薬局でコンタクトレンズは売ってる?購入できる種類や選び方、注意点まで徹底解説!
「急にコンタクトレンズがなくなった!」「いつものお店に行く時間がない!」
そんな時、身近なドラッグストアや薬局でコンタクトレンズが買えたら、本当に便利ですよね。
結論からお伝えすると、多くの薬局やドラッグストアでコンタクトレンズは販売されています。しかし、
「どの種類が買えるの?」「度ありも大丈夫?」「処方箋は本当にいらないの?」といった疑問を持つ方がとても多いんです。
この記事では、筆者モモストアが、薬局でのコンタクトレンズの購入に関する
あらゆる疑問をスッキリ解決!販売されているコンタクトの種類から、購入時の注意点、
そして賢い選び方のコツまで、詳しく分かりやすく解説していきますね。
・【度あり・度なし】薬局で買えるコンタクトレンズの種類を徹底チェック
・ワンデー?2週間?薬局で取り扱いのある使用期限タイプ
・カラコン(サークルレンズ)は薬局でも手に入る?
・主な薬局・ドラッグストア別のコンタクトレンズ取り扱い状況リスト
- 薬局やドラッグストアでコンタクトレンズは本当に買えるの?
- 【度あり・度なし】薬局で買えるコンタクトレンズの種類を徹底チェック
- ワンデー?2週間?薬局で取り扱いのある使用期限タイプ
- カラコン(サークルレンズ)は薬局でも手に入る?
- 主な薬局・ドラッグストア別のコンタクトレンズ取り扱い状況リスト
- 薬局でコンタクトを買うメリット・デメリットとは?
- 薬局でのコンタクトレンズ購入時に処方箋は必要?法律の正しい解釈
- 【価格比較】薬局と眼科・通販サイトで値段はどれくらい違う?
- コンタクトレンズを薬局で購入する際の注意点と選び方のコツ
- 薬局で買えるおすすめのコンタクトレンズケア用品と周辺グッズ
- 突然のトラブル時にも!薬局コンタクトの賢い活用術
- 薬局で希望のコンタクトが見つからない場合の代替購入先
- モモストアが教える!コンタクトレンズ通販サイトの賢い活用法
薬局やドラッグストアでコンタクトレンズは本当に買えるの?

多くの方がまず抱く疑問、「そもそも薬局でコンタクトレンズなんて売ってるの?」という点ですが、答えは「イエス!」です。
現在の法律では、コンタクトレンズは「高度管理医療機器」に分類されています。この高度管理医療機器の販売許可を得ている店舗であれば、薬局やドラッグストアでもコンタクトレンズを販売することができるんです。
そのため、皆さんがよく利用するような大手ドラッグストアのほとんどが、コンタクトレンズの取り扱いをしています。
ただし、ここで一つ注意が必要なポイントがあります。
販売されているのは「一般向け」のコンタクトレンズが中心
薬局で売られているコンタクトレンズは、取り扱いの幅が眼科や専門店ほど広くないことが多いです。
具体的には、利用者が多く、規格が標準的な商品(例えば、ワンデータイプや人気ブランドのカラコンなど)が中心となっています。
例えば、特殊な乱視用レンズや遠近両用レンズの一部、非常に高価なシリコーンハイドロゲル素材の製品などは、
在庫として置かれていない、あるいは取り扱い自体がない薬局も珍しくありません。
特に、高度な視力矯正が必要な方や、目に特別な悩みがある方は、事前に店舗に確認するか、
やはり眼科や専門の通販サイトを利用するのが賢明です。
なぜ薬局でも販売できるようになったの?
以前はコンタクトレンズの購入は、眼科の隣接店や専門店が主流でしたが、
薬事法(現:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の改正により、
高度管理医療機器の販売業の許可基準を満たせば、多様な場所での販売が可能になりました。
これは、消費者の利便性を向上させるための大きな変化でした。
ただし、この変化はあくまで販売経路の話であり、目の健康管理の重要性が薄れたわけではありません。
モモストアとしても、利便性は大切ですが、
初めてコンタクトレンズを使う方や、目に異常を感じている方は、必ず眼科の受診を優先してほしいと強くお伝えしておきたいです。
コンタクトレンズは目に直接装用する高度な医療機器です。手軽に買えるからこそ、正しい知識を持って使うことが、
あなたの目の健康を守る上で最も重要なことになります。
【豆知識】
高度管理医療機器の販売には、「高度管理医療機器等販売業・賃貸業許可」が必要です。
薬局やドラッグストアは、この許可を都道府県知事から受けているため、コンタクトレンズの販売が認められているんです。
【度あり・度なし】薬局で買えるコンタクトレンズの種類を徹底チェック
薬局でコンタクトレンズが買えると分かったところで、次に気になるのは「どんな種類のものが買えるのか?」という点でしょう。
特に、度数が入っているコンタクトレンズ(度あり)が買えるのかどうかは、多くの方にとって重要なポイントですよね。
ほとんどの薬局で「度あり」も「度なし」も購入可能
結論から言うと、薬局で販売されているコンタクトレンズには、度あり(視力補正用)も度なし(おしゃれ用や保護用)も両方含まれています。
これは、度ありのコンタクトレンズも、度なしのカラーコンタクトレンズも、同じく「高度管理医療機器」に分類されるためです。
ただし、在庫として置かれている度数やベースカーブ(BC)には限りがあります。薬局の店頭に並んでいるのは、
比較的ポピュラーな近視の度数(-1.00から-6.00くらいまで)と、標準的なBC(8.6か8.7など)であることが多いです。
ご自身の度数やBCが特殊な場合や、乱視用(トーリック)や遠近両用(マルチフォーカル)が必要な場合は、
店頭の在庫を探しても見つからない可能性が高いです。そのような場合は、店員さんに確認するか、
後述する通販サイトの利用を検討してみてください。
特に購入しやすいのは「度なし」と「低度数」
薬局やドラッグストアの陳列棚をチェックすると、特に目立つ場所に並んでいるのは、以下のタイプのコンタクトレンズです。
- 度なしのサークルレンズ・カラコン
- 度なしのクリアレンズ
- 度数控えめの近視用クリアレンズ(-0.50から-3.00程度)
これらは、「ちょっと試したい」「軽い視力補正で十分」というニーズに合致するため、
各メーカーも薬局ルートでの流通を強化している傾向があります。
【確認すべき主要なスペック】
購入前に、ご自身のコンタクトレンズの箱や処方箋で、以下の項目を確認しておきましょう。
| 項目 | 意味 | 薬局での在庫状況 |
|---|---|---|
| PWR (Power) / SPH (Sphere) | 度数(-0.50, -3.75など) | 在庫に限りがある。高規格は通販推奨。 |
| BC (Base Curve) | レンズのカーブ(8.4, 8.7など) | 標準的なもの(8.6など)が中心。 |
| DIA (Diameter) | レンズの直径(14.0, 14.5mmなど) | 一般的なサイズは豊富。カラコンは大きめが多い。 |
BCが合わないレンズを使用すると、目の痛みや充血、視界不良などのトラブルにつながる可能性があります。
薬局で「とりあえず」で買う場合も、BCだけは必ず自分の目に合ったものを選んでくださいね。
【外部リンク】コンタクトレンズのBCが目に合わないとどうなる?
ワンデー?2週間?薬局で取り扱いのある使用期限タイプ
コンタクトレンズには、大きく分けて「1日使い捨て(ワンデー)」「2週間交換(2ウィーク)」
そして「1ヶ月交換」や「頻回交換」といった使用期限のタイプがあります。
薬局では、これらのうちどのタイプが多く取り扱われているのでしょうか?
最も買いやすいのは「ワンデータイプ」
圧倒的に在庫が豊富で、見つけやすいのはワンデータイプのコンタクトレンズです。
これには、いくつか理由があります。
- 手入れ不要の利便性: ケア用品が不要で、すぐに使えて捨てられるため、急なニーズに対応しやすい。
- 衛生面の安心感: 毎日新しいものを使うため、トラブルのリスクが比較的低いとされ、初めての方にも勧めやすい。
- 在庫リスクの分散: 2ウィークなどの高額な製品に比べて、少量パックもあり、薬局側も在庫を抱えやすい。
ワンデーは、旅行やスポーツの時だけ使いたい、普段はメガネだけどたまにコンタクト、という方にも人気が高いため、
薬局の店頭でも多くの種類や度数が揃えられている傾向があります。
「2週間交換」は一部の大型店舗のみの取り扱いが多い
2週間交換タイプのコンタクトレンズは、ワンデーに比べて単価が高く、購入後に専用のケア用品が必要となります。
そのため、薬局側としては、ワンデーに比べて需要や回転率が劣る可能性があると判断され、
取り扱いがない店舗や、ごく一部の人気商品のみを置いている店舗が多いのが現状です。
もし、普段から2ウィークを使用されている方が薬局で購入を考えているなら、
事前に大型のドラッグストアや、ショッピングセンター内の薬局を探すのがおすすめです。
これらの店舗は在庫スペースが広く、品揃えが豊富であることが期待できます。
月間タイプやハードコンタクトはほぼ見かけない
「1ヶ月交換タイプ」や「ハードコンタクトレンズ」については、薬局の店頭で見かけることは非常に稀です。
特にハードコンタクトレンズは、眼科でのフィッティングが非常に重要であり、
万が一の際の破損や再購入のニーズも専門的なため、眼科や専門店の領域となっています。
月間タイプも、コスト効率は良いものの、ケア用品が必須であり、
長期在庫のリスクもあるため、薬局での流通は一般的ではありません。
【タイプ別の主な販売経路】
| タイプ | 薬局での取り扱い | 購入のしやすさ |
|---|---|---|
| ワンデー | ◎(非常に豊富) | 急な購入に最適。 |
| 2ウィーク | △(一部店舗・人気商品のみ) | 事前に確認が必要。 |
| 1ヶ月交換 | ×(ほとんどなし) | 通販サイトや専門店推奨。 |
| ハードレンズ | ×(なし) | 眼科・専門店のみ。 |
モモストアからのアドバイスとして、薬局は「緊急時」や「ワンデー」の補給場所として活用し、
継続的に使用する2ウィークや高規格レンズは、
お得で種類豊富な信頼できる通販サイトの定期購入などを利用するのが最も賢い方法だと考えます。
カラコン(サークルレンズ)は薬局でも手に入る?
おしゃれを楽しむためのカラコン(カラーコンタクトレンズ)や、
瞳の輪郭を自然に強調するサークルレンズについても、薬局での取り扱いが気になるところですよね。
若い世代を中心に需要が高いため、実は薬局でも非常に多くの製品が並んでいます。
カラコンは薬局の主力商品の一つ
薬局やドラッグストアにおいて、カラコンやサークルレンズは、化粧品や美容関連商品の延長として、
非常に重要なカテゴリと位置づけられています。
そのため、通常のクリアレンズよりも、カラコンの方が種類やブランドの選択肢が多い、という店舗も珍しくありません。
特に、有名なタレントやモデルがプロデュースしたトレンド感のあるカラコンや、
ナチュラルメイクにも合わせやすい自然なサークルレンズは、
多くの薬局の入り口付近や、目立つ棚に陳列されています。
「度なし」カラコンはすぐに購入可能!「度あり」は在庫次第
カラコンを購入する際、以下のポイントに注意してください。
- 度なしカラコン(±0.00): 在庫が豊富です。パッケージを見てデザインや色を選べば、すぐに購入できます。
- 度ありカラコン(-0.50~): こちらも取り扱いはありますが、選べる度数に限界があります。
特に-6.00を超えるような強度近視用のカラコンは、店頭には置かれていないことがほとんどです。
また、クリアレンズと同じく、BC(ベースカーブ)が合わないと危険ですので、必ず確認しましょう。
また、カラコンはDIA(レンズの直径)が大きめの製品が多いため、
目に負担がかかりやすい側面もあります。長時間装用は避け、
目の異変を感じたらすぐに使用を中止する勇気も必要です。
カラコン選びで注意したい2つのポイント
薬局で手軽に買えるからこそ、カラコン選びは慎重に行う必要があります。
適切なBCとDIAを選ぶ
瞳を大きく見せたい気持ちは分かりますが、DIA(直径)が大きすぎると、涙の循環が悪くなり、目に酸素が行き渡りにくくなります。
また、BC(ベースカーブ)が合わないと、レンズがずれたり、目に張り付いたりして、トラブルの原因となります。
初めてカラコンを使う方は、必ず眼科でBC測定をしてもらいましょう。
適切な使用期限を守る
カラコンも、クリアレンズと同じく「ワンデー」と「2ウィーク」が主流です。
特にワンデータイプのカラコンを、「まだ使えるかも」と2日以上使ってしまうのは絶対にNGです。
目の健康を最優先に、必ず指定された使用期限を守りましょう。
モモストアでも、おしゃれは楽しんでほしいと思いますが、
目の安全はファッションよりもずっと大切です。
手軽に買える薬局だからこそ、適正な製品を選び、正しく使ってくださいね。
主な薬局・ドラッグストア別のコンタクトレンズ取り扱い状況リスト
では、具体的にどの薬局やドラッグストアでコンタクトレンズが販売されているのか、
皆さんがよく利用するであろう主なチェーン店の取り扱い傾向について、モモストアが調査した結果をご紹介します。
主要ドラッグストアの傾向
大手チェーン店のほとんどがコンタクトレンズの販売許可を持っており、
特に都市部や大型店舗では、力を入れて販売しています。
| チェーン店名 | 取り扱い傾向 | 特に強いジャンル |
|---|---|---|
| マツモトキヨシ | 非常に積極的。自社PBや独占販売品あり。 | ワンデー、人気カラコン、ケア用品。 |
| スギ薬局 | 店舗による差はあるが、大型店は豊富。 | ワンデーのクリアレンズ、比較的ベーシックな製品。 |
| ウエルシア | 一部店舗で専用のコーナーを設置。 | ワンデー、低度数の度あり、ケア用品。 |
| ココカラファイン | 立地によっては種類が少ないこともあるが、度なしカラコンは充実。 | 度なしカラコン、低~中度数のクリアレンズ。 |
| サンドラッグ | 大手メーカーの定番商品を中心に扱う。 | ワンデーの定番品、2ウィークの一部。 |
ご覧の通り、どのチェーン店も「ワンデー」の「クリアレンズ」と「人気カラコン」に力を入れていることが分かります。
「2ウィーク」や「高スペック」の製品は、やはり在庫を持つリスクから、限定的になっているようです。
個別の店舗への確認が必須!
上記の傾向はあくまで一般的なものであり、店舗の規模や立地、営業時間によって、品揃えは大きく異なります。
例えば、駅前の小型店や、処方箋調剤がメインの薬局では、コンタクトレンズの取り扱いがない、
あるいは度なしカラコン数種類のみ、といったこともあります。
もし、特定のメーカーや度数のコンタクトレンズを求めている場合は、
無駄足にならないよう、事前に店舗の公式サイトで確認するか、直接電話で問い合わせることを強くおすすめします。
【確認する際のポイント】
- 希望のメーカー名と商品名(例:アキュビューモイスト)
- 希望の度数(例:-3.50)
- 希望のベースカーブ(例:8.6)
これらの情報を伝えることで、店員さんもスムーズに在庫を確認してくれますよ。
【外部リンク】マツモトキヨシのコンタクトレンズ取り扱い情報
薬局でコンタクトを買うメリット・デメリットとは?
薬局でコンタクトレンズが買えることは、とても便利な一方で、
眼科や通販サイトを利用する場合と比べて、いくつかのメリットとデメリットがあります。
賢く利用するために、それぞれのポイントを理解しておきましょう。
薬局購入の3つの大きなメリット
1. 購入の即時性・手軽さ
これが薬局の最大のメリットです。営業時間内であれば、思い立った時にすぐに購入できます。
「うっかり最後の一個を使ってしまった」「旅行先で破損した」といった
緊急時のニーズに即座に対応できるのは、他の購入方法にはない強みです。
2. ポイントやクーポンが使える
ほとんどの薬局チェーン店では、独自のポイントカードやアプリがあり、コンタクトレンズの購入にもポイントが付きます。
また、クーポンや割引デーを利用すれば、通常価格よりも安く手に入れられるチャンスがあります。
日用品の買い物ついでに購入できるのも、時間と労力の節約になりますね。
3. ケア用品とセットで買える
2ウィークなどの交換レンズを使っている方にとって、ケア用品は必須です。
コンタクトレンズ本体と、洗浄液や保存液を同時に購入できるのは、薬局ならではの利便性です。
店員さんに相談して、ご自身のレンズに合ったケア用品を選んでもらうことも可能です。
無視できない3つのデメリット
1. 品揃えの限定性
前述の通り、特殊な度数、乱視用、遠近両用、高スペックな新製品などは、ほとんど取り扱いがありません。
特に目の状態がデリケートな方は、希望の商品が見つからない可能性が高いです。
2. 専門的なアドバイスの限界
薬局の店員さんは、登録販売者や薬剤師ではありますが、眼科医や視能訓練士ではありません。
商品の説明や一般的な使用方法については教えてくれますが、
あなたの目の状態に基づいたフィッティングや医学的なアドバイスはできません。
目の健康を考えると、ここは大きなデメリットとなります。
3. 価格が高めになることが多い
一般的に、薬局の店頭価格は、眼科隣接店や大手通販サイトの価格よりも割高に設定されていることが多いです。
緊急時やクーポン利用時なら良いですが、継続的に使う場合は、
年間で考えるとかなりのコスト差になってしまいます。特に2ウィーク以上の製品は顕著です。
【購入経路別比較テーブル】
| 項目 | 薬局・ドラッグストア | 眼科隣接店 | 大手通販サイト |
|---|---|---|---|
| 即時性 | ◎(すぐ買える) | △(診察が必要な場合がある) | ×(配送待ち) |
| 品揃え | △(限定的) | ◎(処方箋があればほぼ全て) | ◎(非常に豊富) |
| 目の安全性 | △(自己責任) | ◎(プロの診断とフィッティング) | △(自己責任) |
| 価格 | △(割高なことが多い) | ×(最も高い傾向) | ◎(最も安い傾向) |
モモストアは、薬局を「ピンチヒッター」として使うことをおすすめします!
普段は価格が安く、豊富な種類から選べる通販サイトを利用し、急ぎの時だけ薬局に頼る、というのが最も効率的で経済的な使い方ですよ。
薬局でのコンタクトレンズ購入時に処方箋は必要?法律の正しい解釈
コンタクトレンズを購入する際、多くの方が最も疑問に思うのが「処方箋の必要性」でしょう。
薬局で購入する場合、果たして処方箋は必要なのでしょうか?
この点については、法律に基づいた正しい知識を持つことが非常に重要です。
法律上は「処方箋なし」で購入可能
日本の法律(薬機法)においては、コンタクトレンズは「高度管理医療機器」と定められていますが、
「処方箋の提出」や「指示書の提示」を義務付ける規定はありません。
つまり、極端な話ですが、法律上は処方箋がなくてもコンタクトレンズを購入することは可能なのです。これは薬局でも通販サイトでも同じです。
薬局の店頭で「処方箋はありますか?」と聞かれることがありますが、
これは法律で義務づけられているのではなく、購入者の目の健康を守るため、あるいはメーカーの販売方針に基づいた「推奨」として行われているにすぎません。
なぜ「処方箋が必要」と言われることが多いのか
それにもかかわらず、多くの販売店やメーカーが処方箋の提示を強く推奨するのは、以下の理由からです。
- 目の安全の確保: コンタクトレンズは目に直接触れる医療機器であり、フィッティングが合わないと深刻な眼障害を引き起こす可能性があります。処方箋は、直近の目の状態と正しい度数が確認された証明になります。
- 有効期限の管理: 目の度数や状態は変化します。処方箋には有効期限があり、定期的な検査を促すことで、安全な使用を継続してもらいたいという意図があります。
- 販売店の責任回避: 処方箋なしで購入したユーザーがトラブルを起こした場合、販売店側にも責任が及ぶ可能性があるため、リスク回避の観点から推奨されています。
特に、初めてコンタクトレンズを使う方や、しばらく眼科を受診していない方は、
薬局での手軽な購入に頼らず、必ず眼科を受診して処方箋(指示書)を発行してもらうようにしてください。
目の健康を疎かにしてしまうと、最悪の場合、失明につながるリスクも否定できません。
処方箋の「データ」と「現物」の違い
薬局で「処方箋はいりません」と言われた場合でも、
それはあくまで「現物の提出が不要」という意味であり、
「自分のコンタクトレンズのデータ(PWR、BC、DIAなど)を知らなくても良い」という意味ではありません。
コンタクトレンズを購入する際は、必ずご自身の最新のコンタクトレンズデータに基づいて購入する必要があります。
もし、自分のデータが分からない場合は、絶対に購入を避け、眼科を受診してください。
【処方箋に関する正しい理解】
| 事項 | 法律上の義務 | 目の健康上の推奨 |
|---|---|---|
| 処方箋の提出 | なし | 強く推奨 |
| 定期的な眼科検診 | なし | 必須 |
| 自分のデータに基づく購入 | 事実上の必須 | 必須 |
【外部リンク】コンタクトレンズの処方箋に関する法律
【価格比較】薬局と眼科・通販サイトで値段はどれくらい違う?
コンタクトレンズをどこで買うか決める上で、価格は非常に重要な要素です。
薬局、眼科、そして通販サイト、それぞれの購入経路で、コンタクトレンズの価格はどれくらい違うのでしょうか?
モモストアが具体的な傾向を比較して、賢い購入方法をご紹介します。
一般的に「通販サイト」が最も安い
結論から言うと、コンタクトレンズの価格は、「通販サイト」が最も安く、次に「薬局」、最も高いのが「眼科隣接店」となる傾向が強いです。
眼科隣接店(最も高い傾向)
眼科隣接店では、コンタクトレンズ代金に加えて、検査料やフィッティング代などの諸費用が含まれているため、
トータルで見ると最も高額になりがちです。
ただし、目の安全が確保されているという点で、価格以上の価値があるとも言えます。特に初めての購入や、レンズの種類を変更する際は、ここで買うのが最も安全です。
薬局・ドラッグストア(中間の価格帯)
薬局は、定価に近い価格設定になっていることが多いです。
家賃や人件費、在庫管理のコストが価格に反映されるため、通販サイトのような大幅な割引は期待できません。
ただし、前述の通り、「ポイント還元」や「クーポン」を利用することで、実質的な購入価格を下げることが可能です。
大手通販サイト(最も安い傾向)
通販サイトは、実店舗を持たないことによるコスト削減や、大量仕入れによる価格交渉力があるため、
大幅な割引価格で提供されることが多く、最も経済的です。
さらに、「まとめ買い割引」や「定期購入割引」を利用すれば、さらに安価になります。
ただし、自分の目のデータとBCを自己責任で入力することになるため、安全性は自己管理が前提となります。
タイプ別・価格の開き方
価格の差が最も顕著に出るのは、2ウィーク以上の交換レンズです。
ワンデーは元々単価が高いため、価格の差が比較的小さいですが、
2ウィークや月間交換タイプは、年間で使用する量が多いため、通販サイトと薬局・眼科での
年間トータルコストは数千円~数万円の開きが出ることもあります。
【価格シミュレーション(ワンデー30枚パックの場合のイメージ)】
| 購入場所 | 単価(1日あたり) | 3ヶ月あたりの費用 | 主なメリット |
|---|---|---|---|
| 眼科隣接店 | 約180円~250円 | 約15,000円~20,000円(診察料込) | 安全性が最も高い |
| 薬局・ドラッグストア | 約140円~180円 | 約12,000円~16,000円 | 即時性、ポイント利用 |
| 大手通販サイト | 約100円~150円 | 約9,000円~13,000円 | 最も安い、品揃え豊富 |
※上記はあくまで目安であり、商品やキャンペーンによって変動します。
モモストアからの結論は、目の安全が確認されたら、普段使いは通販サイトで賢く購入し、薬局は「緊急用」として活用するのがベストバランスです!
コンタクトレンズを薬局で購入する際の注意点と選び方のコツ
薬局でコンタクトレンズを購入する際は、その手軽さゆえに、つい注意がおろそかになりがちです。
ここでは、目の健康を守るために、必ず守ってほしい注意点と、失敗しない選び方のコツを解説します。
購入時の3つの最重要注意点
1. 必ず「PWR」と「BC」を確認
自分のコンタクトレンズの度数(PWR)とベースカーブ(BC)は、運転免許証と同じくらい重要な情報です。
「多分これくらい」といった曖昧な感覚で選ぶのは絶対にやめてください。
古い箱や、以前眼科でもらった指示書を必ず確認し、同じスペックのものを購入しましょう。
特にBCが合わないと、レンズが目に張り付いたり、動きすぎたりして、酸素不足や角膜炎の原因になります。
2. 目の異常がないかセルフチェック
薬局で購入する前は、鏡を見て自分の目をチェックしてください。
「充血していないか」「目ヤニが出ていないか」「ゴロゴロする異物感がないか」など、
少しでも異常がある場合は、コンタクトレンズの購入・装用を避け、眼科を受診しましょう。
コンタクトレンズが切れてしまう不安よりも、目の健康を優先してください。
3. 有効期限(使用期限)を確認
薬局で販売されているコンタクトレンズのパッケージには、製造日や使用期限が記載されています。
まれに長期在庫となっている場合もありますので、購入時に有効期限が十分に余裕のあるものか確認しましょう。
また、購入したレンズの「装用期限」(ワンデーなら1日、2ウィークなら開封後14日)を必ず守ってください。
賢いレンズ選びのコツ
1. 迷ったら「酸素透過性の高い」素材を選ぶ
特に長時間の装用が多い方は、酸素透過性の高い「シリコーンハイドロゲル素材」のレンズを選ぶのがおすすめです。
目に十分な酸素が供給されることで、目の負担を軽減し、トラブルのリスクを減らすことができます。
パッケージに「シリコーンハイドロゲル」と記載されているかチェックしてみてください。(ただし、薬局では取り扱いが限定的かもしれません)
2. 旅行・緊急用に「ワンデー」を常備
普段2ウィークを使っていても、旅行や出張、急な泊まりなど、ケアが面倒な時があります。
薬局で手軽に買えるワンデーを、緊急用として数日分ストックしておくのは、非常に賢い使い方です。
ワンデーならケア用品も不要なので、荷物にもなりません。
3. UVカット機能付きを選ぶ
最近のコンタクトレンズの多くは、目に有害な紫外線をカットする機能が付いています。
日中の屋外活動が多い方は、UVカット機能があるものを選ぶと、目の健康をさらに守ることができます。
パッケージの記載を確認して選びましょう。
【外部リンク】コンタクトレンズの選び方と目の健康
薬局で買えるおすすめのコンタクトレンズケア用品と周辺グッズ
コンタクトレンズ本体だけでなく、薬局はケア用品や周辺グッズの宝庫でもあります。
特に2ウィーク以上の交換レンズを使用している方や、コンタクトレンズの装用時に
乾燥や不快感を感じやすい方にとって、これらのアイテムは欠かせません。
モモストアが、薬局で手に入れやすいおすすめアイテムをご紹介します。
必須の「マルチパーパスソリューション(MPS)」
2ウィークや月間交換レンズを使用する場合、レンズの洗浄・すすぎ・消毒・保存をすべて一本でこなせる
「マルチパーパスソリューション(MPS)」は必須アイテムです。
薬局では、さまざまなメーカーのMPSが、大容量ボトルやトラベルサイズなど、多様なサイズで販売されています。
MPSを選ぶ際のチェックポイント
- こすり洗い不要(No Rub)タイプか: 時間がない方や、こすり洗いが苦手な方は、こすり洗い不要を謳っている製品を選ぶと、ケアが楽になります。
- 保湿成分入りか: ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されているものは、レンズの乾燥を防ぎ、装用感を高めてくれます。
- アレルギー対応か: MPSの成分で目が赤くなったり、かゆみが出たりする場合は、防腐剤フリーや低刺激性の製品を選ぶ必要があります。
特に最近は、「過酸化水素系」の強力な消毒液も薬局で手に入ります。
こちらは、洗浄力が非常に高い反面、中和作業が必須となるため、
使用方法を誤ると目に激しい痛みを感じる危険性があります。説明書をよく読んで使用してください。
装用感を改善する周辺グッズ
1. コンタクトレンズ装着液
コンタクトレンズを装着する前に、レンズに数滴垂らして使うことで、レンズと瞳の間に潤いのクッションを作り、
ゴロゴロ感を軽減し、乾燥から守ってくれます。
特に、目が乾燥しやすい方や、新しいレンズに慣れない方におすすめです。
2. コンタクトレンズ用目薬
通常の目薬と、コンタクトレンズを装用したまま使える目薬は成分が異なります。
薬局には、コンタクトレンズ用と明記された目薬が必ず置いてありますので、
乾燥や疲れを感じた際は、これを点眼しましょう。ビタミン剤などが配合されたものもあります。
3. 携帯用コンタクトケース
特に2ウィーク派の方にとって、緊急時や旅行用の携帯ケースは必需品です。
薬局では、カラフルで可愛らしいデザインのものや、液漏れしにくいしっかりとした作りのケースが販売されています。
衛生面を考慮し、ケースは定期的に新しいものに交換するようにしましょう。
これらのケア用品も、コンタクトレンズと同じく、
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった通販サイトでも購入できます。
特に大容量の洗浄液は、通販サイトのまとめ買いが最もお得になることが多いので、
価格を比較して賢く利用してくださいね。
突然のトラブル時にも!薬局コンタクトの賢い活用術
コンタクトレンズを使っていると、予期せぬトラブルが起こりがちです。
そんな「まさか!」の緊急事態に、薬局で手に入るコンタクトレンズをどのように活用すればいいのか、
モモストア流の賢い対処法をご紹介します。
【ケース1】レンズが突然破れた・紛失した
対処法:薬局で「ワンデー」を最小限パックで購入
普段2ウィークを使っていても、片目だけレンズを失くしてしまうことはありますよね。
こんな時は、薬局に駆け込み、自分の度数に最も近いワンデータイプを最小単位(通常は10枚パックなど)で購入しましょう。
これで、眼科に行くまでの数日間をしのぐことができます。
なぜ2ウィークではなくワンデーなのか?
2ウィークのパッケージは通常6枚入りであり、高価です。また、ケア用品も必要になります。
一時的な使用であれば、安価で手入れ不要なワンデーの方が、コスト的にも衛生的にも優れています。
【ケース2】旅行先でケア用品を忘れた
対処法:薬局で「トラベル用MPS」を購入
2ウィーク派にとって、ケア用品の忘れ物は致命的です。
旅行先の薬局に行けば、必ずトラベルサイズのMPS(洗浄液)が販売されています。
これと、新しい携帯用ケースをセットで購入すれば、旅先でも安全にレンズケアを続けることができます。
【ケース3】目が乾燥してゴロゴロする
対処法:薬局で「コンタクト用目薬」を購入
乾燥や目の疲れによる不快感は、レンズの破損や目のトラブルにつながりかねません。
薬局で「コンタクト用」と明記された目薬を購入し、こまめに点眼しましょう。
特に「人口涙液」に近い成分の目薬は、瞳の潤いを補ってくれておすすめです。
【緊急時の薬局活用術まとめ】
| 緊急事態 | 薬局での購入品 | 注意点 |
|---|---|---|
| レンズ紛失・破損 | 度数の合うワンデー(最小パック) | BCだけは合わせる。度数が少し違っても短期間なら許容。 |
| ケア用品忘れ | トラベル用MPS、携帯ケース | 強力な過酸化水素系は避けた方が安全。 |
| 目の乾燥・不快感 | コンタクト用目薬 | 必ず「コンタクト用」か「装用中に使える」か確認。 |
薬局は、「応急処置」と「つなぎ」として非常に頼りになります。
ただし、緊急時の購入はあくまで一時的なものとし、
事態が落ち着いたら、必ず眼科で目の状態をチェックしてもらうようにしてくださいね。
薬局で希望のコンタクトが見つからない場合の代替購入先
薬局やドラッグストアは便利ですが、前述の通り、品揃えには限界があります。
「自分の度数の乱視用がない」「BCの合うレンズがない」「使いたいメーカーの取り扱いがない」など、
希望のコンタクトレンズが見つからない場合は、他の購入先を検討する必要があります。
ここでは、薬局以外の主な代替購入先とその特徴をご紹介します。
代替購入先1:コンタクトレンズ専門店・眼科隣接店
最も安全かつ確実な購入先です。
眼科で処方箋(指示書)を発行してもらい、それを持って専門店で購入する流れが一般的です。
特に、乱視用、遠近両用、ハードコンタクトなど、専門的なフィッティングが必要なレンズを購入する場合は、
必ずこのルートを選んでください。
メリット
- 目の状態を医師・視能訓練士がチェックしてくれる。
- あらゆる種類のコンタクトレンズが揃っている。
- フィッティングが合わなかった場合の交換・相談が容易。
デメリット
- 診察や待ち時間が必要。
- 価格が最も高い傾向にある。
代替購入先2:大手通販サイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)
手軽さと価格の安さを両立した、現代の主要な購入方法の一つです。
薬局にはないマイナーなメーカーや、高規格なレンズ、お得な大容量パックなどが手に入ります。
メリット
- 価格が最も安い(まとめ買いでさらにお得)。
- 品揃えが非常に豊富。
- 24時間いつでも注文可能。
デメリット
- 配送に時間がかかる(即時購入不可)。
- 目の検査は完全に自己責任となる。
- BCやPWRの入力ミスに注意が必要。
代替購入先3:メルカリなどのフリマアプリ(非推奨)
稀に、フリマアプリでコンタクトレンズが出品されているのを見かけることがありますが、モモストアはこれを強く非推奨とします。
- 商品の安全性が保証されない: 偽造品や品質の劣化した商品であるリスクがある。
- 保管状態が不明: 適切な温度や湿度で保管されていたか分からず、レンズの品質が劣化している可能性がある。
- 販売が違法行為にあたる場合がある: 許可のない個人による医療機器の販売は薬機法に抵触する可能性があります。
目の健康は取り返しがつきません。安易な価格に釣られず、必ず許可を得た正規の販売ルートを利用してください。
【外部リンク】コンタクトレンズの通販の安全性について
モモストアが教える!コンタクトレンズ通販サイトの賢い活用法
薬局は緊急時に便利ですが、日常的に使うコンタクトレンズは、
やはり価格と品揃えで優位な通販サイトを賢く活用するのがおすすめです。
ここでは、通販サイトを安全かつお得に利用するためのモモストア流活用術をご紹介します。
活用術1:まずは眼科を受診し「最新データ」を手に入れる
通販サイトを利用する上での大前提です。
「眼科に行きたくない」という方もいますが、通販は自己責任です。
必ず眼科を受診し、以下の最新情報を手に入れてください。
- 正しい度数(PWR)
- 最適なベースカーブ(BC)
- 目の健康状態の確認
このデータさえあれば、あとは薬局や通販で安心して購入できます。
活用術2:「まとめ買い」と「定期購入」で最大割引を狙う
通販サイトの最大の魅力は、その割引率です。
特にワンデーや2ウィークは、数ヶ月分をまとめて購入したり、
サイトが提供する「定期購入サービス」を利用することで、
1箱あたりの単価が大幅に下がります。薬局でクーポンを待つよりも、確実にお得になりますよ。
主要通販サイトの割引傾向
| 通販サイト | 主な割引方法 | 特徴 |
|---|---|---|
| Amazon | プライムデーなどのセール、定期おトク便(対象商品のみ) | 配送が速い、日常の買い物と同梱可能。 |
| 楽天市場 | お買い物マラソン、ポイントアップキャンペーン、クーポン | 楽天ポイントが貯まりやすい、ポイント還元率が高い。 |
| Yahoo!ショッピング | PayPayポイント還元、ゾロ目の日クーポン | PayPayユーザーにお得、Tポイントも利用可能。 |
活用術3:レビューや口コミを参考に「酸素透過率」の高いレンズを選ぶ
通販サイトは商品のレビューが豊富です。
「乾燥しにくい」「長時間つけても疲れない」といったレビューが多い商品は、
目の負担が少ない、酸素透過性の高いレンズである可能性が高いです。
薬局では手に取って見られない情報だからこそ、口コミをしっかり活用しましょう。
また、新製品や最新のカラコン情報は、通販サイトが最も早く、詳しく掲載しています。
トレンドに乗り遅れたくない方は、通販サイトのチェックは欠かせませんね。
これらの通販サイトを賢く利用しつつ、急なレンズ切れの際には薬局を活用する。
これが、あなたの目の健康と経済的な負担を両立させる、最もおすすめの購入戦略です!
長い記事を読んでくださり、ありがとうございました!

