ブックカバーはどこで売ってる？100均から専門店まで販売店を徹底調査！

読書家さんにとって、本を汚さずに持ち運びたい、人目を気にせず読書を楽しみたいというのは切実な願いですよね。
この記事では、「ブックカバーがどこに売っているのか」を徹底的に調査し、あなたの目的に合ったブックカバーを見つけるための最短ルートをご案内します！
急ぎで欲しい場合や、ちょっと変わったものが欲しい場合など、状況に合わせた購入場所をモモストアが詳しく解説していきますね。

ブックカバーが売っている場所の全体像！すぐに手に入るのはココ

「ブックカバー」と一言で言っても、実は売っている場所によって商品のラインナップや価格帯が大きく異なります。
たとえば、耐久性を求めるなら専門店、デザイン性を重視するなら雑貨店、価格を抑えたいなら100円ショップなど、選択肢は多岐にわたります。
ここでは、主要な販売チャネルと、それぞれの店舗でどんなブックカバーが見つかるのか、その全体像をまず掴んでいきましょう。

最も手軽に手に入るのは「書店」と「100円ショップ」

ブックカバーの購入を考えたとき、多くの方がまず思い浮かべるのが「書店」ではないでしょうか。
書店では購入した本に無料で紙のカバーをつけてくれるサービスがありますが、販売しているビニール製や布製のカバーも実は非常に優秀です。
特に、書店で売られているものは、サイズや紙質が日本の出版規格にぴったり合っているため、フィット感が抜群なのが大きなメリットです。
一方、価格を重視する方や、様々なサイズをまとめて揃えたい方にとって最も手軽なのは「100円ショップ」です。最近の100均ブックカバーの進化は目覚ましく、デザインや素材のバリエーションも増えています。

購入場所	特徴	向いている人
書店	サイズが正確、シンプルなデザインが多い、文庫・新書向けが中心	買った本にすぐカバーを付けたい人、ジャストサイズを求める人
100円ショップ	圧倒的な安さ、ビニールやシンプルな布製、多種多様なサイズ展開	コストを抑えたい人、複数の本にカバーを付けたい人
ネット通販	高級な革製からオーダーメイドまで、品揃えが無限大	デザインや素材にこだわりたい人、特定のニッチなサイズを探している人

このように、目的によって選ぶべき場所が変わってきますので、ご自身の「今」のニーズに合わせて、次の見出し以降を読み進めてみてくださいね。

ブックカバーの種類と価格帯の目安

販売場所によって価格帯も大きく変わりますが、素材による大まかな目安を知っておくと、予算を決める上で役立ちます。
最も安価なのは、やはり紙製やPP（ポリプロピレン）製の透明カバーで、これは100円ショップや一部の書店で手軽に入手できます。100円ショップでは、複数の枚数がセットになっていることも多く、非常に経済的です。
価格が上がるにつれて、素材の耐久性やデザイン性が向上します。

• ～300円台：紙、薄手のビニール（PP）、布（エコバッグのような素材）
• 1,000円～3,000円台：コットン、リネンなどの上質な布、合皮（フェイクレザー）、和柄のちりめん素材
• 3,000円～10,000円以上：本革（牛革、羊革）、ブランド品、作家によるハンドメイド品

高級なブックカバーは、それ自体が読書体験を豊かにしてくれる「愛用品」となります。長く使いたい一冊には、少し奮発して良いものを選ぶのも素敵ですよ。
特に、本革のブックカバーは使うほどに手に馴染み、色味も変化していくので、まるで本を育てているかのような感覚を味わえます。

見落としがちな穴場スポット：家電量販店とホームセンター

意外かもしれませんが、家電量販店や大型ホームセンターでもブックカバーを見かけることがあります。
「なぜ？」と思うかもしれませんが、これらの店舗では「文房具コーナー」や「オフィス用品コーナー」が充実していることが多く、特にビジネス書や専門書に使うような大判のブックカバーや、透明の保護カバーが置かれていることがあるんです。
例えば、B5サイズやA4サイズの参考書や雑誌に使える、厚手でしっかりとしたビニールカバーなどは、書店や100均では見つけにくい場合があります。
これらの店舗を訪れる際は、文具コーナーを隅々までチェックしてみると、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。

ただし、取り扱いがない店舗もあるため、確実性を求めるなら事前に店舗のホームページなどで確認するか、Google検索で「家電量販店 ブックカバー 取り扱い」と調べてみるのがおすすめです。

【100円ショップ】ダイソー・セリア・キャンドゥの品揃えと特徴

手軽さ、安さ、そして種類の豊富さで言えば、今の時代、100円ショップは外せません。
ダイソー、セリア、キャンドゥの主要3店舗は、それぞれ個性的なブックカバーを取り揃えており、利用する目的によって使い分けが可能です。
ここでは、それぞれの店舗の強みと、どんな商品が手に入るのかを具体的にご紹介していきますね。

ダイソー：サイズ展開の豊富さと実用性重視

ご存知の通り、ダイソーは商品数がとにかく多く、ブックカバーも例外ではありません。
ダイソーのブックカバーの最大の魅力は、文庫本からA5、B5といった大きめのサイズまで、幅広い規格に対応している点です。特に、実用的な透明のビニールカバーは非常に人気があります。

• 透明ブックカバー：PP製で水や汚れに強い。サイズ展開が豊富で、複数枚セットになっていることが多い。
• 布製ブックカバー：シンプルな無地やチェック柄など。耐久性は専門店に劣るものの、日常使いには十分。
• コミック用カバー：漫画のサイズに特化したカバーも充実しており、全巻セットで保管したい方に便利。

もし、あなたが「とにかくたくさんの本にカバーを付けたい」「サイズ違いの本をまとめて保護したい」と考えているなら、まずはダイソーを探してみるのが最も効率的かもしれません。
ただ、デザイン性はシンプルなものが中心なので、おしゃれさを求めるなら次のセリアやキャンドゥがおすすめです。

セリア：おしゃれで可愛いデザイン性の高さが魅力

セリアは、100円ショップの中でも特にデザイン性に優れた商品が多いことで知られています。ブックカバーも例外ではなく、他店では見られないような可愛い柄や、ナチュラルテイストなデザインのものが並びます。

• クラフト紙風カバー：カフェ風やレトロなデザインが施された紙製カバー。
• 柄入り布製カバー：ボタニカル柄、動物柄など、女性に人気の高いデザインが多い。
• フェルト素材：季節限定やイベントに合わせた暖かみのある素材も登場することがあります。

セリアのブックカバーは、「100円なのにこんなにおしゃれなの？」と驚くほどのクオリティのものが多いので、読書中に気分が上がるようなアイテムを探している方は、ぜひセリアの文具コーナーをチェックしてみてください。
ただし、ダイソーに比べると、取り扱いサイズは文庫本・新書が中心となり、大型本のカバーは少ない傾向があります。

キャンドゥ：独自性とニッチなニーズへの対応

キャンドゥは、他の2店舗とは少し違う、独自の切り口の商品や、ニッチなニーズに対応したアイテムを展開していることがあります。
ブックカバーに関して言えば、特定のキャラクターコラボ商品や、ちょっとした機能性を持たせた商品が見つかることがあります。

例えば、過去には「しおり付き」の便利なブックカバーや、スマホ決済を意識した薄型のポケット付きカバーなどが話題になりました。キャンドゥを巡る楽しみは、他では見つからない「こんなものが欲しかった！」というアイテムに出会える可能性がある点にあります。

店舗ごとの在庫状況の差が大きいため、確実に見つけたい場合は、大型店舗をいくつか回ってみるか、SNSなどで最新の情報をチェックすることをおすすめします。
ちなみに、ブックカバーの陳列場所は、文具コーナーだけでなく、ラッピング用品や手芸用品の近くにあることもあるので、見当たらない場合は店員さんに尋ねてみてくださいね。

【書店・文房具店】ブックカバーの王道！専門店のこだわりと種類

本を愛する人が集まる場所、それが書店や文房具店です。
これらの専門店では、単に本を保護するだけでなく、読書体験そのものを向上させることにこだわった、質の高いブックカバーが販売されています。
特に、老舗の文房具店や大型書店オリジナルの商品は、根強い人気があります。

大型書店オリジナルのブックカバー：デザイン性と規格の正確さ

紀伊國屋書店や丸善ジュンク堂書店といった大型書店では、自社オリジナルのブックカバーを販売していることがあります。
これらのオリジナルカバーは、その書店ならではの洗練されたデザインや、文芸書・専門書といった本のジャンルに合わせた素材が使われているのが特徴です。

書店オリジナルカバーの特徴

• 規格の正確性：書店で扱っている本のサイズ（特に文庫や新書、四六判など）に完全にフィットするように作られているため、装着時のたるみやズレが少ない。
• 耐久性の配慮：頻繁に持ち運ぶことを想定し、摩擦に強い素材や、角が傷みにくい加工が施されているものが多い。
• 限定性：特定のフェアや記念イベントに合わせて、期間限定のデザインが販売されることもあり、コレクター心をくすぐります。

書店で見つけるカバーの良さは、プロの視点で「本を守る」という機能が徹底されていることです。
無料でもらえる紙カバーも良いですが、お気に入りの一冊を長く大切にしたいなら、書店のオリジナルカバーを試してみる価値は十分にあります。

老舗文房具店のブックカバー：素材の質と永く使えること

伊東屋や東急ハンズ（ハンズ）、ロフトなどの大型文房具・雑貨店では、書店とはまた違った視点で選ばれたブックカバーが並びます。
文房具店では、素材の質感や、ペンホルダーなどの機能性が重視されている傾向があります。

特に、革製品を扱うコーナーでは、本革や上質な合皮で作られたブックカバーが見つかります。これらは値段が高くなりますが、「永く使う」ことを前提として設計されているため、縫製がしっかりしており、手に持った時の満足感が違います。

素材	文房具店での価格帯目安	メリット
本革	5,000円～15,000円	経年変化（エイジング）が楽しめる、高級感がある、耐久性抜群
高品質な布製	1,500円～4,000円	手洗い可能なものが多い、デザインのバリエーションが豊富、軽量
合皮・ビニール	800円～2,500円	水に強く手入れが楽、本革に比べて安価、カラーバリエーションが豊富

文房具店では、ブックカバー以外にも、付箋やしおり、ブックライトなど、読書を快適にするための周辺アイテムも豊富に揃っているので、まとめて読書グッズを探したい時におすすめです。

専門店ならではの「サイズ合わせ」のサービス

文庫、新書、四六判、A5判など、日本の本のサイズは細かく分かれていますが、中には「変形判」と呼ばれる特殊なサイズの本もありますよね。
大型の文房具専門店や一部のオーダーメイド店では、「サイズオーダー」のサービスを提供していることがあります。

これは、本のタテ・ヨコのサイズ、背幅（厚さ）を伝えることで、その本にぴったりのブックカバーを作ってもらえるサービスです。
高価な専門書や、思い出の詰まった大切な本など、「この本にだけは絶対ジャストフィットのカバーを付けたい！」というこだわりがある方は、ぜひ探してみてください。
既製品では満足できない、あなただけの特別な一冊を作ることができますよ。

【雑貨店・アパレル店】おしゃれなデザインが見つかる人気ショップ

ブックカバーを「ファッションアイテム」や「自分らしさを表現するツール」として捉えるなら、雑貨店やアパレル店での購入が断然おすすめです。
ここでは、実用性よりもデザインやトレンド性を重視した商品が多く、持っているだけで気分が上がるようなブックカバーに出会えます。

生活雑貨店（無印良品・Francfranc・ニトリなど）の取り扱い

生活雑貨店は、シンプルで洗練されたデザインのブックカバーを探すのに最適な場所です。
特に、無印良品では、派手さはないけれど、機能的で飽きのこないデザインのブックカバーが販売されていることがあります。
無印良品の製品は、素材感や手触りにこだわったものが多く、リネンやコットンなどの自然素材を使ったブックカバーは、幅広い世代に人気があります。

一方、Francfrancなどのインテリア雑貨店では、華やかで個性的なデザインの布製カバーが見つかる可能性があります。こちらは、主に文庫本や手帳カバーの代わりとして使えるサイズが中心です。

店舗例	ブックカバーの傾向	価格帯の目安
無印良品	シンプル、ナチュラル、リネンや綿素材	1,000円～2,500円
Francfranc	カラフル、柄物、フェミニン、トレンド重視	1,500円～3,500円
ニトリ	取り扱いが少ない、オフィス用品コーナーで保護カバーが見つかる可能性あり	500円～1,500円

これらの店舗は、読書以外の生活雑貨やインテリアと一緒にコーディネートしたい人に特におすすめです。

アパレルブランド・セレクトショップの隠れた名品

少し意外に感じるかもしれませんが、一部のアパレルブランドやセレクトショップでも、ブックカバーが販売されています。
これは、本をファッションの一部として捉える層をターゲットにした、こだわり抜いたアイテムであることが多いです。

• レザーブランド：財布やバッグと同じ上質な革を使用した、高級感のあるブックカバー。
• アウトドアブランド：耐久性の高いナイロンや撥水素材を使用した、タフな環境でも使えるブックカバー。
• キャラクター・コラボ系：特定のキャラクターやアートとコラボレーションした、限定性の高いデザインカバー。

特にセレクトショップでは、海外のブランドや国内のクリエイターによる一点ものに近いブックカバーを扱っていることもあります。
「誰とも被らない、個性的なブックカバーが欲しい」という方は、普段利用しているアパレル店や、SNSで話題になっているセレクトショップのオンラインストアをチェックしてみるのが良いでしょう。
ただし、取り扱い期間が短い場合が多いので、見つけたらすぐに購入するのが鉄則です。

ミュージアムショップ・観光地のお土産屋

読書好きな方へのギフトを探している、あるいは自分だけの特別なブックカバーを見つけたいなら、ミュージアムショップや観光地のお土産屋も隠れた名所です。
美術館や博物館のショップでは、収蔵作品をモチーフにしたデザインや、伝統工芸の技術を用いたブックカバーが販売されています。

例えば、浮世絵柄のちりめん素材のカバー、ゴッホの絵画をプリントしたカバーなど、文化的背景を持つ、知的好奇心を刺激するデザインが豊富です。
これらは、ただ本を保護するだけでなく、「どこで買ったか」という物語も一緒に楽しめるのが魅力です。
旅の思い出に、お気に入りのミュージアムでブックカバーを探してみるのも、素敵な読書の楽しみ方になりますよ。

【コンビニ・スーパー】急なときに便利！販売状況を徹底チェック

「急に本を買ってすぐにカバーを付けたい」「出張先で本を買ったけどカバーがない！」というように、緊急性の高い状況で頼りになるのがコンビニやスーパーです。
しかし、これらの店舗では常時ブックカバーが販売されているわけではないため、事前に取り扱い状況を知っておくことが大切です。

コンビニ（セブンイレブン・ローソン・ファミマ）での取り扱い

結論から言うと、大手コンビニチェーン（セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど）では、基本的にブックカバーの単体販売はされていません。

ただし、例外として以下のケースがあります。

1. 購入した本に無料カバーを付けてくれる：書店が併設されているコンビニや、一部の大型店舗では、書籍を購入した際に無料で紙のカバーを付けてもらえるサービスがある場合があります。これは店舗によりますので、レジで確認してみるのが確実です。
2. 文房具コーナーの「保護フィルム」：ごく稀に、文房具の陳列棚に「透明な保護シート」や「補修テープ」が置かれていることがあります。これはブックカバーの代用品としては使えますが、専用品ではないため、サイズ合わせが難しい場合があります。
3. 雑誌付録：雑誌の付録として、稀にオリジナルのブックカバーが付いてくることがあります。これは運次第ですが、付録好きの方ならチェックしてみる価値はあるかもしれません。

結論として、「コンビニでブックカバーを購入する」のは難しいと考えておいた方が良いでしょう。
急ぎの場合は、後述する「代用品」を活用するか、最寄りの100円ショップや書店に向かうのが賢明です。

スーパーマーケット（イオン・イトーヨーカドーなど）の文具コーナー

大手スーパーマーケット（イオン、イトーヨーカドー、ライフなど）は、コンビニよりもブックカバーを見つけやすい場所と言えます。
その理由は、スーパーには必ずと言っていいほど「文具・雑貨コーナー」が設けられているからです。

特に、学用品やオフィス用品の取り扱いが充実している大型店舗では、以下の種類のブックカバーが見つかる可能性が高いです。

• 透明ビニールカバー（PP製）：学校の教科書や、仕事の資料を保護するために、文庫・新書・A5サイズ程度のものがセットで販売されていることが多い。
• 布製・合皮製カバー：種類は少ないですが、シンプルな無地のものが置かれていることがあります。

スーパーのブックカバーは、派手さはないものの、品質と価格のバランスが取れているのが特徴です。
もし、あなたが食料品の買い物ついでにブックカバーを探したいなら、スーパーの文具コーナーを覗いてみるのがおすすめです。特に、新学期や年末年始などの文房具需要が高まる時期には、品揃えが充実する傾向があります。

旅行先の駅ナカショップや空港の書店

出張や旅行先で急遽本を買うことになった場合、駅構内の売店や空港の書店も忘れてはいけないスポットです。
これらの場所にある書店では、旅行中に本を傷つけないよう、ビニール製の簡易的なブックカバーが販売されていることがあります。

また、駅ナカの雑貨店（例えば、エキュートやアトレ内のショップなど）では、その土地ならではのモチーフをあしらった布製カバーが、お土産品として販売されていることもあります。
機能性だけでなく、旅の記念になるようなブックカバーを見つけたい方は、移動中に立ち寄ってみるのも楽しいですよ。

現在のコンビニでのブックカバーの取り扱い状況をリアルタイムで調べることもできますが、基本的には、スーパーや専門店を頼るのが確実です。

【家電量販店・ホームセンター】意外な穴場と取り扱い状況

家電量販店とホームセンターは、一見するとブックカバーとは無関係な場所のように思えますが、実は特定の目的を持ったブックカバーを探す上で、非常に優秀な穴場になり得ます。
特に、事務用品やDIY用品の需要が高い店舗では、専門性の高いアイテムが見つかる可能性があります。

家電量販店のポイント：オフィス用品としてのブックカバー

ヨドバシカメラやビックカメラなどの大手家電量販店には、大抵の場合、広大な「文具・事務用品コーナー」があります。
ここでは、「オフィスでの使用」を目的としたブックカバーが中心に販売されています。

• ビジネス書向けカバー：落ち着いた色味の合皮製や、シンプルで上質な布製カバー。
• A4・B5などの規格サイズカバー：マニュアルや資料、辞書などを保護するための、大型の透明ビニールカバー。
• 製本用品：本そのものを保護・補修するための透明のフィルムやテープ類。

特に注目したいのは、製本用品のラインナップです。家電量販店では、図書館などで使われるような、本全体を強力に保護する透明なフィルムやシート（例：ブッカーと呼ばれるもの）が売られています。
「本の表紙を徹底的に守りたい」「子供の絵本を丈夫にしたい」という方にとっては、専門の文房具店に行かなくても、ここで解決できる場合があります。

ホームセンター（カインズ・コーナンなど）のポイント：DIYと収納

ホームセンター（カインズ、コーナン、DCMなど）でも、ブックカバーを見つけるには少しコツが必要です。
ブックカバー単体よりも、「DIY」「収納」「手芸」といったコーナーに、その代用となる素材や関連商品が隠れていることが多いです。

コーナー	見つかる可能性のあるもの	ブックカバーとしての活用例
文具・事務用品	透明なビニールカバー、製本テープ	一般的なブックカバー、本の補修・補強
手芸・生地	ハギレ布、フェルト、裁縫道具	オリジナルの布製カバーを自作する材料
ラッピング用品	おしゃれな包装紙、リボン	紙製ブックカバーの代用、本のデコレーション

ホームセンターは、「既製品を買う」というよりも「自分で作る・代用する」という発想でブックカバーを探す場所として非常に優秀です。
例えば、水に強いテーブルクロス用の透明ビニールを切り出して、大判本のカバーを作るなど、DIY好きにはたまらないアイデアが浮かぶかもしれませんね。

購入する際の注意点：サイズと厚み

家電量販店やホームセンターでブックカバー（やその代用品）を購入する際に、最も注意すべき点は「サイズ」です。
これらの店舗で売られている透明カバーは、「B5サイズ」「A4サイズ」といった用紙の規格サイズに合わせて作られていることが多く、文庫本や新書などの「本の規格サイズ」とは若干寸法が異なります。

本の縦幅・横幅が微妙に合わないと、カバーがたわんだり、逆にきつくて本が変形したりする可能性があります。
購入する際は、必ず自分の本の正確なサイズを測ってから行くか、パッケージに記載されている「対応サイズ」をよく確認するようにしてください。
できれば、実際に本を持ち込んでみて、店頭でサイズ感を確かめるのが最も安心です。

【ネット通販】Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングのメリットとデメリット

現代において、ブックカバーを探す上で最も品揃えが豊富で、特定の素材やデザインにたどり着きやすいのがネット通販です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要なプラットフォームには、実店舗では決して見つからないようなニッチな商品や、作家の一点ものが溢れています。

Amazon：スピードと網羅性、ニッチな商品もすぐ見つかる

Amazonの最大のメリットは、その圧倒的な商品数と配送スピードです。
「ブックカバー 文庫 本革」「ブックカバー A5 麻」など、具体的なキーワードで検索すれば、数十万点もの商品の中から、あなたの求める素材、デザイン、機能性を兼ね備えた商品がすぐに見つかります。

Amazonの強み

• 即日・翌日配送：急いでいる場合でも、プライム会員ならすぐに手元に届く。
• 海外メーカー品：日本では珍しい、デザイン性の高い海外のブックカバーも豊富。
• ユーザーレビュー：実際に購入した人の評価や写真を見て、品質やサイズ感を事前に確認できる。

ただし、デメリットもあります。あまりにも商品数が多すぎるため、「どれを選べばいいか分からない」という「選ぶ疲れ」を感じることがあります。
購入する際は、レビューの評価が高いもの、販売実績が多いものに絞り込んで探すのがおすすめです。

楽天市場・Yahoo!ショッピング：ポイント活用と作家ものに出会える

楽天市場やYahoo!ショッピングは、特定の店舗やクリエイターが運営するショップが集まっているモール型であることが特徴です。

• ポイントシステム：普段からこれらのモールを利用している方にとって、購入時に付与されるポイントは大きな魅力です。
• ハンドメイド・作家もの：個人の作家が手作りした温かみのあるブックカバーや、和柄、ちりめん素材など、日本の伝統的なデザインのものが充実しています。
• 専門店：革製品専門店や手芸用品店など、ブックカバーに特化したプロの店が出店していることが多く、品質への信頼性が高いです。

特に、楽天市場では「ブックカバー」と検索するだけでなく、「手帳カバー」「文庫本ケース」などの関連キーワードで探すと、さらに多様なデザインが見つかることがあります。
デザインや素材にこだわりたいけれど、実店舗では見つからないという方は、ぜひこれらのモールをじっくり探してみてください。

フリマサイト（メルカリなど）：一点ものや廃盤品の探求

ネット通販の最終的な選択肢として、メルカリなどのフリマサイトも非常に有効です。
フリマサイトでは、すでに廃盤になった希少なデザインや、手作りの一点もののブックカバーなど、掘り出し物が見つかる可能性があります。

例えば、「ブックカバー 廃盤 ブランド」といったキーワードで、過去に人気があったけれど今は手に入らない商品を検索してみるのも面白いでしょう。

ただし、個人間での取引になるため、以下の点には注意が必要です。

メリット	デメリット・注意点
希少な商品が見つかる、価格交渉ができる、手作りの温かみ	サイズ感が分かりにくい、写真と実物の色味が違うことがある、返品・交換ができない

商品の状態やサイズについて、出品者に事前にしっかりと確認し、納得した上で購入することが大切です。

ブックカバーの種類と素材を徹底比較！特徴と耐久性

ブックカバーの販売場所を知ったところで、次は「どんな素材を選ぶべきか」を考えていきましょう。
素材によって、見た目の印象だけでなく、耐久性、手入れのしやすさ、そして読書時の快適さが大きく変わってきます。
主要な素材の特徴と、それぞれの耐久性について詳しく解説します。

定番素材：布（コットン・リネン）とビニール（PP）

最も一般的に流通しているのは、布製とビニール（プラスチック）製です。

1. 布（コットン・リネン）

布製のブックカバーは、なんといっても手触りの良さとデザインの豊富さが魅力です。コットンは丈夫で、リネンはサラッとした肌触りで夏場でも快適に読書が楽しめます。

• メリット：デザインが豊富、手触りが良い、洗濯（手洗い）できるものが多い、軽量。
• デメリット：水濡れに弱い、汚れがつきやすい、耐久性は革に劣る。
• 耐久性：★★★☆☆（日常使いには十分だが、角が擦り切れやすい）

手入れは少し手間がかかりますが、汚れたら洗えるので、清潔さを保ちたい方や、季節や気分に合わせてカバーを変えたい方におすすめです。

2. ビニール（PP：ポリプロピレン）

書店や100円ショップで手に入る透明のブックカバーがこれにあたります。

• メリット：圧倒的な防水性、汚れを拭き取れる、安価、本を隠さず表紙デザインを楽しめる。
• デメリット：安っぽく見えがち、静電気が起きやすい、寒いと硬くなる。
• 耐久性：★★★★☆（水には強いが、長期間の使用で端が裂けたり、白く濁ることがある）

本の保護機能としては最も優秀で、雨の日やカフェなどでの読書に最適です。

高級素材：本革と合皮（フェイクレザー）

長く愛用したい、高級感が欲しいという方には、革製のブックカバーがおすすめです。

1. 本革（牛革・羊革など）

本革の魅力は、「経年変化（エイジング）」を楽しめること。使い込むほどに手に馴染み、色艶が増していきます。まさに「育てる」ブックカバーです。

• メリット：耐久性・高級感が抜群、エイジングが楽しめる、手に馴染む感触が良い。
• デメリット：高価、水濡れに弱い、手入れが必要、重さがある。
• 耐久性：★★★★★（適切なお手入れをすれば一生モノ）

少しの手間を惜しまず、世界に一つだけのブックカバーを育てたい方に最適です。

2. 合皮（フェイクレザー）

本革のような見た目でありながら、水に強く、手入れが不要なのが合皮のメリットです。

• メリット：本革より安価、水に強い、カラーバリエーションが豊富、軽量。
• デメリット：経年変化がない、数年で表面が剥がれてくることがある。
• 耐久性：★★★☆☆（数年～5年程度で劣化が見られやすい）

見た目の高級感を楽しみつつ、気軽に使いたい方におすすめの素材です。

変わり種素材：紙（和紙・クラフト紙）と木材・金属

最近では、個性を楽しむための変わり種素材のブックカバーも登場しています。

1. 特殊な紙（和紙・タイベックなど）

和紙や、建築資材にも使われるタイベック（高密度ポリエチレン不織布）といった特殊な紙素材も人気です。
タイベックは紙のように見えて、非常に強く、防水性も高いのが特徴です。

2. 木材・金属・樹脂

これらはブックカバーというよりも「ブックジャケット」と呼ぶ方が近いかもしれません。木や金属のプレートを組み合わせて作るカバーで、本を完全に「守る」ことに特化しています。

• 向いている人：本の形状を絶対に崩したくない人、他人と違うものを持ちたい人、重さを気にしない人。

タイベック素材のブックカバーについて、さらに詳しく調べることもできます。

サイズ選びで失敗しないための徹底ガイド！規格と本の種類

ブックカバー選びで最も多い失敗は、「サイズ間違い」です。
日本の書籍のサイズは非常に細かく分かれており、文庫本と新書を間違える、四六判とB6判を混同するといったミスが起こりがちです。
ここでは、主要な本の規格サイズと、それに合ったブックカバーを選ぶための確実な方法を解説します。

主要な本の規格サイズ早見表

まずは、よくある本のサイズと、それに適したブックカバーの規格を知っておきましょう。

規格サイズ	本の種類（目安）	寸法（タテ×ヨコ）	カバー選びの注意点
文庫判	文庫本、A6サイズに近い	148mm × 105mm	最も種類豊富だが、背幅（厚み）違いが多い
新書判	新書（ノベルス、コミックの一部）	173mm × 105mm	文庫と間違えやすいので注意
四六判	単行本（ハードカバーなし）	188mm × 127mm	最も判型が安定しないサイズの一つ
A5判	雑誌、教科書、大きめの実用書	210mm × 148mm	ビジネス書や専門書に多い
B6判	青年向けコミック、一部の単行本	182mm × 128mm	四六判と非常に似ているため、要確認

特に注意が必要なのは「四六判」と「B6判」です。寸法が非常に近いため、ブックカバーのパッケージにどちらの規格が記載されているかを必ず確認してください。
また、文庫本でも、「岩波文庫」のように通常の文庫本よりも若干背が高いものもあるため、「文庫本用」と書いてあっても油断せず、サイズを確認するのが重要です。

最も重要なのは「背幅（本の厚み）」の確認

ブックカバーを選ぶ際、多くの方が本の「タテ」と「ヨコ」の寸法だけを見てしまいがちですが、実は最も重要で、失敗の原因になりやすいのが「背幅」、つまり本の厚みです。

布製や革製のブックカバーの多くは、本の厚さに合わせて調整できる「調整機能付き」となっていますが、透明ビニールカバー（PP製）は、背幅が固定されているものがほとんどです。

もし、本の背幅がカバーの許容範囲を超えてしまうと、

• カバーのポケット部分が破れる
• 本がカバーにきつすぎて、本自体が反り返ってしまう
• 装着できても、表紙が完全に閉じられなくなる

といった問題が発生します。
特に厚さ3cmを超えるような分厚い文庫本には、必ず「厚手対応」や「 adjustable（調整可能）」と書かれたブックカバーを選ぶようにしましょう。

迷った時の解決策：アジャスタブル（調整機能付き）を選ぶ

「自分の持っている本がどのサイズかよく分からない」「本によって厚みが違うから、毎回カバーを変えたくない」という方には、布製や革製の「アジャスタブル（調整機能付き）」ブックカバーがおすすめです。

これらのカバーは、片側のポケットに本の表紙を差し込んだ後、もう片方のポケットの布をスライドさせることで、本の厚みに合わせてぴったりとフィットさせることができます。

一つのブックカバーで、薄い文庫本から分厚い文庫本まで対応できるため、非常に実用的です。
アジャスタブル機能付きのカバーは、少し価格が高くなる傾向がありますが、サイズ違いで何枚も買う手間や費用を考えれば、結果的に経済的である場合も多いですよ。
購入前に「ブックカバー アジャスタブル 仕組み」で検索し、その使い勝手を確認してみると安心です。

ブックカバーの選び方：デザイン性？機能性？何を重視すべき？

ブックカバーを選ぶ際、「見た目のかわいさ・かっこよさ」と「使いやすさ・保護性能」のどちらを重視するかで、選ぶべき素材やデザインが大きく変わります。
あなたの読書スタイルに合わせた、最適なブックカバーの選び方をナビゲートします。

長期的な愛用を目指すなら「耐久性・手触り」を重視

「このブックカバーを長く使いたい」「読書をするたびに手に馴染む感触を楽しみたい」という、読書そのものを大切にしたい方は、耐久性と手触りの良さを最優先しましょう。

【耐久性・手触り重視のポイント】

• 素材は「本革」または「上質なリネン」：本革は時間の経過とともに風合いが増し、リネンは使うほどに柔らかく、手に馴染んでいきます。
• 縫製のチェック：特にポケットの端や、しおり紐の付け根部分の縫製がしっかりしているかを確認します。二重縫いや補強がされているものは、長持ちしやすいです。
• 裏地の確認：裏地にもこだわりがあるものは、本を傷つけにくい工夫がされています。裏地がツルツルしているものは、出し入れがスムーズです。

耐久性の高いブックカバーは、高価な買い物になりますが、それを「投資」と捉えることで、日々の読書がより豊かになりますよ。

ファッションや気分に合わせるなら「デザイン・カラー」を重視

「その日の洋服やバッグに合わせてブックカバーも変えたい」「持っているだけで気分が上がるようなデザインが欲しい」という、ファッション性を重視したい方は、布製や合皮製を中心に、デザインやカラーバリエーションが豊富なものを選びましょう。

【デザイン・カラー重視のポイント】

• 布製の柄物：季節感のある柄（春は花柄、冬はチェック柄など）や、好きなキャラクターとのコラボ商品を選ぶ。
• 合皮の鮮やかな色：ターコイズブルー、マスタードイエローなど、バッグの中で見つけやすい鮮やかなカラーを選ぶ。
• デザイン雑貨店をチェック：無印良品、Francfranc、ヴィレッジヴァンガードなど、トレンドのデザインを扱う店舗を探す。

この場合、価格を抑えて何種類か揃えることで、その日の気分に合わせて「着せ替え」を楽しむことができます。100円ショップやフリマサイトも、デザイン性のあるブックカバーを見つける穴場です。

利便性を追求するなら「機能性」を重視

「しおりを別に持ちたくない」「ちょっとしたメモを挟みたい」「持ち運び中に本が開かないようにしたい」など、読書時の利便性を高めたい方は、機能性に特化したブックカバーを選びましょう。

【機能性重視のポイント】

• しおり紐付き：紐がカバー本体に付いているので、しおりをなくす心配がありません。2本付いているものだと、同時に複数のページにマークできます。
• ペンホルダー付き：読書中に線を引いたり、メモを取ったりする習慣がある方におすすめです。
• フラップ・ベルト付き：バッグの中で本が開いてページが折れるのを防ぎます。特に電車通勤・通学をする方におすすめです。
• ポケット付き：カードやメモ、付箋などを挟める小さなポケットが付いているものは、実用性が高いです。

あなたの「読書あるある」の悩みを解決してくれる機能を持ったブックカバーを探すことで、読書時間がより快適でストレスフリーなものになります。

シーン別のおすすめブックカバー：ビジネス・プライベート・読書会

ブックカバーは、TPO（時・場所・場合）に合わせて使い分けることで、よりその効果を発揮します。
ここでは、ビジネスシーン、プライベートなリラックスタイム、そして読書会といった具体的なシーンに合わせた、おすすめのブックカバーの選び方をご紹介します。

ビジネスシーン：信頼感とプロテクト性能を重視

仕事関係の本や、自己啓発書などを持ち運ぶビジネスシーンでは、「信頼感」と「保護性能」が何よりも重要です。

おすすめの素材とデザイン

• 素材：本革または高品質な合皮。商談や会議の場で見られても恥ずかしくない、落ち着いた質感と耐久性を兼ね備えたものを選びましょう。
• 色：ブラック、ネイビー、ブラウン、グレーなど、ベーシックで落ち着いたトーン。派手な柄物は避けた方が無難です。
• 機能性：ペンホルダー付きのものが特におすすめです。すぐにメモを取れる利便性は、ビジネスの場で非常に役立ちます。また、ベルトやゴムバンド付きで、バッグの中で本が開かないようにできると完璧です。

ビジネス書はA5判や四六判といった大きめのサイズも多いため、必ずサイズ調整が可能なアジャスタブル機能付きを選ぶか、本のサイズに合わせた専用のカバーを選ぶようにしてくださいね。

プライベート：リラックスできる手触りとデザインを重視

自宅やカフェ、公園など、リラックスしたプライベートな時間での読書では、「心地よさ」と「癒やし」を最優先しましょう。

おすすめの素材とデザイン

• 素材：コットンやリネンなどの自然素材、または肌触りの良いフリース素材。手に持った時の温かさや柔らかさが、リラックス効果を高めてくれます。
• 色・柄：好きな柄や、見ているだけで癒されるようなパステルカラー、ボタニカル柄、動物モチーフなど、自由に選びましょう。
• 機能性：特に機能は不要ですが、しおり紐が付いていると、ゆったりとした読書時間を邪魔されずに済みます。

プライベート用は、多少汚れても自宅で手洗いできる布製が一番おすすめです。洗濯をすることで、お気に入りのブックカバーをいつまでも清潔に保つことができます。

読書会・イベント：個性を出すデザインと話題性を重視

読書会や、クリエイティブなイベントに参加する際は、自分の個性や趣味を表現できるようなブックカバーを選ぶと、会話のきっかけにもなります。

おすすめの素材とデザイン

• 素材：個性的な和紙、ちりめん、またはアップサイクル素材（古着など）を使った一点もの。
• デザイン：他の参加者が「それ、どこで買ったの？」と聞きたくなるような、目を引くユニークなデザイン。例えば、本自体を模したような遊び心のあるデザインや、アート作品のような柄など。
• 機能性：特になし。ただし、付箋やメモを挟めるポケットがあると、読書会での発言内容をすぐに取り出せて便利です。

読書会は、本への愛を共有する場ですから、自分の選んだブックカバーが、あなたの読書スタイルを物語ってくれます。フリマサイトやハンドメイドマーケットなどで、作家の一点ものを探してみるのがおすすめです。
読書会で話題になるようなブックカバーを検索してみるのも楽しいですよ。

ズボラさん必見！ブックカバーを長持ちさせる簡単なお手入れ方法

お気に入りのブックカバーを長く大切に使いたいけれど、面倒なお手入れは避けたい…というズボラさんは多いのではないでしょうか。
ここでは、素材別に手間をかけずにブックカバーを長持ちさせる、簡単なお手入れ方法をご紹介します。

布製・コットン製カバー：月に一度の「サッと手洗い」

布製のブックカバーは、手の脂やホコリ、食べこぼしなどで意外と汚れています。
特に、明るい色のカバーは汚れが目立ちやすいですよね。

【簡単お手入れステップ】

1. 浸け置き：洗面器にぬるま湯（30℃前後）を張り、中性洗剤（おしゃれ着用洗剤がベスト）を少量溶かします。
2. 軽く揉み洗い：ブックカバーを入れ、優しく数回揉むように洗います。ゴシゴシ擦ると生地が傷むので注意。特に汚れが気になる部分は、指の腹で軽く押す程度でOKです。
3. すすぎと脱水：水が透明になるまでしっかりとすすぎます。洗濯機で脱水はせず、タオルで挟んで水分を吸い取る「タオルドライ」が最も簡単で生地を傷めません。
4. 陰干し：形を整えて、直射日光の当たらない場所で陰干しします。

洗濯頻度は月に一度程度で十分です。これだけで、カバーがいつも清潔に保たれ、色あせや生地の傷みを遅らせることができます。

本革製カバー：ホコリ取りと「たまに」のオイル補給

本革のブックカバーは、基本的には「何もしない」ことが最も良いお手入れになります。手の脂が天然のオイルとなり、美しいツヤと経年変化を生み出すからです。

【簡単お手入れステップ】

1. デイリーケア：柔らかい布（メガネ拭きのような素材がおすすめ）で、カバーの表面についたホコリや指紋を優しく拭き取ります。これだけで十分です。
2. オイル補給（半年に一度）：革が乾燥してきた、カサカサしてきたと感じたときだけ、革製品用のオイル（ニートフットオイルなど）をごく少量、布に付けて薄く塗り込みます。塗りすぎはベタつきの原因になるので厳禁です。
3. 水濡れ対策：もし雨などで濡れてしまったら、すぐに乾いた布で水気を拭き取り、直射日光やドライヤーを避け、風通しの良い日陰で自然乾燥させてください。

最も重要なのは、湿気の多い場所に放置しないことです。カビの原因になるので、風通しの良い本棚などに保管しましょう。

ビニール・合皮カバー：濡れ布巾で「サッと拭き取り」

ビニールや合皮のブックカバーは、防水性が高く、手入れが最も簡単です。

【簡単お手入れステップ】

1. 拭き取り：水で濡らして固く絞った布（またはウェットティッシュ）で、表面についた汚れや手垢をサッと拭き取ります。
2. 乾燥：乾いた布で水分を拭き取ります。水分が残っていると、それが原因でシミになることがあるので注意。

アルコール成分を含むクリーナーは、合皮の表面を劣化させ、ひび割れや剥がれの原因になることがあるため、使用は避けてください。
また、長期間使用しない場合は、他のものと密着させずに、風通しの良い場所に保管しておくと、ベタつきを防ぐことができますよ。

ブックカバーがない！そんな時に役立つ「代用品」や「自作」アイデア

「今すぐ本を隠したいけど、周りに売っている場所がない！」「明日までにオリジナルのカバーが欲しい！」という、緊急時や特別なニーズがある場合に役立つ、ブックカバーの代用品や簡単な自作アイデアをご紹介します。

緊急時の代用品アイデア：家や職場で探せるもの

急にブックカバーが必要になったとき、家やオフィス、宿泊施設などで手に入るもので代用する方法です。

1. 丈夫な紙袋（クラフト紙）

ブランドの紙袋や、丈夫なクラフト紙の袋は、即席のブックカバーとして最適です。

• 作り方：袋を広げて本のサイズに合わせてカットし、折り筋をつけて差し込むだけ。
• メリット：紙袋のデザインによっては、おしゃれで個性的なブックカバーに早変わりします。

2. A4サイズのクリアファイル

透明なクリアファイルは、ビニールカバーの代用として使えます。

• 作り方：ファイルの端を切り開き、本のサイズに合わせて余分な部分を切り落とす。透明なので、本の表紙を隠さずに保護できます。
• メリット：防水性が高く、汚れから本を守れます。

3. バンダナ・ハンカチ

布製のカバーがない場合は、大きめのハンカチやバンダナを使って包む方法があります。

• 作り方：ハンカチを本のサイズに合わせて折りたたみ、本を包んで、表紙の裏側で端を折り込むようにして固定します。
• メリット：手触りが良く、カジュアルな雰囲気を演出できます。

これらの代用品は、あくまで一時的なものですが、本を傷つけるリスクを回避できますよ。

10分でできる！簡単な「自作」ブックカバー

少し時間があるなら、市販の素材を使って、オリジナルのブックカバーを簡単に自作してみましょう。

1. お気に入りの包装紙・ポスターで作る

最も簡単で、デザインの自由度が高い方法です。

1. 包装紙を広げ、本の表紙を上にして置きます。
2. 上下は本より3cm程度、左右は本を包んでさらに5cm程度の余白を取ってカットします。
3. 本の上下に当たる部分を内側に折り込み、本のタテ幅に合わせます。
4. 本をカバーの中心に置き、左右の余白部分を本の表紙の裏に差し込むように折り込めば完成です。

両面テープを少し使うと、よりしっかりと固定できます。

2. フェルトや厚紙を使った「カスタマイズ」

シンプルなブックカバー（100円ショップの布製カバーなど）を購入し、それに手を加えるのもおすすめです。

• 刺繍（ししゅう）：シンプルな無地の布製カバーに、自分のイニシャルや好きなモチーフを刺繍する。
• ワッペン：お気に入りのワッペンやアップリケを縫い付ける。
• 厚紙で補強：カバーの裏側に本のサイズに切った厚紙を差し込み、耐久性をアップさせる。

自作のブックカバーは、愛着が湧き、読書がさらに楽しくなること間違いなしです。

自作ブックカバーの折り方をさらに詳しく知りたい場合は、「紙でできる ブックカバー 折り方」で動画やブログを検索してみると、様々なテクニックが見つかりますよ。

結論：あなたが今すぐ欲しいブックカバーを見つける最短ルート

ここまで、ブックカバーがどこで売っているのか、そしてどんな種類があり、どう選ぶべきかを詳しく見てきました。
最後に、あなたの状況と目的に合わせた、ブックカバーを見つけるための最短ルートを再確認しておきましょう。

【緊急度別】今すぐ手に入れるための最終チェックリスト

もしあなたが「今すぐ、今日中にブックカバーが欲しい！」という状況なら、このチェックリストに従って動いてみてください。

あなたの状況	最短ルート	探し方のコツ
とにかく安く、数を揃えたい	100円ショップ（ダイソー・セリア）	文具コーナーだけでなく、手芸用品・ラッピングコーナーもチェック
本を買ったばかり、ジャストサイズが欲しい	大型書店・文房具店	書店オリジナルカバーや、アジャスタブル機能付きを選ぶ
家にいる、夜間、実店舗が遠い	ネット通販（Amazon）	プライム・翌日配送の対象商品に絞って検索する
外出先、最寄りがコンビニしかない	諦めて代用品（ハンカチや紙袋）を検討	スーパーの文具コーナーが近くにないか再確認する

特に100円ショップのビニールカバーは、手軽に手に入り、最低限の保護性能は担保できるため、緊急時には最も頼りになります。

【目的別】最高のブックカバーに出会うためのヒント

次に、デザインや素材にこだわりたい、という方向けのヒントです。

• 「一生モノの相棒が欲しい」：本革を選び、大型文房具店や専門のネットショップで「エイジング（経年変化）」を楽しめるものを選びましょう。お手入れも楽しさに変えることができます。
• 「おしゃれで可愛いものが欲しい」：布製を選び、Francfrancやセレクトショップ、楽天市場のハンドメイド作家の作品を探しましょう。季節ごとにカバーを変えて楽しむのもおすすめです。
• 「本を徹底的に守りたい」：透明のPPビニールカバーを100円ショップや家電量販店の事務用品コーナーで見つけましょう。水濡れや汚れから強力に本をガードしてくれます。

ブックカバーは、単なる本の「服」ではありません。
それはあなたの読書への愛情を示すアイテムであり、あなた自身の個性やスタイルを表現するアクセサリーでもあります。
この記事が、あなたにとって最高のブックカバーと出会うための助けになれば、モモストアとしてとても嬉しいです。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングには、実店舗にはないユニークなブックカバーが多数ありますので、ぜひこの機会に覗いてみてくださいね！