ダッカールはどこに売ってる？プロ用から100均まで販売店とおすすめの選び方！

「ダッカール」と聞いて、すぐに美容室で使われているあのクリップを思い浮かべる方は多いかもしれませんね。プロだけでなく、お家でセルフカラーや前髪カット、メイクをする時にも大活躍する便利なアイテムです。
でも、いざ「ダッカールが欲しい！」と思っても、どこに売っているのか、どんな種類を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、ダッカールの主要な販売店から、あなたの用途に合わせた失敗しない選び方まで、モモストアが詳しく解説していきます！

ダッカールが買える場所【市販の販売店一覧】

「ダッカール」は、私たちの生活になくてはならないアイテムとして、実に幅広い場所で販売されています。単なるヘアアクセサリー売り場だけでなく、意外な場所にも陳列されていることがあるので、探すのが楽しくなるかもしれませんね。
ここでは、主要な市販の販売チャネルを徹底的にリストアップし、それぞれの店舗でどのようなダッカールが手に入りやすいのかを解説していきます。まずは、お近くで手軽に購入できる場所から見ていきましょう。

最もポピュラー！気軽に買えるお店と特徴

ダッカールを探し始める際、最もアクセスしやすいのは、やはりドラッグストアや100円ショップではないでしょうか。

ドラッグストア・薬局

マツモトキヨシ、スギ薬局、ウエルシアなど、全国展開しているドラッグストアでは、シャンプーやトリートメント、ヘアゴムなどのヘアケア用品売り場の近くに置いてあることが多いです。ここで手に入るのは主に家庭用のプラスチック製や滑り止め付きのタイプ。カラーリングやブロッキングに特化したセット売りも見かけます。価格帯は数百円程度で、品質と手軽さのバランスが取れています。

100円ショップ（ダイソー・セリア・キャンドゥ）

「急いでいるから、とりあえず欲しい！」という時に頼りになるのが100円ショップです。品質はプロ仕様と比べると劣るものの、ちょっとした前髪留めやメイク時の髪留めとしては十分な機能を果たしてくれます。特に最近の100均は美容グッズのラインナップが豊富で、カラフルなデザインや、クリップの先端に滑り止め加工が施された高性能なものまで登場しています。
ただし、長時間・多毛に使用する場合の耐久性は、やはり価格相応となるため、プロ用を求める場合は次に紹介するような専門店やネット通販をおすすめします。

バラエティ豊かなダッカールを探すなら

少しデザイン性のあるものや、美容師さんが使うような本格的なダッカールを探しているなら、次のお店をチェックしてみてください。

バラエティショップ（ロフト・東急ハンズ・プラザ）

これらのショップでは、ヘアアクセサリーの専門コーナーが設けられていることが多く、デザイン性に優れたものや、アルミやカーボンのような特殊素材を使ったダッカールを見つけることができます。特にロフトや東急ハンズでは、美容家電やコスメの専門ブランドから出ている、機能性にこだわったダッカールが並ぶ傾向があります。プレゼント用や、おしゃれなものが欲しい人には最適です。

このように、一口に「ダッカール」と言っても、販売店によって取り扱っている商品の特徴は大きく異なります。急ぎで手軽に買いたいのか、本格的なプロ仕様が欲しいのか、まずはご自身の購入目的を明確にすることが、スムーズな購入への第一歩となりますね。より詳細な販売店の情報については、この後のH2見出しで一つずつ掘り下げていきます。

ドラッグストア（マツキヨ・スギ薬局など）でのダッカールの取り扱い状況

私たちが日常的に利用するドラッグストア。日用品から医薬品、食料品まで揃う便利さから、「ついでにダッカールも買いたい」と考える方は多いでしょう。実際、多くのドラッグストアでダッカールは取り扱われていますが、その種類や陳列場所には少し傾向があります。

ドラッグストアで見つかるダッカールの特徴

ドラッグストアのヘアケアコーナーに並ぶダッカールは、主に一般家庭での使用を想定したものです。

シンプルなデザインと安心の価格帯

ほとんどがプラスチック製で、色は黒や茶色といったシンプルなものが主流です。カラフルなものは少なく、あくまで「髪をしっかりとめる」という実用性に重点が置かれています。
価格は2本から4本程度のセットで300円から600円程度と非常にリーズナブル。メーカーも貝印やノーブランド品など、手に取りやすいものが中心です。この価格帯であれば、「試しに使ってみたい」という初心者の方や、「紛失しても大丈夫な予備が欲しい」という方にぴったりです。

陳列場所の探し方

初めて探す方は、「どこにあるの？」と迷うかもしれません。ダッカールが陳列されているのは、以下の場所が多いです。

• ヘアアクセサリーコーナー：ヘアピン、ヘアゴム、カチューシャなどがある棚。
• ブラシ・コームコーナー：ドライヤーやヘアブラシの近く。
• セルフカラーリング剤コーナー：自宅で髪を染める際にブロッキングに使うため、染毛剤の近くにセットで陳列されていることもあります。

もし見つからなければ、ためらわずに店員さんに「髪をブロッキングするためのクリップはありますか？」と尋ねてみてください。ほとんどの場合、在庫があれば案内してもらえますよ。

プロ仕様の本格的なダッカールは期待薄？

「美容師さんが使っているような、強力なバネのダッカールが欲しい！」という場合、ドラッグストアでは見つけにくいかもしれません。ドラッグストアで販売されているものは、バネの力が比較的弱めに設定されているものが多く、特に毛量が多い方や、硬い髪質の方には「途中で外れてしまう」という不満を感じる可能性があります。
本格的なプロ仕様のダッカールは、美容室向けの専門商材を扱っている店舗や、次でご紹介するネット通販の方が品揃えが豊富です。

結論として、ドラッグストアは急な入用や日常使いには非常に便利ですが、用途がプロのブロッキング作業などに限定される場合は、専門性の高い場所での購入を検討することをおすすめします。
ちなみに、ドラッグストアでも店舗によっては、より高級なヘアアクセサリーブランドのダッカールを置いている場合もあるので、お近くの店舗をチェックしてみるのも良いでしょう。

【最安値？】100円ショップ（ダイソー・セリア）で買えるダッカールの種類

「100円ショップにダッカールなんてあるの？」と思うかもしれませんが、答えは「もちろんです！」。ダイソー、セリア、キャンドゥといった主要な100円ショップは、今や美容グッズの宝庫であり、ダッカールも例外ではありません。安さと手軽さを追求するなら、まずチェックすべき場所です。

100均ダッカールのメリット・デメリットと種類

100円ショップのダッカールは、その価格以上の価値を提供してくれますが、プロ用との違いも理解しておく必要があります。

メリット：用途に合わせて数種類を揃えられる手軽さ

• コストパフォーマンス：1個110円（税込）で手に入るため、色違いやサイズ違いをいくつか揃えても財布に優しいのが最大の魅力です。
• 豊富なカラー：プロ用の黒や銀だけでなく、ピンクや青、透明など、カラフルなものが見つかりやすく、自宅での気分を上げてくれます。
• 特殊クリップの登場：最近では、滑り止め加工がされたものや、跡がつきにくいように設計されたものなど、機能性を高めた商品も多く並んでいます。

デメリット：耐久性と挟む力

やはり耐久性はプロ用と比べると劣ります。特にバネの部分が金属ではなくプラスチックでできている場合、何度も使用したり、大量の髪を無理に挟んだりすると、破損しやすい傾向があります。
また、挟む力（テンション）も弱めなので、毛量が多く、硬い髪質の人が完璧なブロッキングを求める場合は、やはりプロ仕様を選ぶ方が賢明です。

ダイソー・セリア・キャンドゥの取扱傾向

店舗によって多少の差はありますが、100円ショップのダッカールは「ヘアクリップ」や「ブロッキングクリップ」という名称で販売されていることが多いです。

店舗名	特徴的な取り扱い	おすすめの用途
ダイソー	サイズ展開が豊富。大容量パックも多い。	メイク、前髪留め、ちょっとした作業。
セリア	デザイン性・色がおしゃれなものが目立つ。	SNS映え、気分転換、自宅でのリラックスタイム。
キャンドゥ	美容ツールに特化した商品がある場合も。	ブロッキング、セルフカラーリングの準備。

筆者のモモストアも、家での簡単なお団子ヘアには、セリアで買ったおしゃれなカラーのダッカールを愛用していますよ！
ただし、本格的なヘアアレンジや、縮毛矯正などの際の強力なブロッキングには、後述のプロ用ダッカールの購入を強く推奨します。まずは100均でお試ししてみて、本格的なものが欲しくなったらネットで探す、という流れが一番失敗が少ないでしょう。

ロフト・東急ハンズ・プラザなどバラエティショップのダッカール

「実用性も大事だけど、やっぱりデザイン性も捨てがたい！」というおしゃれ感度の高い方には、ロフトや東急ハンズ、プラザなどのバラエティショップがおすすめです。これらの店舗は、単なる日用品ではない、付加価値の高い商品を豊富に取り揃えているのが特徴です。

バラエティショップならではの「質」と「デザイン」

バラエティショップのダッカールは、価格帯が100円ショップやドラッグストアよりも少し上がりますが、その分、品質や素材にこだわりが見られます。

高機能素材を使ったプロ仕様に近いアイテム

ロフトなどのヘアケアコーナーでは、美容師向けの専門ブランドが手掛けるダッカールが販売されていることがあります。特に注目すべきは、アルミやカーボンといった軽量かつ耐久性の高い素材を使用したものです。
これらの素材は、髪をしっかりと挟み込む力が強いだけでなく、薬剤に強い、熱に強いといったプロの現場で求められる機能を備えています。また、クリップの先端部分に特殊な加工が施され、髪に跡がつきにくい工夫がされているものも見受けられます。

おしゃれなデザインとギフト需要

プラザなどでは、メイクアップグッズの一環として、キラキラした装飾が施されたものや、人気のキャラクターとコラボレーションしたダッカールが並ぶこともあります。普段使いにはもちろん、ちょっとした美容好きの友人へのプチギフトとしても喜ばれるでしょう。

これらのバラエティショップは、購入前に実際に手に取って、重さや挟み込むバネの強さを確認できるのが大きなメリットです。

例えば、東急ハンズの美容ツールコーナーでは、複数のダッカールを試せるようにサンプルを置いていることもあります。「挟む力がどれくらいか試したい」という方は、ぜひ店頭で確認してみてください。

価格帯の目安と購入のポイント

バラエティショップでのダッカールの価格帯は、1本あたり500円から1,500円程度と幅広いです。

価格帯	主な特徴	おすすめの購入者
500円前後	プラスチック製、滑り止め付き、セット売りが多い。	実用性とデザイン性を両立したい方。
1,000円〜	アルミ・カーボン製、プロ仕様、耐久性が高い。	本格的なセルフヘアケアやブロッキングをしたい方。

特にセルフカラーや本格的なヘアアイロンでのスタイリングを頻繁に行う方は、耐久性のある高価格帯のダッカールを選ぶことで、結果的に長く使えて経済的になることが多いですよ。

ドンキホーテでダッカールは売ってる？価格帯も調査

驚安の殿堂、ドン・キホーテ。ありとあらゆる商品が所狭しと並ぶこの場所では、ダッカールも当然、販売されています！ドンキホーテの魅力は、何と言っても他の店舗にはないようなユニークな商品や、お買い得なセット商品を見つけられることでしょう。

ドンキホーテで見つけるダッカールの特徴とコーナー

ドンキホーテでダッカールを探す際のポイントは、「美容家電・ヘアケア」のコーナーと「バラエティ雑貨」のコーナーを分けてチェックすることです。

お買い得な大容量パック

ドンキホーテでは、複数のダッカールがセットになった大容量の業務用に近いパックが販売されていることがあります。例えば、10本入りで500円前後といった価格設定は、頻繁に使う人にとっては非常に魅力的です。自宅で家族みんなで使う、あるいは美容学生さんなどが練習用に使うといった場合に、コストを抑えたいというニーズにマッチしています。

プロ用に近い本格派の取り扱いも

美容家電の近くや、プロ仕様のヘアケア用品の棚を探すと、意外とプロユースに近い、強力なバネの金属製ダッカールが見つかることもあります。ドンキホーテは仕入れのルートが独特なので、専門店でしか見かけないようなアイテムが、他店よりも安く手に入る「掘り出し物」として並んでいることがあるのです。

ドンキホーテでの購入の注意点

ドンキホーテは店舗によって商品の入れ替わりが激しいのが特徴です。

1. 在庫の変動：欲しいダッカールが特定の商品の場合、その店舗に在庫があるか事前に電話で確認することをおすすめします。
2. 陳列場所の多様性：ヘアアクセサリー、美容家電、メイクアップ、そしてレジ前のワゴンなど、本当に様々な場所に陳列されている可能性があるため、少し時間をかけて探す必要があります。

特に面白いのは、キャラクターグッズ売り場に、人気アニメのキャラクターがデザインされたダッカールが売られているケースです。実用性だけでなく、ファンアイテムとしても楽しめる商品を探しているなら、ドンキホーテは最高の探検場所となるでしょう！

家電量販店（ビックカメラ・ヨドバシ）の隠れたダッカールコーナー

家電量販店と聞くと、テレビやパソコン、カメラといった商品を思い浮かべるかもしれませんが、実は美容家電コーナーが充実しており、ダッカールもその周辺にひっそりと置かれていることがあります。特に、高品質なヘアアイロンやドライヤーを購入するついでにチェックするには最適な場所です。

家電量販店で見つかるダッカールは「機能連動型」

ビックカメラやヨドバシカメラのダッカールは、単体で売られているというよりは、美容家電の使用をサポートするツールとして位置づけられています。

ヘアアイロン・ドライヤー周辺をチェック

陳列されている場所は、高性能なドライヤーやヘアアイロン、バリカンなどが並ぶ「理美容コーナー」の一角です。

• 熱に強い素材：ヘアアイロンでのブロッキングを想定しているため、耐熱性に優れたカーボン素材や、バネ部分がしっかりした金属製のものが多い傾向があります。
• プロ用ブランド：美容師からも支持されるようなメーカー（テスコムやクレイツなど）のヘアアイロンの近くに、そのメーカーが推奨するダッカールが並んでいることもあります。

家電量販店は、商品の説明POPが充実していることも魅力の一つ。ダッカールの機能や素材について、詳しい情報を見ながら比較検討したい方には特におすすめです。

購入の際のメリットと注意点

家電量販店でダッカールを購入するメリットと注意点をまとめました。

メリット	注意点
ポイントが貯まる（家電購入のついでに）	品揃えは専門店ほど多くない
高品質で耐久性の高いモデルが多い	100円ショップのような安価なモデルはない
理美容専門の知識を持つ店員に相談できる	陳列場所が分かりにくいことがある

もし高価なヘアアイロンを買う予定があるなら、ついでにダッカールも一緒に買ってポイントをゲットするのは賢い選択ですよね。プロ仕様の品質を求めるけれど、実店舗でしっかり確認したいという方にとって、家電量販店は穴場的なスポットと言えるでしょう。

プロ仕様・美容師が使うダッカールはどこで手に入る？

「家で使うにしても、やっぱり美容師さんが使うような本当に髪がずり落ちない強力なものが欲しい！」という方もいらっしゃるでしょう。プロ仕様のダッカールは、一般に市販されているものとは一線を画す「挟む力」と「耐久性」を持っています。では、どこに行けばそんな本格的なダッカールに出会えるのでしょうか。

プロ仕様ダッカール専門の販売チャネル

プロ仕様のダッカールは、通常の小売店ではなく、美容の専門的な場所で取り扱われています。

美容材料店（ディーラー）

美容室向けのシャンプー、薬剤、器具などを専門に扱う卸売店や材料店があります。多くは業務用のため、一般客の入店が難しい場合もありますが、最近は一般客も購入できる店舗も増えてきました。ここでは、耐久性抜群のアルミ製や、薬剤に強いカーボン製など、様々なプロ用ダッカールが並んでいます。

美容専門学校の購買部

美容専門学校の購買部でも、学生が必要とする教材の一環としてダッカールが販売されていることがあります。一般の方が入れるかどうかは学校によりますが、プロの卵たちが使うスタンダードな優良品が揃っている可能性が高いです。

Amazon・楽天などのネット通販での探し方

最も手軽にプロ仕様を手に入れる方法は、やはりネット通販です。「プロ用ダッカール」「美容師用クリップ」「アルミダッカール」といったキーワードで検索すると、美容師向けの専門ブランドが多数ヒットします。
例えば、「YSパーク」や「美容師の道具」といった専門的なメーカーの製品は、バネが非常に強く、大量の髪でも確実にブロッキングできる設計になっています。

購入する際は、商品のレビューをしっかりと確認し、「毛量が多い人でも大丈夫か」といった点をチェックすることが大切です。価格は1本あたり800円〜2,000円程度と高くなりますが、一度買えば長く使えるため、結果として満足度の高い買い物になるでしょう。

【ネット通販が最強】Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングで購入するメリット

実店舗で探すのは楽しいですが、時間がない、あるいは特定の高品質な商品を探している場合は、やはりネット通販が最も強力な選択肢となります。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、実店舗ではありえないほどの豊富なラインナップから、あなたのニーズに合ったダッカールを見つけることができます。

ネット通販ならではの圧倒的なメリット

実店舗ではスペースの制約上、限られた種類しか置けませんが、ネット通販ではそれがありません。

メリット１：プロ仕様から変わり種まで全種類が揃う

前述したプロ仕様のアルミ製・カーボン製はもちろん、「髪に跡がつかない」「髪が絡みにくい」といった特定の機能に特化した製品、そして海外ブランドのユニークなダッカールまで、すべての種類が検索一つで出てきます。
特に、自宅でのセルフカラーやトリートメントに役立つ、防水性・耐薬剤性に優れたダッカールは、ネット通販で探すのが一番確実です。

メリット２：ユーザーレビューで失敗を防げる

ネット通販の最大の強みは、実際にその商品を使った人の「生の声」が読めることです。「バネが強いか弱いか」「すぐ壊れないか」「毛量の多い人でも使えるか」といった、実店舗では試せない感覚的な情報をレビューで確認できるため、購入後の「イメージと違った」という失敗を大幅に減らせます。

メルカリやリサイクルショップでの購入はどう？

少しでも安く手に入れたいという方は、メルカリやリサイクルショップを検討するかもしれません。

• メリット：新品同様のダッカールが格安で手に入る可能性がある。
• デメリット：衛生面の問題、バネの劣化やサビなど、品質の保証がない点がネックです。

特にダッカールは、髪の毛や薬剤が付着している可能性があるため、衛生面が気になる方は新品の購入を強くおすすめします。ただし、未使用品やプロ用で高価なものは、メルカリで掘り出し物として見つかることもあるので、自己責任で検討してみてください。

用途別！失敗しないダッカールの選び方とチェックポイント

ダッカールがどこで買えるかが分かったところで、次に重要なのは「どれを選ぶか」です。ダッカールには、サイズ、素材、形状など、様々な種類があり、用途に合わないものを選ぶと作業効率がガクッと落ちてしまいます。ここでは、あなたの「ダッカールを使いたいシーン」別に、最適な選び方を解説します。

選び方の基本は「何をしたいか」を明確にすること

まずは、あなたがダッカールで何をしたいのかを考えてみましょう。

1. ブロッキング（セルフカラー・縮毛矯正）：髪を少量ずつしっかり分ける。→ 挟む力が強く、細長い形状。
2. 前髪・サイドを留める（メイク・洗顔時）：髪に跡をつけたくない。→ クリップの先端がフラットで滑り止め付き。
3. ヘアアレンジ（お団子・編み込み）：仮留めとして使う。→ 軽量で、ある程度の長さがあるもの。

チェックポイント別：理想のダッカールを見つける

以下の3つのポイントを比較しながら選ぶと、失敗が少なくなります。

チェックポイント	一般家庭用（メイク・洗顔）	プロ用（ブロッキング・多毛）
素材	プラスチック（軽量でカラフル）	アルミ、カーボン（耐久性・耐熱性に優れる）
長さ	短い（7〜9cm程度）	長い（10〜12cm程度）
バネの強さ	比較的弱め（髪に優しい）	非常に強力（大量の髪を逃さない）
先端形状	フラット、または跡がつきにくい加工	櫛状で髪をしっかりホールドする

特に、毛量が多い方は、バネが弱いプラスチック製を選ぶと、途中で「パカッ」と外れてしまい、イライラすることになりかねません。少々値が張っても、アルミやカーボンといったプロ仕様のダッカールを選んでおくと、快適に作業を進めることができますよ。

髪の量や長さで使い分けたいダッカールの種類（クリップ形状と素材）

ダッカールの性能は、そのクリップの形状と素材に大きく左右されます。自分の髪質や量に合わないものを使うと、ブロッキングが崩れてしまったり、クリップの跡が残ってしまったりする原因になります。ここでは、髪のプロ目線で見た、ダッカールの種類と使い分けの極意をお伝えします。

素材の進化！アルミ vs カーボン vs プラスチック

ダッカールの素材は、使い心地や耐久性に直結します。

• アルミ製（金属）：プロの定番。軽くて丈夫、バネも強力なものが多いです。熱にも強いため、アイロンを使う際のブロッキングに最適。ただし、価格は高めです。
• カーボン製：軽さと丈夫さ、さらに耐薬剤性に優れているのが特徴。セルフカラーやパーマの際に使うと、薬剤でクリップが劣化するのを防げます。静電気が起きにくいというメリットもあります。
• プラスチック製：安価で手に入りやすい。色が豊富で、デザイン性のあるものが多いです。主に日常の仮留めやメイク用として使われますが、強い力を加えると破損しやすいです。

あなたの髪に最適なクリップの選び方

髪の量や長さによって、選ぶべきダッカールの長さやクリップの形状も変わってきます。

毛量が多い・硬い髪質の方へ

「長くて幅広」のダッカールを選びましょう。長いクリップ（10cm以上）で、クリップの内側にギザギザの「櫛歯」がしっかりとついているものがおすすめです。櫛歯が髪の毛を逃がさずホールドしてくれます。
特に、挟む力が強い「平ダッカール」と呼ばれる、クリップの幅が広いタイプは、ブロッキングの際に安定感が抜群ですよ。

毛量が少ない・細い髪質の方へ

「滑り止め加工」が施されたダッカールを選びましょう。細い髪はツルツルと滑りやすいため、クリップの内側にシリコンなどの滑り止め素材が付いているものが有効です。また、短めのダッカールでも十分なホールド力を得られます。

ダッカールを選ぶことは、ただ髪を留める道具を選ぶのではなく、あなたのヘアケアを格上げする「相棒」を選ぶことに他なりません。細部にまでこだわって選んでみてくださいね。

100均とプロ用ダッカールの違いは何？耐久性と挟む力の比較

ダッカールを購入する際、多くの方が「100均で十分じゃないの？」「プロ用ってそんなに違うの？」という疑問を持つかと思います。結論から言うと、価格差に見合った明確な「違い」が存在します。ここでは、その違いを「耐久性」と「挟む力」という観点から深掘りし、あなたの購入判断に役立つ情報をお届けします。

最も大きな差は「バネの品質」と「耐久性」

ダッカールにおいて最も重要なパーツは「バネ」です。バネが弱ければ、どれだけ髪を挟んでも途中で緩んでしまい、作業の妨げになってしまいます。

プロ用ダッカール

プロ用は、バネに強靭なステンレスなどの金属が使用されており、何万回と開閉してもヘタりにくい設計になっています。バネのテンション（挟む力）が非常に強く、大量の髪や濡れた髪でも一度挟んだらピクリとも動きません。
本体の素材も、アルミやカーボンといった耐久性の高いものが使われているため、薬剤や熱による劣化が少なく、数年にわたって愛用できます。

100均ダッカール

100均のダッカールは、バネ部分がプラスチックや、安価な金属でできていることが多く、頻繁に使用するとバネがすぐに緩んでしまいます。特に、硬い髪や多毛を無理に挟もうとすると、バネが伸びきってしまい、使い物にならなくなることが少なくありません。あくまで「一時的な仮留め」や「少量」の髪を留める用途に適していると言えます。

作業の「効率」と「仕上がり」に与える影響

この力の差は、単純な耐久性の問題だけでなく、ヘアケアの「仕上がり」にも影響します。

用途	プロ用を使うべき理由
セルフカラー・ブリーチ	ブロッキングが崩れると色ムラの原因になるため、強力なホールド力が必要。
ヘアアイロン・縮毛矯正	アイロンの熱が加わるため、耐熱性の高い素材と、正確なブロッキングが必要。
メイク・洗顔	跡がつきにくい設計で、優しく髪をホールドできれば100均でも可。

自宅で本格的なヘアケアを追求するなら、初期投資としてプロ用を一つ持っておくことをモモストアは強くおすすめします。普段使いの100均と、本格作業用のプロ用を賢く使い分けるのが、最も満足度の高いダッカールの活用法と言えるでしょう。

ダッカールと一緒に買うと便利なヘアアクセサリー

ダッカールはそれだけでも便利なアイテムですが、他のヘアアクセサリーや美容ツールと組み合わせることで、その利便性は格段に向上します。まるで料理の調味料のように、ダッカールをメインに据えつつ、補助的なツールを使うことで、より快適で質の高いヘアケアやスタイリングが可能になりますよ。

ブロッキング作業の効率を上げるアイテム

セルフカラーや前髪カット、アイロンでの細かいブロッキング作業の際に、ダッカールとセットで欲しいアイテムをご紹介します。

• テールコーム（柄の長いクシ）：ダッカールで髪を分ける際、指や普通のコームでは細かいラインが取りにくいことがあります。テールコームは、柄の部分が細く尖っているため、正確でまっすぐなブロッキングラインを取るのに欠かせません。この作業の正確さが、カラーリングやパーマの仕上がりを左右すると言っても過言ではありません。
• ヘアクリップ（小さめ）：ダッカールほど強力なホールド力は必要ないけれど、ちょっとだけ髪を留めておきたい、という時に便利です。特に顔周りの短い毛や、襟足の浮き毛などを留める際に使います。ダッカールと使い分けることで、髪に不要な圧力をかけずに作業を進めることができます。

スタイリング後の仕上げに役立つアクセサリー

ダッカールを外した後、髪を整えるために使うアイテムも重要です。

テーブル：ダッカールの種類別・併用おすすめアイテム

ダッカールの種類	おすすめの併用アイテム	理由
プロ用（アルミ/カーボン）	テールコーム、毛染め用ハケ	正確なブロッキングと薬剤塗布に集中するため。
100均（プラスチック）	ヘアゴム、細めのピン	メイク時の仮留め後、仕上げのヘアアレンジに移行するため。
跡がつかないタイプ	幅広のカチューシャ	洗顔時に前髪を完全にホールドするため。

これらのアイテムは、ダッカールと同じくドラッグストアや100円ショップで手軽に手に入ります。ダッカールを買う際は、ぜひテールコームも一緒にチェックして、あなたの美容作業をより快適にしてくださいね。

中古でもOK？メルカリやリサイクルショップでの購入について

「プロ用ダッカールは高いから、中古で安く手に入れたいな…」そう考えるのは自然なことです。メルカリやリサイクルショップといった中古市場でも、ダッカールは頻繁に出品されていますが、購入にはいくつかの注意点があります。ここでは、中古品購入のメリットと、後悔しないためのチェックポイントを解説します。

中古品購入のメリットと潜むリスク

中古のダッカールは、新品よりもかなり価格が抑えられるのが最大のメリットです。

メリット：掘り出し物とコスト削減

特に、美容学生さんが使わなくなった教材セットの一部として出品されていたり、サロン経営者が閉店時にまとめて出品したりすることがあり、高品質なプロ用ダッカールが格安で手に入るチャンスがあります。

リスク：衛生面とバネの劣化

ダッカールは直接髪に触れる道具であるため、最大の懸念は衛生面です。

• 髪の毛・汚れの付着：目に見えない薬剤や皮脂、フケなどが付着している可能性があります。
• バネの劣化・サビ：特に金属製のダッカールは、長期間の使用や水濡れによってバネが弱っていたり、サビが発生している場合があります。サビは髪を傷める原因にもなりかねません。

いくら安くても、使用に耐えないほどバネが緩んでいたり、衛生的に問題があったりすると、結局は損をしてしまいます。購入前に必ず出品者に状態を確認するようにしましょう。

メルカリで購入する際のチェックポイント

メルカリなどのフリマアプリで購入する際は、以下の項目を必ずチェックしてください。

1. 「消毒済み」の記載：アルコール消毒済みなどの記載があるか確認しましょう。
2. バネ部分の写真：クリップを最大に開いた状態の写真を見せてもらい、バネのサビや破損がないか確認しましょう。
3. 「未使用に近い」を選ぶ：衛生面を考慮し、可能な限り使用回数の少ない、あるいは未使用品を選ぶことをおすすめします。

中古で安く手に入れるのは魅力的ですが、「安物買いの銭失い」にならないよう、慎重に判断することが大切です。特に、初めてダッカールを買う方は、まずは新品で品質を確かめてから、中古の検討に移るのが安心ですね。

ダッカールを長く愛用するための簡単なお手入れ方法

せっかく高品質なダッカールを手に入れたのなら、できるだけ長く、快適に使いたいですよね。ダッカールは髪の毛やスタイリング剤、時にはカラー剤などが付着しやすい道具です。これらを放置すると、バネの動きが悪くなったり、クリップが錆びたりする原因になります。日頃から簡単なお手入れをすることで、ダッカールの寿命を格段に延ばすことができますよ。

使用後の基本！すぐにできるメンテナンス

最も基本的なお手入れは、使用直後に行うことです。

• 髪の毛の除去：使用後は、クリップの櫛歯部分に絡まった髪の毛を、すぐに取り除きましょう。特に濡れた髪を挟んだ場合、そのままにしておくと雑菌が繁殖したり、金属部分が錆びたりする原因になります。
• 水拭き（スタイリング剤使用後）：ワックスやムースなどのスタイリング剤が付着した場合は、固く絞った濡れタオルやウェットティッシュで、その日のうちに拭き取りましょう。

月に一度はしっかり洗浄！

日常的なお手入れでは落ちきれない、頑固な皮脂汚れやスタイリング剤のベタつきは、月に一度、しっかり洗浄して落とすことをおすすめします。

洗浄方法	手順	注意点
中性洗剤での洗浄	1. ぬるま湯に中性洗剤（食器用洗剤など）を少量溶かす。 2. ダッカールを数分間浸ける。 3. 歯ブラシなどでバネの隙間を優しくこする。	・洗剤が残らないよう、しっかり水で洗い流す。 ・バネの隙間は特に念入りに。
乾燥	1. 水気をタオルで拭き取る。 2. 風通しの良い場所で完全に乾燥させる。	・ドライヤーで急激に乾かさない。 ・湿気は金属にとって大敵です。

特に金属製のプロ用ダッカールは、完全に乾かさないとバネが錆びてしまい、動きが鈍くなる原因になります。お手入れの後は、必ず「カラカラに乾かす」ことを意識してください。大切にお手入れすれば、高価なプロ用ダッカールは本当に長く使える、頼もしい相棒になってくれますよ。

ダッカールのプロが教えるブロッキングの裏ワザテクニック

ダッカールを最大限に活用するために、モモストアが美容師さんから学んだ、ちょっとしたブロッキングの裏ワザをご紹介します。ブロッキングが正確になるだけで、セルフカラーやアイロンでのスタイリングの仕上がりは劇的に変わりますよ。

裏ワザ１：クリップの向きを変えるだけでホールド力アップ

多くの人は、ダッカールを頭の丸みに沿って横向きに挟みがちですが、実はクリップを「縦」に入れるだけで、ホールド力が格段にアップします。

なぜなら、縦に入れることで、頭皮に対してクリップの歯が垂直に近い角度で刺さり込み、髪の毛がダッカールから「逃げようとする力」を打ち消すことができるからです。

• 横向きに挟む：髪の量が少ない場合の仮留め。
• 縦向きに挟む：セルフカラーなど、大量の髪や濡れた髪を確実に留めたい場合。

特に毛量の多い方は、ぜひ一度、縦向きに挟む方法を試してみてください。そのホールド力の違いに驚くはずです。

裏ワザ２：ブロッキングは「取りすぎない」が鉄則

セルフカラーなどで、「早く終わらせたいから」と、一度に大量の髪をブロッキングしてしまいがちですが、これはNGです。一度に挟む髪の量が多いと、ダッカールの力が分散してしまい、結局途中で崩れてしまいます。
プロは、細かく、正確に髪をブロッキングします。特にアイロンでスタイリングをする際は、毛束の厚みが1cm以内になるようにブロッキングするのが理想的です。

正確なブロッキングの手順

1. テールコームを使い、襟足から耳の上まで、水平にまっすぐなラインでブロッキングする。
2. 取った髪をダッカールで頭頂部に向かって確実に留める。
3. 次に、耳上から頭頂部にかけて、また水平にラインを取り、残りの髪を留めていく。

この細かな作業が、ムラのない美しい仕上がりを生み出します。ダッカールをただ髪に付けるだけでなく、「正確に分ける」ための道具として活用してくださいね。

ダッカールをヘアアレンジの主役にする最新トレンドの使い方

ダッカールは、ブロッキングのための裏方アイテムというイメージが強いかもしれませんが、最近はファッションアイテムとして、あえて「見せる」使い方がトレンドになっています。ここでは、ダッカールをおしゃれの主役にする最新のアレンジをご紹介します。

トレンド１：サイドの髪を留める「ちょい見せ」アレンジ

これが最も手軽で人気の使い方です。顔周りの髪を少しだけ残して、耳の上あたりでダッカールを使って留めます。

• 使用するダッカール：カラフルなもの、クリア素材、パールやラインストーンが付いたデザイン性の高いもの。
• ポイント：敢えてクリップの大部分が見えるように留めることで、アクセサリーのような役割を果たします。大きめのダッカールを使うと、顔がすっきり見えて小顔効果も期待できます。

トレンド２：シニヨンやハーフアップの「土台隠し」に活用

お団子（シニヨン）やハーフアップをした後、ゴムやピンを隠すように、ダッカールをアクセントとして使います。

テーブル：アレンジ別の使い方

アレンジ	ダッカールの使い方	おしゃれに見せるコツ
シニヨン（お団子）	お団子の根元に、細長いダッカールを斜めに差し込む。	金色や銀色のメタリックなダッカールを選ぶ。
ハーフアップ	結び目の上に、横向きに一本、または二本クロスさせて留める。	あえて色が違うものを2本使う。

この使い方の良い点は、ただおしゃれなだけでなく、崩れやすいヘアアレンジの補強にもなることです。特に、梅雨時など湿気で髪が乱れやすい季節には、ダッカールの強力なホールド力が大活躍しますよ。

プロが絶賛！ダッカールを使った「時短」セルフカラー術

セルフカラーを自宅でする際、「ムラができた」「時間がかかりすぎた」という経験はありませんか？その原因の多くは、ブロッキングの甘さにあります。ダッカールを効果的に使うことで、セルフカラーの時間を大幅に短縮し、仕上がりをプロ並みに向上させることができます。

時短の鍵は「正確で崩れない」ブロッキング

プロが使うダッカールを使ったセルフカラー術の鉄則は、「塗る場所だけを開放する」ということです。

ステップ１：大胆な４〜６分割ブロッキング

まず、髪全体を左右、上下に大胆に4分割します。毛量が多い方は、さらに前後を分けて6分割しても良いでしょう。この際、プロ仕様の強力なダッカールで髪の根元からしっかりと挟み込み、絶対崩れない土台を作ります。

ステップ２：根元から「毛束を薄く取る」

ダッカールで留めていない部分の髪を、さらにテールコームで薄く取り、根元からカラー剤を塗布します。この時の毛束は、透けて向こう側が見えるくらいの薄さにすることが重要です。毛束が厚いと、内側までカラー剤が浸透せず、ムラの原因になります。

ステップ３：塗った毛束は「仮留め」せずに放置

カラー剤を塗布し終えた毛束は、再びブロッキングせず、そのまま垂らしてOKです。塗った毛束と、まだ塗っていない毛束が混ざらないように、塗布する順番をルール化しておくことが時短の秘訣です。

この方法であれば、塗る作業に集中でき、塗り残しを防げるため、トータル時間を短縮できます。正確にブロッキングするための高品質なダッカールは、セルフカラーの成功に欠かせない投資だと言えるでしょう。

ダッカールの代用品として使えるアイテムと緊急時の対処法

旅行先でうっかりダッカールを忘れた、急に髪をまとめたいけど手元にない！そんな緊急事態に遭遇した時、ダッカールの代用品として使えるアイテムと、その代用方法を知っておくと非常に便利です。「もしも」の時に役立つ裏ワザをご紹介します。

緊急時に役立つ代用アイテム３選

ダッカールのようなホールド力とブロッキング能力を兼ね備えた代用品はなかなかありませんが、工夫次第で一時的な代用は可能です。

1. 大きめの洗濯ばさみ（プラスチック製）：もし手元にあれば、最もダッカールに近いホールド力を発揮してくれます。ただし、髪を挟む部分が尖っていると髪や頭皮を傷つけてしまうため、先端が丸いものを選びましょう。また、洗濯ばさみ独特の跡がつきやすいため、緊急時限定の使用をおすすめします。
2. ゼムクリップ（ペーパークリップ）：オフィスやコンビニエンスストアで手に入るゼムクリップも、少量であれば仮留めに使えます。特に前髪などの細い毛束を留める際には意外と役立ちます。ただし、一度に大量の髪を挟むことはできません。
3. 割り箸（または長めのヘアピンを複数）：ブロッキングのために髪を分けた後、割り箸を二本使い、バッテンになるように髪に差し込むことで、一時的に固定できます。これはプロの現場でピンを多用するテクニックの応用で、ホールド力は強いですが、技術が必要です。

代用品を使う際の絶対的な注意点

代用品を使う際は、以下の2点に特に注意してください。

• 髪を傷つけない：金属製の代用品を使う場合、髪がサビや角で傷つかないように注意深く扱いましょう。
• 長時間の使用を避ける：代用品はあくまで緊急用です。無理な力がかかり、頭痛の原因になったり、髪に強い跡が残ったりする前に、本物のダッカールに切り替えましょう。

代用品でなんとか対処できたら、帰宅後すぐにネット通販でダッカールを注文する、というのが一番安心できる対処法ですね。

ダッカールを長く愛用するための簡単なお手入れ方法

せっかく手に入れたダッカールですから、できるだけ長く、そして気持ちよく使いたいですよね。ダッカールは髪の毛やスタイリング剤、時にはカラー剤などが付着しやすい道具です。これらを放置すると、バネの動きが悪くなったり、クリップが錆びたりする原因になります。日頃から簡単なお手入れをすることで、ダッカールの寿命を格段に延ばすことができますよ。

使用後の基本！すぐにできるメンテナンス

最も基本的なお手入れは、使用直後に行うことです。

• 髪の毛の除去：使用後は、クリップの櫛歯部分に絡まった髪の毛を、すぐに取り除きましょう。特に濡れた髪を挟んだ場合、そのままにしておくと雑菌が繁殖したり、金属部分が錆びたりする原因になります。
• 水拭き（スタイリング剤使用後）：ワックスやムースなどのスタイリング剤が付着した場合は、固く絞った濡れタオルやウェットティッシュで、その日のうちに拭き取りましょう。

月に一度はしっかり洗浄！

日常的なお手入れでは落ちきれない、頑固な皮脂汚れやスタイリング剤のベタつきは、月に一度、しっかり洗浄して落とすことをおすすめします。

洗浄方法	手順	注意点
中性洗剤での洗浄	1. ぬるま湯に中性洗剤（食器用洗剤など）を少量溶かす。 2. ダッカールを数分間浸ける。 3. 歯ブラシなどでバネの隙間を優しくこする。	・洗剤が残らないよう、しっかり水で洗い流す。 ・バネの隙間は特に念入りに。
乾燥	1. 水気をタオルで拭き取る。 2. 風通しの良い場所で完全に乾燥させる。	・ドライヤーで急激に乾かさない。 ・湿気は金属にとって大敵です。

特に金属製のプロ用ダッカールは、完全に乾かさないとバネが錆びてしまい、動きが鈍くなる原因になります。お手入れの後は、必ず「カラカラに乾かす」ことを意識してください。大切にお手入れすれば、高価なプロ用ダッカールは本当に長く使える、頼もしい相棒になってくれますよ。

ダッカール Q&A！よくある疑問をモモストアが解決

ダッカールに関して、読者の方からよく寄せられる疑問をモモストアがピックアップして回答します。これを読めば、ダッカールに関するあなたの疑問は全て解決するはずです！

Q1: 髪に跡がつかないダッカールは本当に存在するの？

A: はい、完全に「跡がゼロ」とは言えませんが、跡がつきにくいように設計されたダッカールは存在します。
一般的なダッカールは、クリップの先端がギザギザしているため、その跡が髪についてしまいます。跡をつけたくない場合は、クリップの先端部分がフラットな形状（平ら）になっていたり、滑り止めのシリコンやゴムが貼られているタイプを選びましょう。特にメイク時や、外出直前まで前髪を留めておきたい場合に重宝します。商品名に「跡がつかない」「ノークリップ」といったキーワードがついているものを探すのがポイントです。

Q2: ダッカールは何本くらい持っておくのがベスト？

A: 用途にもよりますが、最低でも4本、セルフカラーをするなら8本〜10本あると安心です。

本数	おすすめの用途	理由
2〜4本	メイク、洗顔、前髪カット	顔周りの髪を一時的に留める分には十分。
6本	ヘアアイロンでの部分的なスタイリング	頭全体を数ブロックに分けての作業が可能。
8〜10本以上	セルフカラー、縮毛矯正、毛量が多い方	細かいブロッキングに必須。特に多毛の方は多めに。

予算が許せば、高品質なプロ用を4本、安価な100均のものを4〜6本と、使い分けができるように揃えておくと、あらゆるシーンに対応できて便利です。

Q3: ダッカールとヘアクリップの違いは何ですか？

A: 厳密な定義はありませんが、一般的に「ダッカール」は「ブロッキング」や「作業用」の、実用性とホールド力に特化したクリップを指します。
一方、「ヘアクリップ」は「飾り」や「ファッション」としての要素が強く、デザイン性やカラーが重視されます。もちろん、ヘアクリップの中にも強力なバネを持つものもありますが、ダッカールの方がより「髪を確実に固定する」という機能に特化している、と考えて良いでしょう。

プロの現場では、確実な固定力を持つダッカールが必須であり、その点で両者は使い分けられています。

まとめ：ダッカールはどこにでも売ってるけど用途で選び方が変わる！

今回は、「ダッカールはどこに売ってるの？」という疑問から、その販売店、選び方、そしてプロの裏ワザまで徹底的に解説しました。
改めてまとめると、ダッカールは100円ショップから家電量販店、そしてプロ向けの通販サイトまで、本当に幅広い場所で手に入ることが分かりましたね。

購入場所	おすすめ度	特徴
ネット通販（Amazon・楽天など）	★★★★★	プロ用から最安値まで品揃えが豊富。レビューで品質確認も可能。
100円ショップ（ダイソー・セリア）	★★★★☆	最安値で手軽に買える。日常の仮留め用として優秀。
バラエティショップ（ロフト・ハンズ）	★★★☆☆	デザイン性・機能性の高いモデルを実際に手に取って選べる。
ドラッグストア・ドンキ	★★★☆☆	急な入用に対応。日常使いのモデルが中心。

大切なのは、「あなたがダッカールで何をしたいか」ということです。洗顔やメイク用であれば100均で十分ですが、本格的なセルフカラーやアイロン作業をするのであれば、少々値が張っても、バネが強力で耐久性のあるプロ仕様のダッカールをネット通販などで手に入れることを強くおすすめします。良い道具は、あなたの美容の質を必ず高めてくれますよ！
ぜひ、この記事を参考に、あなたにとって最高のダッカールを見つけて、快適なヘアライフを送ってくださいね。