ラードがスーパーで売ってない!どこで買える?売ってる場所を徹底調査!
「ラードを使いたいけど、近所のスーパーに行っても全然見当たらない!」
そんな経験はありませんか?
炒め物や揚げ物、特にチャーハンなどに使うと、あの独特の風味とコクが出て、料理の美味しさが格段にアップしますよね。
昔はどこのスーパーでも見かけたのに、最近はなぜか売場に置いていない…とお悩みの方のために、モモストアがラードの販売状況や、確実に入手できるお店を徹底的に調査しました!
この記事を読めば、もうラード探しで困ることはありませんよ。
・ラードを売ってる場所はどこ?取り扱いがある可能性の高い店舗リスト
・【必見】ラードが買えるスーパーのコーナーはどこ?見落としがちな販売場所
・ラードを確実に入手したいなら「お肉屋さん」をチェックすべき理由
・輸入食品店や高級スーパーでラードを見つけやすいって本当?
- そもそもラードがスーパーの店頭から消えた理由は何?
- ラードを売ってる場所はどこ?取り扱いがある可能性の高い店舗リスト
- 【必見】ラードが買えるスーパーのコーナーはどこ?見落としがちな販売場所
- ラードを確実に入手したいなら「お肉屋さん」をチェックすべき理由
- 輸入食品店や高級スーパーでラードを見つけやすいって本当?
- 大容量・業務用ラードが欲しい!どこで手に入る?
- 【便利】ラードをネット通販で買うメリットとおすすめの選び方
- ラードの代用品として使える油の種類とそれぞれの特徴
- 料理に合わせたラードの選び方!種類(純製・調製)と形状(チューブ・固形)
- ラードを使うと料理が格段に美味しくなる!おすすめ活用レシピ
- ラードとヘッド(牛脂)の違いを徹底解説!使い分けのポイント
- 豚脂だけじゃない?鶏脂(チーユ)や魚脂(フィッシュラード)って何?
- ラードの保存方法は?長持ちさせるための注意点
- ラードは健康に悪いの?気になる疑問をモモストアが解説!
そもそもラードがスーパーの店頭から消えた理由は何?

「昔は当たり前にあったのに、なぜ今こんなに探さないといけないんだろう?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
ラードがスーパーの店頭から姿を消した背景には、日本の食生活の変化や、健康志向の高まりなど、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。
知られざる販売量減少の背景について、モモストアが詳しく解説していきますね。
健康志向の高まりによる需要の変化
最も大きな理由の一つが、健康志向の高まりです。
高度経済成長期を経て、食の欧米化が進む中で、「動物性脂肪は体に悪い」というイメージが広がり、植物性油脂、特にオリーブオイルやキャノーラ油といったサラッとした油が主流になってきました。
特に、ラードに含まれる飽和脂肪酸は、摂りすぎると動脈硬化の原因になると言われがちで、これが敬遠される大きな要因となりました。
そのため、家庭でラードを使う人が減り、スーパーも売れない商品を置くわけにはいかないため、次第に棚のスペースが植物油に置き換わっていったというわけです。
しかし、近年ではラードの持つ良質な成分や、プロの料理人が愛用する理由などが再評価され始めています。
特に、良質な豚の背脂を精製した「純製ラード」は、実はトランス脂肪酸を含まない健康的な油としても注目されているんですよ。
この需要の変化は、日本の食用油市場の構造そのものを変えてしまいました。昔ながらの油屋さんも、時代の波に合わせて植物油へとシフトせざるを得なかったんです。しかし、ご安心ください。ラードの根強いファンや、本格的な料理を求める声は依然として大きいため、特定の場所ではしっかりと販売が続けられています。
また、揚げ物をする際も、以前はラードと他の油をブレンドして使う家庭が多かったのですが、最近は健康を意識してあっさりとした植物油だけで済ませるケースが増えています。これもラードの需要が減った一因です。食卓の風景が変わる中で、ラードは少しずつ影を潜めてしまったんですね。
大手メーカーの生産・販売戦略の見直し
消費者の需要が減れば、当然ながら製造するメーカーも生産量を調整します。
ラードを製造している大手食品メーカーの中には、家庭用サイズの生産を縮小したり、特定のルートでのみ販売したりする戦略に切り替えたところもあります。
特に、流通コストを考えると、需要が少ない商品を全国のスーパーに均等に配荷するのは非効率的です。そのため、スーパー側が発注しても、メーカー側が安定供給を保証できない、あるいは最小ロットが大きすぎてスーパーが仕入れをためらう、という状況も生まれています。
その結果、地域によっては「ラードなんて何年も見たことがない」という状況が生まれてしまうのです。
以下の表は、ラードの販売戦略の変化の一例です。
| 時期 | 家庭用ラードの取り扱い | 主な販売場所 |
| 1990年代まで | 非常に多い(一般的な商品) | 全国のスーパー、食料品店 |
| 2000年代以降 | 減少傾向(棚の端に追いやられる) | 一部のスーパー、肉屋、業務用店 |
| 現在 | さらに厳選(置いていない店も多い) | 通販、専門店、業務用スーパー |
このように、販売戦略の見直しによって、ラードは「どこでも買える一般商品」から「探して買う専門商品」へと位置づけが変わってしまったと言えるでしょう。これはラードに限らず、特定の需要層に特化した商品によく見られる傾向です。業務用として使われ続けているため、製造自体は継続されていますから、業務用ルートを探すことが確実な購入方法になってきます。
調理方法の変化と簡便化志向の影響
もう一つの理由として、現代の調理方法が挙げられます。
昔は、家庭で豚肉を調理する際に、脂身を溶かしてラードを抽出する、なんていう手間をかけることもありました。また、揚げ物も頻繁にする家庭が多かったです。
しかし、現在は「いかに早く、簡単に、美味しく作るか」が重視される時代です。
そのため、料理にコクを出す際も、ラードをわざわざ使うよりも、鶏ガラスープの素や顆粒だし、あるいはバターやマーガリンといった、より手軽な代替品が使われることが増えました。
ラードは個性を出すには最高ですが、他の油よりも風味が強い分、使いどころを選ぶという点も、敬遠された一因かもしれませんね。
特に、冷凍食品やレトルト食品の進化も、家庭での調理時間を短縮させました。本格的な炒め物や、手間のかかる揚げ物をする機会が減ったことで、ラードを常備する必要性も薄れてしまったのです。
しかし、冷凍食品の多くは、業務用ラードの持つ風味や旨味を再現するために工夫を凝らしています。プロの現場では、いまだにラードがその真価を発揮している証拠でもありますね。
ラードの需要が減っているという事実の裏側には、このように時代の流れや人々の食生活の変化が大きく関わっていることが分かります。
ですが、この状況を知っておけば、どこを探すべきか、どういう商品を選べばいいのかのヒントになりますよ。次の見出しからは、いよいよ具体的な販売場所についてご紹介していきますね!
<ラードの需要変化に関する情報をもっと詳しく知りたい方はこちら(新しいタブで開きます): ラードの需要変化に関するGoogle検索結果>
ラードを売ってる場所はどこ?取り扱いがある可能性の高い店舗リスト
スーパーの棚にラードがない!とがっかりするのはもう終わりにしましょう!
ラードは、特定の店舗や販売チャネルでは、今でもしっかりと取り扱われています。
ここでは、モモストアが厳選した、ラードに出会える確率の高いお店をリストアップしました。
大型の食料品スーパーやディスカウントストア
まずチェックすべきなのは、地域で最も大きな食料品スーパーやディスカウントストアです。
中小規模のスーパーでは棚のスペースが限られてしまうため、需要の少ないラードは置いていないことが多いのですが、大型店であれば話は別です。
特に、以下の店舗は、他店では見かけないような珍しい調味料や業務用サイズの商品を扱っている傾向があるため、ラードを見つけやすいと言えます。
- 業務スーパー(ギョウムスーパー):プロ仕様の調味料が豊富なので、ラードの在庫は高確率で期待できます。特に大容量の缶入りやカップ入りのラードを見つけやすいでしょう。
- イオン、イトーヨーカドーなどの大型GMS(総合スーパー):食品フロアが広大で、品揃えが豊富です。PB商品(プライベートブランド商品)としてラードを扱っていることもあります。
- ドン・キホーテなどのディスカウントストア:たまに思わぬ掘り出し物として、メーカー品のラードが安く陳列されていることがあります。ただし、陳列場所が分かりにくいことが多いので、店員さんに尋ねるのが確実です。
ポイント:油や調味料のコーナーだけでなく、次に紹介する「精肉コーナーの近く」や「中華食材のコーナー」も合わせて探してみましょう。
専門的な食材を扱う店舗や道の駅
「普通のスーパーにはもう期待できない…」という方は、専門的な食材を扱うお店に足を運んでみましょう。
ラードはプロの料理人にも愛用される調味料ですから、専門店の品揃えは期待大です。
特におすすめなのは、以下の種類の店舗です。
- 精肉専門店(肉屋):後ほど詳しく解説しますが、豚肉を扱うお肉屋さんは、ラードを店頭で販売しているか、または「注文すれば作ってくれる」というサービスを提供していることがあります。新鮮なラードが手に入るチャンスです。
- 製菓・製パン材料店:実はラードはパイ生地やビスケットなどの製菓材料としても使われます。ショートニングやバターの近くに、製菓用の高品質なラードが置かれていることがあります。
- 道の駅や直売所:地元の畜産農家さんがいる地域では、自家製ラードや、地元の精肉店が作ったラードが販売されていることがあります。これはまさに「知る人ぞ知る名品」に出会うチャンスです。
道の駅などで見かけるラードは、パッケージがシンプルで、昔ながらの製法で作られていることが多いため、独特の風味と香りが強く、本格的な料理を求める方には特におすすめです。ドライブがてら探してみるのも楽しいかもしれませんね。
通販サイトでの購入は最強の選択肢
結論から言うと、時間や労力をかけずにラードを確実に入手するなら、ネット通販が最強の選択肢です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでは、様々なメーカーのラードが豊富に取り揃えられています。
通販のメリットは、以下の通りです。
- 在庫切れの心配が少ない:実店舗と比べて在庫数が豊富で、複数の店舗やメーカーを比較できます。
- 多様な種類を選べる:「純製ラード」「調製ラード」「無添加ラード」「大容量」など、用途に合わせた商品を選び放題です。
- 自宅に届く:重たい油を運ぶ手間が一切ありません。
特に、遠方に住んでいて近くに大型店がない方や、忙しくて買い物に行く時間がない方にとっては、通販は非常にありがたい存在です。実店舗では見かけない海外産のラードなども手に入るので、料理の幅が広がりますよ。
次の見出しからは、これらの販売場所をさらに深掘りして、どこをどう探せば良いのかを具体的に解説していきます!
【必見】ラードが買えるスーパーのコーナーはどこ?見落としがちな販売場所
大型スーパーにはある、と言われても、「いったいどこに置いてあるの!?」と迷ってしまうのがラードの難しいところです。
ラードは普通の油とは少し性質が異なるため、一般的な植物油のコーナーではない場所にひっそりと置かれていることが多いんです。
モモストアが教える、スーパー内でラードを見つけるための3つの重要チェックポイントをしっかり押さえておきましょう!
油・調味料コーナーの「片隅」を徹底チェック
もちろん、ラードも油の一種ですから、まずは植物油やサラダ油が並んでいる「油・調味料コーナー」を探します。しかし、正面ではなく、棚の端や、下の方など、目立たない「片隅」に追いやられていることが多いのが実情です。
特にチェックすべきなのは、以下のエリアです。
- バター・マーガリンの近く:製菓・製パン用の油脂として、ラードがバターやショートニングと同じ冷蔵ケースの近くに陳列されていることがあります。
- 製菓材料・粉類コーナー:こちらもバター・マーガリンと同じ理由で、パイ生地やクッキー作りのための材料として、製菓用のラードが置かれている場合があります。
- 中華食材・エスニック調味料コーナー:本格的な中華料理にはラードが欠かせません。中華麺や中華調味料が並ぶコーナーの近くに、中華料理に特化したラードが置いてあることがあります。
一般的な油(サラダ油やオリーブオイル)の棚にないからといって諦めてはいけません。視野を広く持って、関連性の高そうなコーナーをくまなく探してみましょう。もし見つからなければ、勇気を出して店員さんに「ラードはどこにありますか?」と尋ねるのが一番早いです!
店員さんも商品の陳列場所を把握しているプロですから、遠慮せずに聞いてみてくださいね。
精肉コーナーや冷凍食品ケースの盲点
多くの人が見落としがちなのが、精肉コーナーの周辺です。
ラードは豚の脂から作られるため、スーパーによっては精肉コーナーの冷蔵ケースのすぐ近くに陳列されていることがあります。これは、ラードを肉の加工品の一部として扱っている、というお店側の陳列戦略によるものです。
また、冷凍食品ケースの中も盲点です。
特に、冷凍の揚げ物や餃子など、中華系や揚げ物系の冷凍食品が並ぶケースの近くに、冷凍保存できるタイプのラードや、豚脂を主原料とした調味料が置かれていることがあります。
精肉コーナーの近くの陳列棚や、加工肉の近くに、ひっそりとラードが置かれているのを見たというモモストア読者の情報も多数寄せられていますので、ぜひチェックしてみてください。
また、精肉コーナーにいる店員さんに直接尋ねることで、「今日は在庫がないけれど、次回入荷時に確保しておきますよ」といった、隠れたサービスを受けられる可能性もありますよ。特に、地元の精肉店と繋がりが深いスーパーであれば、相談に乗ってくれることが多いです。
ネット通販での検索結果を参考に店頭を探す
もし、どうしてもスーパーで見つからない場合は、最終手段として「ネット通販で探す」という行為を「店頭探しのヒント」として活用してみてください。
例えば、「特定のメーカーのチューブ入りラード」がネットで人気だとわかった場合、そのメーカーの商品を多く取り扱っているスーパーや、そのメーカーの取引先が多いスーパーを狙って探すことができます。
人気の商品は、棚の見やすい場所に置かれている可能性が高いため、見つけやすさが格段にアップします。
具体的な商品のパッケージや商品名を頭に入れておくと、陳列棚を探す際の目印になりますし、店員さんに尋ねる際もスムーズに話が通ります。
| ネット検索で得たヒント | 店頭での探し方 |
| チューブタイプのラードが人気 | 冷蔵のバターやマーガリン、またはチューブ入り調味料のコーナーを探す |
| 缶入りの純製ラードが主力商品 | 中華食材コーナーや業務用スーパーの油の棚を探す |
| 特定のPB(プライベートブランド)品がある | そのPBを取り扱う系列のスーパーに絞って探す |
このように、ネットの情報を駆使することで、闇雲に探す手間を省くことができます。ラード探しは、ちょっとした探偵ゲームのようですが、見つけた時の喜びはひとしおですよ!
ラードを確実に入手したいなら「お肉屋さん」をチェックすべき理由
スーパーを諦めて、ラードを最も確実に、そして高品質で入手したいと願うなら、昔ながらの「お肉屋さん」に足を運ぶことをモモストアは強くおすすめします!
お肉屋さんは、ラードの原材料である豚肉を毎日扱っているプロフェッショナル集団だからです。
高品質な「自家製ラード」の存在
多くのお肉屋さんでは、豚肉をブロックで仕入れ、店頭で切り分けたり加工したりしています。その過程で、大量の豚の背脂や内臓脂肪といった「脂肪」が必ず発生します。
これらの脂肪は、単なる副産物ではありません。これを丁寧に加熱処理し、不純物を取り除いて精製したものが「ラード」です。特に、お肉屋さんが手作りするラードは「自家製ラード」と呼ばれ、市販品にはない新鮮さと風味の豊かさが特徴です。
- 圧倒的な鮮度:精肉店は頻繁に豚肉を仕入れるため、ラードの原材料となる脂も新鮮です。
- シンプルな製法:余計な添加物や酸化防止剤を使わず、純粋な豚の旨味を凝縮したラードが手に入ることが多いです。
- リーズナブルな価格:多くの場合、副産物として扱われるため、スーパーのラードよりも安価に手に入れられることがあります。
自家製ラードの風味は、料理のプロが愛用するレベルです。本格的なラーメンスープや、サクサクの揚げ物、そして絶品のチャーハンを作るなら、ぜひ一度試していただきたい逸品です。店頭に並んでいなくても、「ラードはありますか?」と尋ねてみてください。ほとんどの場合、快く対応してくれますよ。
<お近くの精肉店を探して聞いてみましょう! 地域の精肉店をGoogle検索>
「精製前」の豚の背脂を入手する裏ワザ
さらにディープなラード活用法として、「精製前の豚の背脂」を分けてもらうという裏ワザもあります。
お肉屋さんでは、精製されたラードだけでなく、「豚の背脂(せあぶら)」そのものを販売していることがあります。これは、ご自宅でラードを抽出したい方や、豚骨スープの出汁として使いたい方にとって、非常に価値のある素材です。
ご自宅でラードを作るメリット:
- 最高の香り:抽出したてのラードの香りは格別で、料理の風味が劇的に向上します。
- 脂かす(揚げ玉)の活用:ラードを抽出した後に残るカリカリの豚脂かすは、ご飯に乗せたり、野菜炒めに使ったりと、B級グルメ的な美味しさがあります。
- コストパフォーマンス:背脂は比較的安価に手に入ることが多いため、大量にラードを使いたい方には経済的です。
ただし、ご自宅でのラード抽出は、焦げ付かせないように温度管理をしっかり行うなど、多少の手間がかかります。しかし、その手間をかけてでも、市販品では味わえない最高のラードが手に入ると考えれば、挑戦する価値は十分にありますよ!
お肉屋さんに「ラードの原材料となる背脂を少し分けていただけますか?」と聞いてみましょう。
お肉屋さんでラードを注文する際のコツと注意点
お肉屋さんでラードや背脂を注文する際には、いくつかのコツがあります。
注文時のコツ:
- 事前に電話で確認:突然お店に行っても、在庫がない場合があります。特に背脂を希望する場合は、事前に電話で「いつ頃入荷しますか?」「背脂は分けていただけますか?」と確認しておくとスムーズです。
- 使う用途を伝える:「チャーハンに使いたい」「揚げ物に使いたい」など、用途を伝えることで、最適なラード(または背脂)の種類をアドバイスしてもらえることがあります。
- 量を確認:ラードは大量に作られるものではないので、一度に大量に欲しい場合は、予約が必要になることがあります。
自家製ラードは、酸化防止剤などの添加物が入っていないことが多いため、市販品よりも賞味期限が短い場合があります。購入後は、保存方法(冷蔵または冷凍)をしっかりと確認し、早めに使い切るように心がけましょう。新鮮なうちに使い切るのが、ラードの風味を最大限に活かす秘訣です!
このように、お肉屋さんはラード探しの「最終兵器」とも言える存在です。ぜひ、近所のお肉屋さんを訪ねてみてくださいね。
輸入食品店や高級スーパーでラードを見つけやすいって本当?
特定のスーパーや肉屋さん以外でラードを見つける場所として、意外な穴場となるのが輸入食品店や高級スーパーです。
これらの店舗では、一般的な日本のスーパーでは取り扱わなくなった商品や、特定の国の食文化に根差した商品が豊富に揃っているからです。
海外の食文化に根付いたラードの需要
ラードは、日本だけでなく、ヨーロッパや中華圏など、世界中の様々な国で古くから使われてきた、非常にポピュラーな調理油です。
特にヨーロッパ圏では、豚肉文化が根付いており、ラードを使った伝統的な料理や、ラードを主成分とするパンのスプレッドなどがあります。
そのため、輸入食品店では、以下のような海外製のラードや関連商品を見つけることができます。
- 欧州産のポークラード(Pork Lard):ドイツやポーランドなど、豚肉文化が盛んな国のラードが、缶や瓶詰めの形で輸入されています。
- エスニック食材としてのラード:中華料理やメキシコ料理などの本格的な食材として、固形またはペースト状のラードが販売されていることがあります。
- 特定ブランドの高品質ラード:健康志向の高い海外ブランドが、良質な豚脂を使ったオーガニックなラードを販売しているケースもあります。
海外製のラードは、日本のものと比べて風味が強かったり、逆に無臭に近かったりと、個性があります。料理に合わせて選ぶ楽しさも増えるため、新しいラードの世界を体験したい方には、輸入食品店は最適の場所と言えるでしょう。
代表的な輸入食品店としては、カルディコーヒーファームや成城石井、コストコなどが挙げられます。特にコストコでは、海外製の大きな容器のラードが並ぶことがあるので、大容量を求める方は要チェックです。
高級スーパーのこだわりの品揃え
「高級」と呼ばれるスーパーマーケットは、価格帯よりも「品揃えの多様性」や「商品の品質」にこだわっています。
健康志向のオイルが並ぶ一方で、昔ながらの製法で作られた伝統的な調味料も大切に扱っている傾向があります。
高級スーパーでラードを見つけやすいのは、以下のような理由からです。
- プロの料理人向け商品を扱う:高級スーパーは、食にこだわりを持つ顧客層をターゲットにしているため、プロの料理人も使うような高品質なラードを置いていることがあります。
- PB商品として高品質なラードを開発:一部の高級スーパーでは、自社ブランドとして、国産豚脂100%の純製ラードを販売していることがあります。
- 地域特産品としての取り扱い:地方の高級スーパーでは、地元で精肉店が手作りしたラードなどを、特産品として販売していることもあります。
高級スーパーでラードを探す場合は、一般的な油の棚よりも、「こだわりの調味料」や「デリの近くの冷蔵ケース」を重点的に探すのがコツです。価格は一般的なスーパーよりも高くなるかもしれませんが、品質は保証付きですよ。
輸入食品店でのラードの活用例と注意点
輸入食品店で見つけたラードは、以下のような料理に使うと、そのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
| 海外ラードの種類 | おすすめの活用料理 | ポイント |
| 欧州産(固形・瓶詰) | ポテトフライ、ローストポテト、パイ生地 | 豚肉の風味が強く、サクサクとした食感に仕上がる。 |
| メキシコ料理用(チューブ) | トルティーヤ、タコス、豆の煮込み(フリホーレス) | 使いやすく、メキシコ料理特有のコクと風味をプラスできる。 |
| 中華料理用(缶詰) | 本格的な炒め物、餃子の餡、ラーメンスープ | 高温に強く、中華特有の香ばしさを引き立てる。 |
輸入食品店のラードは、日本の商品と異なり、添加物の種類や保存方法が異なる場合があります。購入する際は、パッケージに記載されている成分表や保存方法をしっかりチェックしてから購入するようにしてくださいね。特に、冷蔵保存が必要なラードもありますので注意が必要です。
大容量・業務用ラードが欲しい!どこで手に入る?
「たまに使う程度ではなく、本格的にラードを調理に使いたい」「大量の揚げ物を頻繁にするので、大容量のラードが欲しい」という方には、業務用ラードの入手ルートが最適です。
家庭用サイズでは物足りない、コスパの良いラードの販売場所をご紹介します。
業務用スーパーはラードの宝庫!
業務用スーパーは、その名の通り飲食店などのプロ向けの商品を多く扱っていますが、一般の方も利用できます。
これらの店舗は、家庭用スーパーとは異なり、ラードの品揃えが非常に豊富です。
業務用スーパーでラードが手に入りやすい理由と、チェックすべきポイントは以下の通りです。
- 大容量サイズが豊富:1kgのカップ入りや、15kgの缶入りなど、家庭用サイズでは見かけない大容量サイズが手に入ります。
- 高品質な「純製ラード」も多い:プロが使うため、香りが良く、揚げ物に最適な純製ラードが主力商品として並んでいます。
- 価格が安い:大量仕入れのため、家庭用スーパーの小さなチューブタイプを買うよりも、グラムあたりの単価が非常に安くなります。
具体的な店舗としては、「業務スーパー」や「アミカ」といった業務用食材専門店が挙げられます。これらの店舗の油の棚には、植物油と並んで、大きなラードの缶やカップが陳列されていることがほとんどです。ただし、あまりの大きさに驚かないでくださいね!
ネット通販で「業務用」を探す
「業務用スーパーが近くにない」「15kg缶はさすがに大きすぎる…」という方には、ネット通販で「業務用」や「大容量」というキーワードでラードを探すのがおすすめです。
ネット通販では、業務用スーパーでは扱っていないような、様々なメーカーのラードや、海外の業務用ラードも手に入ります。
通販サイトで「業務用ラード」を探す際のメリットと注意点:
| メリット | 注意点 |
| 2kgや4kgなど、使いやすい中容量サイズも選べる | 大容量の商品は、送料が高くなる場合がある |
| メーカーや産地など、詳細な情報を見て比較できる | 賞味期限や保存方法を事前にしっかり確認する必要がある |
| 自宅まで配達されるので、重たいものを運ぶ手間がない | 届いた後の保存場所を確保しておく必要がある(特に冷蔵品) |
特に、冬場はラードが固まりやすいため、保管場所には注意が必要です。夏場は冷蔵保存が基本となりますので、冷蔵庫のスペースを空けておくことを忘れないでくださいね。
業務用ラードの賢い小分け保存術
大容量の業務用ラードを購入した場合、使い切るまでに時間がかかるため、適切な保存方法が非常に重要になります。
酸化を防ぎ、風味を長持ちさせるための小分け保存術をご紹介します。
ラードの小分け保存ステップ:
- 清潔な容器を用意:蓋つきの密閉容器や、ジッパー付きの保存袋を用意します。煮沸消毒などをして、必ず清潔なものを使ってください。
- 使いやすい量に分ける:一回の調理で使う量(例えば、チャーハン一回分、揚げ物一回分など)に分けて容器に入れます。
- 急速冷凍:酸化を防ぐため、できるだけ早く冷凍庫で凍らせます。凍らせたラードは、約1年間は風味を保てると言われています。
- 冷蔵保存と使い分け:日常的に使う分だけを冷蔵庫に入れておき、残りは冷凍保存するという使い分けがおすすめです。
こうして小分けにして冷凍しておけば、使いたい時に使いたい分だけ取り出して使えるので、酸化の心配も少なく、ラードの風味を長く楽しむことができます。
業務用ラードは確かに大きいですが、賢く保存すれば、家庭でも十分に使いこなせますよ!
【便利】ラードをネット通販で買うメリットとおすすめの選び方
前述の通り、ラード探しで最も確実で便利なのがネット通販です。
ここでは、ネット通販ならではのメリットと、数ある商品の中から自分に合ったラードを選ぶためのおすすめの選び方をモモストアが詳しくお教えします。
ネット通販ならではの3つの大きなメリット
なぜネット通販がラード購入に最適なのか、そのメリットを整理してみましょう。
メリット1:圧倒的な品揃えと価格比較の容易さ
実店舗では、置ける商品の数に限りがありますが、ネット通販ではメーカー品から業務用、海外製、さらには「無添加・国産豚使用」といったこだわりのラードまで、あらゆる種類の商品を比較できます。価格も一目でわかるため、最もお得な商品を見つけるのも簡単です。
メリット2:重たい油を自宅までお届け
油は、特に大容量になると非常に重たくなります。ラードも例外ではありません。ネット通販なら、重たい油を自分で運ぶ必要がなく、指定した場所に届けてくれるため、手間と労力を大幅に削減できます。
メリット3:ユーザーレビューによる品質の確認
実店舗では実際に使った人の意見を聞くことはできませんが、ネット通販では多くのユーザーレビューを参考にできます。「香りが良かった」「チャーハンが美味しくなった」「揚げ物がサクサクになった」といった具体的なレビューを読むことで、失敗のない商品選びが可能です。
<Amazonや楽天でラードを探してみましょう! おすすめのラード通販をGoogle検索>
失敗しないラードの選び方!3つのチェックポイント
種類が多すぎて選べない!という方のために、ラードを選ぶ際にチェックすべき重要なポイントを3つご紹介します。
チェックポイント1:純製ラードか調製ラードか
ラードには大きく分けて以下の2種類があります。
| 種類 | 特徴 | 用途 |
| 純製ラード | 豚脂100%。精製のみで、香りとコクが非常に強い。プロの現場で好まれる。 | 本格的な中華料理、ラーメンスープ、風味を活かしたい炒め物。 |
| 調製ラード | 豚脂に、牛脂や植物油などをブレンドしたもの。風味がマイルドで使いやすい。 | 一般家庭での揚げ物、炒め物、パン作りなど、幅広く使える。 |
本格的な風味を求めるなら「純製」、手軽に様々な料理に使いたいなら「調製」を選ぶと良いでしょう。
チェックポイント2:形状はチューブか、カップか、缶か
ラードの形状も、使い勝手に大きく影響します。
- チューブタイプ:最も手軽で、必要な分だけ絞り出せる。家庭での少量使用におすすめ。
- カップタイプ:計量しやすく、冷蔵庫にも収納しやすい。一般的な家庭のメイン使いに最適。
- 缶タイプ:大容量で、業務用やラードを大量消費する家庭向け。ただし、開封後は密閉容器に移し替える手間がある。
チェックポイント3:産地と添加物(酸化防止剤)
特に品質にこだわる方は、「国産豚脂使用」と記載された商品を選ぶと安心です。
また、ラードは酸化しやすい性質があるため、多くの商品には酸化防止剤が使われています。気になる方は、「無添加」や「添加物不使用」と記載された商品を選びましょう。ただし、無添加のものは賞味期限が短くなるため、早めに使い切るか、冷凍保存するなど工夫が必要です。
賢い買い方:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングを使い分けよう
各通販サイトには、それぞれ異なる特徴があります。賢く使い分けて、お得にラードを購入しましょう。
- Amazon:プライム会員なら送料が無料になる商品が多く、急いでいる時にすぐに届くのが魅力です。
- 楽天市場:楽天ポイントが貯まりやすく、ポイントアップキャンペーンを狙えば非常にお得に購入できます。
- Yahoo!ショッピング:PayPayポイントユーザーには最適で、ゾロ目の日などのキャンペーンが充実しています。
お持ちのポイントや、利用頻度の高いサイトを選んで、お得にラードをゲットしてくださいね!
ラードの代用品として使える油の種類とそれぞれの特徴
「ラードがどうしても手に入らない!」「急いでいるから、今すぐ代用できる油が欲しい」ということもあるかと思います。
ラードの持つ「コク」や「風味」「サクサク感」を完全に再現するのは難しいですが、料理によって代用できる油があります。モモストアが、それぞれの油の特徴と代用できる料理を解説します。
ラードの代用油リスト
ラードの代用として使える油を、特徴別にまとめました。
| 代用油 | 特徴とラードとの違い | 代用できる料理 |
| 牛脂(ヘッド) | 動物性脂肪でコクがあるが、豚とは違う独特の風味(牛の香り)がある。 | 揚げ物、炒め物、特に牛肉料理。 |
| バター | 乳製品由来のコクと風味。ラードより融点が低く焦げ付きやすい。 | パン作り、ソテー、風味を重視したい洋風の炒め物。 |
| ショートニング | 無味無臭の固形脂。サクサク感は再現できるが、風味やコクは皆無。 | 製菓・製パン、サクサクのパイ生地。 |
| 鶏油(チーユ) | 動物性脂肪だが、ラードよりあっさり。ラーメンや中華で使われる。 | 中華料理、ラーメンスープ、あっさりとした炒め物。 |
| ごま油(生搾り) | 風味は全く違うが、中華料理の風味付けとしてコクをプラスできる。 | チャーハン、野菜炒めなど、香りを足したい中華料理。 |
料理に合わせた代用油の選び方
代用油を選ぶ際は、「ラードのどの特性を重視するか」によって使い分けるのがコツです。
コクと動物性脂肪の旨味を重視する場合
ラードの持つ動物性脂肪の旨味を求めるなら、牛脂(ヘッド)かバターが候補になります。牛脂はラードに次いで動物性のコクが強く、揚げ物や炒め物に適しています。バターは融点が低く焦げやすいので、弱火でソテーしたり、風味付けとして使うのがおすすめです。
サクサク感と食感を重視する場合
揚げ物でラードを使う最大のメリットの一つが、衣のサクサク感です。これを再現したい場合は、ショートニングが最適です。ショートニングは融点が高く、油切れも良いため、非常にサクサクとした食感の揚げ物や、層の多いパイ生地作りに向いています。ただし、風味がないため、他の調味料で味を補う必要があります。
中華料理の風味を重視する場合
本格的な中華の風味を求めるなら、鶏油(チーユ)や生搾りのごま油を使ってみましょう。鶏油はラードよりあっさりしていますが、中華特有の香ばしさがあり、チャーハンやラーメンに非常に合います。ごま油は香りが強いので、少量使うだけで料理に深みを与えることができます。
知っておきたい「牛脂」と「ラード」の違い
代用油としてよく挙げられる牛脂(ヘッド)とラードは、同じ動物性脂肪ですが、その性質は大きく異なります。
- 原料:ラードは豚の脂、牛脂は牛の脂。
- 融点:ラードは約28℃〜48℃(豚の部位による)、牛脂は約40℃〜50℃。牛脂の方が融点が高く、固まりやすい。
- 風味:ラードは「まろやかなコク」があり、中華や揚げ物に合う。牛脂は「独特の牛の香り」があり、ステーキや牛肉料理に合う。
どちらも優れた油ですが、料理によって使い分けるのがベストです。例えば、チャーハンにはラード、ビーフカレーの隠し味には牛脂、というように使い分けることで、それぞれの料理の持ち味を最大限に引き出すことができますよ。
料理に合わせたラードの選び方!種類(純製・調製)と形状(チューブ・固形)
ラードが手に入る場所が分かったら、次は「どのラードを選ぶか」が重要になってきます。
ラードには、風味や使い勝手が異なる様々な種類と形状があり、料理の仕上がりを左右すると言っても過言ではありません。モモストアが、あなたの料理にぴったりのラードを見つけるお手伝いをします!
ラードの2大分類「純製」と「調製」を徹底比較
ラードは、精製の度合いや、他の油とのブレンドによって大きく二つに分けられます。
純製ラード(ピュアポークラード)
特徴:豚脂のみを精製した、純度100%のラードです。余計なものが含まれていないため、豚肉本来の持つ濃厚な旨味と香りが強いのが特徴です。
適した料理:ラーメンの風味付け、本格的な中華料理の炒め物、揚げ物、パン・パイ生地作りなど、ラードの風味を全面に出したい料理に最適です。
メリット:他の油では出せない圧倒的なコクと風味が出ます。
デメリット:動物性脂肪の香りが強すぎるため、洋食や和食など、合わない料理もあります。また、価格が調製ラードより高めになる傾向があります。
調製ラード
特徴:豚脂に牛脂や植物油(パーム油、菜種油など)をブレンドして作られたラードです。
適した料理:家庭での日常的な炒め物、揚げ物、風味を抑えたい製菓・製パンなど、幅広く使えます。
メリット:純製ラードよりも風味がマイルドで使いやすく、植物油がブレンドされているため、純製ラードよりあっさりと仕上がります。価格も比較的安価です。
デメリット:純製ラードほどの強いコクや風味は出ません。
特に、初めてラードを使う方は、まずは調製ラードから試してみるのがおすすめです。使い慣れてきて、もっと本格的な風味を求めたくなったら、純製ラードに挑戦してみましょう!
用途別!ラードの3つの形状の使い分け術
ラードは主に「チューブ」「カップ(固形)」「缶」の3つの形状で販売されています。それぞれ使い勝手が大きく異なります。
1.チューブタイプ
・使いやすさNo.1!必要な分だけサッと絞り出せるので、計量の手間がありません。
・主に調製ラードが多く、炒め物やインスタントラーメンの隠し味など、少量使いたい時に非常に便利です。
・冷蔵庫で保管し、すぐに使えるのが大きなメリットです。
2.カップタイプ(固形・ペースト状)
・スプーンなどで計量しやすいため、レシピ通りに正確な分量を使いたい製菓・製パンにおすすめです。
・純製ラードも調製ラードもあり、容量も200g〜1kg程度と様々です。
・冷蔵庫での保管が一般的で、家庭料理のメイン使いとして最もポピュラーな形状です。
3.缶タイプ(大容量)
・主に業務用や大容量を求める方向けの形状で、1kg、2kg、さらには15kgの大きな缶もあります。
・純製ラードが多く、コストパフォーマンスは非常に高いです。
・開封後は密閉容器に移し替える手間はありますが、大量に使う方には最適です。
モモストアの結論として、「普段使いならチューブかカップ」、「本格派なら純製カップまたは缶」の組み合わせで選ぶと、失敗がありませんよ。
購入前にチェックすべき「酸化防止剤」の有無
ラードは動物性脂肪のため、他の油と比べて酸化しやすい性質があります。そのため、多くの市販のラードには「酸化防止剤」が添加されています。
この添加物については、賛否両論がありますが、安全性が認められているものが使われていますのでご安心ください。
- 酸化防止剤あり:賞味期限が長く、保存性に優れているため、ゆっくりと使いたい方におすすめです。
- 無添加:豚脂本来のピュアな風味を楽しみたい方におすすめです。ただし、酸化しやすいので、開封後は早めに使い切るか、冷凍保存が必須となります。
「無添加」の商品を選ぶ場合は、購入後の保存計画をしっかり立てておくことが、美味しさを保つ秘訣となります。パッケージの裏面にある原材料名をチェックして、納得のいく商品を選んでくださいね。
ラードを使うと料理が格段に美味しくなる!おすすめ活用レシピ
ラードはただの油ではありません。料理に「魔法のコク」と「サクサクの食感」をもたらす、まさに調味料と言える存在です。
せっかく手に入れたラードを最大限に活用するために、モモストアがおすすめする、ラードを使った絶品レシピをご紹介します!
ラードが主役!絶品チャーハンの作り方
ラードを使う料理の代名詞といえば、やはりチャーハンでしょう!
他の油では再現できない、パラパラ感と香ばしさは、ラードならではの魅力です。
ラードでチャーハンが美味しくなる理由:
ラードは融点が高いため、お米を炒める際に高温を維持しやすく、お米の水分を素早く飛ばすことができます。これがパラパラに仕上がる秘訣です。また、豚脂の持つ強い旨味が、ご飯全体をコーティングし、深みのある味わいになります。
究極のラードチャーハンレシピ(2人前):
- ご飯(温かいもの):茶碗2杯
- 卵:2個(塩コショウで下味)
- ネギ、チャーシュー(またはハム):適量
- ラード:大さじ1〜1.5
- 調味料:塩、胡椒、鶏ガラスープの素(顆粒)、醤油(仕上げに香り付け程度)
作り方:
中華鍋を煙が出るまで熱し、ラードを投入。ラードが溶けたら、溶き卵を一気に入れて、半熟になったところでご飯を投入し、強火で一気に炒める。具材を加えて、調味料で味を整えたら、鍋肌から少しだけ醤油を垂らして香りを付け、完成です!
<ラードを使った本格チャーハンの作り方はこちらも参考に! ラードチャーハン本格レシピをGoogle検索>
揚げ物がプロの味に!サクサクの唐揚げ・ポテトフライ
「揚げ物をするとベタついてしまう」「衣がサクサクにならない」とお悩みの方は、ぜひ揚げ油にラードを加えてみてください。
ラードは酸化しにくく、高温に強いため、揚げ物に最適な油の一つです。
ラードを揚げ物に使う際のポイント:
- 他の油とブレンドする:ラード100%でも良いですが、風味をマイルドにしたい場合は、サラダ油や菜種油と1:1、または2:1の割合でブレンドするのがおすすめです。
- 油切れが良い:ラードで揚げると、衣の水分を素早く飛ばし、油の吸収を抑えるため、油切れが良く、カラッと揚がります。
- 香ばしい風味:唐揚げやコロッケなど、ラードの香りが肉や具材の旨味を引き立て、より深い味わいになります。
特に、ポテトフライやフライドチキンは、ラードで揚げると外はカリッと、中はホクホクの、まるでファストフード店のようなプロの味に仕上がりますよ!
パイ生地や製パンにも!意外な活用法
ラードの意外な活用法として、製菓・製パン材料としての利用があります。
特に、パイ生地やビスケットに使うと、バターやショートニングにはない独特のサクサク感と、香ばしい風味を出すことができます。
ラードを製菓に使うメリット:
- サクサク感が持続:ラードは融点が高いため、パイ生地などを焼く際に油が溶け出しすぎず、サクサクとした食感が長時間持続します。
- 独特の香ばしさ:豚脂特有の香りが、お菓子の甘さを引き立て、複雑な風味を与えます。
- バターアレルギーの代替品:バターアレルギーの方や、ヴィーガンの方など、特定の食事制限がある場合の代替品としても活用されています(動物性なのでヴィーガンは不可)。
スコーンやクッキーなど、粉物を使うお菓子作りをする際に、バターの一部をラードに置き換えてみると、いつもとは一味違う仕上がりになります。ぜひ挑戦してみてくださいね。ただし、ラードの風味は強いため、まずは少量から試すことをおすすめします。
ラードとヘッド(牛脂)の違いを徹底解説!使い分けのポイント
ラード探しをしていると、店頭で「牛脂(ヘッド)」を見かけることも多いかと思います。
どちらも動物性脂肪ですが、性質も風味も全く異なります。この違いを理解しておくと、料理の使い分けが格段に上手になりますよ!
原料・融点・脂肪酸の構造の違い
ラード(豚脂)とヘッド(牛脂)の基本的な違いを、以下の表でまとめてみました。
| 項目 | ラード(豚脂) | ヘッド(牛脂) |
| 原料 | 豚の脂肪(背脂、内臓脂肪など) | 牛の脂肪(腎臓周り、背中、内臓脂肪など) |
| 融点(溶け始める温度) | 約28℃〜48℃(体温よりやや低い) | 約40℃〜50℃(体温より高い) |
| 主成分(脂肪酸) | オレイン酸(一価不飽和脂肪酸)が多い | ステアリン酸(飽和脂肪酸)が多い |
| 風味 | まろやかでコクがあり、香ばしい | 独特の「牛の香り」があり、濃厚で重い |
注目すべきは融点の違いです。
ラードは比較的低温で溶けるため、口の中でサラッと溶け、後に残りにくいのが特徴です。一方、牛脂は融点が高く、口の中で溶けにくいため、濃厚で重い食感となります。これが、料理の仕上がりに大きな差を生み出します。
料理への適性と使い分けの具体例
この融点と風味の違いから、ラードと牛脂は料理によって使い分けるのが鉄則です。
ラードが適している料理
ラードの「まろやかなコク」と「油切れの良さ」を活かせる料理に使いましょう。
- チャーハン・炒め物:パラパラに仕上がり、豚の旨味が料理全体を包み込みます。
- 揚げ物(特に天ぷら・唐揚げ):サクッと揚がり、油切れが良く、カラッとした食感が長続きします。
- 中華料理全般:ラーメンスープの仕上げ、餃子の餡など、豚脂の香りが必須の料理。
- 製菓・製パン:パイ生地の層をしっかり作り、サクサク感を出したい時。
牛脂が適している料理
牛脂の「濃厚な香り」と「重厚なコク」を活かせる料理に使いましょう。
- ステーキ・ハンバーグ:肉を焼く際に使うと、牛肉本来の香りを引き立てます。
- カレー・シチューの隠し味:深いコクと風味をプラスするのに最適です。
- 揚げ物(ビーフコロッケなど):牛肉系の具材を使った揚げ物に使うと、より濃厚な仕上がりになります。
特に、お好み焼きやたこ焼きを焼く際に、ラードを使うと香ばしい風味、牛脂を使うと濃厚なコクがそれぞれ楽しめます。ぜひ試してみてくださいね。
料理の仕上がりが変わる!油の使い分けテクニック
プロの料理人は、これらの油を混ぜて使うこともあります。
ブレンドのテクニック:
- ラードと植物油(1:1):ラードの風味を残しつつ、あっさりと仕上げたい揚げ物や炒め物におすすめ。
- 牛脂と植物油(1:1):牛の香りを抑えつつ、コクだけを足したい煮込み料理やカレー作りに。
- ラードとバター(少量):洋風の炒め物で、ラードのコクとバターの香りの両方を活かしたい時に。
どちらの油もそれぞれの魅力がありますが、ラードの方が融点が低く、家庭料理で使いやすいという点では一歩リードしているかもしれません。料理に合わせて、上手に使い分けてくださいね!
豚脂だけじゃない?鶏脂(チーユ)や魚脂(フィッシュラード)って何?
動物性脂肪と聞くと、豚脂(ラード)や牛脂(ヘッド)が有名ですが、実は他にも料理に使える素晴らしい動物性油脂があります。
それが、鶏脂(チーユ)や魚脂(フィッシュラード)です。これらはラードとはまた違った風味と特性を持ち、特定の料理に欠かせない存在となっています。
日本の食文化を支える鶏脂(チーユ)の魅力
鶏脂(チーユ)は、鶏の皮や脂肪を加熱して抽出した油で、日本の食卓に深く根付いている動物性油脂の一つです。
チーユの特徴とラードとの違い:
- 風味:ラードが濃厚で重厚なコクを持つのに対し、チーユはあっさりとしていて、鶏特有の香ばしさがあります。
- 融点:ラードよりさらに融点が低く、常温で液体であることが多いです(商品による)。そのため、炒め物や和え物に使いやすく、口の中でさっと溶けます。
- 主な用途:ラーメンのスープ(特に醤油ラーメンや塩ラーメン)、鶏肉料理の風味付け、炒め物など。
特にラーメン専門店では、豚骨スープにラード、鶏ガラベースのスープにチーユ、というように使い分けられています。チーユを使うと、料理全体に鶏の深い旨味が加わり、あっさりとしつつもコクのある仕上がりになります。
チーユは、中華食材店や一部の高級スーパー、もちろんネット通販でも手に入りますよ。ラーメン好きの方は、ぜひチーユも試してみてください。
特定の栄養素が豊富な魚脂(フィッシュラード)
「フィッシュラード」は、魚介類の脂肪を抽出した油脂の総称です。一般的な食用油として使われることは少ないですが、栄養面で非常に注目されています。
フィッシュラードの注目すべき点:
- DHA・EPA:青魚から抽出される魚脂には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった、健康に良いとされる不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
- ビタミンD:魚の肝臓から抽出される肝油(かんゆ)は、ビタミンDを豊富に含み、健康食品として利用されています。
フィッシュラードは、食用油としてよりも、サプリメントや健康食品、特定の料理の風味付け(魚醤など)として使われることが多いです。ラードやチーユとは異なり、料理全体に動物性のコクを出すというよりは、栄養補助や風味の個性を出すために使われます。
魚醤や魚のエキスを使った調味料の多くには、このフィッシュラードが関わっていることが多いんですよ。
3種の動物性油脂の使い分けまとめ
ラード、牛脂(ヘッド)、鶏脂(チーユ)の3種類の動物性油脂は、それぞれ異なる魅力を持っています。
| 油脂の種類 | 風味の強さ | 最適な料理ジャンル | 代えが効きにくい料理 |
| ラード(豚脂) | 濃厚でまろやか | 中華料理、揚げ物、製パン | 本格チャーハン |
| 牛脂(ヘッド) | 濃厚で重厚、牛の香り | 牛肉料理、煮込み料理 | ビーフシチューの隠し味 |
| 鶏脂(チーユ) | あっさり、香ばしい | ラーメン、鶏肉料理、あっさり炒め物 | 醤油ラーメンの仕上げ |
これらの油脂を使い分けることで、家庭料理のレベルがワンランクアップします。それぞれの特性を活かして、料理をより豊かに楽しんでくださいね!
ラードの保存方法は?長持ちさせるための注意点
せっかく手に入れたラードですから、最後まで美味しく、安全に使い切りたいですよね。
ラードは他の植物油と比べて酸化しやすいという性質があるため、適切な保存方法を知っておくことが非常に重要です。モモストアが、ラードを長持ちさせるための保存術と注意点をお教えします。
ラードの酸化を防ぐ!基本的な保存場所
ラードは、「温度」「光」「空気」の3つの要因によって酸化が進みます。これらを遮断することが、美味しさを保つ秘訣です。
冷蔵保存(基本)
開封後のラードは、基本的に冷蔵庫での保存が推奨されます。チューブタイプやカップタイプの商品には、パッケージに「開封後は冷蔵庫で保存し、お早めにお使いください」と記載されていることが多いです。
- 適した温度:5℃〜10℃
- メリット:適度な硬さを保ち、スプーンで取り出しやすい状態を維持できます。
- 期間の目安:開封後、約1ヶ月〜2ヶ月程度(商品や保存状態によります)。
冷凍保存(長期保存に最適)
大容量のラードを購入した場合や、使用頻度が低い場合は、冷凍保存が最も長期保存に適しています。酸化の進行を大幅に遅らせることができます。
- 適した温度:-18℃以下
- メリット:約1年間は風味を損なうことなく保存可能です。
- 方法:使いやすい量(大さじ1杯分など)に小分けにしてラップで包み、さらにジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜いてから冷凍庫に入れます。
冷凍したラードは、凍ったまま炒め物に使っても問題ありません。非常に便利ですよ。
常温保存(未開封のみ)
未開封の缶入りのラードなどは、直射日光の当たらない涼しい場所であれば常温保存が可能です。しかし、日本の夏の高温多湿な環境はラードには厳禁です。品質維持のためにも、夏場は未開封でも冷蔵庫に入れるのが安心です。
「精製ラード」と「自家製ラード」の保存期間の違い
ラードの保存期間は、「酸化防止剤の有無」によって大きく変わります。
- 市販の精製ラード:酸化防止剤(ビタミンEなど)が添加されていることが多いため、未開封であれば賞味期限が長く、開封後も冷蔵庫で1〜2ヶ月は風味を保てます。
- 自家製ラード(お肉屋さんのもの):ほとんどの場合、酸化防止剤や添加物が含まれていないため、市販品よりも傷みやすいです。購入後すぐに小分けにして冷凍保存するのが、最も安全で美味しく使い切る方法です。
自家製ラードは風味は格別ですが、その分、保存には細心の注意を払ってくださいね。風味を大切にしたいなら、2週間以内に使い切ることを目指しましょう。
ラードを傷ませないための3つの注意点
ラードを扱う際に、特に注意していただきたいポイントが3つあります。
注意点1:水分・異物混入は厳禁
ラードに水分や食材のカスなどの異物が混入すると、そこから雑菌が繁殖したり、酸化が急激に進んだりします。スプーンで取り出す際は、必ず清潔で乾いたスプーンを使ってください。
注意点2:高温多湿・直射日光を避ける
これは全ての油に言えることですが、ラードは特に高温に弱いです。熱いコンロの近くや、日が当たる窓辺など、温度が高くなる場所には絶対に置かないでください。
注意点3:匂いの強い食品と一緒に入れない
ラードは、匂いを吸着しやすい性質があります。冷蔵庫で保存する際は、キムチやニンニクなど、匂いの強い食品の近くに置くと、ラードに匂いが移ってしまうことがあります。密閉できる容器に入れて、匂い移りを防ぎましょう。
これらの注意点を守って、ラードの持つ最高のコクと風味を、最後まで楽しんでくださいね!
ラードは健康に悪いの?気になる疑問をモモストアが解説!
ラードは「体に悪い」「太りやすい」というイメージを持たれがちですが、本当にそうなのでしょうか?
動物性脂肪の特性を正しく理解し、適量を守って摂取すれば、むしろ健康や美容に役立つ側面もあるんですよ。モモストアが、ラードに関する健康の疑問にしっかりとお答えします。
ラードの栄養成分を正しく理解する
ラードは、主に脂肪酸で構成されていますが、その脂肪酸のバランスが、他の動物性脂肪や植物油とは異なります。
ラード(豚脂)の脂肪酸構成の意外な事実:
- オレイン酸が豊富:ラードは、飽和脂肪酸だけでなく、オリーブオイルの主成分としても知られる「オレイン酸(一価不飽和脂肪酸)」を多く含んでいます。オレイン酸は、悪玉コレステロールを減らす働きがあると言われています。
- ステアリン酸:飽和脂肪酸の中では、牛肉に多い「ステアリン酸」も含まれていますが、これは体内で分解されやすく、他の飽和脂肪酸よりも悪影響が少ないとされています。
- ビタミンDを含む:豚の飼育状況によりますが、ラードにはビタミンDが微量に含まれていることがあり、骨の健康維持に役立つとされています。
つまり、ラードは「動物性だから全て悪」という単純なものではなく、バランスの取れた脂肪酸構成を持っていると言えるのです。もちろん、油ですからカロリーは高いですが、他の食用油と同じように「適量を守って使うこと」が大切です。
<脂質の健康に関する最新の議論はこちらも参考に! 脂質の健康に関するGoogle検索結果>
ラードが太りやすいと言われる理由と真実
ラードが太りやすいと言われるのは、主に以下の2つの理由からです。
理由1:カロリーが高い(他の油と同じ)
油は、種類に関わらず、全て1gあたり約9kcalのカロリーがあります。ラードも例外ではありません。サラダ油やオリーブオイルと比べても、カロリー自体に大きな差はありません。ラードを使うから太るのではなく、「油を使いすぎるから太る」というのが真実です。
理由2:料理が美味しくなりすぎる
ラードは、料理にコクと旨味をプラスするため、ついつい食べ過ぎてしまうという側面があります。チャーハンや揚げ物が絶品になり、普段より多くの量を食べてしまうことが、結果的にカロリーオーバーに繋がるのです。ラードのせいではなく、「食欲を増進させる美味しさ」のせいと言えるでしょう。
健康的にラードを楽しむためには、炒め物の際に少量だけ使う、揚げ物は衣の油切れを良くするために使うなど、使用量と調理法を工夫することが大切です。
トランス脂肪酸や酸化について
一時期、「トランス脂肪酸」が健康問題として話題になりましたが、ラードはどうなのでしょうか?
- トランス脂肪酸:豚脂から作られる「純製ラード」には、トランス脂肪酸はほとんど含まれていません。トランス脂肪酸は、植物油を加工(水素添加)して作る際に発生することが多いため、豚脂100%の純製ラードは比較的安心と言えます。
- 酸化:ラードは酸化しやすい性質があるため、古いラードを使うのは避けるべきです。酸化した油は体に悪影響を及ぼす可能性があります。前述の通り、新鮮なラードを適切な方法で保存し、早めに使い切ることが、健康にラードを楽しむための絶対条件です。
ラードは、古くから人類が使ってきた天然の油脂です。その特性を理解し、適量を守って賢く使うことで、食卓を豊かにしてくれる素晴らしい調味料となります。
もう「体に悪い」と敬遠する必要はありません。ぜひ、モモストアの記事を参考に、ラードライフを楽しんでくださいね!




