ネイル用エタノールはどこで買える?種類別おすすめ購入場所と選び方

ネイル用エタノールはどこで買える?種類別おすすめ購入場所と選び方

セルフジェルネイルが趣味の方や、ネイルアートの道具を清潔に保ちたい方にとって、エタノールは欠かせないアイテムですよね!
でも、いざ「買おう!」と思った時、「どこに売っているんだろう?」「どの種類を選べばいいの?」と迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
薬局やドラッグストアで見かけるけど、ネイルに使うのはちょっと不安…そんな風に悩んでいるモモストアの読者さんも多いはずです。

この記事では、ネイルケアやジェルネイルの未硬化ジェル拭き取りに使えるエタノールの種類や、最適な購入場所をモモストアが詳しく解説していきます。
この記事を読めば、もうエタノール探しで迷うことはありません!
あなたにぴったりのエタノールがどこで手に入るのか、ぜひチェックしてみてくださいね。

・ネイル用エタノールはどこで売ってる?主要な購入場所を徹底解説
・ドラッグストア・薬局で買えるエタノールの種類とネイルへの使い道
・コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)でエタノールは見つけられる?
・ダイソー・セリアなど100均のエタノールはネイルに使って大丈夫?
・ネイル専門店やバラエティショップでのエタノール(クリーナー)の選び方
  1. ネイル用エタノールはどこで売ってる?主要な購入場所を徹底解説
    1. 最もポピュラー!ドラッグストア・薬局
    2. 品揃え豊富!ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)
    3. 安さが魅力!100円ショップ(ダイソー・セリア)
    4. ネイル用品ならココ!専門店・バラエティショップ
  2. ドラッグストア・薬局で買えるエタノールの種類とネイルへの使い道
    1. 消毒用エタノール(エタノール含有量76.9~81.4vol%)
      1. ネイルへの使い道
    2. 無水エタノール(エタノール含有量99.5vol%以上)
      1. ネイルへの使い道
    3. ジェルネイルクリーナー(ネイル専用品)
      1. ネイルへの使い道
  3. コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)でエタノールは見つけられる?
    1. コンビニで見つかる「アルコール関連商品」の可能性
      1. アルコール除菌シート・ウェットティッシュ
      2. トラベル用化粧品(クレンジングウォーターなど)
      3. アルコール消毒液(極小ボトル)
    2. コンビニでは買えないと諦めるべき純粋エタノール
  4. ダイソー・セリアなど100均のエタノールはネイルに使って大丈夫?
    1. 100均で見つかる「ネイル用クリーナー」の正体
      1. コストパフォーマンスは最高だが…
    2. 購入前にチェックすべき100均クリーナーの注意点
      1. 成分表示を確認する
      2. 「拭き取り専用」と記載があるか
    3. 100均エタノールの上手な活用法
  5. ネイル専門店やバラエティショップでのエタノール(クリーナー)の選び方
    1. 「未硬化ジェルクリーナー」の3つの選定基準
      1. ベースとなるアルコールの種類
      2. 保湿成分の有無
      3. 大容量か小分けタイプか
    2. アセトンや水で代用はNG
  6. 無水エタノールと消毒用エタノールは何が違う?ネイル用途の使い分け
    1. 成分と濃度の決定的な違い
      1. 無水エタノール(濃度99.5%以上)
      2. 消毒用エタノール(濃度76.9~81.4vol%)
    2. ネイルでの具体的な使い分け
  7. ジェルネイルの「未硬化ジェルの拭き取り」に最適なエタノール濃度
    1. 未硬化ジェルが溶ける「マジックナンバー」は80%前後
      1. なぜ100%の無水エタノールではダメなのか?
      2. 消毒用エタノール(約80%)がクリーナーとして優秀な理由
    2. 拭き取りの際の「曇り」を防ぐための裏技
  8. アセトンフリー?エタノールで除光液の代わりになるのか?
    1. 除光液の主成分「アセトン」と「酢酸エチル」の役割
      1. アセトン(Acetone)
      2. 酢酸エチル(Ethyl Acetate)
    2. エタノール(アルコール)の役割は「溶解」ではなく「消毒・洗浄」
    3. アセトンフリーを選ぶメリット・デメリット
  9. エタノールをネイルケアに使う際の注意点と肌への刺激
    1. 一番の懸念点:爪と指先の「乾燥」
      1. 乾燥が引き起こすトラブル
    2. 刺激を最小限に抑えるための3つの対策
      1. 対策1:拭き取りは「必要な部分」だけに留める
      2. 対策2:保湿ケアは「最重要項目」と心得よ
      3. 対策3:無水エタノールは希釈して使う
    3. アレルギーや敏感肌の方は「イソプロパノール」にも注意
  10. 大容量がお得!エタノールをネット通販(Amazon・楽天)で買うメリット
    1. 最大のメリットは「コストパフォーマンスと利便性」
      1. メリット① 大容量ボトルが圧倒的に安い
      2. メリット② 専門的な商品を選べる
    2. ネット通販でのエタノール購入時の注意点
      1. 注意点1:送料と納期を確認する
      2. 注意点2:詰め替えのしやすさを考慮する
      3. 注意点3:保管場所を確保する
  11. ジェルネイルの道具の消毒・洗浄にもエタノールが大活躍!
    1. 消毒に使うエタノールは「消毒用」一択
      1. エタノールで消毒すべき主な道具
    2. ジェルネイルブラシの「洗浄」にはエタノールは避けるべき?
    3. 衛生管理とジェルの品質保持
  12. ネイルサロンではどんなエタノールを使っているの?
    1. プロが重視する3つのポイント
      1. ジェルシステムとの相性
      2. 高い安全性と保湿力
      3. 大容量とコスト効率
    2. プロ御用達!ポンプディスペンサーの活用
  13. エタノール以外で代用できる「未硬化ジェルクリーナー」はある?
    1. 代用品候補①:イソプロパノール(IPA)
      1. IPAの入手方法
    2. 代用品候補②:ノンアセトンの除光液(緊急時のみ)
    3. 絶対に代用できないもの

ネイル用エタノールはどこで売ってる?主要な購入場所を徹底解説

momo-store.jp

ネイルに使うエタノール、実はひとことで「エタノール」といっても、様々な種類があり、それぞれ適した購入場所が異なります。
主な購入場所を知っておくと、急に必要になった時でも焦らずに済みますよね。
ここでは、エタノールが手に入る主要な場所を、それぞれの特徴と合わせて見ていきましょう。

最もポピュラー!ドラッグストア・薬局

最も手軽に、そして確実にエタノールを見つけられるのが、マツモトキヨシ、サンドラッグ、ウエルシアなどのドラッグストアや、町の薬局です。
これらの店舗では、主に「消毒用エタノール」や「無水エタノール」といった、衛生用品や掃除用品として使えるものが販売されています。
特に消毒用エタノールは、ジェルネイル前の手指の消毒や、ツールの除菌にも使えるため、一つあると非常に便利です。
薬剤師さんがいる店舗なら、使い方や成分について相談できるのも安心できるポイントです。ただし、ネイル専門店のような「未硬化ジェルクリーナー」に特化した商品はない場合が多いので、純粋なエタノールを探している場合に適しています。

品揃え豊富!ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)

「すぐに必要ではないけど、お得に大容量を買いたい」「特定のネイルブランドのクリーナーが欲しい」という方は、ネット通販が断然おすすめです。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、無水エタノールの大容量ボトルや、ネイル専用のイソプロパノール配合クリーナー、さらには海外製品まで、幅広い選択肢から選ぶことができます。
価格競争も激しいため、セール時期を狙えば実店舗よりもかなりお得に購入できることも珍しくありません。
ただし、配送に時間がかかることと、送料がかかる場合がある点には注意が必要です。レビューをしっかり読んで、信頼できる出品者から購入するようにしましょう。

安さが魅力!100円ショップ(ダイソー・セリア)

コストを抑えたい方にとって、ダイソーやセリアなどの100円ショップは魅力的な選択肢です。
最近の100均はネイル用品の品揃えが非常に充実しており、ネイルコーナーや化粧品コーナーで「ジェルクリーナー」や「エタノール配合の化粧水」などが見つかることがあります。
ただし、純粋な「消毒用エタノール」や「無水エタノール」の取り扱いは少ないか、あっても極小サイズであることがほとんどです。
ネイル専用のクリーナーとして販売されているものは、未硬化ジェルの拭き取りに特化しているため使いやすいですが、成分をよく確認し、爪への刺激が少ないかをチェックすることが大切です。安価で試せる分、品質にはばらつきがある可能性も考慮に入れておきましょう。

ネイル用品ならココ!専門店・バラエティショップ

プロ仕様の商品や、より専門性の高いアイテムを探すなら、東急ハンズ、ロフトなどのバラエティショップや、ネイル用品専門店がおすすめです。
これらの店舗では、ネイリストが実際に使用するような高品質な「ジェルクリーナー」が手に入ります。
ジェルクリーナーは、エタノールやイソプロパノールといったアルコール成分をベースに、保湿成分や香料などを加えていることが多く、爪や指先の乾燥を気にせず使えるよう工夫されています。
テスターが置いてある場合もあるので、実際に香りを試したり、使用感を確かめたりできるのも大きなメリットです。
少し価格は高くなりますが、仕上がりの質にこだわる方には最適な購入場所と言えるでしょう。

主要なエタノール購入場所と主な取扱品
購入場所 主な取扱品 メリット デメリット
ドラッグストア/薬局 消毒用エタノール、無水エタノール 手軽、確実、衛生用品として信頼性が高い ネイル専用品は少ない
ネット通販 大容量無水エタノール、各種ジェルクリーナー 品揃え豊富、価格が安い、自宅配送 送料、到着まで時間がかかる
100円ショップ ジェルクリーナー、アルコール配合化粧水 安価、気軽に試せる 純粋なエタノールは少ない、品質にばらつき
専門店/バラエティショップ 高品質ジェルクリーナー、プロ仕様品 ネイル専用品が豊富、使用感を試せる 価格が高め

どの場所を選ぶかは、あなたがエタノールを「消毒・掃除用」として使いたいのか、それとも「未硬化ジェル拭き取り」に特化して使いたいのかによって変わってきます。
ご自身の使用目的と予算に合わせて、最適な購入場所を選んでみてくださいね。

ドラッグストア・薬局で買えるエタノールの種類とネイルへの使い道

日本全国どこにでもあるドラッグストアや薬局は、エタノールを手に入れる上で最も身近な存在です。
しかし、店頭に並んでいるエタノールには種類があり、ネイル用途で使う際には成分や濃度に注意が必要です。
ここでは、ドラッグストアでよく見かけるエタノールの種類と、それぞれのネイルでの使い道、そして避けるべきポイントを詳しく解説していきます。

消毒用エタノール(エタノール含有量76.9~81.4vol%)

最も一般的に見かけるのが、この消毒用エタノールです。
新型コロナウイルスの流行以降、手指の消毒用として一家に一本あるというご家庭も増えたのではないでしょうか。
消毒用という名前の通り、その用途は殺菌・消毒を目的としています。
エタノール濃度が約80%前後と、未硬化ジェルの拭き取りに必要なアルコール濃度に近い値を持っているため、ネイルクリーナーの代用としても使われることがあります。

ネイルへの使い道

  • ジェルネイル前の手指消毒:施術前の指先の油分や汚れを取り除き、雑菌の繁殖を防ぎます。ネイルの持ちを良くするためにも重要な工程です。
  • ネイルツールの消毒:使用後のニッパーやプッシャー、筆などの金属製ツールの消毒・洗浄に使用できます。
  • 未硬化ジェルの拭き取り:純粋なクリーナーよりは劣りますが、未硬化ジェルの拭き取りにも使用可能です。ただし、製品によっては拭き残しが出たり、白く曇ることがあるため、少量のテスト使用をおすすめします。

無水エタノール(エタノール含有量99.5vol%以上)

無水エタノールは、文字通りほとんど水分を含まない、純粋に近いエタノールです。消毒効果は期待できませんが、その高い揮発性(すぐに蒸発する性質)から、水が使えない場所の掃除や脱水によく利用されます。
家電製品の基盤清掃や、水滴の拭き取り跡を残したくない場所の掃除などに最適です。

ネイルへの使い道

  • 自作クリーナーの原料:無水エタノールはそのままでは濃度が高すぎるため、精製水で割って消毒用エタノールと同等の濃度(約80%)に希釈してから使用します。
  • ネイル用接着剤(グルー)の溶解:誤って付着したネイルグルーを優しく溶かす際に少量使用できる場合があります。(ただし、肌への刺激が強いため細心の注意が必要)
  • 油性ペンの除去:ネイルチップなどに付いた油性ペンの跡を消すのに役立ちます。

ジェルネイルクリーナー(ネイル専用品)

ドラッグストアでも、ネイル用品コーナーが充実している店舗では、ネイルブランドから出ている専用のクリーナーを見つけることができます。
これらは主にエタノールやイソプロパノールといったアルコール成分と、未硬化ジェルの成分を効率よく溶かすための工夫がされており、拭きムラなくツヤを出すために最適化されています。

ネイルへの使い道

もちろん、未硬化ジェルの拭き取りに最適です。製品によって保湿成分が配合されているものもあり、爪周りの乾燥を気にする方には特におすすめです。
ネイル用途で最も失敗が少なく、最高の仕上がりを求めるなら、やはり専用品を選ぶのが一番確実です。

エタノールの種類別比較とネイルでの適性
種類 濃度 消毒効果 ネイルクリーナー適性 主な用途
無水エタノール 99.5%以上 低い △(希釈が必要) 掃除、脱水、希釈用
消毒用エタノール 76.9~81.4% 高い 〇(代用可) 手指・ツール消毒、未硬化ジェル拭き取り
ジェルクリーナー 製品による 中~高 ◎(最適) 未硬化ジェル拭き取り

購入時には、必ずボトルの表示を確認し、「無水」か「消毒用」か、そして主成分がエタノール(エチルアルコール)であることを確認してくださいね。ちなみに、最近は消毒用エタノールの代用品も話題になっているようです。

コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)でエタノールは見つけられる?

「今すぐ、本当に今すぐエタノールが欲しい!」そんな時、真っ先に思い浮かぶのが、24時間営業で便利なコンビニエンスストアですよね。
しかし、結論から言うと、コンビニで純粋な「エタノール」や「消毒用エタノール」を手に入れるのは、少し難しいかもしれません。
ドラッグストアや薬局とは異なり、コンビニは医薬品や高度な衛生用品の取り扱いが限定的だからです。

コンビニで見つかる「アルコール関連商品」の可能性

純粋なエタノールは難しいものの、ネイルに使える可能性のある「アルコール成分を含む商品」は、コンビニでも見つけられる場合があります。

アルコール除菌シート・ウェットティッシュ

これはほとんどのコンビニで取り扱いがあります。
手指やテーブルなどの除菌・消毒に使われるウェットティッシュの多くは、エタノールまたはイソプロパノールといったアルコール成分を含んでいます。
ネイル用途としては、ジェルネイル前の手指の油分除去(プレパレーション)の際に、サッと拭き取るのに便利です。
ただし、未硬化ジェルの拭き取りには向きません
ティッシュの繊維が爪に残ってしまったり、アルコール濃度が低すぎてベタつきが残ったりする可能性が高いからです。

トラベル用化粧品(クレンジングウォーターなど)

旅行用品コーナーや化粧品コーナーに、拭き取りタイプの化粧水やクレンジングウォーターが置いてあることがあります。
これらの中には、エタノールを溶剤や収れん剤として配合しているものもあります。
成分表示で「エタノール」が比較的上位に記載されていれば、軽度な未硬化ジェルの拭き取りの代用として試せるかもしれませんが、基本的にはネイル専用ではないため、仕上がりを追求する場合は避けた方が無難です。

アルコール消毒液(極小ボトル)

レジ横や衛生用品コーナーで、携帯用の小さなアルコール消毒液ボトルが販売されていることがあります。
これはジェル状のものや、スプレー式のものなど様々ですが、主成分がエタノールであれば、ネイルツールの緊急消毒には使用できます。
ただし、ネイルクリーナーとして使用するには、粘度が高すぎたり、他の添加物が入っていたりする可能性が高いため、こちらも代用としては限定的だと考えておきましょう。

コンビニでは買えないと諦めるべき純粋エタノール

コンビニは便利ですが、純粋な「無水エタノール(99.5%)」や「消毒用エタノール(約80%)」を求めていくと、徒労に終わる可能性が高いです。
もし急ぎで必要なら、少し足を延ばしてドラッグストアに行くか、近所の調剤薬局に問い合わせてみることをおすすめします。
コンビニはあくまで「応急処置」や「手指の簡単除菌」のためのアイテムを探す場所として捉えておくと良いでしょう。

急なトラブル時には、コンビニで手に入るもので対処法を考えることも大切ですが、普段から自宅にストックがない場合は、大容量のエタノールをネットで注文しておくのが賢明です。

ダイソー・セリアなど100均のエタノールはネイルに使って大丈夫?

「100均のネイル用品って本当に使えるの?」
セルフネイル派の誰もが一度は抱く疑問ですよね。特にエタノールやクリーナーは、爪に直接触れるものなので、品質が気になるところです。
結論から言うと、100円ショップのネイルクリーナーは、使い方を理解していれば十分に活躍してくれます!
しかし、純粋な「エタノール」として販売されているわけではないため、その成分と用途をしっかり見極めることが大切です。

100均で見つかる「ネイル用クリーナー」の正体

ダイソーやセリアでは、「未硬化ジェル拭き取り液」「ジェルネイルクリーナー」といった名前で、ネイル専用の拭き取り液が販売されています。
これらの商品の主な成分は、アルコール(エタノール、またはイソプロパノール)と水です。

コストパフォーマンスは最高だが…

100円で手に入るため、コストパフォーマンスは抜群です。
特に、セルフネイルを始めたばかりで、「まずは試してみたい」という方には最適と言えるでしょう。
しかし、ドラッグストアで販売されている消毒用エタノール(80%前後)と比較すると、アルコール濃度が低い傾向にあります。
そのため、一度で拭き取りきれず、ベタつきが残ると感じる方もいます。また、製品によっては、香料や保湿成分などが加えられていることもあり、純粋なエタノールとは使い心地が異なります。

購入前にチェックすべき100均クリーナーの注意点

失敗しないために、購入前に以下の2点を必ず確認しましょう。

成分表示を確認する

ボトルの裏面やパッケージに記載されている成分表示を見て、「エタノール」または「イソプロパノール(イソプロピルアルコール)」が主成分であることを確認しましょう。
もし、これらのアルコール成分よりも水や他の溶剤が先に書かれている場合は、アルコール濃度が低く、未硬化ジェルの拭き取りにはあまり効果がない可能性があります。

「拭き取り専用」と記載があるか

単なる「除菌シート」や「アルコール配合ウェットティッシュ」ではなく、「未硬化ジェル拭き取り専用」や「ジェルクリーナー」と明記されているものを選ぶのが鉄則です。
専用品であれば、ジェルの成分を溶かすことにある程度の効果が見込めます。

100均エタノールの上手な活用法

100均のクリーナーをより快適に使うためのコツをご紹介します。

【活用術①】拭き取りは「一方向」にサッと
何度か往復してゴシゴシ拭くと、溶けたジェルが爪に残ってムラの原因になります。
クリーナーを染み込ませたワイプで、根元から爪先に向かって「一方向」にサッと拭き取るのが綺麗に仕上げるポイントです。

【活用術②】セリアのボトルに入れ替えて使う
ポンプ式のボトルに詰め替えることで、片手でワンプッシュして使えるようになり、効率が格段にアップします。
セリアやダイソーにも便利な詰め替えボトルが売られていますので、ぜひ活用してみてください。

100均クリーナーのメリット・デメリット
メリット デメリット
・価格が圧倒的に安い(110円) ・アルコール濃度が低い可能性がある
・ネイル専用品として販売されている ・拭きムラが出やすいことがある
・どこでも手に入りやすい ・大容量パックがない

安価だからといって侮るなかれ、100均のネイルクリーナーは、賢く使えばセルフネイルの強い味方になってくれますよ!
ただし、アレルギーや肌トラブルを起こしたという声もゼロではありませんので、心配な方はパッチテストを行ってから使用しましょう。

ネイル専門店やバラエティショップでのエタノール(クリーナー)の選び方

ネイル用品専門店や、ロフト・東急ハンズなどのバラエティショップでは、ドラッグストアや100均とは一線を画した高品質でプロ仕様のエタノール・クリーナーを見つけることができます。
ここでは、仕上がりにこだわる方や、爪への優しさを重視したい方向けに、専門店やバラエティショップで何を基準に選ぶべきかをご紹介します。

「未硬化ジェルクリーナー」の3つの選定基準

専門店などで販売されているクリーナーは、ただアルコール成分が入っているだけでなく、ネイル施術の品質を高めるために様々な工夫がされています。選ぶ際のポイントは以下の3つです。

ベースとなるアルコールの種類

ネイルクリーナーの主成分は、主に「エタノール(エチルアルコール)」または「イソプロパノール(イソプロピルアルコール)」のいずれかです。

  • エタノールベース:一般的に消毒用としても使われる成分で、肌への刺激は比較的穏やかです。揮発性も高いため、拭き残りが少ないのが特徴です。
  • イソプロパノール(IPA)ベース:ジェルネイルクリーナーとして古くから使われている成分で、ジェルを溶かす力がエタノールより強いとされています。しかし、肌への刺激はエタノールより強いため、敏感肌の方は注意が必要です。

どちらが良いというよりも、ご自身の肌質とジェルの種類に合わせて選ぶことが大切です。最近はエタノールベースの製品が主流になりつつあります。

保湿成分の有無

特に冬場や乾燥肌の方は、アルコールで爪周りの水分が奪われてカサカサになるのを避けたいですよね。
プロ仕様のクリーナーの中には、グリセリンやヒアルロン酸などの保湿成分を配合しているものがあります。
「乾燥が気になる」「爪周りが白くなりがち」という方は、この保湿成分入りのクリーナーを選ぶことで、施術後の手元の美しさを保つことができます。

大容量か小分けタイプか

専門店では、業務用として1リットルや2リットルといった大容量ボトルが販売されています。
セルフネイルを頻繁に行う方や、ネイル仲間とシェアしたい方にとっては、圧倒的にコストパフォーマンスが良いのが魅力です。
一方で、バラエティショップでは、携帯に便利な小分けのスプレーボトルタイプや、すでにコットンに含ませてあるワイプタイプも人気です。
旅行や持ち運びが多い方は、小分けタイプも検討してみましょう。

アセトンや水で代用はNG

よく「除光液(アセトン入り)で未硬化ジェルを拭ける?」と聞かれますが、これは絶対にNGです。
アセトンはジェルそのものを溶かしてしまうため、未硬化ジェルを拭き取るどころか、硬化したジェルまで剥がれ落ちる原因になりますし、爪へのダメージも計り知れません。
また、水ではジェルが溶けないため、拭き取りの意味がありません。
専門店で売られている「ジェルクリーナー」は、未硬化ジェルと硬化ジェルの成分の違いを理解した上で作られていますので、安心して使用できます。

専門店のクリーナーを選ぶメリットは、何よりも「失敗が少ないこと」「仕上がりのツヤが格段に違うこと」にあります。
少し高価でも、満足のいくセルフネイルを目指すなら、ぜひ専門店の商品をチェックしてみてください。

無水エタノールと消毒用エタノールは何が違う?ネイル用途の使い分け

ドラッグストアに行くと、「無水エタノール」と「消毒用エタノール」という、見た目はそっくりだけど値段や成分が違う2種類のエタノールが並んでいて、「結局、ネイルにはどっちを使えばいいの?」と迷った経験はありませんか?
この二つのエタノールは、含まれる水分量と、それによって決まる「用途」が大きく異なります
ここでは、それぞれの違いと、ネイル用途で使い分けるべき場面を詳しく解説します。

成分と濃度の決定的な違い

最も重要な違いは、エタノール濃度です。

無水エタノール(濃度99.5%以上)

水がほとんど含まれていない、純度の高いエタノールです。
その高い濃度ゆえに、瞬時に蒸発(揮発)してしまいます。
そのため、「消毒」効果は実はあまり高くありません。なぜなら、細菌やウイルスを殺菌するには、エタノールが対象物に一定時間とどまる必要があるからです。すぐに蒸発してしまう無水エタノールは、消毒に必要な接触時間を確保できないのです。
主な用途は、水気厳禁な電化製品の掃除や油汚れの除去、そして「希釈して使う」場合の原料です。

消毒用エタノール(濃度76.9~81.4vol%)

無水エタノールを水(精製水)で薄めて、最も殺菌効果が高いとされる濃度(約80%前後)に調整したものです。
適度な水分が含まれているため、蒸発速度が緩やかになり、細菌の細胞膜に浸透しやすくなります。これにより、確かな消毒効果を発揮します。
医療現場や家庭での手指消毒、道具の消毒に使われるのは、この消毒用エタノールです。

ネイルでの具体的な使い分け

では、この違いを理解した上で、ネイルケアやジェルネイルの際にどのように使い分ければ良いのでしょうか。

ネイル用途でのエタノール使い分け
使用目的 おすすめのエタノール 理由
① ジェルネイル前の手指消毒 消毒用エタノール 殺菌効果が必要なため。
② ネイルツールの消毒・洗浄 消毒用エタノール 同様に殺菌効果が必要なため。
③ 未硬化ジェルの拭き取り 消毒用エタノールまたは専用クリーナー 約80%の濃度が未硬化ジェルを溶かしやすいから。
④ 鏡やデスクの拭き掃除 無水エタノール 水拭き跡を残さず、綺麗に仕上がるから。
⑤ 大容量を安く手に入れたい時 無水エタノール(希釈して使用) 精製水で割ることで、消毒用エタノールよりも安価に大容量を作れる。

このように、「爪や肌に直接触れて消毒したい」「未硬化ジェルを拭き取りたい」という場合は、消毒用エタノールを選ぶのが基本です。
無水エタノールを未硬化ジェルの拭き取りにそのまま使うと、揮発性が高すぎて拭きムラが出やすくなったり、爪表面の水分を急激に奪いすぎて乾燥を招く可能性もあります。
無水エタノールは、あくまで「掃除や、自分で希釈して作る場合」に使うと覚えておきましょう。

ジェルネイルの「未硬化ジェルの拭き取り」に最適なエタノール濃度

ジェルネイルを仕上げる際、最後に残るあのペタペタとした「未硬化ジェル」を綺麗に拭き取る作業は、美しいツヤを出すための重要な仕上げ工程です。
この拭き取りに使うアルコール(エタノール)は、濃度が非常に重要になります。
高すぎても低すぎても、仕上がりが曇ってしまったり、ベタつきが残ってしまったりする原因になるからです。

未硬化ジェルが溶ける「マジックナンバー」は80%前後

結論から言うと、未硬化ジェルを最も効率よく、ムラなく溶かして拭き取れるアルコール濃度は、70%から90%の間、特に80%前後が最適とされています。

なぜ100%の無水エタノールではダメなのか?

「純粋な方がよく落ちるのでは?」と思うかもしれませんが、これは間違いです。
未硬化ジェルは、硬化しきれなかった樹脂成分のベタつきです。この樹脂を溶かすためには、アルコール成分の力が不可欠ですが、水分の存在も非常に重要になります。
無水エタノール(99.5%)のように水分がほとんどない場合、揮発性が高すぎるため、ジェルを溶かし始める前に蒸発してしまい、結果的に拭き残しや白濁の原因となってしまいます。
約80%の濃度だと、エタノール分子が水分子とバランス良く存在し、ジェル成分の奥深くまで浸透して効率的に溶かし出すことができるのです。

消毒用エタノール(約80%)がクリーナーとして優秀な理由

前述の通り、ドラッグストアで手に入る「消毒用エタノール」は、まさにこの80%前後の濃度に調整されています
そのため、ネイル専用クリーナーがない場合の代用品として非常に優秀であり、実際に多くのネイリストやセルフネイラーが愛用しています。
もし、自宅に無水エタノールしかない場合は、以下の比率で希釈して使うことをおすすめします。

無水エタノールを消毒用濃度に希釈する方法(約80%)
無水エタノール 精製水または水道水 合計
40ml 10ml 50ml(80%濃度)
80ml 20ml 100ml(80%濃度)
4 1 5

※精製水を使う方がより純粋で安心ですが、水道水でも問題なく使用できます。ただし、水道水の場合は早めに使い切るようにしましょう。

拭き取りの際の「曇り」を防ぐための裏技

せっかく綺麗に塗ったジェルネイルが、拭き取った後に白く曇ってしまう…というトラブルはよく聞かれます。
これは、アルコール濃度の問題だけでなく、「硬化不足」や「拭き取り方法」にも原因があることが多いです。

  • 硬化時間を守る:LEDライトのパワーやジェルの種類によって、決められた硬化時間を必ず守りましょう。硬化が不十分だと、いくら良いクリーナーを使ってもベタつきが残ります。
  • ワイプをケチらない:一度拭き取ったワイプで何度も拭くと、溶けたジェルを爪に戻してしまいます。新しい面や新しいワイプで、サッと一回で拭き取るのが鉄則です。
  • 拭き取りのタイミング:ライトから出してすぐはジェルが熱を持っているため、少し冷ましてから拭き取ると、よりツヤが出やすいという声もあります。

最適な濃度と正しい方法で拭き取りを行うことで、サロン帰りのようなピカピカのツヤを手に入れましょう!

アセトンフリー?エタノールで除光液の代わりになるのか?

「エタノールってアルコールだから、除光液(リムーバー)の代わりにもなるんじゃない?」
そうお考えの方もいるかもしれませんが、エタノールと除光液は、その役割が全く異なります。結論から言えば、エタノール(消毒用・無水問わず)は、一般的なマニキュア(ポリッシュ)やジェルネイルの除去には使えません。

除光液の主成分「アセトン」と「酢酸エチル」の役割

除光液は、ネイルカラーの塗膜を溶かすために、非常に強力な溶剤が使われています。主な成分は以下の通りです。

アセトン(Acetone)

最も強力な溶剤で、マニキュアや、特にジェルネイルを溶かすために使われます
その揮発性と溶解力の高さから、プロの現場でも必須のアイテムですが、爪や皮膚への刺激が強く、乾燥や白化の原因になりやすい成分でもあります。

酢酸エチル(Ethyl Acetate)

アセトンフリーの除光液に多く使われる溶剤で、アセトンよりも溶解力は劣りますが、刺激が比較的穏やかです。
一般的なマニキュアを落とすには十分な効果がありますが、ジェルネイルのオフには時間がかかったり、そもそもオフできなかったりすることが多いです。

エタノール(アルコール)の役割は「溶解」ではなく「消毒・洗浄」

一方、エタノール(エチルアルコール)は、「殺菌・消毒」と「油分除去・未硬化ジェル溶解除去」が主な役割です。
マニキュアやジェルネイルの塗膜を構成する樹脂や顔料を溶かすほどの強力な溶解力はありません。
ネイルにエタノールを使うのは、あくまで「施術前の爪表面の油分除去」「未硬化ジェルのベタつきの除去」、そしてツールの消毒・洗浄のためであり、「ネイルオフ」には使えないのです。

アセトンフリーを選ぶメリット・デメリット

アセトンは強力なため、最近は「アセトンフリー」のリムーバーを選ぶ方も増えています。それぞれのメリット・デメリットを整理しましょう。

アセトンリムーバーとアセトンフリーリムーバーの比較
種類 主な用途 メリット デメリット
アセトンリムーバー ジェルネイル、ラメ入りマニキュアのオフ オフする時間が短い、強力な溶解力 爪や皮膚が乾燥しやすい、刺激臭がある
アセトンフリーリムーバー 普通のマニキュアのオフ 爪への刺激が少ない、匂いが比較的穏やか オフに時間がかかる、ジェルオフには不向き

ジェルネイルをオフする際は、多少爪に負担がかかっても、スピーディーにオフできるアセトン入りの専用リムーバーを使うのが一般的です。
その後の爪の保湿ケアをしっかり行うことで、ダメージを最小限に抑えることができます。
決してエタノールで代用しようとせず、用途に合った専用のリムーバーを使うようにしてくださいね。

ちなみに、アセトンフリーの優しい除光液もたくさんありますので、普通のマニキュア派の方はこちらを選ぶと良いでしょう。

エタノールをネイルケアに使う際の注意点と肌への刺激

エタノールは、セルフネイルやネイルケアにおいて、消毒や洗浄に大活躍する万能アイテムですが、使い方を間違えると、かえって爪や肌にダメージを与えてしまう可能性があります。
特にデリケートな指先に使うからこそ、その刺激性を理解し、正しい使い方を心がけることが大切です。
モモストアと一緒に、エタノールを使う際の注意点を確認していきましょう。

一番の懸念点:爪と指先の「乾燥」

エタノールは、水よりも蒸発しやすい(揮発性が高い)性質を持っています。
この揮発の際、爪や指先表面の水分や油分を一緒に奪ってしまいます
これが、エタノールによる肌への最大の刺激、「乾燥」の原因です。

乾燥が引き起こすトラブル

  • 爪の白化・もろくなる:爪が乾燥すると、一時的に白っぽくなったり、ひび割れや二枚爪になりやすくなります。
  • ささくれ・甘皮の硬化:指先の皮膚が乾燥することで、ささくれができやすくなったり、硬くゴワゴワした甘皮になってしまいます。
  • ジェルの持ちが悪くなる?:過剰に油分を奪いすぎると、爪が乾燥しすぎてしまい、かえってジェルの密着が悪くなる可能性も指摘されています。(適切な油分除去は必要ですが、やりすぎは禁物です。)

刺激を最小限に抑えるための3つの対策

エタノールの便利さを活かしつつ、肌への刺激を抑えるためには、以下の対策を必ず行いましょう。

対策1:拭き取りは「必要な部分」だけに留める

エタノールをたっぷりと染み込ませたコットンで、指全体をゴシゴシ拭く必要はありません。
ジェルネイル前の油分除去は「爪の表面だけ」に留め、未硬化ジェルの拭き取りも、爪全体を一方向にサッと拭くだけにしましょう。
皮膚にエタノールが触れる時間を最小限に抑えることが、乾燥対策の基本です。

対策2:保湿ケアは「最重要項目」と心得よ

エタノールを使った施術が終わった後は、いつも以上に丁寧な保湿ケアを徹底してください。
特に、キューティクルオイルやハンドクリームを忘れずに塗りましょう。オイルは爪の水分蒸発を防ぐフタの役割を果たしてくれます。
保湿は、ネイルの見た目の美しさを保つだけでなく、健康な爪を育む上でも欠かせない工程です。

対策3:無水エタノールは希釈して使う

もし無水エタノールをネイルクリーナーとして代用する場合、前述のように必ず精製水で希釈(約80%濃度に)してから使用しましょう。
濃度が高すぎる純粋なエタノールは、肌への刺激と乾燥リスクが最も高くなります。

アレルギーや敏感肌の方は「イソプロパノール」にも注意

ネイル専用のジェルクリーナーには、エタノールではなく「イソプロパノール(IPA)」が使われているものもあります。
IPAは、エタノールよりもジェルを溶かす力が強い一方で、肌への刺激も強いと言われています。
特に敏感肌の方やアレルギー体質の方は、ごく少量でパッチテストを行い、赤みやかゆみが出ないかを確認してから本格的に使用するようにしましょう。

エタノール使用後の保湿ケア手順
ステップ アイテム 目的
キューティクルオイル 爪の生え際(甘皮周り)に油分を補給し、乾燥を防ぐ。
ネイルオイル 爪の表面全体に塗布し、爪自体の水分蒸発を防ぐ。
ハンドクリーム 手の甲や指全体に水分と油分を与え、手肌を保護する。

エタノールは便利な道具ですが、あくまで溶剤であることを忘れずに、保湿ケアとセットで使うことを習慣にしてくださいね。

大容量がお得!エタノールをネット通販(Amazon・楽天)で買うメリット

「消毒用エタノールを毎回ドラッグストアで買うのは重いし、すぐになくなっちゃう…」
そう感じているセルフネイラーさんや、ネイルサロン経営者の方にとって、ネット通販でのエタノール購入は、多くのメリットがあります。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでエタノールを購入することが、いかに賢い選択であるかをご紹介します。

最大のメリットは「コストパフォーマンスと利便性」

ネット通販でエタノールを買う最大のメリットは、以下の2点に集約されます。

メリット① 大容量ボトルが圧倒的に安い

ドラッグストアでは、せいぜい500mlや1リットルサイズが主流ですが、ネット通販では4リットル(一斗缶サイズ)といった業務用サイズも豊富にラインナップされています。
エタノールは量が多くなるほど、100mlあたりの単価が安くなる傾向があります。
頻繁にネイルをする方や、掃除や除菌にもエタノールを使いたい方にとって、大容量ボトルは長期的に見ると断然お得です。重い液体を自宅まで届けてもらえるのも、大きな魅力ですよね。

メリット② 専門的な商品を選べる

ネット通販では、実店舗では取り扱いの少ない、特定のメーカーのネイル専用クリーナーや、海外製の無水エタノールなども簡単に検索・比較できます。
例えば、「保湿成分入りのジェルクリーナー」や「イソプロパノールベースの強力クリーナー」など、細かなニーズに合わせた商品を見つけられるのが強みです。
レビュー評価を参考にしながら選べるため、品質についても事前に情報を得やすいのも安心です。

ネット通販でのエタノール購入時の注意点

便利でお得なネット通販ですが、購入する際にはいくつか注意しておくべきことがあります。

注意点1:送料と納期を確認する

大容量のエタノールは、その分送料が高く設定されている場合があります。
「商品価格は安いけど、送料を入れると実店舗の方が安かった…」ということがないように、最終的な合計金額を確認しましょう。また、液体物であるため、発送までに時間がかかる場合があります。急ぎで必要な場合は、納期を必ずチェックしてください。

注意点2:詰め替えのしやすさを考慮する

大容量ボトルを購入した場合、そのままでは使いづらいことがほとんどです。
細口のノズルがついているか、または詰め替え用のポンプが付属しているかなどを確認しておくと、小分けボトルへの移し替えが楽になります。
詰め替え用のポンプや漏斗(じょうご)を、エタノールと同時に購入しておくのもおすすめです。

注意点3:保管場所を確保する

エタノールは引火性の液体です。特に大容量ボトルを保管する場合、直射日光の当たらない、涼しい場所に保管する必要があります。
購入前に、自宅に安全に保管できるスペースがあるかを確認しておきましょう。

ネット通販で購入すべき人
✅ 頻繁にセルフネイルをする人 ✅ 掃除や除菌にもエタノールを多用する人
✅ プロ仕様の専門的なクリーナーが欲しい人 ✅ 重い液体を自宅まで運んでもらいたい人

これらの通販サイトでは、エタノールとネイル用品のセットもよく販売されていますので、まとめて購入するのも賢い方法です。

ジェルネイルの道具の消毒・洗浄にもエタノールが大活躍!

エタノールは、未硬化ジェルの拭き取りだけでなく、ジェルネイルの道具を清潔に保つための「消毒・洗浄剤」としても欠かせない役割を担っています。
特に、爪に直接触れる道具や、繰り返し使う筆などは、正しい方法で消毒・洗浄しないと、雑菌が繁殖したり、ジェルの発色が損なわれたりする原因になります。
ここでは、エタノールを使った道具のメンテナンス方法を詳しく見ていきましょう。

消毒に使うエタノールは「消毒用」一択

道具の消毒・殺菌を目的に使う場合、選ぶべきは「消毒用エタノール(約80%濃度)」です。
前述の通り、無水エタノールは揮発性が高すぎて消毒効果が薄いため、この用途には適していません。
消毒用エタノールを使うことで、器具についた雑菌やウイルスをしっかりと不活性化させることができます。

エタノールで消毒すべき主な道具

以下の道具は、使用前後にエタノールで消毒・洗浄することが推奨されます。

  • プッシャー、ニッパー:甘皮の処理やオフに使われる金属製の道具。血液や皮膚に触れる可能性があるため、特に念入りな消毒が必要です。
  • ウッドスティック:使い捨てが基本ですが、一時的な汚れ落としに使った場合などは、エタノールで拭き取り、乾燥させてから再度使うこともあります。
  • ダストブラシ:削ったジェルやアクリルの粉(ダスト)を払うブラシ。ダストには雑菌が含まれることがあるため、使用後はエタノールを含ませたペーパーで毛先を優しく拭き取ります。

ジェルネイルブラシの「洗浄」にはエタノールは避けるべき?

ジェルネイル用の筆(ブラシ)の洗浄は、少し注意が必要です。
筆に残ったジェルを溶かすためにエタノールを使いたくなるかもしれませんが、純粋なエタノールは筆の毛を傷める可能性があります。

  • 筆の洗浄に最適なのは「筆専用クリーナー」:ネイルブラシ専用のクリーナーは、ジェルの顔料や樹脂成分を優しく溶かし、同時に筆の毛の保湿やコンディショニング成分が含まれていることが多いです。
  • エタノールを使う場合:どうしても専用クリーナーがない場合は、未硬化ジェルの拭き取りに使う「ジェルクリーナー」を使うのが次善策です。
    純粋な消毒用エタノールは、筆の毛のコシを失わせたり、筆の接着剤(フェルール部分)を劣化させる可能性があるため、日常的な洗浄には避けた方が無難です。

衛生管理とジェルの品質保持

エタノールでの消毒は、お客様の安全を守るプロの現場だけでなく、セルフネイルにおいても重要です。
清潔な道具を使うことで、グリーンネイル(細菌性の爪の病気)などのトラブルを予防することができます。
特に、以下のポイントに注意して衛生管理を行いましょう。

エタノール消毒のポイント
対象 タイミング 方法
手指 施術の前後 消毒用エタノールをスプレーし、よくすり込む。
金属ツール 使用直後 エタノールに浸したコットンやワイプで、汚れを拭き取り、自然乾燥させる。
ライト、デスク 施術の前後 消毒用エタノールをスプレーし、ペーパーで拭き上げる。

エタノールを賢く使って、プロ級の衛生的なネイル環境を整えましょう。

ネイルサロンではどんなエタノールを使っているの?

私たちがセルフネイルでエタノールを選ぶとき、ふと「プロのネイリストさんはどんなものを使っているんだろう?」と気になることはありませんか?
ネイルサロンで使われているエタノールやクリーナーは、効率、安全性、そして仕上がりの美しさを追求するために、選び抜かれたものが使われています。
ここでは、プロの現場で主流となっているエタノール事情と、その選び方の秘密をご紹介します。

プロが重視する3つのポイント

ネイルサロンが使用するクリーナーは、私たちがドラッグストアで手に入れるエタノールとは、少し基準が異なります。

ジェルシステムとの相性

多くのサロンは、特定のジェルネイルブランドのシステム(ベース、カラー、トップ)を統一して使用しています。
そのブランドが推奨する、または販売している「純正のジェルクリーナー」を使うのが一般的です。
これは、ジェルクリーナーが未硬化ジェルの成分を最も効率よく溶かし、白濁や曇りを一切出さないように調整されているためです。最高のツヤと持ちを保証するためには、純正品の使用が不可欠なのです。

高い安全性と保湿力

お客様の肌に触れるものですから、プロの現場では安全性も最優先されます。
刺激の強いイソプロパノールベースではなく、肌に優しいエタノール(エチルアルコール)ベースの製品を選ぶ傾向にあります。
さらに、施術後の乾燥を防ぐため、グリセリンやパンテノールなどの保湿成分が配合されたクリーナーを選ぶサロンも増えています。

大容量とコスト効率

毎日のように大量に消費するため、業務用として1リットルやそれ以上の大容量ボトルを仕入れるのが基本です。
無水エタノールを仕入れ、精製水で希釈してコストを抑えているサロンもありますが、最近は成分調整の手間を省くために、最初から約80%濃度に調整された「消毒用エタノール」「高濃度アルコール」を仕入れて、手指消毒とツール洗浄に兼用するケースも多く見られます。

プロ御用達!ポンプディスペンサーの活用

サロンでの作業を効率化するために、プロのネイリストが必ずと言っていいほど使っているのが、ポンプディスペンサーです。
これは、ボトルの口にコットンを当てて上からプッシュするだけで、必要な量のクリーナーが染み込む仕組みの容器です。
片手で作業できるため、衛生的で作業効率も格段に向上します。
大容量のエタノールを購入した場合、このポンプディスペンサーに小分けにして使うことをモモストアも強くおすすめします。

プロが選ぶエタノール(クリーナー)の傾向
用途 主な選択肢 選ぶ理由
未硬化ジェル拭き取り 純正ジェルクリーナー 最高のツヤとジェルの品質保証
手指・ツール消毒 消毒用エタノール(約80%) 高い殺菌効果とコスト効率
大容量ストック 無水エタノール+精製水 ランニングコストの最小化

プロの現場の知恵を借りて、質の高いクリーナーを選び、セルフネイルのクオリティをワンランクアップさせましょう!

エタノール以外で代用できる「未硬化ジェルクリーナー」はある?

「うっかりエタノールをきらしてしまった!」
「肌が弱くてエタノール以外の成分で拭き取りたい」
そんな時、未硬化ジェルの拭き取りにエタノール以外で代用できるものがあるのか、気になりますよね。
結論から言うと、ジェルクリーナーに最も近い役割を果たせる代用品は限られていますが、特定のアルコール成分であれば、ある程度の効果が見込めます。

代用品候補①:イソプロパノール(IPA)

イソプロパノール(イソプロピルアルコール)は、エタノールと並び、多くのネイルクリーナーの主成分として使われているアルコールです。
エタノールよりもジェルを溶かす力が強いとされており、未硬化ジェルの拭き取りには非常に適しています。
IPAは、主に工業用や医療用として販売されていますが、最近は薬局やネット通販でも見かけるようになりました。

  • メリット:ジェルを溶かす力が強く、拭き残しが少ない。
  • デメリット:肌への刺激がエタノールより強いため、乾燥や肌荒れに注意が必要。独特の匂いがやや強い。

IPAの入手方法

純粋なIPAは、薬局や、Amazonなどのネット通販で「イソプロピルアルコール」として販売されています。
ただし、ネイルに使う場合は、80%程度の濃度に希釈して使うのが一般的です。そのまま使うと、乾燥や刺激が強すぎます。

代用品候補②:ノンアセトンの除光液(緊急時のみ)

ノンアセトンの除光液の主成分は、主に酢酸エチルなどの溶剤です。
これらの溶剤には、未硬化ジェルの樹脂成分を溶かす力もある程度期待できます。
しかし、これはあくまで「緊急時の最終手段」と考えてください。

  • メリット:マニキュアを落とすために手元にある可能性が高い。
  • デメリット:未硬化ジェルが完全に拭き取れない可能性が高い。マニキュアの成分や香料、油分が含まれており、ジェルのツヤを損なったり、ベタつきを残したりするリスクがある。

ノンアセトンリムーバーは、未硬化ジェルクリーナーとしては推奨できません。どうしてもエタノールがない場合に、自己責任で試す程度に留めておきましょう。

絶対に代用できないもの

以下のものは、未硬化ジェルの拭き取りには全く使えませんので、注意してください。

代用不可なもの
アイテム 使えない理由
水、精製水 樹脂を溶かす力が全くないため、拭き取り不可。
アセトン入り除光液 硬化済みのジェルまで溶かして剥がしてしまうため。
アルコール度数の低いウェットティッシュ 濃度が低すぎ、拭き取り後に繊維が残り、ムラの原因となる。
化粧用オイル、ベビーオイル 未硬化ジェルを溶かせず、油分が残ってツヤが曇る原因となる。

やはり、最高の仕上がりと爪の健康を考えると、ネイル専用のクリーナーか、消毒用エタノールを選ぶのがベストです。

これで、ネイル用エタノールの種類、購入場所、そして使い方まで、全て網羅できたかと思います。モモストアがお届けした情報が、あなたのセルフネイルライフをより快適にする助けになれば嬉しいです!

エタノール選びで迷うことがなくなれば、これからは安心してジェルネイルを楽しめますね。
ぜひ、この記事を参考に、ご自身にぴったりのエタノールを見つけてみてください!
そして、エタノールを購入する際は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販で、価格や容量、レビューを比較するのがおすすめです。大容量のものを買っておくと、いざという時に困らないので、ストックしておくことを強くおすすめしますよ。

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