マウスピースはどこに売ってる?市販品の種類と販売店を徹底調査!

マウスピースはどこに売ってる?市販品の種類と販売店を徹底調査!

「マウスピースが急に必要になったけど、どこで売ってるんだろう?」
「ドラッグストアやドンキホーテで買えるのかな?種類はどんなものがある?」
そう思って、この記事にたどり着いたのではないでしょうか?

スポーツ用、歯ぎしり防止用、いびき対策用など、ひとくちにマウスピースと言っても種類は様々ですよね。実は、市販されているマウスピースは、用途によって販売されている場所が大きく異なります。

この記事では、私モモストアが、市販のマウスピースがどこで、どんな種類が手に入るのかを徹底的に調査し、皆さんが迷わず自分に合ったマウスピースを見つけられるよう、分かりやすく解説していきます!ぜひ、最後まで読んで疑問をスッキリ解決してくださいね。

・マウスピースにはどんな種類がある?用途別ラインナップを解説
・市販のマウスピースは主にどこで買える?主要な販売チャネル総まとめ
・ドラッグストア(薬局)で買える?販売されているマウスピースの傾向
・ドン・キホーテのマウスピース売り場は意外と穴場?取り扱いアイテムをチェック
・スポーツ用品店なら間違いない?マウスガードの選び方とおすすめブランド
  1. マウスピースにはどんな種類がある?用途別ラインナップを解説
    1. 最もポピュラーな「歯ぎしり・食いしばり」防止用マウスピース
    2. スポーツ中の怪我から守る「マウスガード(スポーツマウスピース)」
    3. いびき対策・睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策用のマウスピース
  2. 市販のマウスピースは主にどこで買える?主要な販売チャネル総まとめ
  3. ドラッグストア(薬局)で買える?販売されているマウスピースの傾向
    1. マツキヨ、スギ薬局などの大手チェーンで探すときのポイント
      1. 販売価格帯とパッケージの選び方
  4. ドン・キホーテのマウスピース売り場は意外と穴場?取り扱いアイテムをチェック
    1. ドンキで買えるマウスピースの種類と陳列場所
    2. ドンキならではの魅力!安い価格帯の商品も見つかる
  5. スポーツ用品店なら間違いない?マウスガードの選び方とおすすめブランド
    1. スポーツ専門店(ゼビオ、アルペン、デカトロンなど)の強み
    2. カスタムフィット(お湯成形)の重要性と失敗しない方法
      1. マウスガードをカスタム成形する際の重要ポイント
  6. オンライン通販(Amazon・楽天)で購入するメリットと注意点
    1. オンライン通販の最大のメリットは「比較検討のしやすさ」
    2. オンライン購入で注意すべき「粗悪品」と「偽物」のリスク
  7. メルカリでもマウスピースは売ってる?中古品のメリット・デメリット
    1. メルカリで売られているマウスピースの主な種類
    2. 中古のマウスピースを絶対に買ってはいけない理由
  8. 歯ぎしり防止用マウスピースの選び方と失敗しないためのチェックリスト
    1. カスタムフィットタイプ(熱成形)と既製品タイプの比較
    2. 失敗しないためのチェックリスト:ここを見逃すな!
  9. いびき対策のマウスピースの仕組みと効果的な使い方
    1. いびき対策用マウスピースの構造とメカニズム
    2. 効果的な使い方:装着時の調整がカギ
  10. 市販品で効果がない・違和感がある場合はどうすればいい?
    1. 市販品と歯科医院製のマウスピースの決定的な違い
    2. 歯科医院で作るメリット:保険適用と調整の確実性
  11. 歯科医院でオーダーメイドするマウスピースとの違いと費用
    1. オーダーメイドの「ナイトガード」と市販の「ナイトガード」の違い
      1. ナイトガードの材質と耐久性の比較
    2. 知っておきたい!保険適用時の費用目安
  12. マウスピースのお手入れ方法と衛生面で気をつけたいこと
    1. 毎日の簡単なお手入れ:基本は「水洗い」と「専用歯ブラシ」
    2. 週に一度は行いたい「専用洗浄剤」による徹底除菌
  13. 目的別!購入先を選ぶ際の最終チェックポイント
    1. ケース別:最適な購入先と選ぶべきマウスピース
    2. オンライン通販で買うべきか、実店舗で買うべきか?
  14. マウスピース購入でよくある質問(Q&A)
    1. Q1:子供用のマウスガードはどこに売っていますか?
    2. Q2:市販のマウスピースはどれくらいの期間使えますか?
    3. Q3:マウスピースを装着すると口呼吸になりませんか?
    4. Q4:マウスピースの成形に失敗してしまいました。どうすればいいですか?
    5. Q5:歯列矯正中ですが、市販のマウスピースを使っても大丈夫ですか?
  15. まとめ:用途と購入場所を絞り込んでベストなマウスピースをゲットしよう!

マウスピースにはどんな種類がある?用途別ラインナップを解説

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まず最初に、一口にマウスピースと言っても、その目的によってたくさんの種類があることを知っておくことが大切です。
皆さんが「欲しい」と思っているマウスピースは、一体どの種類に当てはまるでしょうか?
このセクションでは、市販品として手に入りやすい主なマウスピースの種類と、それぞれの用途について解説していきます。

最もポピュラーな「歯ぎしり・食いしばり」防止用マウスピース

おそらく、市販品で最も多く見かけるのがこのタイプでしょう。
夜寝ている間の歯ぎしりや食いしばりは、歯や顎に大きな負担をかけます。それを軽減するために、歯の上から被せるように装着するのが、歯ぎしり防止用のマウスピースです。

歯ぎしり防止用の市販品には、お湯で温めて自分の歯型に成形する「カスタムフィットタイプ」と、誰でも使える「既製品タイプ」があります。
カスタムフィットタイプの方がフィット感が高く、違和感が少ないためおすすめです。

スポーツ中の怪我から守る「マウスガード(スポーツマウスピース)」

格闘技、ラグビー、アメフト、バスケットボールなどのコンタクトスポーツで、歯や口腔内を怪我から守るために使用されるのがマウスガードです。
スポーツ中の衝撃を和らげるだけでなく、集中力を高めたり、パフォーマンス向上に役立つと言われています。

スポーツ用のものは、耐久性や衝撃吸収性が非常に重要です。そのため、市販品でもスポーツブランドが力を入れた専用の商品が多く販売されています。

いびき対策・睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策用のマウスピース

いびきは、寝ている間に舌が喉の奥に落ち込み、気道を狭くすることで発生します。
いびき対策用のマウスピースは、下の顎を少し前に突き出た状態に固定し、気道を広げることで呼吸を楽にする仕組みです。

市販されているものは軽度のいびき対策向けですが、重度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の場合は、市販品では対応できないため、必ず専門の医療機関を受診してください。

このように、一口にマウスピースと言っても、目的が異なると、商品の構造も、そして販売されている場所も大きく変わってくるわけです。次のセクションからは、具体的な販売場所について見ていきましょう。

市販のマウスピースは主にどこで買える?主要な販売チャネル総まとめ

マウスピースの種類が分かったところで、次に気になるのは「じゃあ、具体的にどこに行けば買えるの?」という点ですよね。
ここでは、市販のマウスピースが手に入る主な販売チャネルを、それぞれの特徴と合わせてご紹介します。

販売チャネル 主な取り扱い種類 メリット・デメリット
ドラッグストア・薬局
(マツキヨ、スギ薬局など)
歯ぎしり防止用、いびき対策用 【メリット】手軽に購入でき、薬剤師に相談できる場合がある。
【デメリット】種類が少なく、スポーツ用などはほとんどない。
バラエティショップ
(ドン・キホーテ、ロフト)
歯ぎしり防止用、美容用(歯のホワイトニング)など 【メリット】価格帯が広く、ユニークな商品も見つかる。
【デメリット】専門的な知識を持つ店員が少ない。
スポーツ用品店
(ゼビオ、アルペンなど)
スポーツ用マウスガード(多種多様) 【メリット】専門知識を持つ店員に相談でき、色やデザインが豊富。
【デメリット】歯ぎしり用やいびき用は基本的に置いていない。
オンライン通販
(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング)
ほぼ全ての種類(最安値が見つかりやすい) 【メリット】自宅でじっくり選び、レビューを確認できる。価格比較が簡単。
【デメリット】実物を試着できない。粗悪品のリスクもゼロではない。

このように、欲しいマウスピースの種類によって、向かうべきお店が全く違います。
例えば、サッカーで使うマウスガードを探しているのに、ドラッグストアに行っても見つからない…という事態は避けたいですよね。

次のセクションからは、それぞれの販売場所について、さらに詳しく解説していきます。

ドラッグストア(薬局)で買える?販売されているマウスピースの傾向

日常生活で最も立ち寄りやすい場所の一つが、ドラッグストアや薬局です。
風邪薬や日用品のついでに、マウスピースも買えたら便利ですよね。
結論から言うと、ドラッグストアでは特定種類のマウスピースを販売していますが、その種類には明確な傾向があります。

マツキヨ、スギ薬局などの大手チェーンで探すときのポイント

大手ドラッグストアの店頭に並んでいるマウスピースのほとんどは、「歯ぎしり・食いしばり防止用」「いびき対策用」です。
これは、これらのマウスピースが「医療用品」や「衛生用品」に近いカテゴリーに分類されるため、薬局という販売チャネルと親和性が高いためです。

特に歯ぎしり防止用は、歯科用品コーナーやオーラルケアグッズが並ぶ棚の近くで見つかることが多いです。
パッケージには「ナイトガード」「歯ぎしり防止」「歯の保護」といったキーワードが書かれているので、それを目印に探してみましょう。

販売価格帯とパッケージの選び方

ドラッグストアで販売されているマウスピースの価格帯は、だいたい1,500円~3,000円程度のものが中心です。

  • 安価な既製品(1,500円前後):熱成形が不要で、すぐに使えるタイプ。ただし、フィット感は低めです。
  • カスタムフィットタイプ(2,000円~3,000円):お湯で温めて歯型を取るタイプ。フィット感が高く、こちらの方がおすすめです。

パッケージ裏面や側面に、「お湯で柔らかくして成形するタイプ」と記載があるかどうかを必ずチェックしてください。初めてマウスピースを使う方は、少し手間でもカスタムフィットできるものを選ぶ方が、失敗が少なくなります

注意点:スポーツ用マウスガードはほぼ置いていません
バスケットボールやラグビーなどで使用する衝撃吸収性の高いマウスガードは、ドラッグストアではまず見つかりません。これは、スポーツ用品として専門性が高いためです。スポーツ用の場合は、迷わずスポーツ用品店かオンライン通販を利用しましょう。

ドン・キホーテのマウスピース売り場は意外と穴場?取り扱いアイテムをチェック

「何でも揃う」と言っても過言ではない、我らがドン・キホーテ!
ドラッグストアにはないような、ユニークな商品や、ちょっとしたアイデアグッズが見つかることも多いですよね。
ドン・キホーテでマウスピースを探すメリットは、ズバリ「取り扱い種類の幅広さ」にあります。

ドンキで買えるマウスピースの種類と陳列場所

ドン・キホーテでは、主に以下の3種類のマウスピースを見かけることができます。

  1. 歯ぎしり・食いしばり防止用:これはドラッグストアと同様に多く扱われています。
  2. いびき対策用:こちらも同様ですが、少し変わった形状のアイデア商品なども見つかることがあります。
  3. 美容・オーラルケア用歯のホワイトニング用マウスピース(トレイ)や、口元のトレーニング用器具など、美容目的のアイテムも豊富です。

陳列場所は、店舗によって異なりますが、「オーラルケア用品コーナー(歯ブラシ、歯磨き粉、フロスなど)」または「健康・衛生用品コーナー」をまず探してみましょう。
また、一部の大型店では、スポーツ用品コーナーに簡易的なマウスガードが置かれている可能性もありますが、専門的なものは期待しない方が良いでしょう。

ドンキならではの魅力!安い価格帯の商品も見つかる

ドン・キホーテの最大の魅力は、やはりその価格の安さです。
「とにかく試してみたい」「マウスピースってどんなものか体験してみたい」という方にとって、ドンキは最適な場所と言えます。

ただし、安すぎる商品には注意が必要です。
マウスピースは長時間口に入れるものですから、素材の安全性や耐久性が非常に重要になってきます。パッケージに記載されている素材(一般的にはEVA樹脂など)を確認し、あまりにも粗悪なものは避けるようにしましょう。

ドンキの公式サイトや、訪れた店舗の公式SNSで、取り扱い商品の情報を発信していることもありますので、事前にチェックしてみるのも良い方法です。 ドン・キホーテ公式ホームページで商品のラインナップを調べてみるのも手です。

スポーツ用品店なら間違いない?マウスガードの選び方とおすすめブランド

あなたが探しているのが「スポーツ用のマウスピース(マウスガード)」であれば、迷わずスポーツ用品店へ向かうべきです。
ここでは、専門的な知識を持った店員さんがいますし、何よりも衝撃吸収性やフィット感を追求したプロ仕様の商品が手に入ります。

スポーツ専門店(ゼビオ、アルペン、デカトロンなど)の強み

スポーツ用品店がマウスガードの購入先として優れている点は、以下の通りです。

  1. ブランドの豊富さ:ショックドクター、アディダス、ナイキなど、スポーツに特化した有名ブランドの商品が揃っています。
  2. 専門性:ラグビー用、ボクシング用、ウェイトトレーニング用など、競技特性に合わせた設計の商品が見つかります。
  3. サイズとデザイン:大人用はもちろん、ジュニア用も豊富で、色のバリエーションも非常に多いです。

特に、「ショックドクター」のマウスガードは、プロアスリートにも愛用者が多く、高い衝撃吸収性と快適なフィット感が特徴です。多少高価でも、安全性を最優先したい方には特におすすめです。

カスタムフィット(お湯成形)の重要性と失敗しない方法

スポーツ用のマウスガードは、市販の歯ぎしり防止用以上に、フィット感が命です。
フィット感が悪いと、激しい運動中に外れやすくなり、かえって危険です。そのため、多くのスポーツマウスガードは「お湯で温めて歯型を取る」カスタムフィットタイプになっています。

成形に失敗すると、マウスピースが使い物にならなくなる可能性がありますので、以下の手順を参考に、慎重に行いましょう。

マウスガードをカスタム成形する際の重要ポイント

ステップ 内容 成功の秘訣
① 温める 商品の指示通りの温度(約70〜80℃)と時間でお湯に浸す。 沸騰したお湯は絶対にNG。やけどやマウスピースの変形につながります。
② 装着 熱すぎないか確認後、上歯に深く押し当てるように装着。 中心線がずれないように注意。鏡を見ながら行いましょう。
③ 密着 指や舌を使って、マウスピースを歯ぐきや歯の裏側に強く押し付ける。 空気を抜きながら、吸い付くような密着感が得られるまで押し付ける。
④ 冷却 冷水に数分間浸し、形状を固定する。 完全に冷えて固まるまで、無理に形を直そうとしない。

スポーツ専門店では、成形をサポートしてくれる場合もあるので、不安な方は店員さんに尋ねてみるのも良いでしょう。

オンライン通販(Amazon・楽天)で購入するメリットと注意点

「お店に行く時間がない」「とにかくたくさんの種類の中から選びたい」「価格を比較したい」という方には、オンライン通販が最強のチャネルになります。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでは、実店舗では手に入らないニッチなマウスピースも含め、膨大な選択肢があります。

オンライン通販の最大のメリットは「比較検討のしやすさ」

オンライン通販は、まさにマウスピースのデパートです。

  • 取り扱い商品の網羅性:歯ぎしり用、いびき用、スポーツ用、美容用など、全種類が揃っています。
  • 価格競争による安さ:多くのショップが競い合っているため、最安値を見つけやすく、セールやポイントアップの機会も豊富です。
  • ユーザーレビューの確認実際に使った人の生の声(レビュー)を事前に確認できるため、「買ったけど合わなかった」という失敗を減らすことができます。

特に、初めてマウスピースを購入する方は、レビューの評価が高い商品を選ぶと安心です。評価数が多いだけでなく、「フィット感が良い」「違和感が少ない」といった具体的なコメントを参考にしましょう。

オンライン購入で注意すべき「粗悪品」と「偽物」のリスク

メリットが多い一方で、オンライン通販には注意点もあります。

それは、粗悪な商品や、メーカーの意図しない「偽物」が紛れている可能性があるということです。
マウスピースは口に入れるものですから、人体に悪影響を及ぼすBPAなどの有害物質が含まれていないか、安全性が確保された素材で作られているかが重要です。

安全な商品を選ぶために、以下の2点を徹底してください。

  1. 販売元をチェックする:Amazonや楽天であっても、「公式ストア」や「正規代理店」が出品している商品を選びましょう。
  2. 商品説明を熟読する:「FDA承認」「CE認証」「食品衛生法に基づく検査済み」など、安全基準に関する記載があるかを確認しましょう。

特に、極端に安い価格で販売されている商品には要注意です。数年前に問題になった「海外の安価な偽物」を掴まされないよう、慎重に商品を選んでくださいね。

メルカリでもマウスピースは売ってる?中古品のメリット・デメリット

最近では、フリマアプリのメルカリで様々な商品が取引されていますが、「マウスピースも売っているのかな?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、メルカリでもマウスピースは出品されていますが、購入には特別な注意が必要です。

メルカリで売られているマウスピースの主な種類

メルカリでよく見かけるのは、主に以下の2パターンです。

  • 新品・未使用品:メーカー品で、パッケージ未開封のものが多く、お店で買うより安く手に入る可能性があります。
  • 歯科医院で作った「リテーナー」や「ナイトガード」:矯正治療などで使用されたオーダーメイド品(中古品)が売られていることがありますが、これは絶対に購入してはいけません

中古のマウスピースを絶対に買ってはいけない理由

「オーダーメイド品が安く手に入るならラッキーじゃない?」と思うかもしれませんが、これは非常に危険です。

オーダーメイドのマウスピースは、その人の歯並びや噛み合わせに合わせて作られた、唯一無二のものです。他人の歯形がついたマウスピースを使うことは、以下のような重大なリスクを伴います。

噛み合わせの悪化:他人のマウスピースを使うことで、自分の歯並びや顎関節に悪影響を及ぼし、かえって体調を崩す可能性があります。
衛生面のリスク:いくら洗浄・消毒されていても、使用済みのものは細菌やカビのリスクがゼロではありません。口内に入れるものとして衛生的に問題があります。
サイズが合わない:そもそも他人の歯形なので、フィットするはずがありません。

メルカリで購入する際は、必ず「パッケージが未開封の新品」であることを確認し、出品者の評価や説明文をしっかり読みましょう。
「一度試しただけ」「数回使用した」という商品も、衛生面から避けるべきです。

フリマアプリは掘り出し物が見つかる魅力がありますが、口内に入れるデリケートな商品に関しては、新品・未開封品に限定し、慎重に判断することが大切です。

歯ぎしり防止用マウスピースの選び方と失敗しないためのチェックリスト

歯ぎしりや食いしばりは、睡眠中の無意識のうちに行われるため、なかなか自分ではコントロールできません。
「朝起きると顎が痛い」「歯が削れてきている気がする」という方は、歯ぎしり防止用マウスピースの導入を真剣に検討すべきです。
ここでは、市販の歯ぎしり防止用マウスピースを選ぶ際に、失敗しないための具体的なチェックリストをご紹介します。

カスタムフィットタイプ(熱成形)と既製品タイプの比較

先ほども少し触れましたが、歯ぎしり防止用を選ぶなら、断然カスタムフィットタイプをおすすめします。

カスタムフィットタイプ 既製品タイプ
メリット 自分の歯型にピタッと合い、違和感が少ない。
外れにくく、睡眠中も安心。
成形の手間がなく、すぐに使える。
価格が安価。
デメリット 成形に失敗するとやり直しが難しい。
既製品より価格がやや高い。
フィット感が悪く、外れやすい。
違和感が強く、顎が疲れることがある。
適している人 初めてマウスピースを使う人。
違和感を最小限にしたい人。
「試しに短期間だけ使ってみたい」という人。

失敗しないためのチェックリスト:ここを見逃すな!

パッケージや商品説明で確認すべき、重要なポイントは以下の通りです。

  • 素材の硬さ(適度な弾力性)柔らかすぎるとすぐに噛み破ってしまう可能性があります。適度な厚みと弾力性があるEVA樹脂などが使われているか確認しましょう。
  • 上顎用か下顎用か:ほとんどの市販品は上顎用ですが、中には下顎用もあります。自分の好みや、歯科医からのアドバイスがあれば、それに従いましょう。
  • 通気孔の有無(いびき対策も兼ねる場合):いびきも気になる方は、マウスピースに小さな穴(通気孔)が空いているタイプを選ぶと、口呼吸による不快感を軽減できる場合があります。
  • ケースの付属:マウスピースは非常にデリケートです。保管時にホコリや菌から守るための専用ケースが付属しているかチェックしましょう。

歯ぎしり防止マウスピースは、歯を守るだけでなく、質の高い睡眠を得るための重要なツールです。ぜひ、この記事を参考に、自分にぴったりの一つを見つけてくださいね。

いびき対策のマウスピースの仕組みと効果的な使い方

いびきは、同居する家族やパートナーにとって大きな悩みの種となることがあります。
「いびき対策用のマウスピースって本当に効くの?」と半信半疑の方もいるかもしれませんが、適切な設計のものは高い効果を発揮します。その仕組みと、最大限に効果を引き出す使い方を解説します。

いびき対策用マウスピースの構造とメカニズム

いびき対策用のマウスピースの正式名称は「下顎前方誘導装置」といいます。

その名の通り、「下の顎を前方に数ミリ移動させた状態で固定する」のが基本的な仕組みです。
下の顎が前に出ると、それに引っ張られて舌も前に移動するため、睡眠中に舌が喉の奥に落ち込んで気道を塞ぐのを防ぐことができます。これにより、狭くなっていた気道が広がり、空気の通りがスムーズになるため、いびきの音を大幅に軽減できるのです。

市販のいびき対策用マウスピースの多くは、この原理に基づいています。

効果的な使い方:装着時の調整がカギ

いびき対策用マウスピースは、ただ口に入れれば良いというわけではありません。
効果を出すためには、「どれだけ下の顎を前に出すか」という調整が非常に重要になります。

市販品の中には、ネジやダイヤルを使って自分で顎の前方への出具合を微調整できるタイプもあります。

  1. 最初の装着:まずは、説明書に従って自分の歯形を正確に成形します。
  2. 少しずつ前へ:最初は違和感がない程度に顎を前に出します。
  3. いびきの改善を確認:録音アプリなどを使って、いびきの音量が下がったか、回数が減ったかを確認します。
  4. 再調整:まだ効果が不十分であれば、翌日以降に少しだけ顎を前に出す調整を行います。

一気に顎を出しすぎると、顎関節に負担がかかり、痛みや不快感につながるので、必ず「少しずつ」調整するのが成功の秘訣です。

もし、市販品を使っても全く効果がない、または日中の眠気がひどいといった症状がある場合は、重度の睡眠時無呼吸症候群の可能性があるため、専門医(耳鼻咽喉科や睡眠専門外来)への相談を強くおすすめします。睡眠専門外来の検索はこちら

市販品で効果がない・違和感がある場合はどうすればいい?

「色々と試してみたけど、市販のマウスピースはどうもフィットしない…」「顎が痛くなってしまって、夜中に外してしまう」といった悩みは、マウスピースユーザーの中では非常によくあることです。
市販品で満足のいく結果が得られなかった場合でも、諦める必要はありません。次のステップとして「歯科医院」の受診を検討しましょう。

市販品と歯科医院製のマウスピースの決定的な違い

市販品と歯科医院で作成するマウスピースには、決定的な違いがあります。それは、「精度」「専門性」です。

  • 市販品(カスタムフィット含む):お湯で成形しても、あくまで「簡易的な」型取りであり、ミリ単位の噛み合わせの調整はできません。
  • 歯科医院製:歯科医師が、患者さんの歯型を精密に採取し、技工士がそれに基づいて作成します。個々の噛み合わせや顎関節の状態を考慮して作られるため、フィット感が全く違います

歯科医院で作るメリット:保険適用と調整の確実性

歯科医院でマウスピースを作成する最大のメリットは、「治療用として認められた場合、保険が適用される可能性がある」という点です。

保険適用される主なケース

以下の目的でマウスピースを作成する場合、保険診療の対象となることがあります。

  • 顎関節症(がくかんせつしょう)の治療:顎の痛みやクリック音がある場合。
  • 睡眠時無呼吸症候群の治療:専門医の診断書がある場合。
  • 強い歯ぎしり・食いしばりによる歯の保護:歯科医師が必要と判断した場合。

ただし、スポーツ用や、歯ぎしり防止でも「美容目的」とみなされた場合は自費診療(保険適用外)となりますので、事前に歯科医院に確認が必要です。歯科医院でのマウスピース作成について調べる

費用は自費だと数万円かかることもありますが、保険適用されれば、数千円~1万円程度で作成できることが多いです。違和感に悩んでいる方は、ぜひ一度、かかりつけの歯科医院に相談してみることを強くおすすめします。

歯科医院でオーダーメイドするマウスピースとの違いと費用

前セクションで触れた通り、歯科医院で作成するマウスピースは、市販品とは一線を画すものです。
ここでは、その違いをさらに深掘りし、皆さんが最も気になるであろう「費用」についても詳しく解説していきます。

オーダーメイドの「ナイトガード」と市販の「ナイトガード」の違い

「ナイトガード」という言葉は、歯ぎしり防止用マウスピースの総称として使われますが、歯科医院のナイトガードは「医療機器」であり、市販品とは根本的に異なります。

ナイトガードの材質と耐久性の比較

歯科医院製(オーダーメイド) 市販品(熱成形)
材質 硬質レジン、軟質レジンなど
(硬さの調整が可能)
EVA樹脂(エチレン酢酸ビニル)
(汎用的な軟らかさ)
耐久性 非常に高い。数年単位で使用可能。 歯ぎしりが強いと数ヶ月で穴が開くことも。
フィット感 完璧。違和感がほとんどなく、外れない。 個人差があり、口を開けると外れやすいことがある。

特に、歯ぎしりが非常に強い方(音が大きくて家族に指摘されるレベル)は、市販品の柔らかいマウスピースだとすぐに噛み破ってしまい、かえって経済的な負担になることがあります。
その点、歯科医院で作成する硬めのマウスピースは耐久性が高く、安心して使うことができます。

知っておきたい!保険適用時の費用目安

先述の通り、歯科医師に「治療が必要」と認められた場合、ナイトガードは保険適用(3割負担)となります。

保険適用時の一般的な費用目安は以下の通りです。

  • 初診料・検査料:2,000円~3,000円程度
  • 型取り・作成費用:4,000円~6,000円程度
  • 合計約6,000円~1万円程度(保険適用の場合)

ただし、これはあくまで目安です。装着後の調整(数回の通院が必要な場合がある)には別途費用が発生します。
自費診療となる場合は、マウスピースの種類にもよりますが、数万円~10万円を超える場合もありますので、必ず事前に費用を確認してから作成を依頼しましょう。

マウスピースのお手入れ方法と衛生面で気をつけたいこと

マウスピースは、夜間やスポーツ中に長時間、唾液や細菌が豊富な口内に入っているものです。
適切なお手入れを怠ると、細菌が繁殖し、口臭の原因になったり、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。
ここでは、マウスピースを清潔に保つための正しいお手入れ方法をご紹介します。

毎日の簡単なお手入れ:基本は「水洗い」と「専用歯ブラシ」

マウスピースを外したら、すぐに以下の手順で洗浄してください。これが、カビや細菌の繁殖を防ぐ最も重要なポイントです。

  1. 流水で汚れを落とす:まず、流水の下で、唾液やヌメリをしっかり洗い流します。
  2. 専用歯ブラシで磨く必ず、歯磨き粉をつけずに、マウスピース専用の歯ブラシ(または柔らかい歯ブラシ)で優しく磨きます。
  3. 歯磨き粉はNGの理由:一般的な歯磨き粉に含まれる研磨剤は、マウスピースの表面に細かい傷をつけます。その傷に細菌が入り込み、かえって汚れが落ちにくくなる原因になるからです。
  4. 乾燥させて保管:洗浄後は、清潔なタオルなどで水気を拭き取り、通気性の良い専用ケースに入れて保管します。

週に一度は行いたい「専用洗浄剤」による徹底除菌

毎日の水洗いだけでは落としきれない、タンパク質の汚れや細菌は、専用の洗浄剤を使って定期的に除去する必要があります。

入れ歯用と同じように、マウスピース用の洗浄剤が市販されています。

  • 洗浄剤の種類:錠剤タイプのものが主流です。薬局やオンライン通販で購入できます。
  • 使用頻度:週に1回、または気になる時に使用しましょう。
  • 使い方:コップに水(またはぬるま湯)を入れ、洗浄剤を溶かし、マウスピースを数分~一晩浸けておくだけです。(商品の指示に従ってください)

洗浄剤は、目に見えない細菌だけでなく、マウスピースに染み付いた「嫌な臭い」も分解してくれますので、衛生面だけでなく、快適に使用するためにも欠かせないケアです。

保管ケースも、時々水洗いし、清潔に保つことを忘れないでくださいね。

目的別!購入先を選ぶ際の最終チェックポイント

ここまでで、マウスピースの種類と販売場所について詳しく見てきましたが、「結局、私はどこで買うのがベストなの?」と、まだ迷っている方もいるかもしれません。
最後に、あなたの「マウスピースを使う目的」に合わせて、最適な購入先を提案します。

ケース別:最適な購入先と選ぶべきマウスピース

目的 最適な購入先 選ぶべきタイプ
① 軽い歯ぎしり対策 ドラッグストア、オンライン通販 カスタムフィットタイプ(熱成形)
(価格:2,000円~3,000円)
② スポーツ中の怪我防止 スポーツ用品店、オンライン通販 衝撃吸収性の高いブランド品(ショックドクターなど)
(価格:3,000円~6,000円)
③ 軽度のいびき対策 ドラッグストア、オンライン通販 下顎を前方に固定する仕組みのもの
(価格:3,000円~5,000円)
④ 顎関節症の治療が必要な場合 歯科医院(専門医) オーダーメイドのナイトガード(保険適用可能)
(価格:約1万円前後)
⑤ とにかく安く試したい ドン・キホーテ、オンライン通販 既製品タイプ(ただし衛生面・フィット感に注意)
(価格:1,000円前後)

オンライン通販で買うべきか、実店舗で買うべきか?

実店舗(ドラッグストア・スポーツ用品店など)で買うべきなのは、「今すぐ必要」な方と、「実物を見て、サイズ感や色、パッケージの情報をしっかり確認してから買いたい」方です。

一方、オンライン通販で買うべきなのは、「少しでも安く買いたい」「時間をかけてじっくり比較検討したい」「実店舗にはない珍しいタイプを探している」方です。

もし、オンラインで買うことに決めたら、マウスピースの人気ランキングを参考に、多くの人に支持されている商品から選んでみましょう。

この記事を読んだあなたが、自分にとってベストなマウスピースを、ベストな場所で手に入れられることを願っています!

マウスピース購入でよくある質問(Q&A)

最後に、マウスピースの購入や使用に関して、読者の皆さんから寄せられそうな、よくある疑問についてモモストアがお答えします!

Q1:子供用のマウスガードはどこに売っていますか?

A:子供用(ジュニア用)のマウスガードも市販されています。
主にスポーツ用品店オンライン通販で購入できます。
子供用は、大人のものよりサイズが一回り小さく作られていますが、最も重要なのは「年齢に合わせたサイズ表記」よりも、「実際に成形してフィットするかどうか」です。

成長期のお子様の場合、歯や顎が変化していくため、半年に一度程度、定期的に歯科医院でチェックしてもらうのが理想的です。
市販品を使う場合でも、もしスポーツ中にマウスピースが外れたり、口内炎ができたりするようであれば、すぐに使用を中止し、サイズを再調整してください。

子供用のマウスガード選びのポイントは、やはり「安全性」と「フィット感」です。子供用マウスガードの選び方をさらに詳しく

Q2:市販のマウスピースはどれくらいの期間使えますか?

A:使用頻度や歯ぎしりの強さにもよりますが、市販のカスタムフィットタイプのマウスピースは、一般的に3ヶ月から6ヶ月程度が交換の目安とされています。

特に、歯ぎしりが強い方は、マウスピースに穴が開いたり、薄くなったりするのが早いです。

交換のサインは以下の通りです。

  • 穴が開いた:マウスピースを噛み砕き始めたサインです。
  • 変色や異臭がする:いくら洗っても変色したり、嫌な臭いが取れなくなったら、細菌やカビが内部にまで浸透している可能性があります。
  • フィット感が悪くなった:再成形しても、グラグラするようになったら交換時期です。

衛生面を考えると、半年に一度は新しいものに交換するのが安心ですね。

Q3:マウスピースを装着すると口呼吸になりませんか?

A:市販の歯ぎしり防止用マウスピースは、歯の上に乗せる薄いタイプが多いため、通常は装着したからといって急に口呼吸になるわけではありません。

ただし、いびき対策用マウスピースは、下顎を前に出す構造上、意識的に口を閉じようとしないと、口が開きやすくなる場合があります。もともと鼻炎などで鼻呼吸がしにくい方は、口呼吸になりやすい可能性があります。

もし、口の乾燥がひどい、喉が痛いといった症状が出るようであれば、いびき対策も兼ねる場合は、通気孔が開いているタイプを選ぶ、または歯科医院で相談するなどの対策が必要です。

口呼吸を防ぐために、マウスピースと合わせて口閉じテープなどを併用する方も多くいます。マウスピース使用時の口呼吸対策について調べてみましょう。

Q4:マウスピースの成形に失敗してしまいました。どうすればいいですか?

A:これはよくある失敗の一つです!
カスタムフィットタイプは、基本的に「お湯で温める→歯型を取る→冷やす」という工程を繰り返して成形しますが、ほとんどの商品は1回から数回まで再成形が可能なように作られています。

まずは、パッケージや説明書に「再成形可能」と記載があるかを確認してください。
もし再成形が可能であれば、再度お湯に浸し、最初の成形時よりも少しだけ長めに温めて、完全に柔らかい状態に戻してから、もう一度慎重に型取りを行ってください。

ただし、商品によっては「1回のみ」や「再成形不可」のものもありますので、その場合は残念ながら買い直しとなります。

成形に自信がない方は、最初から「失敗してもやり直しが効く」と明記されている商品を選ぶことをおすすめします。

Q5:歯列矯正中ですが、市販のマウスピースを使っても大丈夫ですか?

A:絶対に、かかりつけの歯科医師に相談せずに市販のマウスピースを使用しないでください。

歯列矯正中は、歯が動いているデリケートな状態です。
市販のマウスピースで歯型を取ったり、長時間装着したりすることで、矯正治療の効果を妨げたり、最悪の場合、歯や歯根に不必要な負荷をかけてしまう可能性があります。

もし、矯正中に歯ぎしりや食いしばりが気になる場合は、必ず担当の歯科医師にその旨を伝えましょう。歯科医師が、矯正装置(ブラケットやワイヤー)を考慮した、専用のマウスピース(ナイトガード)を作製してくれます。

自己判断は避け、専門家の指示に従うことが、矯正治療を成功させるための鉄則です。

まとめ:用途と購入場所を絞り込んでベストなマウスピースをゲットしよう!

この記事では、「マウスピースはどこに売ってる?」という疑問を解決するために、市販されているマウスピースの種類、そしてドラッグストア、ドン・キホーテ、スポーツ用品店、オンライン通販といった様々な販売チャネルを詳しく見てきました。

ここで改めて、重要なポイントを振り返ってみましょう。

  • 歯ぎしり・いびき対策なら、ドラッグストアやオンライン通販(カスタムフィット推奨)。
  • スポーツ中の怪我防止(マウスガード)なら、スポーツ用品店か、ブランド公式のオンライン通販。
  • 市販品で効果がない、または顎に痛みを感じる場合は、迷わず歯科医院へ相談し、保険適用でのオーダーメイド作成を検討する。

マウスピースは、皆さんの「健康」と「安心」を守るための大切なアイテムです。
購入前に「何のために使うのか?」という目的を明確にし、この記事でご紹介したチェックリストを活用して、最適なマウスピースをゲットしてくださいね。

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