レインコートはどこで買える?実店舗から通販まで機能別モデルを徹底解説!

レインコートはどこで買える?実店舗から通販まで機能別モデルを徹底解説!

突然の雨に降られてしまい、「そういえばレインコートってどこに売っているんだろう?」と困った経験はありませんか?
必要な時に限って、どこへ行けば手に入るのか迷ってしまいますよね。
この記事では、緊急時に駆け込めるお店から、機能性やデザインにこだわった本格的なモデルが見つかるお店まで、レインコートの販売場所を徹底的に調査しました。
ぜひ、あなたにぴったりの一枚を見つけるための参考にしてくださいね!

・急な雨に間に合う! 主要な実店舗の販売状況を徹底調査
・高機能VSデザイン性 人気ショップ3選(ワークマン、しまむら、ユニクロ)の特徴
・安くて便利! 100均やコンビニで買える「緊急用」レインコート
・ホームセンター・家電量販店で見つける「作業・自転車向け」の実用モデル
・本格派必見!スポーツ・アウトドア用品店で選ぶ高性能レインウェア
  1. 急な雨に間に合う! 主要な実店舗の販売状況を徹底調査
    1. 大手量販店(イオン・イトーヨーカドー・ドン・キホーテなど)
  2. 高機能VSデザイン性 人気ショップ3選(ワークマン、しまむら、ユニクロ)の特徴
    1. 「機能性重視」なら迷わずワークマン!
    2. 「プチプラ&おしゃれ」ならしまむらとユニクロ
  3. 安くて便利! 100均やコンビニで買える「緊急用」レインコート
    1. コンビニでも手に入る?
  4. ホームセンター・家電量販店で見つける「作業・自転車向け」の実用モデル
    1. カインズ・コーナンなどホームセンターの品揃え
    2. 家電量販店(ビックカメラ・ヨドバシカメラ)の隠れた名品
  5. 本格派必見!スポーツ・アウトドア用品店で選ぶ高性能レインウェア
    1. モンベル、アルペン、スポーツデポの品揃え
    2. 【豆知識】高性能レインウェアの選び方
  6. もう在庫切れで困らない!Amazon、楽天など通販サイトのメリット
    1. 最大のメリットは「圧倒的な品揃え」と「比較のしやすさ」
    2. セールやポイント還元でお得にゲット
  7. 失敗しないレインコートの選び方 3つの重要ポイント
    1. どこで着るか?「使用シーン」を明確にする
    2. 長さやサイズ感は「少しゆとり」をもって選ぶ
    3. 細部の仕様で「快適性」が段違いに変わる
  8. 【重要】防水性と撥水性の違い!耐水圧の目安を徹底解説
    1. 防水性とは? 鍵は「耐水圧」
    2. 撥水性とは? 「水を弾く表面の力」
  9. 透湿性って何?蒸れにくいレインウェアで雨の日も快適に過ごす方法
    1. 透湿性のメカニズムと数値の目安
    2. 透湿性を高めるための素材以外の工夫
  10. 用途別!ポンチョ・コート・セパレートのメリット・デメリット比較
    1. レインポンチョ:手軽さとファッション性
    2. レインコート:日常使いの定番、バランス型
    3. セパレート(上下別):最強の防水・防風性
  11. 子供用レインコートの選び方と人気ショップ(AEONなど)
    1. 子供用を選ぶ際の最重要ポイントは「安全」と「快適」
    2. イオンや専門店での取り扱い
  12. レインコートを長持ちさせる!簡単なお手入れ・保管方法
    1. 使用後の基本!「すぐに拭いて乾かす」
    2. 撥水性が落ちたらどうする?
  13. 【筆者のおすすめ】雨の日も気分が上がるおしゃれなデザインの選び方
    1. 普段の服装に「馴染ませる」か「差し色にする」か
    2. ポンチョは「ファッションブランド」をチェック
    3. 雨の日の小物使いも楽しむ
  14. まとめ:シーンに合わせて最適な場所で購入しよう

急な雨に間に合う! 主要な実店舗の販売状況を徹底調査

momo-store.jp

急に雨が降ってきたとき、まず頭に浮かぶのは「近くのお店で手軽に買えるか」どうかですよね。
実は、レインコートは多くの身近な実店舗で取り扱いがありますが、季節や店舗の規模によって在庫状況は大きく変わります。
ここでは、主要な店舗での販売状況や特徴を、モモストアの視点で分かりやすくまとめました。

大手量販店(イオン・イトーヨーカドー・ドン・キホーテなど)

イオンやイトーヨーカドーのような大手量販店は、レインコートの品揃えが非常に豊富です。
特に、衣料品売り場や旅行用品売り場に設置されていることが多いですよ。
子供用から大人用まで幅広いサイズ展開があり、家族全員分のレインコートを一度にチェックできるのが大きなメリットです。
デザインも、通勤・通学に使えるシンプルなものから、ちょっとした雨避けに便利なポンチョ型まで様々です。

一方、ドン・キホーテは、緊急時に役立つ使い捨てタイプや、安価で個性的なデザインのものが多く見つかります。
価格重視の方や、アウトドアで一時的に使いたいというニーズにぴったりです。
また、深夜まで営業している店舗も多いので、仕事帰りや夜遅い時間帯に必要になった時でも安心です。

大手量販店でのチェックポイント:

  • イオン・イトーヨーカドー:家族全員分を探している、日常使いのシンプルなデザインが欲しい。
  • ドン・キホーテ:緊急用、とにかく安価なものが欲しい、面白いデザインに挑戦したい。

高機能VSデザイン性 人気ショップ3選(ワークマン、しまむら、ユニクロ)の特徴

「ただ雨をしのげればいい」という時代は終わり、最近ではレインコートにも機能性やファッション性が求められています
特に、ワークマン、しまむら、ユニクロの3店舗は、それぞれ違った強みを持つレインコートの「聖地」として人気を集めていますよ。
あなたの着用シーンに合わせて、どのショップが最適か見ていきましょう。

「機能性重視」なら迷わずワークマン!

ワークマン、特に「ワークマンプラス」は、今やアウトドア・カジュアルウェアのトレンドセッターですよね。
レインコートにおいても、その高機能ぶりは群を抜いています
ワークマンのレインウェアは元々、作業着として培われた高い防水性、耐久性、そして透湿性(蒸れにくさ)が特徴です。
登山用の本格的なレインスーツから、自転車通勤に最適なポンチョ、普段使いできるおしゃれなレインジャケットまで、幅広いラインナップを驚きのコスパで提供しています。
特に自転車やバイクに乗る方、キャンプや釣りなどアウトドアを趣味とする方には、ワークマンの「耐水圧」や「透湿度」の数値が高いモデルを強くおすすめします。
ただし、人気商品や限定カラーはすぐに在庫切れになることが多いので、見つけたら即ゲットが基本です!
ワークマン公式オンラインストアで事前にチェックするのも手ですよ。

「プチプラ&おしゃれ」ならしまむらとユニクロ

しまむらは、プチプラでおしゃれなトレンドアイテムが揃う場所として有名です。
レインコートも例外ではなく、女性や子ども向けの可愛らしいデザインや、普段のファッションに馴染みやすいカラーリングのものが多く並びます。
機能性よりも「手軽さ」や「デザイン性」を重視したい方には最適です。
特に季節の変わり目にはレイングッズの特集が組まれることが多いので、こまめにパトロールしてみると掘り出し物に出会えるかもしれません。

一方、ユニクロのレインウェア(ブロックテックパーカなど)は、シンプルで洗練されたデザインが魅力です。
防水性・防風性といった基本性能が高く、普段のカジュアルな服装に合わせても全く違和感がありません。
ビジネスシーンでも使えるシックな色合いのものもあるため、「雨の日もスタイリッシュに過ごしたい」という大人の方から絶大な支持を得ています。
特にユニクロ製品はオンラインでも非常に人気が高いので、売り切れる前に早めにチェックしましょう。

ショップ名 強み・特徴 おすすめのユーザー
ワークマン 高機能、高耐久、高コスパ。耐水圧・透湿性が優秀。 自転車通勤、アウトドア、機能性を最重視する人。
しまむら プチプラ、デザイン性、トレンド感。 ファッション重視、手軽に使いたい、子ども用を探している人。
ユニクロ シンプル、日常使いしやすいデザイン、防風性・防水性のバランスが良い。 通勤・通学、普段使いのファッション性を求める大人。

安くて便利! 100均やコンビニで買える「緊急用」レインコート

「今すぐ必要!」という、まさに緊急事態に役立つのが100円ショップやコンビニで販売されているレインコートです。
これらは、本格的な機能性はありませんが、その手軽さと携帯性は他に代えがたいものがあります。

まず、ダイソーやセリアなどの100均ショップでは、主にポンチョ型の簡易レインコートが販売されています。
価格は110円~330円程度で、非常にコンパクトに折りたたまれているため、バッグの中に忍ばせておけば突然の豪雨にも対応できます
ただし、素材はビニールや薄手のポリエチレンが多く、耐久性や防水性はあくまで一時的なものと認識しておきましょう。
長時間の大雨や強風には耐えられないため、「雨がやむまでのつなぎ」や「イベント会場での一時的な利用」に留めるのが賢明です。

コンビニでも手に入る?

セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどのコンビニエンスストアでも、傘と一緒に簡易型のレインコートやポンチョが販売されていることがあります。
特に、梅雨の時期や台風のシーズンなど、雨が多い季節にはレジ横や傘売り場の近くに並べられます。
100均よりは少し価格が上がりますが(500円~1,000円程度)、雨のピーク時でも比較的在庫があることが多いのが強みです。
また、コンビニで売られているタイプは、リュックを背負ったまま着用できる大きめサイズのものもあり、通勤・通学途中で荷物を濡らしたくないときに非常に便利です。

緊急時レインコートの賢い使い方:

  • 携帯性:常にバッグの隅に一つ入れておく。特に旅行や出張時には必須。
  • 割り切り:あくまで緊急用と割り切り、使用後はすぐに乾かしてゴミに出すか、自宅で本格的なものに買い替える。

ホームセンター・家電量販店で見つける「作業・自転車向け」の実用モデル

実用性を重視したモデルを探しているなら、ホームセンターと家電量販店も重要なチェックポイントになります。
これらの店舗は、特定の目的を持ったプロ仕様のアイテムを取り扱っていることが多いからです。

カインズ・コーナンなどホームセンターの品揃え

カインズ、コーナン、ビバホームなどのホームセンターでは、主に作業用や自転車通勤者向けのレインウェアが豊富に揃っています。
特に、作業服コーナーには、防水性能が非常に高く、耐久性にも優れた「カッパ」と呼ばれる上下セパレートタイプのものが目立ちます。

ホームセンターで販売されているモデルは、反射材(リフレクター)が付いているものが多く、夜間の自転車走行や作業時の安全性を高める工夫がされています。
価格帯は中程度(3,000円~8,000円程度)ですが、その分、生地が厚く、破れにくいリップストップ生地を採用しているものもあり、長く使えるのが魅力です。
また、農作業やガーデニングなど、屋外で長時間活動する用途を想定した、丈が長めのポンチョや、防水性の高い長靴とセットで使えるアイテムも充実していますよ。

家電量販店(ビックカメラ・ヨドバシカメラ)の隠れた名品

「え、家電量販店にレインコート?」と意外に思うかもしれませんが、ビックカメラやヨドバシカメラは旅行用品やアウトドア用品の売り場でレインコートを取り扱っています。
ここでは、軽量でコンパクトに収納できるトラベル仕様のレインコートが多く見られます。
出張や旅行の際に荷物にならないよう、携帯性を最優先に設計されたモデルが豊富です。

特に、高機能なカメラバッグや旅行カバンと合わせて、高品質な撥水加工が施されたポンチョなどが置かれていることもあります。
「急な出張に備えたい」「とにかく軽く持ち運びたい」というビジネスパーソンや旅行者の方は、一度チェックしてみる価値があります。

本格派必見!スポーツ・アウトドア用品店で選ぶ高性能レインウェア

登山や本格的なキャンプ、トレッキング、サイクリングなど、雨の中で長時間活動する予定がある方は、スポーツ・アウトドア用品店へ行くのがベストです。
これらの専門店では、普段使いのレインコートとは一線を画す、プロレベルの機能を持つレインウェアが手に入ります。

モンベル、アルペン、スポーツデポの品揃え

モンベル(mont-bell)や、アルペン、スポーツデポなどの大型スポーツ用品店では、GORE-TEX(ゴアテックス)などの高機能素材を使ったレインウェアが中心です。
これらの素材は、外からの雨は完全にシャットアウトしつつ、内側の汗による湿気だけを外に逃がす「透湿防水性」に優れています。
つまり、「濡れない、そして蒸れない」という、雨の日の不快感を解消してくれる理想的なウェアが見つかるということです。

価格は高めになりますが(1万円〜数万円)、その快適さは一度体験するとやみつきになります。
特に、登山などで体力を消耗する際には、ウェアの蒸れは体調を崩す原因にもなるため、透湿性の高さは命綱にもなり得る重要な機能なのです。

【豆知識】高性能レインウェアの選び方

高性能なレインウェアを選ぶ際は、以下の3つのポイントを比較検討しましょう。

  1. 耐水圧:どれくらいの水圧に耐えられるか。(数値が高いほど防水性が高い)
  2. 透湿度:どれくらい蒸れにくいか。(数値が高いほど快適性が高い)
  3. シームシーリング:縫い目からの水の侵入を防ぐテープ処理がされているか。

例えば、高性能なレインウェアの素材について検索してみると、より詳しい情報が確認できます。
スポーツ用品店では専門知識を持ったスタッフが多いので、用途を伝えれば最適なモデルを提案してもらえますよ。

もう在庫切れで困らない!Amazon、楽天など通販サイトのメリット

実店舗での購入も便利ですが、「欲しいサイズがない」「デザインの選択肢が少ない」といった悩みに直面することも多いですよね。
そんな時にこそ、通販サイトの出番です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトを利用するメリットは計り知れません。

最大のメリットは「圧倒的な品揃え」と「比較のしやすさ」

通販サイトでは、実店舗の棚に並べきれないほど多種多様なメーカー、デザイン、サイズのレインコートが一堂に会しています。
普段なかなか見かけない海外ブランドのおしゃれなポンチョや、特定のスポーツに特化したマニアックなレインウェアまで、探しているものがきっと見つかります。

また、「耐水圧10,000mm以上」「自転車通勤向け」「レディース Mサイズ」といった細かい条件で絞り込み検索ができるため、自分に最適な一枚を効率よく探せるのも大きな利点です。
さらに、購入者のレビューや評価を参考にできるため、実際に使った人の生の声を聞きながら選べるのも安心材料になります。

セールやポイント還元でお得にゲット

楽天市場やYahoo!ショッピングでは、頻繁にポイントアップキャンペーンやセールが実施されています。
特に、楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどを狙えば、実店舗よりも断然お得な価格で高性能なレインコートを購入できるチャンスがあります。
Amazonでもプライムデーなどのビッグセール時には、人気モデルが割引価格で提供されることが多いです。
「急ぎではないけれど、良いものが欲しい」という方は、こうしたセール時期を狙って購入計画を立てるのがおすすめです。

失敗しないレインコートの選び方 3つの重要ポイント

いざレインコートを買おうと思っても、種類が多すぎてどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
ここでは、「買って後悔しない」ための、最も重要な3つの選び方ポイントをご紹介します。

どこで着るか?「使用シーン」を明確にする

まず、レインコートを「どんな場所で、どんな移動手段で使うか」を具体的にイメージしてみましょう。

使用シーン 最適なタイプと機能
徒歩での通勤・通学 コートタイプ、シンプルなデザイン。傘をさすため、透湿性より撥水性重視でもOK。
自転車・バイク セパレート(上下)タイプ、または袖口や裾を絞れるポンチョ。反射材、耐水圧10,000mm以上。
アウトドア・登山 セパレートタイプ、高い透湿性(10,000g/㎡/24h以上)と耐水圧(20,000mm以上)。
野外フェス・イベント ポンチョタイプ。脱ぎ着が楽で、デザイン性も重視。

特に自転車に乗る場合、ポンチョだと風にあおられて危険な場合がありますし、下半身が濡れやすくなります。
少し面倒でも、安全性を考慮するなら上下に分かれたセパレートタイプを選ぶ方が安心です。

長さやサイズ感は「少しゆとり」をもって選ぶ

レインコートは、普段着ている服の上から羽織るものです。
そのため、ジャストサイズを選んでしまうと、特に厚手の服を着たときやリュックを背負ったときに窮屈に感じてしまいます。

試着ができる場合は、実際にリュックを背負ったり、腕を上げてみたりして、動きやすさを確認しましょう。
着丈は膝下まであるロング丈の方が、水跳ねや風の吹き込みを防げて濡れにくいですよ。
袖口やフードの調整機能がしっかりしているかも、チェックしてみてくださいね。

細部の仕様で「快適性」が段違いに変わる

見た目だけでなく、細かな機能も重要です。

  • ファスナー:水が浸入しないよう、止水ファスナーや二重の前立てになっているか。
  • フード:顔の周りを絞れるドローコードが付いていて、視界を遮らない形状になっているか。
  • ポケット:ポケットの口にも防水加工がされているか、水が溜まらないよう工夫されているか。

特に、蒸れやすい脇の下や背中にベンチレーション(通気口)が付いているモデルは、長い時間着ていても快適さが保たれます。些細な部分ですが、この快適性の違いが雨の日の気分を大きく左右しますよ。

【重要】防水性と撥水性の違い!耐水圧の目安を徹底解説

レインコートを選ぶときに必ず目にする「防水性」と「撥水性」。
この二つの言葉、実は全く違う意味を持っています。
この違いを理解しておくと、本当に必要な機能を持つレインコートを間違いなく選べるようになりますよ。

防水性とは? 鍵は「耐水圧」

防水性(ぼうすいせい)とは、生地の裏側まで水が染み込まない能力を指します。
どれだけの水圧に耐えられるかは「耐水圧(たいすいあつ)」という数値(mm)で表されます。
この数値は、生地の上に立てた水柱が何ミリの高さになったときに水が染み出すかを示すJIS規格に基づいたもので、数値が高いほど浸水しにくい、つまり防水性が高いということになります。

耐水圧の目安 対応できる雨の状況 着用シーンの例
300mm 小雨を凌ぐ程度 一般的な傘の耐水圧。一時的な雨避け。
2,000mm 中雨、濡れた場所に座る 普段使いに最低限必要なレベル。
10,000mm 大雨、強い水圧 通勤・通学、通常の自転車走行、しっかりした防水が必要なシーン。
20,000mm以上 嵐、本格的な登山 プロ仕様、長時間・過酷な環境での使用。

例えば、「耐水圧10,000mm」は、生地の上に1cm四方の水の柱を立てたとき、その高さが10メートル(10,000mm)になるまで水が染み込まないことを意味します。
普段使いであれば10,000mmあれば十分ですが、バイクに乗るなど水圧がかかる場合は20,000mmを目安にすると安心です。
耐水圧のJIS規格について詳しく見てみるのも良いかもしれません。

撥水性とは? 「水を弾く表面の力」

一方、撥水性(はっすいせい)とは、生地の表面で水を玉状にして弾き、コロコロと転がり落とす能力です。
これは生地の表面加工によるもので、この能力が高いと、水滴をサッと払うだけで水気がなくなり、すぐに片付けられます

ただし、撥水性はあくまで表面の機能です。
撥水性が高くても、防水性(耐水圧)が低いと、水圧がかかった場所(リュックのベルト部分や濡れた椅子に座った箇所など)から水が染み込んでしまいます。
快適さを求めるなら、防水性と撥水性の両方を兼ね備えた「透湿防水」素材を選ぶようにしましょう。

透湿性って何?蒸れにくいレインウェアで雨の日も快適に過ごす方法

雨を防ぐ「防水性」と同じくらい、雨の日の快適さを左右するのが「透湿性」です。
特に梅雨時や夏場の雨の日、レインコートを着た途端に「内側が汗でベタベタ…」という経験はありませんか?
その不快感を解消してくれるのが、透湿性(とうしつせい)という機能です。

透湿性のメカニズムと数値の目安

透湿性とは、レインコートの生地の内側にこもった水蒸気(汗)を、外側へ排出する能力のことです。
これは「透湿度(g/㎡・24h)」という数値で示され、数値が高いほど、蒸れにくいということになります。
透湿性が高い生地は、目に見えないほどの小さな穴が開いた特殊な構造になっており、水滴(液体の水)は通さないけれど、水蒸気(気体の水)だけを通すことができます。

透湿度の目安 活動量の状況 快適性の評価
2,000g以下 安静時・小雨をしのぐ程度 蒸れを感じやすい。長時間着用は不向き。
5,000g 軽い運動(徒歩通勤・散歩) 日常生活では比較的快適。
10,000g以上 激しい運動(自転車、登山、ランニング) 高い快適性。汗をかいてもすぐに蒸気を排出。

通勤や通学で少し早足で歩く程度であれば、透湿度5,000g/㎡・24h程度のモデルを選べば、不快な蒸れをかなり軽減できます。
自転車に乗る方は、汗をかきやすいので10,000g以上のモデルを選ぶのが理想的です。

透湿性を高めるための素材以外の工夫

生地の機能だけでなく、レインコートの形状自体にも蒸れを防ぐ工夫がされています。

  • 裏地がメッシュ:肌と生地の間に空間を作ることで、ベタつきを防ぎ、通気性を確保します。
  • ベンチレーション:脇の下や背中などに意図的に設けられた通気口。ここから湿気を逃がし、空気を循環させます。
  • ゆとりのあるデザイン:タイトすぎないデザインは、服と体の間に空気の層を作り、蒸れを軽減します。

特に裏地がメッシュになっているかどうかは、購入前に必ず確認したいポイントの一つです。肌触りも良くなり、着脱もスムーズになりますよ。

用途別!ポンチョ・コート・セパレートのメリット・デメリット比較

レインコートには大きく分けて、ポンチョ型、コート型、そしてセパレート(上下別)型の3つの形状があります。
それぞれに得意なシーンと、ちょっと苦手なシーンがあるので、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

レインポンチョ:手軽さとファッション性

レインポンチョは、頭からすっぽり被るだけで着用できる手軽さが最大の魅力です。

メリット:

  • 脱ぎ着が非常に簡単で、急な雨にもすぐ対応できる。
  • リュックを背負ったまま上から被れるため、荷物を濡らさずに済む。
  • デザイン性が高いものが多く、野外フェスやイベントで人気。

デメリット:

  • 裾が広く、風にあおられやすいため、強風時や自転車運転には不向き。
  • 足元が濡れやすいため、大雨で長時間歩くのには適さない。

レインコート:日常使いの定番、バランス型

レインコートは、普段のコートやジャケットのような形状で、前開きファスナーやボタンで留めるタイプです。

メリット:

  • 日常の服装に馴染みやすく、カジュアルな通勤・通学に最適
  • ロング丈を選べば、ある程度下半身の濡れも防げる。
  • ポンチョに比べて風の影響を受けにくい。

デメリット:

  • リュックを背負うと、背中が突っ張ったり、リュックの上の部分が濡れやすくなったりする。
  • 本格的な大雨や、濡れた場所に座る際には、浸水するリスクがある。

セパレート(上下別):最強の防水・防風性

ジャケットとパンツが分かれているタイプで、いわゆる「レインスーツ」と呼ばれるものです。

メリット:

  • 防水性と防風性が最も高く、全身を雨から完全に守れる
  • 登山やバイク、長時間にわたる屋外作業など、過酷な環境での使用に最適。
  • パンツだけ、ジャケットだけと、天候に合わせて使い分けられる。

デメリット:

  • 脱ぎ着に手間がかかり、すぐに着用できない
  • 上下でセットになっているため、携帯する荷物がかさばりやすい。

子供用レインコートの選び方と人気ショップ(AEONなど)

お子さんのレインコートは、大人のものとは少し選び方のポイントが異なります。
安全性を確保しつつ、お子さん自身が喜んで着てくれるデザインを選ぶことが重要になりますよ。

子供用を選ぶ際の最重要ポイントは「安全」と「快適」

1. 反射材(リフレクター)の有無:
夕方や曇りの日、雨の日は視界が悪くなります。
ランドセルやレインコートの背中や袖口に反射材がついているかを必ず確認しましょう。これは車や自転車からの視認性を高め、事故を防ぐために非常に重要です。

2. フードの透明窓:
フードを被ったときに、左右の視界が遮られると、歩行中に非常に危険です。
フードの縁の一部が透明なビニール窓になっているものを選ぶと、安全に周りを見渡せます。

3. 着脱のしやすさ:
幼稚園や小学校で自分で着脱できるように、ファスナーが大きく、引っ張りやすいよう工夫されているかも大切です。
マジックテープとファスナーの併用は、防水性も高まっておすすめです。

イオンや専門店での取り扱い

イオンやイトーヨーカドーのような大手量販店は、キャラクターものからシンプルな無地まで、子供用レインコートの品揃えが豊富です。
特に、キッズ衣料品売り場には、レインブーツや傘など、トータルでコーディネートできるレイングッズが並びます。

また、無印良品やユニクロでも、シンプルで機能的な子供用レインウェアが販売されており、こちらも人気が高いです。
耐久性を求めるなら、アウトドアブランドのモンベルなども、少々高価ですが、非常に丈夫で長く使える高品質な製品があります。

ポイント:
お子さんが好きなキャラクターや色を選ぶと、雨の日でも進んで着てくれるようになるので、一緒に選ぶのが一番ですよ!

レインコートを長持ちさせる!簡単なお手入れ・保管方法

高機能なレインコートも、お手入れを怠ると防水性や透湿性がすぐに落ちてしまいます。
せっかく購入したお気に入りの一枚を長く快適に使うために、日々の簡単なお手入れ正しい保管方法を知っておきましょう。

使用後の基本!「すぐに拭いて乾かす」

レインコートを脱いだら、まず行うべきことは「水気を拭き取り、陰干しすること」です。

手順:

  1. 水滴を拭き取る:タオルで表面の大きな水滴を優しく拭き取ります。ゴシゴシ擦ると撥水加工が落ちる原因になるので注意。
  2. ハンガーにかける:型崩れしないよう、厚みのあるハンガーにかけ、風通しの良い日陰で乾かします。
  3. 裏返して乾燥:裏地(特にメッシュ部分)も汗や湿気を吸っているので、一度裏返して乾燥させるとより衛生的です。

濡れたまま放置すると、カビが生えたり、生地の劣化(加水分解など)が進んだりする原因になります。
特に、ポリウレタンコーティングが施された製品は劣化しやすいので、着用後は必ず乾燥させることが重要です。

撥水性が落ちたらどうする?

使い続けるうちに、水を弾かなくなり、生地の表面が濡れたままになる(これを「張り付き」や「表面撥水性の低下」といいます)ことがあります。
これは、表面の汚れやホコリが撥水剤の機能を阻害していることが多いです。

そんなときは、洗濯表示に従って優しく洗濯し、完全に乾かした後、低温で軽くアイロンをかけるか、ドライヤーの温風を当ててみましょう。
熱を加えることで、表面の撥水剤が復活することがあります。
ただし、防水透湿素材はデリケートなので、レインコートの正しい洗い方を事前に確認しておくと安心です。

【筆者のおすすめ】雨の日も気分が上がるおしゃれなデザインの選び方

雨の日は気分が沈みがちですが、お気に入りのレインコートがあれば、外出が楽しみになりますよね。
最後に、モモストアがおすすめする、ファッション性を意識したレインコートの選び方をご紹介します。

普段の服装に「馴染ませる」か「差し色にする」か

レインコートをファッションアイテムとして楽しむには、選び方は大きく二択に分かれます。

  • 馴染ませる(定番色):ネイビー、ブラック、ベージュ、グレーといった定番色を選ぶと、通勤・通学、カジュアルな服装などどんなシーンにも違和感なく溶け込みます。特にビジネスシーンではこの系統がおすすめです。
  • 差し色にする(ビビッドカラー):イエロー、レッド、ライトブルーなど、あえて鮮やかな色を選ぶと、雨の日コーデの主役になります。気分転換にもなりますし、暗い雨の日でも目立って安全性が高まるというメリットもあります。

ポンチョは「ファッションブランド」をチェック

野外フェスやちょっとした街歩き用のポンチョを探しているなら、ZOZOTOWNなどのファッション通販サイトで取り扱われているブランドをチェックしてみましょう。
これらのポンチョは、機能性はもちろんのこと、袖のドレープ感や、ウエストの絞りなど、シルエットにこだわったデザインが多く、雨の日でもおしゃれを楽しめます。

雨の日の小物使いも楽しむ

レインコートのデザインと合わせて、傘やレインブーツ、レインバッグカバーなどの小物にもこだわると、雨の日のおしゃれ度が格段にアップします。
例えば、シンプルなネイビーのレインコートに、花柄や水玉模様の傘を合わせるだけで、一気に華やかな印象になりますよ。
雨の日だからこそ、普段できないファッションに挑戦してみるのも楽しいかもしれません。
ハンズ公式通販のレイングッズなど、専門店を覗いてみるのも面白いですよ。

まとめ:シーンに合わせて最適な場所で購入しよう

今回は、レインコートがどこに売っているのか、そして失敗しない選び方について詳しく解説しました。
最後に、場所と選び方のまとめを表にしましたので、参考にしてくださいね。

購入場所 特徴 おすすめのユーザー
ワークマン 高機能、高コスパ。プロ仕様の品質。 自転車通勤、アウトドア、機能性を最重視する人。
しまむら・ユニクロ プチプラ、トレンド、シンプルでおしゃれ。 デザイン重視、日常使い、ファッション性を求める人。
100均・コンビニ 簡易型、超低価格、携帯性抜群。 緊急用、一時的な雨避け、予備としてバッグに入れたい人。
スポーツ・アウトドア店 ゴアテックスなど最高峰の機能性。 登山、激しいアクティビティ、快適性を求める人。
通販サイト(Amazon・楽天) 圧倒的な品揃え、比較のしやすさ。 特定の機能・デザインを探している、じっくり選びたい人。

レインコートは、ただ雨から体を守るだけでなく、雨の日の活動範囲を広げ、QOL(生活の質)を高めてくれる重要なアイテムです。
ぜひ、この記事を参考にして、ご自身の生活スタイルにぴったりの一枚を見つけてくださいね。

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