薬局でコロナ検査キットは売ってる?販売場所や正しい選び方、注意点を徹底解説!
こんにちは!モモストアです。
コロナ禍が落ち着いたとはいえ、風邪のような症状が出たときや、ご家族や職場で体調不良者が出た場合など、「念のために検査しておきたいな」と思う瞬間はまだまだありますよね。
特に、急に症状が出たとき、すぐに検査キットが手に入るのかどうかは、非常に気になるところだと思います。
「薬局に行けばすぐに買えるの?」「夜中でも手に入る場所はある?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
このページでは、「今、コロナ検査キットがどこで売っているのか」という最新の販売状況から、いざという時に困らないための「正しい検査キットの選び方」、さらに「購入時の注意点」まで、モモストアが詳しく解説していきますね!
・ドラッグストア各社の取り扱い状況を徹底調査!
・コンビニやホームセンターなど薬局以外での販売状況は?
・検査キットは「医療用」と「研究用」どちらを選ぶべき?
・【重要】購入前に知っておきたい!抗原検査キットとPCR検査キットの違い
- コロナ検査キットはまだ薬局で買えるの?最新の販売状況
- ドラッグストア各社の取り扱い状況を徹底調査!
- コンビニやホームセンターなど薬局以外での販売状況は?
- 検査キットは「医療用」と「研究用」どちらを選ぶべき?
- 【重要】購入前に知っておきたい!抗原検査キットとPCR検査キットの違い
- 薬局で購入する際の具体的な流れと薬剤師への相談
- 夜間や休日に検査キットが急に必要になったら?
- 一番確実!オンライン通販で検査キットを購入する方法
- オンラインで購入する際の「価格」と「納期」比較
- 自宅で検査キットを使う際の注意点と陽性だった場合の対応
- 症状が複数ある方へ:インフルエンザ同時検査キットの選択肢
- 検査キットの「使用期限」と「保管方法」の意外な落とし穴
- コロナ検査キットはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで買える?
コロナ検査キットはまだ薬局で買えるの?最新の販売状況

結論から申し上げますと、2024年現在でもコロナ検査キットは全国の薬局やドラッグストアで購入可能です。ご安心ください。
ただし、コロナの感染症法上の位置づけが変わったことや、販売体制が整ったことなどから、販売方法にはいくつかの変更点や注意点があります。以前のようにどこでも手軽にポンと買える、というわけではなくなっているケースもありますので、事前に知っておくことが大切です。
販売場所は「調剤併設型」の薬局が中心
以前は多くの店舗で販売されていましたが、現在、コロナ検査キット(特に「医療用」)の販売は、薬剤師がいる「調剤薬局」や「調剤併設型のドラッグストア」が中心となっています。
これは、検査キットが「体外診断用医薬品」または「一般用第一類医薬品」として扱われることが多いためです。これらの医薬品は、購入時に薬剤師からの説明や情報提供が義務付けられています。
そのため、あなたが普段利用しているドラッグストアでも、調剤薬局が併設されていない店舗や、その日の時間帯に薬剤師が不在の場合は、検査キットを購入できない可能性があります。特に都市部や駅前の店舗、大型のロードサイド店などでは併設されていることが多いですが、小さな店舗では取り扱いがない場合もあるため、注意が必要です。
在庫状況は店舗によって異なる!事前に確認を
コロナ禍のピーク時とは異なり、現在は検査キットの品薄状態はほぼ解消されていますが、店舗ごとの在庫状況は依然としてバラつきがあります。
特に、地域で感染者が急増しているタイミングや、インフルエンザなど他の感染症が流行している時期には、需要が高まり一時的に在庫がなくなることも考えられます。
急いで検査キットが必要な場合は、必ず店舗に行く前に電話で在庫を確認することをモモストアは強くおすすめします。電話で「コロナの抗原検査キットの医療用はありますか?」と尋ねるのが確実ですよ。
以下の大手ドラッグストアの公式情報や取り扱い店舗リストなどを参照して、最寄りの販売店を探してみましょう。多くのドラッグストアでは、店舗検索ページで調剤薬局の有無を確認できます。
- マツモトキヨシ
- スギ薬局
- ウエルシア
- ツルハドラッグ
これらの店舗だけでなく、地域に根ざした個別の調剤薬局でも取り扱っているケースは多いので、まずは自宅や職場の近くにある薬局に問い合わせてみてくださいね。
販売場所の最新情報については、厚生労働省のホームページや、各自治体の公式情報(Google検索へ)で確認するのが一番確実です。
ドラッグストア各社の取り扱い状況を徹底調査!
日本全国には数多くのドラッグストアがありますが、実はコロナ検査キットの取り扱いや販売方法は各社で少しずつ異なります。「あそこのドラッグストアなら確実!」という場所を知っておくと、いざという時に慌てずに済みますよね。
ここでは、主要なドラッグストアチェーンでの検査キットの取り扱い状況と、購入時のポイントを詳しく解説します。
マツモトキヨシ・ココカラファインの販売体制
マツモトキヨシやココカラファインでは、抗原検査キット(医療用体外診断用薬または一般用第一類医薬品)を取り扱っています。販売場所は、原則として薬剤師が所属する調剤薬局の営業日・営業時間に限られます。
もし、あなたの家の近くのマツモトキヨシの店舗で「売っていない」と言われた場合、それは調剤薬局が併設されていないか、または調剤薬局が営業していない時間帯だった可能性が高いです。
店舗によっては、営業時間外でも「連携強化加算」を算定している薬局で、時間外対応を実施している場合もありますが、これは事前に確認が必要です。特に夜間や早朝に急に必要になった場合は、事前に電話で在庫と販売可能時間を確認しましょう。
ウエルシア薬局は在庫が豊富?
ウエルシア薬局は、多くの店舗が調剤併設型であり、24時間営業の店舗も多いため、比較的キットを入手しやすいイメージがあります。しかし、24時間営業の店舗でも、薬剤師が不在の時間帯は販売できない場合がある点に注意が必要です。
ウエルシアドットコムのようなオンラインストアでも一般用抗原検査キットの取り扱いがありますので、オンラインでの購入も選択肢に入れると便利です。自宅近くの店舗に在庫がない場合は、オンラインでの購入を検討してみるのも良いでしょう。ただし、オンライン購入はすぐに手元に届くわけではないため、予備として購入しておくのがおすすめです。
スギ薬局・ツルハドラッグでの購入ポイント
スギ薬局やツルハドラッグなどの他の大手チェーンも、基本的に調剤薬局の営業時間内に抗原検査キットを販売しています。これらの店舗でも、PCR検査キット(自宅で検体を採取し、郵送するタイプ)を取り扱っている場合がありますが、これは店舗によって異なり、郵送手続きが必要になります。
抗原検査キットとPCR検査キットのどちらを販売しているかは店舗によって異なりますので、急いでいる場合は「すぐに結果がわかる抗原検査キットの取り扱いはありますか?」と具体的に尋ねるのがスムーズです。
いずれのドラッグストアを利用する場合でも、以下の表にまとめたように、「薬剤師の有無」と「在庫状況」が購入の鍵となります。
| チェーン名 | 主な取り扱い | 購入のポイント |
| マツモトキヨシ | 抗原検査キット(医療用) | 調剤薬局併設店舗の営業時間内。事前にHPで確認が確実。 |
| ウエルシア | 抗原検査キット(医療用・一般用) | 調剤併設店が中心。24時間営業でも薬剤師の在席を確認。 |
| スギ薬局 | 抗原検査キット、PCR検査キット | 調剤薬局の営業時間をチェック。抗原かPCRか確認する。 |
| ツルハドラッグ | 抗原検査キット(医療用) | 調剤薬局の営業時間をチェック。オンラインでの取り扱いも確認。 |
ドラッグストアは日用品の買い物ついでに立ち寄りやすいのが最大のメリットですが、購入条件があることを忘れずに、事前に準備をしてから行くようにしましょう。
コンビニやホームセンターなど薬局以外での販売状況は?
薬局やドラッグストアでの販売が一般的ですが、「夜間に急に必要になった」「薬局が近くにない」といった場合、コンビニやホームセンターなどの身近な場所でも購入できるのか気になりますよね。モモストアが調査した結果をお伝えします。
コンビニエンスストアでの販売は原則なし
結論として、大手コンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)では、基本的に医療用のコロナ検査キットは販売されていません。
これは、医療用の検査キットは「一般用医薬品」として扱われるため、薬剤師による説明や管理が必須だからです。薬剤師が常駐していないコンビニでは、この販売条件を満たすことができません。
ただし、ごく一部の地域や特殊な店舗(例えば、ドラッグストアとコンビニが併設されているような店舗)では取り扱いがある可能性もゼロではありませんが、基本的には期待しない方が良いでしょう。急な体調不良の際にコンビニを頼りにするのは避けるべきです。
ホームセンターやディスカウントストアの取り扱い
ホームセンター(カインズ、コーナンなど)やディスカウントストア(ドン・キホーテなど)についても、医療用の検査キットの取り扱いは非常に限定的です。これらの店舗の一部には調剤薬局が併設されている場合がありますが、その場合でも販売は調剤薬局の営業時間内に限られます。
以前は「研究用」と称するキットが販売されていた時期もありましたが、現在は厚生労働省が承認した「医療用」または「一般用第一類医薬品」のキットを選ぶことが推奨されています。品質の保証と、いざという時の判断の正確さを考慮すると、承認されたキットを、専門家である薬剤師から購入するのが最も安全で確実な方法です。
自動販売機や検査センターの現状
コロナ禍の初期には、都市部の一部のクリニック前などで、検査キットの自動販売機が設置されている例もありました。しかし、現在はこのような自販機は大幅に数を減らしており、あまり一般的ではありません。
また、無料で検査を受けられる「無料検査センター」も、位置づけ変更に伴いほとんどが終了しています。
結局のところ、緊急で検査キットが必要になった場合、モモストアがお勧めするのは以下のいずれかの方法です。
- 昼間の場合:自宅近くの調剤併設型ドラッグストアに電話で在庫を確認し、購入する。
- 夜間・休日の場合:オンラインストア(Amazon、楽天市場など)で翌日配送可能なキットを探すか、または後述する夜間・休日対応の薬局を探す。
「すぐに必要」という状況を避けるためにも、普段から自宅に予備のキットをストックしておくのが一番の対策になりますよ。
検査キットは「医療用」と「研究用」どちらを選ぶべき?
店頭やオンラインで検査キットを探していると、「医療用」と「研究用」という二つの表記を目にすることがあります。「どう違うの?」「どっちを選んでも大丈夫?」と迷う方も多いはず。これは安全で正確な検査結果を得るために、非常に重要なポイントなので、しっかり理解しておきましょう。
結論:迷わず「医療用」を選んで!
モモストアの結論は、あなたが自己判断のために検査を行うのであれば、必ず「医療用」の検査キットを選んでください。
この「医療用」キットとは、厚生労働省の薬事承認を得た製品のことで、その性能や品質、正確性について国が確認・保証しています。これに対して「研究用」キットは、国の承認を得ていない製品です。
| 分類 | 承認の有無 | 販売場所 | 特徴・信頼性 |
| 医療用 | 厚生労働省の承認あり | 薬剤師がいる薬局・ドラッグストア、一部オンライン | 国が性能を保証。診断の補助に使用可能。 |
| 研究用 | 厚生労働省の承認なし | ネット通販、雑貨店など | 精度が保証されておらず、結果を自己判断の参考にするのは危険。 |
研究用キットは価格が安い場合もありますが、その精度は保証されていません。偽陽性(陰性なのに陽性と出る)や偽陰性(陽性なのに陰性と出る)のリスクがあり、その結果を信じて行動すると、感染拡大につながったり、適切な受診のタイミングを逃したりする可能性があります。
「一般用第一類医薬品」としての抗原検査キット
特に、「一般用第一類医薬品」として販売されている抗原検査キットは、医療用の中でも特に、一般の方が自宅で使用するために承認されたものです。
この分類のキットは、薬局やドラッグストアの店頭で、薬剤師から直接説明を受けた上で購入できます。説明を受けることで、正しい検査方法や、結果が出た後の適切な対応について理解を深めることができます。
パッケージに「体外診断用医薬品」や「一般用検査薬」と記載されているか、そして必ず「第一類医薬品」であることを確認してから購入するようにしましょう。不安な場合は、薬局の薬剤師さんに「これは国が承認した医療用のキットですか?」と尋ねれば間違いありません。
研究用キットの販売が減っている背景
以前はオンラインや雑貨店で「研究用」キットが多く見られましたが、消費者の誤解を招くことや、誤った結果によるリスクが問題視されたため、現在は正規の承認を受けた製品の購入が強く推奨されています。
実際に、多くの大手オンラインショッピングサイトでも、「医療用」と明記された製品以外は検索結果の上位に出ないようにするなど、規制が厳しくなっています。
私たち消費者側も、安さに惑わされず、正確で信頼できる製品を選ぶという意識を持つことが、自分自身と周りの人を守る第一歩となります。ぜひ、医療用キットを選んでくださいね。
【重要】購入前に知っておきたい!抗原検査キットとPCR検査キットの違い
コロナ検査キットと一口に言っても、「抗原検査キット」と「PCR検査キット」の二種類があります。どちらもコロナウイルスの感染の有無を調べるものですが、検査の目的、結果が出るまでの時間、そして精度に大きな違いがあるため、購入前にこの違いをしっかり把握しておくことが大切です。
抗原検査キットの特徴とメリット
抗原検査キットは、主にウイルスのタンパク質(抗原)を検出する検査方法です。
最も大きな特徴は、その「速さ」にあります。自宅で検体を採取し、試薬に浸して数分から15分程度で結果が判明します。この手軽さと速さから、多くの薬局やオンラインで販売されているのはこのタイプです。
メリット
- 結果がすぐに(約15分で)出るため、緊急性の高い場面で活躍する。
- 自宅や外出先など、どこでも手軽に検査できる。
- 価格が比較的安価な製品が多い。
デメリット
- PCR検査に比べると、ウイルスの量が少ない発症初期や無症状の感染者では、検出感度が若干劣る場合がある。
- 検査結果が陰性でも、感染を完全に否定することはできない(偽陰性のリスク)。
抗原検査キットは、「今、症状がある状態で感染している可能性が高いか」を迅速に知りたい場合に適しています。例えば、発熱などの症状が出た日の検査や、出勤前に感染の有無を簡単にチェックしたい場合などに有効です。
PCR検査キットの特徴とメリット
一方、PCR検査キットは、ウイルスの遺伝子を増幅させて検出する検査方法です。
この検査の最大の特徴は、「高い感度(精度)」です。非常に微量のウイルス遺伝子でも検出できるため、感染の可能性をより正確に判断できます。
メリット
- 検出感度が非常に高く、感染の有無を正確に判断できる。
- 無症状や発症初期の段階でも、感染を見逃しにくい。
- 唾液採取型が多く、自己採取が比較的容易。
デメリット
- 検体を専門の検査機関に郵送する必要があるため、結果が出るまでに数日かかる(通常、検体到着後24時間~72時間程度)。
- 抗原検査キットに比べて、価格が高い傾向にある。
PCR検査キットは、「旅行や出張など、正確な陰性証明が必要な場合」や、「念には念を入れて感染の有無を確認したい場合」に適しています。薬局でも取り扱いがありますが、ほとんどは検体を郵送するタイプなので、結果を急ぐ場合には向いていません。
目的別!キットの選び方まとめ
あなたが検査キットを選ぶ際の判断基準を、以下の表にまとめました。
| 目的 | 推奨される検査 | 理由 |
| 発熱・咳など症状がある | 抗原検査キット | すぐに結果が出て、感染している可能性が高いかを迅速に把握できる。 |
| 旅行・出張前など証明が必要 | PCR検査キット | 高い精度が求められるため。ただし、医療機関での検査が必要な場合が多い。 |
| 濃厚接触者になった際 | 抗原検査キット or PCR検査キット | 発症から数日経っていれば抗原検査。発症初期や不安が大きい場合はPCR検査。 |
| 自宅に常備しておきたい | 抗原検査キット | 安価で手軽に使えるため、予備として最適。 |
このように、どちらのキットを選ぶべきかは、「今すぐ結果が欲しいのか」、それとも「正確性を最優先したいのか」によって変わってきます。自分の状況に合わせて、最適なキットを選んでくださいね。
薬局で購入する際の具体的な流れと薬剤師への相談
薬局や調剤併設型ドラッグストアで「医療用」の抗原検査キットを購入する際、初めてだと「どうすればいいの?」と戸惑うかもしれません。でも大丈夫!流れはとてもシンプルです。ここでは、スムーズに購入するための流れと、薬剤師さんを頼るメリットについてご紹介します。
購入時の4ステップ
薬局で抗原検査キット(一般用第一類医薬品)を購入する際の基本的な流れは、以下の4ステップです。
- 在庫確認と来店:事前に電話で在庫と薬剤師の在席時間を確認し、店舗を訪問します。
- 商品選び:店頭の棚ではなく、レジの内側や調剤窓口の近くに陳列されていることが多いため、店員さんや薬剤師さんに「コロナの検査キットが欲しい」と伝えます。
- 薬剤師からの説明:購入時に、薬剤師から検査キットの正しい使い方、結果の判定方法、使用上の注意点、そして陽性だった場合の対応について説明を受けます。これは法律で義務付けられているため、必ず受けてくださいね。
- 購入完了:説明に納得したら、代金を支払い購入完了です。
この説明の際に、「今、症状があるのか?」「誰が使うのか?」といった簡単な質問をされる場合がありますが、これは安全に使用するための確認なので、正直に答えましょう。
薬剤師に相談できることって?
検査キットを薬剤師から購入する最大のメリットは、専門的なアドバイスを直接受けられることです。薬剤師さんは、薬の専門家であると同時に、感染症や公衆衛生に関する知識も豊富です。
特に以下のような点について、積極的に相談してみましょう。
- 「どのメーカーのキットが使いやすい?」:製品ごとの検体採取方法(鼻腔・唾液)や、判定窓の見やすさなど、キットの具体的な使用感についてアドバイスをもらえます。
- 「陽性になったら、どの病院に行けばいい?」:地域の診療体制や、発熱外来に対応している医療機関(Google検索へ)について、最新の情報を提供してもらえる場合があります。
- 「この症状だけど、抗原検査で大丈夫?」:発症からの日数や症状の程度に応じて、抗原検査のタイミングや、PCR検査を検討すべきかどうかの助言をもらえます。
- 「インフルエンザの可能性もあるけど…」:後述する「インフルエンザ同時検査キット」についても、在庫状況や有効な使用タイミングについて相談できます。
検査キットは、あくまで「診断の補助」を行うものです。正確な診断や治療は医療機関で行う必要がありますが、検査キットの使い方や判断に迷った時は、薬剤師さんの存在が非常に心強いものとなります。
夜間や休日に検査キットが急に必要になったら?
急な発熱や体調不良は、たいてい夜間や休日に起こるものですよね。薬局の営業時間が終わってしまい、どこにも売っていない…と焦る気持ち、モモストアもよく分かります。いざという時に、夜間や休日でも検査キットを入手するための具体的な方法を解説します。
時間外対応をしている「連携強化加算薬局」を探す
前述しましたが、一部の調剤薬局では、時間外や休日にも抗原検査キットの販売を含む対応を行っている場合があります。これは、「地域医療に貢献する薬局」として国が定めた特定の加算(連携強化加算など)を算定している薬局で見られる体制です。
- 確認方法:
- 薬局の店頭に貼られている掲示物(営業時間外の対応について記載があるか)。
- 薬局のホームページや、地域の薬剤師会の公式サイトで「時間外対応」や「抗原検査キットの販売」に関する記載を探す。
- まずは自宅近くの調剤薬局に電話してみるのが一番早いです。営業時間外でも、転送電話などで対応している場合があります。
ただし、対応は「電話連絡があった場合のみ」など、薬局によってルールが異なりますので、必ず事前に電話連絡を入れてから訪問するようにしてください。突然行っても誰も対応してくれない可能性があります。
24時間営業のドラッグストアの落とし穴
24時間営業のドラッグストア(ウエルシアなど)は便利ですが、夜間は薬剤師が不在となる時間が多く、その場合は「一般用第一類医薬品」である抗原検査キットは販売できません。
そのため、「24時間営業だから大丈夫!」と鵜呑みにせず、以下の点を覚えておきましょう。
- 深夜・早朝の時間帯は、薬剤師が「調剤室」にいるかどうかに左右される。
- 夜間に販売可能な場合でも、在庫の管理体制が日中とは異なることがある。
念のため、夜間でも薬剤師が在籍しているかどうかを、各チェーンの店舗情報(Google検索へ)で確認することをおすすめします。
オンラインの「当日配送」サービスを活用する
検査キットは緊急性の高いものなので、実はオンライン通販サイトでも「当日配送」や「翌日午前中配送」に対応している場合があります。
薬局が閉まってしまった後でも、夜のうちにオンラインで注文しておけば、翌朝には手元に届く可能性があります。これについては次の章で詳しく解説しますが、夜間や休日の対策として、オンライン通販の配送オプションをチェックするのは非常に有効な手段ですよ。
一番確実!オンライン通販で検査キットを購入する方法
「薬局を何軒も回ったけど在庫がない…」「夜中で薬局が閉まっている」そんな時に頼りになるのが、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのオンライン通販です。実は、オンラインでの購入は、自宅に居ながら確実に「医療用」キットを入手できる、非常に確実な方法なんです。
オンライン購入のメリットと注意点
オンライン通販を利用する最大のメリットは、在庫の豊富さと利便性です。店舗の在庫に左右されることなく、全国の販売業者の在庫から選べるため、品切れの心配が少なくなります。
オンライン購入のメリット
- 24時間いつでも、自宅から注文可能。
- 在庫切れの心配が少ない(多くの業者が販売しているため)。
- 価格を比較検討しやすい。
- ドラッグストアに行く手間や、人との接触を減らせる。
オンライン購入の注意点
- 「医療用」であることを必ず確認する。(「研究用」と誤認しやすい商品も混ざっている可能性があるため)
- 一般用第一類医薬品の場合は、購入後に販売業者からメールなどで使用に関する説明を受ける義務がある。この手続きを完了しないと、商品が発送されない場合があるので注意が必要です。
- 結果が出るまでに時間がかかる(配送時間+説明手続きの時間)。
大手ECサイトでの見つけ方(「医療用」を絞り込む)
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでキットを探す際は、以下の手順で「医療用」に絞り込むことが重要です。
- 検索窓に「コロナ 抗原検査キット 医療用」と入力する。
- 検索結果の商品ページで、必ず「一般用第一類医薬品」または「体外診断用医薬品」と明記されているかを確認する。
- 販売業者が、医薬品の通信販売に必要な許可を持っている正規の販売店であることを確認する。(多くの場合、商品の詳細ページに記載があります)
特に、「研究用」キットは「雑貨」として販売されていることが多いため、商品の分類をよく見て判断しましょう。商品のレビューや評価が高いからといって、必ずしも「医療用」であるとは限りません。自分でしっかり確認する目を持つことが大切です。
また、もし検査キットが手に入らない場合でも、自宅でできる症状の緩和方法(Google検索へ)や、オンライン診療の情報を事前に知っておくと、いざという時に慌てずに対応できますよ。
オンラインで購入する際の「価格」と「納期」比較
オンラインで「医療用」コロナ検査キットを購入する際は、「価格」と「納期」の二つの要素を比較検討することが重要です。特に急いでいる場合は、納期が最優先事項になりますよね。モモストアが大手ECサイトの特徴をまとめました。
Amazonの魅力:スピード配送と多様な選択肢
Amazonの最大の魅力は、そのスピード配送です。プライム会員であれば、「お急ぎ便」や「当日お急ぎ便」を利用できるため、地域によっては注文したその日のうちにキットが届く可能性があります。夜間に注文しても、翌日の午前中には届くケースも多いです。
ただし、Amazonでは非常に多くの業者がキットを販売しているため、「医療用」か「研究用」かを自分で見極める必要があります。検索結果のページだけでなく、必ず商品詳細ページまで進んで、「一般用第一類医薬品」の表示と、販売業者の情報を確認しましょう。
楽天市場・Yahoo!ショッピング:ポイント活用と価格比較
楽天市場やYahoo!ショッピングでは、各出店者が独自の価格設定や配送方法で販売しています。これらのサイトの利点は、ポイントアップキャンペーンやセールなどを活用することで、お得に購入できる場合があることです。
価格と納期を比較するポイント:
- 納期:商品ページに「翌日発送」「〇営業日以内に発送」といった記載が必ずあるので、チェックしましょう。急いでいる場合は「あす楽対応」などのマークがある商品を選ぶと確実です。
- 価格:キット自体の価格に加えて、送料も考慮に入れる必要があります。複数個購入する場合、送料無料になるボーダーラインも確認しましょう。
また、これらのECサイトでも、購入後の薬剤師からの情報提供(メールやフォーム回答)が必須となる場合があります。この手続きを忘れると、発送が遅れる原因となりますので、注文後のメールは必ず確認してください。
メルカリなどのフリマアプリはどうか?
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングに加えて、メルカリなどのフリマアプリでの購入を検討する方もいるかもしれません。
しかし、モモストアとしてはフリマアプリでの購入は推奨しません。
- 「医療用」キットを個人間で売買することは、法律で禁じられている可能性があります。
- 商品の保管状況が不明なため、品質が劣化している恐れがあります。(高温多湿な場所で保管されていた場合、正確な結果が得られないリスクがあります。)
- 前述した「薬剤師からの情報提供」がないため、自己責任での使用となり、安全面で不安が残ります。
安心・安全を最優先するのであれば、正規の販売ルートである薬局または、大手ECサイトの正規販売店から購入しましょう。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、信頼できる販売者が多数いますので、そちらを利用するのが最も賢明な選択です。
自宅で検査キットを使う際の注意点と陽性だった場合の対応
無事に検査キットを手に入れたら、次に重要なのは「正しく使うこと」です。検査結果の正確性は、あなたの正しい手順にかかっています。また、万が一陽性だった場合の対応についても、事前に知っておけば慌てずに済みます。
検査キットを正しく使うためのチェックリスト
検査結果の信頼性を高めるためにも、以下のポイントを必ず守って検査を行ってください。
- 説明書を熟読:製品によって手順や試薬の滴下数が異なります。必ず使用前に説明書を最後まで読みましょう。
- 推奨されたタイミングで実施:発症(症状が出た日)から間もない場合は、ウイルスの量が少なく、抗原検査では陰性に出る(偽陰性)可能性があります。一般的に、発症日を0日として、2日目または3日目以降に検査することが推奨されています。
- 検体採取前の準備:鼻をかむ、うがいをするなど、鼻腔内の環境を整え、手を石鹸でよく洗って消毒してから検体採取に入りましょう。
- 正確な時間を測る:試薬を滴下してから結果が出るまでの「放置時間」は製品によって厳密に定められています。必ずタイマーやスマホで正確に時間を測りましょう。早すぎても遅すぎても、結果が不正確になる可能性があります。
特に検体採取は、やり方が不十分だと正確な結果が得られません。鼻腔ぬぐい液の場合は、綿棒を鼻の奥までしっかりと入れ、両方の鼻の穴で回転させるなど、説明書に書かれた通りに実施してください。「ちょっと痛いかな?」と感じるくらいが目安です。
検査結果が陽性だった場合の対応フロー
もし検査結果が陽性だった場合は、決して慌てないでください。まずは以下の手順で落ち着いて行動しましょう。
- 自宅療養を開始:陽性の場合、感染を広げないために、まずは外出を控え、自宅で療養を開始します。
- 地域の医療機関に連絡:
- かかりつけ医がいる場合は、まずはかかりつけ医に電話で相談しましょう。
- かかりつけ医がいない、または受診できない場合は、地域の発熱外来や診療・検査医療機関に電話で連絡し、受診方法について指示を仰ぎます。
- 症状の悪化に注意:発熱や咳、喉の痛みなどの症状を注意深く観察し、症状が悪化するようであれば、再度医療機関に相談します。
- 家族への対応:同居のご家族がいる場合は、感染対策を徹底し、可能な限り部屋を分けるなど、家庭内での感染予防に努めます。
現在は、以前のように「陽性者登録」を行う必要はなくなっていることが多いですが、地域の医療体制は常に変動しています。最新の対応については、自治体のホームページなどで確認するか、医療機関に直接尋ねるのが確実です。
症状が複数ある方へ:インフルエンザ同時検査キットの選択肢
発熱や喉の痛み、倦怠感といった症状は、コロナだけでなくインフルエンザでも現れますよね。特に冬場や季節の変わり目には、「これ、どっちなんだろう?」と悩む方が増えます。そんな時に役立つのが、コロナとインフルエンザを同時に検査できるキットです。
同時検査キットのメリットと使用時期
コロナ・インフルエンザ同時検査キットは、一つの検体(通常は鼻腔ぬぐい液)で、コロナウイルス、インフルエンザA型、インフルエンザB型の3つの感染症の有無を一度に調べられる優れものです。
結果も10〜15分程度で出るため、医療機関を受診する前の自己判断材料として非常に有効です。
同時検査キットのメリット
- 迅速な判断:症状の原因がどちらか(または両方か)を早く知ることができ、医療機関に相談する際にスムーズです。
- 二重検査の回避:別々のキットを用意する手間や費用が省けます。
- 治療方針の決定に役立つ:インフルエンザと分かれば、抗インフルエンザ薬の服用を検討するなど、迅速な治療につながります。
使用時期の注意点:
インフルエンザの抗原検査は、発症から12時間以上経過しないと正確な結果が出にくいとされています。あまりにも早い段階で検査をすると「偽陰性」になる可能性が高まるため、発熱や症状が出てから半日以上経ってからの検査が推奨されています。
薬局での同時検査キットの取り扱い
この同時検査キットも、コロナ単独のキットと同様に、「体外診断用医薬品」として薬剤師のいる薬局やドラッグストアでのみ販売されています。
冬場のインフルエンザ流行期には、多くの薬局で積極的に取り扱うようになりますが、人気商品のため、時期によっては品薄になることもあります。
購入時のチェックポイント
- 「コロナ・インフルエンザA/B 同時検査キット」と明記されているか。
- 使用期限が十分に残っているか。
- こちらもオンライン通販での購入が可能ですが、同様に「医療用」であることを確認し、薬剤師からの情報提供手続きを忘れずに行いましょう。
特に、お子さんがいるご家庭や、高齢の方と一緒に住んでいる方は、同時検査キットを予備として常備しておくと、冬場の安心感につながりますよ。
検査キットの「使用期限」と「保管方法」の意外な落とし穴
いざという時のために検査キットを自宅にストックしておくのは素晴らしい準備ですが、ただしまっておくだけではダメなんです。実は、検査キットには「使用期限」と「正しい保管方法」があり、これを守らないと、必要な時に正確な検査結果が得られないという、大きな落とし穴に陥ってしまいます。
使用期限のチェックと「延長」にまつわる話
まず、お手元の検査キットの箱に記載されている「使用期限」をチェックしてください。期限が切れたキットを使用すると、試薬の反応が悪くなったり、判定が不明瞭になったりするリスクがあり、正確な結果が得られません。
注意したい「使用期限の延長」:
コロナ禍の初期には、米国のFDA(食品医薬品局)のように、政府機関が特定のメーカーの検査キットについて、元々の表示期限よりも使用期限を延長して使用を承認した事例が多数ありました。これは、製造元のデータに基づき、品質に問題がないことが確認された場合に限られます。
- もし、あなたの持っているキットの期限が切れていても、すぐに捨てる前にメーカーの公式サイト(Google検索へ)で「延長情報」が出ていないか確認してみるのも手です。
- ただし、日本で販売されているキットに関しては、薬局や販売業者から延長の通知がない限り、基本的には箱に記載されている期限を遵守するようにしましょう。
期限切れのキットは、たとえ延長情報があっても「自己責任」での使用となります。不安を避けるためにも、期限が近づいたら新しいものに交換しておくことをモモストアはおすすめします。
検査キットの適切な保管場所
検査キットは「医薬品」に近い製品です。非常にデリケートなため、保管方法が結果の正確性に直結します。
避けるべき保管場所
- 高温になる場所:直射日光の当たる窓際、夏の車内、暖房器具の近くなどは厳禁です。試薬が変性してしまい、正しい結果が得られなくなります。
- 高湿度の場所:お風呂場や洗面所などの湿度が高い場所も避けましょう。
- 極端に低温になる場所:冷凍庫や氷点下になるような場所も、試薬に影響を与える可能性があります。
最適な保管場所
ほとんどの検査キットは、「室温(1℃~30℃程度)」での保管が推奨されています。具体的には、日光の当たらない、涼しくて乾燥した引き出しの中や棚の中が最適です。
冷蔵庫での保管が指定されているキットもありますが、その場合はパッケージにその旨が記載されていますので、必ず確認しましょう。冷蔵庫から取り出した直後に使用すると、結露(水滴)によって結果に影響が出る場合があるため、使用前にしばらく室温に戻しておくなどの配慮も必要です。
これらの保管方法を守って、いざという時にキットが最高のパフォーマンスを発揮できるように準備しておきましょう。
コロナ検査キットはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで買える?
最後に、皆さんが最も利用するであろう大手オンラインショッピングサイトでの販売状況について、改めてまとめと、モモストアからの最終的なおすすめポイントをお伝えします。「薬局よりネットで買いたい!」という方も多いはずですから、ぜひ参考にしてくださいね。
大手ECサイトでの購入の結論
はい、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのすべてで、国の承認を受けた「医療用」のコロナ検査キット(一般用第一類医薬品)を購入できます。
特に、実店舗に比べて在庫が豊富で、価格比較がしやすいのが大きなメリットです。また、多くの販売者が迅速な配送に対応しているため、「薬局が閉まっている時間帯」や「薬局に行くのが難しい状況」でも、自宅にいながら確実に入手できます。
ただし、繰り返しになりますが、購入手続きには以下の点が必須となります。
- 商品ページで「一般用第一類医薬品」と明記されていることを確認。
- 注文後に届く、薬剤師からの情報提供に関するメールや通知に必ず対応すること。
この情報提供の手続きは、法律で定められた義務であり、消費者側が正しい使用方法を理解し、安全に検査を行うために非常に重要です。この手続きを完了するまでは、商品の発送が保留される場合がありますので、ご注意ください。
モモストアがおすすめする「常備の法則」
モモストアが考える、最も賢明な検査キットの準備方法は、「常備の法則」に従うことです。
常備の法則(常に備えるための3つのルール)
- 予備は必ずオンラインで:緊急時に慌てて薬局を探す手間を省くため、普段からAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのオンラインで、「医療用キットを2~3回分」セットで注文し、自宅にストックしておきましょう。
- 使用期限を毎月チェック:月に一度(例えば、毎月1日など)キットの使用期限をチェックする習慣をつけましょう。期限が切れる前に、新しいものと交換してください。
- 同時検査キットも視野に:特に秋から春にかけては、インフルエンザとの同時流行に備え、同時検査キットを一つ常備しておくと、より安心です。
いざという時に「どこにも売ってない!」と焦る状況を避けるためにも、この「常備の法則」を実践して、余裕を持って対応できるようにしておいてくださいね。あなたの健康と安心をモモストアは心から願っています。

