ポルボロンはバルセロナのどこで買えるの?おすすめ老舗店と日本での購入方法も徹底解説
こんにちは、モモストアです!
スペイン旅行の楽しみの一つといえば、やっぱり美味しいお菓子ですよね。
特にクリスマスシーズンにスペインを訪れるなら、絶対に見逃せないのが「ポルボロン」です。
「口の中でほろほろと崩れる」という意味を持つこのお菓子は、その名の通り、
一度食べたら忘れられない独特の食感が魅力なんです。
この記事では、バルセロナでポルボロンを確実に手に入れるための具体的な購入場所や、知っておくべき販売期間、さらには日本での購入方法まで、筆者モモストアが徹底的に解説します。
ポルボロン探しで迷子にならないよう、ぜひ最後まで読んでくださいね!
・バルセロナでポルボロンが買える期間はいつからいつまで?
・【老舗・専門店】バルセロナで「絶対に買うべき」おすすめポルボロン販売店3選
・バルセロナのスーパーマーケットでもポルボロンは買える?
・お土産に最適!バルセロナ空港でポルボロンを探す方法
- ポルボロンってどんなお菓子?バルセロナで愛される理由
- バルセロナでポルボロンが買える期間はいつからいつまで?
- 【老舗・専門店】バルセロナで「絶対に買うべき」おすすめポルボロン販売店3選
- バルセロナのスーパーマーケットでもポルボロンは買える?
- お土産に最適!バルセロナ空港でポルボロンを探す方法
- ポルボロンの伝統的な食べ方を知っておこう!崩さず美味しく味わうコツ
- ポルボロンは日本でも買える?国内の主要な購入ルートを解説
- カルディや成城石井でポルボロンを見つけるには?
- オンライン通販でポルボロンを探すならココ!おすすめサイトを紹介
- 【注意点】ポルボロンの持ち帰り(お土産)で気を付けるべきこと
- ポルボロンの賞味期限はどれくらい?長持ちさせる保存方法
- バルセロナのポルボロンとマントカドの違いって?
- まとめ:バルセロナ旅行の思い出にポルボロンを楽しもう!
ポルボロンってどんなお菓子?バルセロナで愛される理由

ポルボロン(Polvorón)とは、スペイン語で「粉っぽい」とか「ちり」という意味を持つ言葉に由来する、スペイン南部アンダルシア地方発祥の伝統的な焼き菓子です。
特にクリスマスの時期に、家族や友人と一緒に食べる習慣がある、非常に大切な季節のお菓子なんですよ。
主原料は、ラード(またはバター)、小麦粉、砂糖、そして砕いたナッツ類(主にアーモンド)です。このシンプルな材料を混ぜて焼き上げるのですが、最大の特徴はその製法にあります。
ポルボロンの命!「ほろほろ」食感の秘密
ポルボロンの小麦粉は、生地に混ぜる前に一度オーブンで軽く焼く「トースト」の工程が入ります。
この「小麦粉を焼く」というひと手間が、ポルボロンの最大の魅力である「ほろほろ」とした、口の中で雪のように溶けるような独特の食感を生み出しているんです。
通常のクッキーやビスケットのようにグルテンを形成させず、生地をあまり練らないように作られるため、非常に脆く崩れやすいのが特徴です。
そのため、包み紙を開ける前に、ポルボロンを握りしめてギュッと固めてから食べるという面白い食べ方の習慣もあるんですよ。この食べ方の詳細は後ほど解説しますね。
ポルボロンがバルセロナで愛される理由
ポルボロンはアンダルシア地方のお菓子ではありますが、スペイン全土、もちろんバルセロナ(カタルーニャ地方)でも非常にポピュラーで愛されています。
バルセロナではクリスマスが近づくと、市場や街中のパン屋さん、お菓子屋さん、そしてスーパーマーケットの特設コーナーに、色とりどりの包み紙に包まれたポルボロンや、同じく伝統菓子のマントカドなどが山積みにされます。
カタルーニャ地方には独自の伝統的なクリスマス菓子もありますが、ポルボロンは「家族で分け合う幸せ」や「冬の訪れ」を象徴するお菓子として、食卓に欠かせない存在となっているんです。
その味わいは、シナモンやレモン、アーモンドなど、素朴でありながらも深い風味があり、紅茶やコーヒー、食後酒など、どんな飲み物にも合わせやすいのが魅力です。
また、老舗店からスーパーのプライベートブランドまで、様々なメーカーが競って販売するため、手軽に購入できて、価格帯も幅広いことも、多くのバルセロナ市民に受け入れられている理由の一つでしょう。
バルセロナの冷たい冬の空気の中で、ポルボロンの優しい甘さとほろほろとした食感は、心温まるひとときを提供してくれます。
主なポルボロンの種類をいくつかご紹介しましょう。
| 種類 | 特徴 | 味わい |
| クラシコ(アーモンド) | 最もポピュラーなタイプ。ナッツの香ばしさが際立つ。 | 素朴でコクがあり、ポルボロン本来の風味を楽しめます。 |
| シナモン | シナモンの風味が強く、スパイシーな香りが特徴。 | 冬らしい温かい香りで、コーヒーとの相性が抜群です。 |
| レモン | レモンの皮や香料を加えた爽やかなタイプ。 | 後味がさっぱりとしていて、甘さが苦手な人にも人気があります。 |
| チョコレート | ココアパウダーやチョコレートチップを加えたもの。 | 濃厚なチョコレートの風味で、子供たちにも大人気です。 |
このように、ポルボロンはただのお菓子ではなく、スペインの文化や季節感を体現する存在なんです。
バルセロナ旅行の際には、ぜひ現地の雰囲気を味わいながら、お気に入りのポルボロンを見つけてみてくださいね。
バルセロナでポルボロンが買える期間はいつからいつまで?
「ポルボロンを買いにバルセロナへ行ったのに、どこにも売ってない!」なんてことになったら、本当に悲しいですよね。
ポルボロンは、日本では一年中買える輸入菓子として知られているかもしれませんが、本場スペインでは基本的に「季節限定」のお菓子なんです。この時期をしっかり把握しておくことが、ポルボロン探し成功の鍵になりますよ!
販売がピークを迎える「クリスマスシーズン」
ポルボロンが最も店頭に並ぶのは、スペインのクリスマスシーズンです。
具体的には、11月下旬頃から販売が始まり、年が明けて1月6日の「レジェス・マゴス(東方の三賢者の日)」までがピークとなります。
この時期になると、バルセロナ中のパン屋さん(パナデリア)や、お菓子屋さん(パスティセリア)、そして大型スーパーマーケットの入り口付近には、ポルボロンやマントカドといった「ドゥルセス・デ・ナビダ(クリスマスの甘いもの)」の特設コーナーが設けられます。
ピーク期間内の購入が断然おすすめな理由
なぜこの期間に買うのがおすすめかというと、種類と鮮度が圧倒的に豊富だからです。
* 種類の豊富さ: 通常のアーモンド味だけでなく、ヘーゼルナッツ、ココナッツ、オリーブオイルを使ったもの、さらにはアニス酒を加えたものなど、様々なバリエーションが店頭に並びます。専門店では、手作りのフレッシュなポルボロンも手に入りますよ。 * 価格の安定: 需要が高いため、供給も多く、価格も安定しています。特にスーパーなどでは、大きな箱入りでまとめ買いしやすい価格で販売されます。
ピークを過ぎるとどうなる?
1月6日を過ぎると、ポルボロンは一気に店頭から姿を消します。これは、クリスマスのお祝い期間が終了するためです。
しかし、一部の観光地にあるお土産屋さんや、通年で観光客向けのお菓子を扱っている専門店では、在庫限りで販売が続いていることがあります。
筆者の経験からお伝えすると、1月の中旬以降になると、バルセロナの中心地にある大型スーパー(例:メルカドーナ、カルフール、エル・コルテ・イングレスなど)でも、ポルボロンコーナーは撤去されてしまいます。
もし、この時期を逃してしまった場合は、「オンライン通販」や「日本国内の輸入食品店」に頼るのが賢明です。
時期をまとめると、以下のようになります。
| 時期 | 販売状況(バルセロナ) | 購入のポイント |
| 11月下旬〜1月6日 | 豊富。街中どこでも手に入るピーク。 | 様々な種類やブランドを比較して選ぶチャンス。 |
| 1月中旬〜2月 | 在庫限り。専門店や一部の大型店でしか見かけなくなる。 | 人気商品は売り切れの可能性大。 |
| 3月以降(通年) | ほとんど見かけない。観光客向けお土産屋の一部のみ。 | 見つけたらラッキー。鮮度には注意が必要。 |
つまり、バルセロナ旅行の目的がポルボロンならば、12月に合わせていくのがベストということですね。
新鮮で美味しいポルボロンを確実に手に入れて、旅の思い出をより一層豊かなものにしてください!
【老舗・専門店】バルセロナで「絶対に買うべき」おすすめポルボロン販売店3選
スーパーで手軽に買えるポルボロンも良いですが、せっかくバルセロナに来たなら、伝統的な製法を守り続ける老舗や専門店のポルボロンを味わっていただきたいです。
手間暇かけて作られたポルボロンは、スーパーのものとは一線を画す、別格の風味と口溶けを持っています。
ここでは、筆者モモストアが厳選した、バルセロナで「絶対に買うべき」おすすめのポルボロン販売店を3つご紹介します。
カサ・コローニャ(Casa Colomina) – 歴史と伝統の専門店
場所と特徴
カサ・コローニャは、バルセロナの中心地から少し離れた場所に位置しますが、伝統的なスペイン菓子を扱う専門店として、地元の人々に非常に愛されています。
特にクリスマスシーズンには、マントカドやトゥロンなど、様々な種類のドゥルセス・デ・ナビダが所狭しと並びます。
ポルボロンも、伝統的なアーモンドの風味を活かしたものから、ちょっと珍しいフレーバーまで、手作りに近い高品質なものが揃っています。
観光客だけでなく、地元の人々が大量に買い付けに来る光景も見られるほど信頼されているお店です。
おすすめのポイント
量り売りをしていることが多いので、自分の好きな種類を少しずつ試せるのが嬉しい点です。
特に、ここでしか味わえないフレッシュなアーモンドの香りが際立つポルボロンは、ぜひ試していただきたい逸品です。
トゥリオンフ(Turris) – 上質なパン屋が作るポルボロン
場所と特徴
トゥリオンフは、バルセロナ市内にいくつか店舗を構える、上質なパンと焼き菓子で知られるベーカリーです。
パンがメインですが、クリスマスの時期になると、彼らが厳選した素材を使って作るポルボロンが販売されます。
パン屋のポルボロンと侮るなかれ。彼らが使用する小麦粉やナッツの品質は非常に高く、素材の風味を最大限に引き出した、洗練された味わいが特徴です。
パッケージもモダンでおしゃれなので、ちょっとしたお土産にも最適です。
おすすめのポイント
ポルボロンだけでなく、その時期にしか買えないクリスマスのパネトーネや、高品質なパンも一緒に購入できるのが魅力です。
複数の店舗があるので、ホテルや観光地の近くの店舗を探しやすいのも便利ですね。
エル・コルテ・イングレス(El Corte Inglés) – 高級ブランドの集積地
場所と特徴
エル・コルテ・イングレスは、スペイン全土に展開する大型デパートです。
老舗専門店ではありませんが、「グルメフロア」や「食品館」では、スペイン全土の有名メーカーのポルボロンが一度に手に入ります。
特に高級なパッケージに入った贈答用のポルボロンや、有名パティスリーが手がける限定品など、品質重視で選びたい方には最適な場所です。
おすすめのポイント
広い売り場で、様々なブランドのポルボロンを比較できるのが最大のメリットです。
「どのブランドが美味しいか分からない」という初心者の方でも、店員さんに尋ねたり、パッケージを見比べたりしながら、じっくりと選ぶことができます。
また、デパートなので、ポルボロン以外の高級なスペイン食材やワインなども一緒に購入できるのも便利ですね。
観光の合間に立ち寄れる立地の店舗が多いのも、嬉しいポイントです。
これらの専門店やデパートを巡れば、あなたのポルボロン探しの旅は、きっと最高の体験になるはずです。
バルセロナのスーパーマーケットでもポルボロンは買える?
「専門店はちょっと敷居が高いな」「手軽にたくさん買ってバラマキ土産にしたい」という方には、スーパーマーケットでの購入が断然おすすめです!
バルセロナのスーパーは、地元の日常生活を垣間見ることができる場所でもあり、お土産探しにも最適なんですよ。
大型スーパーなら品揃えは間違いなし!
前述の通り、ポルボロンはスペイン人にとって非常に身近な季節のお菓子ですから、クリスマスシーズンにはほとんど全てのスーパーで取り扱われます。
特に品揃えが豊富で、観光客でも利用しやすい主要なスーパーをいくつかご紹介します。
| スーパー名 | 特徴 | ポルボロンの傾向 |
| メルカドーナ(Mercadona) | スペイン最大のディスカウントスーパー。地元民御用達。 | プライベートブランド(Hacendado)のポルボロンが安くて美味しいと評判。 |
| カルフール(Carrefour) | フランス系の大型スーパー。品揃えが豊富。 | 自社ブランドに加え、様々なメーカーのポルボロンが揃う。 |
| コンディス(Condis) | バルセロナ周辺に多く、比較的コンパクトで利用しやすい。 | ローカルなメーカーや高級ラインナップも一部取り扱いあり。 |
これらのスーパーでは、大きな箱に入ったポルボロンが、専門店よりも遥かに安い価格で手に入ります。
スーパーのポルボロンを選ぶコツ
スーパーのポルボロンを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしてみてください。
- ブランド: 「El Almendro」や「La Estepeña」など、スペインの伝統的なお菓子メーカーのものは、比較的品質が安定していて安心です。
- パッケージの重さ: ポルボロンは非常に軽いお菓子ですが、グラム単価で考えると、やはり大型パックがお得です。
- 種類: 一箱に何種類もの味がアソートされているミックスパックは、たくさんの人に配るお土産に最適です。
注意点:販売場所と時期
スーパーでは、お菓子売り場ではなく、レジの近くや店の入り口付近に設けられる「季節限定品コーナー」に陳列されることが多いです。
探しても見つからない場合は、臆せず店員さんに「Dulces de Navidad(ドゥルセス・デ・ナビダ)」や「Polvorón(ポルボロン)」と尋ねてみてくださいね。
そして繰り返しになりますが、販売期間はクリスマスシーズンのみです。
11月下旬から1月上旬を過ぎると、スーパーではまず見つけることができなくなりますので、ご注意ください。
スーパーのポルボロンは、日常的なお土産として、また、様々な味を気軽に試したい時に最適です。
お財布にも優しく、大量購入しやすいのが魅力ですね!
お土産に最適!バルセロナ空港でポルボロンを探す方法
「旅行中に買い忘れた!」「荷物が多くて最終日にまとめて買いたい」という方にとって、空港は最後の砦ですよね。
バルセロナ・エル・プラット空港(BCN)でも、ポルボロンを購入することは可能です。ただし、いくつかの注意点がありますので、しっかり確認しておきましょう。
空港の主要な販売場所
バルセロナ空港でポルボロンを探すなら、主に以下の3つの場所をチェックしてみてください。
-
- Duty Free Shop(免税店):
最もポルボロンが見つけやすい場所です。定番のお土産品として、有名ブランドのポルボロンが置かれていることが多いです。
ただし、空港価格で街中よりも割高になる傾向があります。
-
- トラベルリテール(Travel Retail)の専門店:
「Areas」などの空港内にあるコンビニエンスストアや、お土産専門のブティックにも、クリスマスの時期には特設コーナーが設けられることがあります。
しかし、季節や在庫状況によっては取り扱いがない場合もありますので、あくまで補助的な場所として考えておきましょう。
-
- El Corte Inglés(エル・コルテ・イングレス)の小型店(稀に):
空港内にエル・コルテ・イングレスの小型店舗やグルメショップが出店している場合があります。
もしあれば、高品質なポルボロンやトゥロンなど、デパートで販売されていたものと同じラインナップが見つかる可能性が高いです。
空港で購入する際の注意点
空港での購入は便利ですが、街中で買うのとは違い、いくつかのデメリットがあります。
最大の注意点:時期と品揃え
空港の免税店やお土産屋は、街中のスーパーや専門店と比べて、クリスマスの時期が過ぎると、ポルボロンの撤去が早い傾向があります。
また、品揃えも定番の数種類に限定されることが多く、様々なブランドやフレーバーを比較して選びたい方には不向きです。
価格
街中のスーパーで買うよりも、一般的に10%〜30%程度割高になります。
「とにかくポルボロンが欲しい!」という方は問題ありませんが、節約したい方は、旅行中に街中で購入しておくことを強くおすすめします。
結論として、バルセロナ空港は「最後の手段」として利用するのが賢明です。
時間に余裕をもって、バルセロナ市内のスーパーや専門店で、お気に入りのポルボロンを見つけておくのが、最も満足度の高い購入方法だといえるでしょう。
ポルボロンの伝統的な食べ方を知っておこう!崩さず美味しく味わうコツ
ポルボロンの最大の特徴は、その脆さ(もろさ)にあります。
一般的な焼き菓子のように袋を開けてそのまま口に運ぶと、ポロポロと崩れてしまい、せっかくの美味しいお菓子を床にこぼしてしまうかもしれません。
実は、ポルボロンにはスペインの伝統的な食べ方があり、それを知っていると、より美味しく、そしてスマートにポルボロンを楽しむことができますよ!
キーワードは「握りしめる」
ポルボロンの伝統的な食べ方の手順は非常にシンプルで、包み紙を開ける前に、ポルボロンをしっかりと握りしめるのがポイントです。
伝統的な食べ方の手順
- ポルボロンを包み紙ごと持つ: ポルボロンは個包装されています。この包み紙は破らずに、そのまま手のひらに乗せます。
- ギュッと握る: ポルボロンの形が崩れないように、指先ではなく手のひら全体で、力を込めて数秒間ギュッと握りしめます。
この「握りしめる」という動作が、崩れやすい粉の粒子を圧縮し、ポルボロンを一時的に固めて崩れにくくする役割を果たします。 - 包み紙を剥がす: 固まったら、そっと包み紙を剥がします。
- 口に運ぶ: 一気に口に入れるのではなく、少しずつ崩しながら口に運びます。
口の中で唾液と混ざり合うことで、ほろほろと溶けていくような独特の食感を楽しむことができます。
この食べ方には、ちょっとした遊び心も含まれています。
スペインでは、「握りしめる間に、ポルボロンが崩れずに済むように願い事をする」という習慣もあるそうです。
食べる前から楽しい、粋なお菓子ですよね!
ポルボロンをより美味しくする秘訣
ポルボロンは素朴なお菓子ですが、合わせる飲み物やタイミングで、さらに美味しくなります。
コーヒーや紅茶と一緒に
ポルボロンの濃厚な甘さとナッツの風味は、苦味のあるブラックコーヒーや、ストレートティーと非常に良く合います。
特にエスプレッソやカプチーノと一緒に食べると、口の中で甘さと苦さが絶妙に溶け合い、最高のブレイクタイムになります。
食後酒やワインと一緒に
スペインでは、ポルボロンを食後のデザートワインや、シェリー酒(特にオロロソやアモンティリャードのような甘口・辛口のシェリー)と一緒に楽しむこともあります。
ポルボロンの粉っぽさをシェリー酒が優しく流し込んでくれるような、大人の楽しみ方です。
スペインの伝統的な雰囲気を味わいながら、ぜひこの「握りしめる」儀式と、最高のペアリングを楽しんでみてくださいね。
ポルボロンは日本でも買える?国内の主要な購入ルートを解説
「バルセロナ旅行まで待てない!」「クリスマス以外でも食べたい!」という方もご安心ください。
ポルボロンは、日本でも比較的簡単に手に入る輸入菓子となっています。
特に輸入食品店やオンライン通販を利用すれば、一年中いつでも購入することが可能ですよ。
ここでは、日本国内でポルボロンを購入するための主要なルートと、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
日本国内での主な購入ルート一覧
購入ルートは大きく分けて以下の3つです。
- 輸入食品店・高級スーパー: カルディコーヒーファーム、成城石井、紀ノ国屋など。
- オンライン通販サイト: Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、輸入菓子専門の通販サイトなど。
- デパート・催事: クリスマスシーズンやスペインフェアなどの期間限定催事。
これらのルートを賢く使えば、あなたのポルボロンライフは一年中豊かになります!
それぞれのルートの詳細と選び方
輸入食品店・高級スーパー
最も手軽に、今すぐ手に入れたい場合に最適なルートです。
特にカルディや成城石井などは店舗数が多く、普段の買い物ついでに立ち寄れるのが魅力です。
* メリット: 実物を見て購入できる、すぐに手に入る、価格が比較的安定している。 * デメリット: 種類が限定的(主に定番のアーモンド味など)、スペインの老舗ブランドではないことが多い。
後ほど、これらの店舗での詳しい探し方を解説しますね。
オンライン通販サイト
最も多くの種類やブランドから選びたい場合に最適なルートです。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、複数の輸入業者が様々なポルボロンを販売しています。
* メリット: 種類・ブランドの選択肢が最も豊富、スペインの専門店ブランドのポルボロンも見つけられることがある、重い荷物を運ぶ必要がない。 * デメリット: 送料がかかることがある、届くまでに時間がかかる、実物を見て鮮度を確認できない。
デパート・催事
高品質なものを、期間限定で試したい場合に最適です。
特にクリスマス前や、スペインの食文化を紹介するフェアが開催される際、普段は日本に輸入されていないような高級ポルボロンが並ぶことがあります。
* メリット: 高品質な限定品に出会える可能性がある、試食できる場合がある。 * デメリット: 開催時期や場所が不定期で、常に購入できるわけではない。
このように、日本にいながらでもポルボロンを楽しむ方法はたくさんあります。
あなたの目的やライフスタイルに合わせて、最適な購入ルートを選んでみてくださいね。
カルディや成城石井でポルボロンを見つけるには?
日本の輸入食品店の代表格であるカルディコーヒーファーム(KALDI)や成城石井は、ポルボロンの販売実績が非常に多い店舗です。
しかし、これらの店舗でも「ある時期」と「特定の場所」を知っておかないと、見逃してしまう可能性があります。
ここでは、これらの店舗でポルボロンを確実にゲットするための探し方のコツを解説します。
カルディコーヒーファームでの探し方
カルディは、ポルボロンを比較的通年で取り扱っている店舗ですが、特に以下の時期は要チェックです。
通年販売品を見つける
カルディでは、「幸福のお菓子」としてポルボロンを販売していることがあります。
* 陳列場所: 焼き菓子コーナーや、輸入クッキーの棚を探してみてください。
* パッケージ: 比較的小さめの袋に入ったものが多く、「スペインのお菓子」「ポルボロン」といった日本語表記を頼りに探すと見つけやすいです。
クリスマス・年末年始の特設コーナーを狙う
カルディは、クリスマスが近づくと世界各国のクリスマス菓子を大々的に展開します。
* 時期: 11月頃から。 * 陳列場所: 店の入り口近くや、レジ前の特設台など、目立つ場所に山積みにされていることが多いです。
この時期は、スペイン直輸入の大きな箱入りのポルボロンが見つかる可能性も高くなります。
成城石井での探し方
成城石井は、高品質な輸入食品を扱う高級スーパーであり、ポルボロンの品質にもこだわりが見られます。
焼き菓子・クッキー売り場をチェック
成城石井でも、ポルボロンは輸入クッキーやビスケットのコーナーに置かれていることが多いです。
* 価格帯: カルディよりも若干高めですが、パッケージや品質が良いものが選ばれている傾向があります。
季節のイベントコーナーも要確認
成城石井でも、クリスマスやヨーロッパの食文化をフィーチャーした期間限定のコーナーが設けられることがあります。
* ポイント: 他の輸入菓子(イタリアのパネトーネなど)と一緒に並んでいることが多いので、スペインのお菓子というジャンル全体に目を配ると見つけやすいですよ。
これらの店舗でポルボロンを見つけるには、「輸入菓子」という視点だけでなく、「クリスマス」や「ヨーロッパの焼き菓子」といった広い視点で探すことが大切です。
どうしても見つからない場合は、店員さんに遠慮なく尋ねてみましょう!
オンライン通販でポルボロンを探すならココ!おすすめサイトを紹介
「近くに輸入食品店がない」「バルセロナの特定のブランドのポルボロンが欲しい」という方にとって、オンライン通販は最も強力な味方です。
種類が豊富で、自宅まで届けてくれる便利さは、忙しい現代人にとって大きなメリットですよね。
ここでは、ポルボロン探しでおすすめのオンライン通販サイトと、検索のコツを解説します。
主要なオンラインモールでの探し方
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング
これらの大手通販モールでは、「ポルボロン」と検索するだけで、非常に多くの商品がヒットします。
* 検索のコツ: ただ「ポルボロン」と検索するだけでなく、「ポルボロン スペイン」「ポルボロン ブランド名」など、より具体的なキーワードを組み合わせて検索すると、目的の商品に早く辿り着けます。
* チェックポイント: 賞味期限と販売元(輸入業者)を必ずチェックしてください。特に輸入菓子は、在庫期間が長い場合があるため、賞味期限が短いものは避けた方が安心です。
* アソートパック: Amazonや楽天市場では、ポルボロンとマントカドなどがセットになったアソートパックも人気です。色々な味を試したい方におすすめです。
輸入菓子専門店の通販サイト
大手モール以外にも、スペイン菓子専門のインポートショップや、ヨーロッパ食材専門のオンラインストアを利用するのも非常におすすめです。
* メリット: バルセロナの老舗店や、日本では珍しい地方のポルボロンなど、専門店ならではのラインナップが期待できます。
* デメリット: 大手モールよりも価格が高めになる傾向があります。
メルカリなどのフリマサイトは?
メルカリなどのフリマサイトでもポルボロンは出品されていますが、食品の購入には細心の注意が必要です。
* リスク: 保存状態や賞味期限、衛生管理が不明瞭です。
* 推奨: 基本的には、正規の輸入ルートを通じた大手通販モールや店舗での購入を強くおすすめします。
ポルボロンのオンライン購入は非常に便利ですが、「崩れやすい」というお菓子の特性を理解しておく必要があります。
配送中に多少の欠けや割れが生じる可能性はありますが、それはポルボロンの宿命のようなものですので、気にしすぎずに「ほろほろ」の食感を楽しんでくださいね!
【注意点】ポルボロンの持ち帰り(お土産)で気を付けるべきこと
バルセロナで念願のポルボロンをゲットしたら、今度は無事に日本まで持ち帰る必要がありますよね。
ポルボロンは前述の通り、非常に繊細で崩れやすいお菓子です。
ここでは、ポルボロンを綺麗な状態で持ち帰るためのパッキングのコツと、お土産としての注意点を解説します。
ポルボロンのパッキング・持ち運びのコツ
「握りしめる」のは日本に着いてから!
伝統的な食べ方として「握りしめる」ことを紹介しましたが、お土産として持ち帰るポルボロンは、絶対に握りしめないでください!
運搬中に圧縮されてしまうと、逆に包み紙の中で固まってしまい、せっかくの「ほろほろ感」が損なわれる可能性があります。
エアクッション(プチプチ)は必須アイテム
ポルボロンの箱は、エアクッション(プチプチ)で丁寧に包むのが最も効果的です。
* 箱の隙間を埋める: ポルボロンの包み紙の間に空間があると、中で動いて崩れやすくなります。もし箱の中に余裕がある場合は、ティッシュやキッチンペーパーなどを詰めて、動かないように固定しておくと安心です。
スーツケースの「真ん中」に配置
パッキングしたポルボロンは、スーツケースや手荷物の中で、最も衝撃が加わりにくい「真ん中」に配置しましょう。
* 周囲を衣類で固める: 周囲を柔らかい衣類(セーター、タオルなど)でしっかり固めるようにパッキングし、外部からの衝撃を吸収できるように工夫してください。
お土産として渡す際の注意点
ポルボロンを人にあげる場合、必ず「伝統的な食べ方」を伝えてあげてください。
* 説明は必須: 「袋を開ける前に、中のお菓子を握りしめてから開けてね」という一言があるだけで、相手はスマートにポルボロンを楽しむことができますし、話のネタにもなって喜ばれますよ!
そして、多少の割れは「ご愛嬌」として、あまり気にしすぎないことも大切です。
ポルボロンは元々崩れやすいお菓子。無事に持ち帰れただけでも、あなたの愛情と努力の証です!
ポルボロンの賞味期限はどれくらい?長持ちさせる保存方法
ポルボロンをたくさん購入した場合、「どれくらい日持ちするのかな?」と心配になりますよね。
特に、日本でポルボロンを購入する場合や、バルセロナで大量にお土産を買う場合は、賞味期限の知識は必須です。
ポルボロンは「比較的日持ちする」お菓子
ポルボロンの主原料は、小麦粉、砂糖、ナッツ、そしてラード(またはバター)です。
水分量が非常に少なく、油分が多い焼き菓子であるため、一般的なクッキーなどと比べても、比較的日持ちするお菓子とされています。
具体的な賞味期限の目安
* スペインの市販品(箱入り): 製造日から約6ヶ月〜1年程度の賞味期限が設定されていることが多いです。
* 日本で販売されている輸入品: 輸入された時点から、残り2ヶ月〜半年程度のものが一般的です。
* 専門店のフレッシュな手作り品: 専門店で量り売りされているようなものは、防腐剤などが少ないため、購入後1ヶ月程度で食べきるのが望ましいです。
パッケージに記載されている日付を必ず確認し、「Fecha de Consumo Preferente」(賞味期限)などのスペイン語表記もチェックしておきましょう。
ポルボロンを長持ちさせる保存方法
ポルボロンは、基本的に「常温保存」で問題ありません。
高温多湿を避けることが、美味しく食べきるための最大のポイントです。
直射日光と湿気を避ける
直射日光が当たる場所や、湿度の高い場所に置いておくと、油分が酸化して風味が落ちたり、湿気で食感が損なわれたりする可能性があります。
キッチンの戸棚など、涼しくて暗い場所で保存してください。
密閉容器に入れる
箱から出して個包装のポルボロンを保存する場合でも、密閉できる容器やジップロックなどに入れることで、湿気や他の食品の匂いが移るのを防ぐことができます。
冷蔵庫保存は基本的に不要
夏場など、室温が非常に高くなる場合は、冷蔵庫の野菜室などに入れるのも一つの手ですが、基本的にポルボロンは常温保存でOKです。
冷蔵庫に入れると、出すときに結露して湿気を含んでしまう可能性があるので、注意が必要です。
適切な方法で保存すれば、ポルボロンは長く楽しめます。
バルセロナの思い出を噛みしめながら、少しずつ、大切に味わってくださいね。
バルセロナのポルボロンとマントカドの違いって?
ポルボロンを探していると、必ず「マントカド(Mantecado)」というお菓子も一緒に目にするはずです。
見た目も味も非常によく似ているため、「何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
実は、この二つのお菓子には、製法と材料に決定的な違いがあるんです。
この違いを知っておくと、ポルボロン探しがさらに楽しくなりますよ!
決定的な違いは「ナッツの有無」
ポルボロンとマントカドの最も大きな違いは、「ナッツ(主にアーモンド)が含まれているかどうか」です。
ポルボロン(Polvorón)
* 特徴: アーモンドパウダーが必須の材料です。
* 食感: ナッツの油分と焼いた小麦粉の相乗効果で、より「ほろほろ」と崩れやすい、雪のような繊細な食感が特徴です。
* 形: 楕円形(舟形)で、焼く前に上にアーモンドの粒や砂糖がまぶされることが多いです。
マントカド(Mantecado)
* 特徴: 主に小麦粉、砂糖、ラード(マントカ)を主原料とし、ポルボロンのようにナッツは必須ではありません。
* 食感: ナッツが入っていない分、ポルボロンよりも少し「サクッ」とした、固めでしっかりとした食感になる傾向があります。
* 形: 円形や、星型など、様々な形に成形されます。
簡単にまとめると、「ナッツの風味豊かな、より繊細な口溶け」を楽しみたいならポルボロン、
「素朴な甘さとサクッとした食感」を楽しみたいならマントカド、という選び方ができます。
味わいと見た目の違い比較
| 項目 | ポルボロン(Polvorón) | マントカド(Mantecado) |
| 主な材料 | 小麦粉(焼いたもの)、ラード、砂糖、アーモンドパウダー | 小麦粉、ラード、砂糖(アーモンドは必須ではない) |
| 食感 | ほろほろ、雪のように溶ける(非常に繊細) | サクッ、ザクッとした、ややしっかりした食感 |
| 形状 | 楕円形、舟形が多い | 円形、星型など様々 |
| 主なフレーバー | アーモンド、シナモン、レモン、チョコレート | シナモン、アニス、ゴマなど(フレーバーが多様) |
バルセロナのスーパーや専門店では、ポルボロンとマントカドが同じクリスマスの特設コーナーに並んで販売されています。
ぜひ、両方を食べ比べてみて、どちらがあなたの好みの「ほろほろ」なのかを比べてみるのも楽しいですよ!
筆者モモストアは、アーモンドのコクと口溶けがたまらないポルボロン派ですが、マントカドの素朴な味わいも捨てがたいです。
まとめ:バルセロナ旅行の思い出にポルボロンを楽しもう!
今回の記事では、スペイン・バルセロナでポルボロンを購入するための場所、時期、そして美味しく味わうためのコツまでを網羅的に解説しました。
ポルボロンは、ただのお菓子ではなく、スペインの温かいクリスマスの伝統や文化を感じさせてくれる、非常に特別な存在です。
購入場所のおさらい
バルセロナでの購入場所をもう一度おさらいしておきましょう。
| 場所 | おすすめ度 | 特徴 |
| 老舗・専門店(Casa Colominaなど) | ★★★★★ | 高品質、手作りに近いフレッシュな風味。 |
| スーパーマーケット(Mercadonaなど) | ★★★★☆ | 手軽、安価、バラマキ土産に最適。 |
| デパート(El Corte Inglés) | ★★★★☆ | 品揃え豊富、高級ブランドも揃う。 |
| 空港 | ★★★☆☆ | 最終手段、種類が限定的で割高。 |
そして最も大切なのは、ポルボロンが「季節限定」のお菓子だということを忘れないでください。
11月下旬から1月6日までのクリスマスシーズンを狙ってバルセロナを訪れるのが、ポルボロンを最大限に楽しむためのベストタイミングです!
旅行中に美味しいポルボロンを見つけて、ご自身で楽しむのはもちろん、「握りしめる」食べ方の秘密も添えて、大切な人へのお土産にしてみてはいかがでしょうか。
この記事が、あなたのバルセロナでのポルボロン探しの助けになれば、筆者モモストアとしてとても嬉しいです。
どうぞ素敵な旅と、最高の「ほろほろ」体験をお楽しみください!
最後に、日本に帰国後や、バルセロナに行けない時でもポルボロンを楽しみたい方へ、改めてオンラインでの購入をおすすめします。
日本国内のオンラインショッピングサイトでも、様々な輸入業者が高品質なポルボロンを取り扱っています。
「バルセロナで買ったあの味が忘れられない!」という時や、「次のクリスマスまで待てない!」という時には、ぜひ以下のリンクから探してみてくださいね。
ポルボロンのオンライン購入でチェックすべきポイント:
- ブランド: El Almendro(エル・アルメンドロ)など、スペインの有名ブランドを探す。
- 種類: アーモンド、シナモン、レモンなど、好きなフレーバーを選ぶ。
- 賞味期限: 購入前に必ず確認する。
これらの情報を活用して、いつでもポルボロンの幸せな味を楽しんでください!

