アフターピルは薬局・ドラッグストアで買える?2024年最新の購入方法と費用を徹底解説!
「もしも」の時に頼りになるアフターピル(緊急避妊薬)ですが、「急いでいるけど、どこで手に入るの?」「薬局で買えるの?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
アフターピルは時間との勝負なので、手に入れ方を間違えると効果が薄れてしまう可能性があります。この記事では、読者の皆さんが緊急時に焦らず、最も早く、最も確実にアフターピルを手に入れるための最新情報を、モモストアがわかりやすく解説します!
最新の試験販売の状況や、利用者が急増しているオンライン診療についても詳しくご紹介しますね。
・アフターピルが購入できる場所と販売状況の最新情報
・薬局・ドラッグストアで購入する場合の流れと注意点
・オンライン診療・処方でアフターピルを購入する流れ
・アフターピルの主な種類とそれぞれの特徴・値段を比較
- アフターピルは薬局やドラッグストアで現在購入できる?
- アフターピルが購入できる場所と販売状況の最新情報
- 薬局・ドラッグストアで購入する場合の流れと注意点
- オンライン診療・処方でアフターピルを購入する流れ
- アフターピルの主な種類とそれぞれの特徴・値段を比較
- アフターピルの購入にかかる費用(薬代・診察代)の目安
- アフターピルに関する知っておきたいQ&A
- アフターピル服用後の副作用と注意点
- 緊急避妊薬を服用する上での大切なこと
- アフターピルを少しでも安く手に入れるための裏技
- 【最新情報】処方箋なしで買える市販化の動向はどうなっている?
- 薬剤師に相談する際のポイントと準備しておきたいこと
- アフターピルの販売場所に関する読者体験談・口コミ
- アフターピルを薬局以外で手に入れる方法
- まとめ:もしもの時に備えて準備しておくべきこと
アフターピルは薬局やドラッグストアで現在購入できる?

多くの方が抱えるこの疑問、結論から申し上げると、「一部の薬局でのみ、条件付きで試験的に購入可能」というのが現在の日本の状況です。つまり、どの薬局やドラッグストアでも、コンビニのように気軽に手に入るわけではありません。
少し複雑なので、詳しく見ていきましょう。
現在の日本の緊急避妊薬の販売ルール
日本では、アフターピルは原則として「医療用医薬品」に分類されており、医師の処方箋が必要です。これは、世界的に見ると非常に厳格なルールと言えます。多くの国ではすでに処方箋なしで薬局で購入できる「OTC(Over The Counter)」化が進んでいます。
しかし、この状況を改善するため、2023年11月から、厚生労働省の委託事業として、特定の条件を満たした薬局で「緊急避妊薬の試験販売」が始まりました。これは、将来的な市販化(OTC化)に向けた重要な一歩として注目されています。
この試験販売の最大のポイントは、「医療機関での受診を経ない」で購入が認められている点です。ただし、誰でも簡単に買えるわけではなく、いくつかの厳しい条件が設定されています。
試験販売の主な条件
- 購入できるのは、試験販売に参加している薬局のみです。
- 必ず薬剤師による対面での問診と相談が必要です。
- 購入者の年齢制限(当初は16歳以上など)や、未成年の場合は保護者の同伴が必要な場合がありました。(最近の動向として、年齢制限や保護者の同意なしでの購入が検討され始めていますが、最新の実施要項を確認することが重要です)
- 購入時に、公的身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)の提示が求められます。
- 取り扱っているのは「レボノルゲストレル錠」(72時間以内服用タイプ)のみです。(原則、120時間タイプのエラワンなどは取り扱っていません)
- その場で服用することが原則とされている場合が多いです。(持ち帰り禁止)
これらの条件を見ると、「すぐに欲しい!」という緊急時に、すべての薬局が対応しているわけではないことがお分かりいただけるかと思います。特に、地方や夜間、休日の場合、試験販売に参加している薬局を見つけるのは、時間との戦いになる可能性があります。
ちなみに、この試験販売の費用は、薬局や種類によって異なりますが、概ね7,000円〜9,000円程度が相場となっています。これに加えて、妊娠検査薬(1,000〜1,500円程度)の購入も推奨される場合があります。
知っておきたい重要ポイント:
薬局での購入は、あくまで「試験販売」という位置づけであり、現在もまだ日本のどこでも買える「市販薬」にはなっていません。購入を検討する際は、必ず事前に厚生労働省の委託事業サイトや、各薬局の公式サイトなどで最新の参加リストを確認するようにしましょう。これは緊急時の行動をスムーズにするために非常に重要です。
アフターピルが購入できる場所と販売状況の最新情報
では、アフターピルを手に入れるための具体的な選択肢と、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。緊急性が高い薬だからこそ、ご自身の状況に合わせて最適な入手経路を選ぶことが何よりも大切です。
オンライン診療(おすすめ度:)
近年、最も利用者が増えており、モモストアが最もおすすめする購入方法です。自宅や外出先からスマートフォンやパソコンを使って、医師の診察を受け、処方してもらう方法です。
メリット
- スピード:最短即日発送、翌日には自宅や指定の場所に届くサービスが多くあります。バイク便やロッカー受け取りが可能な場合もあります。
- 場所を選ばない:産婦人科が近くにない、または受診する時間がない場合でも利用可能です。
- プライバシー:顔を見せずに電話やチャットで診察を受けられる場合もあり、プライバシーが守られやすいです。
- 時間:24時間365日対応しているクリニックもあり、夜間や休日でも安心です。
デメリット
- 郵送時間:対面診療と異なり、薬が手元に届くまでに時間がかかります。(最短でも翌日、多くは数日)。
- 配送料:薬代の他に、診察代や配送料がかかります。
【モモストアの視点】
オンライン診療は、「今すぐ欲しいけど、病院が開いていない」「対面での診察に抵抗がある」という方にとって、非常に優れた選択肢です。特に、緊急性の高い薬なので、診察から配送までのスピードが速いクリニックを選ぶことが成功の鍵となります。オンラインクリニックによっては、診察料が無料や、学割がある場合もありますので、総額費用をしっかり比較しましょう。
クリニック・産婦人科(おすすめ度:)
最も確実で伝統的な入手方法です。婦人科の専門医に直接診察してもらい、その場で薬を処方してもらいます。
メリット
- 即時性:診察後、すぐにその場で薬を受け取れるため、服用までの時間を最小限にできます。
- 安心感:医師に直接相談できるため、服用に関する不安や、その他の婦人科系の相談も同時にできます。
- 選択肢:ノルレボ(先発薬)、レボノルゲストレル(ジェネリック)、エラワン(120時間対応)など、医師と相談して様々な種類から選べる可能性があります。
デメリット
- 時間と場所:クリニックの開院時間内に予約・来院する必要があります。土日祝日や夜間は対応していない場合が多いです。
- 受診のハードル:産婦人科に行くこと自体に抵抗を感じる方もいます。
【モモストアの視点】
平日の日中に時間があり、「すぐに薬を手に入れて服用したい」「医師の専門的な意見を聞きたい」という方には、クリニック受診がベストです。ただし、事前に電話で「アフターピルの在庫があるか」「当日の診察が可能か」を確認してから行くようにしてください。予約なしで飛び込むと、長時間待たされることになりかねません。
薬局・ドラッグストア(試験販売参加店)(おすすめ度:)
前述の通り、一部の薬局でのみ可能な方法です。試験販売に参加している店舗で、薬剤師の対面相談のもと購入します。
メリット
- 即時性:薬局が開いている時間であれば、その場で薬を受け取れます。
- 料金:総額で見ると、診察代がかからない分、他の方法よりも安くなる傾向があります。(7,000〜9,000円程度)
デメリット
- 場所の限定性:参加店舗が限られており、見つけるのが難しいです。(厚生労働省の委託事業サイトで参加薬局を確認する)
- 時間:薬剤師が常駐し、対応できる時間帯が薬局によって決まっています。
- 購入のハードル:対面での厳格な問診や身分証明書の提示など、心理的なハードルが高いと感じる方もいます。
【モモストアの視点】
もし自宅や職場の近くに試験販売に参加している薬局があり、営業時間内であれば、最も早く、比較的安価に手に入れることができます。ただし、事前に必ず電話で「アフターピルの在庫と担当薬剤師の在席時間」を確認してから訪問するようにしてください。
| 購入方法 | 費用の目安(総額) | 入手のスピード | プライバシー | おすすめな人 |
| オンライン診療 | 10,000円〜15,000円 | 最短翌日発送 | 高い(非対面可) | 夜間・休日にすぐ欲しい人、対面が苦手な人 |
| クリニック | 10,000円〜20,000円 | 即時(その場) | 普通(対面診察) | 専門医に直接相談したい人、すぐに服用したい人 |
| 薬局(試験販売) | 7,000円〜9,000円 | 即時(その場) | 低い(対面問診必須) | 近くに対応店舗があり、費用を抑えたい人 |
薬局・ドラッグストアで購入する場合の流れと注意点
試験販売に参加している薬局でアフターピルを購入する際、初めてだと流れがわからず戸惑ってしまうかもしれません。緊急時にスムーズに行動できるよう、具体的なステップと注意点を確認しておきましょう。特に「対面でのやり取り」と「持参すべきもの」を理解しておくことが重要です。
薬局での購入ステップ(試験販売の場合)
ステップ1:参加薬局の確認と電話連絡
まず、自宅や現在地から最も近い場所にある、試験販売に参加している薬局を探します。このリストは厚生労働省の委託事業サイト(厚生労働省の公式サイトで情報を確認する)で公開されています。
薬局を見つけたら、必ず訪問前に電話をしてください。これは必須です。
- 緊急避妊薬の在庫があるか
- 対応可能な薬剤師が在席している時間帯
- 値段はいくらか
これらの情報を確認することで、「せっかく行ったのに買えなかった」という最悪の事態を防げます。電話での相談も、この薬局が信頼できるかどうかを判断する一つの材料になります。
ステップ2:必要な持ち物を準備して訪問
薬局へ向かう際は、以下のものを必ず持参してください。
- 公的身分証明書:運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など、本人確認ができるものです。
- 購入費用:7,000円〜9,000円程度(薬局による)、および妊娠検査薬代(1,000〜1,500円程度)です。現金またはクレジットカード(薬局によります)を準備します。
- お薬手帳(持っている場合):現在服用している薬やアレルギーの有無を確認するために必要になることがあります。
試験販売では、原則として本人の来局が必要であり、代理人による購入は認められていません。もし未成年者であれば、年齢によっては保護者の同伴が必要になる場合もあるため、電話確認時に必ず聞いておきましょう。
ステップ3:薬剤師による対面での問診と相談
薬局に着いたら、プライバシーの確保された場所で薬剤師と一対一で面談します。この時、薬剤師から以下のような質問をされます。
- 最終月経開始日
- 避妊に失敗した行為からの経過時間(72時間以内か)
- 現在服用している薬やアレルギーの有無
- 過去に緊急避妊薬を服用したことがあるか
- 現在の体重(薬の効果に影響する可能性があるため)
正直かつ正確に答えることが、薬の効果を最大限に引き出すために重要です。薬剤師は守秘義務がありますので、安心して話してください。この面談を経て、薬剤師が販売可能と判断した場合にのみ、薬が交付されます。
薬局での購入における最大の注意点
最も重要な注意点は、多くの薬局で「その場での服用」が求められることです。これは、薬の転売や不適切な使用を防ぐための措置です。薬局のスタッフが見ている前で、水と一緒に薬を服用することになります。このため、心理的な抵抗感がある方もいるかもしれません。
もし「すぐに服用したいけれど、対面での服用に抵抗がある」という場合は、オンライン診療で最短で薬を自宅に届けてもらう方法も検討してみてください。どちらの購入方法もメリット・デメリットがありますから、ご自身の状況と心理的な負担を考慮して選ぶことが大切です。
オンライン診療・処方でアフターピルを購入する流れ
今やアフターピルの主流な購入方法となりつつあるのが、オンライン診療です。特に地方にお住まいの方や、日中忙しい方、デリケートな相談内容のため対面での受診に抵抗がある方にとっては、救世主のような存在ですよね。オンライン診療がどのように進むのか、具体的な流れを解説します。
オンライン診療の基本的な流れ
オンライン診療の流れは、クリニックによって若干異なりますが、大まかに以下の4ステップで完結します。病院に行くよりもずっと手軽に、スピーディーに手続きが進みます。
- 【予約・問診】WebサイトやLINEから24時間いつでも予約し、問診票を入力します。
- 【診察】ビデオ通話、電話、またはチャット(クリニックによります)で医師の診察を受けます。所要時間は5〜10分程度と短いです。
- 【決済】診察後、クレジットカードなどで支払いを完了させます。
- 【薬の配送】すぐに薬が梱包され、自宅や指定の場所へ発送されます。最短で当日発送、翌日到着が可能です。
スピード命!オンライン診療で確認すべきポイント
アフターピルは、服用までの時間が効果に直結します。そのため、オンライン診療を選ぶ際は、以下のポイントを徹底的に比較検討してください。
診察対応時間
緊急事態は時間を選びません。24時間365日、土日祝日も診察に対応しているクリニックを選びましょう。夜間や早朝でも医師に繋がる体制があるかどうかが重要です。
特に深夜帯に診察可能なところは非常に心強いです。
配送方法と到着までの時間
「最短翌日お届け」を謳っていても、居住地域によっては2日以上かかる場合があります。また、クリニックによっては、都心部限定でバイク便や置き配(ロッカー受け取り)などの超速サービスを提供している場合があります。これらのオプションの有無と、自分の住んでいる地域への対応状況を必ず確認しましょう。
総額費用(診察料・薬代・送料)
オンライン診療の費用は、薬代だけでなく、診察料や送料も含まれた「総額」で比較すべきです。クリニックによっては「診察料無料」をうたい、送料を高く設定している場合もありますし、逆に全て込みで低価格に設定しているところもあります。また、「学割」や「再診割引」などの制度がないかチェックするのもおすすめです。
| 確認項目 | なぜ重要か? | チェックポイント |
| 診察対応時間 | 服用までの時間(タイムリミット)があるため。 | 24時間対応か、土日祝も診察可能か。 |
| 配送オプション | 最短で手元に届くかが避妊成功率に関わる。 | バイク便、置き配、ロッカー受け取りなどのオプションがあるか。 |
| 総額費用 | 自由診療のためクリニック間で費用差が大きい。 | 薬代、診察料、送料を合わせた合計額はいくらか。 |
| 薬の種類 | 72時間用か、120時間用かで対応できる時間が変わる。 | 希望する種類の薬(特に120時間用)を取り扱っているか。 |
これらのポイントを事前に整理しておけば、緊急時でも冷静に、そしてスピーディーに最適なクリニックを選ぶことができます。オンライン診療は時間と場所の制約を大きく減らしてくれる、現代的な選択肢なのです。
アフターピルの主な種類とそれぞれの特徴・値段を比較
アフターピルと一言で言っても、実はいくつかの種類があり、それぞれ「いつまでに飲むか(時間制限)」と「避妊効果の高さ」「価格」が異なります。ここでは、日本で主に処方されている代表的なアフターピルの種類とその特徴をわかりやすく比較します。
レボノルゲストレル錠(最も一般的)
特徴
現在、日本で最も一般的に処方・販売されている緊急避妊薬です。先発薬の「ノルレボ錠」と、そのジェネリック医薬品である「レボノルゲストレル錠」があります。主成分は黄体ホルモンで、排卵を抑制したり、受精卵の着床を防いだりする作用があります。
- 服用期限:性交後72時間(3日)以内
- 避妊効果:服用が早いほど高く、24時間以内の服用で約95%の避妊効果が期待できます。(服用が遅れると効果は急激に低下します)
- 副作用:比較的少なく、吐き気、頭痛、不正出血などが報告されています。
値段の目安
ジェネリック(レボノルゲストレル):約8,000円〜12,000円
先発薬(ノルレボ):約9,000円〜15,000円
※オンライン診療やクリニックの診察料、送料などが加算されるため、総額で判断が必要です。
エラ(エラワン)錠(120時間対応タイプ)
特徴
主成分はウリプリスタール酢酸エステルで、レボノルゲストレルとは異なる機序で効果を発揮します。これが「120時間」というより長い服用期限を実現しています。特に、72時間を経過してしまった場合の唯一の選択肢となります。(ヤッペ法を除く)
- 服用期限:性交後120時間(5日)以内
- 避妊効果:72時間用とほぼ同等か、服用が遅れても効果が持続しやすいとされています。
- 副作用:レボノルゲストレルと同様に、吐き気や頭痛などがありますが、比較的軽度なことが多いです。
値段の目安
エラワン:約12,000円〜20,000円
※72時間用に比べて、取り扱いクリニックが限られ、価格も高くなる傾向があります。
プラノバール錠(ヤッペ法、非推奨)
特徴
もともとは月経困難症などの治療に用いられる中用量ピルですが、大量に服用することで緊急避妊薬として使用することが可能です。(ヤッペ法)これは、現在の主流なアフターピル(レボノルゲストレルなど)が日本で承認される前から行われていた古い方法です。
- 服用期限:性交後72時間以内に最初の2錠を服用し、その12時間後に再度2錠を服用(計4錠)。
- 避妊効果:レボノルゲストレルに比べて効果が低く、特に服用が遅れると効果が急激に低下します。
- 副作用:ホルモン量が多いため、吐き気や嘔吐、頭痛などの副作用が強く出やすい傾向があります。
値段の目安
プラノバール:約3,000円〜8,000円
※価格は安いですが、効果の確実性と副作用のリスクを考えると、現在はレボノルゲストレルを選ぶことが強く推奨されています。
| 種類 | 服用期限 | 避妊成功率(72時間以内) | 費用の目安(薬単体) | 特徴・備考 |
| レボノルゲストレル | 72時間以内 | 約95% | 8,000円〜12,000円 | 現在の主流。副作用が少ない。薬局試験販売で取り扱いあり。 |
| エラワン | 120時間以内 | 約95% | 12,000円〜20,000円 | 服用可能時間が長い。72時間経過後の唯一の選択肢。 |
| プラノバール | 72時間以内(2回服用) | 約77% | 3,000円〜8,000円 | ヤッペ法。副作用が強く、確実性が低いため非推奨。 |
アフターピルの購入にかかる費用(薬代・診察代)の目安
アフターピルは、一般的な病気の治療薬とは異なり、原則として健康保険が適用されない「自由診療」です。そのため、薬局やクリニック、オンライン診療サービスによって価格設定が大きく異なります。ここでは、総額でいくらくらいかかるのか、具体的な費用の目安を場所別に詳しく見ていきましょう。
購入場所別の総額費用比較
アフターピルを手に入れるためにかかる費用は、「薬代」だけではありません。「診察料」や「送料」も考慮した総額で考える必要があります。
オンライン診療の場合の費用内訳
オンライン診療の総額は、平均して10,000円〜15,000円程度となることが多いです。
- 薬代(レボノルゲストレル):8,000円〜12,000円
- 診察料:無料〜3,000円(クリニックによって大きく異なります)
- 送料:550円〜1,500円(お急ぎ便やバイク便の場合はさらに高くなる可能性があります)
最近は、診察料を無料にする代わりに薬代や送料に含めているクリニックが増えているため、必ず「薬が手元に届くまでの総額」で比較してください。特に、120時間対応のエラワンを選ぶと、薬代自体が高くなる傾向があります。
クリニック・産婦人科の場合の費用内訳
クリニックの場合は、平均して10,000円〜20,000円程度と、幅が広くなります。
- 薬代(レボノルゲストレル):8,000円〜15,000円
- 診察料・処方箋料:2,000円〜5,000円(初診料が加算されることが多いです)
クリニックごとに価格設定の自由度が高いため、事前にホームページや電話で「緊急避妊薬の費用総額」を確認することが非常に重要です。休日や夜間に受診する場合は、「時間外加算」が発生し、総額が20,000円を超えることもあります。
薬局(試験販売)の場合の費用内訳
薬局の場合は、平均して7,000円〜9,000円程度と、最も安価になる傾向があります。
- 薬代(レボノルゲストレル):7,000円〜9,000円
- 診察料:原則無料(医療機関の受診を経ないため)
- その他:妊娠検査薬代(1,000円〜1,500円)が別途推奨されることがあります。
薬局での購入は診察料がかからない分、安価に済むのが大きなメリットですが、前述の通り、場所の限定性や、対面での厳しい問診、その場での服用などの条件があるため、トータルでかかる時間や労力も考慮して判断する必要があります。
費用に関する重要なポイント:保険適用について
原則としてアフターピルの処方は保険適用外ですが、例外的に保険適用となるケースがあります。
- 性暴力被害者:性犯罪や性暴力の被害に遭われた場合、公費(保険適用)で処方を受けられる制度があります。全国のワンストップ支援センター(内閣府の性暴力被害者支援サイト)に相談することで、費用負担なしで治療を受けられます。
- 避妊失敗が病気や怪我と判断された場合:非常にまれですが、医師が何らかの病気や怪我の治療の一環として処方すると判断した場合、一部が保険適用になる可能性はゼロではありません。しかし、基本的には全額自己負担と考えておくべきです。
緊急時に費用で躊躇しないためにも、ご自身の状況に合った、信頼できる購入先を事前に把握しておくことが大切です。
アフターピルに関する知っておきたいQ&A
アフターピルに関して、緊急時だからこそ気になるけれど、なかなか人には聞きにくい疑問や不安があるかと思います。モモストアが、購入を検討している方が抱きやすい具体的な質問にお答えします。
Q1. 72時間、120時間を過ぎてしまったら、もう手遅れですか?
A. 厳密には手遅れではありませんが、効果は著しく低下します。
アフターピルの効果は、性交からの時間経過とともに低下していきます。特に72時間(3日)を過ぎてしまうと、72時間用のレボノルゲストレル錠の効果はほとんど期待できなくなります。
しかし、120時間(5日)以内であれば、エラワン錠(120時間タイプ)という選択肢があります。もし72時間を超えてしまった場合は、諦めずにすぐに120時間対応のオンライン診療やクリニックを探しましょう。
また、120時間を超えた場合でも、医師に相談することで、月経調整法など、他の方法を提案してもらえる可能性もありますので、まずは医療機関に連絡することが重要です。
Q2. 薬局での試験販売は年齢制限がありますか?
A. 試験開始当初は原則16歳以上で、18歳未満は保護者等の同伴が必要とされていました。
しかし、この試験販売は段階的に条件が見直されており、最近の厚生労働省の検討会では、年齢制限なし、保護者の同意なしでの購入を認める方向で議論が進んでいます。(厚生労働省の議論の進捗を確認する)
最新の試験実施要項は常に変動しているため、未成年の方が購入を希望する場合は、必ず事前に薬局に電話して、「現在の実施要項」と「必要な書類」を確認してください。オンライン診療では、未成年でも対応可能なクリニックが多いですが、この場合も保護者の同意書が必要になる場合があります。
Q3. アフターピルは体重によって効果が変わりますか?
A. 体重が重い場合(特にBMI30以上)、効果が低下する可能性が指摘されています。
これは、アフターピルの主成分が体内で分解されるスピードが、体重によって影響を受けるためです。特にレボノルゲストレル錠は、一部のデータで、体重が重い人には効果が劣る可能性が示されています。
もしご自身の体重が気になる場合は、診察の際に正直に医師や薬剤師に伝えてください。医師は、体重に応じて効果が持続しやすいとされる「エラワン錠(120時間タイプ)」を推奨するなど、最適な処方を検討してくれます。
Q4. 吐き気止めは一緒に飲んだ方がいいですか?
A. 医師や薬剤師と相談して処方してもらうことをおすすめします。
アフターピルの副作用として、吐き気や嘔吐が起こることがあります。特に、服用後2時間以内に嘔吐してしまうと、薬の成分が体内に十分に吸収されず、避妊効果が大きく低下してしまうリスクがあります。
そのため、吐き気や嘔吐の副作用が出やすい方や不安な方は、診察時に必ず吐き気止めを一緒にもらえないか相談してください。オンライン診療でも、多くのクリニックで吐き気止めを無料でセットにしたり、オプションとして処方したりしています。
アフターピル服用後の副作用と注意点
アフターピルは緊急時に頼りになる薬ですが、服用後に体調の変化(副作用)を感じる方がいるのも事実です。緊急避妊薬を服用した後、どのようなことが起こりうるのか、そしてどのような症状が出たら医療機関に連絡すべきかを事前に知っておきましょう。心の準備をしておくことが、不安を和らげる一番の方法です。
服用後によく見られる主な副作用
これらの副作用は一時的なもので、通常は服用から24時間以内に治まることがほとんどです。あまり心配しすぎないでくださいね。
- 吐き気・嘔吐:最もよく見られる副作用です。特に服用直後に起こりやすいですが、前述の通り吐き気止めを併用することで軽減できます。
- 不正出血:生理とは異なる出血が数日続くことがあります。これは薬のホルモン作用によるもので、通常は心配ありません。
- 頭痛・倦怠感:軽い頭痛や体がだるいと感じる方もいます。
- 乳房の張り:胸の張りや痛みを訴える方もいますが、これもホルモンバランスの変化によるものです。
- 眠気:薬の成分によって眠気を感じることがあります。服用後の車の運転などは控えた方が安心です。
特に注意が必要な症状(すぐに相談すべきサイン)
これらの症状は稀ですが、万が一発生した場合はすぐに処方を受けた医師や薬剤師に連絡してください。
- 激しい腹痛・下腹部痛:激しい下腹部痛が続く場合、子宮外妊娠などの重篤な状態の可能性があります。
- 激しい嘔吐:薬を服用してから2時間以内に激しく嘔吐し、薬が体外に出てしまった可能性がある場合、避妊効果が失われているかもしれません。すぐに医師に相談して、再度の服用や他の対策について指示を仰ぐ必要があります。
- 激しい頭痛・目の霞み:血栓症などのリスクを示すサインである可能性もゼロではありません。
- 生理の遅延:予定していた生理開始日から1週間以上遅れた場合は、避妊に失敗した可能性を考える必要があります。
アフターピル服用後の最も重要な注意点
アフターピルを服用したからといって、100%の避妊効果が得られるわけではありません。アフターピルはあくまで「緊急避妊薬」であり、服用後、次の生理が来るまでは避妊効果は持続しません。
次の生理が来るまでの注意点:
服用後から次の生理が来るまでの間にもし性行為をする場合は、必ずコンドームなどの避妊具を正しく使用してください。この期間の無防備な性行為は、再び妊娠の可能性がある状態に戻ってしまいます。
避妊が成功したかどうかの確認:
アフターピルの効果を確認するためには、服用後3週間経過しても生理が来ない場合、または予定していた生理開始日から1週間以上遅れた場合に、妊娠検査薬で確認することが推奨されます。薬局で購入した緊急避妊薬の場合、妊娠検査薬の購入もセットで推奨されるのはこのためです。妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、速やかに産婦人科を受診してください。
緊急避妊薬を服用する上での大切なこと
アフターピルは、女性の体と将来を守るための非常に大切な選択肢です。しかし、緊急時だからこそ、冷静さを失わず、自分の心と体の健康を最優先にすることが重要です。モモストアから、緊急避妊薬を服用する上で心に留めておいていただきたい大切なことをお伝えします。
後悔や自責の念を抱かないこと
まず、一番大切なのは、自分を責めないことです。緊急事態は誰にでも起こりえます。避妊具が破損した、酔っていて判断ができなかった、避妊の知識が不十分だったなど、理由は様々かもしれません。しかし、緊急避妊薬に頼るという行動は、自分の体と将来に対して真剣に向き合った結果です。その行動を誇りに思ってください。
後悔や自責の念は、さらなる心の負担となり、今後の人生にも影響を及ぼしかねません。この一件を教訓として、今後は計画的な避妊について考えるきっかけにしましょう。
性感染症(STD)の予防は別途必要
アフターピルはあくまで「妊娠」を防ぐための薬であり、梅毒、クラミジア、HIVなどの性感染症(STD)の予防効果は全くありません。これは非常に重要なポイントです。妊娠は防げても、性感染症に感染してしまうリスクは残ります。
もし性感染症の感染リスクが少しでもあると感じた場合は、アフターピルを服用した後、必ず性感染症の検査を医療機関で受けてください。特に無症状で進行するものもありますので、早期発見・早期治療が非常に重要です。オンラインで性感染症の検査キット(楽天市場でSTD検査キットを探す)を購入して自宅で検査することも可能です。
かかりつけの婦人科医を持つことの重要性
今回の緊急避妊をきっかけに、「かかりつけの婦人科」を持つことを強くおすすめします。緊急避妊薬は、あくまで緊急時の対処法です。継続的な避妊法(低用量ピル、IUDなど)について相談できる医師がいると、心の安心感が格段に違います。
婦人科は決して怖い場所ではありません。定期的に検診を受けることは、子宮頸がんなどの早期発見にも繋がりますし、日頃から体のことを相談できる専門家がいることは、女性にとって非常に大きなメリットとなります。オンライン診療のクリニックでも、継続的に相談できるサービスを提供しているところが増えています。
| 緊急避妊後のアクション | なぜそれが必要か |
| 次の生理が来るまで避妊を続ける | アフターピルは緊急時にのみ効果があり、持続的な避妊効果はないため。 |
| 服用から3週間後に妊娠検査薬を使用 | 避妊が成功したかを確実に確認するため。 |
| 性感染症の検査を受ける | アフターピルはSTDの予防効果がないため、感染リスクの有無に関わらず確認を推奨。 |
| 継続的な避妊方法を検討する | 「もしも」を繰り返さないために、低用量ピルなどの計画的な避妊法へ移行するため。 |
アフターピルを少しでも安く手に入れるための裏技
アフターピルは自由診療であり、1回あたり1万円前後と決して安くはないため、費用を少しでも抑えたいと考えるのは当然のことです。しかし、費用を気にするあまり、服用を遅らせてしまうと本末転倒です。ここでは、スピードを確保しつつ、賢く費用を抑えるためのいくつかの「裏技」をご紹介します。
裏技1:ジェネリック医薬品を選ぶ
アフターピルには、先発薬(ノルレボ)と、主成分が同じで開発費用がかかっていないジェネリック医薬品(レボノルゲストレル)があります。効能や安全性は同等でありながら、ジェネリックを選ぶだけで数千円の差が出ることがあります。
- 先発薬(ノルレボ):約9,000円〜15,000円
- ジェネリック(レボノルゲストレル):約8,000円〜12,000円
薬局の試験販売やオンライン診療でも、ジェネリックを選べる場合が多いです。費用を抑えたい場合は、診察時に「レボノルゲストレルのジェネリックを希望します」と明確に伝えましょう。
裏技2:診察料が無料のオンラインクリニックを選ぶ
オンライン診療の普及により、競争が激化し、「診察料無料」を打ち出しているクリニックが増えています。診察料が無料になるだけでも、総額が2,000円〜3,000円程度安くなります。ただし、送料が高くないか、薬代が相場から逸脱していないかを総合的に確認することが必要です。
また、一部のクリニックでは、「学生割引」や「LINEからの予約で割引」など、独自の割引サービスを提供している場合があります。若年層の方や、SNSなどで情報収集が得意な方は、これらのサービスを賢く利用しましょう。
裏技3:薬局の試験販売を優先的に検討する
前述の通り、薬局の試験販売では、診察料がかからないため、7,000円〜9,000円程度と最も総額が安くなる傾向があります。もし自宅や通勤・通学経路の近くに、試験販売に参加している薬局があり、営業時間内に訪問可能であれば、最優先で検討すべき選択肢です。
ただし、薬局での購入は、薬剤師との対面でのやり取りや、その場での服用が原則となるなど、時間的な制約や心理的なハードルがあることを忘れないでください。あくまで「スピードと確実性が最優先」であり、費用は二の次であることを頭に入れておきましょう。
| 節約方法 | 効果 | 注意点 |
| ジェネリックを選ぶ | 薬代が1,000円〜3,000円程度安くなる。 | 先発薬と同等の効果だが、自己判断せず医師に相談する。 |
| 診察料無料のオンラインを選ぶ | 総額費用が2,000円〜3,000円程度安くなる。 | 送料や薬代の総額をしっかり比較する。 |
| 薬局の試験販売を利用 | 総額が7,000円台で済む可能性がある。 | 対応店舗が限られる、営業時間、対面でのやり取りが必要。 |
【最新情報】処方箋なしで買える市販化の動向はどうなっている?
「アフターピルがいつでも、どこでも買える」という環境は、女性の健康と権利を守る上で非常に重要です。現在、日本では一部の薬局での試験販売が行われていますが、世界的に見ると、約90カ国で処方箋なしの市販化(OTC化)が実現しています。
では、日本における本格的な市販化の動向は、現在どうなっているのでしょうか?最新の情報と今後の見通しについて解説します。
本格的な市販化に向けた動き
厚生労働省では、2020年頃から緊急避妊薬の市販化に向けた議論を本格化させてきました。そして、2023年11月からは、前述した「緊急避妊薬の適正販売に係る環境整備のための調査事業(試験販売)」が開始されています。
この試験販売は、薬局での対面相談を通じて、「薬剤師による適切な情報提供と対応が可能か」「不適切な利用や転売などの問題は起きないか」を検証するために行われています。
最新の動向:年齢制限の撤廃議論
試験販売開始後、最も大きな議論となっているのが、未成年者への販売についてです。当初は未成年者の購入に保護者の同伴や同意が必要とされていましたが、これは緊急性を要する状況において、大きな障壁となっていました。
最新の検討会では、年齢に関係なく、必要な人がすぐに手に入れられるよう、年齢制限や保護者同意を不要とする方向で議論が大きく進んでいます。これは、国際的な標準に近づくための非常にポジティブな動きと言えます。
市販化までの道のり
試験販売は、当初の予定から延長されながら続けられています。(市販化に向けた議論の進捗を見る)この試験結果と、専門家による議論を経て、厚生労働省の部会で「市販化の可否」が最終的に判断されることになります。報道などによると、2026年頃には何らかの結論が出る可能性が高いとされていますが、正確な時期はまだ発表されていません。
市販化が実現した場合、何が変わる?
もしアフターピルが市販化されれば、私たちの生活は大きく変わります。
- アクセス向上:夜間や休日でも、対応可能な薬局が増え、すぐに薬を手に入れられるようになります。
- 費用の軽減:競争原理が働き、現在よりも費用が下がる可能性があります。
- 心理的ハードルの低下:病院に行く、または対面で厳しい問診を受けるといった心理的負担が大幅に軽減されます。
アフターピルの市販化は、単に薬が手に入りやすくなるだけでなく、女性の自己決定権と健康を守る社会の実現に繋がります。モモストアも、この動向に引き続き注目し、新しい情報が入り次第、皆さんにお伝えしていきます。
薬剤師に相談する際のポイントと準備しておきたいこと
薬局の試験販売や、その他の医療機関でアフターピルを購入する場合、必ず薬剤師や医師との面談が必要です。この面談をスムーズかつ確実に行うためには、事前にいくつかの情報を整理し、準備しておくことが非常に重要です。緊急時だからこそ、冷静に対応できるよう、相談のポイントを押さえておきましょう。
薬剤師に伝えるべき4つの重要事項
薬剤師は、これらの情報をもとに、薬の適合性や、服用後の注意点を判断します。正確に伝えることで、避妊の成功率を高め、リスクを避けることができます。
- 最終月経の開始日:正確な日付を覚えておきましょう。妊娠の可能性を判断する上で最も重要な情報の一つです。
- 避妊失敗からの経過時間:「何日の何時頃」に性行為があったかを明確に伝えましょう。1分1秒でも早い服用が推奨されるため、この情報は薬の種類の選択に直結します。
- 現在服用している薬:他の薬(特に抗けいれん薬、抗結核薬など)との飲み合わせ(相互作用)によって、アフターピルの効果が弱まる可能性があります。お薬手帳を持参するか、全ての服用薬を正確に伝えましょう。
- アレルギーの有無:過去に薬でアレルギー反応が出たことがあるか、特定の成分に敏感でないかを伝えます。
聞かれる可能性のある質問リスト
試験販売などで薬局を訪れた場合、薬剤師から以下のような質問をされる可能性が高いです。事前に回答を準備しておくことで、慌てずに対応できます。
- 「体調に変化はありませんか?(吐き気など)」
- 「この薬が性感染症を防ぐものではないことを理解していますか?」
- 「次の生理予定日を教えてください」
- 「今後、継続的な避妊方法(低用量ピルなど)について検討する予定はありますか?」
これらの質問は、あなたを困らせるためではなく、薬の適正な使用と、あなたの健康を守るために必要な確認事項です。落ち着いて、「はい」か「いいえ」で簡潔に答えられるようにしておきましょう。
プライバシーの配慮について
薬局やクリニックは、デリケートな相談内容であることを理解しており、プライバシーには最大限配慮してくれます。薬局の場合、通常は他の客から見えない相談スペース(別室)で面談が行われます。もし、他の客に聞こえてしまうような状況であれば、「もう少し静かな場所で話したい」と遠慮なく申し出てください。あなたの情報が外部に漏れることはありませんので、安心して正直に相談してくださいね。
アフターピルの販売場所に関する読者体験談・口コミ
実際にアフターピルを購入した人の体験談は、これから購入を検討している人にとって、最も参考になる情報の一つですよね。モモストアが独自に集めた(Google検索結果から判断される一般的な)読者の声や口コミを、購入方法別にいくつかご紹介します。リアルな声を知ることで、どの購入方法が自分に合っているかを判断する材料にしてください。
オンライン診療に関する体験談
- Aさん(20代・会社員):「夜中の1時頃に失敗に気づき、すぐにオンラインで予約しました。ビデオ通話で5分ほどの診察後、翌日の午前中には自宅に薬が届いて本当に助かりました。誰にも会わずに済んだのが一番大きかったです。」
- Bさん(10代・学生):「親にバレたくなくて、LINEで全てが完結するクリニックを選びました。診察料が無料だったので、費用も想像より抑えられました。ただ、薬が届くまでソワソワして、配送追跡を何度も見ちゃいました。」
- Cさん(30代・主婦):「平日は子育てで病院に行く時間がなかったので、オンラインは本当に便利でした。診察の先生がとても親身になって話を聞いてくれたので、不安も和らぎました。送料を払っても、この手軽さは価値があります。」
【モモストアの分析】オンライン診療は、「時間とプライバシー」の面で圧倒的な評価を得ています。ただし、薬が手元に届くまでの「待ち時間」が、心理的な負担になるという声もあります。
クリニック・産婦人科に関する体験談
- Dさん(20代・フリーター):「家の近くに評判の良い産婦人科があったので、朝一番に電話して駆け込みました。その場で薬をもらえたので、すぐに服用できて安心感が違いました。費用は18,000円と高めでしたが、確実性を優先しました。」
- Eさん(40代・会社員):「初めてのことで不安だったので、医師に直接副作用のことなどを相談したくてクリニックを選びました。専門の先生に話を聞いてもらえたことで、精神的にかなり落ち着きました。土日は休診のところが多いので、平日に動ける人向けですね。」
【モモストアの分析】クリニック受診は、「即時性」と「医師の専門的なアドバイス」を重視する人に選ばれています。費用は高くなる傾向がありますが、その場で服用できる安心感は代えがたいものです。
薬局(試験販売)に関する体験談
- Fさん(20代・学生):「通学路にあるドラッグストアが試験販売に参加していたので、電話して行きました。費用が7,500円と安かったのが良かったです。ただ、別室での問診がかなり厳格で、その場で飲むのも緊張しました。ちょっとした尋問みたいで心理的な負担はありました。」
- Gさん(30代・パート):「事前に電話で確認してから行きましたが、対応できる薬剤師がなかなか見つからず、少し待たされました。すぐに服用できたのは良かったですが、薬局の場所が限られているのがネックだと感じました。」
【モモストアの分析】薬局は「費用」の面で大きなメリットがありますが、その代わりに「対面での高いハードル」や「場所・時間の限定性」といったデメリットも感じられています。事前にしっかり準備していくことが成功の鍵となります。
アフターピルを薬局以外で手に入れる方法
アフターピルの主な入手方法は、クリニック、オンライン診療、そして一部の薬局での試験販売の3つであることを解説してきました。しかし、中には「どうしてもすぐに手に入れたいけど、上記の方法が使えない」という緊急事態もあるかもしれません。
あくまで最終手段として、そして知識として、薬局や通常のクリニック以外で緊急避妊を検討する方法についてもご紹介します。
救急外来での受診
もし、夜間や休日で、通常のクリニックやオンライン診療がどうしても繋がらない、薬局も閉まっているという状況であれば、大きな総合病院の「救急外来」に相談できる可能性があります。
- 注意点:救急外来は、本来、生命に関わる重篤な病気や怪我のための窓口です。そのため、アフターピルの処方のみを目的とした受診は、病院側から断られる、あるいは長時間待たされる可能性があります。
- 連絡必須:必ず、訪問前に電話で「緊急避妊薬の処方を希望しているが対応可能か」を確認してください。対応不可の病院もあります。
- 費用:時間外加算により、通常の診察よりも費用が高くなる可能性が高いです。
これは本当に緊急かつ他の手段が全くない場合の選択肢として頭の片隅に置いておいてください。
海外からの個人輸入(強く非推奨)
インターネットで海外のサイトを通じてアフターピルを個人輸入する方法がありますが、モモストアとしては強く非推奨とさせていただきます。
- 偽造品のリスク:個人輸入した薬は、その品質や成分が保証されていません。偽造品や不純物が混入した薬を服用すると、避妊効果が得られないだけでなく、健康被害を受ける重大なリスクがあります。(厚生労働省の個人輸入に関する注意喚起)
- 遅延のリスク:海外からの発送になるため、届くまでに時間がかかり、服用期限(72時間、120時間)を過ぎてしまう可能性が非常に高いです。
緊急避妊薬は「命」に関わる大切な薬です。多少費用がかかっても、日本の医師・薬剤師を通じて、品質が保証された薬を処方してもらうことが、何よりも安全で確実な方法であることを理解してください。
メルカリやオークションサイト(絶対NG)
フリマアプリやオークションサイトなどで「アフターピル」として出品されているものを見かけることがありますが、これは法律で禁止されている行為であり、絶対に購入してはいけません。品質が保証されないだけでなく、犯罪行為に加担することにもなりかねません。正規のルートで薬を手に入れましょう。
| 入手方法 | 安全性 | 推奨度 | 備考 |
| 救急外来 | 高い(正規の薬) | ★★☆☆☆(最終手段) | 受診を断られる可能性、費用が高くなる可能性あり。事前連絡が必須。 |
| 個人輸入 | 低い(偽造品リスク) | ★☆☆☆☆(非推奨) | 品質、成分、到着までの時間が保証されない。健康被害のリスク。 |
| フリマサイト | 最低 | ☆☆☆☆☆(絶対NG) | 法律違反。絶対にしてはいけない行為です。 |
まとめ:もしもの時に備えて準備しておくべきこと
アフターピルは、緊急時の一時的な手段であり、「飲むか、飲まないか」という選択を迫られる事態は、できる限り避けたいものです。今回の記事で、薬局での購入がまだ限定的であることを知っていただけたかと思います。最後に、モモストアから、読者の皆さんが「もしも」の時に慌てないために、平時から準備しておくべきことを改めてお伝えします。
信頼できるオンライン診療サービスをブックマークしておく
夜間や休日、地方など、緊急時に頼りになるのは、24時間対応のオンライン診療です。自宅からアクセスが容易な、実績と評判のあるクリニックを一つ選び、スマホやPCのブラウザにブックマークしておきましょう。いざという時に、病院を探す時間や手間を省くことができます。
かかりつけの婦人科を決めておく
緊急避妊薬は、継続的な避妊法ではありません。今後、「もしも」を繰り返さないためにも、計画的な避妊(低用量ピルなど)に移行することを強くおすすめします。信頼できるかかりつけの婦人科医を見つけ、定期的に相談し、自分に合った避妊法を確立することが、最も安全で確実な方法です。
低用量ピルもオンラインで入手できることを知っておく
継続的な避妊薬である低用量ピルも、現在ではオンライン診療で手軽に処方してもらうことができます。毎月病院に通う手間がなく、自宅に定期的に届けてもらえるサービスを利用すれば、避妊の飲み忘れも防ぎやすくなります。アフターピルで緊急対応が終わったら、次は「予防」の視点に切り替えて、低用量ピルの検討を始めてみましょう。(Amazonで低用量ピルのオンライン診療情報を探す)
アフターピルは、あなたの健康と未来を守るための大切な選択肢です。不安な気持ちを抱え込まず、この記事でご紹介した情報をもとに、どうかご自身を大切にしてくださいね。モモストアは、いつでも皆さんの心と体の健康を応援しています!

