「杖はどこで買える?」急な入用にすぐ買える店と選び方を徹底解説!
こんにちは、モモストアです!
「急に怪我をしてしまって杖が欲しい!」「旅行先で杖が必要になったけど、どこに売ってるの?」
そういった経験、または不安を感じたことはありませんか?
杖が必要になった時、多くの方がまず「どこで買えるんだろう?」と疑問に思いますよね。
実は、杖は専門店だけでなく、私たちにとって身近な場所でも手に入るんです。
この記事では、杖の購入場所を実店舗と通販に分けて詳しく解説し、さらにあなたにぴったりの杖を見つけるための「正しい選び方」まで徹底的にご紹介します。
・【すぐ欲しい!】ドラッグストア・薬局で買える杖の種類と価格帯
・100均(ダイソー・セリア)の杖は使える?購入する際の注意点
・ホームセンター(DCM・コーナンなど)は杖の品揃えが豊富?
・専門店の杖はなぜ違う?高価格帯でも選ばれる理由とメリット
- 杖はどこで買える?購入できる場所の全体像をまず解説!
- 【すぐ欲しい!】ドラッグストア・薬局で買える杖の種類と価格帯
- 100均(ダイソー・セリア)の杖は使える?購入する際の注意点
- ホームセンター(DCM・コーナンなど)は杖の品揃えが豊富?
- 専門店の杖はなぜ違う?高価格帯でも選ばれる理由とメリット
- 百貨店・デパートの福祉用品売り場で購入するメリットとは
- ドン・キホーテやコンビニでも杖は買える?緊急時の選択肢
- 杖は通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するのがお得?
- メルカリなどフリマアプリで中古の杖を買うのはあり?
- あなたの身長に合った杖の「正しい長さ」の選び方
- グリップの形と杖の素材で決まる!長く使える杖の選び方のポイント
- 目的別!おしゃれな杖、多点杖、折りたたみ杖のおすすめ種類
- 杖の保険適用と補助制度はある?介護保険を利用できるか解説
- 杖のアクセサリーとメンテナンス:長く安全に使うために
- 杖の購入場所別:価格帯と選べるデザインの比較
- 多点杖(四点杖)の選び方と一本杖からの切り替えの目安
- カーボン・アルミ・木製:素材による機能の違いと選び方
- 杖の正しい歩き方とリハビリテーションでの注意点
- 杖の購入は専門店?通販?それぞれの最適なユーザー層
- 記事まとめ:急な入用も安心!自分にぴったりの杖を見つけよう
杖はどこで買える?購入できる場所の全体像をまず解説!

「杖が欲しい!」と思ったとき、選択肢はたくさんあります。
大きく分けると、「実店舗」と「オンライン通販」の2種類に分けられますが、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
まずは、「今すぐ必要なのか」、「豊富な選択肢から選びたいのか」、「価格を抑えたいのか」、といった目的によって、最適な購入場所が変わってきますので、全体のマップを見てみましょう。
購入場所の全体マップ:実店舗とオンラインのメリット・デメリット
実店舗の最大の魅力は、なんと言っても「すぐに手に入る」ことと、「実際に手に取って試せる」ことです。特に初めて杖を購入する方にとっては、長さや重さ、グリップの握り心地を試せるのは大きなメリットになります。
一方、オンライン通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)は、圧倒的な品揃えと価格の安さが魅力です。自宅にいながら様々なメーカー、デザイン、機能の杖を比較検討でき、レビューも参考にできるため、じっくり選びたい方には最適です。
| 購入場所 | メリット | デメリット |
| ドラッグストア・薬局 | 緊急時、すぐに手に入る。近所に必ずある。 | 種類・デザインが限定的。長さ調整ができない場合も。 |
| ホームセンター | 比較的安価。介護用品コーナーがあることが多い。 | 専門知識を持つスタッフが少ない場合がある。 |
| 専門店・百貨店 | 専門スタッフに相談できる。高品質なものが揃う。 | 価格が高め。店舗数が少ない。 |
| 100円ショップ | とにかく安い(一時利用向け)。 | 耐久性・安全性に不安。本格的な使用には不向き。 |
| オンライン通販 | 種類が豊富。価格競争で安い。 | 試せない。到着まで時間がかかる。 |
このように、それぞれの購入場所に特徴があります。次に、それぞれの場所で具体的にどのような杖が手に入るのか、詳しく見ていきましょう。
【すぐ欲しい!】ドラッグストア・薬局で買える杖の種類と価格帯
「骨折した」「急に足腰が痛くなった」など、緊急で杖が必要になったとき、まず駆け込むべき場所の一つがドラッグストアや薬局です。
マツモトキヨシ、スギ薬局、ウエルシアなどの大手ドラッグストアのほとんどで杖を取り扱っています。これは、杖が医療・介護用品としての側面を持つためですね。
ドラッグストアの杖:どんな種類があるの?
ドラッグストアで主に取り扱われているのは、「オーソドックスな一本杖」や、持ち運びに便利な「折りたたみ杖」です。特に、緊急時の利用を想定しているため、シンプルで使いやすいデザインが主流となります。
また、杖先のゴム(先ゴム)などの消耗品も一緒に陳列されていることが多いので、交換部品を探すのにも便利です。
ドラッグストアで見かけることが多い杖の種類
- 折りたたみ杖:カバンに入れて持ち運べるため人気が高いです。アルミ製が多く軽量。
- 伸縮式杖:長さ調整が簡単にできるため、初めて買う人でも安心です。
- 一本杖(ベーシック):最もシンプルで安定感があります。
価格帯は?専門店よりお得?
価格帯は、だいたい2,000円から7,000円程度が一般的です。専門店や百貨店に比べると、ブランド品の取り扱いは少ない分、お手頃価格のものが多く、手が出しやすいのが特徴です。
ただし、ドラッグストアではデザインや色のバリエーションは少なめです。「とりあえず歩ければいい」という目的には十分ですが、「おしゃれな杖が欲しい」という方は、次のホームセンターや専門店、または通販を検討した方が良いかもしれませんね。
購入時の注意点:
ドラッグストアの杖は伸縮式が多いですが、念のため、自分の身長に合わせて長さが調整できるかをパッケージで確認しましょう。また、スタッフの方に専門的なアドバイスを期待するのは難しい場合があるので、事前に「杖の正しい長さの決め方」を予習しておくと安心です。(このブログ記事の後半で詳しく解説しています!)
お近くのドラッグストアの在庫確認は、各店舗の公式サイトから電話で問い合わせるのが一番確実です。マツモトキヨシ 店舗検索やスギ薬局 店舗検索などで調べてみてください。
100均(ダイソー・セリア)の杖は使える?購入する際の注意点
「一時的な利用だし、できるだけ安く済ませたい」という方にとって、100円ショップ(100均)の杖は魅力的な選択肢に見えますよね。
結論から言うと、ダイソーやセリアなどの100円ショップでも、簡易的な杖やステッキが売られていることがあります。ただし、これは本格的な歩行補助具というよりも、「一時的なサポート」や「ファッション小物」としての側面が強いです。
100均の杖の主な用途と限界
100均で見かける杖は、主に以下の用途で使われることが多いです。
- 一時的なサポート:ちょっとした足の捻挫や、旅行先での急な体調不良など、短期間の使用。
- コスプレ・小道具:演劇やイベントでの衣装の一部として。
- 簡易的な登山杖:舗装された平坦な道の軽いハイキングなどでの補助。
しかし、杖の「耐久性」と「安全性」については、やはり専門店やドラッグストアの製品には及びません。
| 項目 | 100均の杖 | 専門店の杖 |
| 素材・強度 | プラスチックや薄いアルミ。強度は低め。 | 航空機グレードのアルミやカーボン。強度・耐久性◎。 |
| グリップ | 硬く、握り心地に工夫がないものが多い。 | 人間工学に基づいた形状。衝撃吸収材入りもある。 |
| 先ゴム | 消耗が早い、滑り止め効果が低い場合がある。 | 地面との摩擦力が計算されており、交換も容易。 |
| 安全性 | 本格的な歩行補助には非推奨。 | SGマーク(製品安全協会)など、安全基準を満たしている。 |
購入する前に必ずチェックしたい3つの注意点
もし100均の杖を購入する場合は、以下の3点だけは必ずチェックしてください。
- 長さが合っているか:
100均の杖は伸縮機能がない、もしくは微調整が効かないものが多いです。長すぎたり短すぎたりすると、かえって姿勢を崩し、転倒の原因になります。自分の身長に合ったものか、最低限の確認は必須です。 - 接合部分の強度:
折りたたみ式の場合、接合部分がグラグラしていないかを確認しましょう。使用中に突然折れたり外れたりするリスクは、命に関わります。 - 先ゴムの状態:
先ゴムが小さすぎたり、硬すぎたりすると、滑りやすくなります。地面にしっかりとグリップするかどうかを、店内で軽く試してみることをおすすめします。
モモストアとしては、長期的な使用や、体重を預けて歩行を補助する目的であれば、最低でもドラッグストア以上の品質の杖を選ぶことを強くおすすめします。安全のためにも、必要な投資だと考えてください。
ホームセンター(DCM・コーナンなど)は杖の品揃えが豊富?
DIY用品や生活雑貨が何でも揃うホームセンターも、杖の購入場所として非常に優秀です。特に、介護用品コーナーや日用品の売り場に、様々な種類の杖が陳列されていることが多いです。
ホームセンターの杖の魅力:実用性と価格のバランス
ホームセンター(DCM、コーナン、カインズ、コメリなど)の杖の品揃えは、ドラッグストアと専門店の中間といった立ち位置です。
- 実用的な品揃え:
ベーシックな一本杖、折りたたみ杖はもちろん、多点杖(四点杖)など、より安定性を求める方向けのモデルも取り扱っている場合があります。特に介護用品に力を入れている店舗ほど、種類は豊富です。 - 価格帯:
ドラッグストアより少し高めで、3,000円から1万円程度のものが主流です。実用性を重視した、コストパフォーマンスに優れたモデルが多いのが特徴です。
多点杖(四点杖)を探しているならホームセンターが狙い目
多点杖は、杖先が4つに分かれていて、より高い安定性と自立性(手を放しても杖が倒れない)を提供します。リハビリ中の方や、バランスを取るのが難しい方には特におすすめです。
多点杖はサイズが大きいため、ドラッグストアではスペースの都合で置いていないこともありますが、ホームセンターの広い売り場であれば、見つけやすいでしょう。
ホームセンターでのチェックポイント
| ポイント | チェック内容 |
| 握り心地 | グリップ部分が手に馴染むか、長時間使用しても痛くならないか。 |
| 多点杖の安定性 | 地面にしっかりと吸着するか、歩行時にガタつかないか。 |
| 重量 | 軽すぎると不安定に、重すぎると持ち運びが大変になります。 |
知識のあるスタッフは少ない可能性がありますので、可能であれば、杖に詳しいご家族や知人と一緒に見に行くか、事前にインターネットで情報収集(このモモストア記事も参考にしてくださいね!)をしてから行くことをおすすめします。
専門店の杖はなぜ違う?高価格帯でも選ばれる理由とメリット
「つえ屋」や「フランスベッド」などの杖・福祉用品の専門店で売られている杖は、ドラッグストアやホームセンターのものに比べて、価格が高い傾向にあります。しかし、それには理由があり、価格以上の価値と安心感があります。
専門店ならではの「品質」「デザイン」「サービス」
専門店が選ばれる最大の理由は、「専門的な知識を持ったスタッフによるコンサルティング」を受けられる点です。
杖は、ただの棒ではありません。使用者の体の状態、歩き方の癖、使用目的(日常使い、フォーマルなど)を総合的に判断して、最適な一本を選ばなければなりません。
- 専門スタッフによる調整:
身長だけでなく、肘の角度が最も自然になるように、その場で最適な長さに調整してくれます。また、グリップの向きや杖先の選び方など、細かいアドバイスがもらえます。 - 圧倒的なデザイン・素材の多様性:
杖を「ファッションの一部」として捉えた、おしゃれで洗練されたデザインが豊富です。木製、カーボン製、蒔絵(まきえ)など、高級素材を使った一生ものの杖も見つかります。 - 充実したアフターフォロー:
修理やメンテナンス、先ゴムの交換サービスなど、購入後も安心して使い続けるためのサポートが充実しています。
杖を「ファッション」として楽しむための選択肢
高齢者の方の中には、「杖を持つと老けて見える」と感じて抵抗を持つ方もいらっしゃいます。しかし、専門店には「見せたくなる杖」がたくさんあります。
例えば、以下のような特別な杖があります。
- カーボン製:
驚くほど軽量で丈夫。色や柄も豊富で、スポーティな印象を与えます。 - 柄物・装飾付き:
花柄、チェック柄、アニマル柄など、洋服やTPOに合わせて選べるデザイン。グリップ部分に宝石のような装飾が施されたものもあります。 - ステッキタイプ:
欧米の紳士が持つような、クラシックでエレガントな木製のステッキ。フォーマルな場にも適しています。
「どうせ持つなら気分が上がるものを」とお考えであれば、少し予算を増やしてでも専門店を訪問してみる価値は十分にあるでしょう。
百貨店・デパートの福祉用品売り場で購入するメリットとは
専門店に次いで、高品質な杖を探すなら百貨店・デパートの「福祉用品売り場」もおすすめです。伊勢丹、三越、大丸などの大手百貨店には、介護・福祉用品の専門コーナーや、ヘルスケアフロアが設けられていることが多いです。
上質な杖と安心感のある接客が魅力
百貨店・デパートで杖を購入するメリットは、主に以下の3点です。
- 上質な品揃え:
国内外の有名ブランドや老舗メーカーの杖が厳選されて並んでいます。デザイン性、機能性、耐久性のどれをとってもトップクラスの製品が多いです。 - 丁寧で安心できる接客:
百貨店のスタッフは、礼儀正しく、知識も豊富です。お客様の要望を丁寧に聞き取り、ギフトやプレゼントとしての相談にも親身に乗ってくれます。 - フォーマルなデザインが豊富:
パーティーや冠婚葬祭など、「きちんとした場所」で使える、シックで高級感のあるデザインの杖が多く揃っています。
プレゼントや記念品として購入するなら最適
「ご両親や祖父母へのプレゼントとして杖を贈りたい」という場合、百貨店での購入は最適です。
例えば、還暦のお祝いに赤や朱色の杖を、あるいは誕生日プレゼントに名入れサービス(有料の場合あり)を施した杖を選ぶことができます。
購入時のワンポイントアドバイス
杖をプレゼントする場合、相手の身長が分からなければ、伸縮式の高級モデルや、後日無料で長さ調整ができるサービスを提供しているブランドを選ぶのが賢明です。
また、百貨店では試着用の杖も用意されているため、実際に歩いてみて、その杖が本当に相手の歩行をサポートしてくれるか、安定感があるかを確認することができます。
| 購入者の目的 | おすすめの場所 |
| 緊急性:今すぐ安価に手に入れたい | ドラッグストア、ホームセンター |
| 品質・専門性:長く使う、体の状態に合わせたものが欲しい | 専門店、百貨店 |
| 価格・多様性:沢山の種類から選びたい、安く買いたい | オンライン通販(Amazon、楽天市場など) |
まずは、ご自身がお住まいの地域の主要な百貨店の公式サイトやフロアガイドを確認してみると良いでしょう。三越 福祉用品 フロアガイド
ドン・キホーテやコンビニでも杖は買える?緊急時の選択肢
ドラッグストアやホームセンター以外で、もっと手軽に買える場所はないでしょうか?旅行先や深夜など、「とにかく今、一時的に使えるものが欲しい」という緊急事態を想定して、ドン・キホーテやコンビニでの取り扱い状況を見ていきましょう。
ドン・キホーテは杖を売っている?
ディスカウントストアの王様、ドン・キホーテですが、結論から言うと「店舗による」というのが正直なところです。
大型店舗や、生活雑貨の品揃えが豊富な店舗では、簡易的な折りたたみ杖や、面白デザインのステッキが売られていることがあります。価格帯は1,000円台からと非常に安価ですが、やはりその場しのぎの目的で利用するのが賢明です。
ドン・キホーテの特徴として、ユニークなデザインの杖(光る杖、派手な柄など)が見つかることがあるので、「人と違う杖が欲しい」という方は、宝探し気分で探してみるのも楽しいかもしれません。ただし、真剣な歩行補助には向いていないものがほとんどです。
ドン・キホーテで見かける杖の特徴
- 場所:日用品、健康グッズ、またはトラベル用品コーナー
- 種類:折りたたみ、コスプレ用ステッキ
- 価格:低価格(1,000円〜3,000円程度)
- 安全性:過度な期待は禁物。必ず店頭で確認を。
コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)での取り扱いは?
残念ながら、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどの主要なコンビニエンスストアでは、杖の常時取り扱いはほとんどありません。
コンビニは食料品や日用品がメインであり、杖のような医療・介護用品は通常、在庫スペースの関係で置かれていません。
ただし、病院に併設されているコンビニや、高齢者向けに特化したサービスを行う一部のコンビニでは、簡易的な杖が置かれている可能性があります。もし緊急で必要になった場合は、まずお近くのドラッグストアや、24時間営業のホームセンター、または大型のドン・キホーテを当たってみましょう。
お近くのドン・キホーテ 店舗検索はこちらから。
杖は通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)で購入するのがお得?
実店舗での購入も便利ですが、「価格」「品揃え」「比較のしやすさ」の三拍子が揃っているのが、オンライン通販です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、専門店の高機能モデルから、安価な海外製品まで、数え切れないほどの杖が販売されています。
通販の圧倒的なメリット:種類と価格
オンラインで購入する最大のメリットは、以下の点に集約されます。
- 価格競争による安さ:
複数のショップが同じ商品を扱っているため、自然と価格競争が起こり、実店舗よりも安く購入できるケースが多いです。セールやポイント還元を利用すれば、さらにお得になります。 - デザイン・機能の多様性:
「杖」というカテゴリーだけでなく、「ステッキ」「おしゃれ杖」「カーボン杖」「多点杖」など、細かく絞り込んで検索できるため、実店舗では見つからないようなニッチな商品や、最新の技術を搭載した杖を見つけやすいです。 - ユーザーレビューの活用:
実際に購入した人の「重さ」「握り心地」「耐久性」に関する生の声(レビュー)を参考にできるため、試着ができないというデメリットをある程度カバーできます。
通販購入で失敗しないためのチェックリスト
試せない通販だからこそ、失敗しないためのチェックポイントをしっかりと押さえておきましょう。
| チェック項目 | 確認すべきこと |
| 長さ・調整範囲 | 「適合身長」が必ず記載されています。自分の身長が範囲内に入っているか確認。 |
| 重さ(g) | 杖の重さです。軽すぎると不安、重すぎると負担になります。一般的な目安は300g前後です。 |
| 返品・交換条件 | サイズが合わなかった場合や初期不良の場合、返品・交換が可能かどうかを確認。特に海外製品は注意が必要です。 |
| SGマーク | 製品安全協会の「SGマーク」が付いているか。安全基準をクリアしている証拠です。 |
初めて杖を買う方:
一度、ドラッグストアなどでベーシックな杖を触ってみて、だいたいの重さや長さの感覚をつかんでから、通販でデザインや機能にこだわった商品を探す、というハイブリッドな方法もおすすめです。
メルカリなどフリマアプリで中古の杖を買うのはあり?
中古品に抵抗がなければ、メルカリやラクマなどのフリマアプリで杖を探すのも、費用を抑えるための選択肢の一つになります。特に、人気ブランドの杖が、新品に近い状態で格安で出品されていることもあります。
フリマアプリ購入のメリットと潜むリスク
フリマアプリで中古の杖を購入するメリットは、「価格の安さ」と、「既に廃盤になったモデルが見つかる可能性」です。
しかし、杖は「安全な歩行」を支える非常に重要な医療補助具です。そのため、中古品ならではのリスクも理解しておく必要があります。
中古の杖を購入する際の徹底チェック項目
中古品を購入する際に、特に注意深くチェックすべき点は以下の通りです。これらを怠ると、思わぬ事故につながりかねません。
- 先ゴムの状態:
先ゴムは、杖と地面との摩擦を生み、滑りを防ぐ要の部分です。これが摩耗していたり、ひび割れていたりすると、非常に危険です。写真で拡大してもらい、状態を確認しましょう。できれば交換を前提に考えておきましょう。 - グリップの衛生状態:
グリップは常に手に触れる部分であり、汗や皮脂が付着しています。出品者に「消毒済みか」「使用期間」などを質問し、衛生状態を確認することが大切です。到着後、必ず自身でも徹底的に消毒しましょう。 - 伸縮・折りたたみ部分の不具合:
伸縮式や折りたたみ式の杖は、その稼働部分に不具合があると、使用中にロックが外れて長さが変わったり、突然折れたりする可能性があります。「伸縮時に異音はないか」「ロックはしっかりかかるか」を質問で確認しましょう。 - 全体の歪み・傷:
転倒などで杖自体に大きな負荷がかかっていると、目に見えない金属疲労や歪みが生じている可能性があります。目立つ傷だけでなく、全体がまっすぐであるかを確認してください。
モモストアとしては、中古品はあくまで「自己責任」であることを念頭に置き、できれば消耗品である先ゴムは新品に交換することを強くおすすめします。
安全のためには、新品の杖の購入が一番安心できる方法ですよ。
あなたの身長に合った杖の「正しい長さ」の選び方
杖をどこで買うか決めたら、次に最も大切なのが「正しい長さ」の杖を選ぶことです。どんなに高価で高性能な杖でも、長さが合っていなければ、かえって姿勢を崩し、肩や背中に負担をかけ、最悪の場合転倒の原因になってしまいます。
杖の長さの「黄金比率」計算方法
杖の長さは、単に身長から引くという単純な計算ではありません。最も一般的な「長さの目安」は、以下の計算式で求めることができます。
【杖の長さの目安の計算式】
$$ \text{杖の長さ} = \text{身長} \div 2 + 3\text{cm} $$
例えば、身長160cmの方の場合、$$160 \div 2 + 3 = 83\text{cm}$$が目安となります。
「肘の角度」で最終チェックする方法
上記の計算式はあくまで目安です。最終的には、「実際に杖を持ったときの肘の角度」で決めるのが最も確実です。
- 杖を床に垂直に立てる:
靴を履いた状態で、杖の先を足元から20cmほど前に出して、垂直に立てます。 - グリップを握る:
杖を握り、自然に腕を下ろした状態にします。 - 肘の角度を確認:
このとき、肘が「30度から40度程度」に軽く曲がっているのが理想的な長さです。
もし肘が伸びきっていたら杖は長すぎ、90度近く曲がっていたら短すぎます。杖は体重を分散させるためのものなので、無理のない、自然な姿勢が取れる長さに調整しましょう。
専門店や百貨店であれば、専門スタッフがこの調整を完璧に行ってくれますが、通販やドラッグストアで購入した場合は、ご自身やご家族でしっかりと調整する必要があります。
杖の正しい使い方:どちらの手に持つべき?
意外と間違えやすいのが、「どちらの手に持つか」です。
正解は、「健康な方の手」です。
例えば、右足が怪我をしている場合、左手で杖を持ちます。これは、歩くときに怪我をした足と反対の手の杖を同時に出すことで、体のバランスを保ち、患部への体重負荷を軽減するためです。
購入場所と長さの次は、さらに使い心地を左右する「グリップ」と「素材」について見ていきましょう。
グリップの形と杖の素材で決まる!長く使える杖の選び方のポイント
杖は、長さが合っているだけでなく、「グリップ(持ち手)」と「素材」が自分に合っているかどうかが、快適さや長く使えるかどうかに直結します。
グリップの形状:疲れにくさと安定性を左右する
グリップは主に以下の種類があり、それぞれ握り心地と安定性が異なります。
| グリップの形状 | 特徴 | おすすめのユーザー |
| T字型(T字グリップ) | 最も一般的でシンプル。握りやすく、軽量なものが多い。 | 初めて杖を使う方、手が比較的健康な方。 |
| L字型(オフセット型) | 手のひら全体で体重を支えるように設計されており、安定感が高い。 | 手のひらや手首に負担をかけたくない方、関節炎などがある方。 |
| 握り込み型(カフ型) | グリップと前腕に固定具がある。よりしっかり体重を預けられる。 | リハビリ中や、体重を預ける必要がある方。 |
| にぎりやすい太型 | グリップ部分が太く、手のひらへの負担を分散させる。 | 握力の弱い方、高齢者、手が大きい方。 |
モモストアからのアドバイス:
もし長時間使用する予定があるなら、グリップの素材が柔らかいもの(ジェル素材など)を選ぶと、手のひらへの衝撃が緩和され、疲れにくくなります。
杖の素材:重さ・耐久性・価格を比較
杖の素材は、重さ、耐久性、そして価格に大きく影響します。主な素材の特徴を知って、自分の利用目的に最適なものを選びましょう。
- アルミ合金:
最も一般的でコストパフォーマンスに優れています。軽量で、色やデザインのバリエーションも豊富です。ドラッグストアやホームセンターの杖の多くがこの素材です。 - カーボン(炭素繊維):
非常に軽く、強度が高いのが特徴。長時間持ち歩いても負担が少ないため、専門店の高級モデルに多く使われています。価格はアルミ製よりも高くなります。 - 木製:
クラシックな見た目と、手馴染みの良い温かみが魅力。一本杖が中心で、ステッキとしてファッション性を重視する方に選ばれます。重さは他の素材よりやや重い傾向があります。
もし毎日長時間使用するのであれば、軽くて丈夫なカーボン製がおすすめですが、一時的な利用であれば、安価なアルミ合金で十分対応できますよ。
目的別!おしゃれな杖、多点杖、折りたたみ杖のおすすめ種類
一概に「杖」と言っても、その用途によって最適な形や機能は全く異なります。ここでは、利用者のニーズに合わせた3つの主要な杖の種類と、それぞれの選び方をご紹介します。
(1)ファッション性の高い「おしゃれな杖」(ステッキ)
杖を「隠す」のではなく、「見せる」アイテムとして楽しみたい方におすすめなのが、ファッション性の高いステッキタイプです。
- デザイン:
花柄、ペイズリー柄、和柄、メタリックカラーなど、洋服やTPOに合わせて選べるデザインが豊富です。グリップ部分に天然石やクリスタルがあしらわれているものもあります。 - 素材:
木製やカーボン製など、上質な素材が使われていることが多く、持つ人の個性を際立たせてくれます。 - 購入場所:
専門店や百貨店の福祉用品売り場、またはオンライン通販の「ステッキ」カテゴリで多く見られます。価格帯は幅広く、数千円から数万円まであります。
(2)安定性重視の「多点杖」(四点杖・三点杖)
「一本杖だと少し不安」「リハビリ中でより高い安定性が欲しい」という方には、杖先が複数(3点または4点)に分かれている多点杖が最適です。
多点杖の最大のメリットは、地面との接地面が広く、滑りにくいことです。また、自立するため、手を放しても倒れる心配がありません。
多点杖の選び方
- 四点杖:最も安定性が高い。しかし、少し重く、広いスペースが必要。
- 三点杖:四点杖よりやや軽く、狭い場所でも使いやすい。
- 杖先のゴム:杖先がフレキシブルに動き、地面に追従するタイプは、傾斜やデコボコ道でも安定感が増します。
多点杖は、ドラッグストアでは種類が少ないため、ホームセンターやオンライン通販、専門店で探すのが効率的です。
(3)持ち運び便利な「折りたたみ杖」
「外出先で疲れたときだけ使いたい」「カバンに入れておきたい」という一時的な利用や携帯性を求める方には、折りたたみ杖がおすすめです。
折りたたみ杖は、内部にゴムやワイヤーが通っており、パーツを繋ぎ合わせるだけで簡単に組み立てられます。
チェックポイント
折りたたみ時の長さ(短さ)だけでなく、組み立てた時の接続部分がしっかり固定され、ガタつかないかを重視して選びましょう。また、簡単に折りたためるように、ボタン操作などがシンプルであることも重要です。
杖の保険適用と補助制度はある?介護保険を利用できるか解説
杖は医療補助具という側面があるため、「保険が適用されるのでは?」と疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、杖の購入に関する公的なサポート制度について解説します。
杖は「特定福祉用具販売」の対象外だが「貸与」は可能
まず結論から言うと、杖(T字杖、一本杖、折りたたみ杖)は、介護保険における「特定福祉用具販売」の対象外となっており、原則として購入費用は介護保険の対象外です。
これは、杖が比較的安価であること、また、日常生活で広く使われる器具であるとみなされているためです。
しかし、以下の杖については「福祉用具の貸与(レンタル)」の対象となる場合があります。
- 多点杖(四点杖、三点杖):
安定性が高く、介護保険の要介護度や医師の判断によっては、レンタル対象になることがあります。 - ロフストランドクラッチ、カナディアンクラッチ:
前腕にカフ(輪)を通して固定するタイプの杖で、より高い歩行補助が必要な場合に、介護保険の対象となります。
自治体独自の補助金制度をチェック!
国や県の制度とは別に、市区町村などの地方自治体が、高齢者や障害者の方を対象に、杖の購入費用を一部補助する制度を設けている場合があります。
例えば、「日常生活用具給付事業」の中に、「歩行補助つえ」や「多点つえ」が含まれていることがあります。
確認すべきポイント
- お住まいの自治体の福祉課に問い合わせる:
これが最も確実です。「杖の購入に使える補助金はないか」とストレートに尋ねてみましょう。 - 対象となる方の条件:
年齢(例:70歳以上)、要介護度、身体障害者手帳の有無など、様々な条件がある場合があります。 - 申請のタイミング:
多くの場合、「購入前に申請が必要」です。購入後に申請しても認められないことが多いので要注意です。
また、医療機関の売店で購入する場合、医療費控除の対象となる可能性もありますので、領収書は大切に保管しておきましょう。
「介護保険 杖 補助」や「自治体名 杖 補助金」で検索してみてください。厚生労働省 介護保険 杖
杖のアクセサリーとメンテナンス:長く安全に使うために
お気に入りの杖を見つけても、それで終わりではありません。杖を安全に、そして長く快適に使い続けるためには、日々のメンテナンスとアクセサリーの活用が欠かせません。
最も重要な消耗品「先ゴム」の交換時期
杖の先についているゴム(先ゴム)は、地面との摩擦で摩耗していく最も重要な消耗品です。これがすり減ると、滑りやすくなり、転倒のリスクが格段に高まります。
先ゴムの交換時期の目安
- 斜めにすり減っている:
均等にすり減らず、斜めに減ってきたら、杖をつく際の角度が変わり、滑りやすくなります。 - 溝が浅くなっている:
靴底と同じで、先ゴムの裏にある滑り止めの溝が浅くなったり、ツルツルになってきたら危険信号です。 - ひび割れや穴:
小さなひび割れでも、そこから水が入り込んだり、急に大きく破れたりする可能性があります。
先ゴムは、購入した杖の「シャフト径(杖の筒の太さ)」に合わせて選ぶ必要があります。購入場所(ドラッグストア、ホームセンター、通販)で、交換用の先ゴムが売られているので、必ずサイズの合うものを選びましょう。
便利な杖のアクセサリー活用術
杖をより快適に使うためのアクセサリーも多数販売されています。
| アクセサリー | 用途・メリット | どこで買える? |
| 杖ホルダー | テーブルやカウンターに固定して、杖が倒れるのを防ぐアイテム。 | 専門店、通販(Amazonなど) |
| リストストラップ | 杖を持つ手首に通すことで、手が滑っても杖が落下するのを防ぐ。 | ほとんどの杖に付属、単体でも販売。 |
| 杖用バッグ/袋 | 折りたたみ杖の持ち運びや、杖自体を保護するための袋。 | 専門店、手芸店、通販。 |
| 蓄光シール | 夜間や暗い場所で杖の位置をわかりやすくするためのシール。 | ホームセンター、通販。 |
杖ホルダーやリストストラップは、特に外出先で非常に役立つので、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
杖の購入場所別:価格帯と選べるデザインの比較
ここで一度、これまで解説してきた杖の「購入場所別」の価格帯とデザインの傾向をまとめて比較してみましょう。
購入場所別!価格・デザイン・専門性のマトリックス
あなたが最も重視するポイント(価格、デザイン、専門性)によって、最適な購入場所が変わります。
| 購入場所 | 主な価格帯 | デザインの傾向 | 専門スタッフの有無 |
| 100均 | 110円〜550円 | 非常にシンプル、またはコスプレ用 | なし |
| ドラッグストア | 2,000円〜7,000円 | ベーシック、地味な色が多い | ほとんどなし |
| ホームセンター | 3,000円〜10,000円 | 実用的な柄物、多点杖など | 介護用品に詳しいスタッフがいる場合あり |
| 百貨店 | 8,000円〜30,000円 | 高級感、フォーマルなデザイン | あり(接客丁寧) |
| 専門店 | 5,000円〜50,000円 | 機能性、おしゃれ、多種多様な素材 | あり(専門知識豊富) |
| オンライン通販 | 1,000円〜50,000円 | 全て揃う(ピンキリ) | なし(レビューで判断) |
品質を重視するなら専門店か百貨店、とにかく費用を抑えたいなら通販かドラッグストアという判断基準がわかりやすいですね。
デザインにこだわりたいなら通販で「ブランド名」検索
「おしゃれな杖が欲しいけど、近所に専門店がない」という方も多いでしょう。その場合は、オンライン通販で「フルトン」「ドイツ オッセンベルグ」「マキテック」といった杖の有名ブランド名を直接検索するのがおすすめです。
ブランド品の杖は、デザインだけでなく、グリップの握りやすさや軽さ、耐久性といった機能面でも非常に優れています。レビューとブランドの信頼性を合わせてチェックすれば、試着できなくても満足度の高い杖を見つけることができるでしょう。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、これらの有名ブランドも多数取り扱っていますので、ぜひ検索してみてください。
多点杖(四点杖)の選び方と一本杖からの切り替えの目安
杖の安定性を語る上で欠かせないのが、杖先が複数に分かれた「多点杖」です。一本杖からの切り替えを検討している方も多いのではないでしょうか。
多点杖が持つ「自立安定性」というメリット
多点杖、特に四点杖の最大のメリットは、接地面が広いため、体重をかけたときの安定感が非常に高いことです。
また、杖を床に立てたまま、手を離しても倒れない「自立式」である点も、日常生活において大きな利点となります。例えば、レジでお会計をするときや、玄関で靴を履くときなど、両手を使いたい場面で杖が倒れる心配がありません。
一本杖からの切り替えの目安
では、一本杖から多点杖へ切り替えるタイミングはいつでしょうか?
一般的に、以下のような場合に多点杖への切り替えが推奨されます。
- 不安定感がある:
一本杖を使っていて、「ふらつく」「杖が滑りそうで怖い」と感じることが増えた場合。 - 体重負荷が大きい:
片足に体重をかけるのがつらい、リハビリ中でより強く体を支えたい場合。 - 握力が弱い:
一本杖の細いグリップをしっかり握るのが難しくなってきた場合。多点杖は、多少握力が弱くても、接地面の広さで安定性をカバーしてくれます。 - 屋内での使用が多い:
多点杖は足場が平らな屋内での使用に特に適しています。
多点杖を選ぶ際のポイント:ベースの大きさ
多点杖を選ぶ際は、杖の土台となる「ベースの大きさ」に注目してください。
- 小ベース(Sサイズ):
比較的軽く、持ち運びが楽。狭い場所でも小回りが利く。 - 大ベース(Lサイズ):
最も安定性が高い。しかし、重く、階段の上り下りや混雑した場所では扱いにくい場合がある。
最初は小ベースから試してみて、それでも安定感に不安があるようでしたら大ベースへの切り替えを検討するのが良いでしょう。
カーボン・アルミ・木製:素材による機能の違いと選び方
杖を選ぶ際、素材は「重さ」「強度」「価格」「デザイン」の全てを決定づける重要な要素です。先ほども触れましたが、ここではより掘り下げて、それぞれの素材がどんなユーザーに向いているのかを解説します。
(1)アルミ合金製:万能でコストパフォーマンス最高
アルミ合金は、現在の杖の市場で最も主流な素材です。非常に軽量で錆びにくく、耐久性も十分です。
- メリット:
価格が安く、色やデザインのバリエーションが豊富。伸縮・折りたたみ式に加工しやすい。 - デメリット:
強度が高いため、大きな力が加わると曲がってしまうことがある。 - おすすめユーザー:
初めて杖を買う方、一時的に使用したい方、携帯性を重視する方。
(2)カーボン製:軽さと強さを両立した最上級素材
カーボン(炭素繊維)は、釣り竿や航空機の部品にも使われるハイテク素材です。アルミよりも軽く、鉄よりも強いという特性を持っています。
- メリット:
非常に軽い(200g台のものも)ため、長時間持ち歩いても腕や肩に負担がかかりにくい。耐久性が非常に高い。 - デメリット:
価格が最も高くなる。 - おすすめユーザー:
毎日長時間杖を使う方、少しでも軽さを求める方、予算に余裕がある方。
(3)木製:ファッション性と温かみのあるクラシック素材
木製杖は、その重厚感と、手に馴染む温かみのある質感が最大の魅力です。
- メリット:
高級感があり、フォーマルな場にも適している。天然素材ならではの風合いと経年変化を楽しめる。 - デメリット:
他の素材に比べて重い。一本杖が中心で、伸縮や折りたたみ加工が難しい。 - おすすめユーザー:
ファッション性を重視する方、ステッキとして使いたい方、一生ものの杖が欲しい方。
あなたが杖を使う時間、使用目的、そして予算を考慮して、最適な素材を選びましょう。
杖の正しい歩き方とリハビリテーションでの注意点
杖の選び方や購入場所が分かったら、次は「正しい使い方」をマスターしましょう。せっかく自分に合った杖を選んでも、使い方が間違っていると、体に負担がかかったり、転倒の危険性が高まったりします。
平地での基本の「三点歩行」をマスターする
最も基本的な歩行方法は、「杖」「患側の足(悪い方の足)」「健側の足(良い方の足)」の順に動かす「三点歩行」です。
- 杖と患側の足を同時に出す:
まず、杖と、体重をかけたくない患側の足を、ほぼ同時に一歩前に出します。 - 患側の足に体重をかけながら:
次に、杖と患側の足で体を支えながら、健側の足を一歩前に出します。 - 繰り返す:
この動作を繰り返すことで、杖が患側にかかる負担を分散し、安定した歩行が可能になります。
歩幅は、健側の足に負担がかからない、無理のない範囲に留めてください。
階段の上り下り:命を守る重要なステップ
階段の上り下りは、最も転倒しやすい場面の一つです。原則として「良い足を先に、悪い足を後に」と覚えておきましょう。
階段を上るとき
- ①良い足(健側)を先に:
まず、杖と悪い足で体を支えながら、良い足だけを上の段に乗せます。 - ②悪い足と杖を後に:
次に、良い足で体を支え、悪い足と杖を同時に上の段に乗せます。
階段を下りるとき
- ①杖と悪い足(患側)を先に:
まず、良い足で体を支えながら、杖と悪い足を同時に下の段に降ろします。 - ②良い足と杖を後に:
次に、悪い足と杖で体を支えながら、良い足を下の段に降ろします。
焦らず、一段一段、手すりも併用しながらゆっくりと進むことが大切です。
杖の購入は専門店?通販?それぞれの最適なユーザー層
「結局、私はどこで杖を買うのが一番良いの?」という疑問を解消するために、購入場所ごとに向いているユーザー層を最終的にまとめました。
購入場所別:最適なユーザー層
| 購入場所 | 最適なユーザー層 |
| ドラッグストア・ホームセンター | 緊急で必要になった方、一時的な利用を考えている方。ベーシックなモデルで十分な方。 |
| 専門店・百貨店 | 初めて杖を使う方、専門家のアドバイスが欲しい方。長時間使用する予定で、品質・デザインにこだわりたい方。 |
| オンライン通販 | 価格を最優先する方、豊富な種類からじっくり選びたい方。既に杖の正しい長さや使い方が分かっている方。 |
モモストアからの購入アドバイス
【もしあなたが初めて杖を購入するなら】
まずは専門店や百貨店を訪れ、専門スタッフに正しい長さの測り方やグリップの選び方を教えてもらい、自分に合う杖の「基準」を知ることをおすすめします。その知識があれば、次に買い替えるときは通販でも安心して選ぶことができます。
【もしあなたが買い替えを検討しているなら】
通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)でブランド名や素材(カーボンなど)で絞り込み、レビューを参考にしながら、より軽く、より機能的な最新モデルを探すのが賢明です。
杖はあなたの歩行を支える大切なパートナーです。少しの手間をかけて、納得のいく一本を見つけてくださいね。
記事まとめ:急な入用も安心!自分にぴったりの杖を見つけよう
この記事では、「杖はどこで買える?」という疑問から、購入場所別の特徴、そして最も大切な「正しい杖の選び方」までを詳しく解説しました。
杖の購入場所は、緊急時はドラッグストアやホームセンター、品質や専門性を求めるなら専門店や百貨店、価格と品揃えならオンライン通販と、あなたの状況に応じて選ぶことができます。
最も大切なのは、あなたの身長に合った「正しい長さ」の杖を選ぶこと、そしてグリップの握り心地や素材が、長く使い続ける上で快適であることです。
この記事を参考に、あなたにとって最適な杖を見つけ、安全で快適な毎日を送ってくださいね。

