灯油はどこで買えるの?ホームセンターからコンビニ、ネット通販まで徹底解説!
急に寒くなってきたけど、去年使っていた灯油ストーブのポリタンクが空っぽ!
「灯油ってどこで買えばいいんだっけ?」と、慌てて調べている方も多いのではないでしょうか。
実は灯油の販売場所は、昔ながらのガソリンスタンドやホームセンター以外にも、ライフスタイルに合わせて様々な選択肢があるんですよ。
この記事では、灯油を購入できる場所を営業時間や価格の傾向と合わせて詳しくご紹介します。これで今年の冬は、寒さに震えることなく、温かいお部屋で快適に過ごせますよ!
・【定番】灯油を購入できる主な店舗と営業時間
・灯油はガソリンスタンドで買うのが一番お得なの?
・ホームセンター(カインズ・コメリ・DCMなど)での灯油販売事情
・スーパー(イオン・イトーヨーカドーなど)で灯油は買える?
- 灯油はいつからいつまで買える?販売時期を解説
- 【定番】灯油を購入できる主な店舗と営業時間
- 灯油はガソリンスタンドで買うのが一番お得なの?
- ホームセンター(カインズ・コメリ・DCMなど)での灯油販売事情
- スーパー(イオン・イトーヨーカドーなど)で灯油は買える?
- コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)での灯油の取り扱い
- 灯油の移動販売(巡回販売)のメリット・デメリット
- 灯油のネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)利用はあり?
- 灯油購入時の価格を抑えるための賢い選び方
- 灯油を安全に購入・運搬・保管するための注意点
- 灯油のポリタンクはどこで買うのがおすすめ?
- 【Q&A】灯油購入に関するよくある疑問を解決!
- まとめ:ライフスタイルに合わせた最適な灯油の買い方
灯油はいつからいつまで買える?販売時期を解説

「よし、灯油を買いに行こう!」と意気込んで出かけたのに、「あれ?もう売ってない…」なんて経験はありませんか?
灯油は季節商品のため、実は販売されている時期がしっかりと決まっているんです。
この販売時期をしっかり把握しておかないと、いざ必要になった時に困ってしまうことになるので、まずはここから確認していきましょう。
灯油販売の一般的なシーズン期間
一般的に、灯油が店頭に並び始めるのは、秋の訪れを感じる9月下旬から10月上旬にかけてです。
地域によって多少前後しますが、気温が下がり始める時期に合わせて販売が開始されます。
そして、販売が終了するのは、春が近づき暖かくなる3月下旬から4月頃が目安です。
特に雪が多く、寒い期間が長い地域ではゴールデンウィーク頃まで販売を継続しているケースもありますが、都市部では春の陽気と共に店頭から姿を消します。
販売シーズンの特徴をまとめてみました。
| 時期 | 灯油販売の状況 | ポイント |
| 9月下旬~10月 | 販売開始、本格的な需要はこれから | シーズン初めはやや割高なことも。早めにポリタンクの準備を。 |
| 11月~2月 | 最盛期、安定的に購入可能 | 店頭在庫が豊富で、価格も安定しやすい時期です。 |
| 3月~4月上旬 | 販売縮小、在庫がなくなり始める | 在庫限りとなる店舗が増えます。買いだめするならこの時期。 |
| 5月~8月 | 基本的に販売終了(例外あり) | 緊急時を除き、購入は非常に困難です。 |
シーズンオフでも灯油が買える例外的なケース
では、もしシーズンオフである真夏に「どうしても灯油が必要になった」という場合はどうすれば良いのでしょうか?
残念ながら、ほとんどの販売店では夏場は灯油を取り扱っていませんが、ごく稀に購入できる可能性がある場所があります。
- 地方の小規模なガソリンスタンド:地域住民のニーズに応えるため、少量ながら在庫を置いている場合があります。ただし、セルフの大型店では期待薄です。
- 一部の業務用販売店:農家や特定の事業所向けに年中販売している業者がありますが、一般の個人客への販売は行っていないことが多いです。
- 灯油宅配サービス:契約している業者によっては、シーズンオフでも対応してくれる場合がありますが、その都度確認が必要です。
緊急で灯油が必要になった場合は、まずは地域の灯油販売店に直接問い合わせるのが確実です。
ただし、夏場の灯油は品質が劣化している可能性もありますので、保管状態についても確認することをおすすめします。
モモストアとしても、シーズン中に必要な分をしっかりと確保し、古くなった灯油は次のシーズンに持ち越さないよう心掛けておくのが一番安心だとお伝えしたいです!
【定番】灯油を購入できる主な店舗と営業時間
灯油を買う場所と言えば、まず思い浮かぶのが「ガソリンスタンド」と「ホームセンター」ですよね。
この2つが灯油販売の二大巨頭であり、購入しやすい定番の場所です。
それぞれの場所の特徴と、購入する際の具体的なメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
ガソリンスタンド(SS)の特徴と利用メリット
ガソリンスタンド(SS)は、車に乗っている方なら一番利用しやすい場所かもしれません。
給油ついでに灯油を購入できる手軽さが魅力です。
- 営業時間:店舗によりますが、朝早くから夜遅くまで営業しているところが多いです。24時間営業のセルフSSでも、灯油販売は有人時間帯のみという場合もあるので注意が必要です。
- 利用メリット:
- 給油が楽:店員さんがポリタンクまで運んでくれ、給油作業もしてくれる(フルサービス店の場合)。
- 品質が安定:常に新しい灯油を仕入れているため、品質が安定しています。
- 急なニーズに対応:出先や通勤途中に立ち寄れるため、急に必要になった時にも便利です。
- デメリット:
- 車が必須:重い灯油を運ぶため、基本的に車がないと不便です。
- 価格変動:ホームセンターに比べて、価格が高めに設定されている場合があります。
最近はセルフ式のガソリンスタンドが増えていますが、灯油のセルフ給油は消防法などの関係で禁止されている場合が多いです。
セルフSSでも、給油設備は別になっていたり、スタッフを呼んで給油してもらう必要がありますので、戸惑わないようにしてくださいね。
ホームセンター(HC)の特徴と利用メリット
ホームセンターは、灯油だけでなくポリタンクや灯油ポンプなど関連商品も一緒に購入したい場合に非常に便利です。
- 営業時間:ガソリンスタンドと比べると、朝10時頃から夜8時頃までの営業時間が一般的です。
- 利用メリット:
- 価格が安い傾向:ガソリンスタンドに比べて、特売日などを設けて安価に販売していることが多いです。
- 関連商品が充実:灯油ストーブ、ポリタンク、電動ポンプなどが豊富に揃っています。
- ポイントサービス:ホームセンターのポイントカードを利用できるため、お得に購入できます。
- デメリット:
- セルフ給油:基本的には自分でポリタンクを運び、給油機でセルフ給油する形式がほとんどです。
- 混雑:週末の特売日や寒波の日は、灯油コーナーが非常に混み合うことがあります。
特に寒波が来る前日は、ホームセンターの灯油売り場には長蛇の列ができることも珍しくありません。
混雑を避けたい場合は、平日の午前中など比較的空いている時間帯を狙うのがおすすめです。
どちらの場所も一長一短ありますので、ご自身のライフスタイルや、購入する時間帯に合わせて最適な場所を選んでみてくださいね!
灯油はガソリンスタンドで買うのが一番お得なの?
灯油の価格は、購入場所によって結構差が出ることがあります。
ガソリンスタンドとホームセンター、そしてその他の販売店を比較して、「どこが一番お得なの?」という疑問にお答えしていきますね。
ガソリンスタンドとホームセンターの価格比較
結論から言うと、多くの場合、ホームセンターの方がガソリンスタンドよりも安価な傾向にあります。
これは、ホームセンターが灯油を「集客のための目玉商品」として位置づけていることが多く、競合他社に負けないよう低価格を設定しているためです。
特にチラシなどで特売を実施している日を狙うと、かなりお得に購入できます。
ガソリンスタンドの場合、灯油はガソリンや軽油のついでに買ってもらう「付帯サービス」的な側面が強く、価格競争はホームセンターほど激しくありません。
ただし、会員割引や特定のクレジットカード割引などを適用できるSSもあり、その場合はホームセンターと大差ない価格になることもあります。
| 購入場所 | 価格の傾向 | 特にお得になる条件 |
| ホームセンター | 安い(特売が多い) | 週末の特売日、会員デー、競合店との価格競争時 |
| ガソリンスタンド | やや高め~普通 | 会員割引、特定の決済方法での割引、SS独自のポイント利用時 |
| 移動販売(巡回) | 最も高い傾向 | 自宅まで運んでくれる利便性を考えると妥当な価格 |
| ネット通販(宅配) | 普通~やや高め | 配送費込みの価格設定。重い思いをしない手間賃と考える |
一概に「どこが一番安い!」とは断言できませんが、価格重視ならホームセンターの特売をチェックし、利便性重視ならいつものガソリンスタンドでサッと済ませるのが賢い方法だと言えるでしょう。
価格を比較する際の注意点
灯油の価格は、原油価格の変動や為替の影響をダイレクトに受けるため、日によって、あるいは週によって変動します。
「先週は安かったのに今週は高い!」ということもよくある話です。
また、店舗間の価格競争も激しいため、お住まいの地域によって「あそこのホームセンターが安い」とか「ここのSSはいつも価格を抑えている」といった傾向があるはずです。
複数の店舗の価格をチェックして、自分にとっての最安値を見つけておくと良いでしょう。
最近はウェブサイトやアプリで価格情報を公開している販売店もありますので、事前にチェックしてから買いに行くのもおすすめです。
ちなみに、灯油はガソリンとは異なり、価格が急落することはあまり期待できません。必要な時にこまめに購入するのが、結果的に経済的かもしれませんね。
ホームセンター(カインズ・コメリ・DCMなど)での灯油販売事情
ホームセンターは、先ほどもお伝えした通り、灯油を安く買える代表的な場所です。
ここでは、主要なホームセンターチェーンの灯油販売の特徴や、購入時の注意点についてさらに深掘りしていきます。
主要ホームセンターチェーンの販売傾向
国内には様々なホームセンターがありますが、灯油販売においては大手チェーン店が非常に強力な存在です。
各社の特徴は以下の通りです。
- カインズ(CAINZ):比較的価格競争力が高く、大容量のポリタンクなど関連商品も充実しています。セルフ給油機での販売が一般的ですが、店舗によってはサービスが異なります。
- コメリ(KOMERI):特に地方・郊外に強く、生活必需品として灯油の販売にも力を入れています。特売日を設けることが多く、価格重視の方におすすめです。
- DCMグループ(DCM):ダイキ、ホーマック、カーマなどが統合した大型チェーン。安定した供給量と、広範囲な店舗網が強みです。こちらも価格は安価な傾向にあります。
どのチェーンも、寒冷地では特に力を入れて販売していますが、都市部の小型店舗やビルイン型の店舗では、灯油の取り扱いがない、あるいは宅配サービスのみという場合もありますので、事前に確認が必要です。
ホームセンターでの購入手順と持ち込み容器の注意
ホームセンターでの灯油購入は、基本的にセルフサービスが中心です。
初めて購入する方のために、一般的な流れをご紹介します。
- ポリタンクの準備: JOTマークやKHKマークがついた、灯油専用のポリタンクを準備します。ガソリン用の容器や、水の容器など、灯油用と認められていない容器は絶対に使用できません。
- 給油場所へ移動: ポリタンクを台車やカートに乗せ、店舗外に設置された給油機まで運びます。
- 給油: 給油機に表示された手順に従って、自分でポリタンクに灯油を入れます。この際、溢れないよう注意深く行う必要があります。
- 支払い: サービスカウンターや専用のレジで支払いを済ませます。
- 運搬: 購入した灯油を車に積み込み、自宅まで運搬します。
特に注意したいのが、「古い灯油」が入ったポリタンクの使用です。
販売店によっては、安全上の理由から「前の灯油が残っているポリタンクには給油しない」というルールを設けていることがあります。
必ず空にしてから持ち込むようにしてくださいね。また、各ホームセンターの公式サイトで、灯油購入に関するルールをチェックしておくことをおすすめします。
スーパー(イオン・イトーヨーカドーなど)で灯油は買える?
日々の食料品や日用品の買い物ついでに、スーパーで灯油も買えたら便利ですよね。
大手スーパーマーケットチェーンでの灯油の取り扱い状況について見ていきましょう。
大型スーパーと灯油販売の実態
結論から言うと、全てのスーパーで灯油が買えるわけではありません。
灯油の販売には、消防法に基づく設置基準や、広い敷地が必要となるため、店舗の規模や立地条件に大きく左右されます。
- イオン(AEON):敷地内に「ホームセンター(ホームワイドなど)」や「ガソリンスタンド」を併設している大型のショッピングモールや郊外型の店舗では、灯油販売を行っているケースが多いです。しかし、都市部の「まいばすけっと」のような小型店舗や、駅前の食品スーパー単体では、ほぼ取り扱いがありません。
- イトーヨーカドー:郊外のロードサイド店や、広い駐車場を持つ店舗の一部で灯油販売を行っています。こちらもホームセンターやカー用品店が併設されているかどうかが一つの目安になります。
- 地域密着型スーパー:地方や寒冷地にある、敷地の広い地域密着型スーパーでは、冬場限定で灯油販売ブースを設けていることがあります。
スーパーで灯油を買いたい場合は、「店舗の敷地外に給油機が設置されているか」を目視で確認するか、事前に電話で問い合わせるのが確実です。
スーパーで購入するメリットと注意点
スーパーで購入する場合、大きなメリットがあります。
メリット
- ポイントが貯まる:WAONポイントやnanacoポイントなど、普段使っているスーパーのポイントが灯油購入でも貯められる場合があります。
- ついで買いの利便性:食料品や日用品の買い物と一度に済ませられるため、時間の節約になります。
- 特売の可能性:スーパーの特売日に合わせて、灯油も割引になることがあります。
注意点
- 販売期間が短い:ホームセンターやガソリンスタンドに比べて、灯油販売シーズンが短めに設定されていることがあります。
- 取り扱い店舗が少ない:前述の通り、全店舗で買えるわけではありません。
- 給油の作業:基本的にはホームセンターと同様、セルフ給油となる場合が多いです。
スーパーでの灯油販売は、あくまで「付帯サービス」として行われていることが多いため、灯油の在庫が少なくなると、真っ先に販売を終了する傾向があります。シーズン終盤に「ついでに買おう」と考えていると、手遅れになる可能性もあるので注意してください。
コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)での灯油の取り扱い
24時間営業でいつでも開いているコンビニエンスストアで灯油が買えたら、本当に便利ですよね。
深夜や早朝に「あっ、灯油が切れた!」という事態でも安心できます。
大手コンビニチェーンの灯油販売状況
結論から申し上げると、ほとんどのコンビニエンスストアでは、灯油の店頭販売は行っていません。
これは、コンビニの店舗面積や立地、そして消防法に基づく危険物取り扱いの規制が厳しいためです。
灯油は引火性のある危険物であり、それを保管・販売するためには特別な設備や許可が必要になります。
一般的な都市型のコンビニでは、その条件を満たすのが難しいのです。
大手コンビニチェーンの販売状況
| チェーン名 | 店頭販売 | 宅配・併設店舗 |
| セブン-イレブン | ほぼ取り扱いなし | ごく一部のガソリンスタンド併設店で販売している可能性あり |
| ファミリーマート | ほぼ取り扱いなし | ごく一部の地方店舗で宅配サービスを受け付けている事例あり |
| ローソン | ほぼ取り扱いなし | ガソリンスタンド併設店での販売や、提携業者による宅配を受け付けている事例あり |
コンビニで灯油を購入する裏技的な方法
店頭では買えませんが、コンビニ経由で灯油を手に入れる「裏技」的な方法がいくつかあります。
それは「コンビニと提携した灯油宅配サービス」を利用する方法です。
一部の地域では、コンビニのレジで灯油の宅配チケットを購入し、後日、提携している灯油販売業者が自宅まで配達してくれるサービスを実施しています。
このサービスは、
- 重たいポリタンクを運ぶ必要がない
- 自宅にいながら購入手続きができる
- 24時間いつでもチケットが購入できる(宅配時間帯は業者による)
という大きなメリットがあります。
ただし、このサービスを実施しているのは、ごく一部の店舗・地域限定ですので、お近くのコンビニの店頭ポスターや店員さんに確認してみてください。
また、チケット購入から宅配までタイムラグがあるため、「今すぐ欲しい!」という急なニーズには対応できません。
モモストアからのアドバイスとして、コンビニは「購入場所」ではなく、「宅配サービスの受付窓口」として活用するのが賢い方法だと言えるでしょう。
灯油の移動販売(巡回販売)のメリット・デメリット
「あの、ピーポーピーポーって音が聞こえたら、冬が来たなって感じるよね」という方もいるかもしれません。
灯油の移動販売車は、特に団地や郊外の住宅街で見かける、昔ながらの便利なサービスです。
この移動販売のメリットとデメリットをしっかりと比較してみましょう。
移動販売の最大のメリットは「圧倒的な利便性」
移動販売の最大の魅力は、なんといっても「重い灯油を運ぶ手間が一切ない」という点です。
灯油18リットル缶は、成人男性でも持ち運びが大変な重さです。
特に、車を運転しない方、高齢の方、小さなお子さんがいて外出が難しい方にとっては、移動販売はなくてはならない存在です。
移動販売を利用するメリット
- 運搬の手間ゼロ:自宅の前や指定された場所まで運んでくれ、給油までしてくれる業者がほとんどです。
- 時間指定が可能:定期巡回とは別に、電話で希望日時を伝えて配達してもらえる「注文宅配」サービスを行っている業者もあります。
- ついでサービス:ストーブの簡単な点検や、ポリタンクの交換時期のアドバイスなどもしてくれる場合があります。
価格と時間に関するデメリット
便利な移動販売ですが、当然ながらデメリットもあります。それは「価格」と「巡回時間」です。
移動販売は、人件費や運送費がかかるため、ガソリンスタンドやホームセンターの店頭価格と比較すると、1リットルあたり数円~十数円程度割高になることが多いです。
これは、利便性の代償として捉えるべきでしょう。
また、巡回販売は特定のルートを回っているため、「今すぐ欲しい!」と思っても、販売車が来るまで待たなければなりません。
巡回ルートや時間を事前に把握しておく必要があります。
| メリット | デメリット |
| 重い灯油を運ぶ必要がない(高齢者・車がない方に最適) | 店頭価格よりも割高になることが多い |
| 自宅のそばまで来てくれる | 巡回ルートや時間に合わせる必要がある |
| 給油作業を任せられる | 悪天候時は巡回が遅れたり、運休になったりする可能性がある |
移動販売は、「灯油の価格よりも利便性を重視したい」という方にとって、最も賢い選択肢だと言えるでしょう。
灯油のネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)利用はあり?
最近は何でもネット通販で済ませられる時代になりました。
「灯油もAmazonや楽天市場で買えるの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
重たい灯油を自宅まで届けてもらえるなら、こんなに楽なことはありませんよね。
ネット通販での灯油販売の現状
結論として、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、灯油の販売はされています!
ただし、通常の宅配便のように「1〜2日で全国どこでも」というわけにはいきません。
灯油は危険物であり、配送には特別な許可や手続きが必要だからです。
- 配送方法:主に、販売業者から提携の危険物配送業者を通じて、エリア限定で配送されるケースがほとんどです。
- 販売単位:18リットルのポリタンク単位での販売が一般的です。
- 価格:灯油本体の価格に加えて、配送費用が含まれているため、店頭価格よりも高めに設定されています。
特に、灯油は配送コストが高くつく商品です。店頭価格と比べて「高いな」と感じるかもしれませんが、重いポリタンクを自分で運ぶ手間と、ガソリン代などを考慮すれば、決して高すぎる買い物ではないかもしれません。
ネット通販を利用する際のチェックポイント
ネットで灯油を購入する際は、失敗しないためにいくつか重要なチェックポイントがあります。
- 配送エリアの確認:最も重要です。必ず商品説明欄で「配送可能エリア」を確認してください。「関東限定」「〇〇県のみ」など、地域が限定されている場合が多いです。
- 納期(リードタイム):注文から到着まで3日〜1週間程度かかる場合があります。急いでいる時は店頭で購入した方が確実です。
- 価格と送料:「本体価格+送料」のトータルコストで店頭価格と比較しましょう。大量購入することで送料が割安になる場合もあります。
- ポリタンクの状態:新品のポリタンクに入った状態で届くか、容器の保証があるかなども確認しておくと安心です。
また、メルカリなどのフリマアプリでの灯油購入は、絶対に避けてください。
灯油は保管方法によって品質が劣化しやすく、古い灯油を使うとストーブの故障や火災の原因になる危険性があります。
危険物の適切な取り扱いをしている業者から購入することが、安全のためにも非常に重要です。
灯油購入時の価格を抑えるための賢い選び方
毎冬使う灯油だからこそ、「少しでも安く買いたい!」と思うのは当然ですよね。
ここでは、価格を意識した灯油の賢い買い方や、購入タイミングについて詳しくお伝えします。
狙い目は「特売日」と「寒波前の平日」
灯油の価格は変動しますが、安くなるタイミングはだいたい決まっています。
- ホームセンターの特売日:多くのホームセンターは、集客のために週末(特に土曜日)に灯油の特売を実施します。この日は近隣のガソリンスタンドも対抗して値下げすることがあるため、価格が下がる傾向にあります。ただし、非常に混雑します。
- 寒波襲来前の平日:ニュースなどで「〇日後に大寒波が来る」と報じられると、週末は必ず混雑し、価格が上がる可能性もあります。混雑を避けて安く買いたいなら、寒波が来る前の平日(火曜〜木曜)の午前中を狙うのがベストです。在庫も豊富で、スムーズに購入できます。
- シーズン終了間際:3月下旬頃になると、多くの店舗で「在庫処分」のための値下げが行われることがあります。ただし、在庫限りで売り切れ次第終了となるため、買い逃しに注意が必要です。大量に買いだめするならこの時期ですが、次の章で説明する「灯油の保管期限」には十分注意してください。
会員割引やポイントプログラムの活用
特定の販売店の会員になることで、割引を受けられる場合もあります。
| 販売店 | 割引や特典 | 活用のコツ |
| ガソリンスタンド | 会員カード割引、特定クレジットカードでの給油割引 | ガソリンと灯油をまとめて同じカードで決済し、ポイントを貯める。 |
| ホームセンター | ポイントカード、アプリ会員特典、チラシのクーポン | 特売日に合わせてポイント倍増デーを狙う。 |
| スーパー | 電子マネー決済特典、提携クレジットカード割引 | 日常の買い物と灯油購入をまとめて、年間で大きなポイント差を出す。 |
特にガソリンスタンドやホームセンターでは、無料で作れる会員カードで割引を受けられることが多いです。
「どうせ買うならお得に!」というモモストアの視点から言えば、メインで利用する店舗の会員制度を最大限活用するのが、最も手軽で賢い節約術と言えるでしょう。
購入時には、「Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング」でも、お得なセールやポイントアップキャンペーンを実施していることがあるので、店頭価格と比較検討してみるのも手ですよ!
灯油を安全に購入・運搬・保管するための注意点
灯油は私たちの生活を温めてくれる便利な燃料ですが、取り扱いを一歩間違えると、大きな事故につながる危険な「危険物」でもあります。
安全に利用するための、購入時、運搬時、保管時の重要事項を再確認しましょう。
購入・運搬時の「容器」と「車内の換気」
まず、灯油を購入する際に最も大切なのは「容器」です。
灯油のポリタンクの絶対ルール
- 必ず灯油専用の容器を使う:ガソリン用の赤色缶や、水用の青色タンクなど、灯油用ではない容器の使用は、色の違いによる誤注入や材質の耐久性の問題で、消防法で禁止されています。
- 推奨されるマーク:JOTマーク(日本ポリオレフィンフィルム工業会)やKHKマーク(危険物保安技術協会)がついた、安全基準を満たしたポリタンクを使用しましょう。
- 劣化に注意:ポリタンクは直射日光や経年劣化で脆くなります。5年を目安に交換することをおすすめします。
運搬時の重要事項
灯油は車で運ぶことがほとんどですが、運搬時にも細心の注意が必要です。
- 直射日光を避ける:灯油缶を車内に放置すると、太陽の熱で温度が上がり、灯油の蒸気が発生しやすくなります。これは非常に危険です。
- 換気を徹底する:万が一灯油が漏れたり、気化したりした場合に備え、窓を少し開けるなどして換気を行いながら運転しましょう。
- 固定する:急ブレーキなどで倒れないよう、しっかりと荷台やトランクに固定してください。横積みは厳禁です。
保管場所の重要性と古い灯油の危険性
自宅での保管も非常に重要です。
- 直射日光・高温を避ける:灯油の変質(劣化)を防ぐため、ベランダや屋外の倉庫など、直射日光が当たらず、温度変化の少ない冷暗所で保管してください。
- 火気厳禁:ストーブなどの火気や、ガスコンロなどから十分に離して保管してください。
- 品質の劣化:灯油は夏を越すと「変質灯油」となり、色が黄色っぽくなったり、酸っぱいような異臭がしたりします。変質灯油を使用すると、ストーブの故障だけでなく、異常燃焼による火災の原因となります。
【鉄則】シーズンを越した灯油は絶対に使わない!
「もったいない」と感じるかもしれませんが、安全と機器の寿命のために、残った古い灯油は来シーズンに持ち越さず、販売店や専門業者に相談して適切に処分してください。
安全に、快適な冬を過ごすために、これらの注意点を必ず守ってくださいね。
もし、古い灯油の処分に困ったら、お住まいの自治体のルールを確認してみましょう。
灯油のポリタンクはどこで買うのがおすすめ?
灯油本体だけでなく、灯油を入れる「ポリタンク」や、給油するための「ポンプ」も、冬の必需品ですよね。
これらの関連商品はどこで買うのが一番賢いのか、おすすめの購入場所をご紹介します。
ポリタンク・ポンプの賢い購入場所
ポリタンクやポンプは、灯油を販売している場所であれば、ほとんどの場所で購入可能です。
- ホームセンター:最も品揃えが豊富で、価格競争も激しいため、安く、種類を選んで買いたいならホームセンター一択です。JOTマーク付きの安心できる製品が各種揃っており、特に冬のシーズン初めには特売品として売り出されることが多いです。
- ネット通販(Amazon・楽天):「電動ポンプ」や「大型のキャスター付き灯油タンク」など、実店舗では見かけないような多機能・高品質な製品を探しているならネット通販が便利です。自宅まで配送してくれるため、かさばるポリタンクを運ぶ手間もありません。
- ガソリンスタンド:ポリタンクを常備しているSSもありますが、種類は少なく、価格もホームセンターより割高な傾向があります。「今すぐ必要」という緊急時以外は、あまりおすすめできません。
【電動ポンプ vs 手動ポンプ】どっちを選ぶべき?
灯油ポンプは、手動式か電動式かで利便性が大きく変わってきます。モモストアからの選び方アドバイスはこちらです!
| 種類 | 特徴とメリット | デメリット | おすすめな人 |
| 手動ポンプ(シュポシュポ式) | 価格が安い、電源不要、故障しにくい。 | 力がいる、給油に時間がかかる、灯油を吸い切れないことがある。 | 使用頻度が少ない方、価格重視の方、非常時の備え。 |
| 電動ポンプ(電池式) | 給油が楽、速い、手を汚さない。自動停止機能付きのものが多い。 | 電池が必要(電池切れの心配)、手動ポンプより高価。 | 日常的に灯油を使う方、力に自信がない方、時短したい方。 |
最近の電動ポンプは、灯油の入れすぎを防ぐための「自動停止機能」が付いているものが主流です。これにより、灯油が溢れる心配がほとんどなくなり、非常に安全性が高まっています。
日々の快適さを考えると、多少高くても電動ポンプを選ぶことをおすすめします。ネット通販でレビューを参考に、静音性や給油スピードを比較して選ぶと失敗が少ないですよ。
【Q&A】灯油購入に関するよくある疑問を解決!
灯油の購入について、お客様からよく聞かれる疑問をQ&A形式でまとめてみました。これであなたの「モヤモヤ」もきっと解消するはずです!
Q1:灯油はセルフのガソリンスタンドでも自分で入れられる?
A1:基本的にセルフ(無人)での灯油給油はできません。
灯油はガソリンと同様に危険物であり、セルフスタンドであっても、消防法などの法律により、灯油の給油機は必ずスタッフがいる管理棟のそばに設置されています。
お客様がポリタンクを持って行くと、スタッフが代わりに給油をしてくれますので、ご安心ください。給油が終わったら、そのままお会計となります。
ホームセンターの灯油売り場はセルフ形式が多いですが、ここはあくまで「灯油売り場」であって、ガソリンスタンドの規制とは異なります。
Q2:灯油はクレジットカードや電子マネーで買える?
A2:ほとんどの場所で利用可能です。
ガソリンスタンドはもちろん、大手ホームセンターやスーパーの灯油売り場でも、現金だけでなく、クレジットカード、QRコード決済、電子マネーなどの利用が一般的です。
ただし、地方の小規模なガソリンスタンドや、個人で営業している巡回販売の移動販売車などでは、「現金のみ」のところもまだ残っていますので、不安な場合は事前に確認しておくと良いでしょう。
特にポイントを貯めたい方は、決済方法を事前にチェックすることをおすすめします。
Q3:ポリタンクの色は決まっているの?赤や青など、何色が正しい?
A3:灯油専用のポリタンクは「青」「赤」「緑」などが一般的ですが、色自体に法律上の決まりはありません。
しかし、ガソリンは消防法で「赤色の金属製容器」と定められているため、ガソリンと間違えないように、灯油用ポリタンクは赤以外の色(主に青や緑)を使うのが常識となっています。
重要なのは色ではなく、「JOTマーク」や「KHKマーク」などの灯油専用の認定マークがついていることです。間違っても、灯油用ポリタンクにガソリンを入れないように注意してください。
Q4:灯油をポリタンクから直接ストーブに入れるのは危険?
A4:非常に危険です。絶対にやめてください。
重たいポリタンクを傾けてストーブの給油口に入れようとすると、手が滑ったり、バランスを崩したりして、灯油が大量に溢れて火災の原因になります。
また、給油口が小さいため、勢いよく入れた際に吹き戻し(逆流)が起こり、灯油が飛び散る事故も多いです。
給油する際は、必ず電動または手動の灯油ポンプを使い、給油を終えたらポンプを灯油缶から抜き、給油口をしっかり閉めてください。
安全なストーブの使用方法については、製品の取扱説明書をよく読み、正しく使用することが大切です。
まとめ:ライフスタイルに合わせた最適な灯油の買い方
今回は、灯油の購入場所から、お得な買い方、安全な取り扱い方法まで、幅広く解説させていただきました。
灯油の購入場所は、あなたのライフスタイルや何を重視するかによって最適な選択肢が変わってきます。
最後に、あなたの状況に合わせた「最適な灯油の買い方」をまとめてみました!
| 重視する点 | 最適な購入場所 | ポイント |
| 価格を最優先 | ホームセンター | 週末の特売日やシーズン終わりの在庫処分を狙う。 |
| 利便性(夜間・早朝) | ガソリンスタンド(SS) | 24時間営業や、営業時間帯が長い店舗を選ぶ。 |
| 運搬の手間をゼロに | 移動販売(巡回・宅配) | 価格は高めだが、重い思いをする必要がないため、特に高齢者や車がない方におすすめ。 |
| ついで買い・ポイント | スーパー(併設店) | 食料品などの買い物とまとめて済ませ、ポイントを効率よく貯める。 |
| 特殊な製品が欲しい | ネット通販(Amazon・楽天など) | 機能的な電動ポンプや特殊なポリタンクなどが見つかる。配送エリアと送料に注意。 |
灯油は冬の生活に欠かせないものですが、購入場所によって価格やサービス内容が大きく異なります。
ぜひこの記事を参考に、ご自身にぴったりの購入方法を見つけて、今年の冬は快適で温かい毎日を過ごしてくださいね!

