自転車の鍵はどこで売ってる?すぐ買えるお店から専門店まで!
「あれ?自転車の鍵がない!」
急いでいる時に限って鍵が見つからなかったり、突然壊れてしまったり…そんな経験、誰にでもありますよね。
この記事では、今すぐ鍵が欲しい!という緊急時から、防犯性を高めるための高品質な鍵を探したい方まで、自転車の鍵が売っている場所を徹底的にご紹介します。
主要なお店の品揃えから、鍵の種類、さらには交換方法や紛失時の対処法まで、自転車の鍵に関する知りたい情報がすべて詰まっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
・【ホームセンター】コーナンやカインズでの自転車の鍵の品揃えは?
・【100円ショップ】ダイソー・セリア・キャンドゥでも自転車の鍵は売ってる?
・【自転車専門店】サイクルベースあさひなどでの品揃えとメリット
・【コンビニ・ドラッグストア】緊急時でも鍵は買える?
- 自転車の鍵が買える場所【急いでいる時・最速ルート】
- 【ホームセンター】コーナンやカインズでの自転車の鍵の品揃えは?
- 【100円ショップ】ダイソー・セリア・キャンドゥでも自転車の鍵は売ってる?
- 【自転車専門店】サイクルベースあさひなどでの品揃えとメリット
- 【コンビニ・ドラッグストア】緊急時でも鍵は買える?
- 【ディスカウントストア】ドン・キホーテの自転車の鍵の選び方と特徴
- 【ECサイト・フリマアプリ】Amazon・楽天・メルカリの利用がおすすめな理由
- 自転車の鍵の種類と選び方ガイド!あなたの自転車に合うのはどれ?
- 鍵を紛失した時の対処法!新しい鍵を買う前に確認すべきこと
- 自転車の鍵を交換したい!自分でできる?注意点も解説
- 盗難防止に必須!鍵の二重ロックのススメとおすすめの組み合わせ
- 鍵の価格帯はどれくらい?予算別おすすめの自転車の鍵
- 【場所別まとめ】売っている鍵の種類と価格帯を徹底比較!
自転車の鍵が買える場所【急いでいる時・最速ルート】

急いで新しい鍵が必要な時って、一分一秒でも早く手に入れたいですよね。ご安心ください!
実は、自転車専門店でなくても、私たちの生活圏内には鍵が買える場所がたくさんあります。ここでは、急いでいる時のための最速ルートと、それぞれの場所の特徴を詳しく解説していきます。
【最速】とりあえず鍵を買いたいならココ!
もし今、目の前にある自転車をどうにかしたい!という状況なら、まず次の3つの場所をチェックしましょう。
| 場所 | 特徴 | 品揃え | 営業時間 |
| ホームセンター | 品揃えが豊富で価格帯も幅広い。自転車コーナーや工具コーナーにあります。 | ワイヤー錠、U字ロック、馬蹄錠(後輪錠)など主要なものは揃う。 | 朝~夜まで(店舗による) |
| ディスカウントストア | ドン・キホーテなど。夜遅くまで開いているのが魅力。 | 安価なワイヤー錠が中心。種類は少なめ。 | 深夜または24時間営業の店舗が多い。 |
| 大型スーパー | イオンやイトーヨーカドーなど。自転車売り場があれば確実。 | 一般的なワイヤー錠やリング錠など。 | 夜まで(店舗による) |
特にホームセンターは、鍵の種類も多く、価格も手頃なものから防犯性の高いものまで選べるため、最初に立ち寄る場所として最もおすすめです。もし自転車そのものに固定するタイプの「馬蹄錠(後輪錠)」が必要な場合は、自転車関連の工具や交換部品も揃っているホームセンターが一番見つけやすいでしょう。
営業時間外でも買える場所はある?
もし夜遅くや早朝に鍵が必要になった場合は、ディスカウントストアや、次のH2で詳しく解説するECサイトを利用するのがおすすめです。
ディスカウントストアの多くは深夜まで営業していますし、一部の店舗は24時間営業をしています。置いてある鍵は簡易的なものが多いですが、「とりあえずその場をしのぐための鍵」としては十分役立ってくれます。
ただし、コンビニや一般的なドラッグストアには、残念ながら自転車の鍵はほとんど売られていません。急いでいる時に立ち寄っても無駄足になってしまう可能性が高いので注意してくださいね。
【ホームセンター】コーナンやカインズでの自転車の鍵の品揃えは?
ホームセンターは、自転車の鍵を探す上で最も有力な購入先の一つです。なぜなら、単に鍵を売っているだけでなく、自転車のメンテナンス用品や交換部品も一緒に揃っていることが多いからです。大手ホームセンターを例に、どんな鍵が手に入るのか、詳しく見ていきましょう。
ホームセンターで見つかる鍵の種類と価格帯
コーナン、カインズ、DCM、コメリなどのホームセンターでは、主に次のような種類の鍵を取り扱っています。
| 鍵の種類 | 特徴と用途 | 価格帯の目安 |
| ワイヤー錠(ケーブルロック) | 柔軟性があり、フレームとポールなどを繋ぐ二重ロックに最適。 | 500円~3,000円 |
| U字ロック | 非常に頑丈で切断に強い。防犯性が高く、カギ式のものが主流。 | 2,000円~7,000円 |
| ブレードロック(プレートロック) | 金属のプレートを繋いだもので、コンパクトに折りたためる。 | 4,000円~10,000円 |
| 馬蹄錠(後輪錠/リング錠) | 自転車のフレームに固定されている標準的な鍵。 | 1,000円~4,000円 |
ホームセンターのいいところは、実物を見て触って、鍵の太さや重さ、ワイヤーの長さを確認できる点です。特にU字ロックやブレードロックなど、重さや取り回しが使用感に直結する鍵を選ぶ際は、手に取って確認できるのは大きなメリットになります。
ホームセンターの鍵コーナーの探し方
鍵は、店舗によって陳列場所が異なりますが、主な場所は次の通りです。
- 自転車・サイクル用品コーナー:最も一般的な場所です。空気入れやパンク修理キットなどと一緒に並んでいます。
- 防犯・セキュリティ用品コーナー:南京錠やドアの鍵などと一緒に置かれていることがあります。
- 工具・DIYコーナー:自転車の修理工具と一緒に、鍵の交換パーツが置かれている場合もあります。
もし見つからなければ、ためらわずに店員さんに「自転車の鍵はどこですか?」と聞いてみましょう。専門知識を持った店員さんがいる場合は、鍵の種類や取り付け方法についてアドバイスをもらえることもあります。
また、ホームセンターによっては、古い鍵の引き取りや、後輪錠の交換サービスを有料で行っている場合もあります。自分で交換するのが不安な方は、事前にサービス内容を確認してみると安心です。(詳細なサービス内容は、お近くの店舗のサービスをGoogle検索で調べてみることをおすすめします。→ホームセンター 自転車 鍵 種類)
【100円ショップ】ダイソー・セリア・キャンドゥでも自転車の鍵は売ってる?
「とりあえず一時的に使いたい」「できるだけ安く済ませたい」という時に気になるのが、100円ショップの存在ですよね。ダイソー、セリア、キャンドゥといった主要な100円ショップでも自転車の鍵は手に入るのでしょうか?
結論から言うと、はい、売っています!ただし、注意点がありますので、詳しく解説します。
100円ショップの鍵の品揃えと限界
100円ショップで主に見かけるのは、ワイヤー式の簡易的な鍵です。価格はもちろん110円(税込)で、多くはダイヤル式やシリンダー錠(鍵穴に差し込むタイプ)の細いケーブルロックです。
| 100均で買える鍵 | 防犯性 | 用途 |
| 簡易ワイヤー錠 | 低い | ヘルメットやサドルの盗難防止、短時間の一時的な駐輪 |
| ナンバー式ロック | 低い | 複数人で一時的に共有する場合 |
これらの鍵の最大のメリットは、圧倒的な安さと、手軽さです。ちょっとした買い物で短時間駐輪する際や、サドルなど部品の盗難防止用として使うには便利です。
しかし、「メインの鍵」として使うのは、防犯性の観点から強くおすすめできません。100円のワイヤー錠はケーブルが細く、ニッパーやワイヤーカッターなどで比較的簡単に切断されてしまうリスクがあるからです。自転車本体の盗難を防ぐためのメインロックとしては、ホームセンターや専門店で売られている、より太いワイヤーやU字ロックを選びましょう。
100円ショップで鍵の代わりになるグッズはある?
鍵そのものではありませんが、100円ショップには自転車の防犯対策に使えるグッズが他にもあります。
- チェーンロック(短めのもの):太さによりますが、補助ロックとして使えます。
- 防犯ブザー:自転車に装着し、異常を知らせることで威嚇効果があります。(ただし、風や振動で鳴りやすいものもあるので注意が必要です。)
- ケーブルタイ(結束バンド):応急処置として、鍵が壊れて施錠できない場合に、一時的に車輪が回らないように固定するのに役立つことがあります。
あくまで補助的な対策や緊急時の応急処置として活用し、大切な自転車のためには、やはり専門の鍵を用意することが大切です。
【自転車専門店】サイクルベースあさひなどでの品揃えとメリット
自転車の鍵を探す上で、最も確実で高品質な鍵を見つけられるのが、サイクルベースあさひや、地元の個人経営の自転車屋さんといった「自転車専門店」です。特に高価な自転車や、防犯性を重視したい場合は、専門店一択と言っても過言ではありません。
専門店ならではの圧倒的な鍵の品揃え
専門店では、ホームセンターなどでは見かけないような国内外の有名ブランドの鍵が豊富に揃っています。たとえば、
- ABUS(アブス):ドイツのメーカーで、世界最高水準の防犯性を持つ鍵として有名です。特にブレードロックやU字ロックが人気です。
- KRYPTONITE(クリプトナイト):アメリカのメーカーで、こちらも高い防犯性を誇ります。
- GORIN(ゴリン)やPALMY(パルミー):日本のメーカーで、特に後輪錠(馬蹄錠)の品質に定評があります。
これらの専門ブランドの鍵は、単なるワイヤー錠とは異なり、特殊な合金を使用したり、ピッキングに強い構造を採用したりと、プロの窃盗犯に対抗するための工夫が凝らされています。価格は高くなりますが、「盗まれたくない」という安心感を買うと思えば、決して高すぎる買い物ではありません。
専門店で鍵を買う3つの大きなメリット
- 専門知識によるアドバイス:店員さんが自転車のタイプ(ロードバイク、ママチャリ、電動アシストなど)や駐輪環境に合わせて、最適な鍵を提案してくれます。「この鍵は、このフレームの太さだと取り付けられませんよ」といった、素人では気づきにくい注意点も教えてもらえます。
- 取り付け・交換サービス:自分で鍵を取り付けるのが難しい後輪錠や、複雑な構造の鍵の場合、購入したその場でプロに取り付けてもらえるサービスがあります。(工賃は別途かかる場合がほとんどです。)
- 保証とアフターフォロー:専門店で購入した鍵は、万が一の初期不良や、鍵穴の不具合などが発生した際に、適切なサポートを受けやすいというメリットがあります。
特にスポーツバイク(ロードバイクやクロスバイク)に乗っている方は、フレームに傷をつけずに取り付けられる鍵や、軽量で持ち運びやすい鍵といった、専門的なニーズに応える商品が充実している専門店をぜひ利用してみてください。
(参考情報として、専門店での鍵選びのヒントをさらに探したい方はこちらをどうぞ。→自転車 専門店 鍵 選び方)
【コンビニ・ドラッグストア】緊急時でも鍵は買える?
自転車に乗っていて「ああ、鍵を忘れた!」「予備の鍵がない!」という状況に陥ったとき、最も近くにあるのはコンビニやドラッグストアかもしれません。
では、これらの店舗で自転車の鍵を取り扱っているのでしょうか?緊急時の購入先として期待できるかどうかを検証します。
コンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミマなど)の状況
残念ながら、ほとんどのコンビニエンスストアでは、自転車の鍵(ワイヤー錠、U字ロックなど)は販売されていません。
コンビニは食料品や日用品、雑誌などが中心で、自転車用品の取り扱いは「パンク修理キット」や「空気入れ」といった一部の消耗品に限られていることがほとんどです。鍵は商品の回転率が低いため、陳列スペースの限られたコンビニには置かれていないのが現状です。
ただし、ごく稀にですが、レジャー用品や工具・DIY用品に力を入れている店舗や、駅前などの特殊な立地にある大型店舗で、簡易的なワイヤー錠を扱っているケースもゼロではありません。とはいえ、それを期待して探し回るのは非効率なので、緊急時は最初からホームセンターやディスカウントストアに向かうのが賢明です。
ドラッグストア(マツキヨ、スギ薬局など)の状況
ドラッグストアもコンビニと同様に、自転車の鍵の取り扱いは非常に少ないです。しかし、一部の日用品や生活雑貨の品揃えが豊富な大型ドラッグストアや、郊外型の店舗では、鍵を見つけられる可能性があります。
ドラッグストアの鍵は、主に「防犯グッズ」のコーナーや「DIY用品」の棚に、南京錠や短いチェーンロックが並んでいることが多いです。これらは自転車用として特化しているわけではありませんが、二重ロックの補助として、あるいは非常に短い時間だけ自転車を離れる際の一時的なロックとしては使えるかもしれません。
結論として、コンビニやドラッグストアは、自転車の鍵の「本命」の購入先ではないと覚えておきましょう。緊急性が高い場合は、先に述べたホームセンターやディスカウントストアへ直行することをおすすめします。
【ディスカウントストア】ドン・キホーテの自転車の鍵の選び方と特徴
ディスカウントストア、特にドン・キホーテ(ドンキ)は、「何でも揃う」「深夜まで営業している」という点で、急に鍵が必要になった時に非常に頼りになる存在です。ただし、他の店舗とは少し違った鍵の選び方が必要になります。
ドンキの鍵の品揃えと価格の魅力
ドンキでは、主に次のような鍵が販売されています。
- 安価なワイヤー錠:1,000円以下の低価格帯の商品が豊富です。
- カラフルなダイヤル式ロック:デザイン性を重視した鍵が多く、見た目がおしゃれなものを選びたい人に人気です。
- 自転車本体(完成車)用の鍵:自転車売り場に、自転車に取り付けるタイプの後輪錠(馬蹄錠)が置かれていることもあります。
最大の魅力は、やはりその安さと、営業時間の長さです。夜間に急に鍵が必要になった場合、多くの専門店やホームセンターが閉まっている中で、ドンキは非常に心強い味方になってくれます。
ドンキで鍵を買う時の注意点と選び方
ドンキの鍵は便利ですが、防犯性については特に慎重に選ぶ必要があります。
ケーブルの太さをチェック
価格が安い鍵は、ワイヤーが細いことが多いです。目安として、ワイヤーの太さが10mm以下のものは、切断されやすいと考えておいた方が良いでしょう。最低でも12mm以上、できれば15mm以上のものを選ぶと安心です。
ダイヤル式かシリンダー式か
どちらもメリット・デメリットがありますが、
- ダイヤル式:鍵を紛失する心配がない代わりに、単純な構造だと数字を推測されやすい(ただし、暗証番号を自由に設定できるタイプを選びましょう)。
- シリンダー式(鍵タイプ):ピッキング対策がされているものが多いですが、鍵自体を紛失するリスクがあります。
防犯性を高めるなら、シリンダー式で、鍵穴が特殊な形状(ディンプルキーなど)のものがおすすめです。ドンキでは、鍵穴がシンプルなタイプも多いので、よく確認してから購入しましょう。
メインロックではなく補助ロックとして活用
高価な自転車や、長時間駐輪する場合は、ドンキで購入した鍵は「二重ロック」のための補助的な役割として使うのがベストです。メインの鍵は、より防犯性の高い専門店やECサイトで購入することをおすすめします。
【ECサイト・フリマアプリ】Amazon・楽天・メルカリの利用がおすすめな理由
急いでいない時や、特定のブランドや機能を持つ鍵を探しているなら、ECサイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)やフリマアプリ(メルカリなど)が断然おすすめです。これらのオンライン購入先がなぜ人気なのか、その理由を詳しくご紹介します。
ECサイト(Amazon・楽天)の圧倒的なメリット
どこよりも豊富な品揃え
実店舗では取り扱いの少ないハイエンドなブランドの鍵(ABUS、KRYPTONITEなど)や、特殊な機能を持つ鍵(GPS追跡機能付き、指紋認証式など)も、ECサイトなら簡単に見つけることができます。実店舗を何軒も回る手間がありません。
価格比較とレビュー機能
同じ商品でも、複数のショップの価格を簡単に比較できるため、最安値で購入しやすいのが魅力です。また、実際に購入したユーザーのレビューや評価を参考にできるため、使用感や耐久性、防犯性についてのリアルな情報を得てから購入を決められます。
後輪錠(馬蹄錠)の交換に役立つ
後輪錠を交換する場合、自分の自転車の規格に合うかどうかを細かく調べる必要があります。ECサイトでは、商品の詳細なサイズや適合情報が記載されていることが多く、失敗しにくいです。
フリマアプリ(メルカリ)の活用法
メルカリなどのフリマアプリは、「廃盤になった人気の鍵」や「中古で安く手に入れたい」場合に特に役立ちます。
- 中古のメリット:未使用に近い状態の鍵や、人気ブランドの鍵を定価より安く購入できる可能性があります。
- 注意点:鍵は防犯に関わるため、必ず出品者に「鍵の本数」や「動作確認」を質問し、信頼できる出品者から購入するようにしましょう。特に鍵番号を控えておくことも重要です。
ECサイトでの購入は、自宅にいながらにして鍵選びの選択肢を無限に広げられる最高のルートです。特に多忙で店舗に足を運ぶ時間がない方には、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの購入をおすすめします。
自転車の鍵の種類と選び方ガイド!あなたの自転車に合うのはどれ?
どこで鍵が買えるかがわかったら、次に考えるべきは「どんな鍵を選ぶか」です。自転車の鍵には様々な種類があり、それぞれに防犯性、利便性、取り付けやすさが異なります。あなたの自転車と使い方に最適な鍵を見つけましょう!
代表的な鍵の種類とその特徴
主要な鍵の種類を、防犯性が高い順に並べました。
| 鍵の種類 | 防犯性の目安 | メリット | デメリット |
| U字ロック | 非常に高い | 切断が極めて難しい。頑丈で壊れにくい。 | 重い、かさばる、施錠場所が限られる。 |
| ブレードロック | 高い | 頑丈だが、コンパクトに折りたためて持ち運びやすい。 | 比較的高価。 |
| チェーンロック | 中~高 | 柔軟性があり、大きなものに括り付けられる。 | 重く、持ち運びが面倒な場合がある。 |
| ワイヤー錠(太め) | 中 | 軽くて扱いやすい。柔軟性が高い。 | 切断のリスクがU字ロックより高い。 |
| ワイヤー錠(細め) | 低い | 非常に軽量で持ち運びやすい。安価。 | メインロックとしては不向き。 |
| 馬蹄錠(リング錠) | 中 | 自転車本体に固定されており、施錠の手間がない。 | 後輪しかロックできない。 |
失敗しない鍵選びの3つのポイント
駐輪時間と場所で選ぶ
- 長時間、人通りの少ない場所:U字ロック、ブレードロックなど、防犯性の高いものをメインに使い、さらにワイヤー錠で二重ロックが必須です。
- 短時間、目の届く場所:ワイヤー錠やチェーンロックでも対応可能ですが、太めのものを選びましょう。
- 自宅の敷地内:安心せず、地球ロック(柱などに固定する)ができる鍵を使いましょう。
鍵の方式で選ぶ(シリンダー式 vs. ダイヤル式)
- シリンダー式(鍵タイプ):防犯性は高いが、鍵を失くすと開けられなくなる。ディンプルキーなど複雑な形状のものがおすすめです。
- ダイヤル式(暗証番号タイプ):鍵を失くす心配がないが、桁数が少ないと総当たりで開けられてしまうリスクがある。4桁以上で、自由に変更できるタイプを選びましょう。
自転車のタイプで選ぶ
ロードバイク・クロスバイク:軽量性と防犯性の両立が重要です。ワイヤー錠やブレードロックを組み合わせて、持ち運びの負担を減らしつつ、二重ロックを心がけましょう。
ママチャリ・シティサイクル:馬蹄錠(後輪錠)がメインになりますが、これだけでは不十分です。必ずワイヤー錠を併用し、前輪やフレームと固定物(ポールなど)を繋ぐようにしましょう。
鍵の選び方一つで、盗難のリスクは大きく変わります。自分のライフスタイルに合った、最適な鍵を見つけてくださいね。
鍵を紛失した時の対処法!新しい鍵を買う前に確認すべきこと
「鍵がない!」と気づいた時、パニックになりますよね。でも大丈夫です。まずは冷静になって、新しい鍵を買いに行く前に確認すべきことと、鍵を開けるための正しい手順を把握しましょう。間違った行動は、自転車を壊したり、警察沙汰になったりする原因になりかねません。
【ステップ1】まずは紛失場所と鍵の形式を確認
鍵の紛失場所を特定する
最後に鍵を使った場所や、立ち寄った場所を逆順にたどってみましょう。もし近くの店舗や交番に届けられていれば、見つかる可能性があります。
鍵の形式を確認する
あなたが使っている鍵は、シリンダー式(鍵穴に差し込むタイプ)でしょうか? それともダイヤル式(暗証番号タイプ)でしょうか?
- ダイヤル式:暗証番号を思い出せるか試すのが最優先です。誕生日や電話番号の下4桁など、予想しやすい番号を試してみましょう。
- シリンダー式:合鍵(スペアキー)がないか自宅を探すか、保証書などに記載されている「鍵番号」がないか確認しましょう。
【ステップ2】鍵を開けるための専門家を呼ぶ
自力で鍵を壊そうとすると、自転車のフレームを傷つけたり、怪我をしたりするリスクが高いです。鍵が手元にない状態で鍵を開ける必要がある場合は、必ず専門家に依頼しましょう。
| 依頼先 | 特徴 | 費用と時間 |
| 自転車専門店 | 最も確実で安全。後輪錠ならその場で新しい鍵への交換も可能。 | 2,000円~5,000円程度(出張費別)。時間は店舗による。 |
| 鍵屋(出張サービス) | 場所を選ばず来てくれる。複雑な鍵でも対応可能。 | 費用は高め(5,000円~15,000円程度)。 |
| 交番・警察署 | 状況によっては対応してくれる場合がある(基本は防犯登録の確認のみ)。 | 無料。ただし、防犯登録の証明書や身分証明書が必要です。 |
特にワイヤー錠やU字ロックが壊れてしまった場合、自転車屋さんに持ち込むのが一番早いですが、動かせない場合は出張サービスのある自転車専門店か鍵屋に連絡しましょう。鍵屋さんは24時間対応しているところもあるので、緊急時には非常に助かります。
(専門家による開錠方法についてさらに知りたい方はこちら。→自転車 鍵 紛失 自分で開ける)
【ステップ3】新しい鍵の購入と再発防止策
鍵を開けてもらったら、すぐに新しい鍵を購入しましょう。そして、二度と鍵を失くさないための対策を立ててください。
- 鍵番号を写真に撮る:購入した鍵の番号をスマホなどで撮影し、クラウドに保存しておけば、鍵を失くした時に合鍵作成や開錠の際に役立ちます。
- 鍵にキーホルダーを付ける:大きく目立つキーホルダーを付けて、ポケットから落ちにくいようにする。
- ダイヤル式とシリンダー式の併用:片方を紛失しても、もう片方で対応できるようにする。
自転車の鍵を交換したい!自分でできる?注意点も解説
鍵が壊れたり、防犯性の低いものから高いものに買い替えたりする際、「自分で交換できるのか?」という疑問を持つ方は多いです。ここでは、鍵の交換方法と、DIYで挑戦する際の注意点を解説します。
交換が比較的簡単な鍵(ワイヤー錠、U字ロック)
ワイヤー錠やU字ロックは、フレームに固定するためのブラケットを付け替えるだけなので、誰でも簡単に交換できます。
- 古い鍵のブラケット(固定具)を外す。
- 新しい鍵のブラケットを、自転車のフレームの適切な位置に取り付ける。
- 鍵本体をブラケットにセットし、しっかり固定されているか確認する。
新しい鍵には、取り付けに必要な工具(多くは六角レンチなど)が付属していることが多いです。もし付属していなければ、ホームセンターで購入しましょう。交換の際は、鍵が走行中にカタカタ鳴ったり、タイヤに接触したりしないよう、しっかりと固定することが重要です。
交換に注意が必要な鍵(後輪錠/馬蹄錠)
自転車本体のフレームに固定されている後輪錠(馬蹄錠)の交換は、ワイヤー錠などに比べて少し難易度が上がります。
交換に必要な工具と手順
後輪錠の交換には、主に「プラスドライバー」「マイナスドライバー」「モンキーレンチ」などが必要です。
- 古い鍵の取り付けネジを緩めて、フレームから取り外す。
- 新しい鍵を古い鍵があった位置に合わせる。
- 新しい鍵のネジを締めて固定する。
【注意点】
- 鍵のサイズと穴の位置:新しい鍵が、自転車のフレームに開いているネジ穴の間隔(PCD)と合っているかを必ず確認する必要があります。サイズが合わないと取り付けできません。
- タイヤへの干渉:鍵を取り付けた後、施錠・開錠した際に、金具がタイヤやスポークに接触しないか、慎重に確認しましょう。
少しでも不安がある場合は、無理せず自転車専門店に依頼するのが一番安全です。特に電動アシスト自転車などは構造が複雑な場合があるので、プロに任せることを強くおすすめします。(動画で交換方法を確認したい方はこちら。→自転車 鍵 交換方法 動画)
盗難防止に必須!鍵の二重ロックのススメとおすすめの組み合わせ
どれだけ頑丈な鍵を使っていても、一つの鍵だけではプロの窃盗団には太刀打ちできない可能性があります。最も効果的な盗難対策は、ずばり「二重ロック(ダブルロック)」です。二重ロックの重要性と、最強の組み合わせをご紹介します。
なぜ二重ロックが必要なのか?
窃盗犯は、「手間」と「時間」がかかる自転車を嫌います。鍵が一つであれば、その鍵を破る工具と技術さえあれば盗めますが、鍵が二つあれば、破るための工具の種類も、かかる時間も倍以上になります。
二重ロックは、「この自転車は盗むのが面倒だ」と思わせるための、非常に重要な防犯対策なのです。
最強の二重ロックの組み合わせ3選
二重ロックは、同じ種類の鍵ではなく、「異なる種類の鍵」を組み合わせることで、切断に使う工具を分断させ、より高い効果を発揮します。
| 組み合わせ | 用途 | 防犯性の目安 |
| U字ロック + ワイヤー錠 | U字ロックでフレームと固定物をロックし、ワイヤー錠で前輪をロックする。 | 最高 |
| 後輪錠 + ブレードロック | 後輪錠で後輪をロックし、ブレードロックでフレームと固定物をロックする。 | 非常に高い |
| 太いチェーンロック + ダイヤル式ロック | チェーンロックで地球ロック、ダイヤル式ロックでホイールやサドルをロックする。 | 高い |
【理想のロック方法】地球ロックを必ず行う
二重ロックを行う際、最も重要なのが「地球ロック」です。これは、自転車のフレームと、動かない固定物(駐輪場の柱、ガードレールなど)を鍵で繋ぐことを言います。
どんなに頑丈な鍵で車輪だけをロックしても、自転車ごとトラックに積んで持ち去られてしまえば意味がありません。ワイヤー錠やチェーンロックは、この地球ロックを行うのに非常に適しています。
盗難のプロから自転車を守るためには、メインの鍵(U字ロックなど)とサブの鍵(ワイヤー錠など)を併用し、必ず地球ロックを行うことを徹底しましょう。(二重ロックのさらに詳しい選び方や方法はこちらを参考に。→自転車 鍵 二重ロック おすすめ)
鍵の価格帯はどれくらい?予算別おすすめの自転車の鍵
自転車の鍵は、安いものなら100円、高いものだと数万円と、価格帯が非常に幅広いです。ここでは、あなたの予算と自転車の価値に合った鍵を選ぶための価格帯別の目安とおすすめをご紹介します。
【~1,500円】低価格帯:補助・簡易的な利用に
この価格帯は、主に100円ショップやディスカウントストア、ホームセンターの廉価版コーナーで見つかります。
- 主な種類:細めのワイヤー錠、細いチェーンロック、簡易的なダイヤル式ロック。
- 用途:二重ロックの補助用、サドルやヘルメットの一時的な盗難防止、ごく短時間の駐輪用。
- 選び方:メインの鍵としてはおすすめできません。自転車本体の価格が数千円程度の安価なものや、盗難リスクが低い場所での使用に限定しましょう。
【2,000円~5,000円】標準価格帯:普段使いのメインロックに
最も多くの人が選ぶのがこの価格帯です。ホームセンターや自転車専門店で、標準的な防犯性能を持った鍵が手に入ります。
- 主な種類:太めのワイヤー錠(15mm以上)、標準的なU字ロック、日本のメーカー製の後輪錠。
- 用途:通勤・通学用のママチャリやシティサイクルのメインロック、スポーツバイクの二重ロック用。
- 選び方:この価格帯から、シリンダー錠ならピッキング対策が施されたもの、ダイヤル錠なら4桁以上のものが選べるようになります。鍵の太さと重さのバランスを考えると良いでしょう。
【6,000円~15,000円】高価格帯:高価な自転車や防犯重視に
この価格帯は、主に自転車専門店やECサイトで取り扱われる「防犯性が非常に高い」専門ブランドの鍵が中心です。
- 主な種類:ABUSやKRYPTONITEなどのブレードロック、強固なU字ロック、特殊な合金を使用したチェーンロック。
- 用途:ロードバイク、クロスバイク、高価な電動アシスト自転車のメインロック。盗難の多い地域での駐輪。
- 選び方:自転車の価格が5万円以上、特に10万円を超えるような場合は、鍵にこのくらいの予算をかけることを強くおすすめします。鍵の重さは増しますが、それに見合う安心感が得られます。
鍵の価格は、そのまま防犯性能に直結すると考えて間違いありません。ご自身の自転車の価格(盗まれた際の損失額)を考慮し、バランスの取れた鍵を選ぶことが大切です。
【場所別まとめ】売っている鍵の種類と価格帯を徹底比較!
最後に、これまでご紹介してきた主要な購入場所ごとの特徴と、手に入る鍵の種類や価格帯を一覧表でまとめて、鍵選びの最終チェックができるようにしました。
どこで、どんな鍵を買うべきか迷ったら、ぜひこの表を参考にしてみてください。
| 購入場所 | 向いている人 | 主な鍵の種類 | 価格帯(目安) | 防犯性 |
| 自転車専門店 | 高価な自転車、防犯重視、プロの意見を聞きたい人 | U字ロック、ブレードロック、専門メーカーの各種鍵 | 2,500円~15,000円 | 非常に高い |
| ホームセンター | 一般的な自転車、自分で交換したい、実物を見て選びたい人 | ワイヤー錠、後輪錠、U字ロック | 1,000円~7,000円 | 中~高い |
| ECサイト(Amazonなど) | 価格を比較したい、特殊な鍵を探している、忙しい人 | 全種類(特に高機能・海外ブランドが豊富) | 500円~20,000円 | 低い~最高 |
| ディスカウントストア | 緊急で必要、予算を抑えたい、二重ロックの補助用が欲しい人 | 簡易ワイヤー錠、カラフルなダイヤルロック | 500円~3,000円 | 低い~中 |
| 100円ショップ | 超簡易ロック、サドル用、一時的な使用目的の人 | 細い簡易ワイヤー錠、小型南京錠 | 110円 | 低い |
あなたの鍵選びの結論!
【パターン1】ママチャリを確実に守りたい
ホームセンターで太めのワイヤー錠(2,000円~)を購入し、元からついている後輪錠と併用して二重ロックにしましょう。ワイヤー錠は地球ロックができるように、少し長めのものを選ぶのがポイントです。
【パターン2】ロードバイクなど高価な自転車を守りたい
ECサイトか自転車専門店で、ABUSやKRYPTONITEなどのブレードロックまたはU字ロック(8,000円~)をメインに購入し、さらに太めのチェーンロックでフレームと固定物を確実に繋ぐ二重ロックを徹底してください。
【パターン3】今すぐ、とにかく何か鍵が欲しい
営業時間内ならホームセンター、夜間ならドン・キホーテなどのディスカウントストアへ直行し、とりあえず最も太いワイヤー錠を購入しましょう。その鍵は後日、二重ロックの補助鍵として活用できます。
鍵の購入は、自転車の安全を守るための最初の、そして最も重要な一歩です。この記事が、あなたの鍵選びの一助となれば嬉しいです。安全で楽しい自転車ライフを送ってくださいね!

