スーツケースが売ってる場所完全ガイド！失敗しない選び方も解説

旅行や出張の準備で、まず悩むのがスーツケース選びですよね。
「どこに売ってるの？」「安くて良いものはどこ？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか？
筆者モモストアが、スーツケースの購入場所から、失敗しないための選び方まで、徹底的に詳しく解説します！

スーツケースはどこに売ってる？主な購入先をリストアップ

いざスーツケースを買おうと思っても、選択肢が多すぎて迷ってしまいますよね。
結論から言うと、スーツケースは「専門店」「家電量販店」「ディスカウントストア」「ネット通販」など、本当に多くの場所で取り扱いがあります。
でも、それぞれの場所で売っている商品の特徴や価格帯、サービス内容は大きく違ってくるんです。
ここではまず、代表的な購入先を網羅的にご紹介し、あなたに最適な場所を見つけるヒントを提供します。

主な販売店の種類と特徴を比較

主な購入場所を種類ごとにまとめると、こんな感じになります。あなたが何を重視するかによって、ベストな購入先は変わってきますよ。

購入場所	特徴	こんな人におすすめ
スーツケース専門店（例：ロフト、東急ハンズ、旅行用品店など）	品質・機能性重視の品揃え。専門知識のある店員に相談できる。保証が充実していることが多い。	長く愛用したい、プロの意見を聞きたい、機能性を重視したい人。
家電量販店（例：ヨドバシカメラ、ビックカメラ）	ポイント還元がお得。国内ブランドから海外ブランドまで幅広く、急ぎの時も便利。	ポイントを貯めたい、有名ブランドを比較したい、今日すぐに欲しい人。
ディスカウントストア（例：ドン・キホーテ）	価格がとにかく安い。デザインやカラーが豊富で、すぐに手に入る。	価格を抑えたい、年に数回しか使わない、デザイン重視の人。
デパート・百貨店（例：三越、伊勢丹、高島屋）	高級ブランドや、ビジネスに特化した質の高いモデルが多い。贈答用にも人気。	上質なものを持ちたい、ビジネス利用が多い、品質を重視したい人。
ネット通販（例：Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング）	圧倒的な品揃えと最安値が見つかる可能性。レビューを参考にできる。	じっくり比較したい、コスパを追求したい、実店舗で検討済みで最安値を求める人。

見ての通り、それぞれの販売店には明確なメリットとデメリットがあります。
例えば、専門店は高くても安心感がありますが、ドンキは安いけれど保証が不安かもしれません。
次の見出しからは、それぞれの店舗の具体的な特徴を深掘りしていきましょう。

旅行の日程別！適したサイズ選びの基本

スーツケース選びで一番最初に決めたいのが「サイズ」です。旅行の日程や荷物の量によって、最適なサイズはガラッと変わってきます。
もしサイズ選びを間違えると、旅行中に「荷物が入らない！」と困ったり、「大きすぎて邪魔！」と感じたりすることになりかねません。
ここで、一般的な旅行日数とスーツケースの容量目安を知っておきましょう。
容量はリットル（L）で表記されることが多いですが、「1泊あたり10L」を目安にすると分かりやすいですよ。

• ～2泊3日（30L～40L）：機内持ち込み可能なサイズがおすすめです。短期の出張や国内旅行に最適で、荷物を受け取る手間が省けます。
• 3泊4日～5泊6日（50L～70L）：最も一般的なサイズで、数日間の海外旅行や国内の長期旅行にも対応できます。お土産が増えることを考慮しても安心です。
• 7泊8日～長期（80L以上）：長期休暇の海外旅行や留学、家族旅行などに適しています。冬場の厚手の衣類が多い旅行にもこのサイズが必要になります。

ただし、これはあくまで目安です。例えば、冬の旅行であれば衣類がかさばるので、同じ4泊5日でも夏よりも大きなサイズが必要になりますし、買い物好きでお土産がたくさん欲しい方も大きめを選ぶのが正解です。
ご自身の旅行スタイルに合わせて、少し余裕を持った容量を選ぶのが失敗しないコツですよ。

スーツケースの買い時とセール時期

「どうせ買うなら少しでも安く！」そう考えるのは自然なことですよね。
スーツケースにも、実は狙い目の「買い時」があるんです。主に以下の時期はセールになることが多いですよ。

1. 決算期（3月・9月）：多くの企業がこの時期に在庫処分や売り上げアップを狙ったセールを実施します。専門店やデパートなどで旧モデルがお得になることが多いです。
2. 旅行シーズン前（GW前、夏休み前、年末年始）：この時期は需要が高まるため、逆に価格が高騰しがちですが、店舗によっては限定モデルやセット販売などのお得なキャンペーンを打ち出すことがあります。ネット通販では特に競争が激しくなるため、価格比較が重要になります。
3. 型落ちの時期：新しいモデルが発表される直前や直後（ブランドによって時期は異なります）は、旧モデルが大幅に値下げされる傾向があります。特にデザインにこだわりがなければ、機能は十分なのに安く手に入るチャンスです。

筆者モモストアのおすすめは、旅行シーズンを避けた時期にネット通販をチェックすることです。
Amazonや楽天市場では、大型セール（例：楽天スーパーセール、Amazonプライムデー）の際に、対象商品になることが多く、最安値を見つけやすいですよ。

【専門店】スーツケースの品揃えと保証が充実！

スーツケースを「失敗したくない」「長く使いたい」という方に、最初におすすめしたいのが「専門店」です。
ここでいう専門店とは、旅行用品やバッグを専門に扱う店舗、あるいはブランド直営店などを指します。
例えば、「エース（ACE）」や「リモワ（RIMOWA）」などの有名ブランド直営店はもちろん、ロフトや東急ハンズといった大型雑貨店の一部コーナーも、専門的な知識を持ったスタッフがいる点で、専門店に近い役割を果たします。
専門店で購入する最大のメリットは、「知識豊富な店員さんのアドバイス」と「手厚い保証」です。

専門店で購入するメリット・デメリット

専門店は安心感がありますが、価格面では少し高くなる傾向にあります。まずはメリットとデメリットを確認してみましょう。

メリット

• 専門的なアドバイス：旅行先や頻度、予算に合わせて最適なモデルを提案してくれます。キャスターの動きやハンドルの操作性など、数値では分からない部分を体感できるのも大きいです。
• 質の高い製品が多い：低価格帯のモデルだけでなく、高耐久性や軽量化を追求した上級モデルが豊富に揃っています。
• 充実した保証と修理サービス：購入後のサポートがしっかりしています。無料修理期間が長かったり、破損時のパーツ交換がスムーズだったりするケースが多いです。

デメリット

• 価格が高め：ディスカウントストアやネット通販と比較すると、定価販売が多く、価格競争力は劣ります。
• 店舗数が少ない場合がある：ブランド直営店などは都市部に集中しているため、地方ではアクセスしにくいことがあります。

特に初めてスーツケースを購入する方や、高価なモデルを買って長く使いたい方は、専門店で実際に触って、プロの意見を聞くのが一番安心できる方法だと思います。

修理や保証は専門店が圧倒的に有利

スーツケースは、飛行機に預けたり、石畳の上をガラガラ引いたり、過酷な環境に耐える必要があります。
そのため、キャスターが壊れる、ボディにヒビが入るといったトラブルは、残念ながら珍しくありません。
そんな時、専門店で購入しておくと非常に心強いのが「保証と修理サービス」です。

• 無料修理期間：購入後3年～10年といった長期保証を設けているブランドもあります。特に初期不良や製造上の欠陥は、期間内であれば無料で対応してもらえます。
• 有償修理のスピード：専門店経由であれば、メーカーへの修理依頼が迅速に行えます。旅行の予定が迫っている場合など、修理期間の短縮は大きなメリットになります。
• パーツの供給：ブランドによっては、何年経ってもパーツを供給してくれるため、愛着のあるスーツケースを長く使い続けることができます。

ネット通販でも保証はありますが、専門店なら対面で相談できる安心感があります。
スーツケース専門店の修理保証について詳しく検索することで、各ブランドのサポート体制をチェックしてみてくださいね。

ロフトや東急ハンズのメリットと注意点

ロフトや東急ハンズなどの大型雑貨店も、スーツケースを探すには非常に便利な場所です。これらのお店は、専門店とディスカウントストアの中間のような立ち位置と言えます。

メリット

• アクセスしやすい：駅前や大型商業施設に入っていることが多く、仕事帰りや買い物のついでに気軽に立ち寄れます。
• 比較しやすい：様々なブランドや価格帯のモデルが同じフロアに並んでいるため、比較検討が容易です。
• 機能的な商品が多い：デザイン性だけでなく、旅行に役立つアイデア商品や機能的な小物と一緒にスーツケースを見ることができます。

注意点

• 専門性はやや劣る：バッグ専門の店員さんはいますが、特定のブランドの直営店ほどの深い知識はない場合があります。
• 高級モデルは少ない：ハイブランドの取り扱いはなく、主に中価格帯のモデルが中心となります。

予算と品質のバランスを重視したい方や、様々なアイテムを比較したい方には、ロフトや東急ハンズは非常に良い選択肢となりますよ。

【ドン・キホーテ】コスパ最強？安さで選ぶならココをチェック

とにかく「安く手に入れたい！」という方に、まず頭に浮かぶのがドン・キホーテではないでしょうか。
ドンキは、日用品から食品、衣料品まで何でも揃うディスカウントの王様ですが、もちろんスーツケースも扱っています。
特に急な出張や、一時的にしか使わないサブのスーツケースを探している方には、ドンキのラインナップは魅力的です。
ただし、安さには理由がありますので、価格と品質のバランスをよく見極めることが大切になります。

ドンキのスーツケースの価格帯と特徴

ドン・キホーテで売られているスーツケースの最大の魅力は、その圧倒的な価格の安さです。

• 価格帯：Sサイズで4,000円～7,000円、Mサイズで8,000円～12,000円程度と、他の店舗と比較して非常に安価な設定が多いです。
• ブランド：自社ブランドや、低価格帯を専門とするメーカーのものが中心です。有名ブランドのモデルはほとんど見かけません。
• デザイン：派手なカラーや目を引くデザインのものが多く、若者向けのラインナップが充実しています。

「すぐに壊れるのでは？」と心配になる方もいるかもしれませんが、近年は低価格帯でも一定の品質をクリアしているものが増えています。
しかし、キャスターの耐久性やハンドルのぐらつきなど、細かな部分の品質は高価格帯のモデルに劣る傾向があるのは事実です。

耐久性と保証はどこまで期待できる？

ドンキのスーツケースを購入する上で、多くの方が気になるのが「耐久性」と「保証」ですよね。
正直に言うと、専門店や有名ブランドの製品のような手厚い保証は期待できません。

耐久性について

ボディの素材やキャスターの品質は、価格に比例します。
頻繁に海外旅行に行く方や、荷物を乱暴に扱われがちな方には、少し心もとないかもしれません。
しかし、年に1～2回程度の国内旅行や近場の海外旅行であれば、十分に役目を果たしてくれます。
購入時には、キャスターを実際に動かしてみて、スムーズに回転するか、グラグラしないかを必ず確認しましょう。

保証について

基本的に、初期不良を除けば、長期保証が付いているケースは稀です。
修理サービスもメーカーに直接依頼することになり、手間や費用がかかる可能性が高いです。
ドンキで購入する場合は、「消耗品」と割り切り、壊れたら買い替えるくらいの気持ちでいると後悔が少ないかもしれません。

「緊急で必要！」な時の強い味方

ドン・キホーテは、特に「緊急性」が高いときに最高の選択肢になります。

• 旅行前夜に「思っていたよりも荷物が多い！」と気づいた時
• 出張先でスーツケースが破損して、急遽代替品が必要になった時
• 急な帰省や旅行が決まったものの、自宅にちょうどいいサイズがない時

このような「今すぐ欲しい！」という状況で、24時間営業（または深夜まで営業）しているドンキは、他店にはない強みを持っています。
ドンキホーテのスーツケースの最新情報はこちらで検索すると、お近くの店舗の品揃えをチェックできるかもしれません。
旅行の計画がギリギリになってしまった時、まずはドンキを覗いてみるのも一つの手ですよ。

【家電量販店（ヨドバシ/ビックカメラなど）】急いでいる時に便利！価格とポイント還元

スーツケースの購入場所として、家電量販店を候補に入れる方は意外と多いのではないでしょうか。
ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機といった大型家電量販店も、旅行用品コーナーでしっかりとしたスーツケースを取り扱っています。
特に、駅直結の店舗や大型の店舗では、専門フロアが設けられていることもあります。
家電量販店の最大のメリットは、「価格競争力」と「高還元率のポイント」です。

家電量販店の強み：ポイントと価格交渉

家電量販店で購入するメリットは、他の店舗にはない独特のシステムにあります。

ポイント還元でお得に！

多くの家電量販店では、購入金額の10%程度のポイントが還元されます。高額になりがちなスーツケースの場合、このポイント還元は見逃せません。
例えば、30,000円のスーツケースを購入すれば、3,000円分のポイントが手に入り、それを他の旅行用品（カメラやモバイルバッテリーなど）に充てることができます。
普段から特定の家電量販店で買い物をしている方は、ポイントを有効活用できるため、実質的な最安値になる可能性が高いですよ。

価格交渉の余地がある？

これは店員さんや時期にもよりますが、家電量販店は価格交渉の余地がある場合が少なくありません。
「ネットではこの価格だった」と伝えてみるだけでも、少し値引きしてもらえたり、ポイント還元率を上げてもらえたりすることがあります。
これも、専門店やデパートではなかなかできない、家電量販店ならではのメリットと言えます。

取り扱いブランドと品揃えの傾向

家電量販店で取り扱われているのは、主に国内メーカーや、コスパの良い海外メーカーのモデルが中心です。
「サムソナイト」や「エース」といった大手ブランドの定番商品や、機能性を重視したモデルが充実しています。

ブランド傾向	サムソナイト、エース（プロテカ、カナナプロジェクト）、グリフィンランドなどの中堅～大手ブランド
品揃え	定番のABS樹脂やポリカーボネート製のハードケースが中心。カラーバリエーションは専門店ほどではないが、主要な色は揃っている。
機能性	静音キャスターやTSAロック、ストッパー機能など、ユーザーニーズの高い機能が付いたモデルを厳選して置いていることが多い。

また、「旅行」というテーマで関連商品と一緒に見られるのも利点です。
例えば、スーツケースの隣にはトラベルアダプターやモバイルバッテリー、S字フックなどが並んでおり、必要なものをまとめてチェックできます。

急な出張・旅行に「すぐに手に入る」安心感

駅前や繁華街に店舗を構えていることが多い家電量販店は、「今日中にスーツケースを買いたい！」という急なニーズに対応できるスピード感が魅力です。
仕事帰りに立ち寄って購入し、そのまま荷造りして翌日出発、といった行動が可能です。
ネット通販では配送に時間がかかりますし、専門店が営業終了している時間でも、家電量販店ならまだ開いているということもありますよね。
「ビックカメラ スーツケース 品揃え」のように検索して、お近くの店舗の情報を確認してみることをおすすめします。

【デパート・百貨店（三越/伊勢丹など）】高級ブランドやこだわり派に人気

「一生モノのスーツケースが欲しい」「ビジネスシーンで品格のあるものを使いたい」
そんな品質とブランドを最優先したい方におすすめなのが、デパートや百貨店です。
三越伊勢丹や高島屋、大丸松坂屋など、各百貨店のバッグ売り場や旅行用品コーナーでは、ハイブランドのスーツケースが並んでいます。
ここでは、単に物を買うだけでなく、「購入体験」そのものも重視したいという方向けの、特別な空間が広がっています。

一流ブランドの取り扱いとステータス

デパートの最大の魅力は、やはり一流ブランドの品揃えにあります。
特に、海外の高級スーツケースブランド（例：リモワ、グローブ・トロッター、トゥミなど）の正規取り扱い店として、最新モデルから定番モデルまでを揃えていることが多いです。

• 圧倒的な品質：素材、耐久性、デザイン、すべてにおいてこだわり抜かれた製品ばかりです。
• ステータスシンボル：ビジネスや旅行の際に、所有者の品格を表すアイテムとなります。特にエグゼクティブ層に人気が高いです。
• 限定品・先行販売：デパート限定カラーや、日本での先行販売モデルなど、他の店舗では手に入らない貴重な商品に出会えるチャンスがあります。

価格は高くなりますが、その分、素材の質感やキャスターの滑らかさなど、実際に触れてみないと分からない「本物の良さ」を感じることができます。

デパートならではのきめ細やかなサービス

デパートで購入する場合、商品だけでなく、付帯するサービスも一流です。これが、高額な買い物でもデパートを選ぶ人が多い理由です。

ギフト対応・ラッピング

結婚祝いや就職祝い、退職祝いなど、スーツケースをギフトとして贈る際に、デパートのラッピングや熨斗（のし）対応は非常に丁寧で安心感があります。

顧客への長期的なサポート

購入後の修理やメンテナンスの相談も、担当の販売員を通じてスムーズに行えることが多いです。
万が一の破損時も、デパート側がメーカーとの間に入って手続きを進めてくれるため、購入者は手間をかけずに済みます。

外商サービスとの連携

普段からデパートの外商サービスを利用されている方は、自宅にいながら商品を選べたり、特別な優待を受けられたりすることもあります。

デパートでのスーツケース選びの注意点

品質とサービスは最高峰ですが、デパートでの購入にはいくつかの注意点もあります。

1. 価格は定価が基本：セールや値引き販売はほとんど期待できません。価格競争力は皆無です。
2. 実用的な中価格帯は少ない：カジュアルなモデルや、1万円台、2万円台といった安価な実用モデルの品揃えは少ない傾向にあります。
3. 気軽さがない：気軽に試すというよりは、じっくりと吟味して購入する雰囲気なので、少し緊張感があるかもしれません。

もし、デパートで気になるモデルを見つけたら、まずはしっかりと試用し、保証内容と修理の流れを店員さんに確認してから決断しましょう。
デパートでの買い物は、単なる消耗品ではなく、旅行のパートナーを選ぶような気持ちで楽しめますよ。

【ショッピングモール（イオン/ららぽーとなど）】家族連れに嬉しい豊富な選択肢

週末のお出かけついでにスーツケースを探すなら、イオンやアリオ、ららぽーとといった大型ショッピングモール内にある店舗が非常に便利です。
これらの商業施設には、専門店、雑貨店、衣料品店、そして総合スーパー（GMS）など、様々な形態のお店が入っているため、幅広い選択肢の中から比較検討しやすいのが魅力です。
特に家族連れで来店する方が多く、実用的なモデルや、ファミリー向けの大型スーツケースを探している方には最適の場所と言えます。

GMS（総合スーパー）と専門店の使い分け

ショッピングモール内でスーツケースを探す場合、大きく分けて「GMS（イオン、イトーヨーカドーなど）」と「テナントの専門店（ロフト、ムラサキスポーツ、旅行用品店など）」の2つの選択肢があります。

場所	特徴	価格帯
GMS（イオンなど）	自社ブランドやPB（プライベートブランド）商品が中心。実用性重視で、低～中価格帯がメイン。	5,000円～20,000円程度
テナント専門店（ロフトなど）	国内・海外ブランドの機能性モデルが中心。中価格帯～高価格帯。	10,000円～50,000円程度

もし、「とりあえず安くて丈夫なものが欲しい」ならGMSのコーナーをチェックし、「機能やデザインにこだわりたい」ならテナントの専門店をハシゴするのが効率的です。
同じモール内で比較できるのが最大のメリットと言えます。

家族旅行用スーツケースの探し方

家族旅行の場合、荷物が多くなりがちなので、スーツケース選びの基準が変わってきます。

1. 超大型（90L以上）の品揃え：GMSや一部の専門店では、家族全員の荷物をまとめられる超大型サイズの取り扱いがあります。現物を見て、どの程度の大きさかを確認できるのは、ネット通販にはない強みです。
2. セット販売：大小セットで販売されている商品を見つけやすいです。例えば、「大型＋機内持ち込みサイズ」のセットは、家族旅行と短期出張の両方に対応できて非常に便利です。
3. 子供向けデザイン：キャラクターものや、カラフルで子供が喜ぶデザインのスーツケースを見つけやすいのも、ショッピングモールならではです。

子供と一緒に実際にスーツケースを押してみて、キャスターの操作性や重さを確認できるのは、モールでの買い物ならではのメリットです。

共通のポイントとセール情報

ショッピングモール内の店舗では、そのモール独自のポイント（例：WAONポイント、ららぽーとポイントなど）が貯まることが多いです。
スーツケースは単価が高いため、ポイントが一気に貯まり、他の買い物に利用できるのは嬉しい特典です。
また、季節の変わり目や、GW・年末年始のバーゲン時期には、旅行用品全般のセールが行われることが多く、スーツケースも割引対象になることが多いので狙い目です。
週末の家族サービスを兼ねて、モールに足を運んでみてはいかがでしょうか。

【ホームセンター・ディスカウントストア（カインズ/コーナンなど）】意外な掘り出し物があるかも

スーツケースの購入先として、ホームセンターやディスカウントストアを意外に思う方もいるかもしれません。
カインズ、コーナン、DCMホーマックといったホームセンターや、ヴィレッジヴァンガードのようなちょっと変わったディスカウントストアでも、実はスーツケースを取り扱っていることがあります。
これらの店舗は、主に「価格重視」「実用性重視」「緊急対応」のニーズに応えてくれる場所です。
特にホームセンターでは、旅行用品以外にも防災グッズや収納用品などと一緒に探せるため、準備に必要なものをまとめて調達できます。

ホームセンターで見つかる「実用派」モデル

ホームセンターで売られているスーツケースの傾向は、「多機能であることよりも、丈夫で安価であること」が重視されています。

商品の特徴

• 価格帯：非常に安価で、5,000円～15,000円程度のものが中心です。
• デザイン：派手さはなく、黒やネイビー、シルバーなどのベーシックな色が多いです。
• 実用的な機能：収納力や耐久性など、基本的な性能は抑えつつ、無駄を省いたシンプル設計が特徴です。

ホームセンターのオリジナルブランド（PB）として販売されていることも多く、コスパの良さが際立っています。
例えば、修学旅行やちょっとした国内旅行、あるいはDIY工具やキャンプ用品の運搬用など、旅行以外の実用的な用途で使うサブバッグを探している方には最適です。

ディスカウントストア（ヴィレヴァンなど）の個性的なラインナップ

ドン・キホーテのような大型ディスカウントストアだけでなく、ヴィレッジヴァンガードや一部のアウトレットショップなどでも、スーツケースを見つけることができます。
これらの店舗で見つかるのは、ちょっと個性的で楽しいデザインのモデルです。

• キャラクターもの：アニメや映画のキャラクターとコラボしたモデル。
• ユニークなデザイン：食品のパッケージや動物をモチーフにした、遊び心のあるデザイン。
• 旧モデル・アウトレット品：有名ブランドの型落ち品や、傷がついたB級品が驚くほど安く売られていることもあります。

「他の人と同じものは嫌だ！」「目立つスーツケースが欲しい！」という方や、デザイン重視で価格も抑えたい方は、これらの店舗を巡ってみると、掘り出し物に出会えるかもしれませんよ。

購入時のチェックポイント

ホームセンターやディスカウントストアで購入する際は、特に以下の点を念入りにチェックしてください。

価格が安い分、専門店のような手厚い保証は期待できませんので、初期不良がないかを自分の目で確認することが重要です。

1. キャスターの回転：実際に床で転がしてみて、スムーズに動くか、異音はしないか。
2. ハンドルの伸縮：ハンドルを限界まで伸ばし、グラグラしないか、ロックがしっかりかかるか。
3. ファスナー・ロック：TSAロックなどの機能が正常に動作するか。

このタイプの店舗は、気軽に立ち寄れるのが最大のメリットですが、ホームセンターの旅行用品セール情報を事前にチェックしておくと、さらにお得に購入できる可能性が高まります。

【ネット通販（Amazon/楽天/Yahoo!）】圧倒的な種類と価格を比較

もしあなたが「じっくり比較したい」「最安値を見つけたい」「店頭にないモデルが欲しい」と考えているなら、ネット通販（Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど）が最もおすすめの購入先です。
現在のスーツケース市場において、ネット通販の存在感は圧倒的であり、その品揃えと価格競争力は実店舗の追随を許しません。
家にいながらにして、数千種類ものスーツケースを比較検討できるのが最大の魅力です。

ネット通販の最大のメリット：種類・価格・口コミ

ネット通販には、実店舗にはない強力なメリットがいくつもあります。

圧倒的な品揃えとブランド数

国内ブランドはもちろん、実店舗では取り扱いが少ない海外のマイナーブランドや、コスパに特化したネット専売ブランドなど、ありとあらゆるモデルが揃っています。
色やサイズ、素材（ポリカーボネート、アルミニウム、ソフトケース）で細かく絞り込めるので、自分の理想のモデルに最短でたどり着くことができます。

価格競争による最安値

ネット通販は販売業者間の競争が激しいため、セール時でなくても常に価格が変動しています。
特にAmazonのタイムセールや、楽天市場、Yahoo!ショッピングのポイントアップデーなどを狙えば、実店舗の半額以下で購入できることも珍しくありません。

購入者のリアルな口コミ・レビュー

実際に購入したユーザーの口コミやレビュー（「キャスターの動きが滑らか」「思ったより重い」「破損しやすかった」など）を事前に読むことができるのは、非常に大きなメリットです。
実店舗で触れない分、第三者の意見を参考にできるのは心強いですよね。

失敗しないためのネット通販活用術

便利すぎるネット通販ですが、「思っていたのと違った」という失敗を避けるために、いくつかのコツがあります。

1. サイズは必ず確認：写真では大きさが分かりづらいので、必ず「縦・横・奥行き」の3辺合計と「容量（L）」をチェックしましょう。特に機内持ち込みサイズは、航空会社ごとの規定も合わせて確認が必要です。
2. 重さのチェック：スーツケース本体の重さ（自重）は、荷物の総重量に関わってきます。軽量性を重視する方は、必ずスペック表で確認しましょう。
3. 保証と返品規定：メーカー保証だけでなく、販売店独自の保証や、万が一の際の返品・交換の条件を事前に確認しておくことが大切です。

これらの情報を確認した上で、「Amazonで人気のスーツケースランキング」のように、ランキングやレビューを参考にしながら選ぶのがおすすめです。

メルカリやフリマアプリでの購入はどうか？

ネット通販といえば、メルカリやラクマといったフリマアプリも選択肢に入ってきますが、モモストアとしては新品を強く推奨します。
中古のスーツケースは、一見安く見えても以下のようなリスクがあります。

• キャスターの劣化：目には見えない部分で、キャスターのベアリングやゴムが劣化している可能性があります。
• 耐久性の問題：一度乱暴に扱われた経験があるスーツケースは、次に使うときにあっさり壊れてしまうリスクがあります。
• 保証がない：当然ながらメーカー保証は対象外となります。

フリマアプリは、有名ブランドの限定品や廃盤品を探すのには適していますが、実用性を重視するなら新品を選びましょう。

買う場所を決める前に！失敗しないスーツケースの選び方

「どこで買うか」の前に、「何を基準に選ぶか」を決めておくことが、スーツケース選びの成功の鍵です。
デザインや色も大切ですが、それ以上に「機能性」「耐久性」「安全性」が旅行の快適さを左右します。
ここでは、多くの人が見落としがちな、けれど非常に重要なスーツケース選びの基本を解説します。

旅行スタイル別！最適な選び方のポイント

あなたの旅行スタイルに合わせて、特に重視すべきポイントを明確にしましょう。

旅行スタイル	最重要チェックポイント	おすすめの機能・素材
ビジネス出張（短期）	機内持ち込み可能サイズ、ノートPC収納スペース、スムーズな開閉	フロントオープン機能、静音キャスター、ポリカーボネート素材
海外旅行（長期）	耐久性とセキュリティ、大容量	二重構造ファスナー、TSAロック、衝撃吸収性の高いハードシェル、アルミフレーム
国内旅行（鉄道・車）	軽量性、ストッパー機能、小回りの利きやすさ	軽量樹脂素材、キャスターストッパー、ダブルキャスター
家族旅行	大容量、軽さ（子供も運ぶため）、目立つカラー（荷物受取時）	エキスパンダブル（容量拡張）機能、明るいカラー、大型サイズ

例えば、ヨーロッパの石畳を歩くことが多いなら、キャスターの耐久性は最重要項目ですし、アジアの賑やかな市場を歩くなら、セキュリティ性の高いTSAロックが必須となります。
ご自身の「次に利用する旅行の目的地と移動手段」を思い浮かべながら、優先順位をつけてみましょう。

チェックすべき「価格の差」はどこにある？

スーツケースは、安いものなら数千円から、高いものだと数十万円まで、価格の幅が非常に広いです。
この価格差は、主に「素材の品質」「キャスター・ハンドルの部品」「ブランドの保証体制」に現れます。

低価格帯（～15,000円）

• 素材：ABS樹脂など、比較的安価な素材が使われがち。
• 部品：キャスターやハンドルが壊れやすい、動きがスムーズでないことが多い。
• 用途：年に1～2回程度の使用や、サブバッグとしての利用がおすすめ。

中価格帯（15,000円～40,000円）

• 素材：軽量で丈夫なポリカーボネート混合素材が主流。
• 部品：静音キャスターや二重タイヤ、スムーズな伸縮ハンドルなど、機能性が向上。
• 用途：旅行頻度が高い人、長期的な使用を考える人向け。コスパが最も良いゾーン。

高価格帯（40,000円～）

• 素材：アルミニウム合金、高品質なポリカーボネートなど、耐久性・軽量性に優れる。
• 部品：最高品質の静音・耐久キャスター、ブランド独自のロックシステム。
• 用途：ビジネスエグゼクティブ、一生モノを求める人、ヘビーユーザー向け。

特にキャスターは、スーツケースの「命」とも言える部分です。
多少高くても、キャスターがしっかりしているモデルを選ぶのが、後悔しないための鉄則ですよ。

TSAロックの仕組みと必要性

海外旅行に行く予定があるなら、スーツケースの鍵は「TSAロック」付きであるかを確認してください。
これは、アメリカ運輸保安局（TSA）公認のロックシステムのことです。

• 仕組み：TSA職員が持つ特殊なツールで、鍵を破壊することなく中身を検査できる仕組みです。
• 必要性：アメリカ領土内の空港では、TSA職員が不審な荷物を発見した場合、ロックを破壊して検査することがあります。TSAロックがないと、容赦なく鍵を壊されてしまうため、アメリカ（ハワイ、グアムなども含む）に行く方は必須です。

最近のスーツケースはほとんどTSAロックが標準装備されていますが、念のため購入前に確認しましょう。
鍵の種類は、ダイヤル式とキー式がありますが、鍵を紛失する心配がないダイヤル式が現在の主流ですよ。

サイズ・素材・機能をチェック！旅行日数に合わせた選び方

スーツケース選びは、単にデザインで選ぶだけでは不十分です。
「サイズ」「素材」「機能」の3つの要素を、ご自身の旅行計画に合わせて細かくチェックしていくことが大切です。
特に初めてスーツケースを買う方は、カタログに並んだスペック表を見てもピンとこないかもしれません。
ここでは、旅行がより快適になるための具体的なチェックポイントを解説していきます。

最適なサイズを見つけるための計算術

前の見出しで「1泊あたり10L」という目安をお伝えしましたが、ここではさらに踏み込んで、具体的な容量を考えるためのチェックポイントをご紹介します。

荷物の種類を具体的にリスト化

「4泊5日だから50Lでいいや」と決めつける前に、以下の荷物をリストアップしてみましょう。

• 衣類：冬服（厚手）が多いか、夏服（薄手）が多いか
• 靴・ブーツ：滞在先で履き替える靴は何足必要か
• お土産スペース：帰りにどれくらいお土産を買う予定か（これが案外容量を圧迫します）
• かさばる趣味の道具：カメラ、ダイビング用品、スポーツ用品など

お土産をたくさん買う予定がある方は、あらかじめ10L～20Lほど余裕を持ったサイズを選ぶと安心です。
逆に、現地で洗濯をする予定がある方や、旅行後にすぐに荷物を整理する予定がある方は、少し小さめでも問題ありません。

素材別メリット・デメリット徹底比較

スーツケースの素材は大きく分けて「ハードケース」と「ソフトケース」があり、さらにハードケースは主に以下の2種類に分けられます。

素材	メリット	デメリット	こんな人におすすめ
ポリカーボネート（PC）	軽量で衝撃に強い。柔軟性があり、凹みにくい。	傷が目立ちやすい。	軽量性と耐久性を両立したい、飛行機移動が多い人。
ABS樹脂	安価で加工しやすい。カラーやデザインが豊富。	重い。衝撃に弱く、割れやすい。	価格重視、年に数回程度の使用を考えている人。
アルミニウム	抜群の強度、見た目の高級感、変形しても修理しやすい。	非常に重い。価格が高い。凹みやすい（割れはしない）。	デザイン重視、ヘビーユーザー、頻繁に出張するビジネスマン。

一般的に、軽量化と耐久性を両立したいならポリカーボネートが最もバランスが良いとされています。
安いスーツケースは「PC＋ABS」の混合素材が多いですが、PCの比率が高いほど品質が良いと考えて間違いありません。

旅行が快適になる「便利機能」の数々

最近のスーツケースには、旅行をより快適にするための様々な機能が搭載されています。

• エキスパンダブル機能：ファスナーを開くとマチが広がり、容量を数リットル増やせる機能。お土産が増えたときに非常に役立ちます。
• キャスターストッパー：電車や坂道で勝手に動かないようにキャスターをロックする機能。地味ですが、あるとないとでは大違いです。
• ダブルキャスター：タイヤが2輪ずつ付いている（合計8輪）タイプ。安定性が高く、重い荷物でも非常にスムーズに移動できます。
• フロントオープンポケット：本体を開かずに、ノートPCや書類などをサッと取り出せるポケット。ビジネスシーンや空港での検査時に便利です。

ご自身の「旅行中のイライラポイント」を想像して、それを解決してくれる機能が付いているか確認してみましょう。

機内持ち込みサイズと預け入れサイズの正しい知識

スーツケース選びで最も間違いが多いのが、「サイズ規定」に関わる部分です。
特に機内持ち込みサイズは、航空会社や座席数によって規定が細かく異なるため、「OKだと思っていたのに、手荷物検査で引っかかった！」というトラブルが非常に多いのです。
ここでは、空港で慌てないために知っておくべき、サイズに関する正しい知識を解説します。

機内持ち込みサイズの厳密な規定

機内持ち込み可能なサイズは、飛行機に乗る際の「最大の関門」と言っても過言ではありません。
一般的に、国際線・国内線問わず、以下のサイズ規定が目安とされています。

航空会社区分	3辺の合計	一般的な最大サイズ	重さの目安
大手航空会社（ANA/JALなど）	115cm以内	幅55cm×高さ40cm×奥行25cm	10kg以内
LCC（ピーチ/ジェットスターなど）	115cm以内（またはさらに厳しい規定）	幅50cm×高さ40cm×奥行25cm（変動あり）	7kg以内（非常に厳しい）

【超重要】LCC（格安航空会社）を利用する場合の注意点

LCCは、大手航空会社よりもサイズ規定が厳しく、特に「重さ」のチェックがシビアです。
大手なら許されるような「数センチのオーバー」も、LCCでは許されず、追加料金を徴収されるケースが多発しています。
LCCを利用する際は、必ず利用する航空会社の公式サイトで最新の規定を確認し、少し余裕を持ったサイズを選ぶようにしましょう。

預け入れ荷物の規定と超過料金

機内に持ち込まず、カウンターで預ける荷物（受託手荷物）にも、サイズと重さの規定があります。
これも航空会社や利用するクラス（エコノミー、ビジネスなど）によって異なりますが、一般的なエコノミークラスの規定は以下の通りです。

• サイズ：3辺の合計が158cm以内
• 重さ：23kg以内（エコノミークラスの場合）

最近のスーツケースは、この「3辺合計158cm以内」に収まるように設計されているものが多いので、サイズで引っかかることは少ないです。
問題は「重さ」です。特に長期旅行やお土産で荷物が増えた場合、23kgを超過してしまうと、高額な超過料金を支払うことになります。

超過料金を避けるために 旅行前には、自宅で体重計を使って荷物の重さを測っておくことを強くおすすめします。
また、空港には荷物の重さを測れる計量器が設置されていますので、最終チェックも忘れずに行いましょう。

サイズに関するモモストアからのアドバイス

筆者モモストアがこれまでの経験から学んだ、サイズに関するアドバイスをいくつかご紹介します。

1. 迷ったら機内持ち込みサイズを一つ持つ：短期旅行や出張はもちろん、長期旅行でも万が一預け入れ荷物がロストバゲージになった場合に備え、最低限の必需品を機内持ち込みサイズに入れておくと安心です。
2. ソフトケースはサイズオーバーしやすい：ソフトケースは布製で柔軟性がある分、無理に詰め込むと規定サイズを超過しやすいです。ハードケースの方がカチッとサイズが決まるため、規定を意識しやすいですよ。
3. キャスターもサイズに含む：ほとんどの航空会社で、キャスターとハンドル部分も含めたサイズが規定の対象となります。カタログスペックの「本体サイズ」ではなく、「外寸」を確認しましょう。

空港でのストレスをゼロにするためにも、サイズ規定の確認は出発前の最優先事項として行ってくださいね。

スーツケースの「ハード」「ソフト」どっちを選ぶべき？

スーツケースの素材の話でも少し触れましたが、「ハードケース」と「ソフトケース」は、それぞれに全く異なる特徴とメリット・デメリットを持っています。
どちらを選ぶべきかは、「あなたの旅行の目的」と「重視するポイント」によって決まります。
「なんとなく硬い方が丈夫そう」というイメージだけで決めてしまうと、後悔することになりかねません。
それぞれのケースの特性をしっかり理解して、最適なパートナーを選びましょう。

ハードケースが選ばれる理由とデメリット

ハードケースは、その名の通り硬い素材（ポリカーボネートやABS樹脂、アルミニウムなど）で作られたスーツケースです。
最も主流なタイプであり、多くの方に選ばれています。

ハードケースのメリット

• 衝撃からの保護：外部からの衝撃に強く、中の荷物（割れ物や精密機器）をしっかり保護してくれます。飛行機での預け入れ荷物として最適です。
• セキュリティ：鍵やフレームがしっかりしており、ナイフなどで切り裂かれる心配がないため、防犯性が高いです。
• 防水性：雨や雪が降っても、ケース内部に水が染み込むことがありません。

ハードケースのデメリット

• 重さ：ソフトケースに比べると重くなりがちです。（最近は軽量化が進んでいます）
• 場所をとる：開けるときに本体を完全に広げる必要があるため、狭いホテルや自宅で荷造りする際に場所をとります。
• 傷が目立ちやすい：光沢のある素材は、一度傷がつくと目立ちやすいです。

海外旅行や飛行機移動が多く、「荷物の安全」を最優先したい方には、ハードケースが断然おすすめです。

ソフトケースの利便性と注意点

ソフトケースは、ナイロンやポリエステルといった布製素材で作られたスーツケースです。
最近は利用者が減ってきていますが、根強いファンがいるのは、その利便性の高さにあります。

ソフトケースのメリット

• 軽さ：本体の重量が非常に軽く、荷物の重さを気にしやすいです。
• 収納のしやすさ：本体を広げる必要がなく、立てたまま荷物の出し入れができるため、狭い場所でも使いやすいです。
• 外ポケット：フロントに大きなポケットが付いていることが多く、ガイドブックやチケット、雨具などをサッと取り出せて便利です。（機内持ち込みサイズで特に重宝します）
• 柔軟な収納力：多少無理のある形でも詰め込める柔軟性があります。

ソフトケースのデメリット

• セキュリティ：布部分をナイフなどで切り裂かれる可能性があり、防犯性が低いです。
• 防水性・汚れ：雨が降ると内部に水が染み込む可能性があり、泥汚れなども落ちにくいです。

主に国内旅行や鉄道・バス移動、短期の出張など、自分で荷物を運ぶことが多く、利便性を重視したい方には、ソフトケースが向いています。

どっちを選ぶ？モモストアからの結論

筆者モモストアが、現代の旅行スタイルを踏まえた上で結論を出すと、初めての購入であれば「ハードケース」をおすすめします。

• 理由１：飛行機移動の際の荷物への衝撃は想像以上に大きく、ハードケースの保護力が安心です。
• 理由２：LCCの厳格なサイズ規定に対し、カチッと形が決まるハードケースの方が対応しやすいです。

ただし、国内の短期出張用として2個目を選ぶなら、フロントポケットが付いたソフトケースや、ハードケースのフロントオープン機能付きを選ぶと非常に快適になりますよ。

【モモストアおすすめ】利用シーン別スーツケース紹介

ここまで、スーツケースが売っている場所から選び方の基本までを徹底的に解説してきました。
最後に、筆者モモストアが考える「このシーンならコレ！」という、利用シーン別のおすすめモデルやチェックポイントをご紹介します。
ネット通販（Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング）でおすすめされている、人気機能を持つモデルを参考に、ご自身のニーズに合ったスーツケースを選んでみてくださいね。

最も売れている「コスパ最強」のスーツケース

「価格は抑えたいけど、機能は妥協したくない」という方が最も多く選ぶのが、中価格帯のポリカーボネート製モデルです。

チェックすべきポイント

• 価格帯：15,000円～25,000円程度。
• 機能：TSAロック、ダブルキャスター、エキスパンダブル機能（容量拡張）の3つが揃っていること。
• ブランド：ネット通販で多くのレビューが付いている、評価の高い中堅メーカーのモデル。

この価格帯のモデルは、旅行頻度が年に3～5回程度の方に最も適しています。
もし、この価格帯で迷ったら、「キャスターの静音性」のレビューが高いものを選ぶと、移動時のストレスが軽減されますよ。

[モモストアの視点]：多くの人がこの価格帯からスタートしています。まずはこのクラスで試してみて、ヘビーユーザーになったら高級モデルにステップアップするのが賢明です。

ビジネス出張に最適な「フロントオープン」モデル

出張が多いビジネスマン・ウーマンにとって、空港や新幹線での「スムーズな取り出し」は絶対条件です。
そこで圧倒的な支持を得ているのが、「フロントオープン」機能が付いたモデルです。

フロントオープン機能のメリット

• PC・書類の取り出しが楽：メイン荷室と独立したフロントのポケットから、ノートPCやタブレット、重要書類をすぐに取り出せます。保安検査場や商談前の準備がスムーズです。
• 狭い場所でも開閉可能：立てたまま開閉できるため、新幹線の座席前やホテルで場所を取りません。

このモデルは、主に機内持ち込みサイズ（Sサイズ）で展開されています。
色は、黒やネイビー、ダークグレーといったビジネスシーンに馴染むものがおすすめです。

[モモストアの視点]：出張が多い方は、ビジネス向けフロントオープンモデルの特集記事を見て、細かな機能の違いを比較してみてください。

ヘビーユーザー向けの「アルミニウム合金」モデル

「長期の海外旅行や留学で、スーツケースを酷使する」というヘビーユーザーの方は、耐久性を最優先した「アルミニウム合金」のモデルを検討しましょう。

アルミニウムモデルの特性

• 圧倒的な安心感：外部からの圧力や衝撃に強く、中身を確実に守ってくれます。
• 経年変化の楽しみ：傷や凹みが「旅の勲章」となり、使い込むほどに愛着がわきます。

ただし、アルミニウムモデルは非常に重く、価格も高価です。
しかし、「壊れて買い替える手間や費用」を考えると、初期投資として高品質なアルミニウムモデルを選ぶ価値は十分にあります。

[モモストアの視点]：見た目のカッコよさもピカイチですが、重さで預け入れの規定を超過しないように、荷物は計画的に詰める必要があります。軽量化されたポリカーボネートも良いですが、一生モノとして持つならアルミニウムも選択肢に入れてみてくださいね。

いかがでしたでしょうか。
スーツケースは、旅行の思い出を左右する大切な旅の道具です。
どこに売っているかを知るだけでなく、ご自身の旅行スタイル、頻度、そして予算に合った「最適な一台」を見つけて、快適で安全な旅を楽しんでください！
筆者モモストアが、あなたのスーツケース選びが成功することを心から願っています。