アーリータイムズ イエローはなぜ終売したの？その理由と代替品を徹底解説！

バーボン好きなら誰もが知る、あの黄色いラベルのウイスキー、「アーリータイムズ イエロー」が、私たちの前から姿を消してしまったのは、もう数年前のことになります。
低価格で手軽に飲めるバーボンとして、家飲みやバーで大活躍していた銘柄だけに、終売のニュースを聞いたときは「なぜ？」「どうして？」と、ショックを受けた方も多かったのではないでしょうか。
このモモストアの記事では、長年愛されてきたイエローラベルが終売となった具体的な理由を深掘りしつつ、今現在、どこで手に入るのか、そして、もう手に入らないなら代わりにおすすめできるウイスキーは何なのかを、詳しくご紹介していきます！

アーリータイムズ イエローの終売が決定した具体的な理由とは？

アーリータイムズ イエローの終売理由について、メーカーや輸入元から明確に「これだ！」と言い切れるたった一つの公式見解が出ているわけではありません。
しかし、当時の状況やウイスキー業界全体の流れ、そしてブランドを所有していたブラウン・フォーマン社の戦略を総合的に見ると、いくつかの理由が複合的に絡み合っていると考えられます。
私たちモモストアの筆者も、この終売のニュースには大変驚き、様々な情報源を調べ尽くしました。
最も有力視されているのは、「原酒不足とコスト上昇によるブランド戦略の見直し」と、「日本の輸入代理店の事情」の二つです。特に後者は日本のファンにとって非常に大きな要因となりました。

世界のウイスキー需要の高まりと原酒の需給バランス

2010年代に入ってからの世界的なウイスキーブームは、皆さんもご存知の通りです。
特にアメリカンウイスキー、その中でもバーボンの人気は凄まじく、需要が爆発的に増加しました。
ご存知の通り、バーボンは「ニューポット（蒸留したての原酒）」を樽に詰めて、最低でも2年間、多くの場合は4年以上の熟成期間が必要です。
需要が急増しても、「今すぐ」供給量を増やすことができないのがウイスキーの宿命です。
アーリータイムズ イエローラベルは、その手頃な価格帯を維持するために、比較的若い原酒を使っていたと考えられますが、それでも、ブランドオーナーであるブラウン・フォーマン社は、より高価格帯で利益率の高いプレミアムバーボンに原酒を優先的に回すという、ブランドポートフォリオ戦略を見直す必要に迫られたのでしょう。
低価格帯の商品を維持しようとすると、熟成コストや原材料費の上昇を吸収しきれなくなり、最終的に「終売」という苦渋の決断に至ったと推測されます。実際、同時期に似たような理由で終売したり、価格改定を行ったバーボンは少なくありません。消費者が考える以上に、低価格帯ウイスキーの維持は非常に難しい課題なのです。ウイスキー愛好家としては悲しい現実ですが、ビジネスとしては避けられない流れだったのかもしれませんね。この問題については、より詳しく「ウイスキー原酒不足の現状」で検索してみるのもおすすめです。

日本市場におけるサントリーとの契約終了という大きな節目

終売の理由として、日本国内で特に大きな影響を与えたのが、当時の輸入代理店契約の終了です。
アーリータイムズは長らくサントリーが輸入販売を行っていましたが、2018年（または2019年頃）に、ブラウン・フォーマン社との契約が満了を迎えました。
サントリーは、ご存知の通り、同時期に自社のジャパニーズウイスキーの強化や、角瓶を軸とした「ハイボール戦略」に注力していました。そのため、他社ブランドの低価格帯バーボンを維持するよりも、自社商品のラインナップを優先する戦略へとシフトしたと考えられます。
契約終了後、アーリータイムズの輸入販売を引き継ぐ会社が現れなかった（あるいは、採算が合わずに引き継ぎを断念した）ため、日本市場から実質的に撤退という形になってしまったのです。
この「輸入代理店問題」は、海外のお酒が日本で手に入らなくなる際に頻繁に発生する事象です。
特にイエローラベルのように価格競争力のあった商品は、新しい代理店が引き継ぐには非常に高いハードルがあったと想像できます。
もし新しい代理店が付いたとしても、従来の価格では販売できず、値上げせざるを得ない状況だった可能性も高いでしょう。結果として、イエローラベルは日本の小売店の棚から姿を消すことになってしまったわけです。この国内事情が、終売のニュースをより現実的なものとして受け止めさせた最大の要因と言えるでしょう。

バーボンではなくなった？アーリータイムズの歴史とブランドの変遷

アーリータイムズというブランド自体は、アメリカのウイスキーの歴史の中でも非常に古い部類に入ります。その長い歴史の中で、「バーボン」という定義から外れてしまった時期があるのをご存知でしょうか？
これは、イエローラベルの終売理由とも間接的に関わってくる、非常に興味深いブランドの変遷です。
現在でも流通している「アーリータイムズ ブラウンラベル」などを見ると、「バーボンウイスキー」ではなく単に「ウイスキー」と表記されているものがあります。これは、アメリカの法律で定められたバーボンの厳格な定義を満たしていないためです。

禁酒法時代を生き抜いたアーリータイムズの知恵

アーリータイムズの創業は1860年とされており、アメリカの歴史と共に歩んできました。
しかし、ブランドの運命を大きく変えたのが、1920年から1933年まで続いた「禁酒法時代」です。
多くの蒸留所が閉鎖に追い込まれる中、アーリータイムズは「医療用ウイスキー」としての製造・販売が特別に許可されました。
この許可を得られたことで、ブランドは生き残ることができましたが、この時代のウイスキー製造には多くの制約がありました。
また、禁酒法が明けた後も、第二次世界大戦などによる原材料や樽の不足といった問題に直面します。この困難な時期を乗り切るために、バーボンとしての熟成期間（最低2年）を守ることが難しくなったり、あるいは原酒にニュートラルスピリッツ（無味無臭のアルコール）をブレンドして供給量を確保するといった手法が取られました。
このような経緯から、一時的に「バーボン」の定義を満たさない、「ブレンデッド・ウイスキー」として販売されていた時期があるのです。
イエローラベルは伝統的にバーボンでしたが、ブランド全体の歴史にはこのような複雑な背景があることを知っておくと、よりウイスキーの奥深さが感じられますね。

ラベルの色が示すバーボンとウイスキーの規格の違い

アーリータイムズには、主に「イエローラベル」と「ブラウンラベル」が存在しました。
私たちが惜しむ「イエローラベル」は、原則として「バーボンウイスキー」の規格を満たしていました。
具体的には、ケンタッキー州で製造され、原料の51%以上がトウモロコシ、内側を焦がした新しいオーク樽で熟成されている、というバーボンの必須条件をクリアしていたのです。
一方、現在も一部で流通している「ブラウンラベル」は、先述した歴史的な経緯や、製造コストを下げるための工夫（例えば、オーク樽を再利用したり、少量のニュートラルスピリッツをブレンドしたり）によって、厳密なバーボンの定義から外れている場合があります。
そのため、ボトルには「Kentucky Straight Bourbon Whiskey」ではなく、単に「Kentucky Whisky」あるいは「Whisky」と記載されていることが多いのです。
イエローラベルの終売は、この「バーボン」としての品質と価格を維持することの限界を示していたとも言えるでしょう。
バーボンであることにこだわったがゆえに、世界的な原酒不足の波に耐えられなかった、とも解釈できるかもしれません。同じブランド名でも、ラベルの色一つで、ウイスキーとしての本質が大きく変わるというのは、非常に興味深い点です。ぜひ、店頭で他のバーボンと見比べてみてください。

アーリータイムズの主なラベルと規格（終売前）

ラベル色	イエロー（黄）	ブラウン（茶）
日本での通称	イエローラベル	ブラウンラベル
規格（当時の傾向）	ケンタッキー・ストレート・バーボンウイスキー	ケンタッキー・ウイスキー（またはブレンデッド・ウイスキー）
特徴	比較的軽快で飲みやすく、ハイボールに最適。	イエローより重厚で、よりバーボンらしい風味（流通時期による）。
終売の有無（日本）	終売済み（2018〜2019年頃）	一部地域で継続販売や並行輸入品あり（時期による）

かつての国民的バーボン「イエローラベル」が愛された魅力

アーリータイムズ イエローラベルがこれほどまでに多くのファンに惜しまれながら終売を迎えたのは、単に「安かったから」という理由だけではありません。
そこには、日本のバーボン文化を長きにわたって支えてきた、独特の魅力と立ち位置があったからです。
筆者モモストアも、若い頃にバーボンデビューをした際、まず最初に手に取ったのがこのイエローラベルでした。その手軽さと飲みやすさは、他の追随を許さないものでした。

入門者にも優しかった「軽快な口当たりと甘さ」

イエローラベルの最大の特徴は、何と言ってもその軽快でスムースな口当たりにあります。
一般的なバーボンが持つ、ガツンとくる力強い樽の風味やスパイシーさが控えめで、代わりにバニラやキャラメルを思わせる優しい甘さが際立っていました。
これは、バーボンを初めて飲む人にとって非常にフレンドリーであり、ロックでもストレートでも、抵抗なく楽しめるバランスの良さがあったからです。
特に日本の消費者が好む「繊細さ」を兼ね備えており、「ワイルドすぎるバーボンはちょっと苦手…」という方でも、「アーリータイムズなら飲める！」という声が多かったのも頷けます。
この「軽やかさ」と「価格」の絶妙な両立が、イエローラベルを「国民的バーボン」の地位に押し上げた最大の要因と言えるでしょう。
ウイスキー愛好家の中には、「イエローラベルからバーボン沼にハマった」という方も非常に多いはずです。そのカジュアルさが、新しいファン層を開拓し続けたのです。

ハイボールの定番としての圧倒的な存在感

そして、イエローラベルの魅力を語る上で外せないのが、ハイボールのベースとしての優秀さです。
日本でハイボールブームが再燃した際、サントリーの角瓶やトリスなどと並び、手軽に美味しいハイボールを作れるバーボンとして、イエローラベルは圧倒的な支持を集めました。
先述の通り、その軽やかな風味はソーダで割っても主張しすぎず、バーボン特有の華やかな香りと優しい甘さだけをハイボールにプラスしてくれました。
特に居酒屋やバーの「ハウスバーボン」として採用されることが多く、その結果、多くの人が気軽にイエローラベルのハイボールを楽しむ機会を得ました。
当時の価格帯が非常にリーズナブルだったこともあり、「とりあえずバーボンハイボールを」という時に選ばれる、定番中の定番だったのです。
終売後、このポジションを埋めるべく多くのバーボンが競争していますが、イエローラベルが持っていた「手軽さ」「飲みやすさ」「価格」の三拍子揃ったバランスは、未だに超えられていない部分があると感じています。終売は、「日本のハイボール文化」にとって一つの大きな節目であったことは間違いありません。

イエローラベルが愛された理由（まとめ）

魅力ポイント	詳細
飲みやすさ	軽快でスムースな口当たり。バニラやキャラメルのような優しい甘さが特徴で、バーボン入門に最適。
価格帯	非常にリーズナブル。デイリーユースとして気兼ねなく楽しめる価格設定だった。
汎用性	ロック、ストレートはもちろん、特にハイボールとの相性が抜群。バーや居酒屋の定番として定着。
歴史的背景	禁酒法時代を乗り越えた歴史があり、日本のバーボンファンからの信頼も厚かった。

【日本の輸入代理店問題】サントリーとブラウン・フォーマンの関係

アーリータイムズ イエローラベルの終売を語る上で、先ほど少し触れた輸入代理店であるサントリーの存在は、非常に重要です。
日本の消費者は、長らくサントリーを通じてこのバーボンを安心して購入することができていました。
しかし、グローバルな酒類業界では、ブランドの所有者と、各国での販売権を持つ代理店との契約は、永遠のものではありません。
この契約の節目と、両社の戦略の違いが、イエローラベルの日本市場からの撤退という結果に繋がってしまったのです。

サントリー側の戦略転換が引き金に？

サントリーは、日本を代表する酒類メーカーであり、自社で「山崎」や「白州」といったプレミアムなジャパニーズウイスキーを抱えています。
また、国内市場においては「角瓶」や「トリス」を筆頭に、ハイボール市場の圧倒的なトップランナーです。
2010年代後半、サントリーが重点を置いたのは、自社ブランドの価値向上と、ハイボールブームのさらなる定着でした。
その中で、他社ブランドであるアーリータイムズのような低価格帯のバーボンを、わざわざ多大なコストをかけて維持・販売し続けることのビジネス的なメリットが薄れてきた、という見方があります。
契約更新のタイミングで、ブラウン・フォーマン社との間で条件面での合意が得られなかった、あるいはサントリー側が自社ブランドへの集中を決めた、といった背景が想像できます。
これはサントリーの戦略としては理解できる動きですが、長年のイエローラベルファンにとっては非常に残念な結果となりました。

ブラウン・フォーマン社のグローバル戦略とのズレ

一方で、アーリータイムズのブランドオーナーであるブラウン・フォーマン社も、グローバルな視点からブランド戦略を練り直していました。
同社は、世界的に大人気である「ジャックダニエル」をはじめ、様々な強力なブランドを所有しています。
世界的な原酒不足が叫ばれる中、より利益率の高いプレミアムラインに注力するのは、企業として当然の流れです。
イエローラベルは、手頃な価格帯ゆえに利益率が低く、限られた原酒を優先的に割り当てる対象ではなかった可能性が高いです。
そのため、日本市場でのサントリーとの契約終了後、採算の合わないイエローラベルの新しい輸入代理店を探すことに積極的になれなかった、という側面もあるでしょう。
結局、両社の戦略的な意図や市場環境の変化が重なり、「誰も日本でイエローラベルを売ってくれなくなった」という状況が生まれてしまったのです。
日本の消費者は、このようにグローバルなビジネスの波に翻弄されて、愛する銘柄を失うことがあるのですね。このあたりの事情は、「ウイスキー輸入代理店の変更」といったキーワードで調べると、他の事例も見つかります。

日本市場撤退の要因

要因	サントリー側の視点	ブラウン・フォーマン側の視点
ブランド戦略	自社ブランド（角、トリス、ジャパニーズ）に集中し、他社低価格帯バーボンの優先度を下げる。	原酒を利益率の高いプレミアムラインに集中。イエローラベルの優先度を下げる。
契約	契約満了。コストや条件が折り合わず、更新を見送った可能性。	採算性の問題から、日本市場での新しい代理店探しに積極的になれなかった可能性。

終売後の「イエローラベル」の現在の価格と入手難易度をチェック！

終売から数年が経過した今、多くのイエローラベルファンが気にしているのは、「今、ボトルを一本手に入れようと思ったら、いくらくらいかかるの？」ということではないでしょうか。
結論から言うと、入手難易度は非常に高く、価格は当時の定価と比べて数倍に高騰しています。
特に日本で流通していた終売前のボトルは、その「希少性」からコレクターズアイテムとしての価値が高まっているのです。

価格高騰の現状！プレミアム価格での取引が主流に

イエローラベルが定価で販売されていた頃は、1,000円台後半から2,000円台前半という、非常にお財布に優しい価格帯でした。
しかし、終売が決定し、市場から在庫が消え始めると、その価格は急速に上昇しました。
現在、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといったECサイトで「アーリータイムズ イエロー」と検索すると、当時の価格を知る人から見ると驚くべき高値で取引されているのが現状です。
具体的には、700mlボトル一本あたり、5,000円～8,000円程度、さらにはそれ以上の価格で出品されているケースも珍しくありません。
これは、「もう二度と手に入らない」という心理と、「あの味をもう一度」という強い需要が反映された結果です。特に、状態の良い未開封のボトルは、さらに高値で取引されています。
筆者モモストアも、この価格を見ると、気軽にデイリーユースしていた頃が懐かしくなりますね。今はもう、気軽に「ロックで！」とは言えない、特別な一本になってしまったようです。

ECサイト・中古市場での在庫状況と注意点

新品のボトルは、現在、大手ECサイトや町の酒屋のデッドストック（売れ残り在庫）を探すしかありません。
ECサイトでは、「並行輸入品」や「古酒」として出品されていることが多いですが、価格は出品者によって大きく異なりますので、複数のサイトを比較検討することが重要です。
また、終売品であるため、ボトルの状態（液面低下、ラベルの劣化など）にも注意が必要です。
特に、メルカリやヤフオクなどのフリマ・オークションサイトでは、個人からの出品も多く見られます。
フリマサイトでは、運が良ければ比較的安価で出品されているボトルに出会える可能性もありますが、取引の安全性や商品の真贋については、自己責任で慎重に見極める必要があります。
終売品とはいえ、飲食物ですので、「未開封」であることと「保存状態」をしっかり確認してから購入するようにしてくださいね。今の時代、在庫がどこに眠っているかは分かりません。掘り出し物を見つけるためには、根気強いリサーチが求められます。

終売後のイエローラベルの価格相場（目安）

販売チャネル	価格帯（700mlボトル）	入手難易度
Amazon / 楽天市場 / Yahoo!ショッピング	5,000円 〜 8,000円超	高い（在庫は常に変動）
フリマアプリ（メルカリ等）	4,000円 〜 7,000円程度（運が良ければ）	やや高い（出品タイミングによる）
リサイクルショップ / 専門店	要確認（店舗の仕入れ価格次第）	非常に高い（見つけるのが困難）

「イエローラベル」をもう一度飲みたい！在庫を探せる穴場を紹介

高騰していると分かっていても、「どうしてもあの頃の味が恋しい！」という気持ちは抑えられませんよね。
一般のECサイトでは価格が高すぎて手が出ない、あるいは在庫が見つからないという方のために、終売したイエローラベルの在庫が、意外な場所に眠っている可能性について、モモストア流の穴場探しテクニックをご紹介します。
これらの場所は、「ウイスキーの価値に詳しくない」か、あるいは「在庫を早く捌きたい」と考えている店が多いため、運が良ければ良心的な価格で発見できるかもしれません。

昔ながらの町の酒屋と業務用酒店のデッドストック

大手スーパーやディスカウントストアは在庫管理が徹底されているため、終売品が残っていることはほとんどありません。
狙うべきは、ズバリ「昔ながらの町の個人経営の酒屋さん」や、「業務用専門の酒類卸店」です。
これらの店では、店舗の奥の棚や倉庫に、終売になったことを知らずに在庫として保管されているボトルが眠っていることがあります。
特に、飲食店向けの業務用酒店は、終売が決まる前に大量に仕入れた在庫を、時間をかけてゆっくりと販売しているケースがあります。思い切って店主に「アーリータイムズ イエローの在庫はありませんか？」と尋ねてみるのも手です。
ただし、業務用酒店は一般客への小売りをしていない場合もあるので、事前に確認が必要です。また、町の酒屋さんでは、価格が当時設定したままの「良心的な値段」で売られていることもあり、まさに掘り出し物に出会えるチャンスです！「地元の酒屋」を検索して、休日に巡ってみるのも楽しいかもしれません。

酒類専門の買取・リサイクルショップの活用

最近は、ブランド品だけでなく、お酒の買取を専門に行う「酒類専門の買取店」が増えています。
これらの店には、引っ越しや遺品整理などで手放された個人所有の未開封ボトルが持ち込まれることが多く、その中にイエローラベルが混ざっている可能性があります。
ただし、これらの専門買取店は市場価格を把握しているため、価格は高めに設定されていることがほとんどです。
しかし、商品の状態がプロの目利きでチェックされているため、液面低下などのリスクが少なく、安心して購入できるというメリットがあります。
リサイクルショップ、特に大型のチェーン店ではない地域密着型のリサイクルショップも意外な穴場です。
ウイスキーの専門知識がない店員が価格設定をしている場合、終売品の価値を過小評価している可能性もゼロではありません。
フリマアプリよりも価格交渉がしにくいかもしれませんが、実際にボトルを見て状態を確認できるのは大きな利点です。足で稼ぐ「地道な探索」こそが、終売品ゲットの秘訣と言えるでしょう。

イエローラベルを探すための穴場リスト

穴場	期待できること	注意点
昔ながらの町の酒屋	当時の価格に近い良心的な価格での発見。	在庫がない場合や、そもそも終売品を置いていない場合がある。
業務用酒店	終売前に大量に仕入れた在庫が残っている可能性。	一般客への小売りをしていない場合がある。価格は業務用価格の場合が多い。
酒類専門の買取店	ボトルの状態が良く、真贋の信頼性が高い。	市場価格を反映した高値で販売されていることが多い。
地域密着型リサイクルショップ	店員の知識不足による掘り出し物の可能性。	ボトルの状態（特に液面）を必ず自分で確認する必要がある。

終売ウイスキーの価格が高騰中！今買うべきタイミングを見極めるには？

アーリータイムズ イエローラベルに限らず、一旦終売が発表されたウイスキーは、その後に価格が高騰するのが「ウイスキー市場の常識」となっています。
特にバーボンは世界的に需要が高く、値崩れしにくい傾向があります。では、この高騰しているイエローラベルを「今買うべきか？」それとも「もっと待つべきか？」、その購入のタイミングについて、モモストアが分析します。

価格高騰のメカニズムと「セカンドリリース」の可能性

ウイスキーの価格高騰は、非常にシンプルな需給バランスで決まります。
「供給がゼロ」になり、「需要が消えない」限り、価格は上がり続けます。イエローラベルの場合、まさにこの状況にあります。
特に、「熟成年数の若い原酒」を使った銘柄は、熟成期間が短い分、終売から時間が経つほど市場からボトルが消えやすくなります。そのため、終売直後から数年間は価格が急激に上がります。
価格が落ち着く可能性があるとすれば、それは「セカンドリリース（再販）」が発表された場合です。
しかし、イエローラベルの場合、終売の背景にブランド戦略や原酒不足といった根本的な問題が絡んでいるため、再販の可能性は非常に低いと考えられます。
もし再販されるとしても、それは「新しい輸入代理店」が「新しい価格帯」で「新しい仕様」として販売する場合でしょう。それはもはや、私たちが愛した「イエローラベル」ではないかもしれません。

今が最も安い？後悔しないための購入判断

「今が一番安い」というのは、終売ウイスキーの世界ではよく言われるフレーズです。
実際、今後イエローラベルの価格が大幅に下がる要素は見当たりません。
在庫が減るにつれて、さらに価格が上昇していく可能性の方が高いでしょう。
ですから、もしあなたが「どうしてももう一度あのハイボールを飲みたい」という強い気持ちを持っているのであれば、「今」が買い時かもしれません。
ただし、購入を検討する際は、以下の点をチェックしてください。

• 購入目的の明確化: 「投資目的」ではなく「飲用目的」であれば、後悔する可能性は低くなります。
• 価格比較の徹底: Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、メルカリなど、複数のプラットフォームで「最安値」を探す努力は欠かせません。
• 代替品との比較: 高騰したイエローラベルの価格で、他のプレミアムバーボン（例えば、ワイルドターキー12年など）が買えないか検討してみるのも一つの手です。

結局、「飲みたい！」と思った時が最高のタイミングです。無理のない予算内で、納得のいく一本を見つけることが、最も後悔しない選択と言えるでしょう。終売品を手に入れる喜びは、価格を上回る感動を与えてくれますよ。

購入のタイミング判断チェックリスト

状況	モモストアの見解	推奨アクション
価格が定価の3倍以上だが、どうしても飲みたい。	今以上の値下がりは期待薄。	購入を検討。ただし、他ブランドとの価格比較は必須。
価格がどんどん高騰していて、迷っている。	価格は需要と供給で決まるため、在庫が減るほど高騰する。	フリマサイトやリサイクルショップの「良心的な価格」の掘り出し物を狙う。
再販されるかもしれないと期待している。	再販の可能性は低い。されても別物になる可能性が高い。	期待せずに、「代替品」に目を向けるのが賢明。

【代替品はコレ】イエローラベルに味が近いおすすめバーボンウイスキー3選

「アーリータイムズ イエロー」はもう手に入らない、あるいは高すぎて手が出せない…という方のために、モモストアがイエローラベルの持つ「軽快さ」「甘さ」「ハイボールとの相性」という3つのポイントに近い、現行品のおすすめバーボンウイスキーを3種類厳選しました。
これらのバーボンで、イエローラベルの思い出の味を再現してみてはいかがでしょうか。

代替品その1：オールド・クロウ

オールド・クロウは、イエローラベルと同じく、手頃な価格帯で手に入るバーボンウイスキーです。
味わいの特徴として、甘さが控えめで、比較的ドライな口当たりですが、イエローラベルのような軽快さを持っており、ハイボールにしても味が濃くなりすぎず、スッキリと楽しめる点が共通しています。
特に、「あまり重厚なバーボンは苦手だけど、バーボンらしい香りは欲しい」というイエローラベルファンには、非常に受け入れられやすいでしょう。
価格も当時、イエローラベルと競合していた価格帯にあることが多く、デイリーユースのバーボンとして非常に優秀な一本と言えます。Amazonや楽天市場でも安定して販売されているため、入手も簡単です。まずはこのオールド・クロウから試してみて、イエローラベルとの違いを比べてみることをお勧めします。

代替品その2：エライジャ・クレイグ スモールバッチ

少し予算を上げてでも、「より風味豊かな甘さ」を求めるイエローラベルファンには、エライジャ・クレイグがおすすめです。
このバーボンは、熟成感がありながらも、口当たりは滑らかで、特にバニラやキャラメル、そして微かなスパイス感が感じられます。
イエローラベルの持つ「優しい甘さ」をより上質かつ濃厚にしたようなイメージで、ロックやストレートでもじっくりと味わうことができます。
ハイボールにすると、イエローラベルよりもリッチでコクのある味わいになるため、「ハイボールでもバーボンの存在感をしっかり感じたい」という方には最適です。
価格はイエローラベルの定価よりは高くなりますが、その分、満足度の高い一本であることは間違いありません。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要ECサイトで広く取り扱われています。

代替品その3：ジム・ビーム

「とにかくイエローラベルのような低価格で、大量にハイボールを飲みたい」という方にとって、現行品で最も対抗馬となるのは、やはりジム・ビームでしょう。
ジム・ビームは、バーボンの中でも非常に軽快でクリアな味わいが特徴で、イエローラベルの「ハイボール適性の高さ」を最も引き継いでいると言えます。
多くの飲食店でもハイボールのベースとして採用されており、そのコストパフォーマンスの高さは群を抜いています。
風味はイエローラベルよりもややドライかもしれませんが、「ゴクゴク飲めるバーボンハイボール」を求めるなら、これが最も現実的な選択肢となるでしょう。メルカリなどのフリマアプリでも未開封のボトルが安価に出品されていることもありますが、安全性を考えると、ECサイトでの新品購入をお勧めします。

イエローラベルの代替バーボン比較表

銘柄	イエローラベルとの共通点	おすすめの飲み方	ECサイトでの価格帯（目安）
オールド・クロウ	軽快さ、価格帯の近さ。スッキリとしたハイボール適性。	ハイボール、ロック	1,000円台後半〜2,000円台前半
エライジャ・クレイグ スモールバッチ	バニラやキャラメルを思わせるリッチな甘さ。	ストレート、ロック、リッチなハイボール	3,000円台後半〜4,000円台
ジム・ビーム	圧倒的なコストパフォーマンスとハイボール適性。軽快な口当たり。	ハイボール、カクテルベース	1,000円台前半〜2,000円台

低価格バーボンの雄！アーリータイムズがハイボールブームを支えた功績

アーリータイムズ イエローラベルが終売となったことは非常に残念ですが、私たちはその日本における大きな功績を忘れてはいけません。
特に、2000年代後半から始まった「ハイボールブーム」において、イエローラベルは単なる一銘柄以上の役割を果たしていたと言っても過言ではありません。その存在が、いかに日本のウイスキー文化を豊かにしたかを見ていきましょう。

バーボンを「庶民の味方」にした価格設定

かつて、バーボンといえば「ワイルド」「強い」「ストレートで飲むもの」というイメージが強く、敷居が高いと感じる消費者も少なくありませんでした。
そこに登場したのが、2,000円を切る価格帯でありながら、確かなバーボンとしての品質を保っていたイエローラベルです。
この価格設定は、「バーボンは高価な酒ではない」という認識を日本市場に広める上で、決定的な役割を果たしました。
学生や若いサラリーマンでも気軽に手が届く価格だったため、「バーボンデビュー」のきっかけとして多くの人に選ばれたのです。
この「庶民の味方」としての立ち位置が、日本のバーボンファン層を爆発的に広げる土台となりました。もしイエローラベルが当時の価格で存在しなかったら、今の日本のバーボン人気はまた違った形になっていたかもしれません。

ハイボール文化への貢献：バーボンハイボールの多様化

サントリーが主導したハイボールブームは、日本のウイスキー市場全体を活性化させました。
このブームの中核はジャパニーズウイスキーでしたが、イエローラベルは「バーボンハイボール」という新しい選択肢を定着させる上で、非常に重要な役割を担いました。
イエローラベルのハイボールは、角瓶のハイボールとは異なり、トウモロコシ由来の華やかな甘い香りが特徴的で、より芳醇なハイボールを求める人々に支持されました。
居酒屋やバーのメニューに「バーボンハイボール」が定着した背景には、安価で安定して供給できるイエローラベルの存在が不可欠だったのです。
このイエローラベルの功績により、今ではジム・ビームやワイルドターキーなど、様々なバーボンがハイボールとして楽しまれていますが、その道のりを切り開いたのは、間違いなくイエローラベルの「高品質・低価格」のバランスでした。終売は寂しいですが、その残した足跡は日本の飲酒文化に深く刻まれています。

イエローラベルの文化的功績

功績	詳細
バーボンへの敷居下げ	低価格帯で品質を維持し、バーボンを庶民的なお酒として広めた。
ハイボールの多様化	「バーボンハイボール」という新しいジャンルを定着させ、ハイボール文化を豊かにした。
入門者育成	多くの人がウイスキーやバーボンを飲み始める最初のきっかけとなった。

終売を乗り越え今も続く「アーリータイムズ ブラウン」との違い

アーリータイムズのブランド自体は、日本市場から完全に消えたわけではありません。
特に「アーリータイムズ ブラウンラベル」は、現在も並行輸入品や一部のルートで流通していることがあります。
しかし、このブラウンラベルは、私たちが慣れ親しんだイエローラベルとは異なる特徴を持っています。
終売の背景を理解するためにも、この二つの違いをしっかりと把握しておくことは重要です。

バーボン規格とブレンデッド・ウイスキー規格の違い

最も大きな違いは、すでに少し触れましたが、ウイスキーの「規格」にあります。
イエローラベルは、原則として「ケンタッキー・ストレート・バーボンウイスキー」の定義を満たしていました。
一方、ブラウンラベルは、アメリカの法律上のバーボンの厳格な定義（新樽熟成、トウモロコシ比率など）から外れる製法を取っている場合があり、「ブレンデッド・ウイスキー」や単なる「ケンタッキー・ウイスキー」として販売されていることが多いです。
特に、「樽の再利用」や「ニュートラルスピリッツのブレンド」といった製法が採用されている場合、それは厳密な意味でのバーボンではありません。
これは、コストを下げるための戦略であり、イエローラベルを維持できなかったブラウン・フォーマン社の「ブランドを存続させるための苦肉の策」とも言えるでしょう。
この規格の違いが、味わいにも明確な違いをもたらしています。

味わいと風味の違い：軽快なイエローと重厚なブラウン

規格の違いは、そのままウイスキーの風味に直結します。
イエローラベルは、前述の通り、軽快でスムース、バニラのような甘さが特徴の「ライトボディ」でした。
対してブラウンラベルは、より重厚で、穀物感や樽の風味が強く、アルコール感も強く感じられる傾向があります。これは、バーボンの厳格な定義から外れることで、味わいの自由度が増した結果とも言えます。
イエローラベルのハイボールを好んでいた方は、ブラウンラベルのハイボールを飲むと「味が濃すぎる」「後味が重い」と感じるかもしれません。
ブラウンラベルは、ストレートやロックでじっくりと味わうのが向いている、「古き良きアメリカンウイスキー」といった趣があります。
両者を飲み比べてみると、「イエローラベルの絶妙なバランス」がいかに貴重だったかを改めて認識できるでしょう。

イエローラベルとブラウンラベルの比較

項目	イエローラベル（終売）	ブラウンラベル（現行/並行品）
規格	バーボンウイスキー（旧規格）	ケンタッキー・ウイスキー、またはブレンデッド・ウイスキー
味わい	軽快、スムース、優しいバニラやキャラメルの甘さ	重厚、穀物感、樽の風味が強く、アルコール感もある
ハイボール適性	高い（スッキリとした甘さ）	やや低い（味が重くなる傾向）

アーリータイムズ イエローを飲むなら試したい「モモストア」流アレンジレシピ

もし、あなたが奇跡的にデッドストックのイエローラベルを手に入れたり、古くからの在庫を持っている友人と飲む機会があったりしたら、ぜひ試していただきたい「モモストア流」のおすすめの飲み方をご紹介します。
イエローラベルの持つ「優しい甘さ」と「軽快な風味」を最大限に活かすアレンジは、数年ぶりに飲む一本を、さらに思い出深いものにしてくれるはずです。

レシピ１：禁断の「超濃厚バニラハイボール」

イエローラベルのバニラのような風味をさらに強調し、リッチなデザート感覚で楽しめるハイボールレシピです。
普通のハイボールに飽きた方、バーボンの甘さを存分に楽しみたい方におすすめです。

作り方

1. グラスに氷をたっぷり入れ、イエローラベルを45ml注ぎます。
2. バニラエッセンスを1〜2滴加えます。（入れすぎると薬っぽくなるので注意！）
3. よく冷やした炭酸水（できれば強炭酸）を静かに注ぎます。
4. 仕上げにマドラーなどで軽く一回混ぜるだけで、ウイスキーの持つバニラの香りが爆発的に開花します。
5. アクセントとして、オレンジピールを絞りかければ、さらに風味豊かになります。

このレシピは、イエローラベルが持つ本来の甘さを「高級デザート」の領域に引き上げます。飲んだ瞬間、「そうそう、これだよ！」と思わず声が出てしまうかもしれません。

レシピ２：イエローラベルで作る「究極のオールドファッションド」

カクテルの王様とも呼ばれる「オールドファッションド」を、イエローラベルで作ると、まろやかでエレガントな味わいになります。
通常、オールドファッションドは力強いバーボンで作られますが、イエローラベルを使うと女性にも飲みやすい優しい仕上がりになります。

作り方

1. ロックグラスに、角砂糖を1個置くか、シュガーシロップをティースプーン1杯入れます。
2. アンゴスチュラビターズ（リキュール）を2〜3滴振りかけます。（無ければ省略可）
3. 少量の水を加え、マドラーで角砂糖を溶かすように混ぜます。（シロップならすぐでOK）
4. イエローラベルを45ml注ぎ、大きな氷を入れます。
5. よく冷えるまで丁寧にステア（混ぜる）します。
6. レモンピール（またはオレンジピール）を添えて完成です。

イエローラベルの優しい甘さがベースになるため、カクテルとしてのバランスが非常に良く、食後の締めの一杯としても最適です。終売品の価値を最大限に引き出す、大人の嗜みと言えるでしょう。

モモストア流 アレンジレシピ

レシピ名	特徴	材料のポイント
超濃厚バニラハイボール	イエローラベルのバニラ香を増強。デザートのようなリッチな味わい。	バニラエッセンスはごく少量（1〜2滴）に留める。
究極のオールドファッションド	まろやかでエレガントな仕上がり。バーボン初心者でも飲みやすい。	必ずレモン（またはオレンジ）ピールで香りを加える。

意外な場所でも見つかる？メルカリやリサイクルショップの活用術

前述の通り、終売したイエローラベルを探す上で、ECサイトや町の酒屋巡りは欠かせません。
しかし、より安価に、あるいは全く予期せぬ場所で発見できる可能性を秘めているのが、フリマアプリのメルカリや、地域のリサイクルショップです。
ここでは、これらの「中古市場」を賢く活用するテクニックを、モモストアが特別にご紹介します。

メルカリ・ヤフオクでの検索テクニックと安全な取引

メルカリやヤフオクは、個人が「飲まないお酒」として出品することが多いため、市場価格よりも安く設定されているボトルが見つかることがあります。
ただし、終売品に特有の注意点があります。

検索キーワードの工夫

「アーリータイムズ イエロー」だけでなく、あえて「アーリータイムズ 古酒」「終売 バーボン」「EARLY TIMES」など、少しズラしたキーワードで検索してみてください。
出品者が正式名称を知らずに適当なキーワードで出品している場合、競争率が低く、思わぬ安値で落札できる可能性があります。
また、「ウイスキー 整理」「洋酒 未開封」といった、より広いカテゴリで検索し、出品された画像からイエローラベルを探すというアナログな手法も有効です。

安全な取引のためにチェックすべき点

• 液面（液体の量）の確認: 終売品、特に古いボトルは、時間の経過とともにコルクやキャップの隙間からアルコールが蒸発し、液面が低下していることがあります。必ず画像で液面の高さを確認しましょう。
• ボトルの状態: ラベルの破れやシミ、ボトルの埃っぽさなどもチェックポイントです。
• 出品者の評価: 信頼できる出品者かどうか、過去の取引履歴や評価を必ず確認してください。
• 梱包方法: お酒は割れ物です。出品者に「お酒の梱包に慣れているか」を尋ねてみるのも良いでしょう。

リサイクルショップの陳列場所と価格交渉のコツ

リサイクルショップでイエローラベルを見つけるには、「お酒コーナー」以外にも目を光らせる必要があります。
時々、食器や贈答品コーナーの片隅に、セットで贈られたウイスキーが紛れていることがあります。
また、リサイクルショップの店員はウイスキーの市場価格に詳しくないことが多いため、価格交渉が成立しやすいというメリットもあります。

価格交渉の切り出し方

「このお酒、終売品で貴重なんですが、液面が少し下がっているようなので、少しお安くなりませんか？」といった形で、商品の状態を理由に、丁寧に交渉してみると良いでしょう。
ただし、「この価格でAmazonで売ってる」といった比較交渉は避けた方が無難です。あくまで「商品の状態」を理由に、謙虚に交渉するのが成功のコツです。

中古市場活用術のポイント

中古市場	検索/交渉のコツ
フリマアプリ（メルカリ等）	「古酒」「終売 バーボン」など、少しズラしたキーワードで検索。液面と出品者の評価を必ずチェック。
リサイクルショップ	お酒コーナー以外（贈答品コーナーなど）もチェック。液面低下などを理由に丁寧に価格交渉を試みる。

【まとめ】アーリータイムズ イエローの伝説は永遠に

この記事では、多くのウイスキーファンに愛されながら終売を迎えた「アーリータイムズ イエロー」について、その具体的な終売理由から、現在の入手状況、そして代替品に至るまで、深く掘り下げて解説してきました。

イエローラベルが姿を消した理由は、「世界的な原酒不足とコスト上昇によるブランド戦略の見直し」と、「日本の輸入代理店であるサントリーとの契約終了」という、二つの大きな波が重なった結果だと理解できます。
特に日本市場においては、サントリーの自社ブランド集中戦略が、終売に大きく影響したと言えるでしょう。

現在、イエローラベルの価格は高騰しており、気軽に手を出せる価格ではなくなってしまいましたが、その「軽快で飲みやすいバーボン」という立ち位置は、日本のハイボール文化に多大な貢献をしました。その功績は、これからウイスキーを楽しむ人々にも語り継がれていくべき、バーボン界の伝説です。

もし、イエローラベルの味が恋しくなったら、オールド・クロウやジム・ビームといったハイボールに適した代替品を試したり、あるいは中古市場を根気強く探し回るという楽しみ方もあります。
終売は寂しいですが、イエローラベルが教えてくれた「バーボンの楽しさ」は永遠に心の中に残ります。
この記事が、あなたのバーボンライフをより豊かにする一助となれば幸いです。モモストアは、これからもあなたの酒探しの旅を応援します！