薬局で買える検査キットの販売場所は?新型コロナやインフルなど種類別に徹底解説!
こんにちは、モモストアです!
体調が少しおかしいな、と感じた時に、すぐに確認できる検査キットは非常に心強い存在ですよね。特に新型コロナウイルスやインフルエンザなど、感染症の流行期には「どこで売っているの?」「どんな種類を選べばいいの?」と迷ってしまう方が増えています。
このページでは、「薬局で検査キットは買えるのか?」という基本的な疑問から、主要な販売場所、そしてあなたに必要な検査キットの選び方まで、知っておきたい情報をわかりやすく解説していきます!
急いで情報を知りたい方のために、まずはこの記事で解説する主要なポイントをチェックしてくださいね。
・検査キットを売っている主要な薬局・ドラッグストア一覧と取り扱い状況
・コンビニでも検査キットは購入できる?大手コンビニの販売事情
・ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で検査キットを買うメリット
・新型コロナ検査キットの種類と「体外診断用医薬品」を選ぶべき理由
- 薬局で検査キットは買えるのか?結論を先に解説
- 検査キットを売っている主要な薬局・ドラッグストア一覧と取り扱い状況
- コンビニでも検査キットは購入できる?大手コンビニの販売事情
- ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で検査キットを買うメリット
- 新型コロナ検査キットの種類と「体外診断用医薬品」を選ぶべき理由
- インフルエンザ検査キットの販売と使い方のポイント
- その他の検査キット(性病・アレルギーなど)の薬局での取り扱い状況
- 【重要】検査キットを選ぶ際の3つのチェックポイント
- 検査キットの相場価格帯と安くお得に買う方法
- 検査キットで陽性が出たらどうすればいい?
- 期限切れや余った検査キットの正しい処分方法
- 検査キットの販売状況に関するモモストアからのアドバイス
薬局で検査キットは買えるのか?結論を先に解説

まず、最も気になる疑問にお答えしましょう。結論から言うと、薬局やドラッグストアで検査キットを購入することは可能です。ただし、一言で「検査キット」と言っても、その種類や販売されている場所、購入できる時間帯にはいくつかのルールや条件があります。
特に重要なのは、どの検査キットを探しているか、という点です。近年、薬局で最も需要が高いのは、やはり新型コロナウイルス抗原検査キットとインフルエンザ検査キットでしょう。これらは感染症の診断補助に用いられるため、国が定めた厳しい基準をクリアした製品(体外診断用医薬品)のみが店頭で販売されています。
販売方法は、多くのドラッグストアで薬剤師または登録販売者がいる時間帯に限られていたり、購入時に使用方法や注意点の説明を受けることが推奨されていたりします。これは、検査結果を正しく理解し、適切な行動をとっていただくために必要なプロセスなのです。
一方で、性病検査やがんリスク検査など、検体を郵送して専門機関で検査してもらうタイプのキットも存在します。これらは「郵送検査キット」と呼ばれ、薬局の店頭だけでなく、一部のバラエティショップやネット通販でも手軽に購入できます。
まとめると、店頭購入が可能なのは主に感染症系の抗原検査キット、郵送で対応するのがその他の各種健康検査キットと覚えておくとスムーズです。しかし、品薄になる時期や、店舗の在庫状況によっては、必ずしも店頭に並んでいるとは限りません。
そのため、もし緊急で必要な場合は、事前に店舗に電話で在庫を確認するのが確実な方法と言えるでしょう。この記事の後半では、具体的な店舗名とその販売傾向についても詳しく見ていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
必要な時にすぐ手に入るよう、種類と場所を把握しておくことが大切です。
また、検査キットを選ぶ際は、パッケージに書かれた「体外診断用医薬品」という表示が非常に重要になります。これについては「新型コロナ検査キットの種類と『体外診断用医薬品』を選ぶべき理由」のセクションで詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
薬局で取り扱われる検査キットの主な種類と購入時の対応
薬局で取り扱われている検査キットは多岐にわたりますが、店頭でその場で購入できるものと、注文を受けて取り寄せになるものがあります。それぞれの購入時の対応について、主な例を表にまとめました。
| 検査キットの種類 | 購入方法・注意点 | 主な販売場所 |
| 新型コロナ抗原検査キット | 薬剤師または登録販売者からの説明推奨。購入数制限がある場合あり。 | 主要ドラッグストア、一部薬局 |
| インフルエンザ抗原検査キット | 新型コロナとほぼ同様の対応。店頭で目立つ場所に陳列されていることが多い。 | 主要ドラッグストア、薬局 |
| 妊娠検査薬 | パッケージに記載された使用期限と用法を確認。購入制限はほぼなし。 | ドラッグストア、薬局 |
| 排卵日予測検査薬 | 第一類医薬品に分類されるため、薬剤師がいる時間帯のみ販売。 | ドラッグストア(薬剤師常駐店舗) |
| 郵送型性病検査キット | 一般商品として販売。購入時に特別な説明は不要。 | ドラッグストア、ネット通販、一部バラエティショップ |
このように、同じ薬局内でも商品の種類によって販売ルールが異なるため、購入前に少し意識しておくとスムーズですよ。特に第一類医薬品である排卵日予測検査薬などは、営業時間内でも薬剤師さんが休憩中だと買えないこともあるので注意が必要です。
薬剤師さんが不在の時間帯は、感染症の検査キットも買えないケースが多いことを覚えておきましょう。
検査キットを売っている主要な薬局・ドラッグストア一覧と取り扱い状況
検査キットを求めて薬局へ向かう際、「どこに行けば確実に手に入るか」を知っていると安心ですよね。ここでは、全国展開している主要なドラッグストアチェーンの検査キットの取り扱い傾向について、モモストアが詳しく解説していきます。
まず、どのドラッグストアも基本的に新型コロナとインフルエンザの抗原検査キットは取り扱っていますが、在庫の量や陳列されている場所、力を入れている商品の種類には違いがあります。
マツモトキヨシ(マツキヨ):
都市部の店舗から郊外の大型店まで幅広く展開しており、検査キットの取り扱いも豊富です。特に感染症の流行期には、レジ付近やマスク・衛生用品コーナーの近くに特設コーナーを設けていることが多いです。マツキヨはPB(プライベートブランド)商品にも力を入れているため、PBの低価格な検査キットを見つけることができる場合もあります。
スギ薬局:
郊外型の大型店舗が多く、駐車場も完備しているため、車で訪れる際に便利です。スギ薬局は地域密着型で薬剤師さんが常駐している店舗が多いため、検査キットの使用方法や結果についての相談もしやすいのが特徴です。郵送型の健康検査キット(アレルギー、がんリスクなど)も目につきやすい場所に置かれている傾向があります。
ウエルシア薬局:
Tポイントが貯まる・使えることで知られ、夜遅くまで営業している店舗が多いのが特徴です。急な発熱などで夜間に検査キットが必要になった際にも頼りになります。ただし、夜間は薬剤師が不在の場合もあるため、必ずしも感染症検査キットが購入できるとは限らない点には注意が必要です。事前に販売時間をチェックすると良いでしょう。
サンドラッグ:
ディスカウント型の店舗が多く、検査キットも比較的リーズナブルな価格で販売されていることがあります。陳列場所は、一般用医薬品の棚や、衛生用品の近くが多いですが、店舗によってはレジで管理している場合もあるため、見当たらない場合は店員さんに尋ねてみてください。
ココカラファイン:
マツモトキヨシグループの一員であり、こちらも都市部を中心に店舗を構えています。品揃えの傾向はマツキヨと似ていますが、店舗の規模によって取り扱い商品が大きく異なるため、大型店を狙うのが確実です。
これらの主要なドラッグストアでは、基本的にどの店舗でも「体外診断用医薬品」の検査キットを取り扱っていますので、安心して購入できます。在庫状況は変動するため、特に流行期は複数の店舗を回るか、ネット通販の利用も視野に入れることをおすすめします。
薬局ごとの取り扱い特徴と在庫状況の調べ方
各ドラッグストアチェーンは、季節や地域によって検査キットの在庫管理に工夫を凝らしています。例えば、冬場のインフルエンザ流行期には、スギ薬局やウエルシア薬局などの郊外店では車での来店を考慮してドライブスルー併設型の店舗でも販売を強化しています。
一方、マツキヨのような都市型店舗では、通勤途中のビジネスパーソン向けに、小型で持ち運びやすいキットを多く取り揃える傾向があります。特に、インフルエンザと新型コロナを同時に検査できる「同時検査キット」は、流行期には非常に人気が高く、各店舗の主力商品となっています。
検査キットの在庫状況を調べるには?
突然の体調不良で一刻も早く検査キットが必要な場合、無駄足を踏みたくないですよね。最も確実な在庫確認方法は以下の通りです。
- 店舗に直接電話する:これが最も確実です。電話で「新型コロナの抗原検査キット(またはインフルエンザ)の在庫があるか」を尋ねましょう。この際、「体外診断用医薬品のものか」を確認すると、安心して購入できます。
- 公式サイト・アプリの情報を確認する:一部のドラッグストア(例:マツキヨ)では、自社アプリやオンラインストアで店舗ごとの在庫状況を公開している場合があります。ただし、リアルタイム更新ではないこともあるため、あくまで目安として利用しましょう。
- SNSや地域の情報掲示板を参考にする:地域の住民による「○○薬局に在庫があった」といった情報が、X(旧Twitter)や地域情報アプリなどで共有されていることがあります。ただし、情報が古い可能性もあるので、これも参考程度に留めておくのが賢明です。
特に、緊急性の高い感染症検査キットは、薬剤師のいる時間に販売が限定されていることが多いので、店舗の営業時間だけでなく、薬剤師の常駐時間も併せて確認することが大切です。
コンビニでも検査キットは購入できる?大手コンビニの販売事情
「夜遅くに急に必要になった」「近所にドラッグストアがない」という時に頼りになるのがコンビニエンスストアです。では、コンビニでも検査キットは購入できるのでしょうか?
結論として、コンビニでの検査キットの取り扱いは、薬局やドラッグストアに比べて限定的です。しかし、全く手に入らないわけではありません。
コンビニは基本的に医薬品の販売に制約があるため、薬剤師や登録販売者を常駐させる必要のある「体外診断用医薬品」の新型コロナ・インフルエンザ抗原検査キットは、原則として店頭には並んでいません。これは、商品の販売管理や購入者への情報提供義務が厳格に定められているためです。
ただし、コンビニでも以下の2種類の検査キットが販売されていることがあります。
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- 研究用検査キット(新型コロナ関連):
こちらは診断目的ではなく、あくまで「研究用」として販売されているものです。診断に用いることはできませんが、参考情報として購入できる場合があります。ただし、現在では多くのコンビニで取り扱いが終了または大幅に縮小しています。
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- 郵送型検査キット:
検体を郵送して検査するタイプのキット(アレルギー、がんリスク、性病など)は、一部のコンビニでカタログ販売や店頭の陳列棚で取り扱いがある場合があります。これらは医療機器ではないため、コンビニでも販売しやすい商品です。例えば、健康チェックの一環として、特定の郵送型キットが限定的に販売されていた事例もあります。
大手コンビニチェーンの現在の傾向を見てみましょう。
| コンビニチェーン | 感染症検査キット(抗原/医療用) | その他の検査キット |
| セブンイレブン | 原則取り扱いなし | 郵送型検査キットの一部取り扱い実績あり(現在は限定的) |
| ファミリーマート | 原則取り扱いなし | 限定的な郵送型検査キットの取り扱い実績あり |
| ローソン | 原則取り扱いなし | 郵送型検査キット(健康チェック系)の取り扱い実績あり |
| ミニストップ | 原則取り扱いなし | なし |
やはり、感染症の検査キットが必要な場合は、迷わずドラッグストアやネット通販を利用するのがベストだと言えます。コンビニはあくまで緊急時の食品や日用品の購入場所として考え、検査キットは専門の販売ルートで購入するようにしましょう。
コンビニで購入できる検査キットの具体例
コンビニで販売が確認されたり、過去に取り扱いがあったりする検査キットの具体的な例を挙げると、以下のようになります。
- 簡易アレルギー検査キット(郵送型):自宅で少量の血液を採取し、特定の食物や物質に対するアレルギー反応を調べるためのキットです。コンビニで手軽に購入し、ポストに投函するだけで検査が完了するため、健康意識の高い層に人気がありました。
- 腸内フローラ検査キット(郵送型):腸内細菌のバランスを調べるキットで、健康管理やダイエット目的で購入されます。これもコンビニの店頭や通販サイト、店頭のカタログで取り扱いがあることがあります。
- 妊娠検査薬(医薬品):これは感染症検査キットとは異なり、医薬品として薬局やドラッグストアで一般的に販売されています。ただし、コンビニの店舗形態によっては、医薬品登録販売者が常駐していないため、取り扱いがないことが多いです。一部の「ローソン・スギ薬局」などの複合店では購入できる可能性があります。
コンビニが検査キットを販売する主な理由は、お客様の利便性向上と健康サポートへの需要に応えるためですが、前述の通り、専門的な知識を持ったスタッフの配置が難しいため、感染症診断に関わるキットの販売は難しいのが現状です。
したがって、コンビニで見かける検査キットは、主に「健康意識を高めるための郵送型検査サービス」であると認識しておきましょう。緊急性の高い感染症の検査は、やはりドラッグストアかネット通販で「体外診断用医薬品」の表示があるものを探すようにしてくださいね。
ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で検査キットを買うメリット
薬局やコンビニでの販売状況を見てきましたが、検査キットを購入する場所として、ネット通販は非常に大きな選択肢となります。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトを利用するメリットは計り知れません。
まず最大のメリットは、「24時間いつでも、どこからでも注文できる」という利便性です。急な体調不良で外出が難しい時や、夜間に症状が出始めた時でも、スマートフォン一つで必要なキットを注文できます。ドラッグストアの営業時間や、薬剤師の常駐時間を気にする必要がありません。
次に、「圧倒的な品揃え」です。薬局の店頭に並ぶスペースには限りがありますが、ネット通販では国内で販売されているほぼすべての検査キットから選ぶことができます。新型コロナやインフルエンザの同時検査キットはもちろん、性病検査、アレルギー検査、がんリスク検査、葉酸代謝能力検査など、店頭では見かけないニッチな郵送型検査キットも豊富に揃っています。例えば、「自分の気になる症状に合わせて専門的なキットを選びたい」という方には、ネット通販が最適です。
さらに、「価格競争による安さ」も魅力です。多くのショップが競合しているため、同じ商品でも店頭価格より安く販売されていることが多く、ポイント還元やクーポンを利用すればさらにお得に購入できます。特に、複数回分のセット販売などは、ネット通販の方が割安になる傾向があります。
そして、もう一つの隠れたメリットが「プライバシーの保護」です。特に性病検査キットや、他人に知られたくない健康に関する検査キットを購入する場合、店頭で購入するのは少し気が引けるという方もいるでしょう。ネット通販であれば、誰にも会うことなく、自宅に届けてもらうことができるため、プライバシーを重視したい方には最適です。
ただし、ネット通販で感染症の検査キットを購入する際は、必ず「体外診断用医薬品」と明記されているものを購入してください。これがない「研究用」のキットは、診断の補助に用いることができないため、購入目的を明確にして選ぶことが重要です。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、信頼できるメーカーや、厚生労働省の承認を受けた製品を販売している店舗を選んで購入することをおすすめします。購入の際には、レビューや評価も参考にすると、より安心して商品を選ぶことができるでしょう。
ネット通販利用時の注意点と正しい選び方
ネット通販は便利ですが、注意すべき点もあります。特に感染症関連の検査キットを購入する際には、以下の点に気を付けてください。
- 商品の種類を確認する:「抗原検査キット」「PCR検査キット(郵送)」「同時検査キット」など、自分が何を調べたいのかを明確にし、商品名だけでなく、その詳細情報(説明文や画像)をよく読んでください。
- 「体外診断用医薬品」の表示を確認する:繰り返しますが、これは最も重要です。パッケージ画像や商品情報にこの表示があるか、または厚生労働省の承認番号が記載されているかを確認しましょう。これがなければ、結果が出ても「陽性」と判断することはできません。
- 配送スピードを確認する:急いでいる場合は、「当日発送」「翌日配送」など、配送オプションをチェックしましょう。特にAmazonプライムや楽天の「あす楽」対応商品は、最短で手に入れることができます。
- 販売元をチェックする:正規の販売代理店や、大手ドラッグストアのオンラインショップなど、信頼できる販売元から購入することをおすすめします。極端に安すぎる商品や、販売元情報が不明瞭な商品は避けた方が安全です。
これらの注意点を守ることで、ネット通販のメリットを最大限に活かし、安心して必要な検査キットを手に入れることができます。体調に不安があるときこそ、迅速かつ正確な情報に基づいて行動しましょう。
新型コロナ検査キットの種類と「体外診断用医薬品」を選ぶべき理由
新型コロナウイルスに関する検査キットは、感染症の流行に伴い、その種類が非常に増えました。薬局やネット通販で購入できる主なキットは、大きく分けて以下の3種類です。
- 抗原検査キット(迅速診断):鼻腔や唾液を検体として使い、ウイルスのタンパク質(抗原)の有無を約15〜30分で調べるキットです。短時間で結果が出るため、すぐに結果を知りたい場合に適しています。
- PCR検査キット(郵送):唾液などを採取し、専門の検査機関に郵送してウイルスの遺伝子を検出するキットです。抗原検査キットよりも感度が高く、より正確な結果が得られるとされていますが、結果が出るまでに時間がかかります(通常1〜3日)。
- 抗体検査キット:過去に感染したか、またはワクチン接種によって抗体ができているかを調べるキットです。現在感染しているかどうかを調べる目的では使用できません。
この中で、薬局の店頭で主に販売されているのが抗原検査キットです。そして、この抗原検査キットを選ぶ際に、最も重要となるのが「体外診断用医薬品」の表示です。
なぜこの表示が重要なのでしょうか?
「体外診断用医薬品」とは、厚生労働省が医薬品医療機器法に基づいて、品質、有効性(正確性)、安全性を確認し、正式に「診断の補助に使用できる」と承認した製品にのみ付与されるものです。これは、国が「このキットの結果は信頼できますよ」とお墨付きを与えたことを意味します。
一方で、店頭やネット通販で安価に販売されているものの中には、「研究用」と書かれたキットも存在します。研究用キットは、あくまで研究目的で作られたものであり、国による性能評価を受けていません。そのため、感度や特異性が承認されたキットに比べて低い可能性があり、検査結果が誤っているリスクがあります。
自分や家族の健康、そして社会的な行動の判断材料とするためには、必ず「体外診断用医薬品」の表示がある製品を選びましょう。
万が一、検査結果が陽性であった場合、承認されたキットの結果であれば、医療機関での確定診断を待つことなく、すぐに自宅での療養や行政への報告といった次の行動に移ることができます。研究用キットでは、このような医療上の判断材料とすることはできません。
購入の際には、パッケージの小さな文字までしっかりと確認し、不安な場合は薬剤師や登録販売者に相談してくださいね。安心と正確性を第一に考えることが、感染症対策の基本です。
「体外診断用医薬品」と「研究用」の違いを徹底解説
多くの人が混同しがちな「体外診断用医薬品」と「研究用」の検査キットについて、さらに詳しく、その違いと法的根拠を解説します。
体外診断用医薬品(承認済キット):
- 目的: 疾病の診断、治療経過の観察、疾病予防などを目的として使用されます。
- 承認: 厚生労働省による厳格な審査(有効性、安全性、品質)をクリアし、承認番号が付与されています。
- 信頼性: 検査キットの性能(感度や特異度)が公的に保証されており、結果が医療機関での診断の補助として活用できます。
- 販売場所: 薬局、ドラッグストア、厚生労働省に届け出を出したネット通販業者でのみ販売が許可されています。
- 価格: 審査コストが反映されるため、研究用に比べて価格が高い傾向にあります。
研究用(未承認キット):
- 目的: あくまで、学術研究や性能評価を目的として使用されるものです。
- 承認: 厚生労働省による審査を受けていないため、診断の補助として使用することはできません。
- 信頼性: 性能が保証されておらず、偽陽性(感染していないのに陽性となる)や偽陰性(感染しているのに陰性となる)のリスクが承認済キットより高い可能性があります。
- 販売場所: 特に制限がなく、一部の薬局、雑貨店、ECサイトなどで販売されています。
- 価格: 開発・審査コストがかからないため、安価に販売されていることが多いです。
「研究用」キットは、その安さから手軽に購入しやすいかもしれませんが、その結果に基づいて行動してしまうと、感染を広げてしまったり、適切な医療を受けそびれてしまったりする危険性があります。
モモストアからのアドバイスとして、「診断」や「感染の有無の確認」を目的とするならば、絶対に「体外診断用医薬品」を選ぶべきです。価格よりも正確性と安心を最優先に考えてください。
インフルエンザ検査キットの販売と使い方のポイント
冬場になると新型コロナと並んで猛威を振るうのがインフルエンザです。インフルエンザの検査キットも、新型コロナと同様に薬局やドラッグストアで購入できます。
インフルエンザ抗原検査キットも、基本的には「体外診断用医薬品」として販売されており、自宅で簡単に検査できます。検査方法は、鼻の奥の粘膜を採取するタイプが主流ですが、最近では唾液で検査できるタイプも増えており、特に小さなお子様や鼻の粘膜採取に抵抗がある方には人気です。
インフルエンザ検査キットを使う上での重要なポイント
- 発症から適切な時間経過後に使用する:インフルエンザウイルスは、感染直後や発症直後(例えば発熱から3時間以内など)では、まだ体内のウイルス量が少なく、キットの感度では検出できない場合があります。そのため、多くの場合、発熱から12時間〜24時間程度経過した後の使用が推奨されています。早すぎる検査は「偽陰性」(本当は感染しているのに陰性)となる可能性を高めてしまいます。
- 使用説明書をよく読む:キットによって検体の採取方法や、試薬を混ぜる手順、判定時間(通常は10〜15分)が異なります。自己判断せず、必ず説明書通りに操作を行ってください。特に判定時間を過ぎた後の結果は無効となるため、タイマーを使って正確に時間を計りましょう。
- 結果の自己判断はしない:キットで陽性が出た場合は、すぐに医療機関に相談しましょう。陰性であったとしても、症状が続く場合は「偽陰性」の可能性があるため、時間を置いて再検査するか、医療機関を受診することが大切です。
薬局では、インフルエンザの検査キットは冬のシーズンに入ると、マスクや解熱剤の近くなど、目立つ場所に陳列されることが多いです。ただし、品薄になることも予想されるため、症状が出る前から事前に購入し、家庭に備蓄しておくことも賢明な対策と言えるでしょう。使用期限も確認しつつ、準備を進めておくのがおすすめです。
もし、インフルエンザと新型コロナ、どちらの症状かわからない場合は、次に解説する「同時検査キット」の利用も検討してみてください。
インフルエンザと新型コロナの同時検査キットについて
近年、感染症対策の進化に伴い、インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスの両方を一度に検査できる「同時検査キット」が薬局やネット通販で販売されるようになりました。
この同時検査キットは、特に症状が似ている流行初期や、どちらのウイルスが原因か特定しにくい場合に非常に有用です。
同時検査キットのメリット
- 時間と手間を節約:検体採取が一度で済むため、鼻の奥を拭うなどの手間が一度で済みます。
- 迅速な判断:一つのキットでインフルエンザA型・B型、そして新型コロナウイルスの3種類の判定が同時に行えるため、短時間で次の行動(医療機関への相談、療養など)を決定できます。
- 備蓄の効率化:両方のキットを個別に用意する必要がないため、家庭での備蓄スペースを節約できます。
ただし、同時検査キットも通常の検査キットと同様に、「体外診断用医薬品」の表示がある製品を選ぶことが大前提です。
同時検査キットは非常に人気が高いため、感染症の流行が始まった初期には、薬局やネット通販で一時的に品薄になることがあります。もし「念のため備えておきたい」という場合は、早めに購入しておくことを強くおすすめします。
また、これらのキットはあくまで「抗原」を検出するものであり、特に発症直後は偽陰性の可能性もあるため、結果が陰性であっても症状が悪化する場合は、ためらわずに医療機関を受診してくださいね。
その他の検査キット(性病・アレルギーなど)の薬局での取り扱い状況
感染症検査キットの他にも、薬局やネット通販では様々な健康状態をチェックするための郵送型検査キットが販売されています。これらは主に「セルフチェック」の目的で使われるもので、薬局での取り扱いは店舗の規模や地域性によって大きく異なります。
薬局で取り扱いがある主な郵送型検査キットの例
- 性病検査キット:クラミジア、淋菌、梅毒、HIVなどの性感染症(STD)を調べるためのキットです。自宅で尿や血液、粘膜を採取し、匿名で専門機関に郵送します。結果はWeb上で確認できるシステムが一般的で、プライバシーが完全に守られるため、店頭購入や病院受診に抵抗がある方に選ばれています。
- アレルギー検査キット:食物や花粉など、特定のアレルゲン(アレルギーの原因物質)に対する反応を調べるキットです。指先から少量の血液を採取して郵送します。原因不明の体調不良やアレルギー症状に悩む人が、原因特定の一歩として利用しています。
- がんリスク検査キット:血液や尿、便などから、特定のがんのリスクを高める可能性のある物質を調べるものです。あくまで「リスクチェック」であり、これでがんの確定診断ができるわけではありませんが、早期発見のためのきっかけとして利用されます。
- 生活習慣病・健康診断代行キット:血糖値、コレステロール値、肝機能などを自宅で手軽にチェックできるキットです。健康診断を受ける時間がない忙しいビジネスパーソンなどに人気があります。
これらの郵送型検査キットは、医薬品ではないため、薬局の一般商品コーナーや、健康食品・サプリメントの近くに陳列されていることが多いです。特に大型のドラッグストアでは、健康サポート商品の一環として豊富な種類を取り揃えています。
しかし、どの薬局でも必ず売っているとは限りません。もし特定のキットを探している場合は、ネット通販を利用するか、大型のフラッグシップ店を訪れることをおすすめします。ネット通販なら、各種検査キットの比較も容易にでき、自分に合ったものを見つけやすいでしょう。
郵送検査キットを利用する際のメリット・デメリット
郵送検査キットは非常に便利ですが、利用にあたってはメリットとデメリットの両方を理解しておく必要があります。
メリット
- 高いプライバシー保護:匿名で検査が可能で、病院へ行く必要がないため、他人に知られる心配がありません。
- 時間と場所の制約なし:24時間いつでも、自宅で自分の都合の良い時間に検体を採取できます。
- 手軽さ:簡単な手順で採取でき、郵送もポスト投函で済むものがほとんどです。
デメリット
- 即効性がない:検体を郵送してから結果が出るまでに数日から1週間程度かかります。
- 診断ではない:あくまで「検査」であり、結果は医師による確定診断の代わりにはなりません。異常が見つかった場合は、必ず医療機関を受診する必要があります。
- 採血の難しさ:血液検査の場合、自分で指先を刺して採血する手順があり、人によっては難しく感じる場合があります。
郵送検査キットは、「不安を解消する第一歩」として非常に有効な手段です。もし結果に異常が見られた場合は、その検査結果を印刷して持参し、医療機関に相談することで、スムーズに次のステップに進むことができますよ。
【重要】検査キットを選ぶ際の3つのチェックポイント
様々な検査キットが販売されている中で、「どれを選べばいいの?」と迷うのは当然のことです。ここでは、特に感染症関連のキットを選ぶ際に、絶対にチェックすべき3つのポイントを解説します。
この3点を抑えるだけで、安心して信頼できるキットを選ぶことができるようになります。
チェックポイント1:厚労省承認「体外診断用医薬品」の有無
これは、すでに何度も強調している点ですが、検査キット選びの最重要ポイントです。特に新型コロナやインフルエンザなどの感染症の検査キットを購入する場合、必ずパッケージや商品情報に以下のいずれかの記載があるか確認してください。
- 「体外診断用医薬品」
- 厚生労働省による「承認番号」
この表示がない「研究用」キットは、その結果が間違っている可能性を否定できません。自己判断を誤ると、感染を広げてしまったり、治療が遅れたりする原因にもなりかねません。多少価格が高くても、正確性が保証された承認済キットを選ぶことが、あなた自身の健康と周囲への配慮に繋がります。
チェックポイント2:検体採取の方法と使いやすさ
検査キットは、正しく検体(サンプル)を採取しなければ、正確な結果は得られません。検体採取の方法には主に以下の種類があります。
- 鼻腔ぬぐい液:鼻の穴の奥を綿棒で拭う方法。少し刺激があるものの、ウイルスの排出量が多いため感度が高いとされています。
- 唾液:口の中に唾液を溜めて採取する方法。簡単で痛みがないため、小さいお子様や高齢者におすすめですが、唾液の量や状態によっては結果に影響が出ることがあります。
あなたがストレスなく、確実に検体を採取できる方法のキットを選ぶことが、検査の成功に直結します。初めて検査する方は、唾液採取タイプのキットから試してみるのも良いでしょう。パッケージに記載されている「採取方法」を必ず確認してください。
チェックポイント3:発症後の推奨使用時期とキットの感度
検査キットには、それぞれ「いつ使うのが最も正確な結果を得られるか」という推奨使用時期があります。
- インフルエンザ:発熱から12時間〜24時間経過後が推奨されることが多いです。
- 新型コロナ:発熱などの症状が出た日から、比較的早い段階で検出可能とされていますが、発症後2〜9日目が最もウイルス量が多く、正確性が高まるとされています。
また、キットの性能を示す「感度」や「特異度」が高い製品を選ぶことも重要です。感度とは「陽性の人を正しく陽性と判定できる割合」、特異度とは「陰性の人を正しく陰性と判定できる割合」です。これらの情報が公表されている製品を選ぶことで、より信頼性の高い結果を得ることができます。
安価なだけで選ばず、正確性、使いやすさ、そして承認の有無の3点を総合的に判断して、あなたの健康を守るための検査キットを選んでくださいね。
検査キットの相場価格帯と安くお得に買う方法
検査キットは、特に感染症の流行期には、家庭の常備薬として複数個備蓄しておきたいものです。しかし、種類によっては価格が高く、購入に躊躇してしまうこともあるでしょう。ここでは、一般的な検査キットの相場価格帯と、賢く安く購入する方法をご紹介します。
相場価格帯の目安(新型コロナ・インフルエンザ抗原検査キット)
薬局やネット通販で販売されている、厚生労働省承認済みの「体外診断用医薬品」の抗原検査キットの価格帯は、以下のようになっています。
| キットの種類 | 一般的な相場価格(1個あたり) | 購入場所による傾向 |
| 新型コロナ単体キット | 1,500円~2,500円程度 | ネット通販や大容量パックの方が割安になる傾向 |
| インフルエンザ単体キット | 1,800円~3,000円程度 | 新型コロナキットよりやや高めの場合がある |
| 同時検査キット | 2,500円~4,000円程度 | 両方を個別に買うよりは割安になることが多い |
「研究用」キットは、上記相場よりもかなり安価(数百円〜1,000円程度)で販売されていることがありますが、前述の通り、正確性が保証されていないため、購入は避けるべきです。
安くお得に検査キットを購入する賢い方法
検査キットを安く、お得に手に入れるには、購入する場所やタイミングを工夫することが大切です。
- ネット通販で「まとめ買い」をする:Amazonや楽天市場では、5個入り、10個入りといった複数個パックが用意されています。まとめて購入することで、1個あたりの単価が大幅に下がり、最もお得に購入できる方法の一つです。使用期限を確認し、家庭の備蓄としてまとめて購入しましょう。
- ドラッグストアの「ポイントデー」を狙う:ウエルシア薬局のTポイントデー、マツキヨのポイントアップデーなど、各ドラッグストアチェーンは独自のポイントサービスを行っています。これらの日に購入することで、実質的に割引価格で手に入れることができます。特にウエルシアは夜間も営業している店舗が多いため、ポイントデーの活用は非常におすすめです。
- 「流行前の備蓄時期」に購入する:インフルエンザや新型コロナの流行が本格化する直前は、まだ在庫が豊富で価格も安定している傾向があります。流行期に入ると、一時的に品薄になり価格が高騰したり、割引率が下がったりすることがあるため、早めの準備が節約に繋がります。
検査キットは、単価が高いため、これらの方法を駆使して少しでも安く手に入れることができれば、家計への負担を減らすことができます。特にネット通販は価格比較が容易なので、複数のショップをチェックして最安値を見つけるのが最も簡単な方法です。
検査キットで陽性が出たらどうすればいい?
自宅で検査キットを使用し、もし結果が「陽性」と出たら、誰でも戸惑ってしまうことでしょう。しかし、事前に次の行動ステップを把握しておけば、冷静に対応することができます。ここでは、新型コロナやインフルエンザの検査キットで陽性反応が出た場合の一般的な流れと、知っておくべきことを解説します。
ステップ1:冷静になり、まずは自宅で安静にする
陽性反応が出た場合、すぐにパニックになる必要はありません。まずは、自分と家族の安全を確保することが最優先です。職場や学校への連絡も必要になりますが、その前に以下の行動をとりましょう。
- 家族と空間を分ける:可能であれば、自宅内でも個室に移動し、家族との接触を最小限に抑えてください。マスクを着用し、換気を徹底しましょう。
- 症状を記録する:いつから発熱や咳、倦怠感などの症状が出たか、体温は何度か、などを記録しておきましょう。医療機関に相談する際に重要な情報となります。
- 外出を控える:陽性結果が出た時点で、不要不急の外出は厳に控えてください。
特に、厚生労働省承認の「体外診断用医薬品」での陽性結果は、信頼性が高い情報として取り扱われます。
ステップ2:医療機関や自治体に相談する
陽性結果が出た後の対応は、住んでいる地域や、その時の感染症の流行状況、そしてあなたの年齢や持病の有無によって異なります。
- かかりつけ医に電話で相談:まずは、かかりつけの医療機関に電話で相談しましょう。その際、「自宅の検査キット(製品名も)で陽性が出た」ことを伝えてください。医療機関の指示に従って受診の予約をとるか、自宅療養の指示を受けます。
- 自治体の相談窓口を利用する:かかりつけ医がいない場合や、夜間などで連絡がつかない場合は、各自治体が設けている「発熱相談センター」などの窓口に電話で相談しましょう。適切な医療機関の紹介や、療養に関するアドバイスを受けることができます。
- 重症化リスクがある場合:高齢者、基礎疾患のある方、妊娠中の方など、重症化リスクが高い方は、すぐに医療機関に相談することが重要です。
自己判断で医療機関に直接行かず、必ず事前に電話で連絡を入れるのがルールです。これは、他の患者さんへの感染を防ぐための重要な配慮となります。
陰性であっても症状が続く場合は、時間を置いて再検査を行うか、医療機関を受診することも忘れないでください。体調の変化を注意深く観察し、早めの行動を心がけましょう。
期限切れや余った検査キットの正しい処分方法
検査キットは、感染症が落ち着いたり、備蓄を更新したりする過程で、期限が切れてしまったり、使わずに余ってしまったりすることがあります。これらをどのように処分すれば良いのか、迷いますよね。ここでは、衛生的に、そして環境に配慮した正しい処分方法を解説します。
期限切れの検査キットの処分
検査キットには、試薬の性能を保証するための「使用期限」が設定されています。期限が切れたキットは、たとえ未開封であっても正確な結果が得られない可能性があるため、使用せずに処分してください。処分方法は以下の通りです。
- 一般ごみとして捨てる:期限切れで未使用のキットは、基本的に自治体のルールに従って可燃ごみとして処分できます。ただし、自治体によっては「資源ごみ」や「不燃ごみ」と指定されている場合もあるため、念のためお住まいの地域の分別ルールを確認してください。
- 試薬の処理:キットに含まれる試薬は、微量ですが化学物質です。多くの場合、一般的な家庭ごみとして捨てても問題ありませんが、不安な場合は試薬が入った容器を二重に袋に入れて捨てるなど、他のごみと混ざらないように配慮しましょう。
使用後の検査キットの処分(最も重要)
使用後の検査キット、特に検体(鼻腔ぬぐい液や唾液)が付着した部分には、ウイルスが含まれている可能性があります。感染拡大を防ぐため、以下の手順で「感染性廃棄物」に準じた処理をしましょう。
- 二重のビニール袋に入れる:使用済みの綿棒や試薬の入った容器など、キットの全てをプラスチック製の袋に入れ、しっかりと口を縛ります。
- 消毒液を吹きかける(推奨):袋を縛る前に、市販の家庭用塩素系漂白剤を薄めた液や、アルコール消毒液をキットの表面に軽く吹きかけてから袋を縛ると、より安心です。
- 「可燃ごみ」として処分:二重に厳重に包んだ後、「燃えるごみ」として処分します。ごみを出す際に、他のごみと区別するために「キケン」や「使用済み」などのメモを貼ると、収集作業員の方への配慮になります。
- 自治体ごとの特別ルールを確認:過去には、特定の感染症検査キットについて、自治体が特別な回収方法を指定していた時期もあります。お住まいの自治体の公式サイトで最新の情報を確認してください。
安全な環境を守るためにも、使用後のキットは「汚染されているもの」として扱い、ルールを守って正しく処分することを心がけましょう。
検査キットの販売状況に関するモモストアからのアドバイス
最後に、モモストアから、検査キットの購入と利用に関する総括的なアドバイスをお届けします。この情報が、あなたの健康管理の一助となれば幸いです。
備蓄は「承認済キット」で「流行前」に
検査キットは、体調不良を感じた「その時」に手元にあることが重要です。感染症の流行期に入ると、薬局でもネット通販でも在庫が不安定になりがちです。そのため、流行が始まる前の夏から秋口にかけて、承認済みの「体外診断用医薬品」を家族の人数分、少し多めに備蓄しておくことを強くおすすめします。使用期限も確認し、ローリングストック(古いものから使い、使った分だけ補充する)を実践しましょう。
郵送キットは「健康のきっかけ」として活用する
感染症以外の郵送型検査キット(性病、アレルギー、がんリスクなど)は、病気の確定診断をするものではありませんが、「自分の健康状態を知るきっかけ」として非常に優秀です。健康診断で異常が見つからなかったけれど、どこか調子が悪いという方は、郵送キットで体の内側をチェックしてみるのも良いでしょう。異常が見つかれば、それを手がかりに専門医を受診できます。
ネット通販は「比較」と「安心」のために利用する
薬局の店頭では、時間的な制約や品揃えの制約がありますが、ネット通販はそれを全て解消してくれます。購入の際は、価格だけでなく、販売元の信頼性、発送のスピード、そして何よりも「体外診断用医薬品」の表示がしっかりとあるかを確認してください。ネット通販を上手く利用することで、より安く、より安心して、必要なキットを手に入れることができます。
モモストアは、あなたの健康を第一に考えています。もし検査キットの選び方や、結果が出た後の対応についてさらに詳しく知りたいことがあれば、いつでもご相談くださいね。この記事が、皆さんの安心に繋がることを願っています。

