凧糸(たこいと)はどこで売ってる?100均から専門店まで販売場所を徹底調査!

凧糸(たこいと)はどこで売ってる?100均から専門店まで販売場所を徹底調査!

お正月や冬のレジャーで「急に凧揚げがしたくなった!」という時や、工作やDIYで「凧糸が欲しいな」となることってありますよね。
いざ探そうとすると、「どこに売っているのか分からない」と困ってしまう方も多いのではないでしょうか?
この記事では、身近な100円ショップから専門店まで、凧糸の販売場所を徹底的に調査しました。
品質や用途に合わせた選び方も解説していますので、あなたにぴったりの凧糸を見つける参考にしてくださいね。

・凧糸はどこで買える?主な販売店・売り場一覧
・ダイソーやセリアなど100均で凧糸は手に入る?
・ホームセンターでの凧糸の取り扱いと特徴を徹底解説
・文房具店や画材店に凧糸は売っている?
・手芸店で手に入る高品質な凧糸の種類と特徴
  1. 凧糸はどこで買える?主な販売店・売り場一覧
    1. 大手量販店(イオン・イトーヨーカドー)のおもちゃ売り場
    2. 昔ながらの個人商店や駄菓子屋の可能性
  2. ダイソーやセリアなど100均で凧糸は手に入る?
    1. 100均で販売されている凧糸の品質は?
    2. 100均の凧糸の売り場はどこ?
  3. ホームセンターでの凧糸の取り扱いと特徴を徹底解説
    1. 凧揚げシーズン以外でも買える?
    2. 工作・園芸用として売られている「凧糸」
  4. 文房具店や画材店に凧糸は売っている?
    1. 製図・工作用の糸としての需要
  5. 手芸店で手に入る高品質な凧糸の種類と特徴
    1. 高い強度を持つテトロン糸・ナイロン糸が見つかる
  6. スポーツ用品店で凧糸が見つかるのはどんな時?
  7. ドン・キホーテやバラエティショップでの販売状況
  8. 薬局・ドラッグストアで凧糸は買える?
  9. オンライン(Amazon/楽天/Yahoo!)で凧糸を買うメリット・デメリット
    1. 選び放題!オンラインなら用途に合った凧糸が必ず見つかる
    2. ネット購入で注意すべき「長さ」と「太さ」
  10. 凧糸の選び方!木綿糸・テトロン糸など用途別の種類を解説
    1. 伝統的な凧揚げなら「木綿糸」
    2. 強度重視の大きな凧・カイトなら「テトロン・ナイロン糸」
  11. 凧糸がない時の代用品はある?
    1. 主な代用品とその注意点
  12. 凧糸の値段相場はいくらくらい?
    1. 100均 vs ホームセンター vs 専門店
  13. まとめ:凧糸を探すならココがおすすめ!
    1. ケース別!最適な凧糸の購入場所

凧糸はどこで買える?主な販売店・売り場一覧

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凧糸は、実は「凧揚げ」という特定の用途のイメージが強いため、年中決まった場所に置かれていないことが多く、販売場所を探すのに苦労しがちです。
しかし、その用途は凧揚げ以外にも、工作用、園芸用、荷造り用など多岐にわたるため、様々な店舗で違った形で販売されています。
ここでは、凧糸が手に入る可能性の高い主な販売場所を、取り扱いの傾向と合わせてご紹介します。

大手量販店(イオン・イトーヨーカドー)のおもちゃ売り場

イオンやイトーヨーカドーなどの大型スーパーマーケットでは、凧糸を比較的見つけやすい傾向にあります。
特に、凧揚げのシーズンであるお正月前後や冬休み期間中は、おもちゃ売り場の目立つ場所に「凧」本体と一緒に「凧糸」がセットで陳列されていることがほとんどです。
この時期に販売されているのは、主に子供向けの一般的な凧揚げに使うことを想定した、手軽な長さ(数十メートル程度)の木綿糸やナイロン糸が多いです。

シーズン外の期間でも、工作用品や文具のコーナー、もしくは園芸用品コーナーなどに、別の用途の糸として置かれている可能性もありますが、「凧糸」という名前で探すよりも「たこ糸」「木綿糸」「ナイロン紐」といった商品名で探すのがコツになります。

店舗の種類 取り扱いの傾向
大型スーパー(イオンなど) おもちゃ売り場(季節限定)、文具・ホビーコーナー。子供向けセットが多い。
ホームセンター(カインズなど) 園芸・DIY・梱包資材コーナー。強度や耐候性重視の業務用・大容量のものが多い。
100円ショップ(ダイソーなど) 季節用品コーナー(冬)、手芸・工作コーナー。安価で長さは短め。
手芸店(ユザワヤなど) 年中安定して取り扱いあり。素材や色、強度のバリエーションが豊富で高品質。

凧糸の専門的な情報を詳しく見るには、こちらも参考にしてみてください。専門的な凧糸の情報を詳しく見る

昔ながらの個人商店や駄菓子屋の可能性

これは現代では少し難しくなりましたが、昔ながらの地域に根ざした文房具店や、駄菓子屋、個人経営のおもちゃ屋では、今でも季節を問わず凧糸を取り扱っていることがあります。
特に、老舗の文房具店などは、学校の教材や工作材料として凧糸を在庫しているケースが少なくありません。
大型店舗で見つからなかった場合は、近所のこうした小さなお店に立ち寄ってみるのも、意外な発見があるかもしれませんよ。
品揃えは多くありませんが、昔ながらの「本物のたこ糸」に出会える可能性も秘めています。

ダイソーやセリアなど100均で凧糸は手に入る?

「とりあえずちょっと使えればいい」「子供の工作で使うだけ」という場合、真っ先に思い浮かぶのが100円ショップですよね。結論からお伝えすると、ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100円ショップでは、凧糸はほぼ確実に手に入ります!
ただし、100均で購入する際は、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

100均で販売されている凧糸の品質は?

100円ショップの凧糸は、そのほとんどがポリエステルや木綿の混紡素材でできており、価格を考えれば十分な品質を持っています。
一般的に、小さなカイトや、子どもが公園で遊ぶ程度のサイズの凧を揚げるには全く問題ありません。
しかし、「超大作の巨大な凧を揚げる」「風の強い日にスポーツカイトを扱う」といった、非常に高い強度が必要な用途には向いていません
強度不足で糸が切れてしまうと、せっかく作った凧が飛んでいってしまったり、他人に迷惑をかけてしまったりするリスクがあるからです。
もし、強度に不安がある場合は、ホームセンターや手芸店で、より太く丈夫なテトロン糸などを選ぶことをおすすめします。

また、100均の凧糸は、長さが短いものが多く、凧揚げを本格的に楽しみたい方には物足りないかもしれません。
販売されている商品にもよりますが、大体20m~50m程度のものが主流です。
「とにかく安く手に入れたい」「ちょこっとだけ使いたい」というニーズには最適ですが、本格的な用途には品質と長さを確認してから購入しましょう。

100均の凧糸の売り場はどこ?

100円ショップで凧糸を探すときは、季節によって陳列場所が変わるため、いくつか売り場を回る必要があります。

時期 主な売り場 売られている商品
お正月・冬 季節商品コーナー、おもちゃコーナー 凧本体、凧糸セット、手作り凧キットなど
通年 手芸・裁縫コーナー 太めの木綿糸、紐、手芸用のポリエステル糸
通年 工作・DIYコーナー、園芸コーナー 荷造り紐、園芸用の麻ひも、太めのPPロープ

一番確実なのは、冬の時期のおもちゃ売り場です。この時期を逃してしまった場合は、手芸コーナーにある「太めの木綿糸」や「手芸用紐」を代用する形になります。
店頭に見当たらなくても、店員さんに「たこ糸や、それに近い太い紐はありますか?」と尋ねてみるのが一番早く見つかる方法ですよ。

ホームセンターでの凧糸の取り扱いと特徴を徹底解説

ホームセンター(カインズ、コーナン、コメリ、DCMなど)は、凧糸を探す上で非常に重要な販売場所の一つです。
100均が「手軽さ」に特化しているのに対し、ホームセンターは「強度」と「大容量」を重視したラインナップが特徴です。
凧揚げ用としてだけでなく、本来の用途である「ひも・ロープ」のカテゴリで、様々な素材の糸が豊富に揃っています。

凧揚げシーズン以外でも買える?

ホームセンターの最大のメリットは、凧揚げシーズンに関係なく、一年中、凧糸に代わる糸や紐が手に入ることです。
凧揚げコーナーは季節限定ですが、「ひも・ロープ」売り場は通年営業しています。
この売り場では、主に以下の用途の糸・紐が見つかり、これらが凧糸として使用可能です。

  • 梱包・荷造り用:強度のある麻ひもやPPロープ、クレモナロープなど。
  • DIY・作業用:木綿糸やナイロンテグス、墨壺用の糸など。
  • 園芸用:誘引用の麻ひも、ネット張り用の強力なナイロン糸。

特に、クレモナ糸やテトロン糸といった合成繊維のロープは、木綿糸よりも遥かに強度が高く、プロの建築現場や園芸でも使われる信頼性の高いものです。
大きな凧を揚げる場合や、長時間の使用に耐えうる耐久性を求めるなら、ホームセンターのこのコーナーで選ぶのがベストな選択と言えるでしょう。

工作・園芸用として売られている「凧糸」

ホームセンターで「凧糸」という商品名で売られていなくても、実質的に凧糸として使える商品はたくさんあります。
例えば、「測量用糸」「水糸」「綿ロープ」といった商品です。
これらは、数十メートルから数百メートルの巻物で売られていることが多く、価格は100均よりも高くなりますが、メートルあたりの単価は非常に安くなる傾向があります。

特に、凧揚げ愛好家や工作を頻繁にする方にとっては、「大容量で高品質」なホームセンターのラインナップは非常に魅力的です。
「ちょっと太いかな?」と感じるかもしれませんが、凧揚げでは糸の太さが強度に直結しますので、少し太めのものを選ぶと安心感が増しますよ。
売り場が広くて迷う場合は、「ロープ・紐・梱包資材」のコーナーを探してみてください。

文房具店や画材店に凧糸は売っている?

文房具店や画材店は、一般的には筆記具や紙製品がメインですが、工作・ホビーの材料として凧糸を取り扱っている店舗もあります。
ただし、近年は大型店化が進み、昔ながらの小さな文具店が減っているため、以前ほど簡単に見つからないかもしれません。

製図・工作用の糸としての需要

文房具店や画材店で凧糸が置かれている理由の多くは、学校での工作や美術の授業で使用される教材としての需要があるからです。
特に、画材店や大型の文具店にある「ホビー・クラフトコーナー」を見てみると、木工用ボンドや絵の具、フェルトなどの素材と一緒に、工作用の糸や紐が陳列されていることがあります。
ここで見つかる凧糸は、「工作用たこ糸」という商品名であることが多く、色は白や生成りといったシンプルなものが中心です。
長さも短めで、細工や装飾などに適した、使い切りやすいサイズ感のものが多いのが特徴です。

また、製図用品を扱うコーナーでは、「水糸」「ナイロンテグス」など、強度が高く直線性に優れた糸が見つかることもあります。
これらは、精度の高い工作や、自作カイトの骨組みを組む際などに非常に役立つ高品質な糸です。
もし近所に大型の文房具店がある場合は、諦めずに奥のホビーコーナーまでチェックしてみることをお勧めします。
凧糸の素材と強度比較について調べるには、こちらも参考にしてください。凧糸の素材と強度比較について調べる

手芸店で手に入る高品質な凧糸の種類と特徴

「手芸店で凧糸?」と意外に思われるかもしれませんが、実は手芸店(ユザワヤ、オカダヤなど)は、高品質で専門的な糸を探す上での穴場なんです。
手芸で使われる「糸」は、耐久性、色、素材のバリエーションが非常に豊富で、特に大きな凧やスポーツカイト用の強力な糸を求めている方に最適です。

高い強度を持つテトロン糸・ナイロン糸が見つかる

手芸店には、通常の木綿糸や毛糸だけでなく、レザークラフト用、バッグ制作用、パラコード(パラシュートコード)といった、非常に強度の高い特殊な紐や糸が販売されています。
特に注目したいのは、「テトロン糸」や「ナイロンコード」です。
これらは、木綿糸に比べて耐水性、耐久性、引っ張り強度が格段に優れており、強風下での凧揚げや、大型の凧をコントロールする際に威力を発揮します。

素材 手芸店での用途 凧糸としての評価
木綿糸 刺繍、キルト、一般的な手縫い 一般的な凧揚げに最適。手触りが良い。
テトロン糸 バッグ制作、強力な縫い物、タペストリー 強度・耐久性◎。大きな凧やカイト向き。
ナイロンコード レザークラフト、アクセサリー、パラコード 極めて強度が高い。水を吸いにくく劣化しにくい。

手芸店の店員さんに「大きな凧を揚げるための、できるだけ強度の高い糸を探している」と相談すると、適切な素材の糸を紹介してもらえる可能性が高いです。
また、色や太さの選択肢も豊富なので、凧のデザインに合わせて糸の色を選べるのも手芸店ならではの魅力です。
糸のプロである店員さんの知識を借りて、最高の凧糸を手に入れてみましょう。

スポーツ用品店で凧糸が見つかるのはどんな時?

一般的なスポーツ用品店(ゼビオ、デポなど)では、残念ながら通常の凧糸が常時販売されていることは稀です。
しかし、特定の条件下や、特定のジャンルに強い店舗であれば、凧揚げに使える強力な糸や紐を見つけることができます。

それは、「スポーツカイト」や「パワーカイト」といった、本格的なカイト競技やアクティビティに関連する商品を取り扱っている場合です。
これらのカイトは、非常に高速で飛び、強い力が発生するため、一般的な凧糸では太刀打ちできません。
そのため、専用の高強度なライン(紐)が販売されており、これは通常の凧糸として十分すぎるほどの性能を持っています。

もし、あなたの家の近くに、サーフィンやウィンドサーフィン、スノーボードなどの風を使ったスポーツ用品を扱っている専門店や、アウトドア用品に特化した大型店があるなら、覗いてみる価値はあります。
特に、キャンプや登山用品を扱うコーナーでは、テント設営用の「ガイロープ」と呼ばれる紐が売られていますが、これも軽量で非常に丈夫なため、凧糸として代用が可能です。
スポーツ用品店は、「強風に負けない、プロ仕様の凧糸」を探している方の最後の砦となるかもしれません。

ドン・キホーテやバラエティショップでの販売状況

ディスカウントストアのドン・キホーテや、ロフト、ハンズなどのバラエティショップも、凧糸の販売場所としてチェックしておきたいスポットです。
これらの店舗は、「季節もの」や「突発的な需要」に応える商品を多く取り扱う傾向があります。

ドン・キホーテでは、お正月や冬休み期間中に、他のホビー用品やおもちゃと一緒に、手軽な凧糸セットや、子供向けの凧本体が並ぶことがよくあります。
売り場は、おもちゃ・ホビーコーナー、もしくはレジ前などの季節商品コーナーになることが多いです。
ただし、品揃えはシーズンに大きく左右されるため、シーズンオフでは見つけるのが非常に難しくなります。
もし見つからなかった場合は、梱包材やDIY用品のコーナーで、荷造り用の紐を探してみるのが次の一手となります。

ロフトやハンズなどのバラエティショップでは、「凧糸」という名ではなく、「ラッピング用品」「クラフト素材」「工作材料」といったカテゴリで、装飾性の高いカラフルな紐や、質の良い木綿糸が販売されていることがあります。
手作りの凧に個性的な色や素材の糸を使いたい場合などには、これらのショップのクラフトコーナーをぜひ覗いてみてください。
特にハンズなどは、文具・画材の専門店に近い品揃えを持つ店舗もあるため、一般的な凧糸とは一味違う、おしゃれで高品質な糸が見つかるかもしれません。

薬局・ドラッグストアで凧糸は買える?

薬局やドラッグストア(マツキヨ、ウェルシア、スギ薬局など)は、日常生活用品から食品まで幅広く取り扱っていますが、結論から言うと、凧糸は基本的に販売されていません
これらの店舗は、「薬」や「健康」「美容」「日用品」が主な取り扱いであり、凧揚げのようなレジャー用品や、本格的な工作材料は取り扱い対象外となることがほとんどです。

ただし、ごく稀に、地域のお祭りの時期など、突発的な需要が見込まれる際に、店舗によっては「季節商品」として取り扱うケースが報告されています。
しかし、これはあくまで例外的なケースであり、一般的な販売ルートではないため、凧糸を探す目的でドラッグストアに行くのは、あまり効率的ではないと言えます。
もし、ドラッグストアに行ったついでに、レジ横の季節商品コーナーなどをサッとチェックしてみる程度に留めておくのが賢明でしょう。

もし、どうしても近くに他に店舗がない場合は、代用品として「デンタルフロス」や「釣り糸(テグス)」が、ごく細い糸として売られている可能性はあります。
しかし、これらは非常に細いため、凧揚げには適しません。あくまでも、裁縫の応急処置や、非常に小さな工作に使う程度の認識でいてくださいね。
確実に凧糸を手に入れたいのであれば、やはり前述したホームセンターや100円ショップ、そして次に紹介するオンラインストアを利用するのが最善策となります。

オンライン(Amazon/楽天/Yahoo!)で凧糸を買うメリット・デメリット

現代において、最も確実で、最も幅広い選択肢を提供してくれるのが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったオンラインストアです。
店舗をいくつも巡る手間が省け、自宅にいながらにして、世界中の凧糸の中から選ぶことができます。
特に、品質や素材、長さ、色にこだわりたい方にとっては、オンラインでの購入が圧倒的に有利になります。

選び放題!オンラインなら用途に合った凧糸が必ず見つかる

オンラインストアの最大のメリットは、その「品揃えの豊富さ」に尽きます。
例えば、「木綿糸 300m」「高強度 テトロン カイトライン」「極太 凧揚げ専用 糸巻きセット」など、非常に具体的なキーワードで検索をかけることが可能です。
店舗ではなかなか見つからないような、プロ仕様の極太テトロン糸や、蛍光色などの珍しい色のナイロン糸まで、手に入れることができます。

また、商品のレビューや評価を参考にできるため、実際に購入した他のユーザーの意見を聞きながら、品質を判断できるのも大きな利点です。
「風速○m/sでも切れなかった」「この凧にはこの太さがベスト」といった具体的なアドバイスを参考に、失敗のない買い物ができます。
さらに、自宅に届くため、大容量の巻物を購入しても持ち運びの心配がありません。

手作りの凧の作り方を見るには、こちらも参考にしてください。手作りの凧の作り方を見る

ネット購入で注意すべき「長さ」と「太さ」

オンライン購入のデメリットとしては、実際に手に取って商品の質感や太さを確認できないことが挙げられます。
特に注意が必要なのは、「長さ」と「太さ(号数)」です。

【長さの注意点】
凧揚げでは、糸の長さがそのまま凧の揚がる高さに直結します。
商品名に「100m」と書いてあっても、それが「木綿糸100m」なのか「ナイロンライン100m」なのか、素材によって強度が全く異なります。
用途に対して短すぎないか、長すぎる場合は使い切れるかなど、必要な長さをしっかり計算してから購入しましょう。

【太さ(号数)の注意点】
凧糸は、釣り糸と同様に「号数」で太さが示されることがあります。この号数が大きくなるほど太く、強度が高くなります。
しかし、太すぎると凧糸自体の重みが増し、小さな凧では揚がりにくくなってしまうため、凧のサイズと揚げる場所の風の強さに合わせて、適切な太さを選ぶ必要があります。
商品ページに記載されている「引張強度」や「破断強度」といった数値を参考にすると、より正確な強度を把握できますよ。

もし、オンラインで探すのが面倒だと感じる場合は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで「凧糸 おすすめ セット」などのキーワードで検索し、高評価のセット商品を選ぶのが簡単で確実です。

凧糸の選び方!木綿糸・テトロン糸など用途別の種類を解説

凧糸と一口に言っても、素材によってその特性は大きく異なります。用途に合わない糸を選ぶと、すぐに切れてしまったり、凧がうまく揚がらなかったりする原因になります。
ここでは、主要な凧糸の素材とその特徴、選び方を表を交えて詳しく解説します。

素材 特徴 メリット デメリット 最適な用途
木綿糸(綿100%) 昔ながらの凧糸の定番。太くざらついた感触。 手触りが良く、扱いやすい。摩擦に強い。 水に濡れると重くなる。強度は合成繊維に劣る。 子供用、小型の和凧、工作。
テトロン糸(ポリエステル) 非常に強度が高い合成繊維。 強度、耐水性、耐久性◎。大きな凧・強風に強い。 滑りやすく、結び目が緩みやすい。木綿より高価。 中〜大型の凧、スポーツカイト。
ナイロン糸 しなやかで弾力がある。テトロンより伸びやすい。 軽くて丈夫。水を吸いにくく、軽い。 紫外線で劣化しやすい。伸びる性質がある。 スポーツカイト、水辺でのカイト。
麻ひも(代用) 天然素材の粗い紐。 安価で入手しやすい。自然な風合い。 毛羽立ち、強度ムラがある。重く太い。 工作の骨組み、装飾、簡易的な凧。

伝統的な凧揚げなら「木綿糸」

伝統的な日本の和凧や、小さな子供が遊ぶ手のひらサイズの凧を揚げるなら、木綿糸(綿100%)を選ぶのがおすすめです。
木綿糸は、ざらざらとした感触で滑りにくく、手で持って操作する際に力が伝わりやすいというメリットがあります。
また、合成繊維のような強い反発力がないため、糸がピンと張りすぎることなく、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

ただし、木綿糸は水を吸いやすく、雨の日や湿度の高い日には重くなってしまい、凧が揚がりにくくなることがあります。
また、強度もテトロン糸に比べると劣るため、あまりにも強い風の日や、大型の凧には不向きですので注意が必要です。

強度重視の大きな凧・カイトなら「テトロン・ナイロン糸」

本格的なスポーツカイトを楽しみたい方や、畳一畳分もあるような巨大な凧を揚げる場合は、テトロン糸(ポリエステル)やナイロン糸一択となります。
これらの合成繊維は、引っ張り強度と耐久性が圧倒的に高く、強風で凧が引っ張られても糸が切れる心配がほとんどありません。
特にテトロン糸は、強度だけでなく、紫外線による劣化にも強い性質を持っているため、長期間の使用にも耐えられます。

また、これらの強力な糸を使う際は、素手で扱うと摩擦で手を切ってしまう危険があります。
必ず軍手や専用の手袋を着用し、特に凧を巻く際は、専用の糸巻き(リールやハンドル)を使用することを強く推奨します。
安全に楽しく凧揚げをするためにも、高性能な糸にはそれに見合った道具を用意することが大切ですよ。

テトロン糸のオンライン販売店を探すには、こちらも参考にしてください。テトロン糸のオンライン販売店を探す

凧糸がない時の代用品はある?

「今すぐ凧揚げがしたいのに、どこにも凧糸が売っていない!」そんな緊急事態に陥ったとき、家庭にあるもので代用できないかを考えたくなりますよね。
結論として、代用品はありますが、あくまでも緊急時の一時的なものと認識し、強度や安全面には十分注意が必要です。

主な代用品とその注意点

代用品として考えられるのは、主に以下のものです。

代用品 入手場所 代用可能な凧のサイズ 注意点
梱包用紐(PPバンドなど) 家庭の荷造り用品、ホームセンター 小型〜中型 滑りやすく、手で持ったときに痛い。結び目が解けやすい。
釣り糸(テグス) 釣り具店、100均 超小型、工作用 細くて見えにくい。切れると危険。糸巻きがないと扱いにくい。
麻ひも(園芸用) ホームセンター、100均 小型〜中型 太すぎると重い。毛羽立ちがあり、風の抵抗を受けやすい。
タコ糸(料理用) スーパー、100均 超小型、工作用 短すぎる場合が多い。強度が低く切れやすい。

この中で、比較的強度が期待できるのは「梱包用紐」や、「麻ひも」です。
しかし、梱包用紐は非常に滑りやすく、凧揚げ中に手を滑らせてしまうと凧が飛んでいってしまう可能性があります。
また、釣り糸は非常に細くて強度があるため一見良さそうですが、人の肌に食い込みやすく、切れた時に回収が難しくなるため、代用は避けるべきでしょう。

代用品を使う場合、絶対に手を保護する厚手の軍手や手袋を着用し、風が弱い日、かつ狭い場所で試すようにしてください。
安全面を考慮すると、できるだけ早く正規の凧糸を購入することをおすすめします。

凧糸の値段相場はいくらくらい?

凧糸の値段は、購入する場所、素材、そして一番重要な「長さ」によって大きく変動します。
ここでは、主な販売場所ごとの値段相場と、価格が変動する要因について解説します。

100均 vs ホームセンター vs 専門店

凧糸の値段を考える上で、どこで購入するかが最も価格に影響します。

【100円ショップの凧糸】
価格は当然110円(税込)です。
多くの場合、糸と糸巻きがセットになってこの値段ですので、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
ただし、糸の長さは20m〜50m程度と短く、品質も一般的なものにとどまります。
短い距離で遊ぶ目的や、一度きりの工作には最適ですが、本格的な凧揚げには不向きです。

【ホームセンターの凧糸(ひも)】
価格帯は300円〜2,000円程度と幅広いです。
これは、糸の素材や長さによって大きく変わるためです。
例えば、100mの木綿糸なら300円〜500円程度数百メートルの強力なナイロンロープになると1,500円〜2,000円以上になることもあります。
ホームセンターの商品の特徴は、「メートル単価が安い」ことです。大容量パックを選ぶほど、お得に購入できます。

【手芸店・オンライン専門店の凧糸】
価格帯は500円〜3,000円程度で、品質と専門性が反映されます。
ここでは、特殊な強度を持つテトロン糸や、スポーツカイト用の高機能ラインが中心となります。
価格は高めですが、その分、非常に軽量で強度が高く、長く使える耐久性があります。
頻繁に凧揚げをする方、大きな凧を揚げる方にとっては、多少高くても専門店の高品質な糸を選ぶ方が、結果的にコストパフォーマンスが良くなります。

販売場所 一般的な価格帯 特徴
100円ショップ 110円 安価。長さが短い。
ホームセンター 300円〜2,000円 大容量で丈夫なものが多い。
専門店・手芸店 500円〜3,000円 高品質、高強度、特殊素材のものが豊富。

このように、凧糸の値段は用途と品質を天秤にかけて決める必要があります。
自分の凧揚げスタイルに合った、最適な一本を見つけてくださいね。

まとめ:凧糸を探すならココがおすすめ!

今回は、凧糸の販売場所について、様々な角度から徹底的に調査してきました。
最後に、あなたの「今、何を求めているか」に合わせて、どこで凧糸を探すのがベストなのかをまとめてご紹介します。

ケース別!最適な凧糸の購入場所

凧糸は、シーズンや用途によって、最適な購入先が変わります。ぜひ、以下の表を参考にしてみてください。

あなたの目的 最適な購入場所 探し方のコツ
①とにかく安く手に入れたい 100円ショップ(ダイソー、セリアなど) 冬期ならおもちゃコーナー。通年なら手芸・工作コーナーをチェック。
②高品質で大容量のものが欲しい ホームセンター(カインズ、コメリなど) 「ロープ・紐・梱包資材」または「園芸用品」のコーナーを探す。
③専門的な素材や色を選びたい 手芸店(ユザワヤ、オカダヤなど) レザークラフト用やバッグ用の高強度な糸を探す。
④確実に欲しい素材・長さを手に入れたい オンライン(Amazon、楽天市場など) キーワードで絞り込み、レビューを参考にしながら購入する。

基本的に、冬のシーズン中は、大型スーパーやおもちゃ屋、100円ショップに行けば、手軽な凧糸は手に入ります。
シーズンを外れてしまった場合や、より高品質な糸を求める場合は、ホームセンターのロープ売り場や、オンラインストアが強い味方になってくれます。

凧糸は、凧揚げの楽しさを左右する非常に重要なアイテムです。
この記事が、あなたにとって最適な凧糸を見つける手助けになったなら、筆者モモストアとしてとても嬉しいです。
正しい糸を選んで、空高く、安全に凧揚げを楽しんでくださいね!

100均の凧糸売り場をチェックするには、こちらも参考にしてください。100均の凧糸売り場をチェックする

凧糸の素材と強度比較について調べるには、こちらも参考にしてください。凧糸の素材と強度比較について調べる

手作りの凧の作り方を見るには、こちらも参考にしてください。手作りの凧の作り方を見る

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