セカンドピアスはどこで買える?安全と可愛さを両立する購入先と失敗しない選び方
ピアスホールを開けてから、いよいよファーストピアスを卒業する時期が近づくと、「次はどんなピアスを選ぼう?」「どこで買えば安心で可愛いものが見つかるの?」とワクワクしますよね。
でも、ちょっと待ってください!セカンドピアスはただのファッションピアスではありません。
まだデリケートなピアスホールを優しく育ててあげる、とても大切な役割を担っているんです。
安全性を第一に考えつつ、おしゃれも楽しみたい!
この記事では、セカンドピアスの最適な購入先から、金属アレルギーにならないための素材の選び方、そしてホールを美しく安定させるための秘訣まで、モモストアが詳しく解説していきますね。
これであなたも、安心してセカンドピアスデビューができますよ!
・オンラインショップ(Amazon・楽天など)で買う最大のメリットとデメリット
・実店舗の購入先:アクセサリー店、バラエティショップ、ドラッグストアを徹底比較
・失敗しない!セカンドピアスを選ぶべき素材と金属アレルギーへの対策
・ホールの安定を最優先!期間中にNGなピアスのデザインと選び方
- セカンドピアスはどこで買える?主な購入先一覧と特徴
- オンラインショップ(Amazon・楽天など)で買う最大のメリットとデメリット
- 実店舗の購入先:アクセサリー店、バラエティショップ、ドラッグストアを徹底比較
- 失敗しない!セカンドピアスを選ぶべき素材と金属アレルギーへの対策
- ホールの安定を最優先!期間中にNGなピアスのデザインと選び方
- ファーストピアスからセカンドピアスへの移行時期と正しい付け替え手順
- 医療機関(皮膚科など)でセカンドピアスを買うという選択肢
- セカンドピアスをつけっぱなしにしても大丈夫?素材と期間について
- 【価格帯別】安くて可愛いプチプラピアスを見つける方法と注意点
- セカンドピアスを卒業!通常のファッションピアスに移行するタイミング
- ピアスホールを清潔に保つ!毎日のお手入れ方法とNG行動
- セカンドピアスの軸の長さと太さ(ゲージ)はこれでOK!サイズ選びのコツ
- フリマアプリ(メルカリなど)でのセカンドピアス購入は安全?
- モモストアが解説!セカンドピアスに関するよくあるQ&A
セカンドピアスはどこで買える?主な購入先一覧と特徴

セカンドピアスを探し始める時、「どこに行けばいいんだろう?」と迷うのは当然のことです。
実は、セカンドピアスは様々な場所で手に入れることができますが、購入先によって品質や価格、デザインの傾向が大きく異なります。
ご自身の重視したいポイントに合わせて、最適な購入先を見極めることが大切ですよ。モモストアでは、まず大きく「オンラインショップ」と「実店舗」に分けて、それぞれの特徴を比較してみましょう。
オンラインショップの最大の魅力:豊富な品揃えと価格競争力
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイト、そして専門店の公式オンラインストアは、セカンドピアスを探す上で非常に強力な選択肢になります。
特に、地方にお住まいで近くに専門店がない方や、忙しくてお店を回る時間がない方にとって、オンラインでの購入は非常に便利です。
最大の魅力は、その圧倒的な品揃えです。実店舗ではスペースの都合上、限られたデザインしか置けませんが、オンラインなら国内外のあらゆるブランド、素材、デザインを瞬時に比較できます。
また、価格競争が激しいため、セールやクーポンを利用すれば、高品質なサージカルステンレス製やチタン製のピアスを、実店舗よりもリーズナブルな価格で手に入れられることが多いのも嬉しいポイントです。
ただし、実物を手に取って見られないため、「思っていたより小さい」「色が画像と違う」といったギャップが生じる可能性もあります。そのため、購入前にレビューをしっかり確認し、特にサイズ(ゲージやポストの長さ)の表記を細かくチェックすることが重要です。
実店舗の安心感:試着とアドバイス
一方、アクセサリー店やバラエティショップ、ジュエリーショップなどの実店舗で購入するメリットは、何と言っても実物をチェックできる安心感です。
特に初めてセカンドピアスを選ぶ方は、ポストの太さやモチーフの大きさが自分の耳たぶに合っているか確認したいですよね。
また、ジュエリー専門店であれば、ピアスホールの状態やアレルギーの心配について、専門のスタッフから直接アドバイスをもらえることも大きなメリットです。高価な金やプラチナ製を検討している場合は、信頼できる実店舗で購入した方が安心感が得られるでしょう。
最近では、金属アレルギー対応のサージカルステンレスやチタンを扱うバラエティショップも増えているため、気軽にチェックすることができますよ。
購入場所を比較するチェックリスト
ご自身の状況に合わせて、どこで買うかを決められるよう、チェックリストを用意しました。
| 購入先 | 特徴 | 価格帯 | デザイン数 | おすすめの人 |
| オンライン専門サイト | 金属アレルギー対応に特化。軸の太さなど専門情報が豊富。 | リーズナブル~中価格帯 | ◎(非常に多い) | 素材の安全性を重視する人、専門的な情報が欲しい人 |
| 楽天市場・Amazonなど | 多様なショップが集合。価格比較が簡単。 | プチプラ~中価格帯 | ◎(無限大) | 価格重視の人、多くの選択肢から選びたい人 |
| ジュエリー専門店(4℃、テイクアップなど) | 18金、プラチナなど高品質素材が中心。アフターサービスあり。 | 高価格帯 | △(シンプル系が多い) | 一生モノとして大切に使いたい人、本物志向の人 |
| バラエティショップ(ロフト、プラザなど) | カジュアルでおしゃれなデザインが多い。 | プチプラ~中価格帯 | 〇(トレンド系) | トレンドのデザインを楽しみたい人、気軽に試したい人 |
| 医療機関・クリニック | 純チタンなど超安全な医療用素材のみ。 | 中価格帯~高価格帯 | ×(非常に少ない) | アレルギー体質が心配な人、とにかく安全性を重視する人 |
結論として、最初は金属アレルギー対応の素材を豊富に扱うオンライン専門店か、信頼できるジュエリーショップを選ぶのが一番安全だと、モモストアは考えます。ホールが完全に安定してから、バラエティショップやプチプラ通販を試すのがおすすめです。
ピアスを長く楽しむためにも、最初の一歩は安全性を最優先にしてくださいね。
オンラインショップ(Amazon・楽天など)で買う最大のメリットとデメリット
現代において、セカンドピアスを探す場所としてオンラインショップは欠かせません。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった巨大なプラットフォームは、実店舗にはない多くのメリットを提供してくれます。
しかし、その手軽さゆえに注意しておきたいデメリットも存在します。ここでは、オンライン購入の「光と影」を具体的に見ていきましょう。
オンライン購入の3つの大きなメリット
オンラインショップがセカンドピアス選びに有利な点は以下の通りです。
専門的な素材選びに強い
セカンドピアスは、まだ不安定なホールを守るために「サージカルステンレス」や「純チタン」といった特殊な素材が求められます。
実店舗ではこれらの専門素材を全て揃えているとは限りませんが、オンラインのボディピアス専門店やアレルギー対応を謳うショップでは、素材やゲージ(太さ)で細かく検索できるため、安全性を確実に担保した商品を見つけやすいです。
特に、ポストの長さやボールキャッチのサイズなど、実店舗では説明が難しい専門的な情報も商品ページに詳しく記載されていることが多いので、安心して選べます。
口コミやレビューで信頼性を確認できる
オンラインショップでは、実際に購入した人のレビューを読むことができます。特にセカンドピアスの場合は、「つけっぱなしで大丈夫だった」「アレルギーが出なかった」といった生の声は、何よりも信頼の証です。
初めて購入するショップやブランドでも、レビュー評価の高い商品を選べば、失敗するリスクを大幅に減らせます。低評価のレビューには、サイズ感の失敗談や金属アレルギー反応の有無などが書かれていることがあるため、購入前に必ず目を通すようにしましょう。
驚くほど多様なデザインと価格帯
デザインのバリエーションはオンラインの独壇場です。シンプルな一粒ジルコニアから、引っかかりにくいインナーコンク用のラブレットタイプまで、数えきれないほどのデザインの中から選べます。
また、オンラインショップは人件費や店舗維持費がかからない分、実店舗よりも価格を抑えやすい傾向にあります。予算に合わせてプチプラからハイブランドまで幅広く検討できるのは、オンラインならではの魅力です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで「セカンドピアス」と検索すると、数万件以上の結果が出てくるはずです。ぜひ一度、その選択肢の多さを体験してみてくださいね。
(セカンドピアス専門店の最新情報をGoogleでチェック!)
オンライン購入で失敗しないための4つのデメリットと対策
オンラインでの購入には、実店舗にはないデメリットも存在します。これらを知っておけば、失敗を防げます。
| デメリット | 具体的な内容 | 対策 |
| サイズ感が分かりにくい | ポストの長さやモチーフの大きさが、着用イメージと異なることがある。 | 定規で実寸を確認し、レビューにある着用画像を参考にしましょう。 |
| 実物・品質の確認ができない | メッキの剥がれやすさ、キャッチの固さなどが確認できない。 | 信頼できるメーカーや、返品・交換保証があるショップを選びましょう。 |
| 金属アレルギーのリスク | 「金属アレルギー対応」と書いてあっても、全ての人にアレルギーが出ないわけではない。 | サージカルステンレス316Lや純チタンなど、具体的な素材名を確認しましょう。 |
| 到着までに時間がかかる | 特に海外からの輸入品は、到着までに数週間かかることがある。 | 急いでいる場合は「あす楽」対応や、国内発送のショップを選びましょう。 |
特に気をつけたいのは、サイズ感です。耳たぶの厚さは人それぞれなので、「ポストの長さ〇〇mm」と書かれていたら、必ず自宅の定規でその長さをイメージしてください。短いとホールが圧迫されて炎症の原因になり、長すぎると引っかかりやすくなります。適切なサイズ選びは、ホールの安定に直結しますよ。
実店舗の購入先:アクセサリー店、バラエティショップ、ドラッグストアを徹底比較
「やっぱり実物を見て買いたい!」という方は、実際に足を運んで購入できる実店舗がおすすめです。
セカンドピアスを取り扱っている実店舗はいくつかありますが、それぞれ品揃えや価格帯、提供される情報量が大きく異なります。モモストアが、主要な購入先を徹底比較し、どんなお店で何を選ぶべきか具体的にアドバイスしますね。
ジュエリー・アクセサリー専門店(本物志向の方へ)
「4℃(ヨンドシー)」「スタージュエリー」「テイクアップ」といったジュエリー専門店は、10金(K10)や18金(K18)、プラチナ(Pt)といった高品質な貴金属をメインに扱っています。
【メリット】
- 素材の安心感: 金やプラチナは比較的アレルギーを起こしにくいとされています。
- アフターサービス: 紛失や破損時の修理・メンテナンスサービスが充実していることが多いです。
- スタッフの専門知識: ピアスの素材やお手入れ方法について、専門的な知識を持ったスタッフから丁寧な説明を受けられます。
【デメリット】
- 価格帯: 貴金属を扱うため、価格は高めです。
- デザイン: セカンドピアス向けはシンプルなデザインが中心になります。
おすすめポイント:「セカンドピアスを一生モノのファーストジュエリーとして大切にしたい」「予算が高めでも、とにかく安心できる素材が欲しい」という方に最適です。
バラエティ・雑貨ショップ(トレンド重視の方へ)
「ロフト」「プラザ」「ドン・キホーテ」などのバラエティショップやディスカウントストアも、多くのピアスを取り扱っています。
特に最近では、「316Lサージカルステンレス使用」など、アレルギー対応を謳う商品も増えてきました。
【メリット】
- デザインの多様性: トレンドを意識した可愛いデザインが豊富に揃います。
- 手軽さ: 買い物のついでに気軽にチェックできます。
- プチプラ: 比較的安価なものが多いため、いくつか試したい場合に便利です。
【デメリット】
- 素材の確認: 安価なピアスの中にはメッキ加工でアレルギーを起こしやすいものもあるため、素材表記を自分で厳しくチェックする必要があります。
- 専門知識: スタッフはピアスの専門家ではないため、詳しいアドバイスは期待できません。
おすすめポイント:ホールが完全に安定し、「おしゃれを楽しみたい!」という段階になってから試すのが安全です。購入時は必ず「サージカルステンレス」などの具体的な素材表記を確認してくださいね。
ドラッグストアや薬局(緊急時やシンプルなもの)
「マツモトキヨシ」や「スギ薬局」などのドラッグストアでも、ファーストピアス用のピアッサーと一緒に、非常にシンプルなセカンドピアスとして使えるものが置かれていることがあります。
主に透明な樹脂製や、医療用ステンレスの丸玉タイプなど、目立たせたくない時に便利なアイテムが見つかることが多いです。
【注意点】
樹脂製は目立たないというメリットがある反面、表面に傷がつきやすく、雑菌が繁殖しやすいというデメリットもあります。
長期間つけっぱなしにするセカンドピアスとしては、モモストアとしては純チタンやサージカルステンレスの丸玉タイプを強くおすすめします。樹脂製はあくまで「一時的に目立たなくしたい時」の緊急用として考えてください。
このように、実店舗はそれぞれ特性が違います。ご自身の耳の状態と、重視するポイントを照らし合わせて、最適な場所を選んでくださいね。
(サージカルステンレスピアスの実店舗での取り扱い状況をGoogleで検索)
失敗しない!セカンドピアスを選ぶべき素材と金属アレルギーへの対策
セカンドピアスを選ぶ上で、購入場所よりも何よりも「素材」が最も重要です。なぜなら、ピアスホールはまだ完成したばかりで皮膚がデリケートな状態だからです。
この時期に粗悪な金属に触れると、将来的に生涯にわたる金属アレルギーを発症するリスクが高まります。
モモストアが、セカンドピアスに最適な素材と、絶対に避けるべき素材について詳しく解説しますね。
セカンドピアスに最適な安心安全な素材トップ3
セカンドピアス選びでは、医療用としても使われるほど安全性の高い素材を選ぶのが鉄則です。おすすめの素材は以下の3つです。
純チタン(安心度No.1)
チタンは、人工骨や歯科インプラントにも使われるほど生体適合性が高く、金属アレルギーが最も起こりにくい素材として知られています。
空気と触れることで表面に「酸化被膜」という強力な膜を作り、金属イオンが溶け出すのを防いでくれるため、汗や体液に触れてもアレルギー反応を起こす心配がほとんどありません。
アレルギー体質の方や、過去に金属かぶれを起こした経験がある方は、純チタン製のセカンドピアスを選べば安心です。
サージカルステンレス(316L)(コスパ最強)
「サージカル(Surgical)」は「外科の」という意味で、手術用メスなどの医療器具に使われるステンレス鋼です。JIS規格では「SUS316L」という種類が使われます。
非常に錆びにくく、変色しにくい耐久性に優れているため、つけっぱなしのセカンドピアスに最適です。
チタンに次いでアレルギーを起こしにくい素材でありながら、純チタンよりも安価で手に入りやすいため、コストパフォーマンスを重視したい方に強くおすすめできます。
K18(18金)またはPt900(プラチナ)(本物志向)
金やプラチナといった貴金属もアレルギーの心配が少ない素材ですが、純度には注意が必要です。
例えば、18金(K18)は金の含有量が75%で、残りの25%には銅や銀などの他の金属が混ぜられています。この25%に含まれる金属が原因で、稀にアレルギー反応が出る方がいるため、純度の高いもの(K18以上、Pt900以上)を選ぶようにしましょう。
高価ではありますが、その分美しく、一生使える品質を持っています。
絶対に避けるべき危険な素材リスト
セカンドピアスの時期に、価格の安さだけで選んでしまうと、後悔することになります。以下の素材は、ピアスホールが不安定な時期には絶対に避けるべきです。
- ニッケル、コバルト、クロムを含む合金: 最もアレルギーを起こしやすい金属の代表格です。
- 真鍮(しんちゅう): 銅と亜鉛の合金で、メッキの下地に使われることが多く、アレルギーリスクが高いです。
- 金メッキ、ロジウムメッキ: メッキは汗や摩擦ですぐに剥がれ、下の素材(真鍮など)が露出すると、すぐにアレルギー症状が出ます。「ニッケルフリー」と書かれていても、メッキ自体が剥がれるリスクがあるため、この時期は避けてください。
- 樹脂(レジン): 金属アレルギーの方に選ばれがちですが、表面が傷つきやすく、そこに雑菌が繁殖しやすいため、セカンドピアスとして長期間つけっぱなしにすることには不向きです。
素材選びを間違えなければ、ピアスライフはぐっと快適で楽しいものになります。迷ったら、「サージカルステンレス316L」か「純チタン」を選びましょう!
(金属アレルギー対応ピアスの最新素材をGoogleでチェック!)
ホールの安定を最優先!期間中にNGなピアスのデザインと選び方
セカンドピアスのデザイン選びは、「安全第一、次に可愛さ」という順番が鉄則です。
ファーストピアスを外してすぐのピアスホールは、見た目は治っているように見えても、内側の皮膚はまだ非常に薄くデリケートな状態です。
この時期に、ピアスホールに負担をかけるデザインを選んでしまうと、炎症や化膿、最悪の場合はホールが塞がってしまう原因にもなりかねません。モモストアが、セカンドピアスの期間に避けるべきNGデザインと、安心して選べるデザインを詳しく紹介します。
セカンドピアス期間中に避けるべきNGデザイン3つ
おしゃれ心をグッと抑えて、ホールの安定を最優先してください。特に以下の3つのデザインは要注意です。
- 揺れる・ぶら下がるタイプのフックピアスやチャーム付きピアス
常に動くことでホールに摩擦や負担をかけ続け、安定を妨げます。また、引っかかりやすく、着替えやタオルで引っ張るとホールが裂けてしまう危険性もあります。 - 大きすぎるモチーフのピアス
大ぶりなピアスは重量があり、まだ弱いピアスホールに重さによる負担がかかります。また、寝ている間に圧迫されて炎症を起こしたり、キャッチが埋まり込む原因にもなります。 - 尖った角や複雑な形状のモチーフ
星型やハート型など、角があるデザインは、皮膚を傷つけやすく、衣類や髪の毛に引っかかりやすいです。
とにかく、「引っかかりにくい」「重くない」「動かない」デザインを選ぶことが、トラブルを防ぐ一番の鍵となります。
セカンドピアスに最適なおすすめデザイン
安全性を確保しつつも、可愛さを楽しむことはもちろん可能です!おすすめは以下の2タイプです。
スタッドタイプ(一粒石、丸玉)
最も定番で安全なのが、スタッドピアス(ポストとキャッチで固定するタイプ)のシンプルなデザインです。
中でも、ジルコニアやパールなどの小さな一粒モチーフや、シンプルな丸玉(ボール)タイプが最適です。耳たぶから大きくはみ出さず、引っかかりが少ないため、つけっぱなしにしても負担になりにくいです。
モチーフのサイズは3mm~5mm程度に抑えるのがおすすめです。この範囲内なら、キラキラした輝きを楽しめますし、大きすぎて邪魔になることもありません。
リングタイプ(フープピアス)
フープピアスは、引っかかりにくいデザインの一つですが、選ぶ際には注意が必要です。
おすすめなのは、キャッチが一体型になっている、ポスト部分が耳たぶを優しく包み込むような形状のものです。大きすぎるフープや、途中で折れて開閉するタイプは、ポストの先端がホールを傷つける可能性があるため、避けた方が無難です。
小さめのカチッと留まるセグメントリングや、遮断式フープを選ぶと、寝ている間も邪魔にならず快適に過ごせます。
デザイン選びで失敗しないためのチェック項目
デザインを選ぶ際は、以下のチェック項目を活用してください。
| チェック項目 | 確認すべきこと |
| 重さ | 長時間つけていても耳たぶに負担を感じないか?(軽いものが理想) |
| モチーフ | 髪の毛や服の繊維が絡みつくような凹凸がないか?(ツルッとした形がベスト) |
| キャッチ | キャッチの先端が尖っていないか?(ボールキャッチや平らなキャッチが理想) |
| ポスト | ポストの先端が丸く加工されているか?(ホールを傷つけないか) |
セカンドピアス期間が終われば、どんな可愛いデザインでも自由に楽しめます!この期間は、未来のおしゃれのために、今はホールの「健康」に投資しましょうね。
ファーストピアスからセカンドピアスへの移行時期と正しい付け替え手順
「そろそろファーストピアスを外してもいいかな?」そう考える時が、セカンドピアスデビューの準備期間です。
しかし、焦って時期を間違えたり、間違った方法で付け替えたりすると、せっかく安定しかけていたホールを傷つけてしまうことになります。
モモストアが、移行時期の見極め方と、初めての付け替えをスムーズに行うための正しい手順を詳しくお伝えしますね。
セカンドピアスに移行できるのはいつ?見極めの目安
移行できる時期の一般的な目安は、ピアスを開けてから6週間~8週間(約1ヶ月半~2ヶ月)とされています。ただし、これはあくまで目安です。
ピアスホールの状態は人それぞれで、完全に安定しているかどうかは、以下のチェックリストで確認できます。
| 安定のチェックリスト | 状態 |
| 炎症・腫れ | 赤みや腫れ、痛み、かゆみが完全にない。 |
| 分泌物 | 透明または黄色っぽい液体(分泌物)が出ていない。 |
| ピアスを回す時 | ファーストピアスを軽く回した時に、スムーズに動く。 |
| 触った感触 | 耳たぶを触っても、しこりや硬さがなく、自然な感触に戻っている。 |
これらの項目が全てクリアできていれば、移行を検討しても大丈夫です。もし少しでも赤みがあったり、回した時に痛むようであれば、あと2週間はファーストピアスをつけっぱなしにして様子を見ましょう。
不安な場合は、ピアスを開けた医療機関に相談するのが最も確実で安全です。
初めての付け替え!失敗しないための正しい手順
準備が整ったら、いよいよセカンドピアスへの付け替えです。焦らず、清潔に行うことが成功の秘訣です。
準備するもの
- セカンドピアス(事前に消毒済み)
- 消毒用エタノールまたはジェル(推奨)
- 綿棒
- 鏡
手順(ステップ・バイ・ステップ)
ステップ1:手とピアスを清潔にする
石鹸で手をきれいに洗い、セカンドピアスを消毒用エタノールで丁寧に拭き取ります。ファーストピアスもキャッチ部分を拭いておくと、外す際に清潔に保てます。
ステップ2:ファーストピアスをゆっくり外す
ファーストピアスのキャッチをゆっくりと外し、ピアス全体も慎重に引き抜きます。この時、ホールを傷つけないよう、まっすぐ外すことを意識してください。
ステップ3:ホールを優しく洗浄する
綿棒に消毒液をつけ、ホールの周りと、引き抜いた後の耳たぶを優しく拭き取ります。無理にこすらないでください。
ステップ4:セカンドピアスを装着する
セカンドピアスのポストの先端をホールにまっすぐ当て、ゆっくりと通します。この時、鏡を見ながら、裏側から指でポストの先端を誘導してあげるとスムーズに入りやすいです。
もし入らない場合は、無理に押し込まず、少し角度を変えて試しましょう。痛む場合はすぐに中止し、少し時間を置いてから再挑戦するか、医療機関に相談してください。
ステップ5:キャッチをしっかり装着する
キャッチを耳たぶに埋まらない程度に、かつ外れない程度にしっかりと留めます。キャッチと耳たぶの間に、ティッシュ一枚分くらいのわずかな隙間を持たせておくのが理想的です。
最初の付け替えは緊張しますが、焦らなければ大丈夫です。もし不安な場合は、お風呂上がりなど、体がリラックスしている時に行うのもおすすめです。
医療機関(皮膚科など)でセカンドピアスを買うという選択肢
セカンドピアスは、一般のアクセサリーショップやオンラインで手に入れるのが主流ですが、「とにかく安心して安全な素材から選びたい」「アレルギー体質で不安がある」という方には、医療機関(皮膚科や美容クリニック)で購入するという選択肢も強くおすすめできます。
「病院でピアスを買うの?」と驚かれるかもしれませんが、これはホールを大切に育てる上で非常に賢い選択肢なんですよ。
医療機関で購入する3つの安心メリット
医療用グレードの素材を確実に手に入れられる
病院で取り扱っているセカンドピアスは、ほとんどの場合、純チタンや医療用プラスチックなど、最も生体適合性の高い素材に限られています。
「金属アレルギー対応」と謳われている一般のピアスとは異なり、その品質は折り紙付きです。特に金属アレルギーが心配な方にとっては、これ以上の安心材料はありません。
医師や看護師の専門的なアドバイスを受けられる
セカンドピアスを選ぶタイミングは、ホールの状態を正確に把握することが重要です。病院で相談すれば、ピアスホールの炎症や治癒状況を専門家の目でチェックしてもらえます。
「このホールはあと何日つけっぱなしにした方が良いか」「最適な軸の長さはどれくらいか」など、あなたの耳に合わせた的確なアドバイスがもらえるのは、病院ならではのメリットです。
また、セカンドピアスへの付け替えを有料で実施してくれるクリニックも多く、自分でやるのが不安な方はプロに任せられるのも大きな魅力です。
万が一トラブルが起きてもすぐに処置できる
万が一、セカンドピアスに交換した後で赤みや腫れ、かゆみといったトラブルが発生しても、購入した(または相談した)病院であれば、そのまま治療に移行できます。
炎症を放置するとホールが完成しない原因になるため、トラブル時の対応の速さは、ピアスホール育成において非常に重要な要素です。
病院でのセカンドピアス購入のデメリット
もちろん、デメリットもあります。それは「デザインの選択肢の少なさ」です。
病院で取り扱っているセカンドピアスは、あくまで「ホールを育てるための医療器具」という側面のほうが強いため、シンプルで目立たないデザイン(丸玉や透明なもの)がほとんどです。
「とにかく可愛いものが欲しい!」という方には物足りないかもしれませんが、最初の2~3ヶ月は病院で買った安全なピアスをつけ、ホールが完全に安定してから、ファッション性の高いピアスに移行するというのが、モモストアおすすめの「安全な2ステップ戦略」です。
まずは安全な土台作り。それが美しいピアスライフに繋がりますよ。
(ピアスホールのトラブルに対応できる医療機関をGoogleで検索)
セカンドピアスをつけっぱなしにしても大丈夫?素材と期間について
セカンドピアスに交換した後、「夜寝る時や、お風呂に入る時は外すべき?」と疑問に思う方も多いでしょう。
結論から言うと、ピアスホールが完全に安定するまでは、セカンドピアスは「つけっぱなし」にするのが基本中の基本です。ただし、これにはいくつかの条件と注意点があります。
つけっぱなし推奨の理由:ホールが未完成だから
ファーストピアスを外してセカンドピアスに移行したばかりのホールは、「トンネル」というよりも、まだ皮膚の薄い「傷」に近い状態です。
この時期にピアスを頻繁に抜き差しすると、ホールの内側の皮膚を傷つけ、出血させたり炎症を起こしたりする原因になります。
ホールが完成するというのは、「ピアスを抜き差ししても傷つかない、しっかりとした皮膚のトンネルができること」を指します。このトンネルを育てるためには、セカンドピアスを最低でも3ヶ月~半年間はつけっぱなしにしておくことが推奨されています。
つけっぱなしにできるピアスの2つの条件
もちろん、全てのピアスがつけっぱなしに適しているわけではありません。「つけっぱなし」を安全に行うためには、以下の2つの条件をクリアしている必要があります。
素材の安全性:錆びない、アレルギーが出ない
つけっぱなしにするということは、汗や皮脂、水に常に触れているということです。
もし錆びやすい素材(真鍮など)やメッキ加工のピアスをつけていると、素材が劣化して金属イオンが溶け出し、高確率で金属アレルギーや炎症を引き起こします。そのため、前述した純チタンまたはサージカルステンレス316Lを選ぶことが絶対条件となります。
【素材別つけっぱなし適正】
| 素材 | つけっぱなし適正 | 理由 |
| 純チタン | ◎(非常に適している) | 酸化被膜が強く、金属イオンが溶け出しにくい。 |
| サージカルステンレス | ◎(適している) | 医療用素材で錆びにくく、耐久性が高い。 |
| 18金・プラチナ | 〇(適しているが、高価) | アレルギーリスクは低いが、変形させないよう注意が必要。 |
| メッキ製品 | ×(不適) | すぐにメッキが剥がれ、下の素材が露出しトラブルの原因になる。 |
| 樹脂(プラスチック) | ×(不適) | 表面に雑菌が繁殖しやすく、劣化しやすい。 |
デザインの適合性:引っかからない、圧迫しない
寝ている間や着替えの際に引っかかると、ホールを傷つけるため、丸いスタッドタイプや、キャッチが平らなラブレットタイプが理想です。
また、きつすぎるキャッチで耳たぶが圧迫されると、血行不良や炎症の原因となるため、キャッチと耳たぶの間にわずかな隙間があることを常に確認してください。
セカンドピアス卒業までの期間
ピアスホールの完成には、耳たぶで平均して半年から1年程度かかると言われています。
セカンドピアスを装着したからといってすぐに安心せず、この期間はつけっぱなしを継続しつつ、毎日のお手入れを欠かさずに行ってくださいね。焦らず、じっくりとホールを育てていきましょう。
【価格帯別】安くて可愛いプチプラピアスを見つける方法と注意点
セカンドピアスはホールを安定させるためのものですが、「可愛いデザインでテンションを上げたい!」と思うのは当然です。特に学生さんや、多くのデザインを試したい方にとって、プチプラ(安価)なピアスは非常に魅力的ですよね。
しかし、安さだけを追求すると、素材の安全性が疎かになり、結果的に肌トラブルで治療費がかかってしまうという本末転倒なことになりかねません。
モモストアが、安全性を保ちつつプチプラで可愛いセカンドピアスを見つけるための賢い方法と、注意点を教えますね。
プチプラピアスの賢い見つけ方3選
オンラインの専門ショップのセールを狙う
ボディピアスやアレルギー対応ピアスを専門とするオンラインショップは、しばしばセールや「まとめ買い割引」を実施しています。
専門ショップは、仕入れルートや在庫管理によって、高品質なサージカルステンレス製ピアスを一般のアクセサリー店よりも安価に提供できることが多いです。
特にAmazonや楽天市場のタイムセール時は、普段よりも格安で手に入れられるチャンスです。お気に入りのショップをフォローして、情報を逃さないようにしましょう。
素材を「サージカルステンレス」に絞り込む
プチプラでも安全性を確保したいなら、検索する時点で「セカンドピアス サージカルステンレス」と、素材を限定してください。
K18やプラチナに比べれば、サージカルステンレスは圧倒的に安価ですが、医療用としても使われるほど品質は高いです。デザインよりも素材の安全性を優先し、「安いけれど、素材は安全」というコスパ最強のピアスを見つけましょう。
純チタンは少々高価になることが多いので、予算を抑えたい場合はサージカルステンレスがベストです。
ハンドメイド・フリマアプリ(メルカリなど)は上級者向け
メルカリやminneなどのフリマ・ハンドメイドアプリでは、個性的で可愛いデザインのピアスがプチプラで出品されています。
しかし、セカンドピアスとしては購入をおすすめしません。理由は、次のH2で詳しく解説しますが、素材の真偽が不明確なこと、衛生管理が保証されないことが大きなリスクとなるからです。
もし購入するとしても、ホールが完全に安定し、普通のファッションピアスを楽しめるようになってからにしましょう。
プチプラ購入時のチェック項目:安いものに潜むリスク
安価なピアスには、必ず「安さの理由」があります。以下の点に注意してください。
| 注意点 | 確認すべきこと | 危険度 |
| 素材表記の曖昧さ | 「金属アレルギー対応」という抽象的な表記で、具体的な素材名(例:サージカルステンレス316L)が書かれていない。 | 高:ニッケルなどの有害金属が含まれている可能性がある。 |
| ポストが細すぎる | ファーストピアスと同じ16G(太さ1.2mm)や18G(1.0mm)ではなく、ファッションピアスで一般的な20G(0.8mm)よりも細いもの。 | 中:ホールが縮み、次に太いピアスを入れる時にトラブルの原因になる。 |
| メッキの厚み | 「メッキ」と記載がある場合、メッキがすぐに剥がれて下の素材が露出する可能性がある。 | 高:汗や摩擦でメッキが剥がれ、アレルギー発症の原因になる。 |
「プチプラ」と「粗悪品」は違います。賢く安全性の高いプチプラピアスを選んで、快適なセカンドピアスライフを送ってくださいね。
セカンドピアスを卒業!通常のファッションピアスに移行するタイミング
セカンドピアスを卒業し、自由にデザインを選べる通常のファッションピアスに移行できるのは、ピアスホールが完全に完成してからです。
この「卒業のタイミング」を間違えると、せっかく順調に育ってきたホールが、またデリケートな状態に戻ってしまうことがあるので、慎重に見極める必要があります。
卒業はいつ?ホールの完成を見極める3つのサイン
卒業の目安は、ファーストピアスからセカンドピアスに交換した後、さらに3ヶ月~半年程度、トータルでピアスを開けてから半年以上経ってからです。
以下のサインが出たら、通常のピアスに移行しても大丈夫な可能性が高いです。
- サイン1:ピアスを外してもすぐに穴が閉じない
数時間~半日程度ピアスを外していても、鏡を見ながらスムーズに再度装着できる。ホールの内側がしっかり皮膚で覆われ、トンネル状になっている証拠です。 - サイン2:分泌物や出血、痛みが全くない
ピアスを回したり、着替えで少し引っかかったりしても、痛みや赤み、分泌物が一切出ない状態が2ヶ月以上続いている。 - サイン3:安定した手触り
耳たぶを触ってみて、ホールの周りにしこりや硬さがなく、他の皮膚と同じように柔らかく感じられる。
特に重要なのは、「数時間ピアスを外せるかどうか」です。まだホールが完成していない段階では、少し外しただけで穴が縮んでしまうため、このチェックをクリアできたら、卒業は間近です。
卒業後のファションピアス選びの注意点
卒業したら、好きなピアスを自由に楽しめますが、いくつか注意しておきたいことがあります。
注意点1:ポストの太さを維持する
セカンドピアスで使っていたポストの太さ(16Gまたは18Gが多い)を維持できるピアスを選ぶのが理想です。ファッションピアスは20G(0.8mm)と細いものが多く、細いピアスを使い続けるとホールが縮んでしまいます。
時々、太めのポストのピアス(サージカルステンレスなど)を装着して、ホールの太さをキープするように心がけましょう。
注意点2:重いピアスは短時間で楽しむ
大ぶりで重いピアスは、ホールの完成後も長期間つけ続けると、重みでホールが徐々に下に伸びてしまう原因(耳垂裂のリスク)になります。
重いピアスは、お出かけする時など、短時間だけ楽しむようにするのがおすすめです。家に帰ったら、すぐに軽くて安全なスタッドピアスに付け替えましょう。
注意点3:金属アレルギー対応を意識する
一度ホールが完成すれば、多少のメッキ製品をつけても大丈夫な方が多いですが、体調や汗によってアレルギーが再発することもあります。
特につけっぱなしにする可能性のあるピアスや、長時間つけるピアスは、できる限りサージカルステンレスや純チタンを選ぶようにするのが、快適なピアスライフを長く続けるための秘訣です。
ピアスホールを清潔に保つ!毎日のお手入れ方法とNG行動
セカンドピアスをつけっぱなしにする期間は、ピアスホールを清潔に保つことが非常に重要です。
「つけっぱなしだから何もしなくていい」わけではありません!ピアスやホールの周りには、皮脂や汗、シャンプーの残りカスなどが溜まりやすく、これが雑菌の温床となり、炎症や化膿の原因になります。
モモストアが推奨する、簡単で効果的な毎日のお手入れ方法と、絶対にやってはいけないNG行動を解説しますね。
毎日のお手入れ:優しく洗うのが基本
特別な消毒液は必要ありません。むしろ、刺激の強い消毒液はホールを治そうとする皮膚の働きを邪魔してしまうことがあるため、優しい洗浄を心がけましょう。
入浴時:石鹸で優しく泡洗浄
毎日の入浴時、体を洗うついでにピアスホールも洗浄しましょう。
- 石鹸(ボディソープや洗顔フォームなど刺激の少ないもの)を泡立てる。
- その泡をピアスホール全体(表と裏)に優しく乗せる。
- セカンドピアスを前後に2~3回ゆっくり動かし、ホール内部に溜まった汚れを泡で押し出すイメージで洗う。
- シャワーで泡をしっかりと洗い流す。
【注意点】ピアスを回転させるのは、ホールがまだ安定していない時期(ファーストピアス期間中)はNGですが、セカンドピアス移行後は、ホール内の洗浄を助けるためにゆっくり動かすことが推奨されます。ただし、痛む場合は無理しないでください。
入浴後:水分を完全に拭き取る
洗浄後は、水分をしっかりと拭き取ることが大切です。水分が残っていると、それが原因で雑菌が繁殖しやすくなります。
清潔なタオル(またはティッシュペーパー)の角を使い、ピアスのポストとキャッチの間、耳たぶの裏側の水分を丁寧に吸い取りましょう。ドライヤーの冷風を少し当てるのも効果的です。
ホールを育てるためのNG行動リスト
良かれと思ってやっていることが、実はホールの安定を妨げていることがあります。
- NG1:ピアスをいじる・触りすぎる
つい気になって触ってしまうと、手の雑菌がホールに入り込み、炎症の原因になります。必要なお手入れ時以外は、極力触らないように意識しましょう。 - NG2:刺激の強い消毒液を頻繁に使う
消毒液(特にアルコール系)は皮膚を乾燥させ、治癒力を弱めてしまいます。日常のお手入れは、泡での洗浄だけで十分です。 - NG3:耳たぶを圧迫する姿勢で寝る
横向きに寝る癖がある方は、その耳たぶが枕に圧迫されて炎症を起こすことがあります。可能であれば仰向けに寝るか、U字型の枕などを利用して圧迫を避けましょう。 - NG4:付け替え頻度を上げる
ホールが完全に完成していないのに、「今日はこのピアス、明日はこれ」と頻繁に交換するのは厳禁です。ホールが傷つき、完成が遅れる原因となります。
毎日のお手入れを習慣化して、トラブル知らずの快適なピアスライフを目指してくださいね。
セカンドピアスの軸の長さと太さ(ゲージ)はこれでOK!サイズ選びのコツ
セカンドピアスのデザインや素材選びの次に重要となるのが、サイズ(軸の長さと太さ)の選択です。
ここを間違えると、ピアスホールが圧迫されて腫れたり、逆にホールが縮んでしまったりといったトラブルに直結します。モモストアが、セカンドピアスに最適なサイズを選ぶための具体的な基準を解説しますね。
軸の太さ:ゲージ(G)の選び方
ピアスの軸の太さは「ゲージ(G)」という単位で表され、数字が小さくなるほど軸は太くなります。
- ファーストピアス: 14G(1.6mm)または16G(1.2mm)が多いです。
- ファッションピアス: 20G(0.8mm)が多いです。
セカンドピアスに最適な太さは?
モモストアが推奨するのは、ファーストピアスと同じか、一つ細い16Gまたは18Gです。
ファッションピアスで主流の20Gにすぐに移行してしまうと、せっかく開けたホールが縮んでしまい、次に太いピアスを入れる時に痛みを感じる原因になります。
ホールをしっかりと安定させるためには、ホールの形を維持することが大切です。そのため、セカンドピアス期間中は、最低でも18G(1.0mm)以上の太さを維持するように心がけましょう。
| ゲージ(G) | 太さ(mm) | 用途 |
| 16G | 1.2mm | セカンドピアスとして最適。ホールの太さをしっかり維持できる。 |
| 18G | 1.0mm | セカンドピアスとして一般的。ファッションピアスよりは太く安心。 |
| 20G | 0.8mm | ファッションピアスで最も一般的。セカンドピアスとしては細すぎる場合がある。 |
軸の長さ:ポストの長さ(mm)の選び方
ピアスの軸の長さは、耳たぶの厚さに合わせて選ぶ必要があります。
軸の長さは通常、6mm、8mm、10mmなどのミリメートル(mm)単位で表されます。
ポストの長さの選び方の基準
耳たぶの厚さは人によって異なりますが、一般的な耳たぶの厚さは5mm~6mm程度です。
セカンドピアスを選ぶ際は、「耳たぶの厚さ+1~2mm」の長さのポストを選ぶのが黄金律です。
【推奨されるポストの長さ】
- 耳たぶが薄い方(~5mm): 6mmのポスト
- 耳たぶが普通の方(5mm~7mm): 8mmのポスト
- 耳たぶが厚めの方(7mm~): 10mmのポスト
キャッチと耳たぶの間に、わずか1mm程度の隙間ができることが理想です。この隙間がないと、ホールが圧迫されて血行不良になり、腫れや炎症の原因になります。
逆に長すぎると、髪の毛などに引っかかりやすくなりますが、セカンドピアス期間中は「少し長め」のほうが、腫れた時やお手入れの際に余裕があって安心できますよ。
フリマアプリ(メルカリなど)でのセカンドピアス購入は安全?
メルカリやラクマといったフリマアプリでは、ブランド物のピアスや、使用済みのピアスが格安で出品されているのを見かけますよね。
「可愛いし安いからセカンドピアスとして買ってみようかな?」と考える方もいるかもしれませんが、モモストアとしては、セカンドピアス期間中のフリマアプリ利用は強くおすすめしません。
セカンドピアスをフリマアプリで購入すべきではない2つの理由
衛生面のリスクが計り知れない
フリマアプリで販売されているピアスのほとんどは、出品者が使用した後に洗浄・消毒されているはずですが、医療レベルの滅菌処理が施されているわけではありません。
特にファーストピアスを外したばかりのピアスホールは、小さな傷や見えない炎症がある可能性があります。
そんなデリケートなホールに、他人が使用したピアスの雑菌や汚れが付着することで、感染症や化膿といった重大なトラブルを引き起こすリスクがあります。いくらデザインが可愛くても、衛生面でのリスクは避けるべきです。
素材の真偽と品質が保証されない
セカンドピアスでは、純チタンやサージカルステンレスといった安全性の高い素材が必須です。しかし、フリマアプリでは、出品者が素材の専門家ではないため、「金属アレルギー対応」と書かれていても、その真偽を確かめる手段がありません。
出品者が「サージカルステンレス製」と説明していても、実際は安価なメッキ製品である可能性もゼロではありません。
万が一、粗悪な素材でアレルギーを発症してしまっても、フリマアプリでは品質保証や返品対応が難しいことがほとんどです。安全性を最優先すべきセカンドピアスでは、保証のない商品は選ばないほうが賢明です。
フリマアプリを安全に利用するなら「完全に安定した後」
フリマアプリをどうしても利用したい場合は、以下の条件がクリアできてからにしましょう。
- 条件1:ホールが完全に完成していること
ピアスを数時間外しても穴が塞がらないほど、ホールが安定していること(目安としてピアスを開けてから半年~1年以上)。 - 条件2:新品・未使用品のみを選ぶ
他人の使用済みではなく、未開封の新品のみを選ぶこと。 - 条件3:ファッションピアスとして楽しむ
「つけっぱなし用」ではなく、「お出かけの時だけ」といった短時間使用のファッションピアスとして楽しむこと。
セカンドピアス期間中は、Amazonや楽天市場の信頼できる専門店、または実店舗のジュエリーショップで購入し、安全と安心を確保してくださいね。トラブルが起きてからでは遅いですから。
モモストアが解説!セカンドピアスに関するよくあるQ&A
セカンドピアスに関する疑問や不安は尽きませんよね。ここでは、モモストアに寄せられることの多い、よくある質問にお答えしていきます。
Q1. セカンドピアスは毎日消毒した方がいいですか?
A. 毎日消毒する必要はありません。
前述の通り、刺激の強い消毒液を頻繁に使うと、ホールを治そうとする皮膚の働きを邪魔したり、皮膚を乾燥させたりする可能性があります。日常のお手入れは、刺激の少ない石鹸の泡で優しく洗浄するだけで十分です。
ただし、赤みや腫れが出てしまった場合は、市販の消毒液ではなく、必ず医療機関で処方された軟膏や消毒液を使用してください。
Q2. 樹脂ピアスは金属アレルギーでも大丈夫ですか?
A. 長期間のセカンドピアスとしてはおすすめできません。
樹脂は金属ではないためアレルギーの心配はありませんが、表面が非常に傷つきやすく、細かい傷に皮脂や汚れ、雑菌が溜まりやすいという大きなデメリットがあります。
長期間つけっぱなしにすることで、かえって不衛生になり、化膿や炎症の原因となるリスクが高いです。金属アレルギーの方は、樹脂ピアスよりも純チタンやサージカルステンレスを選ぶ方が、ホールを清潔に保てるため安全です。
Q3. セカンドピアスで穴が大きくなることはありますか?
A. 軸が太いピアスを使えば、ピアスホールはそれに合わせて広がります。
ピアスホールは、装着しているピアスの太さ(ゲージ)に合わせて形成されます。ファーストピアスよりも細いピアス(例:20G)に交換してしまうと、ホールは縮んでしまいますが、太めのピアス(例:16G)を使い続ければ、ホールは安定して太さを維持します。
もし将来的に太いボディピアスを楽しみたい場合は、セカンドピアス期間から少しずつゲージアップを意識して選ぶのも一つの方法です。
Q4. セカンドピアスをなくしてしまったらどうすればいいですか?
A. 慌てずに、すぐに代わりのピアスを装着してください。
ホールがまだ不安定な時期にピアスを外してしまうと、数時間で穴が塞がってしまうことがあります。
もし代わりのセカンドピアスやファーストピアスが手元にない場合は、透明なピアスや、安全ピン(清潔なもの)を応急処置として通し、すぐに新しいピアスを買いに行ってください。
この時、強く押し込んだり、無理に穴を探したりするとホールを傷つけるため、難しい場合は医療機関に駆け込むのが最も安全です。
Q5. 18金のセカンドピアスは、つけっぱなしでも変色しませんか?
A. 18金自体はほぼ変色しませんが、お手入れは必要です。
18金は純度が高いため、錆びたり変色したりすることは非常に少ないです。しかし、つけっぱなしにしていると、皮脂や汗、化粧品などが付着して「汚れ」が溜まり、くすんで見えることがあります。
定期的に(週に1回程度)中性洗剤を溶かしたぬるま湯で優しく洗ってあげると、元の美しい輝きを取り戻せますよ。

