「JPスタイル 和の究み 猫」シリーズは本当に終売?
愛猫家の間で囁かれる噂の真相と代替フードを徹底調査!
愛猫家のみなさん、こんにちは!筆者のモモストアです。
「JPスタイル 和の究み 猫」のフードが終売になったという噂を耳にして、慌てて情報を探しに来た方も多いのではないでしょうか?
長年愛用してきたフードが突然手に入らなくなると、愛猫の健康が心配になってしまいますよね。
この記事では、「和の究み 猫」シリーズの終売の真実から、現在も購入可能な商品、そしてもし終売で困っている方のために最適な代替フードまで、徹底的に解説していきます!
・なぜ終売に?
・現在も購入できるラインナップは?
・「和の究み 猫」の魅力とは?
・ウェットフードは全て終売済?
- 「和の究み 猫」は本当に終売したの? メーカー公式発表と噂の背景を徹底調査
- なぜ終売に? 愛用者が知っておくべき「トータルボディケア」の販売終了の経緯
- 現在も購入できるラインナップは? 「セレクトヘルスケアシリーズ」の販売状況を解説
- 「和の究み 猫」の魅力とは? 国産フードならではのこだわりと人気の理由
- ウェットフードは全て終売済? 猫の食いつきが良かった商品の代わりを探す
- 【要注意】終売品をネット通販で購入する際のリスクと注意点
- フリマアプリでの購入は安全? 愛猫の健康を守るための正しい判断基準
- 「和の究み 猫」の代替フード選びの3つの重要ポイント
- 栄養素が近い!代替におすすめしたい国産・プレミアムキャットフード5選
- 愛用者が乗り換えた成功事例と フード切り替えの具体的なステップ
- キャットフードの終売は他人事じゃない! メーカー選びで失敗しないための対策
- モモストアが考える「和の究み」の存在意義と今後の展望
「和の究み 猫」は本当に終売したの? メーカー公式発表と噂の背景を徹底調査

「JPスタイル 和の究み 猫」が終売したという噂は、残念ながら一部真実を含んでいます。しかし、シリーズ全てが販売終了になったわけではありません。
まずは、この噂がどのように広まり、何が終売になったのか、メーカーの発表に基づいて正確な情報をお伝えします。
「トータルボディケア」シリーズは2021年9月30日に終売が確定
愛用者が最もショックを受けたであろう情報は、特定のラインナップである「トータルボディケア」シリーズの終売です。
製造元のペットライン株式会社は、2021年9月30日をもって、このシリーズの販売を終了すると発表しています。(ペットライン公式情報)
「トータルボディケア」は、年齢や特定のニーズに合わせるというよりも、全体的な健康維持を目的としたベーシックなラインでした。多くの飼い主さんが日常的に使用していたため、終売のニュースは大きな波紋を呼びました。
なぜこの終売が多くの人に「和の極みシリーズ全体がなくなった」と誤解されてしまったのでしょうか?
その背景には、大きく分けて以下の2点があります。
- 主力のラインナップだったこと: 「トータルボディケア」は、ウェットフードを含め、多くのペットショップや量販店で手に入りやすい主力商品でした。これが一斉になくなったことで、店頭から「和の究み」の姿が激減し、「もう売っていない」という印象が強くなりました。
- リニューアルに伴うシリーズ整理: メーカー側は、製品のリニューアルとシリーズの再編を進めていました。終売の代わりに、健康面で特に気になるケアに特化した「セレクトヘルスケア」シリーズを主軸に据えた形になったため、ベーシックラインが消えたことが終売と受け止められたのです。
終売情報が出た後も、一時的にAmazonや楽天市場などのオンラインショップでは在庫が残っていましたが、製造自体は終了しているため、賞味期限が迫っている商品が届く可能性が高くなります。これから購入を検討する際は、製造日や賞味期限を必ずチェックするようにしてください。
現在も継続販売されている「セレクトヘルスケアシリーズ」とは
誤解されがちですが、「JPスタイル 和の究み」というブランド自体が完全に消滅したわけではありません。
現在も、「セレクトヘルスケア」シリーズとして、愛猫の健康をサポートするための機能性フードは継続して販売されています。
これは、トータルボディケアの終売と入れ替わる形で、より専門的なニーズに応えるために強化されたラインナップです。特に日本の愛猫に多い健康の悩みに着目し、獣医師と共同で開発された独自の栄養設計が特徴です。
具体的なセレクトヘルスケアのラインナップは以下の通りです。
| 商品名 | 主な目的 | 特徴的な配慮 |
| 腎臓ガード | 腎臓の健康維持 | リンを約35%減らすなど、低リン設計 |
| 下部尿路低マグネシウム | 下部尿路の健康維持 | マグネシウムを低減。尿石の形成に配慮 |
| 下部尿路低カルシウム | 下部尿路の健康維持 | シュウ酸カルシウム尿石に配慮した低カルシウム設計 |
| デリケートなお腹ガード | お腹の健康維持 | 消化吸収性に配慮し、活性菌(フェカリス菌)とオリゴ糖を配合 |
あなたがもし「トータルボディケア」の終売で困っていたとしても、愛猫が特定の健康上の問題を抱えている場合は、この「セレクトヘルスケア」の中に、より適したフードが見つかるかもしれません。ただし、疾患がある場合は必ず獣医師に相談してから切り替えてくださいね。
なぜ終売に? 愛用者が知っておくべき「トータルボディケア」の販売終了の経緯
長年愛された商品が終売になるのは、愛用者にとって非常に残念なことです。特に「和の究み」のように、愛猫の食いつきが良く、価格も手頃で助かっていたという声は非常に多いです。
メーカーが公表している終売の理由は、主に製品ラインナップの「選択と集中」によるものです。これは、決して製品の品質に問題があったわけではありませんので、そこは安心してください。
時代のニーズに合わせた「機能性フード」へのシフト
ペットフード業界のトレンドは、近年大きく変化しています。以前は、年齢別の「トータルボディケア」が主流でしたが、獣医療の発展と飼い主さんの意識向上により、「特定の健康不安に対応したい」というニーズが圧倒的に増えてきました。
例えば、猫は腎臓や尿路系の疾患にかかりやすい動物として知られています。そのため、単なる「成猫用」ではなく、「腎臓ケア」「尿路ケア」といった機能性(ヘルスケア)フードの需要が飛躍的に高まったのです。
ペットライン株式会社は、この市場の変化と「日本で暮らす愛猫の健康に特化する」というブランドコンセプトをより明確にするため、主力製品を「セレクトヘルスケア」に絞る決断をしました。
これは、限られた生産リソースを、より専門性が高く、飼い主さんの切実な悩みに応えられる製品に集中させるという、企業戦略の一環だと考えられます。
結果として、トータルケアのベーシックな商品は役割を終え、終売という形になったわけです。これは、進化の結果であり、決して後退ではないと捉えることができます。
終売になった具体的な商品の詳細
「トータルボディケア」シリーズの中でも、特に終売が惜しまれたのが、以下の商品です。
- JPスタイル 和の究み 1歳からの成猫用
- JPスタイル 和の究み 7歳からの高齢猫用
- JPスタイル 和の究み 11歳からの超高齢猫用
- JPスタイル 和の究み 幼猫用離乳食
これらの商品は、日本の猫のライフスタイルや嗜好に合わせて作られており、特に小分けパックで鮮度が保てる点や、愛猫が喜ぶ「うまみかつお味」などが高い評価を受けていました。終売となった今、これらの嗜好性の高さと使い勝手の良さを兼ね備えた代替品を見つけることが、多くの飼い主さんの課題となっています。
モモストアとしても、長年慣れ親しんだフードがなくなるのは寂しい限りですが、この終売をきっかけに、愛猫の今の健康状態を改めて見つめ直し、セレクトヘルスケアや他のプレミアムフードなど、より進化した製品に目を向けてみる良い機会だと前向きに考えたいですね。
現在も購入できるラインナップは? 「セレクトヘルスケアシリーズ」の販売状況を解説
終売の噂に惑わされることなく、今すぐ愛猫のために購入できる「JPスタイル 和の究み 猫」の製品を知っておきましょう。
繰り返しになりますが、現在正規ルートで流通しているのは、「JPスタイル 和の究み 猫用セレクトヘルスケア」シリーズのみです。こちらの商品は、大手オンラインショップや一部の実店舗で安定して販売されています。
継続販売中のセレクトヘルスケアの全貌
セレクトヘルスケアシリーズは、愛猫の健康を「ガード」するというコンセプトで作られています。特に日本の猫がかかりやすい病気に配慮した栄養設計がされており、継続して使用することで健康維持をサポートする目的です。
| ラインナップ | 味の種類 | パッケージサイズ |
|---|---|---|
| 腎臓ガード | かつお味、チキン味 | 200g、700g、1.4kg |
| 下部尿路低マグネシウム | かつお味 | 200g、1.4kg |
| 下部尿路低カルシウム | かつお味 | 200g、1.4kg |
| デリケートなお腹ガード | かつお味 | 200g、1.4kg |
ご覧の通り、味の種類は「うまみかつお味」が中心ですが、「腎臓ガード」にはチキン味の選択肢があるため、猫の嗜好に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。
また、多くの製品が200gの小分けパックになっているため、フードの鮮度を保ちやすく、多頭飼いでない家庭でも最後まで美味しく与えきることができます。この小分けパックのスタイルは、トータルボディケア時代から引き続き、非常に評価が高い点です。
オンラインショップでの販売状況の確認
セレクトヘルスケアシリーズは、オンラインショップでの取り扱いが豊富です。特に以下の3大モールでは、ほぼ全ラインナップが揃っている状況です。
Amazonでの在庫状況
Amazonでは、ペットライン株式会社の公式ストアまたは提携ショップが出品しており、在庫は比較的安定しています。特に大容量の1.4kgパックは、定期便の対象になっていることが多く、切らす心配が少ないためおすすめです。購入者のレビューも多く、リアルな評判を確認できるのもメリットです。
楽天市場での在庫状況
楽天市場では、多くのペット用品店が取り扱っているため、価格競争が起こりやすく、ポイントアップの機会を狙えばお得に購入できます。「腎臓ガード 2種の味アソート」など、複数のフレーバーを試せるセット商品が見つかることもあります。
Yahoo!ショッピングでの在庫状況
Yahoo!ショッピングも同様に在庫は豊富で、PayPayポイントを活用している方には特におすすめです。特定のキャンペーン期間中は、他モールよりも実質価格が安くなることがあるため、購入前に一度チェックしてみると良いでしょう。
終売となった「トータルボディケア」を探すのは諦めて、愛猫の健康を守るために、今手に入る「セレクトヘルスケア」の中から最適なものを選ぶことに集中しましょう。このシリーズは日本の獣医師の知見に基づいて設計されているため、安心して与えることができる国産プレミアムフードの一つです。
「和の究み 猫」の魅力とは? 国産フードならではのこだわりと人気の理由
終売になってもなお、多くの飼い主さんが代わりを探し求めるほど、「JPスタイル 和の究み」には独自の魅力がありました。なぜこれほどまでに愛されたのでしょうか?
その秘密は、「日本で暮らす猫のためのこだわり」と、他の輸入プレミアムフードにはないきめ細やかな配慮にあります。
日本の愛猫の嗜好に合わせた「食いつきの良さ」
猫は非常にグルメで、フードの好みがはっきりと分かれます。「和の究み」の最大の特徴は、その抜群の嗜好性の高さでした。特に「うまみかつお味」は、日本の猫が好むカツオの風味を活かしており、ドライフードなのにまるでウェットフードのような食いつきを示す子が多かったのです。
原材料に「国産削り節ミール」を使用するなど、嗅覚と味覚の両方に訴えかける工夫が施されていました。他のプレミアムフード(特に海外製)を試して食べなかった猫でも、「和の究み」だけは食べてくれた、という口コミは数多く見られます。
鮮度と安全性にこだわった「小分けパック」
「和の究み」は、多くのラインナップが200gや25gなどの小分けパックで提供されていました。
ドライフードは開封後、空気や湿気に触れることで酸化が進み、風味が落ちるだけでなく、品質も劣化してしまいます。特に夏場は油分の酸化が早まり、猫が食べなくなる原因にもなります。
「和の究み」の小分けパックは、脱酸素剤が入っており、常に開封したての新鮮な状態を保てるため、愛猫に最後まで美味しく、安全に食べさせることができました。これは、品質管理を重視する日本のメーカーならではの細やかな配慮であり、多頭飼いでない家庭にとって特に大きなメリットでした。
獣医師開発の「独自の栄養設計」と安心の国産
製造元であるペットライン株式会社は、国産ペットフードメーカーのパイオニア的存在であり、獣医師と連携して製品開発を行っています。
「和の究み」は、単に栄養基準を満たすだけでなく、前述の通り、日本の猫に多い尿路疾患や腎臓の健康維持に配慮した設計が特徴です。
例えば、デリケートなお腹ガードに含まれる「フェカリス菌」や「オリゴ糖」のW配合など、腸内環境を整える工夫が具体的に盛り込まれており、健康維持に対する安心感が非常に高かったのです。
国産であるため、原材料の調達から製造工程まで、厳しい品質基準に基づいて管理されているという点も、飼い主さんからの信頼を集める大きな理由でした。
これらの魅力を踏まえると、終売となった「トータルボディケア」の代替品を探す際には、単に栄養素が近いだけでなく、「小分け包装」や「高い嗜好性」といった付加価値にも注目することが重要だとモモストアは考えます。
ウェットフードは全て終売済? 猫の食いつきが良かった商品の代わりを探す
ドライフードの「トータルボディケア」シリーズの終売以上に、多くの飼い主さんが困っているのが、ウェットフードの全品終売です。検索結果にもある通り、JPスタイル 和の究みのウェットフードは、ドライフードよりも早い2021年3月31日までにすべて終売しています。(詳細はペットラインの過去のお知らせも参照)
終売したウェットフードの種類とその特徴
終売となったウェットフードは、主に以下の3種類でした。これらもまた、下部尿路や腎臓ケアに配慮した設計がなされており、特に水分補給を促したい高齢猫や、ドライフードが苦手な猫に重宝されていました。
- JPスタイル 和の究み ウェット 下部尿路ケア
- JPスタイル 和の究み ウェット 腎臓ケア
- JPスタイル 和の究み ウェット トータルケア
これらのウェットフードは、レトルトパウチに入ったペースト状やゼリー状で、特に水分含有量が高く、愛猫の飲水量が気になる飼い主さんにとっては頼れる存在でした。また、ドライフードと混ぜて与えることで、食いつきを向上させる「トッピング」としても非常に優秀でした。
ウェットフードの代替品選びのチェックポイント
「和の究み」のウェットフードの代わりに、愛猫が喜んで食べてくれる商品を見つけるには、次の3つのポイントを意識して選ぶと成功しやすいです。
- 水分含有量と形状: 終売品のように、水分をしっかり摂らせたい場合は、パテ(ペースト)タイプよりも、スープやゼリー、フレークタイプなど、水分量が多いものを選びましょう。
- 栄養ケアの目的: 以前「腎臓ケア」を与えていた場合は、代替品も「慢性腎臓病の猫用食事療法食」など、同等の目的を持つ製品を選ぶ必要があります。この際、自己判断せずに必ず獣医師の指導に従ってください。
- 原材料の嗜好性: 「和の究み」がカツオ風味で人気だったことを踏まえ、代替品も「カツオ」「マグロ」など、魚介の風味を強調した国産のウェットフードを試してみると、スムーズに移行できる可能性が高まります。
もし、特別にケアしたい疾患がない場合は、一般食ではなく「総合栄養食」の基準を満たしたウェットフードを選ぶことで、栄養の偏りを防ぐことができます。ウェットフードは嗜好性が高いため、まずは小袋のものを数種類購入して、愛猫の反応を確かめるのが得策です。
【要注意】終売品をネット通販で購入する際のリスクと注意点
終売から時間が経っているにも関わらず、今でもAmazonや楽天市場で「トータルボディケア」シリーズなどの終売品が販売されているのを見かけることがあります。これは、メーカーから仕入れた在庫を持っている小売店が、在庫限りで販売を続けているためです。
どうしても愛猫が他のフードを受け付けない場合など、在庫品に頼りたくなる気持ちはよく分かりますが、終売品を購入する際には、大きなリスクが伴います。モモストアが、特に注意してほしいポイントを詳しく解説します。
リスク1:賞味期限の短さと品質の劣化
検索結果にも明記されている通り、終売品は既に製造が終了しています。つまり、今流通しているのは製造から時間が経過した商品です。
ドライフードの賞味期限は通常1年から1年半程度ですが、終売から2年以上経過しているため、賞味期限が極端に短いものが届く可能性が非常に高いです。さらに、賞味期限内であっても、流通や保管の状態によっては、中身の油分が酸化し、風味が落ちていることがあります。
- 酸化による健康リスク: 酸化したフードは、猫の消化器系に負担をかけたり、嘔吐や下痢の原因になったりする可能性があります。
- 食いつきの低下: 猫は嗅覚が鋭敏なため、風味が落ちたフードはすぐに察知し、急に食べなくなることがあります。
購入前にショップに連絡し、賞味期限を具体的に確認することが、最低限の自己防衛策となります。(キャットフードの酸化リスクについて詳しく知る)
リスク2:価格の高騰と不透明な流通ルート
在庫が希少になるにつれて、価格が高騰する傾向にあります。定価よりもはるかに高額な値段が設定されていることがあり、経済的な負担が大きくなります。
また、一部の悪質な業者や個人出品者によって、適切な温度・湿度で管理されていない倉庫で長期保管されていた商品や、最悪の場合、賞味期限を改ざんした商品が混ざっている可能性も否定できません。正規のルートではない商品の購入は、愛猫の命に関わる問題につながるリスクがあることを認識しておきましょう。
【対策】今すぐ代替フードへの移行を計画しましょう
終売品に頼るのは、あくまで「つなぎ」の手段として考え、できるだけ早く「セレクトヘルスケア」や他の代替プレミアムフードへの移行を計画することが賢明です。
特に愛猫が高齢であったり、持病を持っていたりする場合は、急なフードの切り替えは体調不良を招きかねません。少量の終売品を確保しつつ、新しいフードを少しずつ混ぜて与える「緩やかな移行」を実践してください。
フリマアプリでの購入は安全? 愛猫の健康を守るための正しい判断基準
「和の究み 猫」の終売品は、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリでも頻繁に出品されています。価格が比較的手頃に見えたり、オンラインショップでは見つからない過去のパッケージが見つかったりするため、魅力を感じるかもしれません。
しかし、モモストアとしては、フリマアプリでのフード購入は原則として推奨しません。ここでは、その理由と、やむを得ない場合の判断基準をお伝えします。
フリマアプリ購入の最大のデメリットは「品質保証の欠如」
オンラインショップや実店舗で購入する場合、販売者は特定商取引法に基づき、商品の品質や安全性に一定の責任を負います。しかし、フリマアプリでの個人間取引は、その保証がほとんどありません。
| 項目 | フリマアプリ (個人出品) | Amazon/楽天 (公式ショップ) |
|---|---|---|
| 品質管理 | 出品者の自宅保管(温度・湿度管理不明) | メーカーまたは専門業者の倉庫管理 |
| 賞味期限の信頼性 | 自己申告、写真のみでの確認 | システム管理、短すぎる場合は返品可 |
| トラブル時の対応 | 個人間の交渉のみ。解決が困難 | プラットフォームやショップが対応 |
特にドライフードの場合、前述の通り、保存環境が悪かった場合の酸化のリスクが非常に高く、見た目では判断できません。購入したフードが原因で愛猫が体調を崩しても、誰にも責任を問うことができないのが、フリマアプリの最大のデメリットです。
やむを得ず購入する場合のチェックリスト
もし、本当に他の選択肢がなく、フリマアプリでの購入を検討せざるを得ない場合は、以下の点を徹底的にチェックしてください。
- 未開封であること: 必ずパッケージが完全に未開封であることを写真で確認してください。
- 賞味期限の明記: 賞味期限が写っている写真をアップロードしてもらい、必ず具体的な日付を質問欄で確認してください。
- 保管状態の質問: 「どのように保管されていましたか?(例:冷暗所、冷蔵庫、直射日光が当たらない場所)」と質問し、回答を記録に残してください。
- 小分けパックの確認: 「和の究み」は小分けパックが多いため、外袋は開封済みでも、中の小袋が未開封で賞味期限が確認できれば、まだリスクは低いと言えます。
いずれにせよ、フリマアプリで購入したフードは、自己責任となります。愛猫の安全と健康を最優先に考え、少しでも不安がある場合は購入を避けるべきだと、モモストアは強く推奨します。
「和の究み 猫」の代替フード選びの3つの重要ポイント
終売品への未練を断ち切り、愛猫のために新しいフードを選ぶことは、飼い主としての重要なミッションです。「和の究み」は優れたフードでしたが、市場にはそれを超える品質や栄養を持つフードもたくさんあります。代替品選びで失敗しないために、モモストアが考える3つの重要ポイントを解説します。
ポイント1:原材料の質と栄養バランス(特にタンパク質)
「和の究み」は、穀類(小麦全粒粉、コーングルテンミールなど)を主原料の一部として使用しており、これが一部の猫好きから「穀物が多い」と指摘されることもありました。代替品を選ぶ際は、以下の点に注目しましょう。
- 動物性タンパク質の割合: 猫は肉食動物です。主原料として「鶏肉」「マグロ」「カツオ」など、具体的な動物性タンパク質が最初に記載されているフードを選びましょう。
- ミートミールや副産物: 「ミートミール」は、肉の部位が不明確な場合があるため、できるだけ「チキン生肉」や「ターキー」など、部位が明確な肉を使用しているフードを選ぶと安心です。
- グレインフリーか否か: 穀物アレルギーの心配がある場合や、消化を優先したい場合は、トウモロコシや小麦を使用しない「グレインフリー」のフードを検討するのも良いでしょう。(グレインフリーキャットフードの利点)
特に重要なのは、猫の体に必要なタウリンなどの必須栄養素がバランス良く含まれていることです。タンパク質の含有量は、最低でも30%以上を目安にすると良いでしょう。
ポイント2:猫の「嗜好性」をクリアできる風味と粒の形状
「和の究み」の強みは、カツオ風味の高さでした。新しいフードに切り替える際、猫が一番嫌がるのは「慣れない匂い」です。嗜好性をクリアするためには、次の戦略が有効です。
- 魚介系フレーバーを優先: まずは「サーモン」「カツオ」「マグロ」など、魚介系のドライフードや、海藻エキスやフィッシュパウダーが使われているフードを試してみましょう。
- 粒のサイズと硬さ: 猫は粒の大きさや硬さにも敏感です。「和の究み」は小粒が多かったため、代替品も小粒で、愛猫が噛み砕きやすい形状のものを選ぶと、警戒されにくいです。
- 香りの「追いカツオ」: どうしても食べない場合は、新しいフードに、無添加の鰹節を少量振りかけたり、ウェットフードをトッピングしたりして、慣れた風味をプラスしてあげる工夫をしましょう。
ポイント3:「セレクトヘルスケア」と同様の機能性があるか
もしあなたが「和の究み」の「デリケートなお腹ガード」などを与えていたなら、代替品にも同等の機能性を求めましょう。具体的には、以下の成分に注目してください。
| ケアしたい悩み | 着目すべき代替成分 | 代替フード例(成分) |
|---|---|---|
| 腎臓の健康 | 低リン、低タンパク質(療法食レベルではないもの) | リンやナトリウムの調整がされているフード |
| 下部尿路の健康 | 低マグネシウム、PH調整 | ミネラルバランスが調整され、尿PHを弱酸性に保つ設計 |
| お腹の健康 | 乳酸菌、オリゴ糖、消化性の高いタンパク質 | プロバイオティクス(善玉菌)やプレバイオティクス配合 |
これらのポイントを踏まえ、次にモモストアが厳選した具体的な代替フードをご紹介します。
栄養素が近い!代替におすすめしたい国産・プレミアムキャットフード5選
「和の究み 猫」の強みであった「国産の安心感」「高い嗜好性」「健康ケアへの配慮」を兼ね備えた、モモストアおすすめの代替キャットフードを5つご紹介します。これらのフードは、オンラインショップで購入しやすいものを選んでいます。
JPスタイル 和の究み セレクトヘルスケア (既存のラインナップ)
終売を機に乗り換えるのではなく、まずは同じブランドの進化形に移行するのが最もストレスが少ない方法です。特に愛猫に特定の健康上の懸念(腎臓、下部尿路、お腹)がある場合は、このシリーズが最優先の選択肢となります。
- 代替の理由: 嗜好性(カツオ風味)と小分けパックの仕様がほぼ共通。
- 購入先: Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで安定供給中。
- 注意点: 健康ケア特化のため、特に問題がない猫には「デリケートなお腹ガード」が良いでしょう。
ねこ元気 お魚ミックス (コスパ重視の代替品)
「和の究み」は比較的手頃な価格帯でした。同じユニ・チャーム系の国産フードで、コストパフォーマンスを重視しつつ、猫の嗜好性に配慮したフードとして検討できます。
- 代替の理由: 国産で魚介の風味が強く、多くの猫が受け入れやすい。価格が手頃。
- 購入先: 量販店やオンラインで広く販売。
- 注意点: 「和の究み」よりも穀物の割合が多い可能性があります。原材料をよく確認してください。
カナガン キャットフード (高タンパク・グレインフリーのプレミアム代替)
予算に余裕があり、より高品質な動物性タンパク質を求めるなら、グレインフリーで高タンパクの「カナガン」は有力な選択肢です。
- 代替の理由: 主原料がチキンとサーモンで、グレインフリー。猫本来の食性に近い設計。
- 購入先: 公式サイトやAmazon、楽天市場の一部ショップ。
- 注意点: 「和の究み」よりも価格帯が上がるため、少量サイズで食いつきを確認してから大袋を検討しましょう。
ピュリナワン (総合栄養食の定番代替品)
ネスレピュリナの「ピュリナワン」は、手に入れやすさと品質のバランスが良い定番フードです。様々なライフステージや機能に対応したラインナップがあります。
- 代替の理由: 下部尿路の健康維持に配慮した製品や、インドア猫用など、機能性ラインナップが豊富。
- 購入先: 全国のペットショップ、ドラッグストア、オンラインショップ。
- 注意点: 粒の形状や硬さが「和の究み」と異なるため、切り替えには時間をかけてください。
メディファス (ペットライン社の別のヘルスケアフード)
「和の究み」と同じくペットライン社が製造している「メディファス」は、下部尿路の健康維持に特化したフードです。メーカーが同じであるため、製造ノウハウや安全基準に安心感があります。
- 代替の理由: メーカーの安全基準が同じ。尿路ケアに特化した設計。
- 購入先: Amazon、楽天市場など。
- 注意点: ヘルスケアフードなので、愛猫の健康状態を考慮して選びましょう。
愛用者が乗り換えた成功事例と フード切り替えの具体的なステップ
愛猫のフードを切り替えるのは、飼い主さんにとって大きな決断と労力が必要ですが、終売という事態に直面した今、避けては通れません。多くの愛用者が、新しいフードへの切り替えに成功しています。ここでは、モモストアが見聞きした成功事例と、具体的な移行ステップをご紹介します。
【成功事例1】トッピングで慣らす方法
事例: 「和の究み トータルボディケア」から「ピュリナワン 避妊・去勢した猫の体重ケア」への移行
猫の特性: 偏食気味で、新しいフードに警戒心が強い。
成功の秘訣:
新しいフードを単体で置いても全く食べなかったため、最初の1週間は、新しいフードを「和の究み」の半分の量にし、その上に愛猫が好きなウェットフードや茹でたササミを少量トッピングしました。猫がトッピングだけを食べるのを許容し、トッピングと混ぜられた新しいフードの匂いに徐々に慣れさせました。2週間目にはトッピングの量を減らし、3週間目にはトッピングなしで新しいフードだけを完食するようになりました。
【成功事例2】切り替え期間を長く取る方法
事例: 「和の究み 腎臓ガード(ウェット)」から「メディファス 腎臓ケア(ウェット)」への移行
猫の特性: 腎臓の持病があり、急な変化に敏感。
成功の秘訣:
体調への影響を最優先し、切り替え期間を通常の1週間ではなく、3週間に設定しました。最初の1週間は「和の究み」9割に対し、「メディファス」1割という比率からスタート。3日ごとに新しいフードの割合を5%ずつ増やすという非常に緩やかなペースで進めました。獣医師に相談しながら、体調や尿量を細かくチェックし、問題なく移行を完了させました。
フード切り替えの7日間ステップ(一般的な移行方法)
特別なケアが必要ない猫の場合、以下の7日間を目安に切り替えてみましょう。焦らず、愛猫のペースを尊重することが何よりも大切です。
| 日付 | 現在のフード | 新しいフード | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1日目〜2日目 | 75% | 25% | 新しいフードの匂いや味に慣れてもらう段階。 |
| 3日目〜4日目 | 50% | 50% | 半々にすることで、消化器系を新しい栄養素に慣らす。 |
| 5日目〜6日目 | 25% | 75% | 新しいフードの割合を増やし、移行をほぼ完了させる。 |
| 7日目以降 | 0% | 100% | 切り替え完了。以降も便の状態などを観察すること。 |
もし、途中で下痢や嘔吐などの体調不良が見られた場合は、切り替えを一旦ストップし、直前の割合に戻して数日間様子を見るようにしてください。新しいフードが合わないと判断したら、無理せず別の代替フードを検討しましょう。これが愛猫の健康を守るための、最も大切なステップです。
キャットフードの終売は他人事じゃない! メーカー選びで失敗しないための対策
「和の究み」の終売は、多くの愛猫家に「いつものフードがなくなるかもしれない」という現実を突きつけました。フードの終売は、人気や品質に関わらず、メーカーの経営戦略や原材料の調達状況など、様々な理由で突然起こり得るものです。モモストアが考える、終売リスクを最小限に抑えるための対策をお伝えします。
対策1:メインとサブのフードを常に用意しておく「ローテーション」
一つのフードだけに頼ることは、終売リスクだけでなく、愛猫がそのフードに飽きてしまう「飽食」のリスクも高めます。
日頃からメインフード(70%)とサブフード(30%)の2種類を用意し、定期的にローテーションで与える習慣をつけましょう。これにより、愛猫は様々な風味や粒の形状に慣れておき、どちらかが終売になっても、サブフードをメインに切り替えることで、大きな混乱なく対応できます。
ローテーションを行う際のポイントは以下の通りです。
- 栄養バランスを考慮: 総合栄養食同士で、栄養素が極端に偏らないように選ぶ。
- アレルギーを考慮: メインがチキンなら、サブは魚介系など、タンパク質の種類を意図的に変えておく。
- 切り替えは緩やかに: 2〜3日で割合を入れ替えるなど、胃腸に負担をかけないように配慮する。
このローテーション習慣があれば、終売のニュースを聞いても「うちにはサブがあるから大丈夫」と、落ち着いて対応できるようになりますよ。(キャットフードローテーションの詳細)
対策2:複数の流通ルートを持つ大手メーカーを選ぶ
中小メーカーや海外の個人輸入に頼るフードは、流通が不安定になりがちです。
「和の究み」を製造するペットライン社のように、国内に製造拠点があり、複数の販売チャネル(実店舗、大手オンラインモール)を持っているメーカーの製品を選ぶと、終売や欠品のリスクが相対的に低くなります。
大手メーカーは、製品ラインナップの見直しは行いますが、ブランド全体の急な撤退は稀であり、終売になった場合でも代替となる類似製品が内部で用意されていることが多いです。これは、私たちが日用品を選ぶ上でも同じことが言えますね。
対策3:半年に一度は愛猫の「健康チェック」を行う
終売で最も困るのは、療法食や特定の機能性フードを与えている場合です。これらのフードは、獣医師の指導のもとで与えるべきものですから、代替品を探すにも慎重にならざるを得ません。
フードに依存する健康不安を減らすためにも、日頃から愛猫の健康チェックを欠かさないことが重要です。半年に一度の定期健診で、腎臓や尿路の状態を把握しておけば、「特定の機能性フードでなければならない」という状況を避けられる可能性が高まります。
モモストアが考える「和の究み」の存在意義と今後の展望
さて、ここまで「JPスタイル 和の究み 猫」の終売情報とその対策について詳しく見てきました。最後に、筆者であるモモストアが、このフードの終売から考える、今後の日本のキャットフード市場と私たち飼い主の意識について語らせてください。
「和の究み」が残した功績:国産フードの地位向上
「和の究み」シリーズは、高品質な原材料と明確な健康配慮を打ち出しながらも、比較的手に取りやすい価格帯を維持していました。これは、それまで「プレミアムフード=海外製・高価格」というイメージが強かった市場に一石を投じ、「国産でもこんなに良いフードがあるんだ」という認識を広めた功績は非常に大きいです。
特に、小分けパックによる鮮度管理の徹底や、日本の猫の嗜好に合わせた味付けは、多くの飼い主さんに「愛猫の健康を守るための工夫」を意識させるきっかけとなりました。
今後の展望:機能性フードの細分化と進化
「トータルボディケア」が終売し、「セレクトヘルスケア」が主軸となったことは、フードの「機能性への特化」が進んでいることを示しています。
今後、キャットフードはさらに細分化が進み、例えば「高齢猫の関節・腎臓Wケア」や「室内猫の毛玉排出・カロリーコントロール」など、複数の悩みに対応したフードが増えていくでしょう。
私たち飼い主も、単に「成猫用」と選ぶだけでなく、愛猫の「今」の健康状態や生活環境に合わせた、よりパーソナルなフード選びが求められていきます。
結論:終売を「より良い選択」のきっかけに
「和の究み 猫」の終売は残念な出来事でしたが、これを機に愛猫の栄養について深く考え、より進化したセレクトヘルスケアや、他の高品質な代替フードへと乗り換えることは、結果として愛猫の長寿と健康に繋がる最善の選択となります。
この記事でご紹介した情報や代替フードを参考に、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで愛猫に合う新しいパートナーを見つけてあげてください。
新しいフードへの移行がスムーズにいくよう、モモストアも心から応援しています!

