ダイソーでコピックは売ってる?100均マーカーの販売場所と本家との違いを徹底解説!
イラストを描く人なら一度は憧れる「コピック」。
でも、価格が高くてなかなか手が出せない…と悩んでいませんか?
そんな中、「ダイソーにコピックが売ってるらしい!」という噂が飛び交っていますよね。
筆者モモストアが、ダイソーで売られているマーカーの実態と販売場所、そして本家コピックとの決定的な違いを徹底的に調査しました!
・ダイソーのアルコールマーカーの「正確な」販売場所はどこ?
・本家コピックとダイソーマーカーの決定的な違いはココ!
・ダイソーのイラストマーカーは種類が豊富!シリーズごとの進化を解説
・ダイソーマーカーの描き心地は?初心者でもムラなく塗れるかレビュー
- ダイソーで「コピック」は売っているの?実は商品名が違うんです
- ダイソーのアルコールマーカーの「正確な」販売場所はどこ?
- 本家コピックとダイソーマーカーの決定的な違いはココ!
- ダイソーのイラストマーカーは種類が豊富!シリーズごとの進化を解説
- ダイソーマーカーの描き心地は?初心者でもムラなく塗れるかレビュー
- ブレンダー(ぼかしペン)は使える?ダイソーと本家で効果を比較
- 【初期費用とランニングコスト比較】ダイソーVSコピック!
- ダイソーマーカーのメリット・デメリットまとめ!使い捨ての壁をどう乗り越える?
- ダイソーマーカーが売り切れの時の代用品は?人気商品を紹介
- 100均マーカーでイラストをきれいに描くための紙選びのコツ
- ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)でダイソーマーカーの代用品を買うメリット
- 筆者が実際に使ってみた!ダイソーマーカーを上手に使うコツ
- まとめ:ダイソーのコピック代用品でお絵描きデビューしよう!
ダイソーで「コピック」は売っているの?実は商品名が違うんです

「ダイソーでコピックが買える!」
この噂を聞いて、多くのイラストレーター予備軍がダイソーに押し寄せたのは記憶に新しい出来事です。
結論から言うと、ダイソーでは、コピックという名前の商品は売られていません。
「え、じゃあ噂は嘘だったの?」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。噂の正体は、ダイソーが販売している「イラストマーカー」または「アルコールマーカー」という商品なんです。
「コピック」と「イラストマーカー」は別物と認識しよう
なぜダイソーのマーカーが「100均コピック」と呼ばれるようになったかというと、その性能と構造が、本家コピックに極めて似ているからです。
具体的には、本家コピックと同じく「アルコールインク」を使用しており、ツインタイプのペン先(太字と細字)を持っている点が共通しています。
しかし、権利関係から見ても、ブランド名から見ても、ダイソーの商品は「コピック」とは全くの別物です。
この違いをしっかりと理解しておかないと、「コピックと同じ性能を期待して買ってみたら違った…」とがっかりすることになりかねません。
ダイソーのマーカーは「コピックの代用品として、驚くほどのコスパを発揮する商品」と位置づけて購入するのが、最も賢い選び方ですよ。
ダイソーマーカーの基本仕様と驚きの価格
ダイソーのイラストマーカーがどれほど衝撃的か、まずはその価格を見てみましょう。
| 商品名 | 販売価格(当時) | インクの種類 | ペン先 |
| ダイソー イラストマーカー | 2本セットで110円(税込) | アルコールインク | ブロード(太字)&ファイン(細字) |
| 本家 コピックチャオ | 1本あたり330円~440円(税込) | アルコールインク | ミディアムブロード&スーパーブラシ |
本家コピックチャオが1本300円台なのに対し、ダイソーは2本で110円、つまり1本あたり約55円という破格の値段です。
この価格差こそが、「100均コピック」としてSNSでバズった最大の理由です。
特に、試しにお絵描きを始めてみたい初心者さんや、たくさんの色を揃えたい学生さんにとっては、この価格は本当に魅力的ですよね!
ただし、本家コピックにはない「ブラシタイプではない」という点や、「インク補充ができない」といった弱点もあるので、その点は後の項目で詳しく解説していきます。
ダイソーのアルコールマーカーの「正確な」販売場所はどこ?
いざダイソーに行ってみても、「どこに売ってるの?」と探しまわって見つからなかった経験はありませんか?
このアルコールマーカーは非常に人気が高く、品薄になりやすい商品のため、棚に空きがあることもしばしば。
モモストアが、効率よくゲットするための「正確な販売場所」と「探し方のコツ」をお教えします。
売り場は「文具コーナー」だが探し方にコツがある
ダイソーのイラストマーカーが陳列されているのは、基本的に「文具・筆記具コーナー」です。
サインペンやマジックペン、色鉛筆などが並んでいる棚を探しましょう。
ただし、人気のあまり、本来の場所ではないところに陳列されていることもあります。
特にチェックしてほしいのは以下の場所です。
- 筆記具の棚: マジックやサインペンと一緒に縦に並んでいることが多いです。
- 画材コーナー: スケッチブックや色紙、パステルなどがある棚の一角に、イラストマーカーとしてまとめて置かれていることがあります。
- レジ付近の陳列棚: 一時的な人気商品として、レジ近くの目立つ場所に置かれていることもあります。
- 季節の特設コーナー: 新学期や新生活の時期など、文具が特設されるコーナーがあれば必ずチェックしてください。
筆者の経験上、もし見当たらなかった場合は、遠慮せずに店員さんに「アルコールマーカーはありますか?」と尋ねるのが一番確実です。
商品名を知っている店員さんであれば、バックヤードの在庫まで確認してくれる可能性が高いですよ。
大型店と小型店での在庫の違いについて
ダイソーの店舗には、駅前の小型店から郊外の大型店まで様々なサイズがありますよね。
このイラストマーカーを探す上で、店舗のサイズは非常に重要です。
【大型店(路面店やSC内店舗)】
✅ メリット:取り扱い点数が多く、全色揃っている可能性が高い。
✅ デメリット:在庫管理が追いつかず、一時的に品切れになることも。
✅ 探し方のポイント:文具コーナーが広いため、棚を隅々までチェックする必要があります。
【小型店(駅ナカやビル内店舗)】
✅ メリット:回転率が高く、入荷したてなら手に入りやすい。
✅ デメリット:取り扱い色数が絞られている可能性があり、古いシリーズしかないこともあります。
✅ 探し方のポイント:売り場が狭い分、見つけやすいですが、そもそも取り扱いがない可能性も考慮しましょう。
もし、お近くに複数のダイソーがあるなら、まずは大型店を狙うのがおすすめです。
特に新しいシリーズや人気色が欲しい場合は、大型店の方が在庫が豊富で、色番を選べる自由度が高いですよ。また、最近ではダイソーのオンラインショップ(ダイソーオンラインショップ)でも一部商品が取り扱われていることがあるため、事前にチェックしてみるのも良いでしょう。
本家コピックとダイソーマーカーの決定的な違いはココ!
ダイソーのマーカーがコピックの代用品として優秀なのは間違いないですが、本家コピックが長年プロに愛され続けているのには理由があります。
ダイソーマーカーでイラストを描き進める前に、決定的な性能の違いを理解しておくことで、自分の用途に合った賢い選択ができるようになります。
ペン先の形状と描き心地の違い(ブロード、ファイン、ブラシ)
コピックとダイソーマーカーの最も大きな違いは、ペン先の種類です。
| 商品 | ペン先A(広い面用) | ペン先B(細かい面・表現用) | 描き心地の差 |
| 本家 コピック スケッチ/チャオ | ブロード(角型の太字) | スーパーブラシ(筆タイプ) | 筆圧に応じて線が変えられ、肌など広い面のムラがない滑らかな塗りが得意。 |
| ダイソー イラストマーカー | ブロード(角型の太字) | ファイン(丸型の細字)または丸芯ブラシ(固めの筆) | 細かい描写や縁取りは得意だが、広い面を塗る際に筆跡が残りやすい。 |
コピックの真骨頂は、インクが豊富に出て、しなやかにしなる「スーパーブラシ」です。
このブラシによって、線画を崩すことなく滑らかに広い面積を塗ったり、繊細なグラデーションを生み出すことができます。
一方、ダイソーの初期のマーカーは細い方が「ファイン(サインペンのような丸いペン先)」でした。これは細かい部分を塗るのには適していますが、肌や空など、広い面を均一に塗ろうとするとどうしても筆跡(ムラ)が目立ってしまいます。
しかし、ダイソーも進化しており、最近のシリーズでは「ブラシタイプ」のペン先が登場しています!
ただし、このブラシは本家のスーパーブラシと比べると少し硬めで、弾力性やインクの出方に差があるため、「コピック完全再現!」とまでは言えないのが正直なところです。
補充インクの有無と長期的なランニングコスト
コピックをプロが愛用する最大の理由の一つが、インクの補充が可能である点です。
インクがなくなったら、専用の補充インク(コピックインク/バリオスインク)を注入すれば、ペンを何十年も使い続けることができます。
ペン先が摩耗しても、交換用のニブ(ペン先)が販売されているため、本体を買い替える必要はありません。
これは初期投資は高いものの、長期的に見るとランニングコストが非常に優秀であることを意味します。
対してダイソーのイラストマーカーは、基本的に使い捨てです。
インクが切れたら、同じ色が入った新しいセットを買い直す必要があります。
| 項目 | ダイソーマーカー | 本家コピック |
| インク補充 | 不可(使い捨て) | 可能(インク1本で約9〜12回補充可能) |
| ペン先交換 | 不可 | 可能(ブロード、ブラシなど全てのペン先が交換可能) |
| 長期コスパ | 低(色数が少ないうちは良いが、頻繁に使うと割高に) | 高(初期費用を回収すれば、補充インク代だけで済む) |
趣味でたまに使う程度ならダイソーで十分ですが、毎日イラストを描く、将来的にプロを目指したいという方は、いつかはコピックや補充インクがある代替品への移行を検討することになるでしょう。コピックの公式サイトで、補充インクの仕組みを見てみると、その便利さがよく分かりますよ。
色の濃淡やブレンディング性能の比較
アルコールマーカーの醍醐味は、色を重ねて塗ることで、まるで水彩画のような美しいグラデーションや色の濃淡を表現できることです。
この「ブレンディング性能」にも、コピックとダイソーマーカーには大きな差があります。
- コピック: インクの質が非常に均一で、アルコール成分の揮発速度が最適化されています。そのため、色同士を重ねたり、ブレンダー(無色透明のマーカー)を使ったりしたときに、非常に滑らかに色が混ざり合います。プロが求める繊細な肌の表現や、空のグラデーションが容易です。
- ダイソーマーカー: 発色自体は素晴らしいのですが、インクの量がコントロールしにくく、紙に染み込む速度が速いため、色の境目がくっきり残ってしまいがちです。特に広い面でのグラデーションは、かなりのテクニックが必要です。ブレンダーを使っても、本家ほど綺麗に色が馴染まないというレビューも多いです。
もちろん、ダイソーマーカーでも、塗り方を工夫すれば十分綺麗なイラストは描けますが、「道具の力に頼れるか」という点でコピックが圧倒的に優位である、と考えてください。
ダイソーのイラストマーカーは種類が豊富!シリーズごとの進化を解説
ダイソーのアルコールマーカーは、登場以来、爆発的な人気に応える形で何度も進化を遂げてきました。
「昔買ったのは使いにくかった」という方も、今の最新シリーズを見ればきっと驚くはず!
モモストアが、これまでの主なシリーズと、その進化のポイントをまとめてご紹介します。
第1弾から最新版までの色数と特徴の変遷
ダイソーのアルコールマーカーは、初期のころは「イラストマーカー」として販売され、徐々に色数やペン先を増やしていきました。
| シリーズ | 発売時期(目安) | 色数(セット) | ペン先の特徴 | 進化のポイント |
| 第1弾 | 2018年頃 | 全20色 | ブロード&ファイン(細字) | アルコールマーカーを100均で販売したこと自体が衝撃。 |
| 第2・3弾 | 2019〜2020年頃 | 全40色〜60色程度 | ブロード&ファイン | パステルカラーや蛍光色など、色のバリエーションを拡充。 |
| 第4弾以降 | 2021年以降 | 全26色(セットによる) | ブラシタイプが登場! | ついにコピックに近い「筆タイプ(ブラシ)」が導入され、広い面が塗りやすくなった。 |
特に注目すべきは、第4弾以降のブラシタイプの登場です。
前述の通り、コピックのブラシには及ばないものの、従来の固いファインニブと比べて遥かに滑らかに塗れるようになり、グラデーションの表現力が格段に向上しました。
もし今、ダイソーでどのマーカーを買うか迷っているなら、軸がグレーやホワイトで統一された、新しい「ブラシタイプ」のセットを探すことを強くおすすめします。
ブラシタイプと丸芯タイプの違い
現在のダイソーの店頭には、主に2つのペン先タイプが混在して販売されています。
どちらが良い、悪いというわけではなく、用途によって使い分けるのが正解です。
- 【ブラシタイプ】(主にグレー軸・新シリーズ)
広い面を塗りたい、グラデーションに挑戦したい、筆のようなタッチで描きたい人向けです。インクが比較的たっぷり出るため、ムラになりにくいのが特徴です。 - 【丸芯タイプ/ファインニブ】(主に白軸・初期シリーズ)
細かい文字を書く、イラストの輪郭を描く、狭い面積をきっちり塗りたい人向けです。インクの調整がしやすく、線画がはみ出しにくいというメリットがあります。
筆者モモストアとしては、アルコールマーカーの醍醐味であるグラデーションを楽しむためにも、まずはブラシタイプから試してほしいと考えています。
丸芯タイプは一般的なサインペンに近い感覚なので、ブラシタイプの練習をすることで、より本格的なアルコールマーカーの技術が身につくはずです。
セット色と単色売りの現状
ダイソーのアルコールマーカーは、基本的に「2本または3本のセット販売」が主流です。
「この色だけインクが切れたから欲しい」と思っても、単色で好きな色だけを選ぶことはできません。
これはダイソーが低価格を実現するための販売戦略の一つであり、この点はコピックの単色売り(オープンストック)とは大きく異なります。
「使わない色も含まれているけど、全部買ってもコピック1本分より安い!」と割り切れるかどうかが、ダイソーマーカーを選ぶ際のポイントになります。
特に、肌色やグレーなどの使用頻度が高い色は、セットを複数購入するか、どうしても単色で欲しい場合は、メルカリなどのフリマサイトで「ダイソーマーカー 単色」として検索すると、使わない色をバラ売りしている出品者が見つかることもあります。
ただし、メルカリでの売買は自己責任となりますので、商品の状態や価格をしっかりチェックしてくださいね。また、メルカリのガイドラインをよく読んで利用しましょう。
ダイソーマーカーの描き心地は?初心者でもムラなく塗れるかレビュー
価格や種類がわかったところで、最も重要なのは実際の「描き心地」ですよね。
「1本55円で本当に使えるの?」という疑問に、正直にお答えします。
結論から言うと、初心者の方が趣味で使う分には「価格以上の満足度」が得られます!
しかし、プロのイラストレーターが求めるレベルの仕上がりを期待すると、いくつかの壁にぶつかるのも事実です。
アルコールマーカーの「ムラ」と上手に付き合う方法
アルコールマーカーで広い面を塗ったときにできる、色の濃い筋のようなものを「ムラ(筆跡)」と呼びます。
コピックはムラが出にくいことで知られていますが、ダイソーマーカーは比較的ムラが出やすい傾向にあります。
これは主に以下の2つの原因によるものです。
- インクの揮発速度: ダイソーマーカーの方が、インクが紙に定着し、アルコールが揮発する速度が速いと感じる人が多いです。そのため、塗っている途中でインクが乾き始め、次に塗った部分との境目が残りやすくなります。
- ペン先のインク供給量: ブラシタイプの筆圧調整の幅が狭いため、インクが均一に出しにくく、どうしても一か所に溜まりやすくなります。
しかし、このムラも「塗り方」を工夫するだけで劇的に改善できます。
【ムラを減らすための塗り方のコツ】
- スピード勝負: 一度塗り始めたら、インクが乾く前に、一気に塗り終えるスピード感が大切です。
- 円を描くように: 四角い範囲を塗る際も、直線を何度も引くのではなく、小さな円を描くようにインクを置いていくとムラが目立ちにくくなります。
- 重ね塗りを前提に: 最初から濃い色で塗るのではなく、薄い色をベースにして、半乾きのうちに少し濃い色を重ねていく「ウェット・オン・ウェット」のような手法が有効です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、数枚練習すれば必ず慣れます。「これは練習のためのマーカーだ」と割り切って、どんどん手を動かしてみてください。
インクの滑りと紙への定着速度
ダイソーマーカーの描き心地で筆者が特に評価したいのは、インクの「滑り」の良さです。
ペン先が硬めのファインニブでも、紙の上をスルスルと滑るように描くことができ、ストレスを感じません。
発色も鮮やかで、描いた瞬間は「本当にこれで55円?」と驚くほどのクオリティです。
ただし、前述の通り定着速度が速いため、グラデーションやブレンディングに苦労する側面もあります。
これを逆手にとって、「くっきりとした色分け」や「硬質な質感の描写」には非常に向いています。
例えば、メカニックなイラストや、アニメ塗りのようなハッキリとした色使いのイラストを描く際には、ダイソーマーカーの特性が活きてきますよ。
【ダイソーマーカーの描き心地 まとめ】
| 評価ポイント | ダイソーマーカーの特性 |
| 発色 | 非常に良い(鮮やかで濃い色が多い) |
| ペン先の滑り | 非常に良い(ストレスなく描ける) |
| ムラの出やすさ | やや出やすい(広い面で筆跡が残りやすい) |
| 細かい描写 | 得意(ファインニブが有効) |
| 繊細なグラデーション | 苦手(上級者向けのテクニックが必要) |
ブレンダー(ぼかしペン)は使える?ダイソーと本家で効果を比較
アルコールマーカーの使い方の幅を広げるのが、無色透明のインクが入った「ブレンダー」です。
「ぼかしペン」とも呼ばれ、色を塗った後にインクを広げたり、色を薄くしたりするために使われます。
ダイソーからもブレンダーは販売されていますが、これもまた本家コピックのブレンダーとは一線を画します。
ブレンダーの役割とダイソーブレンダーの実際の効果
ブレンダーには、主に以下の3つの役割があります。
- ぼかし・グラデーション: 2つの色の境目にブレンダーを塗ることで、色を混ぜ合わせ、境目を滑らかにします。
- 色抜き: 塗ってしまった部分をブレンダーで叩くように塗ることで、インクを溶かし、紙から色を抜く(薄くする)ことができます。
- ハイライト: 線からはみ出してしまったインクを、ブレンダーで境界線に向かって押し戻し、修正することができます。
ダイソーのブレンダーの評価は、正直なところ賛否両論あります。
筆者の感覚では、コピックのブレンダーが「インクを優しく溶かし、紙の上で滑らかに混ぜ合わせる」のに対し、ダイソーのブレンダーは「インクを勢いよく広げ、意図しない場所まで滲ませてしまう」傾向があります。
特に、色を抜く「色抜き」の効果はあまり期待しない方がいいかもしれません。塗った色を紙の繊維に沿って広げてしまい、かえってムラを悪化させてしまうケースも報告されています。
ブレンダーを効果的に使うためのテクニック
しかし、「使えない」と決めつけるのはもったいないです!
ダイソーのブレンダーにも、その特性を活かせる使い方があります。
【ダイソーブレンダー活用術】
- 【修正ではなく「水たまり」に使う】
繊細なグラデーションには向きませんが、あえてブレンダーを先に塗って、その上から色を乗せることで、インクが予想外に大きく広がる「水たまり効果」を狙えます。これは、ファンタジーな背景や、水滴の表現などに活かせます。 - 【ホワイトハイライトの土台に使う】
色を抜く力が弱いため、完全に白くはなりませんが、ブレンダーを塗った部分が薄くなります。その上から、不透明な白ペンやアクリル絵の具などでハイライトを入れる際の「下準備」として使うと、自然な仕上がりになります。 - 【テクスチャ作成に使う】
ブレンダーのペン先を使い、塗ったばかりの色を「チョンチョン」と叩くようにインクを置くと、小さな粒状の模様(テクスチャ)ができます。これは、岩肌や砂地の表現に役立ちます。
ダイソーのブレンダーは、コピックのブレンダーのような「修正・調整役」というよりは、「予測不能な効果を楽しむ画材」として割り切って使うと、思わぬアート表現が生まれるかもしれません。
ブレンダーの使い方について、さらに専門的な情報が知りたい場合は、YouTubeの「コピック ブレンダー 使い方」といった動画も参考になりますよ。
【初期費用とランニングコスト比較】ダイソーVSコピック!
結局のところ、「お金」の面で考えると、ダイソーのイラストマーカーと本家コピック、どちらがお得なのでしょうか?
ここでは、イラストに必要な色数を揃える際の「初期投資」と、長期間使い続けるための「ランニングコスト」の2つの視点から徹底比較してみましょう。
初期投資(全色揃える場合)の費用比較
アルコールマーカーは、色が多ければ多いほど、グラデーションや表現の幅が広がります。
イラストを描く上で最低限必要な色数(肌色、影色、メインの色など)を、例えば60色セットを基準に比較してみます。
| 項目 | ダイソーマーカー(2本110円で計算) | 本家コピックチャオ(1本約380円で計算) | Ohuhuマーカー(代替品・60色セット約4,000円で計算) |
| 必要本数 | 60本 | 60本 | 60本 |
| 購入セット数 | 30セット(2本組) | バラ or 60色セット | 60色セット1箱 |
| 初期費用(目安) | 3,300円(税込) | 22,800円(税抜) | 4,000円〜5,000円(税込) |
この比較から分かる通り、初期投資という点ではダイソーマーカーが圧倒的な勝利です。
コピックの約1/7の価格で、60色という豊富なカラーを手にすることができます。
「試しにアルコールマーカーでイラストを描いてみたい」「初期投資を抑えたい」という方にとって、ダイソーは最高の選択肢と言えるでしょう。
ただし、セット内容によっては使わない色が混じるため、本当に必要な色だけを厳選して買う手間はかかります。
長期的な視点で見たコピックの「コスパ」
では、イラストを3年以上続けると仮定した場合のランニングコストはどうなるでしょうか?
頻繁に使用する色(例えば肌色、黒、ブレンダーなど)は、1年間に2〜3回インクが切れるとしましょう。
【ダイソーマーカーの場合】
* インクが切れるたびに、同じ色が含まれるセット(110円)を買い直し。 * 頻繁に使う色(例:肌色)が切れると、他の使わない色も含まれるセットを買い続けなければならないため、消耗が激しい色ほどコスパが悪化します。
【本家コピックの場合】
* インクが切れたら、補充インク(1本約500円)を購入し、注入。
* 補充インク1本でコピックチャオなら約12回、スケッチなら約9回補充できます。 * つまり、1回の補充にかかるコストはわずか約40円〜55円!
* これはダイソーマーカーの1本あたりの価格とほぼ同等か、それ以下になる計算です。
結論として、「イラストを趣味として長く続けたい」、「特定の色の消費が激しい」という方は、初期投資を頑張ってコピックを購入するか、コピック同様に補充インクや交換ニブに対応している海外の代替品(Ohuhuなど)を選ぶ方が、結果的にコスパが良くなります。
ダイソーは「お試し用」「サブツール」として活用するのが最も賢い使い方と言えるでしょう。
ダイソーマーカーのメリット・デメリットまとめ!使い捨ての壁をどう乗り越える?
ここまでダイソーのアルコールマーカーについて詳しく見てきましたが、一度、そのメリットとデメリットを客観的に整理しておきましょう。
その上で、最大のネックである「使い捨て」という壁をどう乗り越えるか、具体的な戦略を立てていきます。
ダイソーマーカーの明確なメリット
ダイソーマーカーは、特に初心者や学生にとって、夢のようなツールです。
そのメリットは以下の3点に集約されます。
圧倒的な低価格と初期投資の安さ
1本あたり約55円という価格は、他の追随を許しません。
「失敗してもいいや」と気軽に色を試せるため、画材に対する心理的なハードルが大きく下がります。
高価な画材に手を出す前の「練習用」として最適です。
ブラシタイプの登場による性能向上
初期のファインニブのみの時代と比べ、ブラシタイプの登場で表現力が格段に向上しました。
特に広い面を塗る際のムラが減り、趣味レベルのイラストであれば十分に美しい仕上がりを目指せるようになりました。
気軽に手に入る入手性の高さ
全国のダイソーで手に入るため、「あ、この色がない!」と思った時にすぐに買いに行けるのが魅力です。
コピックのように画材専門店に行く必要がなく、生活圏内で手軽に購入できます。
コピックと比べた際のデメリット
価格が安い分、どうしても譲れない「壁」となってしまうデメリットもあります。
特定の色の継続利用が難しい(使い捨て)
これが最大のデメリットです。
インク補充やペン先交換ができないため、頻繁に使う肌色や影色が切れるたびに、新しいセットを買い足す必要があり、結果的に使わない色ばかりが溜まってしまうことになります。
色数が限定的で繊細な表現が難しい
コピックが358色という膨大な色数と、非常に細かく調整されたトーンを持っているのに対し、ダイソーは現行シリーズでも色数は限定的です。
微妙な肌のグラデーションや、複雑な影の色を表現するための「中間色」が少なく、色のブレンドに苦労することがあります。
ダイソーマーカーは「使い捨て前提」と割り切る
この「使い捨て」の壁を乗り越えるためには、ダイソーマーカーを「練習用の消耗品」として割り切ってしまうのが一番です。
【戦略的な使い方】
- 練習: ダイソーマーカーを使って、ひたすら「グラデーションの練習」や「ムラを出さない塗り方の練習」を重ねる。
- 本番: ダイソーで培ったテクニックを、本家のコピックや補充可能な代替マーカーに移して、本番のイラストを仕上げる。
- サブ利用: ダイソーマーカーを「背景や小道具などの広い面積をざっくり塗る色」として使い、人物の肌や髪などのデリケートな部分はコピックで塗る、といったハイブリッドな使い方もおすすめです。
特に、ダイソーマーカーの鮮やかで濃い色は、背景のアクセントカラーとして非常に優秀です。コピックと混ぜて使ってもインクの相性(アルコールインク同士)は悪くないため、ぜひ試してみてください。
ダイソーマーカーが売り切れの時の代用品は?人気商品を紹介
ダイソーのアルコールマーカーは人気商品のため、時期によっては品切れで棚が空っぽ、ということも珍しくありません。
「いますぐアルコールマーカーが欲しいのに!」という時のために、ダイソー以外で手に入る「100均コピック」の代用品と、さらにコスパの良い専門メーカーの製品をご紹介します。
Seria(セリア)やCanDo(キャンドゥ)のマーカーとの比較
ダイソー以外にも、100円ショップはアルコールマーカー戦争を繰り広げています。
特に有名なのは、セリアとキャンドゥのアルコールマーカーです。
| 店舗名 | 商品名 | 特徴 | ペン先 |
| Seria(セリア) | アルコールマーカー | 色がダイソーより淡く、パステルカラー寄りのラインナップが多い。 | ブロード&ブラシ(細身で硬め) |
| CanDo(キャンドゥ) | ACマーカー | 発色は鮮やかだが、色数が少なめ。 | ブロード&ファイン(細字) |
筆者の感覚では、セリアのマーカーは、ダイソーとはまた違った柔らかい色合いが魅力です。
ダイソーが鮮やかなアニメ塗りっぽい色が多いのに対し、セリアはイラストのトーンを落ち着かせたい時に向いています。
ただし、セリアのブラシタイプもダイソー同様に硬めなので、コピックのような柔軟な塗り心地を期待しすぎない方が良いでしょう。
もしダイソーで欲しい色がない場合は、セリアやキャンドゥを梯子して、色味のバリエーションを補完し合うのがおすすめです!
OhuhuやTooなどの専門メーカーのコスパ最強セット
「ダイソーのマーカーは悪くないけど、やっぱりインクが補充できるマーカーが欲しい…でもコピックは高すぎる!」
そんな方に強くおすすめしたいのが、Amazonや楽天市場で人気を博している「Ohuhu(オーオフー)」や「Too(トゥー)」が販売しているアルコールマーカーです。
特にOhuhuは、コピックの代替品として世界的に有名で、そのメリットは以下の通りです。
- 価格: 80色セットが約6,000円程度と、ダイソーよりは高いですが、コピックと比べると圧倒的な安さです。
- ペン先: 多くのセットで、コピックと同じく「ブラシ&ブロード」のツインタイプを採用しています。描き心地はコピックに肉薄すると言われるほど優秀です。
- 補充可能: 最近のOhuhuの一部シリーズは、補充インクに対応しており、長期的なランニングコストも抑えられます。(購入時に必ず仕様を確認してください)
- 色数: 100色以上のセットも容易に手に入り、ダイソーでは難しい中間色や淡い色も豊富に揃っています。
もし、ダイソーマーカーで「イラストを描くのが楽しい!」と感じたら、次のステップとしてOhuhuなどのメーカー品への移行を検討するのが最もスムーズなステップアップになりますよ。
100均マーカーでイラストをきれいに描くための紙選びのコツ
どんなに高価なマーカーを使っても、紙との相性が悪いと、その性能は半減してしまいます。
特にアルコールマーカーは、紙選びが仕上がりに直結します。
ダイソーなどの100均マーカーで最大限のクオリティを出すための「紙選びのコツ」を解説します。
適切な厚さとインクの裏抜けを防ぐ紙の選び方
アルコールインクは非常に強力なインクであり、紙の繊維を通り抜けて裏側に滲み出てしまう「裏抜け」が起こりやすいのが特徴です。
ダイソーのマーカーはインク量が多めに感じるため、特に注意が必要です。
【アルコールマーカーに適さない紙】
* コピー用紙: 薄すぎて裏抜けが激しく、インクを吸い込みすぎるためムラになりやすいです。絶対に使わないようにしましょう。 * 普通の画用紙: 紙が分厚くても、繊維が粗い(ケバケバしている)と、インクが横に大きく滲んで線画が崩れてしまいます。
【アルコールマーカーに適した紙】
* ケント紙: 表面が非常に滑らかで、インクの吸い込みが均一なため、ムラになりにくいです。プロの現場でも使われることが多いです。 * コピック専用紙: 紙の裏にインクが浸透しないよう特殊な加工が施されており、裏抜けを防げます。 * ダイソーの厚口上質紙: 100均の中では比較的裏抜けしにくい優秀な紙です。コスパを考えるならまずはこれを試しましょう。
紙を選ぶ際のキーワードは「平滑性(なめらかさ)」です。
紙の表面がツルツルしているほど、インクが均一に広がり、ムラになりにくくなります。
画用紙、ケント紙、専門紙のメリット・デメリット
それぞれの紙の特徴を理解して、自分のイラストに合ったものを選びましょう。
| 紙の種類 | メリット | デメリット | 推奨用途 |
| 画用紙 | 安価で手に入りやすい。 | 裏抜け・ムラが激しい。線が滲んで太りやすい。 | 色見本作り、ラフな下書き |
| ケント紙 | ムラになりにくく、グラデーションが作りやすい。 | 価格がやや高い。裏抜けは防げない。 | 初心者〜中級者のイラスト本番用 |
| コピック専用紙 | 裏抜けを完全に防ぐ。発色が非常に良い。 | 非常に高価。 | プロの作品、コンテスト用 |
ダイソーマーカーを使う場合、まずはダイソーの文具コーナーにある「厚口上質紙」を試すことを強くおすすめします。
もし、さらに本格的に描きたいと感じたら、文具店やAmazonで「ケント紙 ポストカードサイズ」のようなものを購入してみてください。
紙を変えるだけで、ダイソーマーカーのクオリティがワンランクアップするのを実感できるはずですよ。
ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)でダイソーマーカーの代用品を買うメリット
ダイソーマーカーの最大のネックは、欲しい時に色がない、または特定の色のセットしか買えない、という点でした。
この問題を解決し、さらにハイレベルな描画環境を手に入れるために、ネット通販を活用するメリットをまとめて解説します。
ネット通販は「セット購入」で爆発的なコスパを発揮
ネット通販、特にAmazonや楽天市場の最大の魅力は、「メーカーが直接販売する多色セット」が非常に安価に手に入ることです。
ダイソーマーカーは1本55円という驚異的な価格ですが、例えばOhuhuや他の互換マーカーは、100色セットを5,000円〜7,000円程度で販売しています。
この場合、1本あたりの単価は50円〜70円程度となり、ダイソーと大差ありません。
しかし、手に入る色の数は100色と圧倒的に多く、「ブラシペン先」「補充インク対応(一部)」といった高い機能性も手に入ります。
店舗では絶対にありえないような、豊富な色数と高い性能を、ダイソーに匹敵するコスパで手に入れられるのが、ネット通販の強みです。
「どうせなら最初から全色揃えたい!」という方には、ネット通販でのセット購入を強くおすすめします。
Amazonや楽天市場で人気のアルコールマーカーセット
ネット通販で「アルコールマーカー」と検索すると、あまりにもたくさんの商品が出てきて迷ってしまうかもしれません。
ここでは、特にユーザーレビューが多く、描き心地の評価が高い人気商品をいくつかご紹介します。
- Ohuhu(オーオフー):
コピックと同じ筆(ブラシ)とブロードのツインタイプが人気。発色が良く、プロのレビューも多いです。コスパと品質のバランスが最も優れていると言えます。 - Too(トゥー)のコピックチャオセット:
「やっぱり本物が欲しい」という方向け。24色、36色といった少なめのセットから購入できるため、必要な色だけを厳選して初期投資を抑えたい方におすすめです。 - シャチハタ Artline:
文具メーカーの信頼性があり、発色が良く、比較的ムラになりにくいと評判です。
これらの商品は、ダイソーマーカーでは難しかった「繊細なグラデーション」や「柔らかな表現」が可能になります。
ネット通販のレビューや色見本を参考に、自分に合ったマーカーを探してみてくださいね。
中古品を狙うならメルカリやヤフオクも選択肢に
さらに費用を抑えたい方は、中古品市場もチェックしてみましょう。
特にコピックは高価なため、「数本だけ使って飽きてしまった」という未使用に近いセットが、メルカリやヤフオクで出品されていることがあります。
コピックはインクが補充できるため、少々古いものでも、インクさえ補充すれば新品同様に使えるというメリットがあります。
ただし、中古品は以下の点に注意が必要です。
- インクの乾燥: 長期間放置されているとインクが乾燥している可能性があります。
- ペン先の状態: ペン先が潰れていないか、写真でしっかり確認しましょう。
- 補充インク: 補充インクがあるかどうかもチェックポイントです。
「コピック 中古 36色」といったキーワードで検索して、掘り出し物を見つけるのも楽しいかもしれませんよ。
筆者が実際に使ってみた!ダイソーマーカーを上手に使うコツ
モモストアも実際にダイソーのアルコールマーカーを全色揃えてイラストを描いてみました!
その結果、「ここはコピックには劣るけど、このテクニックを使えば綺麗に描ける!」という裏技をいくつか見つけましたので、皆さんにシェアしたいと思います。 ちょっとした工夫で、ダイソーマーカーの描画力を最大限に引き出せますよ!
塗りすぎを防ぐ!重ね塗りのテクニック
ダイソーマーカーの最大の特徴の一つは、「インクの出が良い」ことです。
これはメリットでもありますが、初心者の方だとついついインクを出しすぎてしまい、紙がヨレたり、裏抜けが激しくなったりする原因にもなります。
そこで試してほしいのが、「1回塗りで終わらせない」という考え方です。
【重ね塗り・均一塗りのためのステップ】
- ベースを軽く塗る: 一番薄い色を使い、力を入れずにスッと撫でるように、筆跡を気にせず素早く全体に色を乗せます。(この段階でムラがあってもOKです)
- ムラを溶かす: 最初に塗ったインクが完全に乾く前に、同じ色を使い、ムラになっている部分を優しく重ね塗りして溶かします。
- 影を乗せる: 影になる部分に、一段階濃い色を重ねます。この時も、一気に濃く塗らず、少しずつ色を乗せていく「ビルドアップ」のイメージで進めましょう。
特にブラシタイプのペン先を使う際は、ペン先を立てず、寝かせるように使うと、インクが均一に出て、塗りムラが抑えられます。
また、ダイソーマーカーは紙に塗った時と、乾いた時の色が変わる傾向があるので、必ず事前に試し塗りをして「乾いた後の色」を確認してから本番に挑んでくださいね。
グラデーションを滑らかにするための裏技
ダイソーマーカーで一番難しいと言われるグラデーションですが、以下の裏技を使えば、初心者の方でも比較的滑らかな仕上がりを目指せます。
準備:同系色を3色揃える
グラデーションは、いきなり隣り合わない色を使うと失敗します。
例えば、薄いピンク、中間のピンク、濃いピンクの3色(またはそれ以上)の同系色を用意しましょう。
テクニック1:境目をブレンダーで叩く
- 濃い色から薄い色へ向かって色を塗っていきます。
- 濃い色と薄い色の「境目」に、ブレンダーのペン先を使い、「チョンチョン」と優しく叩くようにインクを置いていきます。
- ブレンダーでこするように塗ると色が滲んでしまうので、あくまでも「境目を崩す」という意識で叩いてください。
この方法だと、境目がわずかに滲んで広がり、自然なグラデーションに近づきます。
テクニック2:薄い色で「中和」する
- 濃い色を塗った後、すぐに次に薄い色を乗せるのではなく、一番薄い色(ハイライトの色)を濃い色の境目から広げていきます。
- 薄いインクが濃いインクを溶かしながら、グラデーションの幅を広げてくれます。
これはコピックのブレンディングテクニックにも近い方法で、ダイソーマーカーの「インクが広がりやすい」という特性を逆手に取った方法です。
インクが乾ききる前の、わずかな時間勝負となりますので、素早く行うのが成功の鍵です。
まとめ:ダイソーのコピック代用品でお絵描きデビューしよう!
さて、モモストアが徹底的に解説してきたダイソーのイラストマーカー(100均コピック)について、いかがでしたでしょうか?
最後に、この記事の重要なポイントをまとめておきましょう。
ダイソーマーカー選びと活用のための3つの結論
結論1:ダイソーに「コピック」は売っていないが、代用品の「イラストマーカー」は超優秀!
商品名は異なりますが、1本55円という破格の値段でアルコールマーカーの描き心地を体験できます。
特に趣味でイラストを始めたい初心者さんには最高の入門ツールです。
結論2:販売場所は「文具コーナー」!品切れの時は大型店かネット通販をチェック!
人気商品のため売り切れには注意が必要です。
見つからない時は、必ず店員さんに「アルコールマーカー」と尋ねてみましょう。
どうしても手に入らない場合は、Ohuhuなどのネット通販でコスパの良いセットを探すのが賢明です。
結論3:プロを目指すならコピック、趣味ならダイソー&Ohuhuで決まり!
本家コピックは「インク補充可能」「スーパーブラシの描き心地」「豊富な色数」という点で圧倒的です。
しかし、ダイソーやOhuhuなどの代替品も進化しており、今の時代は低価格でも十分本格的なイラストが描けます。
まとめと今後のマーカー選びへのアドバイス
イラストを描く上で、最も大切なのは「描く楽しさ」です。
高価なコピックを揃えることに躊躇して、なかなかお絵描きを始められないのはもったいない!
まずはダイソーのイラストマーカーで、アルコールインクならではの発色やグラデーションの面白さを体験してみてください。
そして、「もっとこういう表現がしたい」「この色だけがすぐになくなる」と感じた時に、初めてコピックやOhuhuといったステップアップの画材に目を向ければ良いのです。
モモストアは、あなたのイラストライフを応援しています!
ぜひ、ダイソーで新しい画材を見つけて、素敵な作品作りに挑戦してみてくださいね!

