ダイソーのマグネットローダーは売ってない？どこで買えるか徹底調査！

「カードの保護に欠かせない」と、今やトレーディングカード（トレカ）コレクターにとって必需品となったマグネットローダー。
実はダイソーから110円で販売されているものが、「品質が良いのに安すぎる！」と大人気で、どこの店舗も品薄状態が続いていますよね。
「全然見つからない…」「本当に売ってるの？」と探しているあなたへ、モモストアがマグネットローダーの最新の販売状況と、確実に見つけるためのマル秘テクニックを徹底解説します！

ダイソーのマグネットローダーが「売ってない」と言われる本当の理由

ダイソーのマグネットローダーを求めて店舗を訪れたのに、残念ながら棚が空っぽだった…という経験、ありますよね？
「どこにも売ってない！」と嘆く声はSNSでも頻繁に見かけますが、実はこれにはいくつかの複合的な理由が絡んでいるんです。単なる品切れではなく、今のトレカ市場と100円ショップのサプライ品の関係性を理解すると、見つけにくい原因がよくわかります。

トレカブームの過熱とローダーの需要急増が原因

最大の理由は、やはり数年前から続くトレーディングカードブームの過熱です。
特にポケモンカードや遊戯王、デュエル・マスターズといった人気タイトルの高額カード化が進み、「コレクションとしての価値」が大きく向上しました。
数百円から数十万円、時には数百万円の値が付くカードを、裸のまま保管する人はいませんよね。そこで必要となるのが、高い透明度と強固な保護性能を持つマグネットローダーです。

マグネットローダーは、ネジ留め式のスクリューダウンよりも手軽に開閉でき、かつ通常のカードケースよりも頑丈にカードをホールドできるため、高額カードの「ディスプレイ兼保護ケース」として一気に市民権を得ました。
本来、マグネットローダーは専門メーカーのものが1個あたり数百円から千円程度しますが、ダイソーがこれを110円（税込）で投入したことで、需要が一気に爆発しました。
市場全体がローダーを求めている中で、「高品質なのに激安」というダイソー製品が、あっという間に店頭から消えてしまうのは必然だったと言えるでしょう。

転売ヤーの標的となり入荷と同時に消える現象

もう一つの大きな理由が、残念ながら転売（せどり）目的の購入です。
ダイソーのマグネットローダーは、その価格設定から見ても、本来の市場価格よりはるかに安いです。
例えば、専門メーカーの35PTローダーが500円～800円で売られているとして、ダイソーのものが110円なら、フリマアプリでは1個あたり200円～300円で売ったとしても利益が出てしまいます。
そのため、入荷情報を事前にキャッチした転売ヤーが一気に買い占めてしまうという現象が、特に都市部の大型店舗で起きていました。
もちろん、ダイソー側も対策として「お一人様〇点まで」といった購入制限を設けている店舗もありますが、それでも組織的な買い占めにはなかなか対応しきれていないのが現状です。

実際にモモストアの周りのコレクター仲間からも、
「朝一で並んだのに、開店と同時にカゴに山積みしていく人がいて買えなかった…」
「地方の店舗はまだ残っていることがあるけど、都心は本当に厳しい」
といった声が多数寄せられています。
ダイソー側も増産体制を敷いているとは思いますが、この需要と供給の極端なバランスの崩れこそが、「売ってない」という状況を生み出している最大の要因なのです。

ダイソーのマグネットローダーは幻？入荷状況や在庫の探し方

「ダイソーのマグネットローダーは本当に幻の商品なの？」と感じるかもしれませんが、安心してください。完全に廃盤になったわけではなく、現在も定期的に、そして不定期に入荷されています。
ただ、その入荷の頻度やタイミングが店舗によって大きく異なるため、「売ってない」と感じやすいんですね。
では、どうすればその「幻の瞬間」を捉えることができるのでしょうか？モモストアが実践している具体的な在庫の探し方と入荷の傾向をお伝えします。

店舗への電話確認は基本的にNG？効率的な問い合わせ方法

一番手っ取り早いのは「店舗に電話して在庫を確認する」ことですが、残念ながらダイソーの店舗では、電話での在庫確認は基本的に断られるか、正確な情報が得られないことが多いです。
なぜなら、マグネットローダーのような人気商品は、問い合わせが殺到しすぎて業務に支障をきたすこと、また、110円の商品一個一個の在庫数を店員さんがリアルタイムで把握するのは不可能に近いからです。
特に店員さんが「ある」と答えても、あなたが行くまでに売り切れてしまう可能性も高いです。

では、どうすれば良いか？
モモストアがおすすめするのは、「実店舗で店員さんに直接聞く」方法です。
この時も、ただ「マグネットローダーありますか？」と聞くのではなく、「マグネットローダーの次の入荷予定日はいつ頃かご存知ですか？」と聞くのがポイントです。
本部からの配送スケジュールは店舗で把握していることが多いため、具体的な入荷日（例えば「今週の金曜日」や「来週の火曜日」など）がわかれば、狙いを定めて朝一で訪れることができます。
もちろん、これも確実ではありませんが、電話よりははるかに有効な手段です。問い合わせの際は、ダイソーの公式ウェブサイトで商品の正式名称やバーコード情報を控えておくと、店員さんもスムーズに検索できますよ。

SNSのリアルタイム在庫報告を最大限に活用する

今や情報戦のトレカサプライ品探しにおいて、SNS、特にX（旧Twitter）の情報は欠かせません。
多くのコレクターは、マグネットローダーを見つけた際、「〇〇店のダイソーに入荷あった！」とリアルタイムで報告してくれます。
これを活用しない手はありませんが、注意点もあります。

【SNS活用術と注意点】

活用術	注意点
「ダイソー マグネットローダー 在庫」などで検索	情報の鮮度が命。投稿時間を確認し、直近の情報のみを信用する。
特定地域のハッシュタグと組み合わせる	例：「#ダイソー 〇〇（地域名）」で検索し、ピンポイントの情報を得る。
入荷報告のアカウントをフォローする	信頼できる情報源を見つけ、通知をオンにしておく。
売り切れ報告もチェックする	「もう無かった」という情報も、その店舗に行く労力を省く上で重要。

SNSの情報は非常に早く、時には入荷から数時間で売り切れるという現実もあります。そのため、投稿を見つけたらすぐに動ける体制を整えておくことが重要です。

【徹底解剖】ダイソーマグネットローダーのサイズと価格帯

ダイソーのマグネットローダーと言っても、実はいくつかの種類があることをご存知でしょうか？
トレカの厚みやサイズに合わせて、適切なローダーを選ぶことが、カードを完全に保護する上で非常に大切になります。
「せっかく見つけたのにサイズが合わなかった…」とならないように、ここではダイソー製品のラインナップと、その特徴を詳しく見ていきましょう。

最も人気のある「35PT」の標準サイズと価格

ダイソーで最も見つけにくい、しかし最も需要が高いのが、「トレーディングカード用マグネットホルダー（35PT）」です。
価格はもちろん110円（税込）で、専門メーカーの製品が500円～800円することを考えると、その破格さが際立ちます。
この「35PT」というのは、カードの厚さを示す単位で、一般的なポケモンカードや遊戯王、マジック：ザ・ギャザリング（MTG）などの標準的な厚みのカードに最適なサイズです。
カードを二重スリーブ（インナースリーブ＋標準スリーブ）に入れた状態でも、この35PTにぴったり収まることが多いため、コレクターの間では「とりあえずこれ！」という存在になっています。

【ダイソー 35PT マグネットローダーの基本情報】

商品名（ダイソーでの通称）	トレーディングカード用マグネットホルダー（35PT）
価格（税込）	110円
主な用途	ポケモンカード、遊戯王、MTGなどの標準厚カード
特徴	高い透明度、UVカット仕様、強力マグネット式

この35PTは、カードを収納した際の見栄えも良く、マグネットもしっかりとホールドしてくれるため、「110円とは思えないクオリティ」と多くのコレクターから絶賛されています。この評価の高さが、品薄に拍車をかけていることは間違いありません。

厚みのあるカードに対応する大型サイズも存在

ダイソーのマグネットローダーには、他にも厚みのあるカードに対応したサイズも存在します。
例えば、「75PT」や「100PT」といった、より厚いカード用のマグネットローダーも、ごく稀に入荷することがあります。
これらは、以下のような特殊なカードを保護するのに適しています。

• 記念カードやプロモカードなどで、元々厚みのあるもの
• インナースリーブ、標準スリーブ、さらにその上から「キャラクタースリーブ」などを重ねて保護する場合
• 遊戯王の「プリズマティックシークレットレア」など、特殊加工で厚みが増しているカード

ただし、これら大型サイズのローダーは、35PTに比べると入荷頻度がさらに少ないため、見つけたらラッキーくらいの気持ちで探すのが良いでしょう。
もし標準カードに大型ローダーを使ってしまうと、中でカードが動いてしまい、カードの端に傷がつく原因にもなりかねません。
必ず、お手持ちのカードの厚みに合ったものを選ぶようにしてくださいね。

ちなみに、ダイソーではたまに「カードケース」や「スクリューダウン」といった別のサプライ品も販売されていますが、これらはマグネットローダーとは完全に別物です。
マグネットローダーを探している方は、パッケージに「マグネット」という文字があるか、そして「PT」の数字を必ずチェックして購入するようにしましょう。

マグネットローダーの「35PT」って何？トレカ保護の基礎知識

先ほどから何度も出てくる「35PT」という表記。
これは一体何を意味しているのでしょうか？「PT」という単位は、トレーディングカードのサプライ品を探す上で避けて通れない非常に重要な基礎知識です。
特にマグネットローダー選びにおいては、このPT（ポイント）の理解が、カードを傷つけずに保護するための鍵となります。ここでは、PTの基本的な意味と、カードの保護レベルについて深掘りしていきましょう。

PT（ポイント）はカードの「厚さ」を示す国際基準

トレカの世界で使われる「PT（ポイント）」という単位は、カードの「厚さ」を示すための国際的な基準です。
正確には1ポイント＝0.014インチで、ミリメートルに換算すると、1PTは約0.035mmに相当します。
つまり、35PTのマグネットローダーは、「約1.225mmまでの厚さのカードが収納できる」ということになります。

【一般的なPTとカード厚の目安】

PT（ポイント）	厚さの目安（約）	主な用途
35PT	1.2mm	標準的なトレカ（ポケカ、遊戯王、MTGなど）
55PT	1.9mm	厚めのカード、二重・三重スリーブ
75PT	2.6mm	ダイソーの大型ローダーにもあるサイズ。特殊加工カードなど
100PT以上	3.5mm～	野球やバスケなどのサイン入り分厚いカード（ジャージカードなど）

ダイソーの35PTは、日本の標準的なトレカをインナースリーブ＋標準スリーブの「二重スリーブ状態」で入れるのにちょうど良いとされるサイズ感です。もしカードがローダーの中でカタカタと動くようであれば、それはPT数が大きすぎるか、スリーブの組み合わせが適切ではない可能性があります。

保護レベルを最大化するスリーブとの完璧な組み合わせ

マグネットローダーは強固な保護を提供しますが、カードの表面を直接ローダーのプラスチック面につけてしまうと、静電気や微細な摩擦で傷つくリスクがあります。
そのため、マグネットローダーに入れる前には必ずスリーブを使用するのが鉄則です。

【保護力を高めるステップ】

1. インナースリーブ（ジャストフィットスリーブ）：カードに最も近い位置で、ホコリや指紋を防ぎます。必須のアイテムです。
2. 標準スリーブ（アウタースリーブ）：インナースリーブの上からさらに保護し、カードの角の摩耗を防ぎます。
3. マグネットローダー：最終的な物理的な衝撃、圧力、UVカット機能でカードを外部環境から完全に守ります。

この「三重保護」が、高額カードを扱うコレクターの標準的な方法です。
ダイソーの35PTローダーは、この二重スリーブ状態のカードがきつすぎず、ゆるすぎず、絶妙なフィット感で収まるように設計されている点が、評価が高い理由の一つなのです。
もしあなたが大切なカードの保護を考えているなら、ローダー単体ではなく、このスリーブとの組み合わせを意識してサプライ品を揃えるようにしましょう。
さらに詳しいトレカ保護のノウハウについては、トレカ保護の専門的な情報をGoogle検索で調べてみるのもおすすめです。

ダイソーのマグネットローダーを見つけるための具体的な店舗戦略

「売ってない」と言われるマグネットローダーを、どうにかしてダイソーで手に入れたい！
そう思っているなら、闇雲に店舗を回るのは非効率です。在庫を見つけるためには、店舗ごとの傾向を把握し、戦略的に動くことが非常に重要になります。
ここでは、モモストアが実際に試して効果的だった、具体的な店舗を絞り込むためのテクニックをご紹介します。

狙うべきは「カードゲーム専門店」の近くのダイソー

マグネットローダーの主なユーザーは、もちろんトレーディングカードのコレクターやプレイヤーです。
そのため、カードゲーム専門店（カードショップ）の近くにあるダイソーは、必然的にマグネットローダーの需要が高く、その分、店舗側も「入荷の必要性が高い」と判断している可能性が高いです。
つまり、入荷の頻度が高い傾向にある、というわけです。

【店舗戦略の立て方】

1. まずは、あなたが住む地域や通勤経路にある「カードゲーム専門店」をリストアップします。
2. 次に、その専門店から徒歩圏内（5分～10分程度）にあるダイソーを地図アプリで探します。
3. リストアップしたダイソーを、訪問優先度の高い順に並べ替え、開店直後の訪問を試みます。

ただし、この戦略の裏を返せば、ライバル（他のコレクターや転売ヤー）も同じことを考えている可能性が高い、ということになります。
そのため、この手の店舗は売り切れも早いという二面性を持っていますが、まずは入荷の可能性がある店舗を絞り込むことが第一歩となります。

開店直後の時間帯と曜日を徹底的に狙う

ダイソーのサプライ品が入荷するタイミングは、店舗や地域によってまちまちですが、一般的に商品の陳列は「開店直後」に行われることが多いです。
特にマグネットローダーのような人気商品は、バックヤードから陳列棚に出したそばから売れていくため、午前中の早い時間帯を狙うのがベストです。
具体的には、以下の時間帯を狙ってみましょう。

【狙い目の訪問時間と曜日】

時間帯	曜日
開店時間～30分以内	火曜日、金曜日（※）
（昼休みを避けた平日午後）	（土日祝は避けるのが無難）

（※）一般的に、ダイソーなどの小売店では、週に数回の決まった曜日に本部からの配送があることが多いです。この配送日が「入荷日」となり、特に週の頭（火曜など）と週末前（金曜など）に多い傾向があります。もちろん店舗によって違うため、前述の通り「店員さんに入荷日を聞く」のが最も確実です。

土日祝日は、仕事や学校が休みの人が多く、マグネットローダーを探している人も増えるため、ライバルが増えます。
可能な限り、平日の開店直後を狙って動くのが、在庫を見つけるための鉄板の戦略と言えるでしょう。
少し大変かもしれませんが、110円で手に入ることを考えれば、早起きする価値は十分にありますよ！

大型店舗と小型店舗ではどちらが狙い目？在庫の傾向を分析

ダイソーには、駅前や商店街にある比較的小さな店舗から、郊外のショッピングモールなどに併設されている巨大な「大型店舗」まで、様々な大きさの店舗があります。
この店舗規模の違いも、マグネットローダーの在庫状況に大きく影響します。
「品揃えが良いのは大型店」というイメージがありますが、マグネットローダーに関しては、一概に大型店が良いとは言い切れない複雑な事情があるんです。

大型店舗のメリットとデメリット

結論から言うと、大型店舗は「入荷量が多いが、ライバルも多い」という傾向があります。

【大型店舗の傾向】

• メリット：本部からの入荷のロット数が大きいため、小型店よりも多くの在庫が一度に入ってきます。品揃えが豊富で、他のトレカサプライ品も見つけやすいです。
• デメリット：周辺のトレカコレクターや転売ヤーから狙われやすいため、売り切れるスピードが非常に速いです。開店から1時間で棚が空になることも珍しくありません。

大型店舗を狙うのであれば、前述した通り「開店直後の時間帯」を逃さないことが絶対条件となります。
開店直後に棚に並んでいなければ、その日は諦めて次の入荷を待つ、という潔さが重要です。

穴場となりやすい小型店舗・ロードサイド店の可能性

一方で、小型店舗や、駅前ではなく幹線道路沿いにあるような「ロードサイド店」は、意外な穴場となることがあります。

【小型店舗・ロードサイド店の傾向】

• メリット：トレカ専門店から離れた場所にある場合、マグネットローダーの存在自体を知らない店員さんも多く、コレクターや転売ヤーからの注目度も低いため、在庫が残っていることがあります。
• デメリット：本部からの入荷数が少なく、取り扱い自体がない店舗も多いです。在庫が切れると次の入荷までに時間がかかる傾向があります。

小型店を訪れる際は、まずは「ホビー用品」や「文具コーナー」を徹底的に探してみてください。
マグネットローダーが、本来の陳列場所ではない、全く関係ない棚の隅に置かれている、というサプライズ情報もSNSでたまに見かけます。
「どうせ売ってないだろう」と諦めていた店舗に、ひっそりと残っていたときの喜びは格別ですよ！
大型店で戦うのが疲れたら、たまにはこういう穴場店舗を巡ってみるのも一つの手です。

ダイソー以外でマグネットローダーを販売しているライバル店（セリア・キャンドゥ）

ダイソーのマグネットローダーが見つからないとなると、「他の100円ショップには売ってないの？」と考えるのは自然な流れですよね。
セリア（Seria）やキャンドゥ（Can★Do）といった主要なライバル店も、ダイソー同様にトレカ関連のサプライ品に力を入れていますが、「マグネットローダー」という特定の商品については、少し状況が異なります。
他の100円ショップの販売状況と、代替品となるカードケースについて詳しく解説します。

セリア：ハードケースやスクリューダウンは存在するがローダーは？

セリアもトレカグッズに力を入れており、以下のような商品を見つけることができます。

【セリアで見つかるトレカ関連サプライ】

• ハードカードケース：プラスチック製のカチッとした硬いケース。複数のカードをまとめて収納するのに便利です。
• スリーブ各種：インナースリーブや、キャラクタースリーブの上に重ねるオーバーガードスリーブなど、スリーブのラインナップは豊富です。
• ディスプレイフレーム：壁に飾ったり、立てかけたりできるフレーム。

しかし、肝心の「マグネットローダー」については、モモストアが調査した限り、ダイソーのようなマグネット式のローダーは、現在のところ常時販売されている情報はほとんどありません。
セリアの製品は「ディスプレイ」や「保管」に特化したものが多く、ダイソーのマグネットローダーが持つような「高額カードの物理的保護」というコンセプトとは、やや方向性が異なっているようです。
もしあなたが「とりあえずカードを頑丈に保護したい」という目的であれば、セリアの「ハードカードケース」を代替品として使うことはできますが、マグネットローダー特有の「高い透明度と手軽な開閉」は期待できないため、注意が必要です。

キャンドゥ：トレカサプライの取り扱いは比較的少なめ

キャンドゥも独自のトレカサプライを展開していますが、セリアやダイソーに比べると、ホビー用品やカード関連の取り扱いは少ない傾向にあります。
時期によっては、標準的なスリーブや、名刺入れサイズのクリアケースなどは見つかることがありますが、「マグネットローダー」やそれに類する高保護力のケースは、ほとんど販売されていません。
キャンドゥの店舗は、他の100円ショップよりも店舗数が少ないこともあり、「マグネットローダーを探す」という目的で最初に行く場所としては、あまり効率的ではないかもしれません。
ただし、店舗によっては稀に「スクリューダウン」のような代わりになる商品が置かれていることもあるため、もし近くにあれば立ち寄ってみる価値はあります。

結論として、「100円のマグネットローダー」という点に限れば、ダイソーが一歩リードしている状況です。
他の100円ショップでは、あくまで「代替品」を探すことになり、もしマグネットローダーにこだわるなら、やはりダイソーでの粘り強い探索が必要となります。

品質重視ならこれ！トレーディングカード専門店のおすすめマグネットローダー

ダイソーのマグネットローダーは魅力的ですが、「探す労力と時間」もコストだと考えた場合、最初から専門店の製品を購入する方が賢明な場合もあります。
特に、数十万円を超えるような高額カードを扱う場合や、カードの査定に出すことを考えている場合は、品質と実績のある専門メーカーのローダーを選ぶべきです。
ここでは、トレカコレクターの間で「定番」とされている、安心と信頼のおすすめマグネットローダーをご紹介します。

世界標準の「Ultra PRO（ウルトラプロ）」一択

トレーディングカードサプライの世界で、最も知名度が高く、世界中のコレクターが信頼を置いているのが「Ultra PRO（ウルトラプロ）」です。
特に同社のマグネットローダーは、透明度、耐久性、そしてUVカット性能において、非常に高い評価を得ています。

【Ultra PRO マグネットローダーの特徴】

• 高いUVカット率：紫外線によるカードの色褪せを防ぐ性能が非常に高いです。高額カードを飾る上では必須の機能と言えます。
• 豊富なPT（厚さ）のラインナップ：35PTはもちろん、55PT、75PT、100PT以上など、あらゆる厚みのカードに対応できるサイズ展開があります。
• 信頼性：カードの鑑定機関（PSAやBGSなど）でも、これらの専門メーカー製品での保管が推奨されることが多く、査定に影響を与えにくいとされています。

価格はダイソー製品の約5倍～8倍程度（500円～800円前後/個）となりますが、「大切なカードを守るための保険」と考えれば、決して高すぎる買い物ではありません。
ダイソー製品が手に入らないストレスから解放され、すぐにカードを保護できるというメリットは非常に大きいです。
トレカ専門店やホビーショップ、大型家電量販店のおもちゃコーナーなどで購入できます。

日本製なら「ブロッコリー」や「KMC」の製品も優秀

海外製品に抵抗がある方や、より手に入りやすい日本製にこだわりたい方には、「BROCCOLI（ブロッコリー）」や「KMC」といったメーカーもおすすめです。
これらのメーカーは、主にスリーブやデッキケースで有名ですが、高品質なマグネットローダーやスクリューダウンも販売しています。

• ブロッコリー：カードサプライの老舗メーカー。日本人好みのきめ細やかな設計が特徴です。
• KMC：特にスリーブの品質に定評があり、ローダーもその技術が活かされた高い透明度を持っています。

これらの製品も、ダイソー製品よりは高価になりますが、Ultra PRO製品と比較して日本の流通網に乗りやすいため、地方でも比較的見つけやすい傾向があります。
カードショップに行けば必ず置いてある定番商品ですので、一度手に取ってその品質を確かめてみることをおすすめします。

確実に入手するならECサイトが最強！価格高騰の現状と賢い買い方

ここまでダイソー店舗での探索戦略を解説してきましたが、最もストレスなく、確実にマグネットローダーを入手できるのは、やはりAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったEC（Eコマース）サイトです。
特に大量に必要とする方や、地方にお住まいで近くに大型店がない方にとっては、ECサイトの利用はほぼ必須と言えます。
ただし、ダイソー製品の爆発的な人気に伴い、ECサイトでの販売価格にも大きな変化が起きています。その現状と、賢く購入するためのポイントをお伝えします。

Amazon、楽天市場での「ダイソー製品」の現状

Amazonや楽天市場で「ダイソー マグネットローダー」と検索すると、多くの販売者がヒットしますが、ここで注意が必要です。
これらの多くは、ダイソーから仕入れた商品を販売者が転売しているケースがほとんどです。
そのため、本来110円で買えるはずのマグネットローダーが、

• 1個あたり300円～500円
• 10個セットで3,000円～4,000円

といった価格で販売されていることが多いです。
「え、高すぎる！」と思うかもしれませんが、これは「探す手間と時間」というコストを価格に上乗せしたものだと割り切るしかありません。
もしあなたが急いでいて、探す時間がないのであれば、この「プレ値（プレミア価格）」での購入も一つの選択肢となります。

【ECサイトでの賢い買い方】

1. 「販売者」の評価をチェック：転売品であっても、信頼できるストアや販売者から購入しましょう。評価の低い販売者からの購入は、偽物や粗悪品が届くリスクがあります。
2. 送料込みで比較する：本体価格が安く見えても、送料が高額な場合があります。必ず「送料込みのトータルコスト」で比較してください。
3. セット販売を検討する：単価は上がりますが、10個セットや20個セットなどのまとめ買いの方が、送料や手数料の分、トータルで安くなる場合があります。

専門メーカー品はECサイトで定価購入が可能

前述のUltra PROなどの専門メーカーのマグネットローダーは、ECサイトの専門店で比較的安定した価格（定価）で購入できます。
ダイソー製品の転売価格（300円～500円）と、専門メーカー品の定価（500円～800円）の差はそこまで大きくないため、「ダイソーのプレ値で買うくらいなら、専門メーカー品を買う方が品質面で安心」という判断もできます。

Amazonや楽天市場で「Ultra PRO マグネットローダー」と検索すれば、多くの種類が見つかります。
「ダイソーにこだわる理由がない」のであれば、最初からECサイトで大手ECサイト（Amazon）で専門メーカー品をチェックするのが、最も時間効率の良い購入方法と言えます。

フリマアプリ（メルカリ・ラクマ）でダイソー製品を買うのはアリ？ナシ？

ECサイトでの購入と並んで、フリマアプリ（メルカリやラクマなど）もダイソーのマグネットローダーを探す場所として非常に人気があります。
個人間での取引になるフリマアプリは、交渉次第で価格が変動する可能性や、「未開封品」であることを確認しやすいというメリットがありますが、同時に大きなリスクも存在します。
フリマアプリでダイソー製品を購入する際の注意点と、モモストアが考える「アリ・ナシ」の判断基準をお伝えします。

フリマアプリ購入のメリットと潜むリスク

フリマアプリでダイソーのマグネットローダーを探すメリットは、主に以下の点です。

【フリマアプリのメリット】

• 価格交渉の余地がある：値下げ交渉に応じてくれる出品者もいるため、運が良ければECサイトよりも安く購入できる可能性があります。
• 「地元取引」の可能性：ごく稀に、近所の方との直接取引（手渡し）が可能で、送料を節約できる場合があります。
• 最新の在庫状況がわかる：出品されている＝出品者が最近ダイソーで見つけた、ということなので、販売されていること自体は証明されます。

しかし、個人間の取引には以下のような大きなリスクも潜んでいます。

【フリマアプリのデメリット・リスク】

リスク	内容
価格の高騰	ECサイト以上に高額な「転売価格」で出品されていることが多いです。
商品の状態	一度開封されたものや、保管状態が悪いものが「未使用に近い」として出品されていることがあります。
偽造品/すり替え	特にマグネットローダーはパッケージが似ている他社製品とのすり替えリスクがゼロではありません。
送料の扱い	出品者が送料を負担する場合、その分が価格に上乗せされているため、単価が割高になることが多いです。

モモストアが考える「アリ・ナシ」の判断基準

モモストアとしては、「ダイソー製品にこだわらず、専門メーカー品を買う」のが最善だと考えていますが、どうしてもダイソーのローダーが欲しい場合のフリマアプリ利用は、以下の条件を満たしていれば「アリ」と判断します。

• 出品者の評価が「良い」が95%以上であること。
• 写真で未開封のパッケージ全体とバーコード部分が鮮明に写っていること。
• 購入希望数に対する価格が、専門メーカー品の定価（500円～800円/個）を大きく超えていないこと。

特に、フリマアプリではメルカリのガイドラインをしっかり確認し、トラブルを避けるために、コメント欄で商品の状態や発送方法について質問するなど、出品者とのコミュニケーションをしっかり取ることが重要になります。

トレカを長くキレイに保つ！マグネットローダーとスリーブの組み合わせ術

マグネットローダーを手に入れただけでは、カード保護は万全ではありません。
最も重要なのは、ローダーに入れる前にカードを完璧な状態に保つための「スリーブ」の使い方です。
スリーブとローダーを組み合わせることで、高額カードの色褪せや、角の摩耗、表面の傷を防ぐことができます。ここでは、コレクターが実践している鉄壁の組み合わせ術をご紹介します。

二重スリーブ（ダブルスリーブ）は必須の常識

高額カードをマグネットローダーに入れる際、「二重スリーブ（ダブルスリーブ）」は必須の常識だと心得てください。
カードを一枚のスリーブで保護しただけでは、スリーブの開口部からホコリが侵入したり、カードの角がスリーブの端で擦れてしまうリスクが残ります。

【鉄壁の二重スリーブ構造】

1. インナースリーブ（ジャストフィットスリーブ）：カードにピッタリ合うサイズで、開口部が上向きになるように入れます。カードの四方を完全に保護することが目的です。
2. アウタースリーブ（標準サイズスリーブ）：インナースリーブを入れた上から、さらに一回り大きなスリーブに入れます。この時、開口部はインナースリーブとは逆の「下向き」に入れることで、空気中のホコリが一切侵入しない「完全密閉状態」を作ります。

この二重スリーブ状態のカードを、ダイソーの35PTマグネットローダーに入れると、カードとローダーの間に絶妙な隙間がなくなり、カードが中で動くことなく固定されます。
もしローダーの中でカードが動くようであれば、より厚手のスリーブを使ったり、スリーブを重ねる枚数を増やすことを検討してください。

スリーブのサイズとマグネットローダーのPT数の確認

スリーブ選びで失敗しないためには、スリーブのサイズとローダーのPT数の相性を確認することが非常に重要です。

【主なトレカとスリーブサイズの目安】

カード種類	インナーサイズ（目安）	アウターサイズ（目安）
遊戯王、ヴァンガード	約59mm x 86mm	約62mm x 89mm
ポケカ、MTG、デュエマ	約64mm x 89mm	約66mm x 92mm

ダイソーのマグネットローダーは、主にポケカやMTGの標準サイズ（約63x88mm）を二重スリーブで入れることを想定して設計されていると考えられます。
もし遊戯王などの「スモールサイズ」のカードを保護する場合は、カードとローダーの間に隙間ができすぎないように、スリーブ選びを慎重に行う必要があります。
適切なスリーブとローダーの組み合わせこそが、あなたのコレクションの価値を未来永劫守り続けるための秘訣なのです。

マグネットローダーはトレカ以外にも使える？意外な活用術を紹介

マグネットローダーと聞くと、ついトレーディングカードの保護専用だと思いがちですが、その「高い透明度」「UVカット性能」「強力なホールド力」といった特徴を活かせば、トレカ以外にも様々な用途で活躍します。
ダイソーのマグネットローダーを運良く手に入れたものの、トレカはそんなに持っていない…という方もご安心ください。
ここでは、モモストアが発見したマグネットローダーの「意外な活用術」をいくつかご紹介します。

コレクションアイテムのディスプレイケースとして

マグネットローダーは、そのクリアなアクリル素材のおかげで、カードをまるで美術館の展示品のように美しく見せてくれます。
トレカ以外にも、以下のようなコレクションアイテムの「見せる収納」として非常に優秀です。

【マグネットローダーの意外な活用例】

• チェキ（ポラロイド写真）：サイズが合えば、チェキを傷や指紋から守りつつ、机の上に飾ることができます。
• 記念切手やコイン（薄手のもの）：特に価値のある記念切手や、特殊なコイン（紙幣）を湿気や汚れから守りながらディスプレイできます。
• アイドルの写真、トレカサイズの特典：CDの封入特典や、イベントで配布されたトレカサイズの限定グッズなどを、折れ曲がりなく保護するのに最適です。

特に、日光による色褪せを防ぐUVカット性能は、写真や印刷物の保護において非常に大きなメリットとなります。
ただ置いておくだけでなく、マグネットローダーに入れて立てかけるだけで、コレクションアイテムがぐっと高級感を増して見えるようになりますよ。

簡易的な「標本ケース」や「パーツ管理」にも

マグネットローダーは、その開閉のしやすさと密閉性から、ホビー用途の「簡易ケース」としても利用できます。
例えば、プラモデルやミニ四駆などの非常に小さな部品を一時的に管理したり、ハンドメイドアクセサリーのパーツを分類して保管したりするのに便利です。
特に、マグネットでしっかりと閉まるため、小さな部品が紛失するリスクを減らすことができます。

また、お子様の自由研究などで採取した薄い葉っぱや、昆虫の羽根などの「標本」を、マグネットローダーに入れて観察する、という使い方もできます。
アクリル板越しに拡大鏡で見ることで、傷つけずに細部まで観察できますし、マグネットローダーが透明なので、両面から標本を見ることが可能です。
このように、本来の用途とは関係なく、「強力なホールド力のある透明な薄型ケース」として柔軟に活用できるのが、ダイソーのマグネットローダーの隠れた魅力なのです。

【モモストア解説】トレカブームと100均サプライ品の熱狂的な人気

なぜ、たかが100円ショップのサプライ品が、これほどまでに熱狂的な人気を集め、「売ってない」という社会現象まで引き起こしているのでしょうか？
これは、単に「安いから」という理由だけではなく、現代のトレカブームが持つ特殊な背景と、100円ショップの「品質向上」という二つの要素が絡み合って生まれた現象だと、モモストアは分析しています。

ブームの背景：コレクションの「大衆化」と「高額化」

以前のトレカは、主に「対戦」を楽しむためのものでしたが、現在は、人気YouTuberやインフルエンサーの影響もあり、「投資対象」や「資産」として捉えられるようになりました。
数万円、数十万円という価格のカードが珍しくなくなったことで、「カードの保護」という概念も、対戦時の傷を防ぐレベルから、「資産価値を維持する」ための絶対的な保護へと変わったのです。
つまり、マグネットローダーは、単なるグッズではなく、「高額カードを所有する上での最低限のマナー」となったわけです。

この需要の高まりに対し、従来の専門メーカーの製品は高価であり、気軽に手が出しにくいものでした。
そこにダイソーが110円という価格で「高品質なマグネットローダー」を投入したことは、高額カードを保有する層を一気に拡大させたと言えます。
「保護にコストをかけたいけど、あまり高いのはちょっと…」と思っていた層が、ダイソー製品に飛びついた結果が、今の品薄状態を生み出しています。

ダイソーの品質向上への挑戦と成功

そしてもう一つ重要なのが、ダイソーをはじめとする100円ショップ全体の品質向上です。
以前は「100円だからそれなり」というイメージがありましたが、近年は専門メーカーと見分けがつかないほどの高品質な商品が次々と開発されています。
ダイソーのマグネットローダーも、ただ安いだけでなく、「UVカット仕様」や「強力なマグネット」といった、専門メーカー品と遜色ない機能を備えていました。
「安かろう悪かろう」ではなく、「安かろう良かろう」を実現したことが、コレクターたちの絶大な信頼を勝ち取りました。

この現象は、ダイソーの「マグネットローダー」だけでなく、「スリーブ」「デッキケース」「カードスタンド」といった他のトレカサプライ品にも波及しており、100円ショップは今やトレカグッズを探す上での「主戦場」の一つとなっています。
この熱狂的なブームは、今後もしばらく続くことが予想されますので、モモストアも引き続き最新の在庫情報や活用術をお届けしていきます。

【購入時の注意点】ダイソーのマグネットローダーは必ず「新品」を選ぶべき理由

ダイソーのマグネットローダーは、フリマアプリやECサイトで転売されていることが多いと述べましたが、購入する際に最も注意すべきは「商品の状態」です。
特に、一度でもカードを収納するために使われた「中古品」は、たとえ見た目がキレイでも、大切なカードを傷つけるリスクがあるため、モモストアとしては購入を強く推奨しません。
ここでは、マグネットローダーはなぜ「新品未開封」を選ぶべきなのか、その理由を詳しく解説します。

微細な「プラスチック傷」はカードに大敵

マグネットローダーは、カードを保護するために非常にクリアで硬いプラスチック（アクリル）で作られています。
しかし、このプラスチックは非常にデリケートで、少しの摩擦や衝撃で表面に微細な傷がつきやすいという性質を持っています。
「微細な傷なんて気にしなくても…」と思うかもしれませんが、それが高額なカードにとっては大敵なのです。

【中古品のリスク】

• カード表面への転写：ローダーの内側についた傷や、見えないレベルのホコリ・チリが、カードの表面を擦り、線状の傷（スレ）として転写されてしまう可能性があります。
• 静電気によるホコリの付着：一度開封されたローダーは、静電気を帯びやすく、空気中のホコリを吸着してしまいます。このホコリが、カードの出し入れの際に傷の原因となります。
• マグネットの劣化：頻繁な開閉によりマグネットの接着力が弱くなったり、ローダーの固定部分が摩耗したりする可能性があります。

特に高額なカードは、査定に出す際などに「微細な傷一つ」で評価が大きく下がることがあります。
110円のローダーを安く手に入れたつもりが、大切なカードの価値を下げてしまう、という最悪の事態は避けたいですよね。

必ず「未開封」であることを確認し、できれば店舗で直接購入を

このリスクを避けるためには、必ず「新品未開封」のものを購入することが絶対条件です。
フリマアプリなどで購入する場合は、「新品未開封」と書かれていても、その根拠となるパッケージの全体像を写真で確認することを怠らないでください。
理想は、やはりダイソーの店舗に足繁く通い、あなたの手で新品未開封のローダーを見つけ出すことです。
それが難しければ、多少値が張っても、専門メーカーの新品ローダーをECサイトで購入する方が、結果的にカードの価値を守ることに繋がります。

マグネットローダーの代わりに使える？100均の代替品グッズ徹底比較

マグネットローダーが見つからなくても、カードを保護する方法は他にもあります。
100円ショップには、マグネットローダーほどではないにしても、大切なカードを物理的な衝撃から守ってくれる「代替品」がいくつか存在します。
ここでは、ダイソー、セリア、キャンドゥで手に入る、マグネットローダーの代替品とその特徴を比較し、あなたの用途に合った最適な保護方法をご提案します。

代替品No.1：スクリューダウン（ネジ留め式ケース）

マグネットローダーの次に保護力が高いのが、ネジでプラスチック板を固定する「スクリューダウン」です。
ダイソーでも過去に販売されていたことがあり、現在も一部の店舗や、他の100円ショップで類似品を見かけることがあります。

【スクリューダウンの特徴とメリット・デメリット】

メリット	デメリット
ネジで完全に固定するため、マグネットローダーよりもホールド力が強い。	開閉に手間がかかるため、カードの出し入れや確認には向かない。
ディスプレイ用途としては見栄えが良い。	ネジの締めすぎでカードに圧力がかかりすぎる可能性がある。

スクリューダウンは、一度固定したら「二度と動かさない」と決めた高額カードや、サインカードなどの永久保存版を保護するのに最適です。
頻繁にデッキに入れたり、コレクションファイルに戻したりするカードには不向きと言えます。

代替品No.2：硬質カードケース（ローダー）

最も手軽で安価な代替品が、「硬質カードケース」、一般的に「ローダー」と呼ばれる商品です。
これは、カードを上から差し込むだけで保護できる、非常に硬いプラスチックのケースで、ダイソー、セリア、キャンドゥのどの店舗でもほぼ確実に見つけることができます。

• メリット：安価で手に入りやすく、カードの出し入れが非常に簡単です。折れ曲がりに対する耐性も高いです。
• デメリット：開口部が閉まらないため、ホコリの侵入や、カードが抜け落ちるリスクがあります。マグネットローダーほどの密閉性やUVカット性能は期待できません。

硬質カードケースは、「とりあえず一時的にカードを保護したい」「持ち運びの際の折れを防ぎたい」といった用途には非常に優れています。
高額カードの長期保存には不向きですが、日常的な保護アイテムとしては十分活躍してくれます。

トレカ専門店に聞く！マグネットローダーの適切な保管場所と環境

せっかくマグネットローダーでカードを完璧に保護しても、保管する環境が悪ければ、カードは劣化してしまいます。
特に日本の湿気の多い環境では、カードの「反り」や「カビ」といった、価値を下げる要因がつきものです。
ここでは、トレカ専門店のスタッフが推奨する、マグネットローダーに収納したカードの最適な保管場所と環境条件について解説します。

「湿度」と「温度」の管理が長期保存の鍵

トレーディングカードの劣化の最大の原因は、「湿度」と「温度」の急激な変化です。
紙素材のカードは湿気を吸い込むと膨張し、乾燥すると収縮します。この繰り返しが「反り」や「波打ち」といった現象を引き起こします。
マグネットローダーに入れていても、ローダー自体が結露することでカードに悪影響を与えることがあります。

【理想的な保管環境】

• 湿度：40%～60%を保つことが理想です。除湿剤や、防湿庫の使用が推奨されます。
• 温度：20℃～25℃の一定温度が理想です。直射日光が当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所は絶対に避けてください。
• 場所：クローゼットの奥や、床下収納、結露しやすい窓際などは避けて、部屋の中央寄りの、温度変化の少ない場所を選びましょう。

特にマグネットローダーはUVカット性能があるとはいえ、直射日光はカードの色褪せの最大の原因になります。窓の近くに飾る場合は、必ずUVカットフィルムを貼るなどの対策をしてください。

防湿庫やコレクションボックスの活用

数十万円以上の高額カードを保管する場合は、趣味用の防湿庫（ドライボックス）を活用するのが最も安全です。
カメラや電子機器の保管に使われる防湿庫は、一定の湿度を保つ機能があるため、カードの長期保存には最適です。
そこまで大掛かりなものは不要という場合は、マグネットローダーを立てて収納できる専用のコレクションボックス（密閉性の高いアクリルケースなど）を活用しましょう。
ローダー同士がぶつかり合って傷つくのを防ぎ、ホコリの侵入も抑えてくれます。

また、マグネットローダーに収納したカードは、年に一度はローダーから取り出し、状態を確認し、ローダーの内側を優しく清掃するといったメンテナンスを行うことも、カードの価値を維持する上で非常に大切です。面倒くさがらず、定期的なチェックを心がけましょう。

ダイソーが販売するその他のトレカ関連サプライ品の紹介

マグネットローダーはダイソーのトレカサプライ品の中で最も人気ですが、他にも多くの「これは使える！」と評判のアイテムが多数販売されています。
どうせダイソーに行くなら、マグネットローダーと一緒にこれらのアイテムもチェックして、トレカライフをさらに充実させましょう。
ここでは、マグネットローダーと合わせてチェックすべき、ダイソーの優良トレカサプライ品をご紹介します。

定番中の定番！スリーブ各種（インナー・アウター）

マグネットローダーと同じくらい品薄になりがちなのが、ダイソーの「スリーブ」です。
特に「インナースリーブ」として使える、カードにピッタリフィットする透明スリーブは、その価格と品質から非常に人気があります。

• ジャストフィットスリーブ：ポケモンカードなどの標準サイズに合うスリーブ。二重スリーブの一枚目として最適です。
• 標準サイズスリーブ：一般的なスリーブ。枚数が多く入っているため、普段使いのカードやコモンカードの保護に向いています。

ダイソーのスリーブは、専門メーカー品に比べると耐久性や透明度で劣る部分があるかもしれませんが、「対戦用のデッキを気軽に保護したい」という用途にはコストパフォーマンスが最高です。
マグネットローダーが見つからなかったとしても、スリーブだけでも大量にストックしておくと、いざという時に役立ちます。

ディスプレイに最適！カードスタンドとケース

ダイソーは「ディスプレイ」にも力を入れており、以下のようなアイテムも人気があります。

• アクリルカードスタンド：マグネットローダーに入れたカードを立てて飾るための透明なスタンド。複数枚を並べて飾るのに便利です。
• コレクションケース：数十枚のカードをまとめて収納できる、クリアなプラスチックケース。

これらのアイテムは、マグネットローダーをより魅力的に見せるための脇役として非常に優秀です。
例えば、コレクションケースの底にフェルトを敷くなど、少しアレンジを加えるだけで、高級感のあるディスプレイコーナーを作ることができます。
マグネットローダーの売り場が空っぽでも、これらの関連グッズの棚はチェックしてみる価値がありますよ。

ダイソー以外の穴場は？トレカ専門店以外の購入ルート

「ダイソーはもう疲れた」「専門店に行く時間もない」という方のために、トレカ専門店やECサイト以外で、マグネットローダーやそれに代わるアイテムを見つけられる「穴場」の購入ルートをご紹介します。
これらの店舗は、ダイソーほど在庫回転が速くない可能性があるため、意外な発見があるかもしれません。

家電量販店や大型書店内のホビーコーナー

ビックカメラやヨドバシカメラといった大型家電量販店、または丸善ジュンク堂書店や紀伊國屋書店といった大型書店内のホビー・おもちゃコーナーは、意外な穴場となることがあります。
これらの店舗では、ゲームソフトやプラモデル、フィギュアなどと一緒に、トレカサプライ品も専門メーカーのものが定価で販売されていることが多いです。
特に、トレカ専門店が近くにない地域では、この手の大型店のホビーコーナーが、事実上の「トレカサプライ専門店」の役割を担っていることがあります。

• 取り扱っているのはUltra PROなどの専門メーカー品が中心。
• ダイソー製品のような品薄にはなりにくく、価格も定価販売が多い。
• ポイント還元などを利用すれば、実質的に安く購入できる。

ダイソーのマグネットローダーが手に入らなくても、品質の確かな専門メーカー品を定価で購入できるというメリットは、非常に大きいと言えるでしょう。

中古品店（リサイクルショップ）やアミューズメント施設

リサイクルショップ（セカンドストリートやハードオフなど）のホビー用品の買取コーナーに、マグネットローダーが中古品として並んでいることがあります。
これも一種のギャンブルですが、運が良ければ非常に安価に手に入れられる可能性があります。
ただし、中古品の場合は前述の通り、傷や状態のチェックが非常に重要になります。できれば購入前に内側の状態を細かく確認させてもらうようにしましょう。

また、ゲームセンターやアミューズメント施設のプライズ景品として、マグネットローダーを含むトレカサプライ品のセットが提供されていることがあります。
景品として獲得するのは手間がかかりますが、そこでしか手に入らない限定デザインのローダーなどがある場合は、挑戦してみるのも楽しいかもしれません。

マグネットローダーを自作する？DIYの可能性と安全性

「もうどこにも売ってない！だったら自分で作ってしまおうか？」
そう考える方もいるかもしれません。実際に、インターネット上にはマグネットローダーを自作するDIY記事も存在します。
しかし、モモストアとしては、大切な高額カードを保護する目的でのマグネットローダーの自作は、推奨しません。
その理由と、もし自作をする場合の注意点について解説します。

自作の最大の障壁は「素材の選定」と「加工精度」

マグネットローダーを自作する場合、主に以下の2つの障壁があります。

1. 素材の選定：カードの長期保存には、「非塩ビ素材」で「UVカット性能」を持つアクリル板が必要です。安価なプラスチックや塩ビ素材を使うと、素材から出る化学物質や静電気、紫外線によってカードが劣化するリスクがあります。
2. 加工精度：カードを中で動かさないように、ミリ単位で正確な寸法にアクリル板をカットし、貼り合わせる必要があります。少しでも歪みがあると、カードの角に余計な圧力がかかったり、中でカードが動いて傷つく原因となります。

特に、UVカット性能を持つアクリル板は高価であり、カットや研磨にも専用の工具が必要となります。
結果として、手間と材料費を考えると、最初から専門メーカーのローダーを購入するよりもコストが高くついてしまう可能性が高いのです。

自作ローダーの活用方法

それでもDIYに挑戦したいという場合は、「展示用」や「低額カードの保護用」に留めることをおすすめします。
例えば、以下のような用途であれば、自作ローダーでも十分に活用できます。

• ディスプレイ用の簡易フレーム：カードを挟んで立てかけるだけの、簡単なアクリルフレーム。
• カード以外の展示：切手や押し花、薄いメモリアルグッズなどの展示。

大切な高額カードの保護に関しては、実績と信頼のある専門メーカー、またはダイソーの製品に任せるのが賢明です。
カードの価値を守るためのコストは、惜しまないようにしましょう。

【よくある質問】ダイソーマグネットローダーに関するQ&A

最後に、ダイソーのマグネットローダーを探している方から、モモストアに寄せられる「よくある質問」をQ&A形式でまとめました。
あなたの疑問を解決し、よりスムーズにマグネットローダー探しを進めるためのヒントにしてください。

Q1：再入荷の情報はダイソーの公式ホームページで確認できますか？

A1：残念ながら、ダイソーの公式ウェブサイトでは、個別の商品の在庫状況や入荷予定をリアルタイムで公開していません。
前述の通り、最も確実な情報は、「店舗に直接出向き、店員さんに入荷日を尋ねる」こと、または「SNSのリアルタイムな在庫報告をチェックする」ことになります。
公式情報に頼ることはできませんので、ご自身で情報収集のアンテナを高く張る必要があります。

Q2：ダイソー製品にUVカット機能はありますか？

A2：ダイソーが過去に販売していたマグネットローダーには、パッケージに「UVカット」と明記されている製品が存在しました。
ただし、専門メーカーのローダーほどの高いUVカット率かどうかは不明です。
しかし、110円でUVカット機能が付いているというだけでも、非常に優秀な製品であることは間違いありません。
購入する際は、パッケージの記載をよく確認してみてください。UVカット機能があっても、直射日光の当たる場所での保管は避けるのが鉄則です。

Q3：マグネットローダーがなくても高額カードは守れますか？

A3：はい、守れますが、保護力は劣ります。
マグネットローダーの代わりとして、「スクリューダウン」（ネジ留め式ケース）や、「硬質カードケース＋厚手のスリーブ」といった組み合わせが有効です。
特にスクリューダウンは、マグネットローダーに匹敵する保護力を持っていますが、頻繁な開閉には向かないというデメリットがあります。
ご自身の「カードの取り扱いの頻度」と「保護したいカードの価値」に合わせて、最適なサプライ品を選びましょう。

Q4：フリマアプリで購入したローダーを再利用するのは危険ですか？

A4：中古品は非推奨です。
前のユーザーが使用した際に、ローダーの内側に目に見えない微細な傷やホコリが付着している可能性があります。
その状態で大切なカードを収納すると、カードの表面を傷つけてしまうリスクがあります。
もしフリマアプリで購入する場合は、必ず「新品未開封」であることを確認し、できれば信頼できる専門店のECサイトで新品を購入することをおすすめします。

Q5：ダイソーのマグネットローダーのサイズはどれが一番人気ですか？

A5：圧倒的に「35PT」の標準サイズが人気です。
これは、ポケモンカードや遊戯王、MTGなどの主要なトレカの標準的な厚みに対応しているためです。
二重スリーブにした状態でもちょうど良く収まるサイズ感から、最も需要が高く、品薄になりやすい商品となっています。
大型カードや厚手の特殊カードを持っている方以外は、まずは35PTを探すことから始めましょう。

まとめ：マグネットローダー探しは情報戦！諦めずに戦略的に探そう

ダイソーのマグネットローダーが「売ってない」という状況は、その異常なまでのコストパフォーマンスと、トレカブームの熱狂が産んだ結果だということがお分かりいただけたかと思います。
しかし、完全に手に入らないわけではありません。
「SNSでのリアルタイム情報収集」と「開店直後の時間帯を狙う」という戦略的な行動を組み合わせれば、きっとあなたも110円のマグネットローダーをゲットできるはずです。

もし、探すことに疲れてしまったら、無理せずECサイトで専門メーカーの製品を購入するという選択肢も検討してみてください。
カードを保護することは、そのカードの価値を守ることです。あなたのコレクションを守るためにも、最適な方法でマグネットローダーを手に入れてくださいね！
モモストアも、引き続き最新の情報があれば、皆様にお届けしていきます。