パルスオキシメータはどこで買える?販売店と自宅でできる体調管理の秘訣

パルスオキシメータはどこで買える?販売店と自宅でできる体調管理の秘訣

最近、「パルスオキシメータ」という言葉をよく聞くようになりましたよね。

コロナ禍を経て、自宅で手軽に健康状態をチェックしたいという方が増え、注目度が急上昇しています。

でも、いざ「買おう!」と思っても、「これってどこに売ってるの?」「ドラッグストアにあるのかな?」と、販売場所に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

実は、パルスオキシメータは特定の場所だけでなく、意外な場所でも手に入ることがあります。

この記事では、パルスオキシメータが購入できる全てのルートを徹底的に調査し、さらに購入時に知っておきたい選び方や正しい使い方まで、モモストアが詳しく解説していきます。

この記事を読めば、あなたにぴったりのパルスオキシメータをスムーズに見つけられるはずですよ。

・パルスオキシメータの販売店は?実店舗と通販の購入ルートを比較
・ドラッグストアでパルスオキシメータは買える?主なチェーン店の取り扱い状況
・家電量販店(ヤマダ電機やヨドバシカメラなど)での購入メリット・デメリット
・ネット通販(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)での購入は本当に便利でお得?
・パルスオキシメータを選ぶ際に失敗しないためのチェックポイント
  1. パルスオキシメータの販売店は?実店舗と通販の購入ルートを比較
    1. 実店舗で購入するメリットと主な販売場所
    2. オンライン通販で購入するメリットと注意点
      1. ネット通販での購入がおすすめな理由
  2. ドラッグストアでパルスオキシメータは買える?主なチェーン店の取り扱い状況
    1. 主要ドラッグストアの販売状況と傾向
    2. ドラッグストアで購入する際の隠れた注意点
  3. 家電量販店(ヤマダ電機やヨドバシカメラなど)での購入メリット・デメリット
    1. 家電量販店の強みはポイント還元と最新モデル
    2. 家電量販店での購入はこんな人におすすめ
  4. ネット通販(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)での購入は本当に便利でお得?
    1. ネット通販ならではの圧倒的な品揃えと価格のメリット
    2. ネット通販で購入する際の絶対に守るべきルール
  5. パルスオキシメータを選ぶ際に失敗しないためのチェックポイント
    1. チェックポイント1:最も重要な「医療機器認証」の確認
    2. チェックポイント2:指のサイズに合う「測定部分のフィット感」
    3. チェックポイント3:測定値が見やすい「ディスプレイの種類」
    4. チェックポイント4:データ管理のしやすさ「通信機能の有無」
    5. チェックポイント5:いざという時の「アラーム機能」
  6. 医療機器認証マーク(JISマーク)の重要性と確認方法
    1. 「医療機器認証」と「特定保守管理医療機器」とは?
    2. 認証マークと番号の具体的な確認方法
  7. 価格帯を徹底比較!安いものと高いものの違いは何?
    1. 【価格帯別】機能と性能の違いを徹底解説
      1. 低価格帯(5,000円~8,000円程度)
      2. 中価格帯(8,000円~15,000円程度)
      3. 高価格帯(15,000円以上)
  8. 子供(小児)用のパルスオキシメータの選び方と大人用との違い
    1. 大人用と子供用のパルスオキシメータの決定的な違い
    2. 子供用パルスオキシメータを選ぶ際のポイント
  9. レンタルサービスやフリマアプリ(メルカリなど)での購入は安全?
    1. レンタルサービスを利用する場合
    2. フリマアプリ(メルカリ、ヤフオクなど)での購入リスク
  10. パルスオキシメータを正しく使うための測定のコツ
    1. 正確な測定のための「5つの必須準備」
    2. なぜ指によって値が違うことがあるのか?
  11. 脈拍数(PR)と酸素飽和度(SpO2)の標準値と異常値の目安
    1. 血中酸素飽和度(SpO2)の標準値と緊急性の判断基準
    2. 脈拍数(PR)の標準値と心拍の確認
  12. 測定値が低い時に焦らない!対処法と緊急時の判断基準
    1. SpO2が低く出た時に最初に行うべき4つの対処法
    2. すぐに医療機関に連絡すべき「緊急性の高いサイン」
  13. 自宅でパルスオキシメータを使う際の注意点と保管方法
    1. 使用時・お手入れ時の3つの注意点
    2. 機器の寿命を延ばす正しい保管方法
  14. 【まとめ】自分に合ったパルスオキシメータを見つけて安心の自宅療養を!

パルスオキシメータの販売店は?実店舗と通販の購入ルートを比較

momo-store.jp

パルスオキシメータは、もともと医療現場で使われていた機器ですが、今は一般家庭でも広く使われるようになり、販売ルートが多様化しています。

「どこで手に入るのか」を知っておくことで、いざという時に慌てずに購入できますし、価格や在庫状況を比較して、よりお得に手に入れることも可能です。

主な購入ルートは、大きく分けて「実店舗」と「オンライン通販」の2種類があります。

それぞれのメリットとデメリット、具体的な取り扱い店舗を見ていきましょう。

実店舗で購入するメリットと主な販売場所

実店舗で購入する最大のメリットは、「商品を実際に手に取って確認できる」という点です。

特にパルスオキシメータは、指のサイズに合うか、表示が見やすいか、ボタン操作は簡単かなど、実際に試してみないと分からない部分も多いですよね。

店員さんに直接質問できるのも大きな安心材料です。例えば、測定結果の信頼性や、保証期間、バッテリーの持ちなど、気になることをすぐに解決できます。

また、急に必要になった場合でも、在庫があればその場ですぐに持ち帰れるというスピード感も魅力です。

販売場所 特徴 取り扱いブランド
ドラッグストア・薬局 日常的に利用しやすく、ポイントが貯まることが多い。医療機器の取り扱いが多いチェーン店が狙い目。 OMRON(オムロン)、NISSEI(日本精密測器)など
家電量販店 最新モデルや多機能モデルが充実。ヘルスケアコーナーで他社製品と比較しやすい。 TANITA(タニタ)、医療機器メーカー品など
医療機器専門店 専門的な知識を持つスタッフがおり、医療用モデルなど高性能な製品を比較できる。 専門的な国内・海外メーカー品

ただし、実店舗は店舗によって在庫がない場合があるため、訪れる前に電話などで確認するのが確実です。特に人気のモデルはすぐに売り切れてしまうこともありますよ。

オンライン通販で購入するメリットと注意点

オンライン通販は、現代において最も手軽で豊富な選択肢を提供する購入方法です。

何と言っても最大のメリットは、「24時間いつでも、自宅にいながら比較検討・購入ができる」こと。

実店舗ではスペースの制約上、限られたモデルしか置いていませんが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手サイトでは、国内外のあらゆるメーカー、価格帯の製品を網羅的にチェックできます

さらに、実店舗よりも価格競争が激しく、セールやクーポンを利用することで、お得に購入できるチャンスも豊富です。

ネット通販での購入がおすすめな理由

  • 価格の比較が容易: 複数のショップやプラットフォームでの価格を瞬時に比較し、最安値を見つけられます。
  • 口コミ・レビューの確認: 実際に購入した人の生の声(使いやすさ、測定の正確性など)を参考にできるため、失敗が少ないです。
  • 品揃えの豊富さ: 実店舗では見つかりにくい特定機能を持つモデルや、デザイン性の高いモデルも見つけやすいです。

しかし、注意点もあります。実物を見られないため、サイズ感や質感、操作性をイメージだけで判断しなければなりません

また、非医療機器を医療機器と偽って販売している悪質な業者や、海外の粗悪品も紛れている可能性があるため、必ず「医療機器認証番号」が明記されているかを確認することが重要です。

ドラッグストアでパルスオキシメータは買える?主なチェーン店の取り扱い状況

自宅近くのドラッグストアでサクッと買えたら一番便利ですよね。ドラッグストアは日用品や薬を買いに行くついでに、手軽にパルスオキシメータを探せる場所です。

結論から言うと、多くの大手ドラッグストアチェーンでパルスオキシメータの取り扱いがあります。ただし、全店舗で常時在庫があるわけではありませんので、その点は注意が必要です。

特に都市部の大型店舗や、調剤薬局を併設している店舗など、医療機器や介護用品のコーナーが充実している店舗では見つけやすい傾向にあります。

主要ドラッグストアの販売状況と傾向

国内の主要なドラッグストアチェーンにおけるパルスオキシメータの取り扱い状況には、いくつかの共通した傾向が見られます。

基本的に、取り扱っているのは家庭用として認知度が高く、信頼性の高い国内メーカーの製品が中心です。例えば、オムロンや日本精密測器(NISSEI)など、血圧計や体温計でお馴染みのブランドが多いです。

チェーン店名 取り扱い傾向 注意点
マツモトキヨシグループ PB商品(プライベートブランド)は少ないが、健康機器コーナーに数種類を常備。 小型店では在庫がない場合も。
ウエルシア薬局 調剤薬局併設店が多く、医療機器の品揃えが豊富になる傾向。 価格帯は定価に近いことが多い。
スギ薬局 地域密着型で、特定の医療機器メーカーの製品を強く推していることがある。 セール対象になりにくい。
ココカラファイン 健康管理に関する製品が多く、比較的見つけやすい。 店舗によって置いている場所が異なる。

ドラッグストアのメリットは、実際に薬剤師さんや登録販売者さんに相談できることです。彼らは製品の基本的な機能や、医療機器としての注意点について、専門的なアドバイスをしてくれることがあります。

初めてパルスオキシメータを購入する方や、不安がある方は、スタッフに声をかけてみることをお勧めします。ただし、ドラッグストアでは子供用のパルスオキシメータはほとんど取り扱いがないため、小児用を探している場合は、後述のネット通販や医療機器専門店を検討した方が良いでしょう。

ドラッグストアで購入する際の隠れた注意点

手軽さが魅力のドラッグストアですが、実はいくつかの「隠れた注意点」があります。

一つは、「価格」です。ドラッグストアは日用品のイメージが強いですが、医療機器であるパルスオキシメータは、ネット通販に比べて定価販売が多く、価格が高めに設定されているケースが少なくありません。

もし時間に余裕があるなら、店頭でモデル名を確認し、その場でスマートフォンを使ってネット価格と比較してみるのが賢明です。数千円の差が出ることも珍しくありません。

もう一つは、「選択肢の少なさ」です。前述したように、主要な国内メーカーの数種類しか置いていないことがほとんどです。

特定の機能(例えば、Bluetooth連携機能、アラーム機能、バックライトの色など)にこだわりたい場合や、特定のデザインを求めている場合は、実店舗を何軒も回るよりも、最初からネット通販で探す方が効率的です。

家電量販店(ヤマダ電機やヨドバシカメラなど)での購入メリット・デメリット

家電量販店と聞くと、テレビやパソコンをイメージしがちですが、実はヘルスケア家電のコーナーが非常に充実しています

ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビックカメラといった大手量販店では、血圧計、体組成計、電動歯ブラシなどと並んで、パルスオキシメータも多く陳列されています。

特に、最新モデルや多機能モデルが充実しているのが家電量販店の大きな特徴です。

家電量販店の強みはポイント還元と最新モデル

家電量販店で購入する最大のメリットは、「ポイント還元」です。

多くの量販店では、購入金額の10%程度のポイントが還元されるため、実質的な購入価格が下がり、非常にお得になる場合があります。普段からそのお店のポイントを貯めている方にとっては、見逃せないメリットですね。

また、家電製品のトレンドに敏感なため、Bluetoothでスマートフォンと連携できるモデルや、大画面で表示が見やすいモデルなど、最新の機能を搭載したパルスオキシメータがいち早く店頭に並ぶ傾向があります。

デジタル機器に詳しい店員さんがいるため、アプリ連携の方法や、測定データの管理方法など、IT系の機能について詳しく聞きたい場合にも適しています

メリット デメリット
高ポイント還元を受けられる。 医療機器専門の知識を持つ店員は少ない。
最新のIoT対応モデルが見つけやすい。 専門的な医療用機器は取り扱いが少ない。
保証やサポート体制がしっかりしている。 郊外型店舗ではヘルスケアコーナーが小さいことがある。

購入後のサポート体制が充実しているのも安心できる点です。万が一、初期不良があった場合や、操作方法で困った時に、メーカーだけでなく店舗側にも相談できる窓口があるのは心強いですね。

家電量販店での購入はこんな人におすすめ

家電量販店でのパルスオキシメータ購入は、次のような方におすすめです。

  • 普段から特定の量販店のポイントを貯めている方: ポイント還元でお得に購入したい。
  • デジタル連携機能を重視する方: スマートフォンでデータを管理したい。
  • 大きな画面やシンプルな操作性を求める方: 最新のデザインや機能を確認したい。
  • 購入後の保証やサポートを重視する方: メーカーだけでなく、店舗のサポートも利用したい。

ただし、ドラッグストアと同様に、医療機器としての深い専門知識(例:特定の疾患を持つ人への推奨モデルなど)を持った店員さんが常駐しているわけではないため、詳細な医療機器としての相談は難しいことを覚えておきましょう。

そのため、基本的な機能や操作性を重視して、「一般家庭用の高性能な製品」を探している場合に、家電量販店は最適な購入場所と言えます。

ネット通販(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)での購入は本当に便利でお得?

やはり、パルスオキシメータを探す上で、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販は外せません

前述したように、その品揃えの豊富さ、価格競争によるお得感は、実店舗を圧倒しています。特に、人気が急上昇した際には、実店舗で品薄になっても、ネットでは複数のショップが在庫を抱えているため、手に入りやすいという大きな強みがあります。

ネット通販ならではの圧倒的な品揃えと価格のメリット

ネット通販は、「選択肢の自由度」が最大の特徴です。

例えば、以下のようなニーズにもしっかり応えてくれます。

  • とにかく安く済ませたい: 医療機器認証品の中でも、機能やブランドを絞れば数千円台のモデルが見つかります。
  • プロ仕様の高性能モデルが欲しい: 医療従事者向けのより高精度なモデルや、特定の認証を取得した海外のハイエンドモデルも購入可能です。
  • デザイン性を重視したい: カラフルなデザインや、小型で持ち運びやすいモデルなど、実店舗にはない製品が見つかります。

また、価格面でも有利です。多くの販売店が参入しているため、常に価格競争が行われており、実店舗よりも安価に購入できるケースがほとんどです。

さらに、定期的に開催されるセール(楽天スーパーセール、Amazonプライムデーなど)や、各モールのポイントアップキャンペーンを利用すれば、定価よりも大幅に割引された価格で購入することも可能です。

人気のパルスオキシメータランキングなども参考にしながら、自宅でじっくりと選びたい方には最適の場所です。

ネット通販で購入する際の絶対に守るべきルール

便利でお得なネット通販ですが、「偽物や粗悪品のリスク」がゼロではありません。

特にパルスオキシメータは命に関わる健康機器ですから、安さだけを追求してはいけません。購入時に絶対に守るべきルールは以下の通りです。

【ネット通販購入時の3つの重要確認事項】

  1. 医療機器認証番号の有無:
    日本の薬機法に基づき、家庭用パルスオキシメータは「管理医療機器」に指定されています。パッケージや商品ページに必ず「医療機器認証番号(例:○○○動機 228AFBZX00000000)」が記載されていることを確認してください。
    これが記載されていないものは、単なる雑貨であり、正確な測定値は期待できません。
  2. 販売業者の信頼性:
    Amazonや楽天市場では、多数のショップが出店しています。販売元の評価やレビュー、企業の住所、連絡先が明確に記載されているかを確認しましょう。
  3. 保証期間とサポート:
    万が一の故障に備え、最低でも1年間のメーカー保証が付いている製品を選びましょう。また、日本語の説明書や、国内でのサポート窓口があるかもチェックポイントです。

フリマアプリのメルカリでもパルスオキシメータは売られていますが、個人間取引のため、医療機器認証の証明や保証が一切なく、衛生面や安全性の面からも、新品の医療機器認証品を正規ルートで購入することを強くお勧めします

パルスオキシメータを選ぶ際に失敗しないためのチェックポイント

いざ購入しようと思っても、様々なメーカーからたくさんの種類が出ているので迷ってしまいますよね。

「どれも似たような形に見えるけど、何が違うの?」と感じる方も多いはずです。

パルスオキシメータ選びで失敗しないためには、「用途」と「使用者」を明確にすることが大切です。

ここでは、特に注目すべき5つのチェックポイントを解説します。

チェックポイント1:最も重要な「医療機器認証」の確認

前の章でも触れましたが、これが最も重要です。

「医療機器認証」があるかないかで、製品の信頼性は天と地ほどの差があります。

認証されている製品は、国が定めた厳格な基準(測定精度、安全性、耐久性など)をクリアしていることを意味します。

認証がない、または「健康管理用」としか書かれていない安価な製品は、測定値が大きくブレたり、使用中に故障したりするリスクが高いです。あくまで目安として使う場合でも、必ず認証品を選ぶようにしましょう。

認証マークは、パッケージや本体、説明書に必ず記載されています。この番号がなければ、いくら安くても購入を見送るべきです。

チェックポイント2:指のサイズに合う「測定部分のフィット感」

パルスオキシメータは、指先の血管の血流を正確に測定することで、血中酸素飽和度(SpO2)を測ります。

そのため、指にぴったりフィットすることが、正確な測定の絶対条件です。

指の太さは人それぞれで、特に手の小さい女性や、指が細い子供が使う場合は、「小児対応」や「細指対応」と記載されたモデルを選ぶ必要があります。

もし実店舗で購入するなら、必ず自分の指に装着してみて、きつすぎず、緩すぎないかを確認しましょう。

緩すぎると光が漏れて正確に測れず、きつすぎると血流が妨げられて測定値が低く出てしまうことがあります。

チェックポイント3:測定値が見やすい「ディスプレイの種類」

測定値は、すぐに理解できることが大切です。

ディスプレイには、主に以下の種類があります。

種類 特徴 おすすめな人
LEDディスプレイ 文字が光り、暗い場所でも見やすい。 高齢者、夜間に測定することが多い人。
OLED(有機EL) 高コントラストで非常に鮮明。 視力が弱い人、スタイリッシュなデザインを求める人。
LCD(液晶) 安価だが、見る角度によって見えにくいことがある。 昼間にしか使わない人、価格を重視する人。

また、測定値の「表示方向」が変わるモデル(マルチアングル対応)だと、どの角度から見ても測定値を確認しやすく、ストレスがありません。特に、介護などで第三者が測定値を確認する場合に非常に便利ですよ。

チェックポイント4:データ管理のしやすさ「通信機能の有無」

最近のモデルでは、スマートフォンとBluetoothで連携できるものが増えています。

これは、日々の測定データを自動で記録・グラフ化してくれるため、体調の変化を客観的に把握したい方にとって非常に便利な機能です。

手書きで記録するのが面倒な方、体調のわずかな変化も数値で追いたい方には、IoT連携機能付きのモデルがおすすめです。ただし、当然ながら価格は少し高めになります。

一方、単純にその場の数値だけを知りたい方は、通信機能がないシンプルなモデルでも十分です。

チェックポイント5:いざという時の「アラーム機能」

血中酸素飽和度(SpO2)が一定の数値(例えば90%)を下回った際に、音や光で知らせてくれるアラーム機能は、特に睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方や、高齢者の見守りとして利用する場合に役立ちます。

アラーム機能の有無や、アラームが鳴る基準値を自分で設定できるかどうかも、用途に合わせて確認しておきましょう。

医療機器認証マーク(JISマーク)の重要性と確認方法

パルスオキシメータを選ぶ上で、何度も強調しているのが「医療機器認証」の重要性です。これは、単なる「おすすめ」ではなく、「安全と正確性の証」だからです。

もし、この認証がない製品で測定値が低く出た場合、それが機器の故障なのか、本当に体調が悪いのか、判断できず、いたずらに不安を煽るだけになってしまいます。

ここでは、この医療機器認証が具体的に何を意味するのか、そしてどこを見れば確認できるのかを詳しく解説します。

「医療機器認証」と「特定保守管理医療機器」とは?

日本国内で「パルスオキシメータ」として販売するためには、厚生労働大臣が定めた基準をクリアし、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づく承認または認証を受ける必要があります。

パルスオキシメータは、その機能や構造から「管理医療機器」に分類され、さらに故障や不具合が生じた場合に人体への影響が大きいことから、「特定保守管理医療機器」に指定されています

つまり、日本のメーカーであろうと海外のメーカーであろうと、日本国内で家庭用として正式に販売されているパルスオキシメータは、国が定めた厳しい基準をクリアしているということになります。

この認証があることで、「この機器で測った値は信頼できる」という安心感が得られます。

認証マークと番号の具体的な確認方法

では、実際に製品のどこを見ればこの重要な認証を確認できるのでしょうか?

確認する場所は、主に以下の3点です。

1.パッケージと本体
製品の箱や、パルスオキシメータ本体の裏側などに、「医療機器認証番号」が記載されています。番号は「○○○○(製造販売業者の名称) 2桁の漢数字+アルファベット+桁数の数字」といった形式になっています。

例: 228AFBZX00000000

また、パッケージには「高度管理医療機器等販売業の許可が必要な場所で販売されています」といった文言が書かれていることもあります。

2.取扱説明書
説明書の冒頭や裏表紙などにも、必ず「管理医療機器」である旨と、「医療機器認証番号」が明記されています

3.ネット通販の商品ページ
ネット通販で購入する場合、商品画像や商品説明文の目立つ場所に、必ず認証番号が記載されています。

もし、「海外直輸入」「健康サポート」「ウェルネス機器」といった曖昧な表現しかなく、認証番号が見当たらない場合は、それは医療機器として認められていない「雑貨」である可能性が極めて高いです。価格が安いからといって飛びつかないようにしましょう。

価格帯を徹底比較!安いものと高いものの違いは何?

パルスオキシメータの価格帯は、安いものでは数千円から、高いものでは数万円までと幅広いです。

「どうせ測るなら同じ数値が出るのでは?」と思うかもしれませんが、価格差には明確な理由があります。安すぎるものは「医療機器認証」がない「雑貨品」であることが多いですが、ここでは「医療機器認証品」に限定して価格帯の違いを比較してみましょう。

【価格帯別】機能と性能の違いを徹底解説

医療機器認証品は、主に以下の3つの価格帯に分けられます。

低価格帯(5,000円~8,000円程度)

この価格帯は、「基本的な測定機能に特化」したシンプルなモデルが中心です。

【特徴】

  • 機能: SpO2(酸素飽和度)とPR(脈拍数)の表示のみ。
  • ディスプレイ: LEDまたはシンプルなLCDが多い。
  • デザイン: コンパクトで軽量。
  • ターゲット: 単純にその場の数値だけを把握したい人、予備として一つ持っておきたい人。

信頼性の高い国内メーカーでも、この価格帯のモデルは存在します。機能がシンプルゆえに操作が簡単で、誰でも迷わずに使えるのがメリットです。ただし、データ保存やスマホ連携などの高度な機能は期待できません

中価格帯(8,000円~15,000円程度)

最も売れ筋の価格帯であり、「機能性と使いやすさのバランスが取れている」モデルが多いです。

【特徴】

  • 機能: アラーム機能、過去の測定値の記憶機能(メモリ機能)。
  • ディスプレイ: OLED(有機EL)が多く、測定値が鮮明で見やすい。
  • デザイン: 測定値の表示方向を変えられるマルチアングル機能付きが多い。
  • ターゲット: 日常的に家族全員で使いたい人、体調のわずかな変化も記録しておきたい人。

特に初めて購入する方や、標準的な機能が欲しい方には、この中価格帯のモデルを選んでおけば間違いありません。

高価格帯(15,000円以上)

この価格帯は、「高度な機能」や「特殊な用途」に対応した高性能モデルとなります。

【特徴】

  • 機能: Bluetooth/Wi-Fi連携による自動データ転送、専用アプリでの詳細なグラフ管理、PC接続機能。
  • 性能: 測定の応答速度が速い、暗い指先や冷えた指先でも正確に測定できるセンサー性能が高い。
  • ターゲット: 医療従事者、本格的な健康管理を行いたい方、睡眠時無呼吸症候群など特定の疾患でモニタリングが必要な方。

高価格帯の製品は、測定の精度そのものが高いというよりは、「測定を補助する機能やデータ管理の利便性」が格段に優れていると理解しておきましょう。特にデータ管理の手間を省きたい方にとっては、投資する価値は十分にあります。

子供(小児)用のパルスオキシメータの選び方と大人用との違い

お子さんの体調管理のためにパルスオキシメータを検討している方もいるかと思います。しかし、大人が使うモデルをそのまま子供に使っても、正確な測定は期待できません

子供用(小児用)のパルスオキシメータは、大人用とは設計が大きく異なります。ここでは、子供用を選ぶ際の重要なポイントと、大人用との違いを解説します。

大人用と子供用のパルスオキシメータの決定的な違い

パルスオキシメータは、指を挟んで光を当てて測定しますが、この「指を挟む部分」のサイズが、大人用と子供用で最も大きく異なります。

項目 大人用モデル 子供用(小児用)モデル
測定指のサイズ 成人〜大人の指のサイズ(太さ)に合わせて設計。 指先が細い子供(乳幼児〜小学生)の指にフィットするように設計。
測定の安定性 指が太いので、センサー部分に光が安定して届きやすい。 指が細く動きやすいため、センサーの感度が高く、ノイズに強い設計が求められる。
販売ルート ドラッグストア、家電量販店、ネット通販など幅広い。 医療機器専門店やネット通販の特定ショップでの取り扱いが多い。

子供は大人に比べて指が細く、また動いてしまうことも多いため、センサー部分の隙間から光が漏れやすく、測定が非常に不安定になりがちです。

そのため、小児用のパルスオキシメータは、指のサイズに合わせた小さなクリップを採用しているか、または測定部分がマジックテープなどで巻き付ける「プローブ式」のものが推奨されます。

子供用パルスオキシメータを選ぶ際のポイント

お子さんの年齢や指の太さに合わせて、以下のポイントをチェックしてください。

1.小児対応であることの明記
必ず商品名や説明書に「小児用」「小児対応」と明記されているものを選びましょう。

多くの指挿入型パルスオキシメータは、対象年齢が「概ね小学生以上」や「指の太さが一定以上」と定められています。

乳幼児の場合、指で測るタイプではなく、足や手のひらに装着する「小児用プローブ」が必要になる場合が多いため、購入前に確認が必要です。

2.アラーム機能の有無
夜間の睡眠中など、親御さんが常時監視できない状況で使う可能性があるなら、SpO2が設定値を下回った際に音で知らせてくれるアラーム機能は必須級です。

泣き声や動きで測定が中断されにくい、ノイズキャンセル機能付きのモデルだとさらに安心です。

3.静かな測定時間
子供はじっとしているのが苦手です。短時間で正確に測定が完了するモデル、測定中のストレスが少ないモデルを選ぶことも大切です。

レンタルサービスやフリマアプリ(メルカリなど)での購入は安全?

一時的にパルスオキシメータが必要になった場合や、試しに使ってみたい場合、「レンタル」や「中古」という選択肢も頭をよぎるかもしれません。

しかし、パルスオキシメータは健康管理、特に命に関わる数値を見るための医療機器です。

安易な購入や利用は、予期せぬリスクを伴うことがあります。それぞれの利用方法の安全性と注意点を解説します。

レンタルサービスを利用する場合

レンタルサービスは、主に一時的な利用を目的としている場合に非常に有効な選択肢です。

例えば、以下のようなケースです。

  • 入院中に一時退院する際
  • 特定の期間だけ集中してモニタリングしたい(例:高山病対策)
  • 購入前に特定のモデルの使い勝手を試したい

【レンタルのメリット】

  • 高価なモデルを安価に使える: 購入すると数万円する高性能なモデルも、日額数百円程度で利用可能です。
  • 衛生管理の安心感: 医療機器レンタルを専門とする業者が提供しているため、使用後の消毒やメンテナンスが徹底されている場合が多いです。
  • 故障のリスクがない: 故障や不具合があっても、業者が対応してくれるため、余計な出費の心配がありません。

レンタルを利用する際は、必ず「医療機器レンタル業の許可」を持っている業者を選ぶことが重要です。一般的な家電のレンタル業者ではなく、医療機器専門の業者を探すようにしましょう。

フリマアプリ(メルカリ、ヤフオクなど)での購入リスク

フリマアプリでは、新品やほとんど使っていない中古のパルスオキシメータが、市場価格よりも安く出品されていることがあります。

しかし、モモストアとしてはフリマアプリでのパルスオキシメータの購入は推奨しません。理由は以下の通り、重大なリスクがあるからです。

【フリマアプリでの購入リスク】

  1. 衛生面の問題: 指に直接触れる機器であるため、前の使用者の汗や細菌が付着している可能性があります。適切な消毒が行われている保証がありません。
  2. 故障・精度の問題: 衝撃による内部センサーの損傷や、経年劣化による測定精度の低下があっても、出品者がそれを把握・明記しているとは限りません。
  3. 医療機器認証の偽装: そもそも、出品されているものが日本の医療機器認証を得ていない「雑貨品」である可能性があり、出品者が誤って「医療機器」として販売しているケースも散見されます。
  4. 保証・サポートなし: 購入後の故障や不具合があっても、メーカー保証や販売店サポートを受けることができません。

これらのリスクを考慮すると、数千円の節約のために、健康を測る重要な機器の信頼性を犠牲にするのは得策ではありません。新品の医療機器認証品を正規ルートで購入することが、最も安全で確実な方法です。

パルスオキシメータを正しく使うための測定のコツ

せっかく信頼性の高いパルスオキシメータを購入しても、使い方を間違ってしまうと、正確な測定値は得られません。

特に、測定値が「実際よりも低く」出てしまうと、不必要な不安を感じたり、病院へ駆け込んでしまったりすることにもなりかねません。

ここでは、パルスオキシメータを正しく使うための、測定時のちょっとしたコツを解説します。

正確な測定のための「5つの必須準備」

測定を始める前に、必ず以下の5つの準備を確認しましょう。

1.マニキュアは落とす
マニキュアやネイルアートは、光の吸収や反射を妨げてしまい、測定値を大幅に狂わせる最大の原因となります。ジェルネイルや濃い色のマニキュアは、測定前に必ず落とすか、測定に使用する指(通常は人差し指か中指)だけは避けるようにしてください。

例外的に、センサー部分の光を透過しやすい薄い色のネイルであれば影響が少ない場合もありますが、基本的にはクリアな状態で測るのがベストです。

2.指先を温める
指先が冷えていると、血流が悪くなり、センサーが正確に血流を感知できず、測定値が低く出てしまうことがあります。

特に冬場やエアコンが効いた部屋で測定する場合は、手を軽くマッサージしたり、温かい飲み物を飲んだりして、指先を温めてから測りましょう。

3.静かに座る
測定中に指が動くと、「アーチファクト」と呼ばれるノイズが発生し、測定エラーや不正確な値の原因になります。測定中は、静かに椅子に座り、指を動かさないように意識してください。

手首から先をテーブルなどに置いて、安定させるのがコツです。

4.センサーに指の腹を密着させる
パルスオキシメータのクリップ部分にあるセンサー(光を出す部分と受ける部分)に、指の腹側がしっかりと密着するように挟みます

深すぎず、浅すぎず、指が奥まで入るタイプであれば、一番奥まで入れて測定しましょう。

5.数秒待って安定した値を読む
電源を入れて指を挟むと、すぐに数値が表示されますが、その値はまだ不安定なことが多いです。通常、30秒ほど待つと測定値が安定してきます。この安定した値を読むようにしましょう。

メーカーによって安定するまでの時間は異なりますので、説明書で確認してみてください。

なぜ指によって値が違うことがあるのか?

「右の人差し指と左の中指で測ったら、数値が微妙に違った」という経験がある方もいるかもしれません。

これは、指によって血流の量や、皮膚の色素の濃さ、爪の厚さなどが微妙に異なり、センサーの光の吸収率に差が出るためです。

ただし、その差は通常、誤差の範囲(1~2%程度)であり、病的な意味を持つものではありません。

大切なのは、どの指で測るかを決めたら、毎日同じ指、同じ条件で測定し、その値の変化を追うことです。これにより、自分自身の体調の「基準値」を把握しやすくなります。

脈拍数(PR)と酸素飽和度(SpO2)の標準値と異常値の目安

パルスオキシメータの画面には、主に2つの数値が表示されます。

一つは「SpO2」(血中酸素飽和度)、もう一つは「PR」(脈拍数)です。

これらの数値が何を意味し、どのくらいの範囲が「正常」で、どの値から「異常」と判断すべきかを知っておくことは、パルスオキシメータを使う上で非常に重要です。

血中酸素飽和度(SpO2)の標準値と緊急性の判断基準

SpO2は、血液中のヘモグロビンのうち、酸素と結合しているヘモグロビンの割合を示す数値です。簡単に言えば、「肺がどれだけ効率よく酸素を取り込み、全身に運べているか」の指標です。

SpO2の値 状態の目安 取るべき行動
96%~100% 正常範囲(健常者の安静時) 問題なし。日々の基準値として記録。
94%~95% 軽度の低下。注意が必要なライン。 深呼吸や安静を試みる。しばらく様子を見る。
90%未満 緊急性が高い低酸素状態。 ただちに医療機関に連絡し、指示を仰ぐ(特に持病がある場合)。

特に重要なのは、「90%未満」のラインです。これは医療現場でも「チアノーゼ」や「呼吸不全」を疑う目安となる危険な値です。

ただし、測定の環境や指先の冷えによって、一時的に95%程度まで下がることがあります。焦らずに、前の章で解説した「正しい測定のコツ」を実践し、再度測定して安定した値を確認してください。

脈拍数(PR)の標準値と心拍の確認

PRは「Pulse Rate」の略で、心臓が血液を送り出す回数、つまり脈拍数(1分間の拍動数)を示しています。

パルスオキシメータは指先の血流の変化を感知して脈拍を計測するため、胸に手を当てるのと同じくらい正確な脈拍を測ることができます

脈拍数の値(成人) 状態の目安
60回~100回/分 正常範囲(安静時)
100回/分以上 頻脈(運動後や発熱時、興奮時など)
60回/分未満 徐脈(アスリートや睡眠時、特定の薬の影響など)

パルスオキシメータでは、SpO2だけでなく、脈拍数も同時にチェックすることで、より総合的な体調の変化を捉えることができます。

例えば、発熱や体調不良の際には、SpO2は正常でも脈拍数がいつもより高くなっている、といった変化に気づくことができるかもしれません。

特に心臓に持病がある方は、主治医から指示された脈拍数の基準値も併せて確認するようにしましょう。

測定値が低い時に焦らない!対処法と緊急時の判断基準

パルスオキシメータで測定した値が、予想よりも低かったり、95%を下回ったりすると、誰でも一瞬、不安になりますよね。

しかし、数値が低いからといって、すぐに重篤な状態だと判断するのは早計です。多くの場合、測定環境や一時的な要因が影響しています。

ここでは、数値が低いと出た時に「焦らず」に行うべき対処法と、本当に緊急を要する時の判断基準を解説します。

SpO2が低く出た時に最初に行うべき4つの対処法

まずは深呼吸して落ち着き、以下の手順で対処してください。

対処法1:測定環境を見直して再測定
まず疑うべきは、前章で解説した「マニキュア」「指の冷え」「体の動き」といった測定の失敗原因です。

指先を温め、マニキュアを落とし(または別の指で)、静かに座って数分後に再度測定してください。これで数値が正常に戻ることは非常に多いです。

対処法2:深呼吸をして体を起こす
特に寝起きや、体を丸めて座っていた後に測定すると、一時的にSpO2が低くなることがあります。

これは、肺に十分な酸素が行き渡っていない可能性があるためです。背筋を伸ばして深く、ゆっくりと深呼吸を数回行ってください。

体が酸素をより多く取り込める姿勢に直してから、再度測定しましょう。

対処法3:機器の故障を疑う
何をしても数値が低いまま変わらない場合は、パルスオキシメータ本体の故障や、電池切れによる性能低下も考えられます。

新品の電池に交換したり、予備の機器がある場合はそちらで測定したりして、機器の異常ではないかを確認してください。

対処法4:数値を記録し変化を追う
一時的に92%や93%が出ても、すぐに96%以上に戻るようであれば、大きな問題がないことが多いです。

低い値が出た時の体調(息苦しさ、動悸など)と合わせて、時間を追って記録し、その後の変化(上がったか、下がったままか)を冷静に観察することが重要です。

すぐに医療機関に連絡すべき「緊急性の高いサイン」

以下の条件が当てはまる場合は、自己判断せず、すぐに医療機関(かかりつけ医や救急相談窓口)に連絡し、指示を仰いでください

【緊急性の高いサイン】

  1. SpO2が90%未満が続く場合:
    再測定しても、安静にして深呼吸をしても、継続して90%未満が続く場合は、低酸素血症の可能性が高く、緊急性が非常に高いです。
  2. 息切れや呼吸困難を伴う場合:
    数値が多少高くても、「いつもと違う、強い息苦しさ」や「呼吸が早く、浅くなる」といった自覚症状がある場合は、数値だけでなく症状を重視して行動してください。
  3. 唇や顔色が紫色になっている場合:
    「チアノーゼ」と呼ばれる状態であり、これは血中の酸素が不足している視覚的なサインです。数値に関わらず、すぐに医療的な介入が必要です。

パルスオキシメータはあくまで「目安」であり、最終的な判断は医師が行います。しかし、この機器があることで、ご自身の状態を客観的に伝えることができ、迅速な医療判断に繋がります。

自宅でパルスオキシメータを使う際の注意点と保管方法

パルスオキシメータは、家庭での健康管理を強力にサポートしてくれるツールですが、その機能を最大限に活かし、長く安全に使うためには、日々の取り扱いと保管方法にも注意が必要です

ここでは、特に見落としがちな使用上の注意点と、機器の寿命を延ばすための保管方法を解説します。

使用時・お手入れ時の3つの注意点

パルスオキシメータを安全に使用し、常に正確な測定を維持するために、以下の点に注意してください。

1.強い衝撃を避ける
パルスオキシメータは、指を挟む部分に非常に精密なセンサーが内蔵されています。床に落としたり、固いものにぶつけたりといった強い衝撃を与えると、センサーがズレてしまい、測定値が狂ってしまう可能性があります。

持ち運びの際は、購入時のケースに入れるか、クッション性のあるポーチに入れて、大切に扱いましょう。

2.水濡れと湿気に注意
ほとんどの家庭用パルスオキシメータは防水仕様ではありません。

濡れた手で触ったり、湿度の高い浴室の近くに置いたりすると、内部の電子部品が故障する原因となります。

もし濡れてしまった場合は、すぐに電源を切り、乾いた布で水気を拭き取り、自然乾燥させてください。

3.お手入れはアルコール不使用で
使用後は、指が触れた部分を清潔に保つことが大切です。

しかし、アルコールや強い洗剤で拭くと、プラスチック部分やセンサー部分を傷めてしまうことがあります。

普段のお手入れは、乾いた柔らかい布で優しく拭き取る程度で十分です。<汚れが気になる場合は、薄めた中性洗剤を染み込ませた布を固く絞って拭き取りましょう。

機器の寿命を延ばす正しい保管方法

パルスオキシメータを長く正確に使うためには、保管場所も重要です。

1.電池は抜いて保管する
長期間(1ヶ月以上)使用しない場合は、電池を本体から取り出して保管しましょう

電池を入れたままにしておくと、液漏れを起こし、機器本体が故障する原因となります。

2.高温多湿・直射日光を避ける
パルスオキシメータは精密機器であるため、保管場所は温度変化が少なく、湿度が低い場所を選びましょう。

夏の車内や、窓際などの直射日光が当たる場所は、高温になりすぎて故障の原因となるため、絶対に避けてください。

3.専用ケースに入れる
購入時に付属していた専用ケースやポーチに保管することで、ホコリの侵入を防ぎ、万が一の衝撃から守ることができます。

引き出しなどにそのまま入れず、必ずケースに入れて保管するように習慣づけましょう。

【まとめ】自分に合ったパルスオキシメータを見つけて安心の自宅療養を!

この記事では、パルスオキシメータがどこで買えるのか、そして購入後の正しい選び方から使い方、注意点まで、幅広く解説してきました。

もう一度、販売ルートと選び方のポイントを簡単にまとめてみましょう。

購入ルート 特徴 おすすめな人
ドラッグストア 手軽で、薬剤師に簡単な相談ができる。在庫が少ない場合あり。 急ぎで必要な方、国内メーカーのシンプルな製品で良い方。
家電量販店 最新モデルが豊富、ポイント還元でお得。 データ連携機能など、高性能なモデルを求める方。
ネット通販 品揃えが豊富で価格競争が激しく安い。24時間いつでも購入可能。 価格を比較したい方、特定機能を持つモデルを探している方。

パルスオキシメータは、自宅での体調管理を格段に安心させてくれる、心強いパートナーです。

特に、体調が優れない時や、季節の変わり目、高齢のご家族がいるご家庭では、日々のルーティンとして測定することをおすすめします。

重要なのは、必ず「医療機器認証」を受けた製品を正規のルートで購入し、正しい使い方をすること。そして、数値の変化に一喜一憂せず、ご自身の平時の基準値を把握することです。

この記事を参考に、あなたにぴったりのパルスオキシメータを見つけて、安心で快適な自宅での健康管理を始めてくださいね。

もし、「どのメーカーのモデルが一番人気があるの?」といった具体的な製品情報が知りたい場合や、「もっと詳しい口コミ情報」を探したい場合は、ネット通販サイトでランキングやレビューをチェックしてみるのが一番の近道です。

Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、商品の詳細なスペックや、実際に使用したユーザーの生の声が満載ですので、ぜひ比較してみてくださいね!

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