絵の具はどこで買える?売ってる場所を種類別に完全解説!
「急に子どもの宿題で必要になった」「趣味で絵を始めたいけど、どこに売っているのか分からない」と、絵の具を探している人は多いのではないでしょうか?
絵の具と一言で言っても、水彩・アクリル・油絵など種類が多く、それぞれ販売している場所が違うため、探すのに苦労しますよね。
この記事では、絵の具の種類ごとに「どこで買えるのか」「価格帯はどれくらいか」を徹底解説します!
この記事を読めば、もう絵の具を探してさまようことはありません。あなたの目的に合った絵の具と購入場所がすぐにわかりますよ!
・【結論】絵の具が売っている場所を一覧でご紹介!
・水彩絵の具(学童用・一般用)はどこに売ってる?
・本格的なアクリル絵の具を買うならココ!
・プロが使う油絵の具の販売場所は限られるって本当?
・100均(ダイソー・セリア)の絵の具はどう? 品質と使い道
- 【結論】絵の具が売っている場所を一覧でご紹介!
- 水彩絵の具(学童用・一般用)はどこに売ってる?
- 本格的なアクリル絵の具を買うならココ!
- プロが使う油絵の具の販売場所は限られるって本当?
- 100均(ダイソー・セリア)の絵の具はどう? 品質と使い道
- ホームセンター(カインズ・コーナンなど)はどんな種類の絵の具を扱っている?
- 大型文房具店・画材店(世界堂・ユザワヤ)で絵の具を買うメリット・デメリット
- ドラッグストアやスーパー(イオン)でも絵の具は買えるの?
- 急な入用時に便利!コンビニエンスストアでの絵の具の取り扱い状況
- 絵の具の価格帯を種類やメーカー別で比較!
- 失敗しない!用途別・種類別絵の具の選び方のコツ
- ネット通販(Amazon・楽天)で絵の具を買うのはどんな時におすすめ?
- 【モモストアおすすめ】知っておきたい人気の絵の具メーカーとブランド
【結論】絵の具が売っている場所を一覧でご紹介!

まず結論からお伝えしますね!
絵の具は種類によって売っている場所が大きく異なりますが、ほとんどの絵の具は「大型文具店・画材店」「ネット通販」「100円ショップ」のいずれかで手に入ります。
特に、お子さんの学校で使うような水彩絵の具や、ちょっとした工作に使うアクリル絵の具なら、身近なお店で十分見つけられますよ。
反対に、本格的な油絵の具やプロ仕様の画材は、やはり専門的な知識と品揃えを持つ場所で探すのが賢明です。
販売場所ごとの絵の具の取り扱い傾向を徹底比較
あなたが探している絵の具がどこに売っているのか、主な販売場所と取り扱い傾向をわかりやすく表にまとめました。この表で大体の見当をつけてから、詳細な解説を読み進めてみてくださいね!
| 販売場所 | 水彩絵の具(学童・一般) | アクリル絵の具(一般・本格) | 油絵の具(専門) | 価格帯の目安 |
| 大型文具店・画材店 | ◎(高品質なものが豊富) | ◎(プロ仕様も揃う) | ◎(専門用品が充実) | 高〜中 |
| ネット通販(Amazon・楽天など) | ◎(セットが豊富) | ◎(特定メーカーも探せる) | △〜○(単品は探しにくい) | 最安〜高 |
| 100円ショップ(ダイソー・セリア) | △(少量・簡易なもの) | ○(趣味・DIY向け) | ×(基本取り扱いなし) | 低 |
| ホームセンター | ○(学童用や工作用) | ○(DIY用が多くなる) | ×(ほぼ取り扱いなし) | 中〜低 |
| スーパー・ドラッグストア | ○(学童用品が中心) | △(取り扱いが少ない) | ×(取り扱いなし) | 中〜低 |
| コンビニエンスストア | ×〜△(店舗による) | × | × | 低(簡易品のみ) |
この表からわかるように、水彩絵の具は比較的どこでも手に入りやすいですが、油絵の具は専門性の高い場所でないと手に入らないことがわかりますね。
特に、趣味や学校で使う一般的な絵の具を探しているなら、まずは近所のスーパーや100円ショップをチェックしてみるのがおすすめですよ!
一方、色の種類にこだわりたい、本格的な作品を作りたいという方は、大型の画材店やネット通販でじっくり探すのがベストです。ネット通販なら、Amazonなどで人気メーカーのセットを比較検討できるのが大きな魅力ですね。
それでは、ここからは絵の具の種類別に、詳しい販売場所を解説していきます。
水彩絵の具(学童用・一般用)はどこに売ってる?
最も身近で、探しやすいのがこの水彩絵の具です。
小学校の図工で使うチューブ式のセットから、大人が趣味で使う透明水彩の固形パレットまで、幅広い種類が流通しています。
お子さんの学校用として必要なのか、それともご自身のスケッチ用やイラスト用として必要なのかによって、探す場所を決めると効率的ですよ!
学童用水彩絵の具セットの販売場所と価格帯
小学校で必須となる水彩絵の具セットは、絵の具だけでなく、筆、パレット、バケツ、雑巾、ケースまで全てが揃っているのが特徴です。
これらは特定の時期になると、多くのお店で特設コーナーが設けられるため、非常に手に入りやすいです。
主な販売場所と購入時の注意点
学童用水彩絵の具セットが確実に手に入るのは、以下の場所です。
- 大型スーパー(イオン、イトーヨーカドーなど):学用品売り場に、主要メーカーのセットが並びます。価格は定価か、少し割引されている程度です。
- ホームセンター:文具コーナーの一角に置かれていることが多いです。種類は少なめですが、価格は比較的リーズナブルな傾向があります。
- 文房具店(町の文具店、大型チェーン):品揃えが豊富で、キャラクターものからシンプルなものまで選べます。
- ネット通販(Amazon、楽天市場):最も価格競争が激しく、割引率が高いことが多いです。持ち運び用のバッグのデザインが豊富なのも魅力です。
購入時の注意点としては、学校によっては特定のメーカーや仕様を指定している場合があります。
特に絵の具のチューブの本数や、ケースのサイズなどが指定されていないか、事前に学校からのお知らせを確認してから購入すると安心です。
チューブ式と固形水彩の違いと販売場所
水彩絵の具には、大きく分けて「チューブ式」と「固形水彩(ケーキカラー)」の2種類があります。
| 種類 | 特徴 | 主な販売場所 |
| チューブ式 | ・日本の学童用で主流。 ・色を混ぜやすく、大作にも向く。 ・量の調整がしやすい。 |
スーパー、文具店、画材店、ネット通販 |
| 固形水彩(パンカラー) | ・欧米やプロのスケッチで人気。 ・持ち運びが便利で、手が汚れにくい。 ・発色が美しく、透明感があるものが多い。 |
画材店、大型文具店、ネット通販(一部100均にも簡易版あり) |
固形水彩を探している場合は、一般のスーパーやホームセンターではなかなか見つかりません。
色のバリエーションや品質にこだわりたいなら、画材専門店か、海外ブランドの取り扱いが多いネット通販を利用するのがおすすめです。
ちなみに、モモストアの筆者が趣味で使う透明水彩を探す際は、必ずネット通販で海外メーカーのものを比較検討しています。発色の違いが作品の仕上がりを大きく左右するので、レビューを読んで選ぶのはとても大切ですよ!
本格的なアクリル絵の具を買うならココ!
アクリル絵の具は、乾くと耐水性になり、紙だけでなく、木材、布、ガラス、石など様々な素材に描ける万能さが魅力です。
DIYや工作、プラモデルの塗装、本格的なキャンバス画まで、幅広い用途で使われますが、その分、用途によって探す場所が大きく分かれます。
アクリル絵の具の特徴と人気メーカー
アクリル絵の具は、大きく分けて「一般用/ホビー用」と「プロ用/アーティスト用」の2種類に分類されます。
ホビー用は、100円ショップやホームセンターでも手に入る手軽なもので、発色よりも「手軽に塗れること」が重視されます。
一方、プロ用は顔料濃度が高く、美しい発色と高い耐久性、そしてメディウム(添加剤)との相性が重視されます。代表的なメーカーとしては、ターナー色彩やリキテックス、ホルベインなどが有名ですね。
専門店と一般店の品揃えの違い
アクリル絵の具を探す際のポイントは、色のバリエーションとメディウム(ジェルメディウムやグロスメディウムなど)の有無です。
| 購入場所 | 品揃え | おすすめな用途 |
| 大型画材店・手芸店 | ◎(プロ用、特殊色、各種メディウム) | 本格的なアート制作、特殊な表現に挑戦したい時 |
| ホームセンター | ○(DIY・木工用、大容量セット) | 家具の塗装、工作、屋外看板など |
| 100円ショップ | △(少量チューブ、基本的な10色程度) | 小物作り、子供の工作、試し塗り |
| ネット通販 | ◎(メーカー直販や輸入品、大容量セット) | 特定のメーカー・色を探している時、最安値を狙いたい時 |
もしあなたがアクリル画を本格的に始めたいと考えているなら、一度は大型画材店に足を運んでみることをおすすめします。
プロ用の絵の具は、顔料の粒子が細かく、塗った時の滑らかさや色の深みが全く違います。また、メディウムの種類が非常に豊富で、厚塗り(インパスト)をしたり、光沢を出したり、透明度を上げたりと、表現の幅が格段に広がりますよ。
画材店であれば、実際に色見本を見ながら、メディウムの使い方について店員さんに直接相談できるのも大きなメリットです。
もちろん、ネット通販でもプロ用の絵の具は購入できますが、チューブ一本一本の色味を確認できないというデメリットはあります。しかし、Amazonや楽天市場では、プロ用メーカーのスターターセットがお得な価格で販売されていることが多いので、初心者の方が始めるには最適かもしれませんね。
プロが使う油絵の具の販売場所は限られるって本当?
絵画制作の王様とも呼ばれる油絵の具は、その名の通り、油を溶剤として使う絵の具です。
ゆっくりと乾くため、色のブレンドや重ね塗りが自由にできるのが最大の魅力ですが、水彩やアクリルとは全く異なる画材と道具が必要になります。
そのため、残念ながら一般的なお店での取り扱いは非常に少なく、販売場所は限られています。
油絵の具の基礎知識と画材店
油絵の具を使うには、絵の具本体の他に、「油絵用キャンバス」「筆」「ペインティングオイル(油)」「筆洗油(クリーナー)」など、多くの専門用品が必要です。
これらの画材は、専門的な知識を持つお店でまとめて揃えるのが最も効率的です。
油絵の具が確実に手に入る場所
油絵の具や関連溶剤を確実に取り扱っているのは、以下の場所です。
- 大型画材専門店(世界堂、ユザワヤなど):
日本の主要メーカー(ホルベイン、クサカベなど)から海外の高級ブランドまで、圧倒的な種類が揃っています。初心者向けのスターターセットもあります。 - 一部の大型文房具店:
画材コーナーが充実している店舗であれば、基本的な油絵の具セット(12色程度)とキャンバス、筆などを扱っている場合があります。 - ネット通販:
画材専門の通販サイトや、Amazon、楽天市場で「油絵の具セット」として販売されています。店舗が近くにない場合は、これが最も確実な入手方法となります。
油絵の具をホームセンターやスーパーで探すのは、ほとんど不可能に近いと思ってください。
特に油絵の制作に欠かせない「溶剤(オイル)」は、引火性の問題から、取り扱い店舗が非常に限定されています。もし、初めて油絵を始める場合は、必要な道具が一通り揃ったスターターセットをネット通販で購入するのがおすすめです。セット内容を確認し、筆や溶剤が入っているものを選びましょう。
油絵の具セットの選び方と価格帯の目安
油絵の具は、水彩やアクリルに比べて高価になりがちですが、長持ちするため結果的にコストパフォーマンスが良い場合もあります。
| セットのタイプ | 価格帯の目安 | 特徴とおすすめ度 |
| 初心者用スターターセット | 5,000円〜15,000円 | 絵の具、筆、油、キャンバスなどが一式揃っている。手軽に始めたい人におすすめ。 |
| 中級者用(単品購入) | 1本あたり500円〜2,000円 | 必要な色だけを買い足す場合に。メーカーや顔料によって価格が大きく変動する。 |
| プロ用高級セット | 30,000円〜 | 顔料の濃度や発色にこだわった高級品。主に画材店やネットの専門店で取り扱い。 |
「絵画教室に通う」場合は、先生が特定のメーカーやセットを指定することが多いので、購入前に必ず確認してくださいね。
また、油絵の具は独特の匂いがあるため、自宅で描く場合は換気にも十分注意が必要です。
ネットで購入する際は、筆洗油やペインティングオイルなどの溶剤も忘れずにチェックしておきましょう。これらの溶剤がないと、筆の洗浄や絵の具の調整ができませんよ!
100均(ダイソー・セリア)の絵の具はどう? 品質と使い道
手軽さが魅力の100円ショップ。
ダイソー、セリア、キャンドゥなど、どのお店でも絵の具の取り扱いがありますが、その品質や使い道はやはり価格相応なのか気になるところですよね。
結論から言うと、100均の絵の具は「目的を絞れば最高のコスパ」を発揮します!
100均の絵の具のラインナップとレビュー
100円ショップで主に取り扱われている絵の具は、以下の2種類です。
- 水彩絵の具(チューブ式):12色セットなどが販売されています。
- アクリル絵の具(小瓶):単色で販売されており、色の種類が豊富です。ホビー用やDIY用として使われます。
油絵の具は、引火性の問題などもあり、基本的に100円ショップでは取り扱っていません。もし油絵を始めたい場合は、画材店やネット通販で探しましょう。
100均絵の具のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ・とにかく安い!試しに使いたい時に最適。 | ・発色が弱く、色の深みが出にくい。 |
| ・水彩、アクリルともに基本的な色(12色程度)は揃う。 | ・顔料の粒子が粗く、プロ用とは仕上がりが全く異なる。 |
| ・アクリルは小物への塗装やDIYに最適。 | ・大容量の取り扱いがなく、大きな作品には向かない。 |
| ・筆やパレットも一緒に揃えられる。 | ・耐光性が低いため、長期保存には向かない。 |
特にアクリル絵の具は、ダイソーやセリアでラメ入りやメタリックカラーなど、ユニークな色が単色で買えるのが大きな魅力です。ちょっとした木工品のリメイクや、オリジナルのスマホケース作りなど、ホビー用途では大活躍しますよ!
ただし、本格的な絵画制作や、作品を展示したいと考えている場合は、専門メーカーの絵の具を選んだ方が後悔しません。100均の絵の具は、発色の良さや耐久性で劣ることは覚えておきましょう。
100均絵の具でおすすめの使い方と注意点
100均の絵の具を上手に活用するコツは、「使い切り」を意識することです。
【おすすめの使い方】
- 子どものお絵かき・外遊び用:思いっきり使えて、汚れても気にならないのが一番です。
- DIYのアクセント:小さな鉢植えや木箱などに色を塗るのに最適です。
- コスプレ・イベント用のペイント:一時的な使用であれば、豊富な色を安価に揃えられます。
- 下塗り・ベースコート用:本格的な絵の具を使う前の、キャンバスの下塗りなどに惜しみなく使えます。
【使う上での注意点】
- 水彩のチューブが固まりやすい:安価な水彩絵の具は、チューブのキャップ部分が固まりやすく、使いたい時に使えないことがあります。使用後はチューブの口をしっかり拭きましょう。
- アクリルは水で薄めすぎない:アクリル絵の具は水で薄めすぎると定着力が弱まり、剥がれやすくなります。適度な粘度を保って使いましょう。
このように、100均の絵の具は高品質なものと使い分けることで、アートライフを豊かにしてくれますよ!
ホームセンター(カインズ・コーナンなど)はどんな種類の絵の具を扱っている?
日曜大工やDIY用品を探しに行くホームセンター(カインズ、コーナン、DCMなど)でも、絵の具は販売されています。
ホームセンターの絵の具売り場は、「学童用品コーナー」と「塗料・DIYコーナー」の2箇所に分かれていることが多いので、目的を間違えないように注意しましょう。
DIY・工作系絵の具(ペンキなど)との違い
ホームセンターで最も種類が豊富なのは、家具や壁に塗るための「塗料(ペンキ)」です。
これらは、絵画用の絵の具とは全く別物なので、間違って購入しないようにしましょう。
絵画用絵の具(水彩・アクリル):
- 顔料とメディウム(定着材)が主成分で、色彩表現や耐久性を重視。
- チューブや小瓶に入っており、筆で細かい描写をするのに適しています。
塗料(ペンキ):
- 壁や床、木材の保護・着色を目的としたもので、大容量の缶やボトルで販売。
- 広い面積を均一に塗るのに適しており、色彩の繊細な表現には向きません。
ホームセンターで絵画用の絵の具を探す場合は、「文房具・学用品」の棚か、「クラフト・ホビー」のコーナーを探しましょう。DIYコーナーのペンキ売り場にはありませんよ!
ホームセンターでの購入がおすすめなケース
ホームセンターで絵の具を買うのが特におすすめなのは、以下のケースです。
- 子どもの水彩セットが必要になった時:
夏の長期休暇前や新学期の時期には、学童用の水彩絵の具セットがしっかりと並びます。価格も手頃なものが多く、ケースのデザインも選べる場合があります。 - DIYや工作に特化したアクリル絵の具が必要な時:
木材や石に描けるホビー用のアクリル絵の具は、ホームセンターと相性が良いです。特に、屋外で使うための耐水性・耐光性に優れた製品を探しやすいです。 - イベント用の大容量ポスターカラーを探している時:
文化祭やイベントなどで使う、ポスター用の大容量絵の具(ポスターカラー)も、ホームセンターの文具コーナーで見つかることがあります。
ただし、アクリル絵の具に関しては、画材店に比べると専門的な種類(メディウムや特殊な色)の品揃えは期待できません。
基本的な色(赤、青、黄、白、黒など)が数種類あれば良い、という目的なら十分ですが、こだわりの色を探している場合は、ネット通販や画材店に切り替えましょう。
ホームセンターのクラフトコーナーには、布用やガラス用などの特殊な絵の具が置かれていることもあるので、探してみると楽しいかもしれませんね。
大型文房具店・画材店(世界堂・ユザワヤ)で絵の具を買うメリット・デメリット
もしあなたが「品質重視」「種類豊富」を求めるなら、大型文房具店や画材専門店(世界堂、ユザワヤなど)に行くのが最も確実で、満足度の高い買い物ができるでしょう。
これらの専門店は、絵の具を探す際の「最後の砦」であり、「最高のスタート地点」でもあります。
専門店の持つ圧倒的な品揃え
大型画材店の品揃えは、他の追随を許しません。
水彩、アクリル、油絵の全てにおいて、初心者からプロまで対応できる幅広いラインナップが揃っています。
画材店で手に入る絵の具の「プロ仕様」な特徴
- 顔料のグレードが選べる:同じ色でも、顔料の純度や粒子の細かさによって価格や発色が異なる複数のグレードが用意されています。
- 単色での品揃えが豊富:セット販売だけでなく、頻繁に使う色や、珍しい色(蛍光色、パール、イリデッセンスなど)が単色チューブで数多く揃っています。
- 溶剤・メディウムの専門性が高い:油絵の具であれば、リンシードオイルやペトロールといった溶剤。アクリル絵の具であれば、テクスチャーペーストやモデリングペーストなど、表現の幅を広げる特殊な添加剤が豊富にあります。
特にプロ仕様の絵の具は、その「色の深み」と「耐光性(色が褪せにくい性質)」が全く違います。
長期にわたって作品を残したい、色にこだわりたいという方は、多少価格が高くても、画材店で手に入る専門メーカーの製品を選ぶことを強くおすすめします。
画材店で相談するメリットとデメリット
画材専門店で絵の具を買うのはメリットが多いですが、デメリットも存在します。
| メリット | デメリット |
| ・専門知識を持つ店員に相談できる。 | ・店舗数が少ないため、近くにない場合がある。 |
| ・試し書き・試し塗りのコーナーがある場合がある。 | ・ネット通販に比べると価格が定価に近いことが多い。 |
| ・絵の具以外の画材(キャンバス、筆、額縁など)も一式揃えられる。 | ・品揃えが多すぎて、初心者には選びにくいと感じることも。 |
一番のメリットは、やはり専門の店員さんに聞けることです。
「布に描きたいけど、どの絵の具とメディウムを使えばいい?」「水彩で滲みを生かした表現をしたいけど、どの紙がいい?」といった具体的な質問に、的確に答えてくれます。
初心者の方は、わからないことをそのままにせず、ぜひ勇気を出して声をかけてみてくださいね。知識が増えれば、あなたの創作活動がさらに楽しくなりますよ!
ドラッグストアやスーパー(イオン)でも絵の具は買えるの?
急に「今日、絵の具が必要!」となった時、まず思い浮かぶのが近所のドラッグストアや大型スーパーかもしれません。
これらの身近なお店でも絵の具は買えますが、時期と取り扱い種類に偏りがあることを理解しておく必要があります。
ドラッグストアで売っている絵の具の種類
ドラッグストア(マツモトキヨシ、スギ薬局、ココカラファインなど)は、基本的に「日用品」と「学用品」の補助的な役割として絵の具を扱っています。
主に販売されている絵の具と時期
ドラッグストアで見つかる絵の具は、ほぼ「学童用の水彩絵の具セット(または単品チューブ)」に限られます。
- 時期:新学期(3月下旬〜4月)や、夏休み前(7月上旬)など、学用品の需要が高まる時期に特設コーナーに並びます。
- 種類:取り扱いは、サクラクレパスやぺんてるなどの主要な学童メーカーの製品が中心です。色の種類も限られており、プロ用やホビー用のアクリル、油絵の具はまず置いていません。
「急な宿題で筆だけが欲しい」「絵の具の白だけ使い切ってしまった」といった緊急的なニーズには対応できる可能性が高いですが、もしあなたがアクリル絵の具や油絵の具を探しているなら、ドラッグストアは諦めて、次の「ホームセンター」や「ネット通販」をチェックしましょう。
スーパーの学用品売り場の状況
大型スーパー(イオン、イトーヨーカドー、西友など)は、ドラッグストアよりも絵の具の品揃えが豊富です。
特に「文具・学用品コーナー」には、年間を通して絵の具が置かれています。
スーパーで購入できる絵の具の傾向
スーパーで購入できるのは、主に以下の製品です。
| 製品名 | 特徴 |
| 学童用水彩絵の具セット | キャラクターものや、持ち運びに便利なバッグ付きのセットが充実。 |
| 水彩絵の具(単品) | 白や黒など、よく使う色の補充用チューブ。 |
| ホビー用アクリル絵の具 | クラフト用品が充実している店舗では、小容量のアクリル絵の具を扱うこともあります。 |
| ポスターカラー | 店舗の規模によっては、イベント用の大容量カラーも取り扱いがあります。 |
スーパーの強みは、「ついで買い」のしやすさと、比較的割引価格で手に入ることです。日常の買い物中に、必要な絵の具をチェックできるのは便利ですよね。
しかし、こちらもドラッグストアと同様に、専門的な画材や油絵の具は置いていないため、本格的な絵画制作を目指す方には不向きです。
もしスーパーで絵の具を見つけられなかった場合は、次の「コンビニエンスストア」の項目をチェックするか、確実なネット通販に切り替えることをおすすめします。
急な入用時に便利!コンビニエンスストアでの絵の具の取り扱い状況
「今すぐ!」絵の具が必要になった時、24時間開いているコンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)を頼りたくなることもあるでしょう。
結論から言うと、コンビニで絵の具を見つけるのは非常に難しいです。
コンビニで絵の具を探す際の注意点
コンビニエンスストアは、基本的に「急な出張や事務作業に対応できる最低限の文具」しか置いていません。
ボールペン、ノート、のり、テープなどは揃っていますが、絵の具は「日常的に使う文具」とは見なされていないため、ほとんどの店舗で取り扱いがありません。
唯一可能性があるのは「クレヨン・色鉛筆」
例外的に、「子ども用のおもちゃ・文具コーナー」を設けている一部の大型店舗や、観光地の店舗で、以下のものが見つかる場合があります。
- 簡易的なクレヨン、クーピー
- 色鉛筆のセット
- 極めて小容量の水彩絵の具セット(旅行用など)
しかし、これはあくまで例外的なケースであり、一般のチューブ式水彩絵の具やアクリル絵の具は期待しない方が賢明です。
もしあなたが緊急で「色を塗るもの」が必要なのであれば、絵の具ではなく、「油性マジック」や「カラーペン」で代用できないか検討する方が、コンビニで見つかる確率は格段に上がります。
コンビニを何軒も回って絵の具を探すのは時間の無駄になってしまう可能性が高いので、急ぎの場合は、24時間営業している大型スーパーの文具コーナーや、ネット通販の当日配送を利用した方が確実ですよ。
絵の具の価格帯を種類やメーカー別で比較!
絵の具は、種類だけでなく、メーカーや顔料のグレードによって価格が大きく異なります。
ここでは、水彩、アクリル、油絵の3種類について、一般的な価格帯の目安をご紹介します。予算に合わせて、どのグレードの絵の具を選ぶか参考にしてくださいね。
水彩、アクリル、油絵の価格の目安
絵の具の価格は、「顔料の質」と「製造工程」によって決まります。
特に油絵の具は、天然の希少な顔料(コバルトやカドミウムなど)を使用している色があり、一本数千円になることもあります。
| 絵の具の種類 | セット(12色程度)の価格帯 | 単色(1チューブ)の価格帯 |
| 学童用水彩絵の具 | 500円〜1,500円 | 100円〜200円 |
| 一般・趣味用水彩(透明水彩) | 3,000円〜8,000円 | 300円〜800円 |
| ホビー用アクリル絵の具 | 1,000円〜3,000円 | 100円〜300円 |
| プロ用アクリル絵の具 | 7,000円〜15,000円 | 500円〜1,500円 |
| プロ用油絵の具 | 10,000円〜30,000円 | 500円〜5,000円(色による) |
注目していただきたいのは、「水彩絵の具」と「油絵の具」の価格差です。
油絵の具は、セットで購入しても比較的高価ですが、これは高品質な顔料を使用し、長い年月をかけて作品を残すことを前提に作られているからです。
趣味で油絵を始める場合でも、最低限の品質が保証されたセット(1万円前後)を選ぶことをおすすめします。
メーカーによる価格差の理由
同じ水彩絵の具でも、メーカーによって価格が大きく違うことがあります。その理由は、以下の3点に集約されます。
- 顔料の純度:
高級な絵の具ほど、色の原料となる顔料の純度が高く、余計な増量剤が入っていません。これにより、発色が鮮やかになり、混ぜた時の濁りが少なくなります。 - 耐光性の高さ:
紫外線などで色が褪せるのを防ぐ性能です。プロ用の絵の具は、数十年単位で色が保たれるように設計されており、これが価格に反映されます。 - ブランドと製造技術:
海外の老舗ブランド(ウィンザー&ニュートンなど)は、長年の伝統的な製法や、独自の技術で絵の具を製造しており、その付加価値が価格に含まれます。
「自分は初心者だから安いものでいい」と思うかもしれませんが、あまりにも安い絵の具は、色が濁りやすく、表現力が制限されてしまうことがあります。
もし予算が許すなら、初心者の方でも「一般・趣味用」グレードの絵の具から始めることをモモストアはおすすめします。モチベーション維持にもつながりますよ!
失敗しない!用途別・種類別絵の具の選び方のコツ
絵の具は、その種類によって使い勝手や表現できることが全く異なります。
「せっかく買ったのに、思っていたのと違った…」とならないように、あなたの目的とスキルレベルに合った絵の具の選び方のコツを伝授しますね!
初心者向けとプロ向けの選び方
絵の具を選ぶ上で、まず決めるべきは「スキルレベル」です。
【初心者向け】選び方のポイント
- セット商品を選ぶ:
基本的な色が揃っており、筆やパレットなど、必要な道具が一式入っているスターターセットが便利です。まずはこれを買って、描く楽しさを実感しましょう。 - 水溶性のものを選ぶ:
水彩絵の具や水性アクリル絵の具など、水で溶けて筆が水で洗えるものを選ぶと、片付けが簡単で、手軽に始められます。 - 有名メーカーを選ぶ:
サクラクレパス、ぺんてる、ターナー色彩など、誰もが知っているメーカーの製品は、品質が安定しており、ネットでも情報が多いので安心です。
【プロ・上級者向け】選び方のポイント
- 単色チューブで購入する:
セットではなく、自分がよく使う色や、表現したい色だけを単品で購入しましょう。この方が、無駄がなく、高品質な顔料の色を厳選できます。 - 顔料番号を確認する:
チューブに記載されている「顔料番号(例:PW6、PY3)」を確認し、混ぜた時に色が濁りにくい単一顔料(シングルピグメント)の色を積極的に選びましょう。 - 耐光性を重視する:
作品を長期保存したり、販売したりする場合は、耐光性の高い(星印が多いなど)プロ用グレードを選んでください。
特にプロ用メーカーの油絵の具やアクリル絵の具は、単色でも価格が高いため、顔料番号をチェックして本当に必要な色だけを買い足すのが基本です。
失敗しやすいポイントと絵の具の用途別分類
絵の具選びで最も失敗しやすいのは、「描く素材」と「絵の具の種類」が合っていないケースです。
| 描く素材・目的 | 最適な絵の具 | 失敗しやすい組み合わせ(NG例) |
| 紙(水彩画、イラスト) | 水彩絵の具(チューブ/固形) | 油絵の具(溶剤が必要で紙がボロボロになる) |
| キャンバス、木材、布 | アクリル絵の具、布用絵の具 | 水彩絵の具(乾くと水に溶けて定着しない) |
| 陶器、ガラス、プラスチック | アクリル絵の具(または専用ペイント) | 水彩絵の具(定着力が弱く剥がれる) |
| 本格的な絵画作品(長期保存) | 油絵の具、プロ用アクリル絵の具 | 100均の絵の具(耐光性が低く色が褪せる) |
特に、布や木材に描きたいのに水彩絵の具を買ってしまう失敗は多いです。
アクリル絵の具は、乾くと水に溶けなくなるため、様々な素材に描ける万能選手です。迷ったら、水性アクリル絵の具のセットから試してみるのがおすすめですよ!
ネット通販(Amazon・楽天)で絵の具を買うのはどんな時におすすめ?
絵の具は実際に色を見て買いたいものですが、ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)での購入には、実店舗にはない大きなメリットがあります。
効率的かつお得に絵の具を手に入れたいなら、ぜひネット通販を活用しましょう。
ネット通販のメリットとデメリット
ネット通販は、忙しい現代人にとって最適な購入手段ですが、画材においては注意点もあります。
| メリット | デメリット |
| ・価格競争が激しく、実店舗より安いことが多い。 | ・実際の色味やテクスチャーを確認できない。 |
| ・海外メーカーや専門性の高い絵の具も簡単に探せる。 | ・送料がかかる場合がある。 |
| ・大容量やセット商品など、実店舗では扱いにくい商品が豊富。 | ・届くまでに時間がかかる(緊急時には不向き)。 |
特に、特定のメーカーの特定のシリーズを探している場合や、「油絵の具の溶剤」など、店舗で見つけにくい専門用品を探している場合は、ネット通販が最も確実です。
また、Amazonや楽天市場では、大型画材店の公式ショップが出店していることも多く、専門的な情報を得ながらお得に購入できる場合もありますよ。
こんな時、ネット通販がおすすめです!
- 学童用水彩セットの比較検討:
各メーカーのセット内容(筆やバケツの機能)や、ケースのデザイン、価格を比較しながら、最も良いものを選びたい時。レビューも豊富です。 - 特定のメーカーの単色を買い足したい時:
すでに持っている絵の具の「黄緑」だけがなくなった、といった単品の補充には、ネット通販が便利です。品番や色名を検索すれば、確実に見つかります。 - メルカリなどで掘り出し物を探す:
使わなくなった画材セットや、大量のアクリル絵の具が、メルカリなどのフリマアプリで安く出品されていることもあります。中古品に抵抗がなければ、チェックしてみるのも良いでしょう。 - 最安値を狙いたい時:
Amazonや楽天のセール時期(楽天スーパーセール、Amazonプライムデーなど)を狙えば、画材が大幅に割引されることがあるため、まとめ買いのチャンスです。
ネット通販で購入する際は、必ず商品のレビューや、色見本の写真(可能であれば)をチェックするようにしましょう。
特に絵の具は、モニター越しに見る色と実物の色に違いがあることがあるため、慎重に選んでくださいね!
【モモストアおすすめ】知っておきたい人気の絵の具メーカーとブランド
最後に、絵の具を探すときに知っておくと便利な、人気のメーカーやブランドをご紹介します。
「どのメーカーを選べばいいかわからない」という方は、ここでご紹介するブランドの中から選べば間違いありませんよ!
学童用・一般用のおすすめメーカー
日本で最も普及しており、スーパーや文房具店など、どこでも手に入りやすいメーカーです。
- サクラクレパス:
誰もが一度は使ったことがある「マット水彩」が有名。発色が良く、扱いやすいため、学童用水彩の代名詞的存在です。 - ぺんてる:
「エフ水彩」シリーズが定番。チューブが柔らかく、絞りやすいのが特徴で、子どもの小さな手でも扱いやすいと人気です。 - ターナー色彩:
アクリル絵の具が特に有名で、「アクリルガッシュ(不透明)」はデザインやイラストのプロにも愛用されています。発色の良さと、乾きの速さが魅力です。
これらのメーカーの製品は、品質も安定しており、価格も手頃なので、初心者や学童用として選ぶなら最適です。迷ったら、これらのブランドから選んでみてください。
プロフェッショナル向けメーカー
より本格的な絵画制作や、色の深み、耐久性を求める方におすすめの、国内外のトップブランドです。
| メーカー名 | 得意な絵の具 | 特徴 |
| ホルベイン | 油絵の具、アクリル絵の具、水彩絵の具 | 日本のトップ画材メーカー。色の種類が豊富で、高品質な顔料を使用しており、プロの信頼も厚い。 |
| リキテックス (Liquitex) | アクリル絵の具 | 世界初のアクリル絵の具を開発したアメリカのブランド。豊富なメディウムと多様な表現力が魅力。 |
| ウィンザー&ニュートン (W&N) | 水彩絵の具、油絵の具 | イギリスの老舗ブランドで、特に透明水彩絵の具は世界中のアーティストから高い評価を受けている。発色の美しさが格別。 |
| クサカベ | 油絵の具 | 日本の油絵の具専門メーカー。伝統的な製法を守り、質の高い油絵具を提供し続けている。 |
これらのプロ向けメーカーの絵の具は、価格は高くなりますが、あなたの作品の質を確実にワンランク上げてくれます。
特に水彩絵の具は、ウィンザー&ニュートンの固形水彩パレットなど、発色が良く持ち運びに便利なセットが人気です。一度使ってみると、その品質の違いに驚くはずですよ!
ネット通販でこれらのメーカー名を検索して、お得なスターターセットから始めてみることをおすすめします。

