かく容量を選べるのが魅力です。 - 用途:手作りお菓子のラッピングなど、小分けのシリカゲルを頻繁に使う方、または大容量のシリカゲルをコスト重視で使いたい方におすすめ。
トーヤク:強力な吸湿力「生石灰」ならここ
トーヤクは、特に生石灰(石灰乾燥剤)の分野で信頼されているメーカーです。
「パリパリ」とした食感を維持することに特化した、強力な吸湿力を持つ乾燥剤を求める方に最適です。
- おすすめポイント:海苔や煎餅、米など、とにかく水分を徹底的に除去したい食品に効果的です。
生石灰は吸湿力がシリカゲルを遥かに上回るため、トーヤクの製品を使えば、長期間パリパリ感を維持できます。 - 用途:海苔や煎餅など、強力な乾燥が必要な食品の保存をしたい方、米びつ用の乾燥剤を探している方におすすめ。
これらのメーカーの製品は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのいずれでも購入が可能です。
この解説を参考に、あなたの大切な食品を湿気から守り、美味しさを長期間キープしてくださいね!
これで、食品用乾燥剤の「どこに売ってる?」という疑問は完全に解消されたはずです。
ご自宅の食品を湿気から守り、美味しい食感を長く楽しんでください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

