ブックカバーはどこで買える?お店ごとの種類と自分に合った選び方を徹底解説!
大切な本を汚れや傷から守ってくれるブックカバー。
「読書のお供に新しいものが欲しいけど、どこで売っているのかわからない!」とお店を探して迷子になっていませんか?
本を買う書店以外にも、実は様々な場所で素敵なブックカバーが手に入るんです!
この記事では、筆者モモストアが、定番の雑貨店から意外な販売場所まで、ブックカバーの取り扱い情報を徹底調査しました。
素材やサイズ、そして失敗しない選び方まで、あなたの読書ライフを豊かにするブックカバー選びをサポートします!
・【店舗別】ブックカバー販売店の種類と特徴を徹底比較
・100円ショップ(ダイソー・セリア)で見つかるブックカバーのコスパと品質は?
・無印良品・ロフト・ハンズ!人気雑貨店のブックカバーの魅力とは
・専門店や大型書店(丸善・紀伊國屋書店など)の高品質な品揃え
- ブックカバーが売っている意外な販売店と取扱い情報を徹底調査
- 【店舗別】ブックカバー販売店の種類と特徴を徹底比較
- 100円ショップ(ダイソー・セリア)で見つかるブックカバーのコスパと品質は?
- 無印良品・ロフト・ハンズ!人気雑貨店のブックカバーの魅力とは
- 専門店や大型書店(丸善・紀伊國屋書店など)の高品質な品揃え
- コンビニやドラッグストアでブックカバーが買えないのはなぜ?
- ブックカバーの主要な素材と特徴:紙、布、革、ビニールを徹底比較
- 文庫・新書・四六判…サイズに迷わないブックカバーの選び方
- 【用途別】失敗しないブックカバーの選び方とチェックポイント
- ブックカバーのメリット・デメリットを再確認!本当に必要?
- 長く愛用したい!本革・布製ブックカバーのお手入れ方法とコツ
- ブックカバーを自作・アレンジする方法!DIYで個性を出すアイデア
- 通販サイト(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)での購入が最強な理由
- ブックカバーに関するよくあるQ&A(フリーサイズ、ベタつき対策など)
ブックカバーが売っている意外な販売店と取扱い情報を徹底調査

「ブックカバー」と聞くと、本屋さんで無料でかけてもらう紙のカバーを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、自分で購入するブックカバーには、紙だけでなく、布や革、ビニールなど多様な素材があり、その分、販売されているお店も非常に幅広いんです。
読書家の方々がよく利用するお店はもちろん、普段は意識しないような場所にも、思わぬ掘り出し物が見つかることがありますよ。
書店以外でブックカバーを探す時の選択肢
まず、ブックカバーの購入を検討する際に、書店以外でどのような選択肢があるのかを知っておくと便利です。
主に以下の3つのカテゴリーに分けて考えると、効率的に探すことができます。
- 【雑貨・文具系】デザイン性やトレンドを重視したバラエティ豊かな商品が見つかる場所です。
- 【均一価格・プチプラ系】とにかく安く、一時的に使いたい場合や、透明カバーが欲しい場合に最適です。
- 【専門・高級系】品質や素材にこだわりたい、一生モノを探したいという方向けのお店です。
特に最近は、ライフスタイル全般を扱うお店が増えているため、文具コーナーだけでなく、アパレル雑貨やインテリアの近くに置かれているケースもあります。
例えば、アパレルショップがオリジナルデザインのブックカバーを出すこともありますし、旅の専門店がトラベルグッズとして販売していることもあります。
あなたの生活圏内の様々な店舗を「ブックカバー視点」で見てみると、新しい発見があるかもしれませんね。
実は穴場!家電量販店やホームセンターの取扱い
多くの方がブックカバーを探す際に候補から外しやすいのが、家電量販店やホームセンターです。
これらの店舗は、一見すると本や文具とは縁遠いように感じられますが、実は「事務用品」や「OAサプライ」の一環として取り扱いがある場合があります。
たとえば、家電量販店の大きな文具コーナーでは、クリアファイルやバインダーと一緒に、耐久性に優れた透明なビニール製ブックカバーが販売されていることが多いです。
これは、図書館や学校、オフィスなどで、多くの人が利用する本や資料の保護を目的とした業務用に近い商品が中心となります。
もしあなたが、本の装丁をそのまま生かしつつ、水濡れや汚れからしっかり守りたいという目的であれば、こうした店舗を覗いてみる価値は十分にあります。
ホームセンターの場合は、「手芸・DIYコーナー」が穴場になることがあります。
完成品のブックカバーはなくても、ブックカバーの素材となる布地や革の端切れ、または手芸用のキットなどが手に入るため、「既製品では満足できない」「自分の手で世界に一つだけのカバーを作りたい」という自作派の方には特におすすめできます。
このように、目的によって探すべき場所は変わってきますので、まずは「どんなブックカバーが欲しいか」を明確にすることが、効率的なショッピングの第一歩と言えるでしょう。
次のセクションでは、具体的な店舗ごとの取り扱いを詳しく解説していきます。
【店舗別】ブックカバー販売店の種類と特徴を徹底比較
ブックカバーを探す際、お店の種類によって商品のデザイン性、価格帯、そして素材のバリエーションが大きく異なります。ここでは、主要な販売店をカテゴリーに分け、それぞれの特徴を比較します。
雑貨・バラエティショップ(ロフト、東急ハンズなど)
ロフトや東急ハンズといったバラエティショップは、ブックカバー探しの王道と言えるでしょう。
これらの店舗の最大の特徴は、圧倒的なデザインの豊富さと、様々なメーカーの商品を一堂に見比べられる点にあります。
トレンドを取り入れたおしゃれなデザイン、キャラクターもの、機能性を重視した多機能なカバーなど、商品のバリエーションは多岐にわたります。
特に東急ハンズは、素材系にも強みがあり、革製品のコーナーや手芸用品のコーナーに、ブックカバーとして使える素材が並んでいることもあります。
価格帯は、安価な布製や合成皮革であれば1,000円前後から、本格的な本革製や特殊素材になると3,000円〜5,000円以上と幅広いです。
これらの店舗では、実際に手に取って素材の質感やサイズ感を確認できるのが大きなメリットです。
また、ブックカバーだけでなく、しおりやペンケースといった読書関連グッズも一緒にチェックできるので、トータルコーディネートを楽しみたい方におすすめです。
| 店舗カテゴリー | 主な販売店舗例 | 特徴 | 価格帯目安 |
| 雑貨・バラエティ | ロフト、東急ハンズ | デザイン・素材のバリエーションが豊富。ギフトにも最適。 | 1,000円〜5,000円+ |
| 生活雑貨 | 無印良品 | シンプル、機能的。サイズ展開が明確で素材にこだわりあり。 | 500円〜2,000円 |
| 専門・大型書店 | 丸善、紀伊國屋書店 | 高品質なオリジナル商品、文庫や新書以外の特殊サイズも取り扱い。 | 1,500円〜10,000円+ |
| 均一・プチプラ | ダイソー、セリア | とにかく安価。透明ビニールや簡易的な布製。 | 110円〜330円 |
生活雑貨店(無印良品など)
無印良品は、その名の通り、シンプルさと機能美を追求したブックカバーが人気を集めています。
無印良品のブックカバーは、派手な装飾がなく、素材の風合いを生かしたものが中心です。特に、ジーンズのラベルにも使われる「ジーンズラベル素材」のブックカバーは、使い込むほどに味わいが出ることで有名で、読書好きの間で根強いファンがいます。
無印良品のメリットは、サイズ展開が非常に分かりやすい点です。文庫本サイズはもちろん、A5やB6など、一般的な規格に合わせたサイズが揃っているため、自分の持っている本のサイズさえ把握していれば、迷うことなく選ぶことができます。
価格帯も比較的リーズナブルで、布製やポリプロピレン製であれば数百円から購入可能です。耐久性が高く、飽きのこないデザインなので、長く使えるスタンダードなブックカバーを探している方には最適の選択肢と言えるでしょう。
シンプルだからこそ、自分で刺繍を施したり、ワッペンをつけたりといったカスタマイズのベースとしても人気があります。
「まずは手軽に高品質なものを試したい」という初心者の方にも、無印良品のブックカバーは強くおすすめできます。
100円ショップ(ダイソー・セリア)で見つかるブックカバーのコスパと品質は?
「とりあえず、すぐにブックカバーが欲しい」「できるだけ費用を抑えたい」という方にとって、100円ショップは非常に魅力的な選択肢です。ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100円ショップでも、ブックカバーの取り扱いはあります。しかし、そのコスパと品質、そして商品の特性について、詳しく見ていきましょう。
ダイソー・セリアのブックカバーのメインは「透明タイプ」
100円ショップで見かけるブックカバーのほとんどは、本の装丁を隠さずに汚れから保護する透明なビニール(PVCやPP)製です。
特に、漫画やコミック、大切な資料を保管するために、多くの人がまとめ買いをしています。透明タイプは、本の背表紙が見えるため、本棚に並べたときに何のタイトルかすぐにわかるというメリットもあります。
<100円ショップの透明ブックカバーの特徴>
- サイズ展開が豊富: 文庫本、新書、コミックサイズ(少年誌・青年誌)、B6、A5など、主要なサイズはほぼ網羅されています。ただし、店舗や時期によっては在庫がない場合もあるため、事前に確認が必要です。
- 耐久性: 100円という価格帯のため、専門店で売られているものと比較すると、ビニールの厚みや耐久性は劣る場合があります。頻繁に持ち運ぶ本に使用する場合は、破れやシワに注意が必要です。
- デザイン: 基本的には透明タイプが中心ですが、ごく稀に、ちょっとした柄やカラーリングが施された布製や合皮製のものが入荷することもあります。これらはトレンド品としてすぐに売り切れてしまうことが多いので、見つけたらラッキーです。
結論として、日常的に使う実用性や、コレクションの保護を目的とする場合には、100円ショップのブックカバーは「非常にコスパが高い」と言えます。
プチプラブックカバーの品質と注意点
100円ショップのブックカバーはコスパ最強ですが、いくつか注意しておきたい品質に関する点があります。特に透明ビニール製のものを使う際には、以下の点に気をつけましょう。
- 素材の移行性(ベタつき): 安価なPVC(ポリ塩化ビニル)素材の中には、稀に本の印刷面や紙と化学反応を起こし、カバーや本自体がベタついてしまう「移行性」を持つものがあります。特にインクジェット印刷や特殊な加工がされた本に使用する際は、注意が必要です。
- におい: 開封直後、ビニール特有のにおいが強い場合があります。気になる場合は、数日間、風通しの良い場所で陰干ししてから使用することをおすすめします。
- サイズの微調整: 100円のブックカバーは、フリーサイズではなく、各サイズに特化しているものがほとんどです。本の厚さに合わせて調整できる余地が少ないため、本の厚みが標準よりも極端に薄い・厚い場合は、サイズが合わない可能性があります。
もし、品質や耐久性に不安を感じる場合は、後述する無印良品や雑貨店、または通販サイトで販売されている、PP(ポリプロピレン)素材などの非移行性の高透明カバーを選ぶと安心です。
100円ショップは「気軽に試せる、手軽さ」が最大の魅力であり、用途を限定すれば、あなたの読書ライフを大いにサポートしてくれるでしょう。
無印良品・ロフト・ハンズ!人気雑貨店のブックカバーの魅力とは
普段使いのアイテムから、ちょっとしたこだわりを感じさせる雑貨まで幅広く取り扱うこれらの人気店は、ブックカバーの品揃えも充実しています。それぞれの店舗が持つ独自の魅力と、どのような読者におすすめできるのかを深掘りします。
無印良品:シンプルイズベストを体現する機能美
無印良品のブックカバーは、「装飾を排した究極のシンプルさ」が最大の魅力です。
本好きなら誰もが知っている「ジーンズラベル素材」のブックカバーは、耐久性が高く、使い込むほどに素材の味が出てくるため、経年変化(エイジング)を楽しみたい方から絶大な人気があります。
- 素材: ポリプロピレン(PP)、ジーンズラベル素材(再生紙)、綿(オーガニックコットン)などが主流です。
- デザイン: 無地、またはごくシンプルな色柄のみ。どんな本にも馴染むため、仕事や公共の場で読書をする際にも目立ちすぎません。
- 機能性: 汚れに強い素材が多く、また、サイズ展開が文庫、A5など規格に合わせてしっかり揃っているため、購入後の失敗が少ないです。
無印良品は、「本は中身が大事。カバーはあくまで本を守る脇役であってほしい」と考えるミニマリストや実用性重視の読者に特におすすめできます。
ロフト(LOFT):トレンドとデザイン性の宝庫
ロフトは、その時々のトレンドを反映したデザイン性の高いブックカバーが豊富に揃う場所です。
文具・バラエティ雑貨のコーナーには、国内外のクリエイターやブランドとコラボレーションした個性的な商品が並びます。色柄はもちろん、素材もリネン、ベロア、テキスタイルなど様々です。
- 多様なデザイン: おしゃれな柄物、ポップな色使い、キャラクターデザインなど、選ぶのが楽しくなるようなラインナップです。
- 素材と価格帯: 合成皮革やデザイン布製が中心。価格は1,000円〜3,000円程度で、プレゼントにも適したパッケージの商品が多いです。
- おすすめのユーザー: 読書の時間や持ち運ぶアイテムに「楽しさ」や「ファッション性」を求める方。本を読むときの気分に合わせて、複数のカバーを使い分けたい方にも最適です。
ロフトは、「実用性+遊び心」を求める方にぴったりのブックカバーが見つかる場所と言えるでしょう。
東急ハンズ:素材と機能、DIY派の強い味方
東急ハンズ(ハンズ)は、単なる雑貨店というよりも「素材のデパート」としての側面が強く、ブックカバーについてもその特徴が表れています。
既製品のブックカバーの品揃えも豊富ですが、特に魅力的なのは自作派のための素材やツールが手に入る点です。
- 多機能カバー: ペンホルダーやしおり、カードポケットなどが付いた、実用的な多機能カバーが充実しています。
- 本格素材: 文具コーナーだけでなく、レザーや布地、和紙といったブックカバー作りに使える素材の取り扱いがあります。
- 専門性の高い製品: 文庫や新書だけでなく、四六判やA5などの特殊なサイズにも対応できる「フリーサイズカバー」や、本の厚さに合わせて調整しやすい「アマネカ・ネオ」などの機能性カバーも取り扱っていることが多いです。
東急ハンズは、既製品を買うだけでなく、「自分でアレンジしたい」「長く使える機能的なカバーが欲しい」といったこだわりが強い上級者やDIY愛好家におすすめの店舗です。
専門店や大型書店(丸善・紀伊國屋書店など)の高品質な品揃え
本当に本を愛する人々、そして「一生モノ」のブックカバーを探しているなら、書籍のプロフェッショナルである大型書店や、文具・革製品の専門店を訪れるべきです。これらの場所では、単なるカバーとしての機能を超えた、芸術品や工芸品に近い高品質なブックカバーに出会うことができます。
丸善・紀伊國屋書店:書籍のプロが選ぶオリジナルカバー
丸善や紀伊國屋書店などの老舗・大型書店は、書籍の販売だけでなく、オリジナルグッズにも力を入れています。特にブックカバーは、書籍のサイズを熟知したプロならではのこだわりが詰まっています。
紀伊國屋書店オリジナルの魅力
紀伊國屋書店では、創業記念や特定フェアに合わせて、限定デザインの布製や合皮製ブックカバーを販売することがあります。これらのオリジナルグッズは、店舗やオンラインストアでのみ販売されることが多く、ファンからの人気も高いです。
また、長年の経験から、本のサイズにぴたりと合うように設計されているため、市販のカバーではフィット感がイマイチだと感じていた方には試していただきたい逸品です。
丸善の「こだわりの一品」
丸善は、書籍だけでなく、高級文具や万年筆などにも力を入れており、ブックカバーもその例外ではありません。特に、「皮革製品」や「和柄の布製」など、ギフトとしても通用するような、重厚感と上質さを兼ね備えたカバーが豊富です。
文具コーナーには、老舗ブランドの革製品や、伝統工芸を用いたブックカバーなどが並ぶことがあり、価格は高めですが、その分、長く使い続けることができる品質を持っています。
「読書をより特別な時間にしたい」という方は、ぜひこれらの大型書店の文具売り場をチェックしてみてください。店員さんに相談すれば、あなたに最適な素材やサイズのアドバイスをもらえるのも大きなメリットです。(紀伊國屋書店の最新情報はこちら)
革製品・手芸用品専門店:自分だけのオーダーメイドを探す
ブックカバーを「ファッションアイテム」や「相棒」として捉えるなら、専門店での購入が一番です。
革製品を専門とするお店では、上質な牛革、コードバン、ブライドルレザーなど、様々な種類の本革を使ったブックカバーが並びます。本革のブックカバーは、使い始めは硬いものの、読書をするたびに手の脂や摩擦で革がなじみ、色艶が増していく「エイジング」が最大の魅力です。
- 素材の質: 専門店ならではの高品質な革を使用しており、耐久性はもちろん、手触りや香りといった五感で楽しめる要素が詰まっています。
- カスタムオーダー: 店によっては、革の色やステッチの色、名入れ刻印などをオーダーできるサービスを提供しているところもあります。世界に一つだけのブックカバーを手に入れたいなら、専門店は欠かせません。
また、布地の専門店(ユザワヤやオカダヤなど)では、膨大な種類の布地から好きなものを選び、自作のブックカバーを作るという楽しみ方もあります。お気に入りのテキスタイルを見つけて、ミシンで仕上げる時間は、読書の楽しみとはまた違った喜びを与えてくれます。手間はかかりますが、最も個性を反映できる方法です。
これらの専門店は、手間や費用をかけてでも、自分だけの特別な読書体験を追求したいと考える読書家にとって、まさに聖地と言えるでしょう。
コンビニやドラッグストアでブックカバーが買えないのはなぜ?
「急いでいるから、近所のコンビニでサッと買いたい」「風邪薬を買いに行ったついでにドラッグストアで探そう」と考えたことがある方もいるかもしれません。しかし、結論から言うと、ほとんどのコンビニやドラッグストアでは、ブックカバーの常時販売はされていません。
これには、店舗の運営戦略と商品の特性が深く関係しています。
コンビニエンスストアの「絞り込み戦略」
コンビニエンスストアは、文字通り「便利な」お店であり、限られたスペースの中に、多くの人が「いますぐ必要」とする商品を厳選して置いています。この「厳選」の対象から、ブックカバーは外れることが多いのです。
販売されない主な理由
- 低回転率: ブックカバーは、一度買ったら数年使えるものが多く、消耗品ではありません。そのため、食料品や日用品のように毎日売れる「高回転率」の商品ではないと判断されます。
- 在庫サイズの問題: ブックカバーには、文庫、新書、コミック、四六判など、様々なサイズが存在します。コンビニの棚で全てのサイズを揃えるのは現実的ではなく、一部のサイズだけ置いても、「求めているサイズがない」というクレームに繋がる可能性があります。
- 文具の優先順位: コンビニの文具コーナーは、筆記具、ノート、封筒など、緊急性の高いアイテムに絞られています。ブックカバーは、これらのアイテムよりも優先順位が低くなるのです。
ただし、ごく稀に、特定の雑誌の付録としてブックカバーが登場したり、出版社とのコラボキャンペーンでノベルティとして提供されることがあります。この場合は、レジ横や特設コーナーで目立つように展開されることが多いですが、商品として棚に並ぶことは期待しない方が良いでしょう。
ドラッグストアの販売品目と関連性
ドラッグストアもまた、ブックカバーの販売には消極的です。
ドラッグストアのメインの販売品目は、医薬品、化粧品、日用品、食品であり、ブックカバーはこれらのいずれにも該当しません。
- 焦点の分散を避ける: ドラッグストアは、健康と美容に焦点を当てた販売戦略を取っています。文具や趣味性の高い雑貨を置くことで、来店客の購買目的が分散してしまうのを避けています。
- 販売スペースの有効活用: 限られた陳列スペースは、利益率の高い医薬品や特売品に割り当てられるため、ブックカバーのような雑貨が入る余地は少ないのが実情です。
「急いでいる」「いますぐ欲しい」という状況でブックカバーを探す場合は、コンビニやドラッグストアを当たるよりも、文具の取り扱いがある駅の売店や、小型書店を優先的に探すのが賢明です。
また、いざという時のために、携帯性に優れた布製や合成皮革のフリーサイズブックカバーを一つ、バッグに入れておくのもおすすめですよ。
ブックカバーの主要な素材と特徴:紙、布、革、ビニールを徹底比較
ブックカバーを選ぶ上で、最も重要で個性が出るのが「素材」です。素材によって、手触り、耐久性、デザインの自由度、そして経年変化の楽しみ方が全く異なります。
ここでは、主要な4つの素材(紙、布、革、ビニール)それぞれの特徴と、どのような読書シーンに向いているのかを詳しく解説します。
紙製:書店での出会いから個性的なクラフトまで
紙製のブックカバーは、書店で無料でかけてもらうものが一般的ですが、高級な和紙やクラフト紙を使った販売品もあります。
特徴とメリット
- 手軽さ: 何と言っても手軽で、本を傷める心配が少ないです。
- デザイン性: 和紙やデザイン紙は、印刷の美しさや紙の質感を活かした独特の風合いがあります。
- 環境配慮: 最近では、再生紙やエコ素材を使ったブックカバーも増えており、環境意識の高い方にも選ばれています。
注意点
紙製は、水濡れや摩擦に弱く、耐久性が低いのが最大の弱点です。特に鞄の中で他の荷物と擦れると、すぐに破れたりシワになったりします。自宅で読む本や、短期間だけ使いたい場合に適しています。
布製(コットン・リネン):温かみと多様なデザイン
布製は、最もデザインのバリエーションが豊富で、カジュアルな読書スタイルに人気の素材です。
特徴とメリット
- 優しい手触り: コットンやリネンの柔らかい手触りは、長時間読書をしても手が疲れません。
- デザインの多様性: 花柄、チェック、ドット、刺繍入りなど、個性を表現できるデザインが無限にあります。
- 洗濯可能: 多くの布製カバーは洗濯が可能で、皮脂や汚れが気になったら手軽に洗える清潔さが魅力です。
注意点
布製は、撥水加工がされていないと、水やコーヒーなどの液体を吸い込みやすいため、カフェなどで使用する際は注意が必要です。また、フリーサイズのものは、本の厚さに合わせて調整しやすい反面、フィット感が緩くなることもあります。
革製(本革・合皮):高級感と経年変化の楽しみ
革製は、耐久性と高級感を求める読者から支持される素材です。
本革(レザー)の魅力
本革(牛革、山羊革など)のブックカバーは、価格は高めですが、「エイジング(経年変化)」という最大の楽しみがあります。使い込むほどに色が深まり、光沢が増し、手になじむ柔らかさになっていきます。まさに「育てる」ブックカバーです。丁寧に手入れをすれば、一生モノとして使うことができます。
合成皮革(合皮)の特徴
合皮(PUレザーなど)は、本革の質感に似せつつ、軽量で安価、そして水や汚れに強いというメリットがあります。手入れの手間もほとんどかからないため、手軽に革の雰囲気を楽しみたい方におすすめです。ただし、数年で表面が剥がれたり、劣化(加水分解)したりする可能性があります。(合成皮革の一般的な情報はこちら)
ビニール製(PVC・PP):最強の保護力と実用性
ビニール製は、本の装丁をそのまま見せたい、とにかく本を保護したいという実用性重視の読者にとって最強の素材です。
特徴とメリット
- 防水性・防汚性: 水濡れや汚れを完全にシャットアウトします。特に、キッチンやアウトドアでの読書に最適です。
- 透明度: 本の表紙デザインを隠さずに保護できます。
- 耐久性: 厚手のビニールは非常に丈夫で、本の角の折れなども防いでくれます。
注意点
前述の通り、PVC素材はベタつき(移行性)に注意が必要です。より安全性が高いのは、非移行性で透明度の高いPP(ポリプロピレン)素材のカバーを選ぶことです。PP素材は硬めですが、経年劣化によるベタつきの心配が少ないのが特徴です。
このように、素材選びは「何を重視するか(デザイン、耐久性、手触り、コスト)」によって大きく変わってきます。あなたの読書スタイルに合った素材を選んで、快適な読書ライフを送りましょう。
| 素材 | 手触り | 耐久性 | 防水性 | 経年変化 | おすすめの用途 |
| 紙製 | サラサラ | 低 | 低 | シワ・劣化 | 一時的な使用、軽読書 |
| 布製 | 柔らかい | 中 | 低〜中(加工次第) | 色落ち、風合い増 | 自宅、カフェなどリラックスした空間 |
| 本革 | しっとり | 高 | 中 | 艶・深みが増す | 持ち運び、一生モノ、ギフト |
| ビニール(PP/PVC) | ツルツル | 高 | 高 | ベタつき(PVC)、変形 | 通勤通学、図書館、資料保護 |
文庫・新書・四六判…サイズに迷わないブックカバーの選び方
ブックカバー選びで最もつまずきやすいのが「サイズ選び」ではないでしょうか。書店で「文庫本」だと思って買ったカバーが、家に帰って別の本にかけようとしたら「あれ?入らない!」なんて経験があるかもしれません。これは、本の種類ごとに規格サイズが細かく決まっているからです。
このセクションでは、主要な本のサイズ規格を分かりやすく解説し、ブックカバーを選ぶ際に失敗しないためのポイントをお伝えします。
日本で流通する主要な本のサイズ規格一覧
書店に並ぶ本は、主に以下のサイズに分類されます。特に文庫本と新書は混同しやすいので注意が必要です。
- 文庫判(A6サイズ): 105mm × 148mm。最も一般的なサイズで、多くの小説や文芸書に使われます。ブックカバーも最も種類が豊富です。
- 新書判: 103mm × 182mm。縦に長く、横幅が狭いのが特徴。教養書やビジネス書、一部のコミックに使われます。文庫本と縦の長さが異なるため、文庫カバーを流用することはできません。
- 四六判: 127mm × 188mm。文庫や新書よりも少し大きく、単行本(ハードカバーではない普通の小説)に多く使われます。
- B6判: 128mm × 182mm。コミックの単行本によく使われるサイズです。
- A5判: 148mm × 210mm。雑誌や専門書、大型のビジネス書に使われます。
特に注意したいのは、同じ「文庫本」でも出版社によって微妙にサイズが異なる場合があることです。例えば、ハヤカワ文庫のように、通常の文庫判よりも縦長な「ハヤカワ文庫サイズ」という独自の規格を採用している場合もあります。
もし、特殊なサイズの本にカバーをかけたい場合は、「フリーサイズ」と表記された調節可能なブックカバーを選ぶのが最も安全です。
フリーサイズブックカバーの仕組みとメリット
複数のサイズの本を所有している方や、本の厚みがマチマチで困っている方におすすめなのが、フリーサイズブックカバーです。
これは、多くの場合、布製や合成皮革製で、本の背幅や高さをカバーの折り返し部分で調整できるように設計されています。
フリーサイズのメリット
- 汎用性: 文庫から四六判、A5まで、一つのカバーで対応できる製品が多いです。(製品によって対応サイズが異なりますので、パッケージの表示を必ず確認してください)
- 厚さに対応: 文庫本でも厚い辞書のような本もあれば、ペラペラの薄い本もあります。フリーサイズなら、厚さに合わせてぴったりと調整できます。
フリーサイズを選ぶ際は、カバーの「高さ」の最大対応サイズをチェックすることが重要です。文庫本(高さ148mm)に合わせて作られたものは、新書(高さ182mm)には使えません。必ず、あなたが持っている一番大きな本の高さに対応しているかを確認しましょう。
サイズ選びに迷ったら、まずは手持ちの本のサイズを測り、それに合わせてブックカバーの対応サイズをチェックする。これが失敗しないための鉄則です。(本のサイズ規格に関する詳細はこちら)
【用途別】失敗しないブックカバーの選び方とチェックポイント
ブックカバーは、ただ本を包むだけではありません。読書をする場所、持ち運びの頻度、そしてあなたが読書に何を求めているかによって、選ぶべきブックカバーの「正解」は異なります。ここでは、具体的な用途別におすすめのブックカバーの選び方をご紹介します。
通勤・通学での持ち運び重視なら「耐久性・撥水性」
毎日の通勤・通学で本を持ち運ぶ場合、ブックカバーには過酷な環境に耐えるタフさが求められます。
バッグの中で他の荷物と擦れたり、満員電車で押しつぶされたり、時には突然の雨に降られたりする可能性があります。
- 素材の推奨: 合成皮革(合皮)、または撥水加工が施されたナイロン・ポリエステルなどの布製が最適です。本革も耐久性はありますが、水濡れに弱いため注意が必要です。
- 機能性: 汚れや水濡れから本を保護する防水・撥水機能は必須です。また、角が折れないように、やや硬めの素材や、本の角をしっかりガードできるデザインを選びましょう。
- デザイン: 派手な柄よりも、ビジネスシーンでも浮かない落ち着いた色(ネイビー、黒、茶色など)を選ぶと、TPOを選ばず使えます。
特に、通勤中に飲み物をこぼしてしまった場合なども想定し、ブックカバーの「手入れのしやすさ」も重要なチェックポイントとなります。
自宅やカフェなどリラックス空間での読書なら「手触り・デザイン」
自宅や落ち着いたカフェなど、リラックスした環境で読書を楽しむ場合は、機能性よりも「快適さ」と「気分が上がるデザイン」を優先しましょう。
- 素材の推奨: 天然素材(コットン、リネン)、または柔らかく手になじむ本革がおすすめです。長時間手に持っていても肌触りが良く、リラックス効果を高めてくれます。
- デザイン: 自分の好きな柄や、温かみのある手織りの風合い、または愛着が湧くようなキャラクターデザインなど、純粋に「見ていて心地よい」と感じるものを選びましょう。
- 隠れた機能: しおり(スピン)が付いているもの、または、しおり代わりになるような細いポケットが付いているデザインも便利です。
読書は「五感」で楽しむものです。お気に入りのブックカバーを使うことで、読書体験そのものの満足度が格段に向上するはずです。
コレクション・資料保護なら「透明度と非移行性」
限定版のコミックや、大切に保管したい資料、図書館の本など、「装丁を傷つけずに保護したい」という目的が一番の場合は、ビニール製の透明カバー一択となります。
- 素材の推奨: PP(ポリプロピレン)素材の「非移行性」と明記された透明カバーを選びましょう。前述の通り、安価なPVC素材は本のインクと反応してベタつきの原因となる可能性があるため、長期保管には向きません。
- フィット感: コミックや資料など、本のサイズが一定の場合は、フリーサイズではなく、その本の規格にぴったり合ったサイズのカバーを選ぶことで、シワなくきれいに保護できます。
ブックカバーを選ぶ際は、まずは「その本をどこで、どのように使うか?」を具体的にイメージすることが、失敗を避けるための最重要チェックポイントですよ。(用途別ブックカバーのさらに詳しい選び方)
ブックカバーのメリット・デメリットを再確認!本当に必要?
「本を買えばカバーは無料でかけてもらえるし、自分で買う必要あるの?」と疑問に感じている方もいるかもしれません。
確かに、機能性だけで言えば、書店の紙カバーでも最低限の保護は可能です。しかし、有料のブックカバーを使うことには、価格以上の大きなメリットがあります。ここでは、ブックカバーのメリットとデメリットを再確認し、あなたにとって本当に必要かどうかを考えてみましょう。
ブックカバーを使う7つの大きなメリット
ブックカバーは、本を守るだけでなく、読書体験そのものを豊かにしてくれるアイテムです。
- 【精神的な集中力アップ】お気に入りのカバーを使うことで、読書へのモチベーションが上がり、本の世界に集中しやすくなります。
- 【本の保護】カバンの中の摩擦、手の脂、飲み物のシミなど、あらゆる汚れや傷から本を強力に守ります。特に表紙や帯は傷つきやすい部分です。
- 【プライバシー保護】何を読んでいるかを知られたくない時に、タイトルや表紙を隠すことができます。通勤電車内など、他人の視線が気になる場所では特に重要です。
- 【ファッションアイテム化】布や革のカバーは、TPOに合わせてコーディネートできるアクセサリーのような役割を果たします。
- 【耐久性向上】本革や丈夫な布製カバーは、何度も読み返す大切な本の表紙のヨレや折れを防ぎ、本の寿命を延ばします。
- 【経年変化の楽しみ】本革製や特定の布製カバーは、使い込むほどに色合いや風合いが変わり、「自分だけの道具」として育てていく喜びがあります。
- 【厚さ調整】フリーサイズカバーの場合、本の厚みに合わせてぴったりと調整できるため、読み始めや読み終わりの持ちにくさを解消できます。
特に「プライバシー保護」は、デリケートな内容の本を読む際に重要視する人が多く、書店でもらうカバーでは解決できない、購入したブックカバーならではの重要なメリットと言えます。
ブックカバーを使うことの3つのデメリット
もちろん、ブックカバーを使うことにはデメリットも存在します。
- 【コストがかかる】100円〜数万円まで、価格帯は様々ですが、購入費用がかかります。
- 【サイズ選びが難しい】前述の通り、本のサイズは多様で、特に四六判やB6判など、文庫・新書以外のサイズはカバーの種類が少なく、探すのに手間がかかることがあります。
- 【劣化の可能性】特に安価なビニール製や合成皮革製は、時間の経過とともに素材が劣化し、ベタつきやひび割れを起こす可能性があります。
これらのデメリットを考慮しても、読書の質や本の保護という点で、ブックカバーのメリットはそれを上回ると筆者モモストアは考えます。
もしデメリットが気になる場合は、コストの低い100円ショップのPP製透明カバーや、耐久性の高い布製カバーから試してみるのがおすすめです。
長く愛用したい!本革・布製ブックカバーのお手入れ方法とコツ
せっかく気に入ったブックカバーを購入したなら、できるだけ長く、美しい状態を保ちたいですよね。特に、本革製や布製といった素材は、日々のちょっとしたお手入れで寿命が格段に伸びます。ここでは、長く愛用するための素材別お手入れ方法をご紹介します。
本革製ブックカバー:経年変化を楽しむための秘訣
本革(レザー)のブックカバーは、手入れをすればするほど「味」が出てきます。このエイジング(経年変化)こそが、本革の醍醐味です。
日常のお手入れ(ブラッシング)
使用後は、柔らかい布(メガネ拭きのようなクロス)で、表面のホコリや手脂を優しく拭き取ることを習慣にしましょう。特に、読書中に触れる部分には皮脂が付きやすいので念入りに。これにより、革が適度に油分を吸い込み、自然な光沢が生まれます。
定期的なケア(保湿と防水)
革は乾燥に弱いため、半年に一度程度、革専用のクリーム(ミンクオイルやデリケートクリーム)で保湿してあげましょう。指先に少量取り、薄く全体に馴染ませるように塗布し、その後、乾いた布で余分なクリームを拭き取ります。
塗りすぎはカビの原因になるため、少量で十分です。
水濡れ対策
本革は水濡れに非常に弱く、シミの原因となります。もし雨などで濡れてしまったら、すぐに乾いた布で水分を叩くように拭き取り、直射日光を避けた風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。ドライヤーやヒーターなどで急激に乾かすと、革が硬化したりひび割れたりする原因になるので厳禁です。
本革のブックカバーは、丁寧に扱えば、本の厚みや形に合わせて「成長」し、唯一無二の存在になってくれます。
布製ブックカバー:汚れを気にせず使える清潔さが魅力
布製(コットン、リネンなど)のブックカバーの最大の魅力は、汚れても手軽に洗える清潔さです。
洗濯の基本
ほとんどの布製カバーは手洗い可能です。洗濯機を使用する場合は、必ず洗濯ネットに入れ、「手洗いコース」や「ドライコース」を選びましょう。中性洗剤を使用し、漂白剤は色落ちの原因になるため避けてください。
色落ちと型崩れ対策
特に濃い色や柄物の布製カバーは、最初の数回は色落ちする可能性があるため、他の洗濯物とは分けて洗うのが安全です。
型崩れを防ぐために、洗濯後は脱水機にかけすぎず、手で形を整えてから陰干ししましょう。アイロンがけをすると、パリッとした仕上がりになり、気持ちよく使えます。
部分的な汚れ対策
コーヒーのシミや手の皮脂汚れなど、部分的な汚れが気になる場合は、汚れた部分に中性洗剤を少量つけ、歯ブラシなどで優しく叩き洗いしてから、全体を洗うと効果的です。
布製カバーは、気軽さと多様なデザインが魅力ですが、清潔に保つことで、いつまでも気持ちよく読書を楽しめますよ。
- 本革ケアの基本: 柔らかい布で毎日拭く → 半年に一度、専用クリームで保湿。
- 布製ケアの基本: 中性洗剤で優しく手洗い → 形を整えて陰干し。
ブックカバーを自作・アレンジする方法!DIYで個性を出すアイデア
市販のブックカバーでは物足りない、自分の好みにぴったりのデザインが見つからない、そんな時は「自作」や「アレンジ」に挑戦してみるのはいかがでしょうか。ブックカバーのDIYは、裁縫初心者でも手軽に始められるものが多く、完成した時の満足感はひとしおです。世界に一つだけのオリジナルカバーで、読書ライフをさらに充実させましょう。
ミシン不要!手軽な「ワックスペーパー」で作る方法
「裁縫は苦手…」という方でも簡単にできるのが、ワックスペーパーを使ったブックカバーです。ワックスペーパーは、その名の通り紙にロウ引きが施されており、耐水性と強度があり、使い込むほどに独特のシワ(エイジング)が楽しめます。
準備するもの
- ワックスペーパー(クラフトショップや100円ショップでも購入可能)
- カッター、定規
- 両面テープ、またはおしゃれなマスキングテープ
作り方
- 本のサイズ(縦・横幅・厚さ)を測ります。
- ワックスペーパーを、本全体を包み込み、折り返しを十分に取れるサイズに裁断します。
- 本の背に沿って折り目をつけ、表紙の折り返し部分を両面テープやマスキングテープで固定すれば完成です。
ワックスペーパーのシンプルな質感は、スタンプを押したり、手書きのイラストを加えたりするアレンジにも最適です。手軽に作れて、見た目もおしゃれなので、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれます。(ワックスペーパーの作り方アイデアはこちら)
裁縫に挑戦!布製カバーをより個性的にアレンジ
お気に入りの布地を使って裁縫する布製カバーは、最も個性を出しやすい方法です。基本の布カバーを作った後、さらにアレンジを加えてみましょう。
アレンジのアイデア
- 刺繍やワッペン: シンプルな無地の布カバーに、イニシャルやモチーフの刺繍を施したり、お気に入りのワッペンを縫い付けたりするだけで、世界に一つだけのオリジナルカバーになります。
- ポケットやペンホルダー: 表紙の内側に小さなポケットを縫い付ければ、メモやカードを収納でき、利便性が向上します。背表紙部分にゴムバンドや布のループを縫い付ければ、ペンホルダーにもなります。
- 異素材ミックス: 表地は布、裏地に薄い革やフェルトを使う、または、折り返し部分だけを別の柄の布にするなど、異素材を組み合わせることで、よりハイセンスな仕上がりになります。
布製ブックカバーの作り方は、インターネットや手芸店の無料レシピで簡単に手に入ります。
最初は簡単な直線縫いだけでできるデザインからチャレンジして、徐々に凝ったものに挑戦していくのがおすすめです。
通販サイト(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)での購入が最強な理由
実店舗での購入には、実際に手にとって素材を確かめられるというメリットがありますが、ブックカバーに関しては、通販サイトでの購入が最も「失敗が少ない」最強の選択肢であると、筆者モモストアは断言します。それはなぜか、通販ならではのメリットを徹底解説します。
圧倒的な品揃えと特殊サイズへの対応力
実店舗では、どうしても「売れ筋」の文庫サイズや新書サイズが中心となり、棚のスペースにも限りがあります。
しかし、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった通販サイトには、数千、数万点という圧倒的な数のブックカバーが並んでいます。
- 特殊サイズの網羅: 四六判、A5判はもちろん、ハヤカワ文庫サイズ、B5判、コミック用など、実店舗ではなかなか見つからない特殊なサイズのカバーも容易に見つけることができます。
- ニッチな素材: 専門店に行かないと見つからないような、珍しい和紙素材、特定の国のテキスタイルを使った布製カバー、高品質な栃木レザーを使った本革カバーなども、検索一つで比較検討できます。
- ブランド比較: 日本の老舗文具メーカーから、海外のデザイナーズブランドまで、様々なメーカーの商品を価格やレビューで比較できるため、「見つからない」ということがほとんどありません。
ユーザーレビューと詳細な商品情報による失敗の回避
実店舗で「良いな」と思って購入しても、「サイズが合わなかった」「すぐにほつれてしまった」という失敗は少なくありません。
通販サイトでは、この失敗を避けるための強力なツールがあります。
詳細な商品情報
多くの販売ページには、「〇〇判対応」「本の厚さ〇cmまで対応」といった詳細なサイズ情報が記載されています。事前に本のサイズを測っておけば、購入後のミスマッチを大幅に減らせます。
正直なユーザーレビュー
実際に購入したユーザーのレビューは、その商品の「生の声」であり、非常に参考になります。「縫製が甘かった」「思っていたより色が暗かった」「フリーサイズなのに本の厚みに対応しきれなかった」など、実店舗では知り得ないマイナス情報も含めて事前にチェックできるのは、通販の最大の強みです。
価格比較とアフィリエイトの活用
通販サイトでは、同じ商品でも複数のショップが販売していることがあり、価格競争が働いています。
「価格の安い順」で並び替えたり、ポイント還元率を考慮したりすることで、最もお得に購入することができます。
また、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングはそれぞれ独自のセール(Amazonプライムデー、楽天スーパーセールなど)を開催しており、これらのタイミングを狙えば、定価よりも遥かに安く高品質なブックカバーを手に入れることが可能です。
このように、品揃え、失敗回避、価格面において、ブックカバーの購入は通販サイトが圧倒的に優位であると言えます。
まずは、これらのサイトで「ブックカバー」「本革」「文庫サイズ」といったキーワードで検索し、豊富な選択肢の中からお気に入りを見つけてみることを強くおすすめします。
| 項目 | 通販サイト(Amazon/楽天など) | 実店舗(雑貨店/書店など) |
| 品揃え | ★★★★★ 圧倒的 | ★★★☆☆ 売れ筋・定番が中心 |
| 特殊サイズ | ★★★★★ ほぼ見つかる | ★★☆☆☆ 探すのに手間がかかる |
| 価格比較 | ★★★★★ 容易に可能 | ★☆☆☆☆ 店舗間移動が必要 |
| 手触り確認 | ★☆☆☆☆ 不可(レビューで推測) | ★★★★★ 実際に触れる |
| レビュー | ★★★★★ ユーザーの生の声が参考になる | ★☆☆☆☆ 店員に聞くしかない |
ブックカバーに関するよくあるQ&A(フリーサイズ、ベタつき対策など)
ブックカバーを購入したり、使用したりする際に、多くの人が抱える疑問や悩みについて、筆者モモストアがお答えします。これを読めば、あなたのブックカバーライフがより快適になること間違いなしです!
Q1. 透明なビニールカバーがベタベタしてきた!どうすればいい?
これは、主に安価なビニール(PVC)素材のブックカバーが原因で起こる「可塑剤の移行」や「素材の劣化」によるものです。
一度ベタついてしまったカバーを元に戻すのは難しいですが、応急処置として以下の方法を試してみてください。
- 拭き取り: 柔らかい布に少量の中性洗剤を薄めたものを含ませ、優しく拭き取ります。その後、乾いた布で水気をしっかりと拭き取りましょう。
- ベビーパウダー: ベタつきが残る部分に、ベビーパウダーを薄くはたきつけると、一時的にベタつきを抑えることができます。ただし、本に粉が付着しないよう注意が必要です。
最も良い対策は、ベタつきの心配が少ない「PP(ポリプロピレン)」素材のカバーに買い替えることです。PP素材は硬めですが、化学的に安定しており、長期保管に適しています。
Q2. フリーサイズのブックカバーで、本の厚さを調整するコツは?
フリーサイズカバーは便利ですが、「厚い本だとカバーがパツパツに…」「薄い本だとブカブカになる」という悩みがありますね。
調整のコツは、本の背の厚みに合わせて、折り返し部分をしっかりと「二重」に折ることです。
- 本の表紙と裏表紙を、カバーの左右のポケットに最後までしっかり差し込みます。
- カバーの折り返しが余っている場合は、本の背表紙とカバーの間にできる「遊び」を、均等になるように両サイドから内側に折り込みます。
- 厚い本の場合、無理に折り込むとカバーが破れる原因になるので、本の背幅に対して少し余裕を持たせるように調整しましょう。
特に布製カバーの場合、最初にアイロンで折り返し部分に癖をつけておくと、スムーズに調整できるようになりますよ。
Q3. ブックカバーに最適な素材は、結局どれなの?
「最適な素材」は、あなたのライフスタイルや価値観によって異なります。筆者モモストアが、それぞれの「最適」をまとめました。
| あなたが重視すること | 最適な素材 | 理由 |
| ① 高級感と経年変化 | 本革(レザー) | 使い込むほどに味が出る「エイジング」が楽しめる。 |
| ② 軽さとデザイン性 | 布製(コットン・リネン) | 軽くて持ち運びやすく、デザインのバリエーションが無限。 |
| ③ 耐久性と実用性 | 合成皮革(合皮)または厚手PP | 水や汚れに強く、手入れがほとんど不要でタフ。 |
| ④ コストと保護力 | PP製(非移行性) | 安価で本を保護でき、透明なので装丁を隠さない。 |
迷ったら、まずは安価な布製や合皮製で「手触り」を試してみる。そして本当に気に入ったら、一生使える本革製にステップアップするのが、最も失敗が少ない賢い選び方です。(ブックカバーのベタつきに関する情報)

