100均のホースは売ってないって本当？ダイソー・セリア・キャンドゥの在庫と種類を徹底調査！

こんにちは、モモストアです！
「ちょっとした水やりや掃除に使いたいから、100均でホースを探している」という方も多いのではないでしょうか？

でも、いざお店に行こうとネットで検索すると、「100均にはホースは売ってない」という情報を見かけて不安になることがありますよね。
本当に売っていないのか？もし売っているなら、どんな種類があるのか？
この記事では、そんなあなたの疑問を、ダイソー、セリア、キャンドゥの最新の在庫状況や商品ラインナップを調査しながら徹底的に解決していきます！

どこで、どんなホースが手に入るのか、そしてもし売り切れていた場合の「裏ワザ的な代用品」まで詳しくご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

100均でホースは本当に売ってないの？【結論：売ってます】

まず、一番気になる「100均でホースは売ってないのか？」という疑問の答えからお伝えします。
結論から言うと、ホースは100均でもしっかりと販売されています！
この「売ってない」という噂に惑わされて、わざわざホームセンターに行こうと考えていた方は、ご安心くださいね。

なぜこのような噂が広まってしまったかというと、主に「お店の規模」と「季節」が大きく関係しています。

売っていない店舗もあるって本当？商品の陳列場所にも注意！

確かに、駅前の小型店舗やビルの中にある店舗など、売り場面積が小さい100円ショップでは、かさばるホース本体やホースリールなどの大型園芸用品は取り扱いがない場合があります。
これは、限られたスペースに需要の高い商品を優先的に陳列するため、どうしてもかさばる園芸用品は置いていないケースが多いんです。

しかし、郊外にある大型の路面店や複合施設内の広めの店舗であれば、ほとんどの場合、ホース本体からノズル、ジョイント、そして人気の小型ホースリールまで一通り揃っています。
探すときのコツは、単に「日用品」コーナーを探すのではなく、「園芸コーナー」や「掃除用品コーナー」をチェックすることです。
特にダイソーでは、園芸用品に特化したコーナーが独立していることが多く、そこに様々な種類のホースやパーツが陳列されていますよ。

また、商品の種類も多岐にわたります。
単なる水撒き用のホースだけでなく、洗濯機のお風呂の残り湯を使うための給水ホース、水槽の水を入れ替えるための細いホース、さらにはお風呂場や洗面台の排水口を掃除するための特殊なホースまで販売されているんです。

これらのホースは、短いものが多く、例えば「ベランダの水やりに使う」など用途が限定的な場合に非常に役立ちます。
「売ってない」というのは、「探している用途に合う長いものが売っていない」という誤解から生まれている可能性が高いとモモストアは考えています。

モモストアの調査に基づくと、まずは最寄りの100均の中でも「大型店舗」を狙って行くのがベストな戦略と言えます。
もし売り場で見つからなかった場合は、諦めずに店員さんに「園芸用品のホースはありますか？」と尋ねてみてください。思わぬ場所から在庫が出てくることもありますよ。

「100均で欲しいものが見つからない…」とガッカリする前に、まずは大型店舗の園芸コーナーを覗いてみましょう！

店舗の規模	ホースの在庫傾向	探すべきコーナー
大型店（路面店など）	ノズル、ジョイント、ホースリールなど豊富。	園芸用品、掃除用品
小型店（駅ナカなど）	パーツ（ジョイント）のみ、または在庫なしの場合が多い。	掃除用品（排水口用など）

ダイソーで買えるホースの種類と探し方！園芸用・掃除用・水槽用まで

100円ショップの中でも、特に園芸用品の品揃えが充実しているのがダイソーです。
ダイソーでは、本当に様々な種類のホースや関連アイテムが展開されています。ただし、全てが100円（税抜き）ではなく、300円や500円のアイテムも混ざっていることに注意が必要です。これらの価格帯のものは、品質や耐久性がアップしているため、長く使いたい場合にはおすすめです。

ダイソーのホースは大きく分けて3つのカテゴリで展開！

ダイソーでホースを探す際は、以下の3つのカテゴリを意識して探すと見つけやすいです。

園芸・水やり用のホース

ベランダ菜園や庭木の水やりに最適なホースが揃っています。
最も人気があるのは、「スパイラルホース」や「伸びるホース」と呼ばれるタイプです。これらはコンパクトに収納でき、必要な時だけ伸びるため、場所を取らず非常に便利です。

• 小型ホースリール：5m～10m程度の小型リールに巻かれたタイプ。ベランダや玄関周りの掃除に最適です。価格は500円～700円程度が多いです。
• ジョイント・コネクター：ホースと蛇口、ホースとノズルを繋ぐための必須パーツ。ここが100均の強みで、各種サイズや形状のジョイントが110円で購入できるため、ホームセンターで買ったホースの「足りないパーツ」を補うためにダイソーを利用する人も多いんですよ。
• ノズル各種：シャワー、ジェット、霧吹きなど、水の出方を調整できるノズルも豊富。壊れやすいパーツなので、100均で予備を買っておくと安心です。

園芸用ホースは、特に春から夏にかけて、新商品が多く入荷し、同時に売り切れも発生しやすいため、欲しいものがある場合は早めにチェックすることをおすすめします。

洗濯・排水口掃除用のホース

意外と知られていないのが、このカテゴリのホースです。日常生活で地味に役立つ特殊なホースが並んでいます。

• 洗濯機用風呂水給水ホース：風呂の残り湯を洗濯に利用するためのホース。メーカー品を買うと数千円しますが、ダイソーでは給水用のポンプとセットで300円や500円で売っていることがあります。ただし、これは大型店舗限定の取り扱いが多いです。
• 排水口掃除用ホース：シンク下の排水パイプを掃除するための細いブラシ付きホース。汚れを奥まで掻き出すのに便利で、水圧を利用して詰まりを解消するための特殊なノズルも売られています。

水槽・その他特殊用途のホース

アクアリウムが趣味の方にも朗報です。水槽の水を入れ替える際に使う細いシリコンホースや、灯油ポンプの交換用ホースなども扱っています。
これらのホースは、園芸コーナーではなく、ペット用品コーナーや季節用品コーナー（冬場は灯油、夏場は水遊び）に置かれていることが多いので、探し回る際はコーナーを切り替えてみてください。

このように、ダイソーは非常に品揃えが豊富ですが、どの店舗でも全ての商品が揃っているわけではありません。
もし近所のダイソーで見つからなかったら、ダイソー公式サイトの店舗検索で大型店をチェックしてから行くと、効率的に探すことができますよ。

セリアのホースのラインナップ！小型園芸ノズルや便利なジョイントはある？

セリアは、ダイソーとは少し異なり、「おしゃれでデザイン性の高い商品」や「便利な小型パーツ」に特化している傾向があります。
そのため、「長いホース本体」や「大型のホースリール」といった商品は、ほとんど取り扱いがない、または非常に限られた種類しか置いていないと認識しておいた方が良いでしょう。しかし、セリアにはセリアならではのメリットがあるんです！

セリアの強みは「ジョイントとノズルの質」と「モノトーンデザイン」

セリアのホース関連商品の魅力は、そのデザインと、汎用性の高いパーツ類にあります。
園芸用品もモノトーンやシックなカラーリングのものが多く、ベランダに置いても生活感が出にくいのが特徴です。特に、以下のようなパーツはセリアの隠れたヒット商品となっています。

汎用性の高い「ジョイント・アタッチメント」

セリアのジョイントは、他の100均よりもサイズや形状がシンプルなものが多く、「蛇口からバケツに水を入れたい」といった、ホースを介さない一時的な水供給にも使えるアタッチメントが充実しています。
例えば、洗濯機や洗面台の蛇口に簡単に取り付けられる「万能口金」や、ホース同士を繋ぐためのコネクターは、コンパクトでかさばらないため、予備として購入する人が多いです。

小型ガーデニングに特化した「ハンディノズル」

セリアでよく見かけるのは、ホースの先端に取り付けるのではなく、「手で持って水を入れる」タイプの小型ノズルです。
霧吹きとシャワーが一体になったような、観葉植物の水やりや、小さなベランダ菜園に最適なサイズのノズルが豊富に揃っています。
ホース本体がない代わりに、ジョウロやスプレーボトルといった水やりアイテムが充実しているので、「ホースが見つからなかった」という場合は、こちらで代用するのも一つの手です。

セリアで探すべきもの	セリアで見つかりにくいもの
デザイン性の高いジョイント・ノズル	ホース本体（5m以上のもの）
観葉植物用の小型水やりグッズ	大型のホースリール
モノトーンの園芸用品	風呂水給水ホースなど特殊なもの

セリアは店舗数が多いため、近所で見つかる可能性は高いですが、長いホースを求めている場合は、ダイソーやホームセンターの方が確実です。
しかし、「今持っているホースのジョイントが壊れたから交換したい」というような、パーツ目的であれば、セリアは最高の選択肢となります。

セリアの園芸コーナーは、比較的レジに近い場所に配置されていることが多いので、お店に入ったらまずチェックしてみてくださいね！

キャンドゥで「売ってない」と嘆く前に！意外なコーナーにある人気商品

キャンドゥもダイソーやセリアと同様に、ホース関連商品を取り扱っていますが、こちらも「店舗によって在庫の差が大きい」のが実情です。
特にキャンドゥは、コラボ商品や季節のトレンドアイテムに力を入れているため、定番のホース類は陳列場所が変わりやすく、「売ってない」と勘違いされがちです。

キャンドゥの「隠れた名品」ホース関連グッズ

キャンドゥで「売ってない！」と諦めてしまうのはもったいないです！
キャンドゥには、園芸用品だけでなく、掃除や水回りの「困った」を解決する、ニッチで便利なホース関連グッズがあります。

洗面台の水の流れを改善する「延長ホース」

洗面台の水を、もう少し遠くへ流したい、という経験はありませんか？
キャンドゥでは、洗面台の排水口に取り付けられる「簡易延長ホース」や、蛇口に被せて水の流れを下向きに延長する「シャワーヘッド風アタッチメント」などが人気です。
これらは、園芸コーナーではなく、「バス・トイレタリー用品」のコーナーに置かれていることが多いです。お子さんの手洗いや、洗面台の掃除の際に非常に便利だと、SNSでも話題になっていますよ。

小型水槽・ペット用水飲み場のホース

キャンドゥもペット用品に力を入れており、水槽の排水や給水に使える細いチューブは常に在庫があることが多いです。
また、ペット用の自動給水器の交換用チューブとして利用できる汎用性の高いホースも置いてあります。
これは「ペット用品」の棚に陳列されているので、園芸コーナーで見つからなかった場合は、こちらもチェックしてみてください。

カテゴリ	おすすめ商品	探すべき場所
水回り	洗面台延長アタッチメント	バス・トイレタリーコーナー
掃除	排水口用フレキシブルブラシ	掃除用品コーナー
ペット	水槽用チューブ、サイフォン	ペット用品コーナー

キャンドゥでは、「多目的」「マルチに使える」というキーワードでパッケージングされた商品が多いです。
ホース本体が見つからなくても、「水を通すためのチューブ」や「水漏れを防ぐためのパッキン」など、部品単位での品揃えが豊富なので、複数の商品を組み合わせて自作するのも一つの楽しみ方かもしれません。

ちなみに、キャンドゥは店舗によっては少し通路が狭い場合もあるので、店員さんに声をかけるのが一番早い方法かもしれませんね！

なぜ「100均にホースはない」という噂が広がるのか？【3つの理由】

「100均にホースはない」という噂が、なぜこんなにも根強く広まってしまったのでしょうか？
モモストアが調査した結果、主に以下の3つの理由が考えられます。これらの理由を知っておくと、お店で探す際の「諦めポイント」が明確になりますよ。

理由1：大型ホースリールやセット商品の取り扱いがないため

ホームセンターや家電量販店で売られているホースリールは、15m、20mといった長いものが主流で、価格も5,000円を超えるものが一般的です。
これに対し、100均で取り扱っているのは、長くても10m程度までの小型リール、またはホース本体とノズルが別売りになっている「バラ売り形式」がほとんどです。

つまり、「庭全体に水を撒きたい」というニーズには100均のホースは対応できません。
この「本格的なものが手に入らない＝ホース自体がない」という認識になってしまったことが、噂の大きな原因の一つと考えられます。

理由2：園芸シーズン以外は売り場から姿を消すため

ホースは典型的な「季節商品」です。
特に水やり用の園芸ホースは、春から夏にかけてのガーデニングシーズンに最も需要が高まります。
この時期には店舗の目立つ場所に大量に陳列されますが、秋から冬にかけては需要が急激に減るため、在庫が倉庫にしまわれたり、売り場自体が別の季節商品に切り替わったりします。
冬場に探しに来た人が「ない」と判断し、それが情報として広まってしまったケースも多いでしょう。

理由3：「ジョイント」と「ホース」が別売りで分かりにくい

ホームセンターでは、ホース本体を買えば、たいてい蛇口に繋ぐための「口金」や「ジョイント」がセットになっています。
しかし、100均では、ホース本体、ノズル、ジョイント、口金、といった全てのパーツが別売りになっていることが多いです。これは、お客様が自分の必要な長さやパーツだけを選べるというメリットがある反面、

1. ホース本体は別の棚にある
2. ジョイントは別の箱に入っている
3. ノズルはまた別の場所

というように、一つの場所で全てが揃わないために、「完全なホースセット」がない＝「ホースがない」と誤解されてしまうことがあります。
探し回るのが苦手な人にとっては、「売ってない」と感じてしまうのも無理はありませんね。

これらの理由から、100均でホースを探す際は、「完璧なセット」を求めるのではなく、「必要なパーツを組み合わせて使う」という意識で探すことが重要になります。

【注意点】100均のホースを屋外で使う際の耐久性・品質はどうなの？

100均でホースが買えるのは嬉しいけれど、やっぱり気になるのは「耐久性」や「品質」ですよね。
特に屋外で使う園芸用のホースは、太陽の紫外線や水圧に常にさらされるため、その品質は非常に重要です。
結論から言うと、「本格的な使用や長期間の耐久性を求めるなら、ホームセンター製に劣る」と言わざるを得ません。しかし、用途を限定すれば、100均ホースも十分活躍してくれます。

100均ホースの「弱点」と「対策」

100均のホースの主な弱点は、使用されている素材の厚みと耐UV性能です。

弱点1：紫外線による劣化が早い

屋外に放置されたホースは、紫外線を浴び続けることで硬化し、ひび割れやすくなります。100均のホースは、ホームセンターの高価なホースと比べて、紫外線防止加工（耐UV加工）が不十分な場合が多いです。
【対策】使用後は必ず日陰にしまう、またはホースリールで巻き取り、カバーをかけるなどのひと手間を加えるだけで、寿命が格段に伸びます。

弱点2：水圧の変化に弱い（ジョイント部分）

水道の蛇口から出る水圧は意外と強力です。
100均のホース本体は水圧に耐えられても、ホースとノズルを繋ぐジョイント部分が水圧で外れやすかったり、パッキンが緩んで水漏れしたりすることがあります。
特に、ノズルを閉めて水流を一時的に止めた際（ホース内に水圧がかかる）に、ジョイントが破損しやすい傾向があります。
【対策】使用後は必ず元栓を閉める習慣をつけましょう。また、ジョイント部分は購入時にしっかりと接続できるかを確認し、少しでも不安があれば、ジョイントだけはホームセンターの信頼できるものに交換するのも賢明です。

用途別の「推奨されるホースの選択」

用途	100均ホースの評価	おすすめの使い方
ベランダの水やり（短期）	★★☆（十分）	コンパクトなスパイラルホースを都度使用・収納。
庭の水やり（長期）	★☆☆（非推奨）	長いものや耐久性を求めると、ホームセンターがおすすめ。
風呂水の給水	★★★（最適）	水圧がかからないため、全く問題なく使えます。
排水口掃除	★★★（最適）	使い捨てに近い感覚で使えるため、コストパフォーマンスが高い。

結論として、「数ヶ月からワンシーズンだけ使えればいい」「使用頻度が低い」というライトな用途であれば、100均のホースで十分すぎるほどの性能を発揮してくれます。
ただし、使用しない時の保管方法にだけは、少し気を使うようにしましょう。

買って失敗しない！100均ホースの選び方とチェックすべきポイント

せっかく100均に行ったのに、「買って帰ったら使えなかった…」なんてことは避けたいですよね。
ここでは、100均のホースや関連パーツを選ぶ際に、失敗を避けるための具体的なチェックポイントをモモストアがご紹介します。この3つのポイントを押さえておけば、あなたにぴったりの商品が見つかるはずです！

チェックポイント1：内径・外径サイズを必ず確認する

これが最も重要なポイントです！
ホースには「内径（ホースの内側の直径）」と「外径（ホースの外側の直径）」があり、蛇口側の口金やノズル側のジョイントとサイズが合わないと、水漏れの原因になったり、そもそも接続できなかったりします。

ホームセンターのホースは内径12mmや15mmが主流ですが、100均のホースはそれよりも細い内径7.5mmや9mmといった特殊なサイズが多いです。
特にジョイントパーツを買う際は、以下のことを確認しましょう。

• 既存のホースと繋ぐ場合：既存ホースの内径と外径を測ってメモしておく。
• 蛇口に繋ぐ場合：蛇口の外径（先端の直径）を測って、パッケージに記載の「対応サイズ」と見比べる。

少し面倒に感じるかもしれませんが、この一手間が水漏れトラブルを防ぐ一番の方法です。パッケージの裏側をよく読んで、「適合サイズ」の記載があるか必ずチェックしましょう。

チェックポイント2：ノズルの「止水機能」と「ロック機能」を確認する

水撒き用のノズルを選ぶ際、「水を止める機能（止水機能）」と「水流を固定する機能（ロック機能）」が非常に大切です。

• 止水機能：カチッとレバーを離すだけで水が完全に止まるか。これが甘いと、水がポタポタ漏れてストレスになります。
• ロック機能：レバーを握りっぱなしにしなくても、水が出続けるように固定できるか。広範囲に水撒きする際に、指の疲れを防いでくれます。

店頭では水を出して試すことはできませんが、実際にレバーを握ってみて、カチッとした操作感があるか、パーツがグラグラしていないかを確認してみてください。
ノズルは使用頻度が高い分、壊れやすいパーツなので、300円商品を選ぶなど、少し予算をかけるのもおすすめです。

チェックポイント3：材質と用途の適合性を確認する

ホースの材質は主に塩化ビニール（PVC）ですが、用途によって最適なものが異なります。

材質/タイプ	特徴	適した用途
PVC（一般的な半透明）	安価で柔らかいが、ねじれやすい。	短時間の水やり、室内での水移し。
スパイラル・伸びるホース	伸縮性があり、収納に便利。	ベランダなど狭い場所での使用。
シリコンチューブ（細い）	柔軟で、水槽や灯油ポンプなどに。	水圧がかからない特殊な用途。

ホースが「ねじれにくい構造」になっているかどうかも、パッケージの説明書きから判断できますので、「防藻」や「耐圧」といったキーワードが記載されているものを選ぶと、より快適に使用できますよ。

これらのポイントを参考に、賢く100均ホースを選んでみてくださいね！

短いホースを長くしたい！100均のジョイントを使った延長テクニック

100均で売っているホースは短くて「庭の隅まで届かない！」という悩みを抱える人は多いです。
しかし、ご安心ください！100均にはホースを「延長」するためのパーツが豊富に揃っており、これらを組み合わせることで、必要な長さにカスタマイズすることが可能なんです。まさに100均ならではの裏ワザ的なテクニックと言えます。

【超簡単】ホース延長に必要な「たった2つのパーツ」

ホースとホースを繋げて長くするために必要なパーツは、基本的に以下の2点だけです。

ホース用「ジョイント（コネクター）」

これは、ホースとホースの間に挟んで繋ぐためのパーツです。両端がホースを差し込む構造になっており、ネジや留め具でしっかりと固定することで、水漏れを防ぎます。
ダイソーやセリアでは、「ホースコネクター」や「中間ジョイント」といった名前で販売されています。

【選び方のコツ】必ず「現在持っているホースと同じ内径に対応しているジョイント」を選んでください。
例えば、内径9mmのホースを繋ぎたいなら、パッケージに「内径9mm用」と書かれているものを購入する必要があります。サイズが合わないと水漏れの原因になるので要注意です。

ホースバンド（ワイヤーバンド・ホースクランプ）

100均ホースの延長で最も重要なのが、この「ホースバンド」です。
ジョイントで繋いだだけでは、水圧がかかった時にホースが外れたり、わずかな隙間から水が漏れたりする可能性があります。
このバンドをジョイント部分に被せ、ネジを締めることで、ホースとジョイントを強力に密着させ、水漏れを完全にシャットアウトできます。

【選び方のコツ】バンドは、ホースの外径よりも少し大きいサイズのものを選びましょう。締めることでサイズを調整できる「ワイヤーバンド」や「ネジ式のクランプ」がおすすめです。これも園芸コーナーや工具コーナーで手に入ります。

延長テクニックの手順

延長作業自体は非常にシンプルで、特別な工具は必要ありません。

1. ホースの準備：延長したい2本のホースの切り口をまっすぐにしておく。
2. ジョイントの接続：ホースの端をコネクター（中間ジョイント）にしっかりと差し込む。この時、奥まで押し込むのがポイント。
3. バンドの固定：接続部分の上からホースバンドを被せ、ドライバーなどでネジをしっかりと締めて固定する。
4. 確認：蛇口を少し開けて水を流し、水漏れがないか確認する。

このテクニックを使えば、100均の短いホースを何本も繋げて、必要な場所まで水を届かせることが可能です。もちろん、ダイソーのホースとセリアのホースを繋ぐ、なんてこともできますよ（ただし、サイズは合わせる必要があります）。

安価なホースを組み合わせて、自分だけのオリジナル長さのホースを完成させてみてください！

もし売り切れていたら？100均で買えるホースの代用品と裏ワザグッズ

頑張って大型店まで行ったのに、肝心のホースが売り切れ…そんな時もありますよね。
特に園芸シーズンはホースの需要が高く、欠品になりがちです。しかし、諦めるのはまだ早いです！
100均には、ホース本体がなくても「水の運搬」や「水やり」を代用できる、優秀な裏ワザグッズが豊富に揃っています。

代用品1：灯油ポンプ（手動式・電動式）をホース代わりに

最も手軽で実用的な代用品が「灯油ポンプ」です。灯油ポンプは、灯油だけでなく、水槽やバケツの水を別の容器に移す「水移し」作業に非常に役立ちます。

• 手動式ポンプ：ポンプをシュポシュポと押すだけで水が移動します。水槽の水替えや、雨水をバケツに移すのに便利です。
• 電動式ポンプ：単三電池などで動くタイプ。ボタン一つで水が流れ続けるため、水やり時の「連続給水」に非常に便利です。価格は100円ではなく、200円〜300円のことが多いですが、購入する価値はあります。

このポンプについているチューブ（ホース）は比較的柔らかく、狭い場所への水やりにも使えます。園芸用品コーナーではなく、季節用品（冬場）や掃除用品コーナーで探してみてください。

代用品2：「サイフォン」の原理を利用する細いチューブ

水槽用品コーナーや理科の実験用品コーナーにある「サイフォン用チューブ」も、立派な代用品になります。
これは、高い位置にある水（例えばバケツ）から低い位置にある場所（例えば植木鉢）へ、重力と気圧の力で水を流す「サイフォン」の原理を利用するための細いチューブです。
一度水を満たしてしまえば、あとは手を離しても水が流れ続けるため、水やりや水槽の排水には最適です。

• 水槽用品コーナーにある「水槽用ホース」
• 観葉植物の水やり用の「給水紐」や「給水チューブ」

これらはホース本体としてではなく、「水を通すもの」という視点で探すと見つかりやすいですよ。

代用品3：ペットボトルとジョイントで作る「簡易水やりキット」

もし、どうしてもホース本体が見つからない場合は、以下のパーツを組み合わせることで、簡易的な水やりキットが作れます。

パーツ	用途
ペットボトル	水のタンク代わり
ペットボトルキャップ用の穴あけツール	キャップに穴を開けてノズルを挿入
小型の霧吹きノズル	水やりノズルとして使用

ペットボトルの口に直接取り付けられるノズルも売られているため、小さな植物への水やりや、サッシの溝の掃除など、一点集中型の水供給であれば、ホースがなくても十分に代用可能です。

これらの代用品は、ホースが見つからなかった時の「保険」として知っておくと、非常に心強いですよ。

100均ホースが手に入らない時の「最後の砦」はどこ？【通販サイトの活用】

「近所の100均を何軒も回ったけど、やっぱり欲しいホースが見つからない…」
「ジョイントが壊れてすぐにでも交換したいけど、近くにお店がない」
そんな、緊急性の高い状況や、大型商品が欲しい時の「最後の砦」は、やはり通販サイトです。
ホームセンターのネット通販はもちろんですが、実はAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでも、100均顔負けの「格安ホース」や「便利ジョイント」が驚くほど豊富に販売されているんです。

通販サイトで探すべき「100均相当」のアイテム

通販サイトでは、100均と同じようなコンセプトの「バラ売り」や「小型商品」が多数あります。特に、以下の3つのアイテムは、100均で見つからなかった場合に通販サイトで探すのがおすすめです。

伸縮自在な「マジックホース（伸びるホース）」

ダイソーでも500円商品として人気ですが、通販サイトではさらに長い15m、20mのものが2,000円〜3,000円程度で購入できます。これは、水を流すと約3倍に伸び、水を止めると元のサイズに戻るため、収納スペースが少ない方には最適です。
軽量で持ち運びも楽なので、長いホースが必要な場合は、通販での購入を強くおすすめします。

規格に合わせた「精密なジョイントセット」

100均のジョイントは汎用品がゆえに、ぴったり合わないこともあります。
通販サイトでは、「内径12mm専用のワンタッチコネクタセット」といったように、特定の規格に特化したジョイントセットが安価に手に入ります。
水漏れのリスクを最小限に抑えたい場合は、Amazonや楽天市場で評価の高いジョイントを狙うのが賢明です。

メルカリなどのフリマサイトもチェック！

「とにかく安く手に入れたい！」という場合は、メルカリやラクマといったフリマサイトもチェックしてみましょう。
特に、「引越しで不要になった未使用のホースリール」や「誤って購入した未使用のジョイントパーツ」などが、信じられないほど安価に出品されていることがあります。
送料込みで100均よりもお得に手に入る可能性もあるので、掘り出し物を探す感覚で覗いてみるのも楽しいですよ。

通販サイトを活用すれば、「売ってない」という問題はほぼ解決できます。すぐに欲しい、確実に手に入れたいという方は、Amazonや楽天市場で「ホース 〇〇m」と検索してみましょう。

100均ホースに関するSNSや口コミでのリアルな評判をチェック！

実際に100均のホースを使っている人たちは、どんな感想を持っているのでしょうか？
ここでは、X（旧Twitter）やInstagram、ブログなどのSNSや口コミでよく見られる「リアルな評判」を良い点と悪い点に分けてご紹介します。
これから購入を検討している方は、「使用者の生の声」を参考に、自分の用途に合っているか確認してみてください。

「買ってよかった！」というポジティブな声

多く見られるのは、「コスパの良さ」と「コンパクトさ」を評価する声です。

• 「ベランダ掃除に最適すぎる」
  「ベランダの床を水洗いするのに、長いホースは邪魔。ダイソーの5mリールがちょうどいい。550円でこの使い勝手は神。」
  これは、用途をベランダや玄関周りに絞ったライトユーザーからの評価です。
• 「ジョイントパーツの互換性が高い」
  「ホームセンターのノズルが壊れたから、セリアでジョイントだけ買って繋いだらぴったりだった！これで110円は助かる。」
  特に、「パーツの補給源」としての100均の役割は高く評価されています。
• 「風呂水給水ホースが最高」
  「洗濯機用ホースが急に壊れて困ったけど、ダイソーに300円で売ってた。メーカー品よりは少し細いけど、全く問題なく使える。」
  水圧がかかりにくい特殊な用途のホースは、特に評価が高いです。

「ここはイマイチ…」というネガティブな声

一方で、本格的な使用を目的とした方からは、やはり耐久性に関する不満の声も上がっています。

• 「すぐにホースが硬くなった」
  「庭に数週間出しっぱなしにしたら、ホースがカチカチになってひび割れた。やっぱり外で使うなら耐UV加工のものじゃないとダメだと反省。」
  前述の通り、屋外での長期放置は避けるべきということがわかります。
• 「ノズルとホースの接続部から水漏れが」
  「ノズルをオフにした瞬間に、ジョイント部分から水が噴き出した。バンドで締め直してもダメだった。水圧には弱いかも。」
  水圧に対するパッキンや留め具の強度の問題は、100均商品の宿命かもしれません。
• 「ホースがねじれて水が出ない」
  「安いホースは柔らかすぎて、すぐにねじれてしまい、途中で水が止まってしまう。使うたびにイライラする。」
  ホースの「ねじれにくさ」は、やはり価格に比例するようです。

これらの口コミから、100均ホースは「手軽さ」と「パーツ」では優れているものの、「耐久性」や「高水圧下での安定性」を求める場合は、使い方に工夫が必要である、ということが分かります。

園芸用・洗濯機用など目的別の100均ホース活用術

ホースは、水やりや掃除など、使う目的によって最適な種類や使い方が異なります。
ここでは、「この目的にはこの100均ホースがおすすめ！」という、具体的な活用術を目的別にご紹介します。

目的1：ベランダ菜園・観葉植物の水やり

【おすすめ商品】ダイソーの小型ホースリール（5m程度）またはスパイラルホース
【活用術】
ベランダ菜園では、水やりが終わったらすぐにホースを片付けたいですよね。スパイラルホースは、使用しない時にコイル状に戻るため、場所を取らずに収納できます。
小型リールは、「蛇口から少し離れた場所に水を運びたい」場合に便利ですが、リール自体がプラスチック製で軽いため、水を出している最中にリールが動いてしまわないよう、重しを置くなどの工夫をすると使いやすいです。

目的2：風呂の残り湯を洗濯に利用する

【おすすめ商品】ダイソー・キャンドゥの洗濯機用風呂水給水ホース
【活用術】
これは、まさに100均の隠れた名品の一つです。
風呂の湯船にポンプとホースを沈め、洗濯機の給水口に繋ぐだけで、簡単に節水ができます。メーカー品との違いは、「ポンプの吸引力」が若干劣る場合があることですが、コストは数分の1で済むため、非常におすすめです。
使用後は、ホース内の水気をしっかり切って、カビが生えないように乾燥させることが長持ちの秘訣です。

目的3：水槽の水を入れ替える・お庭の池の掃除

【おすすめ商品】セリア・キャンドゥの細いシリコンチューブまたは灯油ポンプ
【活用術】
水槽の水を少しだけ抜きたい、という場合は、細いチューブをサイフォンの原理で利用するのが最も簡単で確実です。
チューブの片端を水槽に入れ、もう片端を低い位置にあるバケツに入れます。チューブ内の空気を抜く（口で吸い出すか、水で満たす）ことで、自動的に水が流れ始めます。
細いチューブなので、水槽の底のゴミだけを吸い出すといった、ピンポイントな掃除にも向いています。

目的4：洗面台・シンク下の排水パイプの掃除

【おすすめ商品】ダイソー・キャンドゥの排水口掃除用ホース（フレキシブルブラシ）
【活用術】
これは、ホースというよりも「フレキシブルなチューブ状のブラシ」といった方が正確かもしれません。
L字型に曲がっている排水パイプの奥の奥まで挿入でき、ヘドロや髪の毛を掻き出すことができます。
一度使用すると非常に汚れるため、使い捨て感覚で使える100均商品が最適です。掃除が終わったら、熱湯を流し込んで殺菌すると、さらに効果的ですよ。

このように、100均ホースは「万能ではない」かもしれませんが、特定の目的を絞って利用する分には、これ以上ないコストパフォーマンスを発揮してくれる優秀なアイテムなんです。

100均ホースとホームセンターホースの価格と品質を徹底比較

結局のところ、「100均とホームセンター、どっちで買うのがお得なの？」という疑問を持つ方も多いでしょう。
ここでは、価格、品質、そして購入できるパーツの種類という3つの視点から、両者を徹底的に比較してみます。あなたの用途に応じて、最適な購入先を見極めてくださいね。

比較1：価格（コストパフォーマンス）

これは文句なしに100均の圧勝です。特に「パーツ」単体での価格差は歴然です。

商品カテゴリ	100均（ダイソー/セリア）	ホームセンター（大手）
ホースリール（小型5m）	550円～770円	1,500円～2,500円
ジョイント（ワンタッチ式）	110円（単体）	300円～800円（有名メーカー品）
ノズル（シャワー機能付き）	110円～330円	800円～1,500円

パーツを失くしたり、ちょっとした故障で交換が必要になったりした場合、100均の安さは替えがきかない大きな魅力となります。
とにかく「今すぐ安く！」という場合は、迷わず100均を選びましょう。

比較2：品質と耐久性（信頼性）

こちらはホームセンターの圧勝です。特に屋外での長期使用を前提とする場合、その差は顕著です。

• 素材の厚み：ホームセンターのホースは、ホースの層が厚く、耐圧性や耐寒性に優れています。
• 耐UV性能：ホームセンターのホースは、紫外線による劣化を防ぐ加工が施されているため、屋外に放置しても長持ちします。
• 水漏れリスク：ジョイント部分のパッキンや接続部の精度が高く、水漏れのリスクが非常に低いです。

「ホースの巻き取りや収納をいちいちしたくない」「一度設置したら数年使いたい」という場合は、初期投資は高くてもホームセンターの製品を選ぶべきです。安心して長く使えます。

比較3：購入できる種類と長さ（汎用性）

長いホースや特殊なセット品ではホームセンターの圧勝ですが、ニッチなパーツでは100均にも強みがあります。

• ホームセンター：20m、30mといった長いホースリールや、大型の洗車用ノズル、散水タイマーなど、本格的な園芸・洗車用品が揃っています。
• 100均：水槽用や排水口用など、「特定の用途に特化した小型のチューブ」は100均の方が種類が豊富な場合があります。

結論として、「長く使うもの」「高水圧で使用するもの」はホームセンター、「一時的に使うもの」「細かなパーツが必要なもの」は100均と、用途によって賢く使い分けるのが最もお得でストレスのない方法だと言えるでしょう。

100均ホースで水漏れした時の応急処置と修理パーツ

100均ホースを使っていると、どうしても遭遇しやすいのが「水漏れトラブル」です。
特にホースとジョイントの接続部分や、ホース自体にできた小さな穴からの水漏れは、水圧がかかるたびに勢いが増してしまいます。
しかし、慌てる必要はありません。100均には、そんな水漏れをすぐに直せる応急処置用の優秀な修理パーツも揃っているんです！

応急処置の必需品1：ビニールテープ（補修用）

ホース本体に小さな亀裂や穴が空いてしまった場合、最も手軽で迅速な応急処置は「ビニールテープ」を使った補修です。
特に、電気絶縁用のビニールテープは粘着力が強く、水にも強いため、ホース補修に最適です。
【修理方法】水漏れしている箇所を乾かし、亀裂を覆うようにテープを何重にもしっかりと巻きつけます。テープを引っ張りながら、きつく巻くのがポイントです。一時的であれば、これで水漏れはピタッと止まります。

ただし、これはあくまで応急処置です。水圧がかかるとテープの端から水が入り込む可能性があるため、早めに恒久的な修理を行うか、ホースを交換しましょう。

応急処置の必需品2：補修用「コネクター（中間ジョイント）」

ホースの途中にできた亀裂が大きい場合、テープでは完全に防ぎきれません。そんな時は、ホースを一度切断し、中間ジョイントで繋ぎ直すという修理方法が最も確実です。

1. 水漏れしている部分をハサミやカッターで切り取る。
2. 切り取った両端のホースに、先ほどご紹介した中間ジョイントを差し込む。
3. ホースバンドで両端をしっかりと固定する。

この修理パーツは、ダイソーやセリアの園芸コーナーで110円で購入できます。ホースの長さは少し短くなってしまいますが、水漏れの心配なく、すぐにホースが復活しますよ。
ホームセンターでも同様の修理パーツは売っていますが、100均で十分な機能を発揮してくれます。

水漏れを防ぐための「パッキン」もチェック！

水漏れの多くは、蛇口とホースの接続部で起こります。これは、口金の中に入っているゴム製の「パッキン」が劣化したり、ズレたりしていることが原因です。
100均では、このパッキンだけが「Oリングセット」といった名前で販売されています。ジョイントパーツを購入するついでに、予備のパッキンを買っておくと、いざという時に役立ちますよ。

水漏れは、水圧が下がるといった二次被害にも繋がりますので、日頃からホースにひび割れがないかチェックする習慣をつけておきましょう。

ホースを使う際の蛇口のタイプ別！100均の口金を選ぶコツ

ホースを蛇口に繋ぐためのパーツを「口金（くちがね）」と言います。この口金が蛇口のタイプに合っていないと、水漏れの原因になったり、接続自体ができなかったりします。
あなたの家の蛇口はどのタイプでしょうか？
ここでは、一般的な蛇口のタイプ別に、100均で選ぶべき口金の選び方を解説します。

タイプ1：先端にネジ（ねじ山）がある蛇口

これは最も簡単に接続できるタイプです。蛇口の先端にネジが切ってあるため、それに対応した口金をねじ込むだけで接続が完了します。

• 100均での選び方：パッケージに「外ネジ式対応」と書かれた口金を選びましょう。サイズは蛇口の直径によって異なりますので、メジャーで測ってから行くのが確実です。
• メリット：水漏れのリスクが非常に低く、最も強力に接続できます。

タイプ2：先端にネジがない丸い蛇口

日本の一般家庭で最も多いのがこのタイプです。ネジがないため、口金を蛇口に被せて固定する必要があります。

• 100均での選び方：「万能口金」や「締め付け式口金」といった名前で販売されています。蛇口に被せた後、横にあるネジを締めてゴムを押し付け、水漏れを防ぐ構造になっています。
• 接続のコツ：ネジを締める際は、しっかりと、しかし締めすぎないように注意が必要です。締めすぎると蛇口が破損する可能性があり、緩いと水圧で外れてしまうからです。

蛇口の外径と口金の内径がぴったり合うものを選ぶことが、水漏れを防ぐ最大のポイントです。

タイプ3：四角い蛇口・特殊な形状の蛇口

ベランダや庭の水栓に多い、四角い蛇口や、水道のハンドル一体型の特殊な形状の蛇口には、一般的な口金が使えないことが多いです。

• 100均での代用：この場合、「蛇口から直接水を汲むためのアタッチメント」のような商品を探すか、「ホースバンド」を使い、万能口金を無理やり固定するという裏ワザを使う人もいます。（ただし、破損のリスクがあるので非推奨）
• 最も確実な方法：ホームセンターで売られている「特殊形状対応の口金」を選ぶのが安心です。どうしても100均で間に合わせたい場合は、店員さんに相談してみましょう。

口金は、ホース接続の「要」となるパーツです。購入前に必ず自宅の蛇口の形状を把握しておきましょう。

ホースの掃除・メンテナンスは？長く使うための裏ワザ

せっかく100均で手に入れたホース、できるだけ長く使いたいですよね。
ホースの寿命を縮めてしまう最大の敵は、「カビ」と「水垢」です。特に、ホースの中に残った水が腐敗すると、嫌な臭いの原因になり、ノズルが詰まってしまうこともあります。
ここでは、ホースを清潔に保ち、長持ちさせるための簡単な掃除・メンテナンス術をご紹介します。

裏ワザ1：ホース内に「キッチンハイター」を流し込む

ホース内部のカビやヌメリを根こそぎ掃除するには、キッチン用の漂白剤（ハイターなど）を薄めた水を使うのが効果的です。

1. バケツに水を張り、キッチンハイターをキャップ1杯程度入れる。
2. ホースの片端をバケツに入れ、もう片端を低い位置に置いて、サイフォンの原理でハイター液をホース内に満たす。
3. そのまま1時間ほど放置する。
4. その後、きれいな水を大量に流し込み、ハイター液を完全に洗い流す。

この方法は、特に風呂水給水ホースや、水槽用のホースなど、水が滞留しやすいホースに非常に有効です。ただし、ハイターが残ると危険なので、最後の水洗いは徹底的に行ってください。

裏ワザ2：ノズル内部の「カルキ汚れ」はクエン酸で撃退！

ノズルから水が出る穴（散水穴）が詰まったり、水流がおかしくなったりするのは、水道水に含まれるミネラル（カルキ）が原因です。
この白いガチガチの汚れには、「クエン酸」が最も効果的です。

【掃除方法】
ノズルをホースから外し、クエン酸を大さじ1杯溶かしたぬるま湯に、ノズルを30分〜1時間ほど浸け置きします。
酸の力でカルキ汚れが緩み、歯ブラシなどで軽く擦るだけで、詰まりが解消されます。クエン酸も100均で手に入る優秀な掃除アイテムです。

裏ワザ3：使用後は必ず「残水」を抜く

カビや藻の発生を防ぐ最も簡単な方法は、使用後にホース内の水を完全に抜くことです。
ホースを地面に這わせたままにせず、高い位置に持ち上げて、ノズルから残った水を全て出し切るようにしましょう。
リールに巻き取る際も、水を抜きながら巻くと、ホースの寿命を延ばすことができますよ。

これらのメンテナンスを行うことで、100均ホースでもホームセンターのホースに負けないくらい、長く活躍させることができます。

まとめ：100均のホースは賢くパーツを組み合わせて活用しよう！

ここまで、100均のホースの販売状況や活用術について詳しく解説してきました。

結論として、「100均にホースは売ってない」という噂は誤解であることが分かりましたね。
ダイソー、セリア、キャンドゥでは、店舗の規模や時期にもよりますが、ベランダ水やり用の小型ホースや、風呂水給水ホースなど、様々な種類のホースが販売されています。

特に100均の強みは、ホース本体よりも「ジョイント」「ノズル」「補修パーツ」といった単体アイテムの安さと手軽さです。これらのパーツを組み合わせることで、短いホースを延長したり、水漏れを簡単に修理したりすることができます。

ただし、品質面ではホームセンターに一歩譲るため、「長期使用や屋外での放置は避け、使用後はしっかり収納・メンテナンスをする」という工夫が必要です。

モモストアのおすすめとしては、「必要なパーツだけを100均で安く揃え、長いホース本体はAmazonや楽天市場で耐久性の高い伸縮ホースを選ぶ」というハイブリッドな購入方法が、最も満足度が高いと言えます。

ぜひこの記事を参考に、あなたのライフスタイルに合った最適なホースを見つけて、快適な水やり・掃除ライフを送ってくださいね！