母乳実感 直付けはどこに売ってる?病院用が市販されない理由と入手方法を徹底解説!
赤ちゃんを産んで、入院中に初めて出会うことが多い「母乳実感の直付けタイプ」。
退院してからも使いたい!と思って探し始めたものの、「あれ、どこにも売ってない?」と疑問に感じていませんか?
実は、この直付けタイプは、通常の店舗ではまず手に入らない、特別な流通経路を持つ製品なんです。
この記事では、母乳実感の直付けタイプがなぜ市販されていないのか、その理由と、もしどうしても入手したい場合の裏ワザ的な方法、さらに代用できるおすすめのアイテムまで、ママの疑問を一気に解決していきます!
「病院で使えたのに…」とモヤモヤしていた方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
・結論!母乳実感直付けタイプが市販の店舗では購入できない理由
・ドラッグストアやベビー用品店での取り扱い状況を徹底調査
・母乳実感直付けはAmazonや楽天などのネット通販で買える?
・メルカリやフリマサイトで直付けタイプを見つける方法
- 母乳実感の「直付けタイプ」と「通常タイプ」の違いをまず確認
- 結論!母乳実感直付けタイプが市販の店舗では購入できない理由
- ドラッグストアやベビー用品店での取り扱い状況を徹底調査
- 母乳実感直付けはAmazonや楽天などのネット通販で買える?
- メルカリやフリマサイトで直付けタイプを見つける方法
- 病院・産院で直付けタイプが使われるのはどんな時?
- 直付けタイプを病院から持ち帰って自宅で使うのはアリ?ナシ?
- 直付けタイプが入手できない場合の代替品・代用アイデア
- 直付けタイプと同じ「使い捨て」の哺乳瓶・乳首はある?
- 母乳実感の正しい選び方!タイプ別のおすすめモデル
- 通常の母乳実感乳首もサイズ選びが重要!新生児期のおすすめは?
- 類似品の直付けタイプを使用している他社メーカーはある?
- 母乳実感直付けタイプに関するよくあるQ&A
母乳実感の「直付けタイプ」と「通常タイプ」の違いをまず確認

まず、あなたが探している「直付けタイプ」が、普段お店で見かける「母乳実感」の哺乳瓶や乳首と何が違うのかをハッキリさせておきましょう。
この違いを理解することが、「なぜ売っていないのか?」という疑問を解決する一番の近道になります。
見た目は似ているけれど、実は用途と構造に決定的な違いがあるんです。
直付けタイプ(病院・産院用)の主な特徴
直付けタイプは、主に産院や新生児集中治療室(NICU)で使われることを想定して作られた、いわゆる「医療現場仕様」の製品です。
最も大きな特徴は、その名の通り、
1.哺乳瓶に直接、乳首を装着できること
2.使い捨て(ディスポーザブル)を前提としていること
の2点に集約されます。
通常タイプの母乳実感には、乳首と哺乳瓶の間に「キャップ(フード)」と「乳首を固定するためのリング(ニップルリング)」という2つのパーツが必要です。
しかし、直付けタイプはこれらのパーツを使わずに、乳首の付け根部分の形状を工夫することで、哺乳瓶の口にカチッと直接はめ込めるようになっています。
これにより、洗浄や消毒の手間を減らし、医療現場で求められる衛生管理と作業効率を両立させているんですね。
材質も、より硬めで耐久性よりも使い切りを重視したものが使われていることが多いです。また、流量もごく少量の「SSサイズ」や「Pサイズ(Premie)」に特化しているため、退院後の赤ちゃんには合わない可能性もあります。
通常タイプ(市販品)の主な特徴
一方で、私たちがベビー用品店やドラッグストアで一般的に購入できる母乳実感は「通常タイプ」です。こちらは長期的な使用と高い耐久性を前提に設計されています。
| 項目 | 直付けタイプ(病院用) | 通常タイプ(市販品) |
| 主な用途 | 病院・産院での使い捨て、短期利用 | 家庭での長期利用、繰り返し使用 |
| 装着方法 | 乳首を哺乳瓶に直接装着 | 乳首+キャップ+リングで装着 |
| 対象 | 主に新生児、未熟児(NICU) | 新生児~卒乳まで(サイズ展開豊富) |
| 販売経路 | 医療機関向けルートのみ | 一般店舗、ネット通販 |
通常タイプは、パーツが多い分、分解して隅々まで洗浄・消毒がしやすく、乳首のサイズもSSからLLまで、赤ちゃんの成長に合わせて細かく交換できるようになっています。
つまり、直付けタイプは「短期決戦型のプロ仕様」、通常タイプは「長期利用型の家庭仕様」と考えれば分かりやすいかもしれませんね。
あなたが退院後に必要としているのは、清潔を保ちつつ長く使える「通常タイプ」である可能性が高いです。まずは、この違いをしっかり頭に入れて、入手方法を探っていきましょう。
結論!母乳実感直付けタイプが市販の店舗では購入できない理由
なぜ、こんなにも便利な直付けタイプが、一般のママたちが手にする店舗には並ばないのでしょうか?
実は、この理由はとてもシンプルで、そして納得のいくものです。直付けタイプは、「医療機器」またはそれに準じる「医療機関専用品」として、流通が厳しく管理されているためなんです。
「医療機関専用」の流通経路
直付けタイプは、私たち消費者に直接販売されることを目的としていません。製造元であるピジョン株式会社から、病院や産院、あるいは医療器具を扱う卸業者へと、専用の流通ルートを通って納品されています。
この流通経路は、一般のベビー用品とは完全に区別されています。
なぜなら、病院で使われるものは、徹底した衛生基準と、誤使用を防ぐための管理体制のもとで使われることが前提だからです。
もしこれが一般に広く流通してしまうと、本来、清潔な環境で使い捨てとして使われるべき製品が、家庭内で誤った方法で繰り返し使われたり、不衛生な状態で使用されたりするリスクが発生します。
そうなると、赤ちゃんの健康を守るという本来の目的から逸脱してしまう恐れがあるわけです。
企業側も、製品の品質管理と安全性を最優先するため、一般販売を控えているという側面があります。私たち消費者を守るための、「安全設計」の一つとして、あえて「買えない」状況を作っていると考えられます。
使い捨て前提の設計と耐久性
前述の通り、直付けタイプは「ディスポーザブル(使い捨て)」前提の簡易的な構造で作られています。
これは、何度も煮沸消毒や電子レンジ消毒に耐える通常タイプとは異なり、長期的な耐久性や繰り返しの使用を想定していません。
例えば、通常タイプよりもプラスチックの材質が薄かったり、乳首のシリコンの耐久性が低かったりする可能性があります。
家庭で繰り返し使うと、劣化が早く、すぐに破損や変形につながる恐れがあり、これもまた赤ちゃんにとって安全とは言えません。
直付けタイプの乳首の材質が、通常タイプの乳首と全く同じである保証もないため、「便利そうだから」という理由だけで家庭で使うのは避けた方が賢明です。
まとめると、直付けタイプが市販されないのは、
1.医療機関専用の製品として流通が管理されている。
2.家庭での誤使用や不衛生な使用を防ぐため。
3.使い捨て前提で、長期使用の耐久性がないため。
という、赤ちゃんを守るための理由があるからなんです。
ドラッグストアやベビー用品店での取り扱い状況を徹底調査
「でも、もしかしたら、あのお店なら…」という希望を捨てきれないママのために、主要な店舗での取り扱い状況を具体的に調査しました。
結果からお伝えすると、直付けタイプが店頭に並んでいることは、ほぼゼロです。
なぜなら、これらの小売店は、前述した「医療機関専用」の流通ルートとは全く異なる一般消費者向けのルートで商品を仕入れているからです。
マツモトキヨシ、スギ薬局などのドラッグストア
ドラッグストアは、哺乳瓶や粉ミルクのコーナーが充実していることが多いですよね。
しかし、そこで売られているのは、必ず「通常タイプの母乳実感」のみです。
SS・S・M・Lなどの乳首サイズ、プラスチック製やガラス製の哺乳瓶、そしてパーツであるキャップやニップルリングなどがセットで販売されています。
直付けタイプは、医療品コーナーでも見かけることはありません。ドラッグストアの品揃えはあくまで家庭での育児をサポートするためのものであり、病院専用品は扱っていません。
アカチャンホンポ、ベビーザらスなどのベビー用品専門店
ベビー用品の専門店であれば、ピジョンの全ラインナップが揃っているのでは?と期待してしまいますよね。
確かに、これらの大型専門店は、ピジョン製品の品揃えは圧倒的です。
ベビーカーからベビーフードまで、あらゆる商品が手に入りますが、やはり「直付けタイプ」の取り扱いはありません。
専門店でも、販売されているのは「通常タイプ」の哺乳瓶・乳首です。
もし店員さんに尋ねても、「病院専用品のため、当店ではお取り扱いがございません」という回答が返ってくるでしょう。私もかつてアカチャンホンポで尋ねた経験がありますが、やはり同じ回答でした。(参考:アカチャンホンポ公式サイト)
コンビニ、ドン・キホーテなどのバラエティストア
急な粉ミルクや最低限の哺乳瓶がコンビニで手に入ることもありますが、もちろん直付けタイプはありません。
ドン・キホーテのようなバラエティに富んだ店舗でも、ベビー用品の取り扱いはありますが、やはり通常タイプのみです。
直付けタイプを求めてこれらの店舗を巡るのは、完全に時間の無駄になってしまうので注意しましょう。
| 店舗の種類 | 直付けタイプ | 通常タイプ | 備考 |
| ドラッグストア(マツキヨ等) | × なし | 〇 あり | 乳首・哺乳瓶セットは充実 |
| ベビー用品店(アカチャンホンポ等) | × なし | ◎ 豊富 | ピジョン製品の品揃えはトップクラス |
| コンビニ・スーパー | × なし | △ 一部あり | 緊急時用の最低限の品揃え |
| 医療機関・産院 | ◎ あり | × なし | 使用済みまたは備品として |
結論として、「実店舗では買えない」と割り切って、次のネット通販での可能性を探るのが効率的です。
母乳実感直付けはAmazonや楽天などのネット通販で買える?
実店舗がダメなら、次に頼りになるのがオンラインショッピングですよね。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ネット通販サイトは、品揃えの幅が広く、医療用製品の一部も取り扱っていることがあります。
しかし、直付けタイプ(病院用)の新品が、公式にこれらのサイトで販売されているかというと、答えは「限りなくNOに近い」です。
公式・正規の販売は確認できない
Amazonや楽天市場で「母乳実感 直付け」と検索すると、残念ながらほとんどの場合、通常タイプの「母乳実感」の乳首や、それに合う「プラスチック製哺乳瓶」がヒットします。
これは、正規の流通ルートを通っている業者が、直付けタイプを一般消費者向けに販売していないためです。
もし見つかったとしても、それは「個人からの転売品」か「海外からの並行輸入品」である可能性が極めて高いです。特に海外品は、日本の直付けタイプと仕様が異なる場合や、衛生面での不安が残るため、安易な購入はおすすめできません。
医療・介護用品の専門サイトを探す
ただし、ごく稀に「医療・介護用品専門のオンラインストア」で、直付けタイプがリストアップされていることがあります。
これらは、もともと病院やクリニック、介護施設など法人向けに商品を販売しているサイトで、在庫調整やBtoB(企業間取引)の名残で、個人でも購入できる体裁になっている場合があります。
しかし、ほとんどのケースで、購入時には「医療機関名」や「法人番号」の入力を求められたり、「個人の方への販売はできません」という注意書きがあったりします。
もし個人での購入が可能だとしても、ロット単位(例えば50個や100個単位)での販売となり、家庭で使うには多すぎる量で、価格も割高になることが多いです。(大手通販サイトでの検索例)
【ネット通販で直付けタイプを探す際の注意点】
- 商品タイトルに「直付け」とあっても、画像や商品説明をよく確認し、通常タイプと間違えていないかチェックすること。
- 「病院用」「産院使用品」と明記されていても、それが中古品(フリマサイト)ではないか確認すること。
- 並行輸入品や個人転売品は、メーカー保証がなく、衛生面の保証もないことを理解した上で購入を検討すること。
ネット通販は便利ですが、直付けタイプに関しては「確実な入手ルートではない」と認識しておくべきでしょう。
メルカリやフリマサイトで直付けタイプを見つける方法
前章までの調査で、新品の直付けタイプを正規ルートで手に入れるのが非常に難しいことがわかりました。
そこで、最後の望みとして検討されるのが、メルカリやラクマ、PayPayフリマなどのフリマサイトやオークションサイトです。
ここでは、運が良ければ直付けタイプを見つけることができる可能性があります。なぜなら、これらは「病院から持ち帰ったものを、退院後に使わなくなったので出品する」という個人間取引の場だからです。
「病院持ち帰り品」を探す
フリマサイトで直付けタイプを探す際のキーワードは、「母乳実感 病院用」「母乳実感 直付け」「母乳実感 産院」などです。
出品されているのは、主に以下のパターンが多いです。
| 出品パターン | 状態 | 注意点 |
| 未開封・未使用のセット | 病院で多めにもらった、全く使わなかった | 高値で取引されていることが多い。数に限りがある。 |
| 数回使用済みのセット | 病院でのみ使用、自宅では通常タイプに切り替えた | 衛生面をしっかり確認し、消毒を前提とすること。 |
| 乳首のみ・哺乳瓶のみ | パーツごとに分けて出品されている | 必要なパーツが揃っているか細かく確認が必要。 |
フリマサイトでの購入は、現行品が手に入らない現状では唯一の確実な入手方法の一つと言えますが、最大の注意点は「衛生面」と「自己責任」です。
フリマサイト利用時の必須チェック事項
出品者が「未使用」「未開封」と記載していても、それは出品者の主観であり、病院から持ち帰るまでの間にどう保管されていたかはわかりません。
必ず以下の点を確認しましょう。
1. 使用済みか未使用か:
「未使用」とあっても、できれば「未開封の袋に入った状態」の画像を確認しましょう。開封済みのものは、再度自宅で煮沸消毒や薬液消毒を行う必要があります。
2. 製造時期(ロット):
病院で提供されるものは古いロットのものである可能性もあります。パッケージなどに記載があれば確認しましょう。ただし、これは非常に難しいかもしれません。
3. 価格:
直付けタイプは通常タイプよりも高値で取引される傾向にあります。あまりにも高額な場合は、通常タイプで代用することを検討した方が経済的です。
フリマサイトでの購入は、あくまで「裏ワザ」的な方法であり、メーカーが推奨する方法ではないことを理解しておきましょう。
もし「やっぱり中古品は不安…」と感じるなら、この後の章でご紹介する「代替品」を検討するのがベストです。(メルカリ公式サイト)
病院・産院で直付けタイプが使われるのはどんな時?
そもそも、なぜ多くの病院や産院では、私たちが普段目にする通常タイプではなく、わざわざ直付けタイプを採用しているのでしょうか。
その理由は、「衛生管理」と「新生児への対応」という、病院ならではの特殊な環境にあります。
徹底した感染予防とディスポーザブル(使い捨て)文化
病院、特に分娩後の病室やNICU(新生児集中治療室)では、感染症のリスクを最小限に抑えることが最優先事項です。
通常タイプの哺乳瓶は、パーツ(乳首、リング、キャップ、瓶本体)が多く、そのすべてを毎回分解し、高レベルの滅菌消毒を行うのは、病院スタッフにとって大きな手間になります。
直付けタイプは、乳首と瓶がセットで使い捨てできる、あるいは乳首だけを交換できるディスポーザブル製品が多いため、「一度使用したらすぐに廃棄」という運用が可能になります。
これにより、消毒・管理の手間を大幅に削減し、かつ赤ちゃんごとに確実に新品・滅菌済みのものを提供できるため、感染予防に最も効果的なのです。
早産児や低出生体重児への対応
直付けタイプが特に重宝されるのは、NICUや未熟児室です。
これらの赤ちゃんは、まだ吸啜力が弱かったり、体力がなかったりするため、通常タイプよりもさらに小さなサイズの乳首(Pサイズなど)や、ごく少量のミルクを飲ませるための簡易的な構造が必要になります。
直付けタイプの乳首は、そうした未熟な赤ちゃんでも無理なく飲めるように、細心の注意を払って設計されています。
「退院後もこれを使いたい」というママの気持ちはよくわかりますが、直付けタイプは「一時的な医療的サポート」のための製品であり、赤ちゃんの成長に合わせて徐々にステップアップしていく通常タイプとは役割が異なることを理解しておきましょう。
| 理由 | 詳細 |
| 衛生管理の徹底 | 使い捨てで運用することで、消毒の手間とクロス感染のリスクを排除 |
| 新生児の体力温存 | 吸啜力が弱い赤ちゃんでも飲めるように、流量や形状が工夫されている |
| 作業効率の向上 | パーツが少なく、スタッフの洗浄・組み立て作業の負担を軽減 |
このように、病院の効率化と赤ちゃんの安全・健康を第一に考えた結果、直付けタイプが採用されているというわけです。
直付けタイプを病院から持ち帰って自宅で使うのはアリ?ナシ?
退院時に、病院から直付けタイプの哺乳瓶や乳首をいくつか「記念品」や「お土産」としてもらうことがあります。
これらを自宅で使うことは可能なのでしょうか?結論から言うと、「使えますが、あまりおすすめできません」という回答になります。
短期的な使用は可能だが、長期使用は危険
自宅に持ち帰った直付けタイプを、退院直後の数日間だけ「記念に」「慣れているから」という理由で使うことは、技術的には可能です。
しかし、以下の理由から、長期的に使用することは強く推奨できません。
1. 劣化と耐久性の問題:
前述の通り、直付けタイプは使い捨て前提であり、繰り返し煮沸消毒を行うと、通常タイプよりも早く材質が劣化する可能性があります。
特に乳首は、劣化によって破れたり、変形したりすることで、赤ちゃんの口に入るミルクの流量が急に変わったり、最悪の場合は誤飲のリスクも考えられます。
2. サイズが合わなくなる:
直付けタイプの乳首は、新生児〜低出生体重児向けのSSサイズ(またはそれ以下)であることがほとんどです。
生後1ヶ月もすれば、赤ちゃんの吸啜力は格段に上がり、SSサイズではミルクを飲むのに時間がかかりすぎたり、イライラしたりするようになります。
その時点で、結局、通常タイプのSサイズやMサイズに移行する必要が出てくるため、持ち帰った直付けタイプの出番はすぐに終わってしまいます。
衛生面と安心感のトレードオフ
子育てにおいて、特に新生児期は「安心感」が何よりも大切です。
直付けタイプを繰り返し使うことで、「本当に清潔な状態かな?」「劣化していないかな?」という不安が、ママのストレスになってしまうかもしれません。
通常タイプであれば、メーカーが長期使用と繰り返し消毒の耐久性を保証しており、必要な時に必要なサイズの乳首をすぐに購入することができます。
直付けタイプは「思い出の品」として大切に保管し、自宅ではすぐに通常タイプの母乳実感に切り替えるのが、最も安全でストレスのない選択と言えるでしょう。
| 使用の是非 | 理由 | 推奨行動 |
| 短期(数日) | 〇 可能 | 慣れた環境で移行期間を設ける |
| 長期(1ヶ月以上) | × 非推奨 | 耐久性と衛生面に不安が残るため |
もし、どうしても直付けタイプに近い「手軽さ」を求めるなら、次に解説する「代替品」を検討しましょう。
直付けタイプが入手できない場合の代替品・代用アイデア
直付けタイプが手に入らないとわかっても、「あのパーツの少なさが良かったのに」「病院で慣れた形がいい」という気持ちは残りますよね。
そこで、直付けタイプに代わる「手軽さ」や「安心感」を持つ、おすすめの代用品や代用アイデアをご紹介します。
通常タイプの母乳実感「スターターキット」が最もおすすめ
直付けタイプからの移行で、最もスムーズなのは、やはり「通常タイプの母乳実感」を使うことです。
乳首の形状や吸い口の柔らかさは、直付けタイプと極めて近いため、赤ちゃんが違和感を覚えにくいというメリットがあります。
特に、初めて哺乳瓶を一式揃える場合は、「スターターキット」や「トライアルセット」を選ぶのがおすすめです。
【代用としてのメリット】
- 乳首のサイズが豊富(SS〜LL)で、赤ちゃんの成長に合わせて変えられる。
- 哺乳瓶本体がガラスやプラスチックで耐久性が高く、繰り返し使える。
- 煮沸、レンジ、薬液など、あらゆる消毒方法に対応している。
- パーツの構造を理解すれば、洗浄・消毒はルーティン化できる。
通常タイプには、「パーツの組み立て」という手間はありますが、「長期的な安心感」と「成長に合わせた対応力」という、直付けタイプにはない大きなメリットがあります。
使い捨てできる「哺乳瓶ライナー」を活用する
直付けタイプの最大の魅力の一つは「瓶を洗う手間がない」という点ですよね。
この手間を解消できるのが、「使い捨て哺乳瓶ライナー」を活用した代用アイデアです。
これは、専用の哺乳瓶(または一般的な広口哺乳瓶)の内部に、使い捨てのビニール製の袋(ライナー)をセットしてミルクを入れる方法です。
【ライナー代用の流れ】
1. ライナーを哺乳瓶にセットする。
2. ライナーの中にミルクを入れる。
3. ライナーをセットしたまま、通常タイプの母乳実感乳首とリングを装着する。
4. 授乳後、ライナーを捨てて、洗うのは乳首とリング、そして哺乳瓶の外側だけ!
これにより、ボトル内部の洗浄・消毒の手間がほぼゼロになります。
旅行や夜間の授乳で、洗浄が面倒な時に非常に役立ちます。手間を減らしたいママには、ぜひ検討していただきたい方法です。(哺乳瓶ライナーの検索はこちら)
直付けタイプと同じ「使い捨て」の哺乳瓶・乳首はある?
直付けタイプが手に入らない代わりに、「旅行や外出、緊急時に使える使い捨ての哺乳瓶」は存在します。これらは、まさに直付けタイプと同じ「ディスポーザブル(使い捨て)」のニーズに応える製品です。
使い捨ての「携帯用哺乳瓶」を選ぶ
「トラベル用」や「携帯用」として販売されている使い捨て哺乳瓶は、授乳に必要なパーツが一式セットになっています。
瓶本体が紙やアルミパウチ、あるいはプラスチックで、あらかじめ滅菌されているため、お湯と粉ミルクさえあれば、すぐに授乳が可能です。
| 製品名(メーカー) | 特徴 | 乳首の互換性 |
| チュチュベビー ほ乳びん Chu-Chu | 紙パックのような容器。軽量で持ち運びやすい。 | 専用乳首を使用 |
| KABRITA(カブリタ) | ライナー式に近い構造。多くのママに支持されている。 | 専用乳首を使用 |
| 他社製 携帯用セット | 乳首と瓶がセットになったトラベルキット | 専用乳首を使用 |
これらの使い捨て哺乳瓶は、直付けタイプと同じように洗浄・消毒の手間が一切かからないのが魅力です。
しかし、多くの場合、乳首の形状が「母乳実感」とは異なります。赤ちゃんが嫌がらないか、事前に試して慣らしておく必要があります。
母乳実感の乳首が使える「代用ボトル」はあるか?
「母乳実感の乳首の形は変えたくない!」というこだわりがあるママは、「母乳実感の乳首とパーツが装着できる、他社製の使い捨てボトル」を探すことになります。
これは非常にニッチな情報ですが、一部のメーカーから、母乳実感の乳首が装着可能なアダプター付きの使い捨てボトルが販売されていることがあります。
ただし、ピジョン公式では推奨されていない方法であり、メーカー保証外の使用となるため、使用する場合は自己責任となります。
代用品を探す際の優先順位は、「1.通常タイプの母乳実感」「2.使い捨て哺乳瓶ライナー」「3.他社製使い捨て哺乳瓶」とすると、安心感を持って育児に取り組めるでしょう。(Yahoo!ショッピングで使い捨て哺乳瓶を探す)
母乳実感の正しい選び方!タイプ別のおすすめモデル
直付けタイプの入手は諦めて、自宅で安心して使える通常タイプに切り替えるのがベストという結論に至ったところで、通常タイプの母乳実感にはどんな種類があり、どれを選べば良いのかを見ていきましょう。
通常タイプは、大きく分けて「素材」と「容量」の2つの軸で選ぶことになります。
素材で選ぶ:ガラス製 vs プラスチック製(PPSU/PPA)
哺乳瓶本体の素材は、それぞれにメリット・デメリットがあります。ご自身のライフスタイルに合わせて選びましょう。
| 素材 | メリット | デメリット | おすすめな人 |
| ガラス製 | においがつきにくい、傷がつきにくい、洗浄しやすい、熱に強い | 重い、割れる危険がある、持ち運びに向かない | 自宅での授乳がメインの人、衛生面を特に重視する人 |
| プラスチック製 | 軽くて割れにくい、持ち運びやすい、赤ちゃんが自分で持てる | においや色がつきやすい、ガラスより傷つきやすい、値段が高め | 外出が多い人、夜間など手元が不安な時、長く使いたい人 |
新生児期は、頻繁な消毒と自宅での授乳がメインなので「ガラス製」がおすすめです。プラスチック製は、ガラスよりも傷がつきやすく、その傷にミルクのタンパク質が残りやすいため、ガラス製の方が清潔を保ちやすいという意見もあります。
しかし、赤ちゃんが成長して自分で哺乳瓶を持ち始める生後3〜4ヶ月頃からは、軽くて落としても割れない「プラスチック製」に切り替えるのが一般的です。
容量で選ぶ:160ml vs 240ml
哺乳瓶の容量は、赤ちゃんの飲むミルクの量に合わせて選びます。
- 160ml(小):新生児~生後3ヶ月頃までが目安です。飲む量が少ない時期は、このサイズで十分です。
- 240ml(大):生後3ヶ月以降、飲む量が増えてきたらこのサイズに移行します。
最初から240mlを使っても問題ありませんが、新生児の小さな手に持たせるには少し大きく、ミルクの量が少なく見えてしまうという心理的な側面もあります。
最初は160mlを2〜3本揃え、徐々に240mlを買い足していくのが最も無駄のない方法でしょう。(Amazonで160mlタイプをチェック)
通常の母乳実感乳首もサイズ選びが重要!新生児期のおすすめは?
直付けタイプからの移行で最も悩むのが、「どのサイズの乳首を選べばいいか?」という点ではないでしょうか。
通常タイプの母乳実感乳首は、赤ちゃんの成長に合わせて細かくサイズが分かれており、正しいサイズを選ぶことが、赤ちゃんがミルクをスムーズに飲むための鍵となります。
母乳実感乳首のサイズ展開と目安
ピジョンの母乳実感乳首は、赤ちゃんの飲む量と吸啜力に合わせて、乳孔(ミルクが出る穴)の大きさが段階的に設計されています。
| サイズ | 月齢の目安 | 乳孔の数 | 特徴 |
| SSサイズ | 新生児(0ヶ月) | 1つ(丸穴) | 流量が最も少なく、ゆっくり飲める |
| Sサイズ | 1ヶ月頃~ | Y字(スリーカット) | 吸う力に応じてミルクが出る |
| Mサイズ | 3ヶ月頃~ | Y字(スリーカット) | ミルクの量が多くなり、飲む時間も短縮 |
| Lサイズ | 6ヶ月頃~ | Y字(スリーカット) | 離乳食開始後もスムーズに飲める |
直付けタイプを使っていた新生児の赤ちゃんには、まずは「SSサイズ」から始めるのがおすすめです。
直付けタイプは、SSサイズよりもさらに流量の少ない「Pサイズ(Premie)」に相当するものもあるため、SSサイズでも「ちょっと早いかな?」と感じる赤ちゃんもいるかもしれません。
しかし、市販品で最も流量が少ないのはSSサイズなので、これで様子を見ましょう。
サイズアップのサインを見逃さない
乳首のサイズが合わなくなると、赤ちゃんは以下のようなサインを出します。
- サイン1:授乳時間が長すぎる(20〜30分以上かかる)
→ 吸う力に対して乳孔が小さく、ミルクが出てくる量が足りていません。 - サイン2:授乳中にイライラしたり、泣いたりする
→ 頑張って吸っているのに量が少ないため、疲れて機嫌が悪くなっています。 - サイン3:吸ってもすぐに寝てしまう
→ 飲むことに体力を使いすぎてしまい、途中でバテて寝てしまっています。
これらのサインが見られたら、迷わず次のサイズ(SSからS、SからMなど)にステップアップさせましょう。
赤ちゃんの成長はあっという間です。適切なサイズの乳首を使うことで、授乳時間が短縮され、赤ちゃんもママもストレスなく過ごせるようになります。(ピジョン公式サイト 乳首サイズ)
類似品の直付けタイプを使用している他社メーカーはある?
ピジョンの母乳実感以外にも、多くのベビー用品メーカーが哺乳瓶を販売していますが、「直付けタイプ」のように一般販売されていない病院専用のディスポーザブル(使い捨て)製品は、他社にも存在します。
「メデラ」の病院用製品
特に母乳育児をサポートする製品で有名な「メデラ(Medela)」社も、病院や産院向けに特別な製品を提供しています。
メデラは、母乳ポンプ(搾乳器)で有名ですが、搾乳した母乳をそのまま授乳できるディスポーザブルボトルや、使い捨ての乳首を医療機関向けに納入しています。
これらの製品も、ピジョンの直付けタイプと同様に、一般のベビー用品店では購入できません。
その他の病院向け製品の傾向
病院で採用される哺乳瓶は、主に以下の特徴を持っています。
- 耐久性よりも衛生面を重視した使い捨て構造:
部品が少なく、滅菌が容易、あるいは滅菌済みで納品される。 - 広口瓶を採用していることが多い:
広口瓶は、粉ミルクを入れやすく、洗浄がしやすいというメリットがあります。 - 特殊な乳首サイズがある:
低出生体重児や、病状によって特別な流量が必要な赤ちゃん向けのサイズがある。
例えば、「NIPRO(ニプロ)」などの医療機器メーカーも、病院向けの栄養摂取器具を販売しており、そこにディスポーザブルの哺乳関連製品が含まれていることがあります。
しかし、これらはすべて「医療機関向けルート」での販売であり、個人が手軽に購入できるものではないという点は共通しています。
「あの病院で使っていたものが良かった」という場合は、その病院がピジョン以外のどのメーカーの製品を採用していたかを確認し、そのメーカーの通常タイプを探す方が、入手は確実です。(国内の哺乳瓶メーカーを検索)
母乳実感直付けタイプに関するよくあるQ&A
最後に、母乳実感の直付けタイプについて、ママたちからよく寄せられる疑問とその回答をまとめました。
これであなたのモヤモヤもスッキリ解消されるはずです!
Q1: 直付けタイプを使っていたら、通常タイプを嫌がらない?
A1: ほとんど心配ありません。
直付けタイプと通常タイプの母乳実感は、乳首の「柔らかさ」「形状」「吸い口のサイズ」といった、赤ちゃんが直接口にする部分の設計思想が共通しています。
赤ちゃんは、乳首の「硬さ」や「咥えやすさ」を重視しますので、ピジョンの母乳実感であれば、スムーズに移行できるケースがほとんどです。
もし嫌がるようであれば、それは乳首のサイズ(SSからSへなど)が合っていないか、哺乳瓶から飲むこと自体に慣れていないだけかもしれません。焦らず、少量ずつ通常タイプで試す時間(トライアル期間)を設けてあげましょう。
Q2: 病院で使っていた乳首のサイズを知る方法は?
A2: 病院に直接問い合わせるのが最も確実です。
直付けタイプは、通常タイプのような「SS」などの表記がないか、特殊な表記になっていることが多いです。確実な情報を得るためには、退院時に配られた書類を確認するか、病院の助産師さんや看護師さんに電話で尋ねてみるのが一番です。
「退院後、通常タイプの母乳実感に移行したいのですが、病院で使用していた直付けタイプは、通常タイプの何サイズに相当しますか?」と聞けば、適切なサイズを教えてくれるでしょう。
Q3: 直付けタイプと通常の乳首を互換して使うことはできる?
A3: できません。
通常タイプの乳首(SS〜LL)を、直付けタイプの哺乳瓶(キャップ・リングなし)に装着することはできません。また、その逆も不可能です。
直付けタイプは、乳首自体が「リングの役割」を果たせるように設計されているため、互換性はありません。
そのため、通常タイプへ移行する際は、「乳首」「リング」「キャップ」の3点セットを改めて揃える必要があります。この際、哺乳瓶本体も一緒に購入できる「スターターキット」がおすすめです。
直付けタイプは、あくまで病院での一時的な使用に特化した「プロ仕様」の製品です。
自宅での長期的な育児には、安全で耐久性に優れた「通常タイプの母乳実感」を使って、安心して授乳ライフを送りましょう!

