コピックマルチライナーはどこで売ってる?販売店や通販情報を徹底解説!

コピックマルチライナーはどこで売ってる?販売店や通販情報を徹底解説!

イラストを描かれる方にとって、線画用ペン「コピックマルチライナー」は必須アイテムですよね。
「そろそろインクが切れそう!」「新しい色や太さを試したいけど、どこに行けば確実に手に入るの?」と販売店を探している方も多いのではないでしょうか?

このページでは、画材のプロであるモモストアが、コピックマルチライナーが買える店舗から、オンライン通販のメリット、さらに選び方まで徹底的に解説します。
実店舗での在庫状況や、セット購入がお得な場所についても触れていますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね!

・コピックマルチライナーはどこに売ってる?主要な販売店舗一覧
・文房具・画材専門店での取り扱いは?品揃えの豊富さもチェック!
・大型雑貨店(ロフト・ハンズ)と一般文具店ではどう違う?
・コピックマルチライナーは家電量販店でも買える?意外な穴場情報
・100円ショップ(ダイソー・セリア)やコンビニでは売ってる?
  1. コピックマルチライナーはどこに売ってる?主要な販売店舗一覧
  2. 文房具・画材専門店での取り扱いは?品揃えの豊富さもチェック!
    1. 「世界堂」はコピックファンの聖地!
    2. 地域密着型の専門文具店も侮れない!
  3. 大型雑貨店(ロフト・ハンズ)と一般文具店ではどう違う?
    1. ロフト(Loft)やハンズ(東急ハンズ)は「定番品」に絞った品揃え
    2. 街の一般文具店では「取り扱いがない」可能性も
  4. コピックマルチライナーは家電量販店でも買える?意外な穴場情報
    1. ヨドバシカメラ・ビックカメラの文具コーナーがアツい!
    2. 大型書店や一部のホームセンターもチェック!
  5. 100円ショップ(ダイソー・セリア)やコンビニでは売ってる?
    1. 残念ながら、100円ショップでの取り扱いはありません
    2. コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)でも販売なし
  6. コピックマルチライナーをオンライン通販で買うメリットと注意点
    1. オンライン通販の3つの大きなメリット
    2. 通販を利用する際の2つの注意点
      1. 送料の確認
      2. 偽物・中古品販売のリスク
  7. Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの価格比較と選び方
    1. 各モールでの特徴と選び方
    2. 単価を抑えるなら「セット」を狙うべし
  8. コピックマルチライナーの種類と特徴を徹底解説!どれを選ぶべき?
    1. 標準タイプ(PP素材)の特徴:手軽さと豊富なカラー
    2. SPタイプ(アルミ素材)の特徴:プロ仕様と経済性
  9. 初心者必見!コピックマルチライナーの色と太さの選び方
    1. 太さの選び方:迷ったら「0.3mm」と「0.5mm」を!
    2. 色の選び方:線画に「抜け感」を出すカラー
  10. コピックのインク補充はできる?替え芯(ニブ)の交換方法について
    1. インク補充(カートリッジ交換)ができるのはSPタイプのみ!
      1. SPタイプのインク交換手順(非常に簡単!)
    2. 描き心地を復活させる替え芯(ニブ)の交換
  11. コピックマルチライナーが売ってない時の対処法と在庫確認のコツ
    1. 売ってない時の対処法:代用品の検討とオンラインシフト
    2. 確実な在庫確認のコツ
  12. 類似商品と徹底比較!マルチライナーが選ばれる理由と活用事例
    1. コピックマルチライナーが選ばれる3つの理由
      1. 唯一無二の耐アルコール性(コピックとの相性)
      2. 線の安定性と耐久性
      3. 豊富なラインナップとメンテナンス性
    2. マルチライナーの具体的な活用事例
  13. 中古品(メルカリなど)での購入はアリ?偽物・劣化品を見分ける方法
    1. 中古品購入のリスクと避けるべき理由
    2. 安全に購入するためのチェックポイント
  14. コピックマルチライナーの購入に関するよくあるQ&A
    1. Q1. コピックマルチライナーの値段はいくらくらいですか?
    2. Q2. コピックマルチライナーは色鉛筆の上から描いても大丈夫ですか?
    3. Q3. コピックとセットで買うべきですか?それともマルチライナー単品でいいですか?
    4. Q4. ブラックとセピアの違いは何ですか?
    5. Q5. 画材店のオンラインショップとAmazon、どちらがお得ですか?

コピックマルチライナーはどこに売ってる?主要な販売店舗一覧

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コピックマルチライナーは、プロの漫画家さんやイラストレーターさんにも愛用される、非常に評価の高い線画用ペンです。そのため、一般的なボールペンとは異なり、販売されている場所が限定されがちです。

まず、結論からお伝えすると、コピックマルチライナーを購入できる主な場所は、以下の3つのカテゴリーに分けられます。

カテゴリー 代表的な店舗例 特徴
1. 画材・専門文具店 世界堂、Tools、その他地域密着型の専門文具店 全種類・全色・全太さの在庫が最も豊富。補充インク(コピックインク)も確実に手に入る。
2. 大型雑貨・バラエティ店 ロフト(Loft)、東急ハンズ(ハンズ) 主要な太さ(0.1, 0.3, 0.5など)とブラックは確実にあるが、マイナーなカラーや太さは限定的。
3. 家電量販店・大型書店 ヨドバシカメラ、ビックカメラ、紀伊國屋書店(一部) 文具コーナーがある店舗のみ。ブラックのセット売りが多い。ポイントが付くのがメリット。

特に、カラーのマルチライナーや、特殊な太さ(例えば0.03mmなどの極細)を探している場合は、専門性の高い「画材・専門文具店」に行くのが最も確実です。これらの店舗では、コピックの製造元であるTooグループの商品が、非常に手厚く扱われています。

一方で、「急いでブラックの0.3mmが欲しい!」という場合は、駅チカのロフトやハンズでも見つけやすいでしょう。ただし、店舗によっては文具コーナーの規模が小さい場合もありますので、訪問前に公式サイトなどで確認することをおすすめします。
また、オンライン通販を利用すれば、店舗に足を運ぶ手間なく、全ての種類を比較検討しながら購入できますよ。

文房具・画材専門店での取り扱いは?品揃えの豊富さもチェック!

コピックマルチライナーを探す上で、最も品揃えが豊富で、安心して足を運べるのが文房具・画材の専門店です。特に、プロユースの画材を専門に扱う店舗では、コピック製品が主力のひとつとして扱われています。

「世界堂」はコピックファンの聖地!

画材店の中でも、特に有名なのが「世界堂」です。新宿本店をはじめ、各地に大型店舗を展開しており、店内にはコピック製品専用の棚が設けられていることが多いです。
世界堂がコピックマルチライナーの購入場所として優れている点は、その圧倒的な在庫の網羅性にあります。

  • 全太さのラインナップ:0.03mmから1.0mm、ブラシタイプまで、全ての太さが単品で手に入ります。
  • 全色のラインナップ:ブラックだけでなく、セピア、ワイン、コバルト、マルチライナーSP(アルミボディ)のカラーバリエーションも揃っています。
  • 消耗品の取り扱い:マルチライナー用の交換インクカートリッジや、替え芯(ニブ)といった消耗品も確実に置いてあります。

もし、あなたが「普段使いのブラックの他に、グレー系やセピア系のマルチライナーを試したい」「珍しいブラシタイプを探している」といった目的をお持ちであれば、まずは世界堂のような大型画材店を訪れることを強くおすすめします。
画材店は、商品の知識を持つスタッフさんもいるため、迷った時にも的確なアドバイスをもらえるのが大きなメリットです。
世界堂の店舗情報はこちらから確認できます。

地域密着型の専門文具店も侮れない!

大型店だけでなく、地域に根差した昔ながらの専門文具店でも、コピックマルチライナーを取り扱っているケースがあります。
これらの店舗は、地元の美術系学生やデザイナーを主要顧客としている場合が多く、在庫は絞られていても、定番の太さや色のペンは常備していることが多いです。

ただし、在庫状況は店舗の規模や仕入れ方針によって大きく異なるため、遠方から訪れる場合は、事前に電話で在庫を確認しておくと安心です。特に、セット販売よりも単品販売に強い傾向がありますので、必要なものを一本ずつ買い足したい方に便利です。

大型雑貨店(ロフト・ハンズ)と一般文具店ではどう違う?

続いて、私たちにとって最も身近な存在であるロフトやハンズ、そして一般的な文具店での取り扱い状況について解説します。これらの店舗は、生活雑貨や一般文具がメインのため、画材店とは少し品揃えの傾向が異なります。

ロフト(Loft)やハンズ(東急ハンズ)は「定番品」に絞った品揃え

ロフトやハンズは、デザイン性の高い文具や雑貨を多く扱っており、コピック製品も人気商品の一つとして取り扱われています。しかし、画材専門店ほどの網羅性はありません。

主な特徴は以下の通りです。

項目 ロフト・ハンズの傾向 画材専門店の傾向
カラーバリエーション ブラック、セピア、マルチライナーSPのセット品がメイン。単品はブラックのみの店舗が多い。 全色(ブラック、セピア、ワイン、マルチライナーSPの全色)を単品で取り揃え。
太さのバリエーション 0.1mm, 0.3mm, 0.5mm, 0.8mmなどの人気太さが中心。極細(0.03mm)は限定的。 0.03mm〜1.0mmまで、全ての太さを網羅。
セット販売 コピックチャオやスケッチとセットになった「スターターセット」に同梱されていることが多い。 マルチライナーのみの「ブラックセット」など、専門的なセットが多い。

ロフトやハンズの大きなメリットは、駅前や商業施設内にあることが多く、アクセスが良い点です。急ぎで線画を仕上げたい時や、他の買い物ついでにサッと購入したい場合には非常に便利です。特にハンズは、文具フロアが充実していることが多いため、おすすめです。
ハンズの店舗を検索する

街の一般文具店では「取り扱いがない」可能性も

昔ながらの、いわゆる「街の文房具屋さん」では、コピックマルチライナーの取り扱いがない、または在庫が非常に少ない場合があります。
これらの店舗の主力商品は、学校文具やオフィス用品であり、専門的な画材は需要が少ないためです。

もちろん、地元の美大や専門学校の近くにある文具店では、しっかりと在庫を置いていることもありますが、期待せずにまずは上記で紹介した専門店や大型雑貨店を優先して探す方が効率的だと言えるでしょう。

コピックマルチライナーは家電量販店でも買える?意外な穴場情報

画材や文具とは一見無関係に見える家電量販店ですが、実はコピックマルチライナーの意外な穴場として注目されています。特に、大型店舗を展開している家電量販店では、文具コーナーが充実していることが多いのです。

ヨドバシカメラ・ビックカメラの文具コーナーがアツい!

大手家電量販店の中でも、特に「ヨドバシカメラ」「ビックカメラ」は、文具・ホビー用品の品揃えが非常に豊富です。
これらの店舗では、コピック製品が「ホビー・画材用品」として扱われており、マルチライナーも陳列されています。

家電量販店で購入する最大のメリットは、以下の2点です。

  1. ポイント還元率が高い:多くの店舗で10%程度のポイントが付くため、実質的に割引価格で購入できます。コピックは高価な画材なので、このポイント還元は非常に魅力的です。
  2. 駅直結でアクセスが良い:都心や主要駅の近くに店舗を構えていることが多いため、仕事帰りや移動ついでに立ち寄りやすいです。

ただし、注意点としては、画材専門店と比較すると、在庫がブラックとセピアの定番太さ(0.3mm, 0.5mmなど)に絞られている傾向があります。
また、補充インク(カートリッジ)や替え芯は、取り扱いがない場合もありますので、消耗品目当ての場合は事前に電話で確認するか、オンライン通販を利用することをおすすめします。
ヨドバシカメラの文房具コーナーをチェック(外部リンク)

大型書店や一部のホームセンターもチェック!

最近は、文具や雑貨に力を入れている大型書店が増えてきました。例えば、紀伊國屋書店や丸善ジュンク堂書店の一部店舗には、独立した文具コーナーがあり、そこでコピックマルチライナーを見つけることができます。
特に、デザイン関連書籍や漫画の描き方本が充実している店舗は、画材も豊富に扱っている可能性が高いです。

また、ごく稀なケースですが、大型ホームセンターのDIY・クラフトコーナーでコピック製品が置かれていることがあります。これは、DIYやクラフトの「下絵用」として販売されているためです。もし近くに大型ホームセンターがある場合は、一度のぞいてみるのも良いかもしれませんね。

100円ショップ(ダイソー・セリア)やコンビニでは売ってる?

「コピックマルチライナーのような高級画材は、100円ショップやコンビニでは売っていないのでは?」と予想されている方も多いでしょう。ここでは、身近な店舗での販売状況について、ハッキリとお答えします。

残念ながら、100円ショップでの取り扱いはありません

結論からお伝えすると、ダイソー、セリア、キャンドゥなどの主要な100円ショップでは、コピックマルチライナーの販売はありません。
コピックマルチライナーは、一本あたり数百円(約250円〜300円程度)する専門性の高い商品であり、100円という価格帯で提供することは難しいからです。

ただし、100円ショップでは、コピックマルチライナーと「似たような用途」で使えるペンが販売されています。例えば、「耐水性の線画用ペン」や「コミック用ペン」といった名称で、低価格のマーカーが並んでいることがあります。
あくまで代用品として利用する分には問題ありませんが、コピック専用のインク(アルコールインク)と重ね塗りすることを前提とした耐アルコール性や、発色の良さ、線の安定性といった品質は、やはりコピックマルチライナーには及びません。高品質な線画を求める方は、専門店での購入をおすすめします。

コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)でも販売なし

こちらも残念ながら、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートといった主要なコンビニエンスストアでは、コピックマルチライナーの取り扱いはありません。
コンビニで販売されている文具は、急な筆記用具のニーズを満たすための、ボールペン、シャープペン、メモ帳などが中心です。

もし、外出先で急に線画を描く必要が生じた場合は、コンビニで購入できる「油性ボールペン」や、店舗によっては置かれている「極細サインペン」で代用するしかありませんが、後でコピックを重ね塗りするとインクが滲む可能性がありますので、十分注意してくださいね。

コピックマルチライナーをオンライン通販で買うメリットと注意点

実店舗での購入が難しい場合や、自宅にいながら効率的に選びたい場合は、オンライン通販が非常に便利です。特にコピックマルチライナーは、通販での購入が最も一般的で、豊富な品揃えを誇ります。

オンライン通販の3つの大きなメリット

モモストアが考える、通販でマルチライナーを購入する最大のメリットは以下の通りです。

  1. 品揃えが豊富で探しやすい:実店舗ではなかなか見つからない0.03mmの極細タイプや、珍しいカラー(ピンク、オレンジなど)、またはマルチライナーSPなどの高価格帯モデルも、オンラインでは確実に在庫があります。絞り込み検索機能を使って、欲しい太さや色をすぐに見つけられるのも魅力です。
  2. セット販売がお得で手軽:Amazonや楽天市場では、「ブラック6本セット」「線画セット」「基本色セット」など、お得なセット商品が多く販売されています。一本ずつ買うよりも単価が安くなることが多く、初めてマルチライナーを揃える方には最適です。
  3. 消耗品(インク・替え芯)を一緒に購入できる:実店舗では、本体があっても補充インク(カートリッジ)の在庫がないケースがありますが、通販では同じショップで消耗品をまとめて購入できるため、送料も節約できて一石二鳥です。

通販を利用する際の2つの注意点

便利な通販ですが、購入時には以下の点に注意が必要です。

送料の確認

一本だけ購入する場合、送料の方が高くなってしまうことがあります。事前に購入予定のショップの送料体系(例:〇〇円以上で送料無料)を確認し、替え芯や他の文具と合わせて購入するなど、工夫しましょう。

偽物・中古品販売のリスク

特にフリマアプリや、正規代理店ではない怪しいサイトでの購入は、偽物やインクが劣化している中古品を掴まされるリスクがあります。できる限り、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手モール内の「公式ストア」や「正規代理店」が出品している商品を選ぶようにしましょう。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの価格比較と選び方

オンライン通販の中でも、特に利用者数が多いのがAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの三大モールです。それぞれのモールには特徴があり、選び方も変わってきます。モモストアが独自の視点で比較してみました。

各モールでの特徴と選び方

モール名 特徴 おすすめの選び方
Amazon 在庫が豊富で発送が速い。大手画材店やコピック公式ショップが出店していることが多い。 「急いでいる方」や、プライム会員で「送料無料」を狙いたい方におすすめ。
楽天市場 ポイントアップキャンペーン(お買い物マラソンなど)が頻繁に行われる。様々な画材店が出店しており価格競争が起こりやすい。 「ポイントを貯めたい方」や、他の日用品と一緒に「まとめ買いしたい方」におすすめ。
Yahoo!ショッピング PayPayポイントの還元率が高い。Tポイント(現在はPayPayポイントに統合)利用者やソフトバンクユーザーにお得。 「PayPayユーザーの方」や、「ヤフオク!も利用する方」におすすめ。

いずれのモールも、基本的に正規のコピックマルチライナーが販売されていますのでご安心ください。大切なのは、あなたが普段使っているポイントサービスや、重視する「価格」か「スピード」かで選ぶことです。

単価を抑えるなら「セット」を狙うべし

コピックマルチライナーは、単品で購入すると一本あたり275円(税込)〜330円(税込)が相場ですが、オンラインでは「マルチライナー4本セット(ブラック)」や「各種太さセット」といった商品が、実質的な単価を下げて販売されていることが多いです。

特に、0.1mm, 0.3mm, 0.5mm, 0.8mmといった利用頻度の高い太さを複数揃えたい場合は、最初からセット購入を検討すると、コストパフォーマンスが最も良くなります。購入時には、単品価格だけでなく、セット商品の「一本あたりの価格」を計算して比較してみることをおすすめします。

コピックマルチライナーの種類と特徴を徹底解説!どれを選ぶべき?

販売場所が分かったところで、次に知っておきたいのがコピックマルチライナーの種類です。「標準タイプ」と「SPタイプ」の2種類があり、それぞれ特徴が大きく異なります。自分の用途に合わせて、最適な一本を選びましょう。

標準タイプ(PP素材)の特徴:手軽さと豊富なカラー

コピックマルチライナーの最もスタンダードなモデルです。ペン先から軸までがプラスチック(PP素材)でできており、軽くて手軽に使えるのが特徴です。

  • 価格:SPタイプに比べて安価で、導入しやすい価格帯です。
  • インク交換:不可。インクが切れたら本体ごと買い替えになります。
  • カラーバリエーション:ブラック、セピア、ワイン、コバルトなど、全9色以上のカラーバリエーションがあります。
  • 太さ:0.03mm~1.0mm、そしてブラシタイプがあります。

趣味でイラストを描く方や、学校でのスケッチ、ちょっとしたメモの線画など、手軽に高品質な線を引きたい場合に最適です。
特に、カラーのマルチライナーは標準タイプにしか存在しないため、色付きの線画を描きたい方は、こちらのタイプを選びましょう。

SPタイプ(アルミ素材)の特徴:プロ仕様と経済性

「SP」は「Special Pen」の略で、アルミ製の軸が特徴の、プロ仕様モデルです。本体価格は標準タイプよりも高くなりますが、消耗品交換によって長く使える経済的な設計になっています。

  • 価格:標準タイプより高価ですが、ランニングコストは低いです。
  • インク交換:可能(専用の交換カートリッジを使用)。インクが切れても、本体はそのまま使い続けられます。
  • 替え芯(ニブ)交換:可能。ペン先が摩耗しても、新しいものに交換できます。
  • 太さ:0.03mm~0.7mm、ブラシタイプがありますが、カラーはブラックとセピア、クールグレー、ウォームグレーのみに絞られます。

プロの漫画家さんや、毎日線画を描くイラストレーターさんなど、使用頻度が高く、同じペンを愛用し続けたい方に強くおすすめします。
本体を大切に長く使えるだけでなく、描き心地の安定性も高いため、まさに「一生モノの線画ペン」として活躍してくれるでしょう。

初心者必見!コピックマルチライナーの色と太さの選び方

豊富なバリエーションがあるコピックマルチライナー。特に初めて購入する方は、「どの太さや色を選べばいいの?」と迷ってしまうかもしれません。ここでは、用途に合わせた選び方のヒントをご紹介します。

太さの選び方:迷ったら「0.3mm」と「0.5mm」を!

太さは、0.03mmから1.0mmまで非常に細かく分かれています。用途別の選び方の目安は以下の通りです。

太さ 主な用途 特徴
0.03mm / 0.05mm 髪の毛などの極細描写、服のシワ、繊細なレース模様 肉眼で見えないほどの細さ。精密画には必須ですが、ペン先が非常にデリケート。
0.1mm / 0.2mm 人物の顔や手の輪郭、細かい背景の線画 最も汎用性が高い細さ。0.3mmと併用する人が多いです。
0.3mm / 0.5mm キャラクターのメインの輪郭線、イラストの主線 迷ったらこの2本からスタート!バランスが良く、最も使われる太さです。
0.8mm / 1.0mm 背景の枠線、フキダシの縁、メカや建物の外枠 太い線で力強い表現をしたい時や、目立たせたい部分に使います。
BS(ブラシ) 筆文字のような表現、線の強弱をつけたい場合 強弱が自由自在。ペン先を寝かせれば太く、立てれば細くなります。

まず、一本だけ買うなら「0.3mm」か「0.5mm」のブラックがおすすめです。この太さがあれば、ほとんどの線画に対応できます。慣れてきたら、0.1mmやブラシタイプを買い足していくのが良いでしょう。

色の選び方:線画に「抜け感」を出すカラー

線画というと「ブラック」一択と思いがちですが、コピックマルチライナーのカラーを使うことで、イラストに表現の幅が生まれます。特に人気のカラーは以下の通りです。

【人気の線画カラーと効果】

  • セピア:柔らかく温かい雰囲気にしたい時。肌や髪の毛の線画に使うと、優しい印象になります。
  • ワイン:赤系の色が多く入ったイラストや、女性的なイラストに。ブラックよりも華やかな印象に仕上がります。
  • クールグレー / ウォームグレー:主線ではなく「影」や「背景」の線画に使います。線を主張させたくない、抜け感のあるイラストに最適です。

これらのカラーは、ブラックよりも在庫が少ないことがあるため、画材専門店やオンライン通販で探すのが確実です。ぜひ、ブラック以外の色にも挑戦して、線画表現を楽しんでみてください!

コピックのインク補充はできる?替え芯(ニブ)の交換方法について

コピックマルチライナーを長く愛用する上で、インクや替え芯の交換は避けて通れません。特に、前述の「SPタイプ」を選んだ方は、この知識が経済性にも直結します。ここでは、交換方法を詳しく解説します。

インク補充(カートリッジ交換)ができるのはSPタイプのみ!

まず、繰り返しになりますが、インクを補充できるのは「コピックマルチライナーSP」のみです。標準タイプは使い捨てとなり、インクが切れたら新しいものを購入する必要があります。

SPタイプのインク交換手順(非常に簡単!)

SPタイプの交換インクは、小さなカートリッジ式になっています。交換は、本体をひねって開け、古いカートリッジを取り出すだけなので、とても簡単です。

  1. ペン先を外す:本体の中心部分(シルバーと黒の境目)を回し、ペン先側を外します。
  2. 古いインクを抜く:インクが空になった古いカートリッジを、ピンセットなどで引き抜きます。
  3. 新しいインクを入れる:新しいインクカートリッジを奥までしっかりと差し込みます。
  4. 元に戻す:ペン先側をしっかりと閉めて完了です。

この交換カートリッジは、ブラック、セピア、クールグレー、ウォームグレーの4色展開です。画材専門店や大型通販サイトでは、必ずと言っていいほど在庫がありますので、本体と一緒に購入しておくことをおすすめします。

描き心地を復活させる替え芯(ニブ)の交換

マルチライナーを長く使っていると、ペン先が削れて丸くなったり、線がブレたりすることがあります。これは「ニブ(替え芯)」が摩耗している証拠です。描き心地を新品同様に戻すには、ニブの交換が必要です。

コピックマルチライナーのニブは、太さによって交換用のニブも異なります。特に使用頻度の高い0.3mmや0.5mmのニブは、画材店でパック販売されています。

交換する際は、ニブを折らないようにピンセットで優しく抜き取り、新しいニブを根本まで差し込むだけでOKです。ペン先が劣化すると、コピックで色を塗ったときに線がにじむ原因にもなるので、定期的なチェックをおすすめします。

コピックマルチライナーが売ってない時の対処法と在庫確認のコツ

お店に行ったのに、探していた太さや色が売り切れていた…そんな時はがっかりしますよね。特に人気の太さや、限定的なカラーは在庫切れを起こしやすいものです。ここでは、もし「売ってない!」となった時の効果的な対処法と、確実な在庫確認のコツをお伝えします。

売ってない時の対処法:代用品の検討とオンラインシフト

  1. 他の画材店・大型文具店を探す:駅ビル内のロフトになくても、少し離れた場所にある大型画材専門店(世界堂など)にはある可能性が高いです。できる限り専門性の高い店舗を優先しましょう。
  2. 家電量販店の文具コーナーをチェック:意外な穴場であるヨドバシカメラやビックカメラの文具コーナーは、他店で売り切れていても在庫が残っていることがあります。特にブラックの定番品なら見つかる可能性大です。
  3. すぐにオンライン通販に切り替える:探す手間と時間を考えれば、すぐにオンラインに切り替えるのが最も効率的です。Amazonや楽天市場なら、在庫切れの心配がほとんどなく、翌日には届くことが多いです。
  4. 代用品を検討する:コピックを使用しない線画であれば、サクラクレパスの「ピグマ」やぺんてるの「プラマン」などの耐水性ペンで代用することも可能です。ただし、コピックで着色する場合は必ず「耐アルコール性のインク」であることを確認してください。

確実な在庫確認のコツ

遠方まで足を運ぶ前に、以下の方法で在庫を確認するのが賢明です。

  • 公式オンラインストアをチェック:コピックの製造元であるTooグループの公式ストアや、世界堂などの大型画材店のオンラインストアで、該当商品の在庫状況を確認します。オンラインで在庫があれば、実店舗にもある可能性が高いです。(ただし、店舗とオンラインで在庫を分けている場合もあります。)
  • SNSで情報収集:文具好きのユーザーが「○○(店舗名)にコピックマルチライナーの在庫ありました!」と投稿していることがあるので、SNSで検索してみるのも一つの手です。
  • 直接店舗に電話で問い合わせる:これが最も確実です。ただし、「コピックマルチライナーの0.3mmのセピアが欲しい」というように、商品名、太さ、色を具体的に伝えるようにしましょう。

類似商品と徹底比較!マルチライナーが選ばれる理由と活用事例

コピックマルチライナーの競合商品として、様々なメーカーから線画用ペンが販売されています。それらと比較して、なぜマルチライナーが多くのプロやハイアマチュアに選ばれ続けているのか、その理由と具体的な活用事例を見ていきましょう。

コピックマルチライナーが選ばれる3つの理由

多くのユーザーがマルチライナーを選ぶのには、決定的な理由があります。

唯一無二の耐アルコール性(コピックとの相性)

これが最も重要なポイントです。マルチライナーは、コピック(アルコールインク)を上から塗っても、線が滲まないように設計された専用の顔料インクを使用しています。
他の水性や一般的な油性の線画ペンだと、コピックの溶剤(アルコール)に反応して線が溶け出し、イラスト全体が滲んでしまうリスクがあります。マルチライナーは、その心配が一切ありません。

線の安定性と耐久性

0.03mmのような極細ニブでも、線が途切れず、筆圧をかけてもペン先が安定しています。特に長時間線画を描く際、線の太さや濃さが一定に保たれることは、プロにとって非常に重要な要素です。

豊富なラインナップとメンテナンス性

前述の通り、0.03mmからの豊富な太さのバリエーション、さらにインク交換が可能なSPタイプの存在など、長期的に使い続けるための環境が整っている点が、他の単発的な線画ペンにはない強みです。

マルチライナーの具体的な活用事例

マルチライナーは、単にイラストの線画を描くだけでなく、様々な分野で活用されています。

  • 漫画制作:ベタ塗りの際の線画、カケアミやフキダシの作成。
  • 建築パース・デザイン画:精密な建物の外観や、インテリアのスケッチ。特に濃いグレー系のマルチライナーは、建築図面でよく使われます。
  • カリグラフィー・レタリング:ブラシタイプや太めのニブを使って、手書き風のタイトルやロゴを作成。
  • 手帳デコレーション:耐水性なので、手帳にイラストを描いて、上から蛍光ペンやカラーペンを重ねても滲みません。

中古品(メルカリなど)での購入はアリ?偽物・劣化品を見分ける方法

コピックマルチライナーは決して安価なものではないため、「メルカリ」や「ラクマ」といったフリマアプリで、中古品や未使用品を探したいと考える方もいるでしょう。中古品の購入は一見お得に見えますが、いくつか注意すべきリスクがあります。

中古品購入のリスクと避けるべき理由

中古のマルチライナーを購入する際、最も注意すべきなのは「インクの劣化」と「ペン先の摩耗」です。

  1. インク詰まり・かすれ:マルチライナーは顔料インクを使用しており、長期間使用せずに放置されていると、ペン先(ニブ)内部でインクが固まり、線がかすれたり、全く出なくなったりします。出品者が「未使用」と記載していても、製造から何年も経過していると、このリスクは避けられません。
  2. ペン先の摩耗(標準タイプ):標準タイプはニブ交換ができないため、前の使用者が強い筆圧で使っていた場合、ペン先がすぐに摩耗し、正確な太さの線が引けなくなる可能性があります。
  3. 偽物・模倣品の存在:人気商品であるコピックには、海外製の精巧な模倣品が存在します。パッケージがない状態のフリマアプリでの購入は、偽物を掴まされるリスクを伴います。特に極端に安すぎるセットには注意が必要です。

安全に購入するためのチェックポイント

それでも中古品を購入したい場合は、以下のポイントを必ずチェックしましょう。

  • SPタイプを選ぶ:もし中古品を買うなら、インクカートリッジやニブの交換が可能な「SPタイプ」を選ぶのが賢明です。最悪、インクが固まっていても、交換すれば復活する可能性があります。
  • 写真でニブの状態を確認:ペン先の拡大写真を要求し、ニブが尖っているか、変形していないかを確認しましょう。
  • 「試し書き済み」か確認:出品者に「インクが出るか試し書きをしたか」を確認してもらいましょう。インクが出ない場合は、すぐに返品・返金対応ができるよう、取引前にルールを決めておくことが大切です。

これらのリスクを考慮すると、コピックマルチライナーは新品の正規ルートで購入する方が、結果的にコストと時間のロスを防げると、モモストアは考えています。
メルカリの文房具取引ガイド(外部リンク)もご参照ください。

コピックマルチライナーの購入に関するよくあるQ&A

最後に、コピックマルチライナーの購入や使用に関して、お客様からよくいただく質問とその回答をまとめました。購入前の疑問をスッキリ解決して、安心して線画制作に取り組んでください。

Q1. コピックマルチライナーの値段はいくらくらいですか?

A. 標準タイプ(PP素材)とSPタイプ(アルミ素材)で価格が異なります。

種類 一本あたりの定価(税込)目安 特徴
標準タイプ 275円〜330円 使い捨て。手軽に購入可能。
SPタイプ 660円〜770円 インク・ニブ交換可能。初期費用は高いが長持ち。

オンライン通販では、セット割引やポイント還元があるため、上記定価よりも実質的に安く購入できる場合が多いです。特に4本〜6本のブラックセットは非常にお得です。

Q2. コピックマルチライナーは色鉛筆の上から描いても大丈夫ですか?

A. はい、色鉛筆の上から線を描くことは可能です。コピックマルチライナーは顔料インクを使用しているため、色鉛筆の油分で線が滲むことはありません。
ただし、色鉛筆の粉(顔料)がペン先に付着すると、ニブの目詰まりの原因になることがあります。描き終えたら、ティッシュなどでペン先を軽く拭き取ってからキャップを閉めるようにすると長持ちします。

Q3. コピックとセットで買うべきですか?それともマルチライナー単品でいいですか?

A. 用途によって異なります。

  • コピックで色を塗る場合:マルチライナーとコピック(チャオやスケッチ)のセット商品がおすすめです。一緒に買うことで割引されていることが多いですし、画材店でも「初心者セット」として販売されているため、選びやすいです。
  • 水彩や色鉛筆で色を塗る場合:線画のインクが滲まないことが目的なので、マルチライナー単品で十分です。必要な太さ(0.3mmや0.5mm)を数本揃えるだけで大丈夫です。

まずはブラックの定番太さ(0.3mm, 0.5mm)から使ってみて、ご自身の作風に合わせてコピック本体や他の色を買い足していくのが、最も失敗のない方法だとモモストアは考えます。

Q4. ブラックとセピアの違いは何ですか?

A. 「ブラック」は最も濃く、はっきりとした純粋な黒色です。力強い線画や、モノクロの漫画などに適しています。

一方「セピア」は、茶色がかった、温かみのある黒色です。イラストにレトロな雰囲気や、柔らかい印象を与えたい時に使われます。特に人物画や風景画で、線画を主張させすぎたくない場合に人気です。

どちらも耐水性・耐アルコール性という基本性能は同じですので、お好みや描きたいイラストの雰囲気に合わせて使い分けてくださいね。
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Q5. 画材店のオンラインショップとAmazon、どちらがお得ですか?

A. 一概には言えませんが、以下の傾向があります。

  • 価格の安さ:楽天市場やYahoo!ショッピングのセール期間中や、Amazonの「合わせ買い」などで送料が無料になる場合は、Amazonの方がトータルコストが安くなることがあります。
  • 品揃えと専門性:画材専門店のオンラインショップ(世界堂など)の方が、マルチライナーSPの替えインクや、全カラー・全太さの単品在庫など、専門的な商品の網羅性は高いです。

モモストアからのアドバイスとしては、単品や定番品ならAmazonや楽天市場でポイントを貯めて購入し、特殊なカラーや消耗品をまとめ買いしたい時は画材専門店のオンラインショップを利用するという使い分けが最も合理的です。

これで、コピックマルチライナーの購入に関する情報は全て網羅できたかと思います。あなたにとって最適な一本を見つけて、素敵な作品作りに役立ててくださいね!

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