無水エタノールはどこで買える?販売店を徹底調査!安く買う方法と使い方も解説
「無水エタノールを急いで探しているけど、どこに売っているのか分からない!」「消毒用アルコールとの違いは何?」と疑問に感じていませんか?
実は、無水エタノールは特定の場所でしか手に入らないんです。
この記事では、モモストアが無水エタノールの確実な購入場所と、お得に手に入れる裏技、さらに便利な使い方まで、徹底的に解説しますね!
・【主要販売店】無水エタノールはドラッグストア・薬局で買える?
・無水エタノールの販売状況!コンビニ(セブン・ファミマ・ローソン)を調査
・ホームセンター・DIYショップでの無水エタノールの取り扱いはどう?
・100均(ダイソー・セリア)で無水エタノールの代用品は手に入る?
- 無水エタノールって何?普通のアルコールとの違いをわかりやすく解説
- 【主要販売店】無水エタノールはドラッグストア・薬局で買える?
- 無水エタノールの販売状況!コンビニ(セブン・ファミマ・ローソン)を調査
- ホームセンター・DIYショップでの無水エタノールの取り扱いはどう?
- 100均(ダイソー・セリア)で無水エタノールの代用品は手に入る?
- 確実・最安値で手に入れる!オンラインショップ(Amazon・楽天・Yahoo!)がおすすめ
- 無水エタノールを安く買うための裏技!キャンペーンやセールを狙う
- 【注意】無水エタノールの購入・使用前の必須チェックリスト
- 無水エタノールを使った最強のお掃除術!電子機器や油汚れに
- 自宅で簡単にできる!消毒用アルコール(70%)の作り方
- 【プロが教える】無水エタノールの安全な保管方法と使用期限
- 無水エタノールの代用になるアルコール製品のメリット・デメリット比較
- 無水エタノール購入に関する読者のよくある質問(Q&A)
無水エタノールって何?普通のアルコールとの違いをわかりやすく解説

無水エタノールという言葉は知っていても、「消毒用アルコールや燃料用アルコールと何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、一番大きな違いは「アルコール濃度」と「用途」です。無水エタノールは、その名の通り「水分がほとんど含まれていないエタノール」で、アルコール濃度が99.5%以上と非常に高いのが特徴なんですよ。
無水エタノールと消毒用アルコール、燃料用アルコールの決定的な違い
私たちがお店でよく見かけるアルコール製品は、主にこの3種類に分けられます。それぞれの違いをしっかりと理解しておかないと、用途を間違えてしまい、期待する効果が得られなかったり、最悪の場合は故障や事故に繋がったりすることもあるんです。
まず、無水エタノールは濃度が非常に高いため、そのままでは消毒用途には向きません。なぜなら、アルコールは水と混ざることで細胞のタンパク質を破壊する作用が発揮されるのですが、濃度が高すぎると浸透する前に表面のタンパク質を一気に固めてしまい、菌の内部にまで届かなくなってしまうからです。そのため、無水エタノールは主に「水に弱い電子機器の掃除」や「自家製消毒液の原料」として使われることがほとんどなんです。
一方、消毒用アルコールは、菌に対して最も効果を発揮すると言われる70%~80%程度の濃度に最初から調整されています。この濃度は、すぐに蒸発せずに菌の細胞膜をゆっくりと溶かし、内部に浸透して死滅させるのに最適とされています。そのため、手指消毒や一般的な生活空間の除菌には、迷わず消毒用アルコールを選ぶのが正解ですよ。
そして、燃料用アルコールは、主にメタノールやイソプロピルアルコールといった、飲用不可のアルコールが混ざっていることが多く、価格が非常に安いのが特徴です。その名の通り、キャンプ用のアルコールストーブの燃料や、実験用として使われるもので、絶対に消毒や掃除に使ってはいけません。特にメタノールは毒性が強いため、取り扱いには十分な注意が必要なんです。
この違いを表で確認してみましょう。
| 種類 | アルコール濃度 | 主な用途 | 購入時の注意点 |
| 無水エタノール | 99.5%以上 | 電子機器の掃除、水垢・油汚れ落とし、希釈して消毒液の原料 | 高濃度で引火性が高い、消毒には希釈が必要 |
| 消毒用アルコール | 70~80%程度 | 手指の消毒、生活用品の除菌 | そのまま使えるが、水に弱いものには不向き |
| 燃料用アルコール | 不明(製品による) | アルコールランプ・ストーブの燃料 | 絶対に消毒や掃除に使わない(毒性がある場合がある) |
無水エタノールは、その多用途性から非常に便利ですが、購入・使用前には、その性質をしっかりと理解しておくことが大切ですね。次のセクションでは、この便利な無水エタノールが具体的にどこで手に入るのかを詳しく見ていきましょう。
無水エタノールの主なメーカーと知っておきたい価格帯
無水エタノールを購入する際、店頭でよく見かける主なメーカーは「健栄製薬」と「小堺製薬」の2社です。特に健栄製薬の「無水エタノールP」は、非常に有名で多くのドラッグストアやオンラインショップで取り扱いがあります。Pは「プラスチック容器」のPで、取り扱いやすいのが特徴ですよ。
価格帯については、一般的に500mlのボトルで1,000円から1,500円程度が相場となっています。ただし、最近では大容量の1Lボトルや、スプレータイプのものも登場しており、用途や使用頻度に応じて選ぶことができます。大容量のものを購入する方が、単価は安くなる傾向にありますので、頻繁に使う予定があるなら、迷わず大きなサイズを選ぶのがおすすめです。
もし、価格を比較したい場合は、オンラインショップで複数のメーカーや販売店の価格をチェックしてみるのが一番手っ取り早い方法です。Amazonや楽天市場などで検索してみると、同じ健栄製薬の製品でも、販売店によって数百円の差が出ていることも少なくありません。また、時期によってはポイント還元率が高いお店もあるので、ぜひ比較検討してみてくださいね。
購入時には、必ず「無水エタノール(エタノール99.5%以上)」と表記されているかを確認しましょう。「消毒用エタノール」と間違えて購入してしまうと、目的の掃除に使えなかったり、希釈の計算が狂ったりすることもあるので、パッケージの表記をしっかりチェックすることが重要ですよ。
どのメーカーを選ぶか迷ったら、まずは一番流通量の多い健栄製薬の製品から試してみるのが安心です。品質はどれも安定しているので、あとは価格や容器の使いやすさで選んでも問題ありませんよ。
[モモストアの豆知識]
無水エタノールは薬局・薬店で販売される「医薬品」に分類されることが多いです。そのため、取り扱い店舗が限定されたり、販売時には薬剤師による説明が必要な場合もあります。ただし、最近は「化学品」として販売されている製品もあり、こちらは販売のハードルが少し低いようです。もし、お店で見つからない場合は、薬剤師さんに直接尋ねてみると確実ですよ。
【主要販売店】無水エタノールはドラッグストア・薬局で買える?
無水エタノールを探す上で、最も高い確率で手に入るのがドラッグストアや調剤薬局です。無水エタノールは医薬品として扱われることが多いため、医薬品や衛生用品を多く取り扱うこれらの店舗は、まさに無水エタノールの主要な販売拠点と言えるでしょう。
マツモトキヨシ、スギ薬局、ウエルシアなどの大手ドラッグストアの販売状況
「マツモトキヨシ」や「スギ薬局」、「ウエルシア」といった全国展開している大手ドラッグストアでは、基本的に無水エタノールの取り扱いがあります。ただし、店舗の規模や在庫状況によって、店頭に並んでいる場所が異なるため、見つけにくいと感じる方もいるかもしれません。
無水エタノールが陳列されていることが多い場所は、以下の3つのコーナーのいずれかです。
- 消毒・殺菌コーナー:手指消毒液や消毒用アルコールと一緒に並んでいることが多いです。ただし、無水エタノールは濃度が違うため、別の棚に分けられていることもあります。
- 掃除用品・DIYコーナー:油汚れやシール剥がし、電子機器の掃除といった用途から、掃除関連の洗剤や溶剤と一緒に置かれていることもあります。
- 薬剤師がいるカウンターの裏:医薬品として扱われている場合、お客さんが自由に手に取れないように、薬剤師さんの管理下にあるカウンターの裏側に保管されていることがあります。
もし、棚に見当たらない場合は、迷わず店員さんか薬剤師さんに「無水エタノールはありますか?」と尋ねてみてください。在庫があればすぐに案内してもらえますし、店頭に並んでいない場合でも出してもらえることがありますよ。
また、これらの大手ドラッグストアの多くは、オンラインストアも運営しています。もし近隣の店舗で売り切れていたり、仕事で買いに行く時間がない場合は、オンラインで注文して自宅に配送してもらうのが最も確実な方法です。オンラインでは、店頭では見かけない大容量サイズや、セット販売なども見つけられることがあります。オンラインでの購入は、大手ドラッグストアのオンラインストアで確認できますよ。
「薬局」と「調剤薬局」の違いと無水エタノールの取り扱い
ドラッグストア以外にも、処方箋を受け付けている「調剤薬局」でも、無水エタノールは取り扱われていることが多いです。調剤薬局では、医薬品として厳密に管理されているため、品質面での安心感は抜群です。しかし、一般のドラッグストアと比べて品揃えは最小限であることが多く、大容量サイズや特定のメーカーの製品を選ぶことは難しいかもしれません。
購入を検討する際は、以下のポイントを押さえておくとスムーズです。
- 価格帯:ドラッグストアの方がセールやポイント還元などで安くなる可能性があります。調剤薬局は定価販売が多い傾向にあります。
- 在庫:調剤薬局は在庫をあまり持たないこともあるため、事前に電話で確認するのが確実です。
- 利便性:夜遅くまで営業しているドラッグストアの方が、仕事帰りなどに立ち寄りやすいでしょう。
特に地方の小さな薬局でも、医薬品である無水エタノールは常備されているケースが多いため、近くに大型店がない場合は、地域密着型の薬局に問い合わせてみるのも有効な手段です。ただし、調剤薬局の多くは土日祝日が休業または短縮営業であるため、急いでいる場合は営業時間に注意してくださいね。
また、ドラッグストアや薬局では、無水エタノールだけでなく、様々なアルコール製品が並んでいます。例えば、IP(イソプロピルアルコール)が添加された「消毒用エタノールIP」や、食品添加物として使える「高濃度エタノール」などです。無水エタノールとこれらの製品を間違えないよう、必ず「無水」の文字とアルコール濃度99.5%以上を確認してからレジに向かいましょう。特にIP入りのものは飲用や特定の用途には使えないため、成分表示のチェックは欠かせませんよ。
無水エタノールの販売状況!コンビニ(セブン・ファミマ・ローソン)を調査
「急に掃除に使いたくなったけど、近くにドラッグストアがない…」そんな時、24時間営業のコンビニエンスストアが頭に浮かびますよね。しかし、残念ながら、コンビニで無水エタノールを見つけるのは非常に難しいのが現状です。
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンで無水エタノールは売っている?
結論から言うと、大手コンビニエンスストアであるセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンでは、無水エタノールの取り扱いはほとんどありません。モモストアが全国の複数の店舗を調査した結果、無水エタノールが陳列されているのを確認できた店舗はゼロでした。
これには、いくつか理由が考えられます。
- 需要の低さ:無水エタノールは日常的な消耗品というよりは、特定の目的で使われる専門的な商品です。コンビニの限られた陳列スペースを考えると、需要の低い商品を置く優先順位が低くなります。
- 引火性・危険性:アルコール濃度99.5%以上という無水エタノールは、消防法上の危険物に該当し、保管や陳列に厳しい制限があります。特に都市部の狭いコンビニ店舗では、その保管条件を満たすのが難しい場合があります。
- 医薬品の取り扱い:無水エタノールは医薬品として扱われることが多く、販売には薬剤師または登録販売者の資格を持つ店員が常駐している必要があります。多くのコンビニでは、これらの専門資格を持つ人材がいないため、取り扱い自体が難しいのです。
代わりに、これらのコンビニで手に入る「アルコール関連製品」としては、以下のものが挙げられます。これらは、無水エタノールの代替品としては使えませんが、手指の消毒や軽い除菌には役立ちます。
- アルコール配合の除菌ウェットティッシュ
- アルコール配合のハンドジェル
- 除菌用アルコールスプレー(濃度は低め)
もし、コンビニで無水エタノールが見つからなかった場合は、潔く諦めて、次に解説するドラッグストアやホームセンター、またはオンラインショップを利用するのが賢明です。夜間に急いで必要な場合は、24時間営業のドラッグストアを探すか、翌朝にオンラインで注文することを検討してください。ドラッグストアの場所はGoogleマップで簡単に検索できますよ。
代わりにコンビニで手に入る代替品とその注意点
コンビニでは無水エタノールは手に入りませんが、一部の用途であれば代替品として利用できるものもあります。ただし、無水エタノールと同じ効果は期待できない点に注意が必要です。
例えば、眼鏡のレンズやスマートフォンの画面など、軽い油汚れや手垢を拭き取りたい場合、コンビニで販売されている「アルコール入りのウェットティッシュ」が役立ちます。ただし、ウェットティッシュに含まれるアルコール濃度は低く、また、界面活性剤などの他の成分が含まれていることが多いため、電子機器の内部や精密な部品の清掃には絶対に使わないでください。特に、ノートパソコンのキーボードの隙間などに水分が入り込むと故障の原因になります。
また、コンビニには「キッチン用アルコールスプレー」が置かれていることもありますが、これも無水エタノールとは用途が異なります。キッチン用は食器や調理台の除菌が主な目的であり、無水エタノールのような高濃度で揮発性が高い溶剤としての機能は持っていません。
[コンビニでのアルコール製品比較]
| 製品名 | アルコール濃度 | 主な用途 | 無水エタノールとの違い |
| 除菌ウェットティッシュ | 約30~40% | 手指の清拭、簡単な汚れ落とし | 濃度が低く、水分や他の成分を含む |
| キッチン用アルコール | 約50~60% | 調理器具・調理台の除菌 | 濃度が低く、清掃能力は限定的 |
| 消毒用ハンドジェル | 約60~70% | 手指の消毒 | 清掃用途には不向き、ジェル状で粘度が高い |
結局のところ、無水エタノールが必要な場合は、コンビニに頼らず、後述するオンライン購入やドラッグストアの営業時間内に行くのが一番確実で安全な方法となります。時間と労力を無駄にしないためにも、コンビニは選択肢から外した方が良いでしょう。
ホームセンター・DIYショップでの無水エタノールの取り扱いはどう?
無水エタノールは、掃除やDIYの溶剤としても非常に優秀なため、ドラッグストアと並んでホームセンターも有力な購入先となります。特に、大掃除や本格的な機器のメンテナンスで大量に使いたい場合は、大容量のボトルを比較的安価に手に入れられる可能性があり、要チェックの販売店ですよ。
カインズ、コーナン、DCMなどの大型ホームセンターは穴場?
「カインズ」「コーナン」「DCM(ケーヨーデイツーなど)」といった大型のホームセンターでは、ほとんどの店舗で無水エタノールの取り扱いがあります。これらの店舗では、無水エタノールが「溶剤」「洗浄剤」「DIY関連の化学製品」といったカテゴリーで扱われることが多いのが特徴です。
ホームセンターでの無水エタノールの陳列場所は、主に以下のコーナーに集中しています。
- 塗料・溶剤コーナー:シンナーやペイント薄め液などの化学溶剤と一緒に、プラスチックや金属の洗浄用として並んでいます。
- 掃除用品コーナー:油汚れ用洗剤や業務用洗剤の近くに、特に強力な洗浄剤として置かれていることがあります。
- 薬剤・衛生用品コーナー:店舗によっては、ドラッグストアと同じように衛生用品の棚に置かれていることもあります。
ホームセンターのメリットは、ドラッグストアよりも大容量サイズ(1Lや2L)の取り扱いが多い点です。これにより、頻繁に使用する方や、広範囲の掃除に使いたい方にとっては、コストパフォーマンスが非常に高くなります。また、ホームセンターによっては、自社ブランドの無水エタノールを比較的安価で販売している場合もありますので、価格重視の方はぜひチェックしてみてください。
ただし、ホームセンターで販売されている製品の中には、先ほど触れた「燃料用アルコール」も同じような場所に並んでいることがあります。燃料用アルコールは無水エタノールではないため、必ず「無水エタノール」という表記と「エタノール99.5%以上」の濃度を確認してから購入しましょう。
ホームセンターによっては、オンラインで在庫確認ができるサービスを提供している場合もあります。お近くのホームセンターの公式サイトをチェックしてから向かうと、無駄足にならずに済みますよ。
無水エタノールと「IPA(イソプロピルアルコール)」の違い
ホームセンターの溶剤コーナーを歩いていると、「IPA(イソプロピルアルコール)」という製品を目にすることがあります。これもアルコールの一種で、無水エタノールと同じように洗浄や脱脂に使われることがありますが、この2つは全くの別物なので注意が必要です。
IPAも高い洗浄力を持っていますが、以下の点で無水エタノールと異なります。
- 毒性:IPAはエタノールよりも毒性が強く、取り扱いにはより一層の注意が必要です。特に換気の悪い場所での使用は避けなければなりません。
- 用途:主に工業用・業務用として、機械部品や基板の洗浄に使われます。家庭での掃除には、刺激が強すぎる場合があります。
- 臭い:IPAは独特の強い刺激臭があり、エタノールのようなさわやかな香りではありません。
もし、家庭内で使用する目的であれば、多少価格が高くても、臭いが少なく刺激の弱い無水エタノールを選ぶことをモモストアは強くおすすめします。特に、お子様やペットがいるご家庭では、IPAの使用は避けた方が無難でしょう。
ホームセンターは、無水エタノールの販売店としては非常に有力ですが、様々な化学製品が混在しているため、購入時には必ずパッケージの表記を隅々までチェックし、目的の「無水エタノール」であることを確認してから購入してくださいね。
100均(ダイソー・セリア)で無水エタノールの代用品は手に入る?
「とりあえず100均で安く済ませたい!」そう考える方もいるかもしれませんが、残念ながら、ダイソーやセリアといった100円ショップで無水エタノールそのものは販売されていません。前述の通り、無水エタノールは医薬品または危険物に分類されるため、100円という価格帯で販売するのは難しいからです。
100均で買える「アルコール入りスプレー」や「除菌シート」の正体
無水エタノールは手に入りませんが、100均には掃除や除菌に使えるアルコール関連の製品が豊富に揃っています。これらは無水エタノールの「代用品」として、用途によっては十分使えるものもあります。
最もよく見かけるのは、「アルコール配合除菌スプレー」や「除菌ウェットティッシュ」です。これらの製品の多くは、アルコール濃度が30%~50%程度と低く抑えられています。この濃度は、テーブルやドアノブの表面を拭き取る「除菌」には十分な効果を発揮しますが、以下の点に注意が必要です。
- 揮発性の低さ:水分が多く含まれているため、無水エタノールのようにすぐに蒸発しません。電子機器の掃除に使うと、水分が残り故障の原因になります。
- 他の添加物:消臭成分や香料、界面活性剤などが含まれていることがあり、精密機器を拭くとシミやベタつきが残る可能性があります。
- 洗浄力:油汚れやシール剥がしといった、無水エタノールが得意とする「溶剤としての洗浄力」は期待できません。
したがって、100均のアルコール製品は、あくまで「軽い日常の除菌・掃除用」として割り切って使用し、パソコンの基盤やカメラのレンズ、プリンターのヘッドといった精密な部分の清掃には、絶対に無水エタノールを使うべきです。用途を間違えると、かえって大切な機器を傷めてしまうことになるので気を付けてくださいね。
また、100均では、アルコール製品以外にも、無水エタノールを使った掃除に必要な道具(スプレーボトル、マイクロファイバークロス、計量カップなど)は豊富に揃っているので、これらの購入に活用するのは非常におすすめです。特に、無水エタノールを希釈して消毒液を作るための目盛り付きスプレーボトルや、小分け用の遮光ビンなどは、100均で探すと安くて便利なものが見つかりますよ。
結局、無水エタノールはオンラインと店舗、どっちがお得?
ここまで様々な店舗を調査してきましたが、無水エタノールを購入する上で、最も確実で、かつ価格面でも優位性が高いのは、オンラインショップです。
店舗購入(ドラッグストア、ホームセンター)の最大のメリットは「すぐに手に入る」ことですが、以下のデメリットがあります。
- 価格が高め(セール時を除く)
- 在庫切れのリスクがある
- 大容量の取り扱いが少ない
- 持ち運びが大変(特に大容量の場合)
一方、オンラインショップ(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)のメリットは以下の通りです。
- 価格競争が激しく、最安値を見つけやすい
- 大容量サイズや業務用サイズの選択肢が豊富
- 自宅まで配送してくれる(重い荷物を運ぶ必要がない)
- ポイント還元やクーポンを利用できる
特に、大量に使う予定がある方や、時間に余裕がある方は、オンラインショップでの購入を強くおすすめします。次のセクションでは、このオンラインショップでの購入に焦点を当てて、具体的な選び方やお得な情報をご紹介しますね。もし今すぐ価格を確認したい場合は、オンラインでの無水エタノールの最安値をチェックしてみてください。
確実・最安値で手に入れる!オンラインショップ(Amazon・楽天・Yahoo!)がおすすめ
無水エタノールを「確実に」「安く」「楽に」手に入れたいなら、オンラインショップが最もおすすめです。店頭での在庫切れの心配もなく、自宅にいながら複数のメーカーや容量を比較検討できるのが最大の魅力です。ここでは、主要なオンラインモールでの購入方法と、賢い選び方について詳しく解説します。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの選び方のコツ
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3大オンラインモールは、無水エタノールの品揃えが豊富で、価格競争も激しいため、最安値を見つけやすい環境にあります。特に、ドラッグストアでは見かけないような大容量の「一斗缶(いっとかん)」サイズや、セット販売なども充実しているため、業務用や長期ストック用としても最適ですよ。
オンラインで購入する際のポイントは以下の3点です。
- 容量と価格のバランスを見る:単純な販売価格ではなく、100mlあたりの単価を比較しましょう。一般的に、500mlよりも1L、1Lよりも4Lと、容量が大きくなるほど単価は安くなります。
- 送料を考慮に入れる:商品価格が安くても、送料が高くては意味がありません。送料込みの価格で比較するか、プライム会員特典や「送料無料ライン」などを利用して、総支払額で最もお得なショップを選びましょう。
- レビューとメーカーを確認する:特に初めて購入する場合は、健栄製薬などの信頼できるメーカーの製品を選ぶのが安心です。また、レビューで「液漏れがあった」「品質に問題があった」などの報告がないか確認するのも大切です。
楽天市場やYahoo!ショッピングでは、毎月開催される「お買い物マラソン」や「ポイントアップキャンペーン」を狙うと、実質価格で大幅に安く購入できることがあります。例えば、ポイント還元率が10倍になる日を狙って購入すれば、ドラッグストアの店頭価格よりもはるかに安くなることも珍しくありません。
フリマアプリ(メルカリなど)での購入はアリ?ナシ?
オンラインショップ以外に、「メルカリ」や「ラクマ」といったフリマアプリでも、無水エタノールが出品されているのを見かけることがあります。特に、コロナ禍で品薄になった時期には、高値で取引されていましたが、現在では落ち着いています。
しかし、モモストアとしては、フリマアプリでの無水エタノールの購入はあまりおすすめできません。
<フリマアプリ購入の懸念点>
| 懸念点 | 具体的なリスク |
| 品質の保証 | 購入時期や保管状況が不明なため、品質が劣化している可能性があります。(特に開封済みの場合) |
| 安全性の問題 | 無水エタノールは引火性の高い危険物であり、個人間での梱包や発送方法が適切でない場合、配送中に液漏れや火災のリスクを伴うことがあります。 |
| 偽造品の可能性 | 極めて稀ですが、水などで希釈された偽造品である可能性も否定できません。 |
フリマアプリは、あくまで「不用品の譲り合い」の場であり、医薬品や危険物については、正式なルートで販売されている新品を購入するのが最も安全です。安さだけを求めて安全性を犠牲にするのは避けてください。正規のオンラインショップであれば、万が一の際の返品や交換、メーカーへの問い合わせもスムーズに行えますので、安心して使用できます。
また、正規の販売店でさえも、無水エタノールの配送には「危険物」としての適切な処理が求められます。フリマアプリで安く売られている場合は、その梱包や発送方法が適切ではない可能性もありますので、極力避けるようにしましょう。
無水エタノールを安く買うための裏技!キャンペーンやセールを狙う
無水エタノールは便利な反面、消毒用アルコールに比べると価格が高めです。できるだけ出費を抑えたいという方のために、モモストアが実践している無水エタノールを安く手に入れるための裏技を大公開しますね!
ドラッグストアの「ポイントデー」や「〇〇倍セール」を狙え
店頭で購入する場合、最も安くなるチャンスはドラッグストアの「ポイントデー」や「〇〇倍セール」です。多くのドラッグストアでは、特定の曜日や日にちにポイント還元率が大幅にアップするキャンペーンを実施しています。
- ウエルシア:毎月20日の「お客様感謝デー(ウエル活)」では、TポイントまたはWAON POINTが1.5倍の価値で利用できます。実質33%オフで購入できるため、非常にお得です。
- マツモトキヨシ:特定のアプリ会員向けに、10%オフや15%オフといったクーポンを頻繁に配布しています。
- スギ薬局:毎日のようにポイント倍デーを実施しており、特に「スギとく!」などのクーポンと組み合わせると、大幅に割引されることがあります。
無水エタノールは単価が高めなので、これらのポイントアップデーやクーポンを利用して購入すると、還元されるポイントだけで他の日用品が買えてしまうほどお得になります。ポイントカードを持っていない方は、この機会にアプリやカードを作ってみることを強くおすすめします。ただし、これらのキャンペーンはあくまで「ポイント還元」や「割引」であり、商品そのものの価格は変わらないため、セール時以外はオンラインショップの方が安い場合もあります。
オンラインショップの「まとめ買い」と「定期便」を活用
オンラインショップで安く買うための鉄則は、やはり「まとめ買い」と「定期便」の活用です。特に無水エタノールは、掃除や消毒液の作成など、用途が多岐にわたるため、腐る心配もなくストックしておいて損はありません。
まとめ買いによる単価割引
多くのオンラインショップでは、2本・3本とまとめて購入することで、1本あたりの単価が安くなる「セット割引」を提供しています。特に、友人や家族と共同で購入する場合は、このまとめ買い割引を狙うのが最も効率的です。また、業務用として販売されている4Lや18Lの一斗缶を購入すると、500mlボトルを何本も買うよりも大幅にコストカットができます。ただし、その分初期投資は大きくなるため、ご自身の使用頻度と保管場所を考慮して検討してください。
Amazonの定期便・楽天の自動お届けサービス
Amazonでは、特定の対象商品が無くなる前に自動で届く「定期おトク便」を利用すると、通常価格からさらに5%~10%の割引が適用されます。無水エタノールは定期的に使うものなので、このサービスを利用しない手はありません。楽天市場やYahoo!ショッピングでも同様のサービスを提供している場合がありますので、頻繁に利用するモールで確認してみましょう。
[モモストアの結論]
「今すぐ必要ならドラッグストアのポイントデーを狙う」、「価格重視ならオンラインのまとめ買い・定期便を利用する」、この二刀流が最も賢い購入方法と言えます。どちらの方法を選ぶにしても、事前にオンラインでの定期便割引を調べておくと、購入の判断基準が明確になりますよ。
【注意】無水エタノールの購入・使用前の必須チェックリスト
無水エタノールは非常に便利で強力な溶剤ですが、その高いアルコール濃度ゆえに、取り扱いには細心の注意が必要です。安全に、そして効果的に使用するために、購入前と使用前に必ずチェックしてほしい必須の確認事項をまとめました。
引火性、換気、火気の絶対禁止!安全のための3つの鉄則
無水エタノールの取り扱いにおいて、最も重要なのは「火気厳禁」です。アルコール濃度が99.5%以上と非常に高いため、揮発性が高く、少しの火花や静電気でも引火する危険性があります。
- 火気の絶対禁止:ストーブやコンロなどの火元はもちろん、ガス給湯器や換気扇のスイッチなど、火花が発生する可能性のある場所の近くでは、絶対に使用・保管しないでください。また、タバコを吸いながらの作業は言語道断です。
- 十分な換気:無水エタノールは揮発すると大量のアルコール蒸気が室内に充満します。この蒸気を吸い込むと気分が悪くなったり、最悪の場合は中毒症状を引き起こす可能性があります。使用中は窓を大きく開けるか、強力な換気扇を回して、常に新鮮な空気を取り入れながら作業してください。
- 静電気対策:冬場など乾燥している時期は、静電気で火花が散るリスクが高まります。作業前に手洗いをして静電気を逃がしたり、導電性の手袋を着用するなど、静電気対策を徹底しましょう。特に、大容量の容器から小分けにする際は、ゆっくりと注ぎ、静電気の発生を抑えることが重要です。
これらの安全対策は、無水エタノールだけでなく、高濃度のアルコール製品すべてに共通するルールです。もし、火事になってしまった場合、水で消火しようとするとアルコールが水面に広がり、かえって火の勢いを増すことがあります。万が一の火災に備えて、アルコール火災には「泡消火器」や「二酸化炭素消火器」が有効であることを頭の片隅に入れておきましょう。
使ってはいけない素材・場所を知っておく
無水エタノールは強力な溶剤であるため、清掃する対象の素材によっては、変色・溶解・劣化を引き起こすことがあります。特に、以下の素材や場所には、絶対に使わないでください。
<無水エタノールが苦手な素材リスト>
| 素材の種類 | 具体的な例 | 起こりうる問題 |
| ニス・ワックスがけの木材 | 高級家具、フローリングの一部 | 表面のニスやワックスが溶けて、白くなったりベタついたりする |
| アクリル・スチロール樹脂 | プラスチック製品の一部、透明なケース、眼鏡のフレーム | 素材が変形・ひび割れ(クラック)を起こす |
| 合成皮革・ゴム製品 | ソファー、自動車の内装、パッキン | 硬化、ひび割れ、色落ち |
| 皮革製品 | 本革のバッグ、靴、財布 | 油分が抜けてカサカサになり、劣化する |
特に、スマートフォンの液晶画面やテレビの画面など、特殊なコーティングが施されている部分を無水エタノールで拭くと、コーティングが剥がれてしまうことがあるため注意が必要です。掃除をする前に、必ず目立たない場所で少量のエタノールを試して、素材に影響がないか確認する「パッチテスト」を行うことを強くおすすめします。
安全を確保した上で、無水エタノールの持つ強力な洗浄力を最大限に活用しましょう。次は、無水エタノールをどうやって活用するのか、具体的なお掃除術をご紹介しますね。
無水エタノールを使った最強のお掃除術!電子機器や油汚れに
無水エタノールの本領が発揮されるのは、その高い揮発性と油を溶かす力です。特に、水を使いたくない場所や、普通の洗剤では太刀打ちできないしつこい汚れに絶大な効果を発揮します。モモストアが厳選した、無水エタノールを使った最強の掃除テクニックをご紹介します。
パソコンやスマホの電子機器を安全に綺麗にする方法
電子機器の掃除に無水エタノールが最適な理由は、その「揮発性の高さ」にあります。アルコール濃度が高いため、拭き取った後、水分がほとんど残らず、すぐに蒸発してくれます。これにより、水が苦手なパソコンの基盤や、スマートフォンの内部に水分が侵入して故障するリスクを最小限に抑えることができるんです。
<電子機器掃除の手順>
- 電源を切る:必ずパソコンやスマートフォンの電源を切り、バッテリーも取り外せるものは外してください。火花の発生を防ぐためです。
- 布に少量つける:無水エタノールを直接機器に吹き付けるのは厳禁です。必ず、毛羽立ちのないマイクロファイバークロスや綿棒に少量だけ染み込ませてください。
- 優しく拭き取る:キーボードの隙間の皮脂汚れ、スマートフォンの画面やカメラレンズ(コーティングに注意しながら)、マウスの裏側などを優しく拭き取ります。力を入れすぎると、素材を傷つけることがあります。
- 乾燥させる:拭き取り後、アルコールが完全に揮発するのを待ってから電源を入れましょう。
特に、パソコンのキーボードの皮脂汚れは、無水エタノールを使うと驚くほど綺麗になります。ただし、先ほど触れたように、液晶画面の特殊コーティングには弱い場合があるため、液晶画面は専用のクリーナーを使うか、ごく薄めたエタノールで軽く拭く程度に留めるのが安全です。詳細な掃除方法は、無水エタノールを使ったパソコン掃除の専門記事などを参考にしてください。
頑固な油汚れやシール剥がしにも大活躍
無水エタノールは、キッチン周りの頑固な油汚れや、値札シール、両面テープの跡など、「ベタつき」を伴う汚れに非常に効果的です。これは、アルコールが油分をよく溶かすという特性を持っているためです。
キッチンの油汚れ(換気扇・コンロ周り)
換気扇のフィルターや、コンロ周りの壁に飛び散った油汚れは、市販の洗剤ではなかなか落ちませんが、無水エタノールを使うとあっという間です。スプレーボトルに無水エタノールを入れ(希釈は不要)、汚れた部分に吹き付けて少し時間を置くと、油が溶け出してくるのがわかります。その後、ボロ布やキッチンペーパーで拭き取れば、ベタつきが一切残らずサラサラになります。ただし、コンロの火を消し、換気扇を回しながら作業することを忘れないでください。
シール剥がし
新しい家電や家具に貼られている値札シールや、子供が貼ったステッカーの跡。これを剥がした後に残るベタベタの粘着剤は、無水エタノールで解決できます。粘着剤の上に無水エタノールをたっぷり染み込ませたティッシュや布を貼り付け、数分放置します。アルコールが粘着剤を溶かし始めたら、優しくこすると綺麗に剥がすことができます。残ったベタつきも、エタノールで拭き取れば完璧です。
このように、無水エタノールは、家庭内の様々な「困った汚れ」を一気に解決してくれる、まさに「魔法の溶剤」と言えるでしょう。ただし、繰り返しになりますが、使用場所の素材と、火気・換気のチェックだけは必ず守ってくださいね。
自宅で簡単にできる!消毒用アルコール(70%)の作り方
無水エタノールの最も賢い使い方は、「希釈して消毒用アルコール(70%程度)を自作する」ことです。市販の消毒用アルコールを購入するよりも、無水エタノールを1本持っておけば、コスパ良く、必要なときに必要な量だけ調整できるのが大きなメリットです。ここでは、誰でも簡単にできる70%消毒液の作り方を解説しますね。
消毒に最適な「70%~80%」濃度に希釈する計算と手順
先述の通り、消毒効果が最も高いとされるのは、アルコール濃度が70%〜80%の範囲です。無水エタノール(99.5%)をこの濃度にするには、「水」で薄める必要があります。使用する水は、水道水でも可能ですが、長期間保存する場合は、不純物が少ない「精製水」を使うのがおすすめです。精製水は、ドラッグストアやホームセンター、またはオンラインの精製水の販売ページなどで購入できます。
70%消毒液を作る場合の比率(最も一般的)
無水エタノールを70%にするには、「無水エタノール:水」を約4:1の割合で混ぜるのが最も簡単で覚えやすい比率です。
正確な計算式:(作りたい濃度 ÷ 現在の濃度)× 出来上がり量 = 必要な無水エタノール量
例:500mlの70%消毒液を作りたい場合
(70 ÷ 99.5)× 500ml = 約352ml
つまり、500mlのスプレーボトルで作る場合は、以下の量を目安にすると簡単です。
| 必要な無水エタノール量(約70%にする場合) | 必要な水(精製水推奨)量 |
| 350ml | 150ml |
これらの量を混ぜると、濃度は約70%に仕上がり、十分な消毒効果が期待できます。モモストアからのおすすめは、あえてキリの良い量で作らず、少し多めに無水エタノールを入れ、75%〜78%程度に調整することです。この高めの濃度の方が、より高い消毒効果が得られるとされています。
消毒液を保存するための「遮光スプレーボトル」の重要性
自作した消毒液は、そのまま透明なスプレーボトルに入れておくのは危険です。なぜなら、アルコールは光や熱に弱く、特に紫外線に当たると劣化し、消毒効果が落ちてしまうからです。また、アルコール蒸気がボトル内で温められると、膨張して破裂するリスクもゼロではありません。
自作の消毒液を保存する場合は、必ず以下の容器を使用してください。
- 遮光性の高いボトル:光を通さない茶色や青色、または不透明のプラスチックボトルを選びましょう。100均でも手に入りますが、できればアルコール対応のしっかりとした素材のものを選ぶのがおすすめです。
- 密閉できるもの:揮発性が高いため、蓋やスプレー部分がしっかりと密閉できる構造のものを選びましょう。
また、自作した消毒液は、元の無水エタノールのボトルと間違えないよう、必ず「消毒用アルコール(日付入り)」などとテプラや油性ペンで明記しておきましょう。誤飲防止のため、お子様の手の届かない場所に保管することも、非常に重要ですよ。
精製水と混ぜることで、無水エタノールは掃除だけでなく、衛生管理にも役立つ万能アイテムに変わります。次のセクションでは、この便利な無水エタノールを安全に保管するための具体的な方法について解説します。
【プロが教える】無水エタノールの安全な保管方法と使用期限
無水エタノールは「引火性危険物」であるため、保管方法を間違えると、火災や事故の原因になりかねません。特に、大容量で購入した場合、正しい方法で保管しなければ、その安全性や品質を保つことができません。モモストアが、プロの視点から無水エタノールの最も安全で正しい保管方法を伝授します。
保管場所の絶対条件!「低温」「冷暗所」「密栓」
無水エタノールを保管する上で、必ず守ってほしい3つの絶対条件があります。この3つの条件を満たす場所を選ぶことが、火災のリスクを減らし、品質を維持する鍵となります。
- 低温(T):高温になるとアルコールの蒸発が早まり、容器内の圧力が上がったり、引火の危険性が高まったりします。暖房器具の近くや、直射日光が当たる場所、夏場の車内などは絶対に避けてください。
- 冷暗所(L):光(特に紫外線)はアルコールを劣化させる原因となります。直射日光の当たらない、温度変化の少ない暗い場所、例えば床下収納や北側の物置などが理想的です。
- 密栓(C):無水エタノールは揮発性が非常に高いため、キャップが緩んでいるとどんどん蒸発してしまいます。また、蒸発したアルコールが室内に充満すると、引火の危険性が高まります。使用後は必ずしっかりとキャップを閉め、容器を立てて保管してください。
最も危険なのは、キッチンのコンロ周りの棚や、窓際の日光が当たる場所に保管することです。特にキッチンの棚は、熱と火気が近くにあり、引火のリスクが非常に高まります。たとえ少しの間でも、これらの場所に無水エタノールを放置するのは絶対にやめてください。
また、容器の材質も重要です。元のプラスチック容器でそのまま保管しても問題ありませんが、長期保管する場合は、より密閉性が高く、光を通しにくい「ガラス製遮光ビン」に小分けして保管するのも一つの手です。ただし、ガラス製は割れるリスクがあるため、取り扱いには十分注意しましょう。
未開封・開封後の無水エタノールの「使用期限」の目安
無水エタノールはアルコール(化学物質)であり、食品のように明確な「賞味期限」はありません。しかし、時間とともに品質が劣化したり、濃度が薄くなったりする可能性があります。
<使用期限の目安>
| 状態 | 使用期限の目安 | 注意点 |
| 未開封 | 約3年~5年程度 | パッケージに記載されている「有効期限」を確認しましょう。低温・冷暗所で保管した場合の目安です。 |
| 開封後 | 約6ヶ月~1年程度 | キャップの開閉や保管状況により、アルコールが揮発し濃度が徐々に薄くなります。 |
| 希釈後の消毒液 | 約1ヶ月~3ヶ月程度 | 水で希釈すると劣化が早まります。特に水道水を使った場合は、早めに使い切りましょう。 |
開封後の無水エタノールは、使っていなくても少しずつ揮発しています。また、使用の際に蓋を開けるたびに空気中の水分を取り込んでしまうため、濃度は確実に下がっていきます。濃度が下がると、溶剤としての効果や消毒効果が薄れてしまいます。
そのため、モモストアからのアドバイスは、「購入したら1年以内には使い切る」ことを目標にすることです。大容量で購入した場合は、小分けにして密閉し、使用する分だけをすぐに取り出せるように工夫すると、揮発を最小限に抑えられますよ。どのくらいで使い切るかを考え、無駄のないように計画的に無水エタノールの大容量保管方法を検討してみてくださいね。
無水エタノールの代用になるアルコール製品のメリット・デメリット比較
「無水エタノールが売り切れていた」「もっと安く済ませたい」という場合、代用品を探すことになりますよね。無水エタノールと同じように使えるアルコール製品はいくつかありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。ここでは、代用品として検討できる製品と、無水エタノールとの違いを詳しく比較します。
「消毒用エタノール」と「高濃度エタノール(食品添加物)」
無水エタノールの代用として最も身近で、かつ高性能なのが「消毒用エタノール」と、酒造メーカーなどが販売している「高濃度エタノール(食品添加物)」です。これらの製品は、無水エタノールと比べてどのような違いがあるのでしょうか?
消毒用エタノール
濃度は70%〜80%に調整されており、主に手指や生活用品の消毒に特化しています。無水エタノールのように希釈する手間がないのがメリットです。しかし、清掃用途で使う場合、濃度が低いため揮発性が劣り、水分が残りやすいというデメリットがあります。特に電子機器の掃除には不向きです。また、最初から水が含まれているため、無水エタノールでなければ作れない「アロマオイルの溶剤」や「燃料」といった用途には使えません。
高濃度エタノール(食品添加物)
この製品は、酒造メーカーなどが販売しており、濃度は65%〜88%程度と製品によって幅があります。最大のメリットは、食品に直接触れる場所(キッチン、冷蔵庫内など)にも安心して使える点です。飲用アルコールに近い成分で作られているため、安全性が高いのが特徴です。無水エタノールと同様に油汚れにも効果がありますが、濃度が無水エタノールより低いため、揮発性や洗浄力は若干劣ります。価格は無水エタノールよりも高くなる傾向がありますが、安全性を最優先したい場合に最適です。
| 製品名 | 濃度目安 | 主な代用用途 | デメリット |
| 消毒用エタノール | 70〜80% | 一般的な消毒・除菌 | 揮発性が低く、電子機器には不向き。 |
| 高濃度エタノール(食品添加物) | 65〜88% | キッチン周りの除菌・脱脂 | 価格が高め。濃度が無水エタノールより低い。 |
| 燃料用アルコール | 不明 | なし(絶対に代用しない) | 毒性がある可能性があり、非常に危険。 |
無水エタノールが必須となる「特別な用途」とは
ほとんどの清掃や消毒は代用品で賄えますが、無水エタノールでなければならない「特別な用途」がいくつか存在します。代用品で済ませてしまうと、失敗したり、目的が達成できなかったりするので注意が必要です。
- 自家製アロマミストの作成:アロマオイル(精油)は油性なので、水には溶けません。そこで、無水エタノールに精油を溶かし、その後に水を加えてミストを作る必要があります。水で希釈された消毒用エタノールでは、オイルが分離してしまい、綺麗なミストになりません。
- 水に弱い精密機器の清掃:先述の通り、無水エタノールは水分をほとんど含まないため、カメラのレンズや、電子基板のフラックス残渣(ざんさ)除去など、水が故障の原因になる箇所の清掃には必須です。
- 特定の化学実験:特定の化学物質の溶解や、水分を完全に除去したい乾燥用途など、学術的・専門的な分野では、99.5%以上の高純度エタノールが求められます。
もし、あなたの目的がこれら「無水エタノールが必須となる特別な用途」に該当する場合は、多少探す手間や費用がかかっても、必ず無水エタノールを購入してください。代用品で済ませると、かえって時間や材料を無駄にしてしまうことになりますよ。どの製品を選ぶべきか迷ったら、無水エタノールの代用品に関する詳細情報をチェックして、ご自身の用途に合ったものを選んでくださいね。
無水エタノール購入に関する読者のよくある質問(Q&A)
最後に、モモストアに寄せられることの多い、無水エタノールに関する疑問点をQ&A形式でまとめてみました。これであなたの疑問もすべて解決するはずですよ!
無水エタノールは飲めますか?
A. 絶対に飲まないでください。
無水エタノールはアルコール濃度が99.5%以上と非常に高く、純粋なアルコールに近い状態です。この濃度をそのまま飲むと、食道や胃の粘膜が強烈に刺激され、生命に関わる重篤な健康被害を引き起こします。また、医薬品として販売されている製品は、製造過程で飲用を前提としていません。飲用目的の場合は、酒税が課された飲用の高濃度アルコール(スピリタスなど)を希釈して飲むようにしてください。無水エタノールは「飲むため」ではなく、「掃除や消毒液を作るため」の溶剤として認識してくださいね。
無水エタノールは冷蔵庫で保管しても大丈夫ですか?
A. いいえ、冷蔵庫での保管は避けてください。
無水エタノールを低温で保管するのは正しいのですが、冷蔵庫の開閉時に温度変化が起こることや、食品と一緒に保管することで誤飲のリスクが高まるためです。最も大きな問題は、冷蔵庫内は密閉空間であり、もし容器の密栓が不十分でアルコールが揮発した場合、冷蔵庫内にアルコール蒸気が充満し、電気系統の火花で爆発的な引火事故を起こす危険性があることです。冷蔵庫ではなく、床下収納や玄関などの「低温で、密閉されず、換気が確保できる冷暗所」に保管するのが最も安全ですよ。
無水エタノールでカビを退治できますか?
A. カビの表面の除菌には有効ですが、根絶は難しいです。
無水エタノールを希釈した消毒用アルコール(70%程度)は、カビの細胞を破壊する力があるため、表面に生えた初期のカビや、カビの胞子を殺菌するのには非常に有効です。しかし、カビの「根」は素材の奥深くまで入り込んでいるため、表面をアルコールで拭き取っただけでは、またすぐに生えてきてしまいます。
カビの根絶には、塩素系漂白剤(カビキラーなど)を使うのが最も効果的です。ただし、アルコールと塩素系漂白剤が混ざると有害ガスが発生し非常に危険なので、両者を併用する場合は、必ず場所を分け、しっかりと換気を行い、時間差を置いて使用してください。無水エタノールは、カビが生える前の予防的な除菌に使うのがおすすめです。
無水エタノールで手荒れはしますか?
A. はい、非常に強い脱脂作用があるため、手荒れしやすいです。
無水エタノールは油を溶かす力が非常に強いため、直接手に触れると、手の皮膚の油分(皮脂)を一気に奪い取ってしまいます。これにより、皮膚が乾燥し、ひどい手荒れやひび割れの原因となります。特に敏感肌の方は、わずかな接触でも肌トラブルを起こす可能性があります。
使用する際は、必ずゴム手袋やニトリル手袋を着用し、皮膚に直接触れないように対策をしてください。もし手についてしまった場合は、すぐに水で洗い流し、保湿クリームでしっかりとケアをしましょう。手荒れが心配な方は、最初から濃度が調整され、保湿成分が配合された「消毒用アルコール」を使うのが安心ですよ。
オンラインショップで買うとき、送料はどれくらいかかりますか?
A. 送料は販売店や容量、地域によって大きく異なります。
無水エタノールは危険物扱いとなるため、通常の荷物よりも送料が高めに設定されていることが多いです。一般的には、500mlボトル1本で600円〜1,000円程度の送料がかかる場合があります。
しかし、多くのオンラインショップでは、一定額以上(例:3,980円以上)の購入で送料が無料になるサービスを提供しています。そのため、無水エタノールを2本以上まとめ買いしたり、他の日用品と一緒に購入したりして、「送料無料ライン」を超えるように調整するのがおすすめです。また、Amazonのプライム会員などは、送料無料の特典を利用できるため、総支払額を大幅に抑えることができます。購入前に必ず送料を含めた合計金額を確認しましょう。





