生クリームはどこに売ってる？種類別で探せる販売店と選び方を徹底解説！

こんにちは、モモストアです！
ケーキやお菓子作り、そしてちょっと贅沢なコーヒーのお供に欠かせない生クリーム。
「急に必要になったけど、どこに売ってるの？」と、売り場を探し回った経験はありませんか？
実は、生クリームと言っても種類や形態が色々あって、それに合わせて売っている場所も異なるんです。
この記事では、スーパーからコンビニ、専門店まで、生クリームを確実に手に入れるための方法を、種類別に徹底的に解説していきます！

生クリームはどこに売ってる？主要な販売店をリストアップ

生クリームを探すとき、まず思い浮かぶのが近所のスーパーですよね。もちろんスーパーが最も一般的ですが、実はそれ以外にも、あなたのニーズに合わせて選べる多様な販売店が存在します。
ここでは、主要な販売ルートとその特徴をまとめてご紹介します。どこで買うかによって、手に入る商品の種類や価格、営業時間が大きく変わってきますよ！

生クリーム販売店の特徴と選び方の基準

生クリームは「乳製品」として販売されることが多いため、基本的には冷蔵コーナーに置かれています。しかし、場所によっては冷凍コーナーや、お菓子作りのコーナーに陳列されていることもあるんです。まずは、代表的な販売店をチェックしてみましょう。

販売店	取り扱い商品（傾向）	価格帯	入手しやすさ
スーパーマーケット	純生クリーム（乳脂肪分35～47%）、ホイップクリーム（植物性）、低脂肪タイプ	標準的～安価	非常に高い（いつでも手に入る）
コンビニエンスストア	少量パック（100ml前後）、スプレーホイップ、チルドデザート用	やや高め	非常に高い（24時間いつでも）
製菓材料専門店	業務用、高乳脂肪分（47%超）、種類が豊富、冷凍保存タイプ	標準的～高め	低い（店舗数が少ない）
ドラッグストア・薬局	ホイップクリーム（植物性）、特定メーカーの製品、低脂肪タイプ	安価な場合が多い	中程度
ディスカウントストア	大容量パック、プライベートブランドの低価格品	安価	中程度

このように、目的によってお店を使い分けるのが賢い方法です。例えば、「純粋な美味しさ」を求めるならスーパーや専門店、「手軽さ・利便性」を重視するならコンビニやドラッグストアが向いています。特に、お菓子作りで大量に使用する場合は、ディスカウントストアや業務スーパーがコストパフォーマンスに優れていますよ。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで買える生クリーム

実店舗で見つからないプロ仕様の生クリームや、珍しいフレーバーのホイップクリームを探しているなら、ネット通販が断然おすすめです。特に、お菓子作りを趣味にしている方や、特定のブランドにこだわりがある方は、一度チェックしてみる価値があります。

• Amazon: 一般的な生クリームから、長期保存が可能なUHT処理されたもの、製菓用のプロ向け大容量パックまで幅広く揃っています。即日配送サービスを利用できる地域なら、急ぎの時にも便利です。
• 楽天市場・Yahoo!ショッピング: これらのモール型ECサイトでは、全国の酪農家直送のこだわり生クリームや、製菓材料専門店の冷凍生クリームなど、実店舗ではまず見かけない商品が見つかります。特に、製菓材料店が出店していることも多く、専門性の高い商品を探すのに適しています。
• メルカリなどのフリマアプリ: 未開封・未使用の製菓材料の出品がある場合もありますが、食品であるため、賞味期限や保存状態には細心の注意が必要です。特に生クリームは鮮度が命なので、基本的には公式サイトや信頼できる通販サイトからの購入をおすすめします。

ネット通販なら、重い荷物を運ぶ手間もなく、自宅に届けてもらえるのが最大の魅力ですね。特に賞味期限が長いタイプの生クリームをストックしておくと、いざという時に困りません。

スーパー・コンビニでの生クリームの取り扱いと価格帯

私たちの生活に最も身近なスーパーやコンビニは、生クリームのメインの購入場所です。しかし、スーパーとコンビニでは、置いている生クリームの種類や、その売り場にも違いがあることをご存知でしょうか？このセクションでは、それぞれの店舗での具体的な取り扱いと、気になる価格帯について詳しく見ていきます。

スーパーマーケットでの生クリームの探し方と種類

スーパーでは、生クリームは主に2つの場所に分かれて陳列されています。どちらも冷蔵ケースですが、目的によって売り場が異なるので注意が必要です。

乳製品コーナー（牛乳・ヨーグルトの近く）

ここは、最も一般的な生クリームの陳列場所です。牛乳やバター、ヨーグルトなどと同じ冷蔵ケースに、紙パックやプラスチック容器に入った生クリームが並んでいます。

• 純生クリーム（フレッシュクリーム）: 乳脂肪分が35%～47%程度のものが主流です。お菓子作りや料理に使う、泡立てることを前提とした生クリームです。
• ホイップクリーム（植物性脂肪）: 乳脂肪分ではなく、植物性脂肪を主成分とした製品です。純生クリームよりも価格が安く、あっさりとした味わいで、泡立てやすいのが特徴です。
• コーヒー用ミルク（ポーションタイプ）: コーヒーに入れるための小さなポーションタイプのクリームも、この近くに置かれていることが多いです。

価格帯は、純生クリームの200mlパックで300円～500円程度が一般的です。特売日を狙えば、もう少し安く手に入ることもあります。

製菓材料コーナー（お菓子作りの材料の近く）

稀にですが、スーパーによっては、薄力粉やチョコレート、トッピングなどが並ぶ常温の製菓材料コーナーの近くに、長期保存が可能なUHT（超高温殺菌）処理された生クリームが置かれていることがあります。これは、賞味期限が比較的長く、すぐに使わない場合に便利です。また、ホイップ済みの冷凍ホイップもこちらで見かけることがあります。

コンビニエンスストアでの緊急時の生クリーム確保

「夜遅くにお菓子を作りたくなった」「急なホームパーティーでトッピングが欲しい」といった緊急事態に頼りになるのがコンビニです。コンビニでは、スーパーとは少し違った商品構成になっています。

• 少容量パック: 100ml程度の、ちょっとだけ使いたい時に便利な少量の純生クリームが置いてあります。価格は割高になりますが、無駄なく使い切れるのがメリットです。
• スプレー缶ホイップ: これがコンビニの最大の強みかもしれません。ボタンを押すだけで簡単にホイップクリームが出てくるスプレー缶タイプは、手軽さが抜群です。コーヒーやパンケーキのトッピングとして、非常に人気があります。
• チルドデザート用: プリンやゼリーなどのデザートが並ぶコーナーに、小さなカップに入ったホイップクリームだけが売られていることもあります。これもトッピング用として活用できます。

コンビニの価格帯は、スーパーよりも1割～2割程度高めに設定されていることが多いですが、24時間いつでも手に入るという利便性を考えれば、十分納得のいく価格でしょう。急ぎの際は、まず最寄りのコンビニの乳製品コーナーをチェックしてみてください。

ちなみに、コンビニ各社のプライベートブランドでも生クリームやホイップクリームが販売されていることがあり、品質と価格のバランスが取れているのでおすすめです。（コンビニ各社の生クリーム比較をGoogleで検索）

製菓材料専門店ならどんな生クリームが手に入る？プロの選択肢

本格的なお菓子作りをする方にとって、製菓材料専門店は宝の山ですよね。スーパーやコンビニでは見かけない、プロのパティシエが使うような高品質で多様な生クリームが手に入るのが最大の魅力です。ここでは、専門店ならではの生クリームのラインナップと、その選び方について解説します。

専門店の生クリームが持つ「質」の違い

専門店で売られている生クリームは、市販のものと何が違うのでしょうか。主な違いは、以下の3点です。

1. 乳脂肪分の多様性: 47%以上の超高脂肪生クリームや、逆に低脂肪で軽い口当たりの生クリームなど、細かく乳脂肪分が設定された製品が揃っています。
2. 乳源の明確さ: 特定の牧場や地域、牛の品種までこだわった、トレーサビリティの高い生クリームが手に入ります。風味が非常に豊かで、口溶けも格別です。
3. 業務用サイズ: 1リットルや2リットルといった大容量パックが手に入りやすいです。大量にお菓子を作る際に非常に重宝します。

例えば、スポンジケーキのデコレーションには、きめ細かく、ダレにくい40%〜42%程度の生クリームが最適とされていますが、専門店ならそのニーズにぴたりと合う商品を見つけられます。

製菓材料専門店と業務スーパーの使い分け

製菓材料専門店（例：富澤商店、クオカなど）と業務スーパー（例：業務スーパー、コストコなど）も、生クリームの購入場所として有力です。しかし、この二つは目的が全く異なります。

	製菓材料専門店	業務スーパー・コストコ
目的	高品質、プロ仕様、多様な種類を求める	コストパフォーマンス、大容量、ストックを求める
生クリームの特徴	乳脂肪分が細かく分かれている、風味が豊か、冷凍保存可能な製菓用ホイップも豊富	大容量の植物性ホイップ、安価な純生クリーム、冷凍ホイップクリーム
おすすめの用途	誕生日ケーキ、コンテスト出品作品、本格的な洋菓子	日常の料理、パンケーキのトッピング、大量消費

業務スーパーで見つかる冷凍ホイップクリームは、すでに泡立ててあるため、解凍するだけで使えるのが最大のメリットです。急な来客や、毎日のトッピングに手軽に使いたい場合は、業務スーパーの冷凍品が非常に便利でおすすめです。

もしあなたの家の近くに専門店がない場合は、専門店の通販サイトを利用するのが最も確実です。多くの専門店が、品質を保ったまま生クリームを配送してくれます。（製菓材料専門店の生クリーム通販をGoogleで検索）

【種類別】生クリームの乳脂肪分と知っておきたい使い分けのポイント

お店の冷蔵ケースを見ると、「乳脂肪分35%」「乳脂肪分47%」といった表示がありますよね。この乳脂肪分のパーセンテージこそが、生クリームの味や泡立てやすさ、そして料理やお菓子作りの出来栄えを左右する、最も重要な情報なんです。ここでは、乳脂肪分の違いによる特徴と、具体的な使い分けのポイントをモモストアが解説します。

乳脂肪分パーセンテージの基礎知識

「純生クリーム」は、原材料が生乳のみで、乳脂肪分が18%以上のものを指します。市販されている生クリームは、主に3種類に分けられます。

乳脂肪分（%）	特徴	泡立てやすさ	口当たり・風味
35%～40%未満（ライト）	最も一般的で安価。泡立てに時間がかかるが、あっさりとして食べやすい。	やや難しい（時間がかかる）	軽くてあっさり。コーヒーや料理向き。
40%～45%未満（ミディアム）	製菓用に最も適している。適度なコクと泡立てやすさのバランスが良い。	中程度（初心者にも扱いやすい）	なめらかでコクがある。デコレーション向き。
45%以上（ヘビー）	非常に濃厚でコクが強い。泡立てやすく、バターになりやすいので注意が必要。	非常に容易（短時間で固まる）	濃厚でバターのような風味。ガナッシュ、濃厚なソース向き。

もしあなたが「なかなか泡立たない！」と悩んだ経験があるなら、それは乳脂肪分が低いものを選んでいた可能性が高いです。乳脂肪分が高いほど、含まれる脂肪球が凝集しやすく、短時間でしっかりと泡立つ性質があります。

用途別！最適な乳脂肪分の選び方

料理やお菓子作りで失敗しないためには、作りたいものに合わせて生クリームを選ぶことが大切です。

お菓子作りのデコレーションやホイップに

おすすめは40%〜45%未満です。この範囲の生クリームは、泡立てた時にきめ細かく、絞り袋に入れてもダレにくいため、ケーキのデコレーションに最適です。風味も豊かで、スポンジケーキとの相性も抜群ですよ。特に夏場は、ダレを防ぐために45%に近いものを選ぶと安心です。

生チョコやガナッシュ、濃厚なムースに

おすすめは45%以上の超高脂肪タイプです。チョコレートと混ぜ合わせるガナッシュや、濃厚なソースを作る際には、生クリームのコクと風味がダイレクトに反映されます。乳脂肪分が高いほど、出来上がりがよりリッチで口溶けの良い仕上がりになります。

料理やコーヒーに入れる場合

おすすめは35%〜40%未満のライトなタイプです。グラタンやシチュー、クリームパスタなどの料理に使う場合、高脂肪すぎると重たくなりすぎるため、ライトなものの方が素材の味を邪魔せず、上品な仕上がりになります。また、コーヒーに入れても重くなりすぎず、サラッとした口当たりを楽しめます。

ちなみに、生クリームを鍋で加熱すると分離しやすいと感じたことはありませんか？これは生クリームの品質や脂肪分の安定性が影響しています。分離を防ぐためには、生クリームを温める前に少量の中身を温め、その熱い生クリームを冷たい生クリームと混ぜてから加熱するというテクニックを使うと成功しやすいですよ。

ホイップ済み？スプレー缶？生クリームの便利な形態と売ってる場所

生クリームは、紙パックに入った「泡立てる必要があるもの」だけではありません。忙しい時や、ちょっとだけトッピングに使いたい時に大活躍する、様々な「便利な形態」の生クリームがあるんです。ここでは、手間いらずの便利な生クリームの種類と、それらがどこに売っているのかをご紹介します。

手間いらず！スプレー缶ホイップクリーム

カフェで出てくるようなホイップクリームを、ボタン一つで手軽に楽しめるのがスプレー缶タイプです。これは、純生クリームや植物性クリームを糖分とガス（主に窒素ガス）と一緒に缶に充填したもので、冷蔵保存が可能です。

販売場所と特徴

• コンビニエンスストア: 小さめのサイズが多く、急なトッピング需要に最適です。
• スーパーマーケット: 製菓材料コーナーやコーヒー関連商品のコーナーに置かれていることがあります。海外メーカーの製品も見つかることがあります。
• 輸入食品店: 外国のメーカーのお洒落なパッケージのものが売られています。風味や甘さが日本のものと少し違うので、試してみるのも楽しいですよ。

スプレー缶ホイップのメリットは、何と言っても手軽さ。泡立てる手間も、器具を洗う手間も一切ありません。ただし、純生クリームに比べると、乳脂肪分が低い（または植物性脂肪）ため、コクは控えめになります。また、時間が経つと泡が消えやすいので、使う直前に絞るのがおすすめです。

冷凍保存できる！冷凍ホイップクリーム

「生クリームを少しだけ使いたいけど、残りを使い切れない」という悩みを解決してくれるのが、冷凍ホイップクリームです。すでにホイップされている状態（絞りやすい硬さ）で冷凍されているため、必要な分だけ解凍して使えます。

販売場所と活用法

• 業務スーパー: 圧倒的な品揃えと安さで、冷凍ホイップのパイオニア的存在です。小さなシュークリーム型や、絞り袋に入った大容量タイプなど、種類が豊富です。
• 製菓材料専門店: 品質にこだわった冷凍ホイップや、特定の洋菓子店が採用しているプロ仕様の冷凍ホイップが手に入ることがあります。
• 一部のスーパー: 冷凍食品コーナーに、お弁当のデザートとしても使えるような小分けタイプのホイップが置かれています。

冷凍ホイップは、賞味期限が長く、いつでも使える安心感があります。解凍する際は、冷蔵庫でじっくりと時間をかけて解凍するのが、ダレを防ぐためのコツです。電子レンジなどで急いで解凍すると、水分が分離してボソボソになってしまうので注意してください。

また、冷凍ホイップをパンケーキなどにトッピングした後、すぐに食べるのではなく、あえて冷凍庫から出して少しだけ溶け始めた「半解凍状態」で食べるのも、シャリシャリとした食感が楽しめて美味しいですよ！

（冷凍ホイップクリームの種類をGoogleで検索）

「純生クリーム」と「ホイップクリーム」の違いを知って賢く選ぶ方法

生クリームの売り場に行くと、「純生クリーム」と「ホイップクリーム」という2種類の名前を見かけることがあります。パッケージは似ていますが、この二つは全くの別物であり、お菓子や料理の出来上がりを大きく左右します。この違いをしっかりと理解して、目的に合った賢い選択をしましょう。

決定的な違いは「原材料」にある！

純生クリームとホイップクリームの最も大きな違いは、その原材料です。

純生クリーム（フレッシュクリーム）

• 原材料: 生乳のみ（乳脂肪分18%以上）。
  法律で「乳脂肪分」と「水分」しか含まれていないことが定義されています。
• 特徴: 濃厚で風味豊か。乳製品特有のコクと口溶けの良さが魅力です。泡立てると、非常にきめ細かく、時間が経つと風味が劣化しやすい（鮮度が命）という性質があります。
• 価格: 原材料が生乳のみであるため、ホイップクリームよりも高価になる傾向があります。
• おすすめ用途: ケーキのデコレーション、高級なソース、生チョコなどの「風味」が重要な場面。

ホイップクリーム（植物性脂肪）

• 原材料: 植物性脂肪（パーム油、ヤシ油など）が主成分。これに加えて、乳化剤、安定剤、香料、着色料などが添加されています。
• 特徴: あっさりとした軽い口当たりで、純生クリームのような強いコクはありません。最大のメリットは、非常に安価で、泡立てやすく、純生クリームよりもダレにくい・分離しにくいという安定性です。
• 価格: 純生クリームよりも大幅に安価です。
• おすすめ用途: 大量のトッピング、パンケーキの飾り、コーヒー用、コストを抑えたい場合。

賢い使い分けのポイントと注意点

「どちらが優れている」という話ではなく、「何を作るか」によって選ぶべきものが変わります。

目的	選ぶべき種類	理由
本格的なバースデーケーキ	純生クリーム（乳脂肪分40%以上）	乳本来の濃厚な風味と、きめ細かな口溶けがデコレーションの質を格上げします。
夏のパンケーキのトッピング	ホイップクリーム（植物性）	純生クリームよりもダレにくく、暑い日でも形を保ちやすいです。軽い口当たりで量が多くても食べ飽きません。
クリームパスタ・グラタン	純生クリーム（乳脂肪分35%程度）	加熱しても風味が飛びにくく、料理に上品なコクを与えます。高脂肪すぎると重くなるため、ライトなものがおすすめです。
手早く仕上げたいトッピング	スプレー缶（植物性または混合）	泡立てる手間が一切不要なため、最も手軽です。

もし、純生クリームのコクと、ホイップクリームの泡立てやすさの「いいとこ取り」をしたい場合は、純生クリームとホイップクリームを1:1で混ぜて泡立てるという方法もあります。こうすることで、風味を保ちつつ、泡立ての失敗を防ぎやすくなりますよ。ぜひ試してみてください。

生クリームが急に必要！深夜・早朝でも買えるお店はココ

お菓子作りを始めたら、途中で「あっ、生クリームが足りない！」となること、ありますよね。また、急な来客や、仕事終わりにどうしても甘いものが作りたくなった時など、深夜や早朝に生クリームが手に入るお店を知っていると、慌てずに済みます。ここでは、時間帯を問わずに生クリームを調達できる最強の場所をご紹介します。

２４時間営業のコンビニエンスストアが最強

やはり、夜間や早朝に生クリームを探すなら、コンビニエンスストア（セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど）が最強です。ほとんどの店舗が24時間営業しており、乳製品コーナーには必ず生クリームまたはホイップクリームが置いてあります。

コンビニで買える生クリームの形態

• 少量パックの純生クリーム: 100ml程度の小さな紙パック。デコレーションやソース作りで少しだけ使いたい時にぴったりです。
• スプレー缶ホイップ: 手軽さが魅力。トッピング用として非常に便利です。
• チルドデザートのコーナー: プリンなどのデザートと一緒に並んでいる、トッピング用の小さなホイップクリームを見つけることができる場合があります。

注意点としては、少量パックはスーパーよりも割高になること、そして高脂肪（45%以上）の本格的な生クリームはほとんど取り扱いがないことです。緊急避難的な購入場所として割り切りましょう。もし大量に必要な場合は、翌朝まで待ってスーパーや業務スーパーに行く方が賢明です。

２４時間営業のスーパーやディスカウントストア

最近は、イオンや西友、ドン・キホーテなど、一部の大型スーパーやディスカウントストアでも24時間営業を行っている店舗があります。自宅の近くに24時間営業の大型店がある場合は、コンビニよりも種類が豊富で、価格も安く生クリームを手に入れられる可能性が高いです。

• メリット: 純生クリームの品揃えが豊富（乳脂肪分の種類も選べる）、価格が安い、大容量パックも見つかる。
• デメリット: 店舗数が少ない、都市部に集中している傾向がある。

事前に自宅周辺の24時間営業のスーパーをGoogleマップで検索しておくと、いざという時に役立ちます。

ドラッグストアは「ホイップ」なら売ってるかも

深夜まで営業していることが多いドラッグストア（マツモトキヨシ、スギ薬局、ウエルシアなど）でも、生クリームを取り扱っている場合がありますが、純生クリームよりも植物性脂肪のホイップクリームの方が多い傾向にあります。もし、コーヒー用や軽いトッピング用であれば、ドラッグストアの乳製品コーナーを覗いてみるのも一つの手です。

とにかく「乳製品」が置いてあるお店を探すこと。そして、夜間は品薄になっている可能性もあるため、なるべく早めの時間に購入することを心がけてくださいね。

生クリームの賞味期限はどれくらい？長持ちさせるための保存方法

生クリームは鮮度が命の食材です。せっかく買ったのに、使い切れずに賞味期限が過ぎてしまった…という経験は、お菓子作りをする人なら誰でもあるはず。ここでは、生クリームの賞味期限の目安と、少しでも長持ちさせるための正しい保存方法、そして使い切るためのアイデアをご紹介します。

未開封の生クリームの賞味期限

生クリームの賞味期限は、殺菌方法によって大きく異なります。

殺菌方法	一般的な賞味期限	特徴
HTST（低温長時間殺菌）	製造日から5日～7日程度	牛乳に近い風味を保ち、非常にデリケートです。
UHT（超高温瞬間殺菌）	製造日から2週間～1ヶ月程度	市販されている多くのパック生クリームがこれにあたります。未開封であれば比較的長持ちします。
ロングライフ（LL）	製造日から2ヶ月～4ヶ月程度	アルミパックなどで密閉され、常温での長期保存が可能です。海外製品に多く見られますが、開封後はすぐに使い切る必要があります。

いずれにしても、生クリームは必ず冷蔵庫のチルド室や、温度変化の少ない奥の方で保存してください。ドアポケットは開閉のたびに温度が変わりやすく、鮮度が落ちやすいので避けた方が賢明です。

開封後の生クリームの保存と使い切りテクニック

生クリームは、開封した瞬間から劣化が始まります。開封したパックは、冷蔵庫で2日～3日以内に使い切るのが鉄則です。

• 正しい保存方法: 開封口を清潔なクリップなどでしっかりと閉じ、さらにジップロックなどの密閉容器に入れて保存します。空気との接触を最小限に抑えることが重要です。
• 泡立ててから冷凍: もし使い切れないと判断したら、生のままではなく、砂糖を加えて泡立ててから冷凍するのがおすすめです。泡立てたホイップクリームは、タッパーに入れて冷凍すれば約2週間～1ヶ月保存が可能です。使う時は冷蔵庫で自然解凍してください。風味は落ちますが、トッピングとしては十分に活用できます。
• 製氷皿で冷凍: 料理用として少量ずつ使いたい場合は、液体のまま製氷皿に入れて冷凍し、凍ったらジップロックに移し替えて保存します。クリームシチューやグラタンを作る際に、凍ったまま鍋にポンと入れられるので非常に便利です。

これらのテクニックを活用すれば、生クリームを無駄なく美味しく使い切ることができますよ。新鮮なうちに使い切るのが一番ですが、どうしても余ってしまった際は、ぜひ冷凍保存を試してみてください。

（生クリームの冷凍保存方法をGoogleで検索）

【調理別】生クリームのおすすめの選び方と失敗しないコツ

生クリームは、お菓子作りの主役にも、料理の隠し味にもなる万能な食材ですが、調理方法によって適した生クリームは異なります。適当に選んでしまうと、「ソースが分離した」「ホイップがダレた」といった失敗につながりかねません。ここでは、調理のプロも実践している生クリームの選び方と失敗を回避するコツを伝授します。

加熱調理（シチュー、パスタソース、グラタン）の場合

生クリームを加熱する料理の場合、最も避けたいのは「分離」です。分離は主に、急激な温度変化や、酸味のある食材（トマト、ワインなど）と混ぜ合わせることで起こりやすくなります。

• 選び方: 乳脂肪分35%〜40%程度のライトな純生クリームを選びましょう。高脂肪すぎると、加熱によって脂肪が凝集しやすくなり、分離のリスクが高まります。
• 失敗しないコツ:
  1. 生クリームは必ず火を止める直前に入れる（長時間煮込まない）。
  2. 酸味の強い食材と混ぜる場合は、生クリームを先に少量のお湯や牛乳で薄めてから加えることで、急激な変化を和らげることができます。
  3. 火にかける前に、生クリームを室温に戻しておく（冷たすぎると分離しやすい）。

料理に使う生クリームは、濃厚さよりも「滑らかさ」と「安定性」が重要です。純生クリームの乳の風味を活かしつつ、サラッと仕上げるのがプロの技です。

非加熱調理（ムース、アイス、ティラミス）の場合

ムースやアイスクリームなど、加熱せずに冷やし固めるデザートの場合、生クリームの「コク」と「泡立てた後の安定性」が重要になります。

• 選び方: 乳脂肪分42%〜47%程度の高脂肪な純生クリームを選びましょう。コクが強く、仕上がりの風味が格段にアップします。また、しっかりとした泡立ちが得られるため、ムースやティラミスの層がダレにくくなります。
• 失敗しないコツ:
  1. 必ずボウルと生クリームを冷やしておく（氷水にあてながら泡立てるのが基本）。
  2. 泡立てる際に、砂糖は少しずつ加え、硬くなりすぎないように「8分立て（角が軽くお辞儀をする程度）」で止める。ムースなどの場合は、ゼラチンを加えることで安定性が増します。
  3. 空気の乾燥している冬場よりも、湿度が高い夏場の方が泡立てにくい傾向があるため、特に夏は冷やし方を徹底しましょう。

生クリームを混ぜる際は、底からすくい上げるように優しく混ぜると、泡立てた空気を壊さずに済みます。特にムースを作る際は、ホイップクリームと他の材料を混ぜる「合わせ」の工程が一番重要で、ここを丁寧にやるかどうかで口当たりが変わってきますよ。

生クリームがない！代用品として使える食材と具体的な活用レシピ

「レシピには生クリームが必要なのに、冷蔵庫にない！」そんなピンチの時に、代用品として使える食材を知っていれば、料理やお菓子作りを諦める必要はありません。代用品は、生クリームの「コク」や「とろみ」を補うことを目的として選ぶのがポイントです。ここでは、生クリームの代わりになる優秀な食材と、その活用法をご紹介します。

純生クリームの「コク」を補う代用品リスト

料理の濃厚さやお菓子作りのリッチさを出すために、生クリームの代わりに使える食材は以下の通りです。

代用品	特徴と用途	代用比率（目安）
牛乳 ＋ バター	生クリームの乳脂肪分に最も近いコクを出せます。加熱料理やパンケーキの生地に最適です。	牛乳 90ml ＋ バター 10g で 生クリーム 100ml
ヨーグルト（プレーン）	水切りをして使うことで、とろみとコクが出ます。酸味があるため、ムースやチーズケーキの代用として。	水切りヨーグルト 100g で 生クリーム 100ml
豆腐（絹ごし）	ヘルシーな代用として人気。ミキサーにかけてペースト状にすれば、ムースやクリーム状の料理のとろみ付けに使えます。	豆腐 100g で 生クリーム 100ml
コンデンスミルク（練乳）	砂糖と乳成分のコクが非常に強いため、少量で濃厚さを出したいデザートソース向き。	牛乳で薄めて使用（甘さの調整が必要）

特に「牛乳＋バター」は、加熱調理の際に、生クリームが持つ「乳のコク」と「とろみ」を再現しやすいので、覚えておくと便利ですよ。ただし、泡立てる用途には適していません。

泡立てる用途の代用品と活用レシピ

「ケーキにトッピングしたいけど生クリームがない！」という場合は、純生クリームの代わりにはなりませんが、ホイップ状にして使えるものがあります。

代替ホイップ：豆乳クリーム（ソイホイップ）

最近は、植物性で泡立てて使える「豆乳クリーム」や「ライスホイップ」といった商品が、健康志向のスーパーや製菓材料専門店で売られています。これらは牛乳アレルギーの方やヴィーガンの方にも人気です。風味はさっぱりしていますが、純生クリームと同じように泡立て器でホイップできます。

【モモストアおすすめ】豆腐クリームのヘルシー活用レシピ

絹ごし豆腐を水切りして、ミキサーにかけるだけでできる「豆腐クリーム」は、ヘルシー志向の方に大人気の代用クリームです。

• 材料: 絹ごし豆腐（水切りしたもの）200g、砂糖 大さじ2、レモン汁 小さじ1、バニラエッセンス 少々
• 作り方: 全ての材料をミキサーにかけるか、ハンドミキサーで滑らかになるまで混ぜるだけ。
• 活用法: フルーツサンドのクリーム、パンケーキのトッピング、野菜ディップのベースなど、幅広く使えて、罪悪感なく食べられるのが魅力です。

このように、生クリームがなくても、アイディア次第で代用できる食材はたくさんあります。冷蔵庫にあるものを活用して、美味しい料理やお菓子作りを楽しんでくださいね。

生クリームをネット通販で買うメリットとおすすめのサイト

「生クリームは重いし、品質も気になるから、できれば家まで届けてほしい」という方には、ネット通販が非常におすすめです。特に、実店舗では手に入りにくい珍しい生クリームや、業務用の大容量パックを探しているなら、通販は最強の選択肢になります。ここでは、通販で生クリームを買うメリットと、おすすめの購入サイトをご紹介します。

ネット通販で生クリームを買う３つのメリット

1. 品質の多様性と専門性:
   スーパーでは売っていない、特定の牧場の高品質な生クリームや、乳脂肪分が細かく分けられたプロ仕様の製品、オーガニック製品などが豊富に揃っています。風味や口溶けにこだわりたい時に最適です。
2. 大容量の購入が可能:
   お菓子教室や大量に料理を作る方にとって、1リットルや2リットルの業務用サイズを自宅まで配送してもらえるのは非常に便利です。しかも、実店舗で買うよりも、単価が安くなる場合が多いです。
3. 計画的な購入とストック:
   賞味期限が長いLL（ロングライフ）タイプの生クリームや、冷凍ホイップクリームをまとめて購入しておけば、「急に生クリームがない！」という事態を防げます。計画的にお菓子作りを楽しめますね。

特に、生クリームは重くてかさばるため、他の牛乳や卵などの重いものと一緒に購入しても、玄関まで運んでもらえるのは大きなメリットです。

モモストアがおすすめする通販サイト

生クリームを購入する際は、品質管理（クール便での配送）がしっかりしているサイトを選ぶことが重要です。以下のサイトは、製菓材料の取り扱い実績も豊富で信頼できます。

サイト名	おすすめポイント	向いているユーザー
Amazon	手軽さ、配送の速さ。UHT処理された長期保存可能な製品が豊富。	急ぎで欲しい、普段の買い物と一緒に済ませたい方。
楽天市場・Yahoo!ショッピング	製菓材料専門店が出店。冷凍生クリームや珍しい銘柄の生