はがきどこに売ってる?主要な販売場所と種類、賢い購入方法を徹底解説!

はがきどこに売ってる?主要な販売場所と種類、賢い購入方法を徹底解説!

急に「はがきを送らなきゃ!」となった時、「あれ、どこで買えるんだっけ?」と迷うこと、ありますよね。
特に急いでいる時や、夜遅い時間だと、どこに行けば確実に手に入るのか知っておきたいものです。

このページでは、官製はがきからおしゃれな私製はがきまで、どこで、どんな種類が手に入るのかを、モモストアが詳しく解説します!
ぜひ最後まで読んで、あなたの疑問をスッキリ解決してくださいね。

・官製はがきを確実に手に入れる!主要な販売場所【4選】
・コンビニエンスストアではがきを買うメリットと注意点
・郵便局窓口でしか手に入らない特別なはがきとは?
・デザインはがきが豊富!文房具店・雑貨店の魅力と活用法
・100円ショップのはがきは「私製」?購入前に知っておきたいこと
  1. 官製はがきを確実に手に入れる!主要な販売場所【4選】
    1. 最も確実で安心!郵便局窓口とネットショップ
    2. 24時間いつでも買える!コンビニエンスストア
    3. 品揃えが豊富!文房具店・大型スーパー
    4. 家電量販店やホームセンターでも買える場合がある
  2. コンビニエンスストアではがきを買うメリットと注意点
    1. コンビニ購入の最大のメリットは「時間」と「場所」
    2. 支払い方法とポイント利用の注意点
  3. 郵便局窓口でしか手に入らない特別なはがきとは?
    1. 郵便局限定の「特殊はがき」の種類と魅力
    2. 郵便局の公式ネットショップを活用しよう
  4. デザインはがきが豊富!文房具店・雑貨店の魅力と活用法
    1. 文房具の専門店で見つかる「紙質へのこだわり」
    2. 雑貨店・ミュージアムショップの「一点物」の魅力
  5. 100円ショップのはがきは「私製」?購入前に知っておきたいこと
    1. 100円ショップのはがきは切手が必要な「私製はがき」
    2. 100円ショップではがきに使う「切手」は売っている?
  6. 急いでいる時に便利!コンビニでの支払い方法と営業時間
    1. コンビニエンスストアの営業時間は?
    2. 切手・はがきを現金以外で購入する際の裏技(ファミリーマート)
  7. 用途別!「通常はがき」と「インクジェット紙」の違いを徹底解説
    1. 手書き・印刷機に最適な「通常はがき」の特徴
    2. 写真やイラスト印刷にこだわるなら「インクジェット紙」
  8. ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)での賢いはがき購入術
    1. ネット通販ではがきを買うメリットとデメリット
    2. 「切手不要」の官製はがきをネットで探すコツ
  9. 年賀状・喪中はがきなど季節限定のはがきはいつから買える?
    1. 年賀はがきの販売期間と早割を活用するタイミング
    2. 喪中はがき・寒中見舞いはがきはいつ、どこで買う?
  10. 大量購入を考えているなら郵便局のネットショップが便利
    1. 郵便局のネットショップの「セット販売」を活用
    2. 大量に私製はがきを買うならメルカリや専門業者も選択肢に
  11. はがきと切手がセットで買える場所・投函ポストの有無もチェック
    1. ワンストップで済ませるなら「郵便局」が最強
    2. コンビニでの投函ポスト設置状況を把握する
  12. 私製はがき(ポストカード)を買うならどこがおすすめ?【アート系・観光地】
    1. アーティストの作品を探すなら「美術館・ギャラリー」
    2. 地域の記念を探すなら「観光地の売店・道の駅」
  13. はがきを賢く選ぶ!購入前に確認すべき3つのポイント
    1. ポイント1:送りたい内容に合わせた「種類」の確認
    2. ポイント2:料金不足にならないための「サイズ」と「切手」の確認
    3. ポイント3:大量購入時は「在庫」と「送料」の比較

官製はがきを確実に手に入れる!主要な販売場所【4選】

momo-store.jp

「はがき」と一口に言っても、郵便局が発行している「官製はがき」と、一般の店が販売している「私製はがき(ポストカード)」の2種類があります。

まずは、日本全国どこでも比較的購入しやすく、確実に切手が不要な官製はがきが手に入る主要な場所をご紹介します。急ぎで「とにかく送りたい!」という方は、この4つを覚えておくと安心ですよ。

最も確実で安心!郵便局窓口とネットショップ

やはりはがき販売の本家本元は郵便局です。窓口では、通常はがきはもちろん、往復はがき、インクジェット紙、くぼみ入り(視覚障害者向け)など、全種類を取り扱っています。

特に専門的な知識を持ったスタッフさんがいるので、はがきの料金や種類について不安なことがあれば、その場ですぐに質問できるのが最大のメリットです。また、観光地などにある大きな郵便局では、その地域限定の「風景印」を押してくれるサービスもありますから、記念に立ち寄ってみるのも楽しいかもしれません。

さらに、郵便局のネットショップでは、大量注文や特定デザインのはがきを自宅にいながら購入できるので、まとめ買いしたい方や近くに郵便局がない方には大変おすすめです。ただし、ネットショップの場合は送料がかかる場合があるため、購入前にチェックを忘れずに。

24時間いつでも買える!コンビニエンスストア

「夜中に急にはがきが必要になった」「出勤前にサッと買いたい」という時に心強いのが、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなどの主要なコンビニです。

ほとんどの店舗で、通常の官製はがき(無地・85円)や切手が販売されています。ただし、注意したいのは「種類」です。

コンビニで買えるもの 通常の官製はがき(無地)
切手(85円、110円など)
レターパック、スマートレター
コンビニでは買えないことが多いもの 往復はがき、インクジェット紙
特殊なデザインはがき
喪中はがき、年賀はがき(販売時期外)

ほとんどの場合、無地のはがきしか置いていないため、特殊な用途のはがきを探している場合は、後述の専門店や郵便局を利用しましょう。また、店舗によっては在庫がない場合もあるので、心配な方は事前に電話で確認すると確実です。

品揃えが豊富!文房具店・大型スーパー

文房具店やイオンなどの大型ショッピングモール内の文具コーナーでも、官製はがきを取り扱っていることがあります。これらの場所の魅力は、「私製はがき」との両方が手に入りやすい点です。

  • 文房具店:はがき自体だけでなく、デコレーションに使うマスキングテープやペンなど、関連商品も一緒にチェックできます。
  • 大型スーパー:生活用品のついでに購入できる手軽さが魅力です。ただし、スーパーによっては文具コーナーの規模が小さく、はがきの種類が少ない場合もあります。

特に「銀座 伊東屋」や「鳩居堂」のような老舗の文房具店では、デザイン性の高い私製はがきや、和紙を使った高級感のあるカードなど、普通の店では見かけない特別なはがきに出会える可能性が高く、こだわり派の方には特におすすめです。(伊東屋の公式サイトで最新情報をチェックしてみるのも良いでしょう。)

家電量販店やホームセンターでも買える場合がある

意外かもしれませんが、ヨドバシカメラやビックカメラなどの大型家電量販店や、DCMなどのホームセンターでも、はがきが販売されていることがあります。これは、プリンター用紙や事務用品のコーナーに、インクジェット対応はがきや年賀状シーズンのはがきが陳列されるためです。

これらの店舗は、特に「自宅で印刷したい」と考えている方に最適です。プリンターインクや専用紙と一緒にはがきを購入できるため、一度に買い物を済ませたい場合に便利です。

コンビニエンスストアではがきを買うメリットと注意点

コンビニエンスストアでの購入は、はがきを最も手軽に手に入れる方法の一つです。そのメリットと、購入時に知っておきたい注意点を詳しく見ていきましょう。

コンビニ購入の最大のメリットは「時間」と「場所」

コンビニがはがき購入場所として優れている最大の理由は、その利便性にあります。主要なメリットをまとめました。

コンビニ購入の3大メリット

  1. 24時間営業:深夜や早朝など、郵便局が閉まっている時間帯でも、必要な時にすぐにはがきが手に入ります。
  2. 圧倒的な店舗数:都市部だけでなく、地方でも見つけやすく、急な用事にも対応しやすいです。
  3. そのまま投函可能:多くのコンビニ(ローソン、ファミリーマートなど)には店外または店内に郵便ポストが設置されています。はがきを買って、切手を貼り、その場ですぐに投函できるのは非常に便利です。

特に、急いでいる時には、郵便物を送る一連の作業(購入→投函)をワンストップで完了できるのは大きな魅力です。ただし、ポストの有無は店舗によって異なるため、投函まで済ませたい場合は、ポストがあるコンビニを探す必要があります。

支払い方法とポイント利用の注意点

コンビニで切手やはがきを購入する際、支払い方法には注意が必要です。基本的に、はがきや切手、印紙といった金券類は、ほとんどのコンビニで「現金払い」が原則となっています。

コンビニ 基本の支払い方法 ポイント付与・利用
セブン-イレブン 現金、電子マネーnanaco* nanacoポイント付与対象外
ローソン 現金のみ ポイント付与対象外
ファミリーマート 現金、FamiPay*、ファミマTカード(クレジット決済)* FamiPay支払いでポイント付与あり(200円で1円相当)
ミニストップ 現金、電子マネーWAON* WAONポイント付与対象外

*一部の電子マネーは利用可能ですが、ポイント付与の対象外となることが多いため、「ポイントを貯めたい」という目的でコンビニを利用するのはあまりおすすめできません。ポイントを重視する方は、後述するネット通販のポイントアップキャンペーンなどを狙う方が賢明です。

また、コンビニで取り扱っているはがきは無地が中心であり、インクジェット紙や特殊なデザインのものは販売されていないことが多いため、特殊なはがきが必要な場合は、必ず郵便局や専門店に行きましょう。

郵便局窓口でしか手に入らない特別なはがきとは?

郵便局は、ただはがきを買う場所というだけでなく、日本独自の文化やサービスが詰まった特別な場所でもあります。特に窓口では、コンビニや量販店ではなかなか手に入らない、ユニークなはがきが手に入ります。

郵便局限定の「特殊はがき」の種類と魅力

郵便局で販売されているはがきの中には、特定の用途や時期に特化したもの、収集家にも人気の高いものが多くあります。

郵便局で手に入る主な特殊はがき

  1. 往復はがき:返信用の切手部分が一体化しており、イベントの招待状や出欠確認など、返信が必要な場合に便利です。コンビニや一般の文房具店ではほとんど取り扱いがありません。
  2. インクジェット紙:自宅のプリンターで写真やイラストを高画質で印刷したい方向けに、紙質が最適化されています。年賀状シーズン以外でも、通年で販売されています。
  3. くぼみ入りはがき:視覚に障がいのある方が、はがきの向きを判別しやすいように、角に「くぼみ」が加工されているユニバーサルデザインのはがきです。
  4. 慶弔用はがき:通常はがきとは別に、季節によって喪中はがきや寒中見舞い用のはがきが販売されます。
  5. ふるさと切手・はがき(地域限定):特定の地域や名産品をデザインした、その地域でしか手に入らないはがきです。旅の記念やお土産にも最適で、収集家にも人気があります。

これらの特殊はがきは、送る相手や用途に合わせた「心遣い」を形にできるため、ビジネスシーンや大切な方へのメッセージを送る際に非常に役立ちます。

郵便局の公式ネットショップを活用しよう

「近くに大きな郵便局がない」「窓口の営業時間に間に合わない」という方は、ぜひ郵便局のネットショップを活用してみてください。ネットショップでは、窓口と同じはがきを購入できるほか、ネット限定のセット販売や、在庫限りで販売終了となる珍しいデザインのはがきが見つかることもあります。

特に年賀状やかもめ〜る(お中元時期のはがき)などの季節商品は、早めに注文することで割引を受けられる「早割」が適用される場合もあるため、計画的に購入したい方にはおすすめです。ただし、送料や配送にかかる日数も考慮して、余裕を持って注文することが大切です。

ネットショップ利用の注意点

メリット デメリット・注意点
全種類のはがきが購入可能 送料がかかる場合がある
大量購入・まとめ買いが簡単 到着までに日数がかかる
時間や場所を問わず注文可能 実物を手に取って確認できない

はがきを大量に使う予定がある方は、郵便局のネットショップでまとめて購入し、自宅まで届けてもらうのが、労力や時間を節約する賢い方法と言えるでしょう。

デザインはがきが豊富!文房具店・雑貨店の魅力と活用法

官製はがきも良いですが、時には相手を「アッ」と驚かせるような、おしゃれなデザインのはがきを送りたいこともありますよね。そんな時に頼りになるのが、文房具店や雑貨店、そして美術館などのミュージアムショップです。

文房具の専門店で見つかる「紙質へのこだわり」

伊東屋や東急ハンズ、ロフトなどの大型文房具店では、季節のイラストやモダンなデザインが施された私製はがきが非常に豊富です。私製はがきは、切手を自分で貼る必要がありますが、その分デザインや紙の素材に徹底的にこだわって作られています。

  • 和紙製:独特の風合いと高級感があり、目上の人への挨拶状や海外の方へ送る場合に喜ばれます。
  • 厚手・特殊紙:写真プリントに適した光沢紙や、手触りの良いマット紙など、表現したい内容に合わせて選べます。
  • 立体系:開くと立体になるポップアップカードなど、メッセージだけでなくサプライズも添えられます。

文房具店では、はがきだけでなく、それに合わせた封筒や、筆ペン、万年筆など、メッセージをより美しく書くための道具も充実しています。「手書きのメッセージ」にこだわる方は、ぜひ一度足を運んでみてください。紙の匂いや手触りを楽しみながら、じっくり選ぶ時間は格別ですよ。

雑貨店・ミュージアムショップの「一点物」の魅力

ヴィレッジヴァンガードのような個性的な雑貨店や、美術館、水族館、動物園などのミュージアムショップも、ユニークなはがきの宝庫です。

特に、美術館のショップでは、展示されているアート作品をモチーフにしたポストカードが必ずと言っていいほど販売されています。これらは「そこでしか買えない一点物」が多く、送る相手の趣味に合わせて選ぶと、きっと喜ばれます。

また、個人のギャラリーやハンドメイドマーケットなどでも、クリエイターが作成したオリジナルのポストカードを見つけることができます。私製はがきは、「切手を貼る手間」はかかりますが、その分、あなたの個性やセンスを表現できる最高のアイテムと言えるでしょう。

100円ショップのはがきは「私製」?購入前に知っておきたいこと

「とにかく安く、たくさん欲しい!」という時に、真っ先に思い浮かぶのがダイソー、セリア、キャンドゥなどの100円ショップではないでしょうか。実は100円ショップでもはがきは売っていますが、購入前に必ず知っておくべき重要なことがあります。

100円ショップのはがきは切手が必要な「私製はがき」

100円ショップで販売されているはがきは、基本的に「官製はがき」ではなく、「私製はがき」(ポストカード)です。

私製はがきとは、郵便局が発行している切手部分が印刷されたものではなく、切手を貼るスペースが設けられているだけのカードです。そのため、100円ショップで購入したはがきをポストに投函する際には、必ず郵便局やコンビニで切手(通常85円)を購入し、貼る必要があります。

「切手を買い忘れた!」となると、せっかく書いたメッセージが相手に届かないという事態になりかねません。特に急いでいる時ほど、この点を忘れないように注意しましょう。

100円ショップはがきと官製はがきの比較

100円ショップ(私製) 郵便局・コンビニ(官製)
切手 別途購入し貼る必要がある(85円分) 額面分の切手が印刷済みで不要
価格 はがき本体は安い(数枚セットで110円) はがき代+切手代(例:85円)
デザイン 豊富なデザイン、枚数がセット販売 通常は無地が中心、特殊なデザインは限定的
用途 メッセージカード、コレクションなど 正式な郵便物、事務連絡など

コストを抑えたい方や、イラストや写真にこだわりたい方は100円ショップがおすすめですが、「切手を貼る」というひと手間を忘れずに覚えておきましょう。

100円ショップではがきに使う「切手」は売っている?

では、100円ショップでは切手も一緒に買えるのでしょうか?
答えは「基本的に売っていない」です。

切手や官製はがき、収入印紙などの金券類は、郵便局や一部のコンビニエンスストアでのみの取り扱いとなっています。したがって、100円ショップで私製はがきを購入した場合は、必ず近くのコンビニ(セブン-イレブンやローソンなど)または郵便局で切手を買い足す必要があります。

はがきを買った後に切手を探し回る手間を省くためにも、100円ショップへ行く前に、切手が手元にあるか、または、近くに切手を取り扱っているコンビニがあるかを確認しておくとスムーズです。(ローソンで切手が買えるか確認するなど、事前に調べておくと安心です。)

急いでいる時に便利!コンビニでの支払い方法と営業時間

急いでいる時、コンビニの営業時間や支払い方法は非常に重要ですよね。知っているようで知らない、はがき購入に関するコンビニの細かなルールを解説します。

コンビニエンスストアの営業時間は?

現代の主要なコンビニエンスストア(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなど)の多くは、24時間365日営業しています。そのため、はがきが必要になった時間帯を気にすることなく、いつでも購入できるのが最大の強みです。

ただし、ごく稀に、地方の店舗や、特定の商業施設内にある店舗では営業時間が異なる場合があります。心配な場合は、店舗を訪れる前に、Googleマップなどで営業時間を確認しておくと良いでしょう。

また、コンビニではがきを購入する際は、店内のレジに並ぶ必要があります。深夜や早朝はレジが混雑することは少ないですが、昼休みや夕方の時間帯は混み合うこともあるため、急いでいる場合はレジ前の行列の長さを確認してから入店するのが賢明です。

切手・はがきを現金以外で購入する際の裏技(ファミリーマート)

先述の通り、はがきや切手は金券扱いのため、多くのコンビニでクレジットカード払いやポイント払いはできません。

しかし、ファミリーマートでは、自社独自の決済サービスである「FamiPay」で支払うことが可能です。FamiPayで支払うと、200円ごとに1円相当のFamiPayボーナスが付与されます。これは、他のコンビニが現金支払いしか認めていないか、電子マネーでの支払いは可能でもポイント付与がないのと比較すると、非常に大きなメリットと言えます。

「たかがはがき1枚」と思うかもしれませんが、年賀状などで数十枚、数百枚と購入する場合、その差は無視できません。ファミリーマートをよく利用する方は、FamiPayを活用してはがきを購入するのが、最もお得な方法かもしれません。

ただし、FamiPay以外のクレジットカードや他社の電子マネー(SuicaやQUICPayなど)は、基本的に利用できませんので、その点は注意が必要です。

用途別!「通常はがき」と「インクジェット紙」の違いを徹底解説

はがきを購入する際、特に郵便局や大型文房具店に行くと、「通常はがき」と「インクジェット紙」の2種類が並んでいるのを目にすることがあります。どちらも値段は同じですが、用途によって使い分けないと、印刷の仕上がりが大きく変わってしまうので注意が必要です。

手書き・印刷機に最適な「通常はがき」の特徴

「通常はがき」は、一般的な挨拶状や事務連絡、そして手書きのメッセージに最も適した標準的なはがきです。

通常はがきの特徴

  • 紙質:ツルツルしすぎず、適度なザラつきがあり、鉛筆、ボールペン、筆ペンなど、どんな筆記具でも書きやすいようにできています。
  • 汎用性:一般的なコピー機やレーザープリンターでの印刷も可能ですが、インクジェットプリンターで写真やカラーイラストを印刷すると、インクがにじんだり、発色がくすんだりしやすい傾向があります。
  • 耐久性:湿気に強く、雨などで多少濡れてもインクが流れにくい性質があります(これは官製はがき全体の強みです)。

もしあなたが「簡単な手書きのメッセージだけを書きたい」、または「モノクロの文字だけを印刷したい」のであれば、この通常はがきを選べば間違いありません。どこでも手に入り、最もコストパフォーマンスに優れたはがきです。

写真やイラスト印刷にこだわるなら「インクジェット紙」

一方、「インクジェット紙」は、インクジェットプリンターで写真やフルカラーのイラストを鮮明に印刷するために作られた特殊な紙質のはがきです。

インクジェット紙の特徴

  • 特殊コーティング:インクを素早く吸収し、インクのにじみを防ぐためのコーティングが表面に施されています。
  • 発色の良さ:色の再現性が高く、写真が非常にクリアに、色鮮やかに仕上がります。
  • 注意点:主に染料系インクジェットプリンタ専用です。このコーティングがあるため、手書きでメッセージを書こうとすると、ボールペンなどが滑りやすく、乾きにくいと感じることがあります。

「結婚報告はがきで写真を送りたい」「オリジナルのフルカラーイラストを印刷して送りたい」といった、ビジュアルを重視する用途であれば、迷わずインクジェット紙を選びましょう。仕上がりの美しさは、通常はがきとは比べ物になりません。ただし、インクジェット紙は郵便局でしか取り扱っていないことが多いので、購入場所には注意してください。(郵便局の通常はがきの種類についてはこちらをご確認ください。)

ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)での賢いはがき購入術

「重たい荷物を持って帰りたくない」「大量に欲しいけど、近所のお店では在庫がない」という時に頼りになるのが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販です。ネット通販ならではの賢い購入方法をご紹介します。

ネット通販ではがきを買うメリットとデメリット

ネット通販ではがきを購入する最大のメリットは、「品揃えの豊富さ」と「利便性」です。

ネット通販のメリット

  • まとめ買いに最適:50枚、100枚といった大口でのセット販売が多く、単価が安くなる場合もあります。
  • 限定品が手に入る:郵便局のネットショップだけでなく、有名デザイナーの私製はがきや、特殊な紙質のはがきなど、店舗では見かけない限定品が見つかります。
  • ポイントが貯まる・使える:普段利用しているECサイトのポイントを貯めたり使ったりできるため、実質的なコストを抑えられます。

一方で、デメリットとしては、「送料」と「納期」が挙げられます。急いでいる場合は間に合わない可能性もありますし、少量購入では送料で割高になってしまうこともあります。

「切手不要」の官製はがきをネットで探すコツ

Amazonや楽天などで「はがき」と検索すると、切手が必要な私製はがき(ポストカード)が多数ヒットします。確実に切手不要の官製はがきを探すためには、検索キーワードを工夫することが重要です。

検索ワードのコツ

  • 官製はがき
  • 郵便局 はがき
  • 切手付 はがき

特に、切手付きの官製はがきは、「金券」扱いとなり、郵便局の公式ショップや、郵便局から委託を受けた販売店のみが取り扱っていることが多いです。一般の個人や業者が、切手付きの新品官製はがきを大量に販売している場合は、在庫処分品や買取品である可能性も考慮し、信頼できる販売元かを確認しましょう。

また、ネット通販では、はがきを自宅で印刷するための「印刷サービス」も豊富に提供されています。デザインを選んで注文するだけで、印刷されたはがきが届くため、手間をかけたくない方には非常に便利です。

年賀状・喪中はがきなど季節限定のはがきはいつから買える?

通常のはがきは通年でいつでも購入できますが、年賀状や喪中はがきといった季節限定のはがきは、販売期間が決まっています。「いざ買おう!」と思った時に売り切れていたり、まだ販売されていなかったりすると困りますよね。主要な季節限定はがきの販売時期を確認しておきましょう。

年賀はがきの販売期間と早割を活用するタイミング

年賀はがきは、毎年10月下旬~11月上旬ごろから全国の郵便局で販売が開始されます。販売期間は、翌年1月上旬までと比較的長いですが、人気のあるデザインやインクジェット写真用などの特殊な種類は、年末が近づくにつれて品薄になる傾向があります。

年賀はがき購入のポイント

  1. 早割期間を狙う:郵便局のネットショップや、大型ショッピングモールの印刷サービスでは、11月中に注文すると割引が適用される「早割」キャンペーンを実施していることが多いです。
  2. 種類をチェック:無地、ディズニーなどのキャラクターもの、寄付金付きなど、様々な種類が販売されます。どの種類にするか、事前に決めておくとスムーズです。
  3. 印刷サービス:自宅で印刷する自信がない、またはプリンターがない場合は、郵便局やコンビニ、大型スーパーなどが提供する印刷サービスを利用するのが確実です。

特に、年賀状は「12月15日〜25日までに投函すると元旦に届く」というルールがありますので、逆算して余裕を持って12月上旬までには購入・作成を済ませておくことをおすすめします。(郵便年賀.jpの公式サイトで最新の販売時期を確認しましょう。)

喪中はがき・寒中見舞いはがきはいつ、どこで買う?

喪中はがきや寒中見舞いはがきも、季節限定で販売されますが、年賀状ほど店舗に並ぶ期間が長くありません。

喪中はがき(胡蝶蘭・山茶花などのデザイン)

  • 販売時期:主に10月下旬〜12月上旬ごろ。
  • 購入場所:郵便局窓口、大型ショッピングモールの印刷コーナー、喪中はがき専門の通販サイト。
  • 注意点:年賀状の販売開始と前後して取り扱いが始まりますが、コンビニではほとんど取り扱いがないため、郵便局か印刷サービスを利用しましょう。

寒中見舞いはがき

  • 販売時期:特に設定されていません。通常の官製はがきや私製はがきを使用します。
  • 用途:年賀状の返礼、喪中を知らずに年賀状を送ってしまった場合のお詫びなど。
  • 注意点:松の内(一般的に1月7日まで)を過ぎてから、立春(2月4日ごろ)までに送るのがマナーです。

もし年賀状を買った後に不幸があり、喪中はがきが必要になった場合は、郵便局の窓口で年賀はがきと喪中はがきを無料で交換してもらえる場合があります。これは郵便局独自のサービスですので、困った時は窓口で相談してみましょう。

大量購入を考えているなら郵便局のネットショップが便利

企業や団体で使う場合、あるいは趣味で大量にハガキを使う方は、一度に数十枚、数百枚と購入することになりますよね。大量購入の場合、どこで購入するのが最も効率的で賢い方法なのでしょうか。結論から言えば、郵便局のネットショップか、専門の文房具通販サイトがおすすめです。

郵便局のネットショップの「セット販売」を活用

郵便局のネットショップでは、通常はがきを10枚セットや50枚セットなど、まとまった単位で販売しています。特に、四面連刷(4枚のはがきが一シートになっているもの)を購入すると、プリンターでの印刷時に紙詰まりしにくく、印刷効率が格段に向上します。

大量購入のメリット

  • 在庫の心配がない:一度に大量に注文できるため、店舗の在庫切れを心配する必要がありません。
  • 自宅まで配送:重い荷物を持って帰る手間がなく、自宅やオフィスまで届けてもらえます。
  • 確実な品質:郵便局が発行しているため、紙質や切手部分に間違いがないという安心感があります。

ただし、大量購入の場合でも、無料の配送サービスがない場合は送料がかかるため、総額を計算して、本当にネットショップがお得なのかを確認することが大切です。多くの枚数を買う場合は、送料を加えても店舗で購入するより安くなることが多いですが、念のため確認しておきましょう。

大量に私製はがきを買うならメルカリや専門業者も選択肢に

デザインにこだわった私製はがきを大量に欲しい場合は、ネット通販サイトに加え、メルカリやラクマなどのフリマアプリも選択肢に入ります。

フリマアプリでは、クリエイターの「まとめ売り」や、企業・団体がデザインした未使用の販促ポストカードが、非常にお得な価格で出品されていることがあります。ただし、個人間の取引になるため、以下の点に注意が必要です。

確認事項 チェックポイント
在庫枚数 必要な枚数が揃っているか、出品者に確認する。
紙質・状態 写真で紙の変色や折れがないか確認し、心配なら質問する。
サイズ 定型はがきサイズ(14cm×9cm〜23.5cm×12cm)を満たしているか確認する。満たしていないと郵便物として扱われません。

また、企業向けの印刷専門業者に依頼して、オリジナルデザインの私製はがきを大量印刷してもらうのも一つの手です。大量に発注することで、一枚あたりのコストを大幅に下げることができます。

はがきと切手がセットで買える場所・投函ポストの有無もチェック

はがきを送る上で、多くの人が「面倒だ」と感じるのが、「はがきを買う→切手を買い足す→ポストを探す」という一連の流れではないでしょうか。この手間を最小限に抑え、一度にすべてを済ませられる場所を知っておくと、非常に便利です。

ワンストップで済ませるなら「郵便局」が最強

最も効率よく、すべての作業を完了できるのは、やはり郵便局です。

郵便局が最強な理由

  1. はがきと切手が同時に手に入る:官製はがきは切手代込み、私製はがきを購入してもその場で必要な額の切手を買い足せます。
  2. 投函ポストがある:窓口が閉まっていても、ほとんどの郵便局の入口にはポストが設置されています。
  3. 料金不足の心配がない:心配な場合は窓口で計量・確認してもらえます。

特に私製はがきの場合、サイズや重さによっては、普通のはがき料金(85円)では送れないことがあります。郵便局の窓口なら、その場で正確な料金を計算してもらえるので、料金不足で相手に迷惑をかける心配がありません。

コンビニでの投函ポスト設置状況を把握する

夜間や休日など、郵便局の窓口が閉まっている時間帯は、コンビニのポストを活用しましょう。主要なコンビニのポスト設置状況は以下の通りです。

コンビニ ポスト設置状況 はがきの種類
セブン-イレブン ポストの設置は少ない。 通常はがき(無地)が中心。
ローソン 比較的多くの店舗に設置されている。 通常はがき、レターパックなど。
ファミリーマート 比較的多くの店舗に設置されている。 通常はがき、レターパックなど。
ミニストップ ポストの設置は少ない。 通常はがきが中心。

ローソンやファミリーマートはポストを設置している店舗が多く、「はがき(官製)を買って、その場ですぐに投函したい」というニーズに最も応えてくれます。ただし、ポストの回収時間は店舗によって異なるため、当日の集荷に間に合わせたい場合は、投函口に記載されている集荷時間をチェックするようにしましょう。

私製はがき(ポストカード)を買うならどこがおすすめ?【アート系・観光地】

私製はがきは、官製はがきとは異なり、デザインを楽しむための要素が強いアイテムです。特にアート作品や風景写真など、こだわりのポストカードを探しているなら、行くべき場所が決まっています。ここでは、個性豊かな私製はがきが手に入るおすすめの場所をご紹介します。

アーティストの作品を探すなら「美術館・ギャラリー」

最も個性的で高品質なポストカードに出会えるのは、美術館や博物館のミュージアムショップです。

例えば、ゴッホやモネといった有名な画家の絵画のポストカードは定番ですが、中には展示期間中しか販売されない限定の作品カードもあります。また、写真展や特別展のショップでは、プロの写真家が撮影した美しい風景写真や、芸術的なモノクロ写真のポストカードも見つかります。紙質も厚手で丈夫なものが多く、送るだけでなく、自宅に飾ってインテリアとして楽しむのにも最適です。

さらに、美術系の大学の周辺にある小さなギャラリーなどでも、学生や若手アーティストのオリジナル作品がポストカードとして販売されていることがあります。これらのポストカードは、将来的に価値が上がるかもしれない「一点もの」として集める楽しみもあります。

地域の記念を探すなら「観光地の売店・道の駅」

旅行先からメッセージを送りたいなら、観光地の売店や道の駅がおすすめです。これらの場所では、その地域特有のポストカード、通称「ご当地はがき(ご当地フォルムカード)」が販売されていることがあります。

ご当地はがきは、その土地の名産品や名所(例:富士山、京都タワー、たこ焼きなど)の形をしたユニークなデザインが特徴で、その地域でしか手に入らない限定品です。コレクターも多く、お土産としても非常に人気があります。

ご当地はがきを見つけるコツ

  • 大きな郵便局(特に地方の中央郵便局)
  • 観光案内所
  • 主要な道の駅やサービスエリア

特に郵便局では、ご当地はがきにその地域の風景印を押してもらうサービスを利用すれば、より記念に残る特別な一枚になります。旅の思い出をシェアしたい方は、ぜひ探してみてください。

はがきを賢く選ぶ!購入前に確認すべき3つのポイント

はがき購入で失敗しないためには、なんとなく「売っているから」で選ぶのではなく、使用目的を明確にしてから購入することが大切です。最後に、はがきを賢く選ぶために購入前に確認すべき3つのポイントをまとめました。

ポイント1:送りたい内容に合わせた「種類」の確認

はがきには用途に合わせて様々な種類があることをご紹介しました。購入する前に、あなたの目的が「手書きのメッセージなのか」「写真やイラストの印刷なのか」「返信が必要なのか」を確認しましょう。

用途別はがき早見表

目的 はがきの種類 最適な購入場所
手書きメッセージ 通常はがき / 私製はがき 郵便局、コンビニ、100円ショップ
写真の高画質印刷 インクジェット紙 / インクジェット写真用 郵便局、大型家電量販店
返信用の同封 往復はがき 郵便局窓口・ネットショップ
個性的なデザイン 私製はがき(ポストカード) 文房具店、雑貨店、美術館

特に、プリンターで印刷する場合は「インクジェット紙」切手代を気にせず送るなら「官製はがき」を選ぶ、というルールを徹底すれば、失敗はなくなります。

ポイント2:料金不足にならないための「サイズ」と「切手」の確認

私製はがきを購入する場合は、料金不足にならないよう、必ずサイズと切手代を確認しましょう。

  • サイズ:郵便物の「はがき」として認められるためには、縦(短辺)9cm〜12cm、横(長辺)14cm〜23.5cmの範囲内である必要があります。この範囲を超えると、定形外郵便物となり、はがき料金の85円ではなく、最低でも120円からの切手が必要になります。
  • 切手:私製はがきを購入した場合、必ず85円分の切手(2024年現在)が必要です。切手を買い忘れてポストに投函してしまうと、「料金不足」となり、受取人が不足分を支払わなければならないため、大変失礼にあたります。

サイズや料金に不安がある場合は、ポストに投函する前に郵便局の窓口で確認してもらうのが、最も確実で安心できる方法です。(国際郵便での切手代は国や重さによって異なるため、海外に送る場合は特に注意が必要です。)

ポイント3:大量購入時は「在庫」と「送料」の比較

仕事やイベントなどで大量に必要になった場合は、購入前に複数の店の「在庫」と「送料を含めた総額」を比較しましょう。

購入場所 在庫の安定性 送料・手数料
郵便局窓口 安定しているが、一度に数十枚が限度。 無料。
郵便局ネットショップ 非常に安定。大量注文に対応。 一定金額以下は送料がかかることが多い。
文房具通販 デザイン性の高いものは在庫変動あり。 送料がかかることが多い。ポイント還元あり。

少量であればコンビニが便利ですが、数十枚以上を確実に入手し、手間をかけたくない場合は、ネット通販での「送料無料ライン」を狙ったまとめ買いが最も賢い購入方法と言えます。この記事を参考に、あなたの状況に最適なはがきを見つけてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。モモストアでした。

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