PiTaPaカードはどこで買えるの？入手場所・申し込み方法を徹底解説！

こんにちは、モモストアです！
関西圏にお住まいの方や、これから関西に引っ越してくる方にとって、PiTaPa（ピタパ）カードは日々の移動に欠かせない、とっても便利なICカードですよね。

でも、「PiTaPaカードって、どこで売ってるんだろう？」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか？
実は、SuicaやICOCAのように駅の券売機で「購入」するのとは、ちょっと違うんです。

この記事では、PiTaPaカードをスムーズに手に入れるための「正しい入手方法」から、「あなたにぴったりのカードの選び方」まで、モモストアがわかりやすく解説していきますね！

PiTaPaカードは「購入」ではなく「入会申込」が必要です！

まず、読者の方が一番疑問に思っているであろう、この点をスッキリさせましょう！

「PiTaPaカードはどこで売っているのか？」という疑問に対して、結論からお伝えすると、PiTaPaカードは駅の窓口やコンビニ、家電量販店などで直接「購入」することはできません。

これはなぜかというと、PiTaPaが採用している決済方法に理由があります。

ポストペイ（後払い）方式だからこそ「審査」が必要

SuicaやICOCAといった他の交通系ICカードの多くは、お金をチャージして使う「プリペイド（前払い）」方式ですよね。これに対し、PiTaPaの主な特徴は「ポストペイ（後払い）」方式である点です。

ポストペイとは、クレジットカードと同じように、利用した金額が後日指定の金融機関口座から引き落とされる仕組みのことです。

＜ポストペイのメリット＞

• 駅の改札で残高不足を気にする必要がない！
• 改札でいちいちチャージする手間が一切かからない！
• 自動的に割引サービス（利用回数割引や区間指定割引など）が適用される！

この「後払い」という仕組みがあるため、PiTaPaカードを発行する際には、利用者の信用情報に基づく簡単な「入会審査」が必須となります。

そのため、PiTaPaカードを手に入れるためには、「入会申込書を提出して審査を受け、発行してもらう」という流れになるわけです。この点は、SuicaやICOCAと大きく違うポイントなので、最初にしっかり覚えておきましょう！

ただし、PiTaPaの機能を持った「PiTaPa定期券」を購入することは可能です。これはあくまで「定期券を搭載する」行為であり、PiTaPaカード本体を新規で買うこととは異なりますので、混同しないように注意してくださいね。

PiTaPaが持つ特別なメリット：割引サービスがすごい！

後払い方式と聞くと「チャージの手間がない」という便利さに目が行きがちですが、PiTaPaが本当に優れているのは、自動的に適用される各種割引サービスです。

例えば、私鉄や地下鉄を頻繁に利用する方には、利用回数に応じて運賃が割引される「利用回数割引」や、特定の区間を登録しておけば定期券に近い感覚で割引が適用される「区間指定割引」などがあります。

＜主な割引サービスの例＞

割引の種類	概要	特におすすめのユーザー
利用回数割引	1ヶ月間の同一運賃区間の利用回数に応じて、自動的に割引を適用。	特定の駅間を毎日往復しないが、よく電車を利用する人。
区間指定割引	あらかじめ指定した区間（定期券区間相当）を利用すると、通常の定期運賃より割安になる。	定期券ほどの頻度ではないが、特定の区間を日常的に利用する人。
乗り継ぎ割引	特定の交通機関を乗り継いだ場合に、自動的に割引を適用。	バスから電車、または異なる私鉄間を乗り継ぐ人。

これらの割引は面倒な手続きが不要で、改札を通るだけで適用されるため、知らず知らずのうちに交通費の節約に繋がっていることがよくあります。これは、PiTaPaならではの大きなメリットと言えますね。

もし、あなたが「自分はどのくらい割引になるのかな？」と気になったら、一度、PiTaPa公式サイトのシミュレーション機能（PiTaPa公式サイト）で確認してみるのもおすすめです！

【基本】PiTaPaカードの主な3つの入会申し込み方法

PiTaPaカードは「購入」ではなく「入会申込」が必要なことがわかりましたね。では、具体的にどのようにして申し込むことができるのでしょうか？

主な申し込み方法は、大きく分けて以下の3つがあります。それぞれの特徴と、どんな人におすすめかを詳しく見ていきましょう。

＜PiTaPaカードの主な入会方法＞

1. オンライン（インターネット）での申し込み
2. 郵送での申し込み（入会申込書を利用）
3. 交通機関の窓口や営業所での申し込み（限定的）

オンラインでの申し込み：とにかく手軽で最速！

今やほとんどのサービスで主流となっているのが、インターネットからの申し込みです。PiTaPaカードも、公式サイトから手軽に申し込むことができます。

＜オンライン申し込みのメリット＞

• 24時間いつでも、自宅から申し込みが可能。
• 紙の書類に記入・捺印する手間が省ける。
• カード会社にもよりますが、最短2週間程度でカードが届くため、他の方法よりスピーディです。

＜こんな人におすすめ＞

「すぐにPiTaPaを使いたい」「手続きは全部スマホで済ませたい」という、スピードと手軽さを重視する方に最もおすすめです。特に、提携クレジットカードのPiTaPa機能付きカードを申し込む場合は、オンライン申し込みが主流となっています。

郵送での申し込み：紙でじっくり確認したい人向け

PiTaPaの入会申込書に必要事項を記入し、本人確認書類などを同封して郵送で申し込む方法です。

＜郵送申し込みのメリット＞

• インターネットでの手続きに不安がある方も安心。
• 申込書に書いてある内容をじっくり確認しながら記入できる。
• 「PiTaPaベーシックカード」を申し込む場合の標準的な方法です。

＜こんな人におすすめ＞

「紙の書類のほうが落ち着く」「オンライン手続きは苦手」という方や、提携カードではなく「PiTaPaベーシックカード」を希望する方に適しています。

交通機関の窓口や営業所での申し込み：申込書を入手する場所として

一部のPiTaPa導入交通機関の駅窓口や営業所には、入会申込書が設置されています。

ただし、ここで注意が必要なのは、その場で申し込みを受け付けてくれるわけではなく、「申込書をもらって、郵送で提出する」というパターンが多いことです。

その場で即日発行できるわけではありませんので、「駅で申し込める！」と勘違いしないようにしてくださいね。

＜こんな人におすすめ＞

「インターネットで申込書を請求するのは面倒」「駅に立ち寄るついでに申込書だけもらいたい」という方におすすめです。

ご覧いただいたように、どの方法を選ぶかは、あなたが欲しいPiTaPaの種類や、手続きの手軽さ、急ぎ具合によって変わってきます。次の見出しでは、オンライン申し込みの具体的な流れを解説していきますよ。

最も手軽で早い！オンラインでの申し込み手順を解説

スピード重視でPiTaPaカードを手に入れたいなら、やはりオンラインでの申し込みが断然おすすめです！
提携クレジットカード一体型PiTaPaカードの申し込みを例に、一般的な手順を見ていきましょう。

オンライン申し込みは、大まかに以下の3ステップで完了します。

ステップ1：申し込みたい提携カードを選ぶ

PiTaPaには、様々な鉄道会社や銀行、企業と提携したクレジットカードが存在します。例えば、「STACIA PiTaPaカード」や「KIPS PiTaPaカード」などですね。

これらの提携カードを選ぶ際は、普段よく使う交通機関や、貯めたいポイントを基準に選ぶのが鉄則です。

• 阪急・阪神沿線なら… STACIAカード系
• 近鉄沿線なら… KIPSカード系
• 特に決まっていないなら… ベーシックカードか、ご自身のメインバンクのカード

選んだカード会社の公式サイトへアクセスし、PiTaPa機能付きのカードを選びましょう。

ステップ2：必要事項を入力し、本人確認を済ませる

Webサイトのフォームに、氏名、住所、連絡先、勤務先情報、そして引き落とし口座などを入力していきます。

この時、本人確認書類の提出が必要です。最近のオンライン申し込みでは、スマートフォンで運転免許証やマイナンバーカードなどを撮影し、画像をアップロードするだけで済む方法（オンライン本人確認）が主流になっています。これが、郵送よりも早い最大の理由です。

また、引き落とし口座の設定も、Web上で銀行口座情報を入力し、暗証番号などを入力することで完了できる場合が多いです。印鑑不要でスピーディーに手続きが進められますよ。

ステップ3：入会審査とカードの到着を待つ

申し込みが完了すると、カード会社による入会審査が始まります。

クレジットカード機能の審査と同時に、PiTaPaのポストペイ機能の審査も行われます。審査にかかる時間はカードの種類や時期によって異なりますが、概ね1週間から2週間程度で審査結果が通知されます。

無事審査に通れば、そこから数日〜1週間程度でカードが「簡易書留」などで自宅に郵送されます。届いたらすぐに署名し、利用開始の手続き（暗証番号登録など）を済ませれば、PiTaPaとして利用可能になりますよ！

オンライン申し込みの流れは、通常のクレジットカードを申し込むのとほぼ同じなので、特に難しいことはありません。不安な場合は、各カード会社のサイトに詳しい手順が載っているので、確認しながら進めてみてくださいね。

入会申込書で申し込む場合の「申込書」入手場所リスト

「オンラインよりやっぱり紙の申込書が良い」という方のために、PiTaPaベーシックカードや提携カードの入会申込書が手に入る場所をまとめてみました。

申込書は、PiTaPaを導入している交通機関の主要な駅を中心に配布されていますが、季節や場所によって在庫がない場合もあります。確実に入手したい場合は、事前に問い合わせてみることをおすすめします。

PiTaPa申込書が手に入る主な場所

特に「PiTaPaベーシックカード」の申込書は、以下の場所で入手しやすいです。

場所の種類	具体的な設置場所（例）	ポイント
私鉄の駅	阪急電鉄、阪神電車、京阪電車、南海電鉄、近鉄などの 主要駅にある定期券発売所や駅長室	最も確実な入手場所の一つ。駅員さんに聞けば早い。
地下鉄の駅	大阪メトロ、神戸市営地下鉄などの 駅サービスカウンターや定期券発売所	特に定期券の購入も検討しているなら、ここで両方相談できる。
バスの営業所	PiTaPa対応バス会社（例: 阪急バス、京阪バスなど）の営業所	バスの利用が多いエリアならこちら。
提携カード会社窓口	STACIAやKIPSなどのカード会社の支店やサービスカウンター	特定の提携カードを希望する場合。
郵送請求	PiTaPaコールセンターに電話で請求	自宅から出ずに確実に入手したいならこれ。

申込書を手に入れたら、あとは必要事項を記入し、本人確認書類（コピー）と一緒にポストに投函するだけです。郵送にかかる時間と審査の時間を合わせると、カード到着までには3週間〜1ヶ月程度を見ておくのが安心でしょう。

申込書で気をつけたいポイント：捺印忘れと記入ミス！

郵送申し込みでよくあるのが、記入漏れや捺印（押印）忘れによる手続きの遅延です。

PiTaPaカードは後払い方式のため、引き落とし口座の設定と、その口座に対する銀行届出印の捺印が必須となることが多いです。もし、これらの不備があると、カード会社から再度書類が送られてきて、さらに時間がかかってしまいます。

申込書をポストに入れる前には、以下のチェックリストで必ず確認しましょう！

＜郵送申込の最終チェックリスト＞

• すべての項目に記入漏れはないか？
• 氏名・住所・生年月日などの誤字脱字はないか？
• 引き落とし口座情報（銀行名、支店名、口座番号）は正しいか？
• 銀行届出印の捺印は鮮明に、かつ指定の枠内に押されているか？
• 本人確認書類のコピー（有効期限内のもの）は同封されているか？

特に、入会申込書の構成は毎年変わる可能性があるので、最新の書類をチェックしながら、落ち着いて記入してくださいね。

PiTaPaの利用を始めるまでにかかる期間はどれくらい？

PiTaPaカードの申し込みを終えたら、「いつになったら届くんだろう？」とワクワクしてしまいますよね。ここでは、申し込み方法ごとのカード到着までの目安期間と、利用開始までの流れを詳しく見ていきましょう。

申し込み方法別！カードが手元に届くまでの目安期間

カードが届くまでの期間は、主に「審査期間」と「郵送期間」によって決まります。

申し込み方法	主なカード種類	カード到着までの目安期間	スピードの評価
オンライン申し込み	提携クレジットカード一体型	最短2週間〜3週間	最速！
郵送申し込み	ベーシックカード、提携カード	3週間〜1ヶ月半	標準的
提携カード会社の窓口	提携クレジットカード一体型	窓口での申し込み自体はできない（郵送になるため上記に準じる）	窓口での即時発行は不可

上記はあくまで目安です。ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの連休を挟む場合や、申し込みが集中する時期（新生活が始まる春など）は、審査や郵送にさらに時間がかかることがあります。

もし、引っ越しや転勤などでPiTaPaの利用開始日が決まっている場合は、余裕をもって1ヶ月以上前には申し込むことを強くおすすめします。

カードが届いてからの「初期設定」も忘れずに！

無事にカードが届いたからといって、すぐに使えるとは限りません。特にクレジットカード機能付きのPiTaPaの場合は、初期設定（利用開始手続き）が必要です。

＜カード到着後にやるべきこと＞

1. カードの裏面に自分のサイン（署名）をする。
2. 同封されている案内に従って、Webサイトや電話で利用開始手続きを行う。
3. 提携クレジットカードの場合は、初期設定の暗証番号を確認する。
4. もし定期券を搭載する場合は、駅の券売機で手続きを行う。

この利用開始手続きを忘れてしまうと、せっかく届いたPiTaPaが使えない…という残念なことになってしまいます。届いたらすぐに内容物を確認し、手順通りに手続きを進めましょう。手続き完了のメールや通知が来たら、いよいよPiTaPaライフのスタートです！

PiTaPaにはどんな種類がある？あなたに最適なカードの選び方

PiTaPaと一口に言っても、実はいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。どのカードを選ぶかによって、受けられる特典や機能も変わってくるので、あなたのライフスタイルに最適な1枚を選びましょう！

クレジットカード一体型PiTaPa（提携カード）

最も一般的でメリットが多いのが、この提携カードです。

これは、各クレジットカード会社（三井住友カード、JCB、阪急阪神、近鉄など）が発行しているクレジットカードに、PiTaPaの機能が付帯しているものです。

＜主な特徴とメリット＞

• クレジットカードとPiTaPaが1枚になっているため、お財布がスッキリ！
• PiTaPaの利用でも、提携カード会社のポイントや特典が貯まる！
• 提携先の鉄道会社や百貨店での割引・優待が受けられることが多い。

＜こんな人におすすめ＞

「普段からクレジットカードをよく使う」「特定の沿線の施設をよく利用する」「ポイントを効率よく貯めたい」という方に最適です。多くのカードが年会費無料で発行できるため、まずは提携カードの一覧（Google検索結果）を見て、どの特典が魅力的か比較してみましょう。

PiTaPaベーシックカード

こちらは、クレジットカード機能がない、純粋な交通系ICカードとしてのPiTaPaです。

ポストペイ方式自体は変わりませんが、カード単体ではショッピング機能などに制限がある場合があります。利用代金は、指定の銀行口座から直接引き落とされます。

＜主な特徴とメリット＞

• クレジットカード機能が不要な方にとって、最もシンプルで使いやすい。
• クレジットカードの審査が不要（PiTaPaのポストペイ機能の審査は必要）。
• 親権者が申し込み、12歳以上（中学生）の子ども用に追加発行できる（家族カード）。

＜こんな人におすすめ＞

「クレジットカードは持ちたくない」「子どもに持たせたい」「とにかく交通機能だけで十分」という方に最適です。ただし、一部のカードでは年に1回以上の利用がないと維持管理料（年会費）がかかる場合があるため、その点は必ず確認してくださいね。

ETCカード一体型PiTaPa

PiTaPaカードの中には、高速道路のETCカード機能も一体になったものもあります。

これは主に提携クレジットカードのオプションとして提供されていることが多いです。車での移動が多い方にとっては、非常に便利な1枚になるでしょう。

カードの選び方を迷ったら、「電車・バスをよく使うか？」「車もよく使うか？」「特定の施設（百貨店など）で買い物をよくするか？」の3点を考えると、最適なカードが見えてきますよ。

【提携カードのメリット】クレジット機能付きPiTaPaを選ぶべき理由

前述の通り、PiTaPaカードには様々な種類がありますが、モモストアとしては提携クレジットカード一体型のPiTaPaを強くおすすめします。その理由は、シンプルに「お得で便利」だからです。

なぜクレジット機能付きPiTaPaを選ぶべきなのか、具体的なメリットを詳しく解説します。

ポイントの二重取りが可能になる！

これは最大のメリットかもしれません。提携カードの場合、PiTaPaを利用した時の運賃支払いに対しても、そのクレジットカード会社のポイントが付与されます。

例えば、あなたが「STACIA PiTaPaカード」を使っているとしましょう。

• 電車・バスの乗車：PiTaPaの利用回数割引が適用される
• 運賃が後払い：クレジットカードの利用としてポイントが還元される

つまり、交通機関の割引と、クレジットカードのポイントという、お得な特典を同時に受けられるのです。ベーシックカードでは、基本的にこのポイント付与のメリットは得られません。

定期券購入（搭載）やショッピングもスムーズ！

PiTaPa定期券を購入する際や、PiTaPaショッピング加盟店で利用する際も、クレジット機能が付いていると非常に便利です。

特に、高額になる定期券の購入代金をクレジットカードで支払うことで、まとまったポイントを一気に貯めることができます。これは年間で考えると、相当な節約効果になりますね。

また、提携カードは、特定のグループ企業（例：阪急阪神グループ、近鉄グループ）が運営する店舗や施設で、優待割引や追加ポイントの付与といった特典を提供していることがほとんどです。 PiTaPaエリア外での通常の買い物にも使えるので、メインカードとして利用価値が高いです。

カード管理が一本化できる

お財布にカードが増えるのは嫌ですよね。クレジット機能一体型なら、交通、決済、ポイント、ETC（オプション）の機能をこの1枚に集約できます。家計の管理も、カード明細を見るだけで済むので、非常に楽になりますよ。

もちろん、「クレジットカードは絶対に持ちたくない」という方はベーシックカード一択ですが、もし抵抗がなければ、特典の豊富さから見ても、人気のクレジット一体型PiTaPa（Google検索結果）を一度検討してみてください！

PiTaPaベーシックカードって何？提携カードとの違いを比較

「提携カードのメリットは分かったけど、PiTaPaベーシックカードって具体的にどんなカードなの？」という疑問を持つ方もいるでしょう。ここでは、ベーシックカードの立ち位置と、提携カードとの違いを掘り下げて比較します。

PiTaPaベーシックカードとは？

PiTaPaベーシックカードは、PiTaPa運営会社が直接発行しているカードで、PiTaPaの交通機能（ポストペイ、各種割引）に特化しています。

クレジットカード機能は付いていませんが、先ほども触れたように、利用代金は指定の金融機関口座から後日引き落とされます。そのため、「ポストペイ」の便利さはそのまま享受できます。

ベーシックカード vs 提携カード 徹底比較表

両者の違いを理解するために、主要な機能で比較してみましょう。

機能・項目	PiTaPaベーシックカード	提携クレジットカード一体型PiTaPa
クレジットカード機能	なし	あり（一体型）
ポイント付与	基本的になし（一部特定利用時を除く）	あり（クレジット会社のポイント）
ショッピング利用	PiTaPaショッピング加盟店でのみ可能	PiTaPaショッピングに加え、 通常のクレジットカード加盟店全てで利用可能
年会費/維持管理料	年間1回以上の利用がない場合、維持管理料が発生するケースが多い	多くのカードが条件付きで無料（年1回利用など）
発行スピード	郵送申し込みがメインのため、やや遅め	オンライン申し込みで比較的早い

ベーシックカードを選ぶべき2つのケース

提携カードのメリットが大きいとはいえ、ベーシックカードを選ぶべき明確な理由もあります。

理由1：子ども用のカードが欲しい場合

前述の通り、ベーシックカードは12歳以上（中学生）の子どもに持たせるための「家族カード」を追加で発行しやすいです。親権者の口座から引き落としされるため、子どもの利用状況を管理しやすく、また、チャージの煩わしさもありません。

理由2：とにかくクレジットカード機能は持ちたくない場合

「クレジットカードを持つこと自体に抵抗がある」「複数のカードを持つのは避けたい」という方にとって、ポストペイの利便性だけを享受できるベーシックカードは最適解です。

ただし、維持管理料だけは本当に注意が必要です。例えば、年に1回もPiTaPaを交通利用しないと、維持管理料として1,000円（税別）程度がかかる場合があります。年に一度でも利用すれば無料になることが多いので、利用頻度が低い方は「1年に1回は使う」ことを意識しておきましょう。

通学・通勤に便利！PiTaPa定期券の購入（搭載）方法と注意点

PiTaPaカードの最も重要な機能の一つが、定期券を搭載できる機能です。ここでは、PiTaPa定期券の仕組みと、購入（搭載）方法、そして知っておくべき注意点を解説します。

PiTaPa定期券とは「カードを新しく買う」ことではない！

SuicaやICOCAのように、PiTaPa定期券もカード1枚で改札を通ることができますが、基本的なPiTaPaカードを「購入」するのとは、手順が異なります。

PiTaPa定期券は、すでに入会・発行済みのPiTaPaカードに対して、定期券情報を「書き込む（搭載する）」という形で購入します。つまり、PiTaPaカード本体がなければ、定期券を搭載することはできません。

PiTaPa定期券の主な購入（搭載）方法

PiTaPa定期券の購入（搭載）は、主に以下の場所で行うことができます。

駅の定期券発売所（窓口）

最も確実で、複雑な区間や連絡定期券を購入する場合に最適な方法です。駅員さんに相談しながら購入できるため、初めてPiTaPa定期券を買う方や、通学定期券の証明書を提示する必要がある学生の方はこちらを利用しましょう。

駅の自動券売機

多くのPiTaPa対応交通機関の主要駅に設置されている「赤色の自動券売機」などで、定期券の新規購入や継続購入が可能です。

• 購入したいPiTaPaカードを挿入（またはかざす）
• 「定期券購入」を選択
• 区間、期間などを指定
• 支払い（現金または提携クレジットカード）

という流れで、スムーズに購入できます。特に継続購入の場合は、券売機が断然早くて便利です。

インターネット予約サービス（e-teikiなど）

阪急電鉄や阪神電車など