血糖値測定器はどこで買える?購入場所から消耗品の買い方、選び方まで徹底解説!

血糖値測定器はどこで買える?購入場所から消耗品の買い方、選び方まで徹底解説!

血糖値測定器、いざ買おうと思っても「どこで売ってるんだろう?」「ネットで買って大丈夫?」と悩んでしまいますよね。
特に血糖値を測るために必要なセンサーや針などの消耗品は、本体とは購入できる場所が違う場合が多いんです。何も知らずにネットで本体だけ買ってしまって、「消耗品が手に入らない!」なんてことになったら大変ですよね。

この記事では、血糖値測定器の本体から消耗品まで、購入できる場所を詳しくリストアップし、さらにあなたにぴったりの測定器を選ぶためのポイントも徹底解説します。
ぜひ、この記事を最後まで読んで、安心して血糖値測定を始められるように準備してくださいね!

・血糖値測定器本体はどこで手に入る?購入できる場所を徹底リストアップ!
・【超重要】センサーや穿刺針などの「消耗品」はどこで買える?本体とは違うの?
・血糖値測定器を通販(Amazon・楽天・Yahoo!)で買うメリット・デメリット
・実店舗の薬局・ドラッグストアで購入する時のチェックポイント
・【採血なし?】話題の「針なし(非侵襲型)」測定器は本当に市販されているの?
  1. 血糖値測定器本体はどこで手に入る?購入できる場所を徹底リストアップ!
    1. 通販サイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)
    2. 調剤薬局・ドラッグストア(調剤室併設)
    3. 家電量販店のオンラインストア・一部店舗
  2. 【超重要】センサーや穿刺針などの「消耗品」はどこで買える?本体とは違うの?
    1. センサーやチップは「体外診断用医薬品」だから規制が厳しい
      1. 薬局でも「取り寄せ」になることがほとんど
    2. 穿刺針(ランセット)は本体とセットなら通販でも購入可能
    3. 通販で消耗品の単品販売を見かけた場合の注意点
  3. 血糖値測定器を通販(Amazon・楽天・Yahoo!)で買うメリット・デメリット
    1. 通販で購入する4つの大きなメリット
      1. 圧倒的な価格の安さと比較のしやすさ
      2. 豊富な種類の中からじっくり選べる
      3. スターターキットが充実している
      4. 自宅まで配送してもらえる手軽さ
    2. 通販で購入する際の2つのデメリットと注意点
      1. 消耗品の継続購入ができない場合がある
      2. 薬剤師からの専門的なアドバイスを受けられない
  4. 実店舗の薬局・ドラッグストアで購入する時のチェックポイント
    1. 実店舗で購入する4つのメリット
      1. 専門家である薬剤師に相談できる
      2. 消耗品を継続的に購入できるルートを確保できる
      3. 実際に機器を手に取って確認できる
      4. 購入後すぐに使い始められる
    2. 購入前に必ず確認すべき3つのチェックポイント
      1. 「調剤室」が併設されているかを確認する
      2. 取り扱っている機種のメーカーと在庫状況を確認する
      3. 価格を事前にチェックしておく
  5. 【採血なし?】話題の「針なし(非侵襲型)」測定器は本当に市販されているの?
    1. 非侵襲型(針なし)測定器の現状:市販品はほぼ皆無
      1. 通販で見かける安価な「針なし」製品の正体
    2. 「針なし」に最も近いのは「FreeStyleリブレ」などのCGM
      1. FreeStyleリブレとは?
  6. 自分にぴったりの一台を選ぶための「3つの重要チェック項目」
    1. チェック項目1:測定に必要な「採血量」と「測定時間」
      1. 採血量が少ない機種を選ぼう
      2. 測定時間は「5秒以内」が目安
    2. チェック項目2:「本体の操作性」と「画面の見やすさ」
      1. ボタンの数、画面の色、文字の大きさ
      2. センサーの入れやすさ(チップの形状)
    3. チェック項目3:「データ管理機能」と「スマホ連携」
      1. 記録できる回数と日時機能
      2. Bluetoothによるスマホ連携
  7. 初めての方向け!おすすめの「スターターキット」メーカー別比較
    1. テルモ株式会社:「メディセーフフィット」シリーズ
    2. LifeScan Japan株式会社:「ワンタッチベリオビュー」シリーズ
    3. アボットジャパン株式会社:「FreeStyleリブレ(リーダー)」
  8. 測定器の「種類」を理解しよう!SMBGとCGM(リブレなど)の違いとは?
    1. 従来の指先採血式:SMBG(Self-Monitoring of Blood Glucose)
      1. SMBGの仕組みと特徴
    2. 最新の持続血糖測定器:CGM(Continuous Glucose Monitoring)
      1. CGMの仕組みと特徴
    3. どちらを選ぶべき?モモストアからのアドバイス
  9. 血糖値測定の頻度やタイミングは?健康管理に役立てるための正しい使い方
    1. 目的別!測定の最適なタイミング
      1. 糖尿病治療中の場合(医師の指示に従う)
      2. 糖尿病予備軍や健康管理の場合(予防目的)
    2. SMBGとCGMで測定頻度はどう変わる?
  10. 糖尿病治療中の人が測定器を購入する際の「保険適用」の条件
    1. 保険適用されるのは「自己血糖測定が必要と判断された場合」
      1. 保険適用の主な条件(特に消耗品)
    2. 保険適用で購入する際の購入場所
  11. 消耗品を安く手に入れる裏技?通販と薬局の価格比較
    1. センサー・穿刺針の価格実態:薬局は「定価」、通販は「セット割引」
      1. 調剤薬局での購入価格
      2. 通販サイトでの購入価格
    2. 賢くコストを抑えるための3つのヒント
      1. ヒント1:本体は「型落ち」モデルを通販で探す
      2. ヒント2:ポイント還元率が高い日を狙う
      3. ヒント3:メルカリやフリマアプリは「推奨しない」
  12. 使用済みの「針」や「センサー」の正しい捨て方と注意点
    1. 穿刺針(ランセット)の捨て方:必ず「回収」が必要
      1. 針は「感染性廃棄物」として処理される
    2. センサーやチップの捨て方:自治体のルールを確認
    3. 穿刺器具(ペン型)の捨て方
  13. 血糖値測定器の購入に関するQ&A:よくある疑問をモモストアが解説!
    1. Q1: 測定器は家族と共有しても大丈夫ですか?
    2. Q2: 血糖値測定器の使用期限はありますか?
    3. Q3: 糖尿病ではないのですが、測定しても大丈夫ですか?
    4. Q4: 血糖値が高い時、低い時の対処法は?
    5. Q5: 血糖値測定器の校正(キャリブレーション)は必要ですか?
  14. 血糖値測定器を賢くお得に手に入れるための最後のまとめ
    1. 【3ステップ】失敗しない血糖値測定器の購入戦略
      1. ステップ1:購入する機種を決める
      2. ステップ2:消耗品の購入ルートを確保する
      3. ステップ3:本体を「一番お得な場所」で購入する

血糖値測定器本体はどこで手に入る?購入できる場所を徹底リストアップ!

momo-store.jp

まず、血糖値測定器の「本体」がどこで買えるのかについて解説します。
血糖値測定器は、正しくは「自己検査用グルコース測定器」と呼ばれ、日本の法律では「高度管理医療機器」に分類されています。これは、心臓ペースメーカーなどと同じ分類で、比較的リスクの高い医療機器とされています。そのため、販売できる場所が厳しく定められているんです。

でも安心してください。現在はオンラインでも実店舗でも購入が可能です。主な購入先は以下の通りです。

通販サイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)

最も手軽で品揃えが豊富なのが、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトです。
これらのサイトでは、テルモ、ライフスキャン、ニプロ、アークレイといった主要メーカーの測定器本体が多数販売されています。

通販で購入する最大のメリットは、価格の比較が簡単で、自宅に届けてもらえることです。
特に、初めて測定器を使う方向けの「スターターキット」や「セット商品」が豊富に揃っているため、本体と必要な付属品(穿刺器具など)をまとめて手に入れたい方には最適ですよ。

ただし、注意が必要なのは、通販サイトで販売されているのは主に「測定器本体」であり、血液を測るために必ず必要な「センサー(チップ)」や「穿刺針」といった消耗品の購入には制限がある場合が多いということです。これについては、次の見出しで詳しく解説しますね。

調剤薬局・ドラッグストア(調剤室併設)

実店舗で購入したい場合は、調剤薬局や調剤室を併設している大きめのドラッグストアが主な購入場所になります。
これらの店舗では、薬剤師さんが常駐しているため、測定器の使い方や、測定値に関する簡単なアドバイスを聞けるという大きなメリットがあります。
ただし、全ての商品を店頭に置いているわけではなく、取り寄せになるケースが多いです。購入したい機種が決まっている場合は、事前に電話で在庫や取り寄せが可能か確認しておくとスムーズですよ。

家電量販店のオンラインストア・一部店舗

ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店でも、健康管理機器として血糖値測定器を取り扱っている場合があります。
特にオンラインストアでは、健康家電コーナーの一部として販売されていることが多いです。
ただし、薬局ほど専門的な品揃えではないため、特定の機種を探している場合は、やはり通販か調剤薬局の方が確実かもしれません。

このように、血糖値測定器の本体は比較的どこでも手に入りますが、次に解説する「消耗品」の購入場所を理解しておくことが、血糖値測定を続ける上で最も大切なんです。

【ポイントのおさらい】

購入場所 本体の取り扱い メリット デメリット・注意点
通販サイト ◎(豊富) 価格比較が容易、自宅配送、セット商品多数 消耗品(センサーなど)の単品購入に制限あり
調剤薬局/併設ドラッグストア 〇(取り寄せ多) 薬剤師に相談できる、消耗品も購入可能 在庫が少ない、通販より割高な場合がある
家電量販店 △(オンライン中心) ポイントが貯まる場合がある 種類が少ない、専門的な相談は難しい

モモストアからのアドバイスとしては、まずは通販で本体のセットを探して、消耗品はかかりつけの薬局を確保しておく、という流れが一番スムーズでおすすめですよ。

【超重要】センサーや穿刺針などの「消耗品」はどこで買える?本体とは違うの?

先ほども少し触れましたが、血糖値測定を継続する上で、この「消耗品」の購入場所が一番の肝になります。
本体は通販で手に入っても、消耗品が手に入らなければ測定はできません。ここをしっかり理解しておきましょう。

センサーやチップは「体外診断用医薬品」だから規制が厳しい

血糖値を測定するための「センサー」や「測定チップ」は、日本の法律上、測定器本体とは別の分類、「体外診断用医薬品」という扱いになります。
この体外診断用医薬品は、薬剤師が対面で販売することが原則義務付けられているため、残念ながら一般のオンラインショップやドラッグストアの店頭で、誰でも気軽に購入できるわけではありません。

そのため、あなたが消耗品を購入できるのは、基本的に「調剤室が設置されている薬局」に限られます。

薬局でも「取り寄せ」になることがほとんど

大きな病院の門前薬局などでは在庫を置いている場合もありますが、多くの調剤薬局やドラッグストアでは、特定の測定器のセンサーを常時在庫していることは稀です。
そのため、ほとんどの場合、あなたの使っている測定器のメーカーや品番を伝えて「取り寄せ」をお願いすることになります。

もちろん、これは法律で定められた安全対策の一環ですので、煩わしく感じるかもしれませんが、専門的な管理の下で安全な製品を手に入れるために必要な手順だと理解しておきましょう。
購入時には、薬剤師さんから製品に関する説明を受けることになりますので、分からないことはこの機会に質問してみるのも良いでしょう。

穿刺針(ランセット)は本体とセットなら通販でも購入可能

血糖値を測るために指先に小さな穴を開ける「穿刺針(せんししん)」、または「ランセット」と呼ばれる消耗品も重要です。
これは「穿刺器具」という医療機器に装着して使います。

針自体も医療機器ですが、測定器本体と穿刺器具、針がセットになった「スターターキット」や「お試しセット」のような形であれば、通販でも購入できることが非常に多いです。先ほど触れたように、多くの通販サイトで「血糖値測定器セット」として販売されているのはこのためです。

しかし、針だけを単品で購入したい場合、これもまた薬局が主な購入場所となります。特に糖尿病治療で測定頻度が高い方は、針の消費も多いため、かかりつけの薬局で定期的に購入できる体制を整えておくことが大切です。

通販で消耗品の単品販売を見かけた場合の注意点

通販サイトで「センサー」や「針」の単品販売を見かけることがありますが、これは販売者が適切な許可(高度管理医療機器等販売業・貸与業の許可など)を持っているかどうか、また、体外診断用医薬品の販売ルールを遵守しているかを確認する必要があります。信頼できる大手の通販サイトでも、センサーの単品販売は慎重に行われていることが多いです。

もし、あなたが健康診断のつもりで、予防的に測定器を使いたいと考えている場合でも、測定に必要な採血の意義や、正しい測定方法、そして結果の解釈については、一度医療機関や専門家の情報を参照することをおすすめします。

「採血ってどういう意味があるの?」と気になる方は、Google検索で調べてみると、より知識が深まりますよ。

【消耗品購入のおまとめ】

消耗品の種類 法律上の分類 主な購入場所 購入時の注意点
センサー/チップ 体外診断用医薬品 調剤薬局(薬剤師の対面販売が原則) 通販での単品購入は非常に難しい。薬局で取り寄せになることが多い。
穿刺針(ランセット) 医療機器 調剤薬局(単品購入)/ 通販(本体セット) 本体セットなら通販可。単品は薬局が確実。

安心・安全に測定を続けるためにも、ぜひかかりつけの薬局を見つけて、継続的に消耗品を確保してくださいね。

血糖値測定器を通販(Amazon・楽天・Yahoo!)で買うメリット・デメリット

本体の購入先として最も手軽な通販サイトですが、メリットとデメリットをしっかり比較してから購入を決めましょう。特にコストパフォーマンスを重視する方は、通販が非常におすすめですよ。

通販で購入する4つの大きなメリット

圧倒的な価格の安さと比較のしやすさ

通販の最大の魅力は、やはり価格の安さです。実店舗の薬局やドラッグストアよりも、本体価格が安く設定されていることが多く、セールやポイントアップキャンペーンを利用すれば、さらにお得に購入できます。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった複数のサイトで、価格やポイント還元率を一瞬で比較できるため、最も安く購入できるタイミングを見つけやすいのも嬉しいポイントです。

豊富な種類の中からじっくり選べる

実店舗では、店頭に並んでいる機種は限られています。しかし、通販サイトなら、テルモ、アークレイ、ライフスキャンなど、国内外の様々なメーカーの機種を比較検討できます。
「測定時間が短いものがいい」「画面が大きいものがいい」「スマホと連携できるものがいい」など、自分のこだわりに合わせて、口コミを見ながらじっくり選べるのは通販ならではの利点です。

スターターキットが充実している

初めて測定器を購入する人のために、本体、穿刺器具、針、消毒綿などが全てセットになったスターターキットが豊富に用意されています。
これを選べば、「何を買えばいいかわからない」という初心者の方でも、すぐに測定を始められるので安心です。

自宅まで配送してもらえる手軽さ

血糖値測定器は、かさばるものではありませんが、多忙な方や外出が難しい方にとって、自宅まで配送してもらえるのは非常に便利です。また、人目を気にせず購入できるという心理的なメリットもありますね。

通販で購入する際の2つのデメリットと注意点

消耗品の継続購入ができない場合がある

これが通販の最大のデメリットです。前述の通り、センサーやチップは体外診断用医薬品であるため、本体は通販で買えても、継続して使うためのセンサーの単品購入は、ほとんどの場合、薬局でなければできません
そのため、「通販で本体を購入したが、消耗品の購入先を確保できていなかった」という事態にならないように、事前にかかりつけの薬局で、その機種の消耗品が取り寄せ可能か確認しておく必要があります。

薬剤師からの専門的なアドバイスを受けられない

通販では、製品の仕様や使い方に関する質問はカスタマーサポートに聞くことになりますが、血糖値という身体に関する専門的な内容や、測定結果に対するアドバイスは、薬剤師や医師といった専門家でなければできません。
測定を始めるにあたって不安がある方は、やはり薬局での購入を検討するか、購入後に医療機関で指導を受けることをおすすめします。

このように、通販はコストと手軽さで魅力的ですが、消耗品の購入ルートを確立してから利用することが、賢い購入方法と言えますよ。

実店舗の薬局・ドラッグストアで購入する時のチェックポイント

次に、調剤薬局やドラッグストアなどの実店舗で購入する際のメリットと、失敗しないためのチェックポイントを解説します。
実店舗での購入は、安心感や専門的なサポートを受けられることが最大の魅力です。

実店舗で購入する4つのメリット

専門家である薬剤師に相談できる

最も大きなメリットは、薬剤師さんが常駐していることです。血糖値測定器は医療機器であり、測定値が健康に直結します。
測定の操作が不安」「測定結果の見方がよくわからない」「使っている薬との兼ね合いは?」といった疑問に対して、専門知識に基づいた適切なアドバイスを受けることができます。
特に初めて血糖値測定を行う方にとっては、このサポートは非常に心強いものになりますね。

消耗品を継続的に購入できるルートを確保できる

繰り返しになりますが、センサーやチップは調剤薬局でしか原則購入できません。実店舗で本体を購入すれば、そのまま同じ薬局で消耗品の取り寄せや購入を依頼できるため、後の手間が格段に減ります。
本体を買うと同時に、消耗品の在庫状況や取り寄せにかかる日数などを確認しておきましょう。

実際に機器を手に取って確認できる

通販では写真でしか確認できませんが、実店舗なら測定器のサイズ感、ボタンの押しやすさ、画面の見やすさなどを実際に手に取って確認できます。
特に高齢の方や視力に不安がある方は、この「操作性」の確認が非常に重要です。

購入後すぐに使い始められる

在庫がある場合は、その場で購入して持ち帰れるため、「今すぐ始めたい」という場合に便利です。また、薬剤師さんから簡単な初期設定や使い方の説明を受けてから持ち帰ることも可能です。

購入前に必ず確認すべき3つのチェックポイント

「調剤室」が併設されているかを確認する

全ての薬局やドラッグストアで血糖値測定器の消耗品(センサー)が買えるわけではありません。
購入や取り寄せの窓口となるのは、医薬品の調剤を行う「調剤室」が併設されている店舗です。事前に確認の電話をしておくと二度手間になりません。

取り扱っている機種のメーカーと在庫状況を確認する

薬局によって取り扱っているメーカーや機種は異なります。特にマイナーな機種の場合、消耗品の取り寄せに非常に時間がかかる可能性があります。
購入したい機種が決まっている場合は、「○○社の○○という機種のセンサーを取り扱っていますか?」「取り寄せには何日かかりますか?」と具体的に質問しましょう。

価格を事前にチェックしておく

一般的に、実店舗は通販サイトよりも本体価格が高めに設定されている傾向があります。もちろん、サポート体制や安心感を考えれば適正な価格ですが、予算をオーバーしないか事前に価格帯をチェックしておくことが大切です。

実店舗で購入する場合は、かかりつけの「健康パートナー」を見つけるという感覚で、親切で信頼できる薬局を選ぶのがベストですよ。

【採血なし?】話題の「針なし(非侵襲型)」測定器は本当に市販されているの?

「チクッとする採血が怖い」「針を使わずに血糖値を測りたい」と考えている方は非常に多いですよね。テレビやニュースなどで「針なしの測定器が開発された」といった情報を見て、市販されているのか疑問に思っている方もいるかもしれません。
この「針なし(非侵襲型)」測定器の現状について、モモストアが詳しく解説します!

非侵襲型(針なし)測定器の現状:市販品はほぼ皆無

結論から言うと、2024年現在、日本国内で「採血が全く不要で、完全に正確な血糖値を測定できる」という医療機器として認証され、一般に広く市販されている製品は、まだほとんどありません

研究開発は世界中で盛んに進められており、汗や涙、皮膚から出る光や電波の変化など、様々な方法で血糖値を測ろうとする技術が存在します。しかし、血液中のグルコース値を直接測定する採血式と同等の精度を出すのが非常に難しいため、医療機器としての承認を得るまでには、まだ高いハードルがあるのが現状です。

通販で見かける安価な「針なし」製品の正体

Amazonや楽天市場などで、ブレスレット型やスマートウォッチ型で「血糖値測定器 採血不要」といったキャッチフレーズで安価に販売されている製品を見かけることがあります

これらの製品の多くは、医療機器として国から認証を受けていない「健康グッズ」や「雑貨」として販売されているものです。医療機器ではないため、測定される値はあくまで目安や参考情報であり、正確な血糖値の把握や、糖尿病の診断・治療に使えるものではないことに、くれぐれも注意が必要です。

もし、あなたが医師から血糖値測定を指示されている場合は、必ず国から承認された採血式の医療機器を使用してください。

「針なし」に最も近いのは「FreeStyleリブレ」などのCGM

「完全に針なし」ではありませんが、「測定のたびに指先から採血する必要がない」という点で、最も注目されているのが「持続血糖測定器(Continuous Glucose Monitoring:CGM)」と呼ばれるタイプの測定器です。 代表的な製品が、アボットジャパンの「FreeStyleリブレ(フリースタイルリブレ)」です。

FreeStyleリブレとは?

FreeStyleリブレは、約2週間、上腕の後ろ側に小さなセンサーを装着します。このセンサーから皮膚組織の液体(間質液)中のグルコース濃度を測定します。
測定したい時は、リーダーやスマートフォンをセンサーにかざす(スキャンする)だけで、採血せずに血糖値(グルコース値)のデータが得られます。装着時に一瞬だけ針のようなフィラメントが皮膚の下に入るため、完全に「針なし」ではありませんが、毎回の採血が不要になるという点で、利用者から非常に高い評価を得ています。

CGMは、従来の採血式(SMBG)では見えなかった「血糖値の変動の波」を把握できるという大きなメリットがあり、生活習慣の改善や治療方針の決定に役立っています。

このCGMの仕組みや導入方法についてさらに詳しく知りたい方は、Google検索でCGMについて調べてみることをおすすめします。

【採血なし測定器のまとめ】

タイプ 採血の有無 医療機器認証 用途
安価なブレスレット型など 不要 なし(雑貨扱いが多い) 健康の目安、エンタメ。医療行為には使えない。
FreeStyleリブレ(CGM) 測定時不要(センサー装着時に一瞬必要) あり(高度管理医療機器) 糖尿病患者の血糖管理。医師の指導が必要。
従来の採血式(SMBG) 毎回必要 あり(高度管理医療機器) 最もスタンダードな血糖測定。

自分にぴったりの一台を選ぶための「3つの重要チェック項目」

いざ測定器を購入しようと思っても、様々なメーカーから多くの機種が出ていて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。失敗しないために、モモストアが提唱する「3つの重要チェック項目」を参考にしてください。

チェック項目1:測定に必要な「採血量」と「測定時間」

血糖値測定は、指先に小さな穴を開けて採血し、その血液をセンサーに吸い込ませて測定します。このとき、必要な血液の量(採血量)と、結果が出るまでの時間(測定時間)は機種によって異なります。

採血量が少ない機種を選ぼう

採血量が少なくて済む機種ほど、指先に開ける穴を小さくできるため、痛みも軽減されやすいと言われています。
最新の機種では、ごま粒ほどの0.3μL~0.5μLといったごくわずかな血液で測定できるものが主流です。採血が苦手な方や、測定頻度が高い方は、採血量が少ない機種を選ぶことを強くおすすめします。

測定時間は「5秒以内」が目安

測定に要する時間は、多くの機種で5秒~10秒程度です。結果が出るまでわずかな時間ですが、測定を日常的に行う上で、このスピードは重要です。
特に急いでいる時や、場所を選ばず測定したい場合に、5秒以内に結果が出る機種であれば、ストレスなく測定を続けることができるでしょう。

チェック項目2:「本体の操作性」と「画面の見やすさ」

測定器は毎日、あるいは1日に何度も使うものですから、操作が簡単でストレスを感じないものが一番です。

ボタンの数、画面の色、文字の大きさ

高齢の方や、機械操作が苦手な方は、ボタンが少なく、操作がシンプルで、大きな文字が表示される機種を選びましょう。
最近の機種はカラー液晶を採用しているものもあり、測定結果が正常範囲内であれば緑色、高すぎれば赤色など、色分けで分かりやすく表示してくれるものもあります。これは、一目で結果を判断できるため非常に便利です。

センサーの入れやすさ(チップの形状)

測定チップやセンサーは、測定器本体に差し込んで使います。このチップの形状や差し込みやすさも重要です。
特に手が震えやすい方や、細かい作業が苦手な方は、チップが大きめで、カチッと簡単に装着できる機種を選ぶとストレスが少ないですよ。

チェック項目3:「データ管理機能」と「スマホ連携」

測定した血糖値をただ記録するだけでなく、そのデータを活用できる機能があるかどうかも、機種選びの重要なポイントです。

記録できる回数と日時機能

ほとんどの測定器は、測定日時とともに血糖値を本体に記録できます。重要なのは、何回分記録できるかという点です。長期間のデータを振り返るために、数ヶ月分のデータが保存できる大容量メモリを搭載した機種がおすすめです。

Bluetoothによるスマホ連携

最近の高性能な機種の多くは、Bluetooth機能を搭載しており、測定結果をスマートフォンアプリに自動で転送・記録できます。
アプリでは、測定値のグラフ化、食事や運動の記録、医師や家族とのデータ共有などが容易に行えるため、より細かく健康管理をしたい方や、データを治療に役立てたい方には、スマホ連携機能は必須と言えるでしょう。

これらの3つのチェック項目を参考に、ご自身のライフスタイルや測定の目的に合った最適な一台を見つけてくださいね。

初めての方向け!おすすめの「スターターキット」メーカー別比較

初めて血糖値測定器を購入する方は、「本体と付属品が揃っているスターターキット」を選ぶのが一番間違いがありません。主要なメーカーから出ている人気キットを比較してみましょう。

テルモ株式会社:「メディセーフフィット」シリーズ

テルモは医療機器の分野で非常に有名で、その測定器は病院やクリニックでも広く採用されており、高い信頼性があります。

特徴 詳細
信頼性 病院での採用実績が多く、安心感が高い
操作性 ボタンが少なく、シンプルな操作性を実現。初心者にも扱いやすい
穿刺器具 「メディセーフファインタッチ」という穿刺時の痛みを軽減する工夫がされた器具がセットになっていることが多い
採血量・時間 少ない血液量で、短時間測定が主流

【モモストア解説】
テルモのキットは、特に安定性と使いやすさを重視する方におすすめです。医療現場での実績が多い分、消耗品のセンサーや針も、比較的手に入りやすい環境にあることが多いのもメリットです。

LifeScan Japan株式会社:「ワンタッチベリオビュー」シリーズ

ライフスキャンは、以前はジョンソン・エンド・ジョンソンのグループでしたが、現在は独立した企業です。ワンタッチシリーズは、直感的な操作と見やすい画面で人気を集めています。

特徴 詳細
画面表示 大きなカラー画面と文字表示。薄暗い場所でも見やすい
操作性 人間工学に基づいた設計で握りやすい。シンプルな操作ボタン
独自の機能 測定値が目標範囲内か範囲外かを色で示してくれる機能を持つ機種がある(ベリオリフレクトなど)
センサー センサーの左右どちらからでも血液を吸い込ませることが可能で便利

【モモストア解説】
ライフスキャンの機種は、視認性を重視する方や、初めてで不安がある方におすすめです。一目で結果が理解できる工夫がされているため、日常的な健康管理のモチベーション維持にも繋がりやすいでしょう。

アボットジャパン株式会社:「FreeStyleリブレ(リーダー)」

FreeStyleリブレは前述のCGM(持続血糖測定器)のセンサーが有名ですが、センサーを読み取るための専用リーダーも購入が必要です。

特徴 詳細
測定方式 センサー(別売)を腕に装着し、リーダーをかざして測定(採血不要)
データの詳細 1分ごとのグルコース値の変動を詳細に記録できる
スマホ連携 専用アプリを使えば、スマホでも測定可能(リーダー不要の場合もある)
注意点 センサーは別売かつ非常に高価。医師の指示が必要な場合が多い

【モモストア解説】
リブレは、糖尿病治療で血糖値の変動パターンを把握することが必須な方におすすめです。毎回の採血ストレスから解放されますが、保険適用には条件があり、センサーの購入コストが高い点は考慮が必要です。

通販サイトで「血糖値測定器セット」と検索すれば、これらのメーカーのキットがすぐに見つかりますよ。ぜひ価格やセット内容を比較してみてくださいね。

測定器の「種類」を理解しよう!SMBGとCGM(リブレなど)の違いとは?

血糖値測定器には、大きく分けて2つの種類があります。これら2つの違いを理解しておくと、機種選びやデータの見方が大きく変わってきます。ここでは、その2つの種類を分かりやすく解説します。

従来の指先採血式:SMBG(Self-Monitoring of Blood Glucose)

SMBGは、最も一般的で歴史のある測定方法です。あなたが「血糖値測定器」と聞いて真っ先に思い浮かべるのが、このタイプではないでしょうか。

SMBGの仕組みと特徴

SMBGは、指先などに穿刺器具で小さな穴を開け、そこから出たごく少量の血液を測定器に差し込んだセンサー(チップ)に吸い込ませて、その瞬間の血糖値を測定します
この方式の最大のメリットは、「その時点の血液中の血糖値」という最も信頼性の高いデータを得られることです。食事の前や、インスリン注射の直前など、正確な「点」のデータが必要な場面で使われます。

デメリットとしては、測定のたびに採血が必要なため、痛みが伴うことや、穿刺針やセンサーといった消耗品が毎回必要になることが挙げられます。また、測定の「点」のデータしか得られないため、血糖値がどのように変動しているのか(上昇中なのか下降中なのか)を知ることはできません。

最新の持続血糖測定器:CGM(Continuous Glucose Monitoring)

CGMは、近年急速に普及している新しいタイプの測定方法で、前述のFreeStyleリブレなどが代表的です。

CGMの仕組みと特徴

CGMは、主に上腕に装着した小さなセンサーから、皮膚の下にある「間質液(かんしつえき)」という体液中のグルコース濃度を測定します。
最大のメリットは、一度装着すれば最長2週間(製品による)にわたり、グルコース値を連続して記録できることです。測定したい時にリーダーやスマホをかざすだけで、簡単にグラフ化された変動データを確認できます。

これにより、「夜間に血糖値が下がりすぎていないか」「食後の急激な上昇(血糖値スパイク)がないか」など、血糖値の「線」の流れを把握できます。これは、生活習慣の見直しや治療の改善に非常に役立ちます。

ただし、間質液中のグルコース濃度は、血液中の血糖値よりも若干遅れて変化するため、SMBGで測る血液中の血糖値とは、わずかにズレが生じる可能性がある点は理解しておく必要があります。

どちらを選ぶべき?モモストアからのアドバイス

目的 おすすめの測定器 理由
正確な「点」の値を把握したい(インスリン治療など) SMBG(指先採血式) 血液中の値を直接測定するため、正確性が高い
血糖値の「変動」パターンを把握したい(生活習慣改善) CGM(持続測定器) 24時間の推移をグラフ化でき、変動の傾向が掴みやすい
糖尿病予防や健康管理で初めて測る SMBG(スターターキット) CGMより安価に始められ、手軽に正確な値を把握できる

どちらの測定器も、糖尿病の治療に使われる場合は医療機器として医師の指導のもとで使用することが一般的です。
特にCGMの導入を検討している場合は、必ずかかりつけの医師に相談してくださいね。

血糖値測定の頻度やタイミングは?健康管理に役立てるための正しい使い方

血糖値測定器を手に入れたら、次は「いつ、どのくらいの頻度で測るのが効果的なんだろう?」という疑問が出てきますよね。測定の目的によって、最適なタイミングは大きく異なります。あなたの測定目的と照らし合わせて確認してみてください。

目的別!測定の最適なタイミング

血糖値測定は、主に「糖尿病の治療」と「糖尿病の予防・健康管理」の2つの目的で行われます。

糖尿病治療中の場合(医師の指示に従う)

糖尿病でインスリン療法や薬物療法を行っている方は、医師や看護師、薬剤師から詳細な測定スケジュールが指示されます。一般的な測定タイミングは以下の通りです。

  • 食前(毎食):食事前の血糖値が適正かを確認し、インスリン注射量や食事量を調整するため。
  • 食後2時間(毎食):食事が血糖値に与える影響(上がり方)を確認するため。
  • 就寝前:夜間の低血糖を防ぎ、安全に眠りにつけるかを確認するため。
  • 深夜(夜間低血糖の懸念がある場合):就寝中の急激な血糖値低下がないか確認するため。
  • 運動の前後、体調が悪い時:運動や体調不良が血糖値に与える影響を把握するため。

治療中の方は、自己判断で測定を中断したり、タイミングを変えたりせず、必ず医療チームの指示を守ってください。測定結果は、そのまま治療方針の決定に使われます。

糖尿病予備軍や健康管理の場合(予防目的)

「最近体重が増えてきた」「健康診断で境界型と言われた」といった予防目的で測定を行う場合は、以下のタイミングで「変動の傾向」を掴むことが大切です。

  • 空腹時(朝食前):夜間寝ている間の血糖値(基礎血糖)が適正かを確認します。
  • 食後1時間 or 2時間(特に高カロリーな食事の後):特定の食事がどのくらい血糖値を急激に上げるか(血糖値スパイク)をチェックするため。
  • 運動の前後:ウォーキングなどの軽い運動が血糖値を下げる効果があるかを確認するため。
  • ストレスを感じた時:ストレスが血糖値に影響を与える可能性があるため、体調の変化とともに測定します。

予防目的の場合、毎日全食後の測定をする必要はなく、1週間のうち数日、測定タイミングをローテーションするなどして、ご自身の体の「傾向」を把握することに重点を置くと良いでしょう。

SMBGとCGMで測定頻度はどう変わる?

SMBG(指先採血)は、どうしても痛みや手間の問題があるため、測定回数は必要最小限になりがちです。特に治療中の方は1日4回以上測ることもあります。

一方、CGM(FreeStyleリブレなど)は、いつでもリーダーやスマホをかざすだけで測定できるため、測定回数を気にせず、気が向いた時に何度でもチェックできるのが大きな魅力です。これにより、血糖値の変動を詳細に把握し、より積極的に食事や運動の改善に繋げることができます。

測定を始める前に、ご自身の目的を明確にし、最も効果的なタイミングで測定する習慣をつけましょう。測定結果を記録し、その結果から何が学べるのかを考えることが、健康管理を成功させるための第一歩ですよ。

糖尿病治療中の人が測定器を購入する際の「保険適用」の条件

糖尿病の治療を行っている方にとって、血糖値測定器や消耗品の購入費用は、年間を通じて大きな負担になります。「保険が適用されるなら安く済ませたい」と考えるのは当然ですよね。ここでは、血糖値測定に関する保険適用のルールを分かりやすく解説します。

保険適用されるのは「自己血糖測定が必要と判断された場合」

血糖値測定器や、測定に必要なセンサー、穿刺針といった消耗品は、基本的に健康保険の適用対象となることがあります。ただし、誰もが対象となるわけではなく、「自己血糖測定(SMBG)が必要である」と医師が判断し、処方箋を発行した場合に限られます

保険適用の主な条件(特に消耗品)

保険適用となるのは、主に以下の治療を行っている患者さんです。

  • インスリン注射療法を行っている場合:インスリンの量を自己調整するために、毎日の血糖測定が必須とされます。
  • SU剤(スルホニル尿素薬)など、低血糖を起こす可能性のある経口薬を服用している場合:低血糖を早期に発見し、対処するために測定が必要とされます。
  • CGM(リブレなど)を使用している場合:こちらも医師が必要と判断した場合に保険適用となります。

これらの条件に該当する場合、測定器本体は貸与(病院から借りる)または保険適用での購入、消耗品は保険適用での処方(月に必要な本数が決まっている)という形で費用が抑えられます。

【重要】予防目的や自己判断での購入は保険適用外
「最近心配だから、自分で血糖値を測ってみたい」といった糖尿病の予防目的や、医師の指導がない自己判断での測定は、残念ながら健康保険の適用外となります。この場合は、測定器本体も消耗品も、全額自己負担(自由診療)で購入することになります。

保険適用で購入する際の購入場所

保険適用で消耗品を購入する場合、その流れは「薬」と同じです。

  1. 病院・クリニック:医師の診察を受け、「自己血糖測定指示書」や処方箋を発行してもらいます。
  2. 調剤薬局:その処方箋を調剤薬局に提出します。
  3. 受領:薬局で、必要な本数のセンサーや針を受け取ります。この時、医療費の自己負担割合(1割~3割)に応じて費用を支払います。

このように、保険適用で購入する場合は、通販サイトではなく、必ず病院・クリニックを経由し、調剤薬局で受け取るという流れになります。通販で「保険適用」を謳っている製品があったとしても、それは保険適用時の価格ではなく、単なる販売価格である可能性が高いので注意してください。

保険適用での購入を検討している方は、まずはかかりつけの医師に相談し、ご自身の治療状況が適用条件を満たしているか確認することが大切です。

消耗品を安く手に入れる裏技?通販と薬局の価格比較

血糖値測定を継続する上で、最もコストがかかるのは「消耗品」です。特に保険適用外で自己負担で購入している方にとっては、少しでも安く手に入れたいですよね。ここでは、消耗品の価格に関する実態と、賢く購入するためのヒントをお伝えします。

センサー・穿刺針の価格実態:薬局は「定価」、通販は「セット割引」

調剤薬局での購入価格

調剤薬局で消耗品(センサーや針)を購入する場合、その価格は基本的にメーカーが設定した「定価」に近い価格になることが多いです。これは、薬局が在庫管理や薬剤師による説明・指導のコストを含めて提供しているためです。

メリットは、確実に正規品が手に入ることと、専門家のサポートを受けられる安心感ですが、コストを抑えるという点では、通販に軍配が上がることが多いでしょう。

通販サイトでの購入価格

通販サイトでは、前述の通りセンサー単品の購入は原則としてできませんが、「本体+針+センサー(少量)」といったスターターキットや、「本体+針のみ(センサー別売)」のセットであれば、非常にお得な価格で販売されていることがあります。

特に、旧モデルの測定器本体が格安で販売されていることがあり、その本体に対応するセンサーさえ薬局で確保できれば、初期費用を大幅に抑えることができます。

賢くコストを抑えるための3つのヒント

ヒント1:本体は「型落ち」モデルを通販で探す

最新モデルは高価ですが、機能的には十分使える数年前の「型落ち」モデルは、通販で驚くほど安く販売されていることがあります。
最新のスマホ連携機能などにこだわりがなければ、この方法で本体コストを節約し、その分を消耗品代に充てるのが賢明です。

ヒント2:ポイント還元率が高い日を狙う

楽天市場やYahoo!ショッピングでは、特定のキャンペーンや「○のつく日」などに、ポイント還元率が大幅にアップする日があります。測定器本体は数千円~1万円以上の買い物になるため、ポイントが数%違うだけでも大きな差になります。
すぐに必要でない場合は、還元率が高い日を狙って購入予約などをしておくとお得です。

ヒント3:メルカリやフリマアプリは「推奨しない」

「メルカリで安く消耗品が売られているのを見た」という方もいるかもしれません。しかし、センサーや針などの医療機器は、適切な温度・湿度管理がされていないと、精度が落ちる可能性があります
また、体外診断用医薬品であるセンサーを、個人間で売買することは、法律的にも推奨されていません。自分の健康に関わるものですから、必ず正規ルート(薬局や正規販売店のオンラインショップ)で購入するようにしましょう。

これらのヒントを参考に、測定コストを賢くコントロールし、安心して血糖値測定を続けてくださいね。

使用済みの「針」や「センサー」の正しい捨て方と注意点

血糖値測定を継続する上で、意外と見落とされがちなのが、使用済みの「針」や「センサー」の廃棄方法です。これらは医療廃棄物ですので、普通のゴミと同じように捨ててしまうと、収集員の方や処理場で怪我をさせる危険があります。正しい捨て方をしっかり確認しておきましょう。

穿刺針(ランセット)の捨て方:必ず「回収」が必要

指先に刺す「穿刺針(ランセット)」は、鋭利なため、最も注意が必要です。

針は「感染性廃棄物」として処理される

使用済みの針は、血液が付着しているため、感染性廃棄物として扱われます。自治体のゴミ回収に出すことはできません。

【正しい回収方法】

  1. 回収容器に入れる:使用済みの針は、絶対に裸のままにせず、硬いプラスチック製の容器や、メーカーが提供している専用の回収容器に入れます。ペットボトルや専用の回収ボックスを使うのが一般的です。
  2. 医療機関や薬局に持参:針の入った容器は、通常、測定器を処方または貸与してくれた病院・クリニック、またはかかりつけの調剤薬局で回収してもらえます
    容器がいっぱいになったら、自己判断で処分せず、必ずこれらの専門機関に持っていき、適切に処理してもらってください。

「どこに持っていけばいいか分からない」という方は、測定器を購入した薬局や、かかりつけの医師に相談して、回収ルールを確認しましょう。地域の自治体によっては、特定の回収方法を定めている場合もあります。正確な情報は、Google検索で自治体のルールを調べてみることをおすすめします。

センサーやチップの捨て方:自治体のルールを確認

測定チップ(センサー)やCGMのセンサー(FreeStyleリブレなど)も、血液が付着している可能性がありますが、針のように鋭利ではないため、自治体によって「燃えるゴミ」や「プラスチックゴミ」として扱われることがあります

ただし、こちらも血液や体液が付着した医療機器であるため、不安な場合は針と同じように、回収可能な薬局や医療機関に相談するのが最も安全です。
もし一般ゴミとして出す場合は、必ずビニール袋などに二重に入れて、外から見て何が入っているかわからないように配慮してから捨てましょう。

穿刺器具(ペン型)の捨て方

針をセットして使うペン型の「穿刺器具」は、測定器本体と同様に医療機器です。これは基本的に消耗品ではなく、長く使うものですが、故障などで不要になった場合は、燃えないゴミや粗大ゴミとして自治体のルールに従って処分します。ただし、内部に針が残っていないか、必ず確認してから捨ててください。

正しい廃棄方法は、あなたの安全だけでなく、社会全体の安全にも繋がる大切なマナーです。面倒がらず、必ず適切な方法で処理しましょう。

血糖値測定器の購入に関するQ&A:よくある疑問をモモストアが解説!

血糖値測定器に関して、読者の皆さんからよくいただく疑問にお答えします。購入前や使用開始前に、ぜひチェックしてくださいね。

Q1: 測定器は家族と共有しても大丈夫ですか?

A: 測定器本体の共有は可能ですが、穿刺器具の共有は絶対にしないでください。
測定器の本体(データを記録する機械)自体は、複数人で共有しても問題ありません。ただし、データの管理が煩雑になるため、専用の機種を持つことをおすすめします。

最も重要なのは、血液に触れる部分(穿刺針、そして針をセットする穿刺器具)を絶対に共有しないことです。血液を介した感染症のリスクがあるため、針やセンサーは必ず使い捨て、穿刺器具も個人専用のものとして扱いましょう。

Q2: 血糖値測定器の使用期限はありますか?

A: 本体には明確な使用期限はありませんが、センサーと針には使用期限があります。
測定器の本体は、通常、丁寧に扱えば数年単位で使用できます。ただし、測定の正確性を保つため、定期的に機器の動作確認や点検を行うことをおすすめします。

一方、センサーや測定チップ、穿刺針といった消耗品には、すべて「使用期限」が設けられています。これは、期限を過ぎると、測定値の正確性が保証されなくなるためです。購入時には必ず使用期限を確認し、期限内に使い切れる量だけ購入するようにしましょう。特に安売りの「まとめ買い」をする際は注意が必要です。

Q3: 糖尿病ではないのですが、測定しても大丈夫ですか?

A: はい、健康管理や予防目的で測定することは全く問題ありません。
糖尿病の治療を目的としない限り、保険適用にはなりませんが、血糖値の変動を把握することは、食事や運動の改善に繋がる非常に有用な健康管理法です。
ただし、測定値が異常に高かったり低かったりした場合は、必ず自己判断せず、医療機関を受診してください。測定器は診断に使うものではなく、あくまで健康状態を知るための道具です。

Q4: 血糖値が高い時、低い時の対処法は?

A: 治療中の方は医師の指示に従ってください。予防目的の方は医療機関を受診してください。
血糖値が高い(高血糖)場合や低い(低血糖)場合の対処法は、その方が糖尿病の治療中かどうか、また、どのような薬を使っているかによって全く異なります
特に治療中の方は、低血糖は緊急の対処が必要な場合がありますので、医師から指導された「シックデイ(体調不良時)のルール」や「低血糖時の対処法」を必ず守ってください

予防目的で測定している方は、自己判断で食事や薬の量を調整するのは大変危険です。気になる測定結果が出た場合は、迷わず内科や糖尿病専門医に相談しましょう。体の状態を正確に把握するためにも、Google検索で血糖値コントロールの基本を学んでおくと良いですね。

Q5: 血糖値測定器の校正(キャリブレーション)は必要ですか?

A: 最近の機種の多くは自動校正のため、基本的に不要です。
昔の機種では、センサーのロットが変わるたびに「コードチップ」を本体に差し込んだり、手動でコードを入力したりする作業が必要でしたが、現在の機種のほとんどは、センサーを差し込むだけで自動的に校正される仕組み(ノーコーディング)になっています。
ただし、機種によっては特定の操作が必要な場合もあるので、必ず取扱説明書を確認してください。

血糖値測定器を賢くお得に手に入れるための最後のまとめ

ここまで、血糖値測定器の「どこで買える?」という疑問を深掘りし、本体と消耗品の購入場所の違い、機種の選び方、費用を抑えるヒントまで、幅広く解説してきました。
最後に、賢く測定器を手に入れて、スムーズに測定を始めるためのステップをまとめておきましょう!

【3ステップ】失敗しない血糖値測定器の購入戦略

ステップ1:購入する機種を決める

まずは、ご自身の目的(治療か予防か)と予算に合わせて、測定量、測定時間、画面の見やすさなどを比較し、購入したい機種(メーカー・品番)を決めましょう。
特に初心者の方は、「スターターキット」が用意されている機種を選ぶと安心です。

ステップ2:消耗品の購入ルートを確保する

本体の購入先にこだわる前に、「その機種のセンサーや針が、近所の調剤薬局で継続的に購入(取り寄せ)可能か」を必ず確認しましょう。これが最も重要です。
いくつかの薬局に電話で問い合わせ、親切に対応してくれる「かかりつけ薬局」を決めておくのがベストです。

ステップ3:本体を「一番お得な場所」で購入する

消耗品のルートが確保できたら、いよいよ本体の購入です。価格の安さやポイント還元率を比較して、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトで購入するのが、最もお得なケースが多いです。
もし、薬剤師さんのサポートを重視したい場合は、そのままステップ2で確認した薬局で購入しても良いでしょう。

血糖値測定は、ご自身の体と向き合い、健康な未来を築くための大切な行動です。
このモモストアの記事が、あなたが安心して血糖値測定を始め、長く健康を維持していくための一助となれば、大変嬉しいです!

ぜひ、あなたにぴったりの一台を見つけて、今日から健康的な生活をスタートさせてくださいね。

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