「神のバター」ボルディエはパリのどこで買える?全販売店と絶対失敗しない持ち帰り術!

「神のバター」ボルディエはパリのどこで買える?全販売店と絶対失敗しない持ち帰り術!

フランス旅行のお土産として「神のバター」と呼ばれるボルディエバターは、今やマストバイアイテムですよね!
あの感動的な口溶けと濃厚な風味は、一度味わったら忘れられません。
「せっかくパリに行くなら、絶対に買って帰りたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか?

ですが、ボルディエバターはエシレバターのように、どこのスーパーでも売っているわけではありません。
パリ市内のどこで買えるのか、種類が多すぎてどれを買えばいいか迷う方も多いはずです。
この記事では、パリでの全販売ルートから、日本へ安全に持ち帰るための真空パック術まで、モモストアが徹底的に解説します!

・「神のバター」ボルディエ(Bordier)の基本情報と魅力を徹底解説!
・【パリ公式】ボルディエバターが買える!失敗しない王道の販売店舗
・パリの高級デパート食品館:ボン・マルシェとラファイエットグルメ館
・穴場を発見!マルシェ(市場)でボルディエバターをお得に買う方法
・知る人ぞ知るフロマジェリー(チーズ専門店)での購入ルート
  1. 「神のバター」ボルディエ(Bordier)の基本情報と魅力を徹底解説!
    1. ブルターニュ地方で生まれた職人技の結晶
    2. ボルディエバターとエシレバターの違いは?
  2. 【パリ公式】ボルディエバターが買える!失敗しない王道の販売店舗
    1. なぜ一般のスーパーでは買えないのか?
    2. 王道の購入場所リスト
  3. パリの高級デパート食品館:ボン・マルシェとラファイエットグルメ館
    1. ボン・マルシェ「グランド・エピスリー・ドゥ・パリ」
      1. 店舗詳細とアクセス
    2. ギャラリー・ラファイエット・ル・グルメ
      1. 店舗詳細とアクセス
  4. 穴場を発見!マルシェ(市場)でボルディエバターをお得に買う方法
    1. マルシェ・ボーヴォー/アリーグル市場の魅力
      1. マルシェ・ボーヴォー内のクレムリー
    2. マルシェでの購入の注意点
  5. 知る人ぞ知るフロマジェリー(チーズ専門店)での購入ルート
    1. フロマジェリーで購入するメリット
    2. パリ市内の有名なフロマジェリー
  6. 日本とフランスで価格はどれくらい違う?驚きの値段差を徹底比較!
    1. 現地パリでの平均価格
    2. 日本での平均お取り寄せ価格
  7. 全種類制覇したい!ボルディエの定番人気フレーバーと限定品
    1. 定番中の定番!まずは試したい基本の2種類
      1. 有塩バター(Demi-Sel / ドゥミセル)
      2. 無塩バター(Doux / ドゥー)
    2. 個性派ぞろい!人気のフレーバーバター
      1. 海藻入りバター(Aux Algues / オ・ザルグ)
      2. エスプレット唐辛子入りバター(Piment d’Espelette / ピマン・デスプレット)
      3. ユズ入りバター(Yuzu / ユズ)
    3. 季節限定・変わり種フレーバー
  8. 【必須】日本まで安全に持ち帰るための真空パック(リダイラップ)術
    1. デパートの神サービス!「真空パック(リダイラップ)」を利用する
      1. 真空パックとは?
      2. サービス対応店舗と利用方法
    2. 自宅でできる完璧な持ち帰り準備
      1. H3: 完璧な保冷環境を作るための3ステップ
  9. 旅の思い出を台無しにしない!バター持ち帰り時のQ&Aと注意点
    1. Q&A:機内持ち込み?それとも預け入れ?
    2. 賞味期限はどれくらい?
    3. 持ち帰り時のNG行動とトラブル回避術
  10. ボルディエバターを使った贅沢な朝食&簡単レシピをご紹介
    1. まずはシンプルに!贅沢な朝食の楽しみ方
      1. H3: 定番:有塩バター(ドゥミセル)とバゲット
      2. H3: 変わり種:ユズバターとホットケーキ
    2. フレーバー別!料理への活用術
  11. パリ市内でボルディエバターが買えるその他のショップリスト
    1. ちょっと変わった専門店やコンセプトストア
    2. 地方から少し足を延ばして
  12. 帰国後も楽しめる!日本からボルディエバターをお取り寄せする方法
    1. 主要なオンラインショップでの取り扱い
    2. お取り寄せのメリットとデメリット
  13. パリ土産に迷ったら!ボルディエバターが最強のおすすめ理由

「神のバター」ボルディエ(Bordier)の基本情報と魅力を徹底解説!

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まず、ボルディエバターがなぜここまで世界中の美食家やシェフたちから熱狂的に愛されているのか、その基本と魅力から見ていきましょう。

ブルターニュ地方で生まれた職人技の結晶

ボルディエバターは、フランス北西部、酪農が盛んなブルターニュ地方のサン・マロにある「ラ・メゾン・デュ・ブール(バターの家)」で作られています。創業者であるジャン=イヴ・ボルディエ氏は、伝統的な製法を守り続ける数少ない職人です。

彼のバター作りにおける最大のこだわりは、何と言っても「手ごね(マレヤージュ)」製法です。
現代のバター作りのほとんどが機械化されている中、ボルディエ氏の工房では、木製の道具を使い、職人が手作業でバターを練り上げていきます。この手作業による繊細なマッサージによって、バターに含まれる水分が均一になり、独特の滑らかさとテクスチャーが生まれるんです。

ボルディエバターの3大魅力

  • 濃厚なミルクのコク: ブルターニュ地方の良質なミルクを原料とし、長時間熟成させたクリームを使用しているため、口に入れた瞬間に豊かな香りが広がります。
  • 極上の口溶け: 手ごねによって空気が均一に混ぜ込まれているため、舌の上でスッと溶け、後味がしつこくありません。
  • 繊細なテクスチャー: パンに塗ったときの伸びの良さや、料理に使ったときの素材との馴染み方が格別です。

「神のバター」と呼ばれるゆえんは、この妥協を許さない職人の情熱と、伝統的な手作業による製法にあります。一口食べれば、その違いは歴然。ぜひ、現地パリでその感動を体験してみてくださいね!

ボルディエバターとエシレバターの違いは?

フランスの高級バターといえばエシレバターも有名ですが、この二つには大きな違いがあります。簡単に言えば、エシレは「洗練された優等生」、ボルディエは「個性的で情熱的な職人」といったところでしょうか。

比較ポイント ボルディエバター(Bordier) エシレバター(Echiré)
製造地 ブルターニュ地方(サン・マロ) ポワトゥー・シャラント地方(エシレ村)
最大の特徴 手ごね(マレヤージュ)による繊細なテクスチャーと風味 AOP認定された優れた品質と、軽やかな口溶け
パリでの購入 デパート食品館、フロマジェリー、一部マルシェなど(限定的) 一般のスーパー(モノプリなど)でも購入可能
種類 フレーバーバターが非常に豊富(海藻、バニラ、ユズなど) 有塩・無塩が中心で、フレーバーは少ない

どちらも素晴らしいバターですが、ボルディエの醍醐味は、他にはない多様なフレーバーにあると言えるでしょう。お土産として話題性も抜群なのは、断然ボルディエです!

【パリ公式】ボルディエバターが買える!失敗しない王道の販売店舗

ボルディエバターは、一般的なスーパーマーケットでは取り扱いがありません。そのため、パリ市内で確実に入手したいなら、販売ルートをしっかり把握しておくことが重要です。
結論から言うと、最も確実で便利なのは、高級デパートの食品館、そして専門のチーズ専門店です。特にデパートは、観光ついでに立ち寄れる便利な場所が多く、安心して購入できるため、初めての方には断然おすすめです。

なぜ一般のスーパーでは買えないのか?

エシレバターは牛乳を低温殺菌した「パスツール殺菌」のものが多く、大量生産が可能です。一方、ボルディエ氏の製法は、手作業の「手ごね」という工程が必須であり、生産量が限られています。
また、その品質を高く維持するため、取り扱い店も厳選されています。そのため、モノプリやカルフールといった大衆的なスーパーの乳製品コーナーには並ばない、というわけです。この「限定された場所でしか手に入らない」という特別感も、ボルディエバターの魅力の一つなんですね。

王道の購入場所リスト

パリ市内でボルディエバターを販売している、特に有名で観光客がアクセスしやすい店舗はこちらです。

  • La Grande Épicerie de Paris (グランド・エピスリー・ドゥ・パリ): ボン・マルシェの食品館。左岸の高級食材の殿堂です。
  • Galeries Lafayette Le Gourmet (ギャラリー・ラファイエット・ル・グルメ): オスマン大通りにあるデパートのグルメ館。右岸観光ついでに便利です。
  • Fromagerie HISADA (フロマージュリー・ヒサダ): 日本人の方が経営するチーズ専門店。日本語で相談できるのが心強いです。
  • Marché Beauvau (マルシェ・ボーヴォー): アリーグル市場の一部にある屋内マルシェ。乳製品店(クレムリー)で取り扱いがあります。

特にデパートの食品館は、在庫が豊富で、後述する真空パックサービス(リダイラップ)に対応しているため、お土産目的で大量購入したい方には最適です。次のセクションで、この二大デパート食品館のアクセスと詳細を徹底解説しますね。

注意点として、これらの店舗でも人気フレーバーは午前中に売り切れてしまうことがあります。特に週末や観光シーズンは、できるだけ早い時間帯に訪れることをおすすめします。

パリの高級デパート食品館:ボン・マルシェとラファイエットグルメ館

ボルディエバターを確実に、そして快適に購入したいなら、まずはこの二大巨頭を目指しましょう。どちらも品揃えが豊富で、お土産選びの環境も整っているため、観光客に最も人気のスポットです。

ボン・マルシェ「グランド・エピスリー・ドゥ・パリ」

パリ左岸にある老舗デパート、ボン・マルシェに併設されているのが、食の高級百貨店「グランド・エピスリー・ドゥ・パリ」です。ここは、まさにグルメの殿堂と呼ばれるにふさわしい場所です。

店舗詳細とアクセス

  • 店舗名: La Grande Épicerie de Paris(ラ・グランド・エピスリー・ドゥ・パリ)
  • 所在地: 38 Rue de Sèvres, 75007 Paris(ボン・マルシェの向かい側)
  • アクセス: メトロ10・12番線 Sèvres-Babylone駅
  • 営業時間: 月〜土曜日 8:30〜21:00、日曜日 10:00〜20:00

食品館に入ると、バターやチーズ、乳製品を集めた大きなフロアがあります。ボルディエバターは、専用の陳列ケースに、定番の有塩・無塩から、季節限定のものまでずらりと並んでいます。

ここで特筆すべきは、レジでの対応の良さです。会計後に有料(1€〜2€程度)で真空パック(リダイラップ)のサービスを頼むことができます。これは、長時間のフライトで持ち帰る私たち日本人観光客にとって、非常に心強いサービスです。絶対に利用することをおすすめします!
詳しい情報は、ぜひボン・マルシェ食品館の公式サイト(La Grande Épicerie de Paris公式サイト)でチェックしてみてくださいね。

ギャラリー・ラファイエット・ル・グルメ

パリ右岸、オペラ座にも近く、観光の合間に立ち寄りやすいのがギャラリー・ラファイエットのグルメ館です。本館とは別の建物になっているので、迷わないように注意してください。

店舗詳細とアクセス

  • 店舗名: Galeries Lafayette Le Gourmet(ギャラリー・ラファイエット・ル・グルメ)
  • 所在地: 35 Boulevard Haussmann, 75009 Paris(グルメ館の入り口)
  • アクセス: メトロ7・9番線 Chaussée d’Antin – La Fayette駅、またはRER A線 Auber駅
  • 営業時間: 月〜土曜日 9:30〜21:30、日曜日 11:00〜20:00

こちらもグランド・エピスリーと同様に、バター、チーズ、シャルキュトリー(食肉加工品)などが充実したフロアがあります。特に乳製品売り場は、多くの観光客で賑わっていますが、在庫はしっかり確保されていることが多いです。

グルメ館でも、もちろんボルディエバターの取り扱いがあり、こちらも真空パックサービス(有料)に対応しています。ラファイエットの良いところは、隣接する本館で他のショッピングも楽しめる点です。一日観光した日の最後に立ち寄るのに最適ですね。最新の営業時間は、ギャラリー・ラファイエット・ル・グルメ公式サイトでも確認できますよ。

穴場を発見!マルシェ(市場)でボルディエバターをお得に買う方法

デパート食品館は便利ですが、「もっと地元っぽい雰囲気で買いたい」「少しでも安く手に入れたい」という方には、パリのマルシェ(市場)にある専門店がおすすめです。ボルディエバターは、一部のマルシェ内にあるクレムリー(乳製品店)やフロマジェリー(チーズ専門店)で売られています。

マルシェ・ボーヴォー/アリーグル市場の魅力

東パリのバスティーユ近くにあるアリーグル市場は、パリで最も古い歴史を持つ市場の一つです。この市場は、広場に並ぶ露店の屋外マルシェと、その目の前にある屋根付きの屋内マルシェ(マルシェ・ボーヴォー)で構成されています。

マルシェ・ボーヴォー内のクレムリー

屋内マルシェであるマルシェ・ボーヴォーの中には、昔ながらの乳製品専門店(クレムリー)が入っています。ここでボルディエバターを見つけることができます。

  • マルシェの雰囲気: 地元のパリジャンたちが日常の買い物をしている、活気にあふれた雰囲気です。観光客はデパートより少なめ。
  • 価格: 検索情報によると、デパートより少し安価に手に入れられる場合があるようです。デパートで5〜6€するものが、市場では4€台で売られているという情報もあります。
  • 品揃え: デパートほど豊富なフレーバーはないかもしれませんが、定番の有塩(ドゥミセル)や無塩は見つかる可能性が高いです。

マルシェ・ボーヴォーは午前中からお昼過ぎにかけて賑わいますが、午後には閉店してしまう店も多いため、午前中に訪れるのが鉄則です。この地域はローカルな魅力に溢れており、市場の雰囲気を楽しむだけでも価値があります。市場の地図やアクセスは、Google Maps(マルシェ・ボーヴォーの場所)で確認できますよ。

マルシェでの購入の注意点

市場の専門店で購入する際に気を付けたい点がいくつかあります。

  1. 在庫と鮮度: デパートと異なり、在庫が少なかったり、人気フレーバーがすぐに売り切れたりすることがあります。
  2. 真空パックサービス: 市場の小さな店では、真空パック(リダイラップ)のサービスがないことがほとんどです。自分で保冷バッグや保冷剤を用意する必要があります。
  3. コミュニケーション: 英語があまり通じない場合もあります。フランス語で「ボルディエ(Bordier)」と指差しで伝えられるようにしておくとスムーズです。

価格と雰囲気を重視するならマルシェ、確実な品揃えと持ち帰りやすさを重視するならデパート、と使い分けるのが賢明ですね。

知る人ぞ知るフロマジェリー(チーズ専門店)での購入ルート

チーズやバターといった乳製品のプロフェッショナルであるフロマジェリー(Fromagerie)、つまりチーズ専門店でもボルディエバターを購入することができます。デパートやマルシェより専門的な知識を持ったスタッフに相談できるのが大きな魅力です。

フロマジェリーで購入するメリット

チーズ専門店は、ただ製品を売るだけでなく、熟成や保存の知識が豊富です。ボルディエバターについても、どのフレーバーが今一番美味しいか、どう保存すべきか、といった具体的なアドバイスをもらえる可能性があります。

  • 専門的なアドバイス: チーズやバターのプロである店主に、料理に合う種類などを相談できます。
  • 高品質な保存: チーズと同様、温度・湿度管理が徹底された環境で保管されているため、鮮度が高い状態で購入できる可能性が高いです。
  • 隠れた名店を発見: 大型デパートにはない、よりニッチなフロマジェリーがボルディエを取り扱っていることがあります。

パリ市内の有名なフロマジェリー

ボルディエバターを取り扱っていることで知られる、パリ市内の主要なチーズ専門店をご紹介します。

  1. フロマジェリー・ローラン・デュボワ(Fromagerie Laurent Dubois):MOF(フランス国家最優秀職人章)を受章したローラン・デュボワ氏が経営する名店です。パリ市内に複数店舗があり、ボルディエの取り扱いも豊富です。特にサン・ジェルマン・デ・プレ近くの店舗はアクセスしやすいです。店員さんに相談すれば、バターのパッキングについても助けてくれる可能性があります。

    (例:Laurent Dubois Saint-Germainの場所

  2. フロマジェリー・アンドルーエ(Fromagerie Androuet):パリの老舗中の老舗チーズ専門店です。こちらも複数店舗を展開しており、ボルディエバターの在庫が比較的安定していることが多いです。伝統的な石造りの店内は、見ているだけでも楽しめます。
  3. フロマジェリー・キャトルオム(Fromagerie Quatrehomme):こちらもMOFを受章した女性店主が切り盛りする名店で、熟成されたチーズが有名です。ボルディエバターもチーズの横に並べられていることが多いので、一緒に探してみてください。
  4. フロマージュリー・ヒサダ(Fromagerie HISADA):日本人店主の久田早苗氏が経営するお店で、安心して日本語で相談できるのが最大の強みです。購入のハードルが下がるので、フランス語に自信がない方には特におすすめですよ。

これらの専門店では、チーズと合わせてボルディエバターを購入していくパリジャンも多く、地元の買い物体験ができます。デパートと比べると、在庫切れのリスクもあるため、もし目的のフレーバーが見つからなければ、すぐにデパート食品館に移動する、といった柔軟な対応も大切です。

日本とフランスで価格はどれくらい違う?驚きの値段差を徹底比較!

「神のバター」ボルディエですが、日本ではかなり高級な食材として扱われていますよね。そのため、パリ現地で購入することの最大のメリットの一つが、この驚くべき価格差です。どれくらいお得なのか、具体的な数字で見ていきましょう。

現地パリでの平均価格

ボルディエバターの標準サイズは125gです。パリ市内の主要な販売店での平均価格は以下の通りです。

購入場所 価格帯(125gあたり) 日本円換算(1€=160円の場合)
高級デパート食品館 約5.0€ 〜 6.0€ 約800円 〜 960円
マルシェ(市場) 約4.0€ 〜 5.0€ 約640円 〜 800円
フロマジェリー 約4.5€ 〜 5.5€ 約720円 〜 880円

マルシェが最も安価な傾向にありますが、価格は時期や店舗によって変動します。大体650円〜950円程度で購入できる、と覚えておくと良いでしょう。

日本での平均お取り寄せ価格

一方、日本国内でボルディエバターをお取り寄せする場合の価格は、送料や関税、輸入業者の中間マージンが加わるため、一気に跳ね上がります。

  • 楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング: 125gあたり 約2,800円 〜 5,000円(送料別または送料込み)

フレーバーバターや季節限定品になると、5,000円近くになることも珍しくありません。つまり、パリ現地で購入すれば、日本価格の約3分の1から4分の1以下で手に入れられる計算になります。この価格差を見ると、「多少重くなっても買って帰ろう!」という気持ちになりますよね。

現地で10個買っても、日本で3個買うより安く済むことが多いので、ぜひこの機会に、ご自宅用とお土産用をまとめて購入することをおすすめします!

もちろん、帰国後すぐにボルディエバターが恋しくなったら、インターネットでのお取り寄せも可能です。例えば、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで検索すれば、多くの種類が見つかります。価格は高いですが、パリを思い出して、特別な日に買うのも良いかもしれませんね。

全種類制覇したい!ボルディエの定番人気フレーバーと限定品

ボルディエバターの最大の魅力は、その多様なフレーバーにあります。定番の有塩・無塩に加え、海藻やユズ、唐辛子など、個性豊かなバターが揃っています。ここでは、特に人気が高く、お土産としても喜ばれるフレーバーをご紹介します。

定番中の定番!まずは試したい基本の2種類

有塩バター(Demi-Sel / ドゥミセル)

ボルディエの有塩バターは、ただ塩辛いだけでなく、「塩の結晶(フルール・ド・セル)」が練り込まれているのが特徴です。口の中でバターが溶けていく瞬間に、ジャリッとした塩の食感がアクセントになり、風味を一層引き立てます。この食感が病みつきになる!というファンが非常に多いんです。パンに塗るだけでなく、シンプルに温野菜やステーキの仕上げに添えるだけで、プロの味になります。

無塩バター(Doux / ドゥー)

無塩バターは、純粋なミルクの風味とコクを味わいたい人に最適です。ブルターニュ産の上質なミルクの味がダイレクトに伝わり、バター自体の甘さを感じることができます。お菓子作りや、繊細な素材の味を活かしたい料理にぴったりです。特にフィナンシェやクッキーに使うと、その差は歴然!ぜひ、無塩も買って食べ比べてみてください。

個性派ぞろい!人気のフレーバーバター

海藻入りバター(Aux Algues / オ・ザルグ)

海藻の旨味と塩気がバターに練り込まれた、磯の香りがするバターです。これが本当に絶品!
磯臭いと感じるかもしれませんが、ボルディエ氏が選んだのはブルターニュ地方で採れた繊細な海藻。口の中で海藻のミネラル感が溶け出し、魚介料理との相性は抜群です。
おすすめの使い方: 焼き魚やエビ、ホタテといった魚介のソテーの仕上げに一切れ乗せてみてください。風味が格段にアップしますよ!

エスプレット唐辛子入りバター(Piment d’Espelette / ピマン・デスプレット)

フランス南西部のバスク地方特産であるエスプレット唐辛子が練り込まれたバターです。ピリッとした辛味と唐辛子のフルーティーな香りが特徴で、料理のアクセントに最高です。
おすすめの使い方: トーストに塗るだけでも美味しいですが、肉料理やオムレツの隠し味にすると、一気にプロの味に。辛いもの好きの方へのお土産としても喜ばれます。

ユズ入りバター(Yuzu / ユズ)

こちらは日本とのコラボレーションから生まれたフレーバーで、今や世界的に人気です。ユズの爽やかな香りが、濃厚なバターと絶妙にマッチしています。
おすすめの使い方: 焼き菓子やブリオッシュなどのパンに塗るのはもちろん、シンプルな白身魚のソテーや、和食の隠し味にも使えます。特に、焼いたお餅にユズバターを塗るアレンジは、モモストア筆者の一押しです!

季節限定・変わり種フレーバー

ボルディエバターは、季節や時期によって限定フレーバーが登場します。例えば、黒トリュフ入りバター(冬季)、バニラ入りバター、そば粉入りバター(サラザン)などです。これらは入荷数が少ないため、デパートでもすぐに売り切れてしまうことがあります。

  • 購入のコツ: 売り場の店員さんに「Quels sont les beurres Bordier de saison ?(今シーズンのボルディエバターはどれですか?)」と聞いてみると、思わぬ限定品に出会えるかもしれませんよ!

パリでは、特にボン・マルシェのグランド・エピスリーが様々なフレーバーを揃えている傾向があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

【必須】日本まで安全に持ち帰るための真空パック(リダイラップ)術

せっかくパリで手に入れたボルディエバターも、溶けてしまっては元も子もありません。特に真夏は溶けやすく、持ち帰りの方法が非常に重要になります。ここでは、日本まで安全に持ち帰るためのプロの技と、自宅でできる工夫をご紹介します。

デパートの神サービス!「真空パック(リダイラップ)」を利用する

真空パックとは?

「リダイラップ(Rescellage)」とも呼ばれるこのサービスは、購入したバターを特殊な機械で空気を抜き、厳重に密閉パックしてくれるサービスです。通常のラップやアルミホイルで包むよりも、温度変化に強く、他の荷物に匂いが移る心配もありません。

サービス対応店舗と利用方法

ボルディエバターを販売している高級デパート食品館(グランド・エピスリー、ラファイエット・ル・グルメ)のほとんどが、この真空パックサービスに対応しています。利用方法は非常に簡単です。

  1. 乳製品売り場でバターを購入し、レジに持って行きます。
  2. 会計の際、店員さんに「Je voudrais un rescellage, s’il vous plaît.(真空パックをお願いします)」と伝えます。
  3. 通常、レジのすぐ近くに真空パックの機械があるカウンターがあるので、そこでパックしてもらいます。

料金は1個あたり1€〜2€程度(約160円〜320円)と、非常に良心的な価格です。この投資は、大切なお土産を守るための必要経費だと考えましょう!真空パックをすれば、冷蔵状態で約2週間程度は品質が保たれると言われています。

自宅でできる完璧な持ち帰り準備

H3: 完璧な保冷環境を作るための3ステップ

真空パックをしても、長時間のフライトでは油断できません。ホテルに戻ってから飛行機に乗るまでの準備が非常に重要です。

  1. 凍らせる: パックされたバターをホテル(またはアパート)の冷凍庫で一晩かけて完全に凍らせます。完全に凍った状態が、保冷剤代わりになり、最も長時間品質を維持できます。
  2. 保冷バッグ&保冷剤の用意: 日本から持参した、または現地(モノプリなど)で購入した保冷バッグと、ケーキ用のような小型の保冷剤を用意します。凍らせたバターを保冷バッグに入れ、隙間に保冷剤を詰めます。
  3. さらなる断熱: 保冷バッグの外側を、新聞紙やバブルラップ(緩衝材)などでさらに包みます。これは、外部の熱を遮断し、冷気を逃がさないための断熱材として機能します。

この3ステップを実行すれば、夏の時期でも約8〜12時間程度は冷たい状態を保つことができます。安心して、パリの旅を楽しんでくださいね。

旅の思い出を台無しにしない!バター持ち帰り時のQ&Aと注意点

ボルディエバターを無事に日本まで持ち帰るためには、いくつかの重要な注意点があります。特に空港でのトラブルや、賞味期限の認識は非常に大切です。

Q&A:機内持ち込み?それとも預け入れ?

バターは固体であるため、テロ対策の液体制限(100ml以下)の対象外となることが多いですが、溶けたり、液体と誤認されたりするリスクもゼロではありません。

  • 原則: バターは預け入れ荷物(スーツケース)に入れるのが最も安全です。
  • 理由: 航空会社の貨物室は、上空で温度が非常に低くなります(冷蔵状態)。この環境が、バターの保冷に最も適しています。

もし機内持ち込みにする場合は、溶けやすい機内の温度変化にさらされるため、保冷対策をより厳重にする必要があります。ただし、セキュリティチェックで中身を確認される可能性があることも覚悟しておきましょう。

賞味期限はどれくらい?

ボルディエバターはフレッシュな状態で楽しむためのバターであり、日本の一般的なバターほど長い賞味期限はありません。

  • 冷蔵(未開封): 製造日から約2〜3週間前後です。
  • 冷凍: 持ち帰ってすぐに冷凍保存すれば、約3ヶ月〜6ヶ月程度は美味しくいただけます。

帰国したらすぐに冷凍保存するのが、美味しく長く楽しむための鉄則です!小分けにしてラップで包み、ジップロックなどに入れて冷凍すると、使う分だけ解凍できて便利ですよ。

持ち帰り時のNG行動とトラブル回避術

最悪の場合、税関で止められたり、スーツケースの中で溶け出したりするトラブルを防ぐために、以下の点に注意してください。

  • NG行動1: 保冷バッグに入れず、そのままスーツケースに入れる(真夏は特に厳禁)。
  • NG行動2: 日本の空港で保冷バッグを出すまで、絶対にスーツケースを開けない(外気を入れない)。
  • トラブル回避術: バターを梱包したことを、スーツケースのパッキングリストにメモしておきましょう。万が一、税関で中身を尋ねられた際に、すぐに説明できるようにしておくと安心です。

適切な対策さえすれば、ボルディエバターは問題なく持ち帰ることができます。準備万端で、帰国後の優雅な朝食を楽しみにしてください!

ボルディエバターを使った贅沢な朝食&簡単レシピをご紹介

無事にボルディエバターを持ち帰ったら、次に考えるのは「どうやって食べるか」ですよね!
この「神のバター」は、パンに塗るだけでも格別ですが、そのフレーバーを活かしたちょっとしたアレンジを加えるだけで、自宅の食卓がパリの高級ビストロに変わります

まずはシンプルに!贅沢な朝食の楽しみ方

H3: 定番:有塩バター(ドゥミセル)とバゲット

ボルディエの有塩バターの最も美味しい食べ方は、焼きたてまたはリベイクしたシンプルなバゲットに、分厚く塗ることです。パンの温かさでバターが少し溶け始め、フルール・ド・セルの食感が際立ちます。これと、淹れたてのコーヒー、絞りたてのオレンジジュースがあれば、もう他に何もいりません。パンはパリで人気のパン屋さん(例:PoilâneやDu Pain et Des Idées)で買ったものを冷凍しておけば、帰国後も長く楽しめますよ。

H3: 変わり種:ユズバターとホットケーキ

ユズバターは、和風の食材だけでなく、洋風のスイーツにも驚くほどマッチします。週末の朝食に、少し厚めのホットケーキを焼いてみてください。焼き上がったホットケーキに、溶かしすぎないよう、塊のままユズバターを乗せて、あとはシンプルにメープルシロップを少しだけ。
バターのコクとユズの爽やかな酸味が、メープルシロップの甘さを引き締め、新感覚の朝食スイーツになります!

フレーバー別!料理への活用術

ボルディエバターのフレーバーは、料理の仕上げに使うことで、魔法のような効果を発揮します。

  • 海藻入りバター:シンプルにジャガイモの蒸し焼きに。蒸したてのジャガイモ(男爵芋などがおすすめ)を半分に切り、熱いうちに海藻バターをたっぷり乗せるだけ。バターが溶けてジャガイモに染み込み、海藻の旨味が加わって、最高の付け合わせになります。また、アサリやムール貝のワイン蒸しの仕上げに少量加えるのもおすすめです。
  • エスプレット唐辛子入りバター:ステーキやローストチキンの仕上げに乗せる「追いバター」として使ってみてください。肉の余熱でバターが溶け、唐辛子の香りと辛味が肉全体に広がり、ソース代わりになります。また、コーンポタージュスープの風味付けに少量加えると、味が引き締まって深みが出ます。

どのフレーバーも、熱を加えることで香りが立ちますので、炒め物やソテーに使う場合は、焦げ付かないように火を止める直前に入れるのがポイントです。少しの量でも、満足度が格段に上がるのがボルディエバターの素晴らしいところですね!

パリ市内でボルディエバターが買えるその他のショップリスト

前述の二大デパートとマルシェ、そして主要なフロマジェリー以外にも、パリ市内にはボルディエバターを取り扱っている隠れた名店がいくつかあります。よりニッチな場所での購入体験を楽しみたい方は、ぜひ訪れてみてください。

ちょっと変わった専門店やコンセプトストア

ボルディエバターは、食にこだわる特定の専門店でも取り扱いがあります。

  1. Maison Plisson(メゾン・プリッソン):パリ市内に複数店舗を持つ、人気の高級食料品店兼カフェです。「パリの美味しい食材が揃う」場所として知られており、デパート食品館よりもカジュアルに利用できます。新鮮な野菜やデリと一緒に、ボルディエバターを購入できます。朝早くから営業している店舗もあるため、観光前の朝食ついでに立ち寄るのも良いでしょう。
  2. Breizh Café(ブレイズ・カフェ):ブルターニュ地方発祥のガレット(そば粉のクレープ)が有名なカフェです。パリ市内に複数店舗があり、マレ地区の店舗(Rue Vieille du Temple)などに隣接するショップでは、ブルターニュの特産品としてボルディエバターの全種類近くを取り扱っていることがあります。ガレットを食べたついでに、お土産としてバターを買うことができる、一石二鳥のスポットです。
  3. Fauchon(フォション):マドレーヌ広場にある老舗高級食材店です。紅茶やジャム、マカロンなどが有名ですが、食品フロアのバター・乳製品コーナーでもボルディエバターを見つけることができます。品揃えはデパートほどではないかもしれませんが、観光名所の一つとして立ち寄る価値はあります。

これらの店舗は、主要な観光地からも比較的近く、デパートの混雑を避けたいときに便利です。ただし、やはり真空パックサービスがない可能性が高いため、購入後の保冷対策は万全にしておいてくださいね。

地方から少し足を延ばして

ボルディエ氏の工房があるのは、パリから電車で約2〜3時間離れたサン・マロです。もしブルターニュ地方への旅行を計画しているなら、サン・マロの工房直営店や、レンヌのマルシェにある「メゾン・ボルディエ」のカウンターを訪れるのが、最も鮮度の高いバターを手に入れる方法です。旅程に余裕があれば、本場を訪ねてみるのも素敵な思い出になりますよ。

(例:ボルディエの本店があるメゾン・ボルディエの公式サイトはこちら Maison Bordier公式サイト

帰国後も楽しめる!日本からボルディエバターをお取り寄せする方法

パリで大量に買って帰ったはずなのに、「もう無くなってしまった…」「あの時の味が忘れられない!」とボルディエバターが恋しくなる瞬間は必ずやってきますよね。
そんな時でも安心してください。現在は日本国内からボルディエバターを簡単にお取り寄せすることができます。価格は現地よりも割高になりますが、パリでの感動を再び味わえるのは嬉しいことです。

主要なオンラインショップでの取り扱い

ボルディエバターは、主に以下の大手オンラインショッピングサイトや、高級食材を扱う専門の通販サイトで販売されています。

  • 楽天市場: 複数の輸入業者が取り扱っており、有塩・無塩はもちろん、海藻やユズ、エスプレット唐辛子といった人気フレーバーも豊富に見つかります。価格比較もしやすいのがメリットです。
  • Amazon: こちらも並行輸入品などが取り扱われていることがあります。ただし、販売者によって価格や賞味期限への対応が異なるため、評価の高い出品者を選ぶようにしましょう。
  • Yahoo!ショッピング: 楽天市場と同様に、高級食材店が出店していることが多く、特定のフレーバーを探すのに適しています。

お取り寄せのメリットとデメリット

メリット デメリット
自宅まで届くので手間いらず 価格が現地パリの3〜4倍以上になる
冷凍された状態で届くため、鮮度管理の心配がない 送料(クール便代)がかかる
日本未入荷の限定フレーバーに出会える可能性も 在庫が不安定なフレーバーがある

例えば、楽天市場で「ボルディエバター 海藻」と検索すれば、すぐに商品が見つかるはずです。
(例:楽天市場でボルディエバターを探す
もちろん、パリで自分で買って帰るのが一番お得ですが、「どうしても今すぐ食べたい!」という時は、多少高くてもお取り寄せを検討してみてください。日常に、ちょっとしたパリの贅沢を取り入れることができますよ。

パリ土産に迷ったら!ボルディエバターが最強のおすすめ理由

パリにはお土産にしたいものがたくさんありますが、その中でもモモストアがボルディエバターを最強のお土産としておすすめする理由を、最後にまとめさせていただきます。

  1. 圧倒的な価格優位性:前述の通り、日本での販売価格と現地価格には大きな差があります。この差こそが、ボルディエバターが「買って帰る価値のあるお土産」である最大の根拠です。賢くお得に、本物の高級食材をゲットできます。
  2. 他にはない体験価値:「神のバター」と呼ばれるストーリーや、職人による手ごね製法といった背景は、お土産話としても盛り上がります。ただの食べ物ではなく、フランスの食文化と職人技を持ち帰る、という体験価値があります。
  3. 実用性と話題性:クッキーやマカロンも良いですが、バターは日常の食卓で使えます。「この海藻バター、料理に使うとすごく美味しかったよ!」といったように、贈られた側もすぐに使えて話題にしやすい実用的なギフトです。特に食通の方や、料理好きの方には、絶対に喜ばれます。
  4. フレーバーの多様性:定番の有塩・無塩に加え、海藻やユズ、バニラなど、相手の好みに合わせてフレーバーを選べる楽しさがあります。数種類をセットにしてプレゼントすれば、さらに喜ばれますよ。

もちろん、エシレバターやショコラ、マカロンなど、パリには素敵なものが溢れています。ですが、帰国後も長く楽しめ、使えば使うほどパリの旅を思い出せるボルディエバターは、数あるお土産の中でも群を抜いておすすめ度が高いです。

この記事でご紹介した販売店舗や、完璧な持ち帰り術を活用して、ぜひパリで最高級のボルディエバターをゲットしてくださいね。帰国後の朝食が、今から楽しみですね!

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