Mr.セメントSPが売ってない!入手困難な理由と在庫を見つける確実な方法
プラモデル製作に欠かせない接着剤の中でも、「Mr.セメントSP」は特に強力で、手放せないというモデラーさんが多いですよね!
でも、いざ買おうと思っても「どこにも売ってない!」と困っている声をよく聞きます。
この接着剤はなぜこんなに入手困難なのか、そして在庫を確実に見つけるための最終手段を、プラモデラーの視点から徹底的に解説していきます!
・【販売店まとめ】Mr.セメントSPはどこに売っているのか?実店舗を徹底調査!
・Mr.セメントSPの取り扱いがある可能性の高い店舗リスト
・Mr.セメントSPを探すならココ!オンラインストアの在庫状況
・Mr.セメントSPとMr.セメントS/流し込みセメントの違いとは?
- Mr.セメントSPが「売ってない」と言われる背景にある理由
- 【販売店まとめ】Mr.セメントSPはどこに売っているのか?実店舗を徹底調査!
- Mr.セメントSPの取り扱いがある可能性の高い店舗リスト
- Mr.セメントSPを探すならココ!オンラインストアの在庫状況
- Mr.セメントSPとMr.セメントS/流し込みセメントの違いとは?
- Mr.セメントSPがなぜプラモデラーに愛され続けるのか?その特徴と魅力
- Mr.セメントSPを使う際の注意点!安全な使い方と保管方法
- Mr.セメントSPが見つからない時の最終手段!メーカーへの問い合わせ
- 【代用品はコレ!】Mr.セメントSPの代わりに使えるおすすめの接着剤
- Mr.セメントSPの「スーパーパワー」の秘密!成分と速乾性の関係
- 廃盤・生産終了の噂は本当?Mr.セメントSPの供給状況について
- Mr.セメントSPは初心者でも使える?接着剤選びのポイント
- Mr.セメントSPの取り扱いがある可能性の高い店舗リスト
- Mr.セメントSPを探すならココ!オンラインストアの在庫状況
- Mr.セメントSPとMr.セメントS/流し込みセメントの違いとは?
- Mr.セメントSPがなぜプラモデラーに愛され続けるのか?その特徴と魅力
- Mr.セメントSPを使う際の注意点!安全な使い方と保管方法
- Mr.セメントSPが見つからない時の最終手段!メーカーへの問い合わせ
- 【代用品はコレ!】Mr.セメントSPの代わりに使えるおすすめの接着剤
- Mr.セメントSPの「スーパーパワー」の秘密!成分と速乾性の関係
- 廃盤・生産終了の噂は本当?Mr.セメントSPの供給状況について
- Mr.セメントSPは初心者でも使える?接着剤選びのポイント
- 中古品やフリマアプリでの購入はアリ?気を付けるべき点
- Mr.セメントSPが「売ってない」と言われる背景にある理由
- 【販売店まとめ】Mr.セメントSPはどこに売っているのか?実店舗を徹底調査!
Mr.セメントSPが「売ってない」と言われる背景にある理由

Mr.セメントSP(スーパーパワー)が店頭から姿を消している背景には、いくつかの複合的な要因が絡み合っています。ただ単に「人気があるから」というだけでなく、昨今の社会情勢やプラモデル業界特有の事情も関係しているんですよ。
「プラモデルブーム再燃」による需要の急増
皆さんもご存知の通り、ここ数年でプラモデル製作のブームが再燃しています。特に、アニメやゲームとのコラボレーションによるキットや、ガンプラをはじめとする人気シリーズが、以前にも増して幅広い層に受け入れられるようになりました。
この爆発的なプラモデラー人口の増加は、接着剤のような消耗品にも大きな影響を与えています。
Mr.セメントSPは、その名の通り「スーパーパワー」の接着力と速乾性から、特に中級者以上のモデラーから絶大な信頼を得ています。そのため、需要がメーカーの想定をはるかに超え、慢性的な供給不足に陥っているのです。
メーカーであるGSIクレオスさんも増産体制を敷いているとは聞きますが、この特殊な接着剤の生産には時間と手間がかかるため、すぐには追いつかないのが現状です。
ABS樹脂対応の接着剤としての地位
最近のプラモデル、特に可動域の広いキットやフレーム構造を持つものは、パーツの一部にABS樹脂が使われていることが多いです。一般的なプラモデル用接着剤はポリスチレン(PS)用であり、ABS樹脂には効果が薄いか、まったく使えない場合があります。
Mr.セメントSPは、このABS樹脂とPS樹脂の両方に強力な接着力を発揮するという、非常にニッチで重要なポジションを確立しています。代用が利きにくい特性を持つため、ABSパーツを扱うモデラーにとっては「これ一択」となりがちです。
この「代わりがきかない」という点が、他の接着剤が余っていてもMr.セメントSPだけが売り切れるという状況を生み出しています。
ABS樹脂についてもっと詳しく知りたい場合は、こちらの検索結果も参考にしてくださいね!ABS樹脂とプラモデル接着剤の関連性
店舗側の在庫調整と販売戦略
店頭で「売ってない」と感じる原因として、店舗側の在庫調整も無視できません。
人気商品であるMr.セメントSPは、入荷してもすぐに売り切れてしまいます。このため、店舗によっては「入荷数に対してすぐに需要が爆発する」という状況を避け、敢えて少量を不定期に入荷させたり、常連客向けに裏でストックしていたりするケースも考えられます。
また、多くの人が探しているため、オンラインでの販売に集中させ、店頭の在庫を絞っている大手小売店もあります。
結論として、「売ってない」のは、単に店頭に並んでいないだけで、どこかの倉庫には眠っている可能性があるということです。次の見出しでは、具体的な販売場所について深掘りしていきましょう!
【販売店まとめ】Mr.セメントSPはどこに売っているのか?実店舗を徹底調査!
Mr.セメントSPを探す旅は、なかなかハードですよね!
家電量販店、ホビーショップ、ホームセンターなど、様々な場所を巡っても空振りすることが多いですが、ここでは「Mr.セメントSPを見つけやすい」とされている実店舗のカテゴリーをモモストアが独自に分析してご紹介します。
やはり本命は「ホビー専門店の大型店舗」
Mr.セメントSPの確率は、やはりホビー専門店が最も高いです。特に、地方の大型店や、工具・塗料の品揃えに力を入れている店舗が狙い目です。
これらの店舗は、一般的なプラモデルキットだけでなく、接着剤や溶剤といった消耗品にも力を入れており、メーカーとの取引量も多いため、他の店舗よりも安定して入荷している傾向があります。
ただし、入荷しても即座に売れてしまうため、開店直後や入荷予定日を狙って訪問するのが鉄則です。
私が聞いた話では、土曜日の朝一で入荷チェックをしているというモデラーさんもいましたよ。
| 店舗カテゴリー | 入荷期待度 | 狙い目のタイミング |
| ホビー専門店の大型店 | ★★★★★ | 開店直後、平日(競争率低) |
| 大手家電量販店のホビーフロア | ★★★★☆ | 週末の入荷後、オンライン在庫と連動しているか確認 |
| ホームセンター(工具売り場) | ★★★☆☆ | プラモコーナーの有無による(あればラッキー) |
| 個人経営の模型店 | ★★★★☆ | 独自のルートやストックがある可能性 |
大手家電量販店のホビーコーナーの「穴場」
ヨドバシカメラやビックカメラなどの大手家電量販店も有力な販売ルートです。これらの店舗は、週末に入荷することが多いのですが、多くの人がキット本体に注目しがちで、接着剤コーナーは意外と見逃されがちな「穴場」となることがあります。
さらに、家電量販店の強みは、オンラインと実店舗の在庫情報が連携していることが多い点です。店舗に行く前に、スマートフォンのアプリやウェブサイトで「Mr.セメントSP」の在庫状況をチェックし、在庫ありの表示が出たらすぐに駆けつけるのが効率的です。
ただし、在庫数が極端に少ない場合、「オンライン表示はあるのに、実際には売り切れていた」という悲しいケースもありますので、電話で確認してから向かうのが一番確実です。
ホームセンターやドラッグストアでの取り扱いはどうか?
「Mr.セメントSP」はプラモデル専用の接着剤であるため、一般的なホームセンターやドラッグストアでの取り扱いは期待薄です。
しかし、一部の大型ホームセンターでは、DIYや工具関連のコーナーに「プラモデル用品」を専門的に扱っている場合があります。もしそういったコーナーがあれば、Mr.セメントSPが置いてある可能性はゼロではありません。
もし、近くのホームセンターを検索したい場合はこちらをどうぞ!近隣のホビー用品取り扱いホームセンターを検索
Mr.セメントSPの取り扱いがある可能性の高い店舗リスト
実際にMr.セメントSPが陳列されているのをよく目撃する、具体的な店舗チェーンをリストアップしました。すべてが確実ではありませんが、在庫を探す際の優先順位の参考にしてください。
また、これらの店舗でも、地域や店舗の規模によって在庫状況は大きく異なります。
【最有力】模型専門チェーン店
文句なしの最有力候補は、やはり模型専門のチェーン店です。ここでは、他の店舗では見かけないような溶剤やニッパーなども豊富に揃っており、Mr.セメントSPも「定期的な入荷を努力している」と公言している店舗が多いです。
- イエローサブマリン: 幅広いスケールモデルや工具を取り扱っており、接着剤の品揃えも充実しています。
- ボークス: 特にガレージキットやフィギュア関連が強いですが、工具類も専門的なものが揃っています。
- 個人経営の模型店: チェーン店に比べると入荷数は少ないかもしれませんが、独自の仕入れルートを持っていたり、大手が売り切れた後もひっそり在庫を持っていたりするケースがあります。古くからある店舗は特に要チェックです。
大手総合ホビー・家電量販店
全国どこでも見つけやすい大手チェーンのホビーコーナーも外せません。特に都市部の大型店舗は、入荷の頻度が高い傾向にあります。
- ヨドバシカメラ、ビックカメラ: 前述の通り、オンラインと店舗在庫の連携が便利です。ポイント還元率も高いので、キットと合わせて購入するのに最適です。
- ヤマダデンキ (一部店舗): 大型のテックランド店舗など、ホビーコーナーを設けている店舗では取り扱いがあります。
- トイザらス (一部店舗): おもちゃ全般を扱う店舗ですが、プラモデルコーナーが充実している店舗もあります。
その他の可能性のある店舗
確率は低いですが、稀に取り扱いがある「隠れキャラ」的な店舗も紹介します。
| 店舗名 | 特徴 | 備考 |
| 東急ハンズ(ハンズ) | DIY、クラフト用品が充実 | 溶剤や塗料など、専門的なケミカル用品が置かれているコーナーで発見できる可能性あり |
| 大型書店(文具・雑貨コーナー) | 一部の店舗で模型関連も取り扱い | 書籍と関連付けた形で、模型誌と一緒に接着剤が置かれていることがあります |
| 模型店の近隣のコンビニ | 極めて稀なケース | 地元密着型の小売店との連携で、特定の地域で販売されている報告例があります(都市伝説レベルですが…) |
Mr.セメントSPを探す際は、まずは近所の模型専門店から巡ってみて、見つからなかったらオンライン検索と家電量販店の在庫チェックに切り替えるのが王道のルートとなります。
Mr.セメントSPを探すならココ!オンラインストアの在庫状況
実店舗を巡って疲れてしまったら、次はオンラインストアに頼りましょう。Mr.セメントSPは、オンラインストアこそが最も効率的に在庫を見つけられる場所です。
ただし、オンラインでも「在庫あり」と「予約・入荷待ち」が混在しているため、購入前にしっかりとチェックが必要です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの競争
大手ECサイトは、Mr.セメントSPの主要な販売場所です。
- Amazon: 入荷頻度は高いですが、ライバルが多いため、在庫復活のタイミングは一瞬です。「入荷お知らせメール」の登録は必須です。マーケットプレイスで高額転売されている場合もあるので、販売元と価格をしっかりチェックしましょう。
- 楽天市場・Yahoo!ショッピング: こちらも多くのホビーショップが出店しているため、Amazonよりも競争率が低い店舗を見つけられる可能性があります。検索窓に「Mr.セメントSP」と入力し、「在庫あり」で絞り込みをかけて地道に探すのがコツです。
- メルカリなどのフリマアプリ: 稀に未開封品が出品されていますが、定価よりも高額になっていることが多いです。また、接着剤は揮発性の高い商品なので、輸送や保管状況に不安があるため、公式ルートでの購入を強く推奨します。
【狙い目】模型専門オンラインショップ
大手ECサイトで探すよりも、専門性の高いオンラインショップの方が「穴場」となることが多いです。これらのショップは、モデラー向けのメルマガなどで入荷情報を配信しているため、情報戦に勝つことができます。
例えば、「あみあみ」や「でじたみん」といった大手の通販サイトは、プラモデルキットと一緒にMr.セメントSPも販売していることが多いです。これらのサイトは、予約販売を受け付けていることもあるため、今すぐ手に入らなくても「確実に手に入れる」ための最善策となります。
また、GSIクレオスの公式情報を定期的にチェックして、メーカー側の出荷状況を把握しておくのも重要です。GSIクレオス 公式情報を検索
オンラインでの在庫チェックの鉄則
オンラインでMr.セメントSPを探す際の鉄則は以下の通りです。
- 価格の確認: 定価よりも極端に高い場合は転売品の可能性が高いです。正規の価格で購入しましょう。
- 送料の確認: 商品価格が安くても送料が高いと結局割高になることがあります。他の塗料や工具と一緒にまとめ買いして、送料無料ラインを狙うのがお得です。
- 入荷通知の利用: 大手サイトの「入荷通知」機能は必ず設定してください。これが最速で在庫復活を知る方法です。
- サイト巡回: 午前中や深夜など、不定期な時間帯に在庫が復活することがあるため、手が空いた時に複数のサイトを巡回する「粘り強さ」も必要です。
Mr.セメントSPとMr.セメントS/流し込みセメントの違いとは?
「Mr.セメント」と名の付く接着剤はたくさんあって、正直どれを使えばいいのか迷いますよね。特に「Mr.セメントS」「Mr.セメントSP」「Mr.セメント」の違いを理解していないと、「Sで代用できるんじゃないか?」と思ってしまいがちです。
しかし、SPにはSにはない特別な役割があります。それぞれの特性をしっかり理解しておきましょう。
速乾性と接着力は「SP」が最強
Mr.セメントシリーズの主な違いは、「乾燥速度」と「接着できる素材」にあります。
| 種類 | 主な用途・特徴 | 乾燥速度 | 対応素材 |
| Mr.セメントSP (スーパーパワー) | ABS、PS両対応の超強力接着。流し込みタイプではない | 最速(数秒〜十数秒) | PS、ABS |
| Mr.セメントS | 流し込みタイプ。仮組み後の隙間処理や合わせ目消しに最適 | 速い(数十秒) | PSがメイン |
| Mr.セメント(緑キャップ) | スタンダードな塗りつけタイプ。じっくり位置調整が必要な時に | 標準(数分) | PSがメイン |
Mr.セメントSPの最大の特徴は、この表にもある通り、PS(ポリスチレン)だけでなくABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)にも使えるという点です。
PSとPSを接着するだけなら「Mr.セメントS」でも十分ですが、可動フレームなどのABSパーツをがっちり固定したい、あるいは異素材同士を強力に接着したいという場合には、Mr.セメントSPの出番となります。
流し込みセメントとの決定的な違い
Mr.セメントSや、タミヤセメントの「流し込みタイプ」は、接着剤をパーツの隙間に毛細管現象で流し込むための接着剤です。サラサラしていて、接着面全体に均一に広がるのが特徴です。
しかし、Mr.セメントSPは、通常のMr.セメントと同じく、キャップのハケで接着面に直接塗布する「塗りつけタイプ」に近いです。粘度は低いですが、流し込みセメントほどサラサラではありません。
なぜ流し込みタイプではないのかというと、Mr.セメントSPは接着力が強すぎるため、流し込みにするとパーツの隙間以外にも流れ出し、プラスチックの表面を必要以上に溶かしてしまう危険性があるからです。
「SP」は「力任せに接着する」という役割のため、流し込みセメントとは明確に使い分ける必要があります。
この違いを理解しておけば、「SPが売ってないからSでいいや」と安易に代用して、ABSパーツが割れたり溶けすぎたりする失敗を防げますよ!
Mr.セメントSPがなぜプラモデラーに愛され続けるのか?その特徴と魅力
なぜ多くのベテランモデラーが、品薄で高騰することさえあるMr.セメントSPを手放せないのでしょうか?
それは、単なる接着剤としての性能を超えた、プラモデル製作における「時短」と「安心感」を提供してくれるからです。
この接着剤の最大の魅力を深掘りしてみましょう!
驚異的な速乾性が生む作業効率
Mr.セメントSPの最大の武器は、その圧倒的な乾燥速度です。塗布してからパーツを圧着すると、ものの数秒から十数秒で接着が完了します。
通常のセメントだと、数分~十数分待ってからでないと次の工程に移れませんが、SPを使えば待ち時間を大幅に短縮できます。
特に、同じパーツを何十個も接着する「量産作業」や、短時間で集中して作業を終わらせたい時などに、この速乾性が驚くほどの作業効率を生み出してくれます。
接着が速いということは、パーツがズレる心配も少ないため、接着精度を保ちやすいというメリットもあります。
幅広い素材に対応する「スーパーパワー」
先ほども触れましたが、PSとABSの両方に対応していることが、SPが「スーパーパワー」と呼ばれる所以です。
最近のプラモデルは、関節部分や内部フレームにABS樹脂が使われることが増えています。このABS樹脂は、強度はありますが、通常のPS用接着剤では溶けにくく、接着不良を起こしやすいという難点があります。
SPは、これらの難接着素材をガッチリと固定できるため、「このパーツはSPで」「このパーツはSで」といった接着剤の使い分けの手間を減らすことができ、モデラーのストレスを軽減してくれます。
この「これ一本で大抵の接着問題を解決できる」という万能感が、モデラーの心をつかんで離さない理由なのです。
接着後の「合わせ目消し」のしやすさ
接着剤の中には、接着後にプラスチックが硬化しすぎたり、逆に柔らかすぎたりして、合わせ目消し(ヤスリがけ)の作業性が悪いものもあります。
Mr.セメントSPは、強力に溶着するにもかかわらず、硬化後のプラスチックの切削性やヤスリがけの感触が良好だと評価されています。つまり、接着後に残った段差や隙間を、ヤスリやデザインナイフでスムーズに処理できるということです。
接着作業から仕上げの工程まで、一貫してモデラーに優しい性能を持っていることが、SPの隠れた魅力と言えるでしょう。合わせ目消しに最適な接着剤を検索
Mr.セメントSPを使う際の注意点!安全な使い方と保管方法
Mr.セメントSPは、その強力さゆえに、使用方法や保管方法を間違えると健康被害やパーツの破損につながる可能性があります。
安全に、そして最大限に性能を引き出して使うために、必ず守ってほしい注意点をモモストアからお伝えしますね!
強力な溶剤の取り扱いに注意!換気は必須
Mr.セメントSPは、有機溶剤を主成分としており、非常に揮発性が高いです。つまり、臭いが強く、有害な蒸気が発生します。
- 換気: 必ず窓を開けるか、換気扇を回すなどして、風通しの良い場所で作業してください。理想は、塗装ブースや局所排気装置を使うことです。
- 長時間の使用: 接着作業はこまめに休憩を挟み、長時間溶剤の蒸気を吸い込まないように注意しましょう。
- 火気厳禁: 有機溶剤は引火性が高いです。作業場所の近くでタバコを吸ったり、火を使ったりすることは絶対に避けてください。
接着剤の蓋を開けたまま放置するのも、無駄に蒸発させるだけでなく、室内の空気汚染につながるのでNGです。
ABSパーツへの塗りすぎは厳禁!
Mr.セメントSPはABS樹脂にも使えますが、その強力さゆえにABSパーツを溶かしすぎるリスクがあります。
ABSパーツは、溶剤に弱い性質を持っており、過剰にセメントを塗布したり、長時間浸したりすると、「ケミカルクラック」と呼ばれるひび割れを起こしやすいです。
特に、負荷がかかる関節や軸受けの部分に使う際は、以下の点に注意してください。
- 少量塗布: 接着する面だけに、必要最低限の量をハケでサッと塗るだけに留める。
- 圧着時間の短縮: 速乾性のおかげで、長時間圧着する必要はありません。パーツがズレない程度に固定したら、すぐに手を放しましょう。
子供やペットの手の届かない場所で保管
接着剤、特に溶剤系のものは、誤飲やいたずらの危険性があります。
- 高い場所へ: 必ず、お子さんやペットの手の届かない、鍵のかかる棚や高い場所で保管してください。
- 冷暗所: 直射日光や高温の場所は、接着剤の成分が劣化したり、揮発性が高まったりするため避けてください。理想は、冷暗所での保管です。
接着剤は危険物という認識を持ち、慎重に取り扱いましょう。接着剤の安全な使い方と換気の重要性を検索
Mr.セメントSPが見つからない時の最終手段!メーカーへの問い合わせ
お店を何軒も回って、オンラインでも在庫切れ…もうどうしようもない!という時に試してほしい、最後の手段があります。それが「メーカーへの問い合わせ」です。
ただし、メーカーに直接「売ってくれ」とお願いしても無理ですが、情報収集として有効な手段があります。
GSIクレオス公式ウェブサイトでの情報収集
Mr.セメントSPのメーカーであるGSIクレオス(GSI Creos)は、公式ウェブサイトで製品に関する最新情報や生産状況に関するお知らせを掲載していることがあります。
特に、大規模な品薄が発生している場合、「〇月〇日に出荷予定」「次回生産は〇月です」といった具体的な入荷見込みがアナウンスされることがあります。
- 「お知らせ」や「ニュースリリース」をチェック: 定期的にこれらのページを確認し、SPに関する情報がないか確認しましょう。
- Q&AやFAQを確認: 廃盤や生産終了の噂について、公式な見解が述べられている場合もあります。
販売ルートのヒントを問い合わせる
メーカーの「お客様相談室」や「問い合わせフォーム」を利用して、間接的に販売ルートの情報を得るという方法もあります。
「Mr.セメントSPを探しているのですが、最近どの地域の問屋に出荷されましたか?」といった具体的な質問は避け、「最近入荷があった店舗の傾向」や「今後入荷が期待できる大型チェーン」について、差し支えない範囲で尋ねてみるのです。
メーカー側も、どこに需要があるかを把握したいので、親切にヒントをくれる可能性があります。ただし、あくまで丁重な問い合わせを心がけましょう。
模型問屋や代理店の情報も参考にする
メーカーからの出荷情報は、一旦「模型問屋」や「代理店」を経由して、各小売店に届きます。
直接、問屋に問い合わせることはできませんが、行きつけのホビー専門店の店員さんに、「GSIクレオス製品の問屋の出荷サイクル」について尋ねてみるのも有効です。
ベテランの店員さんなら、「今週は問屋に入荷しそうだから、うちの店にも週末までには並ぶかも」といった具体的な予測を教えてくれるかもしれません。
最終手段は、情報収集と「入荷待ちの予約」に集中することです。いつか必ず手に入るので、焦らず、情報を制してMr.セメントSPをゲットしましょう!
【代用品はコレ!】Mr.セメントSPの代わりに使えるおすすめの接着剤
Mr.セメントSPが見つからないからといって、プラモデル製作を諦める必要はありません!
接着剤には、それぞれ得意な分野があります。SPの代わりとなる接着剤を、「速乾性」「ABS対応」「接着力」という3つの側面からご紹介します。
SPの代用として使う場合は、それぞれの特性を理解して使い分けることが重要です。
「速乾性」を重視するなら流し込みセメント
SPの魅力の一つである「速乾性」に特化するなら、GSIクレオスの「Mr.セメントS」や、タミヤの「セメント(流し込みタイプ)」などが代用になります。
- タミヤセメント(流し込みタイプ・速乾): キャップのハケで接着面に塗布し、その後にパーツを圧着すると、セメントが瞬時に隙間に流れ込んで接着します。SPほどの超速乾性ではありませんが、十分な作業効率を発揮します。
- Mr.セメントS: こちらも流し込みタイプで、タミヤ製と並んで高い人気があります。接着後の合わせ目処理がしやすいという評判もあります。
ただし、これらの流し込みセメントはPS(ポリスチレン)専用です。ABSパーツには効果が薄いか、使えないので注意してください。
「ABS対応」と「強度」を重視するならエポキシ接着剤
SPのもう一つの強力な特性である「ABS対応」と「接着力」を代用したい場合は、模型用以外の接着剤も視野に入ってきます。
- GSIクレオス Mr.セメント リモネン系: こちらは溶剤の臭いが控えめなタイプですが、PS・ABS樹脂にも対応しています。ただし、SPほどの超強力な速乾性はありません。環境に配慮したいモデラーさんにはおすすめです。
- エポキシ接着剤: プラモデル専用ではありませんが、PS・ABSなど異素材同士の接着に抜群の強度を発揮します。ただし、A剤とB剤を混ぜて使うタイプで、硬化に時間がかかる(数分〜数時間)のが欠点です。強度優先で、じっくりと固定したい場合に最適です。
- 瞬間接着剤: 強度と速乾性を兼ね備えますが、白化(接着面が白くなる現象)や、硬化後の切削性の悪さが難点です。ディテールアップなど、局所的な接着には使えます。
代用品を使う上での注意点まとめ
| 接着剤の種類 | 代用での注意点 |
| 流し込みセメント | PS専用が多い。ABSには使えない。 |
| エポキシ接着剤 | 硬化時間が長い。はみ出し処理が大変。 |
| 瞬間接着剤 | 白化しやすい。硬化後のヤスリがけがしにくい。 |
どの代用品を選ぶにしても、Mr.セメントSPのような「速乾性」「PS/ABS対応」「高い切削性」のすべてを兼ね備えた万能選手はなかなかありません。それぞれの弱点を理解した上で使い分けることが、代用品で製作を続けるための秘訣です。ABS対応のプラモデル接着剤代用品を検索
Mr.セメントSPの「スーパーパワー」の秘密!成分と速乾性の関係
Mr.セメントSPが、なぜ他の接着剤よりも「スーパーパワー」なのか?
それは、接着剤の成分と、それがプラスチックを溶かすメカニズムに秘密があります。接着剤の化学を少しだけ知ると、なぜSPが品薄になるほど愛されているのかが理解できますよ!
強力な溶剤「シクロヘキサノン」の役割
Mr.セメントSPの主な溶剤成分として知られているのが「シクロヘキサノン」です。
このシクロヘキサノンは、一般的なPS用セメントに使われるリモネンや酢酸エチルなどと比べて、プラスチック(特にABS樹脂)を溶かす力が非常に強力です。
接着剤は、プラスチックを少し溶かしてドロドロにし、そのドロドロになった部分同士をくっつけて固めることで、パーツを一体化させます。シクロヘキサノンは、ABS樹脂の溶着においても非常に高い能力を発揮するため、SPがABS対応を謳える理由の一つとなっています。
この強力な溶解力こそが、「スーパーパワー」の源なのです。
「速乾性」は揮発性の高さがカギ
なぜMr.セメントSPは速乾性があるのでしょうか?
これは、含まれている溶剤の「揮発性の高さ」、つまり空気中に蒸発するスピードが関係しています。
- 揮発性が高い: シクロヘキサノンやその他の溶剤が素早く蒸発することで、溶けたプラスチックが急速に固まり始めます。これが「速乾性」につながります。
- 溶剤のバランス: GSIクレオスは、この強力な溶剤を絶妙なバランスで配合しており、溶かす力と固まる力の両立を実現しています。これが、単に速く乾くだけでなく、強力に接着できる秘密です。
ただし、揮発性が高いということは、前述の通り換気の重要性が高まるということでもあります。強力な接着剤を安全に使うためには、化学的な知識も少し必要になってくるんですね。
溶剤系接着剤の「完全硬化」にかかる時間
Mr.セメントSPは、数秒で「仮固定」されますが、接着部が完全に硬化し、最大の強度を発揮するまでには時間がかかります。
表面が固まったからといってすぐに力を加えたり、ヤスリがけをしたりすると、接着面が割れてしまうことがあります。
一般的に、溶剤系接着剤は「完全硬化」までに丸一日(24時間)程度かかると言われています。この完全硬化を待ってから、合わせ目消しや塗装などの最終工程に移るのが、プロモデラーの鉄則です。
廃盤・生産終了の噂は本当?Mr.セメントSPの供給状況について
Mr.セメントSPが店頭から姿を消すと、「もしかして廃盤になったんじゃないか?」という噂が流れることがあります。特に人気商品の品薄は、モデラーの間で不安を煽る情報となりがちです。
この廃盤の噂について、現在の供給状況からモモストアが解説していきます。
メーカーからの公式アナウンスは「増産努力中」
結論から言えば、2024年現在、GSIクレオスからMr.セメントSPの「廃盤」や「生産終了」に関する公式アナウンスは一切ありません。
むしろ、人気と需要の高さから、メーカーは増産体制を敷いているという情報が有力です。
では、なぜこんなに売ってないと感じるのでしょうか?それは、やはり「需要の爆発的な増加」と「生産上の特殊性」が原因です。
- 需要の持続: プラモデルブームは一時的なものではなく、持続しています。新規モデラーがSPの強力さを知り、使い続けることで、常に店頭在庫が枯渇しやすい状態が続いています。
- 原材料の供給: SPに含まれる特殊な溶剤や成分の原材料調達に時間がかかる、あるいは製造ラインの増強が難しいといった、メーカー側の事情も絡んでいる可能性があります。
「流通の不安定さ」が品薄を加速させる
メーカーが増産していても、実際に商品が消費者の手元に届くまでには「問屋」や「小売店」といった複数の流通経路を通ります。
人気商品の場合、一つの問屋で大量に注文が集中したり、特定の小売店で買い占めが発生したりすることで、流通が一時的に不安定になります。
この「流通のムラ」が、「ある店にはあるが、ない店には全くない」という極端な状況を生み出し、「売ってない」という感覚を多くのモデラーに与えているのです。
この情報は、ぜひ行きつけの模型店の方にも聞いてみてくださいね。
今後は「安定供給」の時代になる?
メーカーが増産体制を強化している以上、いずれは供給が需要に追いつき、安定して手に入るようになると予想されます。
- 予約販売の利用: 「予約販売」を受け付けているオンラインショップがあれば、積極的に利用しましょう。これが最も確実な入手方法です。
- 待ちの姿勢も重要: 今すぐ必要でない場合は、転売価格で購入するのは避け、正規の価格で安定的に手に入る時期を待つのも賢明な選択です。
廃盤の心配はほとんどありませんので、ご安心ください!
Mr.セメントSPは初心者でも使える?接着剤選びのポイント
Mr.セメントSPは、その強力さから「上級者向け」と思われがちですが、実は使い方さえ間違えなければ初心者の方にもメリットが多い接着剤です。
しかし、選び方を間違えると、せっかくのプラモデルを台無しにしてしまう可能性もあります。初心者が接着剤を選ぶ際のポイントと、SPを使いこなすためのコツを解説します。
初心者が避けるべき「強力すぎる接着剤」の罠
SPは強力で速乾性がありますが、その分、塗りすぎるとパーツを溶かしすぎるリスクがあります。初心者のうちは、ハケで塗る量を調節するのが難しいと感じるかもしれません。
もし、「Mr.セメントSPが怖いな」と感じるなら、最初は以下の接着剤から始めるのがおすすめです。
- タミヤセメント(流し込みタイプ): サラサラしているので、パーツを貼り合わせた後に隙間に流し込むだけで接着できます。パーツを溶かしすぎず、失敗しにくいのが特徴です。
- タミヤセメント(通常タイプ): 乾燥が比較的ゆっくりなので、パーツの位置調整をじっくり行えます。塗りすぎてもすぐに固まらないため、失敗しても修正しやすいです。
接着剤選びのポイントは、「自分の作業スピードに合った乾燥速度」を選ぶことです。
SPを使いこなすための「量」のコントロール
Mr.セメントSPを初心者が使う際の最大のコツは、「使う量を極端に少なくする」ことです。
ハケに接着剤を少量だけつけ、パーツの端だけにサッと塗る。そしてすぐに圧着して、接着剤がパーツの外に染み出さないように気をつけましょう。
| 初心者がSPを使う際の鉄則 | 実践するメリット |
| 換気は「必須」と心得る | 健康被害を防ぎ、集中力を保てる |
| ハケにつける量を「極少量」にする | ABSパーツの破損(クラック)を防げる |
| 作業台にティッシュや新聞紙を敷く | 作業台を溶かすのを防ぐ(SPは強力!) |
| ABSパーツには特に慎重に使う | 関節などの重要なパーツの強度を保てる |
まずは「PS樹脂」から試してみる
SPを入手したら、まずはランナー(プラモデルの枠)のPS樹脂の部分を使って接着を試してみてください。
どれくらいの速さで固まるのか、どれくらいの量を塗ると溶けすぎるのかを、実際のパーツに使う前に体感しておくことが、失敗を防ぐ最良の方法です。




