生わさびはどこで買える?スーパーや専門店から選び方・保存法まで徹底解説!
こんにちは、モモストアです!
お寿司やお刺身、ステーキなどに添えられた「生わさび」。
あの鼻に抜ける爽快な香りと、後に残るほのかな甘みは、チューブわさびでは決して味わえない感動がありますよね。
でも、「いざ生わさびを買おう!」と思っても、スーパーの野菜売り場を探しても見つからず、「結局どこで売ってるの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、生わさびを確実に入手できる場所から、新鮮なものの選び方、そして最後まで美味しく使い切るための超簡単な保存テクニックまで、モモストアが詳しく解説していきます!
この記事を読めば、もう生わさび探しに迷うことはありません。ぜひチェックして、食卓をワンランクアップさせてくださいね!
・【スーパー編】根付きの生わさびは本当に売っていないのか?
・高級スーパーやデパ地下で手に入る「本わさび」の種類と価格帯
・産地直送が魅力!「道の駅」や「産直所」で探す生わさびの探し方
・確実に入手するならネット通販が最強!おすすめサイトとメリット
- 生わさびはどこで買える?主な販売場所とそれぞれの特徴
- 【スーパー編】根付きの生わさびは本当に売っていないのか?
- 高級スーパーやデパ地下で手に入る「本わさび」の種類と価格帯
- 産地直送が魅力!「道の駅」や「産直所」で探す生わさびの探し方
- 確実に入手するならネット通販が最強!おすすめサイトとメリット
- チューブわさびと生わさびの違いって?プロが教える決定的な差
- 鮮度が命!みずみずしくて美味しい生わさびを選ぶための3つの秘訣
- 生わさびの人気産地はどこ?風味豊かなブランドわさびを紹介
- 買ってからも重要!生わさびを長持ちさせる正しい保存方法
- 風味を最大限に引き出す!生わさびの正しいすり方と準備のコツ
- 生わさびを使いこなす!定番から驚きの絶品アレンジレシピ
- 【Q&A】生わさびに関するよくある疑問をモモストアが解決!
- チューブわさびから卒業!生わさびで食卓を豊かにする方法
生わさびはどこで買える?主な販売場所とそれぞれの特徴

「生わさび」と一口に言っても、スーパーで見かける「おろし生わさび(加工品)」と、根っこがそのままの「根付きの生わさび(本わさび)」の2種類があります。
多くの人が探している「根付きの生わさび」は、一般的な野菜のようにどこでも手に入るわけではありません。なぜなら、わさびは栽培に手間と時間がかかり、鮮度管理が非常に難しい高級食材だからです。
モモストアが調べた結果、生わさび(根付き)を購入できる主な場所は以下の通りです。
根付きの生わさびの主な購入先とメリット・デメリット
| 購入先 | 特徴・メリット | デメリット |
| ① 高級スーパー・デパ地下 | 鮮度が高く、質の良いブランドわさびが見つかる。 | 価格が高め。在庫が不安定な店舗もある。 |
| ② 専門のわさび店・青果店 | わさびのプロに相談できる。産地や種類が豊富。 | 店舗数が限られる。都心部以外では見つけにくい。 |
| ③ 道の駅・産直所(産地近く) | 採れたての新鮮さが魅力。価格が抑えられていることも。 | 主に静岡や長野など産地周辺に限定される。 |
| ④ ネット通販(Amazon・楽天など) | 全国どこからでも確実に入手可能。希少な品種も選べる。 | 送料がかかる場合がある。現物を見て選べない。 |
| ⑤ 魚市場・市場(築地場外など) | 高品質なものが手に入る。土日などイベント時が狙い目。 | 入荷が不定期で、早朝に売り切れる場合がある。 |
このように、確実性と利便性を考えると、今すぐに欲しいならネット通販が一番確実なルートと言えます。しかし、産地ならではの雰囲気を楽しみながら選びたい場合は、専門店や道の駅がおすすめです。
次の章では、皆さんが一番気になる「スーパー」での取り扱いについて、詳しく掘り下げていきましょう。
【スーパー編】根付きの生わさびは本当に売っていないのか?
結論からお伝えすると、イオンや西友、ライフといった一般的な大型スーパーや、ヤオコー、サミットなどの地域密着型スーパーでは、基本的に根付きの生わさび(本わさび)は販売されていません。
これは、わさびの根茎が非常にデリケートで、適切な温度と湿度で管理しないとすぐに鮮度が落ちてしまうため、回転率の低い一般的なスーパーでは取り扱いが難しいという事情があるからです。
では、スーパーで生わさびと名がつくものが売っているのは一体何なのでしょうか?
スーパーで見かける「生わさび」の正体
通常のスーパーの冷蔵薬味コーナーに並んでいるのは、ほとんどの場合が以下の2種類です。
- おろし生わさび(チューブ/パウチ):
これは、本わさびの含有量が数%〜数十%で、残りは西洋わさび(ホースラディッシュ)やその他の調味料、着色料などで作られています。手軽ですが、本わさびの持つフレッシュな香りと甘みは感じにくいです。 - 加工済みおろしタイプ(カップ/パック入り):
こちらはチューブよりも本わさびの比率が高い、または「本わさびのみ使用」と表記されている製品もあります。価格は100円〜400円程度で、チューブよりは風味がありますが、やはり根付きの新鮮さには及びません。
もちろん、これらの加工品も十分美味しいですし、手軽さが魅力です。しかし、もしあなたが「自分で根をすりおろして、あの究極の風味を楽しみたい!」と考えているのであれば、残念ながら近所のスーパーでは望みが薄いのが現状です。
ただし、ごく稀にですが、年末年始やお正月など、高級食材の需要が高まる時期には、大型スーパーの鮮魚コーナーや高級青果コーナーで、特別な仕入れとして根付きのわさびが並ぶことがあります。これはお刺身を豪華にするための「おまけ」的な位置づけであることが多いので、その時期を狙って探してみるのも一つの手かもしれません。
もし、どうしてもスーパーで手に入れたいなら、「高級スーパー」をチェックするのが賢明です。次の章で詳しくご紹介します。
高級スーパーやデパ地下で手に入る「本わさび」の種類と価格帯
一般的なスーパーでは厳しい生わさびの入手ですが、紀ノ国屋、成城石井、明治屋などの高級スーパーや、三越、高島屋といった有名百貨店の地下食品フロア(デパ地下)であれば、根付きの「本わさび」に出会える可能性がグッと高まります。
これらの店舗は、高品質な食材を求める顧客層をターゲットにしているため、生わさびも鮮度やブランドにこだわって仕入れられることが多いです。
高級スーパー・デパ地下でのわさび事情
- 販売場所:主に鮮魚コーナーの薬味ケース、または高級青果コーナー。
- 主な産地:静岡県産(特に伊豆)や長野県産(安曇野)など、有名な産地のものが選ばれていることが多いです。
- 価格帯:一般的なサイズ(1本)で、おおよそ800円から2,500円前後が目安となります。大きさや品種、その日の市場価格によって変動します。
- 特徴:品質管理が徹底されており、みずみずしく、根の太い良質なものが選ばれているため、初めて生わさびを試す方でも安心して購入できます。
特にデパ地下の場合、鮮魚店や青果の専門店がテナントとして入っていることが多く、プロの目利きで選ばれた新鮮な生わさびが並びます。もし商品が見当たらなくても、店員さんに「根付きの生わさびはありますか?」と尋ねてみてください。バックヤードにストックされていたり、次回の入荷予定を教えてくれたりすることもあります。
ただし、デパ地下や高級スーパーはやはり価格が高めになる傾向があります。特別な日のための一品として購入するには最適ですが、日常的に使いたいという方には、次に紹介する「道の駅」や「ネット通販」の方が向いているかもしれません。
また、高級食材を扱う店舗は、商品の回転率も比較的高いため、鮮度の面でも安心感がありますね。もしお近くにこれらの店舗がある場合は、ぜひ足を運んでみてください。
ちなみに、デパ地下の鮮魚コーナーでは、わさびのすりおろし方も教えてくれることがあるので、勇気を出して聞いてみるのも良いでしょう。(デパ地下の生わさびの取り扱いについて検索する)
産地直送が魅力!「道の駅」や「産直所」で探す生わさびの探し方
生わさびを最も新鮮な状態で、かつ比較的安価に入手したいなら、「道の駅」や「産直所」が最高の穴場です!
ただし、これには一つ条件があります。それは、わさびの産地に近い場所にある道の駅を選ぶことです。
わさびの二大産地と言えば、ご存知の通り「静岡県(特に伊豆)」と「長野県(特に安曇野)」ですよね。これらの地域を旅行やドライブで訪れた際には、絶対にチェックすべきポイントです。
道の駅・産直所で見つける生わさびのメリット
- 桁違いの鮮度:
生産者の方がその日の朝に収穫したばかりの「採れたてわさび」が並ぶことがあります。これは、都市部の市場を通したものとは鮮度が違います。 - 希少な品種に出会える:
市場にはあまり出回らない、地元で愛されているマイナーな品種や、わさびの葉、茎といった加工品も一緒に販売されていることがあります。 - 生産者からの情報:
運が良ければ、生産者の方が直接販売していることもあります。「このわさびはどんな料理に合う?」「どうやって保存するの?」といった、プロの知識を直接聞くチャンスです。 - リーズナブルな価格:
流通コストがかからない分、高級スーパーで購入するよりも価格が抑えられていることが多く、お得に手に入れられる可能性が高いです。
具体的に、伊豆半島や安曇野周辺の道の駅では、生わさびはもちろん、わさび漬け、わさび味噌、わさびソフトクリームなど、わさびづくしのラインナップを楽しむことができます。
また、産地でなくても、山間部にある少し大きめの道の駅や、地元の新鮮な野菜を豊富に扱う農産物直売所でも、稀に入荷していることがあります。ドライブの途中で見かけたら、ぜひ青果コーナーを覗いてみてください。
「でも、今は旅行に行けないし、近くに産地がない…」という方もご安心ください。そんなあなたにとって、次の「ネット通販」こそが最強の味方になります。
確実に入手するならネット通販が最強!おすすめサイトとメリット
最も手軽で、かつ欲しい時に欲しい品種を確実に手に入れられるのが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販です。モモストアが考えるに、都市部に住んでいて、特別な日だけでなく日常的に生わさびを楽しみたい方にとって、ネット通販は最強の購入ルートと言えます。
ネット通販の圧倒的なメリット
① 品質の安定性と選択肢の豊富さ
実店舗の場合、在庫や入荷状況に左右されますが、ネット通販では様々な生産者や専門店が直接出品しています。そのため、伊豆天城産、安曇野産といった産地はもちろん、品種やサイズ、価格帯を比較しながら選ぶことができます。口コミ評価も参考にできるため、初めての購入でも安心です。
② 鮮度保証付きの産地直送
多くの販売業者は、注文を受けてから収穫したり、適切な温度で梱包したりと、鮮度を保つ工夫を徹底しています。特に「産地直送」を謳っているショップであれば、届いた時の鮮度はデパ地下にも引けを取りません。梱包を開けた瞬間の、あのツンとした香りは格別ですよ!
③ 根わさび以外の関連商品も豊富
ネット通販では、わさびの根だけでなく、わさびの葉や茎を加工した「わさび漬け」や「わさび味噌」など、関連商品も同時にチェックできます。特に、根を使い切った後でも葉や茎を美味しく楽しめるレシピを見つけることができるのは、ネットならではの魅力です。
購入する際は、商品のレビューや、販売者が「わさび専門店」や「わさび農家」であることを確認すると、より質の高いものを選ぶことができます。また、送料込みの価格で比較検討するようにしましょう。
モモストアの視点から言えば、「一度は生わさびを試してみたい!」という初心者の方から、「色々な産地を食べ比べたい!」という上級者の方まで、全ての人におすすめできるのがネット通販です。いつでもお好きな時に、ご自宅で本わさびの風味を楽しんでくださいね。(楽天市場で生わさびの産地直送品を検索する)
チューブわさびと生わさびの違いって?プロが教える決定的な差
「わざわざ高い生わさびを買わなくても、チューブで十分じゃない?」そう思っている方もいるかもしれません。しかし、生わさびとチューブわさびの間には、超えることのできない決定的な差があります。これは、単なる「辛さ」の違いだけではありません。
生わさびとチューブわさびの成分と風味の比較
| 根付きの生わさび(本わさび) | 一般的なチューブわさび | |
| 主成分 | わさび(本わさび)のみ。 | 西洋わさび(ホースラディッシュ)が主。本わさびは数%〜数十%。 |
| 辛味の質 | 繊細で上質な辛味。鼻に抜ける香りが強く、後味に甘みを感じる。 | 刺激が強く、直線的な辛味。香りが弱く、すぐに消える。 |
| 香り | すりおろした瞬間に爆発的に広がるフレッシュな香り。 | 人工的な香料が多く、揮発性(飛びやすい)。 |
| 色 | 自然な薄い緑色。 | 着色料により濃い緑色であることが多い。 |
| 粘り(食感) | 適度な粘りがあり、食材によく絡む。 | 添加物によるトロみ。粘り気は少ない。 |
この違いを生み出す最大の要因は、辛味成分にあります。
辛味成分「アリルイソチオシアネート」の生成
わさびの細胞が壊れる(すりおろされる)と、「ミロシナーゼ」という酵素が働き、細胞内の前駆物質を分解して辛味成分である「アリルイソチオシアネート」が生成されます。
生わさびは、この辛味と香りの成分が最も新鮮な状態で発生するため、その風味はまさに「生きた辛さ」です。
一方、チューブわさびの主原料である西洋わさびは、この成分が生成される経路が異なり、辛味は強いものの、本わさびのような複雑な風味や甘みを持ちません。また、製造過程で加熱処理などがされるため、辛味成分が揮発しやすく、香りが弱くなってしまうのです。
生わさびの香りを体験すれば、もうチューブには戻れない!という方も多いです。ぜひ、一度はご自身の舌でその違いを確かめてみてくださいね。(生わさびとチューブわさびの成分の違いについて検索する)
鮮度が命!みずみずしくて美味しい生わさびを選ぶための3つの秘訣
せっかく生わさびを買うなら、最高に美味しくて鮮度の良いものを選びたいですよね。店頭で迷わないために、モモストア流の選び方の秘訣を3つご紹介します。これを知っておけば、あなたもわさびの目利きになれますよ!
秘訣1:根茎の「しわ」と「色」をチェック!
わさびは、葉を落としながら上に伸びて成長していきます。この葉が落ちた跡が、根茎の表面にある「しわ」として残ります。
- 良いわさび:
成長がゆっくりだった証拠として、このしわの間隔が狭く、目が詰まっているものを選びましょう。肉質が緻密で、辛味・風味ともに良好な証拠です。色はみずみずしい鮮やかな緑色をしているものが新鮮です。 - 避けるべきわさび:
しわの間隔が広いものは、早く成長しすぎたため肉質が柔らかく、風味に乏しい可能性があります。また、色が黄色っぽくなっていたり、所々黒ずんでいたりするものは、鮮度が落ちている可能性が高いので避けた方が無難です。
秘訣2:手にとって「重み」を感じるか?
見た目が大きくなくても、手に取った時にずっしりとした重みを感じるものを選びましょう。重みがあるということは、水分をしっかり含んでいて、肉質が緻密である証拠です。しなびていて軽いものは、乾燥が進んでいるサインなので、避けるようにしてください。
秘訣3:根元の太さが「均一」なものを選ぶ
生わさびの根茎は、根元から茎が付いている上の方まで、同じくらいの太さで円柱形に近いものが良いとされています。形が良くて均一に太いものは、生育環境が良く、最後までしっかりと成長できた良質なわさびであることが多いです。
これらの3つのポイントを意識すれば、あなたはプロと同じ視点で、美味しい生わさびを選び抜くことができるはずです。店頭で迷ったら、ぜひこのチェックリストを思い出してくださいね!
生わさびの人気産地はどこ?風味豊かなブランドわさびを紹介
日本全国にはわさびの産地がいくつかありますが、やはり静岡県と長野県が二大産地として知られています。産地によって、育つ水や土壌が違うため、わさびの風味や辛味にも微妙な個性が生まれます。産地を知ることで、より深くわさびの味わいを楽しむことができますよ。
二大産地と注目すべきブランド
① 静岡県(特に伊豆半島)
- 特徴:
静岡県はわさび発祥の地とも言われ、特に伊豆地方の天城山系から湧き出る清らかな水で育つわさびは、最高級品として知られています。水温が年間を通して安定しているため、辛味だけでなく、特有の「甘み」と「粘り」が強いのが特徴です。 - ブランド名:
「真妻(まづま)」という品種は、香りと辛味が強く、きめ細かな肉質で知られる最高峰のわさびです。主に伊豆や奥多摩の一部で栽培されています。
② 長野県(特に安曇野)
- 特徴:
長野県の安曇野は、日本一のわさび生産量を誇る地域として有名です。北アルプスの雪解け水がもたらす豊富な湧水で育つため、爽やかでキレのある辛味と、清涼感のある香りが特徴的です。 - ブランド名:
長野県産のわさびは、その品質の高さから「安曇野わさび」としてブランド化されており、全国の高級料理店でも重宝されています。
③ 東京都(奥多摩)など
実は、東京都の奥多摩地域でも古くからわさびが栽培されています。都心に近いながらも清流が流れ、そこで育つわさびは、地元ブランドとして根強い人気があります。地方の専門店や道の駅だけでなく、奥多摩の山城屋などの専門店を探してみるのも楽しい発見があるかもしれません。(わさびの産地、伊豆と安曇野について検索する)
ぜひ、食べ比べをして、ご自身の好きな産地のわさびを見つけてみてください。きっと、お寿司やお刺身の味わいが一段と深まりますよ!
買ってからも重要!生わさびを長持ちさせる正しい保存方法
生わさびはデリケートな食材なので、正しい方法で保存しないとすぐに鮮度が落ちてしまいます。
「せっかく奮発して買ったのに、黒くなってしまった…」なんてことにならないように、モモストアがプロも実践する鮮度キープの保存テクニックをご紹介します。これをマスターすれば、購入後も約1ヶ月はおいしさを保てますよ!
【基本の冷蔵保存】濡らして包むのがマスト!
わさびは水の中で育つ植物なので、乾燥が大敵です。冷蔵庫で保存する際は、とにかく「乾燥させない」ことを最優先にしましょう。
手順1:水気を軽く拭き取る(必要な場合)
表面に余分な水気がある場合は、軽く拭き取ります。ただし、乾燥している場合は、少し水に浸してから次のステップへ進むと瑞々しさが戻ります。
手順2:濡らしたキッチンペーパーで包む
わさび全体を、軽く水で濡らしたキッチンペーパーや新聞紙でぴったりと包みます。これにより、わさびの水分蒸発を防ぎつつ、適切な湿度を保つことができます。
手順3:密閉して野菜室へ
包んだわさびを、ファスナー付きの保存袋やラップでしっかりと密閉します。この時、なるべく空気が入らないようにするのがコツです。
保存場所は、温度変化が少なく、湿度が保たれやすい「冷蔵庫の野菜室」がベストです。
【裏技】水に立てて保存する方法
さらに長期間保存したい場合や、頻繁に水やりができる方は、この方法もおすすめです。
グラスやタッパーなどに、わさびの根元が少し浸るくらいの水を入れ、わさびを立てて保存します。蓋があれば閉めて冷蔵庫へ。ポイントは、水を毎日または週に2〜3回、こまめに交換することです。こうすることで、最大1ヶ月程度鮮度を保つことができます。
どちらの方法でも、もし表面が黒く変色してしまった場合は、その部分を削り取れば中は問題なく使用できますので安心してくださいね。
【長期保存なら】風味は落ちるが冷凍保存も可能
どうしても使いきれない場合は冷凍保存も可能です。ただし、すりおろしてから冷凍すると風味が飛びやすいので、以下の方法がおすすめです。
- 丸ごと冷凍:
わさびをラップで包み、そのまま冷凍します。使用する際は、解凍せずに凍ったまま必要な分だけすりおろすと、香りが比較的保たれます。 - すりおろしシート状冷凍:
すべてすりおろし、薄いシート状や棒状にしてラップで包み冷凍します。使う分だけパキッと折って使えるので便利ですが、丸ごと冷凍に比べると風味が弱くなります。
風味を最大限に引き出す!生わさびの正しいすり方と準備のコツ
生わさびの感動的な風味は、すりおろした瞬間に生まれます。せっかく手に入れた高品質のわさびも、すり方が間違っていると台無しになってしまうことも…。
ここでは、わさびの辛味と香りを最大限に引き出すための「正しいすり方」と、準備のコツを伝授します。
準備1:使用する部分と下処理
- 使う部分:
わさびは、茎が付いている方(上部)が新しく、辛味も強いとされています。そのため、基本的に上の方から使うのがおすすめです。 - 下処理:
使う分だけ切り分けたら、包丁やタワシなどで表面の皮や黒っぽい部分、ひげ根などを薄く削り取ってきれいにします。洗うときは、冷たい水でサッと洗う程度にしましょう。
準備2:使うおろし金が超重要!
わさびの風味を最大限に引き出すためには、「鮫皮(さめがわ)おろし」が最強のツールです。鮫皮の細かい目で円を描くようにすりおろすことで、わさびの細胞が均一に壊れ、辛味成分が十分に生成されます。
- 鮫皮おろしがない場合:
陶器やプラスチック製の、目の細かいおろし器を使うようにしましょう。金属製のおろし金は、わさびの繊維が荒く断ち切られてしまい、風味が飛んでしまうため、できれば避けた方が良いとされています。
正しいすり方:力を入れずにゆっくりと!
すりおろす時は、力を入れず、「のの字」を書くようにゆっくりと、細かく、円を描きながらすりおろすのが鉄則です。わさびの細胞を細かく壊すほど、辛味と香りが高まります。急いでゴシゴシと力を入れてすりおろすと、風味が弱くなってしまうので注意しましょう。
すりおろした後は、5分ほどそのまま置いておくと、辛味と香りの成分がピークに達すると言われています。食べる直前にすりおろし、最高の状態で召し上がってください。
生わさびを使いこなす!定番から驚きの絶品アレンジレシピ
生わさびの使い道といえば、「お刺身」や「お寿司」が定番ですが、それだけではもったいない!
わさびの清涼感とピリッとした辛味は、実は和食だけでなく、肉料理や洋食にも驚くほどマッチします。ここでは、モモストアおすすめの絶品アレンジレシピを3つご紹介します。
絶品アレンジ1:ローストビーフ&わさび醤油
赤身肉とわさびの相性は抜群です。
市販のローストビーフでも、自家製でもOK。薄切りにしたローストビーフに、すりおろした生わさびをちょこんと乗せ、醤油を垂らすだけで、いつものローストビーフが高級店の味に変わります。わさびが肉の脂のしつこさをリセットしてくれるため、何枚でも食べられてしまいますよ。
【ポイント】
わさびを少量のごま油で溶いてソースにすると、さらに香りが引き立ちます。
絶品アレンジ2:わさびポテトサラダ
いつものポテトサラダに「隠し味」として生わさびを使ってみてください。
マヨネーズベースのポテトサラダに、すりおろしたわさびを適量(小さじ1/2~1程度)加えて混ぜるだけ。わさびの爽やかな香りが加わることで、ポテトサラダがさっぱりとした大人の味わいに変身します。じゃがいもの甘みとわさびの辛味が絶妙に調和します。
【ポイント】
さらに、少量のわさびの葉を刻んで混ぜ込むと、シャキシャキとした食感とよりフレッシュな香りが楽しめます。(生わさびを使ったポテトサラダのレシピを検索する)
絶品アレンジ3:わさびチーズディップ(アボカド添え)
クリームチーズとわさびの組み合わせは、ワインのお供に最適です。
室温に戻したクリームチーズに、少量の生わさび、塩、胡椒を混ぜるだけで、簡単にディップソースが完成します。これをクラッカーやバゲットに乗せ、さらにスライスしたアボカドを添えれば、おしゃれなオードブルの出来上がりです。
【ポイント】
醤油を少し垂らして和風テイストにしたり、蜂蜜を少量加えて甘じょっぱい風味にしたりと、アレンジも自由自在です。
このように、生わさびは辛味だけでなく、その「香り」を活かすことで、様々な料理で大活躍してくれます。ぜひ、あなたの食卓で新しいわさびの可能性を探ってみてくださいね。
【Q&A】生わさびに関するよくある疑問をモモストアが解決!
生わさびの購入や使用に関して、読者の方からよく寄せられる疑問について、モモストアがまとめてお答えします。疑問を解消して、安心してわさびライフを楽しんでくださいね。
Q1:わさびの根に「赤や紫色の輪」があったけど、食べても大丈夫?
A:はい、問題ありません。安心して召し上がってください。
わさびの切り口に赤や紫色の色素が輪状に入ることがありますが、これはわさびに含まれる「アントシアニン」という色素が着色したもので、品質や味には全く影響はありません。
むしろ、アントシアニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用も期待できる成分です。気になるようでしたら、その部分を削り取ってから使用しても問題ありませんが、そのまま食べても風味を損なうことはありません。
Q2:すりおろしに使う「鮫皮おろし」って、どこで買えますか?
A:鮫皮おろしは、ネット通販(Amazon、楽天市場など)や、調理器具専門店、デパートのキッチン用品コーナーなどで購入できます。
鮫皮おろしは安価なものではありませんが、一度手に入れれば長く使える一生ものです。特にわさびの風味を追求したい方にとっては、欠かせないアイテムです。
ネット通販では様々なサイズや価格帯のものが揃っているので、レビューなどを参考に選ぶのがおすすめです。(鮫皮おろしがどこで買えるか検索する)
Q3:わさびの葉や茎も食べられるって本当ですか?
A:はい、本当です!わさびの葉や茎も美味しく食べられます。
わさびの根茎に比べて辛味は穏やかですが、独特の風味とシャキシャキとした食感が魅力です。
一般的には、「わさび漬け」や「わさび味噌」の原料として使われることが多いですが、自宅でも細かく刻んで醤油漬けにしたり、茹でておひたしにしたりして楽しめます。新鮮な葉や茎は、産直所やネット通販で根茎とセットで販売されていることもありますので、ぜひチェックしてみてください。
Q4:生わさびのすりおろしを余らせてしまったら、どうすればいい?
A:すりおろしたわさびはすぐに風味が飛んでしまうため、ラップに包んで冷蔵庫で保存し、翌日までに使い切るのが理想です。
長期保存したい場合は、すりおろしたわさびに少量の醤油や酒粕を混ぜて「わさび醤油漬け」や「わさび漬け」にするのがおすすめです。加工することで風味が閉じ込められ、長く楽しむことができます。そのまま冷凍すると風味が極端に落ちてしまうため、「加工して保存」を意識してくださいね。
チューブわさびから卒業!生わさびで食卓を豊かにする方法
今回は、生わさびがどこで買えるのか、そしてその魅力を最大限に引き出すための方法を、モモストアが徹底的に解説しました。
まとめると、
【販売場所】
・一般のスーパーでは「加工品」が主。根付きはデパ地下や高級スーパー、道の駅、そしてネット通販が確実です。
【選び方】
・しわが細かく詰まっていて、ずっしりとした重みがあり、鮮やかな緑色のものを選ぶ。
【保存方法】
・濡らしたキッチンペーパーで包み、密閉して冷蔵庫の野菜室へ(約1ヶ月保存可能)。
【楽しみ方】
・鮫皮おろしなどで「のの字」を描くようにゆっくりすりおろし、5分ほど置いてから召し上がるのがベスト。
生わさびの持つ「本物の香り」と「後からくる甘み」は、一度知ってしまうともう元には戻れません。お刺身やお寿司が格段に美味しくなるだけでなく、いつものローストビーフやポテトサラダといった料理まで、ワンランク上の味わいに変えてくれます。
もし、まだ生わさびを試したことがないなら、ぜひこの機会にネット通販などで購入して、その感動的な風味を体験してみてください。きっと、あなたの食卓がより豊かで、楽しいものになるはずですよ!

