北海道産うにを通販でお取り寄せするならこれ!失敗しない種類と人気ショップ徹底比較
「うに」と聞くと、あの濃厚な甘さと磯の香りを想像して、思わずヨダレが出ちゃいますよね!
特に北海道産のうには、別格です。
でも、通販だと「どれを選べば失敗しないの?」「ミョウバンは大丈夫?」と不安になる方も多いはず。
この記事では、北海道うに通販で後悔しないためのすべてをモモストアが徹底解説していきます!
本当に美味しい極上のうにを選び抜くための知識をしっかり身につけて、ぜひ最高のうに体験をしてくださいね。
・知っておきたい!通販で選べる北海道産うにの主要な種類と旬の時期
・【失敗しないための絶対条件】塩水うにと箱うに(板うに)の違いを徹底解説
・北海道うに通販で人気の老舗・専門店をモモストアが厳選比較
・無添加・ミョウバン不使用の「塩水うに」が選ばれる理由とメリット
北海道の「うに」はなぜ別格?漁場と餌が育む濃厚な甘さの秘密

うに好きなら誰もが知る事実ですが、やはり北海道産のうには、別格の存在です。なぜ、これほどまでに北海道のうにが濃厚で甘く、世界中の食通を唸らせるのか、その秘密は「漁場」と「餌」にあります。この基本的な知識を知るだけで、通販でうにを選ぶ目が格段に上がりますよ。
最高級の旨味を生み出す「餌」の正体とは
うにの美味しさを決める最大の要因、それは「何を食べて育ったか」に尽きます。うには海藻を食べて育ちますが、特に北海道周辺の冷たい海域で育つうにの餌は、質が違います。
北海道の周辺には、親潮と黒潮が交わる豊かな漁場が広がり、そこで育まれる昆布や海藻類は、栄養価が非常に高いことで知られています。特に有名なのが、羅臼昆布や利尻昆布といった最高級ブランドの昆布です。これらの良質な昆布を贅沢に食べて育ったうには、他の地域のうにとは比べ物にならないほど、身に甘みとコクを蓄えます。
人間が美味しいお肉の「サシ」や「脂」を評価するように、うにの美味しさは、この昆布由来の極上の風味と甘さによって決まるわけです。水深の深い冷たい海で時間をかけてゆっくりと育つため、身が締まり、舌の上でとろけるような独特の食感が生まれるんですね。この環境と餌の奇跡的な組み合わせこそが、北海道うにを「海の宝石」と呼ぶ所以なのです。通販で選ぶ際には、「昆布を食べて育った」という説明があるかどうかも、ぜひチェックしてみてください。この極上の餌があるからこそ、北海道のうには他では真似のできない唯一無二の濃厚さを獲得しているわけです。知床半島沖の羅臼昆布や、礼文島・利尻島の利尻昆布など、その昆布の産地ごとにうにの味わいも微妙に変化するため、産地ごとの味比べをするのも、うに通販の大きな楽しみ方の一つと言えるでしょう。この知識があれば、ただ「北海道産」というだけでなく、「どの産地のうにが食べたいか」という明確な基準を持って選ぶことができます。
冷たい海流と加工技術が守る「鮮度と品質」
北海道の海は、年間を通じて水温が低く保たれています。この低水温の環境こそが、うにの鮮度と品質を保つ上で非常に重要な役割を果たしています。
うには、水揚げされてから時間との勝負になる非常にデリケートな食材です。高水温だとすぐに品質が劣化してしまいますが、北海道の海は天然の冷蔵庫のようなものです。この冷たい海水の中で育つことで、うにはゆっくりと成長し、身が固く、濃密な味わいを持つようになります。また、水温が低いことで雑菌の繁殖も抑えられるため、より衛生的で鮮度の高いうにが漁獲される環境が整っているのです。
さらに、北海道のうに漁師さんや加工業者さんは、その鮮度を守るための高い加工技術を持っています。特に、ミョウバンを一切使わない「塩水うに」として提供できるのは、水揚げから加工、そして消費者の手元に届くまでのプロセス全体で、徹底した鮮度管理が行われている証拠でもあります。具体的には、水揚げ直後のうにを丁寧に殻から取り出し、海水に近い濃度の塩水で洗浄し、すぐにパック詰めして急速冷却するという一連の作業が、極めて短時間で、かつ熟練の技術によって行われます。この「鮮度へのこだわり」と「加工技術の高さ」が、北海道のうにが持つ価値をさらに高めているのです。通販を選ぶ際には、「水揚げから何時間以内に加工されたか」といった情報が記載されているかどうかも、安心感につながるポイントになりますよ。漁場から加工場、そして流通までのコールドチェーンがしっかり確立されているショップを選ぶことが、失敗しないための極意と言えるでしょう。このような背景を知ることで、届いたうにへの感謝の気持ちも一層深まりますね。
知っておきたい!通販で選べる北海道産うにの主要な種類と旬の時期
北海道のうにと言っても、実は一種類ではありません。主に流通しているのは、「エゾバフンウニ」と「キタムラサキウニ」の2種類が主役です。どちらも絶品ですが、味わいや特徴、そして旬の時期が異なりますので、自分の好みや食べたい時期に合わせて選ぶことが、通販で失敗しないための大きな鍵となります。
うにの王様「エゾバフンウニ」の濃厚なコクと旬
北海道産うにの中で、「うにの王様」と称されるのがエゾバフンウニです。その特徴は、なんといっても「濃厚さ」と「強い甘み」にあります。
見た目はやや赤みがかったオレンジ色をしており、身が小さめで粒立ちが良いのが特徴です。その名の通り、まるで馬糞のような形をしていることからこの名前がつきました。身が小さい分、昆布などの餌の栄養が凝縮されており、口に入れた瞬間に強い旨味とバターのような濃厚なコクが広がります。まさに「これぞうに!」と感じさせる、パンチの効いた味わいです。エゾバフンウニの濃厚な旨味は、特に日本酒や焼酎といった和のアルコールとも非常に相性が良く、贅沢なおつまみとしても最高です。また、パスタやリゾットといった洋食にアレンジする際にも、その濃厚さのおかげでソースに負けない強い風味を発揮してくれます。このパンチのある味わいを求めて、多くのうにフリークがエゾバフンウニを指名買いするのです。
エゾバフンウニの旬は産地リレーで楽しめる!
エゾバフンウニは、漁場や時期によって異なりますが、一般的には夏から秋にかけてが最盛期となることが多いです。しかし、北海道は広いので、産地をリレーすることで、特定の期間以外でも漁獲されることがあります。
例えば、知床半島の羅臼では冬から春先、北方四島に近い海域では比較的長く漁が行われます。つまり、北海道全域で考えると、一年を通してどこかの海域で旬のエゾバフンウニが水揚げされている、ということになります。通販サイトで「その時一番旬な産地」をチェックするのがおすすめです。濃厚なうに丼や、軍艦巻きでその味を存分に堪能したい方には、このエゾバフンウニがイチオシです。特に冬から春にかけての寒い時期に獲れるエゾバフンウニは、身が締まっていて格別な美味しさがありますので、ぜひシーズンを狙って注文してみてください。
上品で繊細な味わい「キタムラサキウニ」の特徴と旬
もう一つの主役がキタムラサキウニです。こちらはエゾバフンウニと比べると、「上品さ」と「さっぱりとした甘み」が際立ちます。見た目は淡い黄色やクリーム色をしており、身が大きく、殻の中の可食部分が多いのが特徴です。その身の大きさから、食べ応えがあるのも魅力の一つです。
キタムラサキウニは、そのクセの少ない繊細な甘みと、滑らかな舌触りから、高級寿司店でも好んで使われることが多い種類です。磯の香りは控えめで、純粋な甘さを楽しみたい方には最適です。初めてうにを食べる方や、さっぱりと贅沢な気分を味わいたい方にもおすすめできます。この上品な味わいは、日本酒や白ワインとも相性が抜群ですよ。特に繊細な魚介類と一緒に刺身盛り合わせとしていただく際に、他の魚介の味を邪魔しないバランスの良さが光ります。
キタムラサキウニの旬は初夏から夏が本番!
キタムラサキウニの旬は、産地にもよりますが、主に春から夏にかけて、特に積丹半島周辺で水揚げされるものが有名です。積丹のウニ漁解禁(通常6月〜8月)の時期になると、多くの通販サイトで「積丹産キタムラサキウニ」が販売され、瞬く間に売り切れてしまうほどの人気を誇ります。この時期に北海道旅行に行けない方も、通販でその鮮度と旬の味を自宅で楽しむことができます。キタムラサキウニは、エゾバフンウニと比べて漁期が短い傾向にあるため、旬の時期を逃さないよう、事前に通販サイトの情報をチェックしておくことが重要です。どちらのうにも最高の品質ですが、濃厚な旨味派ならエゾバフンウニ、上品な甘さ派ならキタムラサキウニと覚えておくと、通販でのうに選びがぐっと楽になりますね。予算や時期に合わせて、ぜひ両方の味を比べてみてください。ちなみに、寿司職人の中には、濃厚なエゾバフンウニよりも、素材の味がストレートに伝わるキタムラサキウニを好む方も多いんですよ。
【失敗しないための絶対条件】塩水うにと箱うに(板うに)の違いを徹底解説
通販でうにを選ぶ際、最も重要で、かつ多くの人が疑問に感じるのが、「塩水うに」と「箱うに(板うに)」の違いでしょう。この二つの形態の違いを知っているかどうかで、届くうにの「味」と「鮮度」が天と地ほど変わってきます。失敗を避けるためには、この知識が絶対不可欠です。
ミョウバン不使用の感動的な味「塩水うに」とは?
もしあなたが「うに本来の、獲れたての味を自宅で楽しみたい」と願うなら、迷わず「塩水うに」を選んでください。塩水うにとは、殻から取り出したうにの身を、海水と同じくらいの濃度の塩水に浸してパックしたものです。このパックのメリットは、なんといっても「ミョウバン不使用」である点に集約されます。
なぜミョウバンを使うのかというと、うには非常に崩れやすい食材なので、保存性を高め、形を保つために食品添加物であるミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム)を使います。しかし、ミョウバンは時に「苦味」や「渋み」といった独特の風味をうにに与えてしまい、うに本来の甘さが損なわれる原因になります。このミョウバンの風味を不快に感じる方は非常に多く、うにを敬遠する最大の理由の一つとなっています。
一方、塩水ういはミョウバンを使わずに、うにの細胞膜が最も安定する塩水の中で保存します。この塩水は、単なる食塩水ではなく、ミネラルバランスまで海水に近づけた特別なものが使われることが多く、まるでうにが海の中で泳いでいるような状態を保ちます。これにより、うに本来の甘みが最大限に保たれ、とろけるような食感と、磯の香りが豊かに感じられるのです。新鮮で質の高いうにしか塩水パックにできないため、これが販売されていること自体が、ショップの鮮度管理レベルが高い証拠でもあります。
ただし、塩水ういはミョウバンで固めていない分、箱うによりも消費期限が極めて短い(発送日を含めて2~5日程度)というデメリットがあります。そのため、購入する際は確実に受け取れる日時を指定し、届いたらすぐに食べるための準備をしておくことが大切です。この鮮度への徹底的なこだわりこそが、塩水ういが「うにの最終形態」と呼ばれる所以なのです。この知識を知っているかどうかで、あなたのうに通販体験は劇的に変わるはずです。
一般的な流通形態「箱うに(板うに)」の特徴と注意点
次に、よくデパートや一般的な鮮魚店、回転寿司などで見かけるのが、木箱やプラスチックの容器にきれいに並べられた「箱うに(板うに)」です。
箱うにの最大のメリットは、その「見た目の美しさ」と「日持ちの良さ」です。きれいに粒が整然と並べられているため、贈答品としても人気があります。また、ミョウバンを使用して形を保っているため、塩水うにに比べて消費期限がやや長く設定されていることが多いです。遠方への贈り物や、少しずつ何日かに分けて楽しみたい、という方には便利な形態と言えます。
しかし、通販で失敗を避けるための最大の注意点がここにあります。箱うにの中には、ミョウバンを使用しているものが多いということです。すべてが悪いわけではありませんが、ミョウバンの量が多いと、うに本来の甘さがミョウバン特有の苦味で打ち消されてしまう可能性があります。また、箱うにの中には、形を整えるために粒を重ねて詰めているものもあり、下層のうにが重みで潰れてしまうこともあります。この点も、写真や商品説明だけでは判断が難しいところです。
通販サイトで箱うにを選ぶ際は、必ず商品詳細を確認し、「ミョウバン不使用」「無添加」と明記されているものを選ぶように心がけましょう。最近では、ミョウバンを使わずに高度な技術で加工し、形を保っている高品質な箱うにも流通していますが、価格はそれなりに高くなります。ご自宅用で「とにかく味重視!」なら塩水うに、「贈り物として見た目も重視したい」なら「無添加」の箱うにを選ぶのが賢い選択と言えます。見た目の美しさと、純粋な甘さ、どちらを優先するかで選ぶ形態は変わってきますが、モモストアとしては、やはり塩水ういでの「獲れたて体験」を強くおすすめします。
| 形態 | 塩水うに | 箱うに(板うに) |
| 主な特徴 | ミョウバン不使用。獲れたての味。 | ミョウバン使用が多い。見た目が美しい。 |
| 味わい | 濃厚で純粋な甘み、とろける食感。苦味なし。 | ミョウバンにより苦味が出ることがある。 |
| 鮮度・日持ち | 極めて短命(要冷蔵2〜5日)。 | やや長持ちする。 |
| 選び方のコツ | 味重視ならこれ一択。届いたらすぐ食べる。 | 「無添加」「ミョウバン不使用」を必ず確認。 |
北海道うに通販で人気の老舗・専門店をモモストアが厳選比較
北海道のうにを通販で買う際、どこで買うかというショップ選びも非常に重要です。信頼できる老舗や専門店は、漁獲ルートが安定しており、何よりも鮮度と品質に対するこだわりが違います。ここでは、多くのうに好きから支持されている人気のショップの特徴を比較しながら、あなたが選ぶべき基準を解説します。
漁師との強い繋がりを持つ「産地直送型」の魅力
北海道には、漁師さんや地元の水産会社が直接運営している通販サイトが多く存在します。これらは「産地直送型」と呼ばれ、中間業者を挟まないため、最高の鮮度とコストパフォーマンスを両立できるのが最大の魅力です。
例えば、特定の漁港の名前を冠したショップや、漁期が限定されるうにを専門に扱うショップなどがこれに当たります。彼らは、天候や水揚げ量に応じて商品の出荷可否を厳しく判断するため、「今週は水揚げが少ないから販売を見送ります」といった対応をすることもあります。これは消費者にとっては「欲しい時に買えない」というデメリットに感じるかもしれませんが、裏を返せば、「最高の状態のうにしか売らない」という強い品質へのこだわりの証拠です。彼らにとっては、一度でも品質の悪いうにを売ってしまうと、長年築き上げてきた漁師や産地の信頼を失ってしまうことになるため、その品質管理は非常に厳格です。特に、天候によって漁に出られない日は、正直に「水揚げなし」と公表する透明性の高いショップは、非常に信頼できます。
産地直送型を選ぶ際のチェックポイント
このようなショップを選ぶ際は、サイト内に「漁師の顔が見える」「加工場の写真がある」「その日の水揚げ情報が更新される」など、具体的な情報が掲載されているかを確認すると、信頼性が高いと判断できます。特に塩水うにを購入する際は、この産地直送型のショップが一番安心できる選択肢と言えるでしょう。また、特定の産地のうにに特化しているため、その産地特有の味を深く味わいたい、といううに好きの上級者にも支持されています。デメリットとしては、品切れが多いことと、うに以外の海産物(カニやイクラなど)を一緒に購入できない場合があることです。
品揃えと安定感抜群の「総合海産物店」の特徴
一方で、カニやイクラ、ホタテなど、うに以外の北海道の海産物も幅広く取り扱う「総合海産物店」も、通販市場で大きなシェアを占めています。これらのショップの魅力は、何よりも品揃えの豊富さと、安定した在庫供給力です。
産地直送型が特定の時期や特定の産地のうにに特化しているのに対し、総合海産物店は、北海道全域や、時にはロシア・北方四島産の高品質なうにまで幅広く取り扱っています。これにより、「一年を通して、うにが手に入る」という安心感があります。また、ギフト包装やのし対応など、通販サービス全般の利便性が高いことも特徴です。例えば、家族の誕生日や、急な贈り物が必要になった際にも、在庫切れの心配が少なく、安心して注文することができます。
総合海産物店を選ぶ際の注意点
例えば、有名な大手海鮮通販サイトなどは、この総合海産物店に分類されます。初めてうに通販を利用する方や、うに以外の商品も一緒に購入したい方、贈答品として利用したい方には、これらの総合店のきめ細やかなサービスは非常に便利です。
ただし、総合海産物店を選ぶ際には、「うにに対する専門性」をしっかりと見極める必要があります。単なる海産物の一つとして扱っているのではなく、「塩水うににこだわっている」「ミョウバン不使用の商品を前面に出している」など、うにへのこだわりが見えるショップを選ぶことが、失敗を避けるためのポイントとなります。商品の説明文が丁寧で、「この商品はどこ産の、どの加工業者が作ったものか」といった詳細情報が明確に記載されているショップを選ぶようにしましょう。どちらのタイプのショップも一長一短ありますので、あなたの購入目的や優先順位に合わせて選んでみてください。モモストアとしては、まずは産地直送型でその時の最高のうにを体験し、その後、総合海産物店で他の海産物と合わせて購入する、という使い分けをおすすめしています。
無添加・ミョウバン不使用の「塩水うに」が選ばれる理由とメリット
先ほども少し触れましたが、通販でうにを購入する際、「無添加・ミョウバン不使用」の塩水うにを選ぶことは、最高のうに体験をするための最も重要な要素です。なぜ、これほどまでに塩水うにが推奨され、多くのうに好きから熱狂的に支持されるのか、そのメリットを深掘りしていきましょう。
「苦味」の原因を取り除き、純粋な甘さを引き出す
ミョウバンは、前述の通りうにの形を保つための添加物ですが、特に水溶性の高いミョウバンは、うにの身の水分と結合することで、うに本来の細胞を破壊し、独特の苦味やえぐみを生じさせることがあります。これが、「うには苦手」という人が抱くネガティブなイメージの大きな原因の一つです。ミョウバンは、うにの鮮度が落ちるのを遅らせる効果もありますが、その代わりにうにが持つ繊細な甘さを覆い隠してしまうという、まさにトレードオフの関係にあるのです。
しかし、塩水ういは、このミョウバンを一切使用しません。その代わりに、うにが獲れた海の海水と限りなく近い濃度の塩水に浸すことで、うにの細胞が持つ旨味成分を外に逃がさず、細胞膜を安定させます。この塩水の濃度管理こそが、職人の腕の見せ所であり、この濃度がわずかでも狂うと、うにが水っぽくなったり、逆に塩辛くなったりしてしまいます。最高の濃度でパックされた塩水ういは、口に入れた瞬間に感じるのは、雑味のない純粋で濃厚な甘みと、優しい磯の香りだけです。この苦味がないという点が、塩水ういが「獲れたての味」と称される最大の理由なのです。
「以前食べたうにが苦かったからトラウマだ」という方にこそ、ぜひ一度、無添加の塩水うにを試していただきたいですね。その感動的な甘さに、きっとうにへの概念が変わるはずです。この純粋な味わいを最大限に楽しむためには、醤油などの調味料はつけずに、そのままの味を堪能することをおすすめします。
粒立ちが良く、舌の上でとろける「奇跡の食感」
塩水うにのもう一つの大きなメリットは、その「粒立ちの良さ」と「とろける食感」にあります。
ミョウバンを使っていないため、うにの身は必要以上に固められることがありません。箱うにでは、ミョウバンの作用で身が締まりすぎてしまうことがありますが、塩水ういでは、むきたての柔らかさと弾力がそのまま保たれます。パックから取り出し、水を切ってご飯の上に盛り付ければ、一粒一粒がしっかりと自立し、口に入れた瞬間、まるで雪のようにスッと溶けていく感覚を味わうことができます。この繊細な食感は、ミョウバンで固めたうにでは絶対に味わうことができません。
また、塩水ういは、パックを開けた後に残る塩水をよく切ることで、うにの身がより締まり、甘みが凝縮されます。この一手間が、さらにうにの美味しさを引き出すのです。この「とろけるけれど、形は崩れない」という奇跡的な食感は、塩水パックという保存形態だからこそ実現できるものです。この食感こそが、高級寿司店で味わう極上のうにと同等、あるいはそれ以上の体験を自宅で再現できる秘訣と言えるでしょう。
「うに丼にするなら、絶対に塩水うに!」これは、うに好きの間では常識となっています。その滑らかな舌触りと濃厚な風味を最大限に楽しむためにも、通販では多少値段が高くなっても、この塩水ういを第一候補として検討してみてください。塩水ういを食べる際は、パックから取り出した後の水切り作業を丁寧に行うことが、最後の仕上げとして非常に重要ですよ。
どこ産を選ぶ?北海道主要産地(積丹・利尻・羅臼・松前)ごとの味の違い
北海道と一口に言っても、広い海域でうに漁が行われており、その産地によってうにの味には明確な個性があります。この味の違いは、うにが食べる海藻(昆布)の種類や水温、海流の違いから生まれるものです。まるでワインのテロワール(土壌)のように、産地の情報を知ることで、より深くうにの味を楽しめるようになります。
積丹(しゃこたん)産:キタムラサキウニの聖地
北海道の西側、日本海に突き出た積丹半島は、「積丹ブルー」と呼ばれる美しい海の色で知られ、特にキタムラサキウニの最高級品が獲れることで有名です。
積丹産のキタムラサキウニは、その漁期の短さ(主に夏場)と、雑味のないクリアな甘さが特徴です。積丹周辺の海域は、潮の流れが速く、良質な海藻が豊富に育つため、うにの身がぎゅっと詰まり、上品な味わいになります。この上品さゆえに、醤油などをつけずにそのまま食べるのが一番美味しいとされています。まるで透明度の高い海を思わせるような、繊細で澄んだ甘みを体験したい方は、積丹産を狙ってみてください。積丹のうに漁解禁(例年6月1日頃)の時期になると、全国からこのキタムラサキウニを求めて注文が殺到しますので、予約販売の情報をこまめにチェックすることをおすすめします。積丹ブルーの海が育む、この上なく洗練された味わいをぜひ堪能してください。
利尻(りしり)・礼文(れぶん)島産:高級昆布を食べて育った極上品
利尻島と礼文島周辺の海域は、「利尻昆布」という最高級の出汁昆布の産地としても知られています。この良質な利尻昆布を贅沢に食べて育つため、この島々で獲れるうには格別の濃厚な旨味を持っています。
主に獲れるのはエゾバフンウニとキタムラサキウニの両方ですが、特に利尻昆布を餌とするエゾバフンウニは、「うにのフォアグラ」とも称されるほど、濃厚なコクと強い甘みが特徴です。利尻・礼文島産は、北海道内でも特に高級品として扱われるため、価格は高めですが、その価値は十分にあります。特別な日のお取り寄せや、大切な方への贈り物として失敗したくない場合に最適な産地と言えます。利尻昆布の持つ上品な香りと旨味が、うにの身に凝縮されているため、一口食べるとその風味の深さに驚くはずです。その分、流通量も少なく、非常に希少価値が高いので、見つけたらすぐに注文することをおすすめします。
羅臼(らうす)産:世界遺産の海で育つ最強のコク
知床半島沖にある羅臼の海は、世界遺産にも登録されるほど豊かな自然が残る場所です。ここでは、「羅臼昆布」という、これまた最高級の昆布が育ちます。この羅臼昆布は、味が濃く、出汁の旨味が強いのが特徴ですが、これを食べる羅臼産のエゾバフンウニは、北海道の中でも最強クラスの濃厚さと、深いコクを持っています。
羅臼産のうには、冬から春先にかけて漁期を迎えることが多く、寒い時期に獲れるうに特有のとろけるような口溶けと、力強い磯の風味が魅力です。羅臼昆布を食べて育つうには、他の地域のうにとは一線を画す、圧倒的な旨味成分を含んでおり、舌の上にいつまでもその濃厚な甘さが残ります。うにの味が濃すぎて、ご飯が進みすぎるのが難点かもしれませんね!濃厚なうにを求めてやまない、真のうに好きにおすすめしたい産地です。その力強い味わいは、酒の肴としても最高で、日本酒や焼酎と合わせると、お互いの旨味を引き立て合います。
松前(まつまえ)産:穴場的な良質うにの産地
北海道の最南端、松前町周辺は、津軽海峡の荒波にもまれ、栄養豊富な海流が流れ込む漁場です。ここでは主にキタムラサキウニが獲れますが、積丹産などと比べると流通量が少ないため、比較的リーズナブルな価格で高品質なうにが手に入る穴場的な産地として知られています。
松前産のうには、バランスの取れた甘みと、安定した品質が特徴です。初めて北海道産うにを通販で試す方や、毎日の食卓で気軽に楽しみたい方にとって、松前産は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。シーズンには松前漬けの素材としても使われるほど、地元では愛されているうにです。他の有名産地と比べると、メディア露出は少ないかもしれませんが、地元漁師のこだわりが詰まった、非常に質の高いうにが獲れます。手頃な価格で北海道の美味しいキタムラサキウニを楽しみたいなら、松前産を狙ってみる価値は十分にあります。穴場的な産地ならではの、隠れた名品を見つける喜びも味わえますよ。
| 産地 | 主要なうにの種類 | 味の特徴 | 旬の時期(目安) |
| 積丹 | キタムラサキウニ | 上品でクリアな甘み。雑味がない。 | 夏(6月〜8月) |
| 利尻・礼文 | エゾバフンウニ/キタムラサキウニ | 濃厚なコク、強い甘み。(昆布の旨味) | 夏から秋(7月〜10月) |
| 羅臼 | エゾバフンウニ | 力強いコク、深い旨味。最強クラスの濃厚さ。 | 冬から春先(1月〜4月) |
| 松前 | キタムラサキウニ | バランスの良い甘みと安定した品質。 | 夏から秋(6月〜10月) |
通販の「冷凍うに」は本当に美味しくない?最新の冷凍技術を検証
「生うにが一番美味しいのは分かっているけれど、冷凍うには安くて日持ちがするから気になる…でも、味が落ちるんでしょ?」と思っている方は多いですよね。確かに一昔前は、冷凍うにと言えば水っぽくて苦味が強い、というイメージがありました。しかし、今の冷凍技術は劇的に進化しているのをご存知でしょうか?
従来の冷凍うにが水っぽくなる理由と問題点
従来の冷凍うにが「美味しくない」と言われていた最大の理由は、細胞の損傷にありました。
うにの身はほとんどが水分でできています。この水分をゆっくりと凍らせると、水の分子が大きくなり、細胞膜を突き破ってしまいます。これにより、解凍する際に細胞内の旨味成分や水分が一気に流れ出してしまい、結果として水っぽく、味が薄く、食感がぐにゃぐにゃになってしまうのです。この、解凍時に流れ出す水分を「ドリップ」と呼びますが、ドリップが多いほどうにの旨味が失われている証拠となります。さらに、冷凍する前にミョウバンで処理されていることが多いため、解凍後にミョウバン特有の苦味が強調されてしまうという問題もありました。特に、安価な海外産のうにや、鮮度が落ちたうにを冷凍する場合に、この品質の低下が顕著に現れていました。「冷凍うに=美味しくない」というイメージは、このような過去の冷凍技術や、低品質な原料が原因で定着してしまったと言えます。そのため、通販で冷凍うにを避けていた方も多いと思いますが、今の冷凍技術を知れば、その考えが変わるはずです。
急速冷凍技術「ブランチ製法」が実現した生うにの再現
ところが近年、この冷凍技術の常識を覆す「超急速冷凍」や「ブランチ(blanche)製法」といった新しい技術が開発され、通販の冷凍うにの品質が劇的に向上しています。
ブランチ製法とは、うにを水揚げ後すぐに剥き、生の状態で-40℃以下の超低温で一気に凍らせる方法です。この技術は、魚介類の細胞を傷つけずに凍結させるために開発されました。これにより、水の分子が細胞膜を破壊する暇もなく、極めて小さな氷の結晶となって細胞内に留まります。この結果、解凍してもドリップ(旨味の流出)が極めて少なく、生うにに近い食感と濃厚な甘みを維持できるようになりました。まるで、時が止まったかのように、獲れたての鮮度とうにの味をそのまま閉じ込めることができるのです

